JP5667807B2 - 車両用チャイルドシート - Google Patents

車両用チャイルドシート Download PDF

Info

Publication number
JP5667807B2
JP5667807B2 JP2010169722A JP2010169722A JP5667807B2 JP 5667807 B2 JP5667807 B2 JP 5667807B2 JP 2010169722 A JP2010169722 A JP 2010169722A JP 2010169722 A JP2010169722 A JP 2010169722A JP 5667807 B2 JP5667807 B2 JP 5667807B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
backrest
base
lock release
tilt angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010169722A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012030625A (ja
Inventor
治生 河野
治生 河野
Original Assignee
アップリカ・チルドレンズプロダクツ合同会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アップリカ・チルドレンズプロダクツ合同会社 filed Critical アップリカ・チルドレンズプロダクツ合同会社
Priority to JP2010169722A priority Critical patent/JP5667807B2/ja
Priority to KR1020110045628A priority patent/KR20120011317A/ko
Priority to CN2011102018025A priority patent/CN102343844A/zh
Priority to TW100125256A priority patent/TW201213173A/zh
Publication of JP2012030625A publication Critical patent/JP2012030625A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5667807B2 publication Critical patent/JP5667807B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/26Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles for children
    • B60N2/28Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle
    • B60N2/2875Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle inclinable, as a whole or partially
    • B60N2/2878Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle inclinable, as a whole or partially the back-rest being inclinable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/26Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles for children
    • B60N2/28Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle
    • B60N2/2821Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle having a seat and a base part
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/20Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being tiltable, e.g. to permit easy access
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/22Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Child & Adolescent Psychology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

