JP5036248B2 - 熱処理装置および熱処理用サセプタ - Google Patents

熱処理装置および熱処理用サセプタ Download PDF

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Description

この発明は、半導体ウェハーや液晶表示装置用ガラス基板等(以下、単に「基板」と称する)に光を照射することにより該基板を熱処理する熱処理装置、特に閃光を照射して基板を瞬間的に加熱する熱処理装置に関する。
従来より、イオン注入後の半導体ウェハーのイオン活性化工程においては、ハロゲンランプを使用したランプアニール装置が一般的に使用されていた。このようなランプアニール装置においては、半導体ウェハーを、例えば、1000℃ないし1100℃程度の温度に加熱(アニール)することにより、半導体ウェハーのイオン活性化を実行している。そして、このような熱処理装置においては、ハロゲンランプより照射される光のエネルギーを利用することにより、毎秒数百度程度の速度で基板を昇温する構成となっている。
一方、近年、半導体デバイスの高集積化が進展し、ゲート長が短くなるにつれて接合深さも浅くすることが望まれている。しかしながら、毎秒数百度程度の速度で半導体ウェハーを昇温する上記ランプアニール装置を使用して半導体ウェハーのイオン活性化を実行した場合においても、半導体ウェハーに打ち込まれたボロンやリン等のイオンが熱によって深く拡散するという現象が生ずることが判明した。このような現象が発生した場合においては、接合深さが要求よりも深くなり過ぎ、良好なデバイス形成に支障が生じることが懸念される。
このため、キセノンフラッシュランプ等を使用して半導体ウェハーの表面に閃光を照射することにより、イオンが注入された半導体ウェハーの表面のみを極めて短時間(数ミリセカンド以下)に昇温させる技術が提案されている。キセノンフラッシュランプの放射分光分布は紫外域から近赤外域であり、従来のハロゲンランプよりも波長が短く、シリコンの半導体ウェハーの基礎吸収帯とほぼ一致している。よって、キセノンフラッシュランプから半導体ウェハーに閃光を照射したときには、透過光が少なく半導体ウェハーを急速に昇温することが可能である。また、数ミリセカンド以下の極めて短時間の閃光照射であれば、半導体ウェハーの表面近傍のみを選択的に昇温できることも判明している。このため、キセノンフラッシュランプによる極短時間の昇温であれば、イオンを深く拡散させることなく、イオン活性化のみを実行することができるのである。
このようなキセノンフラッシュランプを使用した熱処理装置において、複数のキセノンフラッシュランプを列設した領域は、半導体ウェハーの面積よりもかなり大きいのであるが、それにもかかわらず半導体ウェハーの周縁部における照度はそれよりも内側部における照度と比較すると多少低下することとなっていた。特に、φ300mmの大径基板では、ウェハー周縁部における照度低下の程度が大きく、面内照度分布は良くなかった。
このような問題を解決するため、キセノンフラッシュランプと半導体ウェハーとの間に設置されたディフューザのうち半導体ウェハーの周縁部を除く部分(内側部分)の上方の領域にすりガラス状の幾何学模様を形成し、当該領域の光透過率を低下させて、フラッシュ加熱時の半導体ウェハーの内側部分の照度を低下させ、その結果均一な面内照度分布を得る熱処理装置が特許文献1に開示されている。
特開2004−140318号公報
しかしながら、キセノンフラッシュランプを使用した熱処理装置においては、半導体ウェハーの径方向に沿った温度分布の不均一のみならず、同一半径の周方向に沿った温度分布の不均一も存在することが判明した。具体的には、半導体ウェハーの周縁部の一部のみにコールドスポットと称される低温領域が生じることがあった。このような温度分布の不均一を解消するために、キセノンフラッシュランプの光源を調整することは不可能であり、また、フラッシュ加熱前に半導体ウェハーを予備加熱するホットプレートによっても同一半径の周方向に沿った温度分布の不均一を解消することは困難である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、熱処理時における基板上の温度分布の面内均一性、特に基板周縁部の温度分布均一性を向上させることができる熱処理装置および熱処理用サセプタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、基板に対して光を照射することによって該基板を加熱する熱処理装置