JP5160133B2 - キャップシール、及びキャップシール包装体 - Google Patents

キャップシール、及びキャップシール包装体 Download PDF

Info

Publication number
JP5160133B2
JP5160133B2 JP2007103521A JP2007103521A JP5160133B2 JP 5160133 B2 JP5160133 B2 JP 5160133B2 JP 2007103521 A JP2007103521 A JP 2007103521A JP 2007103521 A JP2007103521 A JP 2007103521A JP 5160133 B2 JP5160133 B2 JP 5160133B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
perforation
cap seal
cap
vertical
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007103521A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008260547A5 (ja
JP2008260547A (ja
Inventor
美紹 岡崎
昌也 結城
清夫 細谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Seal International Inc
Riken Vitamin Co Ltd
Original Assignee
Fuji Seal International Inc
Riken Vitamin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Seal International Inc, Riken Vitamin Co Ltd filed Critical Fuji Seal International Inc
Priority to JP2007103521A priority Critical patent/JP5160133B2/ja
Publication of JP2008260547A publication Critical patent/JP2008260547A/ja
Publication of JP2008260547A5 publication Critical patent/JP2008260547A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5160133B2 publication Critical patent/JP5160133B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は、容器のキャップ部分に装着されるキャップシール、及びこれが装着されたキャップシール包装体に関する。
調味料・飲料・食品・医薬品・化粧品などが収納された商品容器のキャップ部分にキャップシールを装着することが広く行われている。例えば、ドレッシング容器のキャップを保護するため、キャップシールが装着されている。
一般に、キャップシールは、熱収縮性フィルムを筒状に形成した筒状フィルムを備えている。具体的には、該筒状フィルムは、容器に装着した際、容器のキャップの外周面と容器の首部に跨って熱収縮装着される筒状の胴部と、胴部の上方が内側に折り曲がり且つキャップの上面周縁部に係止される折曲げ部と、を有する。
さらに、キャップシールを開封するため、キャップシールの折曲げ部の上縁から胴部にかけて縦方向に2条の縦ミシン目が形成され、更に、キャップシールの胴部には、縦ミシン目の下端部に連設され且つ周方向に平行な横ミシン目が周設されている。
かかるキャップシールは、その胴部がキャップの周側面と容器の首部に跨り且つ横ミシン目がキャップの下端縁の下方に位置するように、容器に熱収縮装着される。
装着後のキャップシールは、2条の縦ミシン目間の上縁を指で摘み、横ミシン目に至るまで、縦ミシン目に沿って縦方向帯状に切り取った後、更に、横ミシン目に沿って切り取ることによって開封除去される(以下、この手順で開封することを、「正規開封」という場合がある)。
しかしながら、キャップシールは、横ミシン目が周方向に平行に周設されているので、装着されたキャップシールの胴部を強く持って、キャップの回転方向に勢いよく回転させると、横ミシン目に沿ってキャップシールが切り取られる(以下、縦ミシン目を利用せず、キャップシールの胴部を持って回転させて横ミシン目に沿って切り取ることを「不正開封」という場合がある)。切断後、元の位置にキャップシールを戻せば、非常に注視しなければ、切断の有無を確認できず、この行為をする悪意者も見受けられる。
かかる問題点に鑑みて、周方向の破断切込(上記横ミシン目に相当)を、端部が段違いになるように形成した悪戯防止用キャップシールが提案されている(特許文献1を参照)。
この悪戯防止用キャップシールは、不正開封した場合、そのことが外見上で判別できる点に於いては優れている。
しかしながら、横ミシン目の端部が段違いに形成されているので、正規開封する場合、キャプシールを周方向に(つまり横ミシン目に沿って)切り取り難いという問題点がある。また、横ミシン目を利用して切り取っても、横ミシン目は段違いに形成されているが故に、切断縁が段状となる。このため、商品の使用時の外観を損ね、又、切断縁にゴミなどが付着し易くなる。
実公平5−32447号公報
そこで、本発明は、不正開封したことが外見上で判別でき、又、正規開封した際には、切断縁が美麗となるキャップシール及び該キャップシール包装体を提供することを課題とする。
