JPH10138814A - 乗物用ヘッドレスト装置 - Google Patents
乗物用ヘッドレスト装置Info
- Publication number
- JPH10138814A JPH10138814A JP8296739A JP29673996A JPH10138814A JP H10138814 A JPH10138814 A JP H10138814A JP 8296739 A JP8296739 A JP 8296739A JP 29673996 A JP29673996 A JP 29673996A JP H10138814 A JPH10138814 A JP H10138814A
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- JP
- Japan
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- headrest
- frame
- support member
- occupant
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 後突時等において乗員の頭部を支持する能力
の高いヘッドレスト装置を提供する。 【解決手段】 背もたれフレーム20のサイドフレーム
部25,25間にヘッドレストフレーム40が設けられ
ている。このヘッドレストフレーム40はガイド部3
0,31に沿って第1ポジションから前寄りの第2ポジ
ションにわたり前後方向に移動可能である。ヘッドレス
トフレーム40にヘッドレスト取付用のホルダ50が設
けられている。ヘッドレストフレーム40の背面側に前
後方向に移動可能なサポート部材45が設けられてい
る。背もたれフレーム20の内側に背後部材62とリン
ク機構70が設けられており、背後部材62が後方に押
されたときにリンク機構70を介してサポート部材45
が前進し、ヘッドレスト12を前進させるようになって
いる。
の高いヘッドレスト装置を提供する。 【解決手段】 背もたれフレーム20のサイドフレーム
部25,25間にヘッドレストフレーム40が設けられ
ている。このヘッドレストフレーム40はガイド部3
0,31に沿って第1ポジションから前寄りの第2ポジ
ションにわたり前後方向に移動可能である。ヘッドレス
トフレーム40にヘッドレスト取付用のホルダ50が設
けられている。ヘッドレストフレーム40の背面側に前
後方向に移動可能なサポート部材45が設けられてい
る。背もたれフレーム20の内側に背後部材62とリン
ク機構70が設けられており、背後部材62が後方に押
されたときにリンク機構70を介してサポート部材45
が前進し、ヘッドレスト12を前進させるようになって
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の乗物用
座席に装備されるヘッドレスト装置に関する。
座席に装備されるヘッドレスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用の座席の一例は図5に示すよう
に座部(シートクッション)10と背もたれ(シートバ
ック)11を備えており、背もたれ11の上端にヘッド
レスト12が設けられている。座部10は、図示しない
シートアジャスタ機構等を介して車体のフロア13側に
固定されている。ヘッドレスト12は、後続車両に追突
(後突)されたとき、乗員Mの頭部を支持する上で有効
である。但し後突時には座部10が矢印F方向に押出さ
れることに伴い、相対的に乗員Mの体が矢印R1で示す
ように背もたれ11に押付けられるとともに、乗員Mの
頭部がヘッドレスト12の方向に倒れるようになる。
に座部(シートクッション)10と背もたれ(シートバ
ック)11を備えており、背もたれ11の上端にヘッド
レスト12が設けられている。座部10は、図示しない
シートアジャスタ機構等を介して車体のフロア13側に
固定されている。ヘッドレスト12は、後続車両に追突
(後突)されたとき、乗員Mの頭部を支持する上で有効
である。但し後突時には座部10が矢印F方向に押出さ
れることに伴い、相対的に乗員Mの体が矢印R1で示す
ように背もたれ11に押付けられるとともに、乗員Mの
頭部がヘッドレスト12の方向に倒れるようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような後突時
に、座部10が矢印F方向に押出されることに伴って、
