JP5115349B2 - 積層セラミック電子部品およびその製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、積層セラミック電子部品およびその製造方法に関するもので、特に、積層セラミック電子部品に備える外部端子電極の構造および外部端子電極の形成方法に関するものである。
近年、携帯電話、ノートパソコン、デジタルカメラ、デジタルオーディオ機器等の小型携帯電子機器の市場が拡大している。これらの携帯電子機器では、小型化が進んでいるとともに、高性能化も同時に進んでいる。携帯電子機器には多数の積層セラミック電子部品が搭載されているが、積層セラミック電子部品についても、小型化かつ高性能化が要求されており、たとえば、積層セラミックコンデンサについては、小型化かつ大容量化が要求されている。
積層セラミックコンデンサを小型化かつ大容量化する手段としては、セラミック層を薄層化することが有効であり、最近では、セラミック層の厚みが3μm以下のものが実用化されている。現在、さらなる薄層化の可能性が探求されているが、セラミック層を薄層化すればするほど、内部電極間の短絡が生じやすくなるため、品質確保が難しくなるという課題がある。
別の手段として、内部電極の有効面積を広くすることが考えられる。しかし、積層セラミックコンデンサを量産する際には、セラミックグリーンシートの積層ずれ、カットずれを考慮して、内部電極とセラミック素体の側面とのサイドマージンや、内部電極とセラミック素体の端面とのエンドマージンをある程度確保する必要があるため、内部電極の有効面積を広げることには制約がある。
所定のマージンを確保しながら内部電極の有効面積を広げるためには、セラミック層の面積を広くする必要がある。しかし、決められた寸法規格内でセラミック層の面積を広げることには限界があり、その上、外部端子電極自身が有する厚みといったことも妨げとなる。
従来、積層セラミックコンデンサの外部端子電極は、セラミック素体の端部に導電性ペーストを塗布し、焼き付けることにより形成されている。導電性ペーストの塗布方法としては、導電性ペーストを収容したペースト槽にセラミック素体の端部を浸漬して引き上げるというものが主流であるが、この方法では、導電性ペーストの粘性が影響して、セラミック素体の端面の中央部に導電性ペーストが厚く付着しやすい。このため、外部端子電極が部分的に厚くなる(たとえば、具体的には30μmを超える)分、セラミック層の面積を小さくせざるを得ない。
これを受けて、外部端子電極を、直接、めっきにより形成する方法が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この方法によれば、セラミック素体の端面における内部電極の露出部を核としてめっき膜が析出し、めっき膜が成長することにより、隣り合う内部電極の露出部同士が接続される。したがって、この方法を適用すれば、従来の導電性ペーストによる方法に比べて、薄くかつフラットな外部端子電極を形成することが可能となる。
しかし、めっき処理時に、めっき液がセラミック素体内部の有効内部導体にまで浸入することがある。めっき液には、金属の錯化剤なども含めて水溶性の導電成分が含まれている。そのため、このような状態で、高温多湿な環境下においてセラミック電子部品を使用すると、水分の存在および通電により、めっき液が浸入した有効内部導体部位で電気化学的反応が起こり、セラミック層の劣化やセラミック層の剥離が生じて、セラミック電子部品の信頼性を低下させる場合がある。
上記めっき液による問題を回避する一つの手段としては、めっき処理後に、たとえば500℃以上といった高温で熱処理を行なうことで、セラミック素体内部に浸入しためっき液を除去することが考えられる。
しかし、内部導体材料としてNi、下地めっき膜材料としてCuを選択した場合、Cuめっき後に高温で熱処理を行なうと、下地めっき膜の緻密性が低下し、水分や上層のめっき膜形成時のめっき液などが浸入して、かえって信頼性が低下するという問題があった。これは、熱処理時に、内部導体を構成するNiと下地めっき膜を構成するCuとの間で相互拡散が起こり、カーケンダル効果により下地めっき膜内部にボイドが多数形成されるためであると考えられる。
国際公開第2007/049456号パンフレット
そこで、この発明の目的は、上述しためっき液や水分の浸入の問題を解決し得る、積層セラミック電子部品およびその製造方法を提供しようとすることである。