本発明は、車両の座席に取り付けられて回転およびリクライニングが可能なチャイルドシートの操作構造に関する。
座席本体の背もたれ部がリクライニング調整可能であって、座席本体がベース部材に対し回転可能な車両用チャイルドシートとしては従来、例えば、特開2002−301964号公報(特許文献1)および特開2003−291698号公報(特許文献2)に記載のごときものが知られている。特許文献1に記載の車両用チャイルドシートにおいて、座席本体(シート本体)をベース部材(受け台)に対して回転させる場合、操作者はベース部材前端部に設けられた操作ダイヤルを回動操作するとともに、座席本体の前端部に設けられたリクライニングレバーを引き起こし操作して、座席本体の固定を解除する必要がある。
また特許文献2に記載の車両用チャイルドシートにおいて、座席本体(シート本体)をベース部材(シート台座)に対して回転させる場合、操作者はベース部材前端部に設けられた回転ロック解除操作部を操作して、座席本体の固定を解除する必要がある。あるいは座席本体(シート本体)をリクライニング調整する場合、操作者は座席本体前端部に設けられたリクライニング操作部を操作して、座席本体の固定を解除する必要がある。
特開2002−301964号公報 特開2003−291698号公報
しかし、上記従来のような車両用チャイルドシートにあっては、以下に説明するような問題を生ずる。つまりリクライニング調整のための操作部と、回転位置を調整するための操作部が、相互に離れた箇所に設けられていることから、別々に操作しなければならず、操作が煩雑になるという問題があった。特に、座席本体が後ろ向きあるいは横向きにされた場合において、リクライニング調整のための操作部と、回転位置を調整するための操作部が、著しく離れてしまい、操作が一層煩雑になってしまう。
本発明は、上述の実情に鑑み、座席本体をリクライニング調整する場合と、座席本体をベース部材に対して回転させる場合との双方で、操作者が容易に操作することができる車両用チャイルドシートを提供することを目的とする。
この目的のため本発明による車両用チャイルドシートは、座席ベース部および後傾可能な背もたれ部を有する座席本体と、座席ベース部に対する背もたれ部の後傾角度を固定する背もたれ後傾角度固定機構と、座席本体を回転可能に支持するベース部材と、ベース部材に対する座席本体の回転位置を固定する座席回転位置固定機構と、背もたれ後傾角度固定機構による固定状態を解除するための角度ロック解除機構と、座席回転位置固定機構による固定状態を解除するための回転ロック解除機構と、角度ロック解除機構および回転ロック解除機構を選択的に動作させる共通操作部とを備える。共通操作部は、第1操作子、該第1操作子に隣接配置された第2操作子、およびこれら操作子を支持する操作基部を有し、第1操作子および第2操作子は、同一に操作されることにより角度ロック解除機構および回転ロック解除機構のいずれか一方を動作させる。また第1操作子および第2操作子のいずれか一方は、操作基部に向かって押し込まれることが可能であり、押し込み位置で操作基部に係止し、第1操作子および第2操作子の残る他方はいずれか一方に対して非同一に操作される。このように非同一に操作されることにより角度ロック解除機構および回転ロック解除機構の残る他方を動作させる。
かかる本発明によれば、角度ロック解除機構および回転ロック解除機構を選択的に動作させる共通操作部を備えることから、共通する1つの操作部を操作することによって、座席本体をリクライニング調整したり、座席本体をベース部材に対して回転させたりすることができる。したがって、操作が簡略になる。
共通操作部は、一例としてボタン、レバー、ダイヤル、棒状体などの操作子であればよい。
同一に操作されるとは、これらの操作子が同一方向に操作されることをいい、操作による移動距離が全く等しいものであっても異なるものであってもよい。非同一に操作されるとは、これらの操作子が異なる方向に操作されること、または一方の操作子が固定されて他方の操作子のみが操作されることをいう。かかる非同一の操作を容易に行うために本発明では、第1操作子および第2操作子のいずれか一方は、操作基部に向かって押し込まれることが可能であり、押し込み位置で操作基部に係止し、第1操作子および第2操作子の残る他方はいずれか一方に対して非同一に操作され。かかる本発明によれば、簡易な構成により、2つの操作子の非同一な操作を実現することができる。
従来のチャイルドシートでは座席本体の座部の前端部に操作部が設けられていたため、座席本体が後ろ向き姿勢にされた場合にはベース部材が操作部に被さってしまい操作が困難であった。これに対し本発明の実施形態として、共通操作部は、背もたれ部に設けられる。背もたれ部はベース部材から突出することから、かかる実施形態によれば操作者の手が共通操作部に容易に届くことから、操作性能が向上する。
本発明は一実施形態に限定されるものではないが、背もたれ後傾角度固定機構は、座席ベース部に形成された座席ベース被係合部と係合して後傾角度を固定する後傾角度固定部材を有し、角度ロック解除機構は、第1操作子と後傾角度固定部材とを連節する角度ロック解除部材を有し、座席回転位置固定機構は、座席ベース部に取り付けられてベース部材に形成されたベース部材被係合部と係合する回転位置固定部材を有し、回転ロック解除機構は、第1操作子と第2操作子とを連節してこれら操作子の非同一な操作によって回転位置固定部材を動かす中間連節部材を有し、共通操作部は、第1操作子および第2操作子の同一操作によって後傾角度固定部材のみを動かして座席ベース被係合部との係合を解除し、第1操作子および第2操作子の非同一な操作によって回転位置固定部材を動かしてベース部材被係合部との係合を解除してもよい。なお、ここでいう連節とは、2つの要素を直接に連結すること、または、リンク部材や延出部を介して間接的に連結することを意味する。
第1操作子および第2操作子は、進退動するものであっても、回動するものであってもよく、その操作方向は特に限定されないが、一実施形態として、第1操作子および第2操作子は、背もたれ部の上下延在方向に進退動するものであって、第1操作子から下方へ延設される第1シャフトの下端に角度ロック解除部材が固定され、角度ロック解除部材は、進退動方向に対し斜めに延びるガイドが形成され、後傾角度固定部材は、一端がガイドと係合し他端が座席ベース被係合部に抜き差し可能であって背もたれ部の左右幅方向に延びるシャフトであってもよい。
また一実施形態として、中間連節部材は、角度ロック解除部材に枢着され、該枢着箇所を支点として第2操作子から下方へ延設される第2シャフトの下端によって引き起こされ、該引き起こし時に回転位置固定部材を動かす。