相対的に背もたれ11の上端側と乗員Mの上半身が後方
(矢印R2 方向)に倒れる傾向がある。その場合には
ヘッドレスト12も後方に移動することになるため乗員
Mの頭部を充分に支持させる上で改良の余地があった。
従って本発明の目的は、後突時等において乗員の頭部を
支持する能力の高い乗物用のヘッドレスト装置を提供す
ることにある。
に、座部10が矢印F方向に押出されることに伴って、
相対的に背もたれ11の上端側と乗員Mの上半身が後方
(矢印R2 方向)に倒れる傾向がある。その場合には
ヘッドレスト12も後方に移動することになるため乗員
Mの頭部を充分に支持させる上で改良の余地があった。
従って本発明の目的は、後突時等において乗員の頭部を
支持する能力の高い乗物用のヘッドレスト装置を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を果たすための
本発明のヘッドレスト装置は、背もたれフレームの左右
一対のサイドフレーム部間に架け渡されかつ後ろ寄りの
第1ポジションから前寄りの第2ポジションにわたりガ
イド部に沿って前後方向に移動可能でかつヘッドレスト
取付用のホルダを有する前後方向スライド式ヘッドレス
トフレームと、上記ヘッドレストフレームの下方におい
て着座者の背後に前後方向に移動可能に設けられた背後
部材を有する駆動体と、上記ヘッドレストフレームを後
側から支持可能でかつ前後方向に移動可能に設けられた
サポート部材と、上記サポート部材と上記駆動体との間
に設けられかつ上記駆動体の背後部材が後方に押された
ときにこの背後部材に連動して上記サポート部材を前進
させる方向に動くことにより上記ヘッドレストフレーム
を上記第1ポジションから第2ポジションの方向に前進
させるリンク機構とを具備している。
本発明のヘッドレスト装置は、背もたれフレームの左右
一対のサイドフレーム部間に架け渡されかつ後ろ寄りの
第1ポジションから前寄りの第2ポジションにわたりガ
イド部に沿って前後方向に移動可能でかつヘッドレスト
取付用のホルダを有する前後方向スライド式ヘッドレス
トフレームと、上記ヘッドレストフレームの下方におい
て着座者の背後に前後方向に移動可能に設けられた背後
部材を有する駆動体と、上記ヘッドレストフレームを後
側から支持可能でかつ前後方向に移動可能に設けられた
サポート部材と、上記サポート部材と上記駆動体との間
に設けられかつ上記駆動体の背後部材が後方に押された
ときにこの背後部材に連動して上記サポート部材を前進
させる方向に動くことにより上記ヘッドレストフレーム
を上記第1ポジションから第2ポジションの方向に前進
させるリンク機構とを具備している。
【0005】本発明のヘッドレスト装置を備えた自動車
が後突されたとき、座席に対して乗員の体が相対的に後
方に移動すると、背もたれ内部の駆動体の背後部材が乗
員の体によって押されることにより、リンク機構を介し
てサポート部材が前進する方向に動くとともに、サポー
ト部材によってヘッドレストフレームが第2ポジション
の方向に前進駆動されることにより、ヘッドレストが乗
員の頭部に近付く。このためヘッドレストの支持能力が
さらに充分に発揮される。
が後突されたとき、座席に対して乗員の体が相対的に後
方に移動すると、背もたれ内部の駆動体の背後部材が乗
員の体によって押されることにより、リンク機構を介し
てサポート部材が前進する方向に動くとともに、サポー
ト部材によってヘッドレストフレームが第2ポジション
の方向に前進駆動されることにより、ヘッドレストが乗
員の頭部に近付く。このためヘッドレストの支持能力が
さらに充分に発揮される。
【0006】
【発明の実施の形態】図1等に示すように、自動車の座
席の背もたれフレーム20にヘッドレスト装置21が設
けられている。背もたれフレーム20は図5に示す座席
と同様に背もたれ11の内部に設けられている。背もた
れフレーム20(一部のみ図示する)は従来と同様に金
属板等を所定形状に成形したものであり、左右一対のサ
イドフレーム部25と、各サイドフレーム部25の上端
部をつなぐ水平方向のアッパフレーム部26などを備え
ている。サイドフレーム部25の上端部には前後方向に
沿う上下一対のスリット状のガイド部30,31が設け
られている。これらガイド部30,31の周辺は補強板
32によって強度を高めてある。
席の背もたれフレーム20にヘッドレスト装置21が設
けられている。背もたれフレーム20は図5に示す座席
