JP5159228B2 - 磁気誘導子形同期回転機およびそれを用いた自動車用過給機 - Google Patents

磁気誘導子形同期回転機およびそれを用いた自動車用過給機 Download PDF

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Description

この発明は、磁気誘導子形同期回転機およびそれを用いた自動車用過給機に関し、特に回転子風損が深刻となる回転数が100,000rpmを超える超高速回転が要求される用途に適用される磁気誘導子形同期回転機およびそれを用いた自動車用過給機に関するものである。
従来のホモポーラ型モータは、所定の間隔を有して直列に回転軸に装着され、かつそれぞれの突極を備える2個の回転子と、2個の回転子それぞれを囲繞するように配置され、かつ回転子にトルクを発生させるトルク発生用駆動コイルを備えた固定子と、固定子の外側に配置され、突極を励磁する界磁起磁力発生手段とを備えていた(例えば、特許文献1参照)。この従来のホモポーラ型モータは、界磁起磁力発生手段により突極を励磁して磁極とする構成であるので、単純な形状の鉄心を利用できると共に、磁石などの遠心力に問題のある部材が不要となり、高速回転に適用できる。
特開平10−136622号公報
しかし、従来のホモポーラ型モータでは、突極が回転子の軸方向に延在しているので、高速回転時に、相当量の風損が生じて、モータ効率が低下するとともに、回転子の風切り音が大きくなるという不具合があった。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、高速回転時の風損および風切り音を低減して、モータ効率を高めることができる磁気誘導子形同期回転機およびそれを用いた自動車用過給機を得ることを目的とする。
この発明による磁気誘導子形同期回転機は、それぞれ突極が軸心位置に回転軸挿入孔を有する円筒状の基部の外周に周方向に等角ピッチで配設され、該突極を周方向に半突極ピッチずらして、かつ軸方向に所定間隔離間して同軸に配置された第1および第2磁性体と、軸心位置に回転軸挿入孔を有し、上記基部より大径の円盤状に作製され、上記第1および第2磁性体間に互いに密接して同軸に介装された隔壁と、上記第1および第2磁性体および上記隔壁をそれぞれの回転軸挿入孔に挿通して固着する回転軸と、上記第1および第2磁性体のそれぞれを囲繞する固定子鉄心および上記第1および第2磁性体に回転トルクを発生させるトルク発生用駆動コイルを有する固定子と、上記固定子に配設され、上記突極を励磁する界磁起磁力発生用コイルと、を備えたものである。
この発明によれば、第1および第2磁性体の間に介装された隔壁が第1および第2磁性体の基部より大径に形成されているので、第1および第2磁性体の突極が周方向に半突極ピッチずれて軸方向に存在していることに起因する第1磁性体から第2磁性体に流れる気流が隔壁により遮断される。この軸方向に流れる気流による風損が低減され、モータ効率が高められる。さらに、軸方向に流れる気流による風切り音が低減され、風騒音が小さくなる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る磁気誘導子形同期回転機の構成を示す一部破断斜視図、図2はこの発明の実施の形態1に係る磁気誘導子形同期回転機に適用される回転子の構成を示す斜視図である。なお、図1では、便宜上、1対のティースに集中巻きに巻回された1相のコイルのみを示している。
図1および図2において、磁気誘導子形同期回転機1は、回転軸2に同軸に固着された回転子3と、回転子3を囲繞するように配設された固定子鉄心8にトルク発生用駆動コイルとしての多相コイル11を巻装してなる固定子7と、界磁起磁力発生用コイルとしての界磁コイル12と、回転子3、固定子7および界磁コイル12を収納するケース13とを備えている。
