JP5009639B2 - レーザ書換システム - Google Patents

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Description

本発明は、リライタブルの記録媒体に対して書込を行なうレーザ書換システムに関するものである。
今日、多様な電子情報を記憶させた情報記録媒体が利用されている。このような情報記録媒体において、記録された電子情報を目視できるように印刷する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載の技術によれば、情報記録媒体は、可視情報として少なくとも1つの画像を含む変化情報を書き換え可能なリライト領域と、電子情報を記憶する記憶領域を有する記録媒体の基材を備えている。この情報記録媒体のリライト領域に、所持者の顔写真や利用履歴に応じた画像情報を印刷する領域と、所持者の個別情報とそれに応じた画像を印刷する領域を配置して、所持者の用意した写真と更新情報に応じてリライト領域を昇華型熱転写方式によって書き換えることができる。
また、工程管理情報を記憶した記憶領域と、記憶領域に記憶した工程管理情報を可視情報として表示するための書き換え可能領域とを有する情報記録媒体に関する技術も開示されている(例えば、特許文献2参照。)。この特許文献2に記載の技術によれば、情報記録媒体は、所定の工程毎に工程管理情報を記憶したIC領域と、記憶した工程管理情報を可視情報として表示する書き換え領域とを備える。そして、各工程に対応付けられ、かつ書き換え領域に表示された可視情報を書き換えるためのリライタブル装置に通信手段を介してアクセス可能とする。情報記録媒体は、工程選択手段,工程管理情報読出手段,書き換え指示手段を備える。そして、アクセスしたリライタブル装置に対応した工程をIC領域の中から選択し、選択した工程に応じた工程管理情報を読み出し、その工程管理情報に基づいて書き換えるようにリライタブル装置に指示する。
特開2004−258699号公報(第1頁、図1) 特開2004−295401号公報(第1頁)
上述の技術では、表示内容を変更する場合、情報処理装置やプリンタ等の電子機器が必要になる。しかし、多様な環境で作業等を行なう場合、このような電子機器を用いて書き換え処理を行なうことは煩雑である。特に、情報記録媒体を商品等の管理対象物に貼付する場合、書き換えの都度、情報記録媒体を管理対象物から取り外し、書き換え後に再度に貼付する作業が必要となる。
このように取り外し、再貼付という作業を行なう場合、本来のプロセスの効率を低下させるだけでなく、情報記録媒体にとっても応力が加わり劣化を招くことになる。更に、このような情報記録媒体は、繰り返して書き換えが行なわれるため、書き換えの効率を高めたいというニーズも存在する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、書込時の状態に適したレーザ書込を効率的に行なうことができるレーザ書換システムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、管理対象物品に設けられ、可視的に情報が可逆表示される可逆表示媒体の表面の状態に関する情報を取得する表面状態情報取得手段と、前記可逆表示媒体に描画を行なうために書込用レーザを照射する書込用レーザ照射手段と、これらの制御手段とを備えたレーザ書換システムであって、前記表面状態情報取得手段は、搬送手段によって搬送される管理対象物品の振動を測定するための手段であって、前記制御手段が、前記表面状態情報取得手段からの測定された振動に関するデータに基づいて、前記振動が基準値以上の場合には、前記搬送手段の搬送速度を調整するとともに、この調整に基づいて前記書込用レーザ照射手段を制御して、前記管理対象物品に貼付された前記可逆表示媒体に、画像を表示させる書込処理を実行することを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、管理対象物品に設けられ、可視的に情報が可逆表示される可逆表示媒体の表面の状態に関する情報を取得する表面状態情報取得手段と、前記可逆表示
媒体に描画を行なうために書込用レーザを照射する書込用レーザ照射手段と、これらの制御手段とを備えたレーザ書換システムであって、前記表面状態情報取得手段は、搬送手段によって搬送される管理対象物品の振動を測定するための手段であって、前記制御手段が、前記表面状態情報取得手段からの測定された振動に関するデータに基づいて、前記振動に同期するように前記書込用レーザ照射手段のレーザ光の照射を調整し、前記管理対象物品に貼付された前記可逆表示媒体に、画像を表示させる書込処理を実行することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、管理対象物品に設けられ、可視的に情報が可逆表示される可逆表示媒体の表面の状態に関する情報を取得する表面状態情報取得手段と、前記可逆表示媒体に描画を行なうために書込用レーザを照射する書込用レーザ照射手段と、これらの制御手段とを備えたレーザ書換システムであって、前記表面状態情報取得手段は、搬送手段によって搬送される管理対象物品の振動を測定するための手段であって、前記制御手段が、前記表面状態情報取得手段からの測定された振動に関するデータに基づいて、前記振動に対応する表示形態を特定し、この表示形態と、前記管理対象物品に貼付された前記可逆表示媒体に前記可逆表示媒体に画像を表示させる書込処理で用いる書込内容とに基づいて画像の内容を調整し、この調整に基づいて前記書込用レーザ照射手段を制御して、前記書込処理を実行することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザ書換システムにおいて、前記可逆表示媒体に表示された画像を消去するための消去手段を更に備え、前記制御手段は、前記表面状態情報取得手段からのデータに基づいて消去処理を実行することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のレーザ書換システムにおいて、前記制御手段は、前記表面状態情報取得手段からのデータと、前記書込処理の実行に用いる画像データとを比較して差異部分を特定し、この差異部分に対応する部分を消去するように前記消去手段を制御するとともに、この差異部分に対して書込処理の実行を行なうように前記書込用レーザ照射手段を制御することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項4又は5に記載のレーザ書換システムにおいて、前記消去処理を実行した後、前記可逆表示媒体の表面状態に関する情報を取得する検出手段を更に備え、前記制御手段は、前記検出手段からのデータに基づいて、消去残りを検出した場合には、前記消去手段により、再度、前記消去処理を実行し、消去残りを検出しなかった場合には、前記書込処理を実行することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載のレーザ書換システムにおいて、前記書込処理が実行された前記可逆表示媒体に表示された画像を撮影し、この画像のデータを前記制御手段に送信する画像検証手段を更に備え、前記制御手段は、前記画像検証手段からの画像データを取得し、この画像データに基づく表示内容と、前記書込処理で用いた書込内容とを比較し、一致しない部分がある場合には、その部分を特定し、再度、書込処理を実行することを要旨とする。
(作用)
請求項1,2又は3に記載の発明によれば、制御手段は、可逆表示媒体の表面の状態に関する情報を取得する表面状態情報取得手段からのデータに基づいて、レーザ照射条件の調整を行なった後、この調整に基づいて前記書込用レーザ照射手段を制御する。このため、制御手段は、可逆表示媒体の表面状態に応じた書込用レーザを照射することができるので、書込時の状態に適したレーザ書込を効率的に行なうことができる。ここで、「表面の状態に関する情報」には、例えば、表面に表示されている画像の状態や表面の凹凸状態だけでなく、表面の環境状態(明るさや雰囲気等)や表面温度なども含む。更に、「レーザ照射条件の調整」には、レーザパワーやレーザの照射位置や照射タイミングの調整だけでなく、レーザ照射で用いられる画像内容の調整やレーザ照射するときの搬送手段の調整、更には、消去処理の実行により、書込用レーザ照射手段がレーザを照射する可逆表示媒体の表面状態の調整なども含む。
請求項1に記載の発明によれば、制御手段は、表面状態情報取得手段からの測定データに基づいて振動が基準値以上の場合には、搬送手段の搬送速度を調整する。このため、振動が大きい場合であっても、可逆表示媒体に対してレーザをより確実に照射できるので、可逆表示媒体に画像をより正確に表示させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、制御手段は、表面状態情報取得手段からの測定データに基づいて、振動に同期するように前記書込用レーザ照射手段のレーザ光の照射を調整する。このため、可逆表示媒体に対してレーザをより確実に照射できるので、可逆表示媒体に画像をより正確に表示することができる。
請求項3に記載の発明によれば、制御手段は、表面状態情報取得手段からの測定データに基づいて振動に対応する表示形態を特定し、この表示形態と、書込処理で用いる書込内容とに基づいて画像の内容を調整する。このため、例えば、振動が大きい場合には、見やすい字体や大きい字体を用いた画像データを生成し、この画像データに基づいた書込用レーザ照射手段を行なうことにより、視認性に優れた文字や画像を表示することができる。
請求項に記載の発明によれば、制御手段は、表面状態情報取得手段からのデータに基づいて消去処理を実行する。このため、制御手段は、可逆表示媒体に対して効率よく消去処理を実行することができるので、書込処理によって表示させる画像をより確実に表示させることができる。
請求項に記載の発明によれば、制御手段は、特定した差異部分に対応する部分を消去するように消去手段を制御するとともに、この差異部分に対して書込処理の実行を行なう
。このため、制御手段は、書込時の状態に応じて書込内容と異なる部分を特定し、この部分に対して消去及び書込を実行するため、レーザ書込を効率的に行なうことができる。
請求項に記載の発明によれば、制御手段は、消去残りを検出した場合には、消去手段により、再度、消去処理を実行する。このため、消去残りがない状態で書込処理を実行できるので、書込処理によって表示させる画像をより確実に表示させることができる。
請求項に記載の発明によれば、制御手段は、画像検証手段からの画像データと、書込処理で用いた書込内容から生成される画像データとが一致しない部分がある場合には、その部分を特定し、再度、書込処理を実行する。このため、制御手段は、不足部分が表示されるように、その部分についてのみ書込処理を再度、実行するので、効率よく、表示するべき書込内容をより確実に表示させることができる。
本発明によれば、書込時の状態に適したレーザ書込を効率的に行なうことができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を、図1及び図2に従って説明する。本実施形態では、コンテナに取り付けられたリライタブルペーパーに対してレーザを用いて書込を行なうレーザ書換システムとして説明する。このレーザ書換システムは、例えば配送に用いるコンテナに梱包される商品の内容や配送先の情報を新たに書き換える場合などに用いる。
図1に示すように、管理対象物品としてのコンテナ10を載置して搬送する搬送手段としてのコンベア20の側部には、本実施形態においてレーザ書換システムとしてのレーザ書込装置30が配置されている。レーザ書込装置30は、書込制御装置31と、表面状態撮影装置32と、消去用レーザ装置33及び表面状態撮影装置34を備えた消去処理ユニットと、書込用レーザ装置35及び表面状態撮影装置36とから構成された書込処理ユニットとから構成されている。本実施形態では、表面状態撮影装置32、消去処理ユニット、書込処理ユニットは、コンベア20の上流から、この順番で配置されている。
