JP5056162B2 - 電動パワーステアリング装置の制御装置 - Google Patents

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本発明は、車両の操舵にモータによる操舵補助力を付与するようにした電動パワーステアリング装置の制御装置に関し、特にラックエンド時のヒッティングノイズの低減を図った高性能な電動パワーステアリング装置の制御装置に関する。
車両のステアリング装置をモータの回転力で補助負荷付勢(アシスト)する電動パワーステアリング装置は、モータの駆動力を減速機を介してギア又はベルト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラック軸に補助負荷付勢するようになっている。かかる従来の電動パワーステアリング装置は、アシストトルク(操舵補助力)を正確に発生させるため、モータ電流のフィードバック制御を行っている。フィードバック制御は、電流指令値とモータ電流検出値との差が小さくなるようにモータ印加電圧を調整するものであり、モータ印加電圧の調整は、一般的にPWM(パルス幅変調)制御のデュ−ティ比の調整で行っている。
ここで、電動パワーステアリング装置の一般的な構成を図5に示して説明すると、ハンドル1のコラム軸2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4a及び4b、ピニオンラック機構5を経て操向車輪のタイロッド6に連結されている。コラム軸2には、ハンドル1の操舵トルクを検出するトルクセンサ10が設けられており、ハンドル1の操舵力を補助するモータ20が、減速ギア3を介してコラム軸2に連結されている。電動パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット30には、バッテリ14から電力が供給されると共に、イグニッションキー11を経てイグニッション信号が入力され、コントロールユニット30は、トルクセンサ10で検出された操舵トルクT及び車速センサ12で検出された車速Vに基づいてアシスト指令の操舵補助指令値Iの演算を行い、演算された操舵補助指令値Iに基づいてモータ20に供給する電流を制御する。
コントロールユニット30は主としてCPU(MPUやMCUを含む)で構成されるが、そのCPU内部においてプログラムで実行される一般的な機能を示すと、図6のようになる。
図6を参照してコントロールユニット30の機能及び動作を説明すると、トルクセンサ10で検出されて入力される操舵トルクT及び車速センサ12から車速Vは、操舵補助指令値演算部31に入力されて基本操舵補助指令値Irefaが演算される。車速Vは、更に収れん性制御部34及び慣性補償部35に入力される、操舵補助指令値演算部31で演算された基本操舵補助指令値Irefaは操舵系の安定性を高めるための位相補償部32で位相補償され、位相補償された操舵補助指令値Irefbが加算部39Aに入力される。また、操舵トルクTは応答速度を高めるためのフィードフォワード系の微分補償部33に入力され、微分補償された操舵トルクTdは加算部39Aに入力され、収れん性制御部34及び慣性補償部35で演算された補償信号CMも加算部39Aに入力される。加算部39Aは操舵補助指令値Irefb、微分補償された操舵トルクTd及び補償信号CMを加算し、その加算結果である操舵補助指令値Irefc(=Irefb+Td+CM)を減算部39Bに入力する。
減算部39Bでは、操舵補助指令値Irefcとフィードバックされているモータ電流Imとの偏差(Irefc−Im)を求める。偏差(Irefc−Im)はPI制御部36でPI制御され、更にPWM制御部37に入力されてデューティを演算され、インバータ38を介してモータ20をPWM駆動する。モータ20のモータ電流Imはモータ電流検出部21で検出され、減算部39Bに入力されてフィードバックされる。また、モータ20には回転角検出部22が設けられており、回転角検出部22の出力θが角速度演算部23に入力され、演算された角速度(操舵速度)ωは収れん性制御部34に入力されると共に、角加速度演算部24に入力されて角加速度*ωが演算される。角加速度*ωは慣性補償部35に入力される。
なお、操舵補助指令値演算部31は図7に示すように、車速Vをパラメータとして、操舵トルクTに応じた操舵補助指令値Irefaを演算して出力する。また、収れん性制御部34は車速Vとモータ角速度ωによって制御され、慣性補償部35は車速Vとモータ角加速度*ωによって慣性補償信号を演算している。
