JP5010306B2 - スクロール型流体機械 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮機や膨張機等として用いられるスクロール型流体機械に関するものである。
圧縮機または膨張機として用いられるスクロール型流体機械としては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
特開2005−307948号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたスクロール型流体機械においては、回転軸(クランク軸)が撓んだり傾いたりした場合に、ニードル軸受(メイン軸受)に大きなエッジロード(ニードル軸受の一箇所に集中する荷重)が作用し、ニードル軸受の寿命が低下してしまうといった問題点があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、メイン軸受に作用するエッジロードを緩和(低減)させることができ、メイン軸受の寿命の長期化(延長)を図ることができるスクロール型流体機械を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明に係るスクロール型流体機械は、回転軸の一端側に形成された小径軸部がサブ軸受によって軸受け支持され、かつ、前記回転軸の他端側に形成された大径軸部がメイン軸受によって軸受け支持されたスクロール型流体機械であって、前記大径軸部と前記メイン軸受との間に、回転可能な円筒環が設けられている。
本発明に係るスクロール型流体機械によれば、回転軸の大径軸部の外周面と、円筒環の内周面との間に形成されたわずかな隙間により、回転軸の傾きが吸収されることとなるので、メイン軸受に作用するエッジロード(メイン軸受の一箇所に集中する荷重)を緩和(低減)させることができ、メイン軸受の寿命の長期化(延長)を図ることができる。
また、メイン軸受に作用するエッジロードが常に一箇所(同じ箇所)に集中していても、円筒環が回転して、円筒環の外周面とメイン軸受の内周面との当たりが変わるため、メイン軸受で生じていた集中的な疲労を緩和(低減)させることができ、メイン軸受の寿命の長期化(延長)を図ることができる。
上記スクロール型流体機械において、前記円筒環が、前記大径軸部の外周部に、周方向に沿って形成された段部内に収められているとともに、この段部の開放端側に位置する前記円筒環の一端面が、抜け止め板によって拘束されているとさらに好適である。
このようなスクロール型流体機械によれば、段部の開放端側から円筒環を容易に挿入することができるので、組立作業の効率化を図り、組立作業に要する作業時間の短縮化を図ることができる。
また、抜け止め板を回転軸の大径軸部から取り外すだけで、段部の開放端を介して円筒環を容易に着脱することができるので、円筒環の交換作業の効率化を図り、交換作業に要する作業時間の短縮化を図ることができる。
さらに、円筒環の一端面側は段部の端面(壁面)によって確実に拘束され、円筒環の他端面側は抜け止め板の端面(壁面)によって確実に拘束されることとなるので、円筒環が段部から抜け出てしまうことを確実に防止することができ、信頼性を確保することができる。
上記スクロール型流体機械において、前記円筒環が、前記大径軸部の外周部に、周方向に沿って形成された段部内に収められているとともに、この段部の開放端側に位置する前記円筒環の一端面が、前記回転軸に取り付けられたバランスブッシュの一端面によって拘束されているとさらに好適である。
このようなスクロール型流体機械によれば、段部の開放端側から円筒環を容易に挿入することができるので、組立作業の効率化を図り、組立作業に要する作業時間の短縮化を図ることができる。
また、バランスブッシュを偏心ピンから取り外すだけで、段部の開放端を介して円筒環を容易に着脱することができるので、円筒環の交換作業の効率化を図り、交換作業に要する作業時間の短縮化を図ることができる。
さらに、円筒環の他端面側は段部の端面(壁面)によって確実に拘束され、円筒環の一端面側はバランスブッシュの端面(壁面)によって確実に拘束されることとなるので、円筒環が段部から抜け出てしまうことを確実に防止することができ、信頼性を確保することができる。
上記スクロール型流体機械において、前記円筒環が、前記大径軸部の外周部に、周方向に沿って形成された段部内に収められているとともに、この段部の開放端側に位置する前記円筒環の一端面が、前記回転軸を収容するフロントハウジングの内面によって拘束されているとさらに好適である。