書込制御装置31は、図示しないCPU、RAM、ROM等を有し、制御手段として機能する。この書込制御装置31は、表面状態撮影装置(32,34,36)から供給され
るデータに基づいて、消去用レーザ装置33及び書込用レーザ装置35を制御する。更に、この書込制御装置31は、図示しない配送管理サーバとネットワークを介してデータの送受信を行なう。
書込制御装置31は、撮影画像データに含まれる2次元コードのIDデータを配送管理サーバに送信する。配送管理サーバは、配送に用いるコンテナを管理するためのコンテナデータ記憶部を備える。このコンテナデータ記憶部には、コンテナに貼付されたリライタブルペーパー50に対応したIDデータに関連付けて、このリライタブルペーパー50に書き込む内容データが記録されている。そして、配送管理サーバは、書込制御装置31から取得したIDデータに対応する内容データを、この書込制御装置31に提供する。
また、書込制御装置31は、消去残りや書込エラーを検知した場合、コンベア20の搬送駆動手段を制御して、消去残りや書込エラーの対象となったコンテナ10が載置されたコンベアの停止や搬送速度の制御等を行なう。
表面状態撮影装置(32,34,36)は、コンベア20上のコンテナ10に貼付されたリライタブルペーパー50の表面を撮影する装置である。本実施形態では、表面状態撮影装置32が表面状態情報取得手段として機能し、表面状態撮影装置34が検出手段として機能し、表面状態撮影装置36が画像検証手段として機能する。表面状態撮影装置(32,34,36)は、撮影した撮影画像データを書込制御装置31に供給する。これにより、書込制御装置31は、受信した撮影画像データを用いて、リライタブルペーパー50の表面の初期状態、文字の消去状態や書込状態、リライタブルペーパー50上の位置認識用マーカーを用いた貼付位置の状態又はコンテナ10までの距離等を検知することができる。
消去用レーザ装置33は、消去手段として機能し、消去用レーザ光源及び光学機構部を備える。消去用レーザ光源としては40WのCO2レーザを使用する。CO2レーザ(波長10.6μm)は、後述する熱可逆性フィルムによって吸収されるため、書込及び消去のための加熱を行なうことができる。光学機構部はガルバノメータとガルバノメータに取り付けられたミラーで構成される。レーザ光源から出力されたレーザ光をガルバノメータに取り付けられたX軸方向とY軸方向の2枚のミラーで高速回転走査することにより、リライタブルペーパー50上の画像の消去を行なう。そして、消去用レーザ光源と光学機構部とにより、リライタブルペーパー50の表面上のレーザ光強度を調整し、表面温度を130〜170℃の消去用温度になるようにして、画像(文字やバーコード等を含む)の消去を行なう。
また、書込用レーザ装置35は、書込用レーザ照射手段として機能し、書込用レーザ光源及び光学機構部を備える。書込用レーザ光源としては、消去用レーザ光源と同様に40WのCO2レーザを使用する。光学機構部は、消去用レーザ装置33の光学機構部と同様にガルバノメータとガルバノメータに取り付けられたミラーで構成される。ここでは、リライタブルペーパー50上に画像の形成を行なうために用いる。そして、書込用レーザ光源と光学機構部とにより、リライタブルペーパーの表面上のレーザ光強度を調整し、表面温度を180℃の書込用温度になるようにして発色を行なう。
次に、各コンテナ10の所定の側面に貼付された可逆表示媒体としてのリライタブルペーパー50を説明する。
本実施形態のリライタブルペーパー50は、例えば、A4版の大きさである。このリライタブルペーパー50は、表面から深さ方向に向かって、保護層、熱可逆性フィルムで構成された記録層、基材層、バックコート層という4層をもって構成されている。そして、このリライタブルペーパー50は、柔軟性と同時にある程度の強度特性を有するように構
成され、繰り返し使用することができる。リライタブルペーパー50は、その一部に書き換え可能な可逆表示領域としてのリライタブル表示領域及び位置認識用マーカーが設けられている。
このリライタブル表示領域は、熱可逆性(Thermo-Chromic)フィルム等の可逆性感熱記録媒体により構成される。この可逆性感熱記録媒体には、温度に依存して透明度が可逆的に変化する態様と、温度に依存して色調が可逆的に変化する態様とがある。本実施形態では、温度に依存して色調が可逆的に変化する可逆記録媒体で、記録層にロイコ染料と顕色剤を含んでおり、リライタブル特性を実現する熱可逆性フィルムを用いる。すなわち、発色は、消色状態から融点以上(例えば約180℃)に加熱し、ロイコ染料と顕色剤とが混合した溶融状態から急冷することによって行なう。この場合、染料と顕色剤が結合したまま凝集し、ある程度規則的に集合した状態を形成して発色状態が固定される。一方、消色は、発色状態を溶融しない温度(例えば130〜170℃)に再加熱することにより行なう。この場合、発色の集合状態が崩れ、顕色剤が単独で結晶化して分離することによって消色状態になる。
ロイコ染料としては、無色又は淡色の染料前駆体であり、特に制限はなく、従来公知のもの中から適宜選択することができる。特に、発消色特性、色彩、保存性等の点からフルオラン系又はフタリド系のロイコ染料が好ましく、これらを単独で用いても混合しても良いし、異なる色調に発色する層を積層することによってマルチカラー、フルカラーにすることもできる。また、リライタブルペーパー50に書き込んだ文字や画像が、室温や日光で自然に消去されてくるような構成の可逆性感熱記録媒体を用いることもできる。
位置認識用マーカーは、このリライタブルペーパー50に設けられており、リライタブルペーパー50の位置や高さを特定する場合に用いる。本実施形態では、この位置認識用マーカーを用いて、書込制御装置31はコンテナ10までの距離やコンテナ10の振動状況を検知する。
次に、以上のように構成されたレーザ書込装置30を用いて、レーザ書込処理を実行する場合の処理手順について、図1を用いて説明する。このレーザ書込処理は、例えば、出荷する商品の梱包を完了し、梱包指示データが記録されていたリライタブルペーパー50に商品の配送情報を書き込む場合に行なわれる。このリライタブルペーパー50のリライタブル領域には、これが貼付されるコンテナ10を特定するための識別子が含まれた2次元コードが表示されている。そして、コンテナ10は、コンベア20に載置されて、コンベア20によって順次搬送される。
そして、書込制御装置31は、表面状態情報を取得する(ステップS1−1)。具体的には、表面状態撮影装置32がコンテナ10を検知した場合、表面状態撮影装置32はコンテナ10のリライタブルペーパー50の表面(リライタブル表示領域)を撮影し、この撮影画像データを書込制御装置31に送信する。書込制御装置31は、取得した撮影画像データから2次元コードを取得することにより、リライタブルペーパー50を特定するIDデータを取得する。
次に、書込制御装置31は、消去処理の要否を判断する(ステップS1−2)。ここで、書込制御装置31は、表面状態撮影装置32から取得した撮影画像データに、書込みがあるか否かを判断する。具体的には、書込制御装置31は、まず、所定のメモリからリライタブルペーパー50の初期状態の画像データを取得する。そして、書込制御装置31は、表面状態撮影装置32から取得した撮影画像データと、初期状態の画像データとを比較する。そして、両者に一致しない部分がある場合には書込みを検知して、消去処理が必要と判断する。
消去処理が必要と判断した場合(ステップS1−2において「YES」の場合)、書込制御装置31は、表面状態に応じて消去用レーザパワーを調整して消去処理を実行する(ステップS1−3)。この場合、まず、書込制御装置31は、コンベア20の搬送速度を消去可能な速度範囲に制御するように、搬送駆動手段に対して指示する。そして、書込制御装置31は、消去のためのレーザ照射を行なうように消去用レーザ装置33を制御する。この場合、書込制御装置31は、取得した撮影画像データに基づいて消去用レーザパワーを調整する。具体的には、書込制御装置31は、撮影画像データと初期状態の画像データの不一致部分を特定し、この部分の大きさや濃度に応じて消去用レーザパワーを設定する。そして、書込制御装置31は、この設定情報を消去用レーザ装置33に通知する。消去用レーザ装置33は、消去用レーザ光源と光学機構部とを用いて、リライタブル領域に対して消去用レーザを照射して、表面温度を消去用温度にして、画像(文字やバーコード等)の消去を行なう。
この消去用レーザ装置33による消去処理後、書込制御装置31は、再び表面状態情報を取得する(ステップS1−4)。具体的には、表面状態撮影装置34は、リライタブル表示領域を撮影し、この撮影により取得した撮影画像データを書込制御装置31に送信する。
この場合、書込制御装置31は、消去残りの有無を判断する(ステップS1−5)。具体的には、書込制御装置31は、表面状態撮影装置34から取得した撮影画像データと、リライタブルペーパー50の初期状態の画像データを比較する。そして、両者に一致しない部分がある場合には消去残りがあると判断する。
ここで、消去残りがある場合(ステップS1−5において「YES」の場合)、書込制御装置31は、表面状態に応じて消去用レーザパワーを調整して消去処理を実行する(ステップS1−3)。この場合も、書込制御装置31は、撮影画像データと初期状態の画像データの不一致部分を特定し、この部分の大きさや濃度に応じて消去用レーザパワーを設定する。そして、書込制御装置31は、この設定情報を消去用レーザ装置33に通知し、消去用レーザ装置33は、消去処理を実行する。そして、ステップS1−3〜S1−5の処理を繰り返す。
なお、消去残りがあると判断した場合、書込制御装置31は、コンベア20の搬送駆動手段を制御して、このリライタブルペーパー50が貼付されたコンテナ10を別の搬送路に誘導して再消去処理を実行させるように構成してもよい。
一方、消去処理の必要なしと判断した場合(ステップS1−2において「NO」の場合)や消去残りがない場合(ステップS1−5において「NO」の場合)には、書込制御装置31は、書込処理を実行する(ステップS1−6)。ここでは、まず、書込制御装置31は、コンベア20の搬送速度を書込可能な速度範囲に制御するように、搬送駆動手段に対して制御信号を指示する。更に、書込制御装置31は、撮影画像データに含まれる2次元コードのIDデータを配送管理サーバに送信する。そして、書込制御装置31は、配送管理サーバから、IDデータに対応する内容データを取得する。
一方、書込制御装置31は、コンベア20の搬送速度に基づいて、レーザ照射領域とレーザ光強度とを算出する。すなわち、搬送速度に基づいて、レーザ光の走査範囲を決定し、表面温度が書込用温度になるようにレーザ光強度を算出する。
そして、書込制御装置31は、配送管理サーバから取得した内容データに基づいて、リライタブルペーパー50に描画するためのデータ(描画用画像データ)を生成する。具体
的には、書込制御装置31は、内容データとコンベア20の搬送速度とに基づいて、レーザ照射の走査軌跡を決定する。次に、書込制御装置31は、描画用画像データを書込用レーザ装置35に送信し、書込のためのレーザ照射を行なうように制御する。これにより、書込用レーザ装置35は、書込用レーザ光源と光学機構部とを用いて、リライタブル領域に対して書込用レーザを照射して表面温度を書込用温度にして画像を描画する。
次に、書込制御装置31は、表示内容情報を取得する(ステップS1−7)。具体的には、表面状態撮影装置36は、リライタブル表示領域を撮影し、この撮影により取得した撮影画像データを書込制御装置31に送信する。
