JP5086978B2 - 建築用電動シャッター装置における操作具 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物の出入り口部や、広い空間を仕切るように設けられる建築用電動シャッター装置における操作具の技術分野に属するものである。
一般に、開口部を開閉するシャッターカーテンを備えた建築用電動シャッター装置は、開口部近傍の躯体に設けられる操作具を操作することにより開閉機が駆動してシャッターカーテンの開閉作動がなされるように構成されている。このようなものでは、操作具の設置位置が躯体側になるため、配線等の作業が面倒になるという問題があるばかりでなく、躯体側の工事との関係で配設位置の変更を余儀なくされることがあり、このようになると、コストが嵩んだり工事期間が延長されるという問題がある。
この改善策として、手動操作具を、ガイドレールのガイド溝を構成する溝側片の開口部側の面であって、ガイドレールを溝開口側を正面としたときの見付け面に組込むように構成して、躯体側の工事に係わることなく手動操作具を設けられるようにしたものが提唱されている。
特開2008−144448号公報
ところで、前記従来の手動操作具はガイドレールの見付け面に設けられ、押し操作される操作部(スイッチカバー)が外部に露出する状態で設けられており、手動操作具を操作しようとした場合、その操作方向がシャッターカーテンのカーテン面に平行となる方向であるため、シャッターカーテンの開閉軌跡の近傍で、しかも、シャッターカーテンのカーテン面に対して横向きの姿勢で操作することになって操作性がよいものではない。しかしながら、前記手動操作具は、火災等の異常時において、開口部を開放しているシャッターカーテンを閉鎖するための操作具であって、日常的に操作されるものではないうえ、操作者は手動操作具を操作してから直ちにシャッター装置から離れるような動作がなされるので、操作性の不具合の問題はない。これに対し、操作具をシャッターカーテンの開閉操作するためのものとした場合、操作具の操作は日常的になされるものとなるため、操作性のよい操作具とすることが求められるうえ、操作具の取付け位置がシャッターカーテンの開閉軌跡に近付き過ぎることは好ましくない。このため、開閉操作用の操作具を躯体への配線等を考慮せずに設けようとする場合に、前記従来の構成の手動操作具に換えて前記操作具をそのまま設けることはできず、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、操作具の操作に基づく開閉機の駆動制御により、躯体開口部に設けたシャッターカーテンが開口部両側に立設されたガイドレールに沿って開閉作動するよう構成された建築用電動シャッター装置において、前記操作具を、シャッターカーテンのカーテン面に直交状に配される躯体面に沿って支持されるベースプレートと、該ベースプレートに開設された切欠き孔に設けられる作動プレートと、該作動プレートの内側に設けられる操作部とにより構成し、前記作動プレートは、ベースプレートの切欠き孔を閉鎖し、操作部を躯体面に形成される凹部に収納する収納姿勢と、作動プレートの少なくとも一部が外部に突出し、外部に露出する操作部の操作方向がシャッターカーテンのカーテン面に向かう方向となる操作姿勢とに変姿するように構成されている建築用電動シャッター装置における操作具である。
請求項2の発明は、ベースプレートは、ガイドレールに支持されている請求項1に記載の建築用電動シャッター装置における操作具である。
請求項3の発明は、ベースプレートは、内側面に凹部側に突出する連結部材が設けられ、該連結部材が、ガイドレールに設けられ、ガイド溝の溝幅方向一方に突出する取付け部材に一体化されている請求項2に記載の建築用電動シャッター装置における操作具である。
請求項4の発明は、操作具は、作動プレートを収納姿勢と操作姿勢とに保持する保持手段がそれぞれ設けられている請求項1乃至3の何れか1項に記載の建築用電動シャッター装置における操作具である。
請求項5の発明は、作動プレートは、ベースプレートに対して揺動自在に設けられるものとし、作動プレートの操作姿勢を保持する保持手段はガイドレールにより構成されている請求項4に記載の建築用電動シャッター装置における操作具である。
