JP5022170B2 - ガスセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、被検出ガス中に晒され、この中の特定ガス成分を検出する検出素子を備えるガスセンサに関し、特に、検出素子を被水から保護するプロテクタを備えるガスセンサに関する。
従来より、自動車の排気管等に取り付けられて使用され、排気ガス中の特定ガス(例えばNOx(窒素酸化物)や酸素など)の濃度に応じて、大きさの異なる起電力が生じたり、抵抗値が変化したりする検出素子を備えるガスセンサが知られている。このようなガスセンサでは、検出素子が高温になっているときに、この検出素子に排気ガスに含まれる水滴が付着(被水)すると、熱衝撃によってこの検出素子にクラック等の破損が生ずるおそれがある。そこで、ガスセンサに検出素子を覆うプロテクタを装着して、検出素子を被水から保護している。例えば、特許文献1及び2に、このようなガスセンサが開示されている。
特許文献1のガスセンサは、板状センサ素子(検出素子)の先端部を覆う保護カバー(プロテクタ)を備える。この保護カバーには、自身の外部から内部へ被検出ガスを導入するガス導入口が複数設けられ、各ガス導入口には、被検出ガスの流れの方向を変える案内板が設けられている。この案内板により、保護カバー内には、被検出ガスの一定方向の旋回流が生じるので、被検出ガスが常に一定の状態で検出素子に当たるようになる。
特許文献2のガスセンサは、内側筒状部(内側プロテクタ)と外側筒状部(外側プロテクタ)とからなる2重構造のプロテクタを備える。このプロテクタの外側筒状部には、自身の外部から内部へ被検出ガスを導入する外壁ガス導入口(外側導入孔)が複数設けられ、各外壁ガス導入口には、内側に向けて延出するガイド体が設けられている。このガイド体により、内側筒状部と外側筒状部との空隙には、軸線の周方向に旋回する被検出ガスの旋回流が生じ、この旋回流に伴い発生する慣性力により、ガス成分と、ガス成分より比較的重い水滴とが分離される。そして、分離されたガス成分が、内側筒状部の基端側(ガスセンサの取り付け時の上方側)に設けられた内壁ガス導入口(内側導入孔)を通過して、内側筒状部内に導入される。
特開平1−296159号公報 特開2004−109125号公報
特許文献1のガスセンサでは、プロテクタが一重構造のため、被検出ガスに旋回流を生じさせても、ガス成分と水滴が分離される前に、被検出ガス中の水滴がガス検出素子に付着しやすい。従って、水滴の付着により検出素子が大きな熱衝撃を受け、クラックや割れを引き起こすおそれがあった。
一方、特許文献2のガスセンサは、プロテクタが二重構造で、かつ、外壁ガス導入口が先端側、内壁ガス導入口がそれよりも基端側に設けられているため、被検出ガスに旋回流を生じさせることにより、上記のように、被検出ガスから水滴をある程度分離でき、検出素子が被水することを抑制できる。
しかしながら、外側筒状部内に導入される被検出ガスの導入時の流速や、分離された水滴の大きさ、ガスセンサの排気管への取り付け位置等によっては、水滴がガス成分と共に内側筒状部の導入口からその内部に進入してしまう場合があった。そして、大きな水滴が検出素子に付着すると、検出素子が大きな熱衝撃を受けて、クラックや割れを引き起こすおそれがあった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、良好なガス応答性を確保しつつ、検出素子を被水から効果的に保護できるプロテクタを備えるガスセンサを提供することを目的とする。
その解決手段は、軸線方向に延びる形態をなし、被検出ガス中の特定ガス成分を検出する検出部であって、被検出ガスを内部に導入するガス導入部を含む検出部を自身の先端側に有する検出素子と、自身の先端から前記検出部を突出させた状態で、前記検出素子の径方向周囲を取り囲むハウジングと、筒状をなし、自身の内部に前記検出素子の前記検出部を配置した状態で、前記ハウジングに固定されると共に、自身の外部から内部へ被検出ガスを導入する内側導入孔が複数設けられた内側プロテクタと、筒状をなし、前記内側プロテクタの径方向周囲を空隙を介して取り囲んだ状態で、前記ハウジングに固定されると共に、自身の外部から内部へ被検出ガスを導入する外側導入孔が、前記内側プロテクタの前記内側導入孔よりも軸線方向先端側に複数設けられた外側プロテクタと、を備え、前記外側導入孔を通じて外側プロテクタ内に導入された被検出ガスが、前記空隙を軸線方向基端側に流れ、前記内側導入孔を通じて内側プロテクタ内に導入される形態を有するガスセンサであって、前記内側導入孔は、前記検出素子の前記ガス導入部よりも軸線方向先端側に設けられた複数の第1内側導入孔と、前記検出素子の前記ガス導入部よりも軸線方向基端側に設けられた複数の第2内側導入孔と、を有し、すべての前記第1内側導入孔の開口面積S1を合計した第1総開口面積SS1を、すべての前記第2内側導入孔の開口面積S2を合計した第2総開口面積SS2よりも小さくしてなるガスセンサである。