において、基板を収容するチャンバーと、前記チャンバー内で基板を表面側にて保持するサセプタと、前記サセプタに保持された基板に前記サセプタの表面側から基板を加熱するための光を照射する光源と、を備え、前記サセプタは透明な部材にて形成され、前記サセプタの裏面のうち、少なくとも前記光源から照射された光が前記サセプタに保持された基板の側方を通過して前記サセプタ内に入射して到達する領域はすりガラス状とされていることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る熱処理装置において、前記光源は、閃光を照射するフラッシュランプを備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明に係る熱処理装置において、前記サセプタを載置し、前記フラッシュランプから閃光を照射する前に前記サセプタを介して基板を予備加熱するホットプレートをさらに備えることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、基板に光を照射して熱処理を行うときに処理対象となる基板を保持する熱処理用サセプタにおいて、透明な部材にて形成され、裏面のうち、少なくとも表面側から照射された基板を加熱するための光が前記熱処理用サセプタに保持された基板の側方を通過して前記熱処理用サセプタ内に入射して到達する領域はすりガラス状とされていることを特徴とする。
請求項1から請求項の発明によれば、サセプタの裏面のうち、少なくとも光源から照射された光がサセプタに保持された基板の側方を通過してサセプタ内に入射して到達する領域はすりガラス状とされているため、熱処理時に基板の周縁部側方を通過した光が裏面で乱反射されてその一部が基板周縁部に照射されることとなり、熱処理時における基板上の温度分布の面内均一性、特に基板周縁部の温度分布均一性を向上させることができる。
また、特に請求項2の発明によれば、光源が閃光を照射するフラッシュランプを備えており、基板の周縁部側方を通過した閃光が裏面で乱反射されてその一部が基板周縁部に照射されることとなり、熱処理時における基板上の温度分布の面内均一性、特に基板周縁部の温度分布均一性を向上させることができる。
また、特に請求項3の発明によれば、サセプタを載置するホットプレートを備えており、熱処理時にサセプタを透過してホットプレートに到達する閃光光量を低減することができ、ホットプレートへのダメージを軽減することができる。
また、請求項4の発明によれば、熱処理用サセプタの裏面のうち、少なくとも照射された光が熱処理用サセプタに保持された基板の側方を通過して熱処理用サセプタ内に入射して到達する領域はすりガラス状とされているため、熱処理時に基板の周縁部側方を通過した光が裏面で乱反射されてその一部が基板周縁部に照射されることとなり、熱処理時における基板上の温度分布の面内均一性、特に基板周縁部の温度分布均一性を向上させることができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、本発明に係る熱処理装置の全体構成について概説する。図1は、本発明に係る熱処理装置1の構成を示す側断面図である。熱処理装置1は基板として略円形の半導体ウェハーWに閃光(フラッシュ光)を照射してその半導体ウェハーWを加熱するフラッシュランプアニール装置である。
熱処理装置1は、半導体ウェハーWを収容する略円筒形状のチャンバー6を備える。チャンバー6は、略円筒状の内壁を有するチャンバー側部63、および、チャンバー側部63の下部を覆うチャンバー底部62によって構成される。また、チャンバー側部63およびチャンバー底部62によって囲まれる空間が熱処理空間65として規定される。熱処理空間65の上方は上部開口60とされている。
また、熱処理装置1は、上部開口60に装着されて上部開口60を閉塞する閉塞部材である透光板61、チャンバー6の内部において半導体ウェハーWを保持しつつ予備加熱を行う略円板状の保持部7、保持部7をチャンバー6の底面であるチャンバー底部62に対して昇降させる保持部昇降機構4、保持部7に保持される半導体ウェハーWに透光板61を介して光を照射することにより半導体ウェハーWを加熱する光照射部5、および、これらの構成を制御して熱処理を行う制御部3を備える。
