JP5074047B2 - 電子デバイス製造プロセス - Google Patents

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Description

本発明は、概して電子デバイス製造プロセスに関し、より詳細に述べれば、プリント・マスクを採用してプリント・マスクのフィーチャの幅(feature width)より細いフィーチャ(features narrower)を形成するための方法に関する。
ディジタル・リソグラフィは、フォトリソグラフィ・プロセス(photolithographic process)に関連付けされるコストを削減するべく設計された成熟しつつあるテクノロジであり、しばしばマイクロ電子デバイス、集積回路、および関連する構造体の製造に使用される。ディジタル・リソグラフィは、従来の製造プロセスに使用されている繊細かつ時間を要するリソグラフィ・プロセスに代えてパターン化された材料を基板上に直接堆積させる(deposit)。ディジタル・リソグラフィによって作られるプリント・パターンは、実際のデバイスのフィーチャ(すなわち、最終的なデバイスもしくは回路に組み込まれることになる、薄膜トランジスタのソース領域、ドレイン領域、およびゲート領域、信号線、光電子デバイス・コンポーネント等の素子または要素(element))を構成すること、もしくはその後に続く半導体プロセス(たとえば、エッチング、インプラント等)のためのマスクとすることができる。重要なことは、ディジタル・リソグラフィ・システムが、伝統的なリソグラフィ・システムとは異なり、レティクル(reticle)またはマスクの使用に関連付けされるコストならびに問題を回避することである。
通常、ディジタル・リソグラフィは、プリントヘッドと基板を互いに対して相対的に、単一軸(『プリント動程軸(print travel axis)』)に沿って移動することによってプリント材料を堆積させることを伴う。プリントヘッドおよび、特にそれらのプリントヘッドに組み込まれる放出器(ejector)の配列は、このプリント動程軸に沿った印刷のために最適化される。印刷はラスタ形式(raster fashion)で行われ、プリントヘッドは、プリントヘッド内の放出器(1または複数)による基板上へのプリント材料の個別の『小滴(droplets)』の繰り出し(dispense)に従って基板を横切る『プリント・パス(printing passes)』を構成する。通常、各プリント・パス内では基板に対してプリントヘッドが移動するが、プリント・パス内でプリントヘッドに対して基板を(たとえば、基板を移動ステージに固定して)移動させた場合にも同等の結果を得ることができる。各プリント・パスの最後(end)においては、新しいプリント・パスを開始する前に、プリントヘッド(または基板)がプリント動程軸に対して垂直のシフトを行う。プリント・パスは、所望のパターンが完全に基板上にプリントされるまでこの態様で続けられる。
一般にディジタル・リソグラフィ・システムによってプリントされる材料は、相変化材料、有機高分子の溶液、および溶媒またはキャリア内の所望の電子的特性を有する材料の懸濁液を含む。たとえば、特許文献1および特許文献2(それぞれ参照により援用される)は、マスキングのために相変化材料を基板上にプリントするためのシステムおよびプロセスをそれぞれ教示している。これらの参考文献によれば、ステアリルエルクアミド・ワックス等の適切な材料がインクジェット形式の圧電プリントヘッドの上に液相で維持され、ワックスの小滴が基板の上に形成される層上に所望のパターンで所望の位置に堆積するように、一滴一滴の小滴をベースに選択的に放出させる。小滴は液体形式でプリントヘッドを出るが、その層と突き当たった後に固化し、そのためこの材料は相変化であると言われる。
放出器から繰り出されたプリント材料の小滴は、濡れ作用(wetting action)により基板に付着し、その後その同じ位置での固化に移る。相変化材料のプリントの場合においては、加熱されて液化されたプリント小滴(printed droplet)が基板および/または環境に対してその熱エネルギを失い、固化が生じて固体形状に戻る。懸濁液の場合においては、基板を濡らした後に、ほとんどの場合懸濁していた材料を基板表面上に残してキャリアが蒸発するか、あるいはキャリアが固まるか硬化する。プリント材料および基板の温度状態ならびに物理的性質は、周囲の状態ならびにプリント材料の性質とともに堆積するプリント材料が液体から固体に変化するときの特定のレートを決定し、したがって固化後の堆積した材料の高さならびに輪郭(profile)を決定する。
2つの隣接する小滴が、一方または両方の小滴の固化に先行する時間内に基板に塗られると、それらの小滴が濡れて互いに合体し、単一の連続するプリントされたフィーチャを形成する。小滴材料の表面張力、放出時の小滴の温度、周囲温度、および基板の温度が、この小滴の合体、および基板表面上において合体した材料の横方向の広がりの程度をコントロールするための主要な属性である。これらの属性は、所望のフィーチャ・サイズが獲得されるように選択することができる。
しかしながらディジタル・リソグラフィの1つの欠点は、比較的大きな小滴サイズ、すなわち現在のところ20〜40μm(マイクロメートル)程度の直径であるが、それに起因してこのプロセスによって製造されるデバイスのフィーチャが比較的大きくなる傾向にあることである。たとえば、硬化時に直線のフィーチャを形成するように一連の相変化材料の小滴を半導体層上に堆積させ、その後その相変化材料によって覆われた部位を除く半導体層をエッチングすることによってトランジスタ用のチャンネルを形成することができる。チャンネルの長さは小滴の直径に直接関係し、この場合は最小で20〜40μmになる。しかしながら現在のマイクロ電子応用、光電子応用、バイオ電子応用、および類似の応用においては、デバイスのパフォーマンス要件から、たとえば5〜20μm程度といったはるかに小さいフィーチャ・サイズまたは加工寸法(feature size)が求められる。利用可能なプリント・システムが非常に正確な滴配置(drop placement)の能力を有することは知られているが、これまでは比較的大きな小滴サイズがディジタル・リソグラフィ・システムの応用範囲を制限していた。
米国特許第6,742,884号明細書 米国特許第6,872,320号明細書
本発明は、ディジタル・リソグラフィを採用し、しかもデバイスがこれまでディジタル・リソグラフィを用いて可能であったより小さいフィーチャ・サイズを有するマイクロ電子、光電子、バイオ電子、および類似のデバイスを製造するための方法を提供する。
本発明の構成は以下のとおりである。
(1)基板の上にフォトレジスト層を堆積させるステップと、前記フォトレジスト層を、前記フォトレジスト層の全体の溶解性を変更させるように露光するステップと、前記フォトレジスト層の上に相変化材料を堆積させるステップであって、前記相変化材料がプリントヘッドを備えるプリンティング・システムを使用して堆積し、前記プリントヘッドが液相中の前記相変化材料を放出するための少なくとも1つの放出器を含み、前記相変化材料が、プリント・パターンで堆積し、その結果、前記プリント・パターンが、前記相変化材料の液相から固相への変化に続いて残存する、ステップと、前記相変化材料のプリント・パターンの下にある領域内を除く前記フォトレジスト層と、前記相変化材料のプリント・パターンの下にある前記フォトレジスト層の全部ではなく一部と、を除去する、ステップと、を含み、その結果、前記基板の上にフォトレジストの微細なフィーチャであって、それらの幅が当初それらの上に置かれた前記相変化材料のその部分の幅より小さいフィーチャ、が形成される、構造体を形成する方法。
(2)構造体を形成する方法であって、基板の上に薄膜材料を堆積させるステップと、前記薄膜材料の上にフォトレジスト材料を堆積させる、第2のステップと、前記フォトレジスト材料を、前記フォトレジスト材料の全体の溶解性を変更させるように放射線に暴露するステップと、前記フォトレジスト材料の上に相変化材料を堆積させるステップであって、前記相変化材料がプリントヘッドを備えるプリンティング・システムを使用して堆積し、前記プリントヘッドが液相中の前記相変化材料を放出するための少なくとも1つの放出器を含み、前記相変化材料がプリント・パターンで堆積し、その結果、前記プリント・パターンが、前記相変化材料の液相から固相への変化に続いて残存する、ステップと、前記相変化材料のプリント・パターンの下にある領域内を除く前記フォトレジスト材料を現像し、かつ前記相変化材料のプリント・パターンの下にある前記フォトレジスト材料層の(全部ではなく)一部を、前記薄膜材料の上にフォトレジスト材料の微細なフィーチャが形成され、それらの幅がそれらの上に置かれた前記相変化材料のその部分の幅より小さくなるように現像する、ステップと、前記相変化材料を除去する、ステップと、前記フォトレジスト材料のフィーチャの下にある領域内を除く前記薄膜材料を除去する、ステップと、を含み、前記基板の上に薄膜材料の微細なフィーチャであって、それらの幅が当初それらの上に置かれた前記相変化材料のその部分の幅より小さいフィーチャ、が形成される、方法。
(3)構造体を形成する方法であって、基板の上にフォトレジスト材料を堆積させるステップと、前記フォトレジスト材料を、前記フォトレジスト材料の全体の溶解性を変更させるように放射線に暴露するステップと、前記フォトレジスト材料の上に相変化材料を堆積させるステップであって、前記相変化材料がプリントヘッドを備えるプリンティング・システムを使用して堆積され、前記プリントヘッドが液相中の前記相変化材料を放出するための少なくとも1つの放出器を含み、前記相変化材料がプリント・パターンで堆積され、その結果、前記プリント・パターンが、前記相変化材料の液相から固相への変化に続いて残存する、ステップと、前記相変化材料のプリント・パターンの下にある領域内を除く前記フォトレジスト材料を現像し、かつ前記相変化材料のプリント・パターンの下にある前記フォトレジスト材料層の(全部ではなく)一部を、前記基板の上にフォトレジスト材料の微細フィーチャが形成され、フィーチャの幅がフィーチャの上に置かれた前記相変化材料のフィーチャ部分の幅より小さくなるように現像する、ステップと、前記基板、フォトレジスト材料の微細フィーチャ、および相変化材料の上に薄膜材料を堆積させる、ステップと、前記相変化材料を除去する、ステップと、前記フォトレジスト材料の微細フィーチャを除去する、ステップと、を含み、前記相変化材料およびフォトレジスト材料の微細フィーチャの除去時にそれらの上に置かれた薄膜材料が同様に除去され、それらを除去した場所に堆積させた前記薄膜材料は同じ場所に残される、方法。
(4)基板の上に着色したフォトレジストを含むブラック・マトリクス材料を堆積させるステップと、前記ブラック・マトリクス材料を、前記ブラック・マトリクス材料の全体の溶解性を変更させるように光に暴露するステップと、前記ブラック・マトリクス材料の上に相変化材料を堆積させるステップであって、前記相変化材料がプリントヘッドを備えるプリンティング・システムを使用して堆積し、前記プリントヘッドが液相中の前記相変化材料を放出するための少なくとも1つの放出器を含み、前記相変化材料が境界付き開口を画定するプリント・パターンで堆積し、その結果、前記プリント・パターンが、前記相変化材料の液相から固相への変化に続いて残存する、ステップと、前記相変化材料のプリント・パターンの下にある領域内を除く前記ブラック・マトリクス材料を除去し、かつ前記相変化材料のプリント・パターンの下にある前記ブラック・マトリクス材料層の(全部ではなく)一部を、前記基板の上にブラック・マトリクス材料の境界付き構造が形成され、前記境界付き構造がブラック・マトリクス材料の要素によって形成され、ブラック・マトリクス材料の要素のそれぞれの幅がそれらの上に置かれた前記相変化材料のその部分の幅より小さくなるように除去する、ステップと、前記相変化材料を除去し、少なくとも前記ブラック・マトリクス材料の境界付き構造を残す、ステップと、を含む、構造体を形成する方法。
本発明に従ったプロセスは、好ましくは相変化材料を堆積させるディジタル・リソグラフィ・システムを使用する。相変化材料は、間接マスクを形成するパターンで堆積する。その後に続くプロセスのステップが、この間接マスクの下側をコントロール可能に切り取り、所望の寸法のフィーチャを作成する。
本発明の1つの側面によれば、プリント・パターン・マスクがディジタル・リソグラフィによってエッチング・レジスト層の上に形成される。エッチング・レジスト層は、プリントされたマスク・パターンの下側の所望の量の切り取りができるように過剰現像される。場合によっては、プリントされたマスク・パターンをこの時点で除去してもよい。その後このレジスト層がエッチング・マスクとして使用されてその下にある層内にフィーチャ・パターンの形成が行われ、それによって微細な(たとえば、20μmまたはそれ未満の)、たとえば薄膜トランジスタ(TFT)のゲート電極、カラー・フィルタのサブ−ピクセル・フレーム要素といったフィーチャが画定される。
本発明の別の側面によれば、プリント・パターン・マスクがディジタル・リソグラフィによってエッチング・レジスト層の上に形成される。エッチング・レジスト層は、プリントされたマスク・パターンの下側の所望の量の切り取りができるように過剰に現像され、エッチングされないレジストの位置の中を除く基板を露出させる。続いてそのエッチング・レジストによってマスクされた基板の上に薄膜を堆積させる。プリントされたマスク・パターンおよびレジストが除去されると、エッチングされなかったフォトレジストの幅程度のコントロールされたギャップを伴う薄膜が残る。細いフィーチャおよび改良された品質の暗視野構造が得られる。
本発明のさらに別の側面によれば、ターゲット材料を基板の上に堆積させる。それに続いてこのターゲット材料の上にプリント・パターン・マスクがディジタル・リソグラフィによって形成される。次に、このターゲット材料が、当初はプリント・パターン・マスクを除去の制限に使用して除去される。しかしながら、この除去プロセスは、マスクの下側のターゲット材料が切り取られるように続けられる。下側を切り取る程度は、所望の幅のフィーチャが得られるべくコントロールされる。その後マスクが除去されて、所望の寸法のターゲット・フィーチャが残される。
本発明のこの側面の変形によれば、ターゲット材料がブラック・マトリクスになる。この変形のブラック・マトリクスは、たとえば、不透明のネガ型の光学画定可能な(photo-definable)高分子とすることが可能である。ブラック・マトリクスの下側の切り取り(アンダーカット)は、材料のコントロール可能な(controllably)過剰現像(over-developing)によって達成される。過剰現像は、カラー・フィルタ用のサブ−ピクセル・フレーム要素を形成する20μm程度もしくはそれより細い幅のブラック・マトリクスのターゲット・フィーチャを獲得する程度にコントロールされる。サブ−ピクセル・フレーム要素は、マスクを形成する個別の小滴の直径より細い。
図1A〜1Jおよび図2を参照して本発明に従ったプロセスの一例について説明する。図1A〜1Jは、図2に例示されているプロセスに従ったデバイスの製造におけるいくつかの中間段階を示している。以下の説明では、図1A〜1Jに例示されているデバイスに対して特定の参照がなされているが、その説明は、特にそれ以上の参照を行うことなく図2に例示されているシーケンスに従っている。
最初に図1Aを参照すると、このプロセスは、シリコン、溶融石英ガラス(fused silica glass)、水晶、サファイア、MgOや、ポリエチレンナフタレートなどのプラスティック、等の適切な基板10から開始し、そのクリーニングおよび準備がHMDS溶液および/またはプラズマ・クリーニングを用いて行われ、その上に薄膜層12を堆積させる。カラー・フィルタパネルの製造の場合には、基板は一般にガラスまたはプラスティック等の透明材料になる。基板10の表面は、この分野で理解されているとおり、薄膜層12の接着を向上させるべく処理されることがある。薄膜層12は、金属、半導体、絶縁体、またはそのほかの所望の性質(たとえば、断熱、光学フィルタリング等)を有する層とすることができる。薄膜層12は、その組成ならびに応用に適した任意の方法により、たとえばスパッタリング、化学蒸着(CVD)等によって堆積させることができる。
次に、たとえばスピン−オン・プロセスによって、薄膜層12の上からレジスト層14を堆積させる。例としてレジスト層14をポジ型フォトレジストとする。採用することのできる代表的なフォトレジストには、シプレイ・コーポレーション(Shipley Corporation)の卸売り業者から入手可能なシプレイ1808(Shipley 1808)、シプレイ1818、等が含まれる。この時点においてレジスト層14(より一般的には、構造体全体)が中温(moderate temperature)で加熱され(ソフト焼き付け)、それがレジスト層14を硬化させ、堅くする。続いてレジスト層14は、UV放射線に暴露されてレジスト層の現像が可能になる。その後この構造体は、主として溶解レートを下げるために、より高い温度で加熱されることがある(ハード焼き付け)。図1Bは、製造プロセスのこの段階における構造体の平面図である。
その後、図1Cおよび図1Dに示されているように、レジスト層14の表面上にプリント・パターン・マスク(print patterned mask)16が形成される。プリント・パターン・マスク16は、ディジタル・リソグラフィ・プロセスによって好ましく形成され、ステアリル・エルカ酸アミド・ワックス(stearyl erucamide wax)(たとえば、コネチカット州スタンフォードのゼロックス・コーポレイションのケムアミド180(Kemamide 180)ベースのワックス)または類似の、プリント品質(すなわち、小滴サイズならびに形状、固化時間、固化後の構造体の硬さ等)に関して良好にコントロールされる材料等の相変化材料の個別に放出される小滴(単一の構造体に合体する(coalesce)ことができる)から形成される。相変化材料の小滴の放出に適したシステムの例として:インクジェット・システム(参照によってこれに援用される米国特許第4,131,899号に開示されているもの等)、バリスティック・エアロゾル・マーキング(BAM)デバイス(参照によってこれに援用される米国特許第6,116,718号に開示されているもの等)、音響インク・プリンタ(AIP)システム(参照によってこれに援用される米国特許第4,959,674号)、キャリア−ジェット放出器(参照によってこれに援用される米国特許第5,958,122号に開示されているとおり)、偏向コントロール付きインクジェット・システム(参照によってこれに援用される米国特許第3,958,252号に開示されているもの等)が含まれる。その種のシステムは、電子写真、イオノグラフィ、スクリーン、密着、およびグラビア印刷システム等のパターン転写システムも含む。
ここで論じている実施態様は、レジスト層14上におけるプリント・パターン・マスクの直接形成を含み、その下側には基板10および薄膜層12のみを有するが、それに先行して形成されたデバイスまたは構造体を含む、下に横たわる(underlying)層が存在してもよく、本発明の趣旨および範囲に含まれる。したがって、マスク16の形成の位置合わせ(positionally register)が必要になることがある。位置合わせ(registration)は、ディジタル・リソグラフィ・システムにおいて、基準(fiduciary)マーク、ディジタル・イメージングおよび処理、ならびにプロセッサにより、コントロールされる放出器と基板の相対移動を使用して日常的に達成される。パターン形成に先行するイメージ処理を介してマスク層を整列する能力は、そのほかのパターン形成方法の上を行くディジタル・リソグラフィ・プロセスの有意な利点である。
例示を目的として、マスク16は、それぞれの直径が25〜30μm程度の小滴が合体した個別の小滴の集合として示されている(しかしながら実際の応用においては、マスク構造体内の個別の小滴を識別することは困難と見られる)。マスクのフィーチャ幅は、形成されることになるフィーチャおよびデバイスに応じて、使用されるディジタル・リソグラフィ・システムによって放出される小滴の最小直径より大きいか、それに等しい任意のサイズとすることができる。たとえば、単一の小滴の直径より広い幅を達成するためには、隣接する小滴を、それらが固化したときに単一のフィーチャとして合体するように堆積させればよい。
図1Eおよび図1Fを参照すると、その後、この分野で周知のTMAH等の材料を用いる技法によってレジスト層14が現像される。マスク16は、当初は物理的なマスクとして作用し、その下側の領域を現像から保護する。しかしながらレジスト層14の現像はコントロールされた態様で続けられ、その結果、現像によって所望の量のレジストがマスク16の下側から除去される。この下側を切り取る現像レートは比較的一定であり、そのため材料の除去に関して程度の優れたコントロールが可能になる。その下側を切り取る溶解レート(dissolution rate)は、例えば12μm/分となることが明らかになったが、このレートは、使用されるプロセス・パラメータおよび現像剤に固有のものである。それに加えてこの溶解レートは、バルクおよび下側の切り取り部分の両方について類似している。プロセスの一様性を決定する(determine)ために3つのウェーハのテストが行われた。すべてのウェーハは異なる時に処理された。シプレイ1813(Shipley 1813)レジストが、3umの厚さで広げられた。すべての試料について、ウェーハ対ウェーハと、ウェーハ内における下側切り取り(アンダーカット)との一様性がそれぞれ良好であることが明らかになった。ウェーハ内のアンダーカットの非一様性はプラスマイナス(+/−)4%であった。ウェーハ対ウェーハの非一様性はプラスマイナス3%であった。これは、微細ライン幅マイクロエレクトロニクスを伴う良好なコントロールを必要とする露出後のフォトレジストの溶解レートと矛盾がない。現像プロセスは、残存するフォトレジストの幅が所望の、たとえば5〜20μm程度となるまで続けられる。その後、現像プロセスが現像剤の除去によって停止され、周知のとおりに構造体の洗浄が行われる。
マスク16は、その後、除去することができる。マスクに使用されている材料に応じて、この除去には特定の溶媒およびエッチング溶液が有効になる。マスクがステアリル・エルカ酸アミド・ワックスである場合には、この除去にはSVC−28が有効である。SVC−28は、ローム・アンド・ハース(Rohm and Haas)によって製造されている剥離溶液(debonding solution)である。活性成分は、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、柑橘類留出物(citrus distallate)、合成イソパラフィン系炭化水素(synthetic isoparraffinic hydrocarbon)、および脂肪族炭化水素である。この時点において、図1Gおよび図1Hに示されているような構造体が現れる。上記に代えてマスク16をエッチングのステップの後に除去することもできるが、それについては後述する。
現像の後に残されたレジスト層14の部分は、続いて薄膜層12のエッチングのためのエッチング・マスクとして使用される。薄膜層12のエッチングおよび除去に有効であるが、残存しているレジスト層14には有効でない適切なエッチング剤が採用される。エッチングは概して非等方性で(anisotropically)進行し、その結果、このエッチングに続いて残存する薄膜層12の部分が、エッチングをマスクしたレジスト層の幅と略同一の幅になる。レジスト層14の残存している部分は、その後この分野で周知のプロセスによって剥離させることができる。本発明のこの態様に従って製造される最終構造体は、薄膜の微細なフィーチャであり、その幅は、その形成に使用されたプリント・パターン・マスク16(図1E、図1F参照)の幅より細い。この構造体を図1Iおよび図1Jに例示する。
上記のプロセスに従って作成された構造体の一例が図3A、図3Bおよび図4のSEM顕微鏡写真に示されている。図3A、図3Bおよび図4の構造体は、Si基板上の厚さ3μmのフォトレジスト層の上の、ディジタル・リソグラフィによって堆積させた一連のワックスのラインである。図3Aには、一連の個別の小滴がスケールおよび例示のために示されている。図3Bは、図3Aの構造体の高倍率の拡大図であり、本発明に従ったコントロールされた過剰現像(controlled overdevelopment)の結果としてもたらされる、アンダーカットされたフォトレジストをより明確に示すためにラインの1つの部分が除去されている。図4は、本発明の1つの実施態様に従ったプロセスによって作られる、下側が切り取られたレジストのフィーチャを伴った、フォトレジストの上にプリントされたワックス構造体(wax structure)の光学顕微鏡写真である。この顕微鏡写真は、ガラス基板の背面を通して撮影された。プロセス・パラメータ(processing parameters)の一例として示すが、合計現像時間は90秒であり、それには過剰現像およびプリントされたマスク材料のアンダーカットのための60秒が含まれる。
本発明の別の実施態様によれば、図5A〜図5J、および図6に例示されているとおり、プリント・パターン・マスクの下側のフォトレジスト層の切り取りに続いて薄膜層を堆積させる。図5A〜図5Jは、図6に例示されているプロセスに従ったデバイスの製造におけるいくつかの中間段階を例示している。以下の説明においても、図5A〜図5Jに例示されているデバイスに対して特定の参照がなされているが、そのデバイスの形成に使用されるプロセスは、図6に例示されているステップのシーケンスに従っている。
本実施態様に従ったプロセスは、シリコン、溶融石英ガラス、水晶、サファイア、MgO、ガラス、またはポリエチレンナフタレート等のプラスティック、等の適切な基板50の準備を伴って開始し、HMDS溶液および/またはプラズマ・クリーニングを用いてそのクリーニングが行われる。この場合においてもカラー・フィルタパネルの製造であれば、基板は一般にガラスまたはプラスティック等の透明材料である。この基板の上に標準的なフォトレジストがスピン・コートされ、フォトレジスト層52が形成される。フォトレジスト層52は、続いてUV放射線に暴露されて現像が可能になる。エッチング・レートを下げるために、次にこの構造体にハード焼き付けを行うことができる。製造プロセスのこの段階における構造体が、図5Aに断面図で、図5Bに平面図で示されている。
その後、図5Cおよび図5Dに示されているように、レジスト層52の表面上にプリント・パターン・マスク54が形成される。プリント・パターン・マスク54は、好ましくは前述したとおり、ディジタル・リソグラフィ・システムによって堆積されるステアリル・エルカ酸アミド・ワックスとする。プリント・パターン・マスク54は、直径が25〜30μm程度の単一の小滴として示されている。図5Cおよび図5Dには単一の小滴としてマスク54が例示されているが、マスク54が複数の個別の、あるいは合体した小滴からなり得ることは認識されるであろう。
図5Eおよび図5Fを参照すると、その後、この分野で周知の技法により、またこの分野で周知のTMAH等の材料を用いて、フォトレジスト層52が現像される。マスク54は、当初は物理的なマスクとして作用し、その下側の領域を現像から保護する。しかしながらフォトレジスト層52の現像はコントロールされた態様で続けられ、その結果、現像によって所望の量のフォトレジストがマスク54の下側(underneath)から除去される。この現像レートは比較的一定であり、そのため材料の除去に関して程度の優れたコントロールが可能になる。その下側を切り取る溶解レート(undercut dissolution rate)は、12μm/分となることが明らかになったが、このレートは、使用されるプロセス・パラメータおよび現像剤に対し固有のものである。それに加えてこの溶解レートは、バルクおよび下側の切り取り部分の両方について類似している。現像プロセスは、残存するフォトレジストの幅が所望の、たとえば5〜20μm程度となるまで続けられる。その後、現像プロセスが現像剤の除去によって停止され、周知のとおり構造体の洗浄が行われる。
その後、すべての露出表面が、たとえばOプラズマに対する暴露(たとえば2分間)によって処理され、薄膜の堆積のための表面の準備が行われる。次に、基板50の表面上の部分をマスクしているプリント・パターン・マスク54を有するこの構造体の上から薄膜層56を堆積させる。薄膜層56は、金属、半導体、絶縁体、またはそのほかの所望の性質(たとえば、断熱、光学フィルタリング等)を有する層とすることができる。薄膜層56は、その組成および応用に適した任意の方法により、たとえばスパッタリング、化学蒸着(CVD)等によって堆積させることができ、プリント・パターン・マスク54は、その堆積をマスクする。製造プロセスのこの時点における構造体が図5Gおよび図5Hに例示されている。
適切な条件の下に、薄膜56の堆積が基板全体にわたって一様になる。しかしながらプリント・パターン・マスク54によってマスクされた領域内においては、いくらかの薄膜材料がマスクの下側に、フォトレジスト層52の残存している部分に向かって広がることになる。薄膜56の厚さは、先細りまたは漸減する態様となり、残存するフォトレジスト層52に近づくほど薄くなる。正の側壁(positive sidewall)58と呼ばれるこの漸減領域(tapered region)は、図5Gおよび図5Iに示されている。
その後プリント・パターン・マスク54が、その上に堆積したすべての薄膜材料とともに、たとえば溶剤またはエッチング剤を使用して除去され、続いて残存する(remaining portion)フォトレジスト層52が、この分野で周知のプロセスによって剥離される。本発明のこの実施態様に従って製造される最終構造体は、微細なフィーチャのギャップ60を有する薄膜であり、その幅は、その形成に使用されたプリント・パターン・マスク54の幅より細い。この構造体を図5Hおよび図5Iに例示する。
細いライン幅は、前述したプロセスによって直接形成することもできる。たとえば、図5Eおよび図5Fに例示されているタイプの2つの構造体を横並びで形成し、その上に薄膜を堆積させた場合には、図5Kに例示されているようにプリント・パターン・マスクの最小幅より小さい幅を有する薄膜フィーチャ62を形成させることができる。図5Lは、その種の薄膜微細フィーチャ62を平面図で示している。ここで認識することになろうが、その種の微細フィーチャは、薄膜トランジスタのゲート電極、またはそのほかのフィーチャ、デバイス、あるいは構造体といった、その後に続いて形成されるデバイスの素子または要素(element)を形成することができる。
上述の実施態様は、プリント・パターン・マスクを用いて大規模暗視野領域(large dark field areas)を作成することができるという追加の利点を有する。暗視野エッチング・マスク(すなわち、表面の大半がマスクされたマスク)の不透明領域を作成する小滴の大規模な合体(coalescence)は、その種の不透明領域が種々の欠陥を受けやすく、それが所望の領域を完全に不透明にすることを失敗させるといった困難を呈してきた。たとえば、ピンホールまたはそのほかのマスク領域内のギャップは、下にある(1または複数の)層(underlying layer(s))の部分の望ましくない処理を許してしまう。プリントされたマスクは、プリント放出器のドロップアウト、小滴の方向誤り、不完全な合体、小滴サイズの変動等の結果として特にその種の欠陥を被りやすい。整列誤り(misalignment)および画定が不充分な(poorly defined)エッジもまた、相変化材料のプリント・パターン・マスクを使用した大規模暗視野領域の形成時に遭遇することのある望ましくない結果である。さらに、プリント・パターン形成材料(print patterning material)を用いた大規模領域のプリントは、放出される比較的多数の小滴および大規模の合体に要する時間に起因して比較的遅いプロセスとなる。本発明は、微細なフィーチャ・サイズを有する構造体を作成する一方、必要なところでは改善された大規模暗視野構造体を提供することができる。
本発明の別の実施態様は、プリント・パターン・マスクのアンダーカットのコンセプトを使用するが、下に横たわるフォトレジスト層を使用せずにそれを行う。本発明のこの方法によって作成される例示的なデバイスは、カラー・フィルタのサブ−ピクセル・フレームである。カラー・フィルタは、フラット・パネル・ディスプレイ用のスイッチング・マトリクスの正面に置かれるスクリーンである。これは、ガラスまたはプラスティック・シートの表面上にピクセルのアレイを形成することによって構成される。各ピクセルは、3またはそれを超える数のサブ−ピクセルを含む。各サブ−ピクセルはカラー・フィルタ材料を含み、カラー・フィルタ材料はレッド、グリーン、またはブルー等の狭いカラー・スペクトルに対しては主として透過(transmissive)である。通常、リソグラフィでカラー・フィルタ材料を堆積させる。しかしながら有効な液体封じ込め(liquid containment)、たとえば4面および底が閉じたフレームの提供が可能であれば、ここで述べているマスキング材料と同様にカラー・フィルタ材料を液体形式で堆積させることができる。したがって、単一のプロセスおよび装置の採用によりカラー・フィルタを作ることができるように、ディジタル・リソグラフィを使用してサブ−ピクセル・フレームを形成するための方法が提供されることが望ましい。しかしながら代表的なカラー・フィルタの仕様は、サブ−ピクセル・フレームの要素の幅を5〜20μm程度とすることを指定しており、これはディジタル・リソグラフィ・システムによって提供されるマスク・フィーチャの最小幅より小さい。そこで本発明を使用し、次に述べるとおり、その種のサブ−ピクセル・フレーム要素を提供することができる。これにおいても図7A〜図7Gが、図8に例示されているプロセスに従ったサブ−ピクセル要素の製造におけるいくつかの中間段階を例示している。以下の説明は図7A〜図7Gに例示されている構造体に対して特定の参照がなされているが、その構造の形成に使用されるプロセスは、図8に例示されているステップのシーケンスに従っている。
この実施態様に従ったプロセスは適切な基板90の準備を伴って開始し、HMDS溶液および/またはプラズマ・クリーニングを用いてそのクリーニングが行われる。続いてブラック・マトリクス材料を基板表面上に堆積させて、ブラック・マトリクス層92が形成される。ブラック・マトリクス材料は、通常、有機溶剤内に溶解または懸濁されたポリイミド等の懸濁された暗色顔料を伴うネガ型フォトレジストに類似の光硬化高分子であり、基板90の表面上にスピン・コートされる。この時点において構造体のソフト焼き付けが行われて硬化され、ブラック・マトリクス材料が固められる。使用されるブラック・マトリクスのタイプに応じて(たとえば、ポジ型対ネガ型フォトレジストに類似)UV(もしくは適切な)放射線に対してフラッド露光し(flood exposed)、必要であればブラック・マトリクス層92の現像によるパターン形成を可能にすることができる。いくつかの場合においては、ブラック・マトリクス材料を懸濁された暗色顔料を有する熱硬化高分子とすることが可能である。この場合のブラック・マトリクス材料の処理は、ブラック・マトリクス膜内における硬化または架橋の程度の慎重なコントロールを必要とする。ブラック・マトリクス材料の堆積後に、標準的なTAMH浴内における現像によってパターン形成を可能にするポイントまで膜を部分的に硬化させる。これらのタイプのブラック・マトリクス材料は市販されており、ブリューワ・サイエンス(Brewer Science)(マサチューセッツ州ダンバーズ、http://www.brewerscience.com/)のダーク400(DARC 400)等がある。
次に図7Bに示されているように、ブラック・マトリクス層92の表面上にプリント・パターン・マスク94が形成される。プリント・パターン・マスク94は、好ましくは前述したように、ディジタル・リソグラフィ・システムによって堆積されるステアリル・エルカ酸アミド・ワックスとする。プリント・パターン・マスク94は、直径が25〜30μm程度の不連続の(non-contiguous)単一の小滴96のシリーズとして図示されている。図7Bには離散的な単一の小滴としてマスク94が例示されているが、マスク94が複数の個別の、あるいは合体した小滴からなり得ることは認識されるであろう。エッチング・レート(the etch rate)を下げるべく続いてこの構造体のソフト焼き付けを行ってもよい。
グリッド構造の交差のような、重なり合うプリント・パターン・マスクが存在する場合には、重なり合わないプリント・パターン・マスクと比べてプリントされるフィーチャの幅が広くなることがある。そのような場合には、別の既存のプリント済みのフィーチャの上において小滴の放出を停止させるか遅延させて小滴の配置を既存のフィーチャのいずれかの側にオフセットすることが可能である。放出頻度(ejection frequency)またはプリント速度を、既存のフィーチャの上に放出される液滴がより小さい滴体積(drop volume)を有するように修正してもよく、その結果としてより小さいライン幅が重なり合う領域(overlapped region)にもたらされる。
図7Cを参照すると、その後、この分野で周知のTMAH等の材料を用いる技法によってブラック・マトリクス層92が現像される。マスク94(小滴96)は、当初は物理的なマスクとして作用し、その下側の領域(areas thereunder)を現像から保護する。しかしながらブラック・マトリクス層92の現像はコントロールされた態様で続けられ、その結果、マスク94(小滴96)の下側の(underneath)所望の量のブラック・マトリクス材料が除去される。この現像レートは比較的一定であり、そのため材料の除去に関して程度の優れたコントロールが可能になる。アンダーカットするブラック・マトリクス材料を伴った溶解プロセスは、ポジ型フォトレジスト・プロセスに類似の振る舞いとなる。その溶解レートは、特定のブラック・マトリクスおよび現像剤の処方(formulation)とともにプロセス・パラメータに依存することになる。現像プロセスは、残存するブラック・マトリクス材料が所望の幅、たとえば5〜20μm程度となるまで続行される。その後、現像プロセスが現像剤の除去によって停止され、周知のとおり構造体の洗浄が行われる。
次にプリント・パターン・マスク94(小滴96)を除去することができる。このマスクに使用されている材料に応じて、この除去には特定の溶媒およびエッチング溶液が有効になる。プリント・パターン・マスク94(小滴96)がステアリル・エルカ酸アミド・ワックスである場合には、この除去にSVC−28が有効である。この時点で図7Dに示されているような構造体が現れる。
マスキング材料の除去は、結果として図7Dに示されているように、残存するブラック・マトリクス材料の間の領域内にウェル98の形成をもたらす。ブラック・マトリクス材料の、その現像後のパターンは、すべての辺(sides)についてウェル98の境界が設定されるように選択することができる。したがってウェル98は、カラー・フィルタ材料のための好都合な容器(convenient receptacles)を形成する。カラー・フィルタ材料は、たとえば着色高分子を含有することができる。顔料または着色剤は、レッド、グリーン、またはブルーの光を選択的に透過させることができる。したがって適切なカラー・フィルタ材料100を、選択されたウェル内に、たとえばディジタル・リソグラフィ・システムによって堆積させ、図7Eに示されているように、カラー・フィルタのためのサブ−ピクセルを形成させることができる。たとえば、インクジェット・プリンティング・システム102を使用して、最初は1番目、4番目、7番目、等のウェルのそれぞれに、レッドに着色したフィルタ材料を満たすことができる。次に、同様のシステムを使用して、2番目、5番目、8番目、等のウェルのそれぞれに、グリーンに着色したフィルタ材料を堆積させることができる。さらに同様に、構造体の上の3番目の通過において、ブルーに着色したカラー・フィルタ材料を、3番目、6番目、9番目、等のウェルのそれぞれに堆積させることができる。
いくつかの場合においては、ウェル98の側壁の濡れ性を修正し、その乾燥をコントロールすることによってプリントされるカラー・フィルタ材料の一様性を向上させると有利である。ブラック・マトリクス材料の疎水性が当初非常に高い場合、またはカラー・フィルタ材料を担持する溶媒に対して比較的濡れにくい場合には、プリント・マスク層の除去前に酸素プラズマまたはオゾン暴露等の表面処理に基板をさらし、側壁を親水性に、または比較的濡れやすくすることが可能である。プリント・マスクが除去された場合には、ブラック・マトリクス材料の上端表面がカラー・フィルタ用の溶媒に対して比較的濡れにくいが、側壁が溶媒に対して比較的濡れやすくなる。
カラー・フィルタ材料の堆積においては、種々の個別のカラー・フィルタ材料の相互汚染(cross-contamination)の防止に注意しなければならない。たとえば、グリーンのカラー・フィルタ材料がレッドのカラー・フィルタ材料を収容しているウェル内に導入されると、最終的なディスプレイに不充分な色分解がもたらされることになる。その種の相互汚染は、ウェルの充填における不正確(inaccuracies)、カラー・フィルタ構造体の物理的な破損、不適切なサブ−ピクセル・フレーム構造(体)、および指定のウェル外の周囲ウェル内への散布を招くカラー・フィルタ材料の濡れに起因して生じ得る。したがって代替プロセスによれば、カラー・フィルタ材料がサブ−ピクセル・フレームを超えて近隣のサブ−ピクセルに移動することを物理的に防止することをマスキング材料が補助できるように、プリント・パターン・マスク94の除去に先行してウェル98内にカラー・フィルタ材料100を堆積させる。これを図7Fに例示する。
本発明の1つの利点は、サブ−ピクセル・フレーム要素104(ブラック・マトリクス・フィーチャ)を形成する現像プロセスに起因して、図7Gに示されているように要素104の断面が凹面または内側に湾曲し、それがサブ−ピクセル・フレームを超えたカラー・フィルタ材料の濡れを低減する傾向をもたらす。これは、ウェルの上端に向かって外側に先細りになる輪郭(profile)を一般に有し、それが実際に近隣のウェル内へのカラー・フィルタ材料の濡れを促進する従来技術の構造体と鮮明な対比を示す。図7Hは、本発明に従ったサブ−ピクセル・フレーム要素用の実際の側壁の輪郭を示した光学顕微鏡写真である。この側壁の輪郭は、正の側壁角度(positive sidewall angle)を有し、表面上でわずかに湾曲していることが明らかになった。正の角度が、レジストの等方性溶解(isotropic dissolution)の要因として期待される。レジスト表面における湾曲した輪郭は、下側切り取りプロセス(undercut process)の間に物質移動が制限されることを示している。反応種の物質移動は、アンダーカットの距離が増加するに従って、より大きく制限される。ここで認識されることになろうが、特定の実施態様においては、現像プロセスをコントロールすることによってサブ−ピクセル・フレーム要素の湾曲または凹形の程度をコントロールすることが可能である。
図9は、上述したプロセスに従って作成されたカラー・フィルタのサブ−ピクセル・フレームの光学顕微鏡写真である。この構造体のブラック・マトリクスには200%の過剰現像が行われた。構造体は、光学顕微鏡を使用し、基板を通して検査された。これからわかるとおり、マスク幅は45μm程度、本発明によって得られた最終的なライン幅は25μmであった。
図10は、多数のウェル98を含むべく形成されたサブ−ピクセル・フレーム130の背面写真イメージである。多数のその種のウェル(such wells)132が、グリーン光に対して透過性であり、かつそのほかの光学波長に対して吸収性のカラー・フィルタ材料で満たされている。ブラック・マトリクス材料のサブ−ピクセル要素134は、幅が約25μmである。図10内に見られるように、カラー・フィルタ材料は、ここに述べられているプロセスによってウェル98内に効果的に制限されている。
本発明の1つの実施態様における薄膜微細フィーチャを形成するプロセスの、第1の段階における構造体の断面図である。 図1Aに示された構造体の平面図である。 本発明の1つの実施態様における薄膜微細フィーチャを形成するプロセスの、第2の段階における構造体の断面図である。 図1Cに示された構造体の平面図である。 本発明の1つの実施態様における薄膜微細フィーチャを形成するプロセスの、第3の段階における構造体の断面図である。 図1Eに示された構造体の平面図である。 本発明の1つの実施態様における薄膜微細フィーチャを形成するプロセスの、第4の段階における構造体の断面図である。 図1Gに示された構造体の平面図である。 本発明の1つの実施態様における薄膜微細フィーチャを形成するプロセスの、最終段階における構造体の断面図である。 図1Iに示された構造体の平面図である。 本発明の1つの実施態様における薄膜微細フィーチャの形成に関係するステップを例示したプロセス・フローチャートである。 本発明の実施態様に従って作成された構造体の顕微鏡写真である。 本発明の実施態様に従って作成された構造体の顕微鏡写真である。 本発明の1つの実施態様に従ったプロセスによって作られる、アンダーカットされたレジストのフィーチャを有する、フォトレジストの上にプリントされたワックス構造体の光学顕微鏡写真である。 本発明の第2の実施態様における薄膜微細フィーチャを形成するプロセスの、第1の段階における構造体の断面図である。 図5Aに示された構造体の平面図である。 本発明の第2の実施態様における薄膜微細フィーチャを形成するプロセスの、第2の段階における構造体の断面図である。 図5Cに示された構造体の平面図である。 本発明の第2の実施態様における薄膜微細フィーチャを形成するプロセスの、第3の段階における構造体の断面図である。 図5Eに示された構造体の平面図である。 本発明の第2の実施態様における薄膜微細フィーチャを形成するプロセスの、最終段階における構造体の、薄膜領域の間に形成された微細な分離を例示した部分断面図である。 図5Gに示された構造体の平面図である。 本発明の1つの実施態様における薄膜微細フィーチャを形成するプロセスの、最終段階における構造体の断面図である。 本発明の第2の実施態様における薄膜微細フィーチャを形成するプロセスの、最終段階の平面図である。 本発明の別の実施形態における薄膜微細フィーチャを形成するプロセスにより作製された構造体の断面図である。 図5Kに示された構造体の平面図である。 本発明の第2の実施態様における薄膜微細フィーチャの形成に関係するステップを例示したプロセス・フローチャートである。 本発明の第3の実施態様におけるサブ−ピクセル・フレームを形成するプロセスの、第1の段階における構造体の断面図である。 本発明の第3の実施態様におけるサブ−ピクセル・フレームを形成するプロセスの、第2の段階における構造体の断面図である。 本発明の第3の実施態様におけるサブ−ピクセル・フレームを形成するプロセスの、第3の段階における構造体の断面図である。 本発明の第3の実施態様におけるサブ−ピクセル・フレームを形成するプロセスの、第4の段階における構造体の断面図である。 本発明の第3の実施態様に従って製造された、カラー・フィルタ材料が充填されているサブ−ピクセル・フレームの断面図である。 本発明の第3の実施態様に従って製造された、カラー・フィルタ材料が充填されている別のサブ−ピクセル・フレームの断面図である。 本発明の第3の実施態様に従って製造されたサブ−ピクセル・フレーム要素の輪郭を示した断面図およびである。 本発明の第3の実施態様に従って製造されたサブ−ピクセル・フレーム要素の輪郭を示した光学顕微鏡写真である。 本発明の第3の実施態様におけるサブ−ピクセル・フレーム要素の形成に関係するステップを例示したプロセス・フローチャートである。 本発明の第3の実施態様に従って製造されたサブ−ピクセル・フレーム要素の光学顕微鏡写真である。 本発明の実施態様に従って作成された、中にカラー・フィルタ材料が堆積されたサブ−ピクセル・フレームの背面図である。
符号の説明
10,90 基板、12 薄膜層、14 レジスト層、16,54,94 プリント・パターン・マスク(マスク)、50 基板、52 フォトレジスト層、56 薄膜層(薄膜)、58 正の側壁、60 ギャップ、62 薄膜フィーチャ、92 ブラック・マトリクス層、96 小滴、98,132 ウェル、100 カラー・フィルタ材料、102 インクジェット・プリンティング・システム、104 サブ−ピクセル・フレーム要素、130 サブ−ピクセル・フレーム、134 ブラック・マトリクス・サブ−ピクセル要素。

Claims (4)

  1. 基板の上にフォトレジスト層を堆積させるステップと、
    前記フォトレジスト層を、前記フォトレジスト層の全体の溶解性を変更させるように露光するステップと、
    前記フォトレジスト層の上に相変化材料を堆積させるステップであって、
    前記相変化材料がプリントヘッドを備えるプリンティング・システムを使用して堆積し、
    前記プリントヘッドが液相中の前記相変化材料を放出するための少なくとも1つの放出器を含み、
    前記相変化材料が、プリント・パターンで堆積し、その結果、前記プリント・パターンが、前記相変化材料の液相から固相への変化に続いて残存する、ステップと、
    前記相変化材料のプリント・パターンの下にある領域内を除く前記フォトレジスト層と、前記相変化材料のプリント・パターンの下にある前記フォトレジスト層の全部ではなく一部と、を除去する、ステップと、
    を含み、その結果、前記基板の上にフォトレジスト層の微細なフィーチャであって、それらの幅が当初それらの上に置かれた前記相変化材料のその部分の幅より小さいフィーチャ、が形成される、
    構造体を形成する方法。
  2. 構造体を形成する方法であって、
    基板の上に薄膜材料を堆積させるステップと、
    前記薄膜材料の上にフォトレジスト材料を堆積させるステップと、
    前記フォトレジスト材料を、前記フォトレジスト材料の全体の溶解性を変更させるように放射線に暴露するステップと、
    前記フォトレジスト材料の上に相変化材料を堆積させるステップであって、
    前記相変化材料がプリントヘッドを備えるプリンティング・システムを使用して堆積し、
    前記プリントヘッドが液相中の前記相変化材料を放出するための少なくとも1つの放出器を含み、
    前記相変化材料がプリント・パターンで堆積し、その結果、前記プリント・パターンが、前記相変化材料の液相から固相への変化に続いて残存する、ステップと、
    前記相変化材料のプリント・パターンの下にある領域内を除く前記フォトレジスト材料を現像し、かつ前記相変化材料のプリント・パターンの下にある前記フォトレジスト材料層の全部ではなく一部を、前記薄膜材料の上にフォトレジスト材料の微細なフィーチャが形成され、それらの幅がそれらの上に置かれた前記相変化材料のその部分の幅より小さくなるように現像する、ステップと、
    前記相変化材料を除去する、ステップと、
    前記フォトレジスト材料のフィーチャの下にある領域内を除く前記薄膜材料を除去する、ステップと、を含み、
    前記基板の上に薄膜材料の微細なフィーチャであって、それらの幅が当初それらの上に置かれた前記相変化材料のその部分の幅より小さいフィーチャ、が形成される、方法。
  3. 構造体を形成する方法であって、
    基板の上にフォトレジスト材料を堆積させるステップと、
    前記フォトレジスト材料を、前記フォトレジスト材料の全体の溶解性を変更させるように放射線に暴露するステップと、
    前記フォトレジスト材料の上に相変化材料を堆積させるステップであって、
    前記相変化材料がプリントヘッドを備えるプリンティング・システムを使用して堆積され、
    前記プリントヘッドが液相中の前記相変化材料を放出するための少なくとも1つの放出器を含み、
    前記相変化材料がプリント・パターンで堆積され、その結果、前記プリント・パターンが、前記相変化材料の液相から固相への変化に続いて残存する、ステップと、
    前記相変化材料のプリント・パターンの下にある領域内を除く前記フォトレジスト材料を現像し、かつ前記相変化材料のプリント・パターンの下にある前記フォトレジスト材料層の全部ではなく一部を、前記基板の上にフォトレジスト材料の微細フィーチャが形成され、フィーチャの幅がフィーチャの上に置かれた前記相変化材料のフィーチャ部分の幅より小さくなるように現像する、ステップと、
    前記基板、フォトレジスト材料の微細フィーチャ、および相変化材料の上に薄膜材料を堆積させるステップと、
    前記相変化材料を除去するステップと、
    前記フォトレジスト材料の微細フィーチャを除去するステップと、
    を含み、
    前記相変化材料およびフォトレジスト材料の微細フィーチャの除去時にそれらの上に置かれた薄膜材料が同様に除去され、それらを除去した場所に堆積させた前記薄膜材料は同じ場所に残される、方法。
  4. 基板の上に着色したフォトレジストを含むブラック・マトリクス材料を堆積させるステップと、
    前記ブラック・マトリクス材料を、前記ブラック・マトリクス材料の全体の溶解性を変更させるように光に暴露するステップと、
    前記ブラック・マトリクス材料の上に相変化材料を堆積させるステップであって、
    前記相変化材料がプリントヘッドを備えるプリンティング・システムを使用して堆積し、
    前記プリントヘッドが液相中の前記相変化材料を放出するための少なくとも1つの放出器を含み、
    前記相変化材料が境界付き開口を画定するプリント・パターンで堆積し、その結果、前記プリント・パターンが、前記相変化材料の液相から固相への変化に続いて残存する、ステップと、
    前記相変化材料のプリント・パターンの下にある領域内を除く前記ブラック・マトリクス材料を除去し、かつ前記相変化材料のプリント・パターンの下にある前記ブラック・マトリクス材料層の全部ではなく一部を、前記基板の上にブラック・マトリクス材料の境界付き構造が形成され、前記境界付き構造がブラック・マトリクス材料の要素によって形成され、ブラック・マトリクス材料の要素のそれぞれの幅がそれらの上に置かれた前記相変化材料のその部分の幅より小さくなるように除去する、ステップと、
    前記相変化材料を除去し、少なくとも前記ブラック・マトリクス材料の境界付き構造を残すステップと、
    を含む、構造体を形成する方法。
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