JP5054029B2 - 複数の辞書間で選択するための方法および装置 - Google Patents

Description

本発明は、無線通信方法および無線通信装置に関し、より詳細には、複数の辞書間で選択することに関係する方法および装置に関する。

無線端末から基地局までアップリンクトラヒック（例えば、アップリンクユーザデータ）をサポートする無線通信システム内の無線端末は、制御情報およびユーザデータの両方を通信するためにアップリンクエアリンク（air link）リソースを使用する必要がある。多元接続無線通信システムでは、一般に、基地局接続ポイントを使用する複数の無線端末は有益なアップリンクエアリンクリソース（例えば、アップリンクトラヒックチャネルエアリンクリソース）を取得するために競う。アップリンクトラヒックチャネルリソースを区分化するための１つの手法は、基地局が競争している要求を考慮して、そのスケジューリング規則に従ってリソース（例えば、アップリンクトラヒックチャネル区分）を割り当てるために、無線端末がそれらの現在の基地局接続ポイントにリソース要求を送ることである。

個々の無線端末は、例えば、通信されることになる（１つまたは複数の）タイプのユーザデータ（例えば、音声、画像データ、ウェブブラウザ情報、データファイルなど）、潜時要件、所定のデータグループ化、および／または優先レベルなど、様々な要因に応じて、異なる時点で、アップリンクトラヒックチャネルリソースに関して異なる必要性を有する場合がある。

基地局と無線端末とによって理解され、システム内で一様に使用される、特定のタイプのアップリンク要求報告書に関して使用される単一の固定解釈（fixed interpretation）アップリンクトラヒック要求報告書形式は、実施が簡単であるものの、広範囲のアップリンクトラヒックチャネル要求情報を効率的に通信するためにはあまり適していない。固定解釈情報報告書のビットサイズを比較的大きな数に増加することによって、報告可能性の範囲が増加するが、これは、通常なら、ユーザトラヒックに当てられることが可能な、有用なエアアップリンクリソースを犠牲にして達成される。

上の議論に基づいて、効率的な方法で情報を報告するための方法および装置の必要性が存在することを理解されたい。少なくともいくつかの効率的な報告方法が考案されるならば望ましいであろう。また、広範囲の無線端末動作条件、無線端末のタイプおよび／またはアプリケーションの混合に適応するアップリンクトラヒックチャネルリソース要求構造を実施するために少なくともいくつかの方法が使用され得るならば望ましいであろう。また、いくつかのシステムの場合、アップリンクトラヒックチャネルリソースに関して個々の無線端末の変化する必要性を効率的に通信することが可能な少なくともいくつかの方法および装置の必要性が存在することも理解されたい。例えば、３ビットまたは４ビットの小さな情報報告書サイズに対応すると同時に報告書ダイバーシティを達成する方法および装置が有利であろう。複数のアップリンクトラヒックチャネル要求グループ、複数のタイプのトラヒックフロー、バックログ情報の通信および／または遅延情報の通信の維持をサポートする方法および装置も有利であろう。様々な利用可能な報告書形式代替間の知的選択を提供する方法および装置も所望されるであろう。報告書形式代替の十分に適した選択は、結果として、より効率的なスケジューリング、干渉が削減されること、よりよいサービス品質、および／またはより高いスループットをもたらす可能性がある。

発明の概要

様々な実施形態は、無線通信チャネル上で情報を通信する場合、代替の報告書定義セットを実施するためかつ／または代替の報告書定義セット間で選択するための方法および装置に関する。例えば、各報告書定義セットは、固定されたビットサイズのアップリンク伝送バックログ報告書のセットに関してなど、１つまたは複数の固定されたビットサイズの制御報告書に関してビットマッピングを定義する情報を含み得る。異なる報告書要件に対応するために、異なる報告書定義セットが有利に構造化される。報告書定義セットは、例えば、無線端末接続ごとに、現在の報告書の必要性に適合し、それにより、通常なら、１つだけの報告書定義セットが通信システムを通じて広く使用されるために実施された場合に可能になるものより、より効率的な報告書をもたらすために選択される。

様々な実施形態による、通信装置を操作する例示的な方法は、複数の代替報告書定義セットからバックログ情報を通信する際に使用されることになる報告書定義セットと、少なくとも１つの報告書タイプに関して通信されることになる情報に報告書ビットの代替のマッピングを提供する代替の報告書定義セットとを選択することと、ｉ）選択された報告書定義セットによって特定された報告書ビットマッピングに対する情報を使用して報告書を生成すること、およびｉｉ）選択された報告書定義セットによって特定された報告書ビットマッピングに対する情報に従って受信された報告書内に含まれた情報を回復するために受信された報告書を処理することのうちの１つを実行することとを含む。いくつかのかかる実施形態では、方法は、アクティブなトラヒックフローを識別することをさらに含み、報告書定義セットの選択は、識別されたアクティブなトラヒックフローに対応するトラヒックフロー情報に応じて実行される。例えば、トラヒックフロー情報は、以下のより多いうちの１つを含み得る。すなわち、ｉ）その中のベストエフォートの（best effort）トラヒックフローおよび／または潜時制約されたトラヒックフローの存在または欠如に関して、アクティブなトラヒックフローの混合を特徴づける情報、ｉｉ）異なるタイプの潜時間制約されたトラヒックフロー（例えば、音声対ゲーミング（gaming））に関して、アクティブなトラヒックフローの混合を特徴づける情報、ｉｉｉ）識別されたアクティブなトラヒックフロー内に存在する識別可能なサービス品質プロファイルの数を識別する情報、およびｉｖ）それに関してバックログが報告されるべきいくつかの要求グループ化を識別する情報である。

様々な実施形態による、例示的な通信装置は、少なくとも１つの報告書タイプに関して通信されることになる情報に報告書ビットの代替のマッピングを提供する複数の代替の報告書定義セットからバックログ情報を通信する際に使用されることになる報告書定義セットを選択するための報告書定義セット選択モジュールと、ｉ）選択された報告書定義セットによって特定された報告書ビットマッピングに対する情報を使用して報告書を生成するための報告書生成モジュール、およびｉｉ）選択された報告書定義セットによって特定された報告書ビットマッピングに対する情報に従って、受信された報告書内に含まれた情報を回復するために受信された報告書を処理するための報告書処理モジュールのうちの少なくとも１つとを含む。いくつかのかかる実施形態では、通信装置は、アクティブなトラヒックフローを識別するためのトラヒック監視モジュールをさらに含み、選択モジュールは識別されたアクティブなトラヒックフローに対応するトラヒックフロー情報に応じて前記選択を実行する。

１つの例示的な実施形態では、代替の報告書定義セットは、例えば、専用制御チャネル報告書構造内で、バックログ情報および／または遅延情報を通信するアップリンク要求報告書に関してビットマッピングを定義するアップリンク要求報告書辞書に対応する。いくつかの実施形態では、通信装置は、報告書定義セットの選択を実行して、後で、選択された報告書定義セットに従っている、無線端末から受信された報告書を処理する基地局である。あるいは、いくつかの実施形態では、通信装置は、報告書定義セットの選択を実行して、選択された報告書定義セットに従って送信されることになる報告書を生成する無線端末である。

上の概要で様々な実施形態が議論されたものの、すべての実施形態が同じ特徴機能を含むとは限らず、いくつかの実施形態では、上で説明された特徴機能のいくつは必要ではないが望まれる場合がある点を理解されたい。本発明の様々な追加の特徴機能、実施形態および利点は、続く詳細な説明で議論される。

詳細な説明

図１は、様々な実施形態に従って実施される例示的な無線通信システム１００の図である。例示的な無線通信システム１００は、例えば、直交周波数分割多重方式（ＯＦＤＭ）多元接続無線通信システムである。例示的な通信システム１００は、複数の要求辞書をサポートし、各要求辞書はアップリンクエアリンクリソースに関して無線端末要求（例えば、アップリンクトラヒックチャネル区分に関する要求）を伝えるための報告書形式を定義する。例えば、１つの要求辞書は、例示的な１ビットの要求報告書と、３ビットの要求報告書と、４ビットの要求報告書とに関してビットマッピング情報の第１のセットを定義することが可能であり、一方、もう１つの要求辞書は、例示的な１ビットの要求報告書と、３ビットの要求報告書と、４ビットの要求辞書とに関してビットマッピング情報の第２のセットを定義することが可能であり、ビットマッピング情報の第１および第２のセットは、前記１ビットの要求報告書、前記３ビットの要求報告書、および前記４ビットの要求報告書のうちの少なくとも１つに関して異なる。

いくつかの実施形態では、サポートされた異なる要求辞書のうちの少なくともいくつかは、バックログ情報と遅延情報とを伝える形式を定義し、サポートされた異なる要求辞書のうちの少なくともいくつかは、バックログ情報を伝えるが、遅延情報を含まない形式を定義する。例えば、１つのかかる例示的なシステムは、その各々が、遅延情報を伝えるためではなく、バックログ情報を伝えるための形式を使用する、図１０〜図１９の例示的な要求辞書（参照番号０、１、２、３）のうちの少なくとも１つと、その各々が、バックログ情報と遅延情報とを伝えるための形式を使用する、図２０〜図３２の例示的な要求辞書（Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ）のうちの少なくとも１つとを含む。

様々な実施形態では、複数のサポートされた代替の要求辞書の各々は、バックログ情報を伝えるが、遅延情報を含まない形式を定義する。例えば、１つのかかる例示的なシステムは、図１０〜図１９の例示的な要求辞書のセット｛ＲＤ参照番号０、ＲＤ参照番号１、ＲＤ参照番号２、ＲＤ参照番号３｝を使用する。

いくつかの実施形態では、少なくともいくつかの個々の無線端末に対応して、複数のサポートされた代替の要求辞書は、バックログ情報を伝えるが、遅延情報を含まない形式を定義する。

様々な実施形態では、複数のサポートされた代替の要求辞書の各々は、バックログ情報と遅延情報とを伝える形式を定義する。例えば、１つのかかる例示的なシステムは、図２０〜図２７の例示的な要求辞書のセット｛要求辞書Ａ、要求辞書Ｂ、要求辞書Ｃ｝を使用する。もう１つの例として、もう１つのかかる例示的なシステムは、図２８〜図３２の例示的な要求辞書のセット｛要求辞書Ｄ、要求辞書Ｅ｝を使用する。

いくつかの実施形態では、少なくともいくつかの個々の無線端末に対応して、複数のサポートされた代替の要求辞書はバックログ情報と遅延情報とを伝える形式を定義する。

例示的な無線通信システム１００は、複数の基地局（基地局１ １０２、．．．、基地局Ｍ１０４）を含む。各基地局（１０２、１０４）は、それぞれ、対応する無線受信可能範囲領域（セル１ １０６、セルＭ１０８）を有する。システム１００はまた、それぞれ、ネットワークリンク（１２０、１２２）を経由して基地局（１０２、１０４）に結合されたネットワークノード１１８も含む。ネットワークノード１１８は、リンク１２４を経由してその他のネットワークノードおよび／またはインターネットにも結合される。ネットワークリンク（１２０、１２２、１２４）は、例えば、光ファイバリンクである。システム１００はまた、複数のセクタを有するセルおよび／または複数のキャリアを使用するセルを含み得る。システム１００内の基地局（１０２、１０４）のうちの少なくともいくつかは、複数の要求辞書をサポートする。

システム１００は、複数の無線端末も含む。無線端末のうちの少なくともいくつかは、通信システムを通じて移動することが可能な移動体ノードである。図１では、無線端末（ＷＴ１ １１０、ＷＴ Ｎ１１２）はセル１ １０６内に配置されて、それぞれ、無線リンク（１２６、１２８）を経由して基地局１ １０２に結合される。図１で、無線端末（ＷＴ １’１１４、ＷＴ Ｎ’１１６）はセルＭ１０８内に配置されて、それぞれ、無線リンク（１３０、１３２）を経由して基地局Ｍ１０４に結合される。無線端末のうちの少なくともいくつかは、複数の要求辞書をサポートする。複数の要求辞書をサポートする異なる基地局は、異なる複数の要求辞書をサポートすることが可能であり、いくつかの実施形態では、異なる複数の要求辞書を実にサポートする。複数の要求辞書をサポートする異なる無線端末は、異なる複数の要求辞書をサポートすることが可能であり、いくつかの実施形態では、異なる複数の要求辞書を実にサポートする。

図２は、様々な実施形態に従って実施された例示的な基地局２００の図である。例示的な基地局２００は、図１のシステム１００の例示的な基地局（ＢＳ１ １０２、．．．、ＢＳＭ１０４）のうちのいずれかであり得る。

例示的な基地局２００は、その上で、様々なエレメントがデータと情報とを交換することが可能なバス２１２を経由して一緒に結合された、受信機モジュール２０２と、送信機モジュール２０４と、プロセッサ２０６と、入出力インターフェース２０８と、メモリ２１０とを含む。メモリ２１０は、ルーチン２１８とデータ／情報２２０とを含む。プロセッサ２０６（例えば、ＣＰＵ）は、ルーチン２１８を実行し、基地局２００の動作を制御して、方法を実施するために、メモリ２１０内のデータ／情報２２０を使用する。

受信機モジュール２０２（例えば、ＯＦＤＭ受信機）は、それを経由して基地局２００が無線端末からアップリンク信号を受信する受信アンテナ２０３に結合される。受信機モジュール２０２は、受信されたアップリンク信号のうちの少なくともいくつかを復号するための復号器モジュール２１４を含む。アップリンク信号は、制御チャネル報告書、例えば、アップリンク要求報告書、インターフェース報告書、雑音報告書、電力報告書、ＳＮＲ報告書など、専用制御チャネル報告書などを含む。制御チャネル報告書は、要求報告書（例えば、１ビットのアップリンク要求報告書、３ビットのアップリンク要求報告書、および４ビットのアップリンク要求報告書）を含む。要求報告書は、報告書を生成および送信する無線端末による使用の際に要求辞書によって特定される報告形式に従う。同時に、異なる無線端末は異なる要求辞書を使用することが可能であり、時には異なる要求辞書を実に使用する。異なる時点で、同じ無線端末は、異なる要求辞書を使用することが可能であり、時には異なる要求辞書を実に使用する。その他の受信されたアップリンク信号は、要求辞書変更信号とトラヒックチャネル区分信号とを含む。

送信機モジュール２０４（例えば、ＯＦＤＭ送信機）は、それを経由して基地局２００がダウンリンク信号を無線端末に送信する送信アンテナ２０５に結合される。ダウンリンク信号は、アップリンクトラヒックチャネル区分に関して割当てを伝える割当て信号と要求辞書変更信号とを含む。送信機モジュール２０４は、ダウンリンク信号のうちの少なくともいくつかを符号化する符号器モジュール２１６を含む。

入出力インターフェース２０８は、基地局２００をその他のネットワークノード（例えば、その他の基地局、ＡＡＡノード、ホームエージェントノード（home agent nodes）、ルータなど）および／またはインターネットに結合する。入出力インターフェース２０８は、基地局２００の接続ポイントを使用する無線端末が、そのネットワーク接続のポイントとして、もう１つの基地局を使用する同位ノードと通信することを可能にする。

ルーチン２１８は、通信ルーチン２２２と基地局制御ルーチン２２４とを含む。通信ルーチン２２２は、基地局２００によって使用される様々な通信プロトコルを実施する。基地局制御ルーチン２２４は、辞書決定モジュール２２６と、ビットパターン回復モジュール２２８と、情報回復モジュール２３０と、バックログ情報更新モジュール２３２と、遅延情報更新モジュール２３４と、辞書変更シグナリングモジュール２３６と、スケジューリングモジュール２３８とを含む。