また一実施形態として、背もたれ部は後傾角度を断続的に調整可能であって、中間連節部材は、引き起こし時に、背もたれ部の個々の後傾角度に対応して回転位置固定部材に形成された複数の連結箇所に選択的に連結する。
好ましい実施形態として、背もたれ部はベッド状態まで後傾可能であって、当該ベッド状態で中間連節部材は回転位置固定部材から離隔され、回転位置固定部材は動かされない。かかる実施形態によれば、ベッド状態の座席本体は回転不能にされる。これにより、座席本体を回転させることによって、大きく後傾した背もたれ部が座席ベース部に衝突するという不適切な使用を防止することができる。
このように本発明の車両用チャイルドシートは、角度ロック解除機構および回転ロック解除機構を選択的に動作させる共通操作部を備えることから、座席本体をリクライニング調整する場合と、座席本体をベース部材に対して回転させる場合との双方で、操作者が容易に操作することができる。したがって、リクライニング調整と回転位置調整とを一連に行う場合において操作性能が向上する。
本発明の一実施例になる車両用チャイルドシートを示す縦断面図である。 同実施例の背もたれ部を取り出して示す背面図である。 同実施例のベース部材を取り出して示す平面図である。 同実施例の共通操作部を取り出して示す斜視図である。 図4の共通操作部を示す分解斜視図である。 背もたれ部の後傾角度を固定する固定状態の後傾角度固定部材および角度ロック解除部材の位置を示す説明図である。 固定状態を解除された後傾角度固定部材および角度ロック解除部材の位置を示す説明図である。 背もたれ部が最も起き上がった椅子状態を示す説明図である。 背もたれ部が図8に示す状態よりも後傾した椅子状態を示す説明図である。 背もたれ部が最も後傾したベッド状態を示す説明図である。 図8〜図10に示す座席本体の位置関係を示す説明図である。 共通操作部および中間連節部材の動きを比較して示す説明図であって、(a)は通常の状態を、(b)は第1操作子が押し込まれて移動不能にされた状態を、(c)は第2操作子を引き上げた状態を示す。 第2操作子のみを上方へ引き上げる途中の状態を示す縦断面図である。 中間連節部材が回転位置固定部材に係合した状態を示す説明図である。 図13の第2操作子を完全に引き上げた状態を示す縦断面図である。 図15に示す座席本体を180度回動させた状態を示す縦断面図である。 図16に示す第2操作子を下方へ戻す途中の状態を示す縦断面図である。 背もたれ部を後傾させた椅子状態において第2操作子のみを上方へ引き上げる途中の状態を示す縦断面図である。 図18の第2操作子を完全に引き上げた状態を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例になる車両用チャイルドシートを示す縦断面図である。図2は、同実施例の背もたれ部を取り出して示す背面図である。図3は、同実施例のベース部材を取り出して示す平面図である。車両用チャイルドシート11は、乳幼児が着座する座席本体13と、この座席本体を回転可能に支持するベース部材81とを備える。座席本体13は、座部15と、後傾可能な背もたれ部17と、これら座部および背もたれ部を支持する座席ベース部19とを有する。
座部15の後端部と背もたれ部17の下端部は、左右方向一直線に延びる連結軸71を介して相対回動可能に連結されている。また座席ベース部19の左右両側には1対の側壁部が形成されており、かかる側壁部は座部15の左右両側および背もたれ部17の左右両側を支持する。ここで付言すると、座部15および背もたれ部17は、前後方向ないし上下方向に移動可能に支持されており、背もたれ部17を最も立ちあげた椅子状態と、背もたれ部17を後傾させた椅子状態と、背もたれ部17を最も後傾させたベッド状態との3状態にされる。詳しくは後述するが、操作者は座席本体13を所望の椅子状態あるいはベッド状態にすることができる。
座席ベース部19の下部には、円形の台座19bが形成されている。これに対しベース部材81には、台座19bを受け入れる円形の凹部83が形成されている。かくして座席本体13は、ベース部材81の中心を通過する垂直な仮想直線Oを中心として回転可能である。なお、台座19bは、図示しない抜け止めピンないし抜け止めガイドによって凹部83から抜け出すことがないよう抜け止めされている。
ベース部材81は、車両の座席に置かれ、車両のシートベルトが掛け渡されることにより、車両の座席に固定される。ベース部材の後端部から上方へ突出する起立部86には、シートベルトの肩ベルトを固定するためのロックオフデバイス87が設けられている。
背もたれ部17は、座席ベース部19に対する後傾角度が変化可能であるが、後述する背もたれ後傾角度固定機構によって、後傾角度が変化しないように通常は固定される。そしてリクライニング調整を行う際は、後述する角度ロック解除機構によって、背もたれ後傾角度固定機構による固定状態を解除して、操作者が背もたれ部17を後傾ないし前傾させることにより行い、所望の後傾角度に調整した後、再び背もたれ後傾角度固定機構によって後傾角度を固定する。
座席本体13は、ベース部材81の中心を通過する垂直な仮想直線Oを中心として回転可能であるが、後述する座席回転位置固定機構によって、回転位置が変化しないように通常は固定される。そして回転位置を調整する際は、後述する回転ロック解除機構によって、座席回転位置固定機構による固定状態を解除して、操作者が座席本体13を右回転ないし左回転させることにより行い、所望の回転位置に調整した後、再び座席回転位置固定機構によって回転位置を固定する。
背もたれ部17の後面側には、共通操作部30が設けられている。共通操作部30は背もたれ部17の左右方向中央に配設される。共通操作部30は、第1操作子31、該第1操作子31に隣接配置された第2操作子32、およびこれら操作子31,32を支持する操作基部35を有する。操作基部35は背もたれ部17の後面に一体形成される。操作子31,32は背もたれ部17の後面に動作可能に取り付けられ、背もたれ部17の上下延在方向、すなわち背もたれ部17に支持される乳幼児の頭部側と腰部側とを結ぶ長手方向、に進退動する。操作者が、背もたれ部17の上端部に配置された操作子31,32に手の指を掛けて、共通操作部30を操作することにより、角度ロック解除機構および回転ロック解除機構を選択的に動作させることができる。詳しくは後述する。