回転子3は、所定形状に成形された多数枚の磁性鋼板を積層一体化して作製された第1および第2磁性体4,5と、所定枚の磁性鋼板を積層一体化して作製され、軸心位置に回転時挿入孔(図示せず)が穿設された円盤状の隔壁6とを備える。第1および第2磁性体4,5は、同一形状に作製され、軸心位置に回転軸挿入孔4c,5cが穿設された円筒状の基部4a,5aと、基部4a,5aの外周面から径方向外方に突設され、かつ軸方向に延設されて、周方向に等角ピッチで4つ設けられた突極4b,5bとから構成されている。第1および第2磁性体4,5は、周方向に半突極ピッチずらして、隔壁6を介して相対して互いに密接して配置され、それらの回転軸挿入孔に挿通された回転軸2に固着されて構成されている。隔壁6の外径は第1および第2磁性体4,5の外径(突極4b、5bの外径)に一致している。
固定子鉄心8は、所定形状に成形された多数枚の磁性鋼板を積層一体化して作製された第1および第2固定子鉄心9,10を備える。第1および第2固定子鉄心9,10は、同一形状に作製され、円筒状のコアバック9a,10aと、コアバック9a、10aの内周面から径方向内方に突設されて周方向に等角ピッチで6つ設けられたティース9b,10bとを備える。第1および第2固定子鉄心9,10は、ティース9b,10bの周方向位置を一致させて、隔壁6の軸方向厚み分離間して配置され、それぞれ第1および第2磁性体4,5を囲繞する。図1では、1対のティース9b、10bに集中巻きに巻回された1相のコイルのみを示しているが、多相コイル11は、実際には、6対のティース9b、10bに対して順次U,V,Wの3相を2回繰り返して集中巻きに巻回して構成されている。
界磁コイル12は、導体線を円筒状に巻回したものであり、第1および第2固定子鉄心9,10のコアバック9a,10a間に介装されている。第1および第2磁性体4,5と隔壁6とを一体に固着する回転軸2が軸受部(図示せず)に支持される。
ついで、このように構成された磁気誘導子形同期回転機1の動作について説明する。
界磁コイル12に通電されると、図1に矢印で示されるように、第1磁性体4の突極4bから第1固定子鉄心9に流れ、その後軸方向に流れ、第2固定子鉄心10から第2磁性体5の突極5bに戻る磁束が形成される。この時、第1および第2磁性体4,5の突極4b,5bが周方向に半突極ピッチずれているので、磁束は、軸方向から見ると、N極とS極とが周方向に交互に配置されたように作用する。これにより、磁気誘導子形同期回転機1は、無整流子モータであり、磁気的には、8極6スロットの集中巻き方式の永久磁石式回転電機と同様に動作する。但し、界磁コイル12により磁束を発生させているので、界磁コイル12への通電を停止することで、逆起電力を取り去ることができる。この磁気誘導子形同期回転機1も、界磁制御式の回転電機である。
なお、磁気誘導子形同期回転機1では、多相コイル11が集中巻き方式で第1および第2固定子鉄心9,10に巻装されているものとしているが、多相コイル11は分布巻き方式で第1および第2固定子鉄心9,10に巻装されてもよい。
また、磁気誘導子形同期回転機1は、界磁極数とスロット数との比が8:6、即ち極スロット比が4:3であるが、極スロット比は4:3に限定されるものではなく、例えば2:3であってもよい。
ここで、隔壁6を第1および第2磁性体4,5間に介装することによる効果について説明する。
まず、隔壁6が省略された比較例としての回転子20を用いた場合の風損について説明する。回転子20は、図3に示されるように、第1および第2磁性体4,5を周方向に半突極ピッチずらして軸方向に互いに密接して配置し、それらの軸心位置に挿通された回転軸2に固着されて構成されている。この回転子20を高速回転させた場合、図4に矢印で示されるように、気流Aが周方向に隣り合う突極4b間に渦を巻くように流れる。図示していないが、周方向に隣り合う突極5b間にも渦を巻くように気流Aが流れる。この時、突極4b,5bが周方向に半突極ピッチずれて軸方向に存在しているので、図5に矢印で示されるように、軸方向に流れる気流Bが生じる。この種の回転機においては、この軸方向に流れる気流Bが風損となる。風損は、一般的に、回転数の3乗に比例するために、高速回転で運転される回転機では無視できない。
