JP5104410B2 - テストチャート、カラーキャリブレ―ション方法及びプリンタ。 - Google Patents
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Description
タでは、色の再現性を向上させるためにカラーキャリブレーションが行われる。カラーキ
ャリブレーションを行う際には、カラーキャリブレーション用のテストチャートが印刷さ
れる。そして、このチャートを測色して色空間における測色値を取得し、測色結果に基づ
いてプリンタが出力する色のずれを補正することとしている。
能な限り多くの階調のパッチが記録されることが望ましい。
せつつ測色を行うために、ヘッドとテストチャートとの間には若干の隙間が設けられる。
このように隙間が設けられると、照射された測色光の一部が測色対象物の範囲外に漏れる
ことがある。測色対象のパッチが小さいときに測色光の一部が測色対象範囲外に漏れると
、漏れた光が隣接するパッチで反射し、測色対象のパッチの測色値に影響を与えてしまう
場合がある。測色対象のパッチの大きさが十分に大きい場合には、全ての光が測色対象の
パッチで反射されるためにこのような影響を受けにくいが、パッチのサイズを大きくする
と、1枚の用紙に記録できるパッチの数が少なくなってしまう。よって、パッチのサイズ
を大きくせずに、他のパッチの影響を受けにくいパッチを並べたテストチャートが望まれ
る。
影響を受けにくいようにすることを目的とする。
階調を補正するカラーキャリブレーションに用いられるテストチャートであって、各色について各階調にそれぞれ対応する複数の長方形状のパッチを有し、前記パッチの短辺方向について色の異なるパッチが階調の高い順に隣接して複数並び、前記パッチの長辺方向について階調値が近く色の異なるパッチが隣接して複数並ぶテストチャートである。
階調を補正するカラーキャリブレーションに用いられるテストチャートであって、
各色について各階調にそれぞれ対応する複数の長方形状のパッチを有し、色の異なる複
数のパッチが該パッチの短辺方向について階調の高い順に並ぶ、テストチャート。
このようにすることで、測色時において他のパッチの影響を受けにくいようにすること
ができる。
ついて、隣り合う前記パッチ同士の階調差が小さくなるように並ぶことが望ましい。また
、前記色の異なる複数のパッチが該パッチの短辺方向について、隣り合う前記パッチ同士
の色相差が小さくなるように並ぶことが望ましい。また、前記色の異なる複数のパッチが
該パッチの短辺方向について、隣り合う前記パッチの色同士の色空間における距離が近く
なるように並ぶことが望ましい。また、前記色空間はCIE L*a*b*色空間である
ことが望ましい。
前記パッチ同士の色相差が小さくなるように並ぶことが望ましい。
このようにすることで、測色時において他のパッチの影響を受けにくいようにすること
ができる。
数のパッチが該パッチの短辺方向について階調の高い順に並ぶテストチャートを測色する
ステップと、
前記テストチャートの測色結果に基づいてカラーキャリブレーションを行うステップと
、
を含むカラーキャリブレーション方法。
このようにすることで、測色時において他のパッチの影響を受けにくいようにすること
ができる。
図1は、プリンタのカラーキャリブレーションシステムの構成を示す図である。図には
、コンピュータ100とプリンタ1とカラー測色器40が示されている。
図2は、カラー測色器40の構造を説明するための図である。図には、カラー測色器4
0の外観図が示されている。カラー測色器40は、測色台41、バッキング42、測色ヘ
ッド43、測色器キャリッジ44、レール45、及び、紙送りローラ46を備える。
ッド43は、バッキング42上の用紙上を走査して測色を行うようになっている。測色器
キャリッジ44は、不図示のモータを備えており、レール45上を移動し、主走査方向に
測色ヘッド43を移動させる。紙送りローラ46は、主走査方向の測色が完了する毎に、