図4は、同実施例の共通操作部を取り出して示す斜視図であり、図5は、図4の共通操作部を示す分解斜視図であり、これらの図は背もたれ部の裏面側からみた状態を表す。第1操作子31は、縦長の矩形であって、第1操作子31の下端には下方へ延びる第1シャフト33が一体結合する。第1操作子31は相対的に厚みが大きく、第1シャフト33は相対的に厚みが小さく平棒状である。これにより、第1シャフト33は図5に破線で示すように弾性変形して、第1操作子31を操作基部35に向かって押し込むことが可能である。
第2操作子32は、操作者の手の第2指〜第5指を掛けて上方へ引き上げるのに適した、横長の凹部32cと、凹部32cの幅方向中央に位置する縦長の矩形の貫通孔32hとが形成される。また、第2操作子32の下端には下方へ延びる第2シャフト34が一体結合する。
凹部32cは、背もたれ部17に取り付けられる第2操作子32のうち、背もたれ部17から遠い側に形成される。第2シャフト34の側部のうち、背もたれ部17に近い側の側面には、平棒状の第1シャフト33が隣接配置される。換言すると、第1シャフト33は、背もたれ部17と第2シャフト34との間に配置され、第1シャフト33の一方の面が第2シャフト34に向かい、他方の面が背もたれ部17に向かう。そして図4に示すように、常態で第1操作子31が貫通孔32hに入り込んで突出し、凹部32cに位置する。なお、第1操作子31の下端縁は第1シャフト33の一方の面から段差を伴って突出する。この段差で第1操作子31は貫通孔32hの下端縁に係止し、第1操作子31の上端縁も貫通孔32hの上端縁に接触することから、第1操作子31は第2操作子32と共に、背もたれ部17の上下延在方向に進退動する。これにより、第1操作子31および第2操作子32は同一操作される。
第1シャフト33の下端側には、第1シャフト33の中心軸から左右均等に突出した角度ロック解除部材37が一体結合される。角度ロック解除機構としての角度ロック解除部材37の左右両側には、長孔であるガイド39がそれぞれ穿設される。また、角度ロック解除部材37の左右両側縁から、1対の側壁部37wが第2シャフト34側へ立ち上がる。
1対の側壁部37wには、貫通孔37hがそれぞれ形成される。これら左右の貫通孔37hは(図5に一点鎖線で示す)共通する軸線上に位置する。そして、中間連節部材41の左右の突起42がこれら左右の貫通孔37hにそれぞれ貫通する。かくして角度ロック解除部材37の左右両側縁には、中間連節部材41が枢着される。中間連節部材41は上述の軸線回りに回動可能である。中間連節部材41は、略C字形状であって、その両端が互いに向き合った1対の内方突起43を構成する。中間連節部材41は、1対の内方突起43を遊端とし、これらの内方突起を連結する中間領域45を基端として回動する。
中間連節部材41の中間領域には、上述した左右方向外向きに突出する1対の突起42の他、上述した回動軸線と直交する仮想平面に沿って位置する延出部44が設けられる。具体的には延出部44が、中間連節部材41の左右両側から、上述した回動軸線と直角方向にそれぞれ延出する。
互いに平行に延びる左右1対の延出部44に沿って長孔44hが形成される。長孔44hは互いに対向する。
第2シャフト34の下端部には、左右方向外向きに突出する1対の突起36が設けられる。これらの突起36は、長孔44hをそれぞれ貫通係合し、長孔44hの延在方向に沿って摺動可能である。
説明を図4に戻すと、第1シャフト33の下端部および第2シャフト34の下端部はつるまきばね38を貫通する。ばね38の上端は、図4に示されない背もたれ部を上方へ押圧し、ばね38の下端は角度ロック解除部材37および第2シャフト34の下端部を下方へ押圧する。これによりばね38はこれら操作子31,32を下方へ付勢する。そして操作子31,32は、通常は下方位置にされる。
図6は、背もたれ部の後傾角度を固定する固定状態の後傾角度固定部材および角度ロック解除部材の位置を示す説明図である。図7は、固定状態を解除された後傾角度固定部材および角度ロック解除部材の位置を示す説明図である。これら図6および図7は、背もたれ部の前面側からみた状態である。図8は、背もたれ部が最も起き上がった椅子状態を示す説明図である。図9は、背もたれ部が図8に示す状態よりも後傾した椅子状態を示す説明図である。図10は、背もたれ部が最も後傾したベッド状態を示す説明図である。これら図8〜図10は、本実施例の背もたれ部が3形態にリクライニング調整されることを表す。図11は、図8〜図10に示す座席本体の背もたれ部の位置関係を示す説明図である。
図6から図11を参照して、本実施例の背もたれ後傾角度固定機構につき説明する。背もたれ後傾角度固定機構は、後傾角度固定部材としてのピン49を有する。ピン49は、2本の棒状体が左右対称となるようにそれぞれ配置されて、左右方向に延びる。ピン49の一方端が背もたれ部17の左右側縁よりも外方へそれぞれ突出する。また他方端はL字状に形成されて、角度ロック解除部材37のガイド39に挿通係合される。図6中、紙面左側のピン49につき説明すると、左端が側縁17sから突出し、右端部が紙面下向きに折り曲げ形成されて、紙面左側のガイド39の左上端部と係合する。紙面右側のピン49も、上述したものと左右対称に構成される。
座席ベース部19の左右両側縁から立ち上がって相互に対向する1対の側壁21には、座席ベース被係合部として、3個の孔22a、22b、22cが形成されている。そして左右1対のピン49が、これらの孔22a,22b,22cのいずれかに選択的に差し込まれ、背もたれ部17の後傾角度を固定する。
図8に示すように、背もたれ部17が最も起き上がった椅子状態において、ピン49の一方端は図6に示すように背もたれ部17の側縁17sから突出して、孔22aに差し込まれる。これにより、背もたれ部17の後傾角度が固定される。
操作者が背もたれ部17を図8に示す状態よりも後傾させる場合、まず手の指を共通操作部30の凹部32cに掛けて引き上げる。そうすると、ばね38の付勢力に抗して、図6に示す状態から図7に示す状態に変化する。すなわち、第1操作子31および第2操作子32が同一操作されて、共に上方移動する。そして、第1シャフト33を介して第1操作子31と結合する角度ロック解除部材37も同一方向かつ同一距離だけ上方移動する。
左右対称に配置された1対のガイド39は、上端部同士が最も左右方向に離れており下端部同士が最も左右方向に近くなるよう、それぞれ斜め方向に延びている。
