JP2001074686A - ガスセンサのプロテクタ - Google Patents

ガスセンサのプロテクタ

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JP2001074686A
JP2001074686A JP25421299A JP25421299A JP2001074686A JP 2001074686 A JP2001074686 A JP 2001074686A JP 25421299 A JP25421299 A JP 25421299A JP 25421299 A JP25421299 A JP 25421299A JP 2001074686 A JP2001074686 A JP 2001074686A
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gas
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gas flow
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JP25421299A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Okumura
達也 奥村
Hisaharu Nishio
久治 西尾
Shuichi Hanai
修一 花井
Teppei Okawa
哲平 大川
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定ガス流の向きに対してどのようにガス
センサを配置しても、検出素子に直接被測定ガス流が当
たることのないように検出素子を保護する。 【解決手段】 インナプロテクタ50の側壁部には複数
の第1ガス流通側壁孔52が配置され、先端面には第1
ガス流通先端孔54が配置されている。アウタプロテク
タ60はインナプロテクタ50との間に隙間Gを空けて
外側に配置され、側壁部にはインナプロテクタ50の第
1ガス流通側壁孔52と重ならないように、複数の第2
ガス流通側壁孔62a,62bが配置される。また、先
端面には、インナプロテクタ50の先端面に配置した第
1ガス流通先端孔54と重ならないように、アウタプロ
テクタ60の中心軸を中心とする放射状に複数の第2ガ
ス流通先端孔64が配置されている。このため、第2ガ
ス流通先端孔64から流入した被測定ガスは直接第1ガ
ス流通先端孔54に流入しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸素センサ、HC
センサ、NOxセンサ等、測定対象となるガス中の被検
出成分を検出するガスセンサにおいて、被検出成分検出
用の検出素子を覆うのに使用されるプロテクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関等の排気ガス中の被
検出成分を検出し、その検出した被検出成分に応じて内
燃機関の空燃比や燃焼状態を制御することが知られてい
る。そして、その種の制御に用いるガスセンサの一種と
して、例えば、図11に示すように、先端側にガス検知
用の検出部Dを有する細長い板状の検出素子2と、内側
に検出素子2を配置して車両等の排気管に固定するため
の主体金具(ケース)4と、検出素子2を保護するため
に検出部Dを二重に覆った状態で主体金具4の先端に取
り付けられるプロテクタ(インナプロテクタ200及び
アウタプロテクタ210)とを備えた酸素センサ(酸素
センサS)が知られている。
【0003】尚、検出素子2は、ジルコニア等の酸素イ
オン電導性固体電解質体からなる板状の電池素子と、電
子素子活性化用の板型セラミックヒータと、この電池素
子の先端部側両面にそれぞれ絶縁された状態で形成され
た多孔質電極と、一方の多孔質電極側に積層された素子
活性化用の板型セラミックヒータと、スピネル,アルミ
ナ等のセラミックスからなり、他方の多孔質電極の表面
を覆う多孔質の電極保護層32とから構成されている。
【0004】そして、酸素センサSでは、検出素子2は
主体金具4の内側に配置された絶縁体6の挿通孔6aに
挿通されると共に、排気管に固定される主体金具4の先
端から検出部Dが突出した状態で絶縁体6内に固定され
る。尚、絶縁体6には軸断面が挿通孔6aよりも大径の
空隙部6bが形成されている。そして、その空隙部6b
の内面と検出素子2の外面との間は、ガラスからなる封
着材層8により封着される。また、絶縁体6と主体金具
4とは、タルクリング10と加締めリング12とにより
互いに固定される。
【0005】また、外筒14の末端部にはセラミックセ
パレータ16、及び、グロメット18が嵌め込まれ、更
に、内側にコネクタ部20が設けられている。また、リ
ード線22の後端側はセラミックセパレータ16を貫通
して外部に延びている。一方、リード線22の先端側
は、コネクタ部20等を介して検出素子2に形成された
多孔質電極に電気的に接続されている。
【0006】主体金具4の先端に取り付けられるインナ
プロテクタ200は、図12に示すように、検出素子2
の中心軸周りにおいて検出部Dを取り囲む筒状に形成さ
れ、その側壁部には周方向に所定の間隔で複数の第1ガ
ス入口202が形成される一方、先端面に第1ガス出口
204が形成されている。
【0007】また、同じく主体金具4の先端に取り付け
られるアウタプロテクタ210は、インナプロテクタ2
00の外側においてインナプロテクタ200との間に隙
間Gを形成する形で配置される筒状をなし、その先端が
インナプロテクタ200よりも突出して位置すると共
に、その側壁部には周方向に所定の間隔で複数の第2ガ
ス入口212a,212bが形成される一方、先端面
に、第1ガス出口204と同心円となる位置関係となる
ように第2ガス出口214が形成されている。尚、第2
ガス入口212aは、検出素子2の先端よりも中心軸方
向先端側に位置し、第2ガス入口212bは基端側に位
置している。
【0008】そして、酸素センサSでは、検出素子2の
中心軸をほぼ中心にして、各ガス出口204,214が
同心的となる位置関係にあるため、酸素センサSをアウ
タプロテクタ210の先端面側から見た要部透視図であ
る図12(b)に示すように、第2ガス出口214及び
第1ガス出口204を通して、検出素子2の検出部Dの
一部があらわになっている状態である。
【0009】そして、酸素センサSは取付ネジ部4aに
おいて排気管に固定される。その検出部Dが排気ガスに