この発明は、複数のセラミック層が積層されてなるもので、互いに対向する第1の主面および第2の主面と、第1の主面および第2の主面間を接続する複数の側面とを有する、セラミック素体と、セラミック素体の内部に形成され、少なくとも1つの側面に露出部を有する、Niを含有する内部導体と、セラミック素体の少なくとも1つの側面上に形成され、内部導体と電気的に接続された外部端子電極とを備える、積層セラミック電子部品にまず向けられるものであって、上述した技術的課題を解決するため、外部端子電極が、セラミック素体の少なくとも1つの側面上において、内部導体の露出部を被覆するようにして形成された、Sn−Cu−Ni金属間化合物を含有する第1の導電層を含むことを特徴としている。
この発明に係る積層セラミック電子部品において、第1の導電層上に形成された、Cuを含有する第2の導電層をさらに含んでいてもよい。第2の導電層は、ガラス成分を含まず、実質的にCuを主成分として構成されることが好ましい。
また、外部端子電極は、最外層にめっき膜からなる第3の導電層を有していてもよい。
この発明は、また、上述のような積層セラミック電子部品を製造する方法にも向けられる。
この発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法は、複数のセラミック層が積層されてなるもので、互いに対向する第1の主面および第2の主面と、第1の主面および第2の主面間を接続する複数の側面とを有し、少なくとも1つの側面に露出部を有する、Niを含有する内部導体が内部に形成された、セラミック素体を準備する工程と、セラミック素体の少なくとも1つの側面上において、内部導体の露出部を被覆するようにしてSn含有層を形成する工程と、Sn含有層上にCu含有層を形成する工程と、Sn含有層およびCu含有層が形成されたセラミック素体に熱処理を施し、それによって、内部導体とCu含有層との間にSn−Cu−Ni金属間化合物層を形成する工程とを備えることを特徴としている。
この発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法において、Sn含有層を形成する工程は、Sn含有層をめっきにより形成する工程を含むことが好ましく、また、Cu含有層を形成する工程は、Cu含有層をめっきにより形成する工程を含むことが好ましい。
この発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法において、Cu含有層の厚みは、Sn含有層の厚みの2倍以上であることが好ましい。
この発明によれば、Niを含有する内部導体の露出部を被覆するように形成されたSn−Cu−Ni金属間化合物を含有する第1の導電層がバリア層として機能し、たとえば、第1の導電層上にCuを含有する第2の導電層が形成され、500℃以上といった高温で熱処理を施しても、NiとCuとの相互拡散が抑制される。これにより、カーケンダル効果によるボイドの発生を抑制し、セラミック素体と外部端子電極との界面のシール性を向上させ、セラミック電子部品の信頼性を向上させることができる。
また、外部端子電極に含まれる第1の導電層、さらに必要に応じて形成される第2の導電層および第3の導電層は、めっきによって形成されることができるので、導電性ペーストを用いて形成された場合に比べて、薄く、かつフラットな状態とすることができる。したがって、積層セラミック電子部品の小型化に寄与するとともに、決められた寸法規格内でセラミック素体の体積を増すことができるので、積層セラミック電子部品の高性能化に寄与する。特に、積層セラミックコンデンサに適用された場合、決められた寸法規格内で大容量化を果たすことができる。
図1ないし図5は、この発明の第1の実施形態を説明するためのものである。ここで、図1は、積層セラミック電子部品1を示す斜視図である。図2は、図1の線A−Aに沿う断面図である。
図1および図2に示すように、積層セラミック電子部品1は、複数のセラミック層2をもって構成され、互いに対向する第1の主面3および第2の主面4と、それらの間を接続する第1ないし第4の側面5ないし8とを有する、セラミック素体9を備える。第1の側面5および第2の側面6は互いに対向し、第3の側面7および第4の側面8は互いに対向している。
第1の側面5には第1の外部端子電極10が形成され、第2の側面6には第2の外部端子電極11が形成されている。第1の外部端子電極10および第2の外部端子電極11は、互いに電気的に絶縁されている。