チャンバー6は、光照射部5の下方に設けられている。チャンバー6の上部に設けられた透光板61は、例えば、石英等により形成された円板形状部材であり、光照射部5から出射された光を透過して熱処理空間65に導くチャンバー窓として機能する。チャンバー6の本体を構成するチャンバー底部62およびチャンバー側部63は、例えば、ステンレススチール等の強度と耐熱性に優れた金属材料にて形成されており、チャンバー側部63の内側面の上部のリング631は、光照射による劣化に対してステンレススチールより優れた耐久性を有するアルミニウム(Al)合金等で形成されている。
また、熱処理空間65の気密性を維持するために、透光板61とチャンバー側部63とはOリングによってシールされている。すなわち、透光板61の下面周縁部とチャンバー側部63との間にOリングを挟み込むとともに、クランプリング90を透光板61の上面周縁部に当接させ、そのクランプリング90をチャンバー側部63にネジ止めすることによって、透光板61をOリングに押し付けている。
チャンバー底部62には、保持部7を貫通して半導体ウェハーWをその下面(光照射部5からの光が照射される側とは反対側の面)から支持するための複数(本実施の形態では3本)の支持ピン70が立設されている。支持ピン70は、例えば石英により形成されており、チャンバー6の外部から固定されているため、容易に取り替えることができる。
チャンバー側部63は、半導体ウェハーWの搬入および搬出を行うための搬送開口部66を有し、搬送開口部66は、軸662を中心に回動するゲートバルブ185により開閉可能とされる。チャンバー側部63における搬送開口部66とは反対側の部位には熱処理空間65に処理ガス(例えば、窒素(N2)ガスやヘリウム(He)ガス、アルゴン(Ar)ガス等の不活性ガス、あるいは、酸素(02)ガス等)を導入する導入路81が形成され、その一端は弁82を介して図示省略の給気機構に接続され、他端はチャンバー側部63の内部に形成されるガス導入バッファ83に接続される。また、搬送開口部66には熱処理空間65内の気体を排出する排出路86が形成され、弁87を介して図示省略の排気機構に接続される。
図2は、チャンバー6をガス導入バッファ83の位置にて水平面で切断した断面図である。図2に示すように、ガス導入バッファ83は、図1に示す搬送開口部66の反対側においてチャンバー側部63の内周の約1/3に亘って形成されており、導入路81を介してガス導入バッファ83に導かれた処理ガスは、複数のガス供給孔84から熱処理空間65内へと供給される。
図1に示す保持部昇降機構4は、略円筒状のシャフト41、移動板42、ガイド部材43(本実施の形態ではシャフト41の周りに3本配置される)、固定板44、ボールネジ45、ナット46およびモータ40を有する。チャンバー6の下部であるチャンバー底部62には保持部7よりも小さい直径を有する略円形の下部開口64が形成されており、ステンレススチール製のシャフト41は、下部開口64を挿通して、保持部7(厳密には保持部7のホットプレート71)の下面に接続されて保持部7を支持する。
移動板42にはボールネジ45と螺合するナット46が固定されている。また、移動板42は、チャンバー底部62に固定されて下方へと伸びるガイド部材43により摺動自在に案内されて上下方向に移動可能とされる。また、移動板42は、シャフト41を介して保持部7に連結される。
モータ40は、ガイド部材43の下端部に取り付けられる固定板44に設置され、タイミングベルト401を介してボールネジ45に接続される。保持部昇降機構4により保持部7が昇降する際には、駆動部であるモータ40が制御部3の制御によりボールネジ45を回転し、ナット46が固定された移動板42がガイド部材43に沿って鉛直方向に移動する。この結果、移動板42に固定されたシャフト41が鉛直方向に沿って移動し、シャフト41に接続された保持部7が図1に示す半導体ウェハーWの受渡位置と図5に示す半導体ウェハーWの処理位置との間で滑らかに昇降する。
移動板42の上面には略半円筒状(円筒を長手方向に沿って半分に切断した形状)のメカストッパ451がボールネジ45に沿うように立設されており、仮に何らかの異常により移動板42が所定の上昇限界を超えて上昇しようとしても、メカストッパ451の上端がボールネジ45の端部に設けられた端板452に突き当たることによって移動板42の異常上昇が防止される。これにより、保持部7が透光板61の下方の所定位置以上に上昇することはなく、保持部7と透光板61との衝突が防止される。
また、保持部昇降機構4は、チャンバー6の内部のメンテナンスを行う際に保持部7を手動にて昇降させる手動昇降部49を有する。手動昇降部49はハンドル491および回転軸492を有し、ハンドル491を介して回転軸492を回転することより、タイミングベルト495を介して回転軸492に接続されるボールネジ45を回転して保持部7の昇降を行うことができる。