用紙を副走査方向に所定量搬送する。測色器40は、測色する対象に測色ヘッド43を向
けることにより、CIE(1076)規格におけるL*a*b*色空間に基づく複数の色
成分L*、a*、b*の色成分量を検出して検出量に対応する測色値L*、a*、b*を
生成する。つまり、各点について測色が行われると、L*値、a*値、及び、b*値とか
らなる1組の測色値が得られる。ここで、CIE L*a*b*色空間は、複数の色成分
L*、a*、b*を色成分量とするデバイスに依存しない均等色空間である。なお、L*
は明度を表し、a*,b*は色相及び彩度を表す色座標である。
。尚、出力する測色値の色空間は、CIE L*u*v*色空間であってもよい。
プリンタ1は、インク滴を用紙上に吐出させて画像を形成するプリンタである。プリン
タ1は、複数色のインクを搭載したヘッドを有しており、用紙を断続的に用紙の搬送方向
に搬送しつつ、搬送方向とは直交する方向にヘッドを移動させながらインクを吐出する。
そして、用紙に着弾した微少なインクの集合により画像が形成される。ここで使用される
プリンタ1は、シアンC、ライトシアンLC、グリーンGr、イエローY、オレンジOr
、ライトマゼンタLM、マゼンタM、ライトブラックLK、及び、ブラックKの9種類の
インクを吐出可能となっている。
られない。また、使用するインクは顔料からなる色材を混合した顔料インクであってもよ
いし、染料からなる色材を混合した染料インクであってもよい。また、ここでは、インク
吐出型のプリンタを例に説明を行うが、複数色のトナーを使用して用紙上に画像を形成す
るカラーレーザプリンタであってもよい。
コンピュータ100は、不図示の処理装置と記憶装置とを含む。処理装置は、例えばC
PUなどの演算装置である。また、記憶装置は、ROM、RAM、ハードディスクドライ
ブ、及び、CD−ROMドライブなどであって、さまざまなプログラムが記憶されている
。RAM及びハードディスクドライブは、プログラムを実行するに際し、随時演算結果を
記憶する領域としても利用される。コンピュータ100は、プリンタ1及びカラー測色器
40にインタフェースを介して接続している。そして、コンピュータ100は、印刷デー
タをプリンタ1に送信することにより、プリンタ1に所望の画像を印刷させることができ
る。また、コンピュータ100は、カラー測色器40に測色の指令を出力し、測色結果を
取得できるようになっている。
プリンタは、個体間で少しずつ色の出力特性が異なっている。これを補正して、プリン
タの色の再現性を向上させるためにカラーキャリブレーションが行われる。カラーキャリ
ブレーションは、例えば、次のような手順で行われる。まず、プリンタは、テストチャー
トを印刷する。次に、印刷したテストチャートがカラー測色器に固定され、テストチャー
トの測色が行われる。次に、測色した測色値に基づいて、印刷した色のずれ量を求める。
次に、このずれ量を補正するための変換テーブルを作成する。そして、この変換テーブル
を用いてずれ量を補正しつつ印刷を行うことによって、適切な色で印刷を行うことができ
るようになる。
図3は、カラー測色器40のヘッド43から照射される光が漏れる様子を説明するため
の図である。図には、カラー測色器40のヘッド43から測色用の光(測色光)がパッチ
の印刷された用紙に照射されていることが示されている。測色光はパッチにて反射され、
パッチの色に対応する光をヘッド43に返す。ヘッド43に搭載された測色部は、反射し
た光を計測し、測色値としてL*値、a*値、b*値を出力する。
隙間が設けられる。これは、測色速度を向上させるために、ヘッド43を主走査方向に移
動させつつ複数のパッチを測色するために設けられた隙間である。このように、ヘッド4
3と用紙との間に隙間が生じていることから、測色光が測色対象のパッチ以外の方向に漏
れることがある。そして、測色対象のパッチ以外から反射した光をヘッド43が読み取る
ことによって、測色対象のパッチの測色値に悪影響を与えてしまう場合がある。
る。1行目には1つの黒色パッチ(黒1)が配置され、その左右に複数の白色パッチが配
置されている。2行目には、2つの黒色パッチ(黒1、黒2)が配置され、その左右に複
数の白色パッチが配置されている。3行目には、3つの黒色パッチ(黒1、黒2、黒3)
が配置され、その左右に複数の白色パッチが配置されている。4行目には、4つの黒色パ
ッチ(黒1、黒2、黒3、黒4)が配置され、その左右に複数の白色パッチが配置されて
いる。5行目には、5つの黒色パッチ(黒1、黒2、黒3、黒4、黒5)が配置され、そ
の左右に複数の白色パッチが配置されている。
象物を測色するために測色光が照射される領域である。また、漏れた光の領域は、測色光
がその測色対象物の周囲に漏れる範囲である。尚、ここで使用されているパッチのサイズ
は、短辺方向が7mmであり長辺方向が14mmである。測色領域は、1つのパッチ内に
納まる範囲であるが、漏れた光の領域についてはパッチの短辺方向について隣り合うパッ
チにもわたる。つまり、測色領域の直径は7mm以下であり、漏れた光の領域の直径は7
mm以上となっている。
パッチを測色した場合、隣接する白色パッチの影響を受けることがある。ここでは、パッ
チ「黒1」のL*値は4.9となっている。2行目の黒色パッチを測色した場合、パッチ
「黒1」及び「黒2」のL*値はそれぞれ、約4.3となっている。3行目の黒色パッチ
を測色した場合、パッチ「黒1」〜「黒3」のL*値はそれぞれ、3.9,3.4,4.
2となっている。4行目の黒色パッチを測色した場合、パッチ「黒1」〜「黒4」のL*
値はそれぞれ、4.0,3.4,3.4,4.4となっている。5行目の黒色パッチを測
色した場合、パッチ「黒1」〜「黒5」のL*値はそれぞれ、3.9,3.4,3.4,
3.4,4.2となっている。
a*値及びb*値はほぼ0に近い値をとるからである。そして、黒色は、その明度を表す
L*値によりほぼその測色値を表すことができる。よって、ここでは、L*値のみを用い
て黒色パッチの測色結果を議論する。
射し、ヘッド43に入射することで、L*値は本来の測色対象物の測定値とは異なる値と
なる。しかしながら、同色の黒色パッチが両隣に隣接している場合、黒色パッチに挟まれ
た黒色パッチは白色パッチの影響をほとんど受けていないと考えられる。これは、黒色パ
ッチに挟まれた黒色パッチは、連続して1つの黒色パッチとして見ることができ、漏れた
光の影響を受けづらかったためと考えられる。尚、黒色パッチの本来のL*値は3.4で
あると考えられる。
けることはない。しかし、パッチのサイズを十分に大きくしてしまうと、1枚のテストチ
ャートに含ませることができるパッチの数が限られてしまう。よって、パッチのサイズを
必要以上に大きくすることとせず、かつ、漏れた光の影響をなるべく受けないようにパッ
チを並べたテストチャートが望まれる。
行目には階調値が230,255,210となるような順番で黒色のパッチが並んでいる
。また2行目には階調値が250,255,240となるような順番で黒色のパッチが並
んでいる。そして、これらそれぞれ3つのパッチのうち左のものを「黒−1」とし、中央
のものを「黒パッチ」とし、右のものを「黒−2」とする。尚、パッチのサイズは、ここ
でも短辺方向が7mmであり、長辺方向が14mmである。
6Aにおける1行目及び2行目の「黒パッチ」のL*値はともに3.4に近い値となって
おり、本来の黒パッチのL*値に近い値となっている。このように、全く同じ階調値のパ
ッチ両隣に配置せずとも、比較的近い階調値のパッチを配置することで、漏れた光が他の
パッチに反射することによる測色対象のパッチの測色値への影響を少なくすることができ
ることがわかる。
光が隣接するパッチに反射することによって測色対象のパッチの測色値に与えてしまう影
響を少なくすることができた。これは、L*a*b*色空間内の距離が近い色のパッチ同
士は、お互いに測色値が近いために、たとえ漏れた光が隣接するパッチに反射した場合で