セラミック素体9の内部には、図2に示されるように、第1の内部導体12および第2の内部導体13が配置されている。第1の内部導体12は、第1の側面5まで引き出され、ここで第1の外部端子電極10と電気的に接続されている。第2の内部導体13は、第2の側面6まで引き出され、ここで第2の外部端子電極11と電気的に接続されている。
第1の主面3上および第2の主面4上には、図2に示されているように、第1の補助導体14および第2の補助導体15が形成されており、第1の補助導体14は、第1の外部端子電極10の、主面3および4上での折返し部分を補助し、第2の補助導体15は、第2の外部端子電極11の、主面3および4上での折返し部分を補助する。第1および第2の補助導体14および15は、第3および第4の側面7および8上にも形成され得る。第1および第2の外部端子電極10および11の折返し部分を長く形成する必要がない場合は、第1および第2の補助導体14および15は形成される必要はない。
図3は、積層セラミック電子部品1に備えるセラミック素体9の内部構造を示す平面図であり、第1および第2の内部導体12および13の各々の平面形態を示している。
図3(a)に示すように、第1の内部導体12は、第1の有効部16と、第1の有効部16から第1の側面5まで引き出された第1の引出し部17とからなる。図3(b)に示すように、第2の内部導体13は、第2の有効部18と、第2の有効部18から第2の側面6まで引き出された第2の引出し部19とからなる。第1の有効部16と第2の有効部18とがセラミック層2を挟んで対向する部分において、所定の電気的特性が発現される。
図4は、図2の部分拡大図であり、第1の外部端子電極10の構造を示している。
図4に示すように、第1の外部端子電極10は、第1の側面5上において第1の内部導体12の露出部を被覆するようにして形成された第1の導電層20と、第1の導電層20上に形成された第2の導電層21とを含み、さらに、最外層は、第2の導電層21上に形成された複数のめっき膜、たとえば第1および第2のめっき膜22および23からなる第3の導電層24によって構成されている。
なお、図示しないが、第1の導電層20から第3の導電層24に至る積層構造は、第1の主面3、第2の主面4、第3の側面7および第4の側面8上においても形成されている。また、第2の外部端子電極11についても同様の構造を有する。
第1の導電層20は、Sn−Cu−Ni金属間化合物を含有する。この金属間化合物に含まれるCuやNiは、後述する第2の導電層21に含まれるCuや内部導体12に含まれるNiが拡散したものであり得る。第1の導電層20の厚みは1〜5μmであることが好ましい。
第2の導電層21は、Cuを含有する。第2の導電層21には、ガラス成分が含まれていてもよいが、ガラス成分が含まれると、第2の導電層21の緻密性が低下するため、第2の導電層21はガラス成分を含まず、実質的にCuを主成分として構成されることが好ましい。第2の導電層21の厚みは2〜15μmであることが好ましい。なお、第2の導電層21は必ずしも存在する必要はなく、第2の導電層の存在しないものも、この発明の範囲にはいる。
第3の導電層24は、必要に応じて適宜形成されるものであり、必ずしも形成される必要はない。第3の導電層24に備えるめっき膜22および23の各々の厚みは、1〜5μmであることが好ましい。めっき膜22および23は、たとえば、Cu、Ni、Sn、Pb、Au、Ag、Pd、BiおよびZnからなる群から選ばれる1種の金属または当該金属を含む合金からなることが好ましい。たとえば、積層セラミック電子部品1がはんだ実装される場合には、下地側の第1のめっき膜22を構成する金属として、はんだバリア性能を有するNiを用い、外表面側の第2のめっき膜23を構成する金属として、はんだ濡れ性の良いSnやAuを用いることが好ましい。なお、第3の導電層24を構成するめっき膜は、単に1層だけでも、あるいは、3層以上形成されてもよい。
セラミック層2を構成する材料しては、たとえば、BaTiO、CaTiO、SrTiO、CaZrOなどを主成分とする誘電体セラミックを用いることができる。また、これらの主成分にMn化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物、Ni化合物などの副成分を添加したものを用いてもよい。そのほか、PZT系セラミックなどの圧電体セラミック、スピネル系セラミックなどの半導体セラミックなどを用いることもできる。
セラミック層2を構成する材料として、誘電体セラミックを用いた場合は、積層セラミック電子部品1はコンデンサとして機能し、圧電体セラックを用いた場合は、圧電部品として機能し、半導体セラミックを用いた場合は、サーミスタとして機能する。セラミック層2の焼成後の厚みは、1〜10μmであることが好ましい。
内部導体12および13はNiを含有する。また、内部導体12および13は実質的にNiを主成分として構成されることが好ましい。内部導体12および13の焼成後の厚みは0.5〜2.0μmであることが好ましい。
次に、上述した積層セラミック電子部品1の製造方法の一例について説明する。
まず、セラミック層2となるべきセラミックグリーンシート、Niを含有する内部導体12および13のための導電性ペーストがそれぞれ準備される。これらセラミックグリーンシートおよび導電性ペーストには、バインダおよび溶剤が含まれるが、これらバインダおよび溶剤としては、それぞれ、公知の有機バインダおよび有機溶剤を用いることができる。
次に、セラミックグリーンシート上に、たとえばスクリーン印刷法などにより所定のパターンをもって導電性ペーストが印刷される。これによって、内部導体12および13の各々となるべき導電性ペースト膜が形成されたセラミックグリーンシートが得られる。
次に、上述のように導電性ペースト膜が形成されたセラミックグリーンシートを所定の順序でかつ所定枚数積層し、その上下に導電性ペースト膜が形成されていない外層用セラミックグリーンシートを所定枚数積層することによって、生の状態のマザー積層体が得られる。生のマザー積層体は、必要に応じて、静水圧プレスなどの手段により積層方向に圧着される。
次に、生のマザー積層体は所定のサイズにカットされ、それによって、セラミック素体9の生の状態のものが切り出される。
次に、生のセラミック素体9が焼成される。焼成温度は、セラミックグリーンシートに含まれるセラミック材料や導電性ペースト膜に含まれる金属材料にもよるが、たとえば900〜1300℃の範囲に選ばれることが好ましい。
次に、必要に応じて、バレル研磨等による研磨処理を施し、内部導体12および13の露出部の面出しを行なう。同時に、セラミック素体9の稜部や角部に丸みが形成される。
次に、セラミック素体9の側面5および6上において、内部導体12および13の露出部を被覆するようにしてSn含有層を形成する。図5には、セラミック素体9の第1の側面5上に形成されたSn含有層25が示されている。
Sn含有層25の厚みは、1〜5μmであることが好ましい。厚みが1μm未満であると、金属間化合物を含有する第1の導電層20の膜厚が薄くなったり、連続性が低下したりして、NiとCuとの相互拡散の抑制効果が低下することがある。他方、厚みが5μmを超えると、Sn−Cu−Ni金属間化合物が形成されにくくなったり、Sn含有層25に対する、後述するCu含有層26からのCuの拡散が進んで第2の導電層21にボイドが生じたりすることがある。
Sn含有層25は、めっきにより形成されることが好ましい。Sn系めっきとしては、単成分のSnめっきに限らず、Sn−Cu、Sn−Ni、Sn−Znなどの2元系めっきや、Sn−Cu−Ni、Sn−Cu−Ag、Sn−Cu−Znなどの3元系めっきなどを用いることができる。それぞれ共晶組成近傍の組成が好ましく、たとえば、Sn−Cuでは、Cu0.1〜1.5重量%(Cu0.7重量%で共晶)、Sn−Niでは、Ni25〜30重量%(SnとNiとの共晶はNi28重量%)である。
なお、Sn含有層25にはガラス成分が含まれていてもよいが、ガラス成分が含まれると、Sn含有層の緻密性が低下するおそれがある。したがって、Sn含有層25はガラス成分を含まないことが好ましい。
次に、図5に示すように、Sn含有層25上にCu含有層26を形成する。Cu含有層26の厚みは、Sn含有層25の厚みの2倍以上であることが好ましい。Sn含有層25とCu含有層26との界面に存在するCu成分は金属間化合物生成過程で消費されるが、Cu含有層26の厚みがSn含有層25の厚みの2倍以上であれば、十分に第2の導電層21の厚みを確保することができる。また、Cu含有層26の厚みは、2〜15μmであることが好ましい。
Cu含有層26は、めっきにより形成されることが好ましい。Cu含有層26にはガラス成分が含まれていてもよいが、ガラス成分が含まれるとCu含有層26の緻密性が低下するおそれがある。したがって、Cu含有層26は、ガラス成分を含まず、実質的にCuを主成分として構成されることが好ましい。