チャンバー底部62の下側には、シャフト41の周囲を囲み下方へと伸びる伸縮自在のベローズ47が設けられ、その上端はチャンバー底部62の下面に接続される。一方、ベローズ47の下端はベローズ下端板471に取り付けられている。べローズ下端板471は、鍔状部材411によってシャフト41にネジ止めされて取り付けられている。保持部昇降機構4により保持部7がチャンバー底部62に対して上昇する際にはベローズ47が収縮され、下降する際にはべローズ47が伸張される。そして、保持部7が昇降する際にも、ベローズ47が伸縮することによって熱処理空間65内の気密状態が維持される。
保持部7は、半導体ウェハーWを予備加熱(いわゆるアシスト加熱)するホットプレート(加熱プレート)71、および、ホットプレート71の上面(保持部7が半導体ウェハーWを保持する側の面)に設置されるサセプタ72を有する。保持部7の下面には、既述のように保持部7を昇降するシャフト41が接続される。
ホットプレート71は、ステンレススチール製の上部プレート73および下部プレート74にて構成される。上部プレート73と下部プレート74との間には、ホットプレート71を加熱するニクロム線等の抵抗加熱線が配設され、導電性のニッケル(Ni)ロウが充填されて封止されている。また、上部プレート73および下部プレート74の端部はロウ付けにより接着されている。
図3は、ホットプレート71を示す平面図である。図3に示すように、ホットプレート71は、保持される半導体ウェハーWと対向する領域の中央部に同心円状に配置される円板状のゾーン711および円環状のゾーン712、並びに、ゾーン712の周囲の略円環状の領域を周方向に4等分割した4つのゾーン713〜716を備え、各ゾーン間には若干の間隙が形成されている。また、ホットプレート71には、支持ピン70が挿通される3つの貫通孔77が、ゾーン711とゾーン712との隙間の周上に120°毎に設けられる。
6つのゾーン711〜716のそれぞれには、相互に独立した抵抗加熱線が周回するように配設されてヒータが形成されており、各ゾーンに内蔵されたヒータにより各ゾーンが個別に加熱される。保持部7に保持された半導体ウェハーWは、6つのゾーン711〜716に内蔵されたヒータにより加熱される。また、ゾーン711〜716のそれぞれには、熱電対を用いて各ゾーンの温度を計測するセンサ710が設けられている。各センサ710は略円筒状のシャフト41の内部を通り制御部3に接続される。
ホットプレート71が加熱される際には、センサ710により計測される6つのゾーン711〜716のそれぞれの温度が予め設定された所定の温度になるように、各ゾーンに配設された抵抗加熱線への電力供給量が制御部3により制御される。制御部3による各ゾーンの温度制御はPID(Proportional,Integral,Derivative)制御により行われる。ホットプレート71では、半導体ウェハーWの熱処理(複数の半導体ウェハーWを連続的に処理する場合は、全ての半導体ウェハーWの熱処理)が終了するまでゾーン711〜716のそれぞれの温度が継続的に計測され、各ゾーンに配設された抵抗加熱線への電力供給量が個別に制御されて、すなわち、各ゾーンに内蔵されたヒータの温度が個別に制御されて各ゾーンの温度が設定温度に維持される。なお、各ゾーンの設定温度は、基準となる温度から個別に設定されたオフセット値だけ変更することが可能とされる。
6つのゾーン711〜716にそれぞれ配設される抵抗加熱線は、シャフト41の内部を通る電力線を介して電力供給源(図示省略)に接続されている。電力供給源から各ゾーンに至る経路途中において、電力供給源からの電力線は、マグネシア(マグネシウム酸化物)等の絶縁体を充填したステンレスチューブの内部に互いに電気的に絶縁状態となるように配置される。なお、シャフト41の内部は大気開放されている。
図4は、サセプタ72の断面図である。サセプタ72は透明な部材(厳密には、キセノンフラッシュランプからのフラッシュ光に対して透明)にて形成され、本実施形態では優れた熱耐久性を有するとともに発塵が少なくしかも金属汚染も少ない石英部材にて形成されている。なお、サセプタ72を形成する材料としては、他の透明なセラミックスであっても良く、例えば窒化アルミニウム(AlN)等を使用するようにしても良い。
サセプタ72の表面側には半導体ウェハーWを保持するための凹部であるウェハポケット72aが形成されている。また、サセプタ72の表面であって、ウェハポケット72aの外側には半導体ウェハーWの位置ずれを防止するピン75が設けられる。
