JP5101742B1 - 通信装置、通信システム、通信方法、制御プログラム、記録媒体、およびテレビジョン受像システム - Google Patents
通信装置、通信システム、通信方法、制御プログラム、記録媒体、およびテレビジョン受像システム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】通信経路切り換え時の設定を容易にする。
【解決手段】ディスプレイ部2は、通信経路(a)を用いた通信の確立のために取得した、チューナー部1のMACアドレスを用いて生成したペアリングIDによって、LAN上でチューナー部1を検出するディスプレイ側経路切換部50と、検出したチューナー部1と通信経路(c)で通信接続するディスプレイ側接続処理部52とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】ディスプレイ部2は、通信経路(a)を用いた通信の確立のために取得した、チューナー部1のMACアドレスを用いて生成したペアリングIDによって、LAN上でチューナー部1を検出するディスプレイ側経路切換部50と、検出したチューナー部1と通信経路(c)で通信接続するディスプレイ側接続処理部52とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の通信経路で通信する通信装置に関し、より詳細には該通信装置の通信経路切り換え時の設定を容易にする技術に関する。
近年、家庭で使用する様々な電子機器を無線または有線で接続するという使用態様が広まっている。電子機器を通信接続することによって、電子機器間で情報や制御のやり取りが可能になり、従来にはなかった使用態様が実現される。
例えば、ディスプレイとチューナーとを無線接続することによって、チューナーとの通信圏内においてディスプレイを自由に移動できるテレビジョン受像システムを構築することができる。
また、このシステムでは、チューナーをLANに接続し、LAN経由でディスプレイとチューナーを通信接続することも可能である。これにより、LANに接続された他の機器からの映像等を、チューナーの制御の下、LAN経由でディスプレイに送信して表示させることもできる。例えば、LANに接続したブロードバンドルーターによって、上記ディスプレイでインターネットを利用することもできる。
ここで、電子機器を通信接続する場合には、通信接続のための設定を行う必要がある。そして、この設定は、通信経路が異なれば当然に異なるものとなる。このため、上記の例では、無線通信からLAN経由通信への切り換え時には、LANに接続されている機器の中から上記チューナーを特定し、接続先として指定するという設定が必要となる。このような設定は、多くのユーザにとって煩わしく、多大な困難を伴うこともある。
このため、通信機能を備えた電子機器においては、通信接続設定をいかに容易にするかが、大きな課題の1つとなっている。通信接続設定を容易にする技術としては、例えば、下記の特許文献1が挙げられる。
具体的には、下記特許文献1には、アクセスポイント装置とクライアント装置にそれぞれ記録された共通の設定情報生成キーを用いて、クライアント装置がアクセスポイント装置を特定することが記載されている。この構成によれば、接続すべきアクセスポイント装置の指定という処理からユーザを解放し、通信接続設定を容易にすることができる。
しかしながら、上述のような従来技術では、通信経路の切り換えは全く想定されておらず、通信経路の切り換え時に適用することは困難である。通信経路を切り換えたときには、クライアント装置の接続先が同じアクセスポイント装置となるとは限らないからである。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、通信経路切り換え
時の設定が容易な通信装置等を提供することにある。
時の設定が容易な通信装置等を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の通信装置は、第1通信経路と第2通信経路との何れかで相手装置と通信する通信装置であって、上記第2通信経路を介した通信への切り換えを行うときに、上記第1通信経路を用いた通信の確立のために取得した、上記相手装置を特定する相手装置特定情報を用いて上記相手装置を検出する機器検出手段と、上記機器検出手段が検出した上記相手装置と、上記第2通信経路で通信接続する通信接続手段とを備えていることを特徴としている。
また、本発明の通信方法は、上記の課題を解決するために、第1通信経路と第2通信経路との何れかで相手装置と通信する通信装置による通信方法であって、上記第2通信経路を介した通信への切り換えを行うときに、上記第1通信経路を用いた通信の確立のために取得した、上記相手装置を特定する相手装置特定情報を用いて上記相手装置を検出する機器検出ステップと、上記機器検出ステップで検出した上記相手装置と、上記第2通信経路で通信接続する通信接続ステップとを含むことを特徴としている。
そして、本発明のテレビジョン受像システムは、上記の課題を解決するために、放送波を映像信号に変換するチューナー部と、第1通信経路と第2通信経路との何れかで、上記チューナー部と通信し、上記映像信号に基づいて表示を行うディスプレイ部とを含むテレビジョン受像システムであって、上記ディスプレイ部は、上記第2通信経路を介した通信への切り換えを行うときに、上記第1通信経路を用いた通信の確立のために取得した、上記チューナー部を特定する相手装置特定情報を用いて上記チューナー部を検出する機器検出手段と、上記機器検出手段が検出した上記チューナー部と、上記第2通信経路で通信接続する通信接続手段とを備えていることを特徴としている。
ここで、上記通信装置(ディスプレイ部)は、第1通信経路と第2通信経路の何れかで上記相手装置(チューナー部)と通信可能であるから、第2通信経路への切り換えを実行するよりも前の時点において、第1通信経路を介して相手装置と通信可能な状態となっている。つまり、上記相手装置は、第2通信経路への切り換えを実行するよりも前の時点において、既に通信相手として特定されている。
そこで、上記の構成によれば、第1通信経路を用いた通信の確立のために取得した相手装置特定情報を用いて相手装置を検出し、検出した相手装置と第2通信経路で通信接続する。
したがって、上記の構成によれば、第1通信経路で通信可能であった相手装置を検出し、この相手装置と第2通信経路で通信接続する処理が自動化される。よって、ユーザは、何らの操作を行うことなく、極めて容易に通信経路切り換え時の設定を行うことができる。
なお、上記通信装置と上記相手装置は、第1通信経路と第2通信経路との何れかで通信するものであればよく、ディスプレイ部とチューナ部に限られない。例えば、動画像や静止画像を撮影するカメラ、およびカメラが撮影した画像を出力または記録する機器の何れかを上記通信装置とし、他方を上記相手装置として本発明を適用することができる。また、例えば、動画像や静止画像等のコンテンツを記録した記録装置、および記録装置が記録したコンテンツを出力する機器の何れかを上記通信装置とし、他方を上記相手装置として本発明を適用することもできる。
また、上記第1通信経路は、無線通信による通信経路であり、上記相手装置特定情報は
、上記相手装置と無線通信を行うためのペアリング時に取得した情報であることが好ましい。
、上記相手装置と無線通信を行うためのペアリング時に取得した情報であることが好ましい。
無線通信を行うためにはペアリングを行う必要があり、ペアリングの際には無線通信相手を特定する情報を取得するので、これを上記相手装置特定情報として利用することができる。つまり、上記の構成によれば、ペアリングによって必然的に取得している情報を利用して、第2通信経路で通信接続する処理を自動化することができる。
また、上記通信接続手段は、上記機器検出手段が検出した上記相手装置から、該相手装置が上記ペアリング時に取得した情報、または該情報を元に生成した情報を受信したことが確認された場合に、当該相手装置と上記第2通信経路で通信接続することが好ましい。
上記の構成によれば、機器検出手段が検出した相手装置と無条件に通信接続するのではなく、相手装置がペアリング時に取得した情報、または該情報を元に生成した情報を受信したことが確認された場合に通信接続する。そして、相手装置がペアリング時に取得した情報、または該情報を元に生成した情報は、この相手装置の正当性を示すものである。つまり、上記の構成によれば、相手装置になりすました他の機器と接続してしまうことを防ぐことができる。
また、上記第2通信経路は、通信ネットワークを介する通信経路であり、上記機器検出手段は、上記相手装置特定情報、または該相手装置特定情報を元に生成した情報を含む応答要求を上記通信ネットワーク内の機器にブロードキャスト送信することによって、上記相手装置を検出することが好ましい。
上記の構成によれば、応答要求を通信ネットワーク内の機器にブロードキャスト送信するので、この通信ネットワーク内の機器である上記相手装置も、この応答要求を受信する。また、この応答要求には、相手装置特定情報、または該相手装置特定情報を元に生成した情報が含まれているので、相手装置は、この情報を参照することにより、当該応答要求が自装置宛であることを特定し、これに応答する。つまり、上記機器検出手段は、この応答を受信することによって、上記相手装置を検出することができる。
また、上記通信装置は、この応答の送信元を確認することによって、第2通信経路を使用して相手装置と通信するためのアドレスを特定することもできる。そして、上記相手装置は、上記応答要求の送信元を確認することによって、第2通信経路を使用して通信装置と通信するためのアドレスを特定することもできる。つまり、上記の構成によれば、第2通信経路を用いた通信接続の設定まで行うことが可能になる。
また、上記第1通信経路は、上記相手装置と直接に通信する通信経路であり、上記第1通信経路を介して上記相手装置と通信接続されている状態において、上記相手装置から、該相手装置の処理の負荷が高いことを示す高負荷情報を受信したときに、上記第2通信経路への切り換えを行う経路切換手段を備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、相手装置と直接に通信する第1通信経路を介して相手装置と通信接続されている状態において、相手装置から高負荷情報を受信したときに、第2通信経路への切り換えを行う。これにより、相手装置は、通信装置と直接通信する状態から開放されるので、処理の負荷が軽減される。つまり、上記の構成によれば、相手装置が高負荷となったときに、その負荷を軽減することができる。
また、上記通信装置と、該通信装置と、上記第1通信経路と上記第2通信経路との何れかで通信する相手装置とを含む通信システムであれば、上記通信装置と同様の効果を奏す
る。
る。
また、上記通信装置は、上記相手装置の通信経路を上記第1通信経路から上記第2通信経路に切り換えさせる相手装置制御手段を備え、上記相手装置は、上記相手装置制御手段から、上記第2通信経路への切り換え命令を受信したときに、上記第2通信経路で上記通信装置と通信可能か判断する通信可否判断手段と、該通信可否判断手段が通信可能と判断した場合に上記第2通信経路への切り換えを行う相手装置側経路切換手段とを備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、通信装置は、相手装置の通信経路を第1通信経路から第2通信経路に切り換えさせる命令を送信する。そして、相手装置は、この切り換え命令を受信したときに、第2通信経路で通信装置と通信可能か判断し、通信可能と判断した場合に第2通信経路への切り換えを行う。したがって、第2通信経路で通信不能な場合に第2通信経路への切り換えを行ってしまうことを防ぐことができる。
なお、上記通信装置および上記相手装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記通信装置の各手段として動作させることにより、上記通信装置をコンピュータにて実現させる制御プログラム、コンピュータを上記相手装置の通信可否判断手段および相手装置側経路切換手段として機能させるための制御プログラム、及びこれらを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明の通信装置は、第2通信経路を介した通信への切り換えを行うときに、第1通信経路を用いた通信の確立のために取得した、相手装置を特定する相手装置特定情報を用いて上記相手装置を検出する機器検出手段と、上記機器検出手段が検出した上記相手装置と、上記第2通信経路で通信接続する通信接続手段とを備えている構成である。
また、本発明の通信方法は、第2通信経路を介した通信への切り換えを行うときに、第1通信経路を用いた通信の確立のために取得した、相手装置を特定する相手装置特定情報を用いて上記相手装置を検出する機器検出ステップと、上記機器検出ステップで検出した上記相手装置と、上記第2通信経路で通信接続する通信接続ステップとを含む構成である。
また、本発明のテレビジョン受像システムは、ディスプレイ部は、第2通信経路を介した通信への切り換えを行うときに、第1通信経路を用いた通信の確立のために取得した、チューナー部を特定する相手装置特定情報を用いて上記チューナー部を検出する機器検出手段と、上記機器検出手段が検出した上記チューナー部と、上記第2通信経路で通信接続する通信接続手段とを備えている構成である。
したがって、第1通信経路で通信可能であった相手装置を検出し、この相手装置と第2通信経路で通信接続する処理が自動化される。よって、ユーザは、何らの操作を行うことなく、極めて容易に通信経路切り換え時の設定を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図31に基づいて詳細に説明する。
〔システムの構成〕
まず、本実施形態にかかる映像表示システムの構成を図1に基づいて説明する。図1は、映像表示システム(通信システム、テレビジョン受像システム)100の要部構成を示すブロック図である。図示のように、映像表示システム100は、チューナー部(相手装置)1、ディスプレイ部(通信装置)2、ルーター3、および無線アクセスポイント4を含む構成である。
まず、本実施形態にかかる映像表示システムの構成を図1に基づいて説明する。図1は、映像表示システム(通信システム、テレビジョン受像システム)100の要部構成を示すブロック図である。図示のように、映像表示システム100は、チューナー部(相手装置)1、ディスプレイ部(通信装置)2、ルーター3、および無線アクセスポイント4を含む構成である。
映像表示システム100は、チューナー部1が放送波を受信して生成した映像信号を、ディスプレイ部2に送信して表示させるシステムである。この映像表示システム100では、チューナー部1とディスプレイ部2の通信経路が3通り想定されており、これらの通信経路を切り換えて使用することができる。
1つ目の通信経路は、チューナー部1とディスプレイ部2が直接無線接続する通信経路である(同図の(a):第1通信経路)。この通信経路を用いる接続タイプをチューナー無線接続と呼ぶ。
2つ目の通信経路は、家庭内のLAN(通信ネットワーク)に接続しているチューナー部1に対して、LAN経由でディスプレイ部2が接続する通信経路であり、ディスプレイ部2とLANの接続が無線アクセスポイントを介した無線接続である(同図の(b))。この通信経路を用いる接続タイプを無線アクセスポイント接続と呼ぶ。
3つ目の通信経路は、上記無線アクセスポイント接続と同様に、上記LANに接続しているチューナー部1に対して、LAN経由でディスプレイ部2が接続する通信経路である。ただし、ディスプレイ部2とLANの接続は、LANケーブルおよびルーター3を介した有線接続である(同図の(c):第2通信経路)。この通信経路を用いる接続タイプをLANケーブル接続と呼ぶ。
チューナー部1は、放送波を受信して、これに基づく映像信号を生成し、ディスプレイ部2に出力して表示させる。このため、同図には示していないが、チューナー部1には放送波を受信するアンテナに接続されている。チューナー部1が受信する放送波は特に限定されないが、ここでは地上デジタル放送波を受信する例を説明する。
また、上記のように、映像表示システム100では、チューナー部1とディスプレイ部2の通信経路(接続タイプ)が3通り存在する。このため、チューナー部1は、適用されている接続タイプに応じた通信経路により、ディスプレイ部2への映像信号等の送信を行う。
図示のように、チューナー部1は、チューナー制御部10、チューナー記憶部11、入力部12、情報提示部13、無線通信IF14、および有線通信IF15を備えている。
チューナー制御部10は、チューナー部1の動作を統括して制御するものであり、チューナー制御部10は、チューナー側経路切換部20、およびチューナー側接続処理部21を含む。なお、チューナー制御部10は、これらの構成要素以外にも、放送波を処理するための構成や、LANに接続されたHDDに放送を録画するための構成等を含んでいるが、発明の特徴部分に関連の薄い構成については、図示および説明を省略する。
チューナー側経路切換部20は、入力部12が受け付けた入力操作に従って、無線通信
IF14および有線通信IF15の何れかを有効にする。また、無線通信IF14および有線通信IF15の何れが有効となっているかを情報提示部13に提示する。
IF14および有線通信IF15の何れかを有効にする。また、無線通信IF14および有線通信IF15の何れが有効となっているかを情報提示部13に提示する。
チューナー側接続処理部21は、適用されている接続タイプに応じて、ディスプレイ部2との通信接続を確立する処理を行う。
チューナー記憶部11は、チューナー部1で使用する各種データを記憶するものであり、通信設定格納部30を含む。通信設定格納部30には、接続タイプに応じたディスプレイ部2との通信設定が格納される。つまり、チューナー側接続処理部21は、現在適用されている接続タイプに応じた通信設定を、通信設定格納部30から読み出して通信接続を行う。
入力部12は、ユーザの入力操作を受け付けて、その入力操作に応じた制御信号をチューナー制御部10に出力する。例えば、上記のように無線通信IF14および有線通信IF15の何れを有効にするかを切り換える入力操作を受け付け、切り換えを指示する制御信号をチューナー制御部10に出力する。この他、入力部12は、チューナー部1の電源のON/OFFを切り換える入力操作等も受け付ける。
情報提示部13は、チューナー部1の動作状態等を示す情報を提示するためのものである。具体的には、LEDランプの点灯状態(点灯/消灯/点滅/色)によって、チューナー部1の電源のON/OFF、および無線通信IF14が有効になっているか否か等の情報を提示する。
無線通信IF14は、ディスプレイ部2と直接に無線通信するためのインターフェイスである。ここでは、Wi−Fiによる無線通信を行う例を説明するが、これに限られず、任意の無線通信規格を適用可能である。
有線通信IF15は、LAN経由でディスプレイ部2と通信するためのインターフェイスである。ここでは、ルーター3とLANケーブルで接続することによって、LAN経由でディスプレイ部2と通信するので、有線通信IF15はLANケーブルの接続端子(以下、LAN端子と呼ぶ)を含む。なお、チューナー部1は、LAN経由でディスプレイ部2と通信可能に構成されていればよく、チューナー部1とLANとの接続態様はこの例に限られない。
ディスプレイ部2は、チューナー部1が出力する映像信号等を受信して表示する。また、ルーター3を介することによって、インターネット上の情報を表示することもできる。そして、ディスプレイ部2は、このような映像等の表示の他、チューナー部1の動作制御等も行う。
図示のようにディスプレイ部2は、ディスプレイ制御部40、ディスプレイ記憶部41、無線通信IF42、有線通信IF43、表示部44、およびリモコン受光部45を備えている。
ディスプレイ制御部40は、ディスプレイ部2の動作を統括して制御するものであり、ディスプレイ側経路切換部50、チューナー指示部(相手装置制御手段)51、およびディスプレイ側接続処理部(機器検出手段、通信接続手段)52を含む。なお、ディスプレイ制御部40は、これらの構成要素以外にも、映像を表示させるための構成等を含んでいるが、発明の特徴部分に関連の薄い構成については、図示および説明を省略する。
ディスプレイ側経路切換部50は、上記3つの接続タイプを切り換える制御を行う。な
お、接続タイプの切り換え制御については後に詳しく説明する。
お、接続タイプの切り換え制御については後に詳しく説明する。
チューナー指示部51は、チューナー部1に命令を送信してチューナー部1の動作を制御する。具体的には、チューナー部1の通信経路を切り換えさせる命令や、受信チャンネル切り換えを指示する命令等を送信する。なお、同図には示していないが、チューナー指示部51は、無線通信IF42および有線通信IF43のうち、ディスプレイ側経路切換部50が有効にしているインターフェイスを介して命令等の送信を行う。
ディスプレイ側接続処理部52は、チューナー部1との通信接続を確立する処理を行う。チューナー部1との通信接続態様は、接続タイプによって異なるので、通信接続を確立する処理も接続タイプに応じたものとなる。この処理の詳細は後述する。
ディスプレイ記憶部41は、ディスプレイ部2で使用する各種データを記憶するものであり、通信設定格納部60を含む。通信設定格納部60には、接続タイプに応じたチューナー部1との通信設定が格納される。つまり、ディスプレイ側接続処理部52は、現在適用されている接続タイプに応じた通信設定を、通信設定格納部60から読み出して通信接続を行う。
無線通信IF42は、無線通信するためのインターフェイスである。チューナー部1と直接に無線通信するとき(チューナー無線接続)、または無線アクセスポイント4を介して通信するとき(無線アクセスポイント接続)に使用される。つまり、これらの接続タイプが適用されているときには、ディスプレイ側経路切換部50は、無線通信IF42を有効にしている。
有線通信IF43は、有線通信するためのインターフェイスであり、LAN端子を含む。ディスプレイ部2は有線通信IF43を介してルーター3とLANケーブルで接続されており、これによりLANとの接続が実現されている。有線通信IF43は、LANケーブル接続のときに使用される。つまり、この接続タイプが適用されているときには、ディスプレイ側経路切換部50は、有線通信IF43を有効にしている。
表示部44は、ディスプレイ制御部40の制御に従って画像を表示するものである。デジタル放送の映像や、インターネット上の情報の他、映像表示システム100における各種設定を行う際のガイド画面等が表示される。
リモコン受光部45は、映像表示システム100を操作するリモートコントローラ(図示せず)の発信する信号を受光し、これに対応する制御信号を生成してディスプレイ制御部40に出力する。
ルーター3は、映像表示システム100における情報送信を中継する装置であり、チューナー部1と有線接続されていると共に、インターネットに接続されている。また、無線アクセスポイント4は、ルーター3と接続されており、無線アクセスポイント4に無線接続することによって、LANに接続することができるようになっている。ルーター3としては、一般的なブロードバンドルーターを適用してもよく、無線アクセスポイント4についても一般的なものが適用できる。
〔接続タイプ毎の映像伝送経路〕
続いて、接続タイプ毎の映像伝送経路について、図2に基づいて説明する。図2は、映像表示システム100における、接続タイプ毎の映像伝送経路を示す図である。なお、図2の(a)〜(c)は、図1の(a)〜(c)にそれぞれ対応している。
続いて、接続タイプ毎の映像伝送経路について、図2に基づいて説明する。図2は、映像表示システム100における、接続タイプ毎の映像伝送経路を示す図である。なお、図2の(a)〜(c)は、図1の(a)〜(c)にそれぞれ対応している。
(チューナー無線接続)
図2(a)に示すチューナー無線接続では、チューナー部1とディスプレイ部2とが無線接続している。そして、チューナー部1にはルーター3が接続されており、ルーター3はインターネットに接続されている。チューナー部1では無線のIF(無線通信IF14)が有効であり、ディスプレイ部2でも無線のIF(無線通信IF42)が有効である。
図2(a)に示すチューナー無線接続では、チューナー部1とディスプレイ部2とが無線接続している。そして、チューナー部1にはルーター3が接続されており、ルーター3はインターネットに接続されている。チューナー部1では無線のIF(無線通信IF14)が有効であり、ディスプレイ部2でも無線のIF(無線通信IF42)が有効である。
この接続タイプでは、チューナー部1が出力する地上デジタル放送の映像信号は、無線接続によって、直接ディスプレイ部1に送信される。また、インターネット上の情報は、ルーター3からチューナー部1に送信され、無線接続によって、チューナー部1からディスプレイ部1に送信される。
(無線アクセスポイント接続)
図2(b)に示す無線アクセスポイント接続では、無線アクセスポイント4とディスプレイ部2とが無線接続している。そして、チューナー部1にはルーター3が接続されており、ルーター3はインターネットに接続されている。チューナー部1ではLAN端子(有線通信IF15)が有効であり、ディスプレイ部2では無線のIF(無線通信IF42)が有効である。
図2(b)に示す無線アクセスポイント接続では、無線アクセスポイント4とディスプレイ部2とが無線接続している。そして、チューナー部1にはルーター3が接続されており、ルーター3はインターネットに接続されている。チューナー部1ではLAN端子(有線通信IF15)が有効であり、ディスプレイ部2では無線のIF(無線通信IF42)が有効である。
この接続タイプでは、チューナー部1が出力する地上デジタル放送の映像信号は、ルーター3に送信され、無線アクセスポイント4を介してディスプレイ部1に送信される。また、インターネット上の情報は、ルーター3から無線アクセスポイント4を介してディスプレイ部1に送信される。
(LANケーブル接続)
図2(c)に示すLANケーブル接続では、ディスプレイ部2とルーター3とが有線LANで接続している。そして、チューナー部1にはルーター3が接続されており、ルーター3はインターネットに接続されている。チューナー部1ではLAN端子(有線通信IF15)が有効であり、ディスプレイ部2でもLAN端子(有線通信IF43)が有効である。
図2(c)に示すLANケーブル接続では、ディスプレイ部2とルーター3とが有線LANで接続している。そして、チューナー部1にはルーター3が接続されており、ルーター3はインターネットに接続されている。チューナー部1ではLAN端子(有線通信IF15)が有効であり、ディスプレイ部2でもLAN端子(有線通信IF43)が有効である。
この接続タイプでは、チューナー部1が出力する地上デジタル放送の映像信号は、ルーター3に送信され、無線アクセスポイント4を介してディスプレイ部1に送信される。また、インターネット上の情報は、ルーター3からLANケーブルを介してディスプレイ部1に送信される。
〔接続タイプの切換手順〕
次に、映像表示システム100における接続タイプの切換手順を図3に基づいて説明する。図3は、映像表示システム100における接続タイプの切換手順の一例を示すフローチャートであり、同図(a)は自動切換の切換手順を示し、同図(b)は手動切換の切換手順を示している。
次に、映像表示システム100における接続タイプの切換手順を図3に基づいて説明する。図3は、映像表示システム100における接続タイプの切換手順の一例を示すフローチャートであり、同図(a)は自動切換の切換手順を示し、同図(b)は手動切換の切換手順を示している。
(自動切換)
同図(a)に示す自動切換では、まず、ディスプレイ部1のUIで接続タイプを自動で切り換えるユーザ操作を受け付ける(S1)。なお、ユーザ操作はリモコン受光部45で受け付ける。
同図(a)に示す自動切換では、まず、ディスプレイ部1のUIで接続タイプを自動で切り換えるユーザ操作を受け付ける(S1)。なお、ユーザ操作はリモコン受光部45で受け付ける。
自動切換を指示するユーザ操作を受け付けたディスプレイ部2は、チューナー部1に対して接続経路切り換え命令を送信する(S2)。具体的には、ディスプレイ部2のチューナー指示部51が、リモコン受光部45が受け付けたユーザ操作に応じた切換先接続タイプに切り換えることを指示する命令をチューナー部1に送信する。なお、チューナー部1
への命令の送信経路は、切り換え前の接続タイプに応じたものとなる。
への命令の送信経路は、切り換え前の接続タイプに応じたものとなる。
次に、上記命令を受信したチューナー部1は、この命令に従って、自身の接続経路を切り換える(S3)。より詳細には、チューナー側経路切換部20がこの切り換えを行う。また、ディスプレイ部1は、自身の接続経路を切り換える(S4)。この処理は、ディスプレイ側経路切換部50によって行われる。
この後、チューナー部1とディスプレイ部との間で、切り換え後の接続経路での通信接続を確立し(S5)、接続タイプの切換処理は終了する。なお、切り換え後の接続経路での通信接続を確立する処理は、チューナー側接続処理部21とディスプレイ側接続処理部52とで行われる。
(手動切換)
同図(b)に示す手動切換では、まず、ディスプレイ部1のUIで接続タイプを手動で切り換えるユーザ操作を受け付ける(S10)。なお、ユーザ操作はリモコン受光部45で受け付ける。
同図(b)に示す手動切換では、まず、ディスプレイ部1のUIで接続タイプを手動で切り換えるユーザ操作を受け付ける(S10)。なお、ユーザ操作はリモコン受光部45で受け付ける。
手動切換を指示するユーザ操作を受け付けたディスプレイ部2は、自身の接続経路を切り換える(S11)。この処理は、ディスプレイ側経路切換部50によって行われる。また、ディスプレイ側経路切換部50は、チューナー部1の接続経路の切り換えを促すUI画像を表示部44に表示させる。
そして、このUI画像を見たユーザは、チューナー部1に対してボタン操作(入力部12に対する操作)を行って、チューナー部の接続経路を切り換える(S12)。具体的には、チューナー部1のチューナー側経路切換部20が、入力部12に対する操作に応じた接続タイプへの切り換えを行う。なお、切り換えのためのボタン操作については後述する。
この後、チューナー部1とディスプレイ部との間で、切り換え後の接続経路での通信接続を確立し(S5)、接続タイプの切換処理は終了する。なお、切り換え後の接続経路での通信接続を確立する処理は、チューナー側接続処理部21とディスプレイ側接続処理部52とで行われる。
(切り換えのボタン操作)
ここで、チューナー部1の接続経路を切り換えるためのボタン操作の例について、図4に基づいて説明する。図4は、チューナー部1とその入力部12および情報提示部13の外観の一例を示す図である。
ここで、チューナー部1の接続経路を切り換えるためのボタン操作の例について、図4に基づいて説明する。図4は、チューナー部1とその入力部12および情報提示部13の外観の一例を示す図である。
同図では、入力部12として、電源ボタン12aとLINKボタン12bの2つを備え、情報提示部13として、電源/録画予約ランプ13aとWIRELESSランプ13bの2つを備えている例を示している。
電源ボタン12aは、チューナー部1の電源のON/OFFを切り換えるためのボタンであり、接続経路の切り換えにも用いられるボタンである。すなわち、LINKボタン12bを押しながら電源ボタン12aを押すことによって、接続経路(有効にする通信IF)を無線/LAN端子(有線)とで交互に切り換えるようになっている。
そして、WIRELESSランプ13bは、接続経路が無線となっているとき(無線通信IF14が有効)には点灯し、有線となっているとき(有線通信IF15が有効)には消灯する。これにより、ユーザは、通信経路が何れに設定されているかを認識することが
できる。
できる。
なお、電源/録画予約ランプ13aは、電源のON/OFFおよび録画に関する状態を示すためのランプである。具体的には、電源がONになっているときには点灯し、OFFになっているときには消灯する。また、録画予約中であるときには、この状態を示す色で点灯する。この他、チューナー部1が待機状態にあるときには、この状態を示す色で点灯する。
無論、チューナー部1の接続経路を切り換えるためのインターフェイスは、この例に限られず、切り換えのユーザ操作を受け付けることのできる任意のインターフェイスを適用することが可能である。
〔UI画面の構成例〕
映像表示システム100では、上記のような接続タイプの切換等を、ディスプレイ部2に表示させたUI画面に従った操作をユーザに行わせることによって実現する。具体的には、図5のような構成でUI画面を表示することを想定している。図5は、UI画面の構成例を示す図である。
映像表示システム100では、上記のような接続タイプの切換等を、ディスプレイ部2に表示させたUI画面に従った操作をユーザに行わせることによって実現する。具体的には、図5のような構成でUI画面を表示することを想定している。図5は、UI画面の構成例を示す図である。
図示のように、UI画面は階層構造で遷移するようになっており、最初のUI画面として「ホームメニュー」が用意されている。この「ホームメニュー」から「視聴準備」のUI画面に遷移することができ、「視聴準備」から「通信(インターネット)設定」に遷移することができる。
そして、「通信(インターネット)設定」のUI画面には、「接続タイプ切換」、「LAN設定」、「リンク設定」、および「チューナー無線接続設定」の項目が含まれている。
「接続タイプ切換」の項目を選択したときには、上述の3つの接続タイプから1つの接続タイプを選択するためのUI画面が表示される。なお、システム上、接続タイプの切り換えを許容すべきでないときには、「接続タイプ切換」の項目は選択できないようにする。例えば、インターネット接続中に接続タイプを切り換えた場合には、インターネットへの接続が一時的に中断し、その後同じ状態から表示を再開することが難しい場合があるので、インターネット接続中には、「接続タイプ切換」の項目は選択できないようにする。また、録画時にはチューナー部1の処理の負荷が大きくなるため、録画中に接続タイプを切り換えた場合には、録画エラーが発生する可能性があるので、録画予約中、録画実行中には、「接続タイプ切換」の項目は選択できないようにする。
「LAN設定」の項目を選択したときには、「無線アクセスポイント設定」、「IPv4設定」、および「IPv6設定」の何れかを選択するためのUI画面が表示される。このうち、「無線アクセスポイント設定」は、接続タイプが無線アクセスポイント接続である場合のみ使用されるものであるため、それ以外の接続タイプが適用されているときには選択できないようにする。
「リンク設定」の項目を選択したときには、チューナー部1とディスプレイ部2とのリンク設定(ペアリング)を行う。本例では、「リンク設定」の項目を選択したときには、リンク設定が行われると共に、接続タイプがチューナー無線接続に設定される。これにより、誤った接続設定によってデジタル放送の視聴やインターネットへの接続ができなくなっている状態から復帰させることが容易になる。
なお、リンク設定は、映像表示システム100の使用開始時に行う初期設定に含まれて
いる。つまり、この初期設定を行うことによって、チューナー部1とディスプレイ部2とのペアリングも行われる。上記「リンク設定」の項目は、初期設定完了後に、接続設定を変更する等によって、チューナー部1とディスプレイ部2とが通信不能となったときの使用を想定している。また、リンク設定は、なんらかの不具合などでペアリング情報が消失した場合、無線通信IF42の部品交換が発生する等して、ペアリング情報の基となるIFのMACアドレスが変更された為に再ペアリングが必要となった場合、およびチューナー部1とディスプレイ部2とが複数組あり、接続する相手を変更したい場合等にも使用される。
いる。つまり、この初期設定を行うことによって、チューナー部1とディスプレイ部2とのペアリングも行われる。上記「リンク設定」の項目は、初期設定完了後に、接続設定を変更する等によって、チューナー部1とディスプレイ部2とが通信不能となったときの使用を想定している。また、リンク設定は、なんらかの不具合などでペアリング情報が消失した場合、無線通信IF42の部品交換が発生する等して、ペアリング情報の基となるIFのMACアドレスが変更された為に再ペアリングが必要となった場合、およびチューナー部1とディスプレイ部2とが複数組あり、接続する相手を変更したい場合等にも使用される。
「チューナー無線接続設定」の項目を選択したときには、チューナー無線接続における接続状態(チューナー部1とディスプレイ部2との接続状態)を確認するための「接続状態確認」およびチューナー無線接続における接続設定(チューナー部1とディスプレイ部2との接続設定)「接続設定」の何れかを選択するためのUI画面が表示される。なお、これらは接続タイプがチューナー無線接続である場合のみ使用されるものであるため、それ以外の接続タイプが適用されているときには、「チューナー無線接続設定」の項目を選択できないようにする。
〔リンク設定〕
上記「リンク設定」におけるチューナー部1およびディスプレイ部2の処理について、図6および図7に基づいて説明する。図6は、「リンク設定」におけるチューナー部1およびディスプレイ部2の処理の一例を示すフローチャートであり、図7は、この処理の際に表示される画面例を示す図である。
上記「リンク設定」におけるチューナー部1およびディスプレイ部2の処理について、図6および図7に基づいて説明する。図6は、「リンク設定」におけるチューナー部1およびディスプレイ部2の処理の一例を示すフローチャートであり、図7は、この処理の際に表示される画面例を示す図である。
「リンク設定」の項目を選択するユーザ操作をリモコン受光部45が受け付けたときには、ディスプレイ側経路切換部50は、図7(a)に示すような画面を表示部44に表示して、本当にリンク設定を行うかユーザに確認する(S20)。
図7(a)の例では、リンク設定を行うことによって行われる動作およびこれにより接続タイプがチューナー無線接続に切り換わることが表示されている。また、リンク設定の可否を選択するための選択肢「する」および「しない」が表示されている。
この画面から「しない」が選択された場合、「リンク設定」の処理を終了する。一方、「する」が選択されたときには、ディスプレイ側経路切換部50は、チューナー部1の電源が入っているかをユーザに確認させるための、図7(b)のような画面を表示部44に表示する(S21)。
図7(b)の例では、この後ディスプレイ部2とチューナー部1との無線接続を開始する旨、チューナー部1の電源が入っている状態とする必要がある旨が表示されていると共に、次のステップに進むための選択項目として「次へ」が表示されている。
この「次へ」が選択されたときには、ディスプレイ側経路切換部50は、チューナー部1のLINKボタン12b(図4参照)を押すよう案内する(S22)。具体的には、ディスプレイ側経路切換部50は、図7(c)のような画面を表示部44に表示する。また、ディスプレイ側経路切換部50は、ディスプレイ側接続処理部52に、ペアリングを行うよう指示する。
図7(c)の例では、接続を開始するために必要なLINKボタン12bの操作方法が表示されている。また、接続の進捗状況を示すステータスバーが表示されている。この操作方法に従った入力操作が受け付けられると、チューナー側接続処理部21は、ディスプレイ側接続処理部52とのペアリングを開始する。
この後、処理はS23に進み、接続待ちの状態となる。S23では、図7(c)の画面は、ディスプレイ側接続処理部52によって図7(d)のような画面に更新される。図7(d)では、接続中である旨の表示がなされていると共に、このステータスバーの表示が、接続の進捗状況に応じて更新されている。
なお、ペアリングでは、互いのMACアドレスの交換、無線通信接続に使用する互いのアドレス(ネットワーク接続時に取得した固定IPアドレス)の交換等が行われ、取得した情報は通信設定格納部30および60にそれぞれ格納される。そして、ペアリングが成功した場合には、無線通信接続を確立する。
接続に成功した場合(S23でYES)、ディスプレイ側接続処理部52は、接続完了をユーザに通知するため、図7(e)のような画面を表示する。図7(e)の例では、ディスプレイ部2とチューナー部1との無線接続が完了した旨が表示されていると共に、次のステップに進むための選択項目として「次へ」が表示されている。そして、この「次へ」が選択されたときには、リンク設定の処理を終了する。なお、リンク設定の処理の終了後、次の設定項目に移行してもよい。
一方、接続に失敗した場合(S23でNO)、接続失敗の原因に応じた表示を行う。すなわち、所定時間(例えば2分)経過しても接続が開始されない場合、ディスプレイ側接続処理部52は、チューナー部1の電源が切れている、またはLINKモードに入っていないと判断する(S24)。そして、図7(f)のような画面を表示して、これをユーザに通知する。
図7(f)の例では、接続に失敗した旨、およびチューナー部1の電源がONになっていることの確認を求める旨が表示されている。また、再設定を開始するための選択項目として「再設定」が表示されている。この「再設定」が選択されることにより、処理はS21に戻る。
また、所定時間以内に接続は開始されたが、完了せずに中断してしまった場合には、ディスプレイ側接続処理部52は、電波状態の悪化または干渉が生じたと判断し(S25)、図7(g)のような画面を表示して、これをユーザに通知する。
図7(g)の例では、接続に失敗した旨、およびチューナー部1とディスプレイ部2とを近付けることを求める旨が表示されている。また、再設定を開始するための選択項目として「再設定」が表示されている。この「再設定」が選択されることにより、処理はS21に戻る。なお、この場合、チューナー部1の電源はONになっていると考えられるため、S22に戻るようにしてもよい。
また、2基(2基以上であってもよい)のWPS(Wi-Fi Protected Setup)が同時に
実行された場合、ディスプレイ側接続処理部52は、接続失敗と判断し(S26)、図7(h)のような画面を表示して、ユーザに再設定を促す。
実行された場合、ディスプレイ側接続処理部52は、接続失敗と判断し(S26)、図7(h)のような画面を表示して、ユーザに再設定を促す。
図7(h)の例では、接続に失敗した旨、および時間を空けて再設定することを求める旨が表示されている。また、再設定を開始するための選択項目として「再設定」が表示されている。この「再設定」が選択されることにより、処理はS21に戻る。なお、この場合、チューナー部1の電源はONになっていると考えられるため、S22に戻るようにしてもよい。
〔接続タイプの切り換え(チューナー無線接続)〕
続いて、接続タイプをチューナー無線接続に切り換える際のチューナー部1およびディスプレイ部2の処理について、図8および図9に基づいて説明する。図8は、接続タイプをチューナー無線接続に切り換える際の、チューナー部1およびディスプレイ部2の処理の一例を示すフローチャートであり、図9は、この処理の際に表示される画面例を示す図である。
続いて、接続タイプをチューナー無線接続に切り換える際のチューナー部1およびディスプレイ部2の処理について、図8および図9に基づいて説明する。図8は、接続タイプをチューナー無線接続に切り換える際の、チューナー部1およびディスプレイ部2の処理の一例を示すフローチャートであり、図9は、この処理の際に表示される画面例を示す図である。
図5において、「接続タイプ切換」が選択されたときには、ディスプレイ側経路切換部50は、例えば図9(a)のような画面を表示して、ユーザに接続タイプを選択させる(S30)。ここでは、チューナー無線接続が選択されるとする。
図9(a)の例では、接続タイプを切り換える旨、現在適用されている接続タイプ、選択候補となる各接続タイプの概要を示す図、およびその説明が表示されている。また、各接続タイプの概要を示す図には、その接続タイプを選択するためのカーソルが表示されている。
この画面からチューナー無線接続が選択されると、ディスプレイ側経路切換部50は、図9(b)のような画面を表示して、本当に切り換えを行うか確認する(S31)。
図9(b)の例では、接続タイプをチューナー無線接続に切り換える旨、チューナー無線接続の概要を示す図、チューナー無線接続への切り換え可否を問い合わせるメッセージ、およびチューナー無線接続に切り換える際の注意事項が表示されている。また、チューナー無線接続への切り換えの実行可否を選択するための選択肢として「する」および「しない」が表示されている。ここで、「しない」が選択された場合には、チューナー無線接続への切り換えを行わずに処理を終了する。
一方、「する」が選択された場合には、ディスプレイ側経路切換部50は、通信経路を「無線」に切り換える(S32)。具体的には、無線通信IF42を介した通信を有効にし、無線通信IF43を介した通信を無効にする。また、ディスプレイ側接続処理部52にチューナー部1との無線接続を開始するよう指示する。
続いて、ディスプレイ側経路切換部50は、チューナー部1の経路を「無線」に切り換えさせるため、図9(c)のような画面を表示する(S33)。図9(c)の例では、チューナー部1における経路を「無線」に切り換えるための操作の手順、およびチューナー部1における経路が「無線」となっているときにはWIRELESSランプ13b(図4参照)の点灯状態となる旨が表示されている。また、次のステップに進むための選択項目として「次へ」が表示されている。
「無線」に切り換えるための操作が行われると、チューナー側経路切換部20は、無線通信IF14を介した通信を有効にし、有線通信IF15を介した通信を無効にする。また、チューナー側接続処理部21にディスプレイ部2との無線接続を開始するよう指示する。なお、ここでは既にペアリング済みであるから、通信設定格納部30および60からそれぞれ読み出した通信設定に従って、チューナー側接続処理部21とディスプレイ側接続処理部52が無線接続を開始する。
そして、上記の「次へ」が選択されると、ディスプレイ側経路切換部50は、接続待ち状態となり(S34)、図9(d)のような画面を表示する。図9(d)の例では、チューナー部1における経路を「無線」に切り換えるための操作の手順、チューナー部1における経路が「無線」となっているときにはWIRELESSランプ13bが点灯状態となる旨、および現在接続中である旨が表示されている。
S34で接続に成功した場合、S35に進んで接続成功の表示を行う。ここで表示される画面は、例えば図9(e)のようなものであってもよい。図9(e)の例では、チューナー無線接続でチューナー部1と接続した旨が表示されている。また、接続タイプ切換を終了するための選択項目である「終了」が表示されており、この項目を選択することによって、接続タイプ切換の処理は終了してS30に戻り、図9(a)の画面が表示されている状態に戻る。
一方、S34で接続に失敗した場合、S36に進んで接続失敗の表示を行う。ここで表示される画面は、例えば図9(f)のようなものであってもよい。図9(f)の例では、接続に失敗した旨が表示されていると共に、この問題を解決するための対応が表示されている。また、接続タイプ切換を終了するための選択項目である「終了」が表示されており、この項目を選択することによって、接続タイプ切換の処理は終了してS30に戻り、図9(a)の画面が表示されている状態に戻る。
なお、チューナー無線接続に失敗した場合、ディスプレイ部2は無線通信でチューナー部1に接続する設定となっており、ルーター3や無線アクセスポイント4に対して接続する設定とはなっていない。このため、この場合には、デジタル放送の視聴もインターネット接続もできない状態となる。
〔接続タイプの切り換え(無線アクセスポイント接続)〕
続いて、接続タイプを無線アクセスポイント接続に切り換える際のチューナー部1およびディスプレイ部2の処理について、図10から図12に基づいて説明する。図10は、接続タイプを無線アクセスポイント接続に切り換える際の、チューナー部1およびディスプレイ部2の処理の一例を示すフローチャートであり、図11〜図13は、この処理の際に表示される画面例を示す図である。
続いて、接続タイプを無線アクセスポイント接続に切り換える際のチューナー部1およびディスプレイ部2の処理について、図10から図12に基づいて説明する。図10は、接続タイプを無線アクセスポイント接続に切り換える際の、チューナー部1およびディスプレイ部2の処理の一例を示すフローチャートであり、図11〜図13は、この処理の際に表示される画面例を示す図である。
無線アクセスポイント接続への切り換えは、図8の例と同様に、図11(a)のような画面を表示して、ユーザに接続タイプを選択させることによって開始する(S40)。この画面は、図9(a)と同様であるから説明を省略する。ここでは、無線アクセスポイント接続が選択されるとする。
そして、無線アクセスポイント接続が選択されると、ディスプレイ側経路切換部50は、図11(b)のような画面を表示して、本当に切り換えを行うか確認する(S41)。なお、図11(b)は、切換先が無線アクセスポイント接続となっている以外は、図9(b)と同様であるから説明を省略する。
図11(b)の画面において、「しない」が選択された場合には、チューナー無線接続への切り換えを行わずに処理を終了する。一方、「する」が選択された場合には、ディスプレイ側経路切換部50は、無線AP(アクセスポイント)のラストメモリがあるか確認する(S42)。具体的には、ディスプレイ記憶部41の通信設定格納部60に、前回無線アクセスポイント4に接続したときの通信設定が格納されているか確認する。
ここで、ラストメモリの存在が確認された場合(S42でYES)、ディスプレイ側経路切換部50は、図11(c)のような画面を表示して、前回と同じ無線アクセスポイントに接続するかユーザに確認する。
図11(c)の例では、前回使用した無線アクセスポイントに接続することの可否を問い合わせるメッセージと共に、この可否を選択するための選択肢として「する」および「しない」が表示されている。また、前回使用した無線アクセスポイントを特定するための情報(SSID、セキュリティタイプ、およびセキュリティキー)が表示されている。
上記の画面で「する」が選択された場合、ディスプレイ側経路切換部50は、前回使用した無線アクセスポイントに接続するよう、ディスプレイ側接続処理部52に指示する。これにより、無線アクセスポイントへの接続待ち状態となる(S45)。
一方、上記の画面で「しない」が選択された場合、またはS42でラストメモリの存在が確認できなかった場合(S42でNO)には、ディスプレイ部2が無線アクセスポイントに接続する方法を選択させるため、図11(d)のような画面を表示する。
図11(d)の例では、WPS対応の無線アクセスポイントを選択するための「WPS」、接続先無線アクセスポイントを所定の候補の中から選択するための「アクセスポイント選択」、および接続先無線アクセスポイントを手動で設定するための「アクセスポイント登録」の3つの選択肢が表示されている。
ここで、「WPS」が選択されたときには、ディスプレイ側接続処理部52は、WPS対応の無線アクセスポイントとWPSによる接続を開始する。これにより、処理はS45に進む。
一方、「アクセスポイント選択」が選択されたときには、ディスプレイ側経路切換部50は、選択候補の無線アクセスポイントを一覧表示し、ディスプレイ側接続処理部52は、その中から選択された無線アクセスポイントとの接続を開始する。これにより、処理はS45に進む。
なお、選択された無線アクセスポイントが、セキュリティ設定のなされていない無線アクセスポイントであった場合、図13(a)に示すような画面を表示する。図13(a)の例では、セキュリティ設定のなされていない無線アクセスポイントが選択された旨、このような無線アクセスポイントを選択した場合にはチューナー部1と接続することができない旨が表示されている。また、この無線アクセスポイントに接続することの可否を確認するメッセージと、この可否を選択するための選択肢である「する」および「しない」が表示されている。この画面で「する」が選択された場合にはS45の処理に進み、「しない」が選択された場合には無線アクセスポイントの選択候補の一覧画面に戻る。
また、「アクセスポイント登録」が選択されたときには、ディスプレイ側経路切換部50は、アクセスポイント登録用の画面を表示して、接続先の無線アクセスポイントをユーザに登録させる。そして、ディスプレイ側接続処理部52は、登録された無線アクセスポイントとの接続を開始する。これにより、処理はS45に進む。
なお、無線アクセスポイントの手動登録の際には、図13(b)のような画面を表示して、登録する無線アクセスポイントのセキュリティタイプを入力させる。図13(b)の例では、セキュリティタイプの入力を促すメッセージと共に、入力するセキュリティタイプの選択候補として「WEP」、「WPA」、「WPA2」、および「なし」が表示されている。また、セキュリティ設定のなされていない無線アクセスポイントと接続した場合にはチューナー部1と接続することができない旨が表示されている。
S45で接続に失敗した場合、図11(e)のような画面を表示して、接続に失敗した旨をユーザに通知すると共に、再設定を行うか終了するかをユーザに選択させる(S46)。図11(e)の例では、接続に失敗した旨、この問題の対処策が表示されていると共に、再設定を行うか終了するかをユーザに選択させるための項目として「再設定」および「終了」が表示されている。この画面で「再設定」が選択された場合にはS44に戻り、「終了」が選択された場合にはS40に戻る。
一方、S45で接続に成功した場合、図12(a)のような画面を表示して、接続に成功した旨をユーザに通知する(S47)。無線アクセスポイント4への接続が成功したことにより、ディスプレイ部2はLANに接続された状態となる。ただし、この段階ではチューナー部1との接続は完了していない。
図12(a)の例では、接続に成功した旨が表示されていると共に、接続先の無線アクセスポイント特定する情報(SSID、セキュリティタイプ、セキュリティキー)が表示されている。また、次のステップに進むための選択項目として「次へ」が表示されている。
上記の画面で「次へ」が選択されると、ディスプレイ側経路切換部50は、チューナー部1の経路を「LAN端子」に切り換えさせるため、図12(b)のような画面を表示する(S48)。図12(b)の例では、チューナー部1の経路を「LAN端子」に切り換えるための操作の手順、およびチューナー部1の経路が「LAN端子」となっているときにはWIRELESSランプ13b(図4参照)が消灯状態となる旨が表示されている。また、次のステップに進むための選択項目として「次へ」が表示されている。
「LAN端子」に切り換えるための操作が行われると、チューナー側経路切換部20は、有線通信IF15を介した通信を有効にする。また、チューナー側接続処理部21にディスプレイ部2との接続を開始するよう指示する。
そして、上記の「次へ」が選択されると接続待ち状態となり(S49)、図12(c)のような画面を表示する。図12(c)の例では、チューナー部1の経路を「LAN端子」に切り換えるための操作の手順、チューナー部1の経路が「LAN端子」となっているとき(有線通信IF15が有効となっているとき)にはWIRELESSランプ13bが消灯状態となる旨、および現在接続中である旨が表示されている。有線通信IF15が有効となることにより、チューナー部1とディスプレイ部2との通信経路がつながるので、チューナー側接続処理部21とディスプレイ側接続処理部52は、この通信経路で通信を行って、通信接続を確立する。
また、図10には示していないが、上記の「次へ」が選択されたときには、ディスプレイ部2とチューナー部1との接続待ちのタイムアウトカウントを開始する。なお、図12(c)の画像表示中に接続が確立した場合には、「次へ」が選択されるのを待たずにS50へ移行する。
S49で接続に成功した場合、S50に進んで接続成功の表示を行う。ここで表示される画面は、例えば図12(d)のようなものであってもよい。図12(d)の例では、無線アクセスポイント接続でチューナー部1と接続した旨が表示されている。また、接続タイプ切換を終了するための選択項目である「終了」が表示されており、この項目を選択することによって、接続タイプ切換の処理は終了してS40に戻り、図11(a)の画面が表示されている状態に戻る。
一方、S49で接続に失敗した場合、S51に進んで接続失敗の表示を行う。ここで表示される画面は、例えば図12(e)のようなものであってもよい。図12(e)の例では、接続に失敗した旨が表示されていると共に、この問題を解決するための対応が表示されている。また、接続タイプ切換を終了するための選択項目である「終了」が表示されており、この項目を選択することによって、接続タイプ切換の処理は終了してS40に戻り、図11(a)の画面が表示されている状態に戻る。
〔接続タイプの切り換え(LANケーブル接続)〕
続いて、接続タイプを無線アクセスポイント接続に切り換える際のチューナー部1およびディスプレイ部2の処理について、図14および図15に基づいて説明する。図14は、接続タイプをLANケーブル接続に切り換える際の、チューナー部1およびディスプレイ部2の処理の一例を示すフローチャートであり、図15は、この処理の際に表示される画面例を示す図である。
続いて、接続タイプを無線アクセスポイント接続に切り換える際のチューナー部1およびディスプレイ部2の処理について、図14および図15に基づいて説明する。図14は、接続タイプをLANケーブル接続に切り換える際の、チューナー部1およびディスプレイ部2の処理の一例を示すフローチャートであり、図15は、この処理の際に表示される画面例を示す図である。
LANケーブル接続への切り換えは、図15(a)のような画面を表示して、ユーザに接続タイプを選択させることによって開始する(S60)。この画面は、図9(a)、図11(a)と同様であるから説明を省略する。ここでは、LANケーブル接続が選択されるとする。
LANケーブル接続が選択されると、ディスプレイ部2にLANケーブルが挿入されているか確認する(S61)。具体的には、ディスプレイ側経路切換部50は、有線通信IF43にLANケーブルが接続されているか確認する。
ここで、LANケーブルの接続が確認できなかった場合(S61でNO)、LANケーブルの接続を促すため、図15(b)のような画像の表示を行う(S62)。図15(b)の例では、LANケーブルが接続されていない旨、およびLANケーブルの接続を促すメッセージが表示されている。また、前のステップに戻るための選択項目として「戻る」が表示されており、この項目を選択することによって処理はS61に戻る。
S61でLANケーブルの挿入が確認できた場合(S61でYES)、ディスプレイ側経路切換部50は、図15(c)のような画面を表示して、本当に切り換えを行うか確認する(S63)。なお、図15(c)は、切換先がLANケーブル接続となっている以外は、図9(b)および図11(b)と同様であるから説明を省略する。
図15(c)の画面において、「しない」が選択された場合には、LANケーブル接続への切り換えを行わずに処理を終了する。一方、「する」が選択された場合には、ディスプレイ側経路切換部50は、通信経路を「LAN端子」に切り換える(S64)。具体的には、無線通信IF42を介した通信を無効にし、無線通信IF43を介した通信を有効にする。また、ディスプレイ側接続処理部52にチューナー部1との有線接続を開始するよう指示する。
続いて、ディスプレイ側経路切換部50は、チューナー部1の経路を「LAN端子」に切り換えさせるため、図15(d)のような画面を表示する(S65)。なお、図15(d)は、図12(b)と同じであるから説明を省略する。
そして、チューナー部1の経路を「LAN端子」に切り換えるための操作が行われると、チューナー側経路切換部20は、有線通信IF15を介した通信を有効にする。また、チューナー側接続処理部21にディスプレイ部2との有線接続を開始するよう指示する。
これにより、ディスプレイ部2とチューナー部1との間で接続切換処理が行われる(S66)。接続切換処理中には、図15(e)のような画面を表示する。なお、図15(e)は、図12(c)と同様であるから説明を省略する。接続切換処理の詳細については後述する。
次に、ディスプレイ側経路切換部50は、接続切換処理によって接続に成功したか否かを確認する(S67)。ここで、接続に成功していることを確認した場合(S67でYES)、S68に進んで接続成功の表示を行う。ここで表示される画面は、例えば図15(
f)のようなものであってもよい。図15(f)の例では、LANケーブル接続でチューナー部1と接続した旨が表示されている。また、接続タイプ切換を終了するための選択項目である「終了」が表示されており、この項目を選択することによって、接続タイプ切換の処理は終了してS60に戻り、図15(a)の画面が表示されている状態に戻る。
f)のようなものであってもよい。図15(f)の例では、LANケーブル接続でチューナー部1と接続した旨が表示されている。また、接続タイプ切換を終了するための選択項目である「終了」が表示されており、この項目を選択することによって、接続タイプ切換の処理は終了してS60に戻り、図15(a)の画面が表示されている状態に戻る。
一方、接続に失敗していることを確認した場合(S67でNO)、S69に進んで接続失敗の表示を行う。ここで表示される画面は、例えば図15(g)のようなものであってもよい。図15(g)の例では、接続に失敗した旨が表示されていると共に、この問題を解決するための対応が表示されている。また、接続タイプ切換を終了するための選択項目である「終了」が表示されており、この項目を選択することによって、接続タイプ切換の処理は終了してS60に戻り、図15(a)の画面が表示されている状態に戻る。
〔接続切換処理の詳細〕
続いて、図14のS66で行われる接続切換処理について、図16に基づいて説明する。図16は、チューナー部1およびディスプレイ部2が実行する接続切換処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下では先にディスプレイ部2における処理を説明し、その後チューナー部1における処理を説明する。
続いて、図14のS66で行われる接続切換処理について、図16に基づいて説明する。図16は、チューナー部1およびディスプレイ部2が実行する接続切換処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下では先にディスプレイ部2における処理を説明し、その後チューナー部1における処理を説明する。
(ディスプレイ部2における処理)
まず、ディスプレイ側接続処理部52は、サーチを実行する。具体的には、ID付きの機器検索パケット(応答要求)を、有線通信IF43を介して、ルーター3に接続されているローカル機器に対してブロードキャスト送信する(S70、機器検出ステップ)。
まず、ディスプレイ側接続処理部52は、サーチを実行する。具体的には、ID付きの機器検索パケット(応答要求)を、有線通信IF43を介して、ルーター3に接続されているローカル機器に対してブロードキャスト送信する(S70、機器検出ステップ)。
このIDは、チューナー無線接続のためのペアリング時に、チューナー部1から取得した情報に加え、ディスプレイ部2自身の情報に基づくものである。具体的には、ペアリング時に受信したチューナー部1のMACアドレス(相手装置特定情報)とディスプレイ部2のMACアドレスとを組み合わせたものを符号化して生成したID(チューナー部1のペアリングID)を用いる。
なお、機器検索パケットと共に送信するIDは、チューナー部1との無線接続を確立する際に取得した情報であり、チューナー部1が、この情報が付された機器検索パケットを受信したときに、該機器検索パケットがチューナー部1宛であることを特定できる情報であればよい。例えば、チューナー部1のMACアドレスを上記IDとして送信してもよいし、チューナー部1のSSID等を上記IDとして送信してもよい。ただし、セキュリティの観点から、MACアドレスやSSIDそのものを上記IDとするよりは、これらのIDを符号化(または暗号化)したIDを用いることが好ましい。
そして、ディスプレイ側接続処理部52は、送信した機器検索パケットに対するID付きの応答を受信する(S71)。上記のように、機器検索パケットには、ペアリングIDが付されているため、この機器検索パケットを受信した機器のうち、このペアリングIDを認識しているチューナー部1から応答が送信される。
つまり、S71で受信する応答は、チューナー部1からの応答であり、この応答に付されているIDはチューナー部1が付したIDである。このIDは、チューナー無線接続のためのペアリング時に、チューナー部1がディスプレイ部2から取得した情報に基づくものである。具体的には、ペアリング時に受信したディスプレイ部2のMACアドレスを符号化して生成したID(ディスプレイ部2のペアリングID)である。
なお、応答と共に送信するIDは、ディスプレイ部2との無線接続時に取得した情報であり、ディスプレイ部2が、この情報が付された応答を受信したときに、該応答の送信元
がチューナー部1であることを特定できる情報であればよい。例えば、ディスプレイ部2のMACアドレスを上記IDとしてもよいし、ディスプレイ部2のSSID等を上記IDとしてもよい。ただし、セキュリティの観点から、MACアドレスやSSIDそのものを上記IDとするよりは、これらのIDを符号化(または暗号化)したIDを用いることが好ましい。
がチューナー部1であることを特定できる情報であればよい。例えば、ディスプレイ部2のMACアドレスを上記IDとしてもよいし、ディスプレイ部2のSSID等を上記IDとしてもよい。ただし、セキュリティの観点から、MACアドレスやSSIDそのものを上記IDとするよりは、これらのIDを符号化(または暗号化)したIDを用いることが好ましい。
上記のIDから、上記応答がチューナー部1からの応答であると確認したディスプレイ側接続処理部52は、受信した応答のヘッダ等を解析することによって、チューナー部1との通信に必要な情報(IPアドレス等)を取得する。そして、この情報をディスプレイ記憶部41の通信設定格納部60に格納すると共に、この情報を用いてチューナー部1にLANケーブルを介した通信接続の接続要求を送信する(S72、通信接続ステップ)。
この接続要求が受け入れられることによって、ディスプレイ部2とチューナー部1とのLANケーブルを介した通信接続(LANケーブル接続)が確立される。これにより、ディスプレイ部2には、チューナー部1からLANケーブルを介して地上デジタル放送の映像を受信し、表示することが可能になる。
(チューナー部1における処理)
チューナー側接続処理部21は、機器検索パケットの受信を待ち受けている(S80)。ここで、ID付きの機器検索パケットを受信する(S81)と、受信したIDと、自機(チューナー部1)のMACアドレスとディスプレイ部2のMACアドレスとを組み合わせたものを符号化して生成したペアリングIDとが一致するか確認する。なお、受信したIDを復号し、これにより得られたデータにチューナー部1のMACアドレスが含まれているかを確認してもよい。いずれにせよ、符号化・複合化の方法については、チューナー部1とディスプレイ部2とで共通化しておく必要がある。
チューナー側接続処理部21は、機器検索パケットの受信を待ち受けている(S80)。ここで、ID付きの機器検索パケットを受信する(S81)と、受信したIDと、自機(チューナー部1)のMACアドレスとディスプレイ部2のMACアドレスとを組み合わせたものを符号化して生成したペアリングIDとが一致するか確認する。なお、受信したIDを復号し、これにより得られたデータにチューナー部1のMACアドレスが含まれているかを確認してもよい。いずれにせよ、符号化・複合化の方法については、チューナー部1とディスプレイ部2とで共通化しておく必要がある。
上記のように、ディスプレイ部2が送信するIDは、チューナー部1のペアリングIDであるから、受信した機器検索パケットが、ディスプレイ部2からのものであれば、これらのペアリングIDは一致する(S82)。
ペアリングIDが一致した場合、チューナー側接続処理部21は、受信した機器検索パケットに対する応答を送信し(S83)、この応答を受信したディスプレイ部2から接続要求を受信する(S84)。
そして、チューナー側接続処理部21は、受信した接続要求を解析することによって、この接続要求に異常がないか確認する(S85)。ここで、異常がなければ(S85でYES)、受信した接続要求のヘッダ等からディスプレイ部2との通信に必要な情報(IPアドレス等)を取得し、この情報をチューナー記憶部11の通信設定格納部30に格納する。これにより、ディスプレイ部2とチューナー部1とのLANケーブルを介した通信接続(LANケーブル接続)が確立され(S86)、接続切換処理は終了する。一方、接続要求に異常が見出された場合(S85でNO)、接続を終了して(S87)、接続切換処理を終了する。
〔接続切換処理の例〕
続いて、上記接続切換処理を図17に基づいてさらに説明する。図17は、接続切換処理の一例を示すタイミングチャートである。
続いて、上記接続切換処理を図17に基づいてさらに説明する。図17は、接続切換処理の一例を示すタイミングチャートである。
接続切換処理では、ディスプレイ部2は、サーチが必要と判断し、LANに接続されている各機器(サーチ待ち受け状態となっているチューナー部1を含む)に対して、機器検索パケットをブロードキャスト送信する。この機器検索パケットには、チューナー部1の
MACアドレスから生成したペアリングIDが付されている。
MACアドレスから生成したペアリングIDが付されている。
上記機器検索パケットを受信したチューナー部1は、上記ペアリングIDから、この機器検索パケットが自機に宛てられたものであることを特定し、ディスプレイ部2に応答を送信する。この応答には、ディスプレイ部2のMACアドレスから生成したペアリングIDが付されている。
この応答を受信したディスプレイ部2は、付されているペアリングIDから、この応答がチューナー部1から送信されたものであることを確認し、接続要求(connect)を、接
続待ち受け状態のチューナー部1に送信する。この接続要求を受信したチューナー部1は、受信した接続要求を解析して、送信元IPアドレスを確認する。
続待ち受け状態のチューナー部1に送信する。この接続要求を受信したチューナー部1は、受信した接続要求を解析して、送信元IPアドレスを確認する。
〔接続切換処理の要点〕
続いて、接続切換処理の要点を図18に基づいて説明する。図18は、接続切換処理の要点を説明する図である。
続いて、接続切換処理の要点を図18に基づいて説明する。図18は、接続切換処理の要点を説明する図である。
図示のように、チューナー部1とディスプレイ部2とは、無線経路通信によって、相手の無線IF−ID(具体的にはペアリングID)を互いに取得する。そして、家庭内ネットワーク経路の通信(LANケーブル接続)に切り換えられたときには、ディスプレイ部2は、無線IF−IDを含む機器検索パケットを家庭内ネットワーク(ローカルネットワーク)にブロードキャスト送信する。
この無線IF−IDは、チューナー部1のMACアドレスに基づくペアリングIDであるから、チューナー部1は、この機器検索パケットが自分宛であると判断し、これに対する応答パケットを送信することができる。
以上のように、映像表示システム100における接続切換処理では、無線経路通信で取得された情報を用いて通信相手を特定するので、LANに接続している機器の中から容易にチューナー部1を発見でき、接続の切り換えを極めて容易に行うことができる。
特に、切り換え前の接続タイプでの通信が不能になっている場合(通信障害発生時、通信圏外にある時等)には、切り換え前に通信相手を特定しておいて、その後で切り換えることもできないので、上記の方式が有効である。
〔接続タイプの自動切り換えについて〕
上述の例では、接続タイプを手動で切り替える場合(図3(b)参照)の処理を説明したが、接続タイプを自動で切り替えても構わない(図3(a)参照)。自動切り換えを採用した場合、上述の例における、UI画面を表示してチューナー部1に対するユーザ操作を促す処理の代わりに、チューナー指示部51からチューナー部1に命令を送信して、接続タイプを切り換えさせる処理を行う。
上述の例では、接続タイプを手動で切り替える場合(図3(b)参照)の処理を説明したが、接続タイプを自動で切り替えても構わない(図3(a)参照)。自動切り換えを採用した場合、上述の例における、UI画面を表示してチューナー部1に対するユーザ操作を促す処理の代わりに、チューナー指示部51からチューナー部1に命令を送信して、接続タイプを切り換えさせる処理を行う。
ところで、映像表示システム100では、上記3通りの接続タイプの他にも、チューナー部1の無線通信IF14を介してデジタル放送を視聴し、有線通信IF15を介してインターネットを利用するといった利用態様が考えられる(他の利用態様1)。
つまり、他の利用態様1では、デジタル放送の視聴時にはチューナー部1の無線通信IF14を有効にし、インターネットの利用時には有線通信IF15を有効にするという通信IFの切り換えによって視聴対象を切り換える。
また、映像表示システム100は、アンテナ線接続と、ローカルネットワークへの接続
とを、同じ部屋で行うことができないような環境で使用されることも考えられる。このような場合には、デジタル放送の視聴時には、チューナー部1の無線通信IF14を有効にし、チューナー部1のある部屋(アンテナ線接続ができる部屋)にディスプレイ部2を配置する。このときには、チューナー部1は、ルーター3と接続されておらず、有線通信IF15にはLANケーブルは接続されていない。一方、インターネット利用時には、ルーター3のある部屋(ローカルネットワークに接続できる部屋)にディスプレイ部2を配置し、ルーター3とチューナー部1とを有線接続する。そして、チューナー部1の有線通信IF15を有効にして、インターネットを利用する(他の利用態様2)。
とを、同じ部屋で行うことができないような環境で使用されることも考えられる。このような場合には、デジタル放送の視聴時には、チューナー部1の無線通信IF14を有効にし、チューナー部1のある部屋(アンテナ線接続ができる部屋)にディスプレイ部2を配置する。このときには、チューナー部1は、ルーター3と接続されておらず、有線通信IF15にはLANケーブルは接続されていない。一方、インターネット利用時には、ルーター3のある部屋(ローカルネットワークに接続できる部屋)にディスプレイ部2を配置し、ルーター3とチューナー部1とを有線接続する。そして、チューナー部1の有線通信IF15を有効にして、インターネットを利用する(他の利用態様2)。
このように、上記の利用態様2では、デジタル放送の視聴時には、チューナー部1の有線通信IF15にはLANケーブルは接続されていない。このため、他の利用態様2において、他の利用態様1においてインターネットの利用に切り換えるのと同様の感覚で、デジタル放送の視聴時に有線通信IF15を有効にする切り換えを行うと、チューナー部1とディスプレイ部2との通信が途絶えてしまうという問題が生じる。LANケーブルが接続されていない有線通信IF15に切り換えた場合、有線通信IF15を介した通信を行うこともできず、無線通信IF14を介した通信を行うこともできないからである。特に、接続タイプの切り換えを自動切換のみで実装した場合には、チューナー部1に対するユーザ操作によって接続の復帰を図ることができないため問題が大きい。
上記の問題点を解決する方策として、接続タイプの切り換えを自動切換で行う場合、切り換えの前に、チューナー部1と有線通信IF15を介した通信の可否を確認し、この通信が不可である場合には、接続タイプの切り換えを中止することが考えられる。
これについて、図19に基づいて説明する。図19は、ディスプレイ部2から接続タイプの切り換え指示を受信したチューナー部1が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
チューナー側経路切換部20は、ディスプレイ部2のチューナー指示部51から接続タイプの切換通知を受信すると(S90)、ディスプレイ部2と有線LAN接続することが可能であるか判断する(S91)。つまり、チューナー側経路切換部20は、通信可否判断手段として機能する。
なお、接続タイプの切換通知は、有線通信IF15を有効にすることを命令するものである。また、有線LAN接続することが可能であるかは、例えば有線通信IF15にLANケーブルが接続されているかによって判断してもよい。また、それに加えてディスプレイ部2との有線接続にトラブルがないかまで確認して判断してもよい。
S90において、有線LAN接続することが可能であると判断した場合(S90でYES)、チューナー側経路切換部20は、接続経路を有線通信IF15に切り換える(S92)。つまり、チューナー側経路切換部20は、相手装置側経路切換手段としても機能する。これにより処理は終了する。
一方、有線LAN接続することができないと判断した場合(S90でNO)、チューナー側経路切換部20は、接続経路の切り換えを中止し、その旨をディスプレイ部2に通知する。これにより処理は終了する。
〔システムの判断による接続タイプの切り換え〕
上述の例の接続タイプの手動切換および自動切換は、何れもユーザの操作を起点として行われるが、ユーザの操作を起点とせず、映像表示システム100の判断によって接続タイプを切り換えるようにしてもよい。
上述の例の接続タイプの手動切換および自動切換は、何れもユーザの操作を起点として行われるが、ユーザの操作を起点とせず、映像表示システム100の判断によって接続タイプを切り換えるようにしてもよい。
これについて、図20に基づいて説明する。図20は、映像表示システム100の判断による接続タイプの切り換えを説明する図であり、同図(a)は切り換え前の状態を示し、同図(b)は切り換え後の状態を示している。
同図(a)の状態では、ディスプレイ部2は、チューナー部1と無線接続されており、チューナー部1は、ディスプレイ部2にデジタル放送に基づく映像信号を送信すると共に、家庭内ネットワークのLAN−HDDにこのデジタル放送を録画している。
このような状態では、チューナー部1のチューナー制御部10は、放送波から映像信号を生成して送信する処理と、この映像信号を用いて録画を行う処理とを平行して行っており、その処理の負荷は非常に大きい。また、LAN−HDDとディスプレイ部2との2箇所に出力を行っており、出力IFの処理の負荷も大きい。
そこで、このように負荷の大きい状態となったときには、チューナー側経路切換部20は、ディスプレイ部2にその旨を通知する。なお、ディスプレイ部2への通知の内容は、それを受信したディスプレイ部2において、切り換えの要否の判断材料となるものであればよく、特に限定されない。例えば、チューナー制御部10をCPUで実装した場合には、CPUの使用率を示す情報を通知してもよいし、負荷が所定の閾値を超えていることを示す情報を通知してもよい。
そして、この通知を受信したディスプレイ部2のディスプレイ側経路切換部50は、他の接続タイプへの切り換えを行う。つまり、ディスプレイ側経路切換部50は、経路切換手段として機能する。なお、CPUの使用率を示す情報等のように、負荷の程度を示す情報を受信した場合には、所定の閾値と比較する等して切り換えの要否を判断する。また、切り換えの可否を問い合わせるUIを表示して、切り換えの可否をユーザに選択させてもよい。
切り換え対象となる接続タイプは、同図(b)に示すように、無線アクセスポイント接続であってもよい。これにより、チューナー制御部10は、ディスプレイ部2への映像信号送信処理から開放され、チューナー部1からの出力はLAN−HDDに対する出力のみとなるため、チューナー部1における処理の負荷が低減される。ユーザは、チューナー部1からのデジタル放送を見ることはできなくなるが、無線アクセスポイント接続により、インターネット上のコンテンツを閲覧することができる。
なお、上記の切り換えを行った場合、ディスプレイ部2は、LAN−HDDに録画されたデジタル放送を取得して表示してもよい。これにより、チューナー部1の負荷を低減しつつ、ユーザのデジタル放送視聴を継続させることもできる。
また、図19(b)では、無線アクセスポイント接続に切り換える例を示したが、LANケーブル接続が可能である場合には、LANケーブル接続に切り換えてもよい。
〔変形例〕
上述では、無線接続確立時に取得した情報を用いて、有線接続における通信設定を容易にする例を示したが、有線接続確立時に取得した情報を用いて、無線接続における通信設定を容易にすることも同様に可能である。例えば、有線接続確立時にSSID、PINコード、無線通信に用いるMACアドレスなどを交換しておき、無線接続に切り換えられたときに、これらの情報を用いて通信設定を行うこともできる。
上述では、無線接続確立時に取得した情報を用いて、有線接続における通信設定を容易にする例を示したが、有線接続確立時に取得した情報を用いて、無線接続における通信設定を容易にすることも同様に可能である。例えば、有線接続確立時にSSID、PINコード、無線通信に用いるMACアドレスなどを交換しておき、無線接続に切り換えられたときに、これらの情報を用いて通信設定を行うこともできる。
また、無線通信経路が複数存在するようなシステムの場合、ある経路の無線接続確立時
に取得した情報を用いて、他の経路の無線接続における通信設定を容易にすることも可能である。有線通信経路が複数存在するようなシステムの場合も同様である。
に取得した情報を用いて、他の経路の無線接続における通信設定を容易にすることも可能である。有線通信経路が複数存在するようなシステムの場合も同様である。
さらに、上述では、LANケーブル接続への切り換え時に、無線接続確立時に取得した情報を用いて通信設定を容易にする例を示したが、無線アクセスポイント接続への切り換え時に、無線接続確立時に取得した情報を用いて通信設定を容易にすることもできる。無線アクセスポイント接続においても、LANに接続されているチューナー部1を検出する必要があるからである(図10のS47〜S49)。
また、上述では、機器検索パケットをブロードキャスト送信してチューナー部1を検出したが、機器検索パケットのブロードキャスト送信を行わずに通信接続を開始することも可能である。例えば、RARP(Reverse Address Resolution Protocol)を用いる方法
や、応答があるまで通信開始を投げ続ける方法が考えられる。
や、応答があるまで通信開始を投げ続ける方法が考えられる。
〔IPv4設定〕
次に、図5に示した「IPv4設定」について、図21に基づいて説明する。図21は、ディスプレイ部2とチューナー部1のIPアドレスなどのネットワークパラメータを設定するIPv4設定時に表示される画面例を示す図である。
次に、図5に示した「IPv4設定」について、図21に基づいて説明する。図21は、ディスプレイ部2とチューナー部1のIPアドレスなどのネットワークパラメータを設定するIPv4設定時に表示される画面例を示す図である。
「IPv4設定」の項目を選択するユーザ操作をリモコン受光部45が受け付けたときには、図21(a)のような画面を表示する。図21(a)の例では、LANの設定(IPv4)を行う旨、現在の設定、および設定を変更する際の注意事項が表示されている。また、選択肢として「変更する」「変更しない」「初期化する」の3つが表示されている。なお、同図の破線内は、チューナー部1と接続しており、かつ接続タイプが無線アクセスポイント接続またはLANケーブル接続のときのみ表示する。
上記の「変更する」を選択した場合、図21(b)のような画面を表示する。図21(b)の例では、IPアドレスを自動で取得するか否かを確認するメッセージと、自動で取得するか否かを選択するための「はい」「いいえ」の選択肢が表示されている。また、この画面では、ディスプレイ部2のIPアドレス、チューナー部1のIPアドレス、ネットマスク、およびゲートウェイを入力できるようになっている。そして、次の画面へ遷移するための「次へ」の項目が表示されている。なお、同図の破線内は、チューナー部1と接続しており、かつ接続タイプが無線アクセスポイント接続またはLANケーブル接続のときのみ設定可能とする。
なお、上記の「次へ」が選択されたときには、入力されている設定が正しいか確認が行われ、チューナー部1の設定が正しくないと判断されたときには、図21(c)のような画面を表示する。図21(c)の例では、設定が誤っており、再設定が必要である旨のメッセージと、図21(b)の画面に戻るための「戻る」の項目が表示されている。
正しい設定が行われた状態で「次へ」が選択されたときには、図21(d)のような画面を表示する。図21(d)の例では、DNSのPアドレスを自動で取得するか否かを確認するメッセージと、自動で取得するか否かを選択するための「はい」「いいえ」の選択肢が表示されている。また、この画面では、プライマリIPアドレスおよびセカンダリIPアドレスを入力できるようになっている。そして、次の画面へ遷移するための「次へ」の項目が表示されている。
この画面で「次へ」が選択されると、図21(e)のような画面を表示する。図21(e)の例では、上述の設定画面で設定された内容が一覧表示されている。また、設定を完了するための「完了」と、表示されている設定で接続テストを実行するための「テスト実
行」が表示されている。
行」が表示されている。
〔画面表示設定〕
次に、ディスプレイ部2における画面表示設定について、図22に基づいて説明する。図22は、UI画面における、画面表示設定の位置づけを示す図である。図示のように、「画面表示設定」は、「ホームメニュー」から「機能切換」に遷移することで選択可能になる。そして、「画面表示設定」のUI画面から、「無線受信強度表示」または「無線エラーメッセージ表示」のUI画面に遷移することができる。
次に、ディスプレイ部2における画面表示設定について、図22に基づいて説明する。図22は、UI画面における、画面表示設定の位置づけを示す図である。図示のように、「画面表示設定」は、「ホームメニュー」から「機能切換」に遷移することで選択可能になる。そして、「画面表示設定」のUI画面から、「無線受信強度表示」または「無線エラーメッセージ表示」のUI画面に遷移することができる。
「無線受信強度表示」のUI画面では、無線受信強度を示すアイコンの表示を「する」「しない」の何れかを選択するようになっている。初期設定では、表示する設定としておいてもよい。なお、無線通信を行わない接続タイプ(LANケーブル接続)が選択されているときには、このUI画面における設定にかかわらず、無線受信強度を示すアイコンは表示しない。
「無線エラーメッセージ表示」のUI画面では、無線に関するエラーメッセージおよび警告メッセージの表示を「する」「しない」の何れかを選択するようになっている。初期設定では、表示する設定としておいてもよい。なお、エラーメッセージおよび警告メッセージの表示については、以下で詳細に説明する。
〔物理的接続切れに関するメッセージ表示〕
接続タイプが無線アクセスポイント接続であるが、無線アクセスポイントに接続していない場合には、デジタル放送視聴・インターネット利用の何れも不可となる。接続タイプがLANケーブル接続であるが、ディスプレイ部2にLANケーブルを接続していない場合も同様である。このため、このような場合には、接続が回復するまで警告メッセージを表示し続ける。
接続タイプが無線アクセスポイント接続であるが、無線アクセスポイントに接続していない場合には、デジタル放送視聴・インターネット利用の何れも不可となる。接続タイプがLANケーブル接続であるが、ディスプレイ部2にLANケーブルを接続していない場合も同様である。このため、このような場合には、接続が回復するまで警告メッセージを表示し続ける。
これについて、図23および図24に基づいて説明する。図23は、無線アクセスポイント接続時における物理的接続切れの警告メッセージ表示処理の一例を示すフローチャートである。また、図24は、LANケーブル接続時における物理的接続切れの警告メッセージ表示処理の一例を示すフローチャートである。
図23に示すように、接続タイプが無線アクセスポイント接続となっているときには(S100)、ディスプレイ制御部40は、無線アクセスポイント4に接続しているか確認する(S101)。
ここで、接続していることが確認された場合(S101でYES)、正常状態であると判断する(S102)。この場合、警告は表示しない。一方、接続していないことが確認された場合(S101でNO)、図示のような警告メッセージを、例えば画面中央下部に表示する(S103)。
また、図24に示すように、接続タイプがLANケーブル接続となっているときには(S110)、ディスプレイ制御部40は、LANケーブルが接続されているか確認する(S111)。
ここで、接続されていることが確認された場合(S111でYES)、正常状態であると判断する(S112)。この場合、警告は表示しない。一方、接続されていないことが確認された場合(S111でNO)、図示のような警告メッセージを、例えば画面中央下部に表示する(S113)。
〔チューナー部1との接続切れに関するメッセージ表示〕
上記のような物理的接続切れに該当しないが、チューナー部1との接続が切れた場合にも、メッセージを表示する。これについて、図25に基づいて説明する。図25は、チューナー部1との接続切れに関するメッセージ表示処理の一例を示すフローチャートである。
上記のような物理的接続切れに該当しないが、チューナー部1との接続が切れた場合にも、メッセージを表示する。これについて、図25に基づいて説明する。図25は、チューナー部1との接続切れに関するメッセージ表示処理の一例を示すフローチャートである。
ディスプレイ制御部40は、接続切れの発生を検出すると(S120)、図示のようなメッセージを例えば画面中央下部に表示して、接続切れの発生をユーザに通知する(S121)。
また、ディスプレイ制御部40は、接続切れの発生を検出したときに接続切れの継続時間のカウントを開始し、30秒以内に接続が復帰したか確認する(S122)。なお、この30秒の時間は一例であり、これに限られない。ここで、30秒以内に接続の復帰が確認された場合(S122でYES)、正常状態に戻ったと判断し(S126)、接続切れの発生を通知する表示を終了する。
一方、30秒以内に接続の復帰が確認されなかった場合(S122でNO)、接続タイプに応じた図示のようなメッセージを、例えば画面中央に表示する(S123〜S125)。すなわち、チューナー無線接続時には、同図のS123の下側に示すようなメッセージを表示し、無線アクセスポイント接続時には、同図のS124の下側に示すようなメッセージを表示する。また、LANケーブル接続時には、同図のS125の下側に示すようなメッセージを表示する。
なお、上記メッセージにおける「ネットワーク環境をご確認ください」は、IPアドレスなどの設定値の確認、およびLANケーブルなどの接続や各機器の電源の確認を促す趣旨である。
〔干渉に関するメッセージ表示〕
また、無線通信に干渉が発生した場合にもメッセージを表示する。これについて図26に基づいて説明する。図26は、干渉発生に関するメッセージ表示処理の一例を示すフローチャートである。
また、無線通信に干渉が発生した場合にもメッセージを表示する。これについて図26に基づいて説明する。図26は、干渉発生に関するメッセージ表示処理の一例を示すフローチャートである。
ディスプレイ制御部40は、干渉の発生を検出すると(S130)、無線エラーメッセージを表示するか否かを判断する(S131)。表示しない設定となっている場合、または表示する設定となっているが、他の条件によって表示が不要と判断した場合には、メッセージを表示せずに処理を終了する。
一方、S131で表示すると判断した場合には、図示のような干渉の発生時用のメッセージを表示する(S132)。このメッセージにおける「いいえ」が選択されたときには、S134に進み、電源再起動までは、干渉を検出してもコーション(S132のメッセージ)を表示しないこととする。一方、「はい」が選択されたときには、S133に進み、接続チャンネルの自動切換えを行う。
接続チャンネルの自動切換えでは、ディスプレイ側接続処理部52が、別の接続チャンネルによるチューナー部1との再接続を行い、ディスプレイ制御部40は、図示のようなメッセージを表示する(S135)。
次に、ディスプレイ制御部40は、2分以内に再接続に成功したか確認し(S136)、成功している場合(S136でYES)には処理を終了する。一方、2分が経過しても再接続に成功していない場合(S136でNO)、同図に示すようなメッセージを表示す
る(S137)。
る(S137)。
〔スループット低下に関するメッセージ表示〕
また、無線通信のスループットが低下した場合にもメッセージを表示する。これについて図27に基づいて説明する。図27は、スループット低下に関するメッセージ表示処理の一例を示すフローチャートである。
また、無線通信のスループットが低下した場合にもメッセージを表示する。これについて図27に基づいて説明する。図27は、スループット低下に関するメッセージ表示処理の一例を示すフローチャートである。
ディスプレイ制御部40は、スループットの低下を検出すると(S140)、無線エラーメッセージを表示するか否かを判断する(S141)。表示しない設定となっている場合、または表示する設定となっているが、他の条件によって表示が不要と判断した場合には、メッセージを表示せずに処理を終了する。
一方、S141で表示すると判断した場合には、図示のようなスループット低下時用のメッセージを表示する(S142)。このメッセージの表示後、一定時間が経過すると、スループットが復帰したか確認する(S143)。
スループットが復帰している場合(S143でYES)には、コーション(S143のメッセージ)の表示を消去して、処理を終了する。一方、スループットが復帰していない場合(S143でNO)、処理はS141に戻り、メッセージを継続して表示する。
〔無線受信強度低下に関するメッセージ表示〕
また、無線通信の受信強度が低下した場合にもメッセージを表示する。これについて図28に基づいて説明する。図28は、無線通信の受信強度低下に関するメッセージ表示処理の一例を示すフローチャートである。
また、無線通信の受信強度が低下した場合にもメッセージを表示する。これについて図28に基づいて説明する。図28は、無線通信の受信強度低下に関するメッセージ表示処理の一例を示すフローチャートである。
ディスプレイ制御部40は、無線受信強度の低下を検出すると(S150)、無線エラーメッセージを表示するか否かを判断する(S151)。表示しない設定となっている場合、または表示する設定となっているが、他の条件によって表示が不要と判断した場合には、メッセージを表示せずに処理を終了する。
一方、S151で表示すると判断した場合には、現在の接続タイプがチューナー無線接続であれば、S152に進み、図示のようなメッセージを表示する。一方、現在の接続タイプが無線アクセスポイント接続であれば、S153に進み、図示のようなメッセージを表示する。
これら何れかのメッセージの表示後、一定時間が経過すると、無線受信強度が復帰したか確認する(S154)。そして、無線受信強度が復帰している場合(S154でYES)には、コーション(S152またはS153のメッセージ)の表示を消去して、処理を終了する。一方、無線受信強度が復帰していない場合(S154でNO)、処理はS151に戻る。
〔レーダー波検出に関するメッセージ表示〕
また、レーダー波を検出した場合にもメッセージを表示する。これについて図29に基づいて説明する。図29は、レーダー波検出に関するメッセージ表示処理の一例を示すフローチャートである。
また、レーダー波を検出した場合にもメッセージを表示する。これについて図29に基づいて説明する。図29は、レーダー波検出に関するメッセージ表示処理の一例を示すフローチャートである。
ディスプレイ制御部40は、レーダー波を検出すると、ディスプレイ側接続処理部52に指示してW52への退避を行わせ(S160)、S161に進み、図示のようなメッセージを表示する。また、ディスプレイ側接続処理部52に指示して、別の接続チャンネルによるチューナー部1との再接続を行わせる。
ディスプレイ制御部40は、メッセージの表示後、一定時間が経過すると、接続が復帰したか確認する(S162)。接続が復帰していなければ、S164に進み、図示のようなメッセージを表示する。
一方、接続が復帰していれば、S163に進み、図示のようなメッセージを表示する。そして、このメッセージにおける「確認」が選択されたか、または選択されずに10秒が経過したかを確認する(S165)。「確認」が選択されたか、または選択されずに10秒が経過したことが確認された場合(S165でYES)、S163のメッセージの表示を消去して、処理を終了する。
〔コーションの表示条件〕
以上のようなコーション(警告メッセージ等)の表示は、このようなメッセージを表示するか否かの設定に基づいて行われる。しかし、メッセージを表示する設定であり、メッセージを表示する条件が充足されている場合であっても、適用されている接続タイプ等によっては、メッセージを表示しないことが好ましい場合もある。
以上のようなコーション(警告メッセージ等)の表示は、このようなメッセージを表示するか否かの設定に基づいて行われる。しかし、メッセージを表示する設定であり、メッセージを表示する条件が充足されている場合であっても、適用されている接続タイプ等によっては、メッセージを表示しないことが好ましい場合もある。
そこで、ディスプレイ制御部40は、図30のようなテーブルに従って、メッセージの表示の可否を確認する。図30は、メッセージの表示可否を決定するテーブルの一例を示す図である。
図30のテーブルでは、接続タイプごとに上述のメッセージの表示の可否が記述されており、これに従ってメッセージの表示の可否を判断することによって、接続タイプに応じた適切なメッセージのみを表示させることができる。
〔その他のメッセージ〕
ディスプレイ制御部40は、上述した以外にも様々なメッセージを表示させる。例えば、図31に示すようなメッセージを表示する。図31は、ディスプレイ部2に表示されるメッセージの一例を示す図である。
ディスプレイ制御部40は、上述した以外にも様々なメッセージを表示させる。例えば、図31に示すようなメッセージを表示する。図31は、ディスプレイ部2に表示されるメッセージの一例を示す図である。
同図(a)のメッセージは、接続タイプが無線アクセスポイント接続であり、セキュリティが設定されていない無線アクセスポイントに接続している場合に、「テレビを見る」で、地上デジタル放送(あるいはBS・CSデジタル放送等であってもよい)を選択したときか、「録画番組を見る」を選択したときに表示する。また、同図(b)には、接続タイプ切換が原因で録画エラーが発生したときに表示するメッセージの例を示している。
〔他のシステムへの適用例〕
上記では、チューナー部1およびディスプレイ部2を含む映像表示システム100を例に本発明の説明を行ったが、本発明は、複数の通信経路で通信する機器からなるシステムであれば適用が可能であり、この例に限られない。
上記では、チューナー部1およびディスプレイ部2を含む映像表示システム100を例に本発明の説明を行ったが、本発明は、複数の通信経路で通信する機器からなるシステムであれば適用が可能であり、この例に限られない。
ここでは、本発明を他のシステムに適用した例を図32に基づいて説明する。図32は、本発明を適用した監視システム200および映像表示システム300の概要を説明する図である。
監視システム200は、PC201と監視カメラ202とを含む。PC201と監視カメラ202とは、有線LANで接続可能な構成であり、有線LANで接続された状態において、監視カメラ202が撮影中の画像をPC201から出力する。また、PC201と監視カメラ202とは、無線通信することも可能である。この無線通信は、例えばWi−Fi等であってもよい。
なお、ここでは、監視カメラ202の撮影画像の出力先がPC201(パーソナルコンピュータ)である例を説明するが、出力先はパーソナルコンピュータに限られない。例えば、テレビやスマートフォン等の画像を表示する機能を有する装置であってもよいし、HDDレコーダー等の画像を記録する装置であってもよい。また、ここでは監視カメラ202を例に説明を行うが、カメラは監視を目的とするものに限られない。
一方、映像表示システム300は、NAS301とタブレット端末302とを含む。NAS301とタブレット端末302とは、PLC(Power Line Communications)で接続
可能な構成であり、PLC接続された状態において、NAS301に格納された動画等のコンテンツをタブレット端末302から出力する。また、NAS301とタブレット端末302とは、無線通信することも可能である。この無線通信は、例えばWi−Fi等であってもよい。
可能な構成であり、PLC接続された状態において、NAS301に格納された動画等のコンテンツをタブレット端末302から出力する。また、NAS301とタブレット端末302とは、無線通信することも可能である。この無線通信は、例えばWi−Fi等であってもよい。
なお、ここでは、タブレット端末302に表示させる画像を出力する装置がNAS201(Network Attached Storage)である例を説明するが、出力元の装置はタブレット端末302が表示可能な画像を出力するものであればよく、例えばPC等であってもよい。また、出力するデータも画像に限られず、音声等であってもよい。さらに、ここでは画像を出力する機器がタブレット端末302である例を説明するが、画像を出力する機能を有している機器であればこれに限られない。
図32に示すこれらのシステムでは、図示のように、まず、システムに含まれる機器間で無線によるペアリングを行う。このペアリングにより、互いのMACアドレスの交換、無線通信接続に使用する互いのアドレス(ネットワーク接続時に取得した固定IPアドレス)の交換等が行われる。
これにより、上述の映像表示システム100と同様にして、有線LANネットワークまたはPLCネットワークに接続された相手機器を容易に検出し、接続することができる。
具体的には、図示の例では、監視カメラ202を屋外に設置し、屋外の有線LANコネクタに接続している。また、PC201は屋内の一階に設置し、屋内の有線LANコネクタに接続している。なお、これらの機器は、無線通信によって画像の送受信を行うことも可能であるが、屋内と屋外という離れた位置に設置されているため、無線での通信が困難であり、それゆえ有線LANで接続している。無論、有線接続は、有線LANによるものに限られず、PLC等を利用してもよい。
この状態において、PC201または監視カメラ202の何れかが、ペアリングの際に取得した相手機器のMACアドレスあるいはペアリングIDを含む機器検索パケットを有線LANネットワークに接続されている各機器にブロードキャスト送信する。
これにより、機器検索パケットを受信した機器のうち、この機器検索パケットに含まれるMACアドレスあるいはペアリングIDを認識しているPC201または監視カメラ202から応答が送信され、PC201と監視カメラ202との間での有線LAN接続が確立される。
また、図示の例では、NAS301を一階に設置し、コンセントからPLCに接続している。また、タブレット端末302は、二階に設置し、コンセントからPLCに接続している。なお、これらの機器は、無線通信によって画像の送受信を行うことも可能であるが、鉄筋住宅内の別フロアに設置されているため、無線での通信が困難であり、それゆえPLCでの接続を行っている。無論、有線接続は、PLCによるものに限られず、有線LA
N等を利用してもよい。
N等を利用してもよい。
映像表示システム300における双方の機器がPLCに接続した後の処理は、上述の監視システム200の場合と同様であり、MACアドレス等により相手機器を認識してPLCを介した通信接続を確立する。
以上説明したように、監視システム200および映像表示システム300によれば、無線ペアリング時に取得したMACアドレス等の情報を利用して、有線ネットワークにおいて相手機器を検出するので、有線接続を極めて容易に確立することができる。
なお、上述の各例におけるペアリングには、例えばAOSS(AirStation One-Touch Secure System、登録商標)等を利用してもよい。この場合には、AOSSを利用したペアリングで取得した情報を利用して機器検出を行えばよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、チューナー部1およびディスプレイ部2の各ブロック、特にチューナー制御部10およびディスプレイ制御部40は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用
いてソフトウェア的に実現してもよい。
いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、チューナー部1およびディスプレイ部2は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるチューナー部1およびディスプレイ部2の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、チューナー部1およびディスプレイ部2に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、チューナー部1およびディスプレイ部2を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信
網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような
赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living NetworkAlliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような
赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living NetworkAlliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、複数の通信経路で通信する機器に利用することができる。
1 チューナー部(相手装置)
2 ディスプレイ部(通信装置)
20 チューナー側経路切換部(通信可否判断手段、相手装置側経路切換手段)
50 ディスプレイ側経路切換部(経路切換手段)
51 チューナー指示部(相手装置制御手段)
52 ディスプレイ側接続処理部(機器検出手段、通信接続手段)
100 映像表示システム(通信システム)
(a) 通信経路(第1通信経路)
(c) 通信経路(第2通信経路)
2 ディスプレイ部(通信装置)
20 チューナー側経路切換部(通信可否判断手段、相手装置側経路切換手段)
50 ディスプレイ側経路切換部(経路切換手段)
51 チューナー指示部(相手装置制御手段)
52 ディスプレイ側接続処理部(機器検出手段、通信接続手段)
100 映像表示システム(通信システム)
(a) 通信経路(第1通信経路)
(c) 通信経路(第2通信経路)
Claims (15)
- 第1通信経路と第2通信経路との何れかで相手装置と通信する通信装置であって、
上記第2通信経路を介した通信への切り換えを行うときに、上記第1通信経路を用いた通信の確立のために取得した、上記相手装置を特定する相手装置特定情報を用いて上記相手装置を検出する機器検出手段と、
上記機器検出手段が検出した上記相手装置と、上記第2通信経路で通信接続する通信接続手段とを備えており、
上記第1通信経路は、無線通信による通信経路であり、
上記相手装置特定情報は、上記相手装置と無線通信を行うためのペアリング時に取得した情報であることを特徴とする通信装置。 - 上記通信接続手段は、上記機器検出手段が検出した上記相手装置から、該相手装置が上記ペアリング時に取得した情報、または該情報を元に生成した情報を受信したことが確認された場合に、当該相手装置と上記第2通信経路で通信接続することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- 第1通信経路と第2通信経路との何れかで相手装置と通信する通信装置であって、
上記第2通信経路を介した通信への切り換えを行うときに、上記第1通信経路を用いた通信の確立のために取得した、上記相手装置を特定する相手装置特定情報を用いて上記相手装置を検出する機器検出手段と、
上記機器検出手段が検出した上記相手装置と、上記第2通信経路で通信接続する通信接続手段とを備えており、
上記第2通信経路は、通信ネットワークを介する通信経路であり、
上記機器検出手段は、上記相手装置特定情報、または該相手装置特定情報を元に生成した情報を含む応答要求を上記通信ネットワーク内の機器にブロードキャスト送信することによって、上記相手装置を検出することを特徴とする通信装置。 - 第1通信経路と第2通信経路との何れかで相手装置と通信する通信装置であって、
上記第2通信経路を介した通信への切り換えを行うときに、上記第1通信経路を用いた通信の確立のために取得した、上記相手装置を特定する相手装置特定情報を用いて上記相手装置を検出する機器検出手段と、
上記機器検出手段が検出した上記相手装置と、上記第2通信経路で通信接続する通信接続手段とを備えており、
上記第1通信経路は、上記相手装置と直接に通信する通信経路であり、
上記第1通信経路を介して上記相手装置と通信接続されている状態において、上記相手装置から、該相手装置の処理の負荷が高いことを示す情報を受信したときに、上記第2通信経路への切り換えを行う経路切換手段を更に備えていることを特徴とする通信装置。 - 請求項1から4の何れか1項に記載の通信装置と、
該通信装置と、上記第1通信経路と上記第2通信経路との何れかで通信する相手装置とを含むことを特徴とする通信システム。 - 上記通信装置は、上記相手装置の通信経路を上記第1通信経路から上記第2通信経路に切り換えさせる相手装置制御手段を備え、
上記相手装置は、上記相手装置制御手段から、上記第2通信経路への切り換え命令を受信したときに、上記第2通信経路で上記通信装置と通信可能か判断する通信可否判断手段と、該通信可否判断手段が通信可能と判断した場合に上記第2通信経路への切り換えを行う相手装置側経路切換手段とを備えていることを特徴とする請求項5に記載の通信システム。 - 第1通信経路と第2通信経路との何れかで相手装置と通信する通信装置による通信方法であって、
上記第2通信経路を介した通信への切り換えを行うときに、上記第1通信経路を用いた通信の確立のために取得した、上記相手装置を特定する相手装置特定情報を用いて上記相手装置を検出する機器検出ステップと、
上記機器検出ステップで検出した上記相手装置と、上記第2通信経路で通信接続する通信接続ステップとを含んでおり、
上記第1通信経路は、無線通信による通信経路であり、
上記相手装置特定情報は、上記相手装置と無線通信を行うためのペアリング時に取得した情報であることを特徴とする通信方法。 - 第1通信経路と第2通信経路との何れかで相手装置と通信する通信装置による通信方法であって、
上記第2通信経路を介した通信への切り換えを行うときに、上記第1通信経路を用いた通信の確立のために取得した、上記相手装置を特定する相手装置特定情報を用いて上記相手装置を検出する機器検出ステップと、
上記機器検出ステップで検出した上記相手装置と、上記第2通信経路で通信接続する通信接続ステップとを含んでおり、
上記第2通信経路は、通信ネットワークを介する通信経路であり、
上記機器検出ステップでは、上記相手装置特定情報、または該相手装置特定情報を元に生成した情報を含む応答要求を上記通信ネットワーク内の機器にブロードキャスト送信することによって、上記相手装置を検出することを特徴とする通信方法。 - 第1通信経路と第2通信経路との何れかで相手装置と通信する通信装置による通信方法であって、
上記第2通信経路を介した通信への切り換えを行うときに、上記第1通信経路を用いた通信の確立のために取得した、上記相手装置を特定する相手装置特定情報を用いて上記相手装置を検出する機器検出ステップと、
上記機器検出ステップで検出した上記相手装置と、上記第2通信経路で通信接続する通信接続ステップとを含んでおり、
上記第1通信経路は、上記相手装置と直接に通信する通信経路であり、
上記第1通信経路を介して上記相手装置と通信接続されている状態において、上記相手装置から、該相手装置の処理の負荷が高いことを示す情報を受信したときに、上記第2通信経路への切り換えを行う経路切換ステップを更に含んでいることを特徴とする通信方法。 - 請求項1から4の何れか1項に記載の通信装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための制御プログラム。
- 請求項6に記載の相手装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記通信可否判断手段および上記相手装置側経路切換手段として機能させるための制御プログラム。
- 請求項10または11に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 放送波を映像信号に変換するチューナー部と、第1通信経路と第2通信経路との何れかで、上記チューナー部と通信し、上記映像信号に基づいて表示を行うディスプレイ部とを含むテレビジョン受像システムであって、
上記ディスプレイ部は、上記第2通信経路を介した通信への切り換えを行うときに、上記第1通信経路を用いた通信の確立のために取得した、上記チューナー部を特定する相手装置特定情報を用いて上記チューナー部を検出する機器検出手段と、上記機器検出手段が検出した上記チューナー部と、上記第2通信経路で通信接続する通信接続手段とを備えており、
上記第1通信経路は、無線通信による通信経路であり、
上記相手装置特定情報は、上記チューナー部と無線通信を行うためのペアリング時に取得した情報であることを特徴とするテレビジョン受像システム。 - 放送波を映像信号に変換するチューナー部と、第1通信経路と第2通信経路との何れかで、上記チューナー部と通信し、上記映像信号に基づいて表示を行うディスプレイ部とを含むテレビジョン受像システムであって、
上記ディスプレイ部は、上記第2通信経路を介した通信への切り換えを行うときに、上記第1通信経路を用いた通信の確立のために取得した、上記チューナー部を特定する相手装置特定情報を用いて上記チューナー部を検出する機器検出手段と、上記機器検出手段が検出した上記チューナー部と、上記第2通信経路で通信接続する通信接続手段とを備えており、
上記第2通信経路は、通信ネットワークを介する通信経路であり、
上記機器検出手段は、上記相手装置特定情報、または該相手装置特定情報を元に生成した情報を含む応答要求を上記通信ネットワーク内の機器にブロードキャスト送信することによって、上記チューナー部を検出することを特徴とするテレビジョン受像システム。 - 放送波を映像信号に変換するチューナー部と、第1通信経路と第2通信経路との何れかで、上記チューナー部と通信し、上記映像信号に基づいて表示を行うディスプレイ部とを含むテレビジョン受像システムであって、
上記ディスプレイ部は、上記第2通信経路を介した通信への切り換えを行うときに、上記第1通信経路を用いた通信の確立のために取得した、上記チューナー部を特定する相手装置特定情報を用いて上記チューナー部を検出する機器検出手段と、上記機器検出手段が検出した上記チューナー部と、上記第2通信経路で通信接続する通信接続手段とを備えており、
上記第1通信経路は、上記チューナー部と直接に通信する通信経路であり、
上記第1通信経路を介して上記チューナー部と通信接続されている状態において、上記チューナー部から、該チューナー部の処理の負荷が高いことを示す情報を受信したときに、上記第2通信経路への切り換えを行う経路切換手段を備えていることを特徴とするテレビジョン受像システム。
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