辞書決定モジュール２２４は、無線端末に関して、例えば、無線端末ごとに、どの要求辞書が使用されているかを決定する。いくつかの実施形態では、辞書決定モジュール２２４は、少なくともいくつかの間隔の間、少なくともいくつかの無線端末に関して選択し、かつ／または複数の要求辞書のうちのどれが無線端末によって使用されるべきかを報告する選択モジュール２４０を含む。

選択モジュール２４０は、（ｉ）遅延情報が要求報告書のうちの少なくともいくつかによって通信されるかことになるか否か、（ｉｉ）通信されることになる遅延情報のタイプ、（ｉｉｉ）いくつかのサービス品質プロファイル、（ｉｖ）トラヒックフロー分類情報（例えば、音声対データ）、（ｖ）いくつかの要求グループ、（ｖｉ）異なる要求グループに関連する異なる報告パラメータを有する複数の異なる要求グループに対応するバックログ情報が報告されるかどうか、またはアンサンブルの（ensemble）要求グループバックログ情報が報告されることになるかどうかのうちの少なくとも１つに応じて辞書を選択する。

ビットパターン回復モジュール２２８は、制御情報報告書に対応する受信されたアップリンク信号から情報ビットパターンを回復する。例えば、ビットパターン回復モジュール２２８は、専用制御チャネル区分のアップリンク信号内で受信されたＵＬＲＱＳＴ１報告書に対応する単一の情報ビットを回復する。ビットパターン回復モジュール２２８はまた、専用制御チャネル区分のアップリンク信号内で受信されたＵＬＲＱＳＴ３報告書に対応する３つの情報ビットも回復する。ビットパターン回復モジュール２２８はまた、専用制御チャネル区分のアップリンク信号内で受信されたＵＬＲＱＳＴ４報告書に対応する４つの情報ビットも回復する。

情報回復モジュール２３０は、情報を回復するために、受信されたアップリンク要求報告書と回復されたビットパターンとを送信するために使用された、決定された要求辞書に対応する記憶された要求辞書形式情報を使用する。例えば、辞書決定モジュール２２６が、受信された４ビットの要求報告書を送信した無線端末は図１６の要求辞書参照番号２を使用したと決定して、ビット回復モジュール２２８がビットパターン００１１を回復したと考えると、情報回復モジュール２３０は、通信された情報はＮ［１］＝３であり、要求グループ１は当該グループが送信することを望むそのバックログ内に情報の３個のフレームを有することを示すことを決定する。

バックログ情報更新モジュール２３２は、無線端末に対応する維持されたバックログ情報（例えば、フレームカウント情報）を更新するために、受信および処理された要求報告書から回復された情報を使用する。遅延情報更新モジュール２３４は、維持された遅延情報（例えば、バックログ情報に対応する遅延情報）を更新するために、受信および処理された要求報告書から回復された情報を使用する。維持および更新され得る例示的な遅延情報の例は、例えば、図２６の形式を使用した報告書に対応するＤの値と、図３０の形式を使用した報告書に対応するＤ_ｍｉｎの値とを含む。

辞書変更シグナリングモジュール２３６は、時間間隔および／もしくは報告書に対応するどの無線端末によってどの要求辞書が使用されることになるかを通信するために使用される様々なハンドシェーキングおよび／またはシグナリング交換を制御ならびに／あるいは生成する動作を実行する。いくつかの実施形態では、辞書変更シグナリングモジュール２３６は、要求辞書の無線端末選択を通信する信号を処理する。いくつかの実施形態では、辞書変更シグナリングモジュール２３６は、無線端末が使用するための要求辞書の基地局選択を通信する信号を生成する。

スケジューリングモジュール２３８（例えば、スケジューラ）は、無線端末に対して、アップリンクトラヒックチャネル区分を含めてエアリンクリソースをスケジュールする。例えば、スケジューリングモジュール２３８は、それらの報告書内（例えば、バックログおよび／または遅延情報内）で通信された情報に応じて、アップリンク制御チャネル要求報告書を通信した競争する無線端末に対してアップリンクトラヒックチャネル区分をスケジュールする。

データ／情報２２０は、システムデータ／情報２４２と、無線端末データ／情報の複数のセット（ＷＴ１データ／情報２４４、．．．、無線端末Ｎデータ／情報２４６）とを含む。システムデータ／情報２４２は、要求辞書情報の複数のセット（要求辞書１情報２４８、．．．、要求辞書Ｎ情報２５０）と、アップリンク報告書伝送スケジューリング情報２５２と、辞書用法／変更規則情報２５４とを含む。いくつかの実施形態、例えば、基地局２００が無線端末はどの要求辞書を使用すべきかに関する決定のうちの少なくともいくつかを行う実施形態では、システムデータ／情報２４２は辞書選択基準２５６を含む。

例えば、省略時辞書に対応する要求辞書１情報２４８は、１ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報２５８と、３ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報２６０と、４ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報２６２とを含む。１ビットの要求報告書マッピング情報２５８は、例えば、図１０の表１０００の情報を含み、３ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報２６０は、例えば、図１３の表１３００の情報を含み、４ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報２６２は、例えば、図１２の表１２００の情報を含む。

要求辞書Ｎ情報２５０は、１ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報２６４と、３ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報２６６と、４ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報２６８とを含む。１ビットの要求報告書マッピング情報２６４は、例えば、図２８の表２８００の情報を含み、３ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報２６６は、例えば、図３２の表３２００の情報を含み、４ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報２６８は、例えば、図３１の表３１００の情報を含む。

アップリンク報告書伝送スケジューリング情報２５２は、繰返しアップリンクタイミング／周波数構造内のアップリンク要求報告書を識別する情報を含む。例えば、例示的な実施形態では、アップリンク報告書伝送スケジューリング情報２５２は、１ビットのアップリンク要求報告書（ＵＬＲＱＳＴ１）スロットと、３ビットのアップリンク要求報告書（ＵＬＲＱＳＴ３）スロットと、４ビットのアップリンク要求報告書（ＵＬＲＱＳＴ４）スロットとを含めて、繰返し専用制御チャネル報告構造を識別する図７、８、および９に対応する情報を含む。

辞書用法／変更規則情報２５４は、省略時要求辞書がいつ使用されるべきかと、異なる要求辞書への変更についての規則とを識別する情報、例えば、特定のアップリンク要求報告書に関してどの辞書が使用されているかについて基地局と無線端末とが同じ理解を有することを可能にするための情報を含めて、交換プロトコルを識別する情報を含む。

辞書選択基準情報２５６は、無線端末によってどの要求辞書が使用されるべきかを選択するために選択モジュール２４０によって使用される情報を含む。辞書選択基準２５６は、例えば、特定の要求辞書をバックログ情報および遅延情報の通信と関連づける情報、特定の要求辞書を遅延情報なしでバックログ情報を通信することと関連づける情報、特定の要求辞書を特定の複数の要求グループと関連づける情報、特定の要求辞書を特定の複数の要求グループと関連づける情報、特定の要求辞書を特定の数のサービス品質レベルと関連づける情報、特定の要求辞書をトラヒックフロータイプのセットと関連づける情報、および／または特定の要求辞書を通信されることになる遅延情報のタイプと関連づける情報、例えば、伝送の期限までの残りの時間、キュー内で待機する時間、総バックログと遅延考慮事項に関するバックログを区別する異なるバックログフレームカウント分類を使用して間接的に通信される遅延情報などを含む。

ＷＴ１データ／情報２４４は、現在の辞書情報２７０と、辞書変更シグナリング情報２７２と、ＵＬＲＱＳＴ１報告書情報を含む受信されたアップリンク信号２８０と、回復された１ビットのビットパターン２８２と、ＵＬＲＱＳＴ１によって伝えられた回復された情報２８４と、ＵＬＲＱＳＴ３報告書情報を含む受信されたアップリンク信号２８６と、回復された３ビットのビットパターン２８８と、ＵＬＲＱＳＴ３によって伝えられた回復された情報２９０と、ＵＬＲＱＳＴ４報告書情報を含む受信されたアップリンク信号２９２と、回復された４ビットのビットパターン２９４と、ＵＬＲＱＳＴ４によって伝えられた回復された情報２９６と、アップリンク伝送情報２９８と、割り当てられたアップリンクトラヒックチャネル区分情報２９９とを含む。アップリンク伝送情報２９８は、バックログ情報２９７と、いくつかの実施形態では、遅延情報２９５とを含む。いくつかの実施形態、例えば、基地局２００がＷＴ１に関して複数の代替の要求辞書間で選択する実施形態では、ＷＴ１データ／情報２４４は、辞書選択情報２７４を含む。辞書選択情報２７４は、いくつかのサービス品質プロファイル２７６と遅延感度情報２７８とを含む。

現在の辞書情報２７０は、処理されている受信されたアップリンク要求報告書に対応する、無線端末１によって使用されることになると決定される現在の要求辞書を識別する情報を含む。辞書変更シグナリング情報２７２は、辞書変更シグナリングモジュール２３６によって処理および／または生成された情報（例えば、基地局２００または無線端末１によって選択された変更および／または要求辞書の通信された変更に応答して肯定応答シグナリングを通信する情報）を含む。（ＵＬＲＱＳＴ１報告書情報を含む受信されたアップリンク信号２８０、ＵＬＲＱＳＴ３報告書情報を含む受信されたアップリンク信号２８６、ＵＬＲＱＳＴ４報告書情報を含む受信されたアップリンク信号２９２）は、例えば、それぞれ、（回復された１ビットのビットパターン２８２、回復された３ビットのビットパターン２８８、回復された４ビットのビットパターン２９４）を生成するビットパターン回復モジュール２２８へのインプットであるアップリンク専用制御チャネル区分信号である。（回復された１ビットのビットパターン２８２、回復された３ビットのビットパターン２８８、回復された４ビットのビットパターン２９４）は、（ＵＬＲＱＳＴ１によって伝えられた回復された情報２８４、ＵＬＲＱＳＴ３によって伝えられた回復された情報２９０、ＵＬＲＱＳＴ４によって伝えられた回復された情報２９６）をアウトプットする情報回復モジュール２３０へのインプットである。

アップリンク伝送情報２９８は、リソースに関してＷＴ１アップリンクトラヒックチャネル要求に対応して維持されている情報を含む。バックログ情報２９７、例えば、維持されているフレームカウント情報（例えば、Ｎ［０］、Ｎ［１］、Ｎ［２］、Ｎ［３］、Ｎ、Ｎ_Ｄ、Ｎ_Ｔ）および／またはかかるパラメータ（図１０〜図３２を参照）から導出された情報は、インプットとして回復された情報（２８４、２９０、２９６）を使用するバックログ情報更新モジュール２３２のアウトプットである。遅延情報２９５、例えば、Ｄ、Ｄ_ｍｉｎおよび／またはかかるパラメータ（図２０、２３、２４、２６、３０を参照）から導出された情報は、インプットとして回復された情報（２８４、２９０、２９６）を使用する遅延情報更新モジュール２３４のアウトプットである。

割り当てられたアップリンクトラヒックチャネル区分情報２９９は、アップリンクトラヒックチャネル区分のＷＴ１への割当て、例えば、繰返しチャネル構造内のＷＴ１への索引づけされたアップリンクトラヒックチャネル区分の割当てを伝える信号を含む。割り当てられたアップリンクトラヒックチャネル区分情報２９９は、受信されたアップリンク要求報告書に応答してスケジューリングモジュール２３８からのアウトプットを含む。

図３は、様々な実施形態による例示的な無線端末３００（例えば、移動体ノード）の図である。例示的な無線端末３００は、図１のシステム１００の無線端末（１１０、１１２、１１４、１１６）のいずれかであり得る。例示的な無線端末３００は、その上で様々なエレメントがデータと情報とを交換するデータバス３１２を経由して一緒に結合された、受信機モジュール３０２と、送信機モジュール３０４と、プロセッサ３０６と、ユーザ入出力装置３０８と、メモリ３１０とを含む。メモリ３１０は、ルーチン３１８とデータ／情報３２０とを含む。プロセッサ３０６（例えば、ＣＰＵ）は、ルーチン３１８を実行し、無線端末３００の動作を制御して、方法を実施するために、メモリ３１０内のデータ／情報３２０を使用する。

受信機モジュール３０２（例えば、ＯＦＤＭ受信機）は、それを経由して無線端末３００が基地局からダウンリンク信号を受信する受信アンテナ３０３に結合される。ダウンリンク信号は、アップリンクトラヒックチャネル区分の割当てと辞書変更信号とを伝える割当て信号を含む。受信機モジュール３０２は、受信された信号のうちの少なくともいくつかを復号するために復号器モジュール３１４を含む。

送信機モジュール３０４（例えば、ＯＦＤＭ送信機）は、それを経由して無線端末３００がアップリンク信号を基地局に送信する送信アンテナ３０５に結合される。アップリンク信号は、例えば、１ビットのアップリンク要求報告書と、３ビットのアップリンク要求報告書と、４ビットのアップリンク要求報告書とを含めて、制御チャネル報告書を伝える専用制御チャネル区分信号と、辞書変更信号と、アップリンクトラヒックチャネル区分信号とを含む。様々な実施形態では、例えば、二重モジュール（duplex module）と共に、受信機モジュール３０２と送信機モジュール３０４とに同じアンテナが使用される。送信機モジュール３０４は、アップリンク信号のうちの少なくともいくつかを符号化するため、例えば、生成されたアップリンク要求報告書を専用制御区分信号に符号化するための符号器モジュール３１６を含む。

ユーザ入出力装置３０８（例えば、キーパッド、キーボード、マイクロホン、スイッチ、カメラ、スピーカ、ディスプレイなど）は、無線端末３００のユーザがデータ／情報を入力し、アウトプットデータ／情報にアクセスし、無線端末３００の少なくともいくつかの機能を制御することを可能にする。

ルーチン３１８は、通信ルーチン３２２と、無線端末制御ルーチン３２４とを含む。通信ルーチン３２２は、無線端末３００によって使用される様々な通信プロトコルを実施する。ＷＴ制御ルーチン３２４は、辞書決定モジュール３２６と、報告書生成モジュール３３０と、辞書変更シグナリングモジュール３３２と、割当て信号処理モジュール３３４と、アップリンクトラヒックモジュール３３６とを含む。

辞書決定モジュール３２６は、無線端末が生成および送信するアップリンク要求報告書に対応するどの要求辞書を使用するかを決定する。いくつかの実施形態では、辞書決定モジュール３２６は、少なくともいくつかの間隔および／または報告書に関して、複数の要求辞書のうちのどれが無線端末によって使用されることになるかを選択する選択モジュール３２８を含む。

選択モジュール３２８は、（ｉ）遅延情報が要求報告書のうちの少なくともいくつかによって通信されることになるか否か、（ｉｉ）報告されることになる遅延情報のタイプ、（ｉｉｉ）いくつかのサービス品質プロファイル、（ｉｖ）トラヒックフロー分類情報（例えば、音声対データ）、（ｖ）いくつかの要求グループ、（ｖｉ）異なる要求グループに関連する異なる報告パラメータを有する複数の異なる要求グループに対応するバックログ情報が報告されることになるかどうか、またはアンサンブルの要求グループバックログ情報が報告されることになるかどうかのうちの少なくとも１つに応じて辞書を選択する。

