JP6066450B2 - 画像記録システム、及び画像書き換えシステム - Google Patents

画像記録システム、及び画像書き換えシステム Download PDF

Info

Publication number
JP6066450B2
JP6066450B2 JP2013002201A JP2013002201A JP6066450B2 JP 6066450 B2 JP6066450 B2 JP 6066450B2 JP 2013002201 A JP2013002201 A JP 2013002201A JP 2013002201 A JP2013002201 A JP 2013002201A JP 6066450 B2 JP6066450 B2 JP 6066450B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
transport
bcu
recording
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013002201A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014133352A (ja
Inventor
山本 和孝
和孝 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2013002201A priority Critical patent/JP6066450B2/ja
Publication of JP2014133352A publication Critical patent/JP2014133352A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6066450B2 publication Critical patent/JP6066450B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Sorting Of Articles (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

本発明は、画像記録システム及び画像書き換えシステムに係り、更に詳しくは、熱可逆記録媒体を加熱して画像を記録する画像記録システム、及び該画像記録システムを備える画像書き換えシステムに関する。
従来、所定の搬送方向に搬送される、熱可逆記録媒体を有する物体を停止させ、該熱可逆記録媒体を加熱して画像を記録する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、例えば上記物体の停止時の振動の影響で、熱可逆記録媒体に記録される画像の品質が要求水準に達しないおそれがあった。
本発明は、熱可逆記録媒体を加熱して、読取装置によって読み取られる情報を含む画像を記録する画像記録システムであって、前記熱可逆記録媒体を有する物体を所定の搬送方向に搬送する搬送装置と、前記搬送装置の前記搬送方向に直交する方向の一側に配置され、対向する位置に位置した前記物体の前記熱可逆記録媒体を加熱して前記画像を記録可能な記録装置と、前記物体の前記搬送方向への移動をガイドするガイド手段と、を備え、前記搬送装置は、前記記録装置に対応する位置に配置された第1搬送部と、該第1搬送部の前記搬送方向上流側及び下流側の少なくとも一方に前記第1搬送部とは機械的に分離して配置され、前記第1搬送部との間で前記物体の受け渡しを行う第2搬送部と、を含み、前記第1搬送部は、少なくとも1つの第1搬送ユニットを有し、前記第2搬送部は、前記搬送方向に並べて配置され、隣接する2つの第2搬送ユニット間で前記物体の受け渡しを行う複数の第2搬送ユニットを有し、前記ガイド手段は、前記第1搬送ユニットに対応する位置に配置された第1ガイド部材と、前記複数の第2搬送ユニットのうち、少なくとも1組の隣接する2つの第2搬送ユニットに対応する位置に前記第1ガイド部材とは機械的に分離して配置された第2ガイド部材と、を有することを特徴とする画像記録システムである。
本発明によれば、熱可逆記録媒体に記録される画像の品質を向上できる。
一実施形態に係る画像書き換えシステムの概略構成を示す図である。 画像書き換えシステムが備えるコンベア装置及び制止装置を説明するための図である。 画像書き換えシステムが備える消去装置を説明するための図である。 画像書き換えシステムが備える記録装置を説明するための図である。 画像書き換えシステムの制御の構成を示すブロック図である。 図6(A)は、画像書き換えシステムによる画像書き換えの対象物であるリライタブルラベルの発色−消色特性を示すグラフであり、図6(B)は、リライタブルラベルの発色−消色変化のメカニズムを表す図である。 図7(A)〜図7(C)は、画像書き換えシステムの動作を説明するための図(その1〜その3)である。 図8(A)〜図8(C)は、画像書き換えシステムの動作を説明するための図(その4〜その6)である。 画像が書き換えられたリライタブルラベルを示す図である。 比較例の画像書き換えシステムの概略構成を示す図である。 図11(A)は、比較例におけるコンテナの画像記録時の振動の振幅の時間変化を示すグラフであり、図11(B)は、一実施形態におけるコンテナの画像記録時の振動の振幅の時間変化を示すグラフである。
以下、一実施形態を図1〜図11(B)に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係る画像書き換えシステム100の概略構成が示されている。本実施形態では、一例として、図1に示されるようなZ軸方向を鉛直方向とするXYZ3次元直交座標系が設定されている。
画像書き換えシステム100は、以下に詳述するように、物体としての輸送用のコンテナCが有するリライタブルラベル(Rewritable Label)にレーザ光を照射して、画像の書き換えを行う。以下では、リライタブルラベルを「RL」とも称する。
ここで、「画像」は、例えばコンテナCに収容される荷物の内容、輸送先の情報、RLの使用回数等を示す例えば文字、記号、線、図形、バーコード、二次元コード等の視認可能な少なくとも1つの情報を含む。
RLは、加熱、冷却のプロセスの違いにより発色又は消色する熱可逆記録媒体であり、レーザ光を吸収し発熱する光熱変換材を含んでいる。
コンテナCは、一例として、RLに加えて、該RLが側面に貼付された直方体形状の箱形部材から成るコンテナ本体を有する。
画像書き換えシステム100は、図1に示されるように、コンベア装置10、ガイド手段11、消去装置12、記録装置14、制止装置16(図2参照)、システム制御装置18などを備えている。なお、画像書き換えシステム100におけるコンベア装置10、記録装置14、及びシステム制御装置18の一部を含んで構成されるシステムを画像記録システム150とも称する。
コンベア装置10は、一例として、X軸方向に所定間隔で配置されたN個の搬送ユニットとしてのベルトコンベアユニット(Belt Conveyor Unit)、及び第1〜第4ベースフレーム71〜74を含む。なお、図1では、図示の制約上、コンベア装置10のX軸方向中間部のみが示されている。以下では、N個のベルトコンベアユニットを、−X側から+X側への並び順に、BCU(1)〜BCU(N)とも称する。また、N個のベルトコンベアユニットを、区別しない場合は、BCUと総称する。ここでは、一例として、N≧6とされている。
各BCUは、一例として、図2に示されるように、X軸方向に離間して配置された、Y軸方向を軸線方向とする例えば4つのローラ9と、該4つのローラ9に巻き掛けられた無端ベルト13と、を有している。ここでは、各BCUの4つのローラ9のうち、最も+X側又は−X側のローラ9が駆動ローラであり、他の3つのローラ9が従動ローラである。各BCUの駆動ローラは、例えばモータ等を含む駆動装置(不図示)を介してシステム制御装置18によって個別に駆動制御される(図5参照)。なお、図2では、便宜上、ガイド手段11、消去装置12、記録装置14及びシステム制御装置18の図示は、省略されている。
各BCUのX軸方向の寸法は、コンテナCのX軸方向の寸法の例えば1〜2倍程度に設定されている。また、各BCUの上面は、一例として、XY平面に平行な同一平面上に位置している。
ここで、BCU(1)〜BCU(n−1)それぞれの各ローラ9は、X軸方向に延びる長尺の第1ベースフレーム71にY軸周りに回転可能な状態で支持されている。すなわち、BCU(1)〜BCU(n−1)は、互いに機械的に接続されている。
