JP5153436B2 - 耐水性偏光膜の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は有機色素を配向させた耐水性偏光膜の製造方法に関する。
液晶パネルでは液晶を通過する光線の旋光性を制御するため偏光板が用いられる。従来これらの偏光板として、ポリビニルアルコール等のポリマーフィルムをヨウ素や二色性色素で染色し、一方向に延伸した偏光板が広く使用されている。しかし上記の偏光板は色素やポリマーフィルムの種類によっては耐熱性や耐光性が十分でなく、また厚みが相当厚いという問題がある。
これに対してガラス板やポリマーフィルムなどの基材上にリオトロピック液晶性を示す有機色素を含むコーティング液を流延し、有機色素を配向させて偏光膜を形成する方法が知られている。リオトロピック液晶性を示す有機色素は溶液中で超分子会合体を形成しており、これを含むコーティング液に剪断応力を加えて流延させると、超分子会合体の長軸方向が流延方向に配向する(特許文献1)。このような有機色素を用いた偏光膜は延伸する必要がなく、延伸による幅方向の収縮がないので広い幅の偏光膜を得やすい。また膜厚を格段に薄くすることができるので将来性が期待されている。
従来、有機色素を配向させた一部の偏光膜には水溶性を付与するためスルホン酸イオン(−SO )と1価の陽イオン(例:Li)とが結合したスルホン酸塩基を有する有機色素が用いられている。このような偏光膜は有機色素のスルホン酸塩基がイオン化して、水に溶解するため耐水性に乏しい。それに対してスルホン酸塩基の1価陽イオンを、水に不溶な2価陽イオンに置換して耐水化処理することで、水に不溶ないしは難溶な耐水性偏光膜を得ることができる(特許文献2)。
しかし従来の耐水性偏光膜の製造方法においては、上記の耐水性処理をおこなうと有機色素の配向の度合いが低下し、その結果二色比が低下するという問題があった。
特開2006−323377号公報 特開平11−21538号公報
従来の耐水性偏光膜の製造方法においては、上記の耐水性処理をおこなうと有機色素の配向の度合い、および二色比が低下するという問題があった。本発明の目的は有機色素の配向の度合い、および二色比が低下しない耐水性偏光膜の製造方法を提供することである。
発明者らの研究により、耐水化処理によって二色比が低下しない偏光膜を得るためには、偏光膜に用いる有機色素内の隣り合うスルホン酸基またはスルホン酸塩基の位置が適度に離れていることが重要であることがわかった。
本発明の要旨は以下のとおりである。
(1)本発明の耐水性偏光膜の製造方法は、スルホン酸基またはスルホン酸塩基を2つ以上有する有機色素を含む偏光膜の少なくとも一方の表面に、2価陽イオンを含む液体を接触させて耐水化処理する工程を含む耐水性偏光膜の製造方法において、前記耐水化処理前の前記有機色素が下記一般式(1)または(2)で表わされるアゾ化合物であることを特徴とする。
Figure 0005153436
Figure 0005153436
式(1)および(2)中、QおよびQは置換基を有していてもよいアリール基を表わし、Rは水素原子、炭素数1〜3のアルキル基、アセチル基、ベンゾイル基または置換基を有していてもよいフェニル基を表わし、mは0〜5の整数、nは0〜5の整数を表わし(ただしm+n≦5で、m、nの少なくとも一つは0でない)、kは0〜5の整数、lは0〜5の整数を表わし(ただしk+l≦5で、k、lの少なくとも一つは0でない)、Mは1価の陽イオンを供する元素を表わす。
(2)本発明の耐水性偏光膜の製造方法は、前記アゾ化合物が下記一般式(3)または(4)で表わされるアゾ化合物であることを特徴とする。
Figure 0005153436
Figure 0005153436