と同様に背もたれ11の内部に設けられている。背もた
れフレーム20(一部のみ図示する)は従来と同様に金
属板等を所定形状に成形したものであり、左右一対のサ
イドフレーム部25と、各サイドフレーム部25の上端
部をつなぐ水平方向のアッパフレーム部26などを備え
ている。サイドフレーム部25の上端部には前後方向に
沿う上下一対のスリット状のガイド部30,31が設け
られている。これらガイド部30,31の周辺は補強板
32によって強度を高めてある。
【0007】左右一対のサイドフレーム部25,25の
上端部間に、ヘッドレストフレーム40が設けられてい
る。ヘッドレストフレーム40はアッパフレーム部26
の近傍に位置しており、アッパフレーム部26に沿って
水平方向に延びている。このヘッドレストフレーム40
は金属板等をプレス成形したものであり、図3に示すよ
うに上プレート部41と、下プレート部42と、これら
プレート部41,42をつなぐ前面プレート部43を備
えて断面コ字状に成形されている。
上端部間に、ヘッドレストフレーム40が設けられてい
る。ヘッドレストフレーム40はアッパフレーム部26
の近傍に位置しており、アッパフレーム部26に沿って
水平方向に延びている。このヘッドレストフレーム40
は金属板等をプレス成形したものであり、図3に示すよ
うに上プレート部41と、下プレート部42と、これら
プレート部41,42をつなぐ前面プレート部43を備
えて断面コ字状に成形されている。
【0008】上記ヘッドレストフレーム40の上下の各
プレート部41,42の長手方向の端部41a,42a
はそれぞれガイド部30,31に挿入され、ガイド部3
0,31に沿ってヘッドレストフレーム40が図3に示
す後ろ寄りの第1ポジションから図4に示す前寄りの第
2ポジションにわたって移動可能としている。
プレート部41,42の長手方向の端部41a,42a
はそれぞれガイド部30,31に挿入され、ガイド部3
0,31に沿ってヘッドレストフレーム40が図3に示
す後ろ寄りの第1ポジションから図4に示す前寄りの第
2ポジションにわたって移動可能としている。
【0009】ヘッドレストフレーム40の背面側にサポ
ート部材45が設けられている。このサポート部材45
は、後述するリンク機構70の上部リンク72に軸82
によって回動可能に取付けられており、ヘッドレストフ
レーム40を後側から支持可能でかつ前後方向に移動で
きるようになっている。
ート部材45が設けられている。このサポート部材45
は、後述するリンク機構70の上部リンク72に軸82
によって回動可能に取付けられており、ヘッドレストフ
レーム40を後側から支持可能でかつ前後方向に移動で
きるようになっている。
【0010】ヘッドレストフレーム40にヘッドレスト
取付用の左右一対のホルダ50が設けられている。図示
例のホルダ50は合成樹脂材料からなり、図2に示すよ
うにヘッドレストフレーム40に形成された上下方向の
取付孔51に上方からホルダ50の基部52を挿着する
ようにしている。左右一対の取付孔51は予めヘッドレ
ストフレーム40に所定ピッチで設けられている。
取付用の左右一対のホルダ50が設けられている。図示
例のホルダ50は合成樹脂材料からなり、図2に示すよ
うにヘッドレストフレーム40に形成された上下方向の
取付孔51に上方からホルダ50の基部52を挿着する
ようにしている。左右一対の取付孔51は予めヘッドレ
ストフレーム40に所定ピッチで設けられている。
【0011】ホルダ50は上下方向に沿う貫通孔55を
有しており、この貫通孔55にヘッドレストステー56
を挿通し、図示しない係止機構によってヘッドレストス
テー56を所望高さに係止できるようにしている。ヘッ
ドレストステー56の上端側にパッドおよびフレーム等
からなるヘッドレスト12が装備される。
有しており、この貫通孔55にヘッドレストステー56
を挿通し、図示しない係止機構によってヘッドレストス
テー56を所望高さに係止できるようにしている。ヘッ
ドレストステー56の上端側にパッドおよびフレーム等
からなるヘッドレスト12が装備される。
【0012】左右一対のサイドフレーム部25,25間
に駆動体60が架け渡されている。駆動体60は座席の
幅方向に沿うロッド61と、ロッド61の中央部に設け
られたプレート状の背後部材62を有している。背後部
材62は背もたれのパッドの内部に位置しており、座席
に着座した乗員が通常の着座姿勢にあるときは背後部材
62が後方に押し動かされることがなく、後突時のよう