一方、サセプタ72の裏面72bは、粗面化されてすりガラス状とされている。具体的には、圧縮空気に粒度番号320番のサンド(砥粒)を混合して裏面72bに吹き付けるショットブラストによって粗面化を行っている。この粗面化処理は、サセプタ72の裏面72bの全面に対して行っているが、裏面72b以外のサセプタ72の表面には行っていない。すなわち、サセプタ72の裏面72bのみが粗面化されてすりガラス状とされている。なお、ウェハポケット72aを含む裏面72b以外のサセプタ72の表面は研磨によって平滑面とされている。
サセプタ72は、その裏面72bをホットプレート71の上面に面接触させてホットプレート71の上面に載置される。そして、ホットプレート71上に載置されたサセプタ72のウェハポケット72aに半導体ウェハーWが保持されることとなる。これにより、サセプタ72は、ホットプレート71からの熱エネルギーを拡散してウェハポケット72a内に保持された半導体ウェハーWに伝達するとともに、メンテナンス時にはホットプレート71から取り外して洗浄可能とされる。
図1に示す光照射部5は、複数(本実施形態においては30本)のキセノンフラッシュランプ(以下、単に「フラッシュランプ」という)69およびリフレクタ52を有する光源である。複数のフラッシュランプ69は、それぞれが長尺の円筒形状を有する棒状ランプであり、それぞれの長手方向が保持部7に保持される半導体ウェハーWの主面に沿って互いに平行となるように平面状に配列されている。リフレクタ52は、複数のフラッシュランプ69の上方にそれら全体を覆うように設けられ、その表面はブラスト処理により粗面化加工が施されて梨地模様を呈する。また、光拡散板53(ディフューザ)は、表面に光拡散加工を施した石英ガラスにより形成され、透光板61との間に所定の間隙を設けて光照射部5の下面側に設置される。熱処理装置1には、メンテナンス時に光照射部5をチャンバー6に対して相対的に上昇させて水平方向にスライド移動させる照射部移動機構55がさらに設けられる。
キセノンフラッシュランプ69は、その内部にキセノンガスが封入されその両端部にコンデンサーに接続された陽極および陰極が配設されたガラス管と、該ガラス管の外周面上に巻回されたトリガー電極とを備える。キセノンガスは電気的には絶縁体であることから、通常の状態ではガラス管内に電気は流れない。しかしながら、トリガー電極に高電圧を印加して絶縁を破壊した場合には、コンデンサーに蓄えられた電気がガラス管内に瞬時に流れ、そのときのジュール熱でキセノンガスが加熱されて光が放出される。このキセノンフラッシュランプ69においては、予め蓄えられていた静電エネルギーが0.1ミリセカンドないし10ミリセカンドという極めて短い光パルスに変換されることから、連続点灯の光源に比べて極めて強い光を照射し得るという特徴を有する。
なお、本実施形態の熱処理装置1は、半導体ウェハーWの熱処理時にフラッシュランプ69およびホットプレート71から発生する熱エネルギーによるチャンバー6および光照射部5の過剰な温度上昇を防止するため、様々な冷却用の構造(図示省略)を備えている。例えば、チャンバー6のチャンバー側部63およびチャンバー底部62には水冷管が設けられており、光照射部5は内部に気体を供給する供給管とサイレンサ付きの排気管が設けられて空冷構造とされている。また、透光板61と光照射部5(の光拡散板53)との間隙には圧縮空気が供給され、光照射部5および透光板61を冷却するとともに、間隙に存在する有機物等を排除して熱処理時における光拡散板53および透光板61への付着を抑制する。
次に、熱処理装置1における半導体ウェハーWの処理手順について簡単に説明する。ここで処理対象となる半導体ウェハーWはイオン注入法により不純物が添加された半導体基板であり、添加された不純物の活性化が熱処理装置1による熱処理により行われる。
まず、保持部7が図1に示すようにチャンバー底部62に近接した位置に配置される。以下、図1における保持部7のチャンバー6内における位置を「受渡位置」という。保持部7が受渡位置にあるとき、支持ピン70の先端は、保持部7を貫通して保持部7の上方に突出する。
次に、弁82および弁87が開かれてチャンバー6の熱処理空間65内に常温の窒素ガスが導入される。続いて、搬送開口部66が開放され、装置外部の搬送ロボットにより搬送開口部66を介してイオン注入後の半導体ウェハーWがチャンバー6内に搬入され、複数の支持ピン70上に載置される。