式(3)および(4)中、Xは水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基または−SOM基を表わし、Rは水素原子、炭素数1〜3のアルキル基、アセチル基、ベンゾイル基または置換基を有していてもよいフェニル基を表わし、Mは1価の陽イオンを供する元素を表わす。
(3)本発明の耐水性偏光膜の製造方法は、前記2価陽イオンのイオン半径が0.05nm〜0.2nmであることを特徴とする。
(4)本発明の耐水性偏光膜の製造方法は、前記2価陽イオンを含む液体における、前記2価陽イオンを供するイオン化合物の濃度が1%〜40%であることを特徴とする。
(5)本発明の耐水性偏光膜の製造方法は、前記2価陽イオンを含む液体の液温が5℃〜60℃であることを特徴とする。
(6)本発明の耐水性偏光膜の製造方法は、前記2価陽イオンを含む液体が塩化バリウム水溶液であることを特徴とする。
偏光膜に用いる有機色素内の隣り合うスルホン酸基またはスルホン酸塩基の位置が適度に離れている有機色素を用いることにより、耐水化処理をおこなっても二色比が低下しにくい耐水性偏光膜を得ることができた。
本発明者らは上記の課題を解決すべく鋭意検討したところ、二色比が低下しにくい耐水性偏光膜を得るためには、耐水化処理をおこなう偏光膜に用いる有機色素内の隣り合うスルホン酸基またはスルホン酸塩基の位置関係が重要であること突き止めた。
従来有機色素として用いられてきたアゾ化合物は、例えば下記構造式(5)に示すアゾ化合物であった。
Figure 0005153436
図1(a)に模式的に示すように、構造式(5)に示すアゾ化合物10は、隣り合うスルホン酸イオン11の位置が近いため、イオン半径の小さな1価陽イオン12をイオン半径の大きな2価陽イオン13にイオン交換すると、アゾ化合物10が折れ曲がり、またはねじれが生じて直線性が失われ、得られた耐水性偏光膜の二色比が低下した。
それに対して本発明に用いられるアゾ化合物は、例えば下記構造式(6)に示すアゾ化合物である。
Figure 0005153436
図1(b)に模式的に示すように、構造式(6)に示すアゾ化合物20は、隣り合うスルホン酸イオン21の位置が適度に離れているため、イオン半径の小さな1価陽イオン22をイオン半径の大きな2価陽イオン23にイオン交換後もアゾ化合物20の直線性が保たれる。この結果、耐水性偏光膜の二色比が耐水化処理により低下することが防がれる。
[耐水性偏光膜の製造方法]
本発明の耐水性偏光膜の製造方法は、スルホン酸基またはスルホン酸塩基を2つ以上有する有機色素を含む偏光膜の少なくとも一方の表面に、2価陽イオンを含む液体を接触させて耐水化処理する工程を含み、耐水化処理前の有機色素が特定のアゾ化合物であることを特徴とする。この製造方法によれば、耐水化処理による偏光膜の二色比の変化率の絶対値を、好ましくは15%以下、より好ましくは10%以下にすることができる。本発明の耐水性偏光膜の製造方法は、上記の特徴を満足するものであれば特に制限はなく、任意の工程を含んでいてもよい。例えば、本発明の耐水性偏光膜の製造方法は、偏光膜の少なくとも一方の表面に、2価陽イオンを含む液体を接触させた後、付着した液体を水洗する工程や、乾燥する工程などを含んでいてもよい。
[耐水化処理前の偏光膜]
本発明の耐水性偏光膜の製造方法において、耐水化処理前の偏光膜は下記一般式(1)または(2)で表わされるアゾ化合物からなる有機色素を含むことを特徴とする。式(1)および(2)中、QおよびQは置換基を有していてもよいアリール基を表わす。Rは水素原子、炭素数1〜3のアルキル基、アセチル基、ベンゾイル基または置換基を有していてもよいフェニル基を表わす。mは0〜5の整数、nは0〜5の整数を表わす(ただしm+n≦5で、m、nの少なくとも一つは0でない)。kは0〜5の整数、lは0〜5の整数を表わす(ただしk+l≦5で、k、lの少なくとも一つは0でない)。Mは1価の陽イオンを供する元素を表わし、好ましくは水素原子またはアルカリ金属原子である。
