JP2007320506A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】着座者の後方移動が制限されることによる頸部衝撃緩和の不足。
【解決手段】ヘッドレスト6をアクティブヘッドレスト機構Aにより背凭フレーム3に前後移動可能に取付け、前記背凭フレーム3には着座者の後方移動を感知する後突感知体27を設け、後突感知体27の後方移動によりアクティブヘッドレスト機構Aを介してヘッドレスト6を前方移動させて着座者の頭部を支持するように構成し、前記背凭フレーム3は、少なくとも、前記アクティブヘッドレスト機構Aを設けた上部連結フレーム40を筒状部材により形成し、もって、背凭フレーム3の上部に上部連結フレーム40と左右の側部フレーム31により包囲された空間部Kを形成した車両用シート。
【選択図】図4

Description

本発明は、後方からの衝突を受けて慣性により着座者が後方移動する所謂「後突」のときに、前方移動して頭部を支持するヘッドレストを設けた車両用シートに係るものである。
従来、ヘッドレストをアクティブヘッドレスト機構により背凭フレームに前後移動可能に取付け、前記背凭フレームには後突時の着座者の腰部付近の後方移動を感知する後突感知体を設け、後突感知体とアクティブヘッドレスト機構とをリンク機構を介して連結して後突感知体の後方移動によりヘッドレストを前方移動させて着座者の頭部を支持するように構成し、前記背凭フレームは、左右の側部フレーム31の上部を、板状の上部フレームにより連結した構成は、公知である(特許文献1)。
特開2006−117129号公報
前記公知例は、後突時に、後突感知体が後方移動し、この後突感知体の後方移動に連動させてヘッドレストを前方移動させて着座者の頭部を支持するが、着座者の胸部付近(肩甲骨付近)の後方移動が背凭シートにより制限されるという課題がある。
即ち、頸部衝撃緩和対策として、アクティブヘッドレスト機構により後突時にヘッドレストを前方移動させて頭部を積極的に支持することが有効であるが、同時に、着座者の上体の慣性による後方移動の衝撃を緩和させることも重要である。
本願は、背凭フレームの構成を工夫して、アクティブヘッドレスト機構による頭部の積極的に支持をしつつ、着座者の慣性による後方移動の衝撃を効果的に緩和するようにしたものである。
本発明は、ヘッドレスト6をアクティブヘッドレスト機構Aにより背凭フレーム3に前後移動可能に取付け、前記背凭フレーム3には後突時の着座者の腰部付近の後方移動を感知する後突感知体27を設け、後突感知体27とアクティブヘッドレスト機構Aとをリンク機構Lを介して連結して後突感知体27の後方移動によりヘッドレスト6を前方移動させて着座者の頭部を支持するように構成し、前記背凭フレーム3は、少なくとも、前記アクティブヘッドレスト機構Aを設けた上部連結フレーム40を筒状部材により形成し、もって、背凭フレーム3の上部に上部連結フレーム40と左右の側部フレーム31により包囲された空間部Kを形成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記上部連結フレーム40は筒状部材により形成した横杆部42と縦杆部43により下向き「コ」形状に形成し、アクティブヘッドレスト機構Aは下向き「コ」形状の上部連結フレーム40の横杆部42と縦杆部43により包囲された空間部K内に位置させた車両用シートとしたものである。
本発明は、前記上部連結フレーム40の左右両側の縦杆部43の下部を背凭フレーム3の側部フレーム31の上部と重ねて、重ねた部分を溶接固定した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記アクティブヘッドレスト機構Aは、ピラー8を支持するピラー支持部材9を取付けた左右方向のヘッドレスト取付杆10と、該ヘッドレスト取付杆10を背凭シート2に対して前方移動させる上側リンク11により構成しており、この上側リンク11は、上板13および後板14並びに下板15により断面「コの字」形状に形成したブラケット部ブラケット部12に、前記後突感知体27の作動を伝達する伝動部材20を連結したリンク部16を一体的に形成して構成し、該リンク部16は前記縦杆部43に軸17により取付け、前記上板13と後板14と下板15により包囲されたブラケット部12の空間内に、筒状部材により形成したヘッドレスト取付杆10の端部を嵌合させて固定した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記背凭フレーム3の中抜きの四角枠内には、後突感知体27とは別体の着座者の背部を支持しうる一枚板形状の板状支持材50を、ワイヤスプリング52を介して前記背凭フレーム3に対して前後移動自在に取付け、該板状支持材50の後方には前記後突感知体27を設け、板状支持材50の上縁53は、少なくとも、平均的着座者Tの第九胸椎付近Xより上方に位置させて、板状支持材50の上縁53と上部連結フレーム40との間に可及的に広い空間部Kを形成するように構成した車両用シートとしたものである。
請求項1の発明では、アクティブヘッドレスト機構Aにより着座者の頭部の支持と合わせて、上部連結フレーム40と左右の側部フレーム31により包囲された開放された空間部Kにより「着座者の入り込み」を積極的に許容し、後突の衝撃を空間部Kにより緩和させて、頸部衝撃緩和対策を効果的に作用させることができる。
請求項2の発明では、背凭フレーム3の上部の板状部材を省略して、空間部Kにより「着座者の入り込み」を良好にできる。
請求項3の発明では、背凭フレーム3の剛性を確保しつつ、空間部Kによる「着座者の入り込み」を良好にできる。
請求項4の発明では、アクティブヘッドレスト機構Aを簡素な構成にして空間部Kを広くでき、空間部Kによる「着座者の入り込み」を良好にできる。
請求項5の発明では、クッション材4の支持構成を合理化して、空間部Kを広くでき、空間部Kによる「着座者の入り込み」を、一層、良好にできる。
本発明の実施例を図面により説明すると、1は車両用シート、2は車両用シート1の背凭シートであり、該背凭シート2は背凭フレーム3にクッション材4を取付け、クッション材4の外周は表皮部材5により包囲して構成している。
背凭シート2の上部にはヘッドレスト6を設ける。ヘッドレスト6の構成は任意であり、ヘッドレスト6は少なくとも着座者の頭部を支持する頭部支持部7と、前記背凭シート2に装着するためピラー8とを設けて構成している。
ヘッドレスト6のピラー8は、後方から衝撃を受けて慣性で着座者が後方へ移動したとき、ヘッドレスト6を背凭シート2に対して前方移動させて頭部を積極的に支持するアクティブヘッドレスト機構Aを介して、背凭シート2に取付ける。
アクティブヘッドレスト機構Aは、前記ピラー8を支持するピラー支持部材9を取付けた左右方向のヘッドレスト取付杆10と、該ヘッドレスト取付杆10を背凭シート2の背凭フレーム3に対して前方移動させる上側リンク11により構成する。
前記ピラー支持部材9はピラー8を所望高さに固定してヘッドレスト6の高さ調節自在にするものである。ピラー8とピラー支持部材9の構成は公知であり、図示は省略するが、ピラー8に形成した係合凹部にピラー支持部材9に設けた係合部材を係合させて保持すればよい。
ヘッドレスト取付杆10の左右両側には、上側リンク11の一端のブラケット部12を固定する。ブラケット部12は、上板13と後板14と下板15により断面「コの字」形状に形成する。ブラケット部12の上板13と後板14と下板15により包囲された空間内に、パイプ形状に形成したヘッドレスト取付杆10の端部を嵌合させて固定する。上側リンク11はブラケット部12にリンク部16を一体的に形成し、リンク部16は背凭フレーム3に軸17により取付ける。
前記上側リンク11の他端には、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させるエネルギーを伝達入力する伝動部材(ロッド)20の上部を軸21により連結する。
伝動部材20の下部は、下側リンク25に軸26により連結する。
しかして、下側リンク25には、後方から衝突された着座者の後方移動を感知する後突感知体27を取付ける。後突感知体27は、その両側を前記下側リンク25に軸28により取付ける。後突感知体27は着座者が後方移動すると、このエネルギーを下側リンク25と伝動部材20を介して上側リンク11に伝達し、上側リンク11はこれによりヘッドレスト6を前方移動させ、着座者の頭部を支持する。