半導体ウェハーWの搬入時におけるチャンバー6への窒素ガスのパージ量は約40リットル/分とされ、供給された窒素ガスはチャンバー6内においてガス導入バッファ83から図2中に示す矢印AR4の方向へと流れ、図1に示す排出路86および弁87を介してユーティリティ排気により排気される。また、チャンバー6に供給された窒素ガスの一部は、べローズ47の内側に設けられる排出口(図示省略)からも排出される。なお、以下で説明する各ステップにおいて、チャンバー6には常に窒素ガスが供給および排気され続けており、窒素ガスのパージ量は半導体ウェハーWの処理工程に合わせて様々に変更される。
半導体ウェハーWがチャンバー6内に搬入されると、ゲートバルブ185により搬送開口部66が閉鎖される。そして、図5に示す如く、保持部昇降機構4により保持部7が透光板61に近接した位置(以下、「処理位置」という)まで上昇される。このとき、半導体ウェハーWは支持ピン70から保持部7のサセプタ72へと渡され、チャンバー6内にてサセプタ72のウェハポケット72aによって保持される。
ホットプレート71の6つのゾーン711〜716のそれぞれは、各ゾーンの内部(上部プレート73と下部プレート74との間)に個別に配設された抵抗加熱線により所定の温度まで加熱されている。保持部7が処理位置まで上昇して半導体ウェハーWが保持部7と接触することにより、その半導体ウェハーWはサセプタ72を介してホットプレート71により予備加熱されて温度が次第に上昇する。
この処理位置にて約60秒間の予備加熱が行われ、半導体ウェハーWの温度が予め設定された予備加熱温度T1まで上昇する。予備加熱温度T1は、半導体ウェハーWに添加された不純物が熱により拡散する恐れのない、200℃ないし600℃程度、好ましくは350℃ないし550℃程度とされる。また、保持部7と透光板61との間の距離は、保持部昇降機構4のモータ40の回転量を制御することにより任意に調整することが可能とされている。
約60秒間の予備加熱時間が経過した後、保持部7が処理位置に位置したまま制御部3の制御により光照射部5から半導体ウェハーWへ向けて閃光(フラッシュ光)が照射される。このとき、光照射部5のフラッシュランプ69から放射される光の一部は直接にチャンバー6内へと向かい、他の一部は一旦リフレクタ52により反射されてからチャンバー6内へと向かい、これらの閃光照射により半導体ウェハーWのフラッシュ加熱が行われる。フラッシュ加熱は、フラッシュランプ69からの閃光照射により行われるため、半導体ウェハーWの表面温度を短時間で上昇することができる。
すなわち、光照射部5のフラッシュランプ69から照射される閃光は、予め蓄えられていた静電エネルギーが極めて短い光パルスに変換された、照射時間が0.1ミリ秒ないし10ミリ秒程度の極めて短く強い閃光である。そして、フラッシュランプ69からの閃光照射によりフラッシュ加熱される半導体ウェハーWの表面温度は、瞬間的に1000℃ないし1100℃程度の処理温度T2まで上昇し、半導体ウェハーWに添加された不純物が活性化された後、表面温度が急速に下降する。このように、熱処理装置1では、半導体ウェハーWの表面温度を極めて短時間で昇降することができるため、半導体ウェハーWに添加された不純物の熱による拡散(この拡散現象を、半導体ウェハーW中の不純物のプロファイルがなまる、ともいう)を抑制しつつ不純物の活性化を行うことができる。なお、添加不純物の活性化に必要な時間はその熱拡散に必要な時間に比較して極めて短いため、0.1ミリセカンドないし10ミリセカンド程度の拡散が生じない短時間であっても活性化は完了する。
また、フラッシュ加熱の前に保持部7により半導体ウェハーWを予備加熱しておくことにより、フラッシュランプ69からの閃光照射によって半導体ウェハーWの表面温度を処理温度T2まで速やかに上昇させることができる。
フラッシュ加熱が終了し、処理位置における約10秒間の待機の後、保持部7が保持部昇降機構4により再び図1に示す受渡位置まで下降し、半導体ウェハーWが保持部7から支持ピン70へと渡される。続いて、ゲートバルブ185により閉鎖されていた搬送開口部66が開放され、支持ピン70上に載置された半導体ウェハーWは装置外部の搬送ロボットにより搬出され、熱処理装置1における半導体ウェハーWのフラッシュ加熱処理が完了する。
既述のように、熱処理装置1における半導体ウェハーWの熱処理時には窒素ガスがチャンバー6に継続的に供給されており、そのパージ量は、保持部7が処理位置に位置するときには約30リットル/分とされ、保持部7が処理位置以外の位置に位置するときには約40リットル/分とされる。