内側プロテクタの内側導入孔のうち、第1内側導入孔は、検出素子のガス導入部よりも先端側に位置して外側プロテクタの外側導入孔との距離が近いため、この第1内側導入孔から内側プロテクタ内に被検出ガスと共に水滴が侵入しやすい。第1内側導入孔を通じて水滴が内部に侵入し、高温状態となっている検出素子に付着すると、検出素子が熱衝撃を受けて破損するおそれがある。水滴の侵入を十分に抑制するには、この第1内側導入孔を無くし、ガス導入部よりも基端側に位置する第2内側導入孔だけにすればよいと考えられる。しかし、そうすると、内側プロテクタ内外のガス交換性が悪くなり、ガスセンサの応答性が悪くなる。
これに対し、本発明では、内側プロテクタに検出素子のガス導入部よりも先端側に位置する第1内側導入孔を設けつつも、この第1内側導入孔の第1総開口面積SS1を、ガス導入部よりも基端側に位置する第2内側導入孔の第2総開口面積SS2よりも小さくしている。これにより、外側プロテクタの外側導入孔から導入された被検出ガスは、第1内側導入孔及び第2内側導入孔を通じて内側プロテクタ内に導入されるので、内側プロテクタ内外のガス交換性が良好となり、ガスセンサの応答性も良好となる。
その上、第1内側導入孔は第1総開口面積SS1が小さいので、水滴がこの第1内側導入孔を通じて内側プロテクタ内に侵入することを抑制できる。このため、被水により検出素子にクラックや割れ等の発生することを抑制できる。このように本発明のガスセンサは、良好なガス応答性を確保しつつ、検出素子を被水から効果的に保護できる。
なお、「ガス導入部」は、検出素子の検出部に設けられ、検出部で被検出ガス中の特定ガス成分を検出するために、被検出ガスを素子外部から素子内部(例えば、素子内部に形成されたガス検出室)に導入するものである。「ガス導入部」の形態としては、例えば、素子内部に繋がる開口が形成されたものの他、素子内部に繋がる開口を、通気性を有する多孔質体で塞いだものなどが挙げられる。
「外側導入孔」は、「内側導入孔」よりも軸線方向先端側に設けられたものであり、「外側導入孔」の中心(重心)が「内側導入孔」の中心(重心)よりも先端側に位置すれば、「外側導入孔」と「内側導入孔」とが軸線方向に見て一部重なっていてもよい。但し、検出素子を被水から効果的に保護するためには、「外側導入孔」の基端が「内側導入孔」の先端よりも先端側にある形態とするのが好ましい。また、「外側導入孔」は、軸線方向の1つの所定位置において、軸線の周方向に並べて配置してもよいし、軸線方向の複数の所定位置に配置してもよい。更に、いずれの場合でも、「外側導入孔」を周方向に等間隔に設けるのが好ましい。ガスセンサの排気管等への取り付け方向、位置等を考慮する必要がなくなるからである。
内側導入孔のうち、「第1内側導入孔」は、検出素子のガス導入部よりも軸線方向先端側に設けたものである。従って、「第1内側導入孔」の中心(重心)がガス導入部の中心よりも先端側に位置すれば、「第1内側導入孔」とガス導入部とが軸線方向に見て一部重なっていてもよい。また、「第1内側導入孔」は、軸線方向の1つの所定位置において、軸線の周方向に並べて配置してもよいし、軸線方向の複数の所定位置に配置してもよい。更に、いずれの場合でも、「第1内側導入孔」を周方向に等間隔に設けるのが好ましい。ガスセンサの排気管等への取り付け方向、位置等を考慮する必要がなくなるからである。
また、内側導入孔のうち、「第2内側導入孔」は、検出素子のガス導入部よりも軸線方向基端側に設けたものである。従って、「第2内側導入孔」の中心(重心)がガス導入部の中心よりも基端側に位置すれば、「第2内側導入孔」とガス導入部とが軸線方向に見て一部重なっていてもよい。また、「第2内側導入孔」は、軸線方向の1つの所定位置において、軸線の周方向に並べて配置してもよいし、軸線方向の複数の所定位置に配置してもよい。更に、いずれの場合でも、「第2内側導入孔」を周方向に等間隔に設けるのが好ましい。ガスセンサの排気管等への取り付け方向、位置等を考慮する必要がなくなるからである。
また、「第1内側導入孔」と「第2内側導入孔」とは、軸線方向に見て重ならないことが好ましい。内側プロテクタの強度を保つことができるからである。
更に、上記のガスセンサであって、前記内側プロテクタと外側プロテクタとの前記空隙において、軸線の周方向に旋回する被検出ガスの旋回流を生じさせる形態を有するガスセンサとすると良い。
本発明のガスセンサでは、内側プロテクタと外側プロテクタとの空隙において、軸線の周方向に旋回する被検出ガスの旋回流を生じさせる。この旋回流に伴い生じる慣性力により、ガス成分とガス成分より比較的重い水滴とが分離される。このため、内側導入孔を通じて内側プロテクタ内に導入される被検出ガスには、水滴が更に含まれにくくなる。従って、被水により検出素子が破損することを更に効果的に抑制できる。
なお、内側プロテクタと外側プロテクタとの空隙において、軸線の周方向に旋回する被検出ガスの旋回流を生じさせる形態としては、例えば、外側プロテクタのうち、外側導入孔の開口周縁に、内側へ延出するガイド体を設けて、上述の旋回流を生じさせる形態が挙げられる。また例えば、内側プロテクタのうち、外側導入孔に対向する位置に、突起状等をなすガイド体を設けて、上述の旋回流を生じさせる形態が挙げられる。また、内側プロテクタ及び外側プロテクタ以外の部材を用いて、上述の旋回流を生じさせる形態としてもよい。