Figure 0005153436
Figure 0005153436
耐水化処理前の偏光膜は上記の一般式(1)または(2)で表わされるアゾ化合物を、偏光膜の総重量の、好ましくは50重量%〜100重量%含む。
上記の一般式(1)または(2)で表わされるアゾ化合物からなる有機色素は、隣り合うスルホン酸イオンの位置が適度に離れているため、1価陽イオン(M)をイオン半径の大きい2価陽イオンにイオン交換してもアゾ化合物の直線性が保たれる。このため耐水性偏光膜の配向度合いおよび二色比が耐水化処理前後で維持される。上記の一般式(1)および(2)中、ヒドロキシル基(−OH)およびアミノ基(−NHR)の置換位置には特に制限はなく、ナフタレン骨格の任意の位置に置換していてもよい。
より好ましくは耐水化処理前の偏光膜は下記一般式(3)または(4)で表わされるアゾ化合物からなる有機色素を含む。一般式(3)および(4)中、RおよびMは一般式(1)および(2)と同様であり、Xは水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基または−SOM基を表わす。一般式(3)または(4)で表わされるアゾ化合物からなる有機色素は安定した液晶性を示し、二色比の高い偏光膜を得ることができる。
Figure 0005153436
Figure 0005153436
上記の一般式(1)〜(4)で表わされるアゾ化合物は、例えばアミノ酸を有する芳香族化合物(例:アニリン誘導体、アミノナフタレン誘導体)と、ナフタレンスルホン酸誘導体とを常法によりジアゾ化およびカップリング反応させてモノアゾ化合物としたのち、さらにジアゾ化し、アミノナフトールスルホン酸誘導体とカップリング反応させて得ることができる。
上記のナフタレンスルホン酸誘導体としては、例えば8−アミノ−2−ナフタレンスルホン酸、5−アミノ−1−ナフトール−3スルホン酸水和物などが挙げられる。上記のアミノナフトールスルホン酸誘導体としては、1−アミノ−8−ナフトール−2,4−ジスルホン酸塩、7−アミノ−1,3−ナフタレンジスルホン酸塩、2−ナフトール−6,8−ジスルホン酸塩などが挙げられる。
耐水化処理前の偏光膜は、上記の一般式(1)〜(4)で表わされるアゾ化合物のほかに、他の有機色素を含んでいてもよい。他の有機色素は、例えばアゾ化合物、アントラキノン化合物、ペリレン化合物、キノフタロン化合物、ナフトキン化合物、メロシアニン化合物などである。これらの有機色素もスルホン酸基またはスルホン酸塩基を2つ以上有するものが好ましい。
耐水化処理前の偏光膜は、代表的には上記の一般式(1)〜(4)で表わされるアゾ化合物と溶媒とを含むコーティング液を流延し、乾燥して得られる。上記のアゾ化合物は、液晶状態で剪断応力を加えると流動により配向させることができる。上記のアゾ化合物はコーティング液中で超分子会合体を形成しており、これを含むコーティング液に剪断応力を加えて流動させると、超分子会合体の長軸方向が流動方向に配向する。配向手段は剪断応力以外にもラビング処理や光配向などの配向処理、磁場や電場による配向などを組み合わせてもよい。
本発明に用いられる溶媒には特に制限はないが、好ましくは親水性溶媒が用いられる。親水性溶媒は、好ましくは水、アルコール類、セロソルブ類およびそれらの混合溶媒である。溶媒にはグリセリン、エチレングリコールなどの水溶性の化合物が添加されていてもよい。これらの添加物はアゾ化合物の易溶性や液晶性コーティング液の乾燥速度を調整するために用いることができる。
[耐水化処理]
本発明の耐水性偏光膜の製造方法において用いられる耐水化処理は、上記のスルホン酸基またはスルホン酸塩基を2つ以上有する有機色素を含む偏光膜の、少なくとも一方の表面に2価陽イオンを含む液体を接触させる処理である。
上記の2価陽イオンとしては特に制限はなく、例えばアルカリ土類金属イオンや金属イオンが挙げられる。金属イオンとしては、Ba2+、Ni2+、Cu2+、Zn2+、Pd2+、Cd2+、Sn2+、Co2+、Mn2+などが挙げられる。上記の2価陽イオンは1種類でも用いられ、また2種類以上を混合しても用いられる。
上記の2価陽イオンのイオン半径は、好ましくは0.05nm〜0.2nm、より好ましくは0.1nm〜0.18nmである。イオン半径が大きすぎるとアゾ化合物の直線性が失われて二色比が低下するおそれがあり、イオン半径が小さすぎるとイオン交換がおこなわれず耐水性が得られないおそれがある。
上記の2価陽イオンを含む液体は、代表的にはそれらの2価陽イオンを供する塩化物の水溶液(例:塩化バリウム水溶液、塩化鉛水溶液)を用いることができる。
上記の2価陽イオンを含む液体における、前記2価陽イオンを供するイオン化合物の濃度は、好ましくは1%〜40%、より好ましくは5%〜40%である。濃度が高すぎると取り扱いが難しくなるおそれがあり、低すぎると耐水化の効果が十分得られないおそれがある。
上記の2価陽イオンを含む液体の液温は、好ましくは5℃〜60℃、より好ましくは10℃〜40℃である。液温が高すぎたり低すぎたりすると、耐水化処理後の耐水性偏光膜にクラックが生じたり、耐水性偏光膜が白く濁ったりするおそれがある。
上記の2価陽イオンを含む液体は、好ましくは塩化バリウム水溶液である。塩化バリウム水溶液は中性であるため塗布コータを腐食する心配がなく、また工業的に入手しやすい。
上記の2価陽イオンを含む液体を上記の偏光膜の少なくとも一方の表面に接触させる手段には、特に制限はなく、例えば偏光膜を2価陽イオンを含む液体に浸漬してもよいし、2価陽イオンを含む液体を偏光膜の表面に塗布してもよい。
[耐水性偏光膜]
本発明における耐水性偏光膜は、上記の一般式(1)〜(4)で表わされるアゾ化合物からなる有機色素を含む偏光膜を、上述の耐水化処理することによって得られる。上記の耐水性偏光膜は上記の一般式(1)〜(4)中、1価の陽イオン(M)が2価の陽イオンで置換されたものを含むものであれば特に制限はない。例えば、上記の1価の陽イオン(M)の一部が置換されずに1価の陽イオン(M)のままであるものを含んでいてもよい。この場合、1価の陽イオン(M)の残存量は、2価の陽イオン100個に対して20個以下であることが好ましい。
本発明における耐水性偏光膜は、可視光領域(波長380nm〜780nm)の少なくとも1波長で吸収二色性を示す。本発明における耐水性偏光膜の厚みは、好ましくは0.1μm〜3μm、二色比は、好ましくは11以上である。
[耐水性偏光膜の用途]
本発明における耐水性偏光膜は、偏光素子として好適に用いられる。偏光素子は各種の液晶パネル、例えばコンピュータ、コピー機、携帯電話、時計、デジタルカメラ、携帯情報端末、携帯ゲーム機、ビデオカメラ、テレビ、電子レンジ、カーナビゲーション、カーオーディオ、店舗用モニター、監視用モニター、医療用モニターなどの液晶パネルに使われる。本発明における耐水性偏光膜は基材から剥離して用いてもよいし、基材と積層したまま用いてもよい。基材と積層したまま光学用途に用いる場合、基材は可視光に透明なものが好ましい。基材から剥離した場合は、好ましくは他の支持体や光学素子に積層して用いられる。
[実施例1]
4−ニトロアニリンと8−アミノ−2−ナフタレンスルホン酸とを常法(細田豊著「理論製造 染料化学 第5版」昭和43年7月15日技法堂発行、135ページ〜152ページ)によりジアゾ化およびカップリング反応させてモノアゾ化合物を得た。得られたモノアゾ化合物を同様に常法によりジアゾ化し、さらに1−アミノ−8−ナフトール−2,4−ジスルホン酸リチウム塩とカップリング反応させて下記の構造式(6)のアゾ化合物を含む粗生成物を得、これを塩化リチウムで塩析することにより下記の構造式(6)のアゾ化合物を得た。
Figure 0005153436
上記構造式(6)のアゾ化合物をイオン交換水に溶解させ、アゾ化合物の濃度が20重量%のコーティング液を調製した。このコーティング液をポリスポイトで採取し、二枚のスライドガラスの間に挟んで室温(23℃)にて偏光顕微鏡で観察したところ、ネマチック液晶相が観察された。
このコーティング液をラビング処理およびコロナ処理の施されたノルボルネン系ポリマーフィルム(日本ゼオン社製 商品名「ゼオノア」)の表面にバーコータ(BUSCHMAN社製 商品名「Mayerrot HS4」)を用いて薄膜状に流延し、23℃の恒温室内で自然乾燥させて偏光膜とノルボルネン系ポリマーフィルムの積層体を作製した。偏光膜の厚みは0.4μmであった。
上記の偏光膜とノルボルネン系ポリマーフィルムの積層体を20%の塩化バリウム水溶液(キシダ化学社製 「特級」、バリウムイオン半径=0.149nm)に液温15℃で5秒間浸漬し、その後イオン交換水で水洗して、偏光膜の表面を耐水化処理した。このようにして得られた耐水性偏光膜は水洗しても溶解することがなかった。上記の耐水性偏光膜を有する積層体の光学特性を表1に示す。なお基材のノルボルネン系ポリマーフィルムは光学的にほとんど等方性であるため、積層体の光学特性は耐水性偏光膜の光学特性にほとんど等しい。
[実施例2]
4−ニトロアニリンをp−アニシジンに変えた以外は、実施例1と同様の方法で下記構造式(7)の化合物を得た。
Figure 0005153436
上記構造式(7)のアゾ化合物をイオン交換水に溶解させ、アゾ化合物の濃度が20重量%のコーティング液を調製した。このコーティング液をポリスポイトで採取し、二枚のスライドガラスの間に挟んで室温(23℃)にて偏光顕微鏡で観察したところ、ネマチック液晶相が観察された。
上記コーティング液を用いて実施例1と同様の方法で偏光膜および耐水性偏光膜を有する積層体を得た。得られた耐水性偏光膜を有する積層体の光学特性を表1に示す。
[実施例3]
4−ニトロアニリンをp−トルイジンに変えた以外は、実施例1と同様の方法で下記構造式(8)の化合物を得た。
Figure 0005153436
上記構造式(8)のアゾ化合物をイオン交換水に溶解させ、アゾ化合物の濃度が20重量%のコーティング液を調製した。このコーティング液をポリスポイトで採取し、二枚のスライドガラスの間に挟んで室温(23℃)にて偏光顕微鏡で観察したところ、ネマチック液晶相が観察された。
上記コーティング液を用いて実施例1と同様の方法で偏光膜および耐水性偏光膜を有する積層体を得た。得られた耐水性偏光膜を有する積層体の光学特性を表1に示す。
[実施例4]
8−アミノ−2−ナフタレンスルホン酸を5−アミノ−1−ナフトール−3−スルホン酸水和物に変えた以外は、実施例1と同様の方法で下記構造式(9)の化合物を得た。
Figure 0005153436
上記構造式(9)のアゾ化合物をイオン交換水に溶解させ、アゾ化合物の濃度が20重量%のコーティング液を調製した。このコーティング液をポリスポイトで採取し、二枚のスライドガラスの間に挟んで室温(23℃)にて偏光顕微鏡で観察したところ、ネマチック液晶相が観察された。
上記コーティング液を用いて実施例1と同様の方法で偏光膜および耐水性偏光膜を有する積層体を得た。得られた耐水性偏光膜を有する積層体の光学特性を表1に示す。