また、BCU(n)の各ローラ9は、第1ベースフレーム71の+X側に配置された短尺の第2ベースフレーム72にY軸周りに回転可能な状態で支持されている。第2ベースフレーム72は、第1ベースフレーム71と機械的に分離されている。すなわち、BCU(n)は、BCU(1)〜BCU(n−1)それぞれと機械的に分離されている。
また、BCU(n+1)の各ローラ9は、第2ベースフレーム72の+X側に配置された短尺の第3ベースフレーム73にY軸周りに回転可能な状態で支持されている。第3ベースフレーム73は、第1及び第2ベースフレーム71、72それぞれと機械的に分離されている。すなわち、BCU(n+1)は、BCU(1)〜BCU(n)それぞれと機械的に分離されている。
また、BCU(n+2)〜BCU(N)の各ローラは、第3ベースフレーム73の+X側に配置された長尺の第4ベースフレーム74にY軸周りに回転可能な状態で支持されている。すなわち、BCU(n+2)〜BCU(N)は、互いに機械的に接続されている。第4ベースフレーム74は、第1〜第3ベースフレーム71、72、73それぞれと機械的に分離されている。すなわち、BCU(n+2)〜BCU(N)は、BCU(1)〜BCU(n+1)それぞれと機械的に分離されている。
以下では、第3ベースフレーム73を第1支持部とも称する。また、第1、第2及び第4ベースフレーム71、72、74を併せて第2支持部とも称する。この場合、第1及び第2支持部は、互いに機械的に分離されている。
各ベースフレームは、一例として、Y軸方向に離間する一対の側部と、該一対の側部を連結する連結部とを有している。ローラ9は、一対の側部に軸支されている。なお、図2では、各ベースフレームの一対の側部のうち、+Y側の側部のみが図示されている。
各ベースフレームの少なくとも4隅には、高さ調整可能な少なくとも4つの脚部(不図示)が個別に設けられており、該ベースフレームに支持されたBCUの高さ調整、傾き調整等を行うことができる。上記少なくとも4つの脚部は、一例として、それぞれアンカーボルトで床に強固に固定されている。
以上のように構成されるコンベア装置10は、システム制御装置18の指示の下、隣接する2つのBCU間でコンテナCの受け渡しを行って、該コンテナCを+X方向に搬送する。すなわち、コンベア装置10は、複数のコンテナCを+X方向(搬送方向)に順次搬送する。また、システム制御装置18は、コンテナCを搬送中に該コンテナCが載っているBCUの駆動を適宜停止させることができる。
そこで、上記駆動装置として、上記駆動ローラの回転速度を調整可能なものを用いることが好ましい。この場合、コンテナCの搬送開始時及び停止時の挙動を安定化でき、かつコンテナCの搬送時間を短縮できる。また、各BCUの無端ベルト13として、摩擦係数が高いものを用いることが好ましい。この場合、コンテナCの搬送開始時及び停止時における無端ベルト13に対する滑りを抑制できる。この結果、コンテナCの動き出しのレスポンス及び停止位置の精度を向上させることができる。
ガイド手段11は、一例として、第1〜第4ベースフレーム71〜74に個別に対応して設けられた第1〜第4ガイド部材対81〜84を有する。
各ガイド部材対は、Y軸方向に対向し、X軸方向に延びる一対のガイド部材90から成る。+Y側のガイド部材90は、対応するベースフレームの+Y側の端部にX軸方向に所定間隔で設けられたZ軸方向に延びる複数の支持部材92に支持されている。−Y側のガイド部材90は、対応するベースフレームの−Y側の端部にX軸方向に所定間隔で設けられたZ軸方向に延びる複数の支持部材92に支持されている。
第1及び第4ガイド部材対81、84それぞれの一対のガイド部材90は、X軸方向の寸法が、一例として、対応する第1及び第4ベースフレーム71、74のX軸方向の寸法と同程度に設定されている。また、第2及び第3ガイド部材対82、83それぞれの一対のガイド部材90は、X軸方向の寸法が、一例として、対応する第2及び第3ベースフレーム72、73のX軸方向の寸法と同程度に設定されている。
一対のガイド部材90のY軸方向の間隔は、コンテナCのY軸方向の寸法よりも幾分(例えば3mm程度)大きく設定されている。各ガイド部材90は、コンベア装置10上に載置されたコンテナCの側面に接触し得る高さで複数の支持部材92に支持されている。
以下では、第3ガイド部材対83を第1ガイド部とも称する。また、第1、第2及び第4ガイド部材対81、82、84を併せて第2ガイド部とも称する。この場合、第1及び第2ガイド部は、互いに機械的に分離されている。
消去装置12は、一例として、コンベア装置10の−Y側に配置されている。
詳述すると、消去装置12は、BCU(n)に対向(対応)する位置に配置されている。なお、ここでは、3≦n≦N−3である。
消去装置は、図3に示されるように、1次元配列された複数のレーザダイオード(半導体レーザ)を含む1次元レーザアレイLAと、光学系SO1、端子台17、操作盤19、コントローラ21、筐体12a(図1参照)などを含む。なお、図示は省略されているが、1次元レーザアレイLA、光学系SO1、端子台17、コントローラ21は、筐体12a内に収容されており、操作盤19は、筐体12aの例えば側面(又は上面)に設けられている。
1次元レーザアレイLAは、一例として、Z軸方向に並べて配置(1次元配列)された図示しない複数(例えば17個)のレーザダイオード(半導体レーザ)を有する。ここでは、最も+Z側のレーザダイオードと最も−Z側のレーザダイオードとのZ軸方向に関する距離は、例えば10mmに設定されている。1次元レーザアレイLAは、一例として、断面がZ軸方向に延びるライン状のレーザ光を+X方向に射出する。
光学系SO1は、一例として、第1のシリンドリカルレンズ20、第1の球面レンズ22、マイクロレンズアレイ24、第2の球面レンズ26、第2のシリンドリカルレンズ28、ガルバノミラー装置30を有する。以下、便宜上、第1のシリンドリカルレンズ20、第1の球面レンズ22、マイクロレンズアレイ24、第2の球面レンズ26及び第2のシリンドリカルレンズ28を合わせて、レンズ群と称する。
第1のシリンドリカルレンズ20は、1次元レーザアレイLAから射出されたライン状のレーザ光の光路上に配置されており、該レーザ光を幅方向(複数のレーザダイオードの配列方向に直交する方向に平行な方向)に僅かに集光する。ここでは、第1のシリンドリカルレンズ20として小型のものが、1次元レーザアレイLAの射出面に近接して配置されている。
第1の球面レンズ22は、第1のシリンドリカルレンズ20を介したライン状のレーザ光の光路上に配置されており、該レーザ光を、マイクロレンズアレイ24に集光する。
マイクロレンズアレイ24は、第1の球面レンズ22を介したライン状のレーザ光の光路上に配置されており、該レーザ光を長さ方向(複数のレーザダイオードの配列方向に平行な方向)に拡散して、長さ方向の光分布を均一化する。
第2の球面レンズ26は、マイクロレンズアレイ24を介したライン状のレーザ光の光路上に配置されており、該レーザ光を、長さ方向及び幅方向に均一に拡大する。
第2のシリンドリカルレンズ28は、第2の球面レンズ26を介したライン状のレーザ光の光路上に配置されており、該レーザ光を幅方向に僅かに集光する。
ガルバノミラー装置30は、ガルバノメータに、レーザ光を反射する往復揺動可能な揺動ミラー30aが装着されたものである。ここでは、揺動ミラー30aは、一例として、Z軸周りに揺動可能となっている。ガルバノミラー装置30は、その揺動ミラー30aの回転角度を検出する角度センサ(不図示)を有している。
ガルバノミラー装置30は、揺動ミラー30aが第2のシリンドリカルレンズ28を介したライン状のレーザ光の光路上に位置するように配置されており、該レーザ光を、Z軸周りに揺動しながら反射することで、概ね+Y側に偏向する。
そこで、レンズ群を介したライン状のレーザ光は、ガルバノミラー装置30により偏向され、筐体12aの+Y側の側壁に設けられた消去用レーザ光射出口(不図示)を介して概ね+Y側に、すなわちコンベア装置10の例えば数cm〜数十cm上空を横切るように射出される。
以上より、1次元レーザアレイLAから射出されたライン状のレーザ光は、レンズ群によりエネルギー密度が均質化され、かつ長さ方向(Z軸方向)に拡大され、ガルバノミラー装置30により概ね+Y側に偏向され、コンベア装置10上における上記消去用レーザ光射出口に対向する位置に位置する物体に照射される。この結果、該物体上で断面がZ軸方向に延びるライン状のレーザ光がX軸方向に走査される。
端子台17は、システム制御装置18から出力される消去開始信号、インターロック信号、環境温度信号、エンコーダ信号などを入力するための信号入力端子と、消去準備完了信号、消去中信号、異常発生信号などをシステム制御装置18に出力するための信号出力端子とを有している。
