JP5026301B2 - 転がり軸受ユニットおよびその製造方法 - Google Patents

転がり軸受ユニットおよびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、転がり軸受ユニットおよびその製造方法に関するものである。
回転装置に用いる軸受装置として、軸が嵌合された内輪と、ハウジングに嵌合された外輪と、これら内輪と外輪との間に配置された転動体とからなる軸受を2個以上備えたものが知られている。通常、このような軸受装置の各軸受の内輪と軸、および、各軸受の外輪とハウジングは、それぞれ圧入、または、接着剤を併用した圧入、もしくは、接着剤を併用したすきまばめによって固定されている(例えば、特許文献1参照)。なお、すきまばめとは、孔の最小許容寸法より軸の最大許容寸法が小さく、常に孔と軸の間に隙間がある嵌め合いをいう。
特許文献1の軸受装置では、軸と軸受の内輪とをすきまばめによって取り付け、かつ、軸受の外輪とハウジングとをすきまばめによって取り付け、それぞれの公差を所定の範囲に設定することにより、高速回転時における歳差運動の発生を抑制することとしている。
特開2002−130265号公報
しかしながら、特許文献1の軸受装置のように、軸と軸受の内輪の嵌合部分、および、軸受の外輪とハウジングの嵌合部分をそれぞれすきまばめによって固定すると、嵌合部分のすきまが大きい場合には芯ずれとなり、トルクに乱れを生じさせる原因となるという不都合がある。また、これらの嵌合部分をそれぞれ圧入によって固定しようとすると、嵌合時に嵌合部分に塗布された接着剤がかき出されたり、軸受に負荷がかかって内輪が変形したりして、トルクやノイズに悪影響を与えるおそれがあるという不都合がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、嵌合時に転がり軸受にかかる負荷を低減し、かつ、芯ずれを最小限に抑えることができる転がり軸受ユニットおよびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、同軸上に配置された内輪と外輪との間の円環状空間に周方向に間隔をあけて複数個の転動体を内蔵し、軸方向に所定の間隔をあけて配置される2つの転がり軸受と、これら2つの転がり軸受の前記内輪に嵌合された状態で接着される第1の部材と、前記2つの転がり軸受の前記外輪を嵌合させた状態で接着される嵌合孔を有する第2の部材とを備え、前記2つの転がり軸受の前記内輪と前記第1の部材との嵌合部分または前記外輪と前記嵌合孔との嵌合部分の少なくとも1箇所が中間ばめによって組み付けられている転がり軸受ユニットを提供する。
本発明によれば、第1の部材に組み付けられた2つの転がり軸受の外輪が第2の部材の嵌合孔に嵌合されることにより、転がり軸受ユニットが構成される。この場合に、2つの転がり軸受の内輪と第1の部材との嵌合部分、または、2つの転がり軸受の外輪と嵌合孔との嵌合部分のうちの少なくとも一箇所が、中間ばめによって隙間の大きさ(すなわち、遊び)を制限されているので、すべての嵌合部分をすきまばめにして常に遊びがある場合に比べて、同軸度を確保して芯ずれを抑えることができる。また、これらの嵌合部分が圧入によって組み付けられる場合に比べて、嵌合時に転がり軸受にかかる負荷を低減することができ、内輪が変形したり転動体に傷が付いたりするのを防ぐことができる。
上記発明においては、前記第1の部材が、軸方向の一端に全周にわたって半径方向外方に突出し一方の前記転がり軸受の前記内輪の端面を突き当てる鍔部を備え、該鍔部から遠い側に配置されている他方の前記転がり軸受の前記外輪と前記嵌合孔との嵌合部分が中間ばめによって組み付けられていることとしてもよい。
このような構成によれば、第1の部材の鍔部に内輪の端面が突き当てられた一方の転がり軸受に対して軸方向の反対側に配置された他方の転がり軸受の内輪を軸方向に押圧するだけで、2つの転がり軸受に予圧をかけることができる。また、第1の部材の鍔部が妨げとなることなく嵌合部分の少なくとも1箇所を中間ばめにすることができる。