上記問題点に鑑みて、本発明は、熱収縮性の筒状フィルムの上縁から縦方向に形成された少なくとも2条の縦ミシン目と、筒状フィルムの周方向に対して平行に延び、且つ筒状フィルムの周囲全体に周設された横ミシン目と、を有するキャップシールであって、2条の縦ミシン目の間における筒状フィルムの上縁に、摘み片部が延設されており、筒状フィルムの周方向に延びる切込み部が、横ミシン目を基準にしてその上方領域における2条の縦ミシン目の間に形成されているキャップシールに係る。
上記キャップシールは、摘み片部と、縦ミシン目と、筒状フィルムの周囲全体に亘って周方向に対して平行な横ミシン目が周設されているので、摘み片部を摘んで縦ミシン目に沿って筒状フィルムを切り取った後、横ミシン目に沿って筒状フィルムを切り取ることにより、切断縁が直線状となる。従って、キャップシールを正規開封した際、横ミシン目に沿ってキャップシールを容易に且つ美麗に切り取ることができる。
一方、不正開封した際には、該縦ミシン目間に形成された切込み部に於いて切り取られる。従って、不正開封した際には、切断縁は、周方向全体に亘る直線状とならずに、縦ミシン目間に於いて、切断縁の一部が段状となる。このように切断縁が段状となると、キャップシールを元に戻しても、切断縁が一致せず、外見上、不正開封の有無を判別することができる。
また、上記キャップシールは、切込み部が横ミシン目を基準にしてその上方領域に設けられている。
一般に、横ミシン目が形成されたキャップシールは、横ミシン目が容器の首部とキャップの下端縁の間に位置するようにして熱収縮装着される。不正開封時、上方領域をキャップと共に回転させると、上方領域には、周方向に捩れる力が大きく作用する。このため、切込み部が上方領域に形成されていることにより、不正開封時、切込み部に於いて確実に切り取られる。
また、本発明は、熱収縮性の筒状フィルムの上縁から縦方向に形成された少なくとも2条の縦ミシン目と、筒状フィルムの周方向に対して平行に形成されており、一端部が一方の縦ミシン目の中途部に連設され且つ他端部が他方の縦ミシン目の中途部に連設された横ミシン目と、を有するキャップシールであって、2条の縦ミシン目の間における筒状フィルムの上縁に、摘み片部が延設されており、筒状フィルムの周方向に延びる切込み部が、横ミシン目と段違いになって2条の縦ミシン目の下端部間に形成されているキャップシールに係る。
このキャップシールは、摘み片部と、縦ミシン目と、筒状フィルムの周方向に形成され、一端部が一方の縦ミシン目の中途部に連設され且つ他端部が他方の縦ミシン目の中途部に連設された横ミシン目と、が形成されているので、摘み片部を摘んで縦ミシン目に沿って筒状フィルムを切り取った後、横ミシン目に沿ってキャップシールを容易に切り取ることができる。
一方、不正開封した際には、2条の縦ミシン目の下端部間に形成された切込み部に於いて切り取られる。従って、不正開封した際には、切断縁は、周方向全体に亘る直線状とならずに、縦ミシン目間に於いて一部段状となる。このように切断縁が段状となると、開封後のキャップシールを元に戻しても、切断縁が一致せず、外見上、不正開封の有無を判別することができる。
また、本発明の好ましい態様では、上記切込み部が、ミシン目である上記キャップシールに係る。
さらに、本発明は、上記何れかのキャップシールが、注出口の形成された首部と注出口を塞ぎ且つ首部に対して回転可能に取り付けられたキャップとを有する容器に熱収縮装着されており、キャップシールの横ミシン目が、容器の首部とキャップの下縁の間に位置して装着されているキャップシール包装体を提供する。
かかるキャップシール包装体は、不正開封時、キャップシールの切断縁が段状となるので、キャップシールを不正開封したことが外見上で判別できる。一方、該包装体は、正規開封時、キャップシールを横ミシン目に沿って切り取り易く、又、切断縁も美麗となる。
本発明に係るキャップシール及びキャップシール包装体は、不正開封したことが外見上で判別できる。また、正規開封の際には、横ミシン目に沿って切り取り易く、又、その切断縁は美麗なものとなる。
以下、本発明について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
(第1実施形態)
本実施形態は、切込み部が縦ミシン目の間に形成されているキャップシールに係る。
図1及び図2に於いて、1は、熱収縮性フィルムを筒状に成形した筒状フィルム2を備えるキャップシールを示す。
筒状フィルム2は、熱収縮性フィルムの両側端部を重ね合わせて筒状にし、この重ね合わせ部分が溶剤又は接着剤などを用いて接着されている。
筒状フィルム2の形成に用いる熱収縮性フィルムとしては、特に限定されず、例えば、ポリスチレンなどのスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリ乳酸などのポリエステル系樹脂、ポリプロピレン、環状オレフィンなどのオレフィン系樹脂、ポリカーボネート、塩化ビニル系樹脂などの熱可塑性樹脂からから選ばれる1種単独、又は2種以上の混合物などを含むフィルムを用いることができる。また、該フィルムとしては、熱収縮性を有する2種以上のフィルムが積層された積層フィルムや、金属蒸着層などの非熱収縮層が熱収縮性を有するフィルムに積層された積層フィルムでもよい。フィルムは公知の製法で製膜し延伸処理することにより熱収縮性を付与できる。延伸処理は、通常、70〜110℃程度の温度で、幅方向(TD方向)に2.0〜8.0倍、好ましくは3.0〜7.0倍程度延伸することにより行われる。さらに、長手方向(MD方向)にも、例えば1.5倍以下の低倍率で延伸処理を行ってもよい。得られたフィルムは、一軸延伸フィルム又は主延伸方向と直交する方向に若干延伸された二軸延伸フィルムとなる。筒状フィルム2は、熱収縮性フィルムの主たる延伸方向を周方向にして筒状に形成されている。
熱収縮性フィルムの厚みは、特に限定されないが、例えば20〜80μm、更に、20〜60μm程度のものを用いることができる。
熱収縮性フィルムの熱収縮率としては、熱収縮により容器に密着可能な程度であれば特に限定されないが、通常、幅方向に於ける熱収縮率(90℃温水中に10秒間浸漬)は約40%以上、好ましくは約50%以上のものが例示される。また、フィルムは長手方向に若干熱収縮してもよく、かかる長手方向に於ける熱収縮率(90℃温水中に10秒間浸漬)は、約−3〜15%程度のものが例示される。