このような電動パワーステアリング装置において、ラックエンド突き当て時においてはヒッティングノイズが発生し、騒音が運転者に不快感を与えるために、その低減化が問題となっている。即ち、ステアリング機構は、舵取り用車輪が予め定めた最大転舵角に達すると、それ以上に舵取り用車輪を転舵できない構成になっている。それにも拘わらず、従来のパワーステアリング装置では、舵取り用車輪が最大転舵角付近まで転舵されていても、ハンドルに加えられる操舵トルクが大きければ大きな操舵補助力がステアリング機構に付与されるため、舵取り用車輪の転舵が規制される時の衝撃が大きく、運転者に不快感を与える問題があった。また、舵取り用車輪の転舵が規制される時の衝撃が大きいと、ステアリング機構を構成している部品の破損等を生じる恐れもあった。
かかる問題を解決する装置として、例えば特開2002−193120号公報(特許文献1)に示される電動パワーステアリング装置の制御装置がある。この特許文献1の装置では、舵取り用車輪の操舵が最大操舵角で規制される時に生じる衝撃を小さくするようにしている。即ち、電動モータが発生する駆動力をステアリング機構に与えて操舵補助を行う電動パワーステアリング装置であって、ステアリング機構に入力された操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、ステアリング機構が車両直進時の状態である中立状態になったことを検出する中立状態検出手段と、この中立状態検出手段によってステアリング機構の中立状態が検出されてから操舵トルク検出手段によって検出される操舵トルクの積算値を求めるトルク積算手段と、操舵トルク検出手段によって検出された操舵トルク及びトルク積算手段によって求められた操舵トルクの積算値に基づいて、電動モータに供給すべきモータ指示電流を設定するモータ指示電流設定手段とを具備している。
特開2002−193120号公報
しかしながら、特許文献1の制御装置では、路面摩擦や車両の重量を考慮していないことから、路面や車両によって確実にラックエンド突き当てによるヒッティングノイズを軽減できないという問題がある。即ち、ラックエンド突き当てによる打音が発生するためには、タイヤ、路面摩擦及び車両重量により決定される路面との摩擦力に打ち勝つようなアシストトルクが発生しなければならないと共に、その路面摩擦力とアシストトルクの差が大きければ大きいほど(路面摩擦力≦アシストトルク)、ラックエンドの打音も大きくなる。このため、ある条件(路面摩擦や車両重量)でパラメータを設定しても、環境の変化によって路面摩擦力とアシストトルクに差が生じた場合、ラックエンド突き当ての打音も変化する。例えば、氷のように摩擦が非常に小さい路面の場合は、路面≦アシストトルクとなり、ラックエンド突き当ての打音も大きくなってしまう。
本発明は上述のような事情によりなされたものであり、本発明の目的は、いかなる路面状況や車両においても、ラックエンド突き当てによるヒッティングノイズを確実に軽減することにより、より信頼性の高い電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明は、操舵トルクと車速に基づいて、ステアリング機構に操舵補助力を付与するモータの電流指令値を演算し、フィードバック制御で前記モータを駆動制御するようになっている電動パワーステアリング装置の制御装置に関し、本発明の上記目的は、車速に応じたゲインG1を出力する車速感応ゲインテーブルと、操舵速度に応じたゲインG2を出力する操舵速度感応ゲインテーブルと、操舵角に応じたゲインG3を出力する操舵角感応ゲインテーブルと、SAT推定値に応じたゲインG4を出力するSAT感応ゲインテーブルと、前記ゲインG1〜G4に基づいて設定ゲインを演算するゲイン演算部とを具備し、前記車速感応ゲインテーブルのゲインG1は、前記車速がゼロでは“1”に近い値であり、低速では低く、所定速度以上では“1”であり、前記操舵速度感応ゲインテーブルのゲインG2は、前記操舵速度が遅い場合は“1”に設定し、所定速度以上で減少し、前記操舵角感応ゲインテーブルのゲインG3はラックエンド手前までは“1”であり、所定舵角以上で減少し、前記SAT感応ゲインテーブルのゲインG4は前記SAT推定値が所定値までは負から“1”に線形的に増加する特性であり、前記所定値よりも大きい場合に“1”の特性であり、前記操舵角が設定したラックエンド近傍角以上であり、かつ前記SAT推定値が設定値以下の場合に、前記ゲインG1〜G4を前記ゲイン演算部で乗算した前記設定ゲインに基づいて、前記モータに、前記操舵トルクと逆方向に、操舵補助トルクを出力させることにより達成される。
本発明の電動パワーステアリング装置の制御装置によれば、路面状況や車両重量を考慮して設定ゲインを演算し、操舵補助モータの出力を制限しているので、いかなる路面状況や車両によっても確実に、ラックエンド時のヒッティングノイズを軽減することができる。また、状況によって操舵補助用モータを操舵トルクと逆に出力させ、積極的に逆アシストを行うことによりヒッティングノイズを低減している。これにより、ラックエンド時のヒッティングノイズを軽減することができ、高性能な電動パワーステアリング装置を提供することができる。
本発明ではラックエンド近傍時に、モータの出力を制限してアシスト制限するか若しくはモータを逆出力させて逆アシストするようにしているので、ヒッティングノイズの打音を軽減することができる。また、モータ出力の制限若しくは逆出力を操舵角、操舵速度、車速、SAT(セルフアライニングトルク)推定値に基づいて行っているので、どのような路面状況や車両によっても確実にヒッティングノイズを軽減することができる。更に、SAT推定値に基づいて、入力された操舵トルクと逆方向に操舵補助トルクを出力する逆アシストを行っているので、積極的にヒッティングノイズを軽減することができる。
以下に、本発明の実施の形態を図1を参照して説明する。
図1は本発明に係る制御装置の構成例を図6に対応させて示しており、車速V、操舵速度(角速度)ω、舵角θ及びSAT推定値*SATに基づいて設定ゲインGSを演算するゲイン設定部40と、操舵トルクTに設定ゲインGSを乗算して操舵補助指令値演算部31に入力する乗算部50とを設けている。車速Vは車速センサ12若しくはCAN(Controller Area Network)より得られ、操舵角θは舵角センサ若しくは舵角推定より得られ、操舵速度ωはモータ20に取り付けられた回転角センサ若しくは操舵角θを微分して得られ、或いはモータ20の逆起電力より得られ、SAT推定値*SATは、例えば特開2002−369565号公報で示されるようにモータ回転角速度、モータ回転角加速度、操舵補助力及び操舵トルクにより推定される。図1の例では、操舵速度ωは回転角検出部22及び角速度演算部23で求めている。
また、ゲイン設定部40は図2に示す構成となっており、車速Vに応じたゲインG1を出力する車速感応ゲインテーブル41と、操舵速度ωに応じたゲインG2を出力する操舵速度感応ゲインテーブル42と、操舵角θに応じたゲインG3を出力する操舵角感応ゲインテーブル43と、SAT推定値*SATに応じたゲインG4を出力するSAT感応ゲインテーブル44と、ゲインG1〜G4に基づいて設定ゲインGSを演算するゲイン演算部45とで構成されている。
車速感応ゲインテーブル41は、車速Vがゼロでは、タイヤ路面間の摩擦が高いためゲインG1を“1”に近い値とし、低速では摩擦力が低くなるのでゲインG1を低く設定し、それより車速Vが大きくなると路面からの反力が大きくなるので、ゲインG1を“1”に設定する。操舵速度感応ゲインテーブル42は、操舵速度ωが遅い場合はヒッティングノイズが発生しないためゲインG2を“1”に設定し、操舵速度ωが早いほどヒッティングノイズが発生し易いので、所定速度ωr以上でゲインG2を減少させる。また、ヒッティングノイズはラックエンドで機構が衝突する音であるため、操舵角感応ゲインテーブル43では、ラックエンド手前(操舵角θr)からゲインG3を減少させる。更にSAT感応ゲインテーブル44はSAT推定値*SATが所定値Srよりも大きい場合、つまり路面とタイヤの摩擦力が大きい場合はゲインG4を“1”に設定し、SAT推定値*SATが小さい場合、つまり路面とタイヤの摩擦力が小さいときは負のゲインを設定し、積極的にモータを逆方向へ駆動することでブレーキをかける。例えば氷上のように路面摩擦が低い条件では、ゲインを下げただけでは操舵時のエネルギーを吸収できず、ヒッティングノイズが発生するからである。
ゲイン演算部45は、操舵角θが設定したラックエンド近傍角θr以上であり、かつSAT推定値*SATが設定値Sr以下の場合、ゲインG1〜G4を乗算して下記(1)に従って設定ゲインGSを求める。

GS=G1×G2×G3×G4 ・・・(1)

このような構成おいて、その動作例を図3のフローチャートを参照して説明する。
先ず、操舵角感応ゲインテーブル43からゲインG3を読取って入力し(ステップS1)、ゲインG3が“1”であるか否かを判定し(ステップS2)、ゲインG3が“1”であれば設定ゲインGSを“1”に設定する(ステップS10)。
上記ステップS2においてゲインG3が“1”でない場合には、SAT感応ゲインテーブル44からゲインG4を読取って入力し(ステップS3)、ゲインG4が“1”であるか否かを判定し(ステップS4)、ゲインG4が“1”であれば設定ゲインGSを“1”に設定する(ステップS10)。
上記ステップS4においてゲインG4が“1”でない場合には、車速感応ゲインテーブル41からゲインG1を読取って入力し(ステップS5)、更に操舵速度感応ゲインテーブル42からゲインG2を読取って入力する(ステップS6)。このようにしてゲインG1〜G4が入力されると、ゲイン演算部45は上記(1)式によって設定ゲインGSを求める(ステップS7)。
設定ゲインGSは乗算部50に入力され、操舵トルクTと乗算される。

Ta=T×GS ・・・(2)

上記(2)式で求められた操舵トルクTaが操舵補助指令値演算部31に入力され、前述と同様なアシストが実行される。
本発明によれば、操舵トルクTaがゲイン設定部40で、操舵角θ、操舵速度ω、車速V及びSAT推定値*SATに基づいて演算された設定ゲインGSで補正されているため、ラックエンド近傍において制御系ゲインを減少させて打音を低減することができる。即ち、操舵角θがラックエンド近傍で、操舵速度ωが所定速度ωrより速い場合に、操舵トルクTの入力値Taを小さくする(モータのアシスト力が小さくなり、路面摩擦力≧アシスト力の関係となる)と共に、タイヤからの反力を推定するSAT推定値*SATを使用し、氷のように摩擦の低い路面の場合は、ハンドル1、モータ20、タイヤ等の慣性力により、制御系ゲインを減少させただけでは、ラックエンドのヒッティングノイズ低減効果が低いため、SAT推定値*SATが小さい場合は、操舵トルクTと逆の方向にアシストするようにしてブレーキをかけ、ラックエンドのヒッティングノイズ低減効果を高める。また、タイヤ、車両重量、路面摩擦により摩擦力が高い場合はSAT推定値*SATが大きくなることから、操舵トルクTaを通常状態、つまり操舵トルクTに戻す作用をする。
上述の実施例では、操舵トルクTに設定ゲインGSを乗算することによりモータ出力を制限しているが、操舵補助指令値Irefa、Irefb、Irefc、Irefのいずれかに設定ゲインGSを乗算しても同様の効果を得ることができる。
また、図4に示すように、モータ電流検出部21で検出されてフィードバックされるモータ電流値Imにゲイン1/GSを乗算して、つまりモータ電流値Imを増加させても同様の効果を得ることができる。即ち、図4に示すようにゲイン設定部40で求められた設定ゲインGSを変換部51においてゲイン1/GSに変換し、ゲイン1/GSを乗算部52でモータ電流Imと乗算し、その乗算結果Imaを減算部39Bにフィードバックする。設定ゲインGSは“1”以下であるのでIma≧Imとなる。
本発明に係る制御装置の構成例を示すブロック図である。 ゲイン設定部の構成例を示すブロック図である。 本発明の動作例を示すフローチャートである。 本発明に係る制御装置の他の構成例を示すブロック図である。 電動パワーステアリング装置の一般的な構成例を示す図である。 コントロールユニットの構成例を示すブロック図である。 操舵補助指令値演算部の演算特性を示す。
符号の説明
1 ハンドル
2 コラム軸
3 減速ギア
10 トルクセンサ
12 車速センサ
14 バッテリ
20 モータ
21 モータ電流検出部
22 回転角検出部
23 角速度演算部
30 コントロールユニット
31 操舵補助指令値演算部
32 位相補償部
33 微分補償部
34 収れん性制御部
35 慣性補償部
36 PI制御部
37 PWM制御部
38 インバータ
40 ゲイン設定部
41 車速感応ゲインテーブル
42 操舵速度感応ゲインテーブル
43 操舵角感応ゲインテーブル
44 SAT感応ゲインテーブル
45 ゲイン演算部
51 変換部
50、52 乗算部

Claims (1)

  1. 操舵トルクと車速に基づいて、ステアリング機構に操舵補助力を付与するモータの電流指令値を演算し、フィードバック制御で前記モータを駆動制御するようになっている電動パワーステアリング装置の制御装置において、
    車速に応じたゲインG1を出力する車速感応ゲインテーブルと、操舵速度に応じたゲインG2を出力する操舵速度感応ゲインテーブルと、操舵角に応じたゲインG3を出力する操舵角感応ゲインテーブルと、SAT推定値に応じたゲインG4を出力するSAT感応ゲインテーブルと、前記ゲインG1〜G4に基づいて設定ゲインを演算するゲイン演算部とを具備し、
    前記車速感応ゲインテーブルのゲインG1は、前記車速がゼロでは“1”に近い値であり、低速では低く、所定速度以上では“1”であり、前記操舵速度感応ゲインテーブルのゲインG2は、前記操舵速度が遅い場合は“1”に設定し、所定速度以上で減少し、前記操舵角感応ゲインテーブルのゲインG3はラックエンド手前までは“1”であり、所定舵角以上で減少し、前記SAT感応ゲインテーブルのゲインG4は前記SAT推定値が所定値までは負から“1”に線形的に増加する特性であり、前記所定値よりも大きい場合に“1”の特性であり、
    前記操舵角が設定したラックエンド近傍角以上であり、かつ前記SAT推定値が設定値以下の場合に、前記ゲインG1〜G4を前記ゲイン演算部で乗算した前記設定ゲインに基づいて、前記モータに、前記操舵トルクと逆方向に、操舵補助トルクを出力させることを特徴とする電動パワーステアリング装置の制御装置。
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