本発明は、同軸上に配置された内輪と外輪との間の円環状空間に周方向に間隔をあけて複数個の転動体を内蔵する第1の転がり軸受の前記内輪に、外周面に接着剤を塗布した第1の部材をすきまばめによって嵌合させるステップと、同軸上に配置された内輪と外輪との間の円環状空間に周方向に間隔をあけて複数個の転動体を内蔵する第2の転がり軸受に対応する内周面の位置に接着剤を塗布した第2の部材の嵌合孔に、前記第2の転がり軸受の前記外輪を中間ばめによって嵌合させて接着するステップと、内周面の前記第1の転がり軸受に対応する位置に接着剤を塗布した第2の部材の嵌合孔に、外周面の前記第2の転がり軸受に対応する位置に接着剤を塗布した第1の部材を挿入し、前記第1の転がり軸受の外輪と前記嵌合孔の内周面、および、前記第2の転がり軸受の前記内輪と前記第1の部材の外周面とをそれぞれすきまばめによって嵌合させて接着するステップとを備える転がり軸受ユニットの製造方法を提供する。
本発明によれば、第1の転がり軸受を組み付けた第1の部材を、第2の転がり軸受が組み付けられた第2の部材の嵌合孔に嵌合させることにより、転がり軸受ユニットを構成させる。この場合に、第2の転がり軸受を第2の部材に中間ばめによって組み付けるので、第2の転がり軸受の外輪と嵌合孔との嵌合部分の遊びを効果的に制限することができる。
具体的には、すべての嵌合部分をすきまばめにして常に遊びがある場合に比べて、同軸度を確保し易くすることができる。また、嵌合部分を圧入によって組み付けた場合に比べて、嵌合時に接着剤を塗布するスペースを確保したり、転がり軸受にかかる負荷を低減したりすることができる。したがって、芯ずれを抑えるとともに、嵌合時に接着剤がかき出されたり転がり軸受が変形したりすることなく転がり軸受ユニットを組立てることができる。
上記発明においては、前記第1の部材が、軸方向の一端に全周にわたって半径方向外方に突出し前記第1の転がり軸受の前記内輪の端面を突き当てる鍔部を備え、該鍔部に内輪の端面が突き当てられた第1の転がり軸受に対して軸方向の反対側に配置された第2の転がり軸受の内輪を軸方向に押圧して、2つの前記転がり軸受の内輪を相互に近接させる方向に予圧をかけた状態で、これら内輪と前記第1の部材とを接着させるステップを備えることとしてもよい。
このような構成によれば、第2の転がり軸受の内輪を軸方向に押圧するだけで、2つの転がり軸受に予圧をかけることができる。また、第1の部材の鍔部が妨げとなることなく嵌合部分の少なくとも一箇所を中間ばめにすることができる。
本発明によれば、嵌合時に転がり軸受にかかる負荷を低減し、かつ、芯ずれを最小限に抑えることができるという効果を奏する。
以下、本発明の一実施形態に係る転がり軸受ユニットおよびその製造方法について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る転がり軸受ユニット1は、例えば、スイングアーム用の転がり軸受ユニットである。この転がり軸受ユニット1は、軸方向に所定の間隔をあけて配置される第1の転がり軸受10Aおよび第2の転がり軸受10B(以下、第1の転がり軸受10Aと第2の転がり軸受10Bとを合わせて「転がり軸受10A,10B」という。)と、これらの転がり軸受10A,10Bに嵌合されるシャフト(第1の部材)3と、転がり軸受10A,10Bを嵌合させる嵌合孔7を有する円筒状のスリーブ(第2の部材)5とを備えている。
転がり軸受10A,10Bは、シャフト3とスリーブ5とを相対的に回転させるためのものである。第1の転がり軸受10Aは、同軸上に配置された内輪12aおよび外輪14aと、これら内輪12aと外輪14aとの間の円環状空間に周方向に間隔をあけて内蔵される複数個の転動体16とを備えている。
第1の転がり軸受10Aの内輪12aの外周面には、深溝型若しくはアンギュラ型の内輪軌道が設けられ、また、外輪14aの内周面には、深溝型若しくはアンギュラ型の外輪軌道が設けられている。
なお、第2の転がり軸受10Bは、第1の転がり軸受10Aと同じ構成であり、説明を省略する。
シャフト3は、略円筒状部材であって、一端に軸方向に延びるネジ孔9、他端に軸方向に突出する雄ねじ形成用の突起11を備えている。シャフト3の前記他端には、全周にわたって半径方向外方に突出する鍔状のフランジ部(鍔部)13が設けられている。
シャフト3には、フランジ部13側から順に第1の転がり軸受10Aおよび第2の転がり軸受10Bが嵌め込まれている。また、シャフト3の外周面と転がり軸受10A,10Bの内輪12a,12bとは接着剤により接着されている。このシャフト3は、シャフト3の外径寸法と転がり軸受10A,10Bの内輪12a,12bの内径寸法との寸法差が+0.002mm〜+0.025mmの範囲のものが用いられており、内輪12a,12bにすきまばめによって組み付けられている。