報告書生成モジュール３３０は、アップリンク要求報告書（例えば、ＵＬＲＱＳＴ１報告書、ＵＬＲＱＳＴ３報告書、またはＵＬＲＱＳＴ４報告書）を生成するために、辞書決定モジュール３２６とアップリンク伝送情報３４０とによる決定に対応する決定された要求辞書形式情報を使用する。アップリンク伝送報告書スケジュール情報３７０によれば、異なるタイプのアップリンク報告書（１ビット、３ビット、または４ビット）に異なる報告書スロットが割り当てられる。

辞書変更シグナリングモジュール３３２は、時間間隔および／または報告書に対応する無線端末３００によってどの要求辞書が使用されることになるかを通信するために使用される様々なハンドシェーキングおよび／またはシグナリング交換を制御および／または生成する動作を実行する。いくつかの実施形態では、辞書変更シグナリングモジュール３３２は、無線端末３００が使用するための要求辞書の基地局の選択を通信する信号を処理する。いくつかの実施形態では、辞書変更シグナリングモジュール３３２は、ＷＴ３００使用のための要求辞書の無線端末３００選択を通信する信号を生成し、生成された信号はそれに関して後の要求報告書が通信されることになる基地局に通信される。

割当て信号処理モジュール３３４は、アップリンクトラヒックチャネル区分の割当てを伝え、ＷＴ３００に向けられる割当てを識別する信号を受信および処理する。アップリンクトラヒックモジュール３３６は、ＷＴ３００への識別された割当て配分（assignment allocation）を使用して、ＷＴ３００によって伝えられることになるアップリンクトラヒックチャネル区分信号を生成する。

データ／情報３２０は、システムデータ／情報３３８と、アップリンク伝送情報３４０と、現在の辞書情報３５２と、生成されたＵＬＲＱＳＴ１報告書情報３４６と、生成されたＵＬＲＱＳＴ３報告書情報３４８と、生成されたＵＬＲＱＳＴ４報告書情報３５０と、受信されたトラヒックチャネル区分割当て情報３５４と、生成されたトラヒックチャネル区分信号情報３５６と、辞書変更シグナリング情報３５８とを含む。アップリンク伝送情報３４０は、バックログ情報３４２と、いくつかの実施形態では、遅延情報３４４とを含む。いくつかの実施形態、例えば、ＷＴ３００が、どの辞書を使用するかについて複数の代替の辞書の中から選択するいくつかの実施形態では、データ／情報３２０は、辞書選択情報３６０を含む。辞書選択情報３６０は、いくつかのサービス品質プロファイル３６２と遅延感度情報３６４とを含む。

システムデータ／情報３３８は、要求辞書情報の複数のセット（要求辞書１情報３６６、．．．、要求辞書Ｍ情報３６８）と、アップリンク報告書伝送スケジューリング情報３７０と、辞書用法／変更規則情報３７２とを含む。いくつかの実施形態、例えば、無線端末３００が、どの要求辞書を使用するかについての決定のうちの少なくともいくつかを行う実施形態では、システムデータ／情報３３８は、辞書選択基準３７４を含む。

例えば、省略時辞書に対応する要求辞書１情報３６６は、１ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報３７６と、３ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報３７８と、４ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報３８０とを含む。１ビットの要求報告書マッピング情報３７６は、例えば、図１０の表１０００の情報を含み、３ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報３７８は、例えば、図１３の表１３００の情報を含み、４ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報３８０は、例えば、図１２の表１２００の情報を含む。

要求辞書Ｍ情報３６８は、１ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報３８２と、３ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報３８４と、４ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報３８６とを含む。１ビットの要求報告書マッピング情報３８２は、例えば、図２８の表２８００の情報を含み、３ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報３８４は、例えば、図３２の表３２００の情報を含み、４ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報３８６は、例えば、図３１の表３１００の情報を含む。

アップリンク報告書伝送スケジューリング情報３７０は、繰返しアップリンクタイミング／周波数構造内のアップリンク要求報告書を識別する情報を含む。例えば、例示的な実施形態では、アップリンク報告書伝送スケジューリング情報３７０は、図７、図８、および図９に対応し、１ビットのアップリンク要求報告書（ＵＬＲＱＳＴ１）スロットと、３ビットのアップリンク要求報告書（ＵＬＲＱＳＴ３）スロットと、４ビットのアップリンク要求報告書（ＵＬＲＱＳＴ４）スロットとを含む繰返し専用制御チャネル報告構造を識別する情報を含む。

辞書用法／変更規則情報３７２は、いつ省略時要求辞書が使用されるべきかと、異なる要求辞書に変更するための規則とを識別する情報、例えば、特定のアップリンク要求報告書に関してどの辞書が使用されているかについて、基地局と無線端末３００とが同じ理解を有することを可能にするための情報を含めて、交換プロトコルを識別する情報を含む。

辞書選択基準情報３７４は、どの要求辞書が無線端末３００によって使用されるべきかを選択するために、選択モジュール３２８によって使用される情報を含む。辞書選択基準３７４は、例えば、特定の要求辞書をバックログ情報および遅延情報の通信と関連づける情報、特定の要求辞書を遅延情報なしでバックログ情報を通信することと関連づける情報、特定の要求辞書を特定の複数の要求グループと関連づける情報、特定の要求辞書を特定の数のサービス品質レベルと関連づける情報、特定の要求辞書をトラヒックフロータイプのセットと関連づける情報、および／または特定の要求辞書を通信されることになる遅延情報のタイプと関連づける情報、例えば、伝送の期限までの残りの時間、キュー内で待機する時間、総バックログと遅延考慮事項に関するバックログを区別する異なるバックログフレームカウント分類を使用して間接的に通信される遅延情報などを含む。

現在の辞書情報３５２は、生成されたアップリンク要求報告書に対応する無線端末３００によって使用されることになると決定される現在の要求辞書を識別する情報を含む。辞書変更シグナリング情報３５８は、辞書変更シグナリングモジュール３３２によって処理および／または生成された情報、例えば、無線端末３００または基地局によって選択された変更および／または要求辞書の通信された変更に応答して肯定応答シグナリングを通信する情報を含む。

アップリンク伝送情報３４０は、リソースに関してＴＷ３００アップリンクトラヒックチャネル要求に対応する、維持されている情報を含む。バックログ情報３４２、例えば、維持されているフレームカウント情報（例えば、Ｎ［０］、Ｎ［１］、Ｎ［２］、Ｎ［３］、Ｎ_Ｄ、Ｎ_Ｔ）および／またはかかるパラメータ（図１０〜図３２を参照）から導出された情報は、報告書生成モジュール３３０へのインプットである。遅延情報３４４、例えば、Ｄ、Ｄ_ｍｉｎおよび／またはかかるパラメータ（図２０、図２３、図２４、図２６、図３０）から導出された情報など、例えば、維持されている遅延情報は、報告書生成モジュール３３０へのインプットである。

生成されたＵＬＲＱＳＴ１報告書情報３４６と、生成されたＵＬＲＱＳＴ３報告書情報３４８と、生成されたＵＬＲＱＳＴ４報告書情報３５０とは、報告書生成モジュール３３０のアウトプットを表す。異なるタイプの報告書（例えば、１ビット、３ビット、または４ビット）は、伝送スケジュール情報３７０によって示された繰返しチャネル構造内の異なるスロットに関して生成される。

受信されたトラヒックチャネル区分割当て情報３５４は、ＷＴ３００に対するアップリンクトラヒックチャネル区分の割当て、例えば、それに対して基地局によってアップリンクトラヒックチャネル区分が割り当てられたＷＴとしてＷＴ３００を識別する、索引づけされたアップリンクトラヒックチャネル区分の割当てを伝える信号を含む。割当ては、１つまたは複数の予め通信された要求報告書に応答するものであり得る。

生成されたトラヒックチャネル区分信号情報３５６は、アップリンクトラヒックモジュール３３６によって生成された信号、例えば、割り当てられたトラヒックチャネル区分内で通信されることになるユーザデータのフレームを伝える信号を含む。

いくつかの実施形態、例えば、無線端末３００が使用のために複数の代替の要求辞書間で選択するいくつかの実施形態では、データ／情報３２０は、辞書選択情報３６０を含む。辞書選択情報３６０は、いくつかのサービス品質プロファイル３６２と、遅延感度情報３６４とを含む。例えば、いくつかの実施形態では、サービス品質プロファイルの数は、それに関して要求報告書内でアップリンクトラヒックチャネルリソースが要求されることになるトラヒックフローに対応する、いくつかの異なるサービス品質プロファイルを識別する。例えば、異なる要求辞書は、異なる数のサービス品質プロファイルに対応し得る。いくつかの実施形態では、遅延感度情報３６４は、無線端末が要求報告書内で遅延情報を通信するか否かを示す。例えば、いくつかの要求辞書は、遅延情報の通信を、例えば、直接的または間接的にサポートする形式を使用することができ、一方、その他の要求報告書は、遅延情報を伴うバックログ情報を通信する形式を使用することができる。いくつかの実施形態では、遅延感度情報３６４は、無線端末が、遅延感度情報に対応する既存のバックログを有するアップリンクトラヒックフロー（例えば、音声トラヒック）を現在有するか否かを示す。いくつかの実施形態では、遅延感度情報３６４は、通信されることになる遅延感度情報のタイプ、例えば、キュー内で待機する最大遅延を示す個別のパラメータ、伝送の期限までの最小遅延を示す個別のパラメータ、フレームカウントパラメータを介して間接的に通信されることになる遅延情報を示す。

図４は、様々な実施形態に従って通信装置を操作する例示的な方法の流れ図４００の図である。通信装置（例えば、無線通信装置）は、図１のシステム１００の基地局のうちのいずれかのような基地局、または図１のシステム１００の無線端末のうちのいずれかのような無線端末（例えば、移動体ノード）であり得る。

動作は、通信装置の電源がオンにされて開始されるステップ４０２で始まる。動作はステップ４０２からステップ４０４に進む。ステップ４０４で、通信装置は、アクティブなトラヒックフローを識別する。動作は、ステップ４０４からステップ４０６および４０８に進む。ステップ４０６で、通信装置は、少なくともいくつかの識別されたアクティブなトラヒックフローに対応するサービス品質（ＱｏＳ）プロファイルを決定し、前記決定されたＱｏＳプロファイルはトラヒックフロー情報である。ステップ４０８で、通信装置は、少なくともいくつかの識別されたアクティブなトラヒックフローに対応するトラヒックフロータイプを決定し、前記決定されたトラヒックフロータイプはトラヒックフロー情報であり、前記決定されたトラヒックフロータイプは、例えば、ベストエフォートのトラヒックフローおよび潜時制約されたトラヒックフローのうちの１つを示す。いくつかの実施形態では、トラヒックフロータイプの情報は、潜時制約されたトラヒックフローの様々な範疇を示すことも可能である。例えば、音声トラヒックフローおよびゲーミングトラヒックフローは両方とも、潜時制約されたトラヒックフロータイプであり得るが、音声トラヒックフローは、ゲーミングトラヒックフローよりもより潜時制約された基準タイプのトラヒックフローに対応し得る。いくつかの実施形態では、異なる潜時制約されたトラヒックフローに関するトラヒックフロータイプ情報は、使用されることになる異なるタイプの潜時報告書を示す。

動作はステップ４０６および４０８からステップ４１０に進む。ステップ４１０で、通信装置は、複数の代替の報告書定義セットからバックログ情報を通信する際に使用されることになる報告書定義セットを選択し、代替の報告書定義セットは、少なくとも１つの報告書タイプに関して通信されることになる情報に報告書ビットの代替のマッピングを提供する。様々な実施形態では、ステップ４１０は、サブステップ４１２、４１４、４１６、４１８、４２０のうちの１つまたは複数を含む。

サブステップ４１２で、通信装置は、前記識別された動作トラヒックフローに対応するトラヒックフロー情報に応じて前記選択を実行する。サブステップ４１４で、通信装置は、報告書定義セットを選択するために前記ＱｏＳプロファイルを使用する。いくつかの実施形態では、サブステップ４１４は、サブステップ４２２および４２４を含む。サブステップ４２２で、通信装置は、識別可能な決定されたＱｏＳプロファイルの数を決定し、次いで、サブステップ４２４で、通信装置は、識別可能な決定されたＱｏＳプロファイルの数に応じて、報告書定義セットを選択する。サブステップ４１６で、通信装置は、ベストエフォートのトラヒックフローだけがアクティブであるか、非ベストエフォートのトラヒックフロー（例えば、潜時制約されたトラヒックフロー）だけがアクティブであるか、またはベストエフォートのトラヒックフローと非ベストエフォートのトラヒックフローの混合がアクティブであるかに応じて前記選択を実行する。いくつかの実施形態では、第１の報告書定義セットは、ベストエフォートのトラヒックフローだけがアクティブである場合に選択され、もう１つの報告書定義セットは、少なくとも１つの非ベストエフォートのトラヒックフローがアクティブである場合に選択される。サブステップ４１８で、通信装置は、使用されることになる潜時報告書のタイプに応じて前記選択を実行する。サブステップ４２０で、通信装置は、それに関して情報が報告されることになる要求グループの数に応じて前記選択を実行する。

様々な実施形態では、選択された報告書定義セットは、異なるビットサイズの報告書（例えば、３ビットのビットサイズ報告書および４ビットのビットサイズ報告書）に対応する、少なくとも２つの異なる固定サイズ要求報告書定義を含む。いくつかの実施形態では、選択することは、トラヒックフロー承認制御動作の一部として実行される。様々な実施形態では、報告書定義セットは、システム内のアップリンクトラヒックリソースの割当てを要求するアップリンク報告書を含めて、報告書を通信するための専用制御チャネルを使用して、前記アップリンク報告書を定義するために使用されるアップリンク要求報告書定義セットである。

動作は、ステップ４１０からステップ４２６に進む。ステップ４２６で、通信装置は、（ｉ）選択された報告書定義セットによって特定された報告書ビットマッピングに対する情報を使用して報告書を生成すること、および（ｉｉ）選択された報告書定義セットによって特定された報告書ビットマッピングに対する情報に従って、受信された報告書内に含まれた情報を回復するために受信された報告書を処理することのうちの少なくとも１つを実行する。

図５は、様々な実施形態による例示的な基地局５００（例えば、アクセスノード）の図である。例示的な基地局５００は、図１の例示的なシステム１００の基地局のうちのいずれかであり得る。基地局５００は、その上で様々なエレメントがデータと情報とを交換することが可能なバス５１２を経由して一緒に結合される、受信機モジュール５０２と、送信機モジュール５０４と、プロセッサ５０６と、入出力インターフェース５０８と、メモリ５１０とを含む。メモリ５１０は、ルーチン５１６とデータ／情報５１８とを含む。プロセッサ５０６（例えば、ＣＰＵ）は、ルーチン５１６を実行し、基地局５００の動作を制御して、方法を実施するために、メモリ５１０内のデータ／情報５１８を使用する。

受信機モジュール５０２（例えば、ＯＦＤＭ受信機）は、それを経由して基地局５００が無線端末からアップリンク信号を受信する受信アンテナ５０３に結合される。受信されたアップリンク信号は、バックログ情報および／または遅延情報を伝える専用制御チャネル要求報告書を含めて、専用制御チャネル報告書を含む。受信されたアップリンク信号は、アップリンクトラヒックチャネル区分信号も含む。受信されたアップリンク信号は、アクティブなトラヒックフローに関係する情報、例えば、特定の時間に所与の無線端末に関して報告書定義セットの基地局選択を行う際に基地局２００によって使用されることになる情報も含み得る。