次に、書込制御装置31は、書込内容と表示内容とが一致するか否かを判断する(ステップS1−8)。具体的には、書込制御装置31は、書込用レーザ装置35を用いて描画すべき描画用画像データ(書込内容)と、表面状態撮影装置36から取得した撮影画像データ(表示内容)とを比較する。
ここで、書込内容と表示内容とが一致しない場合(ステップS1−8において「NO」の場合)には、書込制御装置31は、書込内容と表示内容との差分を算出する(ステップS1−9)。具体的には、描画用画像データと撮影画像データの差分から、追加して書き込むべき内容データを生成する。
そして、書込制御装置31は、再び、書込処理を実行する(ステップS1−6)。この場合、書込制御装置31は、コンベア20の搬送駆動手段を制御して、このリライタブルペーパー50に書込処理を実行する位置に搬送する。更に、この場合には、ステップS1−9において生成された内容データに基づいて書込処理を実行する。そして、ステップS1−6〜S1−9の処理を繰り返す。
一方、書込内容と表示内容とが一致した場合(ステップS1−8において「YES」の場合)には、レーザ書込処理を終了する。そして、新たな画像が表示されたリライタブルペーパー50が貼付されたコンテナ10は、コンベア20によって次工程に搬送される。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 本実施形態では、書込制御装置31は、表面状態情報を取得する(ステップS1−1)。この表面状態情報に基づいて消去処理が必要と判断した場合(ステップS1−2において「YES」の場合)、書込制御装置31は、表面状態に応じて消去用レーザパワーを調整して消去処理を実行する(ステップS1−3)。このため、書込制御装置31は、この画像に応じて消去用レーザを照射することができる。このため、リライタブルペーパー50に表示されている画像を効率よく消去することができる。
(2) 本実施形態では、消去用レーザ装置33による消去処理後、書込制御装置31は、再び表面状態情報を取得し(ステップS1−4)、消去残りの有無を判断する(ステップS1−5)。消去残りがある場合(ステップS1−5において「YES」の場合)、書込制御装置31は、表面状態に応じて消去用レーザパワーを調整して消去処理を実行する(ステップS1−3)。そして、書込制御装置31は、この設定情報を消去用レーザ装置33に通知し、消去用レーザ装置33は、消去処理を実行する。そして、ステップS1−3〜S1−5の処理を繰り返す。このため、消去残りがない状態で書込処理を実行できるので、書込処理によって表示させる画像をより確実に表示させることができる。
(3) 本実施形態では、書込制御装置31は、消去処理(ステップS1−3)を行なう前に、消去残りの有無を判断する(ステップS1−5)。このため、画像が自然に消去される構成のリライタブルペーパー50を用いている場合、自然に消去されていれば、消
去処理を省略することができる。
(4) 本実施形態では、書込制御装置31は、書込処理を実行する(ステップS1−6)と、表示内容情報を取得し(ステップS1−7)、書込内容と表示内容とが一致するか否かを判断する(ステップS1−8)。書込内容と表示内容とが一致しない場合(ステップS1−8において「NO」の場合)には、書込制御装置31は、書込内容と表示内容との差分を算出し(ステップS1−9)、再び、書込処理を実行する(ステップS1−6)。一方、書込内容と表示内容とが一致した場合(ステップS1−8において「YES」の場合)には、レーザ書込処理を終了する。このため、書込制御装置31は、不足部分が表示されるように、その部分についてのみ書込処理を再度、実行するので、効率よく、表示するべき書込内容をより確実に表示させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図3に従って説明する。なお、以下の実施形態において、上記第1実施形態と同様な部分は同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態では、上記第1実施形態における消去処理又は書込処理が異なる。
本実施形態においても、上記第1実施形態と同じ構成のレーザ書込装置30を用いる。また、本実施形態においても、コンテナ10はコンベア20によって搬送される。そして、表面状態撮影装置32がコンテナ10を検知した場合、書込制御装置31は、上記第1実施形態のステップS1−1と同様に、表面状態情報を取得する(ステップS2−1)。そして、書込制御装置31は、この表面状態情報に基づいて消去処理の要否を判断する(ステップS2−2)。ここで、消去処理が必要と判断した場合(S2−2において「YES」の場合)、書込制御装置31は消去処理を実行する(ステップS2−3)。具体的には、まず、書込制御装置31は、コンベア20の搬送速度を消去可能な速度範囲に制御するように、搬送駆動手段に対して指示する。そして、書込制御装置31は、消去のためのレーザ照射を行なうように消去用レーザ装置33を制御する。本実施形態では、消去用レーザパワーは、予め設定された一定値を用いる。そして、消去用レーザ装置33は、消去用レーザを照射させて画像の消去を行なう。
この消去用レーザ装置33による消去処理後、ステップS1−4と同様に、書込制御装置31は、再び表面状態情報を取得する(ステップS2−4)。そして、ステップS1−5と同様に、消去残りの有無を判断する(ステップS2−5)。消去残りがある場合(S2−5において「YES」の場合)には、書込制御装置31は、再度、消去処理を実行する(ステップS2−3)。ここでも、消去用レーザパワーは、予め設定された一定値を用いる。
一方、消去処理の必要なしと判断した場合(ステップS2−2において「NO」の場合)や消去残りがない場合(ステップS2−5において「NO」の場合)には、書込制御装置31は、表面状態に応じて書込用レーザパワーを調整して書込処理を実行する(ステップS2−6)。ここでは、まず、書込制御装置31は、コンベア20の搬送速度を書込可能な速度範囲に制御する。更に、書込制御装置31は、撮影画像データに含まれるバーコードのIDデータを、配送管理サーバに送信する。そして、書込制御装置31は、配送管理サーバから、IDデータに対応する内容データを取得する。
一方、書込制御装置31は、コンベア20の搬送速度に基づいて、レーザ照射領域とレーザ光強度とを算出する。すなわち、搬送速度に基づいてレーザ光の走査範囲を決定し、更に表面情報に基づいてリライタブルペーパー50の表面温度が書込用温度になるレーザ光強度を算出する。
そして、書込制御装置31は、配送管理サーバから取得した内容データに基づいて、リライタブルペーパー50に描画するためのデータ(描画用画像データ)を生成する。次に、書込制御装置31は、描画用画像データを書込用レーザ装置35に送信し、書込のためのレーザ照射を行なうように制御して、書込用レーザを照射させて画像を描画させる。
そして、書込制御装置31は、ステップS1−7と同様に、表示内容情報を取得する(ステップS2−7)。次に、書込制御装置31は、ステップS1−8と同様に、書込内容と表示内容とが一致するか否かを判断する(ステップS2−8)。ここで、書込内容と表示内容とが一致しない場合(ステップS2−8において「NO」の場合)には、ステップS1−9と同様に、書込制御装置31は、書込内容と表示内容との差分を算出する(ステップS2−9)。そして、書込制御装置31は、ステップS2−6〜S2−9の処理を繰り返して実行する。一方、書込内容と表示内容とが一致した場合(ステップS2−8において「YES」の場合)には、レーザ書込処理を終了する。
本実施形態によれば、上記実施形態における(2)〜(4)と同様の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(5) 本実施形態では、書込制御装置31は、表面状態情報を取得する(ステップS2−1)。そして、書込制御装置31は、この表面状態に応じて書込用レーザパワーを調整して書込処理を実行する(ステップS2−6)。このため、書込制御装置31は、リライタブルペーパー50の表面状態に応じた書込用レーザを照射することができるので、書込時のリライタブルペーパー50の表面状態に適したレーザ書込を効率的に行なうことができる。
(第3実施形態)
次に、本発明を具体化した第3実施形態を図4に従って説明する。本実施形態では、上述した第1又は第2実施形態における消去処理又は書込処理が異なる。
本実施形態においても、上記第1実施形態と同じ構成のレーザ書込装置30を用いる。
また、本実施形態においても、コンテナ10はコンベア20によって搬送される。そして、表面状態撮影装置32がコンテナ10を検知した場合、書込制御装置31は、ステップS1−1と同様に、表面状態情報を取得する(ステップS3−1)。そして、書込制御装置31は、この表面状態情報に基づいて消去処理の要否を判断する(ステップS3−2)。ここで、消去処理が必要と判断した場合(S3−2において「YES」の場合)、書込制御装置31は、ステップS1−3と同様に、消去処理を実行する(ステップS3−3)。
この消去用レーザ装置33による消去処理後、ステップS1−4と同様に、書込制御装置31は、再び表面状態情報を取得する(ステップS3−4)。そして、ステップS1−5と同様に、消去残りの有無を判断する(ステップS3−5)。そして、消去残りがある場合(S3−5において「YES」の場合)には、書込制御装置31は、再度、消去処理を実行する(ステップS3−3)。
一方、消去処理の必要なしと判断した場合(ステップS3−2において「NO」の場合)や消去残りがない場合(ステップS3−5において「NO」の場合)には、書込制御装置31は、ステップS2−6と同様に、表面状態に応じて書込用レーザパワーを調整して書込処理を実行する(ステップS3−6)。そして、この書込処理が終了すると、書込制御装置31は、ステップS1−7と同様に、表示内容情報を取得する(ステップS3−7)。次に、書込制御装置31は、ステップS1−8と同様に、書込内容と表示内容とが一致するか否かを判断する(ステップS3−8)。
ここで、書込内容と表示内容とが一致しない場合(ステップS3−8において「NO」の場合)には、ステップS1−9と同様に、書込制御装置31は、書込内容と表示内容との差分を算出する(ステップS3−9)。そして、書込制御装置31は、ステップS3−6〜S3−9の処理を繰り返して実行する。一方、書込内容と表示内容とが一致した場合(ステップS3−8において「YES」の場合)には、レーザ書込処理を終了する。
本実施形態によれば、上記実施形態における(1)〜(5)と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明を具体化した第4実施形態を図5に従って説明する。本実施形態では、上記第1〜3実施形態と異なり、リライタブルペーパー50までの距離情報に基づいてレーザパワーを調節する。
本実施形態においても、上記第1実施形態と同じ構成のレーザ書込装置30を用いる。更に、本実施形態のレーザ書込装置30の書込制御装置31は、リライタブルペーパー50までの距離を算出するためのデータを記憶している。具体的には、公知のオートフォーカスを用いて、焦点距離から距離を算出する。
本実施形態においても、コンテナ10はコンベア20によって搬送される。そして、表面状態撮影装置32がコンテナ10を検知した場合、表面状態撮影装置32は、コンテナ10のリライタブルペーパー50の表面(リライタブル表示領域)を撮影する。本実施形態では、リライタブルペーパー50の表面に対して、焦点をずらして複数回の撮影を行なう。この複数の撮影画像データを書込制御装置31に送信する。