更に、上記のいずれかに記載のガスセンサであって、前記第1内側導入孔及び前記第2内側導入孔を、いずれも開口面積S1,S2を等しくし、前記第1内側導入孔の個数K1を、前記第2内側導入孔の個数K2よりも少なくしてなるガスセンサとすると良い。
本発明のガスセンサでは、第1内側導入孔及び第2内側導入孔を、いずれも開口面積S1,S2を等しくし、第1内側導入孔の個数K1を第2内側導入孔の個数K2よりも少なくすることにより、第1内側導入孔の第1総開口面積SS1を第2内側導入孔の第2総開口面積SS2よりも小さくしている(SS1<SS2)。第1,第2内側導入孔をいずれも開口面積S1,S2を等しくすることで、各導入孔における被検出ガスの通気性が等しくなるので、内側プロテクタ内外のガス交換性をより良好なものとすることができ、ガスセンサの応答性をより良好なものとすることができる。
更に、前記のいずれかに記載のガスセンサであって、前記第1内側導入孔と前記第2内側導入孔を、同数とし、前記第2内側導入孔を、いずれも開口面積S2を等しくし、前記第1内側導入孔を、いずれも開口面積S1を等しくし、かつ、前記第2内側導入孔の開口面積S2よりも小さい形状としてなるガスセンサとすると良い。
本発明のガスセンサでは、第1内側導入孔と第2内側導入孔を同数(K1=K2)とする一方、第2内側導入孔をいずれも開口面積S2を等しくし、第1内側導入孔をいずれも開口面積S1を等しくしている。但し、この第1内側導入孔の開口面積S1を第2内側導入孔の開口面積S2よりも小さくすることにより、第1内側導入孔の第1総開口面積SS1を第2内側導入孔の第2総開口面積SS2よりも小さくしている(SS1<SS2)。このように第1内側導入孔をいずれも開口面積S1を等しくすることで、各第1内側導入孔における被検出ガスの通気性が等しくなる。また、第2内側導入孔をいずれも開口面積S2を等しくすることで、各第2内側導入孔における被検出ガスの通気性が等しくなる。このため、内側プロテクタのガス交換性をより良好なものとすることができ、ガスセンサの応答性をより良好なものとすることができる。
(実施形態1)
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に、本実施形態1に係るガスセンサ100を示す。また、図2及び図3に、このガスセンサ100の先端側部分を示す。また、図4及び図5に、内側プロテクタ161を示し、図6に、外側プロテクタ171を示す。なお、図1,図2,図4〜図6の各図において、下側が軸線AX方向先端側(以下、単に先端側とも言う。)であり、上側が軸線AX方向基端側(以下、単に基端側とも言う。)である。
このガスセンサ100は、図示しない自動車の排気管に取り付けられ、内部に保持する検出素子120の検出部121が排気管内を流通する排気ガス(被検出ガス)中に晒されて、その排気ガス中の酸素(特定ガス成分)の濃度から排気ガスの空燃比を検出する、いわゆる全領域空燃比センサである。このガスセンサ100は、図1に示すように、軸線AX方向に延びる筒状の主体金具(ハウジング)110、この主体金具110の内側に保持された板状の検出素子120、主体金具110の基端側に固設された外筒151、主体金具110の先端側に固設され、内側プロテクタ161と外側プロテクタ171とからなる二重構造のプロテクタ160等から構成されている。
このうち、検出素子120は、軸線AX方向に延びる板状(短冊状)をなし、自身の先端部が、排気ガス中の酸素ガス成分を検出する検出部121とされている。この検出素子120は、酸素濃度の検出を行う板状のガス検出体と、このガス検出体を早期活性化させるために加熱を行う板状のヒータ体とを、互いに貼り合わせて一体化したものである。このうち、ガス検出体は、ジルコニアを主体とする固体電解質体と、白金を主体とする検出電極とから構成され、その検出電極は、検出部121に配置されている。
更に、この検出部121のうち、検出素子120の先端120sから2.5mm基端側の所定位置Z(図2参照)には、排気ガスを素子内部に導入するガス導入部123が設けられている。このガス導入部123は、多孔質体からなり、軸線AX方向の長さが2.5mm、幅が0.05mmの平面視矩形状をなす。また、検出部121には、検出電極を排気ガスによる被毒から保護するため、その外表面を覆うようにして保護層125が設けられている。また、この検出素子120の基端部129には、ガス検出体やヒータ体から電極を取り出すための5個の電極パッド128,128,…(図1ではそのうちの1つを図示している。)が形成されている。
この検出素子120の胴部127の中央よりやや先端側には、有底筒状をなす金属製の金属カップ131が、自身の内側に検出素子120を挿通し、その検出部121を筒底の開口131cから突出させた状態で配置されている。この金属カップ131は、主体金具110内に検出素子120を保持するための部材であり、その先端周縁部132は、先端側に向かうにつれて径が小さくなるテーパ状に形成されている。この金属カップ131内には、アルミナ製のセラミックリング133と、滑石粉末を圧縮した第1滑石リング135とが、検出素子120を挿通した状態で収容されている。第1滑石リング135は、金属カップ131内で押し潰されて細部にまで充填されており、これにより、検出素子120が、金属カップ131内で位置決めされて保持されている。