かかるガイド39にそれぞれ係合して、左右方向外側へそれぞれ延びるピン49は、背もたれ部17に上下延在方向移動不能に取り付けられている。換言すると、ピン49はピンの長手方向(左右方向)のみに進退動可能に取り付けられており、長手直角方向には移動できない。このため、角度ロック解除部材37のガイド39が上方へ移動するにつれて、ピン49の他方端が長孔のガイド39に沿って摺動し、ピン49の一方端が背もたれ部17の左右方向中央側へ引き込まれる(図7)。この結果、ピン49の一方端は孔22aから引き抜かれ、背もたれ後傾角度固定機構による固定状態が解除される。次に操作者は、第1操作子31および第2操作子32を引き上げたまま背もたれ部17を動かして所望の後傾角度に調整し、最後に凹部32cから手を離す。するとばね38の付勢力によって、操作子31,32は通常の下方位置に復帰し(図7→図6)、背もたれ部17の後傾角度は再び固定される。
かかるリクライニング調整は、椅子状態とベッド状態との間で実行される。また、背もたれ部が最も起き上がった椅子状態と背もたれ部が相対的に後傾した椅子状態との間で実行される。
ここで付言すると、第1操作子31は第2操作子32の孔32hに係合することから(図4)、第1操作子31は第2操作子32とともに同一操作される(図6、図7)。また、第1操作子31と第2操作子32とを連節する中間連節部材41も、ともに上下延在方向に進退動するところ、かかる同一操作の間は後述する回転位置固定部材51から離隔している(図6、図7)。このため内方突起43は回転位置固定部材51と係合することはない。
図11は、図8〜図10に示す座席本体、特に背もたれ部、の位置関係を示す説明図であり、図11中、Aは図8に対応し、Bは図9に対応し、Cは図10に対応する。連結軸71を介して連結される座部15および背もたれ部17は、リクライニング調整に伴って連動する。具体的には、連結軸71と、背もたれ部17と、座部15との3要素が、1対の側壁21に形成されたガイド溝23,25および背もたれ部17の左右両側にそれぞれ形成されたガイド溝24によって、それぞれ案内され、背もたれ部が最も起き上がった椅子状態Aから背もたれ部が相対的に後傾した椅子状態Bに、あるいはその逆にされる。また、背もたれ部が相対的に後傾した椅子状態Bからベッド状態Cに、あるいはその逆にされる。
具体的には、連結軸71の左右両端部が、左右1対の第1ガイド溝23にそれぞれ挿通連結される。また、相互に対向して左右方向に延びる1対の背もたれ部軸18が左右の側壁21にそれぞれ固設され、背もたれ部軸18は背もたれ部17の上下延在方向中央領域と向き合っている。軸18は連結軸71よりも上方に位置する。そして、左右1対の背もたれ部軸18が、左右1対の第2ガイド溝24にそれぞれ挿通連結される。これにより、背もたれ部17はこれら2本の軸18,71を介して、座席ベース部材19に支持される。
また、左右方向に延びる座部軸(図示せず)が座部15の前後方向中央領域に設けられる。この軸は連結軸71よりも前方に位置する。そして、座部軸の左右両端部が、左右1対の第3ガイド溝25にそれぞれ挿通連結される。これにより、座部15もこれら2本の座部軸および連結軸71を介して、座席ベース部材19に支持される。
連結軸71は第1ガイド溝23に沿って摺動可能であり、背もたれ部軸18は第2ガイド溝24に沿って摺動可能であり、これにより背もたれ部17が移動して、リクライニング調整される。座部15に設けられる図示しない座部軸は、第3ガイド溝25に沿って摺動可能であり、これにより座部15が背もたれ部17に連動する。
連結軸71は第1ガイド溝23に沿って摺動することから、背もたれ部17の下端部は、図11の状態A、B、Cにおいて、それぞれ異なる位置にあることが理解される。そして、図11に実線および二点鎖線で表された背もたれ部17を参照して、中間連節部材41は状態A、B、C毎に位置を変えつつ回転位置固定部材51から離隔される。つまり、図8〜図10に示す3状態いずれにおいても、操作子31,32が通常の下方位置にされる間(図6)、内方突起43は後述する回転位置固定部材51と係合することはない。また、操作子31,32が同一操作される間(図7)も、内方突起43は回転位置固定部材51と係合することはない。
なお、図8〜図10は座席本体13を後ろ向きにしてリクライニング調整する場合を示すが、座席本体13をベース部材81に対し横向きにしてリクライニング調整することも可能である。さらに、座席本体13を前向きにしてリクライニング調整することを排除するものではない。
本実施例の回転ロック解除機構につき説明する。図12は、共通操作部および中間連節部材の動きを比較して示す説明図であって、(a)は通常の状態を、(b)は第1操作子が押し込まれて移動不能にされた状態を、(c)は第2操作子を引き上げた状態を示し、背もたれ部の左右方向からみて模式的に示すものである。図12(a)は、図6と同一の状態を示し、操作子31,32が通常の下方位置にされる。操作者が凹部32cに手の指を入れて第1操作子31を押し込むと、図12(b)に示すように第1シャフト33が弾性変形してたわみ、第1操作子31は貫通孔32hから外れて操作基部35に形成された凹部35cに収容される。凹部35cは上側に段差35dを伴って窪んでいる。これにより、第1操作子31の上端は段差35dに係止して、第1操作子31は凹部35cから上方への移動が規制される。
図12(b)において操作者が凹部32cに手の指を掛けて、第1操作子31を押し込みつつ第2操作子32を引き上げると、図12(c)に示すように第1操作子31は下方位置にされたまま第2操作子32のみが上方へ移動する。操作子31,32のかかる非同一な操作において、第1シャフト33を介して第1操作子31と結合する角度ロック解除部材37は移動しないが、第2シャフト34を介して第2操作子32と結合する突起36は、ばね38の下向きの付勢力に抗して上方移動する。そうすると突起36は長孔44hを摺動して延出部44を角度ロック解除部材37に引き込み、中間連節部材41は突起42を中心軸として回動する(図12(b)→(c))。
ここで付言すると、図12(a)〜(c)のいずれにおいても、角度ロック解除部材37は移動しないことから、ピン49は左右方向に移動しないことが理解されよう。このように、操作子31,32の非同一な操作によって、角度ロック解除機構は動作せず、回転ロック解除機構としての中間連節部材41のみが回動動作する。これに対し、前述した操作子31,32の同一操作によって、角度ロック解除機構のみが動作し、中間連節部材41は回動動作しない(図6〜図10)。