但し、熱収縮率(%)=[{(幅方向(又は長手方向)の元の長さ)−(幅方向(又は長手方向)の浸漬後の長さ)}/(幅方向(又は長手方向)の元の長さ)]×100。
上記筒状フィルム2は、容器のキャップの外周面と容器の首部外面に跨って熱収縮装着される筒状の胴部21を有する。この胴部21の上方部は、熱収縮時に容器のキャップ側に折れ曲がり、該キャップの上面周縁部に係止される折曲げ部22を構成する。この筒状フィルム2は、所定温度(例えば80〜100℃のスチーム)で少なくとも周方向に熱収縮する。
また、筒状フィルム2には、摘み片部23が形成されている。この摘み片部23は、筒状フィルム2の上縁から延設されている。この摘み片部23の両基部を始点として、縦方向に平行に延びる2条の縦ミシン目3,3が筒状フィルム2の上縁から胴部21の中途にまで形成されている。2条の縦ミシン目3,3の形成間隔(横間隔)は特に限定されず、キャップシール1の大きさに応じて適宜設定できるが、通常、5mm〜30mm程度の範囲に形成される。なお、縦ミシン目3は、3条以上形成してもよい。
この縦ミシン目3は、筒状フィルム2の胴部21に周設された横ミシン目4に連設されている。横ミシン目4は、筒状フィルム2の周方向に対して平行に延び、胴部21の周囲全体に輪状に周設されている。横ミシン目4の形成位置(高さ位置)は、キャップシール1を容器に装着した際に、容器の首部とキャップの下縁の間に横ミシン目4が対応するように形成されている。従って、横ミシン目4の形成位置は、容器の種類に応じて適宜設定されるが、通常、横ミシン目4は、胴部21の下方部に形成される。なお、縦ミシン目3の下端部は、横ミシン目4に連設されており、該縦ミシン目3は、横ミシン目4の下方に於ける筒状フィルム2の領域には設けられていない。
ここで、ミシン目とは、ミシン針の縫い跡の如く、フィルムの表裏面に貫通する貫通孔と非貫通部が交互に形成されたものを言う。該貫通孔は、正面視針穴状(円形孔又は楕円形孔)、正面視細長い直線状などに形成される。
上記縦ミシン目3及び横ミシン目4の貫通孔31,41の長さ(針穴状の場合には直径)と非貫通部32,42の長さ(隣合う貫通孔間の距離)は、特に限定されず、適宜に設定できる。キャップシール1は、周方向に大きく熱収縮するため、縦方向に直線状に延びる貫通孔が熱収縮時に大きく拡がることを防止する観点から、該貫通孔は短く形成されていることが好ましい。従って、縦ミシン目3の貫通孔31の長さは、例えば、0.5mm〜1mm程度が好ましく、縦ミシン目3の非貫通部32の長さは、0.5mm〜2.5mm程度が好ましい。一方、横ミシン目4は、周方向に平行に形成されるため、その貫通孔41が熱収縮時に大きく拡がる問題は生じないが、横ミシン目4に沿って良好に切り取ること、及び横ミシン目4に於いて不用意に破断することを防止することから、横ミシン目4の貫通孔41の長さは、0.5mm〜2mm程度が好ましく、横ミシン目4の非貫通部42の長さは、0.5mm〜2.5mm程度が好ましい。
また、筒状フィルム2には、切込み部5が形成されている。切込み部5は、横ミシン目と段違いの位置(横ミシン目4の上方位置)であって、2条の縦ミシン目3,3の間に形成されている。
具体的には、切込み部5は、フィルムの表裏面に貫通する正面視直線状の貫通孔からなる。切込み部5の両端部と両縦ミシン目3,3の間には、非貫通部52を有する。従って、切込み部5の両端部は、非貫通部52を介して、両縦ミシン目3,3に連設されている。非貫通部52の長さ(切込み部5の端部から縦ミシン目3までの距離)は、概ね1mm〜2mm程度に形成することが好ましい。なぜなら、この非貫通部52の長さが余りに短いと、縦ミシン目3に沿って帯状に切り取る際に、切込み部5にて分断され、横ミシン目4に至る前に途切れる虞があるからである。一方、この非貫通部52が余りに長いと、不正開封時に、切込み部5にて切り取られず、横ミシン目4全体が切れて直線状の切断縁が生じるからである。
なお、切込み部5の長さは、縦ミシン目3,3間の長さから両非貫通部52の長さを減算した長さとなる。
この切込み部5は、横ミシン目4を基準にして、横ミシン目4の上方に於ける筒状フィルム2の領域に設けられている(以下、横ミシン目4の上方に於ける筒状フィルム2の領域を「上方領域」といい、横ミシン目4の下方に於ける筒状フィルム2の領域を「下方領域」という)。
切込み部5の横ミシン目4に対する形成位置(高さ位置)は、特に限定されない。もっとも、切込み部5が、余りに横ミシン目4から離れすぎていると、不正開封時に、切込み部5にて筒状フィルム2が切り取られない虞があることから、切込み部5は、切込み部5と横ミシン目4の間隔Wが8mm以内、好ましくは6mm以内の位置に形成するのがよい。一方、切込み部5が、余りに横ミシン目4に近づいて形成されていると、不正開封を外見上判別するために切込み部5を設けた効果を発揮しなくなることから、切込み部5は、同間隔Wが1mm以上、好ましくは3mm以上の位置に形成するのがよい。
また、切込み部5は、筒状フィルム2の周方向に平行に形成されていることが好ましい。なぜなら、切込み部5は、比較的長い直線状の貫通孔であるため、切込み部5が周方向に対して正面視傾斜状に形成されていると、キャップシール1を熱収縮装着した際、切込み部5の周縁が収縮して、切込み部5が周方向に大きく拡がる虞があるからである。なお、切込み部5は、厳密に周方向に平行でなくても、若干傾斜して形成されていてもよい。なぜなら、若干傾斜している程度であれば、熱収縮時に切込み部5が大きく拡がらないからである。また、後述するように、この切込み部5が、ミシン目で構成されている場合には、キャップシール1を熱収縮装着した際、切込み部5が大きく拡がる程度も小さくなるため、ミシン目からなる切込み部5は、比較的大きな角度を持って傾斜状に形成されていてもよい。
上記キャップシール1は、図3に示すように、容器10に熱収縮装着して使用される。