このようなスクロール型流体機械によれば、段部の開放端側から円筒環を容易に挿入することができるので、組立作業の効率化を図り、組立作業に要する作業時間の短縮化を図ることができる。
また、フロントハウジングをリアハウジングから取り外すだけで、段部の開放端を介して円筒環を容易に着脱することができるので、円筒環の交換作業の効率化を図り、交換作業に要する作業時間の短縮化を図ることができる。
さらに、円筒環の一端面側は段部の端面(壁面)によって確実に拘束され、円筒環の他端面側はフロントハウジングの内面によって確実に拘束されることとなるので、円筒環が段部から抜け出てしまうことを確実に防止することができ、信頼性を確保することができる。
本発明によれば、メイン軸受に作用するエッジロードを緩和(低減)させることができ、メイン軸受の寿命の長期化(延長)を図ることができるという効果を奏する。
以下、本発明によるスクロール型流体機械(以下、「スクロール型圧縮機」という)の第1実施形態を図1に基づいて説明する。図1は本実施形態に係るスクロール型圧縮機の縦断面図である。
図1に示すように、本実施形態によるスクロール型圧縮機10は、フロントハウジング11とリアハウジング12とを備え、これらフロントハウジング11とリアハウジング12とをボルト(図示せず)により一体的に締め付け固定したハウジング13を備えている。
フロントハウジング11の内部には、メイン軸受(ニードル軸受)15およびサブ軸受(ニードル軸受)16を介してクランク軸(回転軸)14がその回転軸線L回りに回転自在に支持されている。クランク軸14の一端側(図1において左側)は小径軸部14aとされ、この小径軸部14aは、フロントハウジング11を貫通して一端側に突出している。小径軸部14aの突出部には、電磁クラッチMが装着され、フロントハウジング11の一端側の小径ボス部11aの外周面に軸受17を介して回転自在に設けられているプーリー18との間で動力が断続されるようになっている。プーリー18には、図示していないエンジン等の外部駆動源からVベルト等を介して動力が伝達されることとなる。なお、メイン軸受15とサブ軸受16との間には、メカニカルシール(リップシール)19が設けられており、これによってハウジング13内と大気との間を気密にシールしている。
一方、クランク軸14の他端側(図1において右側)には、大径軸部14bが設けられており、この大径軸部14bには、クランク軸14の回転軸線Lよりも所定寸法だけ偏心した状態で偏心ピン14cが一体に設けられている。そして、これらクランク軸14の大径軸部14bおよび小径軸部14aが、それぞれメイン軸受15およびサブ軸受16を介してフロントハウジング11に回転自在に支持されることとなる。また、偏心ピン14cには、バランスブッシュ20およびドライブ軸受21を介して、旋回スクロール部材22が連結されており、クランク軸14が回転されることにより、旋回スクロール部材22が旋回駆動されるようになっている。
バランスブッシュ20には、旋回スクロール部材22が旋回駆動されることにより生じるアンバランス荷重を除去するためのバランスウェイト20aが形成されており、旋回スクロール部材22の旋回駆動とともに旋回されるようになっている。
ハウジング13の内部には、スクロール圧縮機構23を構成する一対の固定スクロール部24と旋回スクロール部材22が組み込まれている。
固定スクロール部材24は、固定端板24aと、この固定端板24aから立設された渦巻き状ラップ24bとを備えており、一方、旋回スクロール部材22は、旋回端板22aと、この旋回端板22aから立設された渦巻き状ラップ22bとを備えている。
固定スクロール部材24および旋回スクロール部材22はそれぞれ、渦巻き状ラップ24b,22bの先端面とボトム面の渦巻き方向に沿う所定位置に、それぞれ段部(図示せず)を備えている。そして、この段部を境に、渦巻き状ラップ24b,22bの先端面においては、外周側が高く、内周側が低くなるように、また、ボトム面においては、外周側が低く、内周側が高くなっている。これにより、渦巻き状ラップ24b,22bは、その外周側におけるラップ高さが内周側のラップ高さよりも高くなっている。
固定スクロール部材24および旋回スクロール部材22は、図1に示すように、各々の中心を旋回半径分だけ離すとともに、渦巻き状ラップ24b,22b同士が180度位相をずらせて噛み合わせた状態で組み込まれる。これによって、両スクロール部材24,22間には、端板24a,22aと渦巻き状ラップ24b,22bとにより区画された(仕切られた)一対の圧縮室Cがスクロールの中心に対して対称に形成されることとなる。圧縮室Cは、その回転軸線Lに沿った高さが渦巻き状ラップ24b,22bの外周側において内周側の高さよりも高くされ、周方向およびラップ高さ方向に圧縮ができる三次元圧縮が可能な圧縮機構が構成されている。