図12に示す操作子31,32の非同一な操作および中間連節部材41の回動動作は、座席本体13の回転位置の固定状態を解除することを、図1〜図12の他、図13〜図19も適宜参照して説明する。図13は、第2操作子のみを上方へ引き上げる途中の状態を示す縦断面図である。図14は、中間連節部材が回転位置固定部材に係合した状態を示す説明図である。図15は、図13の第2操作子を完全に引き上げた状態を示す縦断面図である。図16は、図15に示す座席本体を180度回動させた状態を示す縦断面図である。図17は、図16に示す第2操作子を下方へ戻す途中の状態を示す縦断面図である。座席ベース部19の内部には、回転位置固定部材51が回動可能に設けられている。
座席回転位置固定機構としての回転位置固定部材51は水平方向に延びる回動軸52を有し、回動軸52を介して座席ベース部19に枢着される。回転位置固定部材51のうち回動軸52から遠い部位には、回転防止突起53が設けられる。回転防止突起53は、座席ベース部19を貫通して下向き外方に突出し、通常は、ベース部材81に穿設されたベース部材被係合部としての受け穴85に挿入されている。下向きに延びる受け穴85は、図3に示すように、Oで示される回転中心の周方向に間隔を開けて形成される。本実施例では、前向き位置、後ろ向き位置、左横向き位置、および右横向き位置の4箇所に、90度の間隔を開けて形成される。
図13〜図17に示すように、回動軸52の両端側に位置する回転位置固定部材51の両側部には、連結溝54,55が形成される。
座席本体13の回転位置の調整は、図1、図13、図15、図16、図17、図8の順に実行される。
図1に示す状態にあっては、図12(a)のように第1操作子31は第2操作子32に係合する。ここで操作者が第1操作子31を押し込んでこれらの係合を解除し(図12(b))、第2操作子32のみを上方へ引き上げ始めると、中間連節部材41が回動し始め、図13に示すように内方突起43が連結溝54の端部に到達する。
そして操作者が第2操作子32のみを上方へ引き上げ続けると、中間連節部材41は回動を続け、内方突起43は連結溝54に入り込み連結溝54に沿って摺動する。そうすると回転位置固定部材51は回動して引き起こされる。図12(c)に示す上方位置まで第2操作子32を引き上げると、図15に示すように回転防止突起53が受け穴85から完全に引き抜かれる。
次に操作者は、第2操作子32を引き上げている手で座席本体13を回転させ、例えば図16に示すように後ろ向き回転位置にする。
最後に操作者が第2操作子32から手を離すと、ばね38の付勢力によって第2操作子32および突起36は通常の下方位置に復帰するとともに、中間連節部材41は図12(a)に示す元の位置に回動復帰する。そうすると図17に示すように内方突起43は連結溝54の端部まで戻り、最終的には図8に示すように回転位置固定部材51から離れる。これにより回転位置固定部材51は自重で通常の位置に回動復帰し、回転防止突起53が対応する受け穴85に入り込む。かくして座席本体13の回転位置は再び固定される(図17)。
なお、第2操作子32が通常の下方位置に復帰すると、第2操作子32の貫通孔32hは第1操作子31と同じ位置となり、第1操作子31は第1シャフト33の復元力によって貫通孔32hに入り込む。かくして第1操作子31および第2操作子32は図12(a)に示す通常の位置に復帰する。
図13〜図17は背もたれ部が最も起き上がった椅子状態を図示するものであるが、本実施例においては、背もたれ部が相対的に後傾した椅子状態においても、回転位置の調整が可能であることを図18および図19を参照して説明する。図18は、背もたれ部を後傾させた椅子状態において第2操作子のみを上方へ引き上げる途中の状態を示す縦断面図である。図19は、図18の第2操作子を完全に引き上げた状態を示す縦断面図である。
この後傾椅子状態における座席本体13の回転位置の調整は、図9、図18、図19の順に実行される。操作者が第1操作子31を操作基部35の凹部35cに押し込んで第2操作子32のみを引き上げると、図18に示すように内方突起43が連結溝55の端部に到達する。
そして操作者が第2操作子32のみを上方へ引き上げ続けると、中間連節部材41は回動を続け、内方突起43は連結溝55に入り込み連結溝55に沿って摺動する。そうすると回転位置固定部材51は回動して引き起こされる。図12(c)に示す上方位置まで第2操作子32を引き上げると、図19に示すように回転防止突起53が受け穴85から完全に引き抜かれる。
次に操作者は、第2操作子32を引き上げている手で座席本体13を回転させ、例えば横向き回転位置にする。
最後に操作者が第2操作子32から手を離すと、ばね38の付勢力によって第2操作子32は通常の下方位置に復帰し、回転位置固定部材51は自重で通常の位置に回動復帰し、回転防止突起53が対応する受け穴に入り込んで座席本体13の回転位置は再び固定される。
このように本実施例においては、背もたれ部がいずれの椅子状態においても、回転位置の調整が可能である。しかしながら、ベッド状態においては、回転位置を調整することができない。これは図8および図9に示す椅子状態と比較すると、図10に示すベッド状態で中間連節部材41が上方移動させられ、たとえ中間連節部材41が回動動作しても回転位置固定部材51に接触しない位置まで、中間連節部材41は回転位置固定部材51から離隔されるためである。かかる本実施例によれば、座席本体13が回転することにより、最も後傾した背もたれ部17がベース部材81の起立部86に衝突という不具合を防止することができる。
以上、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明したが、この発明は、図示した実施の形態のものに限定されない。図示した実施の形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明になる車両用チャイルドシートは、回転位置の調整およびリクライニング調整が可能な車両用チャイルドシートにおいて有利に利用される。
11 車両用チャイルドシート、13 座席本体、15 座部、17 背もたれ部、18 背もたれ部軸、19 座席ベース部、21 側壁、22a,22b,22c 孔、23 第1ガイド溝、24 第2ガイド溝、25 第3ガイド溝、30 共通操作部、31 第1操作子、32 第2操作子、33 第1シャフト、34 第2シャフト、35 操作基部、35c 凹部、36 突起、37 角度ロック解除部材、38 ばね、39 ガイド、41 中間連節部材、42 突起、43 内方突起、44 延出部、44h 長孔、51 回転位置固定部材、52 回動軸、53 回転防止突起、54,55 連結溝、71 連結軸、81 ベース部材、83 凹部、85 受け穴、86 起立部、87 ロックオフデバイス。