金属カップ131と一体となった検出素子120は、その径方向周囲を筒状の主体金具110に取り囲まれて保持されている。この主体金具110は、ガスセンサ100を自動車の排気管に取り付け固定するためのものであり、SUS430の低炭素鋼からなる。この主体金具110の外周先端側には、排気管への取り付け用の雄ねじ部111が形成されている。また、この雄ねじ部111よりも先端側には、後述するプロテクタ160が固定される円環状の先端固定部113が突出形成されている。
また、主体金具110の外周中央には、取り付け用の工具が係合する工具係合部117が形成されている。また、主体金具110には、この工具係合部117と雄ねじ部111との間に、排気管に取り付けた際のガス抜けを防止するためのガスケット119が嵌挿されている。更に、工具係合部117の基端側には、後述する外筒151が固定される基端固定部116が形成されている。また、更にその基端側には、主体金具110内に検出素子120を加締め保持するための加締め部118が形成されている。
また、主体金具110の内周先端側には、先端側ほど縮径するテーパ状をなす段部115が形成されている。この段部115には、検出素子120を保持する金属カップ131のテーパ状をなす先端周縁部132が係止されている。更に、主体金具110の内側のうち、金属カップ131の基端側には、第2滑石リング137が、検出素子120を挿通した状態で配置されている。そして、この第2滑石リング137を基端側から押さえるようにして、筒状のスリーブ141が主体金具110内に嵌め込まれている。このスリーブ141には、段状をなす肩部142が形成されている。この肩部142には、円環状の加締めパッキン143が配置されている。そして、主体金具110の加締め部118が、この加締めパッキン143を介してスリーブ141の肩部142を先端側に押圧するようにして、加締められている。
スリーブ141に押圧された第2滑石リング137は、主体金具110内で押し潰されて細部にわたって充填され、この第2滑石リング137と、金属カップ131内に予め装填された第1滑石リング135とによって、金属カップ131及び検出素子120が、主体金具110内で位置決めされて保持されている。主体金具110内の気密は、加締め部118とスリーブ141の肩部142との間に介在される加締めパッキン143によって維持され、燃焼ガスの流出が防止される。
検出素子120は、その基端部129が主体金具110の基端部である加締め部118よりも基端側に突出しており、その基端部129には、絶縁性セラミックスからなる筒状のセパレータ145が被せられている。セパレータ145は、検出素子120の基端部129に形成された5個の電極パッド128,128,…とそれぞれ電気的に接続する5個の接続端子147,147,…(図1ではそのうちの1つを図示している。)を内部に保持している。また、セパレータ145は、これらの接続端子147,147,…と、ガスセンサ100の外部に引き出される5本のリード線149,149,…(図1ではそのうちの3本を図示している。)との各接続部分を互いに絶縁しつつ収容している。
そして、セパレータ145の周囲を囲うようにして、筒状の外筒151が配設されている。この外筒151は、ステンレス(本実施形態ではSUS304)製であり、その先端開口部152が、主体金具110の基端固定部116の径方向外側に配置されている。この先端開口部152は、外側から加締められ、更に外周を一周してレーザ溶接が施されて、基端固定部116に接合されている。
また、外筒151とセパレータ145との間隙には、金属製で筒状をなす保持金具153が配設されている。この保持金具153は、自身の基端を内側に折り曲げて構成した支持部154を有し、自身の内部に挿通されるセパレータ145の基端側外周に鍔状に設けられた鍔部146をこの支持部154に係止させて、セパレータ145を支持している。この状態で、保持金具153が配置された部分の外筒151が外側から加締められ、セパレータ145を支持した保持金具153が外筒151に固定されている。
また、外筒141の基端側開口には、フッ素系ゴム製のグロメット155が嵌合されている。このグロメット155は、5つの挿通孔156,156,…(図1ではそのうちの1つを図示している。)を有し、各挿通孔156,156,…に、セパレータ145から延出した5本のリード線149,149,…が気密に挿通されている。この状態でグロメット155は、セパレータ145を先端側に押圧しつつ、外筒151の外側から加締められて、外筒151に固定されている。
主体金具110に保持された検出素子120は、その検出部121が、主体金具110の先端部である先端固定部113よりも先端側に突出している。そして、この先端固定部113には、検出素子110の検出部121を、排気ガス中のデポジット(燃料灰分やオイル成分など被毒性の付着物質)による汚損や被水などによる折損等から保護するためのプロテクタ160が嵌められ、レーザ溶接によって固定されている。このプロテクタ160は、有底筒状の内側プロテクタ161と、この内側プロテクタ161の径方向周囲を、空隙KGを介して取り囲む筒状をなす外側プロテクタ171とから構成される二重構造を有する。
内側プロテクタ161は、図2〜図5に示すように、有底の筒状をなし、自身の内部に検出素子120の検出部121を配置した状態で、主体金具110に固定されている。内側プロテクタ161は、その内径が主体金具110の先端固定部113の外径よりも小さく形成されているが、開口端側の基端部163は、先端固定部113の外側に位置するように拡径されている。
内側プロテクタ161には、自身の外部から内部へ排気ガスを導入する内側導入孔(第1内側導入孔167及び第2内側導入孔169)が複数設けられている。これらの第1,第2内側導入孔167,169は、後述する外側プロテクタ171の外側導入孔177を介して外側プロテクタ171と内側プロテクタ161との空隙KGに導入され、この空隙KGを旋回しながら図2中に矢印で示すように基端側に流れた排気ガスのうち、主にガス成分を、内側プロテクタ161内に導入する。
具体的には、内側プロテクタ161の側壁165のうち、検出素子120のガス導入部123よりも先端側で、かつ、検出素子120の先端120sよりも基端側の所定位置Xには、複数(本実施形態ではK1=3個)の第1内側導入孔(内側導入孔)167,167,167が周方向に120度の等間隔に並んで形成されている。
また、この側壁165のうち、ガス導入部123よりも軸線AX方向基端側の所定位置Yには、複数(本実施形態ではK2=6個)の第2内側導入孔(内側導入孔)169,169,…が周方向に60度の等間隔に並んで形成されている。これらの第2内側導入孔169,169,…は、第1内側導入孔167,167,167と軸線AX方向においても周方向においても重ならないように、ずらして形成されている。
第1内側導入孔167,167,167と第2内側導入孔169,169,…は、いずれも直径が1.5mm円形状をなすので、これらの開口面積S1,S2が、いずれもS1=S2=約1.8mm2 である。そして、第1内側導入孔167の個数K1が全部で3個(K1=3)、第2内側導入孔169の個数K2が全部で6個(K2=6)であるので、第1内側導入孔167の方が数が少ない。従って、すべての第1内側導入孔167,167,167の開口面積S1を合計した第1総開口面積SS1(SS1=約5.4mm2 )は、すべての第2内側導入孔169,169,…の開口面積S2を合計した第2総開口面積SS2(SS2=約10.8mm2 )よりも小さくなっている(SS1<SS2)。
また、内側プロテクタ161の側壁165の先端側には、内部に向けて切り込み状に開口された水抜き孔166,166,166が、周方向に120度の等間隔に並んで複数(本実施形態では3個)に設けられている。この水抜き孔166,166,166は、検出素子120の先端120sよりも先端側に形成されている。また、内側プロテクタ161の底壁162の中央には、排気ガス及び水を外部に排出する排出孔164が形成されている。
次に、外側プロテクタ171は、図2、図3及び図6に示すように、内側プロテクタ161の径方向周囲を空隙KGを介して取り囲んだ状態で、主体金具110に固定されている。外側プロテクタ171は、内側プロテクタ161と同様に開口端側の基端部173の外径が拡径されており、その基端部173が、内側プロテクタ161の基端部163の外側に配置されている。レーザ溶接は、外側プロテクタ171の基端部173を内側プロテクタ161の基端部163ごと先端固定部113に固定するように、外側プロテクタ171の基端部173の外周を一周して行われている。一方、この外側プロテクタ171の先端部172は、内側プロテクタ161の底壁162付近で内側プロテクタ161に向けて内側に折り曲げられている。これにより、内側プロテクタ161と外側プロテクタ171との空隙KGが先端側で閉塞されている。
また、外側プロテクタ171の側壁175のうち、前述した所定位置Xよりも先端側の所定位置には、自身の外部から内部へ排気ガスを導入する複数(本実施形態では8個)の外側導入孔177,177,…が、周方向に45度の等間隔に並んで形成されている。これら外側導入孔177,177,…の各々には、内側に向けて延出する板状のガイド体178,178,…が設けられている。これらのガイド体178,178,…は、外部から外側導入孔177,177,…を介して内部に導入される排気ガスに、内側プロテクタ161との空隙KGにおいて軸線AXの周方向に旋回する旋回流SRを生じさせる機能を有する。
このようなプロテクタ160を備えることにより、排気ガスは、まず外側プロテクタ171の外側導入孔177,177,…から、外側プロテクタ171と内側プロテクタ161との空隙KGに導入される。外側プロテクタ171と内側プロテクタ161との空隙KGでは、ガイド体178,178,…により、軸線AXの周方向に旋回する排気ガスの旋回流SRが生じ、この旋回流SRに伴い発生する慣性力により、ガス成分と、ガス成分より比較的重い水滴とが分離される。
こうして分離された水滴の大部分は、外側プロテクタ171の側壁175の内面に付着して下降し、内側プロテクタ161の水抜き孔166,166,166を通じて内側プロテクタ161内に入り、更に、内側プロテクタの排出口164から外部に排出される。なお、排気ガス中の水滴は、旋回流SRにより分離される前に、内側プロテクタ161の側壁165の外面に付着することもあり、このような水滴も、水抜き孔166,166,166を通じて排出口164から外部に排出される。
一方、分離されたガス成分は、内側プロテクタ161の内側導入孔167,169を通じて内側プロテクタ161内に導入される。このガス成分は、検出素子120の検出部121のガス導入部123に届き、このガス導入部123から素子内部に導入されて、酸素濃度の検出に利用される。その後、ガス成分は、先端側に流れ、内側プロテクタ161の排出口164から外部に排出される。
以上で説明したように、本実施形態1では、内側プロテクタ161のうち、検出素子120のガス導入部123よりも先端側の所定位置Xに、第1内側導入孔167,167,167を設けつつも、この第1内側導入孔167,167,…の第1総開口面積SS1を、ガス導入部123よりも基端側の所定位置Yに設けた第2内側導入孔169,169,…の第2総開口面積SS2よりも小さくしている(SS1<SS2)。これにより、外側プロテクタ171の外側導入孔177,177,…から導入された排気ガスは、第1内側導入孔167,167,167と第2内側導入孔169,169,…とを通じて内側プロテクタ161内に導入されるので、内側プロテクタ161のガス交換性が良好となり、ガスセンサ100の応答性も良好となる。
その上、第1内側導入孔167,167,167は、第1総開口面積SS1が第2内側導入孔169,169,…の第2総開口面積SS2よりも小さいので、水滴が第1内側導入孔を167,167,…通じて内部に侵入することを抑制できる。このため、被水により検出素子120にクラックや割れ等の発生することを防止できる。このように、ガスセンサ100は、良好なガス応答性を確保しつつ、検出素子120を被水から効果的に保護できる。
また、本実施形態1では、第1内側導入孔167,167,167及び第2内側導入孔169,169,…をいずれも開口面積S1,S2を等しくし、第1内側導入孔167,167,167の個数(K1=3個)を第2内側導入孔169,169,…の個数(K2=6個)よりも少なくすることにより(K1<K2)、第1内側導入孔167,167,…の第1総開口面積SS1を第2内側導入孔169,169,…の第2総開口面積SS2よりも小さくしている。このように第1,第2内側導入孔167,169をいずれも開口面積S1,S2が等しい形状(本実施形態1では同形状)とすることで、各内側導入孔167,169における排気ガスの通気性が等しくなるので、内側プロテクタ161のガス交換性をより良好なものとすることができ、ガスセンサ100の応答性をより良好なものとすることができる。
(実施形態2)
次いで、第2の実施の形態について説明する。図7に、本実施形態2に係るガスセンサ200のうち、内側プロテクタ261を示す。本実施形態2のガスセンサ200は、この内側プロテクタ261に形成された第1内側導入孔267及び第2内側導入孔269の形態が、上記実施形態1に係る内側プロテクタ161に形成された第1内側導入孔167及び第2内側導入孔169の形態と異なる。それ以外は、上記実施形態1と同様である。そこで、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態2に係るガスセンサ200の内側プロテクタ261は、図7に示すように、上記実施形態1の内側プロテクタ161と同様、有底筒状をなし、その基端部263が主体金具110の先端固定部113に固定される。
内側プロテクタ261には、自身の外部から内部へ排気ガスを導入する内側導入孔(第1内側導入孔267及び第2内側導入孔269)が複数設けられている。
具体的には、内側プロテクタ261の側壁265のうち、検出素子120のガス導入部123よりも軸線AX方向先端側の所定位置(実施形態1の所定位置Xに対応する位置)には、複数(本実施形態2ではK1=6個)の第1内側導入孔(内側導入孔)267,267,…が周方向に等間隔に並んで形成されている。これらの第1内側導入孔267,267,…は、後述するように、その開口面積S1が上記実施形態1の第1内側導入孔167,167,…よりも小さくされているが、その個数K1は多くされている。
また、この側壁265うち、検出素子120のガス導入部123よりも軸線AX方向基端側の所定位置(実施形態1の所定位置Yに対応する位置)には、上記実施形態1と同様に、複数(K2=6個)の第2内側導入孔269,269,…が周方向に等間隔に並んで形成されている。
第1内側導入孔267,267,…は、いずれも直径が1.0mmの円形状をなすので、いずれも開口面積S1が同じS1=約0.78mm2 である。一方、第2内側導入孔269は、いずれも直径が1.5mmの円形状をなすので、いずれも開口面積S2が同じS2=約1.8mm2 である。従って、すべての第1内側導入孔267,267,…の開口面積S1を合計した第1総開口面積SS1(SS1=約4.7mm2 )は、すべて第2内側導入孔269,269,…の開口面積S2を合計した第2総開口面積SS2(SS2=約10.8mm2 )よりも小さくなっている。
また、内側プロテクタ261の側壁265の先端側には、上記実施形態1と同様に、水抜き孔266,266,266が複数に設けられている。また、内側プロテクタ261の底壁262の中央には、排出孔264が形成されている。
このような内側プロテクタ261も、内側プロテクタ161に第1内側導入孔267,267,…を設けつつも、この第1内側導入孔267,267,…の第1総開口面積SS1を、第2内側導入孔269,269,…の第2総開口面積SS2よりも小さくしている(SS1<SS2)。これにより、外側プロテクタ171の外側導入孔177,177,…から導入された排気ガスは、第1内側導入孔267,267,…及び第2内側導入孔269,269,…を通じて内側プロテクタ261内に導入されるので、内側プロテクタ261のガス交換性が良好となり、ガスセンサ200の応答性が良好となる。
その上、第1内側導入孔267,267,…は、第1総開口面積SS1が第2内側導入孔269,269,…の第2総開口面積SS2よりも小さいので、水滴が第1内側導入孔を267,267,…通じて内部に侵入することを抑制できる。このため、被水により検出素子120にクラックや割れ等の発生することを防止できる。このようにガスセンサ200は、良好なガス応答性を確保しつつ、検出素子120を被水から効果的に保護できる。
また、本実施形態2では、第1内側導入孔267,267,…と第2内側導入孔269,269,…を同数(K1=K2=6個)としている。また、第2内側導入孔269,269,…をいずれも開口面積S2が等しい形状としている。また、第1内側導入孔267,267,…をいずれも開口面積S1が等しい形状で第2内側導入孔269,269,…の開口面積S2よりも小さい形状としている(S1<S2)。そしてこれにより、第1内側導入孔267,267,…の第1総開口面積SS1を、第2内側導入孔269,269,…の第2総開口面積SS2よりも小さくしている。
このように第1内側導入孔267,267,…をいずれも開口面積S1を等しくすることで、各第1内側導入孔267における排気ガスの通気性が等しくなる。また、第2内側導入孔269,269,…をいずれも開口面積S2を等しくすることで、各第2内側導入孔269における排気ガスの通気性が等しくなる。このため、内側プロテクタ261のガス交換性をより良好なものとすることができ、ガスセンサ200の応答性をより良好なものとすることができる。
(実施形態3)
次いで、第3の実施の形態について説明する。図8及び図9に、本実施形態3に係るガスセンサ300のうちの先端側部分を示す。本実施形態3のガスセンサ300は、外側プロテクタ371にガイド体を有しない点が、外側プロテクタ171にガイド体178,178,…を有する上記実施形態1,2のガスセンサ100,200と異なる。それ以外は、上記実施形態1と同様である。そこで、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態3に係るガスセンサ300の外側プロテクタ371は、内側プロテクタ161の径方向周囲を空隙KGを介して取り囲んだ状態で、主体金具110に固定されている。外側プロテクタ371の開口端側の基端部373は、外径が拡径されており、内側プロテクタ161の基端部163の外側に配置されている。一方、外側プロテクタ371の先端部372は、内側プロテクタ161の底壁162付近で内側プロテクタ161に向けて内側に折り曲げられている。
また、外側プロテクタ371の側壁375のうち、先端側の所定位置には、自身の外部から内部へ排気ガスを導入する複数(本実施形態では8個)の外側導入孔377,377,…が、周方向に45度の等間隔に並んで形成されている。しかし、本実施形態3の外側導入孔377,377,…には、上記実施形態1,2のガイド体178に相当する部位が存在しない。このため、外部から外側導入孔377,377,…を介して内部に導入される排気ガスには旋回流が生じない。排気ガスは、図8中に矢印で示すように、そのまま軸線AX方向基端側に流れ、内側導入孔167,169を通じて内側プロテクタ161内に導入される。その後、排気ガスは、内側プロテクタ161内を先端側に流れ、内側プロテクタ161の排出口164から外部に排出される。
このガスセンサ300でも、外側プロテクタ371の外側導入孔377,377,…から導入された排気ガスは、前述した第1内側導入孔167,167,167と第2内側導入孔169,169,…とを通じて内側プロテクタ161内に導入される。このため、内側プロテクタ161のガス交換性が良好となり、ガスセンサ300の応答性も良好となる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態1〜3に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態1〜3では、第1内側導入孔167,267を軸線AX方向の1つの所定位置において、軸線AXの周方向に並べて設けたが、第1内側導入孔167,267を軸線AX方向の異なる複数の所定位置に設けることもできる。同様に、第2内側導入孔169,269を軸線AX方向の1つの所定位置において、軸線AXの周方向に並べて設けたが、第2内側導入孔169,269を軸線方向の異なる複数の所定位置に設けることもできる。
また、上記実施形態1〜3では、第1,第2内側導入孔167,169,267,269をいずれも円形状としたが、この形状は適宜変更できる。例えば、楕円形状や長円形状、多角形状、或いは、スリット形状とすることができる。但し、製造の容易さ等を考慮すると、円形状とするのが好ましい。
また、上記実施形態1〜3では、ガスセンサ100,200,300として全領域空燃比センサを例示したが、酸素センサ、NOxセンサ、HCセンサ等について、本発明を適用することもできる。
実施形態1に係るガスセンサの部分断面図である。 実施形態1に係るガスセンサのうち、先端側部分を拡大した部分断面図である。 実施形態1に係るガスセンサのうち、図2におけるA−A断面図である。 実施形態1に係るガスセンサのうち、内側プロテクタの側面図である。 実施形態1に係るガスセンサのうち、内側プロテクタの断面図である。 実施形態1に係るガスセンサのうち、外側プロテクタの部分断面図である。 実施形態2に係るガスセンサのうち、内側プロテクタの側面図である。 実施形態3に係るガスセンサのうち、先端側部分を拡大した部分断面図である。 実施形態3に係るガスセンサのうち、図8におけるB−B断面図である。
符号の説明
100,200,300 ガスセンサ
110 主体金具(ハウジング)
120 検出素子
121 検出部
123 ガス導入部
160 プロテクタ
161,261 内側プロテクタ
164,264 排出孔
165,265 側壁
166,266 水抜き孔
167,267 第1内側導入孔(内側導入孔)
169,269 第2内側導入孔(内側導入孔)
171,371 外側プロテクタ
175,375 側壁
177,377 外側導入孔
178 ガイド体
AX 軸線

Claims (4)

  1. 軸線方向に延びる形態をなし、被検出ガス中の特定ガス成分を検出する検出部であって、被検出ガスを内部に導入するガス導入部を含む検出部を自身の先端側に有する検出素子と、
    自身の先端から前記検出部を突出させた状態で、前記検出素子の径方向周囲を取り囲むハウジングと、
    筒状をなし、自身の内部に前記検出素子の前記検出部を配置した状態で、前記ハウジングに固定されると共に、自身の外部から内部へ被検出ガスを導入する内側導入孔が複数設けられた内側プロテクタと、
    筒状をなし、前記内側プロテクタの径方向周囲を空隙を介して取り囲んだ状態で、前記ハウジングに固定されると共に、自身の外部から内部へ被検出ガスを導入する外側導入孔が、前記内側プロテクタの前記内側導入孔よりも軸線方向先端側に複数設けられた外側プロテクタと、を備え、
    前記外側導入孔を通じて外側プロテクタ内に導入された被検出ガスが、前記空隙を軸線方向基端側に流れ、前記内側導入孔を通じて内側プロテクタ内に導入される形態を有する
    ガスセンサであって、
    前記内側導入孔は、
    前記検出素子の前記ガス導入部よりも軸線方向先端側に設けられた複数の第1内側導入孔と、
    前記検出素子の前記ガス導入部よりも軸線方向基端側に設けられた複数の第2内側導入孔と、を有し、
    すべての前記第1内側導入孔の開口面積S1を合計した第1総開口面積SS1を、すべての前記第2内側導入孔の開口面積S2を合計した第2総開口面積SS2よりも小さくしてなる
    ガスセンサ。
  2. 請求項1に記載のガスセンサであって、
    前記内側プロテクタと外側プロテクタとの前記空隙において、軸線の周方向に旋回する被検出ガスの旋回流を生じさせる形態を有する
    ガスセンサ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のガスセンサであって、
    前記第1内側導入孔及び前記第2内側導入孔を、いずれも開口面積S1,S2を等しくし、
    前記第1内側導入孔の個数K1を、前記第2内側導入孔の個数K2よりも少なくしてなる
    ガスセンサ。
  4. 請求項1または請求項2に記載のガスセンサであって、
    前記第1内側導入孔と前記第2内側導入孔を、同数とし、
    前記第2内側導入孔を、いずれも開口面積S2を等しくし、
    前記第1内側導入孔を、いずれも開口面積S1を等しくし、かつ、前記第2内側導入孔の開口面積S2よりも小さい形状としてなる
    ガスセンサ。
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