固定スクロール部材24は、ボルト25を介してリアハウジング12の内面(底面)に固定されている。旋回スクロール部材22は、旋回端板22aの背面に設けられているボス部26に、クランク軸14の一端側に設けられている偏心ピン14cが、バランスブッシュ20およびドライブ軸受21を介して嵌め込まれることによりクランク軸14に連結されている。
また、旋回スクロール部材22は、フロントハウジング11に形成されているスラスト受け面11bに旋回端板22aの背面が支持されており、このスラスト受け面11bと旋回スクロール部材22の背面との間に介装される自転阻止用ピンリング機構27により、旋回スクロール部材22は、自転を阻止されながら固定スクロール部材24に対して公転旋回駆動されるように構成されている。
この自転阻止用ピンリング機構27は、ピン27aとリング27bとを備えており、旋回スクロール部材22の固定端板22aの背面またはスラスト受け面11bの一方にピン27aを立てるピン穴11cが、他方にリング27bを嵌合するリング穴22cが設けられている。本実施形態では、スラスト受け面11bにピン27aを立てるピン穴11cが設けられ、旋回スクロール部材22にリング27bを嵌めるリング穴22cが設けられている。
なお、これらピン穴11cおよびリング穴22cは、周方向に複数箇所、一般的には3ないし4箇所(本実施形態では4箇所)設けられている。
さらに、固定スクロール部材24の固定端板24aの中央部には、圧縮された冷媒ガスを吐出する吐出ポート24cが開口されており、この吐出ポート24cには、固定端板24aにリテーナ28を介して取り付けられる吐出リード弁(図示せず)が設けられている。また、固定スクロール部材24の固定端板24aの背面には、リアハウジング12の内面に密接されるようOリング等のシール部材(図示せず)が設置され、リアハウジング12との間でハウジング13の内部空間(密閉空間)から区画された吐出チャンバー29が形成されている。これにより、吐出チャンバー29を除くハウジング13の内部空間が、吸入チャンバー30として機能するようになっている。
吸入チャンバー30には、フロントハウジング11に設けられている吸入口(図示せず)を介して冷凍サイクルから戻ってくる冷媒ガスが吸入され、この吸入チャンバー30を経て固定スクロール部材24と旋回スクロール部材22間に形成される圧縮室Cに冷媒ガスが吸い込まれるようになる。
なお、フロントハウジング11とリアハウジング12との間の接合面には、Oリング等のシール部材31が設置され、ハウジング13内の吸入チャンバー30を大気から気密にシールしている。
以上のように構成されたスクロール圧縮機10は、以下のように動作する。
外部駆動源からプーリー18に伝達された回転駆動力を、電磁クラッチMを介してクランク軸14に伝達し、クランク軸14を回転させる。すると、クランク軸14の偏心ピン14cにバランスブッシュ20およびドライブ軸受21を介して連結されている旋回スクロール部材22が、自転阻止用ピンリング機構27により自転を阻止されながら、固定スクロール部材24に対して公転旋回駆動される。
そして、この旋回スクロール部材22の公転旋回駆動により、半径方向最外方に形成される圧縮室C内に、吸入チャンバー30内の冷媒ガスが吸い込まれる。圧縮室Cは、所定の旋回角位置で吸入締め切りされた後、その容積が周方向およびラップ高さ方向に減少されながら中心側へと移動される。この間に冷媒ガスは圧縮され、圧縮室Cが吐出ポート24cに連通する位置に達すると、吐出リード弁が押し開かれて圧縮されたガスは吐出チャンバー29内に吐き出され、この圧縮冷媒ガスは、リアハウジング12に設けられている吐出口(図示せず)を経て圧縮機外へと吐出される。
さて、図1に示すように、本実施形態においては、クランク軸14の大径軸部14bの外周部(周縁部)に、周方向に沿って凹所31が形成されており、また、この凹所31内には、回転可能なフローティングブッシュ(円筒環)32が配置されている。フローティングブッシュ32の内周面(半径方向内側の面)は、周方向にわたってクランク軸14の大径軸部14bの外周面(半径方向外側の面)とわずかに離間しており、フローティングブッシュ32の外周面(半径方向外側の面)は、メイン軸受15の内周面(半径方向内側)と当接している。すなわち、フローティングブッシュ32は、クランク軸14の大径軸部14bおよびメイン軸受15の双方に対して回転可能になっている。