前記下側リンク25は縦板部材により形成し、下側リンク25の一端と他端の中間の取付板部30を背凭フレーム3の左右側部フレーム31の前後中間の中間突出部32に当接させて軸33により取付ける。取付板部30の前側の下側リンク25は、アーム部35に形成する。アーム部35は、側部フレーム31の内面にに対して所定の隙間を有するように取付板部30に対して内側に一旦屈曲させて形成する。アーム部35には伝動部材20および後突感知体27を取付ける。
下側リンク25の他端は軸33より後方に突出させて規制板部37に形成する。
規制板部37は、下側リンク25のアーム部35がアクティブヘッドレスト機構Aを作動させた後に後突感知体27により引っ張られたとき、規制板部37が側部フレーム31の内面に当接してアーム部35の撓みを抑制させる。
即ち、後突感知体27が後方移動すると、下側リンク25のアーム部35を回動させ、下側リンク25はアクティブヘッドレスト機構Aを作動させてヘッドレスト6により頭部を支持し、アクティブヘッドレスト機構Aの作動後に、後突感知体27が更に後方移動すると、既に回動している下側リンク25のアーム部35は回動方向に対して交差方向の内側に向けて引っ張られる。
下側リンク25のアーム部35が内側に引っ張られると、下側リンク25を変形させるが、本願では、アーム部35の反対の下側リンク25の規制板部37が側部フレーム31の内面に当接して支持するので、下側リンク25およびアーム部35の撓みを抑制する。
つまり、下側リンク25のアーム部35は、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させるための「回動」中は変形しないが、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させるより大なる力が後突感知体27に作用したときには変形することが想定され、この下側リンク25の変形を下側リンク25の規制板部37が側部フレーム31の内面に当接して支持することにより防止する。
この場合、規制板部37には側部フレーム31側に突き出る膨出部38を形成する。
下側リンク25は、アーム部35に対して規制板部37が軸33を支点として反力により側部フレーム31の内面に当接すればよいが、規制板部37の先端外面側に膨出部38を設け、膨出部38が側部フレーム31の内面に当接して支持するようにすると、下側リンク25の回動抵抗を減少させることができ、好適である。
即ち、下側リンク25の規制板部37は、その一部が側部フレーム31の内面に当接すると、下側リンク25の変形を防止できるので、規制板部37に変えて膨出部38が当接するように構成することにより回動抵抗を減少させて作動性を良好にし、下側リンク25(側部フレーム31)が撓むことを防止する。
しかして、下側リンク25の規制板部37または膨出部38と側部フレーム31の内面との間には所定の隙間Sを設けると、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させるための下側リンク25の回動抵抗を減少させて作動性を良好にする。
即ち、下側リンク25の規制板部37または膨出部38と側部フレーム31の内面との間の隙間Sを「零」にしてもアクティブヘッドレスト機構Aを作動させることはできるが、下側リンク25の規制板部37または膨出部38を側部フレーム31の内面に常時当接させると、下側リンク25の回動に抵抗を与えるので、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させるまでは隙間Sにより下側リンク25の回動抵抗を減少させて下側リンク25の作動性を良好にすると共に、下側リンク25(および側部フレーム31)が撓むことを防止する。
したがって、下側リンク25の規制板部37または膨出部38と側部フレーム31の内面との間に所定の隙間Sを設けることにより、下側リンク25の回動抵抗を減少させると共に、異音の発生の防止も期待でき、また、下側リンク25の製造や組立てのばらつきを隙間Sにより吸収でき、アクティブヘッドレスト機構Aの作動を一層確実にできる。
しかして、前記背凭フレーム3は、左右の側部フレーム31の上部を上部連結フレーム40により連結し、前記側部フレーム31の下部を下部連結フレーム41により連結して、四角枠形状に形成する。
前記上部連結フレーム40はパイプ部材により形成する。上部連結フレーム40は横杆部42の左右側に縦杆部43を一体的に形成して下向きの「コの字」形状に形成する。縦杆部43は所定長さ有して形成し、縦杆部43に前記上側リンク11のリンク部16を軸17により取付ける。
なお、実施例では、軸17は大径部17Aと小径部17Bとにより形成し、大径部17Aを縦杆部43の前面に溶接固定し、小径部17Bに上側リンク11のリンク部16を取付けているが、この取付構成は任意である。
上部連結フレーム40は、縦杆部43の下部を側部フレーム31の上部と重ねて、重ねた部分を溶接固定する。そのため、説明の便宜上、縦杆部43は上部連結フレーム40として説明しているが、背凭フレーム3全体から見ると縦杆部43は側部フレーム31の一部を構成する構成部材とも言え、重要なことは、左右の側部フレーム31を筒状部材の上部連結フレーム40により連結することである。
側部フレーム31は、左右側部フレーム31の中間突出部32の前後に側板部45を形成し、前後の側板部45と、下側リンク25のアーム部35および規制板部37との夫々の間に隙間を有している。
46は側板部45の前後に設けたフランジ部である。
しかして、前記背凭フレーム3には、板状支持材50を設ける。板状支持材50は着座者の上体(腰部を含む上半身)を支持するものである。板状支持材50は着座者の上体を「面」で支持して、着座姿勢を安定させ、ヘッドレスト6による頭部の支持を良好にさせる。
即ち、従来の上下に並設したジグザグバネ構成では、着座者の上体は荷重により後方移動する各ジグザグバネにより「線」で支持されるので、着座姿勢が安定せず、後突のとき前方移動するヘッドレスト6が頭部を支持しても、着座者の上体が後方移動してしまって、頭部と上体との位置関係がかえって不安定になるが、本願では、板状支持材50により着座者の上体全体を「面」で支持できて、前方移動するヘッドレスト6が頭部を支持しているときに、板状支持材50が着座者の上体を「面」で支持するので、頭部を含めた着座者の着座姿勢を極めて安定させる。
前記板状支持材50は、略四角形の一枚板状のプレート体51により形成し、プレート体51は、ポリプロピレン等の合成樹脂により、着座者を支持しうる所定の強度を有しつつ、着座者からの後方荷重(体重の場合も含む)を受けたときある程度弾性変形しながら荷重支持するように構成すると、所謂「当たり」と呼ばれる背当たり時の感触を柔軟にできて、好適である。
板状支持材50は、前記プレート体51をジグザグスプリングやフォームドワイヤスプリング等のワイヤスプリング52を介して背凭フレーム3に前後移動自在に取付けて構成し、板状支持材50は面状態を保持したまま前後して着座者を支持する。
この場合、前記ワイヤスプリング52は、所定の弾性を有しており、プレート体51に荷重が掛かったときに、プレート体51全体が面形状を保持したまま後方移動しうるように構成する。
また、プレート体51の後方に、後突感知体27を位置させる。
即ち、背凭フレーム3に板状支持材50を設けたことで、板状支持材50の上端から下端の何れかの部分の後方に後突感知体27を設ければ後突を感知できるようになる点、板状支持材50のプレート中間部分は後方移動量が大きく後突のとき後突感知体27を大きく移動させて確実に後突を感知できる点、また、後突感知体27を上方に設けると、その部分の板状支持材50を所定量後方移動させることになって、着座者の上体の支持が不足してしまう点等の理由から、プレート中間部分36の後方に後突感知体27を位置させる。
したがって、板状支持材50による着座者の支持と、後突感知体27による後突の感知の確実性とを両立させられる。
しかして、前記プレート体51の上縁53は、少なくとも、平均的着座者Tの第九胸椎付近Xより上方に位置すればよく、上縁53と上部連結フレーム40の横杆部42との間に可及的に広い空間部Kを形成する。
第九胸椎付近Xは、上体の重心位置であり、着座姿勢において脊柱の中でも変化しない部分(移動量の少)であり、少なくとも、プレート体51の上縁53を第九胸椎付近Xより上方に位置させれば、有効に着座姿勢保持でき、他方、上縁53と上部連結フレーム40の横杆部42との間の空間部Kを広くすると、後突時に着座者Tの上体(胸椎付近)の後方移動を空間部Kが吸収して、衝撃を緩和する。
即ち、後突時に置ける頸部衝撃緩和対策対策として、アクティブヘッドレスト機構Aにより後突時にヘッドレスト6を前方移動させて頭部を積極的に支持することが有効であるが、同時に、「着座者の入り込み」と言われる着座者Tの上体の慣性による後方移動を積極的に許容して、後方移動するときの衝撃を空間部Kにより逃がすことにより、一層、頸部衝撃緩和対策の効果を向上させる。