装着される容器10は、収納物を収納する容器本体11と、容器本体11の注出口に封緘されたキャップ12を備える。容器本体11は、自立可能な胴部13と、上端に注出口が形成された首部14と、注出口に開閉自在に装着されたスクリューキャップ12とを有する。スクリューキャップ12の内周面には、首部14の外周面に形成されたネジ部に螺合するネジ部が形成されている(何れも図示せず)。該ネジ作用によってスクリューキャップ12は、首部14に装着されている。スクリューキャップ12は、容器本体11の軸L回りの一方向X(反時計回り又は時計回り)に回転させることにより、首部14から外れて開栓し(この一方向を「開栓回転方向」という)、他方向Y(一方向と反対回り)に回転させることによって、首部14に螺着される。
容器10は、スクリューキャップ12を外すことによって、注出口から収納物を取り出す形式のものでもよいし、(スクリューキャップ12自体を外さず)スクリューキャップ12に設けられた開閉蓋(図示せず)を開けることによって、注出口から収納物を取り出す形式のものでもよい。
容器10に収納される収納物は特に限定されず、例えば、ドレッシングなどの調味料、飲料、食品、医薬品、化粧品などが挙げられる。
本発明のキャップシール1は、上記容器10のスクリューキャップ12の上方から被せ、所定温度に加熱することによって熱収縮装着される。加熱されたキャップシール1は、筒状フィルム2の上方部(折曲げ部22)が内側へ折れ曲がり、スクリューキャップ12の上面周縁部に密着すると共に、筒状フィルム2の胴部21が、キャップ12の外周面及び首部14に密着する。
得られたキャプシール包装体15は、図3に示すように、キャップシール1の横ミシン目4が容器10の首部14とキャップ12の下縁の間に位置する。従って、筒状フィルム2の上方領域は、キャップ12の外周面に密着し、筒状フィルム2の下方領域は、容器10の首部14の外周面に密着する。
ところで、上記装着後のキャップシール1は、その下方領域が容器首部14に強く密着しているが、後述するように不正開封時、キャップシール1の胴部21を強く持ってキャップ12の開栓回転方向に回した際、横ミシン目4で切断されず、キャップシール1全体がキャップ12と共に回転する場合がある。このような事態が生じると、不正開封の有無を判別できないので、キャップシール1(筒状フィルム2)の下方領域が、容器10に対して確実に回転しないような手段が施されていることが好ましい。該手段としては、特に図示しないが、キャップシール1の下方領域と容器10の首部14に跨って、粘着ラベル(タックラベル)を貼付することが挙げられる。その他の手段として、特に図示しないが、筒状フィルム2の下方領域の内面の一部又は全体に、感熱性接着剤などの接着剤を塗工し、キャップシール1の下方領域を容器の首部14に接着してもよい。また、筒状フィルム2の胴部21を容器10の底面部に至る長さに形成し、筒状フィルム2の下方領域が、容器10の首部14から容器10の底面部周囲にまで装着されている態様(フルシュリンク態様)でもよい。
なお、図3に於いて、キャップシールにて覆われた容器の上方部は、キャップシールで隠れているため、通常、破線で表されるべきところ、ミシン目を表す破線と区別するため、この隠れた部分を含め容器全体を二点鎖線で表している(以下、容器が表された各図について同様)。
かかるキャップシール包装体15は、摘み片部23を摘んで縦ミシン目3に沿ってキャップシール1の一部分を横ミシン目4に至るまで帯状に切り取る(図4(a)参照)。その後、横ミシン目4に沿って周方向に切り取ることにより、上方領域が取り除かれ、キャップシール1を開封することができる。かかる正規開封によれば、周方向に周設された横ミシン目4に沿って切り取られるので、その切断縁は、周方向に亘って直線状になる。従って、切断縁にゴミなどが付着し難く、商品の使用時に於ける外観も損なわれない。
一方、縦ミシン目3に沿って切り取らず、キャップシール1の胴部21を強く持ってスクリューキャップ12の開栓回転方向Xに回すと、スクリューキャップ12と共に上方領域が回り、該上方領域及び横ミシン目4に、周方向に捩れる力が大きく作用する。このように上方領域が捩れると、該縦ミシン目3,3間に於ける横ミシン目4は切断されず、縦ミシン目3,3の間に形成された切込み部5に於いて切断される(図4(b)参照)。
従って、不正開封した際には、切断縁は、周方向に亘って直線状にならずに、縦ミシン目3,3間に於いて上方へ突出した段状になる。このように切断縁が段状に形成されると、切断後のキャップシール1を元に戻しても、切断縁が一致せず、外見上、不正開封の有無を判別することができる。
なお、本実施形態に於いて、切込み部5は、1本の貫通孔からなるが、切込み部5として、ミシン目(貫通孔と非貫通部が交互に形成されたもの)を用いることもできる。このミシン目の貫通孔は、直線状、針穴状などに形成できる。
(第2実施形態)
本実施形態は、補助縦ミシン目と補助縦ミシン目に連設された切込み部とが形成されているキャップシールに係る。
以下、上記実施形態と異なる構成について説明し、上記実施形態と同様の構成については説明を省略し、用語及び図番を援用することがある。
図5に於いて、筒状フィルム2には、第1実施形態と同様に、2条の縦ミシン目3と、周方向に対して平行に延び、且つ胴部21の周囲全体に輪状に周設された横ミシン目4と、が形成されている。
さらに、筒状フィルム2には、横ミシン目4に連設され、且つ縦方向に延びて形成された補助縦ミシン目61と、該補助縦ミシン目61の端部に連設され、且つ周方向に延びる切込み部6と、が形成されている。
具体的には、補助縦ミシン目61は、筒状フィルム2の上方領域に延び、補助縦ミシン目61の下端部は、横ミシン目4に連設されている。該補助縦ミシン目61は、縦ミシン目3を挟んで、その両側にそれぞれ形成されている。なお、補助縦ミシン目61の貫通孔は、横ミシン目4の貫通孔41に繋がって形成されておらず、補助縦ミシン目61は、非貫通部を介して、横ミシン目4に連設されていることが好ましい。