ここで、消去開始信号は、消去装置が消去処理を開始するための信号である。インターロック信号は、消去処理を緊急停止させるための信号である。環境温度信号は、環境温度でレーザパワー(出力)を補正するための信号である。エンコーダ信号は、リライタブルラベル(ワーク)の移動速度を検出するための信号である。消去準備完了信号は、消去開始信号を受付可能になったことを示す信号である。消去中信号は、消去を実行していることを示す信号である。異常発生信号は、例えば1次元レーザアレイLAの異常、ガルバノミラー装置30の異常などをコントローラ21が検出したことを示す信号である。
操作盤19は、簡易な表示器及び操作スイッチを含むユーザインターフェースであり、メニュー選択と数値入力が可能となっている。ここでは、操作盤19では、一例として、レーザ光の走査長、レーザ光の走査速度、レーザ光の走査方向、レーザパワー、消去開始ディレイ時間、ワーク速度などの消去条件などを指定可能となっている。
コントローラ21は、消去条件設定部32、消去処理制御部34、レーザ制御部36、ガルバノ制御部38などを有する。
消去条件設定部32は、操作盤19にてユーザが指定したレーザ光の走査長、レーザ光の走査速度、レーザ光の走査方向、レーザパワー、消去開始ディレイ時間、ワーク速度などの消去条件を設定する。
消去処理制御部34は、端子台17からの入力信号を処理し、レーザ制御部36及びガルバノ制御部38へ指示を出すとともに、端子台17への出力信号を生成する。
レーザ制御部36は、消去処理制御部34が指示したレーザの出力値をアナログ電圧に変換してレーザドライバ40へ出力するとともに、レーザを点灯又は消灯させるためのタイミング信号を生成する。
レーザドライバ40は、1次元レーザアレイLAの駆動電流を生成する回路であり、レーザ制御部36からの指示値に従ってレーザパワーを制御する。
ガルバノ制御部38は、消去処理制御部34が指示した走査開始位置から走査終了位置まで指定速度でガルバノミラー装置30の揺動ミラー30aを揺動させるためのアナログ信号を生成してガルバノドライバ42に出力する。
ガルバノドライバ42は、ガルバノ制御部38からの指示値に従ってガルバノミラー装置30の揺動ミラー30aの揺動角度を制御する回路であり、ガルバノミラー装置30が有する角度センサからの信号とガルバノ制御部38からの指示値を比較し、その誤差が最小になるようにガルバノミラー装置30へ駆動信号を出力する。
図1に戻り、記録装置14は、一例として、コンベア装置10の−Y側であって、消去装置12の+X側に配置されている。
詳述すると、記録装置14は、一例として、消去装置12に対向(対応)するBCU(n)の+X側に隣接するBCU(n+1)に対向(対応)する位置に配置されている。
以下では、コンベア装置10におけるBCU(n+1)及び第3ベースフレーム73を含んで構成される部分を第1搬送部10aとも称する。また、コンベア装置10におけるBCU(1)〜BCU(n)、並びに第1及び第2ベースフレーム72、73を含んで構成される部分を第2搬送部10bとも称する。また、コンベア装置10におけるBCU(n+2)〜BCU(N)、第4ベースフレーム74を含んで構成される部分を第2搬送部10cとも称する。
この場合、第2搬送部10bは、第1搬送部10aの−X側に位置している。また、第2搬送部10cは、第1搬送部10aの+X側に位置している。また、第1搬送部10a及び第2搬送部10b、10cは、互いに機械的に分離されている。また、第2搬送部10bの複数のBCUのうち、消去装置12に対応(対向)するBCUは、他のBCUと機械的に分離されている。
記録装置14は、図4に示されるように、一例として、少なくとも1つ(例えば3つ)のレーザダイオード(半導体レーザ)を含むレーザ光源LS、光学系SO2、コントローラ46、ホストコンピュータ47、これらを収容する筐体14a(図1参照)などを含む。
レーザ光源LSは、一例として、レーザ光を−X方向に射出する。
光学系SO2は、一例として、X軸ガルバノミラー装置48、Z軸ガルバノミラー装置50及びfθレンズ53を有している。
X軸ガルバノミラー装置48は、その揺動ミラー48aがY軸周りに揺動する点を除いて、前述したガルバノミラー装置30と同様の構成を有している。
X軸ガルバノミラー装置48は、一例として、揺動ミラー48aがレーザ光源LSから射出されたレーザ光の光路上に位置するように配置されており、該レーザ光を概ね−Z側に偏向する。
Z軸ガルバノミラー装置50は、その揺動ミラー50aがX軸周りに揺動する点を除いて、前述したガルバノミラー装置30と同様の構成を有している。
Z軸ガルバノミラー装置50は、一例として、揺動ミラー50aがX軸ガルバノミラー装置48により偏向されたレーザ光の光路上に位置するように配置されており、該レーザ光を概ね+Y側に偏向する。
fθレンズ53は、一例として、Z軸ガルバノミラー装置50により偏向されたレーザ光の光路上に配置されており、該レーザ光をその+Y側に位置する物体上に集光するとともに、X軸及びZ軸ガルバノミラー装置48、50の揺動ミラーの揺動位置と物体上に形成される光スポットの変位が比例するような補正を行う。
fθレンズ53を介したレーザ光は、筐体14aの+Y側の側壁に設けられた記録用レーザ光射出口(不図示)を介して概ね+Y側に、すなわちコンベア装置10の例えば数cm〜数十cm上空を横切るように射出される。
以上より、レーザ光源LSから射出された光は、X軸及びZ軸ガルバノミラー装置48、50により順次偏向され、fθレンズ53を介してコンベア装置10上における記録用レーザ光射出口に対向する位置に位置する物体に照射される。この結果、物体上で光スポットがX軸及びZ軸の2次元方向に走査される。
コントローラ46は、ホストコンピュータ47から出力された画像情報に基づいて、線分で形成される描画データを生成し、X軸及びZ軸ガルバノミラー装置48、50における揺動ミラーの揺動位置、レーザダイオードの発光タイミング、発光パワーを制御し、記録対象物に画像を記録(形成)する。ここでは、一例として、約0.25mmの記録線幅で、文字、数字、記号、図形、バーコードなどが記録される。
コントローラ46は、X軸サーボドライバ52を介してX軸ガルバノミラー装置48を制御するとともに、Z軸サーボドライバ54を介してZ軸ガルバノミラー装置50を制御する。
X軸サーボドライバ52は、コントローラ46からの指示値に従ってX軸ガルバノミラー装置48の揺動ミラー48aの揺動位置を制御する回路であり、X軸ガルバノミラー装置48の角度センサの信号とコントローラ46からの指示値とを比較し、その誤差が最小になるようにX軸ガルバノミラー装置48に駆動信号を出力する。
同様に、Z軸サーボドライバ54は、コントローラ46からの指示値に従ってZ軸ガルバノミラー装置50の揺動ミラー50aの揺動位置を制御する回路であり、Z軸ガルバノミラー装置50の角度センサの信号とコントローラ46からの指示値とを比較し、その誤差が最小になるようにZ軸ガルバノミラー装置50に駆動信号を出力する。
制止装置16は、一例として、図2に示されるように、例えば2つのストッパ60a、60bと、該2つのストッパ60a、60bに個別に対応する2つのZアクチュエータ(不図示)とを含む。なお、図1では、各ストッパの図示は、省略されている。
各ストッパは、一例として、YZ平面に平行な平板部材から成る。ストッパ60aは、隣接する2つのBCU(n)及びBCU(n+1)間で上下動可能に第2ベースフレーム72に支持されている。ストッパ60bは、隣接する2つのBCU(n+1)及びBCU(n+2)間で上下動可能に第3ベースフレーム73に支持されている。
各Zアクチュエータは、一例として、対応するストッパを支持するベースフレームに支持され、該ストッパをZ軸方向に移動させることができる。
詳述すると、各Zアクチュエータは、対応するストッパを、該ストッパがコンベア装置10の上面(各BCUの上面)よりも−Z側に位置する待機位置(退避位置)と各BCUの上面よりも+Z側に突出する突出位置(制止位置)との間で移動させることができる。
各Zアクチュエータとしては、例えばエアシリンダ、オイルシリンダ、ソレノイドなど、要は、対応するストッパを上下動させることができるものであれば良い。3つのZアクチュエータは、システム制御装置18によって個別に駆動制御される。
以下に、リライタブルラベル(RL)における画像の記録及び消去のメカニズムを説明する。