そのため、本願では、上部連結フレーム40をパイプ部材により形成して、上部連結フレーム40の剛性を確保しつつ上部連結フレーム40の上下幅を可及的に小さくして前記空間部Kを大きくする効果を期待している。
なお、前記空間部K内には左右方向の取付杆60を設け、取付杆60にはバネ61の一端を係止し、バネ61に他端はヘッドレスト取付杆10に係止する。バネ61はヘッドレスト6を常時後方移動するように付勢する。
この場合、取付杆60はバネ61の弾力を支持しうる剛性で形成すれば良いので、空間部Kの「着座者の入り込み」を阻害することはない。
また、実施例では、取付杆60は左右方向に所定間隔をおいて上下に屈曲させているので、後突のとき衝撃を吸収しながら取付杆60を容易に変形させられる。
(実施例の作用)
背凭シート2の背凭フレーム3は、左右の側部フレーム31の上部を上部連結フレーム40により、側部フレーム31の下部を下部フレーム下部連結フレーム41により連結して、四角枠形状に形成し、背凭フレーム3の四角枠内に板状支持材50を設け、板状支持材50は略四角形の一枚板状に形成したプレート体51をワイヤスプリング52を介して背凭フレーム3に前後移動自在に取付けて構成しているから、板状支持材50は、プレート体51およびワイヤスプリング52の弾性により、その板形状を略保持したまま前後移動して着座者を支持する。
また、板状支持材50のプレート体51は略四角形の一枚板状に形成しているから、プレート体51の所定部分にのみ掛かる荷重も、プレート体51全体が後方に移動することで上下左右に荷重を分散させ、確実に支持する。
しかして、後方からの衝撃による慣性で着座者が後方へ移動すると、プレート体51全体が後方に移動し、プレート体51が移動後突感知体27を後方移動させ、後突感知体27の後方移動により下側リンク25が回動して伝動部材20を下方に牽引し、伝動部材20は上側リンク11を軸17中心に回動させ、上側リンク11はヘッドレスト取付杆10を軸17中心に前方回動させ、ヘッドレスト6は軸17中心に前方移動する。
したがって、ヘッドレスト6はアクティブヘッドレスト機構Aの上側リンク11により前方回動して頭部を支持し、頸部衝撃緩和性能を向上させる。
この場合、背凭フレーム3は、左右の側部フレーム31の上部を上部連結フレーム40により連結し、上部連結フレーム40は筒状部材により形成した横杆部42と縦杆部43により下向き「コ」形状に形成し、アクティブヘッドレスト機構Aは下向き「コ」形状の上部連結フレーム40の横杆部42と縦杆部43により包囲された空間部K内に位置しているから、後突時における頸部衝撃緩和対策の一つとしての「着座者の入り込み」と言われる着座者Tの上体の慣性による後方移動を積極的に許容し、後突の衝撃を空間部Kにより逃がし、衝撃を緩和させる。
即ち、背凭フレーム3の上部連結フレーム40はパイプ部材により形成し、上部連結フレーム40は横杆部42の左右両側の縦杆部43の縦杆部43の下部を側部フレーム31の上部と重ねて、重ねた部分を溶接固定しているから、横杆部42と縦杆部43により形成した上部連結フレーム40は、十分に強度を有し、アクティブヘッドレスト機構Aを有する背凭フレーム3としての剛性を確保している。
そのため、中抜き枠形状の背凭フレーム3は、上部連結フレーム40の左右の縦杆部43の間に板部材を設ける必要がなく、上部連結フレーム40の横杆部42の下方に十分広い空間部Kを形成することができ、前記「着座者の入り込み」を制限せず、後突の衝撃を空間部Kにより緩和させる。
また、アクティブヘッドレスト機構Aは、ピラー8を支持するピラー支持部材9を取付けた左右方向のヘッドレスト取付杆10と、該ヘッドレスト取付杆10を背凭シート2に対して前方移動させる上側リンク11により構成しており、この上側リンク11は、上板13と後板14と下板15により断面「コの字」形状のブラケット部ブラケット部12を形成し、上板13と後板14と下板15により包囲されたブラケット部12の空間内に、パイプ形状に形成したヘッドレスト取付杆10の端部を嵌合させて固定しているから、ブラケット部12の上板13と後板14と下板15の三面がヘッドレスト取付杆10と固定される。
したがって、アクティブヘッドレスト機構Aに掛かる荷重は上側リンク11およびパイプ形状に形成したヘッドレスト取付杆10により確実に支持され、空間部Kを設けた影響はない。
また、上部連結フレーム40は筒部材により構成しているから、ねじり剛性も高く、十分な強度を有し、部品点数が削減され、取付精度も向上して、合理的な構成となる。
しかして、背凭フレーム3には、板状支持材50を設けているから、板状支持材50は、着座者の上体全体を「面」で支持できて、前方移動するヘッドレスト6が頭部を支持しているときに、板状支持材50が着座者の上体を「面」で支持するので、頭部を含めた着座者の着座姿勢を極めて安定させる。
この場合、プレート体51の上縁53は、少なくとも、平均的着座者Tの第九胸椎付近Xより上方に位置させ、プレート体51の上縁53と上部連結フレーム40の横杆部42との間に可及的に広い空間部Kを形成するように構成しているから、プレート体51の上縁53と上部連結フレーム40の横杆部42との間は空間部Kに形成し、後突のときの着座者の後方移動を遮る部材は無いので、前記「着座者の入り込み」を積極的に許容し、後突の衝撃を緩和させる。
即ち、第九胸椎付近Xが上体の重心位置であり、少なくとも、プレート体51の上縁53を第九胸椎付近Xより上方に位置させることにより、通常時にプレート体51は良好な着座姿勢保持でき、他方、後突時には、プレート体51の上縁53より上方の広い空間部Kにより「着座者の入り込み」を阻害せず、合理的な構成となる。
しかして、上側リンク11を構成する上側リンク11は、正面視ブラケット部12とリンク部16により上部連結フレーム40の横杆部42と縦杆部43に沿ったL型形状に形成し、リンク部16は正面視縦杆部43に沿った直線状に形成しているから、空間部Kにおけるアクティブヘッドレスト機構Aの占有スペースを可及的に小さくし、「着座者の入り込み」を良好にさせる。
しかして、後突感知体27の後方移動をアクティブヘッドレスト機構Aの上側リンク11に伝達させる下側リンク25は縦板部材により形成し、下側リンク25の一端と他端の中間の取付板部30を背凭フレーム3の左右側部フレーム31の前後中間の中間突出部32に当接させて軸33により取付け、軸33の前側の下側リンク25はアーム部35に形成し、アーム部35には伝動部材20および後突感知体27を取付け、下側リンク25は軸33より後方に突出させて規制板部37に形成しているから、後突感知体27の後方移動により下側リンク25のアーム部35が回動してアクティブヘッドレスト機構Aによりヘッドレスト6を前方移動させて頭部を支持した後に、更に後突感知体27が後方移動して、下側リンク25のアーム部35が内側に向けて引っ張られるように作用すると、引っ張られたアーム部35の反対の下側リンク25の規制板部37が側部フレーム31の内面に当接して支持し、下側リンク25およびアーム部35の撓みを抑制する。
下側リンク25のアーム部35には、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させるまでは内側に向けて曲がるほど荷重は掛らず、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させるための「回動」中は変形しないが、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させるより大なる力が後突感知体27に作用したときには変形することが想定されるので、下側リンク25の規制板部37が側部フレーム31の内面に当接して支持することにより下側リンク25のアーム部35の変形を防止する。
この場合、規制板部37には側部フレーム31側に突き出る膨出部38を形成しているから、規制板部37の先端外面側の膨出部38が側部フレーム31の内面に当接して支持でき、膨出部38は規制板部37より接触面積が少ないので、規制板部37より下側リンク25の回動抵抗を減少させることができ、好適である。
しかして、下側リンク25の規制板部37または膨出部38と側部フレーム31の内面との間に所定の隙間Sを設けているから、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させるための「回動」中の回動抵抗を減少させて作動性を良好にする。