晒されると、電池素子30の検出部Dが排気ガスと接触
し、電池素子30には排気ガス中の酸素濃度に応じた起
電力が生じる。この起電力がセンサ出力として取り出さ
れる。
【0010】ところで、被測定ガスは、例えば、内燃機
関の運転状態(回転数や負荷等)によって流速が大きく
なったりガス温が低下することがある。そして、検出素
子にこのような被測定ガスが直接当たると、セラミック
ヒータにて加熱しているにもかかわらず検出素子の温度
が低下し、不活性化して検出感度が低下したり検出出力
が途切れたりするといった問題を生じる。
【0011】また、被測定ガスには、凝縮水の水滴が含
まれている場合がある。そして、このような水滴を含ん
だ被測定ガス流が検出素子に被着すると、検出素子が急
冷することにより割れてしまい、検出素子の耐久性が低
下したりするといった問題をも生じる。
【0012】そこで、従来では、インナプロテクタ20
0の第1ガス入口202と、アウタプロテクタ210の
第2ガス入口212a,212bとが、各プロテクタ2
00,210の中心軸方向において互いにずれた位置関
係となるように、各プロテクタ200,210それぞれ
が構成されて、主体金具4の先端に取り付けられてい
る。
【0013】こうすることで、図13(a)に示すよう
に、例えば、被測定ガスEG流の向きに対して検出素子
2の中心軸が直交するように酸素センサSを被測定ガス
EG流中に配置した場合には、アウタプロテクタ210
の側壁部に形成された第2ガス入口212a,212b
から被測定ガスEGが導入され、この被測定ガスEGは
各プロテクタ200,210の側壁に沿ってその基端側
や先端側に向けて隙間Gを通って流れた後、第2ガス出
口214及び導入された側と反対側の第2ガス入口21
2a,212bから流出するが、第1ガス入口202と
第2ガス入口212a,212bとがずれた位置関係に
あるため、第2ガス入口212a,212bから第1ガ
ス入口202に直接流れ込むのが阻止されるようになっ
ている。
【0014】従って、被測定ガスEGが、第2ガス入口
212a,212bを通して入り込んでも、被測定ガス
EGに含まれる水滴はインナプロテクタ200の側壁に
被着したり、或いは、そのまま被測定ガスによって運ば
れて外部に排出されたりして、検出素子2に被着しにく
くなっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、酸素センサ
Sは、被測定ガスEG流の向きに対して検出素子2の中
心軸が直交するように被測定ガスEG流中に配置される
とは限らず、検出素子2の中心軸が被測定ガス流EG流
の向きに対して平行となるように配置されたり、或い
は、交差するように配置されることがある。
【0016】例えば、図13(b)に示すように、被測
定ガスEG流の向きに対して検出素子2の中心軸が平行
となるように酸素センサSを被測定ガスEG流中に配置
した場合(即ち、アウタプロテクタ210の先端面に対
して垂直方向から被測定ガスEG流が衝突する向きに配
置した場合)には、被測定ガスEGが、第2ガス出口2
14及び第1ガス出口204を通ってインナプロテクタ
200内に直接流れ込むこととなって、流れ込む被測定
ガスEGが検出素子2に直接当たってしまい、上記した
ように検出素子2の検出感度低下や、耐久性低下等の問
題を引き起こすことになる。
【0017】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、被測定ガス中の被検出成分を検出する検出素
子を備えたガスセンサにおいて、被測定ガス流の向きに
対してどのようにガスセンサを配置しても、検出素子に
直接被測定ガス流が当たることのないように検出素子を
保護し、検出素子の耐久性を向上できるようにすること
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段,発明の実施の形態及び発
明の効果】かかる目的を達成するためになされた請求項
1に記載の発明は、被測定ガス中の被検出成分を検出す
る検出素子と、前記検出素子を突出させた状態で該検出
素子を把持する筒状のケースとを備えたガスセンサにお
いて、前記ケースの前記検出素子が突出する側に固定さ
れて、該ケースから吐出した該検出素子を覆い、外部か
ら保護するためのプロテクタであって、前記検出素子の
突出部分を覆う第1のプロテクタと、前記第1のプロテ
クタの外側に所定の隙間を空けて配置され、該第1のプ
ロテクタの全体を覆う第2のプロテクタから成り、前記
第1のプロテクタ及び前記第2のプロテクタにおいて、
側壁及び前記ケースに固定される側と反対側の先端面に
は、それぞれ前記検出素子側に前記被測定ガスを流通さ
せるためのガス流通孔が設けられ、しかも、該第1のプ
ロテクタ及び該第2のプロテクタの側壁及び先端面に設
けられる該ガス流通孔は、それぞれ互いに重ならないよ
うに配置されていることを特徴とする。
【0019】本発明のガスセンサのプロテクタは、内側
の第1のプロテクタと、その外側の第2のプロテクタと
を有する少なくとも二重構造とされ、第1,第2のプロ
テクタの側壁及び先端面に設けられるガス流通孔は、そ
れぞれ互いに重ならないように配置されるものである。
【0020】そのため、本発明(請求項1)のプロテク
タをガスセンサに設ければ、被測定ガス流の向きに対し
て検出素子の中心軸が直交する状態,平行な状態,交差
する状態等,どのようにガスセンサを被測定ガス流中に
配置しても、被測定ガスは、第2のプロテクタの側壁
(または先端面)に設けられたガス流通孔から流入して
第1のプロテクタの側壁(または先端面)に衝突するの
で、第2のプロテクタに設けられたガス流通孔から第1
のプロテクタに設けられたガス流通孔に直接流入するこ
とがない。
【0021】従って、本発明(請求項1)では、被測定
ガス流の向きに対してどのようにガスセンサを配置して
も、検出素子に直接被測定ガス流が当たることのないよ
うに検出素子を保護し、検出素子の耐久性を向上でき
る。ところで、このようなプロテクタは、被測定ガスと
して高温のガスに晒されることになるので、被測定ガス
中の各主成分に対する耐腐食性や、高温に対する温度耐
久性を有するような材料(例えば、ステンレス鋼等の金
属材料)にて形成するのが好ましい。
【0022】また、第2のプロテクタにおいて、側壁部
の内面と先端部の内面とが、例えば、互いに直角を成す
ように第2のプロテクタを構成してもよいが、そうする
と、被測定ガス流の向きに対して検出素子の中心軸が平
行となるようにガスセンサを被測定ガスEG中に配置し