そして、書込制御装置31は、リライタブルペーパー50の表面状態情報及びリライタブルペーパー50までの距離情報を取得する(ステップS4−1)。ここでは、書込制御装置31は、ステップS1−2と同様に、取得した撮影画像データから表面状態情報を取得する。更に、本実施形態では、書込制御装置31は、撮影画像データから算出される焦点距離からリライタブルペーパー50の各部における距離の2次元マップを生成する。
次に、書込制御装置31は、取得した画像データから、ステップS1−2と同様に、消去処理の要否を判断する(ステップS4−2)。ここで、消去処理が必要と判断した場合(ステップS4−2において「YES」の場合)、書込制御装置31は、取得した距離情報に応じて消去用レーザパワーを調節して、消去処理を実行する(ステップS4−3)。具体的には、書込制御装置31は、距離情報の2次元マップに応じて消去用レーザの焦点や強度を調節する。そして、書込制御装置31は、消去のためのレーザ照射を行なうように消去用レーザ装置33を制御して、消去用レーザを照射させて画像の消去を行なう。
更に、書込制御装置31は、ステップS1−4と同様に表面状態情報を取得する(ステップS4−4)。そして、書込制御装置31は、ステップS1−5と同様に、消去残りの有無を判断する(ステップS4−5)。そして、消去残りがある場合(ステップS4−5において「YES」の場合)には、書込制御装置31は、再度、消去処理を実行する(ステップS4−3)。
一方、消去処理の必要なしと判断した場合(ステップS4−2において「NO」の場合)や消去残りがない場合(ステップS4−5において「NO」の場合)には、書込制御装置31は、距離情報に応じて書込用レーザパワーを調整して書込処理を実行する(ステップS4−6)。ここでは、まず、書込制御装置31は、ステップS1−6と同様に、コンベア20の搬送速度を書込可能な速度範囲に制御し、レーザ光の走査範囲を決定し、配送管理サーバからIDデータに関連付けた内容データを取得し、この内容データから描画用
画像データを生成する。更に、書込制御装置31は、距離情報に応じてレーザ光強度を算出する。そして、書込制御装置31は、描画用画像データとレーザ光強度とに基づいて書込用レーザ装置35を制御して、書込用レーザを照射させて画像を描画させる。
そして、書込制御装置31は、ステップS1−7と同様に、表示内容情報を取得する(ステップS4−7)。次に、書込制御装置31は、ステップS1−8と同様に、書込内容と表示内容とが一致するか否かを判断する(ステップS4−8)。ここで、書込内容と表示内容とが一致しない場合(ステップS4−8において「NO」の場合)には、ステップS1−9と同様に、書込制御装置31は、書込内容と表示内容との差分を算出する(ステップS4−9)。そして、書込制御装置31は、ステップS4−6〜S4−9の処理を繰り返して実行する。一方、書込内容と表示内容とが一致した場合(ステップS4−8において「YES」の場合)には、レーザ書込処理を終了する。
本実施形態によれば、上記実施形態における(1)〜(5)と同様の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(6) 本実施形態では、書込制御装置31は、リライタブルペーパー50までの距離情報を取得し(ステップS4−1)。この距離情報に応じてレーザ光強度を算出する。そして、書込制御装置31は、描画用画像データとレーザ光強度とに基づいて書込用レーザ装置35を制御して、書込処理を実行する(ステップS4−6)。例えば、リライタブルペーパー50に曲がり(曲面)があったりリライタブルペーパー50が斜めに傾いて貼付されたりコンテナ10が傾いて搬送されていたりする場合などには、距離の2次元マップを生成することにより、リライタブルペーパー50における曲がりや傾きなどの状態を把握することもできる。この場合、曲がりや傾きなどの状態を考慮してエネルギーレベルを調整することにより、強いレーザ照射による可逆表示媒体の劣化や弱いレーザ照射による画像の表示不足などを回避することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明を具体化した第5実施形態を図6に従って説明する。本実施形態では、上記第4実施形態における距離情報の代わりに、リライタブルペーパー50における配置情報からレーザパワーを調節する。
本実施形態においても、上記第1実施形態と同じ構成のレーザ書込装置30を用いる。更に、本実施形態のレーザ書込装置30の表面状態撮影装置32は、リライタブルペーパー50がコンテナ10の片面又は両面にあるのかという配置情報を取得する。具体的には、コンベア20上の表面状態撮影装置(32,34,36)の近傍に、図示しないミラーが複数設けられている。そして、このミラーを介して、表面状態撮影装置(32,34,36)は、対向している面の反対側に貼付されたリライタブルペーパー50の撮影画像データを取得する。そして、表面状態撮影装置(32,34,36)は、取得した撮影画像データを書込制御装置31に供給する。書込制御装置31は、リライタブルの初期状態の画像データを記憶しており、供給された撮影画像データと各初期状態の画像データと比較して、リライタブルペーパー50が片面又は両面にあるのかという配置情報を取得する。
更に、消去用レーザ装置33及び書込用レーザ装置35の近傍にも、図示しないミラーが複数設けられている。そして、消去用レーザ装置33及び書込用レーザ装置35は、対向している面に貼付されたリライタブルペーパー50だけでなく、ミラーを用いて、対向している面の反対側に貼付されたリライタブルペーパー50に対してレーザ光を照射することができる。
本実施形態においても、コンテナ10はコンベア20によって搬送される。そして、表面状態撮影装置32がコンテナ10を検知した場合、コンテナ10のリライタブルペーパ
ー50が貼付される位置の両面を撮影する。本実施形態では、表面状態撮影装置32は、表面状態撮影装置32に対向する面だけでなく、この面の反対側の面をミラーを用いて撮影する。更に、本実施形態では、リライタブルペーパー50の表面に対して、焦点をずらして複数回の撮影を行なう。この複数の撮影画像データを、対向する面又はその反対面を特定するデータとともに書込制御装置31に送信する。
そして、書込制御装置31は、リライタブルペーパー50の配置情報を取得する(ステップS5−1)。具体的には、書込制御装置31は、取得した撮影画像データと、リライタブルペーパー50の初期状態の画像データとを比較する。そして、比較した結果、表面状態撮影装置32の片面又は両面にリライタブルペーパー50が設けられていることを検出する。
次に、書込制御装置31は、取得した画像データから、ステップS1−2と同様に、消去処理の要否を判断する(ステップS5−2)。ここで、消去処理が必要と判断した場合(ステップS5−2において「YES」の場合)、書込制御装置31は、取得した配置情報に応じて消去用レーザパワーを調節して、消去処理を実行する(ステップS5−3)。具体的には、書込制御装置31は、消去処理が必要なリライタブルペーパー50に対して、その表面が消去用温度になるようなレーザパワーに調整する。そして、書込制御装置31は、消去用レーザ装置33に対向する面とは反対側の面のリライタブルペーパー50に対して消去処理が必要な場合には、ミラーを介してレーザを照射するように、消去用レーザ装置33を制御する。また、両面のリライタブルペーパー50に対して消去処理が必要な場合には、それぞれに適したレーザパワーに調整してレーザを照射するように、消去用レーザ装置33を制御する。これにより、消去用レーザ装置33は、消去用レーザを照射して画像の消去を行なう。
更に、書込制御装置31は、ステップS1−4と同様に表面状態情報を取得する(ステップS5−4)。そして、書込制御装置31は、ステップS1−5と同様に、消去残りの有無を判断する(ステップS5−5)。そして、消去残りがある場合(ステップS5−5において「YES」の場合)には、書込制御装置31は、再度、消去処理を実行する(ステップS5−3)。
一方、消去処理の必要なしと判断した場合(ステップS5−2において「NO」の場合)や消去残りがない場合(ステップS5−5において「NO」の場合)には、書込制御装置31は、配置情報に応じて書込用レーザパワーを調整して書込処理を実行する(ステップS5−6)。ここでは、まず、書込制御装置31は、ステップS1−6と同様に、コンベア20の搬送速度を書込可能な速度範囲に制御し、レーザ光の走査範囲を決定し、配送管理サーバからIDデータに関連付けた内容データを取得し、この内容データから描画用画像データを生成する。更に、書込制御装置31は、配置情報に応じてレーザ光強度を算出する。ここでは、書込制御装置31は、書込を行なうリライタブルペーパー50に対して、その表面が書込用温度になるようなレーザパワーに調整する。そして、書込制御装置31は、書込用レーザ装置35に対向する面とは反対側の面のリライタブルペーパー50に対して書込処理を行なう場合には、ミラーを介してレーザを照射するように、書込用レーザ装置35を制御する。また、両面のリライタブルペーパー50に対して消去処理が必要な場合には、それぞれに適したレーザパワーに調整してレーザを照射するように、書込用レーザ装置35を制御する。そして、書込制御装置31は、描画用画像データとレーザ光強度とに基づいて書込用レーザ装置35を制御して、書込用レーザを照射させて画像を描画させる。
そして、書込制御装置31は、ステップS1−7と同様に、表示内容情報を取得する(ステップS5−7)。次に、書込制御装置31は、ステップS1−8と同様に、書込内容
と表示内容とが一致するか否かを判断する(ステップS5−8)。ここで、書込内容と表示内容とが一致しない場合(ステップS5−8において「NO」の場合)には、ステップS1−9と同様に、書込制御装置31は、書込内容と表示内容との差分を算出する(ステップS5−9)。そして、書込制御装置31は、ステップS5−6〜S5−9の処理を繰り返して実行する。一方、書込内容と表示内容とが一致した場合(ステップS5−8において「YES」の場合)には、レーザ書込処理を終了する。
本実施形態によれば、上記実施形態における(1)〜(5)と同様の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(7) 本実施形態では、書込制御装置31は、リライタブルペーパー50の配置情報を取得する(ステップS5−1)。書込制御装置31は、取得した配置情報に応じて消去用レーザパワーを調節して、消去処理を実行する(ステップS5−3)。更に、書込制御装置31は、配置情報に応じて書込用レーザパワーを調整して書込処理を実行する(ステップS5−6)。このため、コンテナ10に貼付されたリライタブルペーパー50が片面又は両面に設けられているかを特定し、その(又はそれらの)リライタブルペーパー50に対して適する画像を効率よく表示させることができる。
(第6実施形態)
次に、本発明を具体化した第6実施形態を図7に従って説明する。本実施形態では、上記第3実施形態と異なり、環境情報(明るさ)に基づいてレーザパワーを調節する。
本実施形態においても、上記第1実施形態と同じ構成のレーザ書込装置30を用いる。更に、本実施形態のレーザ書込装置30の表面状態撮影装置32は、画像データを撮影するとともに、照度計としても機能し、測定した照度を書込制御装置31に送信する。書込制御装置31は、各照度に対応する濃度に関するデータを記憶している。
本実施形態においても、コンテナ10はコンベア20によって搬送される。そして、表面状態撮影装置32がコンテナ10を検知した場合、コンテナ10のリライタブルペーパー50の表面を撮影するとともに、この撮影した環境における明るさ(照度)を測定する。表面状態撮影装置32は、撮影した画像データと、測定した照度データとを書込制御装置31に送信する。