Claims (7)

  1. 座席ベース部および後傾可能な背もたれ部を有する座席本体と、
    前記座席ベース部に対する前記背もたれ部の後傾角度を固定する背もたれ後傾角度固定機構と、
    前記座席本体を回転可能に支持するベース部材と、
    前記ベース部材に対する前記座席本体の回転位置を固定する座席回転位置固定機構と、
    前記背もたれ後傾角度固定機構による固定状態を解除するための角度ロック解除機構と、
    前記座席回転位置固定機構による固定状態を解除するための回転ロック解除機構と、
    前記角度ロック解除機構および前記回転ロック解除機構を選択的に動作させる共通操作部とを備え
    前記共通操作部は、第1操作子、該第1操作子に隣接配置された第2操作子、およびこれら操作子を支持する操作基部を有し、
    前記第1操作子および前記第2操作子は、同一に操作されることにより前記角度ロック解除機構および前記回転ロック解除機構のいずれか一方を動作させ、
    前記第1操作子および前記第2操作子のいずれか一方は、前記操作基部に向かって押し込まれることが可能であり、前記押し込み位置で前記操作基部に係止し、前記第1操作子および前記第2操作子の残る他方はいずれか一方に対して非同一に操作され、非同一に操作されることにより前記角度ロック解除機構および前記回転ロック解除機構の残る他方を動作させる、車両用チャイルドシート。
  2. 前記共通操作部は、前記背もたれ部に設けられる、請求項に記載の車両用チャイルドシート。
  3. 前記背もたれ後傾角度固定機構は、前記座席ベース部に形成された座席ベース被係合部と係合して前記後傾角度を固定する後傾角度固定部材を有し、
    前記角度ロック解除機構は、前記第1操作子と前記後傾角度固定部材とを連節する角度ロック解除部材を有し、
    前記座席回転位置固定機構は、前記座席ベース部に取り付けられて前記ベース部材に形成されたベース部材被係合部と係合する回転位置固定部材を有し、
    前記回転ロック解除機構は、前記第1操作子と前記第2操作子とを連節してこれら操作子の非同一な操作によって前記回転位置固定部材を動かす中間連節部材を有し、
    前記共通操作部は、第1操作子および第2操作子の同一操作によって前記後傾角度固定部材のみを動かして前記座席ベース被係合部との係合を解除し、第1操作子および第2操作子の非同一な操作によって前記回転位置固定部材を動かして前記ベース部材被係合部との係合を解除する、請求項に記載の車両用チャイルドシート。
  4. 前記第1操作子および前記第2操作子は、背もたれ部の上下延在方向に進退動するものであって、
    前記第1操作子から下方へ延設される第1シャフトの下端に前記角度ロック解除部材が固定され、
    前記角度ロック解除部材は、前記進退動方向に対し斜めに延びるガイドが形成され、
    前記後傾角度固定部材は、一端が前記ガイドと係合し他端が前記座席ベース被係合部に抜き差し可能であって前記背もたれ部の左右幅方向に延びるシャフトである、請求項に記載の車両用チャイルドシート。
  5. 前記中間連節部材は、前記角度ロック解除部材に枢着され、該枢着箇所を支点として前記第2操作子から下方へ延設される第2シャフトの下端によって引き起こされ、該引き起こし時に前記回転位置固定部材を動かす、請求項に記載の車両用チャイルドシート。
  6. 前記背もたれ部は後傾角度を断続的に調整可能であって、
    前記中間連節部材は、前記引き起こし時に、前記背もたれ部の個々の後傾角度に対応して前記回転位置固定部材に形成された複数の連結箇所に選択的に連結する、請求項に記載の車両用チャイルドシート。
  7. 前記背もたれ部はベッド状態まで後傾可能であって、
    当該ベッド状態で前記中間連節部材は前記回転位置固定部材から離隔され、回転位置固定部材は動かされない、請求項に記載の車両用チャイルドシート。
JP2010169722A 2010-07-28 2010-07-28 車両用チャイルドシート Active JP5667807B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010169722A JP5667807B2 (ja) 2010-07-28 2010-07-28 車両用チャイルドシート
KR1020110045628A KR20120011317A (ko) 2010-07-28 2011-05-16 차량용 차일드 시트
CN2011102018025A CN102343844A (zh) 2010-07-28 2011-07-14 车用儿童座椅
TW100125256A TW201213173A (en) 2010-07-28 2011-07-18 Child car safety seat