補助縦ミシン目61の上下長さは、特に限定されないが、概ね、5mm〜20mm程度に形成することが好ましい。また、補助縦ミシン目61の貫通孔と非貫通孔は、縦ミシン目3で例示したものと同様に形成することが好ましい。
両補助縦ミシン目61の上端部に、切込み部6の一端部がそれぞれ連設され、該切込み部6は、横ミシン目と段違いの位置であって、筒状フィルム2の周方向に延びている。なお、補助縦ミシン目61の貫通孔は、切込み部6の貫通孔に繋がって形成されておらず、補助縦ミシン目61は、非貫通部を介して、切込み部6に連設されていることが好ましい。
両切込み部6,6の他端部は、縦ミシン目3の近くに位置している。なお、切込み部6の他端部は、縦ミシン目3と連設されていてもよい。従って、補助縦ミシン目61及び切込み部6は、縦ミシン目3を挟んで、左右対称的に設けられている。
この切込み部6は、ミシン目で構成されている。この切込み部6(ミシン目)の貫通孔と非貫通部の長さは、横ミシン目4で例示した寸法に形成することが好ましい。もっとも、切込み部6は、上記第1実施形態で示したような、1本の直線状の貫通孔でもよい。
切込み部6は、筒状フィルム2の周方向に対して平行に形成されていてもよいし、周方向に対して非平行でもよい(周方向に対して傾斜)。要は、切込み部6は、周方向に延びるように形成されていればよい。もっとも、熱収縮時に切込み部6の貫通孔が大きく拡がることを防止する観点から、切込み部6は、周方向に平行に形成されていることが好ましい。
本実施形態のキャップシール1も第1実施形態と同様にして、容器に熱収縮装着され、得られたキャプシール包装体15は、キャップシール1の横ミシン目4が容器10の首部14とキャップ12の下縁の間に位置する。
本実施形態のキャップシール包装体15も、摘み片部23を摘んで縦ミシン目3に沿って切り取り、横ミシン目4に沿って周方向に切り取ることによって、正規開封できる。
一方、縦ミシン目3に沿って切り取らず、キャップシール1の胴部21を強く持ってスクリューキャップ12の開栓回転方向に回すと、スクリューキャップ12と共に上方領域が回り、該上方領域及び横ミシン目4に、周方向に捩れる力が大きく作用する。このように上方領域が捩れると、横ミシン目4の一部分から補助縦ミシン目61に沿って亀裂が入り、これに連設された切込み部6に於いて切り取られる(図6参照)。
従って、不正開封した際には、切断縁は、周方向に亘って直線状にならずに、補助縦ミシン目61及び切込み部6が形成された部分に於いて上方へ突出した段状となる。このように切断縁が段状に形成されると、キャップシールを元に戻しても、切断縁が一致せず、外見上、不正開封の有無を判別することができる。
なお、本実施形態に於いて、補助縦ミシン目61及び切込み部6は、縦ミシン目3を挟んで左右一対設けられているが、何れか一方だけでもよい。なお、補助縦ミシン目61及び切込み部6を何れか一方のみ設ける場合には、図7(a)に示すように、補助縦ミシン目61と切込み部6の連設点がスクリューキャップの開栓回転方向Xの先側に位置し、切込み部6が、補助縦ミシン目61からキャップの開栓回転方向Xと反対方向に延びて形成される。なぜなら、不正開封時、キャップシール1を持ってスクリューキャップを開栓回転方向Xに回した際に、補助縦ミシン目61から切込み部6にかけて亀裂が入るようにするためである。
ただし、上記のように、補助縦ミシン目61及び切込み部6が、左右一対設けられている場合には、スクリューキャップの開栓回転方向Xが、時計回り又は反時計回りの何れの方向であっても、不正開封時、切込み部6に於いて確実に切り取られるので好ましい態様である。
また、図7(b)に示すように、切込み部6が、補助縦ミシン目61に交差する(横切る)ように形成されていてもよい。かかる変形例の場合も、スクリューキャップの開栓回転方向が時計回り又は反時計回りの何れの方向であっても、不正開封時、切込み部6に於いて確実に切り取られるので好ましい態様である。
また、本実施形態に於いて、補助縦ミシン目61及び切込み部6は、上方領域に設けられているが、下方領域に形成してもよい。もっとも、補助縦ミシン目61及び切込み部6は、上方領域に少なくとも設けられていることが好ましい。なぜなら、筒状フィルム2の下方領域は、キャップシール1の熱収縮装着時、容器の首部の外周面に密着する領域である。そして、不正開封時、上方領域をキャップと共に回転させると、上方領域には、周方向に捩れる力が作用するが、下方領域には、捩れる力が作用し難い。このため、補助縦ミシン目61及び切込み部6が、下方領域にのみ形成されている場合は、不正開封時、必ずしも切込み部6に沿って切り取られるとは限らないからである。
(第3実施形態)
本実施形態は、横ミシン目に対して傾斜した切込み部が、該横ミシン目に連設されているキャップシールに係る。
以下、上記実施形態と異なる構成について説明し、上記実施形態と同様の構成については説明を省略し、用語及び図番を援用することがある。
図8に示すように、筒状フィルム2には、第1実施形態と同様に、2条の縦ミシン目3と、周方向に対して平行に延び、且つ胴部21の周囲全体に輪状に周設された横ミシン目4と、が形成されている。
さらに、筒状フィルム2には、横ミシン目4に対して傾斜状に延びる切込み部7が形成されている。この切込み部7は、縦ミシン目3を挟んで、左右対称的に一対設けられている。
具体的には、切込み部7の一端部は、横ミシン目4に連設されている。該切込み部7は、横ミシン目4に対して傾斜状に延び、切込み部7の他端部は、縦ミシン目3に連設されている。なお、切込み部7の貫通孔は、横ミシン目4の貫通孔41に繋がって形成されておらず、切込み部7は、非貫通部を介して、横ミシン目4に連設されていることが好ましい。また、切込み部7の他端部は、必ずしも縦ミシン目3に連設されていなくてもよい。
切込み部7の横ミシン目4に対する傾斜角θは特に限定されないが、好ましくは、40度以下、より好ましくは30度以下に形成される。不正開封時に、切込み部7に於いて確実に切り取られるようにするためである。