ところで、本実施形態の熱処理装置1においては、サセプタ72の裏面72bのみを粗面化してすりガラス状としている。従来においては、サセプタの裏面を含む表面全体を平滑面としていたが、このようなサセプタに半導体ウェハーWを保持して閃光照射を行うと、半導体ウェハーWの周縁部の一部に他の部分よりも温度が相対的に低い低温領域が生じることが判明している。このような低温領域はコールドスポットと称されており、処理不良の原因となる。かかるコールドスポットの如き温度不均一領域が発生する要因としては、チャンバー6の形状が略円筒形状ではあるものの搬送開口部66およびガス導入バッファ83等の存在によって真正な対称形状の円筒ではないことや光照射部5のフラッシュランプ69が点光源ではなく棒状ランプであることによるものと考えられる。すなわち、チャンバー6自体の形状やフラッシュランプ69の形状および配置といった装置固有の幾何学的な構成要因によって半導体ウェハーW上の特定箇所にコールドスポットが現出するものと考えられる。本実施形態の熱処理装置1において、サセプタを全面平滑面とした場合には、半導体ウェハーWの周縁部のうち半導体ウェハーWの搬出入方向(つまりフラッシュランプ69の長手方向とは垂直な方向)に沿った両端部にコールドスポットが現出することが判明している。なお、ホットプレート71の温度調整によって半導体ウェハーWの周縁部の一部に生じるコールドスポットを解消することは極めて困難である。
そこで、本実施形態のように、サセプタ72の裏面72bのみを粗面化してすりガラス状とすると、図6に示すように、光照射部5から照射された閃光のうちサセプタ72に保持された半導体ウェハーWの周縁部側方を通過してサセプタ72内に入射した光は、すりガラス状の裏面72bに到達して乱反射する。そして、乱反射された光の一部がサセプタ72に保持された半導体ウェハーWの周縁部に照射されることとなり、その結果半導体ウェハーWの周縁部に現出していたコールドスポットが解消し、フラッシュ加熱時における半導体ウェハーW上の温度分布の面内均一性、特にウェハー周縁部の温度分布均一性を向上させることができる。
また、本実施形態の熱処理装置1においてはホットプレート71の上面にサセプタ72が載置されているのであるが、サセプタ72の裏面72bが粗面化されてすりガラス状となっているため、光照射部5から照射されてサセプタ72を透過してホットプレート71の上面に到達する閃光の光量は従来よりも大幅に低減される。このため、特にウェハー周縁部よりも外側の領域におけるホットプレート71に対する閃光照射によるダメージを軽減することができる。
また、本実施形態のサセプタ72であっても一部の閃光は透過してホットプレート71の上面に到達することとなるが、その光の一部はホットプレート71の上面で反射されてからサセプタ72の裏面で散乱されることにより、半導体ウェハーWの周縁部への照射光量をさらに増幅させることができる。
また、サセプタ72の表面側は平滑面とされているため、半導体ウェハーWとウェハポケット72aとの摩擦に起因した発塵や半導体ウェハーWの損傷を防止することもできる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記の例に限定されるものではない。例えば、上記実施形態においては、サセプタ72の裏面72bをショットブラストによる粗面化によってすりガラス状としていたが、すりガラス状にする手法はショットブラストに限定されるものではなく公知の種々のすりガラス加工手法を採用することができる。例えば、サセプタ72の裏面72bをエッチングしたり、裏面72b近傍に微小気泡を多数含ませるようにしても良い。
また、図4に記載したサセプタ72のウェハポケット72aの底面は裏面72bと平行であったが、閃光照射時のウェハ割れ防止の観点からウェハポケット72aの底面は凹面状であっても良いし、凸面状であっても良い。ウェハポケット72aの形状にかかわらず、サセプタ72の裏面72bをすりガラス状にすることによって上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態においては、サセプタ72の裏面72bの全面をすりガラス状にしていたが、これに限定されるものではなく、サセプタ72の裏面72bのうち、少なくとも光照射部5から照射された閃光がサセプタ72に保持された半導体ウェハーWの側方を通過してサセプタ72内に入射して到達する領域をすりガラス状にしておけば、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。つまり、サセプタ72の裏面72bのうち閃光が到達する領域のみをすりガラス状にしておけば十分な乱反射による効果を得ることができる。