[比較例1]
1−アミノ−8−ナフトール−2,4−ジスルホン酸リチウム塩に代えて、7−アミノ−1−ナフトール−3,6−ジスルホン酸リチウム塩を用いた以外は実施例1と同様の方法で、下記構造式(5)のアゾ化合物を得た。
Figure 0005153436
上記構造式(5)のアゾ化合物をイオン交換水に溶解させ、アゾ化合物の濃度が20重量%のコーティング液を調製した。このコーティング液をポリスポイトで採取し、二枚のスライドガラスの間に挟んで室温(23℃)にて偏光顕微鏡で観察したところ、ネマチック液晶相が観察された。
上記コーティング液を用いて実施例1と同様の方法で偏光膜および耐水性偏光膜を有する積層体を得た。得られた耐水性偏光膜を有する積層体の光学特性を表1に示す。
[比較例2]
4−ニトロアニリンをp−アニシジンに変えた以外は、比較例1と同様の方法で、下記構造式(10)のアゾ化合物を得た。
Figure 0005153436
上記構造式(10)のアゾ化合物をイオン交換水に溶解させ、アゾ化合物の濃度が20重量%のコーティング液を調製した。このコーティング液のpHは6.0であった。このコーティング液をポリスポイトで採取し、二枚のスライドガラスの間に挟んで室温(23℃)にて偏光顕微鏡で観察したところ、ネマチック液晶相が観察された。
上記コーティング液を用いて実施例1と同様の方法で偏光膜および耐水性偏光膜を有する積層体を得た。得られた耐水性偏光膜を有する積層体の光学特性を表1に示す。
[比較例3]
4−ニトロアニリンをp−トルイジンに変えた以外は、比較例1と同様の方法で、下記構造式(11)のアゾ化合物を得た。
Figure 0005153436
上記構造式(11)のアゾ化合物をイオン交換水に溶解させ、アゾ化合物の濃度が20重量%のコーティング液を調製した。このコーティング液のpHは6.0であった。このコーティング液をポリスポイトで採取し、二枚のスライドガラスの間に挟んで室温(23℃)にて偏光顕微鏡で観察したところ、ネマチック液晶相が観察された。
上記コーティング液を用いて実施例1と同様の方法で偏光膜および耐水性偏光膜を有する積層体を得た。得られた耐水性偏光膜を有する積層体の光学特性を表1に示す。
Figure 0005153436
[評価]
(1)実施例1(式6)と比較例1(式5)を比較すると、−SOLiの位置の違いにより、二色比の変化率が大きく異なる。しかし変化前の二色比の差は比較的少ない。
(2)実施例2(式7)と比較例2(式10)を比較すると、−SOLiの位置の違いにより、二色比の変化率が大きく異なる。しかし変化前の二色比の差は比較的少ない。
(3)実施例3(式8)と比較例3(式11)を比較すると、−SOLiの位置の違いにより、二色比の変化率が大きく異なる。しかし変化前の二色比の差は比較的少ない。
(4)実施例1(式6)、実施例2(式7)、実施例3(式8)を比較すると、二色比の変化率は、CHO−(実施例2)が非常に小さく、−NO(実施例1)がそれに次ぎ、CH−(実施例3)はやや大きい。しかし二色比の絶対値はCH−(実施例3)が大きく、CHO−(実施例2)と−NO(実施例1)はやや小さい。
(5)実施例1(式6)と実施例4(式9)を比較すると、二色比の変化率はどちらも非常に小さい。しかし二色比の絶対値はどちらも小さめである。
(6)二色比の変化率は、CH−(実施例3)がやや大きいが、−NO(実施例1、実施例4)とCHO−(実施例2)は小さい。
(7)二色比の絶対値は、CH−(実施例3、比較例3)が大きく、−NO(実施例1、実施例4、比較例1)とCHO−(実施例2、比較例2)はやや小さい。
[測定方法]
[液晶相の観察]
