JP5072239B2 - 複合スパウト - Google Patents

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本発明は、製造時に機能性樹脂をそなえたスリーブが射出成形時にスパウト本体と溶着しにくい部位に対して溶着を促進する複合スパウトに関する。
近年、高機能食品等を充填し、図に示す注出具( 以下スパウトという) から注出するスパウト付きパウチや紙容器等の容器において、酸素による内容物の変質やフレーバー性の低下を防止するため、パウチ、紙容器等の容器本体のみならず、スパウトに対しても酸素透過量がきわめて少ないことが求められている。そのため、スパウトに対してスパウトの内壁にガスバリアー性又は酸素吸収性に優れた遮断体としての筒状スリーブ10が装着されている複合スパウト1がある。
に示す筒状スリーブ10は、複合スパウト1のスパウト本体2の内側にインサート成形によって装着されている。筒状スリーブ10は、多層からなり、機能性樹脂層10aを間にして内側に内層10bを配設し外側に外層10cを配設し、これらは機能性樹脂層10aと内層10bとの間及び機能性樹脂層10aと外層10cとの間に接着剤層10dを介在させて接着されている。
は、筒状スリーブ10を備えた複合スパウト1の射出成形装置による成形方法を示す。
のAに示すように、スパウトは雄型21と雌型31とによって成形され、雄型21には、基端側から先端側まで同一径で形成された円柱形状のコアー22が設けられ、コアー22の周囲には筒状スリーブ10が装着されている。雌型31は左右に開く分割型であり、内周面の形状が図に示すスパウト本体2の外周面に対応する形状に形成される。
のCに示すように、一方の雌右型31bには図示しない射出成形機より溶融樹脂が射出されるゲート33が接続されている。
こうした構成により、雄型21のコアー22を雌型31に差し込んで金型を閉じ、図のCに示すように、ゲート33からキャビティ32内に溶融樹脂が射出されることによって、複合スパウト1
のスパウト本体2となる部分が形成され、スパウト本体2の内側に筒状スリーブ10が備えられた複合スパウト1が形成される。スパウト本体2と筒状スリーブ10の接着は、スパウト本体2の材料である溶融樹脂の熱による熱溶着によって接着される。
特開2001−213455号公報
しかしながら、形成された複合スパウト1の排出開口6側の端部は、肉厚が薄く容量が小さいため少量の溶融樹脂しか充填されない。そのため、溶融樹脂の熱が筒状スリーブ10に充分伝わらず、図3に示すように、筒状スリーブ10とスパウト本体2の接着状態が悪くなることがあり、スパウト本体2から筒状スリーブ10が剥離してしまうことがある。
筒状スリーブ10の剥離は、容器内の内容物がスパウト本体2と筒状スリーブ10との間に回り込んでしまう。また、筒状スリーブ10の端面10gが容器内に露出することによって、機能性樹脂層10aから機能性樹脂が溶出し、内容物を充填した際に、衛生上の問題や、或いは内容物のフレーバー低下等を招く。
また、コアー22の基端側から先端側まで、コアー22の横断面が同一径である場合は、図のDに示すように、射出成形機から射出される樹脂の流動圧によって、筒状スリーブ10がコアー22をガイド材として、コアー22の軸方向基端側へずれてしまうことがある。このように、筒状スリーブ10がコアー22の基台23面に当接したような場合は、筒状スリーブ10の端面10gが複合スパウト1の内部で露出してしまい、上述したように、機能性樹脂層10aから酸素吸収剤等の材料が溶出され、機能性樹脂が効率良く作用しないことがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、スパウト本体と筒状スリーブの接着面とを確実に接着できる複合スパウトを提供することを目的とする。
本発明の複合スパウトは、上記目的を達成するために、機能性樹脂層が中間層として配設されている筒状スリーブを中子として射出成形型のコアー部材に被嵌した状態でスパウト本体を射出成形することによって、スパウト本体の内周面に該筒状スリーブが実質上その内周面のみを露呈させて埋設された形態に成形された複合スパウトにして、該スパウトの排出端部を構成する該スパウト本体の片端部において、該スパウト本体の外周面の、該筒状スリーブの片端部に対応する部位には、半径方向外方に突出した外周面付加部が環状に形成されている。
また、本発明の複合スパウトは、機能性樹脂層が中間層として配設されている筒状スリーブを中子として射出成形型のコアー部材に被嵌した状態でスパウト本体を射出成形することによって、スパウト本体の内周面に該筒状スリーブが実質上その内周面のみを露呈させて埋設された形態に成形された複合スパウトにして、該スパウトの排出端部を構成している該スパウト本体の片端部において、該スパウト本体の内周面には、周方向の少なくとも一部において、該筒状スリーブの片端部の内周面を覆う内周面付加部が形成され、該筒状スリーブの片端部に対応する部位の該スパウト本体の外周面には、半径方向外方に突出した外周面付加部が環状に形成されている。
そして、上記複合スパウトの内周面付加部は環状に形成するとよい。
さらに、上記複合スパウトの内周面付加部は間隔を空けて複数形成することができる。
また、該スパウトがスパウトの基端部を構成するスパウト本体の他端部側から溶融樹脂を射出することにより成形されているとよい。
本発明の複合スパウトは、スパウト本体の内周面に筒状スリーブを有し、該スパウト本体の外周面の筒状スリーブの片端部に対応する部位に、半径方向外方に突出した外周面付加部が環状に形成されている。
又、本発明の複合スパウトは、スパウト本体の内周面に筒状スリーブを有し、該スパウト本体の内周面に、周方向の少なくとも一部において、筒状スリーブの片端部の内周面を覆う内周面付加部が形成され該スパウト本体の外周面の筒状スリーブの片端部に対応する部位に、半径方向外方に突出した外周面付加部が環状に形成されている
このように、射出成形時において、スパウト本体と筒状スリーブとの溶着部に外周面付加部、或いは内周面付加部及び外周面付加部を形成することによって、溶融樹脂の熱がそれらを溶着するために充分に蓄えられているので、確実にスパウト本体と筒状スリーブとの接触面を溶着することができると共に、内容物を充填した際の筒状スリーブの機能性樹脂層からの機能性樹脂の溶出が防止され、衛生上の問題や、或いは内容物のフレーバー低下等を防止することができる。
以下、本発明の実施形態における複合スパウトについて、図面を参照しながら説明する。
なお、従来例で説明した筒状スリーブ10は、図に示すように本実施の形態の筒状スリーブ10と同じ構造の接着層を含んで5層からなる多層筒状スリーブ10であるので、その詳細な説明を省略する。
図1は、本発明に係る複合スパウト1の断面図である。図に示すように、複合スパウト1は、スパウト本体2と筒状スリーブ10とから構成されている。複合スパウト1は、内周面側に内容物が流入出し、スパウト本体2と筒状スリーブ10とで形成されるほぼ円柱形状の導管孔3を形成している。そして、導管孔3の上部には内周面側に図示しない封止キャップのシール部が当接する内周シール面5を形成し、その上端部には排出開口6を形成している。
スパウト本体2の外周面側には、排出開口6端側に封止キャップの雌ねじが螺着する雄ねじ7がほぼ螺旋状に形成され、雄ねじ7の下部には封止キャップに設けられるタンパーエビデントバンド(図示せず)と係止する係止部15とこの係止部15と間隔を空けてフランジ16が形成されている。フランジ16は、複合スパウト1の搬送時における把持、支持など機能的な役割を果たす。そして、フランジ16の下部にはパウチを取付ける取付部17を形成し、この取付部17によってパウチと複合スパウト1の接続部のシール性が維持される。
スパウト本体2の内周面には、筒状スリーブ10が装着されている。筒状スリーブ10は、軸方向の一端側10eから他端側10fまで同一肉厚であって、筒状スリーブ10の外周面がスパウト本体2の内周面に溶着されている。スパウト本体2の片端部6(図1参照)側に位置する筒状スリーブ10の片端部である一端側10eには、断面が三角形状で導管孔3の中心側に突出する突部8を導管孔3の周方向に環状に形成している。
突部8は、導管孔(及び筒状スリーブ10)3の軸方向と直角に交差する規制面8aと排出開口6側に向く傾斜面(台形状円錐面若しくはテーパー面)8b、すなわち排出開口6側に向かって広がる傾斜面8bが形成されている。
そして、複合スパウト1のスパウト本体2の薄肉部6aの外周面に外周面付加部12を形成している。外周面付加部12は、筒状スリーブ10の一端側10eに対応する部位に、スパウト本体2の外周面に環状に形成されている。外周面付加部12の高さは、図示しない封止キャップの雌ねじと干渉しないように雄ねじ7のねじ山の高さよりも低い高さで形成する必要がある。
このように、スパウト本体2の外周面に付加部12を形成することにより、溶融樹脂に蓄えられた熱量でスパウト本体2と筒状スリーブ10との接触面を確実に溶着できる。
また、図2に示す複合スパウト1は、図1に示す外周面付加部12に加えて、筒状スリーブ10の一端側10eの内周面には傾斜面8bから連続して延びる内周面付加部9を形成している。この内周面付加部9は、筒状スリーブ10の内周面から筒状スリーブ10の半径方向内側に突出するように形成され、筒状スリーブ10の周方向全体に渡って同一断面形状で形成されている。内周面付加部9が形成される位置は、筒状スリーブ10の一端側10eの内周面縁部から、スパウト本体2のほぼ雄ねじ7が形成される部位(以下、薄肉部と称す)6aに対応する部分、スパウト本体2の排出開口6側の肉厚が薄い箇所である。
内周面付加部9の形状は、傾斜面8bに連続する湾曲面9aと筒状スリーブ10の他端側10fへ筒状スリーブ10の半径方向外側へ広がる台形状の円錐面9bを有している。円錐面9bの軸方向長さは、湾曲面9aの長さに比べて長く、なだらかな傾斜角によって形成されている。
従って、筒状スリーブ10の一端側10e及び端面10gは、スパウト本体2の薄肉部6a、突部8及び内周面付加部9とで被覆され、筒状スリーブ10の機能性樹脂層10aが、導管孔3の内部空間に露出しないように形成されている。なお、突部8と内周面付加部9の境界は連続してつながっている。
このように、内周面付加部9、外周面付加部12を、筒状スリーブ10の内周面とスパウト本体2の外周面にそれぞれ形成することにより、スパウト本体2と筒状スリーブ10との接触面を確実に溶着でき、図1に示す複合スパウト1よりもスパウト本体2と筒状スリーブ10との接触面に熱を付加することができ、より確実に接触面を溶着できる。
また、上記実施の形態で説明した図2に示す複合スパウト1において、筒状スリーブ10の内周面に形成した内周面付加部9は、連続して環状に形成するのがよいが、連続的に形成することなく周方向に間隔を空けて複数形成してもよい。
筒状スリーブ10の他端側10fに位置する複合スパウト1には、導管孔3と筒状スリーブ10の接合面から段状に導管孔3の内方に突出する小径部18を形成し、小径部18と筒状スリーブ10の境界部には導管孔3の軸方向に対して直角に交差する保持面18aを形成している。導管孔3の半径方向に対する保持面18aの幅と、筒状スリーブ10の肉厚は同じ長さになるように形成されているが、少なくとも図に示す筒状スリーブ10の機能性樹脂層10aが保持面18aに被覆されている必要がある。こうして、スパウト本体2の内孔の内周面に筒状スリーブ10が装着され、筒状スリーブ10の機能性樹脂層10aが、導管孔3の内部空間に露出しないように構成されている。
スパウト本体2を構成する樹脂としては、熱可塑性樹脂であるオレフィン系樹脂、例えば低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HLDE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、線状超低密度ポリエチレン(LVLDPE)等のポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−プロピレン共重合体、ポリブデン−1、エチレン−ブテン−1共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン−1共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、イオン架橋オレフィン共重合体(アイオノマー)、或いはこれらのブレンド物が採用できる。また、熱可塑性ポリエステル樹脂全般についても用いることができ、エチレンテレフタレート系熱可塑性ポリエステル(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等の他のポリエステル、或いはこれらとポリカーボネートやポリアリレート等とのブレンド物も採用できる。
筒状スリーブ10の機能性樹脂層10aは、用途に応じて、例えばガスバリアー性樹脂、酸素吸収性樹脂、または水分遮断性樹脂等の所定の機能を有する樹脂が使用される。なお、ガスバリアー性樹脂としては、例えば酸素バリアー層として用いる場合の好適な例としては、ビニルアルコール単位の含有量が40〜85モル%、特に55〜80モル%、ケン化度が96モル%以上、特に99モル%以上のエチレン−ビニルアルコール共重合体が挙げられる。また、他の酸素ガスバリアー性樹脂としては、ナイロン樹脂、特に、ナイロン6、ナイロン8、ナイロン11、ナイロン6,6、ナイロン6,10、ナイロン10,6、ナイロン6/6,6共重合体等の脂肪族ナイロン、ポリメタキシリレンアジパミド等の部分芳香属ナイロン、さらにはポリグリコール酸樹脂が挙げられる。そして、これらの酸素ガスバリアー性は、内容物の保存性及び保香性の点から、酸素透過係数が5.5×10−12cc・cm/cm・sec・cmHg(23℃、0%RH)以下であることが好ましい。
他方、前記機能性樹脂層10aを酸素吸収性樹脂層とする場合は、前記ガスバリアー性樹脂層に酸素吸収性を付加しても良く、前記ガスバリアー性樹脂層の樹脂自体が酸素吸収性を有する構成としても良い。このような樹脂としては、例えば樹脂の酸化反応を利用したものが挙げられ、酸化性の材料、例えばポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリプロピレン、エチレン・酸化炭素重合体、ナイロン−6、ナイロン−12、メタキシリレンジアミン(MX)ナイロンのようなポリアミド類に、酸化触媒としてコバルト、ロジウム、銅等の遷移金属を含む有機酸塩類や、ペンゾフェン、アセトフェン、クロロケトン類のような光増感剤を加えたものが使用できる。これらの酸素吸収材料を使用した場合は、紫外線、電子線のような高エネルギー線を照射することによって、一層の効果を発現させることもできる。
また、前記ガスバリアー性樹脂層の樹脂に酸化可能な有機成分を含有させて、ガスバリアー性樹脂層の酸化劣化によるガスバリアー性の低下を生じることなく酸素吸収性を発現しても良い。このような酸化有機成分としては、ポリエンから誘導されるポリエン重合体が好ましく、カルボン酸基、カルボン酸無水物基、水酸基が導入されていることが好ましい。これらの官能基としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、不飽和カルボン酸、無水マレイン酸、不飽和カルボン酸の無水物等が挙げられ、遷移金属触媒としてはコバルトが好ましい。
また、前記ガスバリアー性樹脂層を構成する樹脂に酸素吸収剤を配合しても良く、このような酸素吸収剤としては、還元性を有する金属粉、例えば、還元性鉄粉、還元性亜鉛、還元性錫粉、金属低位酸化物、還元性金属化合物の一種又は二種以上を組み合わせたものを主成分としたものが挙げられる。これらは必要に応じて、アルカリ金属、アルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、亜硫酸塩、有機酸塩、ハロゲン化物、さらに活性炭、活性アルミナのような助剤とも組み合わせて使用することができる。或いは、多価フェノールを骨格内に有する高分子化合物、例えば、多価フェノール含有フェノール・アルデヒド樹脂等が挙げられる。
さらに、機能性樹脂層10aを水分遮断性樹脂層とする場合は、水分遮断性樹脂としては、環状オレフィン系共重合体、オレフィンと環状オレフィンとの非晶質乃至低結晶性共重合体(COC)が使用できる。前記のガスバリアー性樹脂、酸素吸収性樹脂等には、充填剤、着色剤、耐熱安定剤、耐候安定剤、酸化防止剤、老化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、金属石鹸やワックス等の滑剤、改質剤を配合できる。
筒状スリーブ10の内層10b及び外層10cの材料としては、例えば、スパウト本体2と同じ熱可塑性樹脂であるオレフィン系樹脂が用いることができ、スリーブ10と前記スパウト本体2との熱融着性の点から、少なくとも前記内層10bは、スパウト本体2のオレフィン系樹脂よりも低融点のオレフィン系樹脂を用いるのが好ましい。
発明の実施の形態による複合スパウトの断面図である。 発明の他の実施の形態による複合スパウトの断面図である。 従来例による複合スパウトの断面図である。 本発明及び従来例による筒状スリーブの斜視図及び断面図である。 従来の複合スパウトの射出成形装置による成形工程を示し、Aは雄型のコアーにスリーブを装着した状態の断面図、Bは雄型と雌型を閉じた状態の断面図、Cはゲートから金型に溶融樹脂を充填した状態の断面図、Dはスリーブがコアーの軸方向へずれた状態の断面図である。
1 複合スパウト
2 スパウト本体
8 突部
8b 傾斜面
内周面付加部
9a 湾曲面
9b 円錐面
10 筒状スリーブ
10e 一端側
10f他端側
12 外周面付加部
21 雄型
22 コアー
22a大径部
22b小径部
22c傾斜面
25 内周面付加部形成凹部
25a湾曲面
25b円錐面
31 雌型

Claims (5)

  1. 機能性樹脂層が中間層として配設されている筒状スリーブを中子として射出成形型のコアー部材に被嵌した状態でスパウト本体を射出成形することによって、スパウト本体の内周面に該筒状スリーブが実質上その内周面のみを露呈させて埋設された形態に成形された複合スパウトにして、
    該スパウトの排出端部を構成する該スパウト本体の片端部において、該スパウト本体の外周面の、該筒状スリーブの片端部に対応する部位には、半径方向外方に突出した外周面付加部が環状に形成されている、ことを特徴とする複合スパウト。
  2. 機能性樹脂層が中間層として配設されている筒状スリーブを中子として射出成形型のコアー部材に被嵌した状態でスパウト本体を射出成形することによって、該スパウト本体の内周面に該筒状スリーブが実質上その内周面のみを露呈させて埋設された形態に成形された複合スパウトにして、
    該スパウトの排出端部を構成している該スパウト本体の片端部において、該スパウト本体の内周面には、周方向の少なくとも一部において、該筒状スリーブの片端部の内周面を覆う内周面付加部が形成され、該筒状スリーブの片端部に対応する部位の該スパウト本体の外周面には、半径方向外方に突出した外周面付加部が環状に形成されている、ことを特徴とする複合スパウト。
  3. 該内周面付加部が環状に形成されている請求項2に記載の複合スパウト。
  4. 該内周面付加部は周方向に間隔をおいて複数形成されている請求項2に記載の複合スパウト。
  5. 該スパウトがスパウトの基端部を構成するスパウト本体の他端部側から溶融樹脂を射出することにより成形されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の複合スパウト。
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