次に、上記のように、Sn含有層25およびCu含有層26が形成されたセラミック素体9に熱処理を施し、それによって、内部導体12および13とCu含有層26との間に、前述の第1の導電層20となるSn−Cu−Ni金属化合物層を形成する。熱処理条件は、低酸素分圧雰囲気(たとえば、N雰囲気)下でトップ温度600〜1000℃(800℃前後が望ましい。)とすることが好ましい。温度が600℃未満の場合、内部導体12および13と外部端子電極10および11とのコンタクト性が低下することがある。一方、1000℃を超える場合、ブリスタの発生により電極膜中にボイドが生成しやすくなるため、電極膜の緻密性が低下することがある。
熱処理時には、その過程(250℃近傍)で溶融した、Sn含有層25中のSnと内部導体12および13中のNiとCu含有層26中のCuとが反応して、Sn−Cu−Ni金属化合物層が形成される。その際、Sn含有層25がSn単成分めっきによって形成されても十分な金属間化合物層が形成されるが、NiあるいはCuとの反応性を抑えたい場合は、Sn含有層25の形成にあたって、上記2元系、3元系のSn系めっきを用いることが好ましい。
次に、必要に応じて、Cu含有層26上に、めっき膜22および23からなる第3の導電層24を形成する。第3の導電層24を構成するめっき膜の層数は任意である。
なお、Cu含有層26およびSn含有層25、ならびに第3の導電層24を形成するにあたって、めっきを行なう場合、めっき方法としては、電解めっき、無電解めっきのどちらを採用してもよい。ただし、無電解めっきの場合には、めっき析出速度を向上させるために、触媒などによる前処理が必要となり、工程が複雑化するというデメリットがある。したがって、電解めっきを採用することが好ましい。また、めっきを実施するにあたっては、湿式バレルめっきを用いることが好ましい。
図6は、この発明の第2の実施形態を説明するためのもので、図2に対応している。図6において、図2に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
第2の実施形態による積層セラミック電子部品1aは、第1の側面5に露出部を有する第1のダミー内部導体29と第2の側面6に露出部を有する第2のダミー内部導体30とをさらに備えることを特徴としている。これら第1および第2のダミー内部導体29および30は、電気的特性の発現に寄与しない。
第1のダミー内部導体29は、第2の内部導体13と同一平面上に形成されるものと、内部導体12および13のいずれもが形成されない外層部に位置されるものとがある。第2のダミー内部導体30は、第1の内部導体12と同一平面上に形成されるものと、ダミー内部導体12および13のいずれもが形成されない外層部に位置されるものとがある。
第1の側面5上において、第1の内部導体12の露出部と第1のダミー内部導体29の露出部とは、セラミック層2の積層方向に沿って交互に配列されている。第2の側面6上においても、同様の状態となっている。
ダミー内部導体29および30を設けることにより、側面5および6上における内部導体12および13ならびにダミー内部導体29および30の各々の露出部同士の間隔を短くすることができるため、たとえば、第1の導電層20(図4参照)の前駆体としてのSn含有層25(図5参照)をめっきにより形成する場合、めっき成長を促進することができる。
このような積層セラミック電子部品1aの第1および第2の外部端子電極10および11についても、特に図示しないが、図4を参照して説明した外部端子電極10の構造および形成方法が適用される。
図7は、この発明の第3の実施形態を説明するためのもので、図3に対応している。なお、図3では、外部端子電極10および11が形成される前の段階にあるセラミック素体9を図示していたが、図7では、外部端子電極10および11が形成された状態にある積層セラミック電子部品1bを図示している。図7において、図3に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
第3の実施形態による積層セラミック電子部品1bは、第1および第2の内部導体12および13がT字形状を有していることを特徴としている。
第1の内部導体12の引出し部17は、第1の側面5上、第3の側面7上、および第4の側面8上に露出するように配列されている。また、第1の内部導体12の引出し部17は、第1の側面5を経由して第3の側面7から第4の側面8にかけて連続するように露出している。
第2の内部導体13の引出し部19は、第2の側面6上、第3の側面7上、および第4の側面8上に露出するように配列されている。また、第2の内部導体13の引出し部19、第2の側面6を経由して第3の側面7から第4の側面8にかけて連続するように露出している。
なお、この実施形態による積層セラミック電子部品1bは、内部導体12および13の延びる方向が実装基板(図示せず。)に対して垂直になる、言い換えれば、第4の側面8が実装側の面として実装基板に実装することを想定したものである。
このような積層セラミック電子部品1bの第1および第2の外部端子電極10および11についても、特に図示しないが、図4を参照して説明した外部端子電極10の構造および形成方法が適用される。
図8および図9は、この発明の第4の実施形態を説明するためのものである。ここで、図8は、積層セラミック電子部品の一例としての積層セラミックコンデンサアレイ41を示す斜視図である。
積層セラミックコンデンサアレイ41は、セラミック素体42を備えている。セラミック素体42は、互いに対向する第1および第2の主面43および44と、第1および第2の主面43および44間を接続する、第1の側面45、第2の側面46、第3の側面47および第4の側面48とを有する直方体形状をなしている。
図9は、セラミック素体42の内部構造を示す平面図であり、図9(a)と同(b)とは互いに異なる断面を示している。セラミック素体42は、複数のセラミック層49が積層された構造を有している。セラミック素体42の内部には、互いの間に所定のセラミック層49を介在させた状態で、第1および第2の内部導体50および51が複数組積層方向に交互にかつ主面方向に交互に形成されている。この実施形態では、2つの第1の内部導体50と2つの第2の内部導体51とが主面方向に交互に配列されている。第1の内部導体50は、第1の側面45に露出部を有し、これら露出部は複数列状に配列される。第2の内部導体51は、第2の側面46に露出部を有し、これら露出部は複数列状に配列される。
図8に示すように、セラミック素体42の第1および第2の側面45および46上には、それぞれ、互いに電気的に絶縁された4つの第1の外部端子電極52および互いに電気的に絶縁された4つの第2の外部端子電極53が形成されている。第1の内部導体50の配列された露出部は、第1の外部端子電極52によって被覆され、第1の外部端子電極52と電気的に接続される。第2の内部導体51の配列された露出部は、第2の外部端子電極53によって被覆され、第2の外部端子電極53と電気的に接続される。
このような積層セラミックコンデンサアレイ41の第1および第2の外部端子電極52および53についても、図示しないが、図4を参照して説明した外部端子電極10の構造および形成方法が適用される。
図10は、この発明の第5の実施形態を説明するためのもので、積層セラミック電子部品の一例としての多端子型低ESL積層セラミックコンデンサに備えるセラミック素体42aを示す、図9に対応する図である。図10において、図9に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
第5の実施形態による低ESL積層セラミックコンデンサは、図8に示したコンデンサアレイ41と同様の外観を有している。
セラミック素体42aの内部には、互いの間に所定のセラミック層49を介在させた状態で、第1および第2の内部導体60および61が複数組積層方向に交互に形成されている。
第1の内部導体60は、第2の内部導体61と対向する第1の有効部62と第1の有効部62から第1または第2の側面45または46にまで引き出される複数の第1の引出し部63とを有していて、第1の引出し部63の各端部に、第1または第2の側面45または46に露出する露出部を形成している。
第2の内部導体61は、第1の内部導体60と対向する第2の有効部64と第2の有効部64から第1または第2の側面45または46にまで引き出される複数の第2の引出し部65とを有していて、第2の引出し部65の各端部に、第1または第2の側面45または46に露出する露出部を形成している。
第2の引出し部65の露出部は、第1および第2の側面45および46の各々上において、第1の引出し部64の露出部と交互に配列される。他方、この実施形態では、セラミック素体42aの第1および第2の側面45および46の各々上には、第1および第2の外部端子電極が交互に配列される。第1の内部導体60の露出部は、第1の外部端子電極によって被覆され、第1の外部端子電極と電気的に接続される。第2の内部電極61の露出部は、第2の外部端子電極によって被覆され、第2の外部端子電極と電気的に接続される。
このような低ESL積層セラミックコンデンサの第1および第2の外部端子電極についても、図示しないが、図4を参照して説明した外部端子電極10の構造および形成方法が適用される。
図11は、この発明の第6の実施形態による積層セラミック電子部品1cを示す、図7に対応する図である。図11において、図7に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
第6の実施形態による積層セラミック電子部品1cは、第3の側面7に偏って、第1の外部端子電極10および第2の外部端子電極12が形成されていることを特徴としている。
第1の内部導体12は2つの第1の引出し部17を有し、その一方は、第3の側面7から第1の側面5にかけて連続するように露出している。
第2の内部導体13は2つの第2の引出し部19を有し、その一方は、第3の側面7から第2の側面6にかけて連続するように露出している。
なお、この実施形態による積層セラミック電子部品1cは、内部導体12および13の延びる方向が実装基板(図示せず。)に対して垂直になる、言い換えれば、第3の側面7が実装側の面として実装基板に実装することを想定したものである。
このような積層セラミック電子部品1cの第1および第2の外部端子電極10および11についても、特に図示しないが、図4を参照して説明した外部端子電極10の構造および形成方法が適用される。
次に、この発明による効果を確認するために実施した実験例について説明する。
まず、第1の実施形態に基づいて、積層セラミック電子部品としての積層セラミックコンデンサの、外部端子電極を形成する前のセラミック素体を作製した。セラミック素体を作製するにあたっての各種仕様および条件は、以下の表1に示すとおりとした。
Figure 0005115349
次に、セラミック素体に外部端子電極を形成するため、電解バレルめっきを行ない、セラミック素体の第1および第2の側面にSn含有層を形成した。引き続き、電解バレルめっきを行ない、上記Sn含有層上に、Cu含有層を形成した。
その後、N雰囲気(PO起電力5mV)、トップ温度800℃、150分間の条件で熱処理を施した。
次に、一部の試料について電解バレルめっきを行ない、Cu含有層上にNiめっき膜およびSnめっき膜をこの順に形成した。
なお、この実験例では、Sn含有層を構成するSn系めっきの組成、Sn含有層の厚み、およびCu含有層の厚みを変化させた種々の試料を作製した。また、比較のため、第1層にSn含有層を形成せず、直接、Cu含有層を形成した試料をも作製した。各試料の詳細を表2に示す。
次に、各試料を試験基板に実装した後、耐湿負荷試験(85℃、85%R.H.、DC6.3V、2000時間、試料数100個)、および高温放置試験(125℃、2000時間、試料数100個)をそれぞれ行なった。耐湿負荷試験ではIR(絶縁抵抗)の経時変化を、高温放置試験では2000時間験後の固着強度を確認した。結果を表2に示す。
なお、IRについては、コンデンサのIRがlog IR≧6の場合を良品と判定し、表2において、「○」で示し、log IR<6の試料が発生した場合を不良図判定し、「×」で示した。IRの測定には、アドバンテスト社製R8340Aを用いた。
固着強度については、初期強度と比較した2000時間後の強度低下率が20%以内の場合を良品と判定し、20%を超える場合を不良と判定とした。固着強度の測定は、ガラスエポキシ基板に各試料を実装し、コンデンサの側面からせん断応力を加えて、試料が基板から外れたときの応力を固着強度とする、というようにして行なった。
Figure 0005115349
表2において、「*」を付した試料は、この発明の範囲外のものである。
表2から、試料1〜9では、IR特性が良好で、固着強度低下率も低いことがわかる。これは、熱処理時にSn−Cu−Niの3元系金属間化合物が生成し、水分やめっき液の浸入が抑制されたためである。
一方、試料10および11では、IRが劣化し、固着強度低下率も大きい。試料10では、熱処理時に第1層のCuめっき層にカーケンダルボイドが形成され、そこへ水分が浸入した結果、IR、および固着強度が低下したと考えられる。また、試料11では、めっき液がカーケンダルボイドに浸入した結果、IR、および固着強度が低下したと考えられる。
