JPS61145724A - 磁気記録フレキシブルデイスク - Google Patents

磁気記録フレキシブルデイスク

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JPS61145724A
JPS61145724A JP26624284A JP26624284A JPS61145724A JP S61145724 A JPS61145724 A JP S61145724A JP 26624284 A JP26624284 A JP 26624284A JP 26624284 A JP26624284 A JP 26624284A JP S61145724 A JPS61145724 A JP S61145724A
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JP
Japan
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expansion coefficient
humidity
temperature
maximum
acid
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Pending
Application number
JP26624284A
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English (en)
Inventor
Hiroo Inada
稲田 博夫
Hiroyuki Umetani
梅谷 博之
Shunichi Matsumura
俊一 松村
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1支術分野 本発明はトラッキングミスを回避できる新規な磁気記録
フレキシブルディスクに関する。
更に詳しくは、高いトラック密度記録の可能な磁気記録
7レキシプルデイスクに関する。
従来技術 磁気フレキシブルディスク記録再生装置自体に温度変化
を抑制する機講やトラック検出の特別な回路(トランク
サーボ等)を設けることによって、トラッキングミスを
防止することが従来から知られている。もつとも、これ
らの手段では記録再生3!置が複雑となるので汎用的で
はない、実際的には熱膨張率及び湿度膨張率の可能な限
り小さい基材フィルムや磁気材料を用いて磁気フレキシ
ブルディスクをつくることによってトラッキングミスを
防止する手段が採られている。
しかしながら、この様な磁気フレキシプルディスクでも
、高温(40℃)及び/又は高温(約80%RH)で使
用すると、トラッキングミスが発生する。特に低温(x
OC程度)または低湿(20%RH程度)の条件下で記
録した磁気7レキシプルデイスクは、高温(40℃程度
)または高い湿度(60〜804RHa度)雰囲気のも
とで再生するとトラッキングミスが発生するという欠点
があった。
このトラッキングミスによって、出力エンベロープの低
下が起り、S/N比が悪くなるという問題は未だ未解決
である。
発明の目的 本発明の目的は、使用可能な雰囲気条件温度、湿度範囲
を拡大し、高温・高湿の条件でもトラックミスが発生し
ない様に改良し、かつ高い引裂強度を有する磁気記録フ
レキシブルディスクを提供することにある。
本発明者は、上記の欠点を解消するため研究を重ねた結
果す7タレン環を含む特定構造の芳香族ポリエステルを
用いて二軸配向フィルムとし、特に核二軸配向フィルム
の温度膨張率及び湿度膨張率を特定範囲に調斃すること
によって得られる寸法安定性の高いフィルムを基材とし
て用いて磁気記録フレキシブルディスクをつくるならば
トラッキングミスの発生を回避できるのみならず、磁気
記録の高密度化、就中、トラック密度の向上も可能にな
ることを見出した。
発明の構成 本発明の目的は、本発明によれば、6.6’ −(エチ
レンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸を主とする酸成分と
エチレングリコール及び/又は1,4−シクロベキサン
ジメタツールを主とするジオール成分のエステル巣位か
ら実質的になる芳香族ポリエステルの二軸配向フィルム
、特に面方向における最大の湿度膨張率が10〜35(
XIO−優/℃)、最大の湿度膨張率が0〜8.0 (
X l O−’/%RH)、最大と最小との温度膨張率
の差が0〜6.0 (Xl0−’/℃)、かつ最大と最
小と湿度膨張率の差が0〜4.0 (X I Q−“/
%RH)である二軸配向フィルムを基材とし、この上に
磁性層を設けてなる磁気記録7レキシプルデイスクによ
って達成される。
本発明における6、6’−(エチレンジオキシ)ジ−2
−ナフトエ酸は下記構造式Iで示される芳香族ジカルボ
ン酸である。
・・・・・・・・・I 上記6.6’−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ
酸はその一部を他の二官能性カルボン酸で置換すること
ができる。この他の二官能性カルボン酸としては下記構
造式■、■で示されるカルボン酸をあげることができる
HOOC−R↓−COOH・・・・−・・・・・・・・
・・■HOOC−R”−OR・・・・・川・・・・・・
・■(香族基又は側車族基である。     〕上記R
1としては例えば炭素数2〜10のフルキレン;置換基
(例えば低級アルキル、)−ロゲン等)で#置換されて
いてもよい7エ二レン、す7タレン、ジフェニレン;炭
i数6〜12のシクロアルキレン等をあげることができ
、またR雪としては例えば上記R1と同じもあげること
ができる。更に具体的にはテレフタル酸、イソフタル酸
、2,6−す7タレンジカルボン酸、4.4’−ジフェ
ニルジカルボン酸。
オキシ安息香酸、オキシカブジン酸、セパチン酸、シク
ロヘキサンジカルボン酸等を例示できる。
かかる他の二官能性カルボン酸は、全酸成分当り50モ
ルチ未満、更には30モルチ未満、特に20モルチ未満
であることが好ましい。更に本発明におけるジオール成
分は二手レンゲリコール及び/又は1.4−シフ−ヘキ
サンジメチロールを主とするジオール成分であるが、そ
の一部を他のジオール成分で置換することも出来る。か
(る他のジオールとしては炭素数3〜12の脂肪族、脂
環族及び芳香族ジオールがあげられ、具体的にはプロピ
レングリコール、トリメチレングリコール。
テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール
、オクタメ牛レンゲリコール、ネオペンチレンゲリコー
ル、l、4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン
、4.4’−ジフェニルスルホン、4.4’−ジフェニ
ルエーテル。
2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フaパン等を
例示することが出来る。
かかる他のジオールは、全ジオール成分当り50モルチ
未満、更には30JE:ルチ未満、特に20モル多未満
であることが好ましい。
本発明において芳香族ポリエステルは上記の酸成分とジ
オール成分のエステルより実質的になるが、6.6’−
(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸とエチレング
リコール及び/又は1.4−シクロヘキサンジメチロー
ルとのエステル単位が全繰返し琳位の50%以上、更に
は70チ以上、特に80%以上であることが好ましい。
この芳香族ポリエステルは、開存粘度0.4以上、更に
は0.5以上であることが好ましい。
本発明の芳香族ポリエステルは、従来公知のポリエステ
ルの重縮合方法に準じて弊漬することが出来るが、好ま
しい方法としては6.6’−(エチレンジオキシ)ジ−
2−ナフトエ酸及び/又はそのエステル形成性誘導体と
エチレングリコール及び/又は1,4−シクロヘキサフ
ジメチ1−ルとを、場合によっては更に他種酸成分とな
゛るジカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸及び/又はこ
れらのエステル形成性誘導体や他、種ジオール成分とな
るジヒドロキシ化合物等を用いて、好ましくは触媒の存
在下で反応させる方法があげられる。
前記カルボン酸のエステル形成性誘導体としてはメチル
、エチル、ブーピル等の低級アルキルエステル、フェニ
ル等の7リールエステル等が例示される。ジオールは全
酸成分に対し1.1〜3モル倍用いることが好ましい。
また触媒としては例えばナトリウム、カリウアルミニウ
ム、コバルト、鉛、ニッケル、チタニウム、マンガン、
アンチモン等の単体。
酸化物、水素化物、水酸化物、ハジゲン化物。
無機及び有機酸塩類、錯塩、複塩、アルフラートウフェ
ノラート等をあげることができ、これらは二種以上併用
してもよい。特にアンチモン化合物、ゲルマニウム化合
物、チタニウム化合物等が重縮合触媒として好ましく用
いられる。かかる触媒量はポリマーに対し0.005〜
0.5モルチ程度が好ましい。好ましい重合温度は得ら
れるポリマーの融点以上350℃以下、より好ましくは
融点+5℃以上330℃以下であるが、特に高重合度の
ものを得たい場合には溶融重合法によって得た比較的低
重合度のポリマーを粉粒化し、減圧下及び/又は不活性
ガス気流下ポリマーの融点より低い温度に加熱して重合
度を高める、いわゆる固相重合法も採用出来る。
芳香族ポリエステルには、ポリマーが実質的に線状であ
る範囲内で、例えば安息香酸。
ベンゾイル安息香酸味のエステル形成性官能基を1個有
する化合物;グリセリン、ペンタエ リ ス リ  ト
 − ル 、  ト リ メ リ ッ ト 酉!、  
ピ p メ リット酸等のエステル形成性官能基な3個
以上有する化合物の残基を含有せしめてよく、この様な
芳香族ポリエステルは前記カルボン酸。
ヒドロキシ化合物及び/又はそのエステル形成性誘導体
を前記ポリエステルt4合反応系に添加反応させること
によって得ることが出来る。
本発明における二軸配向フィルムは、基本的には従来か
ら蓄積された製膜方法で製造できる。例えば乾燥ポリエ
ステルを溶融押出し、キヤステングトラム上で冷却して
未延伸フィルムを得、更に該未延伸フィルムを逐次また
は同時二軸延伸し、ヒートセットする方法で型造するこ
とができる。更に具体的な条件は次の通りである。
ポリマーの乾燥は170℃、3時間前後が適当であるが
、これに限定されるものでないっこの鴎にして乾燥され
たポリエステルをポリマーの融点(Tm:℃)以上、3
50℃以下より好ましくは330℃以下の温度で溶融し
、フィルム成形用ダイかう押出し、続いてポリマーのガ
ラス転移温度(Tg:℃)以下の温度に保つ回転ドラム
上に接触させて急冷させることが好ましい。延伸は(T
g−10)1:〜(Tg−+−5o)℃程度の温度で、
面積倍ぶにして2倍以上、更には5倍以上、特に8倍以
上になるように行なうことが好ましい、延伸方法は、逐
次でも同時でもよい。延伸したフィルムは延伸温度〜(
Tm−10)’Cの温度で延伸乃至熱処理することが好
ましい、か(る方法によって本発明の二軸配向フィルム
を得ることができる。しかし、本発明における二軸配向
フィルムは、この様な方法で得られたもののみには限ら
れない。本発明の二軸配向フィルムは、通常25〜12
5μ、更には50〜100μ程度の範囲から選ばれる。
もつとも、この厚さの範囲に限定されるものではない。
本発明における二軸配向フィルムは、フィルムの面方向
の畷大の温度膨張率差コール35(XIO−“7℃)、
好ましくは15〜30(x 10−’/C) + Jl
大の湿度膨張率がO〜8.0 (X 10−’%/RH
)、好ましくは3〜7.0 (X 10−′%/RH)
であり、しかも最大と最小との温度膨張°率の差が0〜
6.0 (X10−・7℃);また最大と最小との湿度
膨張率の差が0〜4.0 (X 10”’/%RH)、
好ましくは0〜3.0 (X 10−・/%RH)であ
る。フィルム基材の温度俸湿度膨張率がこの範囲にある
と、フレキシブルディスクのトラッキングミスを著しく
減少ないし防止でき、広い温度。
湿度d囲での使用が可能になる。温度又は湿度膨張率が
上記に規定した範囲を超えると、磁気記録7レキシプル
デイスクに記録した雰囲気と異なった温度で再生した場
合に、磁気ヘッドと記録トラックがずれてトラッキング
ミスな発生することが多くなる。この結果、出力が変化
して、ドロップアウトを生ずる。
現状技術では磁気記録フレキシブルディスクとして最も
一般的に用いられているポリエチレンテンフタレート系
ポリエステルフィルムでは盪犬の温度膨張率は約17 
X 10”7℃。
1晶度膨張塞の最大と最小の差は8XIF/℃8度で、
温度膨張耶の面では記録再生装置の温度膨張率とほぼ一
致するものの、面内方向における温度膨張率差によるト
ランクずれを完全に防止することはできない。また湿度
膨張率については約11 X 10”’/%RH程度と
かなり大きく、湿度変化に対応したトラックずれは記録
再生装置の湿度膨張率が0とみなせるのでかなり大きな
ものとなる。一方、本発明の二軸配向ポリエステルフィ
ルムは一般的に用いられているポリエチレンテレフタレ
ート系ポリエステルよりなる二軸配向フィルムよりも温
度膨張及び温度膨張に伴うトラックずれが小さく、かつ
温度膨張率の最大値と最小値との差、湿度膨張率の最大
値と最小値との差が小さいので、トラックずれを更に小
さく抑えることができ、広い温度・湿度範囲の雰囲気で
の使用に全(支薫がない。
本発明の磁気記録フレキシブルディスクは、磁性層と上
述の基材フィルムとによって構成されている。磁性層は
磁性粉体或は金属よりなる。本発明における強磁性粉体
又は金属としては、例えばγ−F≧*0@ 、 Co含
有のr−Fe*Os 、Fss04 、Co含有のFe
、04+ Cry、 、 Co −Ni−P合金+ C
o  Ni  Fe合金、Co−Cr合金、Co−Ni
合金、バリウムフェライト等の強磁性体を例示できる。
磁性粉体は通常バインダーと共に使用される。このバイ
ンダーとしては、例えば公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性
樹脂1反応型樹脂又はこれらの混合物が繰げられる。具
体的には、例えば塙化ビニ嘩ル・酢酸ビニル共重合体、
塩化ビニル・塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル・ア
クリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル・アクリ
ロニトロル共重合体、アクリル酸エステル・環化ビニリ
デン共重合体、アクリル酸エステル・スチレン共重合体
、メタクリル酸エステル・アク!jE二)リル共重合体
、メタクリル酸エステル・塩仏ビニリデン共重合体。
メタクリル酸エステルスチレン共重合体、ウレタンエラ
ストマー、ポリフッ化ビニル、塩化ビニリデン・アクリ
ロニトリル共重合体、ブタジェン・アクリロトリル共重
合体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロ
ース誘導体(セルロースアセテートブチレート。
セルp−スダイアセテート、セル一一ストリアセテート
、セルーースプロピオ$−)、ニトロセルロース等)、
スチレン・ブタジェン共重合体、ポリエステル樹脂、ク
ロロビニルエーテル・アクリル虐エステル共重合体、ア
ミノ樹脂、各種の合成ゴム系の熱可塑性樹脂およびこれ
らの混合物等が使用できる。
基材(二軸配向フィルム)上への前記の磁性層を塗布す
る方法としては、例えばエアードクターコート、ブレー
ドコート、エアナイフコート、スクイズフート、含浸コ
ート、リバースー−ルコート、トランスファーロールフ
ート、グラビアフート、キスコート、キャストコート、
スプレィコート等が利用できる。
磁性層は0.1〜20μの厚さに塗布することが好まし
い。塗布後には表面平滑処理例えばカレンダーロール処
理を施して表面を平滑化することが好ましい。
発明の効果 本発明の磁気記録フレキシブルディスクは、特定のポリ
エステル、即ち6.6’=(エチレンジオキシ)ジ−2
−ナフトエ酸な主とする酸成分とエチレングリフール及
び/又は1,4−シクロヘキサンジメチロールを主とす
るジオール成分とのエステル単位から実質的になり、面
方向にバランスするように二軸延伸を施したものを基材
とし、この基材の表面に磁性層を設けたものである。基
材フィルムが、高い引裂強度と所定の温度膨張率及び温
度膨張率とを備え、磁気ディスクとしてトラック密度を
高めてもトラッキングミスが生じないので、高密度記録
が可能となる利点を備えている。
更に、この磁気ディスクは、記録と再生との温度・湿度
条件が相違し文もトラッキングミスがないという利点も
備えている。従って、本発明のフレキシブルディスクは
、雰囲気の変イヒに耐えられる、適用範囲の広いもので
ある。
実施例 以下、実施例をあげて本発明を説明する。
なお固有粘度はp−りapフェノール/テトラクロルエ
タン(40,/60重景比)の混合溶媒を用い35℃で
測定して求め、またガラス転移温度、融点はDSCによ
り昇温速度20℃/分で測定した。また温度及び湿度膨
張率は次に示す方法で測定した。
(1)  温度膨張率 日本自動制御社製の定荷重伸び試験機 ITLZ型)を恒温恒湿槽内llCeき測定を行う。測
定サンプルは予め所定の条件(例えば70℃30分)で
熱処理を施し、このサンプルを試験機に取付は温度20
℃・湿度60%RH(相対湿度)と温度40℃・湿度6
04RHとの間での寸法変化を曹取ることによって温度
膨張率を測定する。このときの原サンプル長は、505
■、サンプル巾は1/4インチである。測定時に加える
加重は5 F/1/4インチ巾当りで一定とした。長い
サンプルが得られない場合は、真空理工社製熱機械分析
装RTM−3000を用い測定することもできる。温度
膨張率の最大値及び量小値の差をもとめる場合は、TM
−3000を用いる。サンプルの寸法は長さ15晴、巾
5麿であって、温度10℃・湿度θ%RHと温#′40
℃・相対湿度0%における寸法変化を読取ることによっ
て、温度膨張率の量大と最小との差を知ることができる
。両者の測定法によって得られた値は完全に一致するか
ら、いずれの測定法でもよい。
(2)  湿度膨張率 温度膨張率を求める場合と同様に日本自動制御社製の定
荷重伸び試験機を用い、温度40℃・相対湿度90%の
条件で予め処理を施したサンプルを取付け、温度20℃
・相対湿度30%と20部湿度70%RHの間における
寸法変化を読取ることによって湿度膨張率を求める。サ
ンプルが長くとれない場合は温度膨張測定時と同様に真
空理工社製の熱機械分析装置を恒温恒湿機に置き、前記
条件のもとで測定を行なった。この場合もいずれの方法
によって得られる値も完全に一致する。また例中の「部
」は「重量部」を意味する。
実施例1 精留塔付き反応器にジエチル6.6’−(エチレンジオ
キシ)ジ−2−ナフトニート(融点193c )−45
8部、エキレンゲリコール130部及びチタニウムテト
ラブトキシド0.1部を仕込み、200〜260℃に加
熱し反応により生ずるエタノールを系外に留去せしめた
。はy理論量のエタノールが留出してから反応物を攪拌
機、窒素ガス導入口及び留出口を備えた反応器に移し、
290℃で窒素ガス気流中常圧で30分反応させ、次い
で反応温度を310℃に昇温し、かつ系内を徐々に減圧
として15分後に絶対圧約0.2mJ(gとし、更に°
10分間反応せしめた。得られたポリエステルは溶融下
透明であるが、急冷しても結晶化し、固有粘度は0.6
3 、ガラス転移点は129℃、#1点は294℃であ
った。
次いで該ポリエステルを粉砕、乾燥したのち320℃に
て溶融し、0.5m間隔のTダイより押出し、約80℃
の回転ドラム上に密着させて急冷し、未延伸フィルムを
得た。次いでこのフィルムを140℃で縦方向に3.4
倍、横方向に3.7倍延伸し、更に260℃で30秒間
熱処理して厚み65μの二軸配向フィルムを得た。この
様にして得られた二軸配向フィルムは最大温度膨張率1
9 X 1 o−’/℃+最大と最小の温度膨張率差2
.5 X 10−’/℃、最大湿度膨張高6.0×10
1/%RH,最大と最小の湿度膨張率差1.5X 10
−’/%RHであった。この二軸配向フィルムに下記組
成の磁性塗布液を5μの厚さに塗布し、カレンダーロー
ル処理を施し、外径20crnで内径3.8αに切抜い
て得た。得られた磁気記録フレキシブルディスクは温度
、湿度変化によるトラッキングミスが少なかった。
磁性塗布液組成 ?”  Fe1on           200部塩
化ビニール−酢酸ビニル共重合樹脂 (UCCfiVAGH)         30部ポリ
ウレタン(日本ポリウレタン 工業製pp−ss)20部 イソシアネート化合物(日本ポリウレ タン工業製コロネートI(L)   40部カーボン(
平均サイズ0.5μf)  200部ジメチルシルキサ
ン        2部トルエン          
   70部メチルエチルケトン        70
部シクロヘキサノン         70部上記塗料
を充分に混合攪拌して塗布処理に供した。
実施例2 出口を備えた反応器、にジエチル6.6’−(エチレン
ジオキシ)ジ−2−ナフトニート(融点193℃)45
8部、1,4−シクロヘキサンジメタツール(トランス
/ミス(7/3 )混合物)288部及びチタニウムテ
トラブトキシド0.1部を仕込み、200〜260℃に
加熱し反応により生ずるエタノールを系外に留去せしめ
た。
はy理論量のエタノールが留出してから反応温度を29
0℃に上昇させ窒素ガス気流中常圧で30分反応させ、
次いで反応温度を300℃に昇温し、かつ系内な徐々に
減圧として15分後に絶対圧的0.2wmHgとし、更
に10分間反応せしめた。得られたポリエステルは溶融
下透明であり、固有粘度は0.75であった。またDS
Cにおける融点は285℃であった。
次いで該ポリエステルを粉砕、乾燥した後、300℃に
て溶融し、0.5 m間隔のTダイより押出し、約80
℃の回転ドラム上に密着させて急冷し未延伸フィルムを
得た。次にこのフィルムを140℃で縦方向に3.0倍
、145℃で横方向に3.2倍延伸し、更に定長下24
0℃で30秒間熱処理することKより厚さ75μの二軸
配向フィルムを得た。この様にして得た二軸配向フィル
ムの最大温度膨張率は22X10−6/1.最大と最小
の温度膨張率は3.OX 10−’/℃、最大湿度膨張
率は5.OX 10−’/%RH。
最大と最小の湿度膨張率差は1.OX 10−’/チR
Hであった。このフィルムを用いる以外は実施例1と同
様にしてフレキシブルディスクを得た。
このディスクは温度・湿度変化によるトラッキングミス
が少なかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、6,6′−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ
    酸を主とする酸成分とエチレングリコール及び/又は1
    ,4−シクロヘキサンジメチロールを主とするジオール
    成分のエステル単位から実質的になる芳香族ポリエステ
    ルの二軸配向フィルムを基材とし、この上に磁性層を設
    けてなる磁気記録フレキシブルディスク。 2、上記二軸配向フィルムは、該フィルムの面方向にお
    ける最大の温度膨張率が10〜35(×10^−^4/
    ℃)、最大の湿度膨張率が0〜8.0(×10^−^4
    /RH)、最大と最小との温度膨張率の差が0〜6.0
    (×10^−^4/℃)、及び最大と最小との湿度膨張
    率の差が0〜4.0(×10^−^4/%RH)である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気記録
    フレキシブルディスク。
JP26624284A 1984-12-19 1984-12-19 磁気記録フレキシブルデイスク Pending JPS61145724A (ja)

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