た場合には、第2のプロテクタの先端面に設けられたガ
ス流通孔から流入した被測定ガスが、第2のプロテクタ
の内側のこの直角部分にて形成される空間に淀んでしま
い、被測定ガスの流れが悪くなって、検出素子付近の被
測定ガスが交換されにくくなり、検出素子の応答性が低
下する可能性がある。
【0023】そこで、請求項2に記載のように、第2の
プロテクタの先端側に、先端側ほど径が小さくなるよう
な縮径部を形成しておけば、第2のプロテクタの先端面
のガス流通孔から流入した被測定ガスは、第2のプロテ
クタの先端部内にて淀むことがなくスムーズに流れるよ
うになり、検出素子付近の被測定ガスが交換されやすく
なって、検出素子の応答性を向上できる。
【0024】また、第1のプロテクタにおいて、側壁部
の外面と先端部の外面とが、例えば、互いに直角を成す
ようにしてもよいが、その場合、被測定ガスが第2のプ
ロテクタの先端面に設けられたガス流通孔から流入して
第1のプロテクタの先端部外側の直角部分付近を流れる
際に、この直角部分の下の空間(即ち、側壁部の外面上
側)に淀んでしまい、被測定ガスの流れが悪くなって検
出素子付近の被測定ガスが交換されにくくなり、検出素
子の応答性が低下する可能性がある。
【0025】そこで、請求項3に記載のように、第1の
プロテクタの先端側に、先端側ほど径が小さくなるよう
な縮径部を形成しておけば、第2のプロテクタの先端面
のガス流通孔から流入した被測定ガスは、第1のプロテ
クタの先端部外側にて淀むことがなくスムーズに流れる
ようになり、検出素子付近の被測定ガスが交換されやす
くなって、検出素子の応答性を向上できる。
【0026】また、第2のプロテクタの先端面におい
て、第1のプロテクタの縮径部に対応する位置にガス流
通孔を設けると共に、第2のプロテクタの側壁におい
て、第1のプロテクタの縮径部に対応する位置にガス流
通孔を設けておけば、被測定ガスが第2のプロテクタの
先端面に設けられたガス流通孔から流入した場合には、
被測定ガスは縮径部の表面に衝突した後、第2のプロテ
クタの側壁に設けられたガス流通孔から尚一層スムーズ
に流出するようになる。
【0027】一方、被測定ガスが第2のプロテクタの側
壁に設けられたガス流通孔から流入した場合には、被測
定ガスは縮径部の表面に衝突した後、第2のプロテクタ
の先端面に設けられたガス流通孔から尚一層スムーズに
流出するようになる。ここで、第1,第2のプロテクタ
の先端面には、それぞれガス流通孔を、それぞれ1個以
上設けることができるが、特に、第2のプロテクタの先
端面にガス流通孔を複数設ける場合には、請求項4に記
載のように、第2のプロテクタの中心軸を中心として放
射状を成すように、第2のプロテクタの先端面にガス流
通孔を複数設けるのが望ましい。
【0028】このようにすれば、被測定ガス流の向きに
対して検出素子の中心軸が平行となるようにガスセンサ
を被測定ガス流中に配置した場合に、第2のプロテクタ
の先端面に放射状を成すように設けられた各ガス流通孔
から、被測定ガスが第2のプロテクタの内側に流入して
も、第1,第2のプロテクタの間の隙間に淀みが生じに
くくなると共に、被測定ガスがスムーズに流れるように
なって、検出素子の応答性を向上できる。
【0029】一方、第1のプロテクタの先端面にガス流
通孔を複数設ける場合にも、第1のプロテクタの先端面
において第1のプロテクタの中心軸を中心として放射状
を成すように複数設けてもよい。このようにすれば、被
測定ガス流の向きに対して検出素子の中心軸が平行とな
るようにガスセンサを被測定ガス流中に配置した場合
に、第1のプロテクタの先端面に放射状を成すように設
けられた各ガス流通孔から被測定ガスが第1のプロテク
タの内側に流入しても、第1のプロテクタの内側で淀み
が生じにくくなると共に、被測定ガスがスムーズに流れ
るようになって、検出素子の応答性を向上できる。
【0030】尚、本発明(請求項2〜4)は、被測定ガ
ス流の向きに対して検出素子の中心軸が平行となるよう
にガスセンサを被測定ガス流中に配置した場合に、被測
定ガスが第1,第2のプロテクタの内側をスムーズに流
れるようにしたものであるが、被測定ガス流の向きに対
して検出素子の中心軸が直交するようにガスセンサを被
測定ガス中に配置した場合でも、第1,第2のプロテク
タの内側へ流入した被測定ガスは、第1,第2のプロテ
クタの側壁(または、先端面)に設けられたガス流通孔
から抜け易くなるので、被測定ガスは第1,第2のプロ
テクタの内側をスムーズに流れるようになる。
【0031】以上、請求項1〜4に記載の発明では、第
1,第2のプロテクタの側壁及び先端面にガス流通孔を
それぞれ互いに重ならないように配置することにより、
第2のプロテクタの側壁(または先端面)に設けられた
ガス流通孔から流入した被測定ガスが、第1のプロテク
タの側壁(または先端面)に衝突することによって、第
1のプロテクタにて覆われた状態の検出素子には被測定
ガス流が直接当たらないようにしているが、請求項5に
記載のようにしてもよい。
【0032】即ち、本発明(請求項5)では、第1,第
2のプロテクタの側壁及び先端面にガス流通孔をそれぞ
れ設け、しかも、第1,第2のプロテクタの側壁に設け
るガス流通孔をそれぞれ互いに重ならないように配置し
た上で、更に、第2のプロテクタの先端面の少なくとも
一部を第2のプロテクタの内側から押し出すようにして
突出部を形成し、または、外側から押し込むようにして
陥没部を形成し、突出部または陥没部の側壁にもガス流
通孔を設けるのである。
【0033】ここで、第2のプロテクタの先端面に設け
られた突出部(または陥没部)の内側の空間は、第2の
プロテクタの内側の空間に通じており、しかも、この突
出部(または陥没部)の側面にはガス流通孔が設けられ
ているため、突出部(または陥没部)の内側全体がガス
流通孔としての機能を果たすようになる。
【0034】そのため、本発明(請求項5)のプロテク
タをガスセンサに設ければ、被測定ガス流の向きに対し
て検出素子の中心軸が直交するようにガスセンサを被測
定ガス流中に配置しても、請求項1〜4の発明と同様に
検出素子に直接被測定ガス流が当たることがない。
【0035】また、被測定ガス流の向きに対して検出素
子の中心軸が平行となるようにガスセンサを被測定ガス
流中に配置しても、被測定ガスは一旦第2のプロテクタ
の先端面に衝突した後、流向が変化することによって突
出部(または陥没部)の側壁に設けられたガス流通孔か
ら流入し、突出部(または陥没部)の内側を通って第1
のプロテクタの先端面に設けられたガス流通孔に流入し
た後、検出素子側に流れるようになるので、検出素子に
被測定ガス流が直接当たらないのである。
【0036】従って、本発明(請求項5)では、被測定
ガス流の向きに対してどのようにガスセンサを配置して
も、検出素子に被測定ガス流が直接当たることのないよ
うに検出素子を保護し、検出素子の耐久性を向上でき
る。
【0037】
【実施例】以下に本発明を具体化した第1,第2実施例
を図面と共に説明する。尚、各実施例においては、酸素
センサは、図11に示した従来の酸素センサSと同様に
構成され、この酸素センサを構成する検出素子2の検出
部Dを覆うプロテクタ(即ち、インナプロテクタ及びア
ウタプロテクタ)の構造のみが異なる。
【0038】図1は、主体金具4に取り付けた状態の第
1実施例のインナプロテクタ50及びアウタプロテクタ
60の概略構成を示す説明図であり、(a)は縦断面
図、(b)は酸素センサをアウタプロテクタ60の先端
面側から見た要部透視図である。また、図2は、各プロ
テクタ50,60を取り付けた状態の酸素センサを、被
測定ガスEG流中に配置した時の、各プロテクタ50,
60内の被測定ガスEGの流れを示す説明図であり、
(a)は検出素子2の中心軸に平行な向きに流れる被測
定ガスEG流中、(b)は検出素子2の中心軸に直交す
る向きに流れる被測定ガスEG流中、での流れを表す。
【0039】まず、第1実施例の酸素センサでは、図1
(a)に示すように、インナプロテクタ(第1のプロテ
クタ)50が、検出素子2の中心軸周りにおいて検出部
Dを取り囲む筒状に形成され、その側壁部には周方向に
所定の間隔で複数の第1ガス流通側壁孔52が配置され
る一方、先端面の中央には円状開孔形態の第1ガス流通
先端孔54が1個配置されている。
【0040】尚、本実施例では、第1ガス流通側壁孔5
2として、円状開口形態の孔8個が側壁部の周方向に等
間隔に配置されている。また、アウタプロテクタ(第2
のプロテクタ)60は、インナプロテクタ50の外側に
おいてインナプロテクタ50との間に隙間Gを形成する
形で配置される筒状をなし、その先端部がインナプロテ
クタ50よりも突出して位置すると共に、その側壁部に
はインナプロテクタ50の側壁部に配置した第1ガス流
通側壁孔52とは重ならない位置関係にて、周方向に沿
って所定の間隔で複数の第2ガス流通側壁孔62a,6
2bの組がそれぞれ並んで配置される。
【0041】尚、本実施例では、第2ガス流通側壁孔6
2a,62bとして、それぞれ円状開口形態の孔を8個
ずつ含む孔の組が、アウタプロテクタ60の中心軸方向
において2列形成されている。また、第2ガス流通側壁
孔62aは検出素子2の先端よりも中心軸方向先端側に
配置され、第2ガス流通側壁孔62bは基端側に配置さ
れている。
【0042】更に、先端面には、インナプロテクタ50
の先端面に配置した第1ガス流通先端孔54とは重なら
ない位置関係にて、アウタプロテクタ60の中心軸を中
心とする放射状に、しかも、所定の間隔を空けて複数の
第2ガス流通先端孔64が配置されている。
【0043】尚、本実施例では、アウタプロテクタ60
の第2ガス流通先端孔64として、円状開口形態の孔6
個がアウタプロテクタ60の中心軸を中心とする放射状
に、しかも、等間隔に配置されている。つまり、本実施
例では、検出素子2の中心軸が第1ガス流通先端孔54
の中心とほぼ一致しており、しかも、インナプロテクタ
50の先端面側からは、第1ガス流通先端孔54を通し
て検出素子2の検出部Dの一部があらわになっている状
態であるものの、第2ガス流通先端孔64が第1ガス流
通先端孔54とは重ならない位置関係にあるため、図1
(b)に示すように、第2ガス流通先端孔64からはイ
ンナプロテクタ50の先端面があらわになっているだけ
である。
【0044】即ち、本実施例酸素センサを、被測定ガス
EG流の向きに対して検出素子2の中心軸が平行となる
ように被測定ガスEG流中に配置した場合には、図2
(a)に示すように、被測定ガスEGは第2ガス流通先
端孔64からプロテクタ50,60の間の隙間Gに導入
され、先端側から基端側に向けて隙間Gを流れた後、第
2ガス流通側壁孔62a,62bから流出すると共に、
隙間Gを流れる途中にて一部は第1ガス流通先端孔54
からインナプロテクタ50の内部に流入するようにな
る。
【0045】また、第2ガス流通先端孔64は、アウタ
プロテクタ60の中心軸を中心とする放射状に配置さ
れ、しかも、第1ガス流通側壁孔52、及び、第2ガス
流通側壁孔62a,62bがそれぞれプロテクタ50,
60の側壁に等間隔に配置されているため、検出素子2
の検出部Dに対して略等方的に被測定ガスEGが供給さ
れるようになると共に、流入した被測定ガスEGがスム
ーズに各ガス流通側壁孔52,62a,62bから流出
するようになる。
【0046】更に、本実施例の酸素センサを、被測定ガ
スEG流の向きに対して検出素子2の中心軸が直交する
ように被測定ガスEG流中に配置した場合には、図2
(b)に示すように、被測定ガスEGは第2ガス流通側
壁孔62a,62bからプロテクタ50,60の間の隙
間Gに導入され、インナプロテクタ50の外面に沿って
隙間Gを流れた後、流入した側とは反対側の第2ガス流
通側壁孔62a,62bから流出すると共に、第2ガス
流通先端孔64から流出するようになる。そして、被測
定ガスEGの一部は、隙間Gを流れる途中にて第1ガス
流通側壁孔52からインナプロテクタ50の内部に流入
するようになる。
【0047】次に、図3は、主体金具4に取り付けた状
態の第2実施例のインナプロテクタ70及びアウタプロ
テクタ80の概略構成を示す説明図であり、(a)は縦
断面図、(b)は酸素センサをアウタプロテクタ80の
先端面側から見た要部透視図である。また、図4は、各
プロテクタ70,80を取り付けた状態の酸素センサを
被測定ガスEG流中に配置した時の、各プロテクタ7
0,80内の被測定ガスEGの流れを示す説明図であ
り、(a)は検出素子2の中心軸に平行な向きに流れる
被測定ガスEG流中、(b)は検出素子2の中心軸に直
交する向きに流れる被測定ガスEG流中、での流れを表
す。
【0048】第2実施例の酸素センサにおいては、図3
(a)に示すように、インナプロテクタ70は、検出素
子2の中心軸周りにおいて検出部Dを取り囲む筒状に形
成され、その側壁には周方向に所定の間隔で複数の第1
ガス流通側壁孔72a,72bの組が並んで配置される
一方、側壁部の軸方向先端側にテーパ状の縮径部70t
が一体的に円錐台状に形成され、その縮径部70tの先
端面の中央に、円状開孔形態の第1ガス流通先端孔74
が1個配置されている。
【0049】尚、本実施例では、第1ガス流通側壁孔7
2a,72bとして、円状開口形態の孔を4個ずつ含む
孔の組が、本体部70sの中心軸方向において2列形成
されている。また、第1ガス流通側壁孔72aは、検出
素子2の先端よりも中心軸方向先端側に配置され、第1
ガス流通側壁孔72bは基端側に配置されている。
【0050】また、アウタプロテクタ80は、インナプ
ロテクタ70の外側においてインナプロテクタ70との
間に隙間Gを形成する形で配置される筒状をなし、その
先端部がインナプロテクタ70よりも突出して位置する
と共に、その側壁部先端寄りの縮径部70tに対応する
位置において、周方向に沿って所定の間隔で複数の第2
ガス流通側壁孔82が配置される。
【0051】尚、本実施例では、第2ガス流通側壁孔と
して、円状開口形態の孔8個が等間隔に配置されてい
る。更に、先端面には、インナプロテクタ70の縮径部
70tに対応する位置にて、かつ、インナプロテクタ7
0の先端面に配置した第1ガス流通先端孔74とは重な
らない位置関係にて、アウタプロテクタ80の中心軸を
中心とする放射状に、しかも、所定の間隔を空けて複数
の第2ガス流通先端孔84が配置されている。 尚、本
実施例では、第2ガス流通先端孔84として、円状開口
形態の孔8個がアウタプロテクタ80の中心軸を中心と
する放射状に、しかも、等間隔に配置されている。
【0052】つまり、本実施例の酸素センサでは、第1
実施例の場合と同様に、インナプロテクタ70の先端面
側からは、第1ガス流通先端孔74を通して、検出素子
2の検出部Dの一部があらわになっている状態であるも
のの、アウタプロテクタ80の第2ガス流通先端孔84
が第1ガス流通先端孔74とは重ならない位置関係にあ
るため、図3(a),(b)に示すように、第2ガス流
通先端孔84からはインナプロテクタ70の縮径部70
tの表面があらわになっているだけである。
【0053】即ち、本実施例の酸素センサを、被測定ガ
スEG流の向きに対して検出素子2の中心軸が平行とな
るように被測定ガスEG流中に配置した場合には、図4
(a)に示すように、被測定ガスEGは第2ガス流通先
端孔84からプロテクタ70,80の間の隙間Gに導入
され、縮径部70tのテーパ状外面に衝突した後、第2
ガス流通側壁孔82からスムーズに流出するようにな
る。
【0054】しかも、この時、縮径部70tにおけるイ
ンナプロテクタ70の軸方向基端側には負圧が生じ、こ
れに伴って第1ガス流通側壁孔72a,72b側にも負
圧が生じてインナプロテクタ70の内部が減圧状態とな
り、被測定ガスEGが隙間Gを流れる途中にて、その一
部が第1ガス流通先端孔74からスムーズに吸入される
ようになる。
【0055】また、第2ガス流通先端孔84は、アウタ
プロテクタ80の中心軸を中心とする放射状に配置さ
れ、しかも、第1ガス流通側壁孔72a,72b、及
び、第2ガス流通側壁孔82がそれぞれプロテクタ7
0,80の側壁に等間隔に配置されているため、検出素
子2の検出部Dに対して略等方的に被測定ガスEGが供
給されるようになると共に、流入した被測定ガスEGが
スムーズに各ガス流通側壁孔72a,72b,82から
流出するようになる。
【0056】更に、本実施例の酸素センサを、被測定ガ
スEG流の向きに対して検出素子2の中心軸が直交する
ように被測定ガスEG流中に配置した場合には、図4
(b)に示すように、被測定ガスEGは第2ガス流通側
壁孔82からプロテクタ70,80の間の隙間Gに導入
され、縮径部70tのテーパ状外面に衝突した後、第2
ガス流通先端孔84からスムーズに流出すると共に、イ
ンナプロテクタ70の外面に沿って隙間Gを流れた後、
流入した側とは反対側の第2ガス流通側壁孔82から流
出するようになる。
【0057】しかも、この時、縮径部70tにおけるイ
ンナプロテクタ70の軸方向先端側には負圧が生じ、こ
れに伴って第1ガス流通先端孔74付近にも負圧が生じ
てインナプロテクタ70の内部が減圧状態となり、被測
定ガスEGが先端側から基端側へ隙間Gを流れる途中に
て、その一部が第1ガス流通側壁孔72a,72bから
スムーズに吸入されるようになる。
【0058】以上説明したように、第1,第2実施例で
は、酸素センサを、被測定ガスEG流の向きに対して検
出素子2の中心軸が平行となるように被測定ガスEG流
中に配置しても、アウタプロテクタの第2ガス流通先端
孔から流入した被測定ガスEGは、インナプロテクタの
第1ガス流通先端孔に直接流れ込むことがない。
【0059】また、酸素センサを、被測定ガスEG流の
向きに対して検出素子2の中心軸が直交するように被測
定ガスEG流中に配置しても、アウタプロテクタの第2
ガス流通側壁孔から流入した被測定ガスEGは、インナ
プロテクタの第1ガス流通側壁孔に直接流れ込むことが
ない。
【0060】このため、第2ガス流通先端孔や第2ガス
流通側壁孔から流入した被測定ガスEG中に含まれる水
滴は、インナプロテクタの先端面や、側壁面に被着し、
最終的には、被測定ガスEGの流れによって外部に排出
されることになる。従って、各実施例の酸素センサを、
被測定ガスEG流の向きに対してどのように配置して
も、検出素子2に直接被測定ガスEG流が当たることの
ないように検出素子を保護し、検出素子2の耐久性を向
上できる。
【0061】また、被測定ガス中には、水滴以外にも、
油滴、リン、イオウ、シリコン等の被毒物質が含まれる
ことがあるが、これらが検出素子に被着すると、検出素
子の耐久性が低下することがある。しかし、各実施例の
酸素センサでは検出素子2に被測定ガスEG流が直接当
たることがないので、これら被毒物質が検出素子2に被
着するのも極力防止できる。
【0062】また、各実施例の酸素センサを、被測定ガ
スEG流の向きに対してどのように配置しても、アウタ
プロテクタ及びインナプロテクタの内側に流入した被測
定ガスEGがスムーズに流れるようになるため、検出素
子2付近の被測定ガスEGが交換されやすくなって検出
素子2の応答性が向上する。
【0063】尚、本発明は上記各実施例に限定されるも
のではなく、以下のように変更してもよい。例えば、第
2実施例のアウタプロテクタ80では、側壁部の内面と
先端部の内面とが、互いにほぼ直角を成すように構成さ
れているが、そうすると、酸素センサを、被測定ガスE
G流の向きに対して検出素子2の中心軸が平行となるよ
うに被測定ガスEG流中に配置した場合には、第2ガス
流通先端孔84から流入した被測定ガスEGが、この直
角部分にて形成される空間に淀んでしまうおそれがある
(図3,4参照)。
【0064】そこで、第2実施例のアウタプロテクタ8
0を、図5中に示すアウタプロテクタ90のように変形
してもよい。即ち、アウタプロテクタ90の側壁の軸方
向先端側にテーパ状の縮径部90tを一体的に円錐台状
に形成し、縮径部90tのインナプロテクタ70の縮径
部70tに対応する位置において、周方向に沿って所定
の間隔で複数の第2ガス流通側壁孔92を配置すると共
に、インナプロテクタ70の先端面に配置した第1ガス
流通先端孔74とは重ならない位置関係にて、アウタプ
ロテクタ90の中心軸を中心とする放射状に所定の間隔
を空けて複数の第2のガス流通先端孔94を配置するの
である。
【0065】このようなプロテクタを備えた酸素センサ
を、被測定ガスEG流の向きに対して検出素子2の中心
軸が平行となるように被測定ガスEG流中に配置する
と、第2ガス流通先端孔94から流入した被測定ガスE
Gは、アウタプロテクタ90の先端部内でほとんど淀む
ことなく流れるようになって、第2ガス流通側壁孔92
から一層スムーズに流出するようになる。
【0066】更にこの時、縮径部70tにおけるインナ
プロテクタ70の軸方向基端側にはアウタプロテクタ8
0を設けた場合よりも強い負圧が生じるようになり、こ
れに伴って第1ガス流通側壁孔72a,72b側にも強
い負圧が生じて、被測定ガスEGが第1ガス流通先端孔
74から一層スムーズに吸入されるようになる。
【0067】また、酸素センサを、被測定ガスEG流の
向きに対して検出素子2の中心軸が直交するように被測
定ガスEG流中に配置すると、第2ガス流通側壁孔92
から流入した被測定ガスEGは、アウタプロテクタ90
の先端部内でほとんど淀むことなく流れるようになっ
て、第2ガス流通先端孔94から一層スムーズに流出す
るようになる。
【0068】更にこの時、縮径部70tにおけるインナ
プロテクタ70の軸方向先端側にはアウタプロテクタ8
0を設けた場合よりも強い負圧が生じるようになり、こ
れに伴って、第1ガス流通先端孔74付近にも強い負圧
が生じて、被測定ガスEGが第1ガス流通側壁孔72
a,72bから一層スムーズに吸入されるようになる。
【0069】また、第2ガス流通先端孔94は、アウタ
プロテクタ90の中心軸を中心とする放射状に配置さ
れ、しかも、第2ガス流通側壁孔92がプロテクタ90
の縮径部90tの周方向に沿って所定の間隔で配置され
ているため、第2実施例の酸素センサの場合と同様に、
検出素子2の検出部Dに対して略等方的に被測定ガスE
Gが供給されるようになると共に、流入した被測定ガス
EGがスムーズに各ガス流通側壁孔から流出するように
なる。
【0070】従って、アウタプロテクタ90を備えた酸
素センサでは、第2実施例と同様の効果が得られる上
に、被測定ガスEGをプロテクタの内外に一層スムーズ
に流通させることが可能となって、検出素子2付近の被
測定ガスEGが一層交換されやすくなり、検出素子2の
応答性が更に向上するといった効果も得られる。
【0071】また、例えば、図3に示した第2実施例の
酸素センサを、被測定ガスEG流の向きに対して検出素
子2の中心軸が平行となるように被測定ガスEG流中に
配置した場合には、第2ガス流通先端孔84から流入し
た被測定ガスEG中に含まれる水滴を、インナプロテク
タ70の先端面に少なからず被着させてしまうことにな
る。
【0072】そして、被着した水滴は、流入する被測定
ガスEGの流れによってプロテクタ70,80内を運ば
れ、最終的には外部に流出されるようになるが、水滴の
中には運ばれる途中にて検出素子2に被着してしまうも
のがある。そこで、第2実施例の酸素センサにおけるア
ウタプロテクタ80を、図6中に示すアウタプロテクタ
100のように変形してもよい。
【0073】即ち、アウタプロテクタ100の先端面の
中央部付近に、この中央部を跨ぐような橋状の突出部1
10を一体形成し、更に、突出部110の一方の側面か
ら他方の側面にまっすぐ貫通した上で、アウタプロテク
タ100内に通ずる第2ガス流通先端孔112をこの突
出部110に設けると共に、アウタプロテクタ100の
側壁部先端寄りにおいて、インナプロテクタ70の縮径
部70tに対応する位置に、周方向に沿って所定の間隔
で複数の第2ガス流通側壁孔102を配置するのであ
る。
【0074】ところで、アウタプロテクタ100にこの
ような突出部110を形成するには、例えば、形成材料
として、耐腐食性や、温度耐久性を有する金属材料(例
えば、ステンレス鋼)を用い、まず、金属製の有底筒状
体(即ち、アウタプロテクタの原型となるもの)を形成
して、底面の中央付近に互いに平行で同じ長さの二本の
切れ込みを入れ、次に、筒内から二本の切れ込みの間の
部分を押圧するなどして、その部分を底面の表側(即
ち、先端面)に突き出せばよい。その後、第2ガス流通
側壁孔等を形成することにより、先端面に橋状の突出部
110を形成することができる。
【0075】このようなプロテクタを備えた酸素センサ
を、図7(a)に示すように、被測定ガスEG流の向き
に対して検出素子2の中心軸が平行となるように被測定
ガスEG流中に配置すると、第2ガス流通先端孔112
が突出部の側面にあるので、被測定ガスEGはアウタプ
ロテクタ100の先端面に衝突した後、流向が変化する
ことによって第2ガス流通先端孔112に流入し、更に
その後、第1ガス流通先端孔74に流入するようにな
る。
【0076】そのため、被測定ガスEGが第1ガス流通
先端孔74へ直接流れ込むのを阻止することができると
共に、被測定ガスEG中に含まれる水滴が、突出部11
0の上面を含むアウタプロテクタ100の先端面に被着
するため、第2ガス流通先端孔112からアウタプロテ
クタ100内に流入するのを極力少なくすることが可能
となる。
【0077】また、第2ガス流通先端孔112から流入
した被測定ガスEGは、アウタプロテクタ80を設けた
場合と同様にしてプロテクタ70,100内を流れるよ
うになる。一方、酸素センサを、図7(b)に示すよう
に、被測定ガスEG流の向きに対して検出素子2の中心
軸が直交し、かつ、被測定ガスEG流の向きに対して第
2ガス流通先端孔112の貫通方向が平行となるように
配置すると、被測定ガスEGは第2ガス流通側壁孔10
2からプロテクタ70,100の間の隙間Gに導入さ
れ、縮径部70tのテーパ状外面に衝突した後、第2ガ
ス流通先端孔112からスムーズに流出すると共に、イ
ンナプロテクタ70の外面に沿って隙間Gを流れた後、
流入した側とは反対側の第2ガス流通側壁孔102から
流出するようになる。
【0078】しかも、この時、第2ガス流通先端孔11
2には、被測定ガスEG流が通過するため、インナプロ
テクタ70の先端面と突出部110との間の空間には強
い負圧が生じるようになり、プロテクタ70,100の
内側に導入された被測定ガスEGは、第2ガス流通先端
孔112から吸引されるように流出する。これに伴って
インナプロテクタ70の内部が減圧状態となり、第1ガ
ス流通側壁孔72a,72bから被測定ガスEGがより
スムーズに吸入されるようになる。
【0079】従って、アウタプロテクタ100を備えた
酸素センサでは、第2実施例と同様の効果が得られる上
に、酸素センサを被測定ガスEG流の向きに対して検出
素子2の中心軸が直交し、かつ、被測定ガスEG流の向
きに対して第2ガス流通先端孔112の貫通方向が平行
となるように配置した場合には、第1ガス流通側壁孔7
2a,72bから被測定ガスEGがよりスムーズに吸入
されるようになって、検出素子2付近の被測定ガスEG
が一層交換されやすくなり、検出素子2の応答性が更に
向上するといった効果が得られる。
【0080】また、第2実施例の酸素センサにおけるア
ウタプロテクタ80を、図8中に示すアウタプロテクタ
120のように変形してもよい。即ち、上記したアウタ
プロテクタ100では先端面の中央を跨ぐような突出部
が形成されているのに対して、アウタプロテクタ120
では、先端面の中央部付近に、この中央部が内側に凹ん
だような陥没部130を一体形成し、更に、陥没部13
0の一方の側面から他方の側面にまっすぐ貫通した上
で、アウタプロテクタ120内に通ずる第2ガス流通先
端孔132をこの陥没部130に設けると共に、アウタ
プロテクタ120の側壁部先端寄りにおいて、インナプ
ロテクタ70の縮径部70tに対応する位置に、周方向
に沿って所定の間隔で複数の第2ガス流通側壁孔122
を配置するのである。
【0081】そして、アウタプロテクタ120にこのよ
うな陥没部130を形成するには、上記したアウタプロ
テクタ100と同様に、まず、金属製の有底筒状体を形
成して底面の中央付近に二本の切込を入れた上で、筒外
から二本の切れ込みの間の部分を押圧するなどしてその
部分を筒内に突き出して陥没させればよい。その後。第
2ガス流通側壁孔等を形成することにより、先端面が凹
んだ陥没部130を形成することができる。
【0082】このようなプロテクタを備えた酸素センサ
を、図9(a)に示すように、被測定ガスEG流の向き
に対して検出素子2の中心軸が平行となるように被測定
ガスEG流中に配置したり、または、図9(b)に示す
ように、被測定ガスEG流の向きに対して検出素子2の
中心軸が直交し、かつ、被測定ガスEG流の向きに対し
て第2ガス流通先端孔132の貫通方向が平行となるよ
うに配置しても、アウタプロテクタ120の第2ガス流
通先端孔132または第2ガス流通側壁孔122から流
入した被測定ガスEGは、上記したアウタプロテクタ1
00の場合と同様にインナプロテクタ70の第1ガス流
通先端孔または第1ガス流通側壁孔72に直接流れ込む
ことがなく、アウタプロテクタ120はアウタプロテク
タ100と同様の作用及び効果を得ることができるので
ある。
【0083】ところで、上記した各実施例では、インナ
プロテクタの側壁に第1ガス流通側壁孔を複数設けるよ
うにしているが、例えば、図10中に示すインナプロテ
クタ70(即ち、アウタプロテクタ100,130の内
側に配置されるインナプロテクタ)を代表とするよう
に、主体金具4の先端に取り付けられた際に、検出素子
2の検出部Dに設けられた電極保護層32に対向する位
置にのみ、第1ガス流通側壁孔72を設けるようにして
もよい。
【0084】つまり、検出素子2では、酸素濃淡電池素
子の先端側の一側面に多孔質電極が形成された上に、こ
の多孔質電極の表面を覆う電極保護層32が形成されて
おり、これら多孔質電極及び電極保護層32が、いわ
ば、酸素濃淡電池素子の一側面を保護している状態とな
っている。このため、第1ガス流通側壁孔72を電極保
護層32に対向するようにただ一つ設けておけば、例え
ば、インナプロテクタ70の内部が減圧状態となってい
る場合には、第1ガス流通側壁孔72からのみ被測定ガ
スEGがインナプロテクタ72内に流入するようにな
る。しかも、流入した被測定ガスEGは電極保護層32
の表面に衝突するので、万が一被測定ガスEG中に水滴
が含まれていても、水滴が電極保護層32以外の部分に
付着するのを防止することができるのである。従って、
酸素濃淡電池素子が急冷するといった熱衝撃を緩和する
ことができ、尚一層検出素子2の耐久性を向上できるの
である。
【0085】ところで、図1に示したアウタプロテクタ
60を、図5に示したアウタプロテクタ90のように変
形してもよい。このようにすれば、第2実施例のアウタ
プロテクタ80をアウタプロテクタ90に変形した場合
と同様の効果が得られる。また、図1に示したアウタプ
ロテクタ60を、図6に示したアウタプロテクタ10
0、または図8に示したアウタプロテクタ120のよう
に変形してもよい。このようにすれば、第2実施例のア
ウタプロテクタ80をアウタプロテクタ100またはア
ウタプロテクタ120に変形した場合と同様の効果が得
られる。
【0086】更に、図6に示したアウタプロテクタ10
0と同様の突出部を、アウタプロテクタ60,80,9
0,100,120の側壁面に設けてもよい。或いは、
図8に示したアウタプロテクタ120と同様の陥没部を
アウタプロテクタ60,80,90,100,120の
側壁面に設けてもよい。
【0087】このようにすれば、酸素センサを、被測定
ガスEG流の向きに対して検出素子2の中心軸が直交す
るように被測定ガスEG流中に配置した場合に、被測定
ガスEGが第1ガス流通側壁孔へ直接流れ込むのを阻止
することができると共に、被測定ガスEG中に含まれる
水滴がアウタプロテクタの側壁面や突出部に被着するた
め、第2ガス流通側壁孔からアウタプロテクタ内に流入
するのを極力少なくすることが可能となる。
【0088】そして、本発明を各実施例では、図1に示
したように、酸素イオン伝導性固体電解質からなる横長
板状の酸素濃淡電池素子を備えた酸素センサ(通称、λ
型酸素センサ)に適用するようにしたが、酸素イオン伝
導性固体電解質体からなり、有底筒状に形成される酸素
濃淡電池素子,電池素子の内側に形成される多孔質の内
側電極,電池素子の外側に形成される多孔質の外側電
極,外側電極の外側に形成される多孔質の電極保護層を
備え、所定の電力取り出しのための各種の配線が施され
た上で、内側電極が形成された電池素子の内側を大気に
晒し、他方、外側電極が形成された固体電解質体の外側
をガスに晒した場合に、排気ガスと大気との間に生じた
酸素濃度差に従って生じた起電力を信号として取り出す
ように構成された酸素センサに適用するようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例におけるプロテクタ(インナプロ
テクタ50,アウタプロテクタ60)の構造を示す説明
図である。
【図2】 第1実施例におけるプロテクタの作用を示す
説明図である。
【図3】 第2実施例におけるプロテクタ(インナプロ
テクタ70,アウタプロテクタ80)の構造を示す説明
図である。
【図4】 第2実施例におけるプロテクタの作用を示す
説明図である。
【図5】 アウタプロテクタ90の構造を示す説明図で
ある。
【図6】 アウタプロテクタ100の構造を示す説明図
である。
【図7】 アウタプロテクタ100の作用を示す説明図
である。
【図8】 アウタプロテクタ120の構造を示す説明図
である。
【図9】 アウタプロテクタ120の作用を示す説明図
である。
【図10】 インナプロテクタ70の変形例を示す説明
図である。
【図11】 板状の検出素子を備えた酸素センサ(λ型
酸素センサ)の概略構成を示す説明図である。
【図12】 図11に示した酸素センサの従来のプロテ
クタの構造を示す説明図である。
【図13】 従来のプロテクタの作用を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
2…検出素子、4…主体金属(ケース)、50,70…
インナプロテクタ、60,80,90,100,120
…アウタプロテクタ、52,72a,72b…第1ガス
流通側壁孔(ガス流通孔)、62a,62b,82,9
2,102,122…第2ガス流通側壁孔(ガス流通
孔)、54…第1ガス流通先端孔(ガス流通孔)、6
4,112,132…第2ガス流通先端孔(ガス流通
孔)、70t,90t…縮径部、D…検出素子先端部、
EG…被測定ガス、G…隙間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花井 修一 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 (72)発明者 大川 哲平 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 Fターム(参考) 2G004 BB04 BF18 BF27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定ガス中の被検出成分を検出する検
    出素子と、 前記検出素子を突出させた状態で該検出素子を把持する
    筒状のケースとを備えたガスセンサにおいて、前記ケー
    スの前記検出素子が突出する側に固定されて、該ケース
    から突出した該検出素子を覆い、外部から保護するため
    のプロテクタであって、 前記検出素子の突出部分を覆う第1のプロテクタと、 前記第1のプロテクタの外側に所定の隙間を空けて配置
    され、該第1のプロテクタの全体を覆う第2のプロテク
    タとから成り、 前記第1のプロテクタ及び前記第2のプロテクタにおい
    て、側壁及び前記ケースに固定される側と反対側の先端
    面には、それぞれ前記検出素子側に前記被測定ガスを流
    通させるためのガス流通孔が設けられ、 しかも、該第1のプロテクタ及び該第2のプロテクタの
    側壁及び先端面に設けられる該ガス流通孔は、それぞれ
    互いに重ならないように配置されていることを特徴とす
    るガスセンサのプロテクタ。
  2. 【請求項2】 前記第2のプロテクタの先端側には、先
    端側ほど径が小さくなるように縮径部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のガスセンサのプロテ
    クタ。
  3. 【請求項3】 前記第1のプロテクタの先端側には、先
    端側ほど径が小さくなるように縮径部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス
    センサのプロテクタ。
  4. 【請求項4】 前記第2のプロテクタの先端面には、前
    記ガス流通孔が、前記第2のプロテクタの中心軸を中心
    として放射状を成すように複数設けられていることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のガスセン
    サのプロテクタ。
  5. 【請求項5】 被測定ガス中の被検出成分を検出する検
    出素子と、 前記検出素子を突出させた状態で該検出素子を把持する
    筒状のケースとを備えたガスセンサにおいて、前記ケー
    スの前記検出素子が突出する側に固定されて、該ケース
    から突出した該検出素子を覆い、外部から保護するため
    のプロテクタであって、 前記検出素子の突出部分を覆う第1のプロテクタと、 前記第1のプロテクタの外側に所定の隙間を空けて配置
    され、該第1のプロテクタの全体を覆う第2のプロテク
    タとから成り、 前記第1のプロテクタ及び前記第2のプロテクタにおい
    て、側壁及び前記ケースに固定される側と反対側の先端
    面には、それぞれ前記検出素子側に前記被測定ガスを流
    通させるためのガス流通孔が設けられ、 該第1のプロテクタ及び該第2のプロテクタの側壁に設
    けられる該ガス流通孔は、それぞれ互いに重ならないよ
    うに配置され、 該第2のプロテクタにおいて前記ケースに固定される側
    と反対側の先端面には、当該第2のプロテクタの先端面
    の少なくとも一部が当該第2のプロテクタの内側から押
    し出されるようにして形成された突出部、または、当該
    第2のプロテクタの外側から押し込まれるようにして形
    成された陥没部が形成され、しかも、該突出部または陥
    没部の側壁には、前記検出素子側に前記被測定ガスを流
    通させるためのガス流通孔が設けられていることを特徴
    とするガスセンサのプロテクタ。
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