本構造の回転子3では、第1および第2磁性体4,5間に介装された隔壁6が、図6に示されるように、軸方向の流れる気流Bを遮断する。これにより、気流Bに起因する風損が低減され、回転機としての損失が低減されるので、モータ効率が高められる。さらに、風切り音が低減され、風騒音が小さくなる。
ここでは、隔壁6の外径が第1および第2磁性体4,5の外径(突極4b、5bの外径)に一致しているものとしているが、風損低減の観点から、隔壁6の外径は、必ずしも第1および第2磁性体4,5の突極4b、5bの外径に一致している必要はなく、固定子鉄心8に巻装されている多相コイル11の内径より小さく、第1および第2磁性体4,5の基部4a,5aの外径より大きくなっていればよい。
つぎに、隔壁6を磁性体で作製することによる効果について説明する。
従来の同期回転電機21では、図7に示されるように、回転子3に換えて、第1および第2磁性体4,5が軸方向に離間して回転軸2に固着されている回転子22を用いている。そこで、界磁コイル12に通電されると、図7に矢印で示されるように、第1磁性体4の突極4bから第1固定子鉄心9に流れ、その後軸方向に流れ、第2固定子鉄心10から第2磁性体5に流れ、回転軸2を軸方向に流れて第1磁性体4に戻る磁束が形成される。このように、従来の回転子22を用いた場合、第2磁性体5から第1磁性体4に戻る磁路が回転軸2のみで構成される。
回転数が100,000rpmを超えるような高速回転機では、軸受部の周速限界から、回転軸の直径が6〜8mmに制限される。そこで、回転数が100,000rpmを超えるような高速回転機で1Kw程度の出力を得ようとした場合に、直径が6〜8mmに制限された回転軸のみでは磁路断面積が狭く、磁気飽和によって所望の磁束量が確保できない。
本構造の回転子3では、隔壁6が磁性体で作製されているので、界磁コイル12に通電されると、第1磁性体4の突極4bから第1固定子鉄心9に流れ、その後軸方向に流れ、第2固定子鉄心10から第2磁性体5に流れ、回転軸2および隔壁6を軸方向に流れて第1磁性体4に戻る磁束が形成される。このように、回転子3を用いた場合では、第2磁性体5から第1磁性体4に戻る磁路が回転軸2および隔壁6で構成される。そこで、回転軸2のみの場合に比べ、第2磁性体5から第1磁性体4に戻る磁路断面積が、基部4a、5aの断面積分大きくなるので、磁気飽和が緩和され、所望の磁束量を確保できる。従って、本構造の回転子3を採用することにより、回転数が100,000rpmを超えるような高速回転機においても1Kw程度の出力を得ることができる。
この実施の形態1による磁気誘導子形同期回転機1は、風損が低減され、回転機としての損失を低減できるので、同じ電力で、従来の磁気誘導子形同期回転機21に比べて高速回転が可能となる。そこで、この磁気誘導子形同期回転機1を超高速で回転する自動車用過給機の回転機や高速主軸工作機のスピンドルを稼働するスピンドルモータに適用すれば、自動車用過給機の回転機やスピンドルモータのさらなる高速化を実現できる。なお、自動車用過給機は、例えばエンジンの排気系統に配設されたタービンと、タービンの回転軸に固着され、エンジンの吸気系統に配設されたコンプレッサと、その回転軸に同軸に固着された回転機と、を備えている。この回転機には、超高速回転が要求されるので、超高速を実現できる本願の磁気誘導子形同期回転機1を適用することは、特に有効である。
つぎに、磁気的な観点から、隔壁6の外径について検討する。ここで、隔壁6の外径を変えて出力(トルク)を測定した結果を図8に示す。図8において、横軸は回転子外径(第1および第2磁性体の突極の外径)に対する隔壁外径の相対値を示し、縦軸は隔壁外径を回転子外径としたときのトルクに対するトルクの相対値を示している。つまり、隔壁外径の相対値が100とは、隔壁外径が回転子外径に一致し、トルクの相対値が100とは、隔壁外径を回転子外径としたときのトルクに一致することを意味する。また、図8中、実線が隔壁外径の相対値とトルクの相対値との関係を示している。
図8から、隔壁6の外径が大きくなると、得られるトルクが漸次大きくなり、隔壁6の外径が回転子外径の92%前後の場合に最大値をとり、隔壁6の外径がさらに大きくなると、トルクは漸次小さくなることが分かった。これは、隔壁6の外径が小さくなると、隔壁6での磁路断面積が小さくなり、所望の磁束量が得られなくなってトルクが小さくなり、一方、隔壁6の外径が回転子外径より大きくなると、隔壁6と固定子鉄心8との間の隙間が回転子外径と固定子鉄心8との間のギャップ長より短くなり、界磁コイル12の作る磁界による磁束が第2固定子鉄心10から隔壁6を介して第1固定子鉄心9に流れ、このトルクに寄与しない磁束、即ち漏れ磁束が多くなることに起因するものと推考される。
ここで、隔壁の磁束密度B[T]は式(1)で表される。
Figure 0005159228
なお、μ:真空透磁率[H/m]、AT:界磁アンペアターン[AT]、S:回転子磁極の面積[m]、l:回転子と固定子との間のギャップ長[m]、S:隔壁の軸方向と直交する断面積[m]である。
ここで、回転子外径が10.0mm、回転子の磁極の角度が30deg、磁極の軸方向長さが12.5mmとした場合の隔壁の磁束密度を算出し、図8中点線で示す。なお、μを4π×10−7[H/m]、ATを1440[AT]、lを0.55mm、Sを10.0×10−3×π×{30(deg)/360(deg)}×12.5×10−3[m]とした。
図8から、隔壁6の外径が小さくなるほど、磁束密度が大きくなることが分かる。
例えば、隔壁6の外径が8.35mmの場合、隔壁の磁束密度Bは、1.703[T]となる。一般に、磁束密度が1.7Tを超えると磁気飽和し、トルクが得られにくくなる。従って、隔壁6での磁気飽和を回避して、大きなトルクを確保するためには、隔壁6の外径を回転子外径の83.5%以上とすることが好ましい。また、隔壁6の外径を回転子外径の83.5%とした場合には、隔壁6の外径を回転子外径とした場合と同等のトルクが得られる。
また、図8から、隔壁6の外径を回転子外径より大きくすると、トルクが低下することから、隔壁6の外径は回転子外径以下にすることが好ましい。
このことから、磁気的な観点からは、隔壁6の外径は、回転子外径の100%以下、83.5%以上とすることが好ましい。
なお、上記実施の形態1では、隔壁6を磁性体で作製するものとしているが、隔壁6は磁性体で作製される必要はなく、ステンレス、アルミニウム、銅などの金属材料やエポキシなどの樹脂材料などの非磁性体で作製してもよい。この場合でも、風損および風切り音の低減効果が得られる。
また、上記実施の形態1では、第1および第2磁性体4,5が磁性鋼板を積層一体化したものとしているが、第1および第2磁性体は磁性鋼板の積層体に限定されるものではなく、例えばS10Cなどの低炭素鋼の塊状体で作製されてもよい。
また、上記実施の形態1では、隔壁6が磁性鋼板を積層一体化したものとしているが、隔壁は磁性鋼板の積層体に限定されるものではない。隔壁6が磁性体であれば、例えばS10Cなどの低炭素鋼の塊状体で作製してもよい。この場合、第1および第2磁性体4,5および隔壁6を低炭素鋼の塊状体を用いて一体に成形してもよい。さらに、隔壁6が非磁性体であれば、ステンレス、アルミニウム、銅などの金属材料やエポキシなどの樹脂材料などの塊状体で作製してもよい。
実施の形態2.
図9はこの発明の実施の形態2に係る磁気誘導子形同期回転機に適用される回転子構造を示す斜視図である。
図9において、回転子3Aでは、隔壁6と同等の外径を有し、回転軸挿入孔14aが軸心位置に穿設された円盤状のリング体14が第1および第2磁性体4,5の軸方向両側に密接して同軸に配置され、回転軸挿入孔14aに挿通された回転軸2に固着されている。なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
上記実施の形態1の回転子3を高速回転させた場合、図6に示されるように、周方向に隣り合う突極4b間に生じる渦を巻くような気流Aに加え、軸方向外方から突極4b間に流れ込み、隔壁6側に流れ、その後折り返されて突極4b間から軸方向外方に流れ出る気流Cが生じる。図示していないが、周方向に隣り合う突極5b間にも、気流A,Cが生じる。
この実施の形態2による回転子3Aでは、一対のリング体14が第1および第2磁性体4,5の軸方向両側に密接して配置されているので、軸方向外方から突極4b,5b間に流れ込み、その後突極4b,5b間から軸方向外方に流れ出る気流Cの発生が阻止される。これにより、その分風損が低減され、回転機としての損失が低減されるので、モータ効率がさらに高められる。ここで、リング体14は、磁性体あるいは非磁性体のいずれの材料で作製されてもよく、隔壁6と同材料で作製すれば、材料コストを低減できる。
なお、上記実施の形態2では、リング体14が隔壁6と同等の外径を有するものとしているが、リング体14の外径は、必ずしも隔壁6の外径に一致している必要はなく、固定子鉄心8に巻装されている多相コイル11の内径より小さく、第1および第2磁性体4,5の基部4a,5aの外径より大きくなっていればよい。
実施の形態3.
この実施の形態3では、図10に示されるように、回転子3Bのバランス取り部15を隔壁6の一部を加工して形成している。なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
このように構成された回転子3Bでは、回転子3Bのバランス取りを磁路に影響のない隔壁6で行っているので、従来行われていたバランス取りを回転子端部で行う場合に比べ、バランス取りに起因する磁気特性の悪化を抑制できる。
実施の形態4.
この実施の形態4では、図11に示されるように、回転子3Cのバランス取り部を隔壁6およびリング体14に形成している。なお、他の構成は上記実施の形態2と同様に構成されている。
このように構成された回転子3Cでは、回転子3Cのバランス取りを磁路に影響を与えることなく多数の箇所で行うことができるので、上記実施の形態3の効果に加え、高次を含む機械共振を避けることができる。
実施の形態5.
図12はこの発明の実施の形態5に係る磁気誘導子形同期回転機に適用される回転子を示す分解斜視図である。
図12において、突極位置決め部材16は、軸心位置に回転軸挿入孔17aを有する円盤状の隔壁17と、隔壁17の両端面に突設され、第1および第2磁性体4,5の突極4b,5bの周方向の両側面に当接して第1および第2磁性体4,5を周方向に半突極ピッチずらした状態に位置決めする突起部18と、を備えている。なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態5では、第1磁性体4を軸方向一側から突極位置決め部材16に組み付けられ、第2磁性体5が軸方向他側から突極位置決め部材16に組み付けられる。この時、突極4bの周方向両側面が周方向に隣り合う一対の突起部18の相対する側面に密接し、第1磁性体4の突極位置決め部材16に対する軸心周りの回転が阻止される。同様に、突極5bの周方向両側面が周方向に隣り合う一対の突起部18の相対する側面に密接し、第2磁性体5の突極位置決め部材16に対する軸心周りの回転が阻止される。これにより、第1および第2磁性体4,5が周方向に半磁極ピッチずれた状態で突極位置決め部材16に組み付けられる。そして、第1および第2磁性体4,5および突極位置決め部材16がそれらの回転軸挿入孔4c,17a,5cに挿通された回転軸2に固着されて、回転子3Dが構成される。
この実施の形態5によれば、第1および第2磁性体4,5を軸方向両側から突極位置決め部材16に組み付けるだけで、突極4b、5bが周方向に半磁極ピッチで配列された状態に第1および第2磁性体4,5を組み上げることができる。また、第1および第2磁性体4,5の突極位置決め部材16の軸心周りの回転が阻止されているので、回転軸2の挿入過程での第1および第2磁性体4,5の周方向の位置ずれの発生が無い。そこで、突極4b、5bの周方向位置が高精度に位置決めされた回転子3Dを、専用の組立治具を用いることなく、簡易に組み立てることができる。このように、突極4b、5bが互いに半磁極ピッチずれて、周方向に等角ピッチで配列されることにより、所望のトルクを得ることができる。
実施の形態6.
図13はこの発明の実施の形態6に係る磁気誘導子形同期回転機の構成を示す断面図である。
図13において、回転子3Eでは、上記実施の形態1における第1および第2磁性体4,5および隔壁6に対して、第1および第2磁性体4A,5Aの軸長を長くし、隔壁6Aの軸方向厚みをその分薄くしている。これにより、隔壁6Aの外径が第1および第2磁性体4A,5Aの外径より大きく、かつ隔壁6Aと第1および第2固定子鉄心9,10との間の隙間dが第1および第2磁性体4A,5Aと第1および第2固定子鉄心9,10との間のギャップ長lより長く構成されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態6では、隔壁6Aと第1および第2固定子鉄心9,10との間の隙間dが第1および第2磁性体4A,5Aと第1および第2固定子鉄心9,10との間のギャップ長lより長く構成されている。そこで、第2固定子鉄心10と隔壁6Aとの間の磁気抵抗が、第2固定子鉄心10と第2磁性体5Aとの間の磁気抵抗より大きくなる。同様に、第1固定子鉄心9と隔壁6Aとの間の磁気抵抗が、第1固定子鉄心9と第1磁性体4Aとの間の磁気抵抗より大きくなる。これにより、界磁コイル12の作る磁界による磁束は、第2固定子鉄心10からギャップを通って第2磁性体5Aに流れ、ついで隔壁6Aおよび回転軸2を介して第1磁性体4Aに流れ、その後ギャップを通って第1固定子鉄心9に流れる。
このように、この実施の形態6によれば、隔壁6Aと第1および第2固定子鉄心9,10との間の隙間dが第1および第2磁性体4A,5Aと第1および第2固定子鉄心9,10との間のギャップ長lより長く構成されているので、隔壁6Aの外径を第1および第2磁性体4A,5Aの外径より大きくすることに起因して第2固定子鉄心10から隔壁6Aを介して第1固定子鉄心9に流れる、トルクに寄与しない磁束の流れの発生を抑制できる。従って、隔壁6Aの外径を第1および第2磁性体4A,5Aの外径より大きくしても、トルクに寄与しない漏れ磁束が低減され、大きなトルクを確保することができる。
ここで、隔壁6Aは、隔壁6Aと第1および第2固定子鉄心9,10との間の隙間dを第1および第2磁性体4A,5Aと第1および第2固定子鉄心9,10との間のギャップ長lより長く構成していれば、第1および第2磁性体4A,5Aの外径より大きく、かつ多相コイル11の内径より小さい外径にすることができる。
また、上記実施の形態6では、上記実施の形態1における回転子3を回転子3Eの構造に代えるものとして説明しているが、本回転子構造を上記実施の形態2〜5における回転子に適用しても、同様の効果が得られる。
この発明の実施の形態1に係る磁気誘導子形同期回転機の構成を示す一部破断斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る磁気誘導子形同期回転機に適用される回転子の構成を示す斜視図である。 比較例としての回転子の構成を示す斜視図である。 図3のIV−IV矢視断面図である。 比較例としての回転子における気流の流れを説明する斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る磁気誘導子形同期回転機に適用される回転子における気流の流れを説明する斜視図である。 従来の磁気誘導子形同期回転機の構成を示す断面図である。 この発明の磁気誘導子形同期回転機における隔壁外径とトルクとの関係を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る磁気誘導子形同期回転機に適用される回転子を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3に係る磁気誘導子形同期回転機に適用される回転子を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4に係る磁気誘導子形同期回転機に適用される回転子を示す斜視図である。 この発明の実施の形態5に係る磁気誘導子形同期回転機に適用される回転子を示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態6に係る磁気誘導子形同期回転機の構成を示す断面図である。
符号の説明
2 回転軸、3,3A,3B,3C,3D,3E 回転子、4,4A 第1磁性体、4a 基部、4b 突極、4c 回転軸挿入孔、5,5A 第2磁性体、5a 基部、5b 突極、5c 回転軸挿入孔、6 隔壁、7 固定子、8 固定子鉄心、9 第1固定子鉄心、10 第2固定子鉄心、11 多相コイル(トルク発生用駆動コイル)、12 界磁コイル(界磁起磁力発生用コイル)、14 リング体、14a 回転軸挿入孔、15 バランス取り部、16 突極位置決め部材、17 隔壁、17a 回転軸挿入孔、18 突起部。

Claims (8)

  1. それぞれ突極が軸心位置に回転軸挿入孔を有する円筒状の基部の外周に周方向に等角ピッチで配設され、該突極を周方向に半突極ピッチずらして、かつ軸方向に所定間隔離間して同軸に配置された第1および第2磁性体と、
    軸心位置に回転軸挿入孔を有し、上記基部より大径の円盤状に作製され、上記第1および第2磁性体間に互いに密接して同軸に介装された隔壁と、
    上記第1および第2磁性体および上記隔壁をそれぞれの回転軸挿入孔に挿通して固着する回転軸と、
    上記第1および第2磁性体のそれぞれを囲繞する固定子鉄心および上記第1および第2磁性体に回転トルクを発生させるトルク発生用駆動コイルを有する固定子と、
    上記固定子に配設され、上記突極を励磁する界磁起磁力発生用コイルと、を備えたことを特徴とする磁気誘導子形同期回転機。
  2. それぞれ軸心位置に回転軸挿入孔を有し、上記基部より大径の円盤状に形成され、上記第1および第2磁性体の上記隔壁と反対側の端面に密接して配置され、該回転軸挿入孔に挿通された上記回転軸に同軸に固着された一対のリング体を備えたことを特徴とする請求項1記載の磁気誘導子形同期回転機。
  3. バランス取り加工が上記隔壁に施されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の磁気誘導子形同期回転機。
  4. 上記突極の周方向両側面に密接して上記第1および第2磁性体の周方向位置を位置決めする突起部が上記隔壁の軸方向両端面に突設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の磁気誘導子形同期回転機。
  5. 上記隔壁が磁性材料で作製されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の磁気誘導子形同期回転機。
  6. 上記隔壁の外径が、上記突極の外径の83.5%以上、100%以下であることを特徴とする請求項5記載の磁気誘導子形同期回転機。
  7. 上記隔壁の外径が、上記突極の外径より大きく、上記トルク発生用駆動コイルの内径より小さく、かつ、上記隔壁と上記固定子鉄心との間の隙間が、上記突極と上記固定子鉄心との間のギャップ長より大きいことを特徴とする請求項5記載の磁気誘導子形同期回転機。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の上記磁気誘導子形同期回転機を用いてタービンを回転駆動することを特徴とする自動車用過給機。
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