JPH1181836A - 電動シャッターの手動・電動切替装置 - Google Patents

電動シャッターの手動・電動切替装置

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JPH1181836A
JPH1181836A JP28418597A JP28418597A JPH1181836A JP H1181836 A JPH1181836 A JP H1181836A JP 28418597 A JP28418597 A JP 28418597A JP 28418597 A JP28418597 A JP 28418597A JP H1181836 A JPH1181836 A JP H1181836A
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Yoshinori Shimamura
悦典 嶋村
Hiroaki Esashi
広昭 江刺
Yuichi Tozono
裕一 東園
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動から手動に切り替える操作を咄嗟の判断
などを必要とせずに、容易なものとするとともに、操作
性の良好な構造とする。 【解決手段】 ガイドレール4に移動を案内されるシャ
ッターカーテン3の最下縁に位置する幅木スラット6に
上下動自在に配設される操作つまみ17と、操作つまみ
17に連動連結されてスライド移動し、先端24aが進
退する作動杆21と、ガイドレール4内に配設され、ク
ラッチ10のワイヤー11に連結されて、これを牽引し
クラッチ10を断つ付勢力を有する付勢部材46と、付
勢部材46に係合してその付勢力の発生の規制を行うと
ともに、作動杆21の先端24aと係合し、作動杆21
の進退動作に連動して、前記付勢力の発生の規制の解除
を行うラッチ機構37と、ラッチ機構37に連動連結さ
れて、付勢部材46による付勢力の発生を規制する係合
状態にラッチ機構37を復帰させる復帰手段48とを具
備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動シャッターに
あって、その動力を伝えるクラッチを切ることによりブ
レーキ状態を解除し、手動でもシャッターを開閉させる
ようにするとともに、再び、電動により開閉させる装
置、すなわち、電動シャッターの手動・電動切替装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】建造物などの開口部に設けられている電
動シャッターは、シャッターケース内に、モータの駆動
軸とスプロケットがチェーンなどにて連結され、このス
プロケットにシャッターカーテンを巻き取る巻取ホイー
ルが連結されている。
【0003】従って、電動でシャッターを開閉させると
きは、モータを駆動させることで、スプロケットを介し
て巻取ホイールを回転させ、シャッターカーテンを巻き
取り、及び巻き戻し、開閉させる。
【0004】そして、電動シャッターの開閉動作途中に
おける停止状態や、シャッターカーテンの全開状態ある
いは全閉状態にあっては、シャッターカーテンが昇降移
動しないように、その停止位置で、ブレーキが自動的に
掛かるようになっている。
【0005】しかしながら、このような電動シャッター
にあっては、停電などで、モータに電力が供給されなく
なると、常にブレーキが効く状態となっているので、シ
ャッターの開閉動作が不可能となってしまう。すなわ
ち、シャッターの全閉状態、全開状態あるいは開閉途中
で停止して、開閉ができなくなる。
【0006】そこで、近年の電動シャッターには、モー
タなどの駆動源と巻き取りホイールとの間にクラッチを
設け、動力伝達の解除が行えるよう構成されており、停
電時などの際に、このクラッチに連結されたワイヤーな
どを介して遠隔操作を行うことによってクラッチを切
り、そのブレーキ状態を解除し、手動でシャッターカー
テンを開閉できるように手動・電動切替装置を備えてい
る。
【0007】この手動・電動切替装置は、シャッターを
備えた開口部の側方、例えばシャッターカーテンの昇降
をガイドするガイドレール近傍に位置して配設され、ワ
イヤーを介して上記クラッチと連結された構造とされて
おり、ワイヤーの先端にスライドプレートを設け、この
スライドプレートを上下に揺動するレバーにて昇降させ
るよう構成したものである。これによれば、レバーを上
方に倒せばスライドプレートが下降してワイヤーが牽引
され、すなわちクラッチを切ることとなって手動状態と
なり、また、レバーを下方に倒せばスライドプレートが
上昇し、ワイヤーが牽引状態を解かれ復帰することとな
り、クラッチが繋がりシャッターカーテンの開閉が電動
状態となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の手動・電動切替装置は、クラッチに接続される
ワイヤーを直接操作する構成であることから、ガイドレ
ールの近傍に配設される構造に限定されてしまい、ま
た、この切替装置は、シャッター装置に複数設けられる
構成ではなく、クラッチに対して1基のみの構成である
ことから左右両側に配置される一対のガイドレールのい
ずれか一方のみの近傍に配置される構成とされており、
このようなことから、非常の場合に、この切替装置がど
ちらのガイドレールの近傍に配置されているか、瞬時に
判断できかね、特に火災などに対する非常出口とされて
いる場合に逃げ後れなどのおそれが発生しかねない問題
がある。
【0009】また、窓用シャッター装置の場合、通常こ
のシャッター装置の屋内側には、サッシ窓などが配置さ
れていることから、非常時にどちらのサッシ窓を開放す
れば切替装置があるのかの判断を行わなければならず、
使い勝手のよくない欠点を有している。
【0010】さらに、上記のようなサッシ窓のさらに屋
内側に障子が配設されている場合には、サッシ窓のクレ
セントの配置位置が、通常左側に位置していることか
ら、障子の左側を開けなければサッシ窓を開放すること
ができず、切替装置の配設位置を左側ガイドレール近傍
にのみに限定することとなり、また、窓部の左又は右半
部に嵌め殺し窓がある場合にも、この切替装置の配置位
置が限定されることとなる。このことから、切替装置に
右側仕様と左側仕様との製品を用意しなければならず、
製造上煩雑であり、また、施工現場にて容易に変更でき
ない欠点を有している。
【0011】そこで本発明は、上記問題点を解消するた
めに、電動から手動に切り替える操作を咄嗟の判断など
を必要とせずに、容易なものとし、素早く手動に切り替
わりシャッターカーテンの開放操作へ移れることを可能
とするとともに、配置位置の限定などがなく、使い勝手
が良く操作性が良好とされ、また、手動の状態から電動
の状態への切り替えも容易に行うことの可能な電動シャ
ッターの手動・電動切替装置を提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】次に、上記の目的を達成
するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照し
て説明する。この発明の電動シャッターの手動・電動切
替装置は、電動シャッターを構成する駆動源9とシャッ
ターカーテン巻取部8との動力の伝達を行うクラッチ1
0に備えられ、前記シャッターカーテン巻取部8の回動
を手動状態と電動状態とに切り換える電動シャッターの
手動・電動切替装置1において、建物開口2の対向する
両縁に配設される一対のガイドレール4,5に形成され
る各溝部4a内に、両縁部がそれぞれ挿入されて移動を
案内されるシャッターカーテン3を構成する略短冊板状
のスラット6と、前記スラット6の長手方向における中
途部の所望の位置に配設される操作つまみ17と、前記
操作つまみ17に連動連結されて前記スラット6の長手
方向に沿って配設され、前記操作つまみ17の操作によ
り、前記スラット6の長手方向に沿ってスライド移動
し、先端24aが、該スラット6の端部より進退する作
動杆21と、前記ガイドレール4の溝部4a内に配設さ
れ、前記クラッチ10に接続されるワイヤー11に連結
されて、該ワイヤー11を牽引し前記クラッチ10を断
つ付勢力を有する付勢部材46と、前記ガイドレール4
の溝部4a内に配設され、前記付勢部材46に係合して
該付勢部材46による付勢力の発生の規制を行うととも
に、前記作動杆21の先端24aと係合し、該作動杆2
1の進退動作に連動して、前記付勢部材46による付勢
力の発生の規制の解除を行うラッチ機構37と、前記ガ
イドレール4の外側に位置し、前記ラッチ機構37に連
動連結されて、前記付勢部材46による付勢力の発生を
規制する係合状態に前記ラッチ機構37を復帰させる復
帰手段48と、を具備することを特徴としている。
【0013】なお、前記スラット6は、前記シャッター
カーテン3の移動端を構成する幅木スラット6よりなる
構成としてもよく、また、前記操作つまみ17は、シャ
ッターカーテン3の移動方向と同方向にスライド移動自
在とされるとともに、手掛け片18が突設されている構
成としてもよく、さらには、前記操作つまみ17は、前
記スラット6に軸支され該スラット6の長手方向に揺動
自在とされる構成としてもよい。
【0014】このような構成により、停電などによりモ
ータなどの駆動源9への電力の供給が行われなくなり、
シャッターカーテン3を手動にて開放するには、シャッ
ターカーテン3のスラット6に設けられた操作つまみ1
7を操作して、ガイドレール4内に配設されたラッチ機
構37を動作させ、駆動源9と巻取部8との連結を行う
クラッチ10を切断し、手動状態に切り換える。
【0015】特に、操作つまみ17を、シャッターカー
テン3の開放移動する方向と同方向にスライドさせるよ
う構成することで、シャッターカーテン3を開放しよう
とするシャッターカーテン3に対しての通常の手動操作
と同様の操作となり、また、この操作つまみ17に手掛
け片18を設けることにより、電動状態から手動状態に
切り替えられると同時に続けてシャッターカーテン3を
開放させることが行え、すなわちシャッターカーテン3
を開放しようとする動作が、電動状態から手動状態に切
り替える操作となって、切り替えを行うという意識をせ
ずに、シャッターカーテン3を手動で開放させることが
可能となる。
【0016】また、手動状態から電動状態への復帰操作
は、復帰手段48にて容易に行うことができ、複雑なこ
とがなく、電動状態への復旧を簡単に行える。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の手動
・電動切替装置を備えた電動シャッターの概略正面図、
図2は同実施の形態の手動・電動切替装置の斜視図であ
る。
【0018】この実施の形態の手動・電動切替装置1
は、図1に示すように、建物の開口部2に設けられるシ
ャッターカーテン3の昇降を支持し案内する左右一対の
ガイドレール4,5の一方のガイドレール4内と、シャ
ッターカーテン3の移動端である最下縁を構成するスラ
ットとしての幅木スラット6とに分離して配設されてい
る。
【0019】図1に示される建物開口部2の上方に配置
されるシャッターケース7には、シャッターケース7の
両側板に設けられた軸受(図示せず)に、シャッターカ
ーテン巻取部としての巻取ホイール8が回転可能に支承
され、この巻取ホイール8にシャッターカーテン3が巻
き取られる。
【0020】そして、シャッターケース7の一側方に配
置された駆動源としてのモータ9の駆動軸がスプロケッ
トと連動可能に連結されているとともに、このスプロケ
ットがクラッチ10を介して前記巻取ホイール8と連結
されている。
【0021】従って、例えば開口部2の側方の壁に配設
されたスイッチにて、モータ9が駆動して、スプロケッ
ト、クラッチ10を介して巻取ホイール8が回転し、シ
ャッターカーテン3を巻き取り、または巻き戻し、開放
又は閉鎖とされる。
【0022】これが電動によって操作される電動シャッ
ターであって、停電時などにあっては手動で操作する
が、これは前記手動・電動切替装置1を操作してクラッ
チ10に接続されたワイヤー11によってこのクラッチ
10を断ち、例えば図示しないチェーンによってスプロ
ケットを回して巻取ホイール8を回転させたり、また、
巻取ホイール8に設けられているバランススプリングの
助勢にて、シャッターカーテン3の手動開閉を行う。
【0023】さて、本実施の形態の手動・電動切替装置
1は、図1及び図2に示すように、幅木スラット6に配
設される操作つまみ17及び作動杆21と、ガイドレー
ル4内に配設される付勢部材46及びラッチ機構37
と、このガイドレール4の外側に配設される復帰手段4
8とで略構成される。
【0024】まず、幅木スラット6は、図2乃至図4に
示すように、垂直部12と水平部13とを有した略逆T
字状に形成されており、左右方向に長尺な略短冊板上の
垂直部12の上縁には、連結カール部14が形成され、
シャッターカーテン3を構成するスラット3aに連結さ
れるようになっている。また、この垂直部12には、屋
内側となる一方の面12aに、長手方向に連続する凹部
15が形成され略断面コ字形状とされている。
【0025】水平部13は、本実施の形態では、図2及
び図4に示すように、下面13aに、一側が軸支された
揺動自在な感知片16が設けられており、図示しない障
害物感知装置などのセンサ装置が設けられるようになっ
ている。なお、図3及び図6に示すように、水平部13
は、垂直部12より長手方向にやや短尺に形成され、す
なわち、垂直部12の両端部12bのみが後述するガイ
ドレール溝部4a内方に位置するようになっている。
【0026】次に、操作つまみ17は、断面略逆L字状
に形成され、前記幅木スラット6よりやや短尺に形成さ
れており、上部の水平部は手掛け片18とされている。
また、垂直な板部19には、図3及び図6に示すよう
に、少なくとも両端近傍に、同方向に例えば45゜傾斜
した長穴20がそれぞれ穿設されている。
【0027】次に、作動杆21は、図3に示すように、
連動バー22と作動バー24とで構成されている。連動
バー22は、操作つまみ17と略同等の長さに形成され
ており、板部19に穿設された両長穴20,20間の間
隔と同間隔に設定される一対の貫通穴23、23が両端
近傍に位置してそれぞれ穿設されている。
【0028】また、作動バー24は、一対で構成され、
図3に示すように、角柱状に形成されており、基端に連
結ピン25が水平に突設されており、一方の作動バー2
4は、やや長尺に形成されている。
【0029】そして、この作動杆21は、図4に示すよ
うに、連動バー22が幅木スラット6の凹部15内の一
方の面12aに沿い、この一方の面12aと前記操作つ
まみ17の垂直な板部19に挟持されるように位置し、
また、この板部19を両端部にて挟持するように、作動
杆21の連動バー22と各作動バー24とが、作動バー
24の連結ピン25が板部19の長穴20を挿通して連
動バー22の貫通穴23に嵌入され、互いが組み合わせ
られるようになっている。
【0030】また、図3乃至図5に示すように、各作動
バー24の周囲を覆うように、断面略コ字状のカバーケ
ース26が幅木スラット6の一方の面12aに固定され
ており、各バー22,24及び操作つまみ17の連結状
態を保持するようになっているとともに、作動バー24
が水平方向に摺動できるよう案内溝状に構成され、かつ
一方の作動バー24の先端24aは、このカバーケース
26の端部からやや突出状態とされている。
【0031】これにより、操作つまみ17は、幅木スラ
ット6に対して、上下方向にスライド移動自在となり、
このスライド移動により、傾斜した長穴20内を連結ピ
ン25が移動することによって連動バー22及び各作動
バー24が幅木スラット6の長手方向に沿って図6中左
方向にスライド移動するようになり、一方の作動バー2
4の先端24aが幅木スラット6の端部より進退移動す
るようになり、特に本実施の形態の場合は、操作つまみ
17を上昇させることで、作動杆21の先端24aが突
出するようにスライド移動するよう構成されている。
【0032】次に、付勢部材46及びラッチ機構37,
復帰手段48が配設されるガイドレール4は、図2に示
すように、ガイドレール本体28と外枠体29とで構成
されている。ガイドレール本体28は、開口縁部に消音
帯(図示せず)が配設される取付溝30が形成されて奥
拡がりに形成される溝部4aを有した断面略コ字状に形
成されており、また、外枠体29は、断面略コ字状に形
成され、ガイドレール本体28の屋内側となる一側28
aに固定され、この一側28aとともに角パイプ上の中
空部31が形成されるようになっている。
【0033】そして、このガイドレール4の外枠体29
よりなる中空部31内を、クラッチ10に接続されるワ
イヤー11が挿通されるようになっている。
【0034】また、ガイドレール4の外枠体29の中空
部31における下端近傍には、図7に示すように上下方
向に長尺な表裏分割可能な方形箱状のケース33が配設
されている。このケース33の表ケース33Aには、上
端側に略矩形状の窓部34が穿設されるとともに、下端
近傍に円形の貫通穴35が穿設されている。
【0035】これら窓部34と貫通穴35は、それぞ
れ、ガイドレール4の外枠体29に穿設される矩形状の
穴部29a及び円形状の穴部29bに対応して、このガ
イドレール4内部に前記ケース33が固定されるように
なっている。そして、このケース33の内部に、上方か
ら前記ワイヤー11の先端11aが引き込まれるように
なっている(図7参照)。
【0036】次にラッチ機構37は、スライドバー38
とアクチュエータ41とで構成されている。スライドバ
ー38は、図7に示すように、上下に長尺な略短冊状の
板材よりなり、前記ケース33内を上下方向に摺動自在
となって配設されている。
【0037】このスライドバー38は、上端38aに、
前記ワイヤー11の先端11aが連結固定され、中途部
に後述する復帰手段48に係合する係合片39が水平に
突設され、また、その下部に後述する付勢部材46が連
結される連結片40が突設されている。
【0038】また、アクチュエータ41は、図8及び図
9に示すように略Z字状に屈曲形成されるとともに左右
に側板を形成され方形箱状に形成されたスライドバー3
8の下端38bに位置し、前記ケース33内に配設され
ている。このアクチュエータ41は、作動子42と、圧
縮コイルバネ44と、支持ピン43と、スライド穴45
とで構成されている。
【0039】作動子42は、大径部42aと小径部42
bとを有した軸状に形成されているとともに、基端側と
なる大径部42aにガイド穴42cが形成されており、
このガイド穴42c内に、ケース33の裏ケース33B
に水平に固定される支持ピン43と、圧縮コイルバネ4
4とが装入され、これら支持ピン43とコイルバネ44
を介して裏ケース33Bに取り付けられ、圧縮コイルバ
ネ44を介し、支持ピン43に沿って水平方向に摺動自
在となっている。
【0040】また、スライド穴45は、図9に示すよう
に、作動子42の大径部42aと略同径の大径穴部45
aと、この作動子42の小径部42bと略同径の小径穴
部45bとが、下半部が大径穴部45aとされ上半部が
小径穴部45bとされて連続形成された略ダルマ状の穴
で、スライドバー38の下端38bに穿設されている。
なお、このスライド穴45のストローク長さは、クラッ
チ10の作動距離に設定される。
【0041】そして、このスライド穴45に作動子42
が挿通状態で配設され、通常の状態では、図8に示すよ
うに、作動子42の大径部42aがスライド穴45の大
径穴部45aに位置し、かつ、この作動子42の小径部
42b先端がケース33の貫通穴35より外方に突出す
るとともに、ガイドレール4の外枠体29の穴部29b
よりその先端が突出するようになっている。なお、ケー
ス33の貫通穴35及び外枠体29の穴部29bは、作
動子42の小径部42bと略同径に形成され、上記通常
の状態では、ケース33の貫通穴35の裏面周縁に、作
動子42の大径部42aが当接状態となる。
【0042】次に、付勢部材は、引張コイルバネ46よ
りなり、図7に示すように、ケース33の内側部に内方
向に突設された固定片47に一端が連結固定され、この
固定片47の上方に位置するスライドバー38の連結片
40に他端が連結固定されており、ケース33の固定片
47に対し、スライドバー38の連結片40を下方に牽
引する付勢力が常に働くようになっている。
【0043】次に、復帰手段としての復帰レバー48
は、取手部49と係止片50とを有し、中途が屈曲した
略へ字状に形成された部材よりなるとともに、屈曲した
中途部に支軸51が設けられ、この支軸51の両端がケ
ース33の側板に取り付けられるようになっている。ケ
ース33に取り付けられた状態の復帰レバー48は、図
7に示すように、取手部49が垂直とされ、係止片50
がケース33内方に延出するようになっており、取手部
49が、図2に示すように、ケース33の窓部34より
ガイドレール4の外部に表出するようになっている。
【0044】また、この復帰レバー48には、捩じりコ
イルバネよりなる復帰バネ52が装着されており、取手
部49を垂直な状態に維持するようになっている。
【0045】そして、この復帰レバー48は、取手部4
9にて支軸51を中心に揺動操作され、この揺動によ
り、ケース33内の係止片50が、スライドバー38の
係合片39と、この係合片39の下方から係わるように
なっている。
【0046】以上のように構成した本実施の形態は、通
常の状態では、電力がモータ9に供給されており、電動
でシャッターカーテン3が開閉される。このとき、もち
ろんクラッチ10は繋がった状態であり、すなわち、ワ
イヤー11を牽引する引張コイルバネ46の付勢力の発
生を、ラッチ機構37のアクチュエータ41の作動子4
2が、大径部42aをスライド穴45内に位置させるこ
とにより、規制している。
【0047】そして、停電などにより電力が供給されな
くなった際や、緊急時などに、閉鎖状態のシャッターカ
ーテン3はその閉鎖位置にてブレーキが働き、停止状態
となる。このときに、シャッターカーテン3を手動にて
開放させるには、手動・電動切替装置1の操作を行う。
この作用を以下に詳述する。
【0048】まず、閉鎖状態のシャッターカーテン3の
最下縁に位置する幅木スラット6に設けられた操作つま
み17の手掛け片18を下方より手を掛け、上昇させ
る。
【0049】操作つまみ17がスライド上昇すると、長
穴20の傾斜により、作動杆21が水平方向にスライド
移動を始める(図5,図6参照)。
【0050】作動杆21がスライド移動を行うと、その
先端24aが幅木スラット6の端部より突出し、ガイド
レール4の下端近傍に位置し表出しているラッチ機構3
7の作動子42先端に当接する。
【0051】この作動杆21の先端24aの突出によ
り、作動子42が圧縮バネ44の付勢力に抗して押され
ると、この作動子42はガイドレール4及びケース33
の内方に後退移動し、この作動子42の大径部42aが
スライドバー38のスライド穴45より後退移動する。
【0052】そして、スライド穴45内において、作動
子42の大径部42aとこのスライド穴45の大径穴部
45aとの係合状態が解かれ、小径部42bがスライド
穴45内に位置することとなり、これにより、図10に
示すように、スライドバー38が、引張コイルバネ46
の付勢力にて、下降移動する。
【0053】すると、スライドバー38に連結されてい
るワイヤー11が下方に牽引され、これによりクラッチ
10が切断されて、すなわち、クラッチ10によるモー
タ9と巻取ホイール8との連結が解除される。
【0054】そして、手動にて、シャッターカーテン3
は開放される。なお、このとき、操作つまみ17の手掛
け片18に、下方より手を掛けていることから、シャッ
ターカーテン3の開放操作が引き続いて行われることと
なる。
【0055】また、この手動状態では、復帰レバー48
の係止片50の先端上面に、ケース33内のスライドバ
ー38の係合片39が略当接状態となっている。
【0056】電力の供給が復旧されると、巻取ホイール
8の回動を電動状態に戻す、すなわち、クラッチ10を
繋げモータ9と巻取ホイール8とを連結状態とするが、
まず、復帰レバー48の取手部49を上方より引っ張り
出し、この復帰レバー48を手前に揺動させる。
【0057】そして、この揺動操作によって、復帰レバ
ー48の係止片50に当接している係合片39を上方へ
移動させ、スライドバー38を引張コイルバネ46の付
勢力に抗して上昇させる。
【0058】スライドバー38が上昇すると、スライド
穴45内の作動子42が、小径穴部45bから大径穴部
45aに移動し、これにより、作動子42は圧縮バネ4
4の付勢力により、大径穴部45a内に大径部42aが
位置し、突出状態となって、すなわち引張コイルバネ4
6による付勢力の発生を規制することとなる。
【0059】そして、スライドバー38は上昇した位置
にて停止となり、元の電動状態、すなわちワイヤー11
の牽引状態を解き、クラッチ10が繋がることとなり、
通常の巻取ホイール8の回動を電動にて行う状態に戻
る。
【0060】従って、本実施の形態によれば、シャッタ
ーカーテン3が閉鎖された状態において、モータ9への
電力の供給が停止されたり、緊急時の場合に、このシャ
ッターカーテン3を手動にて開放したい際に、シャッタ
ーカーテン3の最下縁を構成する幅木スラット6に設け
られた操作つまみ17を操作することで、ガイドレール
4内に配設されたラッチ機構37を動作させることが可
能となり、これにより、モータ9とシャッターカーテン
3を巻き取る巻取ホイール8との連結を行うクラッチ1
0の接続状態を切断することとなり、すなわち、左右ど
ちらのガイドレール4,5にクラッチ10のワイヤー1
1が延設されそれを断つ機構が配設されているかを、考
えることなく、シャッターカーテン3に対して上記操作
を行うことで、電動状態とされているシャッターカーテ
ン3を手動状態に切り換えることが可能となる。
【0061】このことから、この手動・電動切替装置1
のラッチ機構37や引張コイルバネ46にて構成される
部分を、左右いずれのガイドレール4,5に設けてもよ
いこととなり、従来のようにこの装置の構成を右側仕様
と左側仕様とに別けて用意しなくてもよく、汎用性を得
られるとともに、施工現場にての配置位置の変更があっ
ても、対応することができる。
【0062】また、本実施の形態によれば、電動から手
動に切り替える操作を、幅木スラット6に配設し、上方
にスライドさせる操作つまみ17にて構成したことによ
り、シャッターカーテン3を引き上げようとするシャッ
ターカーテン3に対しての通常の手動操作と同様の操作
であり、また、この操作つまみ17に手掛け片18を設
けていることから、電動状態から手動状態に切り替えら
れると同時に続けてシヤッターカーテン3を上昇させる
ことが行え、別言すると、シャッターカーテン3を開放
しようとする動作が、電動状態から手動状態に切り替え
る操作となり、切り替えを行うという意識をせずに、シ
ャッターカーテン3を手動で開放することができる。
【0063】さらに、手動状態から電動状態への復帰操
作も復帰レバー48にて容易に行うことができ、複雑な
ことがない。
【0064】なお、上述した実施の形態では、ガイドレ
ール4内に配設されるラッチ機構37を、軸状の作動子
42を備えるアクチュエータ41にて構成される例につ
いて述べたが、このラッチ機構37は、付勢部材(引張
コイルバネ)46による付勢力の発生の規制と、その発
生の規制の解除を行う機構であれば、その他の構成とし
てもよく、例えば、図11に示すようなリンク機構53
を用いた構造としてもよい。
【0065】このラッチ機構37は、ワイヤー11の先
端11aに連結固定され、垂直方向に摺動自在な軸状の
スライドバー38と、このスライドバー38の下端に連
結されるリンク片53aとガイドレール4(5)側に固
定されるケース33に軸支されるリンク片53bとが連
結されるリンク機構部53と、スライドバー38を下方
に付勢する圧縮コイルバネよりなる付勢部材46とで構
成される。
【0066】そして、通常の状態、すなわちシャッター
カーテン3が電動で動作する状態では、リンク機構53
の各リンク片53a,53bが垂直な状態となり、すな
わち上下死点となって回動せずに真直な状態を維持し、
付勢部材46による下方への付勢力を抗する状態で、そ
の付勢力の発生を規制するようになっており、すなわ
ち、ワイヤー11を牽引しない状態となっている(図1
1参照)。
【0067】また、電動の状態から手動の状態に切り替
えるには、上述した実施の形態と同様な操作つまみ17
と作動杆21の構成を用い、上下リンク片53a,53
bの連結部分を側方から押圧する(図11中矢線A)こ
とで、各リンク片53a,53bの真直状態が解かれ、
屈曲することとなり、これにより、付勢部材46の付勢
力が働き、スライドバー38が下方向に摺動して、すな
わちワイヤー11が牽引されることとなる。なお、図1
2に示すように、リンク片53a,53bの連結部分
に、当接ブロック54を設けることで、作動杆21との
当接が容易となる。
【0068】また、図11に示すように、スライドバー
38の中途に、水平方向に延出するレバー部材48を設
け、これを復帰手段とすれば、このレバー部材48を垂
直上方向に引き上げる(図11中矢線B)ことで、リン
ク機構部53よりなるラッチ機構37は復帰することと
なり、すなわち、手動状態から電動状態への復帰とな
る。
【0069】また、上述した実施の形態では、幅木スラ
ット6に設けられる操作つまみ17と、作動杆21との
構造を、操作つまみ17に形成される傾斜した長穴20
により、作動杆21を水平方向にスライド移動させる構
成とした例について述べたが、図13(a),(b)に
示すように、リンク機構55を操作つまみ17と幅木ス
ラット6との間に設けて、このリンク機構55にて作動
杆21を進退方向にスライド移動させる構成としてもよ
く、また、図14に示すように、作動杆21の基端に操
作つまみ17を突設し、この操作つまみ17を直接スラ
イド移動させ、作動杆21のスライドを行う構成として
もよく、さらには、図15に示すように、揺動するレバ
ーを幅木スラット6に設けてこれを操作つまみ17と
し、この揺動する操作つまみ17の先端にピン56を介
して作動杆21を連結して、操作つまみ17の揺動にて
作動杆21を進退スライドさせる構成としてもよい。な
お、操作つまみ17を作動杆21の基端に設ける構成
(図14)、及びレバー形状の操作つまみ17(図1
5)の場合では、好ましくは、幅木スラット6に対して
左右両端の近傍となる2か所に設ける構成とする。
【0070】さらに、上述した実施の形態では、操作つ
まみ17を上昇させることで、作動杆21を進退スライ
ドさせる構成とした例について述べたが、下降操作させ
ることにより作動杆21を進退作動させる構成としても
よい(図13(b),(c)参照)。
【0071】また、上述した実施の形態では、作動杆2
1を操作つまみ17にて幅木スラット6の端部より突出
させることで、電動状態から手動状態に切り換える構成
とした例について述べたが、作動杆21の先端24aを
幅木スラット6より突出した状態を通常状態とし、その
突出した状態から後退スライドすることで、切り替えが
行われる構造としてもよい。
【0072】この場合、例えば、図15(b)に示すよ
うに、作動杆21の先端に、下向きに屈曲形成される鉤
状の係合部60を設ける構成とし、また、図15(a)
に示すように、ガイドレール4内に蝶番状に揺動自在と
される板状の連動部材61を設け、この連動部材61の
下端板面に係合ブロック62を設けて、互いが係合する
よう構成させる。そして、シャッター装置を電動から手
動に切り換える際には、操作つまみ17にて作動杆21
をスライド移動させ、この作動杆21の先端係合部60
にて係合ブロック62を介して連動部材61を揺動さ
せ、その揺動をラッチ機構37に伝えることにて、ワイ
ヤー11を牽引状態とさせる。なお、ラッチ機構37部
分は、図示しないが、上述した本実施の形態と略同様の
構成とさせ、連動部材61の揺動により当接すると、付
勢部材46の付勢力が発生するよう構成する。
【0073】また、図16(b)に示すように、上記同
様に、作動杆21の先端に、下向きに屈曲形成される鉤
状の係合部63を設けるとともに、ガイドレール4内に
帯板状の連動部材64を垂直上下方向にスライド移動自
在に設け、この連動部材63の下端に係合ブロック65
を設ける構成とし、すなわち、作動杆21の水平方向の
スライド移動を係合部63と係合ブロック65の係合に
て垂直な方向のスライド移動に変換して連動部材64を
下方向にスライド移動させ、これによりラッチ機構37
へ伝達させる構成とさせてもよい。
【0074】さらに、上述した実施の形態では、シャッ
ターカーテン3を構成するスラットとして、シャッター
カーテン3の移動端である下端を構成する幅木スラット
6について述べたが、本発明の手動・電動切替装置を構
成するスラットは、この幅木スラットに限定されるもの
ではなく、シャッターカーテン3を構成するいずれかの
スラット、例えば、中間位置となるスラットに構成する
こととしてもよい。この場合、ラッチ機構37は、この
スラット6に設けられる作動杆21の位置に対応するガ
イドレール4の中途部に配設され、また、その近傍とな
るガイドレール3の外側に復帰レバー48が位置するこ
ととなる。
【0075】また、上述した実施の形態では、ガイドレ
ール4を、ガイドレール本体28と、外枠体29とで構
成する別体構造の例について述べたが、これらガイドレ
ール本体28と外枠体29とが一体に構成された構造の
ガイドレール4としてもよい。
【0076】さらに、上述した実施の形態では、シャッ
ターカーテン3が上昇することで開放となる構成を例と
して、手動・電動切替装置を配設した例について述べた
が、横方向にシャッターカーテンが移動して開閉する横
引きシャッターや、住宅の屋根部等に配設される略水平
なシャッター装置に対しても、本発明の手動・電動切替
装置は適応できるものである。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電動シャッ
ターの手動・電動切替装置によれば、駆動源への電力の
供給が停止されたり、緊急非常時の場合に、シャッター
カーテンを手動にて開放したい際に、シャッターカーテ
ンを構成するスラットに設けられた操作つまみを操作す
ることで、ガイドレール内に配設されたラッチ機構を動
作させることが可能となり、これにより、駆動源とシャ
ッターカーテンを巻き取る巻取部との連結を行うクラッ
チの接続状態を切断することとなり、すなわち、両縁ど
ちらのガイドレールにクラッチのワイヤーが延設されそ
れを断つ機構が配設されているかを、考えることなく、
シャッターカーテン側に設けられる操作つまみの操作を
行うことで、電動状態とされているシャッターカーテン
を手動状態に切り換えることが可能となる。
【0078】このことから、この手動・電動切替装置
の、クラッチに接続されるワイヤーに連結される機構部
分を、建物開口の両縁のいずれのガイドレールに設けて
もよいこととなり、従来のようにこの装置の構成を例え
ば右側仕様と左側仕様とに別けて用意しなくてもよく、
汎用性を得られるとともに、施工現場にての配置位置の
変更があっても、対応することが可能となる。
【0079】特に、電動から手動に切り替える操作をス
ラットに配設し、シャッターカーテンの開放移動する方
向と同方向にスライドさせるような操作つまみにて構成
することで、シャッターカーテンを開放しようとするシ
ャッターカーテンに対しての通常の手動操作と同様の操
作となり、また、この操作つまみに手掛け片を設けるこ
とにより、電動状態から手動状態に切り替えられると同
時に続けてシャッターカーテンを開放させることが行
え、別言すると、シャッターカーテンを開放しようとす
る動作が、電動状態から手動状態に切り替える操作とな
り、切り替えを行うという意識をせずに、シャッターカ
ーテンを手動で開放することができるという効果を得ら
れる。
【0080】また、手動状態から電動状態への復帰操作
も復帰手段にて容易に行うことができ、複雑なことがな
く、電動状態への復旧を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の手動・電動切替装置を備
えた電動シャッターの概略正面図
【図2】同実施の形態の手動・電動切替装置の斜視図
【図3】同手動・電動切替装置の一部を示す分解斜視図
【図4】同組立状態の側断面図
【図5】同斜視図
【図6】同スラット部分の動作を説明する正面図
【図7】同手動・電動切替装置の一部を示す分解斜視図
【図8】同一部を示す側断面図
【図9】同斜視図
【図10】同動作を示す側断面図
【図11】他の実施の形態の手動・電動切替装置の一部
を示す概略斜視図
【図12】同一部裁断正面図
【図13】(a)他の実施の形態の手動・電動切替装置
の一部を示す側断面図 (b)同正面図 (c)同動作を示す正面図
【図14】他の実施の形態の手動・電動切替装置の一部
を示す概略斜視図
【図15】(a)他の実施の形態の手動・電動切替装置
の平断面図 (b)同一部裁断正面図
【図16】(a)他の実施の形態の手動・電動切替装置
の平断面図 (b)同一部裁断正面図
【符号の説明】
1…手動・電動切替装置 2…建物開口 3…シャッターカーテン 4,5…ガイドレール 4a…溝部 6…スラット(幅木スラット) 8…シャッターカーテン巻取部(巻取ホイール) 9…駆動源(モータ) 10…クラッチ 11…ワイヤー 17…操作つまみ 18…手掛け片 21…作動杆 24a…先端 37…ラッチ機構 46…付勢部材(引張コイルバネ) 48…復帰手段(復帰レバー)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動シャッターを構成する駆動源とシャ
    ッターカーテン巻取部との動力の伝達を行うクラッチに
    備えられ、前記シャッターカーテン巻取部の回動を手動
    状態と電動状態とに切り換える電動シャッターの手動・
    電動切替装置において、 建物開口の対向する両縁に配設される一対のガイドレー
    ルに形成される各溝部内に、両縁部がそれぞれ挿入され
    て移動を案内される前記シャッターカーテンを構成する
    略短冊板状のスラットと、 前記スラットの長手方向における中途部の所望の位置に
    配設される操作つまみと、 前記操作つまみに連動連結されて前記スラットの長手方
    向に沿って配設され、前記操作つまみの操作により、前
    記スラットの長手方向に沿ってスライド移動し、先端
    が、該スラットの端部より進退する作動杆と、 前記ガイドレールの溝部内に配設され、前記クラッチに
    接続されるワイヤーに連結されて、該ワイヤーを牽引し
    前記クラッチを断つ付勢力を有する付勢部材と、 前記ガイドレールの溝部内に配設され、前記付勢部材に
    係合して該付勢部材による付勢力の発生の規制を行うと
    ともに、前記作動杆の先端と係合し、該作動杆の進退動
    作に連動して、前記付勢部材による付勢力の発生の規制
    の解除を行うラッチ機構と、 前記ガイドレールの外側に位置し、前記ラッチ機構に連
    動連結されて、前記付勢部材による付勢力の発生を規制
    する係合状態に前記ラッチ機構を復帰させる復帰手段
    と、 を具備することを特徴とする電動シャッターの手動・電
    動切替装置。
  2. 【請求項2】 前記スラットは、前記シャッターカーテ
    ンの移動端を構成する幅木スラットよりなることを特徴
    とする請求項1記載の電動シャッターの手動・電動切替
    装置。
  3. 【請求項3】 前記操作つまみは、シャッターカーテン
    の移動方向と同方向にスライド移動自在とされるととも
    に、手掛け片が突設されていることを特徴とする請求項
    1又は2記載の電動シャッターの手動・電動切替装置。
  4. 【請求項4】 前記操作つまみは、前記スラットに軸支
    され該スラットの長手方向に揺動自在とされることを特
    徴とする請求項1又は2記載の電動シャッターの手動・
    電動切替装置。
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