請求項6の発明は、作動プレートは、ベースプレートに対して揺動自在に設けられるものとし、作動プレートの操作姿勢を保持する保持手段はベースプレートの切欠き孔の孔縁により構成されている請求項4に記載の建築用電動シャッター装置における操作具である。
請求項1の発明とすることにより、操作具の操作が不要なときは操作部を収納できて、悪戯等を防止できるうえ、操作性に優れ、シャッターカーテンの閉鎖軌跡に近付くことなく操作できる。
請求項2の発明とすることにより、シャッターカーテン近傍に設けられて配線が容易にできるものでありながら、操作性に優れた操作具とすることができる。
請求項3の発明とすることにより、操作具がシャッターカーテンに近付きすぎることがなく、操作性が改善する。
請求項4の発明とすることにより、悪戯の防止が図れ、しかも、安定した操作部の操作ができて、操作性のさらなる向上が図れる。
請求項5の発明とすることにより、保持手段となる部材を格別設けることなく操作姿勢を保持できて、構成の簡略化が図れる。
請求項6の発明とすることにより、保持手段となる部材を格別設けることなく操作姿勢を保持できて、構成の簡略化が図れるうえ、配設場所に制限がなくなって設計の自由度が向上する。
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は通路、出入り口等の躯体に形成される開口部Hに建付けられる建築用電動式のシャッター装置であって、該シャッター装置1を構成するシャッターカーテン2は、開口部H上方に配される図示しない巻取りドラムに巻装されており、開口部H上方の開閉機3の正逆駆動に基づいて巻取りドラムが正逆回転することにより、シャッターカーテン2が巻取り、巻出しされるように構成されている。これによって、シャッターカーテン2は、左右両側部が開口部Hの左右両側に立設されたガイドレール4のガイド溝4aに移動案内される状態で開口部Hを上下動し、開口部Hを開放する全開姿勢と開口部Hを閉鎖する全閉姿勢との間を開閉作動するように構成されており、これらの構成は何れも従来通りとなっている。
前記開閉機3は、減速機5a付きの電動モータ5、シャッターカーテン2の閉鎖作動を制動する図示しないブレーキ装置等、各種部材装置を備えて構成されている。
さらに、開閉機3には必要な配線がなされたシャッター制御盤3aが設けられており、該シャッター制御盤3aに、シャッターカーテン2の開閉制御をするための制御部6が接続されている。そして、制御部6には、後述する操作具7の開放、閉鎖、停止用スイッチPBU、PBD、PBSからの信号、開閉機3に設けられシャッターカーテン2の全閉姿勢、全開姿勢を検知するリミットスイッチ8からの信号、シャッターカーテン2の下端部に設けられる障害物検知スイッチ9からの信号等、必要なスイッチ類やセンサ類からの信号が入力されるように構成されており、制御部6は、これら入力された信号に基づいて対応する駆動指令をシャッター制御盤3aに対して出力するように構成されている。
そして、制御部6は、操作具7に設けられる開放、または、閉鎖スイッチPBU、PBDのスイッチ操作がなされて対応する信号の入力がなされることに伴い、シャッター制御盤3a(開閉機3)に対しブレーキ装置の制動解除指令を出力するとともに、電動モータ5の開放、または、閉鎖駆動指令を出力してシャッターカーテン2を開、または、閉作動せしめるように構成されている。一方、停止スイッチPBSのスイッチ操作がなされて停止信号の入力がなされると、制御部6は、シャッター制御盤3a(開閉機3)に対し電動モータ5の駆動停止指令を出力するとともに、ブレーキ装置の制動指令を出力してシャッターカーテン2を停止作動せしめる等の通常の開閉作動制御を行うように構成されており、これらの制御構成は何れも従来通りである。
尚、障害物検知スイッチ9は、シャッターカーテン2の最下端に設けられる座板2aに配される所謂座板スイッチで構成されており、座板2aが障害物に当接して上動することに基づいてスイッチ切換えがなされ、障害物検知信号を出力するように構成されている。そして、障害物検知スイッチ9から引出されるリード線9aは、開口部上方に取付けられたコードリール9bに巻取り方向に付勢される状態で巻装されており、シャッターカーテン2の開閉作動に合わせてリード線9aが巻取り、巻出しされるように構成されている。