に座席が急に前方に押出される荷重が作用したときに乗
員の体によって背後部材62が押されて後方に変位する
ようにしている。ロッド61の両端はサイドフレーム部
25に形成された円弧状の長孔63に挿入されている。
に駆動体60が架け渡されている。駆動体60は座席の
幅方向に沿うロッド61と、ロッド61の中央部に設け
られたプレート状の背後部材62を有している。背後部
材62は背もたれのパッドの内部に位置しており、座席
に着座した乗員が通常の着座姿勢にあるときは背後部材
62が後方に押し動かされることがなく、後突時のよう
に座席が急に前方に押出される荷重が作用したときに乗
員の体によって背後部材62が押されて後方に変位する
ようにしている。ロッド61の両端はサイドフレーム部
25に形成された円弧状の長孔63に挿入されている。
【0013】サポート部材45と駆動体60との間にリ
ンク機構70が設けられている。このリンク機構70
は、背後部材62が後方に押されたときに背後部材62
に連動してサポート部材45を前進させる方向(第2ポ
ジションの方向)に駆動するように構成されている。図
示例のリンク機構70は、下部側に位置する駆動側リン
ク71と、上部側に位置する上部リンク72と、これら
駆動側リンク71と上部リンク72をつなぐ中間リンク
73および連結ピン74などを備えている。
ンク機構70が設けられている。このリンク機構70
は、背後部材62が後方に押されたときに背後部材62
に連動してサポート部材45を前進させる方向(第2ポ
ジションの方向)に駆動するように構成されている。図
示例のリンク機構70は、下部側に位置する駆動側リン
ク71と、上部側に位置する上部リンク72と、これら
駆動側リンク71と上部リンク72をつなぐ中間リンク
73および連結ピン74などを備えている。
【0014】駆動側リンク71は第1の軸75によって
サイドフレーム部25に回動自在に支持されている。駆
動側リンク71は駆動体60のロッド61に連結される
第1腕部71aと、この第1腕部71aよりも短い第2
腕部71bを有し、背後部材62側から入力されるX方
向の荷重を増力して中間リンク73に伝達できるように
している。駆動側リンク71とサイドフレーム部25と
の間に引張ばね等の付勢部材76が設けられている。こ
の付勢部材76は背後部材62を前方に押出す方向に付
勢している。
サイドフレーム部25に回動自在に支持されている。駆
動側リンク71は駆動体60のロッド61に連結される
第1腕部71aと、この第1腕部71aよりも短い第2
腕部71bを有し、背後部材62側から入力されるX方
向の荷重を増力して中間リンク73に伝達できるように
している。駆動側リンク71とサイドフレーム部25と
の間に引張ばね等の付勢部材76が設けられている。こ
の付勢部材76は背後部材62を前方に押出す方向に付
勢している。
【0015】上部リンク72は第2の軸80によってサ
イドフレーム部25に回動自在に支持されている。上部
リンク72は第1腕部72aと第2腕部72bを有し、
第2の軸80を中心に回転することにより、第2腕部7
2bが図3に示す後寄りの第1ポジションから図4に示
す前寄りの第2ポジションにわたって移動できるように
なっている。
イドフレーム部25に回動自在に支持されている。上部
リンク72は第1腕部72aと第2腕部72bを有し、
第2の軸80を中心に回転することにより、第2腕部7
2bが図3に示す後寄りの第1ポジションから図4に示
す前寄りの第2ポジションにわたって移動できるように
なっている。
【0016】上部リンク72にサポート部材45が設け
られている。サポート部材45は水平方向の軸82によ
って上部リンク72に回動自在に取付けられており、上
部リンク72が第2の軸80を中心に前後方向に傾いて
もサポート部材45がヘッドレストフレーム40に対し
て同じ姿勢をとることができるようになっている。
られている。サポート部材45は水平方向の軸82によ
って上部リンク72に回動自在に取付けられており、上
部リンク72が第2の軸80を中心に前後方向に傾いて
もサポート部材45がヘッドレストフレーム40に対し
て同じ姿勢をとることができるようになっている。
【0017】次に上記構成のヘッドレスト装置21の作
用について説明する。自動車が後突されたとき、相対的
に乗員の体が背もたれに押付けられる。このため背後部
材62が乗員の体によってX方向に押されることによっ
て、駆動側リンク71が図3において第1の軸75を中