本実施形態によるスクロール型圧縮機10によれば、クランク軸14の大径軸部14bの外周面と、フローティングブッシュ32の内周面との間に形成されたわずかな隙間により、クランク軸14の傾きが吸収されることとなるので、メイン軸受15に作用するエッジロード(メイン軸受15の一箇所に集中する荷重)を緩和(低減)させることができ、メイン軸受15の寿命の長期化(延長)を図ることができる。
また、メイン軸受15に作用するエッジロードが常に一箇所(同じ箇所)に集中していても、フローティングブッシュ32が回転して、フローティングブッシュ32の外周面とメイン軸受15の内周面との当たりが変わるため、メイン軸受15で生じていた集中的な疲労を緩和(低減)させることができ、メイン軸受15の寿命の長期化(延長)を図ることができる。
本発明に係るスクロール型圧縮機の第2実施形態を図2に基づいて説明する。図2は本実施形態に係るスクロール型圧縮機の要部拡大図である。
本実施形態に係るスクロール型圧縮機は、フローティングブッシュ32が、クランク軸14の大径軸部14bの外周部に、周方向に沿って形成された段部41内に収められているという点で上述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
図2に示すように、本実施形態においては、フローティングブッシュ32が、クランク軸14の大径軸部14bの外周部に、周方向に沿って形成された段部41内に収められているとともに、この段部41の開放端側(小径軸部14aの側:図2において左側)には、抜け止め板(例えば、スナップリング)42が設けられており、この抜け止め板42により、フローティングブッシュ32が段部41の開放端側に抜け出てしまうことを防止している。
本実施形態によるスクロール型圧縮機によれば、段部41の開放端側からフローティングブッシュ32を容易に挿入することができるので、組立作業の効率化を図り、組立作業に要する作業時間の短縮化を図ることができる。
また、抜け止め板42をクランク軸14の大径軸部14bから取り外すだけで、段部41の開放端を介してフローティングブッシュ32を容易に着脱することができるので、フローティングブッシュ32の交換作業の効率化を図り、交換作業に要する作業時間の短縮化を図ることができる。
さらに、フローティングブッシュ32の一端面側は段部41の端面(壁面)によって確実に拘束され、フローティングブッシュ32の他端面側は抜け止め板42の端面(壁面)によって確実に拘束されることとなるので、フローティングブッシュ32が段部41から抜け出てしまうことを確実に防止することができ、信頼性を確保することができる。
その他の作用効果は、上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
本発明に係るスクロール型圧縮機の第3実施形態を図3に基づいて説明する。図3は本実施形態に係るスクロール型圧縮機の要部拡大図である。
本実施形態に係るスクロール型圧縮機は、フローティングブッシュ32が、クランク軸14の大径軸部14bの外周部に、周方向に沿って形成された段部51内に収められているという点で上述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
図3に示すように、本実施形態においては、フローティングブッシュ32が、クランク軸14の大径軸部14bの外周部に、周方向に沿って形成された段部51内に収められている。また、バランスブッシュ20の一端面(クランク軸14の大径軸部14bの端面と対向する面:図3において左側の端面)は、フローティングブッシュ32の一端面(スクロール圧縮機構23側の端面:図3において右側の端面)に向かって延びており(突出しており)、これにより、フローティングブッシュ32が段部51の開放端から抜け出てしまうのを防止している。
本実施形態によるスクロール型圧縮機によれば、段部51の開放端側からフローティングブッシュ32を容易に挿入することができるので、組立作業の効率化を図り、組立作業に要する作業時間の短縮化を図ることができる。
また、バランスブッシュ20を偏心ピン14cから取り外すだけで、段部51の開放端を介してフローティングブッシュ32を容易に着脱することができるので、フローティングブッシュ32の交換作業の効率化を図り、交換作業に要する作業時間の短縮化を図ることができる。
さらに、フローティングブッシュ32の他端面側は段部51の端面(壁面)によって確実に拘束され、フローティングブッシュ32の一端面側はバランスブッシュ20の端面(壁面)によって確実に拘束されることとなるので、フローティングブッシュ32が段部51から抜け出てしまうことを確実に防止することができ、信頼性を確保することができる。