即ち、アクティブヘッドレスト機構Aを作動させるまでは下側リンク25のアーム部35が内側に向けて曲がるほど荷重は掛らないので、下側リンク25の規制板部37または膨出部38と側部フレーム31の内面との間の隙間Sは仮に「零」にしてもアクティブヘッドレスト機構Aを作動させることは可能であるが、下側リンク25の規制板部37または膨出部38と、側部フレーム31の内面との間に所定の隙間Sを設けているから、下側リンク25の回動抵抗を減少させると共に、異音の発生の防止も期待でき、また、下側リンク25の規制板部37の膨出部38と側部フレーム31の内面との間の隙間Sを「零」にするのを不要にすることで、製造・組立を容易にする。
そのため、側部フレーム31の板厚を薄くして背凭フレーム3を構成することも可能となる。
背凭シートおよびヘッドレストの斜視図。 背凭シートのフレームの斜視図。 同側面図。 同正面図。 ヘッドレストの下側リンク機構部分の斜視図。 同断面図。 背凭シートのフレームの側面図。 背凭シートの着座状態概略図。
符号の説明
1…車両用シート、2…背凭シート、3…背凭フレーム、4…クッション材、8…ピラー、9…支持部材、10…ヘッドレスト取付杆、3…背凭フレーム、11…上側リンク、12…ブラケット部、13…上板、14…後板、15…下板、16…リンク部、17…軸、20…伝動部材、21…軸、25…下側リンク、26…軸、27…後突感知体、28…軸、30…取付板部、31…側部フレーム、32…中間突出部、33…軸、35…アーム部、37…規制板部、38…膨出部、40…上部連結フレーム、41…下部連結フレーム、42…横杆部、43…縦杆部、45…側板部、50…板状支持材、51…プレート体、52…ワイヤスプリング、53…上縁、60…取付杆、61…バネ、

Claims (5)

  1. ヘッドレスト6をアクティブヘッドレスト機構Aにより背凭フレーム3に前後移動可能に取付け、前記背凭フレーム3には後突時の着座者の腰部付近の後方移動を感知する後突感知体27を設け、後突感知体27とアクティブヘッドレスト機構Aとをリンク機構Lを介して連結して後突感知体27の後方移動によりヘッドレスト6を前方移動させて着座者の頭部を支持するように構成し、前記背凭フレーム3は、少なくとも、前記アクティブヘッドレスト機構Aを設けた上部連結フレーム40を筒状部材により形成し、もって、背凭フレーム3の上部に上部連結フレーム40と左右の側部フレーム31により包囲された空間部Kを形成した車両用シート。
  2. 請求項1において、前記上部連結フレーム40は筒状部材により形成した横杆部42と縦杆部43により下向き「コ」形状に形成し、アクティブヘッドレスト機構Aは下向き「コ」形状の上部連結フレーム40の横杆部42と縦杆部43により包囲された空間部K内に位置させた車両用シート。
  3. 請求項2において、前記上部連結フレーム40の左右両側の縦杆部43の下部を背凭フレーム3の側部フレーム31の上部と重ねて、重ねた部分を溶接固定した車両用シート。
  4. 請求項3において、前記アクティブヘッドレスト機構Aは、ピラー8を支持するピラー支持部材9を取付けた左右方向のヘッドレスト取付杆10と、該ヘッドレスト取付杆10を背凭シート2に対して前方移動させる上側リンク11により構成しており、この上側リンク11は、上板13および後板14並びに下板15により断面「コの字」形状に形成したブラケット部ブラケット部12に、前記後突感知体27の作動を伝達する伝動部材20を連結したリンク部16を一体的に形成して構成し、該リンク部16は前記縦杆部43に軸17により取付け、前記上板13と後板14と下板15により包囲されたブラケット部12の空間内に、筒状部材により形成したヘッドレスト取付杆10の端部を嵌合させて固定した車両用シート。
  5. 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4において、前記背凭フレーム3の中抜きの四角枠内には、後突感知体27とは別体の着座者の背部を支持しうる一枚板形状の板状支持材50を、ワイヤスプリング52を介して前記背凭フレーム3に対して前後移動自在に取付け、該板状支持材50の後方には前記後突感知体27を設け、板状支持材50の上縁53は、少なくとも、平均的着座者Tの第九胸椎付近Xより上方に位置させて、板状支持材50の上縁53と上部連結フレーム40との間に可及的に広い空間部Kを形成するように構成した車両用シート。
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