この発明の第1の実施形態による積層セラミック電子部品1の外観を示す斜視図である。 図1の線A−Aに沿う断面図である。 図1に示した積層セラミック電子部品1に備えるセラミック素体9の内部構造を示す平面図である。 図2の一部を拡大して示す断面図である。 図1に示した積層セラミック電子部品1を製造するため、セラミック素体9の第1の側面5上にSn含有層25およびCu含有層26を形成した状態を示す拡大断面図である。 この発明の第2の実施形態を説明するための図2に対応する図である。 この発明の第3の実施形態を説明するための図3に対応する図である。 この発明の第4の実施形態を説明するための図1に対応する図である。 この発明の第4の実施形態を説明するための図3に対応する図である。 この発明の第5の実施形態を説明するための図3に対応する図である。 この発明の第6の実施形態を説明するための図3に対応する図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c 積層セラミック電子部品
2,49 セラミック層
3,4,43,44 主面
5〜8,45〜48 側面
9,42,42a セラミック素体
10,11,52,53 外部端子電極
12,13,50,51,60,61 内部導体
17,19,63,65 引出し部
20 第1の導電層
21 第2の導電層
22,23 めっき膜
24 第3の導電層
25 Sn含有層
26 Cu含有層
41 コンデンサアレイ

Claims (8)

  1. 複数のセラミック層が積層されてなるもので、互いに対向する第1の主面および第2の主面と、前記第1の主面および前記第2の主面間を接続する複数の側面とを有する、セラミック素体と、
    前記セラミック素体の内部に形成され、少なくとも1つの前記側面に露出部を有する、Niを含有する内部導体と、
    前記セラミック素体の少なくとも1つの前記側面上に形成され、前記内部導体と電気的に接続された外部端子電極と
    を備え、
    前記外部端子電極は、前記セラミック素体の少なくとも1つの前記側面上において、前記内部導体の前記露出部を被覆するようにして形成された、Sn−Cu−Ni金属間化合物を含有する第1の導電層を含む、積層セラミック電子部品。
  2. 前記第1の導電層上に形成された、Cuを含有する第2の導電層をさらに含む、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
  3. 前記第2の導電層は、ガラス成分を含まず、実質的にCuを主成分として構成される、請求項2に記載の積層セラミック電子部品。
  4. 前記外部端子電極は、最外層にめっき膜からなる第3の導電層を有する、請求項1ないし3のいずれかに記載の積層セラミック電子部品。
  5. 複数のセラミック層が積層されてなるもので、互いに対向する第1の主面および第2の主面と、前記第1の主面および前記第2の主面間を接続する複数の側面とを有し、少なくとも1つの前記側面に露出部を有する、Niを含有する内部導体が内部に形成された、セラミック素体を準備する工程と、
    前記セラミック素体の少なくとも1つの前記側面上において、前記内部導体の前記露出部を被覆するようにしてSn含有層を形成する工程と、
    前記Sn含有層上にCu含有層を形成する工程と、
    前記Sn含有層および前記Cu含有層が形成された前記セラミック素体に熱処理を施し、それによって、前記内部導体と前記Cu含有層との間にSn−Cu−Ni金属間化合物層を形成する工程と
    を備える、積層セラミック電子部品の製造方法。
  6. 前記Sn含有層を形成する工程は、前記Sn含有層をめっきにより形成する工程を含む、請求項5に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  7. 前記Cu含有層を形成する工程は、前記Cu含有層をめっきにより形成する工程を含む、請求項5または6に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  8. 前記Cu含有層の厚みは、前記Sn含有層の厚みの2倍以上である、請求項5ないし7のいずれかに記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
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