この画像の記録及び消去のメカニズムは、熱により色調が可逆的に変化する態様である。この態様は、ロイコ染料及び可逆性顕色剤(以下、「顕色剤」とも称する)からなり、色調が透明状態と発色状態とに熱により可逆的に変化する。
図6(A)には、樹脂中にロイコ染料及び顕色剤を含んでなる熱可逆記録層を有する熱可逆記録媒体について、その温度−発色濃度変化曲線の一例が示され、図6(B)には、消色状態と発色状態とが熱により可逆的に変化する熱可逆記録媒体の発消色メカニズムが示されている。
まず、初め消色状態(A)にある熱可逆記録層を昇温していくと、溶融温度K2にて、ロイコ染料と顕色剤とが溶融混合し、発色が生じ溶融発色状態(B)となる。溶融発色状態(B)から急冷すると、発色状態のまま室温に下げることができ、発色状態が安定化されて固定された発色状態(C)となる。
この発色状態が得られたかどうかは、溶融発色状態(B)からの降温速度に依存しており、徐冷では降温の過程で消色が生じ、初期と同じ消色状態(A)、あるいは急冷による発色状態(C)よりも相対的に濃度の低い状態となる。
一方、発色状態(C)から再び昇温していくと、溶融温度K2よりも低い温度K1にて消色が生じ(DからE)、この状態から降温すると、初期と同じ消色状態(A)に戻る。
溶融状態から急冷して得た発色状態(C)は、前記ロイコ染料と前記顕色剤とが分子同士で接触反応し得る状態で混合された状態であり、これは固体状態を形成していることが多い。この状態では、前記ロイコ染料と前記顕色剤との溶融混合物(前記発色混合物)が結晶化して発色を保持した状態であり、この構造の形成により発色が安定化していると考えられる。
一方、消色状態は、前記ロイコ染料と前記顕色剤とが相分離した状態である。この状態は、少なくとも一方の化合物の分子が集合してドメインを形成したり、結晶化した状態であり、凝集あるいは結晶化することにより前記ロイコ染料と前記顕色剤とが分離して安定化した状態であると考えられる。多くの場合、このように、前記ロイコ染料と前記顕色剤とが相分離して前記顕色剤が結晶化することにより、より完全な消色が生じる。
なお、図6(A)に示される、溶融発色状態(B)から徐冷による消色、及び発色状態からの昇温による消色はいずれも温度K1で凝集構造が変化し、相分離や前記顕色剤の結晶化が生じている。
更に、図6(A)において、前記記録層を溶融温度K2以上の温度K3に繰返し昇温すると消去温度に加熱しても消去できない消去不良が発生したりする場合がある。これは、前記顕色剤が熱分解を起こし、凝集あるいは結晶化しにくくなってロイコ染料と分離しにくくなるためと思われる。繰返しによる前記熱可逆記録媒体の劣化を抑えるためには、前記熱可逆記録媒体を加熱する際に、図6(A)の前記溶融温度K2と前記温度K3の差を小さくすることにより、繰返しによる前記熱可逆記録媒体の劣化を抑えられる。
次に、画像書き換えシステム100の動作の一例を、図7(A)〜図8(C)を参照して説明する。なお、以下に説明する動作は、システム制御装置18により統括的に制御される。ホストコンピュータ47に内蔵された図示しないメモリには、RLに記録すべき画像の情報、すなわち例えばコンテナCに収容されている荷物の内容、輸送先の情報、RLの使用回数などを示す、例えば文字、記号、線、図形(以下では、これらを併せて文字等と称する)の情報、及びバーコードの情報が格納されているものとする。なお、図7(A)〜図8(C)では、消去装置12及び記録装置14の図示は、省略されている。
そして、コンベア装置10のBCU(1)〜BCU(n−1)のうち、j(≦n−1)個のBCU上には、予め画像が記録されたRLを有し、荷物が収容されたj個のコンテナCが個別に載置されている。
ここで、各コンテナCは、RLが貼付されたコンテナ本体の側面が、−Y側に位置するように、すなわち消去装置12及び記録装置14それぞれのレーザ光射出口に対向し得るようにBCU上に載置されている。なお、図7(A)〜図8(C)では、図示の制約上、コンベア装置10のX軸方向中間部のみが図示されている。以下では、コンベア装置10上に載置されたj個のコンテナCを、+X側から−X側への並び順に、コンテナC1〜コンテナCjとも称する。
また、当初、2つのストッパ60a、60bは、それぞれ待機位置に位置している。
そこで、先ず、作業者は、システム制御装置18の操作パネル(不図示)を操作して、システム制御装置18に搬送開始信号を送信する。
搬送開始信号を受信したシステム制御装置18は、BCU(1)〜BCU(n)の駆動を開始するとともに、ストッパ60aを待機位置から突出位置に移動させる(図7(A)参照)。この結果、各コンテナCは、隣接する2つのBCU間で受け渡されながら+X方向に搬送される。この際、コンテナCは、ガイド手段11のガイド部材対でX軸方向への移動をガイドされる。すなわち、コンテナCは、ガイド部材対の一対のガイド部材間を該一対のガイド部材の少なくとも一方に接触しつつ移動するため、進行方向がX軸方向に制限される。ここでは、隣接する2つのBCU間でのコンテナCの受け渡しに要する時間は、例えば0.6秒に設定されている。
ここで、コンベア装置10上を搬送されるコンテナCを検出する例えば光電センサ(不図示)が、例えばBCU(n−1)に対応する位置に配置されている。この光電センサからの検出信号は、システム制御装置18に送信される。システム制御装置18は、タイマ(不図示)を有しており、上記光電センサからの検出信号を受信したタイミング及び該タイミングからの経過時間に基づいて、BCU(n−1)上を通過した各コンテナCの位置、すなわち該コンテナCがBCU(n)〜BCU(N)のうちのいずれのBCU上に位置しているかを常時把握する。
システム制御装置18は、コンテナC1がBCU(n−1)からBCU(n)に受け渡されたときに、BCU(n)の駆動ローラの回転数を下げる。この結果、コンテナC1は、減速されつつストッパ60aに突き当たり、停止する(図7(B)参照)。そして、システム制御装置18は、コンテナC1がストッパ60aに突き当たった後もBCU(n)の駆動ローラを低回転で回転させ続けることで、コンテナC1をストッパ60aに押し付けて、コンテナC1を消去装置12に正対する位置に確実に位置決めする。このとき、コンテナC1は、無端ベルト13に対してスリップした状態となり、動くおそれがあるため、駆動ローラの回転数は、消去装置12による消去処理に影響しない程度の回転数とされる。
ここで、ストッパ60aは、該ストッパ60aにコンテナCが突き当たっているときに該コンテナCのRLが消去装置12に正対するように該消去装置12に対してX軸方向の位置が調整されている。すなわち、ストッパ60aは、コンテナCを消去装置12に正対する位置に位置決めする際の基準となる基準部材として機能する。なお、「コンテナCが消去装置12に正対する」とは、該コンテナCのRLが消去装置12のレーザ光射出口に対向することを意味する。また、コンテナCは、第2ガイド部材対82の間で消去装置12に正対する位置に停止されるため、コンテナCの消去処理に適切なY軸方向の位置からのずれ量が+Y側及び−Y側にそれぞれ例えば1.5mm以内(消去処理に影響しない範囲内)に制限されている。この結果、消去不良が発生することが抑制されている。
次いで、システム制御装置18から消去装置12に消去開始信号が出力される。
消去開始信号を受信した消去装置12は、断面がZ軸方向に延びるライン状(例えば長さ60mm、幅0.5mm)のレーザ光でコンテナC1のRLをX軸方向に所定速度で所定時間走査し、該RLに記録された画像を消去する。すなわち、消去装置12は、RLに所定パワーのレーザ光を照射することで、該RLに記録されている画像を非接触で消去する。ここでは、消去装置12によるRLに対する消去処理には、例えば1.5秒を要する。
ここで、システム制御装置18は、コンテナC1がBCU(n−1)からBCU(n)に受け渡された後、コンテナC1に対する消去処理開始前、消去処理中又は消去処理終了後に、コンテナC2がBCU(n−2)からBCU(n−1)に受け渡されたときに、BCU(n−1)の駆動を停止させて、コンテナC2をBCU(n−1)上で停止させる(図7(C)参照)。同様にして、コンテナC3〜Cjそれぞれもコンベア装置10上で+X側にできるだけ詰めた状態でX軸方向に並ぶようにBCU上で停止される。
この際、コンテナC2〜Cjの停止時の振動が無端ベルト13及びローラ9を介して第1ベースフレーム71に伝わるが、該第1ベースフレーム71と機械的に分離されている第2ベースフレーム72に、この振動が伝わることはない。すなわち、コンテナC2〜Cjの停止時の振動がコンテナC1に伝わることはない。
また、第1ガイド部材対81と第2ガイド部材対82とは、機械的に分離されているため、コンテナC2〜Cjと第1ガイド部材対81との接触による振動が、第2ガイド部材対82及び第2ベースフレーム72に伝わることはない。すなわち、コンテナC2〜Cjと第1ガイド部材対81との接触による振動がコンテナC1に伝わることはない。
以上のように、コンテナC1に対する消去処理中にコンテナC1に振動が伝わることが防止されるため、消去処理に悪影響が及ぶことが防止される。
消去装置12は、コンテナC1に対する消去処理が終了したときに、システム制御装置18に消去終了信号を出力する。
消去装置12からの消去終了信号を受信したシステム制御装置18は、ストッパ60aを突出位置から待機位置に移動させ、かつストッパ60bを待機位置から突出位置に移動させた後、BCU(n+1)の駆動を開始し、その後、BCU(1)〜BCU(n−1)の駆動を開始する。
システム制御装置18は、コンテナC1がBCU(n)からBCU(n+1)に受け渡されたときに、BCU(n+1)の駆動ローラの回転数を下げる。この結果、コンテナC1は、減速されつつストッパ60bに突き当たり、停止する(図8(A)参照)。システム制御装置18は、コンテナC1がストッパ60bに突き当たった後、所定時間T、BCU(n+1)の駆動ローラを低回転で回転させ続けることで、コンテナC1をストッパ60bに押し付けて、コンテナC1を記録装置14に正対する位置に確実に位置決めする。
ここで、ストッパ60bは、該ストッパ60bにコンテナCが突き当たっているときに該コンテナCのRLが記録装置14に正対するように該記録装置14に対してX軸方向の位置が調整されている。すなわち、ストッパ60bは、コンテナCを記録装置14に正対する位置に位置決めする際の基準となる基準部材として機能する。なお、「コンテナCが記録装置14に正対する」とは、該コンテナCのRLが記録装置14のレーザ光射出口に対向することを意味する。
次いで、システム制御装置18は、BCU(n+1)の駆動を停止させた後、記録装置14に記録開始信号を出力する。
記録開始信号を受信した記録装置14は、コンテナC1のRLに対して文字等及びバーコードを含む画像を記録する(図9参照)。ここでは、文字等には、例えばコンテナCの受取人の氏名、受取人の住所を管轄する配送センター名、配送センターや配送ルートを示す番号などが含まれる。バーコードとしては、一例として、コンテナCを電子管理するためのコード128規格のものが採用されている。この画像の記録は、RLをスポット状のレーザ光でX軸及びZ軸の2次元方向に一筆書きの要領で走査することによって行われる。すなわち、記録装置14は、RLに所定パワーのレーザ光を照射することで、該RLに画像を非接触で記録する。なお、記録装置14による記録処理に要する時間は、例えば0.9秒である。すなわち、記録処理は、消去処理よりも処理時間が0.6秒短い。
ここで、システム制御装置18は、コンテナC1がBCU(n)からBCU(n+1)に受け渡された後、コンテナC1に対する記録処理開始前、記録処理中又は記録処理終了後に、コンテナC2がBCU(n−1)からBCU(n)に受け渡されたときに、BCU(n)の駆動ローラの回転数を下げる。この結果、コンテナC2は、減速されつつストッパ60aに突き当たり、停止する(図8(B)参照)。システム制御装置18は、コンテナC2がストッパ60aに突き当たった後もBCU(n)の駆動ローラを低回転で回転させ続けることで、コンテナC2をストッパ60aに押し付けて、コンテナC2を消去装置12に正対する位置に確実に位置決めする。また、コンテナC3〜Cjそれぞれは、コンベア装置10上で+X側にできるだけ詰めた状態でX軸方向に並ぶようにBCU上で停止される。
この際、コンテナC3〜Cjの停止時の振動が第1ベースフレーム71に伝わるとともに、コンテナC2の停止時の振動が第2ベースフレーム72に伝わるが、第1及び第2ベースフレーム71、72と機械的に分離されている第3ベースフレーム73に、これらの振動が伝わることはない。すなわち、コンテナC2〜Cjの停止時の振動がコンテナC1に伝わることはない。
また、第3ガイド部材対83は、第1及び第2ガイド部材対81、82それぞれとは、機械的に分離されているため、コンテナC2〜Cjと第1ガイド部材対81との接触による振動、及びコンテナC2と第2ガイド部材対82との接触による振動が、第3ガイド部材対83及び第3ベースフレーム73に伝わることはない。すなわち、コンテナC2〜Cjと第1ガイド部材対81との接触による振動、及びコンテナC2と第2ガイド部材対82との接触による振動がコンテナC1に伝わることはない。
記録装置14は、コンテナC1に対する記録処理が終了したときに、システム制御装置18に記録終了信号を出力する。
記録装置14からの記録終了信号を受信したシステム制御装置18は、ストッパ60bを突出位置から待機位置に移動させた後、BCU(n+1)〜BCU(N)の駆動を開始して、コンテナC1を+X方向に搬送する(図8(C)参照)。
ここで、記録処理が施されたコンテナC1は、記録装置14の+X側(例えばBCU(n+2)に対向する位置)に配置されたバーコード検査装置(不図示)でRLに記録されたバーコード(図9参照)が検査され、該バーコードに異常がない場合に、例えば仕分け工程が行われるコンベアラインに送られる。この仕分け工程では、各コンテナCのRLに記録されたバーコードがバーコードリーダー(バーコードスキャナ)で読み取られることによって該コンテナCの仕分けが行われる。なお、バーコード検査装置による検査は、コンテナC1を搬送しながら行っても良いし、コンテナC1をバーコード検査装置に対向する位置(例えばBCU(n+2)上)で停止させて行っても良い。コンテナC1を搬送しながら検査を行う場合、コンテナC1の搬送速度を通常の搬送速度よりも遅くしても良い。
図9に示されるRLに記録された画像では、バーコードは、複数のバー(細いバーの間隔は、例えば250μm)がほぼ水平になるように記録されるため、記録時にコンテナCに鉛直方向の振動成分を含む振動が伝わると、隣接する2つのバー間のスペース幅が変わり、バーコードの画質が例えば汎用のバーコードリーダーで読み取り可能な水準(要求水準)に達しないおそれがある。ここで、鉛直方向の振動成分の振幅が例えば100μm未満、かつ周波数が例えば10Hz未満であれば、バーコードを要求水準以上の画質で記録することができる。
なお、記録されるバーコードを大きくすれば、振動の影響が低減されるが、バーコードを大きくするほど記録時間が増大するため、スループット(処理効率)の観点から合理的ではない。
本実施形態では、コンテナC1に対して記録処理が行われるときに、該コンテナC1に他のコンテナCの搬送時及び停止時の振動が伝わらないため、バーコードの画質を確実に要求水準以上とすることができる。このため、バーコードを大きく記録する必要がなく、記録時間の増大を招くことがない。この結果、スループットの低下を防止できる。
システム制御装置18は、上記バーコード検査装置からバーコードに異常がない旨(画質が要求水準に達している旨)の検査結果を受信したときに、BCU(n+2)〜BCU(N)によってコンテナC1を例えば輸送地域毎、内容物(荷物)の種類毎に仕分けするための複数の分岐点を有するコンベアラインに送る。この仕分けは、該コンベアラインに据え付けられた又は作業者によって携帯されたバーコードスキャナ(バーコードリーダー)でコンテナC1のRLに記録されたバーコードが読み取られて行われる。
一方、システム制御装置18は、上記バーコード検査装置からバーコードに異常がある旨の(画質が要求水準に達していない旨)の検査結果を受信したときに、例えばバーコードに異常がある旨をディスプレイに表示するとともに警告ランプを点灯させて、作業者に通知し、BCU(n+2)上からのコンテナC1の撤去を促す。これに伴い、作業者は、コンテナC1をBCU(n+2)上から撤去する。この場合、コンテナC1を、例えばBCU(1)〜BCU(n−1)のうち、コンテナCが載っていないBCU上に載置することで、再度、消去処理、記録処理、バーコード検査装置による検査及びその後の処理を行うようにしても良い。
また、システム制御装置18は、コンテナC2〜CJに対しても、コンテナC1と同様に、消去処理、記録処理、バーコード検査装置による検査及びその後の処理を行う。
なお、先行するコンテナCが記録装置14に正対する位置に位置するときに、後続するコンテナCを消去装置に正対する位置に搬送したときは、先行するコンテナCに対する記録処理と後続するコンテナCに対する消去処理とを並行して行うことができる。
以上のように、画像書き換えシステム100では、X軸方向に順次搬送される複数のコンテナCそれぞれは、消去装置12に正対する位置で停止されて消去処理が施された後、記録装置14に正対する位置で停止されて記録処理が施されることで、画像の書き換えが行われる。画像の書き換えが行われたコンテナCは、次の工程(例えばバーコード検査工程、仕分け工程等)に送られる。
以上説明した画像書き換えシステム100が備える画像記録システム150は、RL(リライタブルラベル)を加熱して、読取装置によって読み取られる情報を含む画像を記録する画像記録システムであって、RLを有するコンテナCを+X方向に搬送するコンベア装置10と、該コンベア装置10の−Y側に配置され、対向する位置に位置したコンテナCのRLを加熱して前記画像を記録可能な記録装置14と、を備えている。そして、コンベア装置10は、記録装置14に対応(対向)する位置に配置された第1搬送部10aと、該第1搬送部10aの−X側及び+X側に第1搬送部10aとは機械的に分離して配置され、該第1搬送部10aとの間でコンテナCの受け渡しを行う2つの第2搬送部10b、10cと、を含んでいる。
この場合、第1搬送部10aと第2搬送部10b、10cとは互いに機械的に分離されているため、第1搬送部10a上に位置する一のコンテナCに対して記録装置14による記録処理が施されるときに、第2搬送部10b、10c上において他のコンテナCが搬送及び停止されても、その搬送時及び停止時の振動が一のコンテナCに伝わることがない。
この結果、リライタブルラベルに記録される画像の品質を向上できる。
また、記録処理が施されている一のコンテナCに他のコンテナCの搬送時及び停止時の振動が伝わらないため、バーコードを要求水準以上の画質で記録するためにバーコードを大きく記録する必要がない。
結果として、画像記録システム150では、スループットの低下を招くことなく、画像の品質を向上できる。
また、前記画像は、バーコードリーダーによって読み取られる情報であるバーコードを含んでいる。
この場合、記録されるバーコードの画質を要求水準以上とすることができるため、該バーコードがバーコードリーダーによって読み取り不能となることを防止できる。
また、第1搬送部10aは、1つのBCUを有し、2つの第2搬送部10b、10cそれぞれは、X軸方向に並べて配置され、隣接する2つのBCU間でコンテナCの受け渡しを行う複数のBCUを有している。
この場合、複数のBCUを個別に制御できるため、コンベア装置10上で複数のコンテナCを搬送する際に、各コンテナCを個別に搬送(速度調整を含む)又は停止でき、ひいてはスループットの向上を図ることができる。
また、第1搬送部10aのBCU、及び2つの第2搬送部10b、10cの複数のBCUそれぞれは、コンテナCをX軸方向に移動させるための、Y軸周りに回転する4つのローラ9を含み、第1搬送部10aのBCUの4つのローラ9は、第1支持部(第3ベースフレーム73)に支持されており、第2搬送部10bの複数のBCUそれぞれの4つのローラ9は、第1支持部とは機械的に分離されている第2支持部(第1、第2及び第4ベースフレーム71、72、74のいずれか)に支持されている。
この場合、記録装置14に対応する位置に配置された第1搬送部10aのBCU(n+1)の4つのローラ9を、第2搬送部10b、10cの各BCUの4つのローラ9と機械的に分離することができる。
しかも、第2搬送部10bのBCU(n)を除く各BCUの4つのローラを共通の第1ベースフレーム71に支持させるとともに、第2搬送部10cの各BCUの4つのローラを共通の第4ベースフレーム74に支持させているため、部品点数の削減を図ることができ、かつBCU間の位置調整を容易に行うことができる。
また、画像記録システム150は、コンテナCの搬送方向(+X方向)への移動をガイドするガイド手段11を更に備え、ガイド手段11は、第1搬送部10aのBCU(n+1)に対応する位置に配置された第1ガイド部(第3ガイド部材対83)と、2つの第2搬送部10b、10cそれぞれの複数のBCUに対応する位置に第1ガイド部とは機械的に分離して配置された第2ガイド部(第1、第2及び第4ガイド部材対81、82、84のいずれか)と、を有している。
この場合、記録装置14に対応する位置に配置された第3ベースフレーム73に設けられた第1ガイド部(第3ガイド部材対83)を、第3ベースフレーム73と機械的に分離された第1、第2及び第4ベースフレーム71、72、74に設けられた第2ガイド部(第1、第2及び第4ガイド部材対81、82、84のいずれか)とを機械的に分離することができる。
この結果、コンテナCの+X方向への移動をガイドできるとともに、第2ガイド部でガイドされつつ搬送又は停止されるコンテナCの振動が、記録処理中のコンテナCに伝わることが抑制される。
また、画像記録システム150は、コンテナCを記録装置14に対向する位置で制止させる制止位置と該制止位置から退避する退避位置との間で移動可能なストッパ60bと、コンベア装置10及びストッパ60bを制御するシステム制御装置18と、を更に備え、システム制御装置18は、コンテナCが記録装置14に対向する前にストッパ60bを制止位置に位置させ、コンテナCが記録装置14に対向する位置でストッパ60bによって制止された後に第1搬送部10aのBCU(n+1)の駆動を停止させる。
この場合、制止位置に位置されたストッパ60bからの反力で戻されるコンテナCをストッパ60bに押し付けておくことができ、該コンテナCを記録装置14に対向する位置に精度良く位置決めすることができる。
また、システム制御装置18は、記録装置14によるRLへのバーコードの記録が開始される前に、コンベア装置10の駆動を停止させる。
この場合、コンテナCが振動ない状態で該コンテナCのRLにバーコードを記録できるため、該バーコードを要求水準以上の画質で記録することができる。
また、画像書き換えシステム100は、画像記録システム150と、記録装置14の−X側であってコンベア装置10の−Y側に配置され、対向する位置に位置したコンテナCのRLを加熱して画像を消去可能な消去装置12と、を備えている。
この場合、RLに記録される画像の品質を向上できる画像書き換えシステム100を提供できる。
また、第2搬送部10bの複数のBCUのうち、消去装置12に対応する位置に配置されたBCU(n)は、他のBCUと機械的に分離されている。
この場合、消去装置12による一のコンテナCの消去処理中に、第2搬送部10bのBCU(n)以外のBCUで搬送又は停止される他のコンテナCの振動が一のコンテナCに伝わることがない。この結果、消去不良の発生を抑制できる。
ところで、図10に示される比較例の画像書き換えシステムでは、消去装置及び記録装置それぞれに対応する位置に配置されたBCU´の各ローラは、他のBCU´の各ローラと共通のベースフレームに支持されている。すなわち、全ローラが機械的に接続されている。また、ベースフレームに共通の一対のガイド部材が複数の支持部材を介して設けられている。
この場合、消去処理中又は記録処理中の一のコンテナCに、搬送又は停止される他のコンテナCの振動がベースフレーム及び一対のガイド部材を介して伝わるため、消去不良及び記録画像の品質低下を招くおそれがある。
図11(A)及び図11(B)には、それぞれ比較例及び本実施形態における、コンテナCに対する記録処理時の該コンテナCの振動の鉛直方向の振動成分の時間変化が示されている。図11(A)及び図11(B)において、ジグザグ波形は鉛直方向の振動波形を示し、矩形波のLOWレベルは記録処理中であることを示している。また、縦軸は、振動の振幅であり、1目盛は、例えば100μmである。横軸は、時間であり、1目盛は、例えば100msである。
図11(A)から分かるように、比較例では、記録開始時から記録終了時まで、終始、振幅が100μm以上であり、かつ周波数が10Hz以上であるため、バーコードを要求水準以上の画質で記録することができない。
一方、図11(B)から分かるように、本実施形態では、記録開始時から記録終了時まで、終始、振幅が100μm未満であり、かつ周波数が10Hz未満であるため、バーコードを要求水準以上の画質で記録することができる。
なお、上記実施形態では、記録装置14に対応する位置に配置された第1搬送部10aの−X側及び+X側に第2搬送部10b、10cが第1搬送部10aと機械的に分離して配置されているが、これに限らず、要は、第1搬送部10aの−X側及び+X側の少なくとも一方に第2搬送部が第1搬送部10aと機械的に分離して配置されていれば良い。
また、上記実施形態では、第2搬送部10bのBCU(1)〜BCU(n−1)は、共通の第1ベースフレーム71に支持されているが、これに限らず、要は、BCU(1)〜BCU(n−1)のうち、少なくとも1組の隣接する2つのBCUが共通のベースフレームに支持されていることが好ましい。
また、上記実施形態では、第2搬送部10cのBCU(n+2)〜BCU(N)は、共通の第4ベースフレーム74に支持されているが、これに限らず、要は、BCU(n+2)〜BCU(N)のうち、少なくとも1組の隣接する2つのBCUが共通のベースフレームに支持されていることが好ましい。
また、上記実施形態では、第2搬送部10bのBCUのうち、消去装置12に対応する位置に位置するBCU(n)は、他のBCUと機械的に分離されているが、機械的に接続されていても良い。例えば、BCU(n)は、BCU(1)〜BCU(n−1)と共に共通のベースフレームに支持されても良い。
また、上記実施形態では、第1搬送部10aは、1つのBCUを有しているが、X軸方向に並ぶ複数のBCUを有していても良い。
また、上記実施形態では、読取装置によって読み取られる情報がバーコードとされているが、これに限らず、例えばQRコード(登録商標)等の2次元コードであっても良い。
また、上記実施形態では、第2ガイド部のBCU(1)〜BCU(n−1)に対応する位置に共通の第1ガイド部材対81が設けられているが、これに限らず、要は、BCU(1)〜BCU(n−1)のうち、少なくとも1組の隣接する2つのBCUに対応する位置に共通のガイド部材対が設けられることが好ましい。
また、上記実施形態では、第2ガイド部のBCU(n+2)〜BCU(N)に対応する位置に共通の第4ガイド部材対84が設けられているが、これに限らず、要は、BCU(n+2)〜BCU(N)のうち、少なくとも1組の隣接する2つのBCUに対応する位置に共通のガイド部材対が設けられることが好ましい。
また、上記実施形態では、第2ガイド部のBCU(n)に対応する位置に設けられた第2ガイド部材対82は、BCU(1)〜BCU(n−1)に対応する位置に設けられた第1ガイド部材対81と機械的に分離されているが、これに限られない。例えば、BCU(1)〜BCU(n)に対応する位置に共通のガイド部材対が設けられても良い。
また、上記実施形態では、コンテナCがストッパ60bによって記録装置14に対向する位置で制止された後に、BCU(n+1)の駆動が停止されているが、該コンテナCが記録装置14に対向する位置で制止される前にBCU(n+1)の駆動が停止されても良い。
また、上記実施形態では、記録装置14によるRLへのバーコードの記録が開始される前に、BCU(n+1)の駆動が停止されているが、バーコードの記録が開始された後にBCU(n+1)の駆動が停止されても良い。この場合、バーコードの画質に与える影響を考慮して、BCU(n+1)の駆動ローラの回転数を極力下げることが好ましい。
また、上記実施形態では、2つのストッパ60a、60bを含む制止装置16が設けられているが、設けられていなくても良い。この場合、システム制御装置18によるコンベア装置10の駆動制御のみによってコンテナCを消去装置12及び記録装置14に正対する位置で停止させることになる。
また、上記実施形態では、制止装置16は、2つのストッパ60a、60bを有しているが、いずれかのみを有していても良い。
また、画像書き換えシステムにおける消去装置及び記録装置の数は、上記各実施形態で説明したものに限られない。例えば、消去装置及び記録装置の少なくとも一方は、X軸方向に並べて複数設けられても良い。この場合、消去装置及び記録装置のうち、処理時間が長い方の数を、処理時間が短い方の数よりも多くすることが好ましい。
また、上記実施形態では、RLに記録される画像には、バーコードが1つだけ含まれているが、これに限らず、要は、バーコード及び2次元コード(例えばQRコード(登録商標))の少なくとも一方が、少なくとも1つ含まれていることが好ましい。例えば、バーの向きが互いに異なる複数のバーコードが含まれていても良い。
また、上記実施形態では、RLに記録される画像には、バーコードを含む複数の情報が含まれているが、これに限らず、要は、読取装置によって読み取られる少なくとも1つの情報が含まれていることが好ましい。
また、上記実施形態では、バーコードを、複数のバーが水平になるように記録しているが、これに限らず、例えば、複数のバーが鉛直になるように記録しても良い。この場合、記録処理中にコンテナCに水平方向の振動成分を含む振動が伝わると、バーコードの画質に影響するため、上記実施形態の画像記録システム150による画像の記録が効果的である。
また、上記実施形態では、バーコードの読み取り機能を有する読み取り装置(例えばバーコードスキャナ)が採用されているが、これに限らず、例えば、バーコードの読み取り機能に加えて、光学文字認識(Optical Character Recognition)機能を有する読取装置又該機能を有するソフトウエアを含む読取装置を採用し、バーコードの情報をコンピュータで扱える文字データに変換することとしても良い。
また、上記実施形態では、ストッパとして、平板部材が用いられているが、これに限らず、コンテナCを消去装置又は記録装置に正対する位置で制止できるものであれば、他の部材であっても良い。なお、ストッパとして用いられる部材としては、コンテナCとの衝突時のエネルギーをある程度吸収でき(反発係数があまり高くなく)、かつコンテナCの位置決め精度に優れる部材が好ましい。
また、上記実施形態では、コンベア装置10が有する複数の搬送ユニットとして、BCU(ベルトコンベアユニット)が採用されているが、これに限らず、例えば、X軸方向に並び、Y軸方向を軸線方向とする複数のローラを含むローラコンベアユニットが採用されても良い。このローラコンベアユニットは、ベルトコンベアユニットから無端ベルトが取り外されたような構成を有している。ローラコンベアユニットの複数のローラとしては、外周面の摩擦係数が高いものが好ましい。
また、上記実施形態では、各BCUは、4つのローラを有しているが、これに限らず、要は、複数のローラを有していれば良い。例えば、各BCUは、2つのローラ、及び該2つのローラに巻き掛けられた無端ベルトを有していても良い。この場合、各BCUは、無端ベルトの上部を下方から支持する部材を更に有していることが好ましい。
また、上記実施形態では、コンベア装置10における複数のBCUは、X軸方向に並べて配置、すなわちX軸方向に延びる直線上に配置されているが、これに限らず、例えば、少なくとも一部がXY平面に平行な曲線上に配置されていても良い。
また、上記実施形態では、消去装置及び記録装置のレーザとして、レーザダイオードが用いられているが、これに限らず、例えば、固体レーザ、ファイバーレーザ、COレーザなどの他のレーザを用いても良い。
また、上記実施形態では、消去装置として、レーザ光をRLに照射して画像を消去するものが採用されているが、例えば、加熱されたローラ、プレートなどをRLに接触させて画像を消去するものを採用しても良い。
また、上記実施形態では、記録装置として、レーザ光をRLに照射して画像を記録するものが採用されているが、例えば、サーマルヘッドなどをRLに接触させて画像を記録するものを採用しても良い。
また、上記実施形態では、画像記録システム150がレーザ書き込みシステム100の一部として用いられているが、これに限られない。例えば、画像記録システム150のみを用いて、画像が記録されていないRLを有するコンテナCを搬送し、該コンテナCに対して記録処理のみを行っても良い。
また、上記実施形態で用いられている数値は、一例であって、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、物体として、コンテナが採用されているが、これに限らず、例えばコンテナ以外の容器、包装物等であっても良い。
9…ローラ、10…コンベア装置(搬送装置)、10a…第1搬送部、10b、10c…第2搬送部、11…ガイド手段、12…消去装置、14…記録装置、18…システム制御装置(制御装置)、60b…ストッパ、60a〜60c…ストッパ(第2ストッパ)、90…ガイド部材(第1ガイド部材、第2ガイド部材)100…画像書き換えシステム、150…画像記録システム、C…コンテナ(物体)。
特開2008−194905号公報

Claims (7)

  1. 熱可逆記録媒体を加熱して、読取装置によって読み取られる情報を含む画像を記録する画像記録システムであって、
    前記熱可逆記録媒体を有する物体を所定の搬送方向に搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置の前記搬送方向に直交する方向の一側に配置され、対向する位置に位置した前記物体の前記熱可逆記録媒体を加熱して前記画像を記録可能な記録装置と、
    前記物体の前記搬送方向への移動をガイドするガイド手段と、を備え、
    前記搬送装置は、前記記録装置に対応する位置に配置された第1搬送部と、該第1搬送部の前記搬送方向上流側及び下流側の少なくとも一方に前記第1搬送部とは機械的に分離して配置され、前記第1搬送部との間で前記物体の受け渡しを行う第2搬送部と、を含み、
    前記第1搬送部は、少なくとも1つの第1搬送ユニットを有し、
    前記第2搬送部は、前記搬送方向に並べて配置され、隣接する2つの第2搬送ユニット間で前記物体の受け渡しを行う複数の第2搬送ユニットを有し、
    前記ガイド手段は、前記第1搬送ユニットに対応する位置に配置された第1ガイド部材と、前記複数の第2搬送ユニットのうち、少なくとも1組の隣接する2つの第2搬送ユニットに対応する位置に前記第1ガイド部材とは機械的に分離して配置された第2ガイド部材と、を有することを特徴とする画像記録システム。
  2. 前記情報は、バーコード又は2次元コードであることを特徴とする請求項1に記載の画像記録システム。
  3. 前記第1搬送ユニット及び前記複数の第2搬送ユニットそれぞれは、前記物体を前記搬送方向に移動させるための、前記搬送方向に直交する軸周りに回転する複数のローラを含み、
    前記第1搬送ユニットの前記複数のローラは、第1支持部に支持されており、
    前記複数の第2搬送ユニットのうち、少なくとも1組の隣接する2つの前記第2搬送ユニットの前記複数のローラは、前記第1支持部とは機械的に分離されている第2支持部に支持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像記録システム。
  4. 前記物体を前記記録装置に対向する位置で制止させる制止位置と該制止位置から退避する退避位置との間で移動可能なストッパと、
    前記搬送装置及び前記ストッパを制御する制御装置と、を更に備え、
    前記制御装置は、前記物体が前記記録装置に対向する前に前記ストッパを前記制止位置に位置させ、前記物体が前記記録装置に対向する位置で前記ストッパによって制止された後に前記第1搬送ユニットの駆動を停止させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像記録システム。
  5. 前記制御装置は、前記記録装置による前記熱可逆記録媒体への前記情報の記録が開始される前に、前記第1搬送ユニットの駆動を停止させることを特徴とする請求項に記載の画像記録システム。
  6. 熱可逆記録媒体を加熱して画像を書き換える画像書き換えシステムであって、
    前記熱可逆記録媒体に予め画像が記録されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像記録システムと、
    前記画像記録システムの記録装置の前記搬送方向上流側に配置され、対向する位置に位置した前記物体の熱可逆記録媒体を加熱して画像を消去可能な消去装置と、を備える画像書き換えシステム。
  7. 前記画像記録システムの複数の第2搬送ユニットのうち、前記消去装置に対応する位置に配置された前記第2搬送ユニットは、他の第2搬送ユニットと機械的に分離されていることを特徴とする請求項に記載の画像書き換えシステム。
JP2013002201A 2013-01-10 2013-01-10 画像記録システム、及び画像書き換えシステム Expired - Fee Related JP6066450B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013002201A JP6066450B2 (ja) 2013-01-10 2013-01-10 画像記録システム、及び画像書き換えシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013002201A JP6066450B2 (ja) 2013-01-10 2013-01-10 画像記録システム、及び画像書き換えシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014133352A JP2014133352A (ja) 2014-07-24
JP6066450B2 true JP6066450B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=51412031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013002201A Expired - Fee Related JP6066450B2 (ja) 2013-01-10 2013-01-10 画像記録システム、及び画像書き換えシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6066450B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017135329A1 (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 株式会社リコー 画像記録装置および画像記録方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0584616A (ja) * 1991-09-25 1993-04-06 Matsushita Electric Works Ltd 自動組み立て機能を有するコンベア装置
JP2000136022A (ja) * 1998-11-02 2000-05-16 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 可視表示部と非接触ic部を備えた搬送用容器及び物流ライン
JP4216954B2 (ja) * 1999-06-10 2009-01-28 三機工業株式会社 方向転換装置
JP5009639B2 (ja) * 2007-02-09 2012-08-22 株式会社リコー レーザ書換システム
JP2011025508A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Toyo Kanetsu Solutions Kk リライタブルラベルの印字装置
JP5494377B2 (ja) * 2010-09-10 2014-05-14 株式会社リコー レーザー消去装置及びレーザー消去方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014133352A (ja) 2014-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6326760B2 (ja) 画像記録システム及び画像記録方法
JP6326759B2 (ja) 画像記録システム、画像書き換えシステム及び画像記録方法
JP5910985B2 (ja) レーザ光照射システム
KR101424363B1 (ko) 레이저 소거 장치 및 레이저 소거 방법
JP2007076768A (ja) 配送支援システム及び配送支援方法
JP6066450B2 (ja) 画像記録システム、及び画像書き換えシステム
JP4921078B2 (ja) マーキング検査方法及びマーキング検査システム
JP2002178173A (ja) レーザマーキング方法およびその装置
JP6066446B2 (ja) 物体処理システム
CN108684201B (zh) 图像记录装置和图像记录方法
KR100312924B1 (ko) 제조품의 스캔 마킹
US10960682B2 (en) Image recording apparatus and image recording method
JP2008137244A (ja) 非接触光書き込み装置
JP2008179052A (ja) 記録装置及びその方法
JP2007022021A (ja) 感熱印刷媒体処理装置
JP2007316536A (ja) 光走査装置
JP2008143002A (ja) 非接触光書き込み装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161218

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6066450

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees