JP5092019B2 - 無線伝送システム及び無線伝送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線伝送システム及び無線伝送方法に関し、より詳細には、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)規格におけるCEC(Consumer Electronics Control)通信を無線で中継するための無線伝送システム及び無線伝送方法に関する。
映像/音声等の伝送用デジタルインタフェースとしてHDMI規格のものが普及している。HDMI規格は、コンピュータ本体とディスプレイとのデジタル接続規格であるDVI(Digital Visual Interface)規格に、音声伝送機能や著作権保護機能を加えて、AV(Audio Visual)機器向けにアレンジしたものとなっている。HDMI規格の場合、映像(ビデオ)データ・音声データはTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)と呼ばれる方式で伝送される。
また、HDMI規格には、Version1.2a以降、CECの規定が追加されている(例えば、非特許文献1における「Supplement 1 consumer Electronics Control(CEC)」を参照)。このCECプロトコルは、HDMIケーブルによって接続される機器間の制御を行う制御プロトコルである。CECプロトコルによれば、HDMIネットワーク上に存在する各機器に割り当てられている固有の物理アドレスと論理アドレスとに基づいて様々な制御を可能としている。例えば、ユーザがテレビ装置でデジタル放送を視聴しているときに、HDMI接続されたDVD(Digital Versatile Disc)プレーヤを再生すると、テレビ装置自体は自動的にそのDVDプレーヤが接続されている端子を入力に切り換える。また、このDVDプレーヤで表示しているメニュー操作や電源のON/OFFなどを、テレビ装置のリモコンから操作することが可能になっている。
なお、CECに関する用語は、非特許文献1において定義されており、HDMI入力端子を持つものはシンク(sink)機器と、HDMI出力端子を持ちAVストリームを出力するものはソース(Source)機器と定義されている。また、HDMI入力端子及び出力端子を持ちAVストリームの入出力を行い、シンク機器及びソース機器の双方として振る舞うものは、リピータ(Repeater)機器と定義されている。シンク機器の主なものとしては表示機器が挙げられ、ソース機器の例としてはSTB(Set Top Box)、DVDやBD(Blu-ray Disc)等の各種プレーヤ、DVDやBD等の各種レコーダなどが挙げられ、リピータの例としてはAVアンプなどが挙げられる。
ところで、近年、表示機器とソース機器との間で映像・音声やCECメッセージを無線伝送する試みがある。しかし、CECメッセージを無線伝送する際には、ACKビット(CECで規定のACK bit)の送信を如何に実現するかが課題となっていた。
これに対し、特許文献1では、無線伝送装置がACKビットを送信し、無線伝送を可能にした無線伝送方法が提案されている。この無線伝送方法では、第1の無線伝送装置が第2の無線伝送装置に対してCECメッセージを送信する際、第1の無線伝送装置は所定の間隔で有線インタフェースをサンプリングし、サンプリングしたデータを第2の無線伝送装置に無線送信し、有線インタフェースによりヘッダブロックもしくはデータブロックのACKビットの開始を検出したとき、有線インタフェースに‘0’出力を保持し、第2の無線伝送装置から受信成功を示す無線ACKパケットを受信したときに有線インタフェースに‘0’出力を規定時間保持している。
特開2007−214952号公報
High-Definition Multimedia Interface Specification Version 1.3a, November 10, 2006
しかしながら、特許文献1に記載の無線伝送方法では、ACKビットの送信を行うだけであるため、無線通信上の送信遅延、バッファリング遅延等の影響を受けて、CECプロトコルが破綻する可能性が高い。また、十分な帯域のない無線通信路を使用する場合に伝送の無駄が発生することがある。
より具体的にこれらの問題について説明する。まず、CECは、HDMIネットワークにおいて物理的にメタルラインが接続されていることを前提とした通信プロトコルである。このCECを用いた通信は、High(3.3V)にプルアップされた共通メタルラインをLowに落とし合うことでパルスを作成する通信であるため、無線伝送区間のようにメタルラインを共有していない区間があると、必ず遅延が発生し、正しいパルスが作成できない。従って、HDMIの無線伝送技術においては、CECの通信をプロトコル通りに実装することは不可能である。
そして、特許文献1に記載の無線伝送方法を適用したとしても、全てのCECメッセージを機器全てでやりとりしなければならないこともあり、無線通信上の送信遅延(応答時の遅延を含む)により、規定された応答時間(response time)内の応答(response)が期待できず、CECプロトコルが破綻する可能性が高い。特に、HD(High Definition)解像度の無圧縮映像を伝送するシステムでは、伝送帯域を映像・音声に最大限に割り当てる必要があるため、CEC通信を含むその他の通信では十分な帯域を確保できず、規定された応答時間内の応答が期待できない。このように十分な帯域のない場合にはCECメッセージの無線伝送が無駄になってしまう。また、単純にバッファリングを用いると、CECの通信は非常に低速な通信であるため、バッファリングの仕組み自体が大きな遅延となり、CECのように応答時間を規定するプロトコルではその応答時間を満足するような応答ができない。
さらに、特許文献1に記載の無線伝送システムを適用したとしても、無線伝送路が不安定になり、通信できない事態が発生した場合にシステムが破綻を起こす可能性がある。より具体的には、このような事態が発生した場合には、ACKビットをCECメッセージ送信側に返信すると、CECメッセージ送信側はCECメッセージを送信できたと判定するのに対して、CECメッセージ受信側ではCECメッセージを受け取っていないので矛盾が生じ、システムが破綻してしまう。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、HDMI規格におけるCEC通信を無線を介して行うに際し、無線通信上の送信遅延やバッファリング遅延等の影響を受けてCECプロトコルが破綻することを防止することが可能な無線伝送システム及び無線伝送方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、表示機器との間でHDMIにおけるCECメッセージを送受可能なCEC制御部を有する第1無線通信機器と、AV機器との間でHDMIにおけるCECメッセージを送受可能なCEC制御部を有する第2無線通信機器と、を備え、前記第1無線通信機器と前記第2無線通信機器との間の無線通信により、前記表示機器と前記AV機器との間でCECメッセージの送受を行う無線伝送システムであって、前記第1無線通信機器のCEC制御部は、前記AV機器のデバイス種に応じた論理アドレスを用いて、前記表示機器に設けられたCEC制御部とのCECメッセージの送受を行い、前記第2無線通信機器のCEC制御部は、前記表示機器のデバイス種に応じた論理アドレスを用いて、前記AV機器に設けられたCEC制御部とのCECメッセージの送受を行い、前記第1無線通信機器は、前記表示機器から受信したCECメッセージが、前記表示機器への応答の制限時間が所定時間より短く要求されているものであるか否かを判定し、短く要求されているCECメッセージについては、前記表示機器に対し前記AV機器の代わりに応答し、前記第2無線通信機器は、前記AV機器から受信したCECメッセージが、前記AV機器への応答の制限時間が前記所定時間より短く要求されているものであるか否かを判定し、短く要求されているCECメッセージについては、前記AV機器に対し前記表示機器の代わりに応答することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記第1無線通信機器は、前記表示機器から受信したCECメッセージの種類によって、前記AV機器への伝送が必要であるか否かを判定し、伝送の必要ありと判定されたCECメッセージのみを前記第2無線通信機器へ無線伝送し、前記第2無線通信機器は、前記AV機器から受信したCECメッセージの種類によって、前記表示機器への伝送が必要であるか否かを判定し、伝送の必要ありと判定されたCECメッセージのみを前記第1無線通信機器へ無線伝送することを特徴としたものである。
の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記第1無線通信機器のCEC制御部は、前記第1無線通信機器が前記第2無線通信機器との無線通信ができない状況に陥った状態で、前記表示機器からCECメッセージを受信してもACKビットを前記表示機器に返信せず、前記第2無線通信機器のCEC制御部は、前記第2無線通信機器が前記第1無線通信機器との無線通信ができない状況に陥った状態で、前記AV機器からCECメッセージを受信してもACKビットを返信しないことを特徴としたものである。
の技術手段は、第1〜第のいずれかの技術手段において、前記第1無線通信機器のCEC制御部は、前記表示機器に設けられたCEC制御部に外部接続されるか、或いは、前記表示機器に設けられたCEC制御部に接続されて前記表示機器に内蔵され、前記第2無線通信機器のCEC制御部は、前記AV機器に設けられたCEC制御部に外部接続されるか、或いは、前記AV機器に設けられたCEC制御部に接続されて前記AV機器に内蔵されることを特徴としたものである。
の技術手段は、表示機器との間でHDMIにおけるCECメッセージを送受可能なCEC制御部を有する第1無線通信機器と、AV機器との間でHDMIにおけるCECメッセージを送受可能なCEC制御部を有する第2無線通信機器とを用い、前記第1無線通信機器と該第2無線通信機器との間の無線通信により、前記表示機器と前記AV機器との間でCECメッセージの送受を行う無線伝送方法であって、前記第1無線通信機器のCEC制御部が、前記AV機器のデバイス種に応じた論理アドレスを用いて、前記表示機器に設けられたCEC制御部とのCECメッセージの送受を行うステップと、前記第2無線通信機器のCEC制御部が、前記表示機器のデバイス種に応じた論理アドレスを用いて、前記AV機器に設けられたCEC制御部とのCECメッセージの送受を行うステップと、前記第1無線通信機器が、前記表示機器から受信したCECメッセージが、前記表示機器への応答の制限時間が所定時間より短く要求されているものであるか否かを判定し、短く要求されているCECメッセージについては、前記表示機器に対し前記AV機器の代わりに応答するステップと、前記第2無線通信機器が、前記AV機器から受信したCECメッセージが、前記AV機器への応答の制限時間が前記所定時間より短く要求されているものであるか否かを判定し、短く要求されているCECメッセージについては、前記AV機器に対し前記表示機器の代わりに応答するステップとを含むことを特徴としたものである。
本発明によれば、HDMI規格におけるCEC通信を無線を介して行うに際し、無線通信上の送信遅延やバッファリング遅延等の影響を受けてCECプロトコルが破綻することを防止することが可能になる。
本発明に係る無線伝送システムの一構成例を示すブロック図である。 図1の無線伝送システムにおける機器間でのCECメッセージの送受についてその概略を説明するための図である。 図1の無線伝送システムにおける、電源ON時からの偽装動作処理例を説明するためのフロー図である。 図1の無線伝送システムにおける、電源ON時の処理後にリモコン操作がなされたときの処理例を説明するためのフロー図である。 図1の無線伝送システムにおいて電源ON時の処理後に特定のCECメッセージを送受する際に、応答に遅延が生じる場合を説明するための図である。 図1の無線伝送システムにおける、電源ON時の処理後にSTBからCECメッセージを送信したときの処理例を説明するためのフロー図である。 図1の無線伝送システムにおける、電源ON時の処理後にSTBからCECメッセージを送信したときの処理例を説明するためのフロー図である。 図1の無線伝送システムにおける、電源ON時の処理後にSTBからCECメッセージを送信したときの処理例を説明するためのフロー図である。 図1の無線伝送システムにおける、電源ON時の処理後にSTBからCECメッセージを送信したときの処理例を説明するためのフロー図である。 図1の無線伝送システムにおける、電源ON時の処理後にSTBからCECメッセージを送信したときの処理例を説明するためのフロー図である。 図1の無線伝送システムにおける、電源ON時の処理後にSTBからCECメッセージを送信したときの処理例を説明するためのフロー図である。 図1の無線伝送システムにおける機器間でのCECメッセージの送受について無線伝送路が通信不能になっている場合の概略を説明するための図である。
本発明に係る無線伝送システム(以下、本システムという)は、表示機器との間でCECメッセージを送受可能なCEC制御部を有する第1無線通信機器と、AV機器との間でCECメッセージを送受可能なCEC制御部を有する第2無線通信機器とを備える。
また、本システムは、第1無線通信機器と第2無線通信機器との間の無線通信により(つまり無線通信機器間での無線通信で中継することにより)、表示機器とAV機器との間でCECメッセージの送受を行うシステムであり、ACKビットを含むCECメッセージの無線を介した伝送方法自体は、特許文献1に記載の方法を採用すればよい。
しかし、上述したように特許文献1に記載の方法は遅延により破綻してしまう可能性が高く、そのため本システムにおいては、その主たる特徴として、第1無線通信機器及び第2無線通信機器がそれぞれ他機(無線伝送路及び他方の無線通信機器を挟んだ対側にあるCEC対応機器)であると偽装する。この偽装により、無線伝送路で区分けされる2つのCECネットワークが構築でき、各CECネットワークで破綻するような遅延が生じ難くなる。
以下、本発明について、表示機器としてモニターを採用したシステムを挙げて説明するが、チューナ付きのテレビ装置であってもよい。また、AV機器(表示機器以外のAV機器)としてSTBを採用したシステムを挙げて説明するが、STBに限らず、BD、DVD等の各種レコーダやプレーヤであっても、単なるチューナ機器であっても、またパーソナルコンピュータ(PC)やゲーム機器であってもよい。また、AV機器としては、ソース機器に限らず、リピータ機器(AVアンプ、HDMI入力端子付きのSTBやレコーダなど)であってもよい。但し、以下に構成例を示すように、これら表示機器やAV機器はCEC対応機器であるものとする。
<本発明に係る無線伝送システムの構成例>
図1は、本発明に係る無線伝送システムの一構成例を示すブロック図で、図中、1はAV機器の一例としてのSTB、2は第2無線通信機器の一例としての送信機、3は第1無線通信機器の一例としての受信機、4は表示機器の一例としてのモニターである。
(送信側の機器について)
STB1は、CEC対応にするための有線接続部11、制御部12、及び記憶部13を備え、その他、主制御部14やチューナ部15など、STBとしての機能を実現するための構成要素を備えている。主制御部14は、制御部12を含めたSTB1の全体を制御する。チューナ部15は、放送を受信するチューナ、それを復調する復調部、復調された映像・音声データをデコードするデコーダなどを有する。
有線接続部11は、HDMIケーブルを接続するためのHDMI I/Fである。つまり、有線接続部11は、HDMIケーブルに含まれる次の各ラインと接続している。HDMIケーブルには、機器間で共通の制御信号(CECメッセージ)を伝送する双方向バスであるCECラインを含む。CECプロトコルでは、送信側はデバイス種により定められた論理アドレスを宛先(送信先)として指定することで所望の機器にCECメッセージを送信することができる。また、受信側は、このCECメッセージに自身の論理アドレスが宛先として記述されていた場合(Broadcast送信などとして含まれる場合もある)に受信を行い、このCECメッセージに記述された送信元の論理アドレスによって送信側を認識することが可能になっている。
また、HDMIケーブルには、CECラインの他に、デジタル信号である映像・音声信号のストリームを差動方式で伝送するためのTMDSラインや、EDID(Extended Display Identification Data)の送信等に利用されるDDC(Display Data Channel)ラインなどが含まれる。このEDIDには、表示装置が処理可能な信号の種類についての情報や、表示パネルの解像度などの情報、ピクセルクロック、水平有効期間、垂直有効期間などの情報が含まれる。EDIDを映像表示側(この例ではモニター4)から映像送信側(この例ではSTB1)が取得し、使用する表示パネル(この例ではモニター4の表示パネル)の解像度に合わせた映像信号を伝送する。
制御部12は、有線接続部11におけるCECラインに接続されている。そして、制御部12は、CECラインで伝送され有線接続部11で受信したCECメッセージを解読して、そのCECメッセージに対して必要に応じてACKビットや応答(Response:状態等の返答)をCECラインでCECメッセージ送信元(この例では送信機2)に返す。また、制御部12は、解読したCECメッセージを必要に応じて主制御部14に渡し、主制御部14がSTB1全体を制御してそのCECメッセージに応じた処理を実行させる。また、制御部12は、例えば電源ON時やSTB1での操作を受け付けたときなど、主制御部14からの指示を受け、その指示に合うCECメッセージを生成して、有線接続部11経由でそのCECメッセージを送信する。
記憶部13にはプログラムや情報が記憶されており、これらは必要に応じて制御部12から読み出される。制御部12及び記憶部13はCEC制御部に該当し、例えばマイコンで構成しておけばよい。また、上記情報としては動作を規定するための応答テーブルが挙げられる。上記プログラムとしては、CECドライバやCECマネージャが挙げられる。
CECドライバは、CECメッセージをCECラインで送受するためのプログラムであり、より具体的には有線接続部11におけるCECラインの電圧を読み取ったり、CECラインを短絡させるなどの制御を行う。なお、CECドライバは、プログラムとして説明しているがハードウェアのみで構成されていてもよい。CECマネージャは、CECドライバが受け取ったCECメッセージを解釈して、応答テーブルを参照してACKビットや応答(response)をCECドライバに指示して返信させたり、CECメッセージに合った指示を主制御部14に伝達したりするプログラムである。また、CECマネージャは、主制御部14からの指示を受け、応答テーブルを参照してその指示に合うCECメッセージを生成して、有線接続部11経由でそのCECメッセージをCECドライバに渡して送信させるプログラムも含まれている。
また、主制御部14と有線接続部11との間には図示しないHDMIトランスミッタが接続されている。このHDMIトランスミッタは、チューナ部15で受信された映像・音声信号のパケットストリームを、TMDS方式により有線接続部11から送信機2の有線接続部21に送信する。このとき、HDMIケーブルにおけるTMDSラインの各TMDSチャンネルで、パケットストリームが送信される。なお、HDMIトランスミッタが送信する映像信号は、上述したようにモニター4の表示パネルに合わせた解像度に変換されたものであり、STB1の構成によっては他の映像処理も施された後の映像信号であってもよい。また、HDMIトランスミッタが送信する音声信号も、STB1の構成によっては音声処理が施された後の音声信号であってもよい。
送信機2は、CEC対応にするための有線接続部21、制御部22、及び記憶部23を備え、さらに無線通信を可能にするための無線接続部(無線通信部)24を備えている。有線接続部21は、HDMIケーブルを接続するためのHDMI I/Fであり、このHDMIケーブルを経由してSTB1の有線接続部11に接続可能となっている。有線接続部11と有線接続部21とのHDMIケーブルによる接続によって、STB1と送信機2とはCECメッセージを送受可能になる。
制御部22は、HDMIケーブルのCECラインに有線接続部21を介して接続されており、また無線接続部24にも接続されている。そして、制御部22は、CECラインで伝送され有線接続部21で受信したCECメッセージを解読して、そのCECメッセージに対して必要に応じてACKビットや応答(response)をCECラインでCECメッセージ送信元(この例ではSTB1)に返すと共に、解読したCECメッセージを必要に応じて無線接続部24経由で受信機3へ無線伝送する。また、制御部22は、無線接続部24で受信した無線伝送された情報(CECメッセージを示す情報)を解読して、解読したCECメッセージを有線接続部21におけるCECラインでSTB1に送信(転送)する。
このようなCECメッセージの送受のうちSTB1と送信機2との間の送受は、送信機2がモニター4であると偽装して実行される。本発明の主たる特徴である、この偽装のための構成を説明する。
記憶部23にはプログラムや情報が記憶されており、これらは必要に応じて制御部22から読み出される。また、制御部22及び記憶部23は、例えばマイコンで構成しておけばよい。記憶部23に記憶された上記情報としては、動作を規定するための応答テーブル23cが挙げられる。偽装のためにこの応答テーブル23cを利用する。
送信機2の応答テーブル23cには、予め偽装するCEC対応機器(ここではモニター4に対応する「TV」)として振る舞うための動作をプリセットしておく。この動作は、送信機2のCEC制御部が、無線伝送路及び受信機3を挟んだ対側のモニター4のデバイス種(TV)に応じた論理アドレス(0)を用いて、AV機器(この例ではSTB1)のCEC制御部とのCECメッセージの送受を行うように定めておく。STB1への応答(response)が必要な場合には、基本的にモニター4側(実際には受信機3側)からの応答のCECメッセージを示す情報を待って、STB1へ応答を返せばよい。ここで、送信機2のCEC制御部は、主に制御部22、CECドライバ23a、及びCECマネージャ23bに相当し、STB1のCEC制御部は、主に制御部12及び記憶部13に相当する。
送信機2で論理アドレス「0」を用いるだけで、STB1とのCECメッセージの送受についてはCECプロトコル(ベンダコマンドも含む)に定められた通り行うことができる。ここで、ベンダコマンドとはVendor Specific Commandsで規定されたコマンド群、例えば、ベンダ(メーカー)独自に動作を規定できる<Vendor Command>や<Vendor Command With ID>などを指す。独自に動作を規定する際には、これらのコマンド(メッセージ)中のVendor Specific Dataに記述するとよい。
なお、送信機2は、受信機3にCECメッセージを示す情報(つまりCECメッセージに対応する無線メッセージ)を送信するが、送信機2自身で使用している論理アドレス(0)を送信元として受信機3に送信する訳ではなく、あくまでSTB1から受信したCECメッセージ(STB1の論理アドレスが送信元として含まれるCECメッセージ)を示す情報を無線で転送する。
記憶部23に記憶された上記プログラムとしては、CECドライバ23a、CECマネージャ23b、及び無線通信ドライバ23dなどが挙げられる。CECドライバ23aは、STB1のCECドライバと同様であり、CECメッセージをCECラインで送受するためのドライバである。CECマネージャ23bは、STB1からCECドライバ23aが受け取ったCECメッセージを解釈して、応答テーブル23cを参照してACKビットや応答(response)をCECドライバ23aに指示して返信させたり、応答テーブル23cを参照してCECメッセージを示す情報を無線通信ドライバ23dに渡して無線接続部24で無線伝送させたりする。無線通信ドライバ23dは、CECマネージャ23bからの指示に基づき無線接続部24にCECメッセージを示す情報を無線伝送させるドライバであり、プログラムとして説明しているがハードウェアのみで構成されていてもよい。
また、無線通信ドライバ23dは、受信機3から無線接続部24で受信したCECメッセージを示す情報をCECマネージャ23bに渡す処理も行う。無線通信ドライバ23dからCECメッセージを示す情報を受けたCECマネージャ23bは、CECメッセージを解釈(抽出)して、応答テーブル23cを参照してそのCECメッセージをCECドライバ23aに指示してSTB1側へ送信させる。
また、無線接続部24と有線接続部21との間にはHDMIレシーバ(図示せず)が接続されている。このHDMIレシーバは、TMDSラインでSTB1のHDMIトランスミッタから有線接続部11を介して送信された映像・音声パケットを、有線接続部21を経由して受信し、無線接続部24に渡す。送信機2のHDMIレシーバで受信した映像・音声パケットは、無線接続部24にて無線伝送することが可能に構成されている。なお、この映像・音声パケットの無線伝送は、TMDSラインでの送信と同様に、TMDSチャンネルを指定して行ってもよい。
(受信側の機器について)
モニター4は、CEC対応にするための有線接続部41、制御部42、及び記憶部43を備え、その他、主制御部44、ビデオプロセッサ等の映像処理部45、LCD等の表示パネルを有する表示部46、及び受光部47など、モニターとしての機能を実現するための構成要素を備えている。主制御部44は、制御部42を含めたモニター4の全体を制御する。受光部47は、リモコン5からの操作信号を受光し、主制御部44に渡す。
有線接続部41は、HDMIケーブルを接続するためのHDMI I/Fである。制御部42は、有線接続部11におけるCECラインに接続されている。制御部42は、EDIDを受信機3に送信し、送信機2を経てSTB1にEDIDが送信され、STB1が表示部46の表示解像度に合った映像信号を送信することを可能にする。また、制御部42は、CECラインで伝送され有線接続部41で受信したCECメッセージを解読して、そのCECメッセージに対して必要に応じてACKビットや応答(Response)をCECラインでCECメッセージ送信元(この例では受信機3)に返す。また、制御部42は、解読したCECメッセージを必要に応じて主制御部44に渡し、主制御部44がモニター4全体を制御してそのCECメッセージに応じた処理を実行させる。また、制御部42は、例えば電源ON時や受光部47でユーザ操作の操作信号を受け付けたときなど、主制御部44からの指示を受け、その指示に合うCECメッセージを生成して、有線接続部41経由でそのCECメッセージを送信する。
記憶部43にはプログラムや情報が記憶されており、これらは必要に応じて制御部42から読み出される。制御部42及び記憶部43はCEC制御部に該当し、例えばマイコンで構成しておけばよい。また、上記情報としては動作を規定するための応答テーブルが挙げられる。上記プログラムとしては、CECドライバやCECマネージャが挙げられる。
CECドライバは、CECメッセージをCECラインで送受するためのプログラムであり、より具体的には有線接続部41におけるCECラインの電圧を読み取ったり印加電圧の制御を行う。なお、CECドライバは、プログラムとして説明しているがハードウェアのみで構成されていてもよい。CECマネージャは、CECドライバが受け取ったCECメッセージを解釈して、応答テーブルを参照してACKビットや応答(response)をCECドライバに指示して返信させたり、CECメッセージに合った指示を主制御部44に伝達したりするプログラムである。また、CECマネージャは、主制御部44からの指示を受け、応答テーブルを参照してその指示に合うCECメッセージを生成して、有線接続部41経由でそのCECメッセージをCECドライバに渡して送信させるプログラムも含まれている。
また、映像処理部45と有線接続部41との間には図示しないHDMIレシーバが接続されている。このHDMIレシーバは、有線接続部41を介して受信機3から映像・音声信号のストリーム(元はSTB1のチューナ部15で取得された信号である)を受信して映像/音声の分離を行って、その映像信号(表示部46の解像度に合った映像信号)を、映像処理部45へ出力する。映像処理部45は、主制御部44の指示に基づき、映像信号に対して各種映像処理を施して表示部46に出力し、表示部46が映像を表示する。また、このHDMIレシーバは、分離した音声信号を音声処理部(図示せず)へ出力し、音声処理部は、主制御部44の指示に基づき、各種音声処理を施してスピーカ(図示せず)へ出力し、スピーカが音声を出力する。
受信機3は、CEC対応にするための有線接続部31、制御部32、及び記憶部33を備え、さらに無線通信を可能にするための無線接続部(無線通信部)34を備えている。有線接続部31は、HDMIケーブルを接続するためのHDMI I/Fであり、このHDMIケーブルを経由してモニター4の有線接続部41に接続可能となっている。有線接続部31と有線接続部41とのHDMIケーブルによる接続によって、受信機3とモニター4とはCECメッセージを送受可能になる。
制御部32は、HDMIケーブルのCECラインに有線接続部31を介して接続されており、また無線接続部34にも接続されている。そして、制御部32は、CECラインで伝送され有線接続部31で受信したCECメッセージを解読して、そのCECメッセージに対して必要に応じてACKビットや応答(response)をCECラインでCECメッセージ送信元(この例ではモニター4)に返すと共に、解読したCECメッセージを必要に応じて無線接続部34経由で送信機2へ無線伝送する。また、制御部32は、無線接続部34で受信した無線伝送された情報(CECメッセージを示す情報)を解読して、解読したCECメッセージを有線接続部31におけるCECラインでモニター4に送信する。
このようなCECメッセージの送受のうちモニター4と受信機3との間の送受は、受信機3がSTB1であると偽装して実行される。本発明の主たる特徴である、この偽装のための構成を説明する。
記憶部33にはプログラムや情報が記憶されており、これらは必要に応じて制御部32から読み出される。また、制御部32及び記憶部33は、例えばマイコンで構成しておけばよい。記憶部33に記憶された上記情報としては、動作を規定するための応答テーブル33cが挙げられる。偽装のためには、送信側(送信機2の応答テーブル23c)での偽装だけでなく、受信側でこの応答テーブル33cを利用した偽装も行う。
受信機3の応答テーブル33cには、予め偽装するCEC対応機器(ここではSTB1に対応する「Tuner」)として振る舞うための動作をプリセットしておく。この動作は、受信機3のCEC制御部が、無線伝送路及び送信機2を挟んだ対側のSTB1のデバイス種(Tuner)に応じた論理アドレス(3,6,7,10のいずれか)を用いて、表示機器(この例ではモニター4)のCEC制御部とのCECメッセージの送受を行うように定めておく。モニター4への応答(response)が必要な場合には、基本的にSTB1側(実際には送信機2側)からの応答のCECメッセージを示す情報を待って、モニター4へ応答を返せばよい。ここで、受信機3のCEC制御部は、主に制御部32、CECドライバ33a、CECマネージャ33b、及び応答テーブル33cに相当し、モニター4のCEC制御部は、主に制御部42及び記憶部43に相当する。
受信機3が論理アドレス「3,6,7,10のいずれか」を用いるだけで、モニター4とのCECメッセージの送受についてはCECプロトコル(ベンダコマンドも含む)に定められた通り行うことができる。なお、受信機3は、送信機2にCECメッセージを示す情報(つまりCECメッセージに対応する無線メッセージ)を送信するが、受信機3自身で使用している論理アドレス(3,6,7,10のいずれか)を送信元として送信機2に送信する訳ではなく、あくまでモニター4から受信したCECメッセージ(モニター4の論理アドレス「0」が送信元として含まれるCECメッセージ)を示す情報を無線で転送する。
記憶部33に記憶された上記プログラムとしては、CECドライバ23aと同様のCECドライバ33a、CECマネージャ33b、及び無線通信ドライバ33dなどが挙げられる。CECマネージャ33bは、モニター4からCECドライバ33aが受け取ったCECメッセージを解釈して、応答テーブル33cを参照して、ACKビットや応答(response)をCECドライバ33aに指示して返信させたり、応答テーブル33cを参照してCECメッセージを示す情報を無線通信ドライバ33dに渡して無線接続部34で無線伝送させたりする。無線通信ドライバ33dは、CECマネージャ33bからの指示に基づき無線接続部34にCECメッセージを示す情報を無線伝送させるドライバであり、プログラムとして説明しているがハードウェアのみで構成されていてもよい。
また、無線通信ドライバ33dは、送信機2から無線接続部34で受信したCECメッセージを示す情報をCECマネージャ33bに渡す処理も行う。無線通信ドライバ33dからCECメッセージを示す情報を受けたCECマネージャ33bは、CECメッセージを解釈(抽出)して、応答テーブル33cを参照してそのCECメッセージをCECドライバ33aに指示してモニター4側へ送信させる。
また、送信機2とは異なり受信機3の場合には、図1で例示するようにSTB1を無線でCEC接続させたいのか、レコーダやプレーヤを無線でCEC接続させたいのかによって、プリセットすべき動作が異なる。従って、表示機器以外のAV機器のデバイスの全て又は複数のそれぞれに対応する動作を応答テーブル33cに格納しておき、例えば受信機3に設けた切り換えボタンなどでユーザがデバイス(通信しようとするデバイス)を選択可能に構成しておいてもよい。そして、応答テーブル33cにおいて、ユーザ選択されたデバイスに対応する動作のみを有効にセットすればよい。
なお、CECプロトコルでは、Tunerに応じた論理アドレスとして3,6,7,10が用意されており、受信機3は、上述したようにこのうちいずれかをセットすればよい。もし、送信側の有線CECネットワークのSTB1の下層にSTB1以外にチューナ機器がある場合には、STB1の論理アドレスが「6」となる場合がある。受信側で、STB1以外のチューナ機器がTuner1(論理アドレス3)を先に宣言していることをCECメッセージ(ベンダコマンド)により検出して、Tuner2(論理アドレス6での動作)にセットし直すように規定していてもよいが、あくまで、受信側の有線CECネットワーク内でTuner1が存在しない限り、受信機3に論理アドレス3(STB1の論理アドレスとは異なる値)での動作をプリセットしても、送信機2で論理アドレス3に対するCECメッセージを示す無線メッセージを解釈してCECラインで送信する際に、(STB1が「6」であることが分かっているため)論理アドレスを3から6に書き換えて送信すれば、全く支障はない。
また、無線接続部34と有線接続部31との間にはHDMIトランスミッタ(図示せず)が接続されている。このHDMIトランスミッタは、無線接続部34で受信した映像・音声パケットをTDMS方式に変換して、TMDSチャンネル毎に有線接続部31及びTDMSラインを経由してモニター4(のHDMIレシーバ)に送信する。
(上記構成例のまとめ)
上述のとおり、図1の無線伝送システムでは、STB1とモニター4の間を無線伝送する場合において、送信機(Tx)2はモニター4として通信を行い、受信機(Rx)3はSTB1として通信を行う仕組みを導入している。
より具体的には、応答テーブル23c(/応答テーブル33c)に偽装する機器についてその偽装機器として振る舞うための動作をプリセットしておき、送信機2(/受信機3)で対側にあるモニター4(/STB1)の論理アドレスを取得しSTB1(/モニター4)からCECメッセージを受信して、モニター4(/STB1)側に対して受信したCECメッセージを送信し、またモニター4(/STB1)側から受信したCECメッセージをSTB1(/モニター4)へ送信することも可能になっている。ここで、CECマネージャ23b(/33b)は、CECドライバ23a(/33a)と無線通信ドライバ23d(/33d)の各々が受信したデータを受け取り、応答テーブル23c(/33c)(及び後述の例のように通信メモリ23e/33e内に記憶された通信履歴情報)から、応答すべきCECメッセージ対側(CECメッセージ送信先)へ「無線メッセージとして送信すべきCECメッセージ」を判断して無線通信ドライバ23dに渡す制御と、同じく応答テーブル23c(/33c)(及び通信履歴情報)から、CECメッセージ送信元へACKビットや応答(response)のCECメッセージを判断してCECドライバ23aに渡す制御とを行っている。
図2を参照して説明する。図2は、図1の無線伝送システムにおける機器間でのCECメッセージの送受についてその概略を説明するための図である。STB1からは送信機2は論理アドレス0をもつモニター4のように見え、モニター4からは受信機3は論理アドレス3,6,7,10のいずれか(この例では「3」)をもつSTB1のように見え、また送信機2と受信機3との間はそれぞれSTB1とモニター4とから受け取ったCECメッセージ(CECコマンド)を相互にやり取りできる。すなわち、送信機2は、STB1からのTVの論理アドレスに対するCECメッセージに対してACKビットを返し、受信機3へ伝送し、受信機3は、TunerとしてそのCECメッセージをモニター4へ伝送する。逆に受信機3は、TVからのSTBの論理アドレスに対するメッセージに対してACKビットを返し、送信機2へ伝送し、送信機2は、TVとしてそのメッセージをSTB1へ伝送する。
このような構成により、モニター4、STB1共にプロトコル等を変更することなく、従来、遅延のために不可能とも言えた無線伝送路を介したCEC通信が可能となる。特に、偽装(模倣)を行っているため、送信機2や受信機3は偽装機器に対するCECメッセージを無視できるため全てのCECメッセージを他方に無線伝送する必要も無くなり、複数の機器からの送信が輻輳してしまうこともあるため、その分だけでも多くの遅延が解消される。さらに、偽装を行っているため、後述する「CECメッセージの種類に応じた処理」や「CECメッセージの応答制限時間に応じて、送信機2や受信機3が代わりに応答(response)を返す処理」を実現することも可能になる。
<上記構成例におけるCECメッセージの送受の例>
図3は、図1の無線伝送システムにおける、電源ON時からの偽装動作処理例を説明するためのフロー図である。図3及び後述する図4〜図11において、各機器の間で送信を表す矢印を示しているが、実線の矢印はACKビットを返していることを示し、破線の矢印はACKビットを返していないことを示している。例えば、図3のステップS4はACKビットの返信がなく、ステップS13はSTB1から送信機2にACKビットを返信していることを示している。但し、送信機2と受信機3との間の通信については無線独自のプロトコルによる通信でありCECとは異なるためACKビットの送信は行われないが、何らかの方法によって確実な通信が行われているものとする。なお、送信以外の矢印、例えばステップS1,S2,S15や図4のステップS24などについては、この図示のルールは関係ない。
まず、送信機2には、モニター4として動作するような応答テーブル23cがプリセットされており(ステップS1)、受信機3には、STB1として動作するような応答テーブル33cがプリセットされている(ステップS2)。
このような状態で、且つ、STB1と送信機2とがHDMIケーブルによりCEC接続され、受信機3とモニター4とがHDMIケーブルによりCEC接続された状態で、各機器の電源がON(Power On)されたとき(ステップS3)、STB1は、STB(論理アドレス3とする)を名乗るために他にSTB(Tunerに該当する機器)が存在しないかを確認する(ステップS4)。また、受信機3は、STB(論理アドレス3とする)を名乗るために他にSTB(Tunerに該当する機器)が存在しないかを確認する(ステップS6)。つまり、ステップS4,S6では、STBを宛先としたCEC通信にACKビットが返らないことを確認する。この通信は、例えば、<Poling Message>で行えばよい。
同様に、送信機2は、TV(論理アドレス0)を名乗るために他にTVが存在しないかを確認し(ステップS5)、モニター4は、TV(論理アドレス0)を名乗るために他にTVが存在しないかを確認する(ステップS7)。つまり、ステップS5,S7では、TVを宛先としたCEC通信にACKビットが返らないことを確認する。なお、ステップS3の電源ONの順序や電源ONとHDMIケーブルの接続との前後は問わず、電源がONされHDMIケーブルが接続された機器から、確認処理(ステップS4〜S7のいずれか)を行えばよい。なお、ステップS4〜S7の処理により、図1の構成例では各機器1〜4のそれぞれで論理アドレスが決定できるが、他の機器の接続によってACKビットが返ってきた場合には同デバイス種用の他の論理アドレスへの設定を同様に試みればよい。
また、図3では図示していないが、ステップS4〜S7の後、各機器に記憶されているVendor ID(IEEE機関で定められた固有のVendor ID)をbroadcast送信するメッセージである<Device Vendor ID>を送信するようにしておく。少なくともモニター4は次に説明するベンダコマンドの送信の前にこの送信を済ませておく。また、各機器1〜3のうち、モニター4がVendor IDを受け取っていない機器については、次に説明するベンダコマンドの送信前に、<Give Device Vendor ID>によりVendor IDを通知させてもよい。次に説明するベンダコマンドは、基本的にVendor IDが同じ場合(又は同じと見なせるような処理を行った場合)に受け取ることができる。
このようにして、論理アドレスが各機器1〜4で決まった段階で、送信機2、受信機3は本発明に係る偽装動作を開始する。すなわち、論理アドレスが決定した段階で、送信機2は自身が接続されているCECライン上ではモニター4として動作し、受信機3は自身が接続されているCECライン上ではSTB1として動作し始める。相互に連携する機器であれば何らかの存在確認の仕組みが導入される必要があるため、モニター4とSTB1は、無線区間の有無にかかわらず、図3で図示した例では、ベンダコマンドとして定めたVendor(Ping)を、そのVendor(Ping)に対する応答(response)としてVendor(Ack)が返信されてくるまで所定間隔で送信してサーチを行い、相互の存在確認を行うものとする。このステップはより複雑に、相互の通信が複数ステップに分けられていてもよい。無線区間がある場合でも、まず、モニター4はベンダコマンドとして定めたVendor(Ping)を、そのVendor(Ping)に対する応答(response)としてVendor(Ack)が返信されてくるまで所定間隔で送信してサーチを行う。(ステップS11)。このサーチ処理は、モニター4における記憶部43の応答テーブルに動作開始の処理として記述しておけばよい。
ステップS11では、まずVendor(Ping)をCECラインで送信する(ステップS11a)。ステップS11aでVendor(Ping)を受け取った受信機3は、応答テーブル33cを参照して、STB1としてACKビットを返すと共にVendor(Ping)を示す情報(つまりVendor(Ping)を示す無線メッセージ)を無線送信する(ステップS12)。ステップS12では、このVendor(Ping)を送信してきた論理アドレス(Vendor(Ping)に含まれる送信元の論理アドレスであり、この例ではモニター4の「0」)を通信メモリ33eに保存する処理も行う。ここで保存された論理アドレスの機器が、STB1として偽装(模倣)する上での相手先の機器である、つまり対動作の相手であると判断する。ここで、受信機3の応答テーブル33cには、このような動作、つまり、Vendor(Ping)に対してACKビットを返し論理アドレスを保存すること、及びVendor(Ping)を示す情報を無線伝送することが規定してあるものとする。
この無線メッセージを受信した送信機2は、この無線メッセージからVendor(Ping)を抽出し、CECラインで伝送する(ステップS13)。ここで、このような動作が送信機2の応答テーブル23cで規定されているものとする。このVendor(Ping)を受信したSTB1は、記憶部13の応答テーブルを参照して、ACKビットを返すと共にVendor(Ping)に対する応答(response)としてVendor(Ack)をCECラインで伝送する(ステップS14)。ここで、STB1の記憶部13の応答テーブルには、このような動作、つまりVendor(Ping)に対してACKビットを返すこと、及びVendor(Ping)に対する応答(response)としてVendor(Ack)を返す(Vendor(Ping)での送信元を宛先にして返す)ことが規定してあるものとする。
このVendor(Ack)を受信した送信機2は、応答テーブル23cを参照して、ACKビットを返すと共に、Vendor(Ack)を返してきた論理アドレス(Vendor(Ack)に含まれる送信元の論理アドレスであり、この例ではSTB1の「3」)を通信メモリ23eに保存する(ステップS15)。ここで保存された論理アドレスの機器が、モニター4として偽装(模倣)する上での相手先の機器である、つまり対動作の相手であると判断する。また、送信機2は、そのVendor(Ack)を示す情報(つまりVendor(Ack)を示す無線メッセージ)を無線送信する(ステップS16)。ここで、送信機2の応答テーブル23cには、このような動作、つまり、Vendor(Ack)に対してACKビットを返すと共にその送信元の論理アドレスを通信メモリ23eに記憶し、その論理アドレスへの対動作を受付開始し、そのVendor(Ack)を示す無線メッセージを無線伝送することが規定してあるものとする。
この無線メッセージを受信した受信機3は、この無線メッセージからVendor(Ack)を抽出し、CECラインで伝送する(ステップS17)。ここで、このような動作が受信機3の応答テーブル33cで規定されているものとする。
このVendor(Ack)を受信したモニター4は、記憶部43の応答テーブルを参照して、ACKビットを返すと共にVendor(Ack)を返してきた論理アドレス(Vendor(Ack)に含まれる送信元の論理アドレスであり、この例ではSTB1の「3」)を記憶部43の通信メモリに保存し、この時点からSTB1への対動作を受付開始する(ステップS18)。つまり、ここで保存された論理アドレスの機器が対動作の相手であると判断する。ここで、モニター4の記憶部43の応答テーブルには、このような動作、つまり、Vendor(Ack)に対してACKビットを返すと共にその送信元の論理アドレスを通信メモリに記憶し、その論理アドレスへの対動作を受付開始することが規定してあるものとする。
以上、説明したように、Vendor(Ping)のように連係動作する機器間の認証通信を利用することにより、本発明の偽装対象にしている機器をサーチすることができる。また、このような仕組みが存在しない機器間であれば、連係動作する機器の論理アドレスを固定した動作をプリセットすることで実現できる。なお、Vendor(Ping)を送出する前にVendor IDを事前に通知する必要があると説明したが、Vendor(Ping)を<Vendor Command>ではなく<Vendor Command With ID>を用いて送出する場合には、Vendor IDを事前に通知する必要はない。この場合、Vendor(Ping)を送出してVendor(Ack)を確認した後に<Device Vendor ID>を送信してから、<Vendor Command>による通信を行うとよい。
図4は、図1の無線伝送システムにおける、電源ON時の処理後にリモコン操作がなされたときの処理例を説明するためのフロー図である。リモコン5から受光部47がVendor Remote Downに対応する操作信号を受信したときの動作を説明する。なお、このような動作は図3で説明したのと同様に各機器の応答テーブルに記憶させておけばよい。
まず、モニター4は、その操作信号を解釈して、応答テーブルを参照し、Vendor Remote DownというCECコマンドをCECラインで送信する(ステップS21)。受信機3は、このVendor Remote Downを受けて、応答テーブル33cを参照して、ACKビットをSTB1として返すと共に、Vendor Remote Downを示す情報(無線メッセージ)を無線伝送する(ステップS22)。この無線メッセージを受けた送信機2は、Vendor Remote Downを抽出して応答テーブル23cを参照し、モニター4として(モニター4の論理アドレスを送信元とし)、通信メモリ23eに記憶しておいた論理アドレス(ステップS15で記憶した論理アドレス)を宛先として、CECラインで送信する(ステップS23)。このVendor Remote Downを受信したSTB1は、応答テーブルを参照して、ACKビットを返すと共に、Vendor Remote Downに応じた処理(例えばチャンネル変更などの処理)を実行する(ステップS24)。このようにして、モニター4のリモコン5からSTB1が操作できる。
図5は、図1の無線伝送システムにおいて電源ON時の処理後に特定のCECメッセージを送受する際に、応答に遅延が生じる場合を説明するための図である。図1〜図4を参照して説明したような送信機2及び受信機3による偽装は、遅延防止に非常に有効であるが、この偽装だけでは、偽装機器に対して送信されたCECメッセージ全て(CECライン上の全てのCECメッセージではない)の伝送を行う必要がある。なお、図1等の説明において、「必要に応じて」送信すると説明した部分は「CECプロトコルに則った上で必要に応じて」送信することを意味する。
このように、偽装機器に対してのCECメッセージを全て伝送すると、リンク上の帯域を消費すると共に、一定時間以内の応答(response)が要求されるコマンドの中で対応できないコマンド(例えばコマンド<Routing Change>に対する応答<Set Stream Path>)も生じてくる。送信開始から受信完了までに100ms必要なコマンドを使用し、300ms以内の応答を要求されるコマンド系列を例に挙げて説明する。図5で例示するように、まず送信機2がバッファリングしつつ受信、完了後受信機3へ伝送し、受信機3がモニター4への送信を完了できるまで、送信機2が受信完了してから100ms余分にかかる(厳密には無線伝送区間での通信遅延も発生するが簡単化のため無視する)。そして、モニター4からの応答が規格範囲内である200msで行われたとする、受信機3でその応答を同様に受信完了、送信機2へ伝送、送信機2が送信完了するまで、受信機3が受信完了してから100ms余分にかかる、よって、受信機3が接続されているCECライン上では規格範囲内である200msでの応答があったことになるが、送信機2が接続されているCECライン上では、規格オーバーとなる400ms以上かかってしまう。
この対策として、偽装機器に対するCECメッセージのうち一部のCECメッセージについては無線伝送を省略することが望ましい。このような処理を説明する。図5で説明したような遅延が発生する場合(帯域不足などにより発生する場合も含む)には、次のような処理を行えばよい。
つまり、受信機3のCEC制御部は、モニター4から受信したCECメッセージ(ベンダコマンドである場合も含む)の種類によって、STB1(送信機2)への伝送が必要であるか否かを判定し、伝送の必要ありと判定されたCECメッセージのみを送信機2へ無線接続部34を介して無線伝送する。送信機2のCEC制御部も、STB1から受信したCECメッセージの種類によって、モニター4(受信機3)への伝送が必要であるか否かを判定し、伝送の必要ありと判定されたCECメッセージのみを受信機3へ無線接続部24を介して無線伝送する。このような動作も応答テーブル23c,33cに記述しておき、CECマネージャ23b,33bで実行させればよい。
より具体的には、CECの応答(response)は模倣する機器を特定すれば固定値や事前の通信の内容から確定する値を返せばよいものであるため、送信機2/受信機3が対側から通信し結果を得ることなく、送信機2/受信機3だけの判断で応答する。これにより、応答時間の問題を解決すると共に、送信機2と受信機3との間の通信量を削減することができる。また、この応答にだけ必要なパラメータの伝送や、TVやSTBとして動作する上で反応する必要のないコマンドは受信するだけで伝送を行わないことによりさらに通信量を削減することができる。
このような処理の例を図6〜図11を参照して説明する。図6〜図11は、図1の無線伝送システムにおける、電源ON時の処理後にSTBからCECメッセージを送信したときの処理例を説明するためのフロー図である。
まず、図6に示すように、送信機2が、STB1からCECメッセージを受信し(ステップS31)、そのCECメッセージが応答の必要がないとCECメッセージであると判断した場合には、ACKビットを返すだけでCECメッセージ自体は無視する。
図7に示すように、送信機2が、STB1からCECメッセージを受信し(ステップS41)、そのCECメッセージが、応答は必要だが偽装する機器を特定できていれば事前の通信内容(又は固定値)でよいCECメッセージであると判断した場合には、ACKビットを返すと共に、通信メモリ23eのモニター4との通信履歴から判断した応答(又はプリセット値の応答)を返す(ステップS42)のみで、無線通信はしない。事前の通信内容でよい例としては<Give Power Status>が挙げられ、これに対する通信履歴から判断した応答は<Report Power Status>となる。また、固定値でよい例としては<Give Vendor ID>が挙げられ、これに対するプリセット値の応答は<Device Vendor ID>となる。
図8に示すように、送信機2が、STB1からCECメッセージを受信し(ステップS51)、そのCECメッセージが、応答を先に返して後でモニター4に通信すればよいCECメッセージであると判断した場合には、ACKビットを返し、同メッセージを示す情報を無線伝送すると共に(ステップS52)、プリセット値の応答をCECラインでSTB1に返す(ステップS53)。このようなCECメッセージの例としては、<Routing Change>が挙げられ(但し、ここではSTB1側からの送信を前提としているため、STB1がリピータ機器である場合)、これに対するプリセット値の応答は<Set Stream Path>となる。なお、ステップS52とステップS53の順序は問わず、ステップS53の応答が規格範囲内に収まるようにすればよい。ステップS52での無線メッセージを受け取った受信機3は、それが示すCECメッセージをモニター4にCECラインで送信し(ステップS54)、その応答をモニター4から得る(ステップS55)。受信機3では、その応答は不要であるため、無視すればよい。
図9に示すように、送信機2が、STB1からCECメッセージを受信し(ステップS61)、そのCECメッセージが一方通行でよいCECメッセージ(例えば、<Image View ON>、つまり電源ON命令など)であると判断した場合には、ACKビットを返して同メッセージを示す情報を無線伝送する(ステップS62)。その情報(無線メッセージ)を受信した受信機3は、同メッセージを抽出してモニター4にCECラインで送信する(ステップS63)。
図10に示すように、送信機2が、STB1からCECメッセージを受信し(ステップS71)、そのCECメッセージが応答が必要でありプリセット値や通信内容等では判断できないCECメッセージであると判断した場合には、省略せずに通常の処理を行う(ステップS72〜S76)。つまり、送信機2が、ACKビットを返すと共に同メッセージを示す情報を無線伝送し(ステップS72)、それを受けた受信機3が同メッセージを抽出してモニター4にCECラインで送信する(ステップS73)。モニター4が、それに対する応答を受信機3にCECラインで送信し(ステップS74)、受信機3が、同応答を示す情報を無線伝送し(ステップS75)、それを受けた送信機2が同応答を抽出してSTB1にCECラインで送信する(ステップS76)。このようなCECメッセージの例としてVendor内の取り決め次第である<Vendor Command>が挙げられる。なお、それに対する応答は、予め定められモニター4の応答テーブルに記憶されたものとなる。
なお、図11に示すように、送信機2が、STB1からCECメッセージを受信し(ステップS81)、そのCECメッセージが偽装機器(つまりモニター4)以外への通信であると判断した場合、ACKビットも返さず、無線伝送も行わない。
以上、図6〜図11を参照して、STB1からCECメッセージを送信したときの処理例を説明したが、モニター4側からCECメッセージを送信したときの処理例も、これを逆方向にしただけで同様である。
また、送信機2又は受信機3は、CECプロトコルに定められている応答(response)の制限時間(response time)、つまり返答制限時間によって、無線伝送するか、送信機2や受信機3が代わりに応答(response)を返すかを制御してもよい。
そのため、受信機3は、モニター4から受信したCECメッセージが、モニター4への応答制限時間が所定時間より短く要求されているものであるか否かを判定する。そして、受信機3は、判定の結果、短く要求されているCECメッセージについては、モニター4に対しSTB1の代わりに(送信機2の代わりにとも言える)応答する。このとき、送信機2へ無線伝送を行わなくてもよい。それ以外のCECメッセージについては、無線伝送を行えばよい。ここで、CECマネージャ33bにより応答テーブル33cを参照して判定可能にしておけばよく、この応答も各CECメッセージに対して応答テーブル33cで予め定めたプリセットメッセージであってよい。
同様に、送信機2は、STB1から受信したCECメッセージが、STB1への応答制限時間が上記所定時間より短く要求されているものであるか否かを判定し、短く要求されているCECメッセージについては、STB1に対しモニター4の代わりに応答する。このとき、受信機3へ無線伝送を行わなくてもよい。それ以外のCECメッセージについては、無線伝送を行えばよい。ここで、CECマネージャ23bにより応答テーブル23cを参照して判定可能にしておけばよく、この応答も各CECメッセージに対して応答テーブル23cで予め定めたプリセットメッセージであってよい。
このような受信CECメッセージの応答制限時間(すなわちCECメッセージの応答制限時間に関する種類)によって、無線伝送するか自身で応答を返すかを制御する形態は、図6〜図10を参照した例とは無関係に実行してもよいし、図7、図8を参照した例に適用してもよい。後者の場合、応答制限時間が短く要求されているCECメッセージについてのみ図7、図8を参照した例を適用すればよい。また、図9、図10の例についても、適当な応答をプリセット値でもたせておけば、とりあえずの応答は可能であり、応答制限時間の規格範囲がオーバーにならずに済む。また、このような無線伝送するか自身で返答を返すかを制御する形態においても、図6の例のように、無線伝送の必要のないCECメッセージであれば無条件に無視し応答も無線伝送も行わなければよく、図11のように自身が偽装する機器へのCECメッセージでなければ同様に無視すればよい。
図12は、図1の無線伝送システムにおける機器間でのCECメッセージの送受について無線伝送路が通信不能になっている場合の概略を説明するための図である。無線(ワイヤレス)通信の場合、電波状態等によって通信が切断することがある。この状態でメッセージを受け取ってもお互いに伝送することができない、しかも、受け取ってしまうということはACKビットを返すということであり、送信側では通信成功と判断されてしまう。すると、送信側で把握している状態と受信側で把握している状態が異なる結果になり、泣き別れの要因となってしまう。
そこで無線伝送ができない状況に陥った場合、CEC通信を受け取ってもACKビットを返さないようにすることが好ましい。つまり、受信機3のCEC制御部は、受信機3が送信機2との無線通信ができない状況に陥った状態で、モニター4からCECメッセージを受信してもACKビットをモニター4に返信せず、また送信機2のCEC制御部も、送信機2が受信機3との無線通信ができない状況に陥った状態で、STB1からCECメッセージを受信してもACKビットを返信しないようにする。このような動作も応答テーブル23c,33cに記述しておき、CECマネージャ23b,33bで実行させればよい。また、無線通信可能/不可能を判定は、送信機2や受信機3において通信メモリ23eや通信メモリ33eに、無線での通信履歴(通信切断か通信可能かを判断するための通信履歴)を記憶しておき、この通信メモリを参照して行えばよい。この場合、送信機2及び受信機3は、定期的に無線通信を試みておけばよい。
このような処理を採用することで、CEC対応機器にとってはHDMIケーブル抜けと同等の状態であると認識され、通信復帰後、泣き別れることなく動作させることが可能となる。
<本発明に係る無線伝送システムの他の構成例>
本システムとして、図1のような送信機2がSTB1に外付け(外部接続)され、受信機3がモニター4に外付け(外部接続)された構成例を挙げたが、いずれか一方又は双方が内蔵される構成を採用してもよい。つまり、受信機3のCEC制御部は、モニター4に設けられたCEC制御部に接続されてモニター4に内蔵されてもよい。ここで、CEC制御部だけでなく受信機3の無線接続部34も内蔵されてよい。また、送信機2のCEC制御部は、STB1に設けられたCEC制御部に接続されてSTB1に内蔵されてもよい。ここで、CEC制御部だけでなく送信機2の無線接続部24も内蔵されてよい。
<本発明に係る無線伝送方法について>
本発明は、プログラムや情報によってそのCECメッセージを送受する方法を説明したように、次の無線伝送方法としての形態も採用できる。なお、このプログラムや情報は、可搬記録媒体、放送波、インターネット回線などにより流通させることができる。本発明に係る無線伝送方法は、図1の構成例で説明すると、モニター4との間でCECメッセージを送受可能なCEC制御部を有する受信機3と、STB1との間でCECメッセージを送受可能なCEC制御部を有する送信機2とを用い、受信機3と送信機2との間の無線通信により、モニター4とSTB1との間でCECメッセージの送受を行うものである。
そして、この無線伝送方法は、その主たる特徴として、受信機3のCEC制御部が、STB1のデバイス種に応じた論理アドレスを用いて、モニター4に設けられたCEC制御部とのCECメッセージの送受を行うステップと、送信機2のCEC制御部が、モニター4のデバイス種に応じた論理アドレスを用いて、STB1に設けられたCEC制御部とのCECメッセージの送受を行うステップと、を含むものとする。その他の応用については、無線伝送システムとして説明したものと同様であり、その説明を省略する。
1…STB、2…送信機、3…受信機、4…モニター、5…リモコン、11,21,31,41…有線接続部、12,22,32,42…制御部、13,23,33,43…記憶部、14,44…主制御部、15…チューナ部、23a,33a…CECドライバ、23b,33b…CECマネージャ、23c,33c…応答テーブル、23d,33d…無線通信ドライバ、23e,33e…通信メモリ、24,34…無線接続部、45…映像処理部、46…表示部、47…受光部。

Claims (5)

  1. 表示機器との間でHDMIにおけるCECメッセージを送受可能なCEC制御部を有する第1無線通信機器と、AV機器との間でHDMIにおけるCECメッセージを送受可能なCEC制御部を有する第2無線通信機器と、を備え、前記第1無線通信機器と前記第2無線通信機器との間の無線通信により、前記表示機器と前記AV機器との間でCECメッセージの送受を行う無線伝送システムであって、
    前記第1無線通信機器のCEC制御部は、前記AV機器のデバイス種に応じた論理アドレスを用いて、前記表示機器に設けられたCEC制御部とのCECメッセージの送受を行い、
    前記第2無線通信機器のCEC制御部は、前記表示機器のデバイス種に応じた論理アドレスを用いて、前記AV機器に設けられたCEC制御部とのCECメッセージの送受を行い、
    前記第1無線通信機器は、前記表示機器から受信したCECメッセージが、前記表示機器への応答の制限時間が所定時間より短く要求されているものであるか否かを判定し、短く要求されているCECメッセージについては、前記表示機器に対し前記AV機器の代わりに応答し、
    前記第2無線通信機器は、前記AV機器から受信したCECメッセージが、前記AV機器への応答の制限時間が前記所定時間より短く要求されているものであるか否かを判定し、短く要求されているCECメッセージについては、前記AV機器に対し前記表示機器の代わりに応答することを特徴とする無線伝送システム。
  2. 前記第1無線通信機器は、前記表示機器から受信したCECメッセージの種類によって、前記AV機器への伝送が必要であるか否かを判定し、伝送の必要ありと判定されたCECメッセージのみを前記第2無線通信機器へ無線伝送し、
    前記第2無線通信機器は、前記AV機器から受信したCECメッセージの種類によって、前記表示機器への伝送が必要であるか否かを判定し、伝送の必要ありと判定されたCECメッセージのみを前記第1無線通信機器へ無線伝送することを特徴とする請求項1に記載の無線伝送システム。
  3. 前記第1無線通信機器のCEC制御部は、前記第1無線通信機器が前記第2無線通信機器との無線通信ができない状況に陥った状態で、前記表示機器からCECメッセージを受信してもACKビットを前記表示機器に返信せず、
    前記第2無線通信機器のCEC制御部は、前記第2無線通信機器が前記第1無線通信機器との無線通信ができない状況に陥った状態で、前記AV機器からCECメッセージを受信してもACKビットを返信しないことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線伝送システム。
  4. 前記第1無線通信機器のCEC制御部は、前記表示機器に設けられたCEC制御部に外部接続されるか、或いは、前記表示機器に設けられたCEC制御部に接続されて前記表示機器に内蔵され、
    前記第2無線通信機器のCEC制御部は、前記AV機器に設けられたCEC制御部に外部接続されるか、或いは、前記AV機器に設けられたCEC制御部に接続されて前記AV機器に内蔵されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の無線伝送システム。
  5. 表示機器との間でHDMIにおけるCECメッセージを送受可能なCEC制御部を有する第1無線通信機器と、AV機器との間でHDMIにおけるCECメッセージを送受可能なCEC制御部を有する第2無線通信機器とを用い、前記第1無線通信機器と該第2無線通信機器との間の無線通信により、前記表示機器と前記AV機器との間でCECメッセージの送受を行う無線伝送方法であって、
    前記第1無線通信機器のCEC制御部が、前記AV機器のデバイス種に応じた論理アドレスを用いて、前記表示機器に設けられたCEC制御部とのCECメッセージの送受を行うステップと、
    前記第2無線通信機器のCEC制御部が、前記表示機器のデバイス種に応じた論理アドレスを用いて、前記AV機器に設けられたCEC制御部とのCECメッセージの送受を行うステップと
    前記第1無線通信機器が、前記表示機器から受信したCECメッセージが、前記表示機器への応答の制限時間が所定時間より短く要求されているものであるか否かを判定し、短く要求されているCECメッセージについては、前記表示機器に対し前記AV機器の代わりに応答するステップと、
    前記第2無線通信機器が、前記AV機器から受信したCECメッセージが、前記AV機器への応答の制限時間が前記所定時間より短く要求されているものであるか否かを判定し、短く要求されているCECメッセージについては、前記AV機器に対し前記表示機器の代わりに応答するステップとを含むことを特徴とする無線伝送方法。
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