心に反時計回りに回転するとともに、中間リンク73が
引かれることにより、上部リンク72が第2の軸80を
中心に反時計回りに回転する。このため図4に示すよう
にサポート部材45が前進するとともにヘッドレストフ
レーム40が第2ポジションの方向に移動することによ
り、ヘッドレスト12が乗員の頭部に近付く方向に前進
する。
用について説明する。自動車が後突されたとき、相対的
に乗員の体が背もたれに押付けられる。このため背後部
材62が乗員の体によってX方向に押されることによっ
て、駆動側リンク71が図3において第1の軸75を中
心に反時計回りに回転するとともに、中間リンク73が
引かれることにより、上部リンク72が第2の軸80を
中心に反時計回りに回転する。このため図4に示すよう
にサポート部材45が前進するとともにヘッドレストフ
レーム40が第2ポジションの方向に移動することによ
り、ヘッドレスト12が乗員の頭部に近付く方向に前進
する。
【0018】背後部材62に入力されるX方向の荷重に
対する反力(作動荷重)は、付勢部材76のばね定数等
に応じて調整可能である。一方、サポート部材45がヘ
ッドレストフレーム40を前方に押す力(頭部保持荷
重)は、駆動側リンク71の腕部71a,71bの長さ
の比や上部リンク72の腕部72a,72bの長さの比
などに応じて可変設定できる。上述の頭部保持荷重は、
背後部材62に入力されるX方向の荷重に対して2ない
し3倍程度に設定されるとよい。
対する反力(作動荷重)は、付勢部材76のばね定数等
に応じて調整可能である。一方、サポート部材45がヘ
ッドレストフレーム40を前方に押す力(頭部保持荷
重)は、駆動側リンク71の腕部71a,71bの長さ
の比や上部リンク72の腕部72a,72bの長さの比
などに応じて可変設定できる。上述の頭部保持荷重は、
背後部材62に入力されるX方向の荷重に対して2ない
し3倍程度に設定されるとよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、後突時等において乗員
が後方に相対移動する際の乗員の動きを利用してヘッド
レストを自動的に前方に移動させることができるため、
乗員の頭部をヘッドレストによってさらに確実に支持す
ることができる。そしてリンク機構を構成する各リンク
の腕長さ等を適宜に選定することにより頭部保持荷重の
調整が容易であり、背後部材に入力される荷重をリンク
機構を利用してヘッドレスト側に増力させて伝達するこ
とが可能である。
が後方に相対移動する際の乗員の動きを利用してヘッド
レストを自動的に前方に移動させることができるため、
乗員の頭部をヘッドレストによってさらに確実に支持す
ることができる。そしてリンク機構を構成する各リンク
の腕長さ等を適宜に選定することにより頭部保持荷重の
調整が容易であり、背後部材に入力される荷重をリンク
機構を利用してヘッドレスト側に増力させて伝達するこ
とが可能である。
【0020】また、ヘッドレストフレームの所定位置に
予め形成しておいた左右一対の取付孔にそれぞれヘッド
レスト取付用のホルダを挿着することによって溶接作業
を要することなくホルダを所定位置に所定ピッチで精度
良く組付けることができる。このため、ヘッドレストに
所定ピッチで設けられている左右一対のヘッドレストス
テーのピッチに上記ホルダのピッチを正確に合わせるこ
とができ、ヘッドレストフレームに対するヘッドレスト
ステーの上下方向の調整を円滑に行うことができる。
予め形成しておいた左右一対の取付孔にそれぞれヘッド
レスト取付用のホルダを挿着することによって溶接作業
を要することなくホルダを所定位置に所定ピッチで精度
良く組付けることができる。このため、ヘッドレストに
所定ピッチで設けられている左右一対のヘッドレストス
テーのピッチに上記ホルダのピッチを正確に合わせるこ
とができ、ヘッドレストフレームに対するヘッドレスト
ステーの上下方向の調整を円滑に行うことができる。
【図1】 本発明の一実施形態のヘッドレスト装置の一
部を示す斜視図。
部を示す斜視図。
【図2】 図1に示されたヘッドレスト装置の一部の分
解斜視図。
解斜視図。
【図3】 図1に示されたヘッドレスト装置を一部断面
で示す側面図。
で示す側面図。
【図4】 図1に示されたヘッドレスト装置の作動状態
を一部断面で示す側面図。
を一部断面で示す側面図。
【図5】 座席と乗員を示す側面図。
10…座部 11…背もたれ 12…ヘッドレスト 20…背もたれフレーム 21…ヘッドレスト装置 25…サイドフレーム部 30,31…ガイド部 40…ヘッドレストフレーム 45…サポート部材 50…ヘッドレスト取付用ホルダ 56…ヘッドレストステー 60…駆動体 62…背後部材 70…リンク機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 善三 愛知県安城市住吉町3丁目1番地15号 (72)発明者 中垣 宜久 愛知県豊田市東梅坪町5丁目86番地 日本 発条株式会社内 (72)発明者 水野 明彦 愛知県豊田市東梅坪町5丁目86番地 日本 発条株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】背もたれフレームの左右一対のサイドフレ
ーム部間に架け渡されかつ後ろ寄りの第1ポジションか
ら前寄りの第2ポジションにわたりガイド部に沿って前
後方向に移動可能でかつヘッドレスト取付用のホルダを
有する前後方向スライド式のヘッドレストフレームと、 上記ヘッドレストフレームの下方において着座者の背後
に前後方向に移動可能に設けられた背後部材を有する駆
動体と、 上記ヘッドレストフレームを後側から支持可能でかつ前
後方向に移動可能に設けられたサポート部材と、 上記サポート部材と上記駆動体との間に設けられかつ上
記駆動体の背後部材が後方に押されたときにこの背後部
材に連動して上記サポート部材を前進させる方向に動く
ことにより上記ヘッドレストフレームを上記第1ポジシ
ョンから第2ポジションの方向に前進させるリンク機構
と、 を具備したことを特徴とする乗物用ヘッドレスト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8296739A JPH10138814A (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 乗物用ヘッドレスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8296739A JPH10138814A (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 乗物用ヘッドレスト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10138814A true JPH10138814A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17837484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8296739A Pending JPH10138814A (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 乗物用ヘッドレスト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10138814A (ja) |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006160145A (ja) * | 2004-12-09 | 2006-06-22 | T S Tec Kk | 車両用シート |
JP2006160146A (ja) * | 2004-12-09 | 2006-06-22 | T S Tec Kk | 車両用シート |
JP2006160144A (ja) * | 2004-12-09 | 2006-06-22 | T S Tec Kk | 車両用シート |
JP2006341802A (ja) * | 2005-06-10 | 2006-12-21 | T S Tec Kk | 車両用シート |
JP2006341805A (ja) * | 2005-06-10 | 2006-12-21 | T S Tec Kk | 車両用シートおよび車両用シートの組立方法 |
JP2006341804A (ja) * | 2005-06-10 | 2006-12-21 | T S Tec Kk | 車両用シート |
JP2006341803A (ja) * | 2005-06-10 | 2006-12-21 | T S Tec Kk | 車両用シート |
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