また、切込み部7は、ミシン目で構成されていることが好ましい。なぜなら、熱収縮時に切込み部7の貫通孔が大きく拡がることを防止できるからである。
また、切込み部7は、横ミシン目4に対して傾斜状に形成されていれば、必ずしも直線状でなくてもよく、湾曲状に形成されていてもよい。さらに、切込み部7は、横ミシン目4に連設された一端部に於いて、横ミシン目4に対して傾斜状に形成されていれば良いので、例えば、切込み部7の他端部が、周方向に平行に形成されていている部分を有していてもよい。
ミシン目からなる切込み部7の貫通孔の長さと非貫通孔の長さは、特に限定されないが、不正開封時に、切込み部7の長さと同程度またはそれ以上に切り取られるようにするため、切込み部7の貫通孔の長さが非貫通部の長さよりも大きいことが好ましい。例えば、切込み部7の貫通孔の長さ/切込み部7の非貫通部の長さ(長さ比)は、1〜3程度とするのが好ましい。具体的な寸法では、切込み部7の貫通孔の長さは、0.7mm〜3mm程度に形成され、切込み部7の非貫通部の長さは、0.5mm〜1mm程度に形成される。
切込み部7の貫通孔の長さ/横ミシン目4の貫通孔41の長さ(長さ比)は、0.3〜3程度が好ましい。また、切込み部7の非貫通部の長さ/横ミシン目4の非貫通部42の長さ(長さ比)は、0.5〜2程度が好ましい。
本実施形態のキャップシール1も第1実施形態と同様にして、容器に熱収縮装着して使用され、得られたキャプシール包装体15は、キャップシール1の横ミシン目4が容器10の首部14とキャップ12の下縁の間に位置する。
本実施形態のキャップシール包装体15も、摘み片部23を摘んで縦ミシン目3に沿って切り取り、横ミシン目4に沿って周方向に切り取ることによって、正規開封できる。
一方、縦ミシン目3に沿って切り取らず、キャップシール1の胴部21を強く持ってスクリューキャップ12の開栓回転方向Xに回すと、スクリューキャップ12と共に上方領域が回り、該上方領域及び横ミシン目4に、周方向に捩れる力が大きく作用する。このように上方領域が捩れると、横ミシン目4の一部分から傾斜状の切込み部7に沿って亀裂が入り、該切込み部7に於いて切り取られる(図9参照)。
従って、不正開封した際には、切断縁は、周方向に亘って直線状にならずに、切込み部7が形成された部分に於いて上方へ突出した段状となる。このように切断縁が段状に形成されると、キャップシールを元に戻しても、切断縁が一致せず、外見上、不正開封の有無を判別することができる。
なお、本実施形態に於いて、切込み部7は、縦ミシン目3を挟んで左右一対設けられているが、何れか一方だけでもよい。切込み部7を、何れか一方のみ設ける場合には、切込み部7と横ミシン目4の連設点がキャップの開栓回転方向の先側に位置し、切込み部7が、キャップ12の開栓回転方向Xと反対方向に延びて形成される。なぜなら、上記第2実施形態の変形例と同様に、不正開封時、切込み部7に於いて確実に切り取られるようにするためである。
ただし、切込み部7が、左右一対設けられている場合には、スクリューキャップの開栓回転方向が、時計回り又は反時計回りの何れの方向であっても、不正開封時、切込み部7に於いて切り取られるので好ましい態様である。
また、本実施形態に於いて、切込み部7は、上方領域に設けられているが、下方領域に形成してもよい。もっとも、筒状フィルム2の下方領域は、不正開封時、捩れる力が作用し難いため、必ずしも切込み部7に沿って切り取られると限らない。このようなことから、より確実に本発明の効果を得るため、切込み部7は、少なくとも上方領域に設けられていることが好ましい。
(第4実施形態)
本実施形態は、縦ミシン目の中途部に横ミシン目の両端部が連設され、縦ミシン目の下端部間に切込み部が形成されているキャップシールに係る。
以下、上記実施形態と異なる構成について説明し、上記実施形態と同様の構成については説明を省略し、用語及び図番を援用することがある。
図10に於いて、筒状フィルム2には、2条の縦ミシン目3,3が形成されている。この縦ミシン目3,3の構成は、上記第1実施形態と同様である。
この縦ミシン目3,3の中途部(縦ミシン目3の下端部寄りの一部分)に、筒状フィルム2の周方向に平行に延びる横ミシン目4が連設されている。
本実施形態の横ミシン目4は、縦ミシン目3,3の間には形成されていない。具体的には、横ミシン目4の一端部は、一方の縦ミシン目3の中途部に連設され、該横ミシン目4は、筒状フィルムの周方向に平行に延び、横ミシン目4の他端部は、他方の縦ミシン目3の中途部に連設されている。
横ミシン目4の貫通孔41及び非貫通部42の構成は、上記第1実施形態と同様である。
さらに、2条の縦ミシン目3,3の下端部の間には、横ミシン目と段違いの位置に、切込み部8が形成されている。この切込み部8は、1本の直線状の貫通孔から構成されている。切込み部8は、切込み部8と横ミシン目4の間隔Zが8mm以内、好ましくは6mm以内の位置に形成するのがよい。一方、切込み部8が、余りに横ミシン目4に近づいて形成されていると、不正開封を外見上判別するために切込み部8を設けた効果を発揮しなくなることから、切込み部8は、同間隔Zが1mm以上、好ましくは3mm以上の位置に形成するのがよい。
この切込み部8の両端部は、縦ミシン目3の貫通孔31に連続している。ただし、切込み部8の両端部と縦ミシン目3の間に、非貫通部が形成されていてもよい。すなわち、切込み部8の両端部が、第1実施形態と同様に、非貫通部を介して、縦ミシン目3,3に連設されていてもよい。また、本実施形態に於いて、切込み部8は、ミシン目で構成されていてもよい。
本実施形態のキャップシール1も第1実施形態と同様にして、容器に熱収縮装着して使用され、得られたキャプシール包装体15は、キャップシール1の横ミシン目4が容器10の首部14とキャップ12の下縁の間に位置する。
本実施形態のキャップシール包装体15も、摘み片部23を摘んで縦ミシン目3に沿って切り取り、横ミシン目4に沿って周方向に切り取ることによって、正規開封できる。
