JP5076324B2 - 遠心ファン - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置の送風機等に用いられる遠心ファンに関する技術分野に属する。
一般に、天井埋込型の空気調和装置には、送風機として遠心ファン(ターボファン)が設けられており、この遠心ファンにより、空調室内の空気が吸い込まれて、その空気が、遠心ファンの周囲に略環状に配設した熱交換器に吹き付けられた後、空調室内へ吹き出されるようになっている。このような遠心ファンは、互いに対向配置されたハブ及びシュラウドの外周部間に羽根を架設してなるファンロータと、該ハブのシュラウドとは反対側に配設され、該ファンロータをハブの中心軸周りに回転駆動するためのファンモータとを備えている。
上記遠心ファンにおいては、上記ファンモータの冷却を行うために、ハブの中心近傍に冷却風導出孔が開口形成されている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、この冷却風導出孔の形成により、ハブの中心近傍と径方向外側との圧力差によって、ファンロータから吹き出された空気の一部が、ハブのファンモータ側に回り込んで冷却風導出孔からハブのファンモータと反対側へ導出するようになる。このハブのファンモータ側に回り込む空気が、冷却風としてファンモータを冷却し、このファンモータを冷却した冷却風が冷却風導出孔からハブのファンモータと反対側へ導出することになる。
ところが、上記のようにハブに冷却風導出孔を形成すると、冷却風導出孔からハブのファンモータと反対側へ導出された冷却風が、ファンロータ内(ハブとシュラウドとの間)を流れる空気主流と干渉して送風音が大きくなるという問題がある。
このような問題を解消するために、従来より、ハブの冷却風導出孔が形成された部分を、ファンモータと反対側からハブカバーで覆うようにすることは知られている(例えば、特許文献2参照)が、ハブカバーをハブとは別個に設けると、コストアップを招くとともに、ハブカバーの配設スペースが必要となって、ファンロータが大型化してしまう。
そこで、ハブカバーを設けないで送風音を低減することが要求されており、そのために、例えば特許文献1では、上記ハブの上記ファンモータ側の面における上記冷却風導出孔のハブ回転方向後側の開口縁部に、該開口縁部からハブ回転方向前側へ延びる背面側ガイド片を形成することで、冷却風導出孔から導出された冷却風がハブのファンモータと反対側の面に沿って流れるようにし、これにより、冷却風と空気主流との干渉を防止して送風音を低減するようにしている。また、特許文献1では、上記背面側ガイド片に加えて、ハブのファンモータと反対側の面における上記冷却風導出孔のハブ回転方向前側の開口縁部に、該開口縁部からハブ回転方向後側へ延びる前面側ガイド片をも形成することが示されている。
特開平11−270493号公報 特開2005−127177号公報(第5図)
しかしながら、上記特許文献1のようなガイド片を設ければ、送風音の低減化を図ることはできるものの、冷却風がハブのモータと反対側へ勢いよく導出されるために、ハブカバーを設けた場合に比べて送風音を低減することは困難であり、送風音をより一層低減するためには改良の余地がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上記のような遠心ファンにおいて、ハブカバーを設けないで、送風音を出来る限り低減しようとすることにある。
上記の目的を達成するために、第1の発明では、互いに対向配置されたハブ(12)及びシュラウド(13)の外周部間に羽根(14)を架設してなるファンロータ(11)と、該ハブ(12)のシュラウド(13)とは反対側に配設され、該ファンロータ(11)をハブ(12)の中心軸周りに回転駆動するためのファンモータ(15)と、ハブ(12)のファンモータ(15)側に形成され、該ハブ(12)とシュラウド(13)との間から径方向外側に送出される風の一部を、ファンモータ(15)の冷却風(Wa)としてファンモータ(15)の周辺に導くモータ冷却流路(50)と、を備え、上記ハブ(12)には、該モータ冷却流路(50)とハブ(12)のファンモータ(15)と反対側とを連通して、該ファンモータ(15)を冷却した冷却風(Wa)をハブ(12)のファンモータ(15)と反対側へ導出するための冷却風導出孔(12c)が開口形成された遠心ファンを対象として、上記冷却風導出口(12c)から導出された冷却風(Wa)をファンロータ(11)内に案内するガイド手段をさらに備え、上記ガイド手段は、上記ハブ(12)の上記ファンモータ(15)と反対側の面における上記冷却風導出孔(12c)の開口縁部のうちハブ回転方向後側寄りに位置する部分から突出し、該ハブの回転により該冷却風導出口(12c)を通過して回転方向後側に向かう冷却風を受け止める冷却風受け部(25a)と、基端部が上記冷却風受け部(25a)に接続されると共に該基端部からハブ回転方向前側に向かって延びて上記ハブ回転方向において冷却風導出口(12c)の該回転方向の全体を覆うように形成され、上記冷却風受け部(25a)にて受け止められた冷却風を上記ハブ回転方向後側からハブ回転方向前側に向かって流動案内するガイド部(25b)と、上記ガイド部(25b)におけるハブ回転方向前側端部のハブ径方向の全体に亘る部分と上記冷却風導出孔(12c)の開口縁部との間に形成され、上記ガイド部(25b)によって流動案内された冷却風を、ハブ回転方向後側からハブ回転方向前側に向かってファンロータ内に排出するための開放部(25c)と、を有し、ガイド部(25b)のハブ径方向内側端部と冷却風導出孔(12c)の開口縁部との間が閉塞されている構成とするものである。
上記の構成により、冷却風(Wa)は、ガイド部(25b)によって該冷却風(Wa)の流れが逆向きにされて、ガイド部(25b)のハブ回転方向前側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ回転方向前側の開口縁部との間の開放部(25c)からハブ(12)のファンモータ(15)と反対側へ導出されるようになり、これにより、冷却風(Wa)の流速が小さく抑えられる。また、冷却風(Wa)は、ファンロータ(11)内を流れる空気主流とは逆行して導出されものの、ハブ(12)のファンモータ(15)と反対側の面に沿って導出される。したがって、冷却風(Wa)と空気主流との干渉が抑制され、ハブカバーを設けないでも、ハブカバーを設けた場合と同じレベルにまで送風音を低減することができるようになる。一方、冷却風(Wa)の流速が小さく抑えられることで、ファンモータ(15)の冷却効果は低減する可能性があるものの、冷却効果は風速に比例するだけであるのに対し、送風音の大きさは風速の6乗に比例するので、冷却風(Wa)の流速が多少小さくなっても冷却効果には殆ど影響せず、送風音を効果的に低減することができる。
第2の発明では、上記第1の発明において、ガイド部(25b)のハブ径方向外側端部と冷却風導出孔(12c)の開口縁部との間が開放されているものとする。
このことにより、冷却風(Wa)が、ガイド部(25b)のハブ回転方向前側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ回転方向前側の開口縁部との間の開放部分から、ファンロータ(11)内を流れる空気主流と逆行して導出しようとするが、ハブ回転方向後側でかつハブ径方向外側へと流れる空気主流に引きずられて、該空気主流に沿うようにガイド部(25b)のハブ径方向外側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ径方向外側の開口縁部との間の開放部分を通って、ハブ回転方向後側でかつハブ径方向外側へと流れる。この結果、冷却風(Wa)と空気主流との干渉がより一層良好に抑えられ、送風音をより一層低減することができる。
第3の発明では、上記第2の発明において、ガイド部(25b)は、冷却風導出孔(12c)のハブ径方向内側部分を覆っているものとする。
こうすることで、ガイド部(25b)のハブ径方向外側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ径方向外側の開口縁部との間の開放部分が比較的大きくなるため、該開放部分から、冷却風(Wa)が空気主流に沿ってハブ回転方向後側でかつハブ径方向外側へと流れ易くなる。よって、送風音の更なる低減化を図ることができる。
第4の発明では、上記第2又は3の発明において、ハブ(12)の中心部に、ファンモータ(15)と反対側へ略円錐状に突出する突出部(12a)が形成されており、冷却風導出孔(12c)は、上記ハブ(12)の突出部(12a)の円錐面に開口形成されているものとする。
このような突出部(12a)に冷却風導出孔(12c)が形成されている場合、空気主流が、通常、この突出部(12a)に沿ってハブ径方向内側から外側へと流れるので、ガイド部(25b)のハブ径方向内側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ径方向内側の開口縁部との間が開放されていると、その開放部分で冷却風(Wa)と空気主流との干渉が生じ易くなる。しかし、本発明では、ガイド部(25b)のハブ径方向内側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ径方向内側の開口縁部との間が閉塞されているので、そのような干渉は生じず、送風音の低減化を効果的に図ることができる。また、ハブ(12)を樹脂で成形する場合、ガイド部(25b)のハブ径方向外側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ径方向外側の開口縁部との間が開放されていると、ハブ(12)のファンモータ(15)側の成形型と、ファンモータ(15)と反対側の成形型との2分割型で、冷却風導出孔(12c)及びガイド部(25b)を突出部(12a)の円錐面に容易に一体成形することができる。
以上説明したように、本発明によると、ハブ(12)のファンモータ(15)と反対側の面における冷却風導出孔(12c)の開口縁部のうちハブ回転方向後側寄りの部分から突出する冷却風受け部(25a)を形成すると共に、該冷却風受け部(25a)からハブ回転方向前側へ延びるガイド部(25b)を形成するとともに、ガイド部(25b)のハブ回転方向前側端部と冷却風導出孔(12c)の開口縁部とに開放部(25c)を形成するようにしたことにより、冷却風(Wa)と空気主流との干渉を抑制して、ハブカバーを設けないでも、ハブカバーを設けた場合と同じレベルにまで送風音を低減することができる。
特に第2の発明では、ガイド部(25b)のハブ径方向内側端部と冷却風導出孔(12c)の開口縁部との間を閉塞する一方、ガイド部(25b)のハブ径方向外側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ径方向外側の開口縁部との間、及び、ガイド部(25b)のハブ回転方向前側端部と冷却風導出孔(12c)の開口縁部との間を開放したので、冷却風(Wa)と空気主流との干渉がより一層良好に抑えられ、送風音をより一層低減することができる。
さらに、第3の発明では、ガイド部(25b)が冷却風導出孔(12c)のハブ径方向内側部分を覆うようにしたので、送風音の更なる低減化を図ることができる。
また、第4の発明では、ハブ(12)の中心部に、ファンモータ(15)と反対側へ略円錐状に突出する突出部(12a)を形成し、冷却風導出孔(12c)を、上記ハブ(12)の突出部(12a)の円錐面に開口形成したので、冷却風導出孔(12c)及びガイド部(25b)を突出部(12a)の円錐面に容易に一体成形しつつ、送風音の低減化を効果的に図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る遠心ファン(F)が搭載された天井埋込型空気調和装置を示し、この空気調和装置は、内部に各種構成機器を収納するケーシング(1)を備えている。このケーシング(1)は、ケーシング本体(1a)と、該ケーシング本体(1a)の下側に配置された化粧パネル(1b)とで構成されている。
上記ケーシング本体(1a)は、下面が下方から見て略矩形状(4つの角部はC面取りされており、長辺と短辺とが交互に形成された略8角形状であるともいえる)に開口した箱状体であって、該開口が、空調室の天井壁(C)に形成された開口と対向するように、不図示の固定金具を介して該天井壁(C)に固定されている。
上記化粧パネル(1b)は、上記ケーシング本体(1a)の開口及び天井壁(C)の開口を覆うように、該ケーシング本体(1a)の下端部に固定されている。この化粧パネル(1b)は、下方から見て略矩形状の板状体であって、その略中央部に配設されかつ空調室内の空気を吸い込む吸込口(2)と、該化粧パネル(1b)の周縁部において4つの辺部にそれぞれ対応するように配設され、ケーシング本体(1a)内から空調室内に空気を吹き出す4つの吹出口(3)とを有している。上記吸込口(2)は、略正方形状の開口であり、各吹出口(3)は、それぞれ、各辺部に沿うように細長く延びる略長方形状の開口である。
上記吸込口(2)には、吸込グリル(4)と、該吸込口(2)から吸い込まれた空気中の塵埃を除去するためのフィルタ(5)とが設けられている。また、上記各吹出口(3)には、不図示のモータによって該吹出口(3)の長手方向に延びる軸周りに揺動されるフラップ(6)がそれぞれ設けられており、このフラップ(6)の揺動により、吹出口(3)から空調室内へ吹き出される空気の風向を可変することができるようになっている。
上記ケーシング本体(1a)の内部には、主に、空調室内の空気を上記吸込口(2)を通じてケーシング本体(1a)内に吸い込んで外周方向に吹き出す送風機として機能する遠心ファン(F)と、この遠心ファン(F)の外周を囲むように配置された略環状の熱交換器(8)とが設けられている。
上記遠心ファン(F)は、ターボファンであって、互いに上下方向に対向配置された円形のハブ(12)及びシュラウド(13)の外周部間に、複数(本実施形態では、7枚)の断面翼形の羽根(14)を周方向に等間隔に架設してなるファンロータ(11)と、該ハブ(12)のシュラウド(13)とは反対側に配設され、該ファンロータ(11)をハブ(12)の中心軸(シュラウド(13)の中心軸でもあり、ファンロータ(11)の中心軸でもある)周りに回転駆動するためのファンモータ(15)とを備えている。上記ハブ(12)、シュラウド(13)及び羽根(14)は全て樹脂製である。
上記ハブ(12)の中心部には、ファンモータ(15)と反対側(下側)へ略円錐状に突出する突出部(12a)が形成されている。この突出部(12a)の形成により、ハブ(12)の中心部のファンモータ(15)側の面(上面)は、略円錐状に凹むことになり、この凹んだ上面と上記ケーシング本体(1a)内の上面との間に、ファンモータ(15)の収容空間が形成されることになる。そして、上記突出部(12a)の先端(下端)には、円柱状のボス部(12b)が一体形成されており、このボス部(12b)の中心(ハブ(12)の中心に相当)にファンモータ(15)の駆動軸が連結されている。これにより、ファンロータ(11)がファンモータ(15)によってハブ(12)の中心軸周りに回転駆動されることになる。
上記シュラウド(13)は、中心部に空気導入開口(13a)を有していて、上記ハブ(12)との間に、上記吸込口(2)より吸い込んだ空気を空気導入開口(13a)からファンロータ(11)の外周側へ、つまり熱交換器(8)の方向へ向って案内する空気通路(18)を形成する。尚、シュラウド(13)の空気導入開口(13a)の下側(吸込口(2)側)には、吸込口(2)から吸い込まれた空気を空気導入開口(13a)へ案内するためのベルマウス(20)が配置されている。
上記熱交換器(8)は、遠心ファン(F)の外周を囲むように曲げられて形成されたクロスフィンチューブ型の熱交換器パネルであり、屋外等に設置された不図示の室外ユニットに冷媒配管を介して接続されている。この熱交換器(8)は、冷房運転時には内部を流れる冷媒の蒸発器として、暖房運転時には内部を流れる冷媒の凝縮器としてそれぞれ機能できるようになっている。これにより、熱交換器(8)は、吸込口(2)を通じてケーシング本体(1a)内に吸い込まれかつ遠心ファン(F)のファンロータ(11)から吹き出された空気と熱交換を行って、冷房運転時には空気を冷却し、暖房運転時には空気を加熱することができる。尚、熱交換器(8)の下側には、該熱交換器(8)において空気中の水分が凝縮されて生じるドレン水を受けるためのドレンパン(22)が配置されている。
上記遠心ファン(F)のファンロータ(11)におけるハブ(12)の突出部(12a)の円錐面には、図2にも示すように、ファンモータ(15)を冷却した冷却風(Wa)を該ハブ(12)のファンモータ(15)と反対側へ導出するための複数(本実施形態では、5つ)の略矩形状の冷却風導出孔(12c)が、周方向に等間隔に開口形成されている。すなわち、これら冷却風導出孔(12c)の形成により、ハブ(12)の中心近傍と径方向外側との圧力差によって、ファンロータ(11)から吹き出された空気の一部が、ハブ(12)のファンモータ(15)側に回り込んで冷却風導出孔(12c)からハブ(12)のファンモータ(15)と反対側へ導出するようになる。このハブ(12)のファンモータ(15)側に回り込む空気が、冷却風(Wa)としてファンモータ(15)を冷却し、この冷却風(Wa)が冷却風導出孔(12c)からハブのファンモータ(15)と反対側へ導出することになる。
上記ハブ(12)の上記ファンモータ(15)と反対側の面における上記各冷却風導出孔(12c)のハブ回転方向後側の開口縁部には、該開口縁部からハブ回転方向前側へ延びるガイド片(25)が一体形成されている。具体的には、このガイド片(25)は、上記冷却風導出孔(12c)のハブ回転方向後側の開口縁部におけるハブ径方向内側部分(円錐先端側部分)から僅かにファンモータ(15)と反対側に延びた後にハブ回転方向前側へ延びて断面略L字状をなし、そのハブ回転方向前側端は、当該冷却風導出孔(12c)のハブ回転方向前側の開口縁よりも僅かにハブ回転方向後側に位置しており、ガイド片(25)のハブ回転方向前側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ回転方向前側の開口縁部との間は開放されている。このように、ガイド片(25)は、冷却風導出孔(12c)のハブ径方向内側部分をファンモータ(15)と反対側から覆っているが、冷却風導出孔(12c)のハブ径方向外側部分(円錐先端と反対側部分)は、ガイド片(25)によって覆われておらず、このため、ガイド片(25)のハブ径方向外側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ径方向外側の開口縁部との間も開放されていることになる。一方、ガイド片(25)のハブ径方向内側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ径方向内側の開口縁部との間は、ガイド片(25)のハブ径方向内側端部が冷却風導出孔(12c)のハブ径方向内側の開口縁部と繋がっているために閉塞されている。尚、ガイド片(25)のハブ回転方向後側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ回転方向後側の開口縁部との間も、ガイド片(25)のハブ回転方向後側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ回転方向後側の開口縁部とが繋がっているために閉塞されていることになる。
上記のようなガイド片(25)の形状であれば、ハブ(12)のファンモータ(15)側の成形型と、ファンモータ(15)と反対側の成形型との2分割型で、冷却風導出孔(12c)及びガイド片(25)を突出部(12a)の円錐面に容易に一体成形することができる。
次に、上記空気調和装置の動作について説明する。
空気調和装置の運転を開始すると、遠心ファン(F)のファンモータ(15)が駆動されて、ファンロータ(11)がハブ(12)の中心軸周りに回転する。また、熱交換器(8)内に室外ユニットから冷媒が供給されて、熱交換器(8)は冷房運転時には蒸発器として、暖房運転時には凝縮器としてそれぞれ作用する。そして、ファンロータ(11)の回転に伴って、空調室内の空気が、吸込口(2)からフィルタ(5)及びベルマウス(20)並びにシュラウド(13)の空気導入開口(13a)を通じてファンロータ(15)の空気通路(18)へと吸い込まれる。この吸い込まれた空気は、空気通路(18)内をハブ径方向外側へ向かって流れるとともに、ハブ(12)の回転によりハブ(12)に対して回転方向後側へ流れることになる。この空気通路(18)内を流れる空気(以下、空気主流(Wb)という)は、羽根(14)によってファンロータ(15)の外周側へ吹き出されて熱交換器(8)に達し、この熱交換器(8)において冷却又は加熱された後、吹出口(3)から空調室内に向かって吹き出される。このようにして、空調室内の冷房又は暖房が行われる。
ここで、上記ファンロータ(15)から吹き出された空気の一部は、ハブ(12)のファンモータ(15)側に回り込んで冷却風(Wa)となってファンモータ(15)を冷却し、このファンモータ(15)を冷却した冷却風(Wa)がハブ(12)の各冷却風導出孔(12c)からハブ(12)のファンモータ(15)と反対側へ導出する。この冷却風(Wa)は、ハブ径方向外側から内側に向かって流れるとともに、ハブ(12)の回転によりハブ(12)に対して回転方向後側へ流れることになる。そして、ハブ(12)のファンモータ(15)と反対側の面における各冷却風導出孔(12c)のハブ回転方向後側の開口縁部には、該開口縁部からハブ回転方向前側へ延びるガイド片(25)が設けられているとともに、ガイド片(25)のハブ回転方向前側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ回転方向前側の開口縁部との間が開放されているので、冷却風(Wa)は、図3に示すように、ガイド片(25)によってその冷却風(Wa)の流れが逆向きにされて、該開放部分からハブ(12)のファンモータ(15)と反対側へ導出しようとする。これにより、冷却風(Wa)の流速が小さく抑えられる。
また、冷却風(Wa)は、ガイド片(25)のハブ回転方向前側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ回転方向前側の開口縁部との間の開放部分から、ファンロータ(11)内を流れる空気主流(Wb)とは逆行して導出しようとするが、ガイド片(25)のハブ径方向外側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ径方向外側の開口縁部との間が開放されているので、ハブ回転方向後側でかつハブ径方向外側へと流れる空気主流(Wb)に引きずられて、該空気主流(Wb)に沿うように、その開放部分からハブ回転方向後側でかつハブ径方向外側へと流れるようになる。このとき、冷却風導出孔(12c)のハブ径方向外側部分がガイド片(25)によって覆われていなくて、ガイド片(25)のハブ径方向外側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ径方向外側の開口縁部との間の開放部分が比較的大きくなっているので、該開放部分から、冷却風(Wa)が空気主流(Wb)に沿ってハブ回転方向後側でかつハブ径方向外側へとより一層流れ易くなる。
したがって、冷却風(Wa)と空気主流(Wb)との干渉が効果的に抑制されて、ハブカバーを設けなくても、ハブカバーを設けた場合と同じレベルにまで送風音を低減することができるようになる。一方、冷却風(Wa)の流速が小さく抑えられることで、ファンモータ(15)の冷却効果は低減する可能性があるものの、冷却効果は風速に比例するだけであるのに対し、送風音の大きさは風速の6乗に比例するので、冷却風(Wa)の流速が多少小さくなっても冷却効果には殆ど影響せず、送風音を効果的に低減することができる。
尚、上記実施形態では、ガイド片(25)を、冷却風導出孔(12c)のハブ径方向内側部分のみを覆う構成としたが、冷却風導出孔(12C)の略全体を覆う構成や、冷却風導出孔(12c)のハブ径方向外側部分のみを覆う構成としてもよい。また、ガイド片(25)のハブ径方向内側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ径方向内側の開口縁部との間が、必ずしも閉塞されている必要はなく、開放されていてもよい。逆に、ガイド片(25)のハブ径方向外側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ径方向外側の開口縁部との間が開放されている必要はなく、閉塞されていてもよい。要するに、ガイド片(25)のハブ回転方向前側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ回転方向前側の開口縁部との間が開放されていればよく、このようにすれば、冷却風(Wa)の流速を小さく抑えることができるとともに、冷却風(Wa)がハブ(12)のファンモータ(15)と反対側の面に沿って導出されるので、ハブカバーを設けた場合と同じレベルにまで送風音を低減することができる。但し、送風音をより低減するという観点からは、上記実施形態のように、ガイド片(25)のハブ径方向内側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ径方向内側の開口縁部との間が閉塞され、ガイド片(25)のハブ径方向外側端部と冷却風導出孔(12c)のハブ径方向外側の開口縁部との間が開放されている構成が好ましい。
また、上記実施形態では、冷却風導出孔(12c)は略矩形状としているが、円形状や楕円形状を初め、どのような形状であってもよい。
さらに、本発明は、空気調和装置の送風機に用いられるターボファンに適用した例を示したが、本発明は、ターボファンやシロッコファン等の遠心ファンであれば、どのようなものにも適用することができる。
本発明は、空気調和装置の送風機等に用いられるターボファン等の遠心ファンに有用である。
本発明の実施形態に係る遠心ファンが搭載された天井埋込型空気調和装置を示す断面図である。 遠心ファンのハブの突出部を拡大して示すシュラウド側から見た斜視図である。 図2のIII-III線断面図である。
F 遠心ファン
Wa 冷却風
11 ファンロータ
12 ハブ
12a 突出部
12c ボス部
13 シュラウド
14 羽根
15 ファンモータ
25 ガイド片(ガイド手段)
25a 冷却風受け部(ガイド手段)
25b ガイド部(ガイド手段)
25c 開放部(ガイド手段)

Claims (4)

  1. 互いに対向配置されたハブ(12)及びシュラウド(13)の外周部間に羽根(14)を架設してなるファンロータ(11)と、該ハブ(12)のシュラウド(13)とは反対側に配設され、該ファンロータ(11)をハブ(12)の中心軸周りに回転駆動するためのファンモータ(15)と、ハブ(12)のファンモータ(15)側に形成され、該ハブ(12)とシュラウド(13)との間から径方向外側に送出される風の一部を、ファンモータ(15)の冷却風(Wa)としてファンモータ(15)の周辺に導くモータ冷却流路(50)と、を備え、上記ハブ(12)には、該モータ冷却流路(50)とハブ(12)のファンモータ(15)と反対側とを連通して、該ファンモータ(15)を冷却した冷却風(Wa)をハブ(12)のファンモータ(15)と反対側へ導出するための冷却風導出孔(12c)が開口形成された遠心ファンであって、
    上記冷却風導出口(12c)から導出された冷却風(Wa)をファンロータ(11)内に案内するガイド手段をさらに備え、
    上記ガイド手段は、
    上記ハブ(12)の上記ファンモータ(15)と反対側の面における上記冷却風導出孔(12c)の開口縁部のうちハブ回転方向後側寄りに位置する部分から突出し、該ハブの回転により該冷却風導出口(12c)を通過して回転方向後側に向かう冷却風を受け止める冷却風受け部(25a)と、
    基端部が上記冷却風受け部(25a)に接続されると共に該基端部からハブ回転方向前側に向かって延びてハブ回転方向において冷却風導出口(12c)の該回転方向の全体を覆うように形成され、上記冷却風受け部(25a)にて受け止められた冷却風を上記ハブ回転方向後側からハブ回転方向前側に向かって流動案内するガイド部(25b)と、
    上記ガイド部(25b)におけるハブ回転方向前側端部のハブ径方向の全体に亘る部分と上記冷却風導出孔(12c)の開口縁部との間に形成され、上記ガイド部(25b)によって流動案内された冷却風を、ハブ回転方向後側からハブ回転方向前側に向かってファンロータ内に排出するための開放部(25c)と、
    を有し
    ガイド部(25b)のハブ径方向内側端部と冷却風導出孔(12c)の開口縁部との間が閉塞されていることを特徴とする遠心ファン。
  2. 請求項1記載の遠心ファンにおいて
    イド部(25b)のハブ径方向外側端部と冷却風導出孔(12c)の開口縁部との間が開放されていることを特徴とする遠心ファン。
  3. 請求項2記載の遠心ファンにおいて、
    ガイド部(25b)は、冷却風導出孔(12c)のハブ径方向内側部分を覆っていることを特徴とする遠心ファン。
  4. 請求項2又は3記載の遠心ファンにおいて、
    ハブ(12)の中心部に、ファンモータ(15)と反対側へ略円錐状に突出する突出部(12a)が形成されており、
    冷却風導出孔(12c)は、上記ハブ(12)の突出部(12a)の円錐面に開口形成されていることを特徴とする遠心ファン。
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