また、上記実施形態においては、光照射部5に30本のフラッシュランプ69を備えるようにしていたが、これに限定されるものではなく、フラッシュランプ69の本数は任意の数とすることができる。
また、フラッシュランプ69はキセノンフラッシュランプに限定されるものではなく、クリプトンフラッシュランプであっても良い。
また、光照射部5にフラッシュランプ69に代えて他の種類のランプ(例えばハロゲンランプ)を備え、当該ランプからの光照射によって半導体ウェハーWの加熱を行う熱処理装置であっても本発明に係る技術を適用することができる。この場合であっても、ランプから照射された光のうちサセプタ72内に入射した光がすりガラス状の裏面72bにて乱反射され、半導体ウェハーWの周縁部に照射されることとなり、その結果半導体ウェハーWの面内照度分布を均一にすることができる。
また、上記実施形態においては、アシスト加熱手段としてホットプレート71を使用していたが、半導体ウェハーWを保持する保持部7の下方に複数のランプ群(例えば複数のハロゲンランプ)を設け、それらからの光照射によってアシスト加熱を行うようにしても良い。
また、上記実施形態においては、半導体ウェハーに光を照射してイオン活性化処理を行うようにしていたが、本発明にかかる熱処理装置による処理対象となる基板は半導体ウェハーに限定されるものではない。例えば、窒化シリコン膜や多結晶シリコン膜等の種々のシリコン膜が形成されたガラス基板に対して本発明にかかる熱処理装置による処理を行っても良い。一例として、CVD法によりガラス基板上に形成した多結晶シリコン膜にシリコンをイオン注入して非晶質化した非晶質シリコン膜を形成し、さらにその上に反射防止膜となる酸化シリコン膜を形成する。この状態で、本発明にかかる熱処理装置により非晶質のシリコン膜の全面に光照射を行い、非晶質のシリコン膜が多結晶化した多結晶シリコン膜を形成することもできる。
また、ガラス基板上に下地酸化シリコン膜、アモルファスシリコンを結晶化したポリシリコン膜を形成し、そのポリシリコン膜にリンやボロン等の不純物をドーピングした構造のTFT基板に対して本発明にかかる熱処理装置により光照射を行い、ドーピング工程で打ち込まれた不純物の活性化を行うこともできる。
本発明に係る熱処理装置の構成を示す側断面図である。 図1の熱処理装置のガス路を示す断面図である。 図1の熱処理装置のホットプレートを示す平面図である。 図1の熱処理装置のサセプタの断面図である。 図1の熱処理装置の構成を示す側断面図である。 サセプタ裏面での光の乱反射を示す図である。
符号の説明
1 熱処理装置
4 保持部昇降機構
5 光照射部
6 チャンバー
7 保持部
61 透光板
65 熱処理空間
69 フラッシュランプ
71 ホットプレート
72 サセプタ
72b 裏面
W 半導体ウェハー

Claims (4)

  1. 基板に対して光を照射することによって該基板を加熱する熱処理装置であって、
    基板を収容するチャンバーと、
    前記チャンバー内で基板を表面側にて保持するサセプタと、
    前記サセプタに保持された基板に前記サセプタの表面側から基板を加熱するための光を照射する光源と、
    を備え、
    前記サセプタは透明な部材にて形成され、前記サセプタの裏面のうち、少なくとも前記光源から照射された光が前記サセプタに保持された基板の側方を通過して前記サセプタ内に入射して到達する領域はすりガラス状とされていることを特徴とする熱処理装置。
  2. 請求項1記載の熱処理装置において、
    前記光源は、閃光を照射するフラッシュランプを備えることを特徴とする熱処理装置。
  3. 請求項2記載の熱処理装置において、
    前記サセプタを載置し、前記フラッシュランプから閃光を照射する前に前記サセプタを介して基板を予備加熱するホットプレートをさらに備えることを特徴とする熱処理装置。
  4. 基板に光を照射して熱処理を行うときに処理対象となる基板を保持する熱処理用サセプタであって、
    透明な部材にて形成され、裏面のうち、少なくとも表面側から照射された基板を加熱するための光が前記熱処理用サセプタに保持された基板の側方を通過して前記熱処理用サセプタ内に入射して到達する領域はすりガラス状とされていることを特徴とする熱処理用サセプタ。
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