あっても測色対象のパッチの測色値に与えてしまう影響が少なくなることによる。
、漏れた光が他のパッチに反射することによって測色対象のパッチの測色値に与えてしま
う影響を少なくすることができるが、少なくともL*値が近いパッチ同士を隣接させるこ
とによっても、隣接するパッチの反射光が測色対象のパッチの測色値に与える影響を少な
くすることができる。
いの階調値が近い場合には、その明度を表すL*値も比較的近い値ということになる。す
なわち、階調値が近いパッチ同士を隣接して配置することで、異なるインク色のパッチ同
士であっても少なくともL*値の近いパッチ同士を隣接させることとなり、他のパッチの
反射光が測色対象物の測色値に与える影響を少なくすることができる。
図7は、用紙に印刷が行われたときの用紙の面内に生ずる色のばらつき度合いを説明す
るための図である。
図には、プリンタのヘッドの移動方向が示されている。そして、ヘッドの移動方向におい
てホーム側とされているのがプリンタのヘッドが待機するホーム側であり、その反対側は
反ホーム側として示されている。紙送り方向の軸とヘッドの移動方向の軸とで構成される
平面の垂直方向は、用紙の面内に生ずる色のばらつき度合いが示される。
、用紙の位置による色のばらつき度合いが示されている。ばらつき度合いは、測色値の平
均値に対する偏差で表される。L*、a*、b*の平均値をそれぞれL* ave、a* a
ve、b* aveとすると、このときの偏差は次式によって求められる。
偏差={(L* ave−L*)2+(a* ave−a*)2+(b* ave−b*)
2}1/2
尚、ここでは、L*a*b*色空間におけるL* aveが88.0、a* ave値が−
8.8、b* ave値が58.9としている。
これは、プリンタ1の用紙を送るためのローラが真円ではないために、搬送量に周期的な
差が生じてしまっており、このために周期的に色のばらつきが生じてしまっているものと
考えられる。
定のインク色の複数のパッチがまとまって特定の場所に集中して配置されると、そのイン
ク色について、特に、面内に生ずる色のばらつきの影響を受けた測色値を得ることとなる
。よって、各インク色のパッチは可能な限り用紙内で分散させて配置することが望ましい
。しかしながら、複数のインク色のパッチを用紙上にランダムに分散させて配置すること
とすると、異なるインク色のパッチ同士が隣接して配置されることになる。そうすると、
前述のように隣接するパッチに漏れた光の反射光により、測色対象のパッチの測色値が影
響を受けてしまうおそれがある。
可能な限り分散して配置するものの、隣接するパッチでの反射光の影響を受けにくいよう
な配列で異なるインク色のパッチを配置することが望ましい。
ことで、隣接するパッチでの反射光が測色対象のパッチの測色値に与える影響を少なくす
ることができる。よって、異なるインク色であっても、a*値及びb*値で表される色相
差が小さいパッチ同士を隣接して配置することで、各インク色のパッチを分散させて配置
しながらも、隣接するパッチの反射光が測色対象のパッチの測色値に与える影響を少なく
することができる。
チの短辺方向について、隣り合うパッチ同士の階調差が小さくなるように配置するように
している。また、インク色の異なる複数のパッチを該パッチの短辺方向について、隣り合
うパッチ同士の色相差が小さくなるように配置している。
図8は、本実施形態におけるテストチャートを説明するための図である。本実施形態に
おけるパッチは、長方形の形状を有している。また、パッチのサイズは、短辺方向につい
て7mmであり、長辺方向について14mmとなっている。そして、前述のとおり本実施
形態において、測色領域は1つのパッチ内に納まる範囲内であるが、漏れた光の領域につ
いてはパッチの短辺方向について隣り合うパッチにもわたるようになっている。
エローY、オレンジOr、ライトマゼンタLM、マゼンタM、ライトブラックLK、及び
、ブラックKである。そして、これらのインク色のパッチは、短辺方向及び長辺方向にお