そして、書込制御装置31は、環境情報を取得する(ステップS6−1)。具体的には、書込制御装置31は、照度データを取得する。
次に、書込制御装置31は、取得した画像データから、ステップS1−2と同様に、消去処理の要否を判断する(ステップS6−2)。ここで、消去処理が必要と判断した場合(ステップS6−2において「YES」の場合)、書込制御装置31は、取得した環境情報(照度)に応じて消去用レーザパワーを調節して、消去処理を実行する(ステップS6−3)。具体的には、書込制御装置31は、消去用レーザの焦点や強度を調節し、書込制御装置31は、消去のためのレーザ照射を行なうように消去用レーザ装置33を制御して、消去用レーザを照射させて画像の消去を行なう。
更に、書込制御装置31は、ステップS1−4と同様に表面状態情報を取得する(ステップS6−4)。そして、書込制御装置31は、ステップS1−5と同様に、消去残りの有無を判断する(ステップS6−5)。そして、消去残りがある場合(ステップS6−5において「YES」の場合)には、書込制御装置31は、再度、消去処理を実行する(ステップS6−3)。
一方、消去処理の必要なしと判断した場合(ステップS6−2において「NO」の場合)や消去残りがない場合(ステップS6−5において「NO」の場合)には、書込制御装
置31は、環境情報に応じて書込用レーザパワーを調整して書込処理を実行する(ステップS6−6)。ここでは、まず、書込制御装置31は、ステップS1−6と同様に、コンベア20の搬送速度を書込可能な速度範囲に制御し、レーザ光の走査範囲を決定し、配送管理サーバからIDデータに関連付けた内容データを取得し、この内容データから描画用画像データを生成する。更に、書込制御装置31は、照度に応じた濃度になるように、環境情報(照度)に応じた濃度データに基づいてレーザ光強度を算出する。そして、書込制御装置31は、描画用画像データとレーザ光強度とに基づいて書込用レーザ装置35を制御して、書込用レーザを照射させて画像を描画させる。
そして、書込制御装置31は、ステップS1−7と同様に、表示内容情報を取得する(ステップS6−7)。次に、書込制御装置31は、ステップS1−8と同様に、書込内容と表示内容とが一致するか否かを判断する(ステップS6−8)。ここで、書込内容と表示内容とが一致しない場合(ステップS6−8において「NO」の場合)には、ステップS1−9と同様に、書込制御装置31は、書込内容と表示内容との差分を算出する(ステップS6−9)。そして、書込制御装置31は、ステップS6−6〜S6−9の処理を繰り返して実行する。一方、書込内容と表示内容とが一致した場合(ステップS6−8において「YES」の場合)には、レーザ書込処理を終了する。
本実施形態によれば、上記実施形態における(1)〜(5)と同様の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(8) 本実施形態では、書込制御装置31は、リライタブルペーパー50の環境情報を取得する(ステップS6−1)。書込制御装置31は、取得した環境情報に応じて消去用レーザパワーを調節して、消去処理を実行する(ステップS6−3)。更に、書込制御装置31は、環境情報に応じて書込用レーザパワーを調整して書込処理を実行する(ステップS6−6)。このため、リライタブルペーパー50の周囲の明るさを考慮してレーザ照射を行なうことができる。例えば、明るい場所においては濃度が高い画像を表示させ、暗い場所においては濃度が低い画像を表示させることにより、視認性に優れた文字や画像を表示することができる。
(第7実施形態)
次に、本発明を具体化した第7実施形態を図8に従って説明する。本実施形態では、上記第3実施形態と異なり、表面温度情報に基づいてレーザパワーを調節する。
本実施形態においても、上記第1実施形態と同じ構成のレーザ書込装置30を用いる。更に、本実施形態のレーザ書込装置30の表面状態撮影装置32は、画像データを撮影するとともに、サーモグラフィとして機能し、リライタブルペーパー50の表面の温度を測定し、この測定した温度データを書込制御装置31に送信する。
本実施形態においても、コンテナ10はコンベア20によって搬送される。そして、表面状態撮影装置32がコンテナ10を検知した場合、コンテナ10のリライタブルペーパー50の表面を撮影するとともに、この撮影したリライタブル表示領域における表面温度を測定する。表面状態撮影装置32は、撮影した画像データと、測定した温度データとを書込制御装置31に送信する。
そして、書込制御装置31は、表面温度情報を取得する(ステップS7−1)。具体的には、書込制御装置31は、取得した温度データに基づいて2次元のサーモグラフィを生成する。
次に、書込制御装置31は、取得した撮影画像データから、ステップS1−2と同様に、消去処理の要否を判断する(ステップS7−2)。ここで、消去処理が必要と判断した
場合(ステップS7−2において「YES」の場合)、書込制御装置31は、取得した表面温度に応じて消去用レーザパワーを調節して、消去処理を実行する(ステップS7−3)。具体的には、書込制御装置31は、取得した表面温度に基づいて、リライタブルペーパー50の表面温度が消去用温度になるように、消去用レーザの焦点や強度を調節する。そして、書込制御装置31は、消去のためのレーザ照射を行なうように消去用レーザ装置33を制御して、消去用レーザを照射させて画像の消去を行なう。
更に、書込制御装置31は、ステップS1−4と同様に表面状態情報を取得する(ステップS7−4)。そして、書込制御装置31は、ステップS1−5と同様に、消去残りの有無を判断する(ステップS7−5)。そして、消去残りがある場合(ステップS7−5において「YES」の場合)には、書込制御装置31は、再度、消去処理を実行する(ステップS7−3)。
一方、消去処理の必要なしと判断した場合(ステップS7−2において「NO」の場合)や消去残りがない場合(ステップS7−5において「NO」の場合)には、書込制御装置31は、表面温度情報に応じて書込用レーザパワーを調整して書込処理を実行する(ステップS7−6)。ここでは、まず、書込制御装置31は、ステップS1−6と同様に、コンベア20の搬送速度を書込可能な速度範囲に制御し、レーザ光の走査範囲を決定し、配送管理サーバからIDデータに関連付けた内容データを取得し、この内容データから描画用画像データを生成する。更に、書込制御装置31は、表面温度に応じてレーザ光強度を算出する。そして、書込制御装置31は、描画用画像データとレーザ光強度とに基づいて書込用レーザ装置35を制御して、書込用レーザを照射させて画像を描画させる。
そして、書込制御装置31は、ステップS1−7と同様に、表示内容情報を取得する(ステップS7−7)。次に、書込制御装置31は、ステップS1−8と同様に、書込内容と表示内容とが一致するか否かを判断する(ステップS7−8)。ここで、書込内容と表示内容とが一致しない場合(ステップS7−8において「NO」の場合)には、ステップS1−9と同様に、書込制御装置31は、書込内容と表示内容との差分を算出する(ステップS7−9)。そして、書込制御装置31は、ステップS7−6〜S7−9の処理を繰り返して実行する。一方、書込内容と表示内容とが一致した場合(ステップS7−8において「YES」の場合)には、レーザ書込処理を終了する。
本実施形態によれば、上記実施形態における(1)〜(5)と同様の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(9) 本実施形態では、書込制御装置31は、リライタブルペーパー50の表面温度情報を取得する(ステップS7−1)。書込制御装置31は、取得した表面温度に応じて消去用レーザパワーを調節して、消去処理を実行する(ステップS7−3)。更に、書込制御装置31は、環境情報に応じて書込用レーザパワーを調整して書込処理を実行する(ステップS7−6)。このため、リライタブルペーパー50の表面温度を考慮してレーザ照射を行なうことができる。例えば、表面温度が高い場合には、より弱いレーザを照射にすることにより、可逆表示媒体の劣化を回避することができる。また、例えば、表面温度が低い場合には、より強いレーザを照射にすることにより、リライタブルペーパー50の表面を書込用温度にして、画像をより確実に表示させることができる。
(第8実施形態)
次に、本発明を具体化した第8実施形態を図9に従って説明する。本実施形態では、表示されている内容と相違する部分のみを消去する消去処理と、相違する部分のみを書込ための書込処理とを実行する。
本実施形態においては、上記第1実施形態と同じ構成のレーザ書込装置30を用いる。
また、本実施形態においても、コンテナ10はコンベア20によって搬送される。そして、表面状態撮影装置32がコンテナ10を検知した場合、書込制御装置31は、ステップS1−1と同様に、表面状態情報を取得する(ステップS8−1)。そして、書込制御装置31は、ステップS1−2と同様に、この表面状態情報に基づいて消去処理の要否を判断する(ステップS8−2)。ここで、消去処理が必要と判断した場合(S8−2において「YES」の場合)、書込制御装置31は、書込情報と表示情報との差分を算出する(ステップS8−3)。具体的には、書込制御装置31は、2次元コードから特定したIDデータを配送管理サーバに送信して、このIDデータに関連付けた内容データを取得し、この内容データに基づく描画用画像を生成する。書込制御装置31は、生成した描画用画像データと、表示状態情報である撮影画像データとを比較する。そして、書込制御装置31は、描画用画像データと撮影画像データの差分(差異部分)から、追加して書き込むべき内容データを生成する。
次に、書込制御装置31は、差分(差異部分)のみを消去する消去処理を実行する(ステップS8−4)。具体的には、まず、書込制御装置31は、コンベア20の搬送速度を消去可能な速度範囲に制御するように、搬送駆動手段に対して信号を送信する。そして、書込制御装置31は、消去のためのレーザ照射を行なうように消去用レーザ装置33を制御して、消去用レーザを照射させて画像の消去を行なう。
更に、書込制御装置31は、ステップS1−4と同様に表面状態情報を取得する(ステップS8−5)。そして、書込制御装置31は、ステップS1−5と同様に、消去残りの有無を判断する(ステップS8−6)。そして、消去残りがある場合(ステップS8−6において「YES」の場合)には、書込制御装置31は、再度、消去処理を実行する(ステップS8−4)。
一方、消去処理の必要なしと判断した場合(ステップS8−2において「NO」の場合)や消去残りがない場合(ステップS8−6において「NO」の場合)には、書込制御装置31は、算出した差分(差異部分)を用いて書込処理を実行する(ステップS8−7)。ここでは、まず、書込制御装置31は、ステップS1−6と同様に、コンベア20の搬送速度を書込可能な速度範囲に制御し、レーザ光の走査範囲を決定し生成した内容データから描画用画像データを生成する。更に、書込制御装置31は、表示状態情報に応じてレーザ光強度を算出する。そして、書込制御装置31は、描画用画像データとレーザ光強度とに基づいて書込用レーザ装置35を制御して、書込用レーザを照射させて画像を描画させる。
そして、書込制御装置31は、ステップS1−7と同様に、表示内容情報を取得する(ステップS8−8)。次に、書込制御装置31は、ステップS1−8と同様に、書込内容と表示内容とが一致するか否かを判断する(ステップS8−9)。ここで、書込内容と表示内容とが一致しない場合(ステップS8−9において「NO」の場合)には、ステップS1−9と同様に、書込制御装置31は、書込内容と表示内容との差分を算出する(ステップS8−10)。そして、書込制御装置31は、ステップS8−7〜S8−10の処理を繰り返して実行する。一方、書込内容と表示内容とが一致した場合(ステップS8−9において「YES」の場合)には、レーザ書込処理を終了する。
本実施形態によれば、上記実施形態における(1)〜(5)と同様の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(10) 本実施形態では、書込制御装置31は、リライタブルペーパー50の表面状態情報を取得する(ステップS8−1)。書込制御装置31は、書込情報と表示情報との差分を算出し(ステップS8−3)、この差分のみを消去する消去処理を実行する(ステップS8−4)。書込制御装置31は、算出した差分を用いて書込処理を実行する(ステ
ップS8−7)。このため、書込時の状態に応じて、異なる部分(差分)のみを消去して、その差分のみの書込を実行するため、レーザ書込を効率的に行なうことができる。
(第9実施形態)
次に、本発明を具体化した第9実施形態を図10に従って説明する。本実施形態では、上記各実施形態と異なり、レーザを試射した後、この試射した試射用レーザによる書込濃度情報に基づいて、書込用レーザパワーを調整する。
本実施形態のレーザ書込装置では、上記第1実施形態のレーザ書込装置30の表面状態撮影装置32と消去処理ユニットとの間に、試射処理ユニットを設ける。この試射処理ユニットは、試射用レーザ照射手段としての試射用レーザ装置と、濃淡情報取得手段としての試射濃度撮影装置とを備える。
試射用レーザ装置は、書込用レーザ装置と同様に、試射用レーザ光源及び光学機構部を備える。試射用レーザ光源として、書込用レーザ光源と同様に40WのCO2レーザを用いる。光学機構部は、消去用レーザ装置33の光学機構部と同様にガルバノメータとガルバノメータに取り付けられたミラーで構成される。試射用レーザ装置の光学機構部は、書込制御装置31から指定されたリライタブルペーパーの表面(リライタブル領域)上の試射対象位置に対してレーザを照射する。
試射濃度撮影装置は、試射用レーザ装置からのレーザ光によって生成された画像を撮影し、この画像データを書込制御装置31に送信する。
本実施形態の書込制御装置31は、表面状態撮影装置32からの撮影画像データに基づいて、画像が表示されていない領域を特定し、この特定した領域から試射対象位置を決定して、試射用レーザ装置に所定の強度のレーザ光でレーザ光を照射するように制御を行なう。更に、書込制御装置31は、試射濃度撮影装置から試射用レーザ試射による画像の濃度に関するデータを取得し、この画像の濃度に基づいて書込用レーザ装置35のレーザパワーを調整する。その他、書込制御装置31は、上記各実施形態と同様な処理を実行する。
次に、本実施形態におけるレーザ書込装置を用いて、レーザ書込処理を実行する場合の処理手順について説明する。
本実施形態においても、コンテナ10はコンベア20によって搬送される。そして、表面状態撮影装置32がコンテナ10を検知した場合、書込制御装置31は、ステップS1−1と同様に、表面状態情報を取得する(ステップS9−1)。そして、書込制御装置31は、表面状態情報に基づいて、画像が表示されていない領域を特定する。
次に、書込制御装置31は、レーザの試射を実行する(ステップS9−2)。ここで、書込制御装置31は、特定した画像が表示されていない領域に基づいて試射対象位置を決定して、この試射対象位置に対してレーザ照射を行なうように、試射用レーザ装置を制御する。これにより、試射用レーザ装置は、試射用レーザ光源と光学機構部とを用いて、リライタブル領域に対して試射用レーザを照射する。
そして、試射濃度撮影装置は、試射用レーザが照射されたリライタブル領域を撮影した撮影画像データを書込制御装置31に送信する。この場合、書込制御装置31は、書込濃度情報を取得する(ステップS9−3)。具体的には、試射用レーザ光を照射したリライタブル領域に関する画像データに基づいて、試射用レーザによる発色状態(書込濃度)に関するデータを取得する。
次に、書込制御装置31は、ステップS2−3と同様に、消去処理を実行する(ステッ
プS9−4)。
そして、書込制御装置31は、ステップS1−4と同様に表面状態情報を取得する(ステップS9−5)。そして、書込制御装置31は、ステップS1−5と同様に、消去残りの有無を判断する(ステップS9−6)。そして、消去残りがある場合(ステップS9−5において「YES」の場合)には、書込制御装置31は、再度、消去処理を実行する(ステップS9−4)。
一方、すべて消去された場合(S9−6において「NO」の場合)には、書込制御装置31は、書込濃度情報に基づいて書込用レーザパワーを調整して書込処理を実行する(ステップS9−7)。ここでは、まず、書込制御装置31は、ステップS1−6と同様に、コンベア20の搬送速度を書込可能な速度範囲に制御し、レーザ光の走査範囲を決定し、配送管理サーバからIDデータに関連付けた内容データを取得し、この内容データから描画用画像データを生成する。更に、書込制御装置31は、試射用レーザによる書込濃度に応じてレーザ光強度を算出する。そして、書込制御装置31は、描画用画像データとレーザ光強度とに基づいて書込用レーザ装置35を制御して、書込用レーザを照射させて画像を描画させる。
そして、書込制御装置31は、ステップS1−7と同様に、表示内容情報を取得する(ステップS9−8)。次に、書込制御装置31は、ステップS1−8と同様に、書込内容と表示内容とが一致するか否かを判断する(ステップS9−9)。ここで、書込内容と表示内容とが一致しない場合(ステップS9−9において「NO」の場合)には、ステップS1−9と同様に、書込制御装置31は、書込内容と表示内容との差分を算出する(ステップS9−10)。そして、書込制御装置31は、ステップS9−7〜S9−10の処理を繰り返して実行する。一方、書込内容と表示内容とが一致した場合(ステップS9−9において「YES」の場合)には、レーザ書込処理を終了する。
本実施形態によれば、上記実施形態における(1)〜(5)と同様の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(11) 本実施形態では、書込制御装置31は、レーザの試射を実行し(ステップS9−2)、この試射用レーザが照射されたリライタブル領域を撮影した撮影画像データに基づいて書込濃度情報を取得する(ステップS9−3)。そして、書込制御装置31は、書込濃度情報に基づいて書込用レーザパワーを調整して書込処理を実行する(ステップS9−7)。このため、各リライタブルペーパー50の発色状態を確認して、各リライタブルペーパー50に適したレーザ書込を行なうことができる。
(12) 本実施形態では、書込制御装置31は、リライタブルペーパー50の表面状態情報を取得し(ステップS9−1)、画像が表示されていない領域を特定する。書込制御装置31は、レーザの試射を実行する(ステップS9−2)場合には、画像が表示されていない領域に基づいて試射対象位置を決定して、この試射対象位置に対してレーザ照射を行なう。このため、何らかの表示がある部分に重ねてレーザ照射を行なわないようにできるので、試射用レーザによる書込濃度をより正確に取得することができる。
(第10実施形態)
次に、本発明を具体化した第10実施形態を図11に従って説明する。本実施形態では、上記第1〜3実施形態と異なり、リライタブルペーパー50が貼付されたコンテナ10の振動情報に基づいて書込処理を実行する。
本実施形態においても、上記第1実施形態と同じ構成のレーザ書込装置30を用いる。更に、本実施形態のレーザ書込装置30の表面状態撮影装置32,34は、撮影した動画データを書込制御装置31に送信する。書込制御装置31は、受信した動画データに基づいて振動データ(振動幅や周期等)を取得し、更に動画データから静止画データを抽出し
、この静止画データから表面状態も取得する。
本実施形態においても、コンテナ10はコンベア20によって搬送される。そして、表面状態撮影装置32がコンテナ10を検知した場合、表面状態撮影装置32は、コンテナ10のリライタブルペーパー50の表面(リライタブル表示領域)を撮影する。本実施形態では、動画の撮影を行ない、この動画データを書込制御装置31に送信する。
そして、書込制御装置31は、受信した動画データに基づいて振動情報を取得する(ステップS10−1)。ここでは、書込制御装置31は、取得した動画データから、振動の振幅や周期を特定する。更に、本実施形態では、書込制御装置31は、動画データから静止画データを抽出し、この静止画データから表面状態情報も取得する。
次に、書込制御装置31は、取得した画像データから、ステップS1−2と同様に、消去処理の要否を判断する(ステップS10−2)。ここで、消去処理が必要と判断した場合(ステップS10−2において「YES」の場合)、書込制御装置31は、取得した振動の振幅や周期に応じて消去用レーザパワーを調節して、消去処理を実行する(ステップS10−3)。具体的には、書込制御装置31は、振動情報に応じて消去用レーザの速度や走査タイミング等を調節する。そして、書込制御装置31は、消去のためのレーザ照射を行なうように消去用レーザ装置33を制御して、消去用レーザを照射させて画像の消去を行なう。
更に、書込制御装置31は、ステップS1−4と同様に表面状態情報を取得する(ステップS10−4)。そして、書込制御装置31は、ステップS1−5と同様に、消去残りの有無を判断する(ステップS10−5)。そして、消去残りがある場合(ステップS10−5において「YES」の場合)には、書込制御装置31は、再度、消去処理を実行する(ステップS10−3)。
一方、消去処理の必要なしと判断した場合(ステップS10−2において「NO」の場合)や消去残りがない場合(ステップS10−5において「NO」の場合)には、書込制御装置31は、取得した振動が基準値以上であるか否かを判断する(ステップS10−6)。具体的には、取得した振動情報に基づいて、例えば、振動幅が所定値以上で、かつ所定周期が所定値以上である場合には、振動が基準値以上であると判断する(S10−6において「YES」)。この場合、書込制御装置31は、減速指示処理を実行する(ステップS10−7)。ここでは、まず、書込制御装置31は、コンベア20の搬送速度を書込可能な速度範囲になるように、搬送速度を制御するため搬送駆動手段に対して信号を送信する。なお、書込制御装置31は、振動が基準値以上でなかった場合(ステップS10−6において「NO」の場合)には、このステップS10−7の処理をスキップする。
そして、書込制御装置31は、書込処理を実行する(ステップS10−8)。ここでは、まず、書込制御装置31は、ステップS1−6と同様に、レーザ光の走査範囲を決定し、配送管理サーバからIDデータに関連付けた内容データを取得し、この内容データから描画用画像データを生成する。更に、書込制御装置31は、表面状態情報に応じてレーザ光強度を算出する。そして、書込制御装置31は、描画用画像データとレーザ光強度とに基づいて書込用レーザ装置35を制御して、書込用レーザを照射させて画像を描画させる。
そして、書込制御装置31は、ステップS1−7と同様に、表示内容情報を取得する(ステップS10−9)。次に、書込制御装置31は、ステップS1−8と同様に、書込内容と表示内容とが一致するか否かを判断する(ステップS10−10)。ここで、書込内容と表示内容とが一致しない場合(ステップS10−10において「NO」の場合)には
、ステップS1−9と同様に、書込制御装置31は、書込内容と表示内容との差分を算出する(ステップS10−11)。そして、書込制御装置31は、ステップS10−8〜S10−11の処理を繰り返して実行する。一方、書込内容と表示内容とが一致した場合(ステップS10−10において「YES」の場合)には、レーザ書込処理を終了する。