一方、縦ミシン目3に沿って切り取らず、キャップシール1の胴部21を強く持ってスクリューキャップ12の開栓回転方向Xに回すと、切断縁は、周方向に亘って直線状にならずに、切込み部8に於いて下方へ突出した段状となる(図11参照)。このように切断縁が段状に形成されると、キャップシールを元に戻しても、切断縁が一致せず、外見上、不正開封の有無を判別することができる。
(他の実施形態)
次に、上記各実施形態のキャップシール1に共通する変形例を示す。
上記各実施形態では、縦ミシン目3が、筒状フィルム2の胴部21の中途部にまで形成された態様を例示したが、縦ミシン目3は、胴部21の下端縁にまで形成されていてもよい。つまり、縦ミシン目3は、筒状フィルム2の上端縁から下端縁にかけて形成されていてもよい。
上記各実施形態では、キャップシール1は、筒状フィルム2を、容器のキャップに被せ、これを熱収縮させることによって、折曲げ部22が形成されるものを例示したが、筒状フィルム2を予備成形して、胴部21の上方に内側へ折れ曲がった折曲げ部22が予め形成されていてもよい。
また、上記各実施形態では、キャップシール1の構成部材は、筒状フィルム2のみであるが、特に図示しないが、キャップシール1は、天板を有していてもよい。具体的には、筒状フィルム2を予備成形して、予め胴部の上方に内側へ折れ曲がった折曲げ部22が形成され、且つこの折曲げ部の内側に天板が具備されている天板付きのキャップシール1でもよい。
天板は、容器のキャップの上面形状に適合する所定形状(例えば上面視円状など)に形成されており、例えば厚み50〜500μm、好ましくは厚み100〜200μm程度の平板シート(合成樹脂シートなど)から構成される。
また、上記各実施形態では、筒状フィルム2に摘み片部23が延設されているが、摘み片部23が形成されていないキャップシール1でもよい。
また、上記各実施形態では、キャップシール1は、スクリューキャップ12を有する容器に装着される場合を例示したが、キャップシール1は、かかる容器に装着される場合に限定されない。例えば、キャップシール1は、容器の首部の上方から押し込むことによって嵌着されるキャップを有する容器に装着してもよい。かかるキャップは、ネジ作用によって容器に取り付けられるものではないが、該キャップを持って容器の軸周り(首部の周方向)に捩ることによって、キャップは、首部に対して回動可能(一方向及び他方向の何れの方向にも回転可能)である。従って、かかるキャップを有する容器にキャップシール1が装着された場合も同様に、キャップシール1の不正開封が行われ得るため、本発明のキャップシールを適用することによって、不正開封の有無を外見上で判別できる。
(a)は、第1実施形態に係るキャップシールを示す正面図、(b)は、同背面図。 (a)は、図1(a)の丸囲いA部拡大図、(b)は、図2(a)のB−B線縦断面図。 第1実施形態に係るキャップシールを容器に装着したキャップシール包装体を示す参考正面図。但し、容器を二点鎖線で示す(以下、他の図についても同様)。 (a)は、同キャップシール包装体のキャップシールを正規開封した際の参考正面図、(b)は、同キャップシールを不正開封した際の参考正面図。 (a)は、第2実施形態に係るキャップシールを示す正面図、(b)は、同背面図。 第2実施形態に係るキャップシールを容器に装着したキャップシール包装体を不正開封した際の参考正面図。 (a)、(b)ともに、第2実施形態のキャップシールの変形例を示す正面図。 (a)は、第3実施形態に係るキャップシールを示す正面図、(b)は、同背面図。 第3実施形態に係るキャップシールを容器に装着したキャップシール包装体を不正開封した際の参考正面図。 (a)は、第4実施形態に係るキャップシールを示す正面図、(b)は、同背面図。 第4実施形態に係るキャップシールを容器に装着したキャップシール包装体を不正開封した際の参考正面図。
符号の説明
1…キャップシール、2…筒状フィルム、21…筒状フィルムの胴部、22…筒状フィルムの折曲げ部、23…筒状フィルムの摘み部、3…縦ミシン目、31…縦ミシン目の貫通孔、32…縦ミシン目の非貫通部、4…横ミシン目、41…横ミシン目の貫通孔、42…横ミシン目の非貫通部、5,6,7,8…切込み部、10…容器、12…容器のキャップ、14…容器の首部、15…キャップシール包装体

Claims (4)

  1. 熱収縮性の筒状フィルムの縦方向に形成された少なくとも2条の縦ミシン目と、筒状フィルムの周方向に対して平行に延び、且つ筒状フィルムの周囲全体に周設された横ミシン目と、を有するキャップシールであって、
    2条の縦ミシン目の間における筒状フィルムの上縁に、摘み片部が延設されており、
    筒状フィルムの周方向に延びる切込み部が、横ミシン目を基準にしてその上方領域における2条の縦ミシン目の間に形成されていることを特徴とするキャップシール。
  2. 熱収縮性の筒状フィルムの縦方向に形成された少なくとも2条の縦ミシン目と、筒状フィルムの周方向に対して平行に形成されており、一端部が一方の縦ミシン目の中途部に連設され且つ他端部が他方の縦ミシン目の中途部に連設された横ミシン目と、を有するキャップシールであって、
    2条の縦ミシン目の間における筒状フィルムの上縁に、摘み片部が延設されており、
    筒状フィルムの周方向に延びる切込み部が、横ミシン目と段違いになって2条の縦ミシン目の下端部間に形成されていることを特徴とするキャップシール。
  3. 前記切込み部が、ミシン目である請求項1または2に記載のキャップシール。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のキャップシールが、注出口の形成された首部と注出口を塞ぎ且つ首部に対して回転可能に取り付けられたキャップとを有する容器に熱収縮装着されており、前記キャップシールの横ミシン目が、容器の首部とキャップの下縁の間に位置して熱収縮装着されていることを特徴とするキャップシール包装体。