互いに隣接するようにして並ぶ。また、図においてインク色の下に示されているのは、パ
ッチを印刷する際の階調値である。
されている。そして、パッチの長辺方向が測色器40の副走査方向になっている。すなわ
ち、測色器40のヘッド43がパッチの短辺方向に移動しながら各パッチを測色する。そ
して、一行目のパッチの測色が完了すると、テストチャートがパッチの1行分副走査方向
に搬送され、次の行の測色が行われるようになっている。
において、パッチの位置の基準とするために施したものである。この斜線を施したパッチ
を1行1列目のパッチとする。そして、長辺方向に進むにつれて行数が増加し、短辺方向
に進むにつれて列数が増加するものとする。例えば、斜線のパッチの短辺方向に隣接する
ライトシアンLCのパッチは1行2列目のパッチであり、斜線のパッチの長辺方向に隣接
するブラックKのパッチは2行1列目のパッチである。
、L*a*b*色空間のa*軸とb*軸が示されている。図示されていないが、a*軸と
b*軸の中心から紙面垂直方向にL*軸が存在する。
同士ほど色相差が小さい。図において、L*軸まわりに時計回りの回転を行うと、オレン
ジOrの次はマゼンタM及びライトマゼンタLMが存在する。そして、さらに時計回りの
回転を行うとシアンCが存在する。つまり、オレンジOrは、色相角差が大きいシアンC
よりも色相角差が小さいマゼンタMのほうに色相が近いということになる。
r、マゼンタM、ライトマゼンタLM、シアンC、ライトシアンLC、グリーンGr、イ
エローYの順番となる。よって、テストチャートにおいても、このような順番に並べるこ
とによりL*a*b*色空間において距離の近いパッチ同士が近くに配置されるようにな
る。
本実施形態において使用されるインクにおいて、マゼンタMとシアンCも濃度が高くなる
とL*値が小さくなる。一方、本実施形態において使用されるインクにおいて、イエロー
YやオレンジOrは、濃度が高い場合であっても明度が高いという傾向にある。このよう
な状況下において、イエローYやオレンジOrのパッチをブラックKのパッチに隣接させ
るよりも、ブラックKと同様に濃度が高くなるにつれてL*値が下がるマゼンタM及びシ
アンCのパッチをブラックKのパッチに隣接させたほうが、ブラックKのパッチに対する
色差を小さくすることができる。よって、本実施形態では、ブラックK及びライトブラッ
クLKのパッチをマゼンタMとシアンCのパッチの間に配置するようにしている。
アンLC、グリーンGr、イエローY、オレンジOr、ライトマゼンタLM、マゼンタM
、ライトブラックLK、ブラックKの順番で繰り返し並べられる。このようにすることで
、インク色の異なる複数のパッチがこれらのパッチの短辺方向について、隣り合うパッチ
同士の色相差を小さくすることができる。
ブラックK、ライトブラックLK、マゼンタM、ライトマゼンタLM、オレンジOr、イ
エローY、グリーンGr、ライトシアンLC、シアンCの順番で並ぶようにしている。こ
れは、前述の色相角を反時計回りに回転させたときのインク色の並びに、ブラックK及び
ライトブラックLKを加えたものである。
少なく設定されている。例えば、ここでは9色のインク色が使用されているが、テストチ
ャートの行数は8行に設定されている。そして、異なるインク色であって同じ階調値を有
するパッチがパッチの長辺方向に前述のインク色の順序で並べられる。そうすると、イン
ク色数よりも行数が1行分足りないため同じ列に並べきれないパッチが生ずる。その場合
、並べきれなかったパッチは次の列の1行目から順番に配置される。このようにして、同
じ階調値を有する9色分のパッチが並べ終わると、次に、後続の位置により階調値の低い
パッチが同様の順序で並べられる。このときも、異なるインク色であって同じ階調値を有
するパッチがパッチの長辺方向に前述のインク色の順序で並べられる。このようにパッチ
の配置が、階調値が0(白色)になるまで行われる。