送信機モジュール５０２（例えば、ＯＦＤＭ送信機）は、それを経由して基地局５００がダウンリンク信号を無線端末に送信する送信アンテナ５０５に結合される。ダウンリンク信号は、アップリンクトラヒックチャネル区分を無線端末に割り当てる割当て信号を含む。ダウンリンク信号はまた、アップリンク要求報告書を通信するために、複数の潜在的な報告書定義セットのうちのどれが無線端末によって使用されることになるかの基地局の選択を伝える信号も含む。基地局は、異なる無線端末によって同時に使用されることになる異なる報告書定義セットを選択することが可能であり、時には当該報告書定義セットを実に選択する。基地局は、異なる時点で同じ無線端末によって使用されることになる異なる報告書定義セットを選択することが可能であり、時には当該報告書定義セットを実に選択する。いくつかの実施形態では、無線端末によってどの報告書定義セットが使用されることになるかに関しての選択は、無線端末によって、例えば、基地局が無線端末からの報告書を適切に解釈することができるように、無線端末選択が基地局に通信されていることにより実行される。

入出力インターフェース５０８は、基地局５００をその他のネットワークノード（例えば、その他の基地局、ＡＡＡノード、ルータ、ホームエージェントノードなど）および／またはインターネットに結合する。ＢＳ５００をバックホールネットワークに結合することによって、入出力インターフェース５０８は、そのネットワーク接続ポイントとして、もう１つの基地局を使用する同位との通信セッションに参加するために基地局５００接続ポイントを使用する無線端末を可能にする。

ルーチン５１６は、通信ルーチン５２０と基地局制御ルーチン５２２とを含む。通信ルーチン５２０は、基地局５００によって使用される様々な通信プロトコルを実施する。基地局制御ルーチン５２２は、報告書定義セット選択モジュール５２３と、報告書処理モジュール５２４と、トラヒック監視モジュール５２６と、サービス品質プロファイル決定モジュール５２８と、トラヒックフロータイプ決定モジュール５３０とを含む。

報告書定義セット選択モジュール５２３は、複数の代替の報告書定義セットからバックログ情報を通信する際に使用されることになる報告書定義セットを選択し、代替の報告書定義セットは、少なくとも１つの報告書タイプに関して通信されることになる情報に対して報告書ビットの代替のマッピングを提供する。報告書定義セット選択モジュール５２３は、ＱｏＳ計数モジュール（counting module）５２５と、ＱｏＳベースの選択モジュール５２７と、トラヒックタイプベースの選択モジュール５２９とを含む。ＱｏＳ計数モジュール５２５は、識別可能な決定されたＱｏＳプロファイルの数を決定する。ＱｏＳベースの選択モジュール５２７は、識別可能な決定されたＱｏＳプロファイルの数に応じて報告書定義セットを選択する。いくつかの実施形態では、トラヒックタイプベースの選択モジュール５２９は、ベストエフォートのトラヒックフローだけがアクティブな場合、第１の報告書定義セットを選択し、少なくとも１つの非ベストエフォートのトラヒックフローがアクティブな場合、もう１つの報告書定義セットを選択する。いくつかの実施形態では、トラヒックタイプベースの選択モジュール５２９は、使用されることになる潜時報告書のタイプに応じて報告書定義セットを選択する。

報告書処理モジュール５２４は、受信された報告書を処理して、選択された報告書定義セットによって特定された報告書ビットマッピングに対する情報に従って、受信された報告書内に含まれた情報を回復する。トラヒック監視モジュール５２６は、アクティブなトラヒックフローを識別する。ＱｏＳプロファイル決定モジュール５２８は、少なくともいくつかの識別されたトラヒックフローに対応するＱｏＳプロファイルを決定し、前記決定されたＱｏＳプロファイルはトラヒックフロー情報である。トラヒックフロータイプ決定モジュール５３０は、識別されたアクティブなトラヒックフローのうちの少なくともいくつかに関するタイプを示す、識別されたアクティブなトラヒックフローに対応するトラヒックフロー情報を決定する。

データ／情報５１８は、報告書定義情報の複数のセット（報告書定義セット１情報５３２、．．．、報告書定義セットＮ情報３５４）と、タイミング／周波数構造情報５３６と、無線端末データ情報５３８とを含む。報告書定義セット１情報（例えば、省略時要求辞書を特定する情報）は、１ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報５４０と、３ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報５４２と、４ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報５４４とを含む。報告書定義セットＮ情報（例えば、要求辞書Ｎを特定する情報）は、１ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報５４６と、３ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報５４８と、４ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報５５０とを含む。少なくとも１つの報告書に対応するマッピング情報は、報告書定義セット１情報５３２と報告書定義セットＮ情報５３４の間で異なる。図１０〜図３２は、例示的な要求辞書の例を提供する。

タイミング／周波数構造情報５３６は、例えば、アップリンクおよびダウンリンクのタイミング構造（例えば、区分を定義するチャネル定義情報および繰返しタイミング構造情報、伝送時間間隔、ならびに伝送時間間隔のグループ化）を含む。図７〜図９は、情報５３６の一部として含まれ得る、例示的なタイミング／周波数構造情報の例を提供する。

ＷＴデータ／情報５３８は、無線端末データ／情報の複数のセット（ＷＴ１データ／情報５５２、．．．、ＷＴ Ｎデータ／情報５５４）を含む。ＷＴ１データ／情報５５２は、選択された報告書定義セット情報５５６と、受信されたアップリンク要求報告書５５８と、回復された情報５６０と、識別されたアクティブなトラヒックフロー５６２と、トラヒックフロー情報５６４と、決定された数の識別可能なＱｏＳプロファイル５６６と、決定されたトラヒックフロータイプ情報５６９とを含む。トラヒックフロー情報５６４は、決定されたＱｏＳプロファイル５７０を含む。

選択された報告書定義セット情報５５６は、例えば、報告書定義セット（報告書定義セット１情報５３２、．．．、報告書定義セットＮ情報５３４）のうちの現在選択された１つを識別する識別子値を含む。選択された報告書定義セット情報５５６は、報告書定義セット選択モジュール５２３のアウトプットであり、報告書処理モジュール５２４によってインプットとして使用される。受信されたアップリンク要求報告書５５８（例えば、受信された１ビットのアップリンク要求報告書、受信された３ビットのアップリンク要求報告書、および受信された４ビットのアップリンク要求報告書）のうちの１つは、報告書処理モジュール５２４へのインプットである。異なる時点で、受信されたアップリンク要求報告書５５８は、例えば、タイミング／周波数構造情報５３６に応じて、異なるビットサイズの受信されたアップリンク要求報告書に対応する。受信された情報５６０は、報告書処理モジュール５２４のアウトプットであり、選択された報告書定義セットを使用して抽出された、要求報告書内で伝えられた情報（例えば、バックログおよび／または遅延情報）を表す。

識別されたアクティブなトラヒックフロー（例えば、ＷＴ１に対応する識別されたアクティブアップリンクトラヒックフロー）は、トラヒック監視モジュール５２６によって識別される。トラヒックフロー情報５６４は、決定されたＱｏＳプロファイル５７０を含む。複数のアクティブなトラヒックフローは、同じＱｏＳプロファイルを有することが可能であり、時には同じＱｏＳプロファイルを実に有する。例えば、２つのアクティブなトラヒックフローは、音声トラヒックに対応し得る。決定された数の識別可能なＱｏＳプロファイル５６６は、ＱｏＳ計数モジュール５２５のアウトプットであり、報告書定義選択プロセス内で使用される。

いくつかの実施形態では、決定されたトラヒックフロータイプ情報５６９は、フローごとに、ベストエフォートタイプのトラヒックフロータイプおよび潜時制約されたトラヒックフロータイプのうちの１つを示す。決定されたトラヒックフロータイプ情報５６９はまた、報告書定義セット選択プロセス内で考慮されているフローに関して、ベストエフォートタイプのフロータイプだけがアクティブであるか、非ベストエフォートタイプのフロー、例えば、潜時制約されたフローだけがアクティブであるか、またはベストエフォートのフローと非ベストエフォートのフローの混合がアクティブであるかも示す。決定されたトラヒックフロータイプ情報５６９は、異なるタイプの潜時制約されたトラヒックフロー（例えば、第１のレベルの潜時要件を有する第１のタイプである音声トラヒックフローおよび第１のレベルの潜時要件と異なっている第２の潜時要件を有する第２のタイプであるゲーミングトラヒックフロータイプ）を識別する情報を含むことが可能であり、時には当該情報を実に含む。いくつかの実施形態では、決定されたトラヒックフロータイプ情報５６９は、特定のタイプの潜時報告書（例えば、パケットドロップ（packet drop）までの最小時間、キュー内の時間、所定の潜時制限に関するフレームカウントの分類など）を使用して、１つまたは複数のアクティブなトラヒックフローが報告されることになることを識別する。

図６は、様々な実施形態による例示的な無線端末６００（例えば、移動体ノード）の図である。例示的な無線端末６００は、図１の例示的なシステム１００の例示的な無線端末のうちのいずれかであり得る。

例示的な無線端末６００は、その上で様々なエレメントがデータと情報とを交換することが可能なバス６１２を経由して一緒に結合された、受信機モジュール６０２と、送信機モジュール６０４と、プロセッサ６０６と、ユーザ入出力装置６０８と、メモリ６１０とを含む。メモリ６１０は、ルーチン６１６とデータ／情報６１８とを含む。プロセッサ６０６（例えば、ＣＰＵ）は、ルーチン６１６を実行し、無線端末６００の動作を制御して、方法を実施するために、メモリ６１０内のデータ／情報６１８を使用する。

受信機モジュール６０２（例えば、ＯＦＤＭ受信機）は、それを経由して無線端末６００が基地局からダウンリンク信号を受信する受信アンテナ６０３に結合される。ダウンリンク信号は、例えば、ビーコン信号および／またはパイロット信号、電力信号およびタイミング制御信号、基地局割り当てされた無線端末識別子を含む登録関連の信号、アップリンクトラヒックチャネル区分の割当てを含む割当て信号、およびダウンリンクトラヒックチャネル区分信号などのタイミング／同期信号を含む。

送信機モジュール６０４（例えば、ＯＦＤＭ送信機）は、それを経由して無線端末６００が基地局にアップリンク信号を送信する送信アンテナ６０５に結合される。いくつかの実施形態では、受信機モジュールと送信機モジュールとに同じアンテナが使用される。アップリンク信号は、要求報告書（例えば、１ビットのアップリンク要求報告書、３ビットのアップリンク要求報告書、および４ビットのアップリンク要求報告書）を含めて、様々なアップリンク制御報告書を伝える専用制御チャネル区分信号を含む。アップリンク要求報告書は、無線端末が潜時情報を送信および／またはすることを望むアップリンクトラヒックに関してバックログ情報を伝える。特定の時には、生成されたアップリンク要求報告書は、無線端末によってサポートされた複数の要求辞書のうちの１つに従って、ビットマッピング解釈形式を使用する。アップリンク信号はまた、例えば、１つまたは複数の受信された要求報告書に応答して基地局によって無線端末に割り当てられたアップリンクトラヒックチャネル区分を使用して通信されるアップリンクトラヒックチャネル区分信号も含む。

ユーザ入出力装置６０８は、例えば、マイクロホン、キーボード、キーパッド、マウス、スイッチ、カメラ、スピーカ、ディスプレイなどを含む。ユーザ入出力装置６０８は、ＷＴ６００のユーザがデータ／情報を入力し、アウトプットデータ／情報にアクセスし、アプリケーションと相互に作用し、無線端末のうちの少なくともいくつかの機能を制御することを可能にする。

ルーチン６１６は、通信ルーチン６２０と無線端末制御ルーチン６２２とを含む。通信ルーチン６２０は、無線端末６００によって使用される様々な通信プロトコルを実施する。無線端末制御ルーチン６２２は、報告書定義セット選択モジュール６２３と、報告書生成モジュール６２４と、トラヒック監視モジュール６２６と、ＱｏＳプロファイル決定モジュール６２８と、トラヒックフロータイプ決定モジュール６３０とを含む。

報告書定義セット選択モジュール６２３は、複数の代替の報告書定義セットからバックログ情報を通信する際に使用されることになる報告書定義セットを選択し、代替の報告書定義セットは、少なくとも１つの報告書タイプに関して通信されることになる情報に対して報告書ビットの代替のマッピングを提供する。例えば、報告書定義セット選択モジュール６２３は、それに対してアップリンク要求報告書が向けられることになる基地局によってサポートされる代替の報告書定義セット（報告書定義セット１ ６３４、．．．、報告書定義セットＮ６３６）のうちの１つを選択する。いくつかの実施形態では、通信システム内の異なる基地局は、異なる報告書定義セットをサポートすることが可能である。無線端末が複数の基地局接続ポイントに対して複数の同時リンクをサポートするいくつかの実施形態では、無線端末６００は、同時動作（例えば、第１の基地局の接続ポイントに対する第１の報告書定義セットおよびもう１つの基地局の接続ポイントに対する第２の報告書定義セット）の間、異なる接続ポイントに対応する異なる報告書定義セットを使用することを選択することが可能であり、時には当該セットを使用することを実に選択する。いくつかの実施形態では、報告書定義セット選択モジュール６２３は、トラヒックフロー承認制御動作の一部として選択を実行する。様々な実施形態では、無線端末は、例えば、報告書定義セット選択を再考慮して、終了されているトラヒックフローに応答して、同じであってもよくまたは異なってもよい新しい選択を行う。様々な実施形態では、無線端末は、例えば、報告書定義セット選択を再検討して、承認されている追加の１つまたは複数のトラヒックフローに応答して、同じであってもよくまたは異なってもよい新しい選択を行う。

報告書定義セット選択モジュール６２３は、ＱｏＳ計数モジュール６２５と、ＱｏＳベースの選択モジュール６２７と、トラヒックタイプベースの選択モジュール６２９とを含む。ＱｏＳ計数モジュール６２５は、例えば、アクティブなトラヒックフローに対応する、識別可能な決定されたＱｏＳプロファイルの数を決定する。アクティブなトラヒックフローに対応する、識別可能なＱｏＳプロファイルの数は、バックログ情報を効率的に通信する際に有用であり得る。例えば、１つの報告書定義セットは、２つの識別可能なＱｏＳプロファイルに対応するバックログ情報の報告書を促すように構造化されることが可能であり、一方、もう１つの報告書定義セットは３つの識別可能なＱｏＳプロファイルに対応するバックログ情報の報告書を促すように構造化され得る。ＱｏＳベースの選択モジュール６２７は、識別可能な決定されたＱｏＳプロファイルの数に応じて報告書定義セットを選択する。トラヒックタイプベースの選択モジュール６２９は、アクティブであるトラヒックフローのタイプに応じて、報告書定義セットを選択する。いくつかの実施形態では、トラヒックタイプベースの選択モジュール６２９は、ベストエフォートのトラヒックフローだけがアクティブである場合、第１の報告書定義セットを選択し、少なくとも１つの非ベストエフォートのトラヒックフローがアクティブである場合、もう１つの報告書定義セットを選択する。いくつかの実施形態では、トラヒックタイプベースの選択モジュール６２９は、使用されることになる潜時報告書のタイプに応じて報告書定義セットを選択する。

