JP2017145738A - 送風装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シュラウドに対する空気の衝突による空気の乱れを抑制し、送風騒音を低減させることのできる送風装置を提供する。
【解決手段】ファンモータ21により回転駆動され、主板41と、主板41に対向配置されるシュラウド46と、主板41とシュラウド46との間に配置される複数の翼49とを備えた遠心ファン23を備え、シュラウド46の外周縁に、シュラウド46の半径方向内側に切欠いてなる少なくとも1つの凹部60を形成した。
【選択図】図5

Description

本発明は、送風装置に係り、特に、空気調和機の室内機などに幅広く用いられる遠心ファンとオリフィスを備えた送風装置に関するものである。
従来から、例えば、空気調和装置の室内機に取付けられ、室内の空気を吸い込んで熱交換後の空気を再び室内に戻すための送風装置が多く用いられている。
このような送風装置において、騒音を低減させる技術として、従来、例えば、主板に対向配設されている流体流路を形成するシュラウドと、シュラウドと主板との間に配設されている複数枚のブレードとを備えたターボファンにおいて、シュラウドの複数枚のブレード間におけるシュラウド面に、中心側から外周側に向うスリット状の貫通部が設けられ、該貫通部にシュラウドの内面側から裏面側にかけてシュラウド面に対して傾斜角度を持ったルーバを設けるようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−002165号公報
しかしながら、特許文献1に係る遠心ファンにおいては、シュラウドに設けた貫通部を流れる空気がルーバの前縁で剥離流を生じ、これによって渦が生成され、この渦が貫通部の外周側後縁部に衝突して乱されることによって、乱流騒音が発生し、室内機の送風騒音が増大するという問題を有している。
さらに、貫通部の外周側後縁部で乱された渦が熱交換器に送風されることになるので、熱交換器との干渉音が生じ、室内機の送風騒音がさらに増大するという問題を有している。
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、シュラウドに対する空気の衝突による空気の乱れを抑制し、送風騒音を低減させることのできる送風装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するため本発明の送風装置は、ファンモータにより回転駆動され、主板と、前記主板に対向配置されるシュラウドと、前記主板と前記シュラウドとの間に配置される複数の翼とを備えた遠心ファンを備え、前記シュラウドの外周縁に、前記シュラウドの半径方向内側に切欠いてなる少なくとも1つの凹部を形成したことを特徴とする。
この構成によれば、シュラウドの外周縁に、シュラウドの半径方向内側に切欠いてなる少なくとも1つの凹部を形成しているので、シュラウドの外周縁側の上面で昇圧された空気をシュラウドの下方に送ることができ、凹部からシュラウドの下方に流れる空気は、シュラウドの外周縁部に衝突することなく送風され、遠心ファンから送風された空気がシュラウドの外周縁で衝突することによって生じる乱流騒音を抑制することができ、また、凹部により、シュラウドの上面の剥離流を抑制することができ、遠心ファンの送風騒音を低減することができる。
また、本発明は、前記構成において、前記凹部は、前記翼の正圧面と面一となる辺を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、凹部は翼の正圧面と面一となる辺を備えているので、シュラウドの外周縁側の上面で昇圧された空気をシュラウドの下方に円滑に送ることができる。
また、本発明は、前記構成において、前記凹部は、下端部が、前記シュラウドの空気流入側開口の方向に延在するとともに、前記遠心ファンの反回転方向に傾斜するガイド板を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、シュラウドにガイド板を設けるようにしたので、シュラウドの外周縁側の上面で昇圧された空気をシュラウドの下方に案内することができ、この空気を、シュラウドの外周縁部に衝突することなく送風することができる。その結果、送風された空気がシュラウドの外周縁で衝突することによって生ずる乱流騒音を抑制することができ、さらに、シュラウドの上面の剥離流を抑制することができ、遠心ファンの送風騒音をさらに低減することができる。また、ガイド板により、循環流と凹部から送風される空気とが直接衝突することなく送風することができ、室内ユニットの送風騒音をさらに低減することができる。
また、本発明は、前記構成において、前記翼は、前記翼の内周端と外終端とを結んだ曲線が前記シュラウドの外周辺とのなす角度を、前記主板から前記シュラウドに向かうにつれて徐々に小さくなるように形成されるとともに、前記主板に接する部位の外周端が、前記シュラウドに接する部位の外周端より、前記遠心ファンの反回転方向に位置するように形成したことを特徴とする。
この構成によれば、翼を、主板に接する部位と、シュラウドに接する部位とが異なるねじれ形状を有するように形成しているので、シュラウドの開口部から吸込まれた空気が、翼の前縁で剥離してしまうことを効果的に抑制することができ、空気を、翼の前縁から後縁に向けて円滑に案内して外周側に送風することができ、その結果、遠心ファンの送風騒音を低減させることができる。
また、凹部を介してシュラウドの下方に送られる空気の風量を増大させることができるので、同じ風量を得る場合に遠心ファンの高さ寸法を小さくすることができ、遠心ファンのバランス性を向上させることができ、製造コストを低減させることができる。
本発明の送風装置によれば、凹部により、シュラウドの外周縁側の上面で昇圧された空気をシュラウドの下方に送ることができ、凹部からシュラウドの下方に流れる空気は、シュラウドの外周縁部に衝突することなく送風され、遠心ファンから送風された空気がシュラウドの外周縁で衝突することによって生じる乱流騒音を抑制することができ、また、凹部により、シュラウドの上面の剥離流を抑制することができ、遠心ファンの送風騒音を低減することができる。
また、ガイド板により、シュラウドの外周縁側の上面で昇圧された空気をシュラウドの下方に案内することができ、この空気を、シュラウドの外周縁部に衝突することなく送風することができる。その結果、送風された空気がシュラウドの外周縁で衝突することによって生ずる乱流騒音を抑制することができ、さらに、シュラウドの上面の剥離流を抑制することができ、遠心ファンの送風騒音をさらに低減することができる。また、ガイド板により、循環流と凹部から送風される空気とが直接衝突することなく送風することができ、室内ユニットの送風騒音をさらに低減することができる。
また、翼をねじれ形状を有するように形成しているので、シュラウドの開口部から吸込まれた空気が、翼の前縁で剥離してしまうことを効果的に抑制することができ、空気を、翼の前縁から後縁に向けて円滑に案内して外周側に送風することができ、その結果、遠心ファンの送風騒音を低減させることができる。また、凹部を介してシュラウドの下方に送られる空気の風量を増大させることができるので、同じ風量を得る場合に遠心ファンの高さ寸法を小さくすることができ、遠心ファンのバランス性を向上させることができ、製造コストを低減させることができる。
本発明に係る送風装置を適用した室内ユニットの第1実施形態を示す縦断面図である。 室内ユニットを室内側から見た平面図である。 室内ユニットのフラップ部分の断面図である。 第1実施形態における遠心ファンの斜視図である。 第1実施形態における室内ユニットの側面断面図である。 第1実施形態における遠心ファンの空気の流れを示す説明図である。 第2実施形態における遠心ファンの斜視図である。 第2実施形態における室内ユニットの側面断面図である。 第3実施形態における遠心ファンの底面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る送風装置を適用した天井埋込型室内ユニットの側部断面図、図2は、天井埋込型室内ユニットの化粧パネルを室内側から見た平面図である。図3は、天井設置型室内ユニットのフラップ部分の断面図である。
本実施形態においては、図1に示すように、天井埋込型室内ユニット10は、建屋の天井11とこの天井11の下方に設置された天井板12との間の天井空間13に設置されるものである。
この天井埋込型室内ユニット10は、図1に示すように、下面が開放された箱型に形成された空気調和機本体14を備えており、空気調和機本体14は、吊りボルト15で天井からつり下げられる態様で設置される。この空気調和機本体14の内側には、発泡スチロール製の断熱部材16が、空気調和機本体14の側板17の内面に接した状態で配置され、側板17における結露を防止している。
空気調和機本体14の上板の下面には、ファンモータ21が取り付けられており、このファンモータ21には、ファンモータ21の駆動により回転駆動される回転シャフト22が下方に延在するように設けられている。この回転シャフト22の下端部分には、遠心ファン23が取り付けられており、このファンモータ21と遠心ファン23とで送風装置20を構成している。
この送風装置20と断熱部材16との間には、送風装置20の側方を取り囲むように、平面視でほぼ四角形状に曲折形成された熱交換器18が配置されている。
熱交換器18は、冷房運転時には、冷媒の蒸発器として機能し、暖房運転時、冷媒の放熱器として機能する熱交換器18である。熱交換器18は、空気調和機本体14の内部に吸い込まれる室内の空気と冷媒との熱交換を行って、冷房運転時には、空調室内の空気を冷却し、暖房運転時には、室内の空気を加熱することができるように構成されている。
また、熱交換器18の下側には、熱交換器18の下面に対応するようにドレンパン19が配置されている。
ドレンパン19は、中央部に熱交換器18を支持する凹部32が形成されるとともに、熱交換器18の前後に位置する壁部33を備えている。ドレンパン19は、熱交換器18で発生するドレン水を受けるようになっており、ドレン水は、図示しない貯留部に溜められて図示しないポンプで外部に排出されるものである。
また、ドレンパン19で囲まれた中央部分には、送風装置20の吸い込み口24が形成されている。
また、空気調和機本体14の下面には、図1および図2に示すように、空気調和機本体14の下側開口を覆うように、ほぼ四角形状の化粧パネル25が取り付けられている。
化粧パネル25の中央部分には、ドレンパン19の吸い込み口24に連通する吸い込み口26が形成されており、この吸い込み口26部分には、吸い込み口26を覆う吸い込みグリル27が着脱可能に取り付けられている。吸い込みグリル27の空気調和機本体14側には、空気中の塵などを除去するためのフィルタ28が設けられている。
化粧パネル25の吸い込み口26の外側であって化粧パネル25の各辺に沿った位置には、空調後の空気を室内に送る吹出口29がそれぞれ形成されている。そして、ファンモータ21により回転シャフト22を回転駆動させて遠心ファン23を回転させることにより、室内の空気は、吸い込み口24,26から吸い込まれ、フィルタ28を通過した後に熱交換器18を通過して熱交換され、吹出口29から空調後の空気が室内に送られるように構成されている。
また、各吹出口29には、図2および図3に示すように、風向を変更するフラップ30がそれぞれ設けられている。各フラップ30の両端部には、支持軸(図示せず)が設けられており、この支持軸を吹出口29の両端辺に支持させることにより、支持軸を中心として回動自在に形成されている。また、各フラップ30の裏面(空気調和機本体側の面)の長手方向ほぼ中央には、ヒンジ部31が設けられており、このヒンジ部31をフラップ駆動モータ(図示せず)を介して駆動することにより、各フラップ30をそれぞれ独立して回動駆動できるように構成されている。
図4は本発明の第1実施形態における遠心ファン23の斜視図である。図5は本発明の第1実施形態における室内ユニット10の側面断面図である。図6は本発明の第1実施形態における遠心ファン23の空気の流れを示す説明図である。なお、図4における矢印Rは遠心ファン23の回転進行方向を示している。
図4から図6に示すように、送風装置20は、遠心ファン23を備えており、遠心ファン23は、環状の板状に形成された主板41を備えている。主板41は、環状の板部42と、この板部42の中心部分に形成され下方に延出する逆円錐台形状のモータ収容部43とを備えている。
モータ収容部43には、ファンモータ21が収容されており、ファンモータ21の回転シャフト22は、下方に延在しモータ収容部43の底面に連結されている。そして、ファンモータ21を回転駆動させることにより、回転シャフト22を介して主板41を回転動作させるように構成されている。
主板41の下方には、シュラウド46が設けられており、シュラウド46は、周面が弧状に形成された環状に形成されている。シュラウド46の上縁は、吐出側開口47とされており、シュラウド46の下縁は、吐出側開口47より小径とされた吸入側開口48とされている。
主板41の板部42とシュラウド46の内周面との間には、周方向に所定間隔をもって配置される複数の翼49が一体に形成されている。
シュラウド46の下方には、オリフィス50が配置されており、オリフィス50は、周面が弧状に形成された環状に形成されている。オリフィス50の上縁は、シュラウド46の吸入側開口48より小径とされた吐出側開口51とされており、オリフィス50の下縁は、吐出側開口51より大径とされた吸入側開口52とされている。オリフィス50の吸入側開口52の外周側には、環状の基板53が設けられている。
本実施形態においては、シュラウド46の外周には、周方向に所定間隔をもって複数の凹部60,60…が形成されている。凹部60は、各翼49に対応するように形成されており、凹部60は、各翼49の正圧面に沿って延びる辺60aと、シュラウド46の半径方向に延びる辺60bとを備えている。これにより、凹部60の翼49側の辺60aは、翼49の正圧面と面一となるように形成されている。
なお、凹部60の翼49側の辺60aは、必ずしも翼49の正圧面と面一に形成しなくてもよく、翼49の正圧面に対して段差が形成されるようにしてもよい。ただし、翼49の正圧面近傍に形成する方が空気の流れが円滑になる。
また、本実施形態においては、凹部60を各翼49に対応するように形成しているが、少なくとも1つ以上形成すればよい。ただし、凹部60を各翼49に対応させて形成することにより、遠心ファン23のバランスがよくなる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ファンモータ21を駆動することにより、回転シャフト22を介して遠心ファン23が所定方向に回転駆動される。この遠心ファン23の回転駆動により、吸い込み口24,26から室内の空気を吸い込み、この吸い込まれた空気は、オリフィス50の吸入側開口52からシュラウド46の吸入側開口48に送られる。
そして、シュラウド46の吸入側開口48から流入した空気は、遠心ファン23の断面で見たときに、シュラウド46の内周面と、主板41のモータ収納部43の外周面とで形成されるほぼ並行な2つの円弧状の流体流路で曲げられ、複数の翼49によって昇圧されて遠心方向に送られる。遠心方向に送られた空気は熱交換器18で熱交換された後、吹出口29から室内に送風される。
このとき、本実施形態においては、シュラウド46の外周縁側の上面で昇圧された空気は、翼49の正圧面に沿って流れる他、凹部60からシュラウド46の下方に向かって流れる。この凹部60からシュラウド46の下方に流れる空気は、シュラウド46の外周縁部に衝突することなく、遠心ファン23の下流に位置する熱交換器18の下部方向に送風される。
これにより、熱交換器18の下方に十分に空気を送風することができ、熱交換器18の前面側の風速分布が均一化され、熱交換器18による熱交換の効率を高めることができる。また、遠心ファン23から送風された空気がシュラウド46の外周縁で衝突することによって生ずる乱流騒音を抑制することができる。
また、凹部60は、シュラウド46の上面側を流れる空気を吸引する機能を備えており、これにより、シュラウド46の上面の剥離流を抑制することができ、遠心ファン23の送風騒音をさらに低減することができる。
以上述べたように、本実施形態においては、シュラウド46に凹部60を形成し、シュラウド46の外周縁側の上面で昇圧された空気をシュラウド46の下方に送るようにしているので、凹部60からシュラウド46の下方に流れる空気は、シュラウド46の外周縁部に衝突することなく、遠心ファン23の下流に位置する熱交換器18の下部方向に送風させることができ、熱交換器18による熱交換の効率を高めることができる。
また、凹部60により、空気をシュラウド46の下方に送ることで、遠心ファン23から送風された空気がシュラウド46の外周縁で衝突することによって生じる乱流騒音を抑制することができる。さらに、凹部60により、シュラウド46の上面の剥離流を抑制することができ、遠心ファン23の送風騒音をさらに低減することができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図7は本発明の第2実施形態における遠心ファン23の斜視図である。図8は本発明の第2実施形態における室内ユニットの側面断面図である。なお、前記第1実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図7および図8に示すように、本実施形態においては、凹部60の半径方向に沿った辺には、シュラウド46の下面側に延在するガイド板61が設けられている。このガイド板61は、その下端部が遠心ファン23の反回転方向に傾斜するように形成されている。
その他の構成は、前記第1実施形態と同様である。
本実施形態においても前記第1実施形態と同様に、ファンモータ21を駆動して遠心ファン23を回転駆動させることにより、吸い込み口から室内の空気を吸い込み、この吸い込まれた空気は、オリフィス50およびシュラウド46を介して遠心ファン23の内部に送られ、複数の翼49によって昇圧されて遠心方向に送られる。
そして、シュラウド46の外周縁側の上面で昇圧された空気は、凹部60からシュラウド46の下方に向かって流れる。本実施形態においては、ガイド板61を設けるようにしたので、凹部60からシュラウド46の下方に流れる空気は、ガイド板61により案内され、遠心ファン23の下流に位置する熱交換器18の下部方向に円滑に送風される。
これにより、熱交換器18の下方に十分に空気を送風することができ、熱交換器18の前面側の風速分布が均一化され、熱交換器18による熱交換の効率を高めることができる。
また、遠心ファン23から送風された空気がシュラウド46の外周縁で衝突することによって生ずる乱流騒音を抑制することができる。
また、遠心ファン23の遠心方向に送られた空気の一部は、旋回成分を伴いながら、シュラウド46の吸入側開口48とオリフィス50の吐出側開口41との間の間隙からシュラウド46の内側に流入して遠心ファン23に再流入する空気の流れが生成される(以下、この空気の流れを循環流という)。
このような循環流が発生した場合に、ガイド板61を設けることにより、循環流と凹部60から送風される空気とが直接衝突することなく送風することができ、室内ユニットの送風騒音をさらに低減することができる。
以上述べたように、本実施形態においても前記第1実施形態と同様に、シュラウド46に凹部60を形成するとともに、凹部60およびガイド板61を設けるようにしたので、シュラウド46の外周縁側の上面で昇圧された空気をシュラウド46の下方に案内することができ、この空気を、シュラウド46の外周縁部に衝突することなく、遠心ファン23の下流に位置する熱交換器18の下部方向に円滑に送風させることができ、熱交換器18による熱交換の効率を高めることができる。
また、凹部60により、遠心ファン23から送風された空気がシュラウド46の外周縁で衝突することによって生ずる乱流騒音を抑制することができ、さらに、シュラウド46の上面の剥離流を抑制することができ、遠心ファン23の送風騒音をさらに低減することができる。
また、ガイド板61により、循環流と凹部60から送風される空気とが直接衝突することなく送風することができ、室内ユニットの送風騒音をさらに低減することができる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図9は、本発明の第3実施形態における遠心ファン23の底面図である。なお、前記各実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態においては、各翼49は、主板41に接する部位と、シュラウド46に接する部位とが異なるねじれ形状を有している。具体的には、各翼49の内周端と外終端とを結んだ曲線(図9中一点鎖線で示す)がシュラウド46の外周辺とのなす角度が、主板41からシュラウド46に向かうにつれて、徐々に小さくなるように形成されている。すなわち、翼49の内周端と外終端とを結んだ曲線がシュラウド46の外周辺とのなすの角度は、主板に接する部位における角度αより、シュラウド46に接する部位における角度βが小さくなるように形成されている。
さらに、各翼49は、主板41に接する部位の外周端が、シュラウド46に接する部位の外周端より、シュラウド46の反回転方向に位置するように形成されている。
その他の構成は、前記第1実施形態と同様である。
このように翼49を形成することにより、シュラウド46の開口部から吸込まれた空気は、翼49の前縁で剥離流の発生を抑制することができ、翼49の正圧面に沿って主板41側からシュラウド46側に導かれるように送風され、シュラウド46の上側の空気は、旋回成分がさらに大きくなって送風されることになる。
これにより、凹部60を介してシュラウド46の下方に送られる空気の風量を増大させることが可能となる。
以上述べたように、本実施形態においては、翼49を、主板41に接する部位と、シュラウド46に接する部位とが異なるねじれ形状を有するように形成しているので、シュラウド46の開口部から吸込まれた空気が、翼49の前縁で剥離してしまうことを効果的に抑制することができ、空気を、翼49の前縁から後縁に向けて円滑に案内して外周側に送風することができ、その結果、遠心ファン23の送風騒音を低減させることができる。
また、凹部60を介してシュラウド46の下方に送られる空気の風量を増大させることができるので、同じ風量を得る場合に遠心ファン23の高さ寸法を小さくすることができ、遠心ファン23のバランス性を向上させることができ、製造コストを低減させることができる。
なお、本発明は、前記各実施形態のものに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて種々変更することが可能である。
10 天井埋込型室内ユニット
14 空気調和機本体
18 熱交換器
20 送風装置
21 ファンモータ
23 遠心ファン
25 化粧パネル
29 吹出口
41 主板
46 シュラウド
47 吐出側開口
48 吸入側開口
49 翼
50 オリフィス
51 吐出側開口
52 吸入側開口
60 凹部
61 ガイド板

Claims (4)

  1. ファンモータにより回転駆動され、主板と、前記主板に対向配置されるシュラウドと、前記主板と前記シュラウドとの間に配置される複数の翼とを備えた遠心ファンを備え、
    前記シュラウドの外周縁に、前記シュラウドの半径方向内側に切欠いてなる少なくとも1つの凹部を形成したことを特徴とする送風装置。
  2. 前記凹部は、前記翼の正圧面と面一となる辺を備えていることを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
  3. 前記凹部は、下端部が、前記シュラウドの空気流入側開口の方向に延在するとともに、前記遠心ファンの反回転方向に傾斜するガイド板を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の送風装置。
  4. 前記翼は、前記翼の内周端と外終端とを結んだ曲線が前記シュラウドの外周辺とのなす角度を、前記主板から前記シュラウドに向かうにつれて徐々に小さくなるように形成されるとともに、前記主板に接する部位の外周端が、前記シュラウドに接する部位の外周端より、前記遠心ファンの反回転方向に位置するように形成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の送風装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112922898A (zh) * 2019-12-06 2021-06-08 Lg电子株式会社 加湿净化装置

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