コーティング液を少量ポリスポイトで採取し、二枚のスライドガラス(松浪ガラス社製 商品名「MATSUNAMI SLIDE GLASS」)に挟み偏光顕微鏡(オリンパス社製 商品名「OPTIPHOT−POL」)を用いて室温(23℃)で観察した。
[厚みの測定]
偏光膜の一部を剥離し、三次元非接触表面形状計測システム(菱化システム社製 製品名「Micromap MM5200」)を用いて段差を測定し、厚みを求めた。
[二色比の測定]
グラントムソン偏光子を備えた分光光度計(日本分光社製 商品名「V−7100」)を用いて測定した値により下式により算出した。
二色比={−log(1−P/100)×Y/100}/{−log(1+P/100)×Y/100}
P={(Y−Y)/(Y+Y)}1/2×100
ここで、Yは単体透過率、Yは平行透過率、Yは直交透過率である。
イオン交換によるアゾ化合物の直線性の変化を説明する模式図。
符号の説明
10 従来のアゾ化合物
11 スルホン酸イオン
12 1価の陽イオン
13 2価の陽イオン
20 本発明に用いられるアゾ化合物
21 スルホン酸イオン
22 1価の陽イオン
23 2価の陽イオン

Claims (6)

  1. スルホン酸基またはスルホン酸塩基を2つ以上有する有機色素を含む偏光膜の少なくとも一方の表面に、2価陽イオンを含む液体を接触させて耐水化処理する工程を含む耐水性偏光膜の製造方法において、前記耐水化処理前の前記有機色素が下記一般式(1)または(2)で表わされるアゾ化合物であることを特徴とする耐水性偏光膜の製造方法。
    Figure 0005153436
    Figure 0005153436
    (式(1)および(2)中、QおよびQは置換基を有していてもよいアリール基を表わし、Rは水素原子、炭素数1〜3のアルキル基、アセチル基、ベンゾイル基または置換基を有していてもよいフェニル基を表わし、mは0〜5の整数、nは0〜5の整数を表わし(ただしm+n≦5で、m、nの少なくとも一つは0でない)、kは0〜5の整数、lは0〜5の整数を表わし(ただしk+l≦5で、k、lの少なくとも一つは0でない)、Mは1価の陽イオンを供する元素を表わす。)
  2. 前記アゾ化合物が下記一般式(3)または(4)で表わされるアゾ化合物であることを特徴とする請求項1に記載の耐水性偏光膜の製造方法。
    Figure 0005153436
    Figure 0005153436
    (式(3)および(4)中、Xは水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基または−SOM基を表わし、Rは水素原子、炭素数1〜3のアルキル基、アセチル基、ベンゾイル基または置換基を有していてもよいフェニル基を表わし、Mは1価の陽イオンを供する元素を表わす。)
  3. 前記2価陽イオンのイオン半径が0.05nm〜0.2nmであることを特徴とする請求項1または2に記載の耐水性偏光膜の製造方法。
  4. 前記2価陽イオンを含む液体における、前記2価陽イオンを供するイオン化合物の濃度が1%〜40%であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の耐水性偏光膜の製造方法。
  5. 前記2価陽イオンを含む液体の液温が5℃〜60℃であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の耐水性偏光膜の製造方法。
  6. 前記2価陽イオンを含む液体が塩化バリウム水溶液であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の耐水性偏光膜の製造方法。
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