報告書生成モジュール６２４は、選択された報告書定義セットによって特定された報告書ビットマッピングに対する情報に従って、アップリンク要求報告書を生成する。異なる時点で、無線端末によって使用されるように異なる報告書定義セットが選択されている可能性がある。報告書生成モジュール６２４は、タイミング／周波数構造情報６３６に従って、異なる報告書スロットに関して、異なるビットサイズ（例えば、１ビットサイズ、３ビットサイズ、４ビットサイズ）の要求報告書を生成する。トラヒック監視モジュール６２６は、アクティブなトラヒックフローを識別する。ＱｏＳプロファイル決定モジュール６２８は、少なくともいくつかの識別されたトラヒックフローに対応するＱｏＳプロファイルを決定し、前記決定されたＱｏＳプロファイルはトラヒックフロー情報である。トラヒックフロータイプ決定モジュール６３０は、識別されたアクティブなトラヒックフロー（例えば、ベストエフォートのフロー、潜時制約されたトラヒックフロー、音声トラヒックを含むトラヒックフローなどの第１のタイプの潜時制約されたトラヒックフロー、ゲーミングトラヒックを含むトラヒックフローなどの第２のタイプの潜時制約されたトラヒックフロー）のうちの少なくともいくつかに関してタイプを示す、識別されたアクティブなトラヒックフローに対応するトラヒックフロー情報を決定する。

データ／情報６１８は、システムデータ／情報６３２と、基地局識別情報６５０と、無線端末識別情報６５２と、識別されたアクティブなトラヒックフロー６５４と、トラヒックフロー情報６５６と、決定された数の識別可能なＱｏＳプロファイル６６０と、決定されたトラヒックフロータイプ情報６６２と、選択された報告書定義セット情報６６４と、バックログ情報６６６と、遅延情報６６８と、生成されたアップリンク要求報告書６７０とを含む。システムデータ／情報６３２は、報告書定義情報の複数のセット（報告書定義セット１情報６３４、．．．、報告書定義セットＮ情報６３６）と、タイミング／周波数構造情報６３７とを含む。

報告書定義セット１情報６３４（例えば、省略時要求辞書を特定する情報）は、１ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報６３８と、３ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報６４０と、４ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報６４２とを含む。報告書定義セットＮ情報６３６（例えば、要求辞書Ｎを特定する情報）は、１ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報６４４と、３ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報６４６と、４ビットのアップリンク要求報告書マッピング情報６４８とを含む。少なくとも１つの報告書に対応するマッピング情報は、報告書定義セット１情報６３４と報告書定義セットＮ情報６３６の間で異なる。図１０〜図３２は、例示的な要求辞書の例を提供する。

タイミング／周波数構造情報５３６は、例えば、アップリンクおよびダウンリンクのタイミング構造を特定する情報（例えば、区分を定義するチャネル定義情報と繰返しタイミング構造情報、伝送時間間隔、および伝送時間間隔のグループ化）を含む。図７〜図９は、情報６３７内に含まれ得る、例示的なタイミング／周波数構造情報の例を提供する。

基地局識別情報６５０は、例えば、基地局、搬送周波数および／またはトーンブロック、ならびに／あるいは接続ポイントのセクタを識別する情報を含めて、無線端末が現在使用している基地局接続ポイントを識別する情報を含む。いくつかの実施形態では、システム内の少なくともいくつかの異なる接続ポイントは、少なくともいくつかの異なる報告書定義セットをサポートする。

無線端末識別情報６５２は、例えば、独自の無線端末装置識別子と、基地局割り当てされた無線端末識別子（例えば、要求報告書を含めて、アップリンク制御報告書を通信する目的で使用するために基地局によって無線端末に一時的に割り当てられた専用制御チャネルに関連する値）とを含む。

識別されたアクティブなトラヒックフロー６５４は、例えば、アクティブであり、かつトラヒック監視モジュール６２６によって識別されている、識別されたアップリンクトラヒックフローである。例えば、第１のアクティブなトラヒックフローは音声アプリケーションに対応することが可能であり、第２のアクティブなトラヒックフローはゲーミングアプリケーションに対応することが可能であり、第３のアクティブなトラヒックフローはデータファイル転送アプリケーションに対応することが可能である。識別されたアクティブなトラヒックフロー６５４は、無線端末アップリンクトラヒックの必要性に応答して経時的に変化する。

トラヒックフロー情報６５６は、決定されたＱｏＳプロファイル６５８を含む。複数のアクティブなトラヒックフローは、同じＱｏＳプロファイルを有することが可能であり、時には同じＱｏＳプロファイルを実に有する。例えば、２つのアクティブなトラヒックフフローは、音声トラヒックに対応し得る。決定された数の識別可能なＱｏＳプロファイル６６０は、ＱｏＳ計数モジュール６２５のアウトプットであり、報告書定義選択プロセス内で使用される。いくつかの実施形態で、決定されたトラヒックフロータイプ情報６６２は、フローごとに、ベストエフォートタイプのトラヒックタイプおよび潜時制約されたトラヒックフロータイプのうちの１つを示す。決定されたトラヒックフロータイプ情報６６２はまた、報告書定義セット選択プロセスで考慮されているフローに関して、ベストエフォートタイプのフローだけがアクティブであるか、非ベストエッフォートタイプのフロー、例えば、潜時制約されたフローだけがアクティブであるか、またはベストエフォートのフローと非ベストエフォートのフローの混合がアクティブであるかも示す。決定されたトラヒックフロータイプ情報６６２は、異なるタイプの潜時制約されたトラヒックフロー（例えば、第１のレベルの潜時要件を有する第１のタイプである音声トラヒックフローおよび第１のレベルの潜時要件と異なっている第２のレベルの潜時要件を有する第２のタイプであるゲーミングトラヒックフロータイプ）を識別する情報を含むことが可能であり、時には当該情報を実に含む。いくつかの実施形態では、決定されたトラヒックフロータイプ情報６６２は、特定のタイプの潜時報告書（例えば、パケットドロップまでの最小時間、キュー内の時間、所定の潜時制限に関するフレームカウントの分類など）を使用して、１つまたは複数のアクティブなトラヒックフローが報告されることになることを識別する。

選択された報告書識別セット情報６６４は、例えば、複数のサポートされた報告書定義セット（報告書定義セット１情報６３４、．．．、報告書定義セットＮ情報６３６）のうちの１つを識別する識別子値である。選択された報告書定義セット情報６６４は、選択モジュール６２３のアウトプットであり、報告書生成モジュール６２４によってインプットとして使用される。いくつかの実施形態では、報告書定義セットは、時には、もう１つの装置（例えば、基地局または中央コントローラ）によって選択され、選択は無線端末が実施するために無線端末６００に通信されている。

バックログ情報６６６は、例えば、送信されるのを待つアップリンクトラヒックのバックログのフレームのカウント（例えば、送信されるのを待つバックログのＭＡＣフレーム）を含む。いくつか実施形態では、バックログ情報は、いくつかの識別可能な要求グループに対応して追跡されかつ／または報告される。いくつかの実施形態では、バックログ情報は、情報が潜時制約されるか否かに対応して特徴づけかつ／または報告される。例えば、ベストエフォートのバックログに対応するバックログカウントと、潜時制約されたバックログに対応するバックログカウントとが存在し得る。あるいは、または加えて、総バックログと潜時制約されたバックログとに対応するバックログカウントが存在し得る。いくつかの実施形態では、バックログ情報は、例えば、所定の値に関して、異なる程度の潜時に対応して特徴づけかつ／または報告される。異なる報告書定義セットは、バックログ情報を追跡および報告するために、異なる報告書技術および／または変数を使用することが可能であり、時には異なる報告書技術および／または変数を実に使用する。

遅延情報６６８は、潜時制約されたアップリンクトラヒックがバックログ内に存在するか否かを識別する情報を含む。遅延情報６６８はまた、遅延情報の量を識別するかつ／または特定する情報、例えば、パケットドロップまでの残り時間、キュー内の伝送を待っている時間データ、１つまたは複数の限界（例えば、基準として使用される所定の時間値）に関する遅延時間の測定も含む。

生成されたアップリンク要求報告書６７０は、情報６６４によって識別された、選択された報告書定義セットに従って生成された、報告書生成モジュール６７０のアウトプットである。異なる時点で、生成されたアップリンク要求報告書のサイズ（例えば、１ビット、３ビット、または４ビット）は、報告スロットを識別するタイミング周波数構造情報６３７に従って異なる。生成されたアップリンク要求報告書６７０は、バックログ情報６６６および／または遅延情報６６８のうちの少なくともいくつかを伝える。生成されたアップリンク要求報告書６７０は、バックログおよび／または遅延情報の量子化された報告を使用する。

図７は、例示的な直交周波数分割多重方式（ＯＦＤＭ）多元接続無線通信システム内の例示的なアップリンクタイミング／周波数構造内の例示的なアップリンク専用制御チャネル（ＤＣＣＨ）区分の図７００である。アップリンク専用制御チャネルは、無線端末から基地局に専用制御報告書（ＤＣＲ）を送信するために使用される。縦軸７０２は論理アップリンクトーンインデックス（logical uplink tone index）をプロットし、一方、横軸７０４はビーコンスロット内のハーフスロット（halfslot）のアップリンクインデックスをプロットする。この例では、アップリンクトーンブロックは、（０、．．．、１１２）と索引づけされた（indexed）１１３個の論理アップリンクトーンを含み、ハーフスロット内には７個の連続するＯＦＤＭ記号伝送期間が存在し、スーパースロット内には２個の追加のＯＦＤＭ記号期間と、その後に続く１６個の連続のハーフスロットが存在し、ビーコンスロット内には８個の連続するスーパースロットが存在する。スーパースロット内の初めの９個のＯＦＤＭ記号伝送期間はアクセス間隔であり、専用制御チャネルはアクセス間隔のエアリンクリソースを使用しない。

例示的な専用制御チャネルは、３１個の論理トーン（アップリンクトーンインデックス８１ ７０６、アップリンクトーンインデックス８２ ７０８、．．．、アップリンクトーンインデックス１１１ ７１０）に細分化される。論理アップリンク周波数構造内の各論理アップリンクトーン（８１、．．．、１１１）は、ＤＣＣＨチャネル（０、．．．、３０）に関して索引づけされた論理トーンに対応する。

専用制御チャネル内の各トーンに関して、４０個の列（７１２、７１４、７１６、７１８、７２０、７２２、．．．、７２４）に対応するビーコンスロット内に４０個の区分が存在する。区分構造は、ビーコンスロットベースで繰り返す。専用制御チャネル内の所与のトーンに関して、ビーコンスロット７２８に対応する４０個の区分が存在し、ビーコンスロットの８個のスーパースロットの各々は、所与のトーンに関して５個の連続する区分を含む。例えば、ＤＣＣＨのトーン０に対応する、ビーコンスロット７２８の第１のスーパースロット７２６に関して、５個の索引づけされた区分（区分［０］［０］、区分［０］［１］、区分［０］［２］、区分［０］［３］、区分［０］［４］）が存在する。同様に、ＤＣＣＨのトーン１に対応する、ビーコンスロット７２８の第１のスーパースロット７２６に関して、５個の索引づけされた区分（区分［１］［０］、区分［１］［１］、区分［１］［２］、区分［１］［３］、区分［１］［４］）が存在する。同様に、ＤＣＣＨのトーン３０に対応する、ビーコンスロット７２８の第１のスーパースロット７２６に関して、５個の索引づけさた区分（区分［３０］［０］、区分［３０］［１］、区分［３０］［２］、区分［３０］［３］、区分［３０］［４］）が存在する。

この例では、各区分（例えば、区分［０］［０］）は、例えば、２１個のＯＦＤＭトーン記号の割り当てられたアップリンクエアリンクリソースを表す、３個の連続のハーフスロットに関して１個のトーンを備える。いくつかの実施形態では、論理トーンに関連する物理トーンは連続するハーフスロットに関して異なり得るが、論理アップリンクトーンは、所与のハーフスロットの間、一定にとどまるように、アップリンクトーンホッピング系列に従って物理トーンにホップする。

専用制御チャネルの各論理トーンは、その現在の接続ポイントとして基地局を使用して、基地局によって異なる無線端末に割り当てられることが可能である。例えば、論理トーン（７０６、７０８、．．．、７１０）は、現在、それぞれ、（ＷＴ Ａ７３０、ＷＴ Ｂ７３２、．．．、ＷＴ Ｎ’７３４）に割り当てられることが可能である。

各アップリンクＤＣＣＨ区分は、専用制御チャネル報告書（ＤＣＲ）のセットを送信するために使用される。例示的なＤＣＲの一覧は、図８の表８００で提示される。表８００の第１の列８０２は、各例示的な報告書に関して使用される略称を記載する。各報告書の名称は、ＤＣＲのビット数を特定する数字で終わる。表８００の第２の列８０４は、指名された各報告書を短く説明する。

図９は、例えば、無線端末に対応する所与のＤＣＣＨトーンに関して例示的なビーコンスロット内の例示的な報告形式情報を例示する図９９９である。図９では、各ブロック（９００、９０１、９０２、９０３、９０４、９０５、９０６、９０７、９０８、９０９、９１０、９１１、９１２、９１３、９１４、９１５、９１６、９１７、９１８、９１９、９２０、９２１、９２２、９２３、９２４、９２５、９２６、９２７、９２８、９２９、９３０、９３１、９３２、９３３、９３４、９３５、９３６、９３７、９３８、９３９）は、そのインデックスｓ２（０，．．．，３９）がブロックの上の長方形の領域９４０内に示される、１つの区分を表す。各ブロック（例えば、区分０を表すブロック９００）は、６個の情報ビットを伝え、各ブロックは、区分内の６ビットに対応する６個の行を備え、長方形の領域９４３内で示されるように、ビットは最上位のビットから最下位のビットまで上の行から下の行に下向きに列挙される。

例示的な無線通信システムは、第１の複数の要求辞書をサポートする。システム内の様々な無線端末は、１つまたは複数の第１の複数の要求辞書をサポートする。無線通信システム内のいくつかの無線端末は、第２の複数の要求辞書をサポートし、前記第２の複数の要求辞書は、前記第１の複数の要求辞書のサブセットである。異なる無線端末は、異なる第２の複数の要求辞書をサポートすることが可能であり、時には当該要求辞書を実にサポートする。１つの要求辞書は、１ビットのアップリンク要求報告書、３ビットのアップリンク要求報告書、および４ビットのアップリンク要求報告書（表８００のＵＬＲＱＳＴ１、ＵＬＲＱＳＴ３、およびＵＬＲＱＳＴ４）に関してビットマッピング定義情報の第１のセットを含むことが可能であり、一方、もう１つの要求辞書は、表８００の１ビットのアップリンク要求報告書、３ビットのアップリンク要求報告書、および４ビットのアップリンク要求報告書のうちの少なくとも１つに関して、ビットマッピング定義情報の異なるセットを含むことが可能である。複数の代替の要求辞書をサポートする無線端末は、そのサポートされる複数の代替の要求辞書のうちの１つを使用して、アップリンク要求報告書を送信することができる。いくつかの実施形態では、無線端末によって使用されるために選択される要求辞書は、無線端末でのアクティブなトラヒックフローに依存する。

いくつかの実施形態では、無線端末は、所与の時点で、どの要求辞書を使用するかの選択を実行することが可能であり、時には当該選択を実に実行する。いくつかの実施形態では、もう１つのノード（例えば、基地局）は、所与の時点で、無線端末に対応するどの要求辞書を使用するかの選択を実行することが可能であり、時には当該選択を実に実行する。所与の期間に所与の無線端末に関して無線端末が要求辞書を選択するかまたは基地局が要求辞書を選択するかにかかわらず、基地局と無線端末の両方が使用されている要求辞書を認識し、かつ了解するように、例えば、基地局と無線端末の間で交換されるシグナリングを経由して、どの要求辞書が使用されているかに関して、基地局と無線端末の間に理解が存在する。