JP2007103521A 2007-04-11 2007-04-11 キャップシール、及びキャップシール包装体 Expired - Fee Related JP5160133B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007103521A JP5160133B2 (ja) 2007-04-11 2007-04-11 キャップシール、及びキャップシール包装体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007103521A JP5160133B2 (ja) 2007-04-11 2007-04-11 キャップシール、及びキャップシール包装体

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008260547A JP2008260547A (ja) 2008-10-30
JP2008260547A5 JP2008260547A5 (ja) 2010-04-08
JP5160133B2 true JP5160133B2 (ja) 2013-03-13

Family

ID=39983330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007103521A Expired - Fee Related JP5160133B2 (ja) 2007-04-11 2007-04-11 キャップシール、及びキャップシール包装体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5160133B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5552675B2 (ja) * 2010-02-15 2014-07-16 株式会社フジシール ラベル付き容器
IT1403079B1 (it) * 2010-12-14 2013-10-04 Azienda Olearia Del Chianti S R L Kit per la preparazione di uno spuntino.
JP5957749B2 (ja) * 2011-03-31 2016-07-27 株式会社フジシール ラベル付き容器の製造方法
JP6716260B2 (ja) * 2016-01-15 2020-07-01 株式会社フジシール キャップシール付き容器
JP7110013B2 (ja) * 2018-07-04 2022-08-01 グンゼ株式会社 キャップシール及びキャップシール付き容器
JP7279917B2 (ja) * 2018-10-12 2023-05-23 三笠産業株式会社 シュリンク包装体付きキャップ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273395A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Santen Pharmaceut Co Ltd 包装フィルム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008260547A (ja) 2008-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5160133B2 (ja) キャップシール、及びキャップシール包装体
JP5392558B2 (ja) キャップシール包装体
JP4999558B2 (ja) キャップシール
US20090120559A1 (en) Shrink - Film seal and Method for Sealing Containers
JP2017095113A (ja) キャップシール付き容器、及びキャップシール
JP6411842B2 (ja) ラベル付き容器及びタックラベル付き筒状ラベル並びにラベル付き容器の製造方法
JP6566778B2 (ja) 熱収縮性筒状ラベル、及び筒状ラベル付き容器
JP2019147578A (ja) キャップシール付き容器
JP5105815B2 (ja) 包装体
JP6591768B2 (ja) ラベル付き容器及び筒状ラベル
JP7333214B2 (ja) ラベル付き容器
EP2664557A1 (en) Tamper-evident shrink sleeve
JP2009051527A (ja) キャップシール付き容器、及び該容器の製造方法、及びキャップシール
JP2013144562A (ja) 開封検知機能付収納袋
JP5681862B2 (ja) 熱収縮性筒状ラベル
JP2008265859A (ja) キャップシール
JP5481126B2 (ja) 不正開封防止収納体
JP6360710B2 (ja) キャップシール形成用基材、及びキャップシール包装体
JP4575629B2 (ja) 封緘用タックラベルおよび包装体
JP6359934B2 (ja) ラベル付き容器
JP6591767B2 (ja) ラベル包装体及び筒状ラベル
JP6682277B2 (ja) キャップシール形成用基材、及びキャップシール包装体
JP3203751U (ja) 改ざん防止容器
JP6813999B2 (ja) キャップシール付き容器
JP2019137420A (ja) ラベル付き容器及び熱収縮性筒状ラベル

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100218

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120525

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151221

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees