JP5074108B2 - 二軸配向積層ポリエステルフィルム - Google Patents
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Description
少なくとも一方のフィルム層は、芳香族ジカルボン酸成分とグリコール成分との芳香族ポリエステルからなり、芳香族ジカルボン酸成分の5モル%以上50モル%未満が、下記式(I)
本発明において、二軸配向積層ポリエステルフィルムを形成するポリエステルは、芳香族ジカルボン酸成分とグリコール成分とからなるものであり、少なくとも一つのフィルム層は、前述の芳香族ポリエステルの酸成分が、5モル%以上80モル%未満の範囲で上記式(I)で示される6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分が共重合されている。6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分の共重合割合が5モル%未満であると、湿度膨張係数の低減効果が発現されがたい。なお、上限は、成形性などの観点から、80モル%未満であることが必要である。また、驚くべきことに、6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分による湿度膨張係数の低減効果は、少量で非常に効率的に発現され、50モル%未満でほぼ飽和状態に近く、50モル%未満であることが好ましい。そのような観点から好ましい6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分の共重合量の上限は、45モル%以下、さらに40モル%以下、よりさらに35モル%以下、特に30モル%以下であり、他方下限は、5モル%以上、さらに7モル%以上、よりさらに10モル%以上、特に15モル%以上である。
本発明の二軸配向積層ポリエステルフィルムは、前述のとおり、フィルム層Aの片面にフィルム層Bを積層したものであり、フィルム層B側の表面粗さ(RaB)がフィルム層A側の表面粗さ(RaA)よりも1.0nm以上、好ましくは2.0nm以上、さらに好ましくは3.0nm以上大きいことが必要である。RaAとRaBとの表面粗さの差を下限以上にすることで、単層フィルムに比べ、優れた平坦性と巻取性とを高度に具備させることができる。なお、RaAとRaBとの差の上限は、特に制限されないが、フィルム層Aの表面を、フィルム層Bによって損なわれないようにする点から、8.0nm以下、好ましくは5.0nm以下、さらに好ましくは4.0nm以下であることが好ましい。
本発明の二軸配向積層ポリエステルフィルムは、磁気テープなどのベースフィルムとして用いたとき、ベースフィルムが伸びないようにフィルム面方向における少なくとも一方向は、ヤング率が6.0GPa以上という高いヤング率を有することが好ましい。しかも、このようにヤング率を高くすることで、より湿度膨張係数を小さくすることができる。ヤング率の上限は制限されないが、通常11GPaである。好ましいヤング率は、フィルムの長手方向が4〜11GPa、さらに5〜10GPa、特に5.5〜9GPaの範囲であり、フィルムの幅方向が5〜11GPa、さらに6〜11GPa、さらに7〜10GPa、特に8〜10GPaの範囲である。
つぎに、本発明における6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分を共重合している芳香族ポリエステルの製造方法について、詳述する。なお、6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分を共重合していない芳香族ポリエステルは、それ自体公知の方法で製造されたものを好適に用いることができる。
本発明の二軸配向積層ポリエステルフィルムは、製膜方向と幅方向に延伸してそれぞれの方向の分子配向を高めたものであり、例えば以下のような方法で製造することが、製膜性を維持しつつ、ヤング率を向上させやすいことから好ましい。
二軸延伸としては、逐次二軸延伸でも同時二軸延伸でもよい。
(1)固有粘度
得られたポリエステルの固有粘度はP−クロロフェノール/1、1、2、2−テトラクロロエタン(40/60重量比)の混合溶媒を用いてポリマーを溶解して35℃で測定して求めた。
ガラス転移点、融点はDSC(TAインスツルメンツ株式会社製、商品名:Thermal lyst2100)により昇温速度20℃/minで測定した。
グリコール成分については、試料10mgをp−クロロフェノール:1、1、2、2−テトラクロロエタン=3:1(容積比)混合溶液0.5mlに80℃で溶解した。イソプロピルアミンを加えて、十分に混合した後に600Mの1H−NMR(日立電子製 JEOL A600)にて80℃で測定し、それぞれのグリコール成分量を測定した。
また、芳香族ジカルボン酸成分については、試料50mgをp−クロロフェノール:1、1、2、2−テトラクロロエタン=3:1混合溶液0.5mlに140℃で溶解し、400M 13C−NMR(日立電子 JEOL A600)にて140℃で測定し、それぞれの酸成分量を測定した。
得られたフィルムを試料巾10mm、長さ15cmで切り取り、チャック間100mm、引張速度10mm/分、チャート速度500mm/分の条件で万能引張試験装置(東洋ボールドウィン製、商品名:テンシロン)にて引っ張る。得られた荷重―伸び曲線の立ち上がり部の接線よりヤング率を計算する。
得られたフィルムを、フィルムの製膜方向または幅方向が測定方向となるように長さ15mm、幅5mmに切り出し、真空理工製TMA3000にセットし、窒素雰囲気下(0%RH)、60℃で30分前処理し、その後室温まで降温させる。その後25℃から70℃まで2℃/minで昇温して、各温度でのサンプル長を測定し、次式より温度膨張係数(αt)を算出する。なお、測定方向が切り出した試料の長手方向であり、5回測定し、その平均値を用いた。
αt={(L60−L40)}/(L40×△T)}+0.5
ここで、上記式中のL40は40℃のときのサンプル長(mm)、L60は60℃のときのサンプル長(mm)、△Tは20(=60−40)℃、0.5は石英ガラスの温度膨張係数(ppm/℃)である。
得られたフィルムを、フィルムの製膜方向または幅方向が測定方向となるように長さ15mm、幅5mmに切り出し、真空理工製TMA3000にセットし、30℃の窒素雰囲気下で、湿度30%RHと湿度70%RHにおけるそれぞれのサンプルの長さを測定し、次式にて湿度膨張係数を算出する。なお、測定方向が切り出した試料の長手方向であり、5回測定し、その平均値をαhとした。
αh=(L70−L30)/(L30×△H)
ここで、上記式中のL30は30%RHのときのサンプル長(mm)、L70は70%RHのときのサンプル長(mm)、△H:40(=70−30)%RHである。
Zygo社製 非接触三次元表面構造解析顕微鏡(NewView5022)を用いて測定倍率25倍、測定面積283μm×213μm(=0.0603mm2)の条件にて測定し、該粗さ計に内蔵された表面解析ソフトにより中心面平均粗さRaを以下の式より求めた。
スリット速度60m/分で、スリット幅1000mmのサイズで、8000m巻いた時の巻き上がったフィルムロールを観察し、以下の基準で巻取性を評価した。
◎ : シワが見られない
○ : シワが多少見られるが、実用的には問題ないレベル
× : シワが多数発生
電磁変換特性測定には、ヘッドを固定した1/2インチリニアシステムを用いた。記録は、電磁誘導型ヘッド(トラック幅25μm、ギャップ0.1μm)を用い、再生はMRヘッド(8μm)を用いた。ヘッド/テープの相対速度は10m/秒とし、記録波長0.2μmの信号を記録し、再生信号をスペクトラムアナライザーで周波数分析し、キャリア信号(波長0.2μm)の出力Cと、スペクトル全域の積分ノイズNの比をC/N比とし、実施例1を0dBとした相対値を求め、以下の基準で、評価した。
◎ : +1dB以上
○ : −1dB以上、+1dB未満
× : −1dB未満
まず、各実施例及び比較例で得られたフィルムの一方の表面(積層フィルムの場合はフィルム層Bの表面)に下記組成のバックコート層塗料をダイコータで塗布し、乾燥させた後、フィルムの他方の表面(積層フィルムの場合はフィルム層Aの表面)に下記組成の非磁性塗料、磁性塗料をダイコータで同時に膜厚を変えて塗布し、磁気配向させて乾燥させる。さらに、小型テストカレンダ−装置(スチ−ルロール/ナイロンロール、5段)で、温度:70℃、線圧:200kg/cmでカレンダ−処理した後、70℃、48時間キュアリングする。上記テ−プを12.65mmにスリットし、カセットに組み込み磁気記録テープとした。なお、乾燥後のバックコート層、非磁性層および磁性層の厚みは、それぞれ0.5μm、1.2μmおよび0.1μmであった。
・二酸化チタン微粒子 :100重量部
・エスレックA(積水化学製塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体) :10重量部
・ニッポラン2304(日本ポリウレタン 製ポリウレタンエラストマ):10重量部
・コロネートL(日本ポリウレタン製ポリイソシアネート) : 5重量部
・レシチン : 1重量部
・メチルエチルケトン :75重量部
・メチルイソブチルケトン :75重量部
・トルエン :75重量部
・カーボンブラック : 2重量部
・ラウリン酸 :1.5重量部
・鉄(長さ:0.3μm、針状比:10/1、1800エルステッド) :100重量部
・エスレックA(積水化学製塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 :10重量部
・ニッポラン2304(日本ポリウレタン 製ポリウレタンエラストマ):10重量部
・コロネートL(日本ポリウレタン製ポリイソシアネート) : 5重量部
・レシチン : 1重量部
・メチルエチルケトン :75重量部
・メチルイソブチルケトン :75重量部
・トルエン :75重量部
・カーボンブラック : 2重量部
・ラウリン酸 :1.5重量部
カーボンブラック :100重量部
熱可塑性ポリウレタン樹脂 :60重量部
イソシアネート化合物 :18重量部
(日本ポリウレタン工業社製コロネートL)
シリコーンオイル :0.5重量部
メチルエチルケトン :250重量部
トルエン :50重量部
積層フィルムを層間の空気を排除しながら10枚重ね、JIS規格のC2151に準拠し、(株)ミツトヨ製ダイヤルゲージMDC−25Sを用いて、10枚重ね法にて厚みを測定し、1枚当りのフィルム厚みを計算する。この測定を10回繰り返して、その平均値を1枚あたりの積層フィルム全体の厚みとした。
一方、フィルム層Aおよびフィルム層Bの厚みは、フィルムの小片をエポキシ樹脂にて固定成形し、ミクロトームにて約60nmの厚みの超薄切片(フィルムの製膜方向および厚み方向に平行に切断する)を作成する。この超薄切片の試料を透過型電子顕微鏡(日立製作所製H−800型)にて観察し、フィルム層Aとフィルム層Bのポリマーが異なり、境界が観察できる場合はその境界をからフィルム層AとBの厚みを求め、境界が観察できないような同種のポリマーの場合は、不活性粒子の存在量が変化する厚みの位置を、それぞれの表面側からそれぞれ100箇所求め、それらの平均値からA層とB層の厚みを求めた。
フィルムB層に入れられる回収チップの回収可能比率から、以下の基準で、評価した。
◎ : 60%以上
○ : 40%以上、60%未満
× : 40%未満
2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル、6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸そしてエチレングリコールとを、チタンテトラブトキシドの存在下でエステル化反応およびエステル交換反応を行い、さらに引き続いて重縮合反応を行って、固有粘度0.66dl/gで、酸成分の73モル%が2,6−ナフタレンジカルボン酸成分、酸成分の27モル%が6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分、グリコール成分の98モル%がエチレングリコール成分、グリコール成分の2モル%がジエチレングリコール成分であるフィルム層A用の芳香族ポリエステル(A−1)を得た。なお、芳香族ポリエステルには、重縮合反応前に得られる樹脂組成物の重量を基準として、平均粒径0.1μmのシリカ粒子を0.1重量%含有させた。この芳香族ポリエステル(A−1)の融点は240℃、ガラス転移温度は117℃であった。また平均粒径0.3μmのシリカ粒子を0.15重量%と、平均粒径0.1μmのシリカ粒子を0.1重量%含有させた以外は同様にして、フィルム層B用の芳香族ポリエステル(B−1)を得た。この芳香族ポリエステル(B−1)の融点は240℃、ガラス転移温度は117℃であった。
このようにして得られた芳香族ポリエステル(A−1)と(B−1)とを、それぞれ別の押し出し機に供給して290℃で厚み比が1:2となるようダイ内で積層し、溶融状態で回転中の温度50℃の冷却ドラム上にシート状に押し出し未延伸積層フィルムとした。そして、製膜方向に沿って回転速度の異なる二組のローラー間で、上方よりIRヒーターにてフィルム表面温度が135℃になるように加熱して縦方向(製膜方向)の延伸を、延伸倍率5.6倍で行い、一軸延伸フィルムを得た。そして、この一軸延伸フィルムをステンターに導き、140℃で横方向(幅方向)に延伸倍率7.7倍で延伸し、その後190℃で10秒間熱固定処理を行い、厚さ5μmの二軸配向積層ポリエステルフィルムを得た。
得られた二軸配向積層ポリエステルフィルムの特性を表1に示す。
実施例1において、含有する不活性粒子を平均粒径0.15μmのシリカ粒子に変更し、かつその含有量を0.2重量%に変更した以外、芳香族ポリエステル(A−1)と同様な操作を繰り返して芳香族ポリエステル(A−2)を製造した。また、実施例1において、含有する不活性粒子を、平均粒径0.5μmのシリコーン粒子と平均粒径0.15μmのシリカ粒子とに変更し、かつそれらの含有量をそれぞれ0.02重量%と0.2重量%に変更した以外は、芳香族ポリエステル(B−1)と同様な操作を繰り返して、芳香族ポリエステル(B−2)製造した。
そして、このようにして得られた芳香族ポリエステル(A−2)をフィルム層A用に、また芳香族ポリエステル(B−2)をフィルム層B用とし、それぞれ別の押し出し機に供給して290℃で厚み比が1:1となるようダイ内で積層し、溶融状態で回転中の温度50℃の冷却ドラム上にシート状に押し出し未延伸積層フィルムとした以外は、実施例1と同様な操作を繰り返して、二軸配向積層ポリエステルフィルムを得た。
得られた二軸配向積層ポリエステルフィルムの特性を表1に示す。
芳香族ポリエステル(A−1)の不活性粒子を、平均粒径0.05μmのシリカ粒子0.3重量%に変更したものを、フィルム層A用の芳香族ポリエステル(A−3)として、また芳香族ポリエステル(B−1)の不活性粒子を、平均粒径0.2μmのシリカ粒子0.2重量%と、平均粒径0.05μmのシリカ粒子0.3重量%に変更したものをフィルム層B用の芳香族ポリエステル(B−3)として得た以外、実施例1と同様にして、芳香族ポリエステル(A−3)および芳香族ポリエステル(B−3)を同様にして得た。
このようにして得られた芳香族ポリエステル(A−3)と(B−3)とを、それぞれ別の押し出し機に供給して290℃で厚み比が1:4となるようダイ内で積層し、溶融状態で回転中の温度50℃の冷却ドラム上にシート状に押し出し未延伸積層フィルムとした以外は、実施例1と同様な操作を繰り返して、二軸配向積層ポリエステルフィルムを得た。
得られた二軸配向積層ポリエステルフィルムの特性を表1に示す。
芳香族ポリエステル(A−1)の不活性粒子を、平均粒径(一次粒子径)0.06μmのアルミナ粒子0.2重量%に変更したものを、フィルム層A用の芳香族ポリエステル(A−4)として、また芳香族ポリエステル(B−1)の不活性粒子を、平均粒径0.3μmの架橋ポリスチレン粒子0.15重量%と、平均粒径(一次粒子径)0.06μmのアルミナ粒子0.2重量%に変更したものをフィルム層B用の芳香族ポリエステル(B−4)として得た以外、実施例1と同様にして、芳香族ポリエステル(A−4)および芳香族ポリエステル(B−4)を得た。このようにして得られた芳香族ポリエステル(A−4)と(B−4)とを、それぞれ別の押し出し機に供給して290℃で厚み比が1:2となるようダイ内で積層し、溶融状態で回転中の温度50℃の冷却ドラム上にシート状に押し出し未延伸積層フィルムとした以外は、実施例1と同様な操作を繰り返して、二軸配向積層ポリエステルフィルムを得た。
得られた二軸配向積層ポリエステルフィルムの特性を表1に示す。
2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル、6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸そしてエチレングリコールとを、チタンテトラブトキシドの存在下でエステル化反応およびエステル交換反応を行い、さらに引き続いて重縮合反応を行って、固有粘度0.72dl/gで、酸成分の94モル%が2,6−ナフタレンジカルボン酸成分、酸成分の6モル%が6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分、グリコール成分の99モル%がエチレングリコール成分、1モル%がジエチレングリコール成分であるフィルム層A用の芳香族ポリエステル(A−5)を得た。なお、芳香族ポリエステル(A−5)には、重縮合反応前に得られる樹脂組成物の重量を基準として、平均粒径0.1μmのシリカ粒子を0.1重量%含有させた。この芳香族ポリエステル(A−5)の融点は255℃、ガラス転移温度は119℃であった。また、不活性粒子を平均粒径0.3μmのシリカ粒子を0.15重量%と、平均粒径0.1μmのシリカ粒子を0.1重量%に変更した以外は芳香族ポリエステル(A−5)と同様にして、フィルム層B用の芳香族ポリエステル(B−5)を得た。この芳香族ポリエステル(B−5)の融点は255℃、ガラス転移温度は119℃であった。
このようにして得られた芳香族ポリエステルを、実施例1と同様にして未延伸積層フィルムとし、製膜方向に沿って回転速度の異なる二組のローラー間で、上方よりIRヒーターにてフィルム表面温度が140℃になるように加熱して縦方向(製膜方向)の延伸を、延伸倍率5.3倍で行い、一軸延伸フィルムを得た。そして、この一軸延伸フィルムをステンターに導き、140℃で横方向(幅方向)に延伸倍率4.0倍で延伸し、その後200℃で10秒間熱固定処理を行い、厚さ5μmの二軸配向積層ポリエステルフィルムを得た。
得られた二軸配向積層ポリエステルフィルムの特性を表1に示す。
2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル、6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸そしてエチレングリコールとを、チタンテトラブトキシドの存在下でエステル化反応およびエステル交換反応を行い、さらに引き続いて重縮合反応を行って、固有粘度0.77dl/gで、酸成分の80モル%が2,6−ナフタレンジカルボン酸成分、酸成分の20モル%が6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分、グリコール成分の99モル%がエチレングリコール成分、1モル%がジエチレングリコール成分であるフィルム層A用の芳香族ポリエステル(A−6)を得た。なお、芳香族ポリエステル(A−6)には、重縮合反応前に得られる樹脂組成物の重量を基準として、平均粒径0.1μmのシリカ粒子を0.1重量%含有させた。この芳香族ポリエステル(A−6)の融点は252℃、ガラス転移温度は116℃であった。また、不活性粒子を、平均粒径0.3μmのシリカ粒子を0.15重量%と、平均粒径0.1μmのシリカ粒子を0.1重量%に変更した以外は芳香族ポリエステル(A−6)と同様にして、フィルム層B用の芳香族ポリエステル(B−6)を得た。この芳香族ポリエステル(B−6)の融点は252℃、ガラス転移温度は116℃であった。
このようにして得られた芳香族ポリエステルを、実施例1と同様にして積層未延伸フィルムとし、製膜方向に沿って回転速度の異なる二組のローラー間で、上方よりIRヒーターにてフィルム表面温度が135℃になるように加熱して縦方向(製膜方向)の延伸を、延伸倍率5.5倍で行い、一軸延伸フィルムを得た。そして、この一軸延伸フィルムをステンターに導き、140℃で横方向(幅方向)に延伸倍率4.3倍で延伸し、その後210℃で10秒間熱固定処理を行い、未延伸フィルムの厚みを調整して厚さ5μmの二軸配向積層ポリエステルフィルムを得た。
得られた二軸配向積層ポリエステルフィルムの特性を表1に示す。
2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル、6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸そしてエチレングリコールとを、チタンテトラブトキシドの存在下でエステル化反応およびエステル交換反応を行い、さらに引き続いて重縮合反応を行って、固有粘度0.77dl/gで、酸成分の65モル%が2,6−ナフタレンジカルボン酸成分、酸成分の35モル%が6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分、グリコール成分の98モル%がエチレングリコール成分、2モル%がジエチレングリコール成分であるフィルム層A用の芳香族ポリエステル(A−7)を得た。なお、芳香族ポリエステル(A−7)には、重縮合反応前に得られる樹脂組成物の重量を基準として、平均粒径0.1μmのシリカ粒子を0.1重量%含有させた。この芳香族ポリエステル(A−7)の融点は247℃、ガラス転移温度は116℃であった。また、不活性粒子を、平均粒径0.3μmのシリカ粒子を0.15重量%と、平均粒径0.1μmのシリカ粒子を0.1重量%に変更した以外は芳香族ポリエステル(A−7)と同様にして、フィルム層B用の芳香族ポリエステル(B−7)を得た。この芳香族ポリエステル(B−7)の融点は247℃、ガラス転移温度は116℃であった。
このようにして得られた芳香族ポリエステルを、押し出し機に供給して290℃でダイから溶融状態で回転中の温度50℃の冷却ドラム上にシート状に押し出し未延伸フィルムとした。そして、製膜方向に沿って回転速度の異なる二組のローラー間で、上方よりIRヒーターにてフィルム表面温度が140℃になるように加熱して縦方向(製膜方向)の延伸を、延伸倍率5.5倍で行い、一軸延伸フィルムを得た。そして、この一軸延伸フィルムをステンターに導き、140℃で横方向(幅方向)に延伸倍率6.0倍で延伸し、その後210℃で10秒間熱固定処理を行い、未延伸フィルムの厚みを調整して厚さ5μmの二軸配向積層ポリエステルフィルムを得た。
得られた二軸配向積層ポリエステルフィルムの特性を表1に示す。
テレフタル酸ジメチル、6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸そしてエチレングリコールとを、チタンテトラブトキシドの存在下でエステル化反応およびエステル交換反応を行い、さらに引き続いて重縮合反応を行って、固有粘度0.73dl/gで、酸成分の65モル%がテレフタル酸成分、酸成分の35モル%が6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分、グリコール成分の98.5モル%がエチレングリコール成分、1.5モル%がジエチレングリコール成分であるフィルム層A用の芳香族ポリエステル(A−8)を得た。なお、芳香族ポリエステル(A−8)には、重縮合反応前に得られる樹脂組成物の重量を基準として、平均粒径0.1μmのシリカ粒子を0.1重量%含有させた。この芳香族ポリエステル(A−8)の融点は233℃、ガラス転移温度は91℃であった。また、不活性粒子を、平均粒径0.3μmのシリカ粒子を0.15重量%と、平均粒径0.1μmのシリカ粒子を0.1重量%に変更した以外は芳香族ポリエステル(A−8)と同様にして、同様にして、フィルム層B用の芳香族ポリエステル(B−8)を得た。この芳香族ポリエステル(B−8)の融点は233℃、ガラス転移温度は91℃であった。
このようにして得られた芳香族ポリエステルを、実施例1と同様にして積層未延伸フィルムとし、、製膜方向に沿って回転速度の異なる二組のローラー間で、上方よりIRヒーターにてフィルム表面温度が110℃になるように加熱して縦方向(製膜方向)の延伸を、延伸倍率5.0倍で行い、一軸延伸フィルムを得た。そして、この一軸延伸フィルムをステンターに導き、120℃で横方向(幅方向)に延伸倍率6.0倍で延伸し、その後210℃で3秒間熱固定処理を行い、未延伸フィルムの厚みを調整して厚さ5μmの二軸配向積層ポリエステルフィルムを得た。
得られた二軸配向積層ポリエステルフィルムの特性を表1に示す。
テレフタル酸ジメチル、6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸そしてエチレングリコールとを、チタンテトラブトキシドの存在下でエステル化反応およびエステル交換反応を行い、さらに引き続いて重縮合反応を行って、固有粘度0.68dl/gで、酸成分の80モル%がテレフタル酸成分、酸成分の20モル%が6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分、グリコール成分の98モル%がエチレングリコール成分、2モル%がジエチレングリコール成分であるフィルム層A用の芳香族ポリエステル(A−9)を得た。なお、芳香族ポリエステル(A−9)には、重縮合反応前に得られる樹脂組成物の重量を基準として、平均粒径0.1μmのシリカ粒子を0.1重量%含有させた。この芳香族ポリエステル(A−9)の融点は230℃、ガラス転移温度は85℃であった。また、不活性粒子を平均粒径0.3μmのシリカ粒子を0.15重量%と、平均粒径0.1μmのシリカ粒子を0.1重量%に変更した以外は芳香族ポリエステル(A−9)と同様にして、フィルム層B用の芳香族ポリエステル(B−9)を得た。この芳香族ポリエステル(B−9)の融点は230℃、ガラス転移温度は85℃であった。
このようにして得られた芳香族ポリエステルを、実施例1と同様にして積層未延伸フィルムとした。そして、製膜方向に沿って回転速度の異なる二組のローラー間で、上方よりIRヒーターにてフィルム表面温度が105℃になるように加熱して縦方向(製膜方向)の延伸を、延伸倍率5.0倍で行い、一軸延伸フィルムを得た。そして、この一軸延伸フィルムをステンターに導き、115℃で横方向(幅方向)に延伸倍率5.2倍で延伸し、その後210℃で3秒間熱固定処理を行い、未延伸フィルムの厚みを調整して厚さ5mの二軸配向積層ポリエステルフィルムを得た。
得られた二軸配向積層ポリエステルフィルムの特性を表1に示す。
2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル、6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸そしてエチレングリコールとを、チタンテトラブトキシドの存在下でエステル化反応およびエステル交換反応を行い、さらに引き続いて重縮合反応を行って、固有粘度0.70dl/gで、酸成分の70モル%が2,6−ナフタレンジカルボン酸成分、酸成分の30モル%が6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分、グリコール成分の98モル%がエチレングリコール成分、2モル%がジエチレングリコール成分であるフィルム層A用の芳香族ポリエステル(A−10)を得た。なお、芳香族ポリエステル(A−10)には、重縮合反応前に得られる樹脂組成物の重量を基準として、平均粒径0.1μmのシリカ粒子を0.1重量%含有させた。この芳香族ポリエステル(A−10)の融点は268℃、ガラス転移温度は101℃であった。また、不活性粒子を平均粒径0.3μmのシリカ粒子を0.15重量%と、平均粒径0.1μmのシリカ粒子を0.1重量%に変更した以外は芳香族ポリエステル(A−10)と同様にして、フィルム層B用の芳香族ポリエステル(B−10)を得た。この芳香族ポリエステル(B−10)の融点は268℃、ガラス転移温度は101℃であった。
このようにして得られた芳香族ポリエステルを、押し出し機に供給して300℃でダイから溶融状態で回転中の温度50℃の冷却ドラム上にシート状に押し出し未延伸フィルムとした。そして、製膜方向に沿って回転速度の異なる二組のローラー間で、上方よりIRヒーターにてフィルム表面温度が135℃になるように加熱して縦方向(製膜方向)の延伸を、延伸倍率3.0倍で行い、一軸延伸フィルムを得た。そして、この一軸延伸フィルムをステンターに導き、140℃で横方向(幅方向)に延伸倍率3.8倍で延伸し、その後200℃で10秒間熱固定処理を行い、未延伸フィルムの厚みを調整して厚さ5μmの二軸配向積層ポリエステルフィルムを得た。
得られた二軸配向積層ポリエステルフィルムの特性を表1に示す。
フィルム層Aとフィルム層Bの厚み比(A:B)を2:1に変更した以外は、実施例1と同様に行い、二軸配向積層ポリエステルフィルムを得た。
得られた二軸配向積層ポリエステルフィルムの特性を表1に示す。
2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル、6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸そしてエチレングリコールとを、チタンテトラブトキシドの存在下でエステル化反応およびエステル交換反応を行い、さらに引き続いて重縮合反応を行って、固有粘度0.66dl/gで、酸成分の73モル%が2,6−ナフタレンジカルボン酸成分、酸成分の27モル%が6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分、グリコール成分の98モル%がエチレングリコール成分、グリコール成分の2モル%がジエチレングリコール成分であるフィルム単層用の芳香族ポリエステル(A−11)を得た。なお、芳香族ポリエステル(A−11)には、重縮合反応前に得られる樹脂組成物の重量を基準として、平均粒径0.3μmのシリカ粒子を0.15重量%含有させた。この芳香族ポリエステル(A−11)の融点は240℃、ガラス転移温度は117℃であった。
このようにして得られた芳香族ポリエステルを、溶融状態で回転中の温度50℃の冷却ドラム上にシート状に押し出し未延伸(単層)フィルムとした以外は、実施例1と同様な操作を繰り返して、二軸配向ポリエステルフィルムを得た。
得られた二軸配向ポリエステルフィルムの特性を表1に示す。
2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル、6,6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸そしてエチレングリコールとを、チタンテトラブトキシドの存在下でエステル化反応およびエステル交換反応を行い、さらに引き続いて重縮合反応を行って、固有粘度0.66dl/gで、酸成分の73モル%が2,6−ナフタレンジカルボン酸成分、酸成分の27モル%が6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分、グリコール成分の98モル%がエチレングリコール成分、2モル%がジエチレングリコール成分であるフィルム単層用の芳香族ポリエステル(A−12)を得た。なお、芳香族ポリエステル(A−12)には、重縮合反応前に得られる樹脂組成物の重量を基準として、平均粒径0.1μmのシリカ粒子を0.1重量%含有させた。この芳香族ポリエステル(A−12)の融点は240℃、ガラス転移温度は117℃であった。
このようにして得られた芳香族ポリエステルを、溶融状態で回転中の温度50℃の冷却ドラム上にシート状に押し出し未延伸(単層)フィルムとした以外は、実施例1と同様な操作を繰り返して、二軸配向ポリエステルフィルムを得た。
得られた二軸配向ポリエステルフィルムの特性を表1に示す。
2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチルとエチレングリコールとを、チタンテトラブトキシドの存在下でエステル化反応およびエステル交換反応を行い、さらに引き続いて重縮合反応を行って、固有粘度0.62dl/gで、グリコール成分の1.5モル%がジエチレングリコール成分であるフィルム層A用のポリエチレン−2,6−ナフタレート(A−13)を得た。なお、ポリエチレン−2,6−ナフタレート(A−13)には、重縮合反応前に得られる樹脂組成物の重量を基準として、平均粒径0.1μmのシリカ粒子を0.1重量%含有させた。また、不活性粒子を平均粒径0.3μmのシリカ粒子を0.15重量%と、平均粒径0.1μmのシリカ粒子を0.1重量%に変更した以外は同様にして、フィルム層B用のポリエチレン−2,6−ナフタレート(B−11)を得た。これらのポリエチレン−2,6−ナフタレート(A−13)と(B−11)の融点は270℃、ガラス転移温度は120℃であった。
そして、実施例1と同様にして未延伸積層フィルムとした。そして、製膜方向に沿って回転速度の異なる二組のローラー間で、上方よりIRヒーターにてフィルム表面温度が140℃になるように加熱して縦方向(製膜方向)の延伸を、延伸倍率3.0倍で行い、一軸延伸フィルムを得た。そして、この一軸延伸フィルムをステンターに導き、140℃で横方向(幅方向)に延伸倍率4.3倍で延伸し、その後200℃で10秒間熱固定処理を行い、厚さ5μmの二軸配向積層ポリエステルフィルムを得た。
得られた二軸配向積層ポリエステルフィルムの特性を表1に示す。
比較例3において、製膜方向の延伸温度を140℃に、製膜方向の延伸倍率を4.0倍に、幅方向の延伸温度を140℃に、幅方向の延伸倍率を4.0倍に、熱固定処理温度を200℃に、そして未延伸フィルムの厚みを変更するほかは同様な操作を繰り返して厚さ5μmの二軸配向積層ポリエステルフィルムを得た。
得られた二軸配向積層ポリエステルフィルムの特性を表1に示す。
比較例3において、製膜方向の延伸温度を140℃に、製膜方向の延伸倍率を4.5倍に、幅方向の延伸温度を140℃に、幅方向の延伸倍率を3.4倍に、熱固定処理温度を200℃に、そして未延伸フィルムの厚みを変更するほかは同様な操作を繰り返して厚さ5μmの二軸配向積層ポリエステルフィルムを得た。
得られた二軸配向積層ポリエステルフィルムの特性を表1に示す。
参考例として、特許文献3の実施例1に記載されたヤング率、温度膨張係数そして湿度膨張係数の結果を、表1に示す。
Claims (5)
- フィルム層Aの表面粗さ(RaA)が1.0〜7.0nmの範囲で、フィルム層Bの表面粗さ(RaB)が5.0〜15.0nmの範囲にある請求項1記載の二軸配向積層ポリエステルフィルム。
- フィルム層Bは、その厚みが、積層フィルム全体の厚みに対して、50〜90%の範囲にあり、かつ芳香族ジカルボン酸成分とグリコール成分との芳香族ポリエステルからなり、芳香族ジカルボン酸成分の5モル%以上50モル%未満が、前記式(I)で表される6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分である請求項1または2に記載の二軸配向積層ポリエステルフィルム。
- フィルム層AおよびBが、ともに芳香族ジカルボン酸成分とグリコール成分との芳香族ポリエステルからなり、芳香族ジカルボン酸成分の5モル%以上50モル%未満が、前記式(I)で表される6,6’−(アルキレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分である請求項1〜3のいずれかに記載の二軸配向積層ポリエステルフィルム。
- 二軸配向積層ポリエステルフィルムが、磁気記録媒体のベースフィルムに用いられる請求項1〜4のいずれかに記載の二軸配向積層ポリエステルフィルム。
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