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010169722A JP5667807B2 (ja) 2010-07-28 2010-07-28 車両用チャイルドシート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012030625A JP2012030625A (ja) 2012-02-16
JP5667807B2 true JP5667807B2 (ja) 2015-02-12

Family

ID=45543030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010169722A Active JP5667807B2 (ja) 2010-07-28 2010-07-28 車両用チャイルドシート

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5667807B2 (ja)
KR (1) KR20120011317A (ja)
CN (1) CN102343844A (ja)
TW (1) TW201213173A (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6174315B2 (ja) * 2012-12-21 2017-08-02 アップリカ・チルドレンズプロダクツ合同会社 車両座席用チャイルドシート
KR102114187B1 (ko) * 2013-08-23 2020-05-22 콤비 가부시키가이샤 차일드 시트
JP6278638B2 (ja) * 2013-08-23 2018-02-14 コンビ株式会社 チャイルドシート
CN106671836B (zh) 2015-11-06 2020-04-03 宝钜儿童用品香港股份有限公司 调整机构及具有该调整机构的儿童安全座椅
KR101850832B1 (ko) * 2016-09-13 2018-04-20 주식회사 쁘레베베 카시트의 회전장치
JP6781626B2 (ja) * 2016-12-27 2020-11-04 株式会社カーメイト チャイルドシート
CN109835219A (zh) * 2017-11-27 2019-06-04 珠海阳光儿童用品有限公司 一种座椅姿态调整装置及安全座椅
CN108422904A (zh) * 2018-05-15 2018-08-21 上海沃雨电子科技有限公司 儿童安全座椅折叠机构
CN110103787A (zh) * 2019-05-05 2019-08-09 宁波环球娃娃婴童用品股份有限公司 一种可调节倾斜角度的安全座椅
JP7409957B2 (ja) 2020-04-30 2024-01-09 ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社 チャイルドシート
CN114368327A (zh) * 2020-10-14 2022-04-19 宝钜瑞士股份有限公司 伸缩调整结构
CN114379431A (zh) * 2020-10-20 2022-04-22 宝钜瑞士股份有限公司 汽车安全座椅底座结构
CN114851927A (zh) * 2021-01-20 2022-08-05 宝钜瑞士股份有限公司 儿童安全座椅及其isofix伸缩调节机构
WO2024034258A1 (ja) * 2022-08-08 2024-02-15 株式会社カーメイト チャイルドシート

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5014321Y1 (ja) * 1968-06-15 1975-05-06
JPS61191733A (ja) * 1985-02-18 1986-08-26 Takehiko Sasayama バツクホ−の操縦ハンドル
JPH06320992A (ja) * 1993-05-13 1994-11-22 Hamamatsu Kogyo Kk チャイルドシート支持装置
JP3288002B2 (ja) * 1997-01-08 2002-06-04 アップリカ▲葛▼西株式会社 自動車用年少者安全座席
JP2000296734A (ja) * 1999-02-08 2000-10-24 Aprica Kassai Inc 自動車用年少者安全座席、プロテクタ、育児器具のプロテクタ、育児器具および新生児用ベッド
JP2000301972A (ja) * 1999-04-21 2000-10-31 Riiman Kk チャイルドシートの安全ベルト
JP4073233B2 (ja) * 2002-04-01 2008-04-09 株式会社カーメイト チャイルドシートおよび係止装置
WO2005000627A1 (en) * 2003-06-25 2005-01-06 Catalyst Developments (Europe) Limited Child safety seat
JP2008168847A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Combi Corp チャイルドシート

Also Published As

Publication number Publication date
TW201213173A (en) 2012-04-01
KR20120011317A (ko) 2012-02-07
CN102343844A (zh) 2012-02-08
JP2012030625A (ja) 2012-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5667807B2 (ja) 車両用チャイルドシート
US9332845B2 (en) Vehicle seat and seatback-associated ottoman device
JP6538829B2 (ja) 車両用シートのヘッドレスト
JP5851786B2 (ja) 揺動ベッド
JP2011131699A (ja) 車両用シート
JP6974711B2 (ja) 乗物用シート
JP6174315B2 (ja) 車両座席用チャイルドシート
JP2017178162A (ja) 乗物用座席
JP6511515B2 (ja) 車両用シートのヘッドレスト
JP3977515B2 (ja) シートのテーブル構造
JP7261087B2 (ja) チャイルドシート
JP2020175710A (ja) 車両用シート
JP7039042B2 (ja) チャイルドシート
JP7092342B2 (ja) 椅子
JP7440604B2 (ja) チャイルドシート
JP4946038B2 (ja) チャイルドシート
JP5342961B2 (ja) ベルトバックル付き乗物用シート
JP2004074823A (ja) シート装置
JP2024057710A (ja) チャイルドシート
JP6093420B1 (ja) チャイルドシート
JPS6123475Y2 (ja)
JP4557199B2 (ja) 車両用シート
JP3719187B2 (ja) 車両用シート
JP2024057711A (ja) チャイルドシート
JP2021126966A (ja) 乗物用スライドレール装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20130125

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140626

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140729

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141024

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20141031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5667807

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250