スリーブ5の嵌合孔7の内面には、軸方向の略中央に内側に向かって突出する凸部15が設けられている。この嵌合孔7には、凸部15を挟んで軸方向の一方に第1の転がり軸受10A、他方に第2の転がり軸受10Bがそれぞれ嵌め込まれており、外輪14a,14bの互いに対向する端面が凸部15に突き当てられている。以下、嵌合孔7の第1の転がり軸受10Aが嵌め込まれている部分を「第1の嵌合部17」といい、第2の転がり軸受が嵌め込まれている部分を「第2の嵌合部19」という。
嵌合孔7の内周面と転がり軸受10A,10Bの外輪14a,14bとは、内輪12a,12bが相互に近接する方向に押圧された状態で、それぞれ接着剤により接着されている。これにより、転がり軸受10A,10Bには予圧がかけられた状態となり、内輪12a,12bおよび外輪14a,14bと転動体16とが隙間なく接触させられている。
このスリーブ5は、第1の嵌合部17の内径寸法と第1の転がり軸受10Aの外輪14aの外径寸法との寸法差が+0.002mm〜+0.020mmの範囲のものが用いられており、外輪14aがすきまばめによって組み付けられている。また、スリーブ5は、第2の嵌合部19の内径寸法と第2の転がり軸受10Bの外輪14bの外径寸法との寸法差が−0.004mm〜+0.015mmの範囲のものが用いられており、外輪14bが中間ばめによって組み付けられている。
以下、このように構成される本実施形態の転がり軸受ユニット1の製造方法について説明する。
まず、スリーブ5の第2の嵌合部19の内周面に接着剤を塗布して、第2の転がり軸受10Bの外輪14bを嵌合させる。そして、図2に示すように、嵌合孔9の凸部15に第2の転がり軸受10Bの外輪14bの端面を突き当てた状態で、外輪14bと第2の嵌合部19の内周面とを接着する。この場合に、第2の転がり軸受10Bと第2の嵌合部19との嵌合部分を中間ばめにしたことにより、この嵌合部分の遊びを制限することができる。
次に、シャフト3の外周面の第1の転がり軸受10Aの内輪12aに対応する位置に接着剤を塗布する。そして、第1の転がり軸受10Aの内輪12aにシャフト3を嵌合させ、図3に示すように、フランジ部13に内輪12aの端面を突き当てる。
この場合に、第1の転がり軸受10Aとシャフト3との嵌合部分をすきまばめにしたことにより、この嵌合部分には常に遊びがある。したがって、シャフト3に塗布した接着剤が内輪12aによってかき出されるのを防いだり、径が小さく変形し易い内輪12aにかかる負荷を低減したりすることができる。
続いて、スリーブ5の第1の嵌合部17の内周面に接着剤を塗布する。また、シャフト3の外周面の第2の転がり軸受10Bの内輪12bに対応する位置に接着剤を塗布する。そして、図4に示すように、第1の転がり軸受10Aに嵌め込まれたシャフト3をネジ孔9が鉛直上向きになるように固定した状態で、スリーブ5を嵌め合わせる。
具体的には、第2の嵌合部19に嵌め込まれている第2の転がり軸受10Bの内輪12bにシャフト3を嵌合させ、また、第1の嵌合部17に第1の転がり軸受10Aの外輪14aを嵌合させて、外輪14aの端面を凸部15に突き当てる。
この場合に、第1の転がり軸受10Aとシャフト3との嵌合部分や、すきまばめによって組み付けられる第2の転がり軸受10Bとシャフト3との嵌合部分および第1の転がり軸受10Aと第1の嵌合部17との嵌合部分には常に遊びがあるので、中間ばめによって遊びが制限されている第2の転がり軸受10Bと第2の嵌合部19との嵌合部分に倣って、半径方向に軸心位置が調節されながら嵌め込まれる。
したがって、同軸度を確保し易く、芯ずれを抑えることができる。また、第2の転がり軸受10Bとシャフト3との嵌合部分や第1の転がり軸受10Aと第1の嵌合部17との嵌合部分に塗布された接着剤がかき出されるのを防いだり、転がり軸受10A,10B、特に、径が小さく変形し易い内輪12bにかかる負荷を低減したりすることができる。
続いて、第2の転がり軸受10Bとシャフト3との嵌合部分、および、第1の転がり軸受10Aと第1の嵌合部17との嵌合部分がそれぞれ完全に接着する前に、転がり軸受10A,10Bに予圧をかける。この場合に、転がり軸受10A,10Bの外輪14a,14b間の間隔は凸部15の長さによって決定されているので、内輪12a,12bどうしを近接させる方向に押圧するだけで予圧をかけることができる。
また、第1の転がり軸受10Aの内輪12aがフランジ部13に突き当てられているので、第1の転がり軸受10Aに対して軸方向の反対側に配置された第2の転がり軸受10Bの内輪12bを軸方向に押圧するだけで、第1の転がり軸受10Aおよび第2の転がり軸受10Bに予圧をかけることができる。
そこで、第2の転がり軸受10Bの内輪12bを軸方向に押圧し、第1の転がり軸受10Aおよび第2の転がり軸受10Bに予圧をかけた状態で、第2の転がり軸受10Bの内輪12bとシャフト3の外周面、および、第1の転がり軸受10Aの外輪14aと第1の嵌合部17の内周面をそれぞれ完全に接着させる。
これにより、簡易な方法で2つの転がり軸受10A,10Bの内輪12a,12bおよび外輪14a,14bと各転動体16との隙間をなくし、転がり軸受ユニット1の剛性確保および回転精度の向上を図ることができる。また、接着により予圧をかけた状態に維持されるので、予圧抜けを防ぎ、転がり軸受ユニット1の回転精度の悪化を防止することができる。
以上、本実施形態に係る転がり軸受ユニット1およびその製造方法によれば、フランジ部13から遠い側に配置される第2の転がり軸受10Bと第2の嵌合部19との嵌合部分を中間ばめとし、その他の箇所をすきまばめとしたので、フランジ部13が妨げとなることなく嵌合部分の少なくとも一箇所を中間ばめにすることができる。これにより、嵌合時に転がり軸受10A,10Bにかかる負荷を低減し、かつ、芯ずれを最小限に抑えることができる。
なお、本実施形態においては、第2の転がり軸受10Bと第2の嵌合部19との嵌合部分を中間ばめにすることを例示して説明したが、これに代えて、第2の転がり軸受10Bとシャフト3との嵌合部分、第1の転がり軸受10Aと第1の嵌合部17との嵌合部分、または、第1の転がり軸受10Aとシャフト3との嵌合部分を中間ばめにすることとしてもよい。また、上記嵌合部分のうちの2箇所以上を中間ばめにすることとしてもよい。
本発明の一実施形態に係る転がり軸受ユニットを示す概略図である。 スリーブに第2の転がり軸受ユニットが嵌め込まれた状態の断面を示す図である。 第1の転がり軸受にシャフトを嵌合させた状態の断面を示す図である。 シャフトが嵌合された第1の転がり軸受をスリーブに嵌合させる様子を示す図である。
符号の説明
1 転がり軸受ユニット
3 シャフト(第1の部材)
5 スリーブ(第2の部材)
7 嵌合孔
10A 第1の転がり軸受
10B 第2の転がり軸受
12a,12b 内輪
14a,14b 外輪
16 転動体

Claims (3)

  1. 同軸上に配置された内輪と外輪との間の円環状空間に周方向に間隔をあけて複数個の転動体を内蔵し、軸方向に所定の間隔をあけて配置される第1の転がり軸受と第2の転がり軸受と、
    軸方向の一端に半径方向外方に突出し第1の転がり軸受の前記内輪の端面を突き当てる鍔部を備え、これら2つの転がり軸受の前記内輪に嵌合された状態で接着される第1の部材と、
    前記2つの転がり軸受の前記外輪を嵌合させた状態で接着される嵌合孔を有する第2の部材とを備え、
    前記第1の転がり軸受の前記内輪と前記第1の部材との間と、前記第1の転がり軸受の前記外輪と前記第2の部材の前記嵌合孔との間と、前記第2の転がり軸受の前記内輪と前記第1の部材との間をすきまばめにするとともに、前記第2の転がり軸受の前記外輪と前記嵌合孔との間が中間ばめによって組み付けられている転がり軸受ユニット。
  2. 同軸上に配置された内輪と外輪との間の円環状空間に周方向に間隔をあけて複数個の転動体を内蔵する第1の転がり軸受の前記内輪に、軸方向の一端に半径方向外方に突出し前記第1の転がり軸受の前記内輪の端面を突き当てる鍔部を有し外周面に接着剤を塗布した第1の部材をすきまばめによって嵌合させるステップと、
    内周面の位置に接着剤を塗布した第2の部材の前記鍔部から遠い側に位置する嵌合孔に、同軸上に配置された内輪と外輪との間の円環状空間に周方向に間隔をあけて複数個の転動体を内蔵する第2の転がり軸受の前記外輪を中間ばめによって嵌合させて接着するステップと、
    内周面の前記鍔部に近い側の位置に接着剤を塗布した第2の部材の嵌合孔に、外周面の前記第2の転がり軸受に対応する位置に接着剤を塗布した第1の部材を挿入し、前記第1の転がり軸受の外輪と前記嵌合孔の内周面、および、前記第2の転がり軸受の前記内輪と前記第1の部材の外周面とをそれぞれすきまばめによって嵌合させて接着するステップと、
    を備える転がり軸受ユニットの製造方法。
  3. 前記第1の部材が、前記鍔部に内輪の端面が突き当てられた第1の転がり軸受に対して軸方向の反対側に配置された第2の転がり軸受の内輪を軸方向に押圧して、2つの前記転がり軸受の内輪を相互に近接させる方向に予圧をかけた状態で、これら内輪と前記第1の部材とを接着させるステップを備える請求項2に記載の軸受ユニットの製造方法。
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