シアンC、ブラックK、ライトブラックLK、マゼンタM、ライトマゼンタLM、オレン
ジOr、イエローY、グリーンGrの順序で並べられる。そして、階調値が255のライ
トシアンLCのパッチが1行2列目に並べられる。次に、階調値が250の9色のパッチ
が同様のインク色の順番で並べられる。このようなパッチの配置が、階調値が0(白色)
になるまで行われる。
、列番号の大きいパッチの階調値以上となるようにパッチを配置することができる。換言
すると、列番号が大きくなるにつれて小さい階調値のパッチが並ぶこととなる。そして、
インク色の異なる複数のパッチがこれらのパッチの短辺方向について、隣り合うパッチ同
士の階調差が小さくなるように並べられる。
うにパッチを配置すると、パッチの短辺方向については色相角の時計回りの順序のインク
色でパッチが並べられることになる。そして、インク色の異なる複数のパッチがこれらの
パッチの短辺方向について、隣り合うパッチ同士の色相差が小さくなるように並べられる
こととなる。
て、インク色の異なる複数のパッチがこれらパッチの短辺方向について、隣り合うパッチ
のインク色同士のL*a*b*色空間における距離が小さくなるように並べることができ
る。
色相差が小さくなるように配置するので、隣接するパッチの反射光が測色対象のパッチの
測色値に与えてしまう影響を少なくすることができる。また、階調値の近いパッチ同士を
隣接することとしているので、異なるインク色のパッチ同士であっても少なくともL*値
が比較的近いパッチ同士を隣接させることとなり、隣接するパッチの反射光が測色対象の
パッチの測色値に与える影響を少なくすることができる。そして、測色時において他のパ
ッチの影響を受けにくいようにすることができる。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解
釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得
ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
40 カラー測色器、41 測色台、42 バッキング、43 測色ヘッド、
44 測色器キャリッジ、45 レール、46 紙送りローラ、
100 コンピュータ
Claims (7)
- 階調を補正するカラーキャリブレーションに用いられるテストチャートであって、
各色について各階調にそれぞれ対応する複数の長方形状のパッチを有し、前記パッチの短辺方向について色の異なるパッチが階調の高い順に隣接して複数並び、前記パッチの長辺方向について階調値が近く色の異なるパッチが隣接して複数並ぶテストチャート。 - 前記パッチの短辺方向について、隣り合う前記パッチ同士の階調差が小さくなるように並ぶ、請求項1に記載のテストチャート。
- 前記パッチの短辺方向について、隣り合う前記パッチ同士の色相差が小さくなるように並ぶ、請求項1又は2に記載のテストチャート。
- 前記パッチの短辺方向について、隣り合う前記パッチの色同士の色空間における距離が近くなるように並ぶ、請求項1〜3のいずれか一項に記載のテストチャート。
- さらに、前記パッチの長辺方向について、隣り合う前記パッチ同士の色相差が小さくなるように並ぶ、請求項1〜4のいずれか一項に記載のテストチャート。
- 各色について各階調にそれぞれ対応する複数の長方形状のパッチを有し、前記パッチの短辺方向について色の異なるパッチが階調の高い順に隣接して複数並び、前記パッチの長辺方向について階調値が近く色の異なるパッチが隣接して複数並ぶテストチャートを測色するステップと、
前記テストチャートの測色結果に基づいてカラーキャリブレーションを行うステップと、
を含むカラーキャリブレーション方法。 - 用紙に画像を形成するプリンタであって、請求項1〜5のいずれか一項に記載のテストチャートを印刷するプリンタ。
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