異なる要求辞書は異なる報告書の必要性に対応するように構造化され、したがって、通常なら、１つだけの辞書が利用可能な場合に可能であろう報告よりも、要求に関してより効率的な報告書を促す。いくつかの実施形態では、無線端末は、アップリンク要求報告書に関して複数の異なる要求辞書をサポートし、異なる要求報告書のうちの少なくともいくつかは、バックログ情報と遅延情報とを伝える形式を含み、要求辞書のうちの少なくともいくつかは、遅延情報なしでバックログ情報を伝える形式を含む。

遅延情報なしでバックログ情報を伝える形式を含めて、様々な例示的な要求辞書が、次に説明される。例示的な実施形態では、参照番号＝０、１、２、または３を有する要求辞書のいずれかに関して、ＷＴはＮ［０］＋Ｎ［１］を報告するために図１０の表１０００に従ってＵＬＲＱＳＴ１を使用する。表１０００は、ＵＬＲＱＳＴ１報告書向けの例示的な形式である。第１の列１００２は、伝えられることが可能な２つの可能なビットパターンを示し、一方、第２の列１００４は、各ビットパターンの意味を示す。ビットパターンが０である場合、それは、ＷＴが要求グループ０内または要求グループ１内で送信する意図があるＭＡＣフレームは存在しないことを示す。ビットパターンが１である場合、それは、ＷＴは要求グループ０内または要求グループ１内にＷＴが通信する意図がある少なくとも１つのＭＡＣフレームを有することを示す。

所与の時点で、ＷＴは１つの要求辞書だけを使用する。ＷＴが正にアクティブ状態に入る場合、ＷＴは省略時要求辞書を使用する。要求辞書を交換するために、ＷＴと基地局とは、上位層構成プロトコルを使用する。ＷＴが後で維持状態からオン状態に移動する場合、要求辞書が明示的に変更されるまでＷＴが同じ要求辞書を使用し続けるように、ＷＴがオン状態から維持状態に移動する場合、ＷＴはオン状態で使用された最後の要求辞書を維持する。しかし、ＷＴがアクティブ状態を離れると、使用された最後の要求辞書のメモリは消去される。

参照番号＝０、１、２、または３を有する要求辞書のいずれかに対応するＵＬＲＱＳＴ３またはＵＬＲＱＳＴ４を決定するために、ＷＴはまず、表１１００に従って、以下の２つのパラメータ、すなわち、ｙおよびｚを計算し、次いで、参照番号＝０、１、２、または３を有する要求辞書のうちの１つを使用する。最近の５ビットのアップリンク伝送電力バックオフ報告書（ＵＬＴＸＢＫＦ５）報告書の値を（ｄＢの形で）ｘによって示し、最近の４ビットの汎用（generic）ダウンリンクビーコン比報告書（downlink beacon ratio report）（ＤＬＢＮＲ４）の値を（ｄＢの形で）ｂ_０によって示す。ＷＴは、調整された汎用ＤＬＢＮＲ４報告書値ｂを以下のようにさらに決定する。すなわち、ｂ＝ｂ_０−ｕｌＴＣＨｒａｔｅＦｌａｓｈＡｓｓｉｇｎｍｅｎｔＯｆｆｓｅｔであり、マイナスはｄＢの意味で定義される。基地局セクタは、ダウンリンクブロードキャストチャネル内でｕｌＴＣＨｒａｔｅＦｌａｓｈＡｓｓｉｇｎｍｅｎｔＯｆｆｓｅｔの値をブロードキャストする。ＷＴは、ＷＴがブロードキャストチャネルから値を受信するまで、０ｄＢに等しいｕｌＴＣＨｒａｔｅＦｌａｓｈＡｓｓｉｇｎｍｅｎｔＯｆｆｓｅｔを使用する
図１１は、参照番号＝０、１、２、または３を有する要求辞書に対応する制御パラメータｙおよびｚを計算するために使用される例示的な表１１００である。第１の列１１０２は条件を列挙し、第２の列１１０４はアウトプット制御パラメータｙの対応する値を列挙し、第３の列１１０６はアウトプット制御パラメータｚの対応する値を列挙する。ｘおよびｂを考慮すると、ＷＴはｙおよびｚを、それに関して第１の列内の条件が満たされる図１１の表１１００の第１の列からのものと決定する。例えば、ｘ＝１７およびｂ＝３である場合、ｚ＝ｍｉｎ（４，Ｎ_ｍａｘ）およびｙ＝１である。ＷＴがサポートすることが可能な最高比率のオプションＲ_ｍａｘと、その最高比率のオプションのＭＡＣフレームの数Ｎ_ｍａｘを示す。

ＷＴは、要求辞書に従って、ＭＡＣフレームキューの実際のＮ［０：３］を報告するためにＵＬＲＱＳＴ３またはＵＬＲＱＳＴ４を使用する。様々な要求辞書は、要求辞書（ＲＤ）参照番号によって識別される。

例示的な要求辞書は、ＵＬＲＱＳＴ４報告書またはＵＬＲＱＳＴ３報告書が実際のＮ［０：３］を完全に含まない可能性があることを示す。報告書は、事実上、実際のＮ［０：３］の量子化されたバージョンである。

図１２の表１２００および図１３の表１３００は、０に等しいＲＤ参照番号を有する例示的な要求辞書に関して、ＵＬＲＱＳＴ４報告書形式とＵＬＲＱＳＴ３報告書形式とを定義する。ｄ_１２３＝ｃｅｉｌ（（（Ｎ［１］＋Ｎ［２］＋Ｎ［３］−Ｎ_{１２３，ｍｉｎ}）／（ｙ^＊ｇ））を定義し、Ｎ_{１２３，ｍｉｎ}およびｇは、表１２００に従って最近のＵＬＲＱＳＴ４報告書によって決定された変数である。図１２は、例示的な第１の要求辞書（ＲＤ参照番号＝０）に対応する４ビットのアップリンク要求（ＵＬＲＱＳＴ４）に関する１６個のビットパターンの各々に関連するビット形式と解釈とを識別する表１２００である。いくつかの実施形態では、参照番号＝０を有する要求辞書は省略時要求辞書である。第１の列１２０２は、最上位ビットから最小位ビットまで、ビットパターンとビット順序とを識別する。第２の列１２０４は、各ビットパターンに関連する解釈を識別する。図１３は、例示的な第１の要求辞書（ＲＤ参照番号＝０）に対応する３ビットのアップリンク要求（ＵＬＲＱＳＴ３）に関して、８個のビットパターンの各々に関連するビット形式と解釈とを識別する表１３００である。いくつかの実施形態では、参照番号＝０を有する要求辞書は省略時要求辞書である。第１の列１３０２は、最上位ビットから最下位ビットまで、ビットパターンとビット順序とを識別する。第２の列１３０４は、各ビットパターンに関連する解釈を識別する。

図１４の表１４００および図１５の表１５００は、１に等しいＲＤ参照番号を有する例示的な要求辞書の情報を定義する。図１４は、例示的な第２の要求辞書（ＲＤ参照番号＝１）に対応する４ビットのアップリンク要求（ＵＬＲＱＳＴ４）に関して、１６個のビットパターンの各々に関連するビット形式と解釈とを識別する表１４００である。第１の列１４０２は、最上位ビットから最小位ビットまで、ビットパターンとビット順序を識別する。第２の列１４０４は、各ビットパターンに関連する解釈を識別する。図１５は、例示的な第２の要求辞書（ＲＤ参照番号＝１）に対応する３ビットのアップリンク要求（ＵＬＲＱＳＴ３）に関して、８個のビットパターンの各々に関連するビット形式と解釈とを識別する表１５００である。第１の列１５０２は、最上位ビットから最小位ビットまで、ビットパターンとビット順序とを識別する。第２の列１５０４は、各ビットパターンに関連する解釈を識別する。

図１６の表１６００および図１７の表１７００は、２に等しいＲＤ参照番号を有する例示的な要求辞書の情報を定義する。図１６は、例示的な第３の要求辞書（ＲＤ参照番号＝２）に対応する４ビットのアップリンク要求（ＵＬＲＱＳＴ４）に関して、１６個のビットパターンの各々に関連するビット形式と解釈とを識別する表１６００である。第１の列１６０２は、最上位ビットから最小位ビットまで、ビットパターンとビット順序を識別する。第２の列１６０４は、各ビットパターンに関連する解釈を識別する。図１７は、例示的な第３の要求辞書（ＲＤ参照番号＝２）に対応する３ビットのアップリンク要求（ＵＬＲＱＳＴ３）に関して、８個のビットパターンの各々に関連するビット形式と解釈とを識別する表１７００である。第１の列１７０２は、最上位ビットから最小位ビットまで、ビットパターンとビット順序を識別する。第２の列１７０４は、各ビットパターンに関連する解釈を識別する。

図１８の表１８００および図１９の表１９００は、３に等しいＲＤ参照番号を有する例示的な要求辞書の情報を定義する。図１８は、例示的な第４の要求辞書（ＲＤ参照番号＝３）に対応する４ビットのアップリンク要求（ＵＬＲＱＳＴ４）に関して、１６個のビットパターンの各々に関連するビット形式と解釈とを識別する表１８００である。第１の列１８０２は、最上位ビットから最小位ビットまで、ビットパターンとビット順序を識別する。第２の列１８０４は、各ビットパターンに関連する解釈を識別する。図１９は、例示的な第４の要求辞書（ＲＤ参照番号＝３）に対応する３ビットのアップリンク要求（ＵＬＲＱＳＴ３）に関して、８個のビットパターンの各々に関連するビット形式と解釈とを識別する表１９００である。第１の列１９０２は、最上位ビットから最小位ビットまで、ビットパターンとビット順序を識別する。第２の列１９０４は、各ビットパターンに関連する解釈を識別する。

バックログ情報と遅延情報とを伝える形式を含めて、様々な例示的な要求辞書が、次に説明される。様々な実際形態では、いくつかの要求辞書を使用する場合、無線端末はアップリンクトラヒックバックログに関して遅延情報を提供する。基地局（ＢＳ）がアップリンク内で十分なサービス品質（ＱｏＳ）を提供することを可能にするために、いくつかの実施形態では、無線端末（ＷＴ）は、ＢＳに制御情報を周期的に送信する。例えば、いくつかの実施形態では、この制御情報は以下のうちの１つまたは複数を含む。すなわち、バックログの量（すなわち、ＷＴでのキューの長さ）、ＷＴでの電力利用可能性、および、例えば、経路損失比（path loss ratio）報告書またはビーコン比報告書など、干渉管理に関連する情報である。しかし、上に列挙された情報に加えて、スケジューラは、少なくともいくつかのタイプのトラヒックフローに関して、遅延に敏感なトラヒックをスケジュールする場合、時宜を得た決定を行うために、遅延に関する情報を有利に使用することもできる。その場合、遅延情報を含む要求辞書が有利であろう、かかる遅延に敏感なトラヒックの例は、音声アプリケーション、ゲーミングアプリケーション、およびその他のインタラクティブアプリケーションを含む。

いくつかの実施形態では、遅延情報は以下の２つの形式のうちの１つを実に取ることが可能である。（１）ＷＴのキュー内のパケットの各々を通した最大キュー遅延。ＷＴが、各々、異なるトラヒックフローに関する複数のキューを有する場合、いくつかの実施形態では、最大量は１つまたは複数のキュー内のパケットを通して計算され得る。これらのキューの各々は、異なるＱｏＳ要件を有するトラヒックを表し得る点に留意されたい。一般に、この最大量は、遅延に敏感なトラヒックフローに属すパケットに関して計算されることになる。（２）ＷＴのキュー内のパケットの各々を通してスケジューリング期限までの残りの最小時間。この場合も、ＷＴが、各々、異なるトラヒックフローに関する複数のキューを有する場合、いくつかの実施形態では、最小時間は潜時制約または遅延制約を有するパケットに関して計算され得る。

遅延情報自体は、いくつかの方法で報告されることが可能である。例示的なシステム、例えば、例示的なＯＦＤＭ無線通信システムでは、例えば、遅延情報は、要求辞書を使用して送信され得る。いくつかの例示的な実施形態では、例示的な要求辞書は、複数の異なるビットサイズの要求辞書を含む（例えば、例示的な要求辞書は、１ビット、３ビット、および４ビットの要求報告書を含む）。これらの報告書の各々は、ＷＴでトラヒックフローを通してバックログに関連する情報を提供するために使用される。

その場合、遅延情報が通信されることになる、いくつかの実施形態では、例えば、１ビットの報告書は、Ｔｍｓ未満の、期限までの残りの時間を有するトラヒックの存在を単に示すために使用され得る。例えば、Ｔは２０ｍｓに等しい場合がある。図２０の表２０００は、例示的な要求辞書Ａ、Ｂ、およびＣの一部であり得る、例示的な１ビットのアップリンク要求報告書（ＵＬＲＱＳＴ１）形式を例示する。要求辞書の残りの報告書タイプ（例えば、ＵＬＲＱＳＴ３およびＵＬＲＱＳＴ４）は、例えば、トラヒックフローに関して、期限までの残りの時間および総バックログなど、より詳細なバックログ情報を提供するために使用される。より詳細には、これらの要求報告書の各々は、期限情報および総バックログ情報のうちの１つまたは両方を伝えるために使用され得る。これは、下で、いくつかの例を使用して例示される。

ＤにＷＴのキュー内のパケットの各々に関してスケジューリング期限までの残りの最小時間をミリ秒で示させる。ＮにＷＴでの総バックログ（例えば、ＭＡＣフレームカウント）を示させる。これらの表示法を用いて、３ビットおよび４ビットの報告書は以下の通りである。

要求辞書の１つの例示的な例、すなわち、図２２の表２２００および図２３の表２３００によって表される辞書Ａでは、ＷＴは３ビットの報告書内で総バックログ情報だけを送信する。他方、４ビットの報告書は、遅延情報または総バックログ情報を送信するために使用される。この例示的な実施形態では、３ビットの報告書は、これまでの電力報告書（例えば、最後に報告されたアップリンクＤＣＣＨバックオフ報告書（ｘ））、およびこれまでの干渉報告書（例えば、最後に報告されたビーコン比報告書（ｂ_{ａｃｔｕａｌ}））に依存する２つの制御因数、すなわち、ｙおよびｚに依存する。次いで、ＷＴは、ｂ_{ａｃｔｕａｌ}−ＢＥＡＣＯＮ＿ＲＡＴＩＯ＿ＯＦＦＳＥＴに等しくなるとしてｂ、すなわち「調整された汎用ビーコン比」を計算する。最後に、Ｒ_ｍａｘをＷＴがサポートすることが可能な最大比オプションにさせ、Ｎ_ｍａｘをその比率オプションに対応するＭＡＣフレームの数にさせる。例示的な制御因数を決定する例は、表２１００で示される。表２１００で、第１の列２１０２は様々な試験条件を列挙し、第２の列２１０４は各条件に関して制御因数ｙ向けの対応する値を列挙し、第３の列２１０６は各条件に対応する制御因数ｚ向けの対応する値を列挙する。表２１００で、ｘおよびｂを考慮すると、ｙおよびｚの値は、それに関して第１の列の条件が満たされる、上から下に進む、第１の列からのものとして解釈されるべきである。

図２３の表２３００の形式の４ビットの報告書では、ＷＴは、Ｄ＜Ｔ^ｍａｘであるときはいつでも、期限情報までの残りの時間Ｄを送信する。例えば、Ｔ^ｍａｘ＝１００ｍｓである。そうでなければ、ＷＴは、バックログ情報を送信する。

を定義し、Ｎ^ｍｉｎは図２２の表２２００を使用して、最後の３ビットの報告書の時点で、Ｎの値に基づいて決定される。

要求辞書のさらなるもう１つの例示的な例、すなわち、図２４の表２４００および図２５の表２５００によって表される辞書Ｂでは、ＷＴは、図２４の表２４００の形式を使用して、３ビットの報告書内で遅延情報を送信する。他方で、図２５の表２５００の形式を有する４ビットの報告書は、総バックログ情報を送信するために使用される。４ビットの報告書に関する制御因数ｙおよびｚは、図２１の表２１００に関して上で説明された方法で、ＤＣＣＨバックオフ報告書および調整されたビーコン比報告書から決定される。

要求辞書のさらなるもう１つの例示的な例、すなわち、図２６の表２６００および図２７の表２７００によって表される辞書Ｃでは、上の辞書Ｂの場合のように、ＷＴは、図２６の表２６００の形式を使用して、３ビットの報告書内で遅延情報を送信する。しかし、図２７の表２７００の形式を有する４ビットの報告書では、報告形式は総バックログ情報の伝送と、期限に対応するバックログ情報の伝送とをサポートする。図２７の表２７００の形式による報告書では、ＷＴは（ｉ）総バックログのＮ個のフレームの数など、総バックログ、（ｉｉ）期限までの残りの時間（＜＝Ｄ^ｍａｘ）を有するフレームの数（Ｎ_Ｄ）のうちの少なくとも１つを示す情報を送信することができる。Ｄ^ｍａｘは、例えば、５０ｍｓに等しい場合がある。さらなるもう１つの例では、Ｄ^ｍａｘはＴ^ｍａｘに等しい場合がある。

上の例は、要求報告書（例えば、３ビットおよび／または４ビットの要求報告書）が以下のうちの１つまたは複数を含む場合、いくつかの要求辞書が構築され得ることを例示する。すなわち、（１）遅延情報、（２）総バックログ情報（例えば、フレームカウント情報Ｎ）、（３）トラヒックフローのうちのいくつかに関するバックログ情報、（４）一定の値未満の、期限までの残りの時間を有する総バックログ（例えば、フレームカウント情報Ｎ_Ｄ）、および（５）これまでの報告書内（例えば、これまでの３ビットの要求報告書内、４ビットの要求報告書内、または通信されたこれまでの要求報告書内）で運ばれた要求情報の洗練である。

上の例で、要求報告書用のビットサイズ（例えば、１ビット、３ビット、４ビット）は、例示的であり、その他の実施形態では、異なるビットサイズの要求報告書が使用され得る点に留意されたい。

アップリンクトラヒックに関して、３つの異なるビットサイズの要求報告書（ＵＬＲＱＳＴ１、ＵＬＲＱＳＴ３、およびＵＬＲＱＳＴ４）を使用し、かつ遅延情報の通信をサポートする追加の要求辞書（要求辞書Ｄおよび要求辞書Ｅ）が説明されるべきである。

ＷＴは、ＷＴ送信機でＭＡＣフレームキューの状態を報告するために、ＵＬＲＱＳＴ１、ＵＬＲＱＳＴ３、またはＵＬＲＱＳＴ４を使用する。

ＷＴ送信機は、リンク上で送信されるようにＭＡＣフレームをバッファする（buffers）ＭＡＣフレームキューを維持する。ＭＡＣフレームは、上層プロトコルのパケットから構築されるＬＬＣフレームから変換される。任意のパケットは、所定の数の指定された伝送流れのうちの１つに属す可能性がある。この例示的な実施形態では、パケットが１つの流れに属する場合、そのパケットのすべてのＭＡＣフレームもその流れに属する、１６個の伝送流れを有する実施形態を考慮する。

ＷＴは、ＷＴが送信する意図がある１６個の流れ内のＭＡＣフレームの数を報告する。ＡＲＱプロトコルでは、これらのＭＡＣフレームは「新しい」または「再送信されることになる」と印されたものとすべきである。ＷＴは、１６個のエレメントの２つのベクトル、すなわち、Ｎ［０：１５］およびＤ［０：１５］を維持すべきであり、３個のスカラ、すなわち、Ｎ_Ｔ、Ｎ_Ｄ、およびＤ_ｍｉｎを維持すべきである。ｋ＝０：１５の場合、Ｎ［ｋ］は、ＷＴが要求グループｋ内で送信する意図があるＭＡＣフレームの数を表し、一方、Ｄ［ｋ］は、ＷＴが流れｋの中で送信する意図があるパケットに関して、伝送期限までの残りの最小時間を表す。さらに、
Ｄ_ｍｉｎ＝ｍｉｎ_{｛ｋ＝０：１５｝}Ｄ［ｋ］、
Ｎ_Ｔ＝Ｎ［０］＋Ｎ［１］＋Ｎ［２］＋．．．＋Ｎ［１５］、および
Ｎ_Ｄ＝伝送期限までの残りの時間＜＿Ｔ_Ｍを有するＭＡＣの数であり、
Ｔ_Ｍ＝２０ｍｓである。アップリンクトラヒックチャネル（ＵＬ．ＴＣＨ）区分の割当てを決定するために、基地局セクタがアップリンク（ＵＬ）スケージューリングアルゴリズム内の情報を利用することができるように、ＷＴは、Ｎ_Ｔ、Ｎ_Ｄ、および／またはＤ_ｍｉｎに関する情報を基地局セクタに報告すべきである。

要求辞書Ｄまたは要求辞書Ｅのいずれの場合も、ＷＴは図２８の表２８００に従ってＮ_Ｄを報告するためにＵＬＲＱＳＴ１を使用する。

Ｄに、考慮中のＷＴの伝送キュー内のすべてのパケットに関するスケジューリング期限までの残りの最小時間をミリ秒で示させる。Ｎに、ＷＴでの総バックログを示させる。これらの表示法を使用すると、要求辞書ＤおよびＥの３ビットおよび４ビットの報告書は以下の通りである。

ＷＴは、要求辞書Ｄまたは要求辞書Ｅに従って、Ｎ_Ｔ、Ｎ_Ｄ、および／またはＤ_ｍｉｎのうちの１つまたは複数を報告するためにＵＬＲＱＳＴ３またはＵＬＲＱＳＴ４を使用する。要求辞書ＤおよびＥは、ＵＬＲＱＳＴ３報告書またはＵＬＲＱＳＴ４報告書の任意の所与の例はＮ_Ｔ、Ｎ_Ｄ、またはＤ_ｍｉｎの実値を完全に含まない可能性があることを示す。報告書は、事実上、Ｎ_Ｔ、Ｎ_Ｄ、またはＤ_ｍｉｎの実値の量子化されたバージョンである。一般的な指針は、ＷＴはＮ_Ｔ、Ｎ_Ｄ、またはＤ_ｍｉｎの報告された値と実値の間の矛盾を最小限に抑えるために報告書を送るべきであるというものである。しかし、ＷＴは最もＷＴの利益になる報告書を決定する柔軟性を有する。例えば、ＷＴが要求辞書Ｄを使用している場合、ＷＴは、いくつかの事例ではＮ_Ｔを、その他の事例ではＮ_Ｄを報告するためにＵＬＲＱＳＴ４を使用することが可能である。さらに、ＷＴがＮ_Ｔを報告する場合、それはＮ_Ｄ＝０であることを自動的に意味しない場合がある。

要求辞書ＤおよびＥに対応するＵＬＲＱＳＴ３またはＵＬＲＱＳＴ４を決定するために、ＷＴは、例えば、図２１の表２１００に従って、まず以下の２つのパラメータ、すなわち、ｙおよびｚを計算し、次いで、以下の辞書のうちの１つを使用する。最近のＵＬＴＸＢＫＦ５報告書の値を（ｄＢの形で）ｘによって示し、最近の汎用ＤＬＢＮＲ４報告書４の値を（ｄＢの形で）ｂ_０によって示す。ｘに関する例示的な範囲は、６．５ｄＢから４０ｄＢである。ｂ_０に関する例示的な範囲は、−３ｄＢから２６ｄＢである。ＷＴは、調整された汎用ＤＬＢＮＲ４報告書値ｂを以下のようにさらに決定する。すなわち、ｂ＝ｂ_０−ｕｌＴＣＨｒａｔｅＦｌａｓｈＡｓｓｉｇｎｍｅｎｔＯｆｆｓｅｔであり、マイナスはｄＢの意味で定義される。ｘおよびｂを考慮すると、ＷＴは、ｙおよびｚを、それに関して第１の列の条件が満たされる図２１の表２１００内の第１の列からのものと決定する。例えば、ｘ＝１７およびｂ＝１である場合、ｚ＝ｍｉｎ（３，Ｎ_ｍａｘ）およびｙ＝１である。ＷＴがサポートすることが可能な最高比率のオプションＲ_ｍａｘと、その最高比率のオプション内で送信され得るＭＡＣフレームの数Ｎ_ｍａｘを示す。

図２９の表２９００および図３０の表３０００は、例示的な要求辞書Ｄを定義する。

図３１の表３１００および図３２の表３２００は、例示的な要求辞書Ｅを定義する。要求辞書Ｅ形式は、遅延値を直接的に通信しないが、要求辞書Ｅは、２つのバックログカウント変数、すなわち、Ｎ_ＴおよびＮ_Ｄを使用することによって遅延情報の間接的通信をサポートする点に留意されたい。

を定義し、

およびｇは、図３１の表３１００に従って最近のＵＬＲＱＳＴ４によって決定された変数である。

参照番号０、１、２、および３を有する例示的な要求辞書は、要求辞書が遅延情報なしでバックログ情報を報告する様々な例を表す。例示的な要求辞書Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、およびＥは、要求辞書がバックログ情報と遅延情報とを報告する様々な例を表す。

要求辞書の選択に関する例示的な基準が次に説明される。例えば、アクティブなトラヒックフローがベストエフォートのフローである場合、例示的な要求辞書の参照番号０（ＲＤ＝０）が選択され、かつ有利に使用され得る。ＷＴが２つの識別可能なＱｏＳプロファイル（例えば、異なるリンク共有重み）のうちの１つに属すトラヒックフローを有する場合、参照番号１または２（ＲＤ＝１またはＲＤ＝２）を有する要求辞書が選択され、かつ有利に使用され得る。ＷＴが３つの識別可能なＱｏＳプロファイル（例えば、異なるリンク共有重み、および／または遅延制約）のうちの１つに属すトラヒックフローを有する場合、参照番号３（ＲＤ＝３）を有する要求辞書が選択され、かつ有利に使用され得る。

無線端末のアクティブなトラヒックフローのうちのいくつかが、遅延制約または潜時制約を有し、残りは単にベストエフォートのフローである場合、要求辞書Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、またはＥのうちの任意の１つが選択され、かつ有利に使用され得る。

無線端末のアクティブなトラヒックフローが上述の条件のうちの２つ以上を満たす例を考慮する。一例では、ＷＴが所与の時点でアクティブ音声トラヒックとベストエフォートのトラヒックとを有する状況を考慮する。その場合、ＷＴは参照番号＝２を有する要求辞書または例示的な要求辞書Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、もしくはＥのうちのいずれかを使用することができる。

ＯＦＤＭシステムという状況に関して説明されたものの、様々な実施形態の方法および装置は、多くの非ＯＦＤＭシステムおよび／または非移動通信システムを含めて、広範囲の通信システムに適用可能である。

様々な実施形態では、本明細書で説明されたノードは、１つまたは複数の方法に対応するステップ（例えば、信号処理、要求辞書の選択、要求辞書の決定、要求辞書の通信、決定された要求辞書による要求報告書の生成、および／または決定された要求辞書による要求報告書情報の回復）を実行するために１つまたは複数のモジュールを使用して実施される。いくつかの実施形態では、様々な特徴機能はモジュールを使用して実施される。かかるモジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアの組合せを使用して実施され得る。上述の方法または方法ステップの大部分は、例えば、１つまたは複数のノード内で上述の方法のすべてまたは一部を実施するために、機械（例えば、追加のハードウェアを伴うまたは伴わない汎用コンピュータ）を制御するためのメモリ装置（例えば、ＲＡＭ、フロッピー（登録商標）ディスクなど）の機械可読媒体内に含まれた、ソフトウェアなどの機械実行可能命令を使用して実施され得る。したがって、とりわけ、様々な実施形態は、機械（例えば、プロセッサおよび関連するハードウェア）に上述の（１つまたは複数の）方法の１つまたは複数のステップを実行させるための機械実行可能命令を含めて、機械可読媒体に関する。

上で説明された方法および装置に関する様々な追加の改変形態は、上の説明に鑑みて、当業者に明らかになるであろう。かかる改変形態は範囲内とみなされるべきである。様々な実施形態の方法および装置は、ＣＤＭＡ、直交周波数分割多重方式（ＯＦＤＭ）、および／またはアクセスノードと移動体ノードの間に無線通信リンクを提供するために使用され得る様々なその他のタイプの通信技術と共に使用されることが可能であり、また様々な実施形態では、ＣＤＭＡ、直交周波数分割多重方式（ＯＦＤＭ）、および／または当該通信技術と共に使用される。いくつかの実施形態では、アクセスノードはＯＦＤＭおよび／またはＣＤＭＡを使用して移動体ノードと通信リンクを確立する基地局として実施される。様々な実施形態では、移動体ノードは、ノートブックコンピュータ、携帯データ端末（ＰＤＡ）、または様々な実施形態の方法を実施するための受信機／送信機回路ならびに論理および／またはルーチンを含めて、その他の携帯装置として実施される。

様々な実施形態に従って実施される例示的な無線通信システムの図。 様々な実施形態による例示的な基地局の図。 様々な実施形態による例示的な無線端末（例えば、移動体ノード）の図。 様々な実施形態に従って通信装置を操作する例示的な方法の流れ図。 様々な実施形態による例示的な基地局の図。 様々な実施形態による例示的な無線端末（例えば、移動体ノード）の図。 例示的な直交周波数分割多重方式（ＯＦＤＭ）多元接続無線通信システム内の例示的なアップリンクタイミング／周波数構造（uplink timing and frequency structure）内の例示的なアップリンク専用制御チャネル（ＤＣＣＨ）区分の図。 図７の専用制御チャネル区分を使用して通信され得る例示的な専用制御報告書を列挙する表の図。 例えば、無線端末に対応する所与の専用制御チャネルトーンのための例示的な繰返し時間間隔内の例示的な報告書形式情報を例示する図。 参照番号＝０、１、２、および３を有する、例示的な要求辞書で使用される例示的な１ビットのアップリンク要求（ＵＬＲＱＳＴ１）報告書のための例示的な形式の表。 参照番号＝０、１、２、および３を有する、要求辞書に対応する伝送要求情報を伝えるアップリンクマルチビット要求報告書を決定する際に使用されている例示的な制御パラメータｙおよびｚを計算するために使用される例示的な表。 ０に等しい要求辞書（ＲＤ）参照番号を有する例示的な要求辞書に対応する報告書形式を定義する図。 ０に等しい要求辞書（ＲＤ）参照番号を有する例示的な要求辞書に対応する報告書形式を定義する図。 １に等しいＲＤ参照番号を有する例示的な要求辞書に対応する報告書形式を定義する表。 １に等しいＲＤ参照番号を有する例示的な要求辞書に対応する報告書形式を定義する表。 ２に等しいＲＤ参照番号を有する例示的な要求辞書に対応する報告書形式を定義する表。 ２に等しいＲＤ参照番号を有する例示的な要求辞書に対応する報告書形式を定義する表。 ３に等しいＲＤ参照番号を有する例示的な要求辞書に対応する報告書形式を定義する表。 ３に等しいＲＤ参照番号を有する例示的な要求辞書に対応する報告書形式を定義する表。 例示的な要求辞書Ａ、Ｂ、およびＣ内で使用される例示的な１ビットのアップリンク要求（ＵＬＲＱＳＴ１）のための例示的な形式の表。 予め報告された制御情報に応じて例示的な制御因数決定を示し、制御因数が例示的な要求辞書Ａ、Ｂ、Ｃ、ＤおよびＥに従って要求報告書を生成および解釈する際に使用されている表の図。 例示的な要求辞書Ａに対応する例示的な３ビットのアップリンク要求報告書形式を説明する表の図。 例示的な要求辞書Ａに対応する例示的な４ビットのアップリンク要求報告書形式を説明する表の図。 例示的な要求辞書Ｂに対応する例示的な３ビットのアップリンク要求報告書形式を説明する表の図。 例示的な要求辞書Ｂに対応する例示的な４ビットのアップリンク要求報告書形式を説明する表の図。 例示的な要求辞書Ｃに対応する例示的な３ビットのアップリンク要求報告書形式を説明する表の図。 例示的な要求辞書Ｃに対応する例示的な４ビットのアップリンク要求報告書形式を説明する表の図。 例示的な要求辞書ＤおよびＥに対応する例示的な１ビットのアップリンク要求報告書形式を説明する表の図。 例示的な要求辞書Ｄに対応する例示的な４ビットのアップリンク要求報告書形式を説明する表の図。 例示的な要求辞書Ｄに対応する例示的な３ビットのアップリンク要求報告書形式を説明する表の図。 例示的な要求辞書Ｅに対応する例示的な４ビットのアップリンク要求報告書形式を説明する表の図。 例示的な要求辞書Ｅに対応する例示的な３ビットのアップリンク要求報告書形式を説明する表の図。

Claims (37)

1. 通信装置を操作する方法であって、
   少なくとも１つの報告書タイプに関して通信されることになる情報に報告書ビットの代替のマッピングを提供する複数の代替の報告書定義セットからバックログ情報を通信する際に使用されることになる報告書定義セットを選択することと、
   ｉ）前記選択された報告書定義セットによって特定された報告書ビットマッピングに対する情報を使用して報告書を生成すること、および
   ｉｉ）前記選択された報告書定義セットによって特定された報告書ビットマッピングに対する前記情報に従って、受信された報告書内に含まれた情報を回復するために受信された報告書を処理すること
   のうちの１つを実行することとを備え、
   アクティブなトラヒックフローを識別することをさらに備え、
   前記選択は、前記識別されたアクティブなトラヒックフローに対応するトラヒックフロー情報に応じて実行され、
   前記選択された報告書定義セットが、異なるビットサイズの報告書に対応する、少なくとも２つの異なる固定サイズの要求報告書定義を含む、方法。
2. 少なくともいくつかの識別されたアクティブなトラヒックフローに対応するＱｏＳプロファイルを決定することであって、前記決定されたＱｏＳプロファイルがトラヒックフロー情報であること
   をさらに備え、
   前記選択することが報告書定義セットを選択するために前記ＱｏＳプロファイルを使用することを含む、請求項１に記載の方法。
3. 報告書定義セットを選択するために前記ＱｏＳプロファイルを使用することが、
   識別可能な決定されたＱｏＳプロファイルの数を決定することと、
   識別可能な決定されたＱｏＳプロファイルの前記数に応じて、前記報告書定義セットを選択することと
   を含む、請求項２に記載の方法。
4. 前記識別されたアクティブなトラヒックフローに対応する前記トラヒックフロー情報が、前記識別されたアクティブなトラヒックフローのうちの少なくともいくつかに関してトラヒックフロータイプを示す、請求項１に記載の方法。
5. 前記トラヒックフロータイプが、ベストエフォートのトラヒックフローおよび潜時制約されたトラヒックフローのうちの１つを示す、請求項４に記載の方法。
6. 報告書定義セットを選択することが、ベストエフォートのトラヒックフローだけがアクティブである場合、第１の報告書定義セットを選択することと、少なくとも１つの非ベストエフォートのトラヒックフローがアクティブである場合、もう１つの報告書定義セットを選択することとを含む、請求項５に記載の方法。
7. 異なる潜時制約されたトラヒックフローに関するトラヒックフロータイプ情報が、使用されることになる異なるタイプの潜時報告書を示し、
   報告書定義セットを選択することが、使用されることになる潜時報告書の前記タイプに応じて報告書定義セットを選択することを含む、請求項５に記載の方法。
8. 前記報告書定義セットが、報告書を通信するための専用制御チャネルを使用して、システム内でアップリンクトラヒックリソースの割当てを要求するアップリンク報告書を含めて、アップリンク報告書を定義するために使用されるアップリンク要求報告書定義セットである、請求項１に記載の方法。
9. 前記選択することが、それに関して情報が報告されることになるいくつかの要求グループに応じて実行される、請求項１に記載の方法。
10. 前記選択することが無線端末および基地局のうちの１つによって実行される、請求項１に記載の方法。
11. 前記選択することがトラヒックフロー承認制御動作の一部として実行される、請求項１に記載の方法。
12. 少なくとも１つの報告書タイプに関して通信されることになる情報に対して報告書ビットの代替のマッピングを提供する複数の代替の報告書定義セットからバックログ情報を通信する際に使用されることになる報告書定義セットを選択するための報告書定義セット選択モジュールと、
    ｉ）前記選択された報告書定義セットによって特定された報告書ビットマッピングに対する情報を使用して報告書を生成するための報告書生成モジュール、および
    ｉｉ）前記選択された報告書定義セットによって特定された報告書ビットマッピングに対する前記情報に従って、受信された報告書内に含まれる情報を回復するために受信された報告書を処理するための報告書処理モジュール
    のうちの少なくとも１つと を備え、
    アクティブなトラヒックフローを識別するためのトラヒック監視モジュール
    をさらに備え、
    前記選択モジュールが、前記識別されたアクティブなトラヒックフローに対応するトラヒックフロー情報に応じて前記選択を実行し、
    前記選択された報告書定義セットが、異なるビットサイズの報告書に対応する、少なくとも２つの異なる固定サイズの要求報告書定義を含む、通信装置。
13. 少なくともいくつかの識別されたアクティブなトラヒックフローに対応するＱｏＳプロファイルを決定するためのＱｏＳプロファイル決定モジュールであって、前記決定されたＱｏＳプロファイルがトラヒックフロー情報であるＱｏＳプロファイル決定モジュールをさらに備え、
    前記選択モジュールが報告書定義セットを選択するためにＱｏＳプロファイルを使用する、請求項１２に記載の通信装置。
14. 前記報告書定義セット選択モジュールが、
    識別可能な決定されたＱｏＳプロファイルの数を決定するためのＱｏＳ計数モジュールと、
    識別可能な決定されたＱｏＳプロファイルの前記数に応じて、前記報告書定義セットを選択するためのＱｏＳベースの選択モジュールと
    を含む、請求項１３に記載の通信装置。
15. 前記識別されたアクティブなトラヒックフローのうちの少なくともいくつかに関してトラヒックフロータイプを示す、前記識別されたアクティブなトラヒックフローに対応するトラヒックフロー情報を決定するためのトラヒックフロータイプ決定モジュールをさらに備える請求項１２に記載の通信装置。
16. 前記トラヒックフロータイプが、ベストエフォートのトラヒックフローおよび潜時制約されたトラヒックフローのうちの１つを示す、請求項１５に記載の通信装置。
17. 前記報告書定義セット選択モジュールが、
    ベストエフォートのトラヒックフローだけがアクティブである場合、第１の報告書定義セットを選択し、少なくとも１つの非ベストエフォートのトラヒックフローがアクティブである場合、もう１つの報告書定義セットを選択するためのトラヒックタイプベースの報告書選択モジュール
    を含む、請求項１６に記載の通信装置。
18. 異なる潜時制約されたトラヒックフローに関するトラヒックフロータイプ情報が、使用されることになる異なるタイプの潜時報告書を示し、
    前記報告書定義セット選択モジュールが、
    使用されることになる潜時報告書の前記タイプに応じて報告書定義セットを選択するためのトラヒックタイプベースの報告書選択モジュールを含む、請求項１６に記載の通信装置。
19. 前記報告書定義セットが、報告書を通信するための専用制御チャネルを使用して、システム内でアップリンクトラヒックリソースの割当てを要求するアップリンク報告書含めて、アップリンク報告書を定義するために使用されるアップリンク要求報告書定義セットである、請求項１２に記載の通信装置。
20. 複数の記憶された報告書定義セットを含むメモリをさらに備える、請求項１２に記載の通信装置。
21. 前記通信装置が基地局である、請求項２０に記載の通信装置。
22. 前記通信装置が無線端末である、請求項２０に記載の通信装置。
23. 少なくとも１つの報告書タイプに関して通信されることになる情報に報告書ビットの代替のマッピングを提供する複数の代替の報告書定義セットからバックログ情報を通信する際に使用されることになる報告書定義セットを選択するための手段と、
    ｉ）前記選択された報告書定義セットによって特定された報告書ビットマッピングに対する情報を使用して報告書を生成するための手段、および
    ｉｉ）前記選択された報告書定義セットによって特定された報告書ビットマッピングに対する前記情報に従って、受信された報告書内に含まれた情報を回復するために受信された報告書を処理するための手段
    のうちの少なくとも１つと
    を備え、
    アクティブなトラヒックフローを識別するためのトラヒックを監視するための手段
    をさらに備え、
    前記選択するための手段が、前記識別されたアクティブなトラヒックフローに対応するトラヒックフロー情報に応じて前記選択を実行し、
    前記選択された報告書定義セットが、異なるビットサイズの報告書に対応する、少なくとも２つの異なる固定サイズの要求報告書定義を含む、通信装置。
24. 少なくともいくつかの識別されたアクティブなトラヒックフローに対応するＱｏＳプロファイルを決定するための手段であって、前記決定されたＱｏＳプロファイルがトラヒックフロー情報である手段をさらに含み、
    前記選択するための手段が、報告書定義セットを選択するためにＱｏＳプロファイルを使用する、請求項２３に記載の通信装置。
25. 報告書定義セットを前記選択するための手段が、
    識別可能な決定されたＱｏＳプロファイルの数を決定するための手段と、
    識別可能な決定されたＱｏＳプロファイルの前記数に応じて、前記報告書定義セットを選択するための手段と
    を含む、請求項２４に記載の通信装置。
26. 前記識別されたアクティブなトラヒックフローのうちの少なくともいくつかに対応するトラヒックフロータイプ情報を決定するための手段であって、前記トラヒックフロータイプ情報が、報告書定義セットを選択するための前記手段によって使用される前記トラヒックフロー情報内に含まれている手段
    をさらに備える、請求項２３に記載の通信装置。
27. トラヒックフローに対応する前記トラヒックフロータイプ情報が、ベストエフォートのトラヒックフローおよび潜時制約されたトラヒックフローのうちの１つを示す、請求項２６に記載の通信装置。
28. 方法を実施するために通信装置を制御するための機械実行可能命令を実施するコンピュータ可読媒体であって、前記方法が、
    少なくとも１つの報告書タイプに関して通信されることになる情報に報告書ビットの代替のマッピングを提供する複数の代替の報告書定義セットからバックログ情報を通信する際に使用されることになる報告書定義セットを選択することと、
    ｉ）前記選択された報告書定義セットによって特定された報告書ビットマッピングに対する情報を使用して報告書を生成すること、および
    ｉｉ）前記選択された報告書定義セットによって特定された報告書ビットマッピングに対する前記情報に従って、受信された報告書内に含まれた情報を回復するために前記受信された報告書を処理すること
    のうちの１つを実行することと
    を備え、
    アクティブなトラヒックフローを識別するために
    前記通信装置を制御するための機械実行可能命令をさらに実施し、
    前記選択することが、前記識別されたアクティブなトラヒックフローに対応するトラヒックフロー情報に応じて実行され、
    前記選択された報告書定義セットが、異なるビットサイズの報告書に対応する、少なくとも２つの異なる固定サイズの要求報告書定義を含む、コンピュータ可読媒体。
29. 少なくともいくつかの識別されたアクティブなトラヒックフローに対応するＱｏＳプロファイルを決定する
    ために前記通信装置を制御するための機械実行可能命令をさらに実施し、前記決定されたＱｏＳプロファイルがトラヒックフロー情報であり、
    前記選択が、報告書定義セットを選択するために前記ＱｏＳプロファイルを使用することを含む、請求項２８に記載のコンピュータ可読媒体。
30. 識別可能な決定されたＱｏＳプロファイルの数を決定し、
    報告書定義を選択するためにＱｏＳプロファイルを使用することの前記ステップの一部として、識別可能な決定された前記ＱｏＳプロファイルの前記数に応じて前記報告書定義セットを選択する
    ために前記通信装置を制御するための機械実行可能命令をさらに実施する、請求項２９に記載のコンピュータ可読媒体。
31. 前記識別されたアクティブなトラヒックフローに対応する前記トラヒックフロー情報が、前記識別されたアクティブなトラヒックフローのうちの少なくともいくつかに関してトラヒックフロータイプを示す、請求項２８に記載のコンピュータ可読媒体。
32. トラヒックフローに対応する前記トラヒックフロータイプが、ベストエフォートのトラヒックフローおよび潜時制約されたトラヒックフローのうちの１つを示す、請求項３１に記載のコンピュータ可読媒体。
33. 少なくとも１つの報告書タイプに関して通信されることになる情報に報告書ビットの代替のマッピングを提供する複数の代替の報告書定義セットからバックログ情報を通信する際に使用されることになる報告書定義セットを選択し、
    ｉ）前記選択された報告書定義セットによって特定された報告書ビットマッピングに対する情報を使用して報告書を生成すること、および
    ｉｉ）前記選択された報告書定義セットによって特定された報告書ビットマッピングに対する前記情報に従って、受信された報告書内に含まれた情報を回復するために前記受信された報告書を処理すること
    のうちの１つを実行する
    ように構成され、
    前記プロセッサが、
    アクティブなトラヒックフローを識別する
    ようにさらに構成され、
    前記選択することが、前記識別されたアクティブなトラヒックフローに対応するトラヒックフロー情報に応じて実行され、
    前記選択された報告書定義セットが、異なるビットサイズの報告書に対応する、少なくとも２つの異なる固定サイズの要求報告書定義を含む、プロセッサ
    を備える通信装置。
34. 前記プロセッサが
    少なくともいくつかの識別されたアクティブなトラヒックフローに対応するＱｏＳプロファイルを決定するようにさらに構成され、前記決定されたＱｏＳプロファイルがトラヒックフロー情報であり、
    前記選択することが、報告書定義セットを選択するために前記ＱｏＳプロファイルを使用することを含む、請求項３３に記載の通信装置。
35. 前記プロセッサが、
    識別可能な決定されたＱｏＳプロファイルの数を決定し、
    報告書定義セットを選択するために前記ＱｏＳプロファイルを使用することの前記ステップの一部として、識別可能な決定されたＱｏＳプロファイルの前記数に応じて前記報告書定義セットを選択する
    ようにさらに構成された、請求項３４に記載の通信装置。
36. 前記識別されたアクティブなトラヒックフローに対応する前記トラヒックフロー情報が、前記識別されたアクティブなトラヒックフローのうちの少なくともいくつかに関するトラヒックフロータイプを示す、請求項３３に記載の通信装置。
37. トラヒックフローに関する前記トラヒックフロータイプが、ベストエフォートのトラヒックフローおよび潜時制約されたトラヒックフローのうちの１つを示す、請求項３６に記載の通信装置。

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