さて、前記操作具7は、本実施の形態では、左右一対のガイドレール4のうちの一側方のガイドレール4であって、本実施の形態では図1において、図面向かって右側のガイドレール4の、出入り方向一方であって、本実施の形態では、図1において手前側に隣接して設けられている。
前記ガイドレール4は、躯体に形成された凹部Sに適宜手段を用いて固定される断面コ字形状の下地材10に組込まれている。前記下地材10は、凹部S溝底側の底片10aと、出入り方向(ガイド溝の溝幅方向)一対の側片10b、10cとにより構成されている。そして、ガイドレール4は、下地材10の底片10aに沿う溝底片4bと、下地材側片10b、10cに対向する一対の溝側片4c、4dとにより、躯体開口部H側が開口するガイド溝4aが形成されている。さらに、一対の溝側片4b、4cの溝開口側の端縁部には、それぞれ離間する方向に延出する見付け片4e、4fが形成され、これら見付け片4e、4fの延出端部には、溝底片4b側に延出し、下地材10の各側片10b、10cの外側面にそれぞれ積層状に折返される折返し片4g、4hが形成されている。そして、ガイドレール4の出入り方向一方の溝側片4dに対向する下地材10の側片10cの上下方向中間部には、操作具7を支持するためのL字形に形成されたアングル材11の固定片部11aが一体的に固定され、シャッターカーテン2のカーテン面に直交するプレート面を有した取付け片部11bが、下地材10(ガイドレール4)から出入り方向一方側(ガイド溝4aの溝幅方向一方側)に向けて突出配設されている。
ここで、ガイドレール4が固定される躯体の凹部Sは、ガイドレール4を埋設する状態となるよう、凹部Sの開口側において壁材12が配されており、該壁材12は、シャッターカーテン2のカーテン面に直交する方向の躯体面を構成している。前記壁材12の配設位置は、ガイドレール4の見付け片4e、4fより溝底側に位置するように設定されており、壁材12が見付け片4e、4fに対して段差状となる位置関係となっている。さらに、ガイドレール4の出入り方向一方側の壁材12には、前記アングル材の取付け片部11bに対向する部位に位置して操作具7配設用の切欠き孔12aが開設されるが、該切欠き孔12aは、壁材12をガイドレール4(下地材10)側から切欠かれることにより、上下方向に長い四角形状に形成されている。
一方、前記操作具7は、上下方向長尺の四角形状に形成された金属製板材で構成されるベースプレート13を備えて構成されており、該ベースプレート13は、壁材12の切欠き孔12aを塞ぐように設けられ、プレート面がシャッターカーテン2のカーテン面に直交する方向となっている。前記ベースプレート13には、前記壁材12の切欠き孔12aに連通する切欠き孔13aが、出入り方向他方側(ガイドレール4側)に偏寄して開設されているとともに、ベースプレート13の躯体凹部S側を向く内側の面(内側面)13bには、コ字状に折曲形成された連結部材14が設けられている。前記連結部材14は、上下に対向する一対の脚片14aと、凹部Sの溝底側に位置して一対の脚片14a同士を連結する連結片14bとにより構成されており、上下の脚片14aの端部をベースプレート内側面13bの切欠き孔13aの上下の孔縁に突当て状に固定することにより、連結片14bが凹部S側に突出してアングル材11の取付け片部11bに対向するように構成されている。そして、前記連結片14bとアングル材11の取付け片部11bとを上下一対の螺子14cを用いて固定することにより、ベースプレート13がガイドレール4に支持されるように構成されている。
ここで、ベースプレート13は、内側面13bの三方の外周縁部が壁材12の切欠き孔12aの孔縁に押し当てられる状態で固定されるように設定されており、その取付けは、連結部材14の連結片14bに形成された貫通孔14dに切欠き孔13a側から螺子14cを貫通させ、該螺子14cの貫通先端部を取付け片部11bに形成される螺子孔11cに緊締する構成となっており、このように取付けることにより、ベースプレート13を壁材12に密着状に固定することが可能となる。そして、ベースプレート13の取付け状態において、ベースプレート13は、ガイドレール4の見付け片4e、4fよりも凹部S側(ガイド溝4aの溝奥側)に位置するように設定されている。
15はベースプレート13の切欠き孔13aに設けられる作動プレートであって、該作動プレート15は、切欠き孔13aを閉鎖(覆蓋)することができる大きさに形成された金属性板材で構成されており、躯体凹部S側の面となる内側の面(内側面)15aには、押し操作することで対応する信号を出力する開放、閉鎖、停止用スイッチPBU、PBD、PBSが設けられたスイッチ部(本発明の操作部に相当する)16の上下端部が螺子16aにより螺着されている。前記スイッチ部16は、各スイッチPBU、PBD、PBSの操作方向(押し方向)が作動プレート15側に向かう方向になるように設けられており、スイッチ部16からは各スイッチPBU、PBD、PBSの信号を制御部6に接続するためのリード線16bが引出されている。
そして、作動プレート15は、ベースプレート13の切欠き孔13aに対して揺動自在となるよう、切欠き孔13aの上下の孔端面と、作動プレート15の上下の端面との板厚内同士において支持される上下一対の枢軸15bを介してベースプレート13に連結されているが、前記枢軸15bの配設位置は、出入り方向中央位置よりも他方側(ガイドレール4側)に偏寄しており、作動プレート15の出入り方向一方側の端部が戸先側端部となって、凹部S内を出没する揺動がなされるように構成されている。
このように構成された作動プレート15は、前記枢軸15bを介して揺動し、スイッチ部16が設けられない躯体開口部H側を向く外側の面(外側面)15cが、ベースプレート13の外側の面(外側面)13cと面一状となる収納姿勢になることにより、作動プレート内側面15aに配されたスイッチ部16が躯体凹部Sに収納され、かつ、ベースプレート13の切欠き孔13aを閉鎖することにより作動プレート15がスイッチ部16を覆蓋して外部に露出させることがないように構成されている。そして、作動プレート15が収納姿勢に変姿した場合では、ベースプレート13に配される連結部材14の上側脚片14aに支持されたマグネットキャッチ17が、作動プレート15の内側面15a上部に磁着することにより、収納姿勢が保持されるように構成されている。
そして、マグネットキャッチ17による収納姿勢が保持された作動プレート15は、マグネットキャッチ17との磁着部である外側面15cの「押」と表示される部位を躯体側(凹部S側)に押しやって、作動プレート15の戸先側部位を凹部S内に没入するように操作することで、マグネットキャッチ17の磁着力から解放されるとともに、開口部H側に突出するマグネットキャッチ17のアーム部17aにより開口部H側に押し出されるように揺動して、ベースプレート13の切欠き孔13aを開放する(切欠き孔13aから離れる)ように構成されており、この状態が、操作者が作動プレート15を自由に揺動変姿させることができる変姿可能状態に構成されている。
さらに、作動プレート15の内側面15aには、スイッチ部16の下方から凹部S側に向けて突出する錠受けプレート18が固定されており、前記作動プレート15の収納姿勢で、錠受けプレート18とベースプレート13に配される連結部材14の下側脚片14aとが近接対向するように構成されている。一方、ベースプレート13の下側脚片14a固定部の下方には、作動プレート15を収納姿勢に施錠する施錠具19が設けられている。
前記施錠具19は、ベースプレート13に貫通状に設けられる錠操作部19aと、ベースプレート13の内側に設けられ、図示しないキーにより錠操作部19aを操作することに伴い施錠姿勢と解錠姿勢とに変姿する施錠片19bとにより構成されている。そして、作動プレート15の収納姿勢において、錠操作部19aを施錠操作して施錠片19bを上方に向く施錠姿勢とすることにより、施錠片19bがベースプレート13の下側脚片14aと作動プレート15の錠受けプレート18とに連通状に開設された貫通孔18a、14eに嵌入するように構成されている。この状態となると、作動プレート15とベースプレート13とが一体化して、作動プレート15は、揺動変姿が可能な変姿可能状態になることを規制される施錠状態となるように構成されている。また、前記施錠状態において、錠操作部19aを解錠操作して施錠片19bを出入り方向を向く解錠姿勢とすることにより、施錠片19bが前記貫通孔18a、14eから抜出すように構成されており、この状態になると、作動プレート15とベースプレート13との一体化が解除され、作動プレート15は、変姿可能状態になることを許容される解錠状態となるように構成されている。これによって、施錠具19の施錠状態では、作動プレート15の「押」表示部位を押し操作して、作動プレート15の上部がマグネットキャッチ17のアーム部17aにより開口部H側に押しやられても、作動プレート15が変姿可能状態となることはなく、これによって、悪戯等によりスイッチ部16が外部に露出して操作され、シャッターカーテン2が不用意に開閉作動してしまうような不具合を確実に防止できるように構成されている。
そして、このものにおいて、施錠具19を解錠状態とし、かつ、作動プレート15の「押」表示部位を操作して、マグネットキャッチ17による収納姿勢の保持を解除した場合では、アーム部17aにより開口部H側に押し出された作動プレート15の戸先側端部を把持して開口部H側に向けてさらに揺動させることにより、作動プレート15は、外側面15cがベースプレート13よりも開口部H側に位置し、ガイドレール4の出入り方向他方側の見付け片4fと折返し片4hとにより構成されるコーナー部Rに当接する操作姿勢に変姿するように構成されている。そして、この状態において、作動プレート15は、ベースプレート13に対して90度を越える揺動がなされた状態となっているとともに、コーナー部Rに当接することで開口部H側への揺動が規制されるが、このとき、スイッチ部16は、各スイッチPBU、PBD、PBSが出入り方向一方を向く姿勢となるとともに、各スイッチPBU、PBD、PBSの操作方向がシャッターカーテン2のカーテン面に向かう方向となるように構成されている。これによって、スイッチ部16の各スイッチPBU、PBD、PBSを押し操作したときに、その操作方向(押し方向)が、ガイドレール4のコーナー部Rを押しやる方向であって、作動プレート15が揺動規制される方向となるように構成されている。この結果、スイッチ部16を押し操作しても作動プレート15が揺動してしまうようなことがなく、操作姿勢が保持されるように構成されており、該構成が操作姿勢における保持手段に相当している。そして、操作具7の操作姿勢では、安定したスイッチ部16の操作ができ、しかも、シャッターカーテン2を開閉操作をする場合に、操作者がシャッターカーテン2に向かう姿勢でスイッチ部16の操作をすることができて、操作性が向上するように構成されている。
ここで、作動プレート15の操作姿勢は、収納姿勢に対し90度〜115度の揺動がなされた状態であることが好ましい。
前記操作姿勢の作動プレート15を収納姿勢とする場合では、作動プレート15を躯体凹部S側に押しやって、「押」表示部分を切欠き部13a凹部S内に没入するよう押しやって、マグネットキャッチ17のアーム部17aを退避させることで、作動プレート15がマグネットキャッチ17に磁着され、スイッチ部16が凹部Sに収納される収納姿勢に保持されるように構成されている。
そして、このものにおいて、スイッチ部16から引出されたリード線16bは、操作具7の取付け部に隣接する下地材10の出入り方向一方の側片10cに開設された貫通孔10dを介し、ガイドレール4の出入り方向一方の側片4dと下地材側片10cとの間に形成される空隙部に引出され、該空隙部内を上方に引回されて開口部H上方に配設される制御部6に接続されるように構成され、これによって、操作具7を設けるのに必要なリード線16bの配線をガイドレール4内において行うことができて、シャッター装置1の工事が躯体側の工事に係わることを最小限にできるように構成されている。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、シャッターカーテン2は、躯体開口部Hの側部に立設されるガイドレール4の近傍に設けられる操作具7を操作することにより開閉作動がなされるが、この場合に、作動プレート15は、操作部であるスイッチ部16を躯体凹部Sに収納して作動プレート15により覆蓋する収納姿勢と、スイッチ部16を外部に露出する操作姿勢とに変姿するので、操作具7を操作しないときには収納できて、悪戯等による誤操作、誤作動を防止できる。また、操作具7を操作するべく作動プレート15を操作姿勢とした場合では、スイッチ部16の各スイッチPBU、PBD、PBSが出入り方向一方を向き、各スイッチPBU、PBD、PBSの操作方向がシャッターカーテン2のカーテン面に向かう方向となるので、ガイドレール4近傍に設けられて、シャッターカーテン2に近い場所で操作するものでありながら、シャッターカーテン2に向かう姿勢で操作することができて、操作性に優れるばかりでなく、シャッターカーテン2の閉鎖軌跡に近付くことなく操作できるという利点がある。
このように、本発明が実施されたものにあっては、操作具7のスイッチ部16を収納姿勢と、操作性よく操作できる操作姿勢とに変姿することができるものであるが、このものでは、操作具7をガイドレール4に支持されるように構成したので、従来の躯体側に設けるもののように、配線のための工事等、操作具の取付け工事が躯体工事に係わらないようにすることができ、そのうえ、シャッターカーテン2近傍に設けられるものでありながら、操作性のよい操作具7とすることができる。
そのうえ、このものでは、操作具7をガイドレール4の溝幅方向(出入り方向)一方に隣接した部位に設けることができ、シャッターカーテン2に近付きすぎることがなく、操作性の改善を図ることができる。
さらに、このものでは、作動プレート15が収納姿勢に保持されるので、操作具7を操作するとき以外は、スイッチ部16を躯体凹部Sに収納して作動プレート15により覆蓋した状態に保持されるので、スイッチ部16が悪戯されて不用意にシャッターカーテン2が開閉作動してしまうようなことを防止できる。また、作動プレート15が操作姿勢に保持されるので、各スイッチPBU、PBD、PBSを押し操作しても、作動プレート15が揺動してしまうようなことがなく、安定した操作を行うことができる。
しかも、作動プレート15を操作姿勢に保持する保持手段としてガイドレール4の出入り方向一方の見付け片4fと折返し片4hとのコーナー部Rを用いる構成としたので、保持手段となる部材を格別設けることなく操作姿勢を保持することができて、構成の簡略化を図ることができる。
尚、本発明は、前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、作動プレートは、ベースプレートに対して開口部側にスライド変位自在に設ける構成としてもよく、この構成では、操作具を作動プレートの内側面に設ける場合では、操作部の操作面(各スイッチの配設面)がシャッターカーテンが配設される方向とは逆の方向を向くように設けることで、各スイッチの押し方向がカーテン面に向かう方向となる。
さらに、図6に示す第二の実施の形態のようにすることもできる。
前記第二の実施の形態の操作具20は、基本構成については前記第一の実施の形態と同様であり、同様の構成部材については同様の符号を付すことにより説明を省略する。第二の実施の形態では、ベースプレート21と、該ベースプレート21の切欠き孔21aに設けられる作動プレート22とが揺動自在に連結されるが、その揺動支軸23による枢支位置は、第一の実施の形態のように各プレートの板厚内に設けられるのではなく、躯体凹部側に偏寄して設けられている。即ち、ベースプレート21の内側面21bにはコ字状に折曲形成される連結部材24が設けられる一方、作動プレート22の内側面22aには、スイッチ部16の配設部の下方に位置して設けられる錠受けプレート25とともに、スイッチ部16の配設部の上方に位置して支持用プレート26が設けられている。そして、連結部材24の上側脚片24aと支持用プレート26、連結部材24の下側脚片24aと錠受けプレート25とが、それぞれ揺動支軸23を介して連結することにより、前述したように、ベースプレート21と作動プレート22との枢支位置が躯体凹部側に偏寄した状態で連結されるように構成されている。
そして、このものでは、作動プレート22の収納姿勢では、作動プレート22の外側面22bがベースプレート21の外側面21cと面一状となって、作動プレート22がベースプレート21の切欠き孔21aを閉鎖し、躯体凹部に収納されるスイッチ部16が作動プレート22により覆蓋される状態となる。これに対し、作動プレート22の操作姿勢では、スイッチ部16を外部に露出して各スイッチPBU、PBD、PBSの操作ができるが、揺動支軸23が凹部S溝奥側に偏寄しているため、図6(D)に示すように、該操作姿勢をスイッチ部16の操作方向において揺動規制して姿勢保持する保持手段を、ベースプレート21の切欠き孔21aの孔縁Tにより構成することができる。これによって、前記第一の実施の形態のように、作動プレートの操作姿勢を保持する保持手段をガイドレールのコーナー部とすることができないような場合、例えば、操作具20を構成するベースプレート21をガイドレールの見付け片と同位置に設ける場合や、アングル材の取付け片を出入り方向に長く持ち出して、操作具20をガイドレールから離れた位置に設けるような場合であっても、作動プレート22の操作姿勢を保持する保持手段を別途設けることのない簡単な構成の操作具20とすることができる。これによって、操作具20の配設位置の制限がなくなって、設計の自由度が向上する。
さらに、操作具は、前記第一、第二の実施の形態のように構成したものをボックス体に収納するように構成してもよく、この場合では、ガイドレールにボックス体を固定し、該ボックス体に対して、ベースプレートに固定される連結部材の連結片を固定することで、操作具がガイドレールに固定される。そして、ボックス体の要、不要は、設置現場の躯体に形成されるガイドレールの取付け箇所(躯体凹部)の状態に応じて適宜選択することができる。
尚、前記第二の実施の形態のように形成した場合では、ガイドレールの見付け片に切欠き孔を設け、該切欠き孔に操作具を設け、操作具の操作部を、ガイドレールと下地材との間に形成される空隙部に収納する構成としてもよい。
シャッター装置の概略斜視図である。 要部の平面断面図である。 図3(A)、(B)はそれぞれ操作具の操作姿勢における正面図、側面図である。 図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ操作具の側面図、正面図、側面図である。 図5(A)は作動プレートの作用を説明する図4(A)のX−X断面図、図5(B)は操作具の平面図である。 図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ第二の実施の形態の操作具の側面図、正面図、側面図、図6(D)は作動プレートの作用を説明する図6(A)のX−X断面図である。
符号の説明
1 シャッター装置
2 シャッターカーテン
3 開閉機
4 ガイドレール
4f 見付け片
4h 折返し片
7 操作具
10 下地材
11 アングル材
11b 取付け片部
12 壁材
13 ベースプレート
13a 切欠き孔
13b 内側面
14 連結部材
14b 連結片
15 作動プレート
15a 内側面
16 スイッチ部
17 マグネットキャッチ
19 施錠具

Claims (6)

  1. 操作具の操作に基づく開閉機の駆動制御により、躯体開口部に設けたシャッターカーテンが開口部両側に立設されたガイドレールに沿って開閉作動するよう構成された建築用電動シャッター装置において、前記操作具を、シャッターカーテンのカーテン面に直交状に配される躯体面に沿って支持されるベースプレートと、該ベースプレートに開設された切欠き孔に設けられる作動プレートと、該作動プレートの内側に設けられる操作部とにより構成し、前記作動プレートは、ベースプレートの切欠き孔を閉鎖し、操作部を躯体面に形成される凹部に収納する収納姿勢と、作動プレートの少なくとも一部が外部に突出し、外部に露出する操作部の操作方向がシャッターカーテンのカーテン面に向かう方向となる操作姿勢とに変姿するように構成されている建築用電動シャッター装置における操作具。
  2. ベースプレートは、ガイドレールに支持されている請求項1に記載の建築用電動シャッター装置における操作具。
  3. ベースプレートは、内側面に凹部側に突出する連結部材が設けられ、該連結部材が、ガイドレールに設けられ、ガイド溝の溝幅方向一方に突出する取付け部材に一体化されている請求項2に記載の建築用電動シャッター装置における操作具。
  4. 操作具は、作動プレートを収納姿勢と操作姿勢とに保持する保持手段がそれぞれ設けられている請求項1乃至3の何れか1項に記載の建築用電動シャッター装置における操作具。
  5. 作動プレートは、ベースプレートに対して揺動自在に設けられるものとし、作動プレートの操作姿勢を保持する保持手段はガイドレールにより構成されている請求項4に記載の建築用電動シャッター装置における操作具。
  6. 作動プレートは、ベースプレートに対して揺動自在に設けられるものとし、作動プレートの操作姿勢を保持する保持手段はベースプレートの切欠き孔の孔縁により構成されている請求項4に記載の建築用電動シャッター装置における操作具。
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