その他の作用効果は、上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
本発明に係るスクロール型圧縮機の第4実施形態を図4に基づいて説明する。図4は本実施形態に係るスクロール型圧縮機の要部拡大図である。
本実施形態に係るスクロール型圧縮機は、フローティングブッシュ32の他端面が、フロントハウジング11の内面(底面)によって拘束されているという点で上述した第2実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第2実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した第2実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
図4に示すように、本実施形態においては、フローティングブッシュ32が、クランク軸14の大径軸部14bの外周部に、周方向に沿って形成された段部41内に収められている。また、フロントハウジング11の内面は、フローティングブッシュ32の他端面(クランク軸14の大径軸部14bの側の端面:図4において左側の端面)に向かって延びており(突出しており)、これにより、フローティングブッシュ32が段部41の開放端から抜け出てしまうのを防止している。
本実施形態によるスクロール型圧縮機によれば、段部41の開放端側からフローティングブッシュ32を容易に挿入することができるので、組立作業の効率化を図り、組立作業に要する作業時間の短縮化を図ることができる。
また、フロントハウジング11をリアハウジング12から取り外すだけで、段部41の開放端を介してフローティングブッシュ32を容易に着脱することができるので、フローティングブッシュ32の交換作業の効率化を図り、交換作業に要する作業時間の短縮化を図ることができる。
さらに、フローティングブッシュ32の一端面側は段部41の端面(壁面)によって確実に拘束され、フローティングブッシュ32の他端面側はフロントハウジング11の内面によって確実に拘束されることとなるので、フローティングブッシュ32が段部41から抜け出てしまうことを確実に防止することができ、信頼性を確保することができる。
その他の作用効果は、上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
本発明の第1実施形態に係るスクロール型圧縮機の縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係るスクロール型圧縮機の要部拡大図である。 本発明の第3実施形態に係るスクロール型圧縮機の要部拡大図である。 本発明の第4実施形態に係るスクロール型圧縮機の要部拡大図である。
符号の説明
10 スクロール型圧縮機(スクロール型流体機械)
11 フロントハウジング
14 クランク軸(回転軸)
14a 小径軸部
14b 大径軸部
15 メイン軸受
16 サブ軸受
20 バランスブッシュ
32 フローティングブッシュ(円筒環)
41 段部
42 抜け止め板
51 段部

Claims (4)

  1. 回転軸の一端側に形成された小径軸部がサブ軸受によって軸受け支持され、かつ、前記回転軸の他端側に形成された大径軸部がメイン軸受によって軸受け支持されたスクロール型流体機械であって、
    前記大径軸部と前記メイン軸受との間に、回転可能な円筒環が設けられていることを特徴とするスクロール型流体機械。
  2. 前記円筒環が、前記大径軸部の外周部に、周方向に沿って形成された段部内に収められているとともに、この段部の開放端側に位置する前記円筒環の一端面が、抜け止め板によって拘束されていることを特徴とする請求項1に記載のスクロール型流体機械。
  3. 前記円筒環が、前記大径軸部の外周部に、周方向に沿って形成された段部内に収められているとともに、この段部の開放端側に位置する前記円筒環の一端面が、前記回転軸に取り付けられたバランスブッシュの一端面によって拘束されていることを特徴とする請求項1に記載のスクロール型流体機械。
  4. 前記円筒環が、前記大径軸部の外周部に、周方向に沿って形成された段部内に収められているとともに、この段部の開放端側に位置する前記円筒環の一端面が、前記回転軸を収容するフロントハウジングの内面によって拘束されていることを特徴とする請求項1に記載のスクロール型流体機械。
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