JP5069941B2 - ガスセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、排気ガス中に晒される検出素子を被水から保護するプロテクタを備えたガスセンサに関するものである。
従来、自動車などの排気ガス中の特定ガス、例えばNOx(窒素酸化物)や酸素などの濃度に応じ、大きさの異なる起電力が生じたり、抵抗値が変化したりする検出素子を備えたガスセンサが知られている。このガスセンサは自動車の排気管等に取り付けられて使用されるが、検出素子が高温の排気ガス中に晒されることとなるため、排気ガスに含まれる水分の付着(被水)により検出素子が熱衝撃を受けると、クラックや割れが生ずる虞がある。そこでガスセンサには検出素子を覆うプロテクタが装着され、検出素子が被水から保護されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載のガスセンサのプロテクタは、主体金具から突出された検出素子の先端部を覆う内側プロテクタ(内側筒状部)と、その内側プロテクタとの間に空隙を有しつつ径方向周囲を取り囲む外側プロテクタ(外側筒状部)とから構成される2重構造をなす。排気ガスは、外側プロテクタに形成された外側導入孔(外壁ガス導入口)から外側プロテクタと内側プロテクタとの間の間隙に導入され、さらに内側プロテクタに形成された内側導入孔(内壁ガス導入口)を介して内側プロテクタ内に導入されて、検出素子と接触する構成となっている。
また、この特許文献1のガスセンサの内側プロテクタの先端部はテーパ状に形成され、外側プロテクタの先端より突出されており、先端面には排出口が開口されている。外部を流れる排気ガスがそのテーパに当接するとテーパに沿って流れるガス流が発生し、排出口付近に負圧が生じて、内側プロテクタの内部に導入された排気ガスが排出口から速やかに排出される。つまりテーパを設けることで内側プロテクタ、外側プロテクタに限らず排出口付近の負圧を生じさせている。
特開2004−109125号公報
しかしながら、特許文献1のガスセンサでは、内側プロテクタの排出口が、排気ガスの排出性を確保できる大きさで開口されており、この排出口を介して内側プロテクタ内に水滴等が飛び込んでしまうことがあった。検出素子の先端部はこの排出口を介して外部から直接目視できる状態にあるため、排出口から飛び込んだ水滴が検出素子に付着する虞が生じ、これにより素子が熱衝撃を受けた場合にクラックや割れが発生する虞があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、良好なガス排出性を確保しつつ、検出素子を被水から効果的に保護することができるプロテクタを備えたガスセンサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のガスセンサは、軸線方向に延び、先端側に被検出ガス中の特定ガス成分を検出するための検出部を有する検出素子と、前記検出部を自身の先端部から突出させた状態で、前記検出素子の径方向周囲を取り囲んで保持するハウジングと、周壁およびその先端側に先端壁を有し、自身の内部に前記検出部を収容した状態で、基端側の開口端部が前記ハウジングの前記先端部に固定されると共に、前記周壁に前記被検出ガスを自身の内部に導入するための内側導入孔が形成された内側プロテクタと、前記内側プロテクタとの間に空隙を有しつつ、前記内側プロテクタの前記周壁のみを取り囲む円筒状をなし、自身の周壁に前記被検出ガスを前記空隙に導入するための外側導入孔が形成された外側プロテクタとを備えたガスセンサにおいて、少なくとも前記内側プロテクタには、前記周壁の先端側に、先端に向けて外径が小さくなるテーパ部が形成され、前記内側プロテクタの前記先端壁には、当該先端壁よりも前記検出素子の近くに位置する底壁と、前記先端壁と前記底壁とをつなぐ側壁と、前記側壁に設けられ、前記被検出ガスを排出するための排出口と、を有する陥没部が設けられていることを特徴とする。
また、請求項1に係る発明のガスセンサは、上記の発明の構成に加え、前記内側プロテクタの前記周壁には、前記内側導入孔の形成位置よりも先端側に、前記空隙に進入した水滴を前記内側プロテクタの内部に導入するための水抜き孔が形成され、前記陥没部の前記排出口は、前記水抜き孔の基端よりも先端側に形成されており、前記陥没部は、前記テーパ部の基端よりも先端側に形成されていることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明のガスセンサは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記検出素子は板状をなし、前記排出口は、前記検出素子と軸線方向において重ならないことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明のガスセンサは、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記排出口は、前記陥没部の前記側壁のうち、向かい合う2箇所の部位においてそれぞれ貫通する形態で開口されていることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明のガスセンサは、請求項3に記載の発明の構成に加え、前記検出素子は板状をなし、前記内側プロテクタは、前記陥没部の前記2つの排出口が向かい合う方向を、前記ハウジングに保持される前記検出素子の厚み方向に揃えた状態で、前記ハウジングに固定されていることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明のガスセンサは、請求項1乃至のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記排出口は、先端側の開口幅が基端側の開口幅よりも広い台形形状の開口を有することを特徴とする。
また、請求項6に係る発明のガスセンサは、請求項1乃至のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記水抜き孔が、前記外側プロテクタの前記外側導入孔の基端よりも先端側に配置されると共に、前記検出素子の先端が、前記外側プロテクタの前記外側導入孔の基端よりも基端側に配置されていることを特徴とする。
また、本発明の変形例のガスセンサとしては、軸線方向に延び、先端側に被検出ガス中の特定ガス成分を検出するための検出部を有する検出素子と、前記検出部を自身の先端部から突出させた状態で、前記検出素子の径方向周囲を取り囲んで保持するハウジングと、周壁およびその先端側に先端壁を有し、自身の内部に前記検出部を収容した状態で、基端側の開口端部が前記ハウジングの前記先端部に固定されると共に、前記周壁に前記被検出ガスを自身の内部に導入するための内側導入孔が形成された内側プロテクタと、前記内側プロテクタとの間に空隙を有しつつ、前記内側プロテクタの前記周壁のみを取り囲む円筒状をなし、自身の周壁に前記被検出ガスを前記空隙に導入するための外側導入孔が形成された外側プロテクタとを備えたガスセンサにおいて、前記内側プロテクタおよび前記外側プロテクタの少なくともいずれか一方には、前記周壁の先端側に、先端に向けて外径が小さくなるテーパ部が形成され、前記内側プロテクタの前記先端壁には、当該先端壁よりも前記検出素子の近くに位置する底壁と、前記先端壁と前記底壁とをつなぐ側壁と、前記側壁に設けられ、前記被検出ガスを排出するための排出口と、を有する陥没部が設けられ、前記テーパ部は、前記内側プロテクタに設けられており、前記内側プロテクタは、前記陥没部の底壁が前記外側プロテクタの先端よりも先端側に形成されるように、前記外側プロテクタの先端よりも突出するようにしてもよい。
請求項1に係る発明のガスセンサでは、内側プロテクタの先端壁に排出口を直接開口せず、陥没部の側壁に開口して設けたことで、内側プロテクタの内部と外部とが、少なくとも軸線方向に沿って連通されにくい。つまり、内側プロテクタ内に収容される検出素子の検出部は、軸線方向において、内側プロテクタの先端壁や、陥没部を構成する壁部分のうち周縁を側壁に囲まれた底部分(以下、「底壁」という。)によって遮られ、外部に直接晒されにくい。この構成により、内側プロテクタの外部より水滴等が飛来し、軸線方向に沿って陥没部内に飛び込んだ場合であっても、底壁によって遮られるので検出素子には到達し難く、検出素子を被水から保護することができる。また、被水対策として内側プロテクタ全体(特に内側プロテクタの先端壁)を外側プロテクタで覆う必要もないため、両者の小型化を図ることができ、ひいてはガスセンサの小型化を実現することができる。
また、外側プロテクタと内側プロテクタとの間の空隙に進入した水滴は、水抜き孔を介して内側プロテクタ内に導入されるが、請求項1に係る発明によれば、排出口はその水抜き孔の基端よりも軸線方向において先端側に配置されている。すなわち外側プロテクタおよび内側プロテクタ内を流通する排気ガスの流路において、排出口が水抜き孔よりも流路下流側に配置されている。このため、内側プロテクタ内に導入された水滴が水抜き孔を逆流して外側プロテクタと内側プロテクタとの間の空隙に入り込むことが防止されるので、水滴の残留を防止し、内側プロテクタ内の排水性を高め、ひいては検出素子を被水から保護することができる。また、陥没部は、テーパ部の基端よりも先端側に形成されているので、軸線方向において検出素子の先端と陥没部の底壁との距離がより大きくなる。これにより、陥没部内に飛び込んで底壁に衝突した一部の水滴が排出口を通過し、ガス検出室内に進入した場合であっても、検出素子に到達し難く、検出素子を被水から保護することができる。
ところで、水滴が、軸線方向とは異なる方向に沿って陥没部内に飛び込んだ場合、その向きによっては排出口を介し、内側プロテクタ内に到達する場合がある。そこで請求項2に係る発明のように、排出口が検出素子と軸線方向において重ならないことで、排出口を介し内側プロテクタの内外を直線で結んだ場合に、その直線上に、検出素子が配置されることがない。この構成により、内側プロテクタの外部より飛来した水滴が、軸線方向とは異なる方向に沿って陥没部内に飛び込み、排出口を介して内側プロテクタ内に進入した場合でも、水滴が検出素子にかかることがないため、検出素子を被水から保護することができる。
そして、請求項3に係る発明によれば、排出口が陥没部の側壁のうち、向かい合う2箇所の部位にそれぞれ開口されているので、先端壁に占める陥没部の面積を大きくすることなく、排出口の開口面積を広くすることができる。さらに、陥没部の深さを深くすることなく、排出口の開口面積を広げることも可能となる。これにより、内側プロテクタの排出口からの排気ガスの排出性や水滴の排水性を高めることができる。また、このような排出口を形成するには、例えば先端壁に2本の平行なスリットを設け、両スリット間を内側プロテクタ内に押し込むように加工すれば容易に形成できるため、製造の際の手間を省き、製造コストを低減することができる。
さらに、請求項4に係る発明のように、ハウジングに保持された検出素子の厚み方向と、陥没部の2つの排出口の向かい合う方向とを揃えた状態で内側プロテクタをハウジングに固定すれば、排出口を介し内側プロテクタの内外を直線で結んだ場合に、その直線上に、検出素子の板幅方向の両端が配置されることがない。この構成により、内側プロテクタの外部より飛来した水滴が、軸線方向とは異なる方向に沿って陥没部内に飛び込み、排出口を介して内側プロテクタ内に進入した場合でも、水滴が検出素子にかかることがないため、検出素子を被水から保護することができる。
そして、請求項に係る発明によれば、排出口が台形形状の開口を有しているので、1つの排出口の開口面積をさらに広くすることができる。また、陥没部の深さを深くすることなく、排出口の開口面積をより広げることも可能である。これにより、内側プロテクタの排出口からの排気ガスの排出性や水滴の排水性をより高めることができる。
さらに、請求項に係る発明によれば、検出素子の先端は、外側プロテクタの外側導入孔の基端よりも基端側に配置されており、内側プロテクタの水抜き孔は、外側導入孔の基端よりも先端側に配置されている。つまり、外部から外側プロテクタの周壁に向かって飛来した水滴等が外側導入孔から内部に飛び込み、そのまま水抜き孔を通過して内側プロテクタ内に進入した場合において、水滴等の進入方向に検出素子の先端が配置されていない構成である。従って、外部より飛来した水滴等が、直接、検出素子にかかることはなく、排出口を介して外部へ排出されるため、検出素子を被水から保護できる。
また、上記本発明の変形例のガスセンサによれば、テーパ部は、内側プロテクタに設けられており、内側プロテクタは、陥没部が外側プロテクタの先端よりも先端側に形成されるように外側プロテクタの先端よりも突出する。これにより、プロテクタ内を流れる排気ガスや水滴の流路の最も下流側に内側プロテクタの排出口が配置されることとなるので、排出口からの排気ガスの排出性や水滴の排水性をさらに高めることができる。
以下、本発明を具体化したガスセンサの一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、一例としてのガスセンサ1の構造について、図1〜図3を参照して説明する。図1は、ガスセンサ1の部分断面図である。図2は、ガスセンサ1のプロテクタ100の構造を、(a)は側方から、(b)は先端側から示した図である。図3は、ガスセンサ1のプロテクタ100の構造を、(a)は図2(a)の側面側から、(b)は先端側から示した図である。なお、図1〜図3において、ガスセンサ1の軸線O方向(1点鎖線で示す。)を上下方向として図示し、内部に保持する検出素子10の検出部11側をガスセンサ1の先端側、後端部12側をガスセンサ1の後端側(基端側)として説明する。
図1に示すガスセンサ1は、自動車の排気管(図示外)に取り付けられ、内部に保持する検出素子10の検出部11が排気管内を流通する排気ガス中に晒されて、その排気ガス中の酸素濃度から排気ガスの空燃比を検出する、いわゆる全領域空燃比センサである。
検出素子10は公知にあるような軸線O方向に延びる細幅の板状形状をなし、酸素濃度の検出を行うガス検出体と、そのガス検出体を早期活性化させるために加熱を行うヒータ体とが互いに貼り合わされ、略角柱状をなす積層体として一体化されたものである(図1では、紙面左右方向を板厚方向、紙面表裏方向を板幅方向として示している。)。ガス検出体はジルコニアを主体とする固体電解質体と白金を主体とする検出電極と(共に図示しない)から構成され、その検出電極は、検出素子10の先端側の検出部11に配置されている。そして、検出電極を排気ガスによる被毒から保護するため、検出素子10の検出部11には、その外周面を包むように保護層15が形成されている。また、検出素子10の後端側の後端部12には、ガス検出体やヒータ体から電極を取り出すための5つの電極パッド16(図1ではそのうちの1つを図示している。)が形成されている。なお、本実施の形態では検出素子10を本発明における「検出素子」として説明を行うが、厳密には、検出素子の構成としてヒータ体は必ずしも必要ではなく、ガス検出体が本発明の「検出素子」に相当する。
検出素子10の胴部13の中央よりやや先端側には、有底筒状をなす金属製の金属カップ20が、自身の内部に検出素子10を挿通させ、その検出部11を筒底の開口25から突出させた状態で配置されている。金属カップ20は主体金具50内に検出素子10を保持するための部材であり、筒底の縁部分の先端周縁部23は外周面にかけてテーパ状に形成されている。金属カップ20内には、アルミナ製のセラミックリング21と滑石粉末を圧縮して固めた滑石リング22とが、自身を検出素子10に挿通させた状態で収容されている。滑石リング22は金属カップ20内で押し潰されて細部に充填されており、これにより、検出素子10が金属カップ20内で位置決めされて保持されている。
金属カップ20と一体となった検出素子10は、その周囲を筒状の主体金具50に取り囲まれて保持されている。主体金具50はガスセンサ1を自動車の排気管(図示外)に取り付け固定するためのものであり、SUS430等の低炭素鋼からなり、外周先端側に排気管への取り付け用の雄ねじ部51が形成されている。この雄ねじ部51よりも先端側には、後述するプロテクタ100が係合される先端係合部56が形成されている。また、主体金具50の外周中央には取り付け用の工具が係合する工具係合部52が形成されており、その工具係合部52の先端面と雄ねじ部51の後端との間には、排気管に取り付けた際のガス抜けを防止するためのガスケット55が嵌挿されている。更に、工具係合部52の後端側には、後述する外筒30が係合される後端係合部57と、その後端側に、主体金具50内に検出素子10を加締め保持するための加締め部53とが形成されている。なお、主体金具50が、本発明における「ハウジング」に相当する。
また、主体金具50の内周で雄ねじ部51付近には段部54が形成されている。この段部54には、検出素子10を保持する金属カップ20の先端周縁部23が係止されている。更に、主体金具50の内周には滑石リング26が、自身を検出素子10に挿通させた状態で、金属カップ20の後端側から装填されている。そして、滑石リング26を後端側から押さえるように、筒状のスリーブ27が主体金具50内に嵌め込まれている。スリーブ27の後端側外周には段状をなす肩部28が形成されており、その肩部28には、円環状の加締めパッキン29が配置されている。この状態で主体金具50の加締め部53が、加締めパッキン29を介してスリーブ27の肩部28を先端側に向けて押圧するように加締められている。スリーブ27に押圧された滑石リング26は主体金具50内で押し潰されて細部にわたって充填され、この滑石リング26と、金属カップ20内にあらかじめ装填された滑石リング22とによって、金属カップ20および検出素子10が主体金具50内で位置決め保持される。主体金具50内の気密は加締め部53とスリーブ27の肩部28との間に介在される加締めパッキン29によって維持され、燃焼ガスの流出が防止される。
検出素子10は、その後端部12が主体金具50の後端(加締め部53)よりも後方に突出されており、その後端部12には、絶縁性セラミックスからなる筒状のセパレータ60が被せられている。セパレータ60は、検出素子10の後端部12に形成された5つの電極パッド16とそれぞれ電気的に接続される5つの接続端子61(図1ではそのうちの1つを図示している。)を内部に保持すると共に、それら各接続端子61と、ガスセンサ1の外部に引き出される5本のリード線65(図1ではそのうちの3本を図示している。)との各接続部分を収容して保護している。
そして、セパレータ60が嵌められた検出素子10の後端部12の周囲を囲うように、筒状の外筒30が配設されている。外筒30はステンレス(例えばSUS304)製であり、主体金具50の後端係合部57の外周に自身の先端側の開口端31が係合されている。その開口端31は、外周側から加締められ、更に外周を一周してレーザ溶接が施されて後端係合部57に接合されており、外筒30と主体金具50とが一体に固定されている。
また、外筒30とセパレータ60との間の間隙には、金属製で筒状の保持金具70が配設されている。保持金具70は自身の後端を内側に折り曲げて構成した支持部71を有し、自身の内部に挿通されるセパレータ60の後端側外周に鍔状に設けられた鍔部62を支持部71に係止させて、セパレータ60を支持している。この状態で、保持金具70が配置された部分の外筒30の外周面が加締められ、セパレータ60を支持した保持金具70が外筒30に固定されている。
次に、外筒30の後端側の開口には、フッ素系ゴム製のグロメット75が嵌合されている。グロメット75は5つの挿通孔76(図1ではそのうちの1つを図示している。)を有し、各挿通孔76に、セパレータ60から引き出された5本のリード線65が気密に挿通されている。この状態でグロメット75は、セパレータ60を先端側に押圧しつつ、外筒30の外周から加締められて、外筒30の後端に固定されている。
一方、主体金具50に保持された検出素子10の検出部11は、主体金具50の先端部(先端係合部56)より突出されている。この先端係合部56には、検出素子10の検出部11を、排気ガス中のデポジット(燃料灰分やオイル成分など被毒性の付着物質)による汚損や被水などによる折損等から保護するためのプロテクタ100が嵌められ、スポット溶接やレーザ溶接によって固定されている。以下、このプロテクタ100について、図2,図3を参照して説明する。
図2(a)(b)、図3(a)(b)に示すように、プロテクタ100は、先端壁124および周壁112を有する有底筒状をなし周壁122に複数の孔が形成された内側プロテクタ120と、内側プロテクタ120の外周面との間に空隙(以下、「ガス分離室」119ともいう。)を有した状態で内側プロテクタ120の径方向周囲を取り囲む筒状をなし、周壁112に複数の孔が形成された外側プロテクタ110とから構成される2重構造を有する。
内側プロテクタ120は、その外径が主体金具50の先端係合部56よりも小さく形成されており、開口側(基端側)の端部である開口端部121は、先端係合部56の外周に係合するように拡径されている。そして、開口端部121の外周を一周してレーザ溶接が施されており、内側プロテクタ120は主体金具50の先端係合部56に固定されている。一方、周壁122の先端側には、先端壁124に向けてテーパ状に先細るテーパ部123が形成されている。この内側プロテクタ120の周壁122には、軸線O方向で開口端部121寄りの位置の外周面に、周方向に沿って複数(本実施の形態では6個)の内側導入孔130が開口されている。内側導入孔130は、後述する外側プロテクタ110の外側導入孔115を介してガス分離室119に導入される排気ガスのうち、主にガス成分を内側プロテクタ120の内部、すなわち検出素子10の検出部11が露出されたガス検出室129に導入させるために設けられている。また、内側プロテクタ120の周壁122の先端側には、L字型の切り込みをガス検出室129内に向けて押し込むように開口された水抜き孔150が、外周面の周方向の複数箇所(本実施の形態では6箇所)に設けられている。この水抜き孔150は、ガス分離室119内に導入される排気ガスに含まれる水分(水滴)等を、ガス検出室129を介し外部に排出するための導路として設けられたものであり、内側導入孔130の形成位置よりも先端側に配設されている。そして、内側プロテクタ120の先端壁124には、ガス検出室129内に導入された排気ガスや水滴を外部に排出するための排出口160が設けられている。
内側プロテクタ120の先端側の先端壁124には、その一部を外側から内側に押し込むようにして、検出素子10に近づくように窪んだ陥没部125が形成されている。陥没部125は、底壁126の周縁を側壁127で囲う凹部形状をなしており、上記の排出口160は、側壁127の一部を貫通する形態で開口されている。この構成により、内側プロテクタ120の外部より水滴等が飛来し、軸線O方向に沿って陥没部125内に飛び込んだ場合であっても、底壁126によって遮られ、検出素子10には到達し難く、検出素子10を被水から保護することができる。さらに、陥没部125は、テーパ部123の基端(つまり周壁122との境)よりも先端側に形成されているので、軸線O方向において検出素子10の先端と陥没部125の底壁126との距離がより大きくなる。これにより、陥没部125内に飛び込んで底壁126に衝突した一部の水滴が排出口160を通過し、ガス検出室129内に進入した場合であっても、検出素子10に到達し難く、検出素子10を被水から保護することができる。
また、排出口160は、水抜き孔150の基端よりも先端側に形成されている。換言すると、陥没部125を形成するにあたって、底壁126が水抜き孔150の基端よりも後端側に配置されないような形態で、陥没部125が内側に押し込まれている。この構成により、外側プロテクタ110および内側プロテクタ120内を流通する排気ガスの流路において、排出口160が水抜き孔150よりも流路下流側に配置される。このため、水抜き孔150よりガス検出室129内に導入された水滴が水抜き孔150を逆流してガス分離室119に入り込むことが防止される。
本実施の形態では、陥没部125の側壁127のうち、向かい合う2箇所の部位(図2の側壁127においては紙面左右両側の部位)が排出口160として開口されている。そして、この排出口160は、先端側(先端壁124側)の開口幅(軸線Oと直交する方向の長さ)が基端側(底壁126側)の開口幅よりも広い台形形状の開口を有している。これにより、1つの排出口の開口面積をさらに広くすることができる。また、陥没部125の深さを深くすることなく、排出口160の開口面積をより広げることも可能である。その結果、内側プロテクタ120の排出口160からの排気ガスの排出性や水滴の排水性をより高めることができる。
そして、ガス検出室129内に検出部11が収容される板状の検出素子10の板厚方向(図2(a)(b)においては紙面左右方向、図3(a)においては紙面表裏方向,図3(b)においては紙面上下方向)と、2つの排出口160の向かい合う方向とが一致するように揃えられた状態で、内側プロテクタ120が主体金具50に固定されている。特に、図2(b),図3(b)に示すように、検出素子10の配置位置と排出口160の形成位置とを軸線O方向に沿ってみたときに、両者が重ならない配置構成となっている。つまり、排出口160を介し内側プロテクタ120の内部と外部とを直線で結んだ場合に、その直線上に検出素子10が配置されることがない。この構成により、内側プロテクタ120の外部より飛来した水滴が、軸線O方向とは異なる方向に沿って陥没部125内に飛び込み、排出口160を介して内側プロテクタ120内に進入した場合でも、水滴が検出素子10にかかることがないため、検出素子10を被水から保護することができる。
なお、上記のように、軸線O方向に沿ってみたときに、排出口160と検出素子10とが重ならない配置構成であれば、検出素子10の板厚方向と2つの排出口160の向かい合う方向とが完全に一致しなくとも十分に、検出素子10を被水から保護することが可能である。例えば、検出素子10の軸方向(延設方向)が軸線Oに対し傾いた状態で主体金具50に組み付けられた状態であってもよいし、検出素子10の板厚方向と2つの排出口160の向かい合う方向とが軸線Oの周方向にずれた配置となってもよい。つまり、外部から排出口160を介してガス検出室129内を覗いたときに、検出素子10が見えない状態であれば、外部から排出口160を介してガス検出室129内に飛び込んだ水滴は検出素子10に到達し難く、検出素子10を被水から保護することができる。
また陥没部125は、先端壁124において、軸線Oを中心とする位置に形成されており、検出素子10の軸線O方向先端側に、陥没部125の底壁126が配置されるように構成されている。この陥没部125の底壁126は、軸線O方向において、内側プロテクタ120の周壁122に開口された水抜き孔150の基端よりも先端側に配置されるように構成されている。これにより、排出口160は、水抜き孔150の基端よりも軸線O方向の先端側に配置される。この構成により、内側プロテクタ120内に導入された水滴が水抜き孔150を逆流して外側プロテクタ110と内側プロテクタ120との間のガス分離室119に入り込むことが防止される。よって、プロテクタ100内における水滴の残留を防止し、内側プロテクタ120内の排水性を高め、ひいては検出素子10を被水から保護することができる。
次に、外側プロテクタ110は、後端側の端部となる基端部111が、内側プロテクタ120の開口端部121の外周に係合されている。そして外側プロテクタ110の基端部111の外周にスポット溶接が施されており、外側プロテクタ110の基端部111と内側プロテクタ120の開口端部121とが重ねられた状態で、外側プロテクタ110が内側プロテクタ120に固定されている。なお、外側プロテクタ110は、レーザ溶接により内側プロテクタ120に固定されていてもよい。また、この外側プロテクタ110の先端部113は、内側プロテクタ120のテーパ部123付近にて内側プロテクタ120の周壁122の外周面に向けて内側に折り曲げられている。これにより、内側プロテクタ120の外周面と外側プロテクタ110の内周面との間の空隙が先端側にて閉塞されて、この空隙が上記のガス分離室119として構成される。内側プロテクタ120のテーパ部123は、外側プロテクタ110の先端部113よりも軸線O方向先端側に向けて突出された形態となり、外部に露出されている。そして上記したように、陥没部125はテーパ部123の基端よりも先端側に形成されている。このため、陥没部125は、外側プロテクタ110の先端部113よりも先端側に配置される。従って、プロテクタ100内を流れる排気ガスや水滴の流路の最も下流側に排出口160が配置されることとなり、排出口160からの排気ガスの排出性や水滴の排水性をさらに高めることができる。
また、外側プロテクタ110の周壁112で、内側プロテクタ120の内側導入孔130の形成位置よりも先端側の位置における外周面には、外側プロテクタ110の外部とガス分離室119とを連通する複数(本実施の形態では6個)の外側導入孔115が周方向に沿って形成されている。これら外側導入孔115のそれぞれには、内側に向けて延出するガイド体116が設けられている。ガイド体116は、外部から外側導入孔115を介してガス分離室119内に導入される排気ガスに、内側プロテクタ120の周壁122の外周面を取り囲む状態で旋回流を生じさせる機能を担う。さらに、軸線O方向において、検出素子10の先端が外側プロテクタ110の外側導入孔115の基端よりも基端側に配置されている。また、内側プロテクタ120の水抜き孔150は、外側導入孔115の基端よりも先端側に配置されている。つまり、外部から外側プロテクタ110の周壁112に向かって飛来した水滴等が外側導入孔115からガス分離室119内に飛び込み、そのまま水抜き孔150を通過してガス検出室129内に進入した場合において、水滴等の進入方向には検出素子10の先端が配置されていない。この構成により、外部より飛来した水滴等が、直接、検出素子10にかかることはなく、排出口160を介して外部へ排出されるため、検出素子10を被水から保護できる。
このような構成をなすガスセンサ1が内燃機関の排気管に取り付けられた場合、雄ねじ部51よりも先端側が排気管内に露出される。排気管内を流通する排気ガスは、少なくとも軸線O方向とは異なる方向(例えば軸線Oに直交する方向)からプロテクタ100に衝突し、外側プロテクタ110の外側導入孔115からガス分離室119内に導入される。このとき、排気ガスはガイド体116により流路方向を案内され、ガス分離室119内で内側プロテクタ120の周壁122の外周面に沿う旋回流が生ずる。この旋回流に伴い発生する慣性力により、排気ガス中に含まれる相対的に重い水分と相対的に軽いガス成分とが分離され、比重の重い水分は水抜き孔150から内側プロテクタ120のガス検出室129内に導入され、ガス成分は内側導入孔130からガス検出室129内に導入される。ガスセンサ1は、ガス検出室129内に導入された排気ガス中のガス成分と検出素子10の検出部11とが接触することにより、排気ガス中の酸素濃度の検出を行うものである。一方、排気管内を流通する排気ガスが内側プロテクタ120のテーパ部123に衝突すると、テーパに沿って先端壁124に向かって流れるガス流が生ずる。このガス流により陥没部125付近に負圧が発生するため、ガス検出室129内の排気ガスや水滴は、排出口160を介し外部に吸引されるように排出される。このようにして、プロテクタ100内を流れる排気ガスの流路が形成されている。
上記のような排出口160は、先端壁124の一部をガス検出室129内に押し込むようにして陥没部125を形成した後に、側壁127を開口することで形成することができるが、より簡易な手順で形成することが可能である。例えば、先端壁124に2本の平行なスリットを形成し、そのスリット間の中央部分をガス検出室129内に押し込んで陥没部125を形成する。このようにすれば、スリット間の中央部分を陥没部125の底壁126として構成し、スリット間の両端部分を側壁127として構成すると共に、スリット部分を排出口160として構成することが可能である。
なお、本発明は上記各実施の形態に限られず、各種の変形が可能である。例えば、本実施の形態の陥没部125は、先端壁124に設けた2本の平行なスリット間の中央部分を内側プロテクタ120の内部に向けて押し込んだ形態をなすが、図4(a)(b)に示すガスセンサ200のように、先端壁224に設けた1本のスリットを境に一方側の部分を内側プロテクタ220のガス検出室229内に向けて押し込むようにして、検出素子10に近づくように窪んだ陥没部225を形成してもよい。この場合、陥没部225内において、軸線Oを中心とする3方向が側壁227に囲まれ、残る1方向に排出口260が形成される形態となるが、底壁226によって検出素子10が外部に露出されるのを十分に保護することができる。そしてこの場合においても、図4(b)に示すように、検出素子10の配置位置と排出口260の形成位置とを軸線O方向に沿ってみたときに、両者が重ならない配置構成として、内側プロテクタ220の主体金具50への固定を行う。すなわち、外から排出口を介して内側プロテクタ220を覗いたときに、検出素子1が見えないように配置されている。この構成により、外部より飛来した水滴が排出口260を介して内側プロテクタ220内に進入した場合でも、水滴が検出素子10にかかることがなく、検出素子10を被水から保護することができる。もちろん、排出口を3箇所以上設けてもよい。あるいはスリットを設けず陥没部を形成し、その後の工程で、陥没部の側壁に開口を設けてもよい。
また、本実施の形態のプロテクタ100は、図2,図3において内側プロテクタ120の周壁122の同一母線上に水抜き孔150および内側導入孔130が設けられた形態として描かれ、さらにその母線と径方向に同一となる外側プロテクタ110の母線上に外側導入孔115が形成された形態で描かれているが、それぞれ異なる母線上に形成されていてもよいし、いずれかが異なる母線上に形成されていてもよい。また、外側導入孔115、水抜き孔150および内側導入孔130の形成数はそれぞれ6個に限られるものではなく、その大きさも任意に設定されてもよい。
また、本実施の形態では内側プロテクタ120の周壁122の先端側に先端壁124に向けてテーパ状に先細るテーパ部123を備えていたが、こうしたテーパ形状を外側プロテクタ110の先端側に形成してもよい。例えば、図5に示すガスセンサ350の外側プロテクタ310のように、周壁312の先端側に、自身の周壁312から内側プロテクタ320の先端壁324へ向けてテーパ状に先細るテーパ部313を形成してもよい。こうした形状のプロテクタ300であっても、本実施の形態のプロテクタ100と同様に、排気管内を流通する排気ガスを外側プロテクタ310のテーパ部313に衝突させ、テーパ部313に沿って内側プロテクタ320の先端壁324に向かって流れるガス流を生じさせることができるので、陥没部325付近に負圧を発生させることができる。なおこの場合、図5に示すように、外側プロテクタ310のテーパ部313の先端が、軸線O方向において、内側プロテクタ320の先端壁324とほぼ同じ位置となるように外側プロテクタ310を構成する。一方、内側プロテクタ320のテーパ部323が周壁322をそのまま軸線方向に真っ直ぐ延長した形態となるように内側プロテクタ320を構成する。このようにすれば、テーパ部313から先端壁324へほぼ連続した面に構成することができ、排気ガスをスムーズに先端壁324へと案内させやすく好ましい。もちろん、図示しないが、外側プロテクタにテーパ部を形成すると共に、内側プロテクタにもテーパ部を形成してもよい。この場合、外側プロテクタのテーパ部を内側プロテクタのテーパ部に連続させ、排気ガスが両者のテーパ部それぞれに沿って内側プロテクタの先端壁へスムーズに案内されるようにすると、なおよい。
酸素センサ、NOxセンサ、HCセンサ、温度センサ等に用いられるプロテクタにも同様に適用することができる。
ガスセンサ1の部分断面図である。 ガスセンサ1のプロテクタ100の構造を、(a)は側方から、(b)は先端側から示した図である。 ガスセンサ1のプロテクタ100の構造を、(a)は図2(a)の側面側から、(b)は先端側から示した図である。 変形例としてのガスセンサ200の内側プロテクタ220の構造を、(a)は側方から、(b)は先端側から示した図である。 変形例としてのガスセンサ350のプロテクタ300の形状を示す断面図である。
1,200,350 ガスセンサ
10 検出素子
50 主体金具
56 先端係合部
100 プロテクタ
110,310 外側プロテクタ
112 周壁
115 外側導入孔
119 ガス分離室
120,220,320 内側プロテクタ
121 開口端部
122,322 周壁
123,313 テーパ部
124,224,324 先端壁
125,225,325 陥没部
126,226 底壁
127,227 側壁
129,229 ガス検出室
130 内側導入孔
150 水抜き孔
160,260 排出口

Claims (6)

  1. 軸線方向に延び、先端側に被検出ガス中の特定ガス成分を検出するための検出部を有する検出素子と、
    前記検出部を自身の先端部から突出させた状態で、前記検出素子の径方向周囲を取り囲んで保持するハウジングと、
    周壁およびその先端側に先端壁を有し、自身の内部に前記検出部を収容した状態で、基端側の開口端部が前記ハウジングの前記先端部に固定されると共に、前記周壁に前記被検出ガスを自身の内部に導入するための内側導入孔が形成された内側プロテクタと、
    前記内側プロテクタとの間に空隙を有しつつ、前記内側プロテクタの前記周壁のみを取り囲む円筒状をなし、自身の周壁に前記被検出ガスを前記空隙に導入するための外側導入孔が形成された外側プロテクタと
    を備えたガスセンサにおいて、
    少なくとも前記内側プロテクタには、前記周壁の先端側に、先端に向けて外径が小さくなるテーパ部が形成され、
    前記内側プロテクタの前記先端壁には、
    当該先端壁よりも前記検出素子の近くに位置する底壁と、
    前記先端壁と前記底壁とをつなぐ側壁と、
    前記側壁に設けられ、前記被検出ガスを排出するための排出口と、を有する陥没部が設けられ、
    前記内側プロテクタの前記周壁には、前記内側導入孔の形成位置よりも先端側に、前記空隙に進入した水滴を前記内側プロテクタの内部に導入するための水抜き孔が形成され、
    前記陥没部の前記排出口は、前記水抜き孔の基端よりも先端側に形成されており、
    前記陥没部は、前記テーパ部の基端よりも先端側に形成されていることを特徴とするガスセンサ。
  2. 前記検出素子は板状をなし、
    前記排出口は、前記検出素子と軸線方向において重ならないことを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 前記排出口は、前記陥没部の前記側壁のうち、向かい合う2箇所の部位においてそれぞれ貫通する形態で開口されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のガスセンサ。
  4. 前記検出素子は板状をなし、
    前記内側プロテクタは、前記陥没部の前記2つの排出口が向かい合う方向を、前記ハウジングに保持される前記検出素子の厚み方向に揃えた状態で、前記ハウジングに固定されていることを特徴とする請求項3に記載のガスセンサ。
  5. 前記排出口は、先端側の開口幅が基端側の開口幅よりも広い台形形状の開口を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のガスセンサ。
  6. 前記水抜き孔が、前記外側プロテクタの前記外側導入孔の基端よりも先端側に配置されると共に、
    前記検出素子の先端が、前記外側プロテクタの前記外側導入孔の基端よりも基端側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のガスセンサ。
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