本実施形態によれば、上記実施形態における(1)〜(5)と同様の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(13) 本実施形態では、書込制御装置31は、受信した動画データに基づいて振動情報を取得し(ステップS10−1)、取得した振動が基準値以上であるか否かを判断する(ステップS10−6)。例えば、振動幅が所定値以上で、かつ所定周期が所定値以上である場合には、振動が基準値以上であると判断する(S10−6において「YES」)。この場合、書込制御装置31は、減速指示処理を実行し(ステップS10−7)、書込処理を実行する(ステップS10−8)。このため、振動が大きい場合であっても、リライタブルペーパー50に対してレーザをより確実に照射できるので、リライタブルペーパー50に画像をより正確に描画(表示)させることができる。
(第11実施形態)
次に、本発明を具体化した第11実施形態を図12に従って説明する。本実施形態では、上記第10実施形態と同様に、コンテナ10の振動情報に基づいて書込処理を実行するが、上記第10実施形態とは、書込処理の直前の処理が異なる。
本実施形態においては、上記第10実施形態と同じ構成のレーザ書込装置30を用いる。
本実施形態においても、コンテナ10はコンベア20によって搬送される。そして、表面状態撮影装置32がコンテナ10を検知した場合、ステップS10−1と同様に、書込制御装置31は、受信した動画データに基づいて振動情報を取得する(ステップS11−1)。
次に、書込制御装置31は、ステップS10−2と同様に、消去処理の要否を判断する(ステップS11−2)。ここで、消去処理が必要と判断した場合(ステップS11−2において「YES」の場合)、書込制御装置31は、ステップS10−3と同様に、消去処理を実行する(ステップS11−3)。
更に、書込制御装置31は、ステップS10−4と同様に表面状態情報を取得する(ステップS11−4)。そして、書込制御装置31は、ステップS10−5と同様に、消去残りの有無を判断する(ステップS11−5)。そして、消去残りがある場合(ステップS11−5において「YES」の場合)には、書込制御装置31は、再度、消去処理を実行する(ステップS11−3)。
一方、消去処理の必要なしと判断した場合(ステップS11−2において「NO」の場合)や消去残りがない場合(ステップS11−5において「NO」の場合)には、書込制御装置31は、振動に同期させた書込画像を生成する(ステップS11−6)。ここでは、まず、書込制御装置31は、ステップS1−6と同様に、レーザ光の走査範囲を決定し、配送管理サーバからIDデータに関連付けた内容データを取得し、この内容データから描画用画像データを生成する。更に、描画用画像データと、振動の振幅及び周期とから、レーザ照射の走査軌跡を決定する。
そして、書込制御装置31は、書込処理を実行する(ステップS11−7)。ここでは、書込制御装置31は、生成した書込画像の走査軌跡を一定の強度のレーザ光で照射するように書込用レーザ装置35を制御して、画像を描画させる。
そして、書込制御装置31は、ステップS1−7と同様に、表示内容情報を取得する(ステップS11−8)。次に、書込制御装置31は、ステップS1−8と同様に、書込内容と表示内容とが一致するか否かを判断する(ステップS11−9)。ここで、書込内容と表示内容とが一致しない場合(ステップS11−9において「NO」の場合)には、ステップS1−9と同様に、書込制御装置31は、書込内容と表示内容との差分を算出する(ステップS11−10)。そして、書込制御装置31は、ステップS11−7〜S11−10の処理を繰り返して実行する。一方、書込内容と表示内容とが一致した場合(ステップS11−9において「YES」の場合)には、レーザ書込処理を終了する。
本実施形態によれば、上記実施形態における(1)〜(5)と同様の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(14) 本実施形態では、書込制御装置31は、受信した動画データに基づいて振動情報を取得し(ステップS11−1)、取得した振動に同期させた書込画像を生成し(ステップS11−6)、書込処理を実行する(ステップS11−7)。このため、リライタブルペーパー50に対して、レーザをより正確に照射できるので、リライタブルペーパー50に画像をより正確に表示することができる。
(第12実施形態)
次に、本発明を具体化した第12実施形態を図13に従って説明する。本実施形態では、上記第10実施形態と同様に、コンテナ10の振動情報に基づいて書込処理を実行するが、上記第10及び第11実施形態とは、書込処理の直前の処理が異なる。
本実施形態においては、上記第10実施形態と同じ構成のレーザ書込装置30を用いる。また、本実施形態の書込制御装置31は、振動に応じて用いる文字のフォントや大きさ(表示形態)に関するデータを記憶している。例えば、振幅値が大きい場合又は振動の周期が短い場合には、ブレても視認性が高くなるような文字のフォントや大きさに設定される。
本実施形態においても、コンテナ10はコンベア20によって搬送される。そして、表面状態撮影装置32がコンテナ10を検知した場合、ステップS10−1と同様に、書込制御装置31は、受信した動画データに基づいて振動情報を取得する(ステップS12−1)。
次に、書込制御装置31は、ステップS10−2と同様に、消去処理の要否を判断する(ステップS12−2)。ここで、消去処理が必要と判断した場合(ステップS12−2において「YES」の場合)、書込制御装置31は、ステップS10−3と同様に、消去処理を実行する(ステップS12−3)。
更に、書込制御装置31は、ステップS1−4と同様に表面状態情報を取得する(ステップS12−4)。そして、書込制御装置31は、ステップS1−5と同様に、消去残りの有無を判断する(ステップS12−5)。そして、消去残りがある場合(ステップS12−5において「YES」の場合)には、書込制御装置31は、再度、消去処理を実行する(ステップS12−3)。
一方、消去処理の必要なしと判断した場合(ステップS12−2において「NO」の場合)や消去残りがない場合(ステップS12−5において「NO」の場合)には、書込制御装置31は、振動に応じて変更した書込画像を生成する(ステップS12−6)。具体的には、書込制御装置31は、まず、画像データに含まれるバーコードのIDデータを配送管理サーバに送信して、配送管理サーバから、IDデータに関連付けた内容データを取
得する。書込制御装置31は、受信した内容データと、取得した振動の振幅及び周期に基づいて、コンベア20の振動に応じた文字のフォントや大きさを用いて、画像データを取得する。
そして、書込制御装置31は、書込処理を実行する(ステップS12−7)。ここでは、まず、書込制御装置31は、ステップS1−6と同様に、コンベア20の搬送速度を書込可能な速度範囲に制御し、レーザ光の走査範囲を決定する。更に、ステップS12−6で生成した書込画像データと振動の振幅及び周期とから、レーザ照射の走査軌跡を決定する。そして、書込制御装置31は、走査軌跡を一定の強度のレーザ光で照射するように書込用レーザ装置35を制御して、画像を描画させる。
そして、書込制御装置31は、ステップS1−7と同様に、表示内容情報を取得する(ステップS12−8)。次に、書込制御装置31は、ステップS1−8と同様に、書込内容と表示内容とが一致するか否かを判断する(ステップS12−9)。ここで、書込内容と表示内容とが一致しない場合(ステップS12−9において「NO」の場合)には、ステップS1−9と同様に、書込制御装置31は、書込内容と表示内容との差分を算出する(ステップS12−10)。そして、書込制御装置31は、ステップS12−7〜S12−10の処理を繰り返して実行する。一方、書込内容と表示内容とが一致した場合(ステップS12−9において「YES」の場合)には、レーザ書込処理を終了する。
本実施形態によれば、上記実施形態における(1)〜(5)と同様の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(15) 本実施形態では、書込制御装置31は、受信した動画データに基づいて振動情報を取得し(ステップS12−1)、取得した振動に応じて書込画像を生成し(ステップS12−6)、書込処理を実行する(ステップS12−7)。このため、例えば、振動が大きい場合には、内容データに基づいて見やすいフォントや大きさの文字を用いた画像データを生成し、この画像データに基づいた書込用レーザ照射手段を行なうことにより、視認性に優れた文字を含む画像を表示することができる。
また、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 上記第5実施形態においては、表面状態撮影装置(32,34,36)は、対向している面の反対側に貼付されたリライタブルペーパー50の撮影画像データを取得した。また、対向している面の反対側に貼付されたリライタブルペーパー50に対してレーザ光を照射した。これに代えて、リライタブルペーパー50が隣接する面に設けられる場合には、リライタブルペーパー50が設けられる可能性のある面の配置情報を、表面状態撮影装置(32,34,36)が取得するようにミラーなどの撮影補助手段を設けてもよい。更に、各面に対してレーザ光を照射できるようにミラーなどのレーザ照射補助手段を設けてもよい。更に、リライタブルペーパー50は、2以上の複数面に設けてもよい。
○ 上記第5実施形態においては、配置情報を、表面状態撮影装置32から取得した。リライタブルペーパー50にICタグを設けた場合には、このICタグのメモリにリライタブルペーパー50の配置情報を記録させてもよい。この場合、書込制御装置31は、メモリに記録した配置情報を、アンテナを介して取得する。そして、書込制御装置31は、取得した配置情報に基づいて、コンテナ10のリライタブルペーパー50が、消去用レーザ装置33や書込用レーザ装置35に対向するように、搬送駆動手段に対して制御信号を指示して、コンテナ10の向きを変更させる。
○ 上記第6実施形態においては、書込用レーザ装置35を利用するときの表面状態撮影装置32において測定した明るさを用いた。これに限らず、リライタブルペーパー50を利用する環境の明るさを、利用する環境情報として用いてもよい。例えば、表面状態撮
影装置32を書込用レーザ装置35の下流に配置して、この表面状態撮影装置32が取得した明るさを環境情報としてもよい。また、利用環境情報を取得するための手段は、上記第6実施形態における表面状態撮影装置32だけでなく、利用場所毎に利用環境情報(明るさ等)を記録した環境情報データベースとしてもよい。この場合、リライタブルペーパー50の利用場所を、例えば配送管理サーバにIDデータに関連付けて記録しておく。書込制御装置31は、IDデータを2次元コードから取得した場合、このIDデータに関連付けられている利用場所に関するデータを取得し、この利用場所に関連付けられた利用環境情報を、環境情報データベースから取得してもよい。
○ 上記第7実施形態においては、表面温度情報に基づいて、消去用レーザや書込用レーザのレーザパワーを調整した。これに代えて、表面温度が高い場合には、レーザをデフォーカスにしてレーザ照射面積を大きくしてもよい。これにより、表面温度を下げて消去に適した温度に設定することができる。更に、レーザ照射面積が大きくなるため、短時間に消去を行なうことができる。
○ 上記各実施形態においては、書込制御装置31は、配送管理サーバから内容データを取得した。これに限らず、書込制御装置31に内容データを予め記憶させておいてもよい。この場合、書込制御装置31は、取得したIDに対応する内容データを特定し、この内容データに基づいて描画用画像データを生成する。
○ 上記各実施形態においては、書込制御装置31がIDデータを取得した2次元コードは、リライタブルペーパー50に表示されているとした。これに限らず、2次元コードからデータを取得した後、これを消去処理(例えば第1実施形態のステップS1−3)で消去して、書込処理(ステップS1−6)において再度、描画してもよい。この場合、2次元コードを含む画像を書き直すことができるので、描画した2次元コードに含まれるデータをより正確に取得できるようになる。
○ 上記各実施形態においては、書込制御装置31は、リライタブルペーパー50に表示された2次元コードから、内容データが関連つけられているIDデータを取得した。これに限らず、ICタグ付きのリライタブルペーパー50の場合には、ICタグのメモリから、IDデータを取得してもよい。
○ 上記各実施形態においては、消去残りがある場合(例えば第1実施形態のステップS1−5において「YES」の場合)、書込制御装置31は、消去処理を繰り返して実行した。この場合、消去処理を所定回数以上繰り返すときには、書込制御装置31は、書込内容と表示内容が一致しなくても、書込処理を行なったり、そのリライタブルペーパー50が貼付されたコンテナ10を搬送路から取り出したりしてもよい。この場合、消去用レーザの照射によって消去できない汚れや表面状態撮影装置32等の不具合によって、書込内容と表示内容が一致しないと書込制御装置31が判断する場合もあるので、無駄なレーザ照射を停止することができる。
○ 上記各実施形態においては、書込制御装置31は、書込処理の終了後、書込内容と表示内容が一致するか否かを判断する(ステップS1−8)。この場合、書込制御装置31は、書込濃度に対してフィルターを設けて、書込内容と表示内容が一致するか否かを判断してもよい。具体的には、書込制御装置31は、書込濃度データに対して濃度の閾値データを記憶する。書込制御装置31は、表面状態撮影装置36から取得した撮影画像データのうち、記憶している濃度の閾値を下回る濃度については、書込内容がないと判断する。これにより、低濃度で見難い部分については、再度、書込を行なって、リライタブルペーパー50に画像をより確実に表示することができる。
○ 上記各実施形態においては、書込制御装置31は、書込内容と表示内容が一致するまで、書込処理(例えば第1実施形態ではステップS1−6)を繰り返して実行した。この場合、書込処理を所定回数以上繰り返すときには、書込制御装置31は、書込内容と表示内容が一致しなくても終了させてもよい。
○ 上記各実施形態においては、差分を用いて行なう書込処理(例えば第1実施形態のステップ1−9の後のステップS1−6)が所定回数以上繰り返すときには、消去処理(ステップS1−3)に戻って処理を行なってもよい。この場合には、差分に対して書込を行なうのではなく、すべての画像を書き直すので、追加部分との整合が取れないために、書込内容と表示内容が一致しない場合などにおいては、より正確な画像を表示することができる。
○ 上記各実施形態においては、消去手段として消去用レーザ装置33を用いた。消去手段は、これに限らず、例えば熱風や赤外線ヒータを利用してもよい。熱風を用いた場合は、レーザよりも広い面積部分を加熱することができるため、短時間で消去が可能になる。更に、赤外線ヒータを用いた場合は、熱風よりも効率よく広い面積部分の消去を行なうことが可能となる。また、リライタブルペーパー50のみを加熱するだけでなく、リライタブルペーパー50が貼付されたコンテナ10全体を加熱してもよい。
○ 上記各実施形態においては、消去用レーザ装置33と書込用レーザ装置35とを別個に設けた。これに限らず、書込用レーザ装置35のレーザの出力を下げて消去するようにしてもよい。この場合、消去処理時と書込処理時とにおいては、それぞれ照射するレーザ光強度を変更し、リライタブルペーパー50の表面上の温度を変更する。具体的には、書込処理に比べてデフォーカスにしてレーザ照射面積を大きくする。これにより、消去処理と書込処理とを1台のレーザ装置で行なうことができるので、省スペース化が可能になる。更に、1台のレーザ装置において装置自体は変えず、コンベア側でコンテナの位置を前後させてフォーカスを変更することによっても消去処理と書込処理とを実行してもよい。この場合、書込制御装置31が、消去処理と書込処理のレーザ照射タイミングとコンテナの動きを連動させるように制御する。これにより、少ないリソースで消去と書込みを行なうことができる。
○ 上記各実施形態においては、レーザ光源としてCO2レーザを用いた。これに限定されるものではなく、YAGレーザ、ファイバーレーザ、半導体レーザ(LD)等を用いることが可能である。例えば、YAGレーザ、ファイバーレーザ、LDの波長は可視光〜近赤外(数百μm〜1.2μm)であり、レーザ光を吸収して熱に変換する光熱交換材料の添加が必要になるが、波長が短いため高精細画像を形成することができる。また、YAGレーザやファイバーレーザは高出力であるため、消去処理や書込み処理を短時間に行なうことができる。また、LDはレーザ自体が小さいため、装置の小型化や低価格化を実現することができる。
○ 上記各実施形態においては、リライタブル表示領域を、温度に依存して色調が可逆的に変化する可逆性感熱記録媒体で構成した。これに代えて、温度に依存して透明度が可逆的に変化する可逆性感熱記録媒体で構成してもよい。透明度が可逆的に変化する可逆感熱性記録媒体では、記録層に、主成分として有機低分子物質粒子を樹脂マトリクス中に分散させている。そして、この記録層に印加する熱エネルギーを変化することによって白濁―透明間で透明度が可逆的に変化するものである。通常、この熱エネルギーの印加には、透明になる温度の範囲があり、可逆性感熱記録材料は、このような透明状態と白濁状態の透明度の変化を利用している。このメカニズムについては次のように推測されている。透明の場合には、樹脂母材中に分散された有機低分子物質の粒子は、有機低分子物質と樹脂母材は隙間なく密着しており、また粒子内部にも空隙はなく、片側から入射した光は散乱
されることなく、反対側に透過するため透明に見える。また、白濁の場合には、有機低分子物質の粒子は、有機低分子物質の微細な結晶で構成されており、結晶の界面もしくは粒子と樹脂母材の界面に隙間ができ、片側から入射した光は、空隙と結晶、空隙と樹脂の界面で屈折し、散乱されるため白く見えるものと考えられている。代表例として、ポリエステル等の樹脂母材中に高級アルコール、高級脂肪酸等の有機低分子物質を分散した感熱層がある。
本発明の実施形態におけるシステムの概略図。 レーザ書込処理の処理手順の流れ図。 レーザ書込処理の処理手順の流れ図。 レーザ書込処理の処理手順の流れ図。 レーザ書込処理の処理手順の流れ図。 レーザ書込処理の処理手順の流れ図。 レーザ書込処理の処理手順の流れ図。 レーザ書込処理の処理手順の流れ図。 レーザ書込処理の処理手順の流れ図。 レーザ書込処理の処理手順の流れ図。 レーザ書込処理の処理手順の流れ図。 レーザ書込処理の処理手順の流れ図。 レーザ書込処理の処理手順の流れ図。
符号の説明
10…管理対象物品としてのコンテナ、20…搬送手段としてのコンベア、30…レーザ書換システムとしてのレーザ書込装置、31…制御手段としての書込制御装置、32…表面状態情報取得手段としての表面状態撮影装置、33…消去手段としての消去用レーザ装置、34…検出手段としての表面状態撮影装置、35…書込用レーザ照射手段としての書込用レーザ装置、36…画像検証手段としての表面状態撮影装置、50…可逆表示媒体としてのリライタブルペーパー。

Claims (7)

  1. 管理対象物品に設けられ、可視的に情報が可逆表示される可逆表示媒体の表面の状態に関する情報を取得する表面状態情報取得手段と、前記可逆表示媒体に描画を行なうために書込用レーザを照射する書込用レーザ照射手段と、これらの制御手段とを備えたレーザ書換システムであって、
    前記表面状態情報取得手段は、搬送手段によって搬送される管理対象物品の振動を測定するための手段であって、
    前記制御手段が、
    前記表面状態情報取得手段からの測定された振動に関するデータに基づいて、前記振動が基準値以上の場合には、前記搬送手段の搬送速度を調整するとともに、この調整に基づいて前記書込用レーザ照射手段を制御して、前記管理対象物品に貼付された前記可逆表示媒体に、画像を表示させる書込処理を実行することを特徴とするレーザ書換システム。
  2. 管理対象物品に設けられ、可視的に情報が可逆表示される可逆表示媒体の表面の状態に関する情報を取得する表面状態情報取得手段と、前記可逆表示媒体に描画を行なうために書込用レーザを照射する書込用レーザ照射手段と、これらの制御手段とを備えたレーザ書換システムであって、
    前記表面状態情報取得手段は、搬送手段によって搬送される管理対象物品の振動を測定するための手段であって、
    前記制御手段が、
    前記表面状態情報取得手段からの測定された振動に関するデータに基づいて、前記振動に同期するように前記書込用レーザ照射手段のレーザ光の照射を調整し、前記管理対象物品に貼付された前記可逆表示媒体に、画像を表示させる書込処理を実行することを特徴とするレーザ書換システム。
  3. 管理対象物品に設けられ、可視的に情報が可逆表示される可逆表示媒体の表面の状態に関する情報を取得する表面状態情報取得手段と、前記可逆表示媒体に描画を行なうために書込用レーザを照射する書込用レーザ照射手段と、これらの制御手段とを備えたレーザ書換システムであって、
    記表面状態情報取得手段は、搬送手段によって搬送される管理対象物品の振動を測定
    するための手段であって、
    前記制御手段が、
    前記表面状態情報取得手段からの測定された振動に関するデータに基づいて、前記振動に対応する表示形態を特定し、この表示形態と、前記管理対象物品に貼付された前記可逆表示媒体に前記可逆表示媒体に画像を表示させる書込処理で用いる書込内容とに基づいて画像の内容を調整し、この調整に基づいて前記書込用レーザ照射手段を制御して、前記書込処理を実行することを特徴とするレーザ書換システム。
  4. 前記可逆表示媒体に表示された画像を消去するための消去手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記表面状態情報取得手段からのデータに基づいて消去処理を実行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザ書換システム。
  5. 前記制御手段は、前記表面状態情報取得手段からのデータと、前記書込処理の実行に用いる画像データとを比較して差異部分を特定し、この差異部分に対応する部分を消去するように前記消去手段を制御するとともに、この差異部分に対して書込処理の実行を行なうように前記書込用レーザ照射手段を制御することを特徴とする請求項に記載のレーザ書換システム。
  6. 前記消去処理を実行した後、前記可逆表示媒体の表面状態に関する情報を取得する検出手段を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記検出手段からのデータに基づいて、消去残りを検出した場合には、前記消去手段により、再度、前記消去処理を実行し、
    消去残りを検出しなかった場合には、前記書込処理を実行することを特徴とする請求項4又は5に記載のレーザ書換システム。
  7. 前記書込処理が実行された前記可逆表示媒体に表示された画像を撮影し、この画像のデータを前記制御手段に送信する画像検証手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記画像検証手段からの画像データを取得し、この画像データに基づく表示内容と、前記書込処理で用いた書込内容とを比較し、
    一致しない部分がある場合には、その部分を特定し、再度、書込処理を実行することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のレーザ書換システム。
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