JP5002987B2 - エンジンのシリンダ吸入ガス量計測装置 - Google Patents

エンジンのシリンダ吸入ガス量計測装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5002987B2
JP5002987B2 JP2006062576A JP2006062576A JP5002987B2 JP 5002987 B2 JP5002987 B2 JP 5002987B2 JP 2006062576 A JP2006062576 A JP 2006062576A JP 2006062576 A JP2006062576 A JP 2006062576A JP 5002987 B2 JP5002987 B2 JP 5002987B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
gas
cylinder
intake
manifold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006062576A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007240310A (ja
Inventor
鉄也 岩▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2006062576A priority Critical patent/JP5002987B2/ja
Publication of JP2007240310A publication Critical patent/JP2007240310A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5002987B2 publication Critical patent/JP5002987B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Testing Of Engines (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、エンジンのシリンダに吸入されるガスの量、詳細には、シリンダに吸入されるガスのうち、燃焼に寄与しない不燃ガスの量を計測し、さらに該不燃ガス量の計測値に基づいて不燃ガスを含まない空気(新気)の量を計測する技術に関する。
特許文献1,2には、エンジンの吸気マニホールドに流入する空気量と、吸気マニホールドから流出してシリンダへ吸入される空気量から吸気マニホールド内の空気量を収支計算しつつ、シリンダに吸入される空気量を、吸気弁閉時期のシリンダ容積を吸・排気弁のバルブオーバラップ量に応じた残留ガス(内部EGRガス)の量に基づいて補正したシリンダ容積と、吸気マニホールド容積と、吸気マニホールド内の空気量と、によって算出することが開示されている。
また、特許文献3には、シリンダ吸入EGR量を、吸気マニホールド内に流入するEGR流量を一次遅れ処理して算出することが開示されている。
特願2001−221105号公報 特願2002−227687号公報 特願平10−318047号公報
特許文献1,2では、EGR弁を介して吸気マニホールドに流入するEGRガス(外部EGRガス)の影響を考慮していないため、一般的なEGR装置付のエンジンに適用した場合、吸気マニホールド内空気密度の算出誤差が大きく、また、シリンダ吸入EGRガスの影響分の補正ができないので、特に、可変動弁を備えたエンジンでバルブタイミングを急変させた場合などには、シリンダ吸入空気量の算出誤差が大きくなっていた。
また、特許文献3のようにシリンダ吸入EGR量を吸気マニホールド内へのEGR流量の一次遅れ処理によって算出する方式では、上記のようにバルブタイミングを急変させた場合などには、シリンダに吸入されるEGRガスの方が、吸気マニホールドに流入するEGRガスより先に位相が変化するので、シリンダ吸入EGRガス量の算出誤差が拡大されてしまうこととなっていた。
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、EGRガスなど燃焼に寄与しない不燃ガスのシリンダへの吸入量を高精度に算出し、ひいては不燃ガスを含まない空気のシリンダへの吸入量を高精度に算出して燃料噴射量の制御精度等を高めることを目的とする。
このため、本発明は、エンジンの吸気マニホールド内に占める燃焼に寄与しない不燃ガスの量と、吸気マニホールド内のガスの総量と、シリンダ内に吸入されるガスの総量とを周期的に算出更新しつつ、これらの算出値に基づいてシリンダ内に吸入される不燃ガスの量を求め、不燃ガスを含まないシリンダ吸入空気量を算出するシリンダ吸入ガス量計測装置であって、前記不燃ガスの量には、バルブオーバーラップ期間中に排気通路から吸気通路に吹き返す排気の量及び排気行程時にシリンダから排出されずにシリンダ内に滞留する排気の量の合計である内部EGRガス量が含まれ、吸気マニホールド内のガスの総量は、内部EGRガス量を含む不燃ガス量が加算されて求められ、前記シリンダ内に吸入される不燃ガスの量は、前記吸気マニホールド内に占める不燃ガスの量を吸気マニホールド内のガスの総量で除算した比に、シリンダ内に吸入されるガスの総量を乗算することによって求められ、前記不燃ガスを含まないシリンダ吸入空気量は、前記シリンダ内に吸入されるガスの総量から、対象シリンダの内部EGRガス量が減算されて、さらにシリンダ内に吸入される不燃ガス量が減算されて求められる。
本発明によると、吸気マニホールド内に占める不燃ガス量の吸気マニホールド内のガスの総量(不燃ガス量+空気量)に対する割合は、シリンダ内に吸入された不燃ガス量のシリンダ内のガスの総量に対する割合と等しいとして近似できるので、吸気マニホールド内に占める不燃ガスの量と、吸気マニホールド内の総ガス量と、シリンダ内の総ガス量との算出値に基づいてシリンダ内に吸入された不燃ガスの量を算出できる。
特に、可変動弁を備えたエンジンで、バルブタイミングを急変させたような過渡状態でも、バルブタイミング変化により変化するシリンダ内の総ガス量を算出することで、同様に変化する不燃ガスの量を高応答で算出更新することができる。
そして、上記シリンダ内の総ガス量からシリンダ内の不燃ガス量を減算することで、不燃ガスを含まない新気の量を高精度に算出することができ、ひいては特に吸気弁のバルブタイミングを可変制御するエンジンにおいて、燃料噴射量制御、空燃比制御の精度をバルブタイミング制御に影響されることなく高精度に維持できる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
図1は、エンジン(内燃機関)の構成図である。
エンジン1の各気筒のピストン2により画成される燃焼室3には、点火栓4を囲むように、吸気弁5及び排気弁6を備えている。吸気は吸気通路7を通って吸気弁5から燃焼室3内に吸入され、該吸気通路7の途中にマニホールド部(吸気マニホールド)8が配設されている。燃焼室3内の排気は、排気弁6から排気通路9を通って排出される。
吸気弁5は、バルブタイミング(開閉時期)を可変な可変動弁機構5aにより制御される。この可変動弁機構5aは、吸気カムシャフトのクランクシャフトに対する回転位相を変更してバルブタイミングを変更する方式の他、吸気弁5の弁体を直接電磁駆動する方式であってもよく、また、バルブタイミングだけでなくリフト量も可変する機構であってもよい。排気弁6については、本実施形態では弁特性を固定とするが、吸気弁同様に可変動弁装置によって弁特性を可変な構成としてもよい。
吸気通路7には、マニホールド部8の上流に、電制スロットル弁10が設けられている。吸気通路7にはまた、各気筒毎の吸気ポート部分に、電磁式の燃料噴射弁11が設けられている。
また、前記排気通路9と吸気通路7のマニホールド部8とを連通させるEGR通路(排気還流通路)12が設けられ、該EGR通路12に介装されたEGR弁13を開くと、圧力差によって排気の一部がマニホールド部8に還流されるようになっている。
ここにおいて、点火栓4、可変動弁装置5a、電制スロットル弁10、燃料噴射弁11及びEGR弁13の作動は、コントロールユニット(ECU)14により制御される。
このECU14には、エンジン回転に同期してクランク角信号を出力することによりクランク角位置θと共にエンジン回転速度Neを検出可能なクランク角センサ15、アクセル開度(アクセルペダル踏込み量)を検出するアクセルペダルセンサ16、吸気通路7のスロットル弁10上流にてマニホールド部8へ流入する空気流量(質量流量)vQth[kg/h]を計測する熱線式のエアフローメータ17、マニホールド部8内の温度TIN[K]を検出する温度センサ18、排気通路9の排気圧力PEX[Pa]を検出する排気圧力センサ19等からの信号が入力される。後述する第3の実施形態では、排気温度を検出する排気温度センサを設ける。
燃料噴射弁11の燃料噴射時期及び燃料噴射量は、エンジン運転条件に基づいて制御するが、燃料噴射量は、基本的には、エアフローメータ17により計測される流量vQthに基づいて後述のごとく算出されるシリンダ吸入空気量QCYL[g]に対し、所望の空燃比となるように制御する。
点火栓4による点火時期は、エンジン運転条件に基づいて、MBT(トルク上の最適点火時期)又はノック限界に制御する。
本実施形態において、ECU14は、マニホールド部8におけるガスの出入りの収支計算を行いつつマニホールド部8内の総ガス量MAMANI及び不燃ガスとしてEGRガスの量MEMANIと、シリンダ内に吸入された総ガス量MACYLを算出する。そして、前記マニホールド部8内における総ガス量とEGRガス量との比MEMANI/MAMANIが、シリンダ内に吸入された総ガス量とEGRガス量との比に近似できることを用いて、シリンダ吸入EGRガス量を算出し、さらに最終的にEGRガスを含まないシリンダ吸入空気量を算出し、該シリンダ吸入空気量に見合った燃料噴射量を設定して燃料噴射制御する。
図2は、燃料噴射制御の全体ブロック図を示す。
シリンダ吸入空気量算出部は、エアフローメータ17で検出されるスロットル通過空気流量Qth、EGR弁13を通過するEGRガス流量QEGR、エンジン回転速度Neを基本的なパラメータとして入力しつつ、マニホールド部8を出入りするEGRガス量及び総ガス量の収支計算を行いつつシリンダ吸入空気量MACYLを算出する。なお、このシリンダ吸入空気量MACYLその他後述する各値は、単位時間周期Δt毎に算出して更新する。
シリンダ吸入EGRガス量算出部は、EGRガス流量QEGR、エンジン回転速度Neを基本的なパラメータとして入力しつつ、マニホールド部8を出入りするEGRガス量の収支計算を行いつつシリンダ内に吸入されるEGRガスの量(シリンダ吸入EGRガス量)MECYL]を算出する。
ここで、既燃成分を含むEGRガスと空気とは同一状態(温度、圧力)での量(質量)が若干異なるが、最終的に求めたいのはEGRガスを含まない空気の量(質量)であり、EGRガスを空気として取り扱い、空気相当の量(質量)を算出することとする。以下の演算でも同様であり、総ガス量もEGRガス量を空気に換算した量と実際の空気の量とを合計した量として算出する。このようにすれば、空気のみで取り扱えるので収支計算しやすくなる。あるいは、EGRガス、空気の区別なく、モル流量、モル量で取り扱うようにしてもよい。
上記両算出部は、それぞれの収支計算の過程で算出されるパラメータをやり取りして演算する。
マニホールド部圧算出部は、前記マニホールド内の総ガス量及び前記温度センサ18で検出されたマニホールド温度TINに基づいて、マニホールド部8内の圧力(マニホールド内圧力=吸気圧力)PINを算出する。
基本燃料噴射パルス幅算出部は、シリンダ吸入空気量MACYLに基づいて基本燃料噴射パルス幅Tpを算出する。
燃料噴射パルス幅算出部は、前記基本燃料噴射パルス幅Tpを補正して、最終的な燃料噴射パルス幅Tiを算出する。
燃料噴射弁駆動部は、前記燃料噴射パルス幅Tiに相当するパルス幅の燃料噴射信号を出力して燃料噴射弁11を駆動し、算出されたシリンダ吸入空気量MACYLに見合った燃料噴射量を噴射供給する。
図3は、前記シリンダ内EGRガス量算出部の詳細を示す。
前記EGR弁13を通過するEGRガス流量QEGR[kg/h]に、EGR弁13からシリンダまでの伝達遅れ分の無駄時間補正を施したEGRガス流量QEGRD[kg/h]を算出する。
前記マニホールド部8に流入するEGRガス流量QEGRD[kg/h]から、マニホールド部8を流出してシリンダに吸入されるEGRガス流量QECYL[kg/h]を差し引いた流量を、この演算の実行周期Δt[s]当たりのマニホールド部8におけるEGRガスの収支量(変化量)ΔMEMANI[g]に換算する。なお、ΔMEMANI[g]が正の値であるときは、マニホールド部8内のEGRガス量は増加し、負の値であるときは、EGRガス量が減少する。
ΔMEMANI=(QTRM−QCYLz)×Δt×(1000/60/60)・・(1)
前記マニホールド内EGRガス収支量ΔMEMANI[g]を、マニホールド内EGRガス量の前回算出値MEMANIz[g]に積算して現在のマニホールド内EGRガス量MEMANI[g]を算出する。
MEMANI=MEMANIz+ΔMEMANI・・・(2)
前記マニホールド内EGRガス量MEMANI[g]を、マニホールド内総ガス量MAMANI[g]で除算して、EGRガス量比MEGMNRを算出する。ここで、マニホールド内総ガス量MAMANIは、後述するシリンダ内空気量算出部でマニホールド部8内のEGRガス量とEGRガスを含まない空気量とを加算して算出された値を入力して用いる。
MEGMNR=MEMANI/MAMANI・・・(3)
そして、シリンダ内においてもマニホールド部8内と同一のEGRガス量比でEGRガスを含んでいるとして、シリンダ内総ガス量MACYL0[g]に、前記EGRガス量比MEGMNRを乗算して、1シリンダ、かつ1サイクル当たりのシリンダ吸入EGRガス量MECYL[g]を算出する。ここで、シリンダ吸入総ガス量MACYL0[g]も、後述するシリンダ吸入空気量算出部でシリンダ吸入EGRガス量とシリンダ吸入空気量とを加算して算出された値を入力して用いる。
MECYL=MACYL0×MEGMNR・・・(4)
前記EGRガス量MECYL[g]を、エンジン回転速度Neに基づいてシリンダ内へ吸入される時間当たりのEGRガス流量QECYL[kg/h]に換算する。
QECYL=MECYL×Ne×mNREF×60/1000・・・(5)
ただし、mNREFは、エンジン1回転当たりの総吸気行程回数(4サイクルエンジンでは、mNREF=エンジンの気筒数/2)である。
図4は、シリンダ吸入空気量算出部の詳細を示す。
前記エアフローメータ17で検出されるマニホールド部8への空気流量(マニホールド流入空気流量)Qth[kg/h]に、無駄時間補正前のEGRガス流量QEGR[kg/h]を加算して、マニホールド部8へ流入するガスの総流量(マニホールド流入総ガス流量)QTRM[kg/h]を算出する。
QTRM=Qth+QEGR・・・(6)
前記マニホールド流入総ガス流量QTRM[kg/h]から、前回演算されたシリンダへ吸入されるガスの総流量(シリンダ吸入総ガス流量)QCYLz[kg/h]を差し引いた流量を、この演算の実行周期Δt[s]当たりのマニホールド部8内の総ガスの収支量(変化量)ΔMAMANI[g]に換算する。ΔMAMANI[g]が正の値であるときは、マニホールド部8内の総ガス量は増加し、負の値であるときは、総ガス量が減少する。
ΔMAMANI=(QTRM−QCYLz)×Δt×(1000/60/60)・・(7)
前記マニホールド内総ガス収支量ΔMAMANI[g]を、マニホールド内総ガス量の前回算出値MAMANIz[g]に積算して、現在のマニホールド内総ガス量MAMANI[g]を算出する。
MAMANI=MAMANIz+ΔMAMANI・・・(8)
前記マニホールド内総ガス量MAMANI[g]を、吸気マニホールドの実効容積VMANI[m]で除算して、マニホールド部8内のガスの密度DMANI[g/m]を算出する。
DMANI=MAMANI/VMANI・・・(9)
ここで、マニホールド容積VMANI[m]は、簡易的には、スロットル弁の回転軸の位置から吸気ポートまでの固定された容積(幾何マニホールド容積VMANI#)を用いればよいが、この容積に吸気行程にあるシリンダにおいて吸気弁が閉じる直前でマニホールド部8と連通する総シリンダ容積を加算した値を実効容積として用いると、ガス密度を高精度に算出できる。
前記マニホールド内ガス密度DMANI[g/m]に、吸気弁閉時期によって求められるシリンダの実効行程容積VCYL[m]を乗算して、シリンダに吸入されたガスの総量(シリンダ吸入総ガス量)MACYL0[g]を算出する。すなわち、マニホールド部8内とシリンダ内とでガスの密度に実質的な差が生じない(温度及び圧力がほぼ一致する。)ものとして扱うのである。
MACYL0=DMANI×VCYL・・・(10)
前記シリンダ吸入総ガス量MACYL[g]を、エンジン回転速度Neに基づいてシリンダ内へ吸入される時間当たりの総ガス流量QCYL[kg/h]に換算する。
QCYL=MACYL×Ne×NREF×60/1000・・・(11)
一方、前記シリンダ吸入ガス総量MACYL0から前記シリンダ吸入EGR量を差し引いて、1サイクル当たりにシリンダに吸入されるEGRガスを含まない空気の量(シリンダ吸入空気量)MACYL[g]を算出する。
MACYL=MACYL0−MECYL・・・(11)
前記シリンダ吸入空気量MACYLに、係数KCONST[ms/g]を乗算してリアルタイムの基本燃料噴射パルス幅TPTRMN[ms]を算出する。
TPTRMN=KCONST×MACYL・・・(12)
吸気脈動の影響を回避するため、上記TPTRMN[ms]を加重平均して最終的な基本燃料噴射パルス幅Tp[ms]を算出する。
このようにすれば、マニホールド部8内のEGRガス量と総ガス量とを周期的に収支計算しながら、ガス量比に基づいてシリンダ内に吸入されるEGRガス量を正確に算出できる。
そして、前記シリンダ吸入EGRガス量に基づいて、EGRガスを含まないシリンダ吸入空気量(新気量)を過渡時にも正確に算出しつつ該新気量に見合った高精度、高応答な燃料噴射量制御(空燃比制御)を行うことができる。
図5は、図4のシリンダ内空気量算出部の一部を変形した実施形態を示す。
図4では、吸入総ガス量MACYL0から図3で算出したシリンダ吸入EGRガス量MECYLを減算してシリンダ吸入空気量MACYLを算出したが、本実施形態では、図3で算出されたEGRガス量の総ガス量に対するガス量比MEGMNRを1(100%)から減算して、EGRガスを含まない空気量の総ガス量に対するガス量比MAGMNRを算出し、このガス量比MAGMNRを吸入総ガス量MACYL0に乗じることによりシリンダ吸入空気量MACYLを算出する。
MACYL=(1−MEGMNR)×MACYL0
=MAGMNR×MACYL0・・・(13)
以上、図4、図5に示したシリンダ内空気量算出部では、マニホールド内の総ガス量の算出に際して、EGRガス流量QEGRを用いたが、図6に示すシリンダ内空気量算出部の実施形態では、EGRガス流量QEGRは用いず、図3で算出したマニホールド内EGRガス量MEMANIを、EGRガスを含まないマニホールド内空気量MAMANI0’ (マニホールド部8の空気量収支の積算値として求められる)に加算することで、マニホールド内総ガス量を算出する。
MAMANI=MEMANI+MAMANI0’ ・・・(14)
また、シリンダ吸入総ガス量MACYL0からシリンダ吸入EGRガス量MECYLを減算したシリンダ吸入空気量MACYLに対して、エンジン回転速度Neに基づいてシリンダ内へ吸入される時間当たりの空気流量QCYL’[kg/h]への換算を行う。
QCYL’=MACYL×Ne×NREF×60/1000・・・(15)
また、以上示した実施形態では、内部EGR量(シリンダ残ガス量)については、最も簡易的には、前記シリンダの実効行程容積VCYLを、吸気弁閉時期におけるシリンダ容積からピストン上死点位置におけるシリンダ容積を差し引いて算出した実効行程容積を用いることで、予め内部EGR量分を除去して算出することができる。
しかし、この方法では、バルブオーバラップによる排気の吹き返し量等が考慮されておらず、内部EGRガス量を正確に算出できていない。そこで、より正確には、吸気弁閉時期、エンジン回転速度Ne、吸気圧力(マニホールド部8圧力)PIN基づいて、シリンダ内の全ガス量に対する内部EGRガス量のガス量比を予め計測しておき、吸気弁閉時期におけるシリンダ容積から内部EGRガスのガス量比分の容積を減算した容積をシリンダ実効容積として用いることで内部EGRガス量の影響を十分に除去できる。
なお、マニホールド部8の実効容積についても、吸気弁閉時期直前でマニホールド部8が連通するのは、この吸気弁閉時期直前にあるシリンダの他、吸気弁が開かれ吸気行程が開始されまたは途中にあるシリンダについてそれぞれ内部EGRガス容積相当分として減算して算出するのがよい。
図7は、内部EGRガス量を質量として算出しつつマニホールド内総ガス量の収支計算に反映させた実施形態を示す。
図8は、本実施形態におけるシリンダ実効容積及び実効マニホールド容積算出の構成を示す。
まず、図9を参照して、吸気弁閉時期IVC、エンジン回転速度Ne及び吸気圧力PINをもとに、吸気弁閉時期IVCにあるシリンダ(対象シリンダ)c1及び該対象シリンダのIVCにおいてマニホールド部8に連通するシリンダ(連通シリンダ)c4について、吸気効率ITAV1、ITAV2を算出する。
そして、対象シリンダc1の実容積(=VC1+VPROOF#;VPROOF#は、ピストンが移動する空間を除く燃焼室部分の容積)に吸気効率ITAV1を乗算して、対象シリンダの実効容積VCYL1’を算出し、IVCにおける連通シリンダc4の実容積(=VC2+VPROOF#)に吸気効率ITAV2を乗算して、連通シリンダc4の実効容積VCYL2’を算出する。
VCYL1’=(VC1+VPROOF#)×ITAV1・・・(16)
VCYL2’=(VC2+VPROOF#)×ITAV2・・・(17)
算出したVCYL1’、 VCYL2’に前記幾何マニホールド容積VMANI#を加算し、実効マニホールド容積VMANIを算出する。
VMANI=VMANI#+VCYL1’+VCYL2’ ・・・(18)
次に、内部EGRガス量の算出を以下のように行う。図10は、内部EGRガス量算出の構成を示す。
本実施形態では、内部EGRガス量MRESを、バルブオーバラップ期間中に排気通路から吸気通路に吹き返す排気の量(吹き返しガス量)MRESOLと、排気行程時にシリンダから排出されずにシリンダ内に滞留する排気の量(滞留ガス量)MRESEVCとの合計として算出する。なお、吸気弁5の弁特性のみ可変とし、排気弁6の弁特性は一定とする。
そして、吸気弁閉時期IVC及び排気の温度TEX、圧力PEXに基づいて、下式(19)〜(23)により吹き返しガス量MRESOLを算出する。TEX、PEXは、排気マニホールド等に設けた排気温度センサ、排気圧力センサにより検出することができる。
下式(19)は、最終的にMRESOLを算出する式を示す。
MRESOL=(MRESOLtemp×ASUMOL×60)/(NE×360)・・・(19)
式(19)において、MRESOLtempは、排気が吹き返す際の平均流速であり、吸気弁5または排気弁6により吸気ポートまたは排気ポートに形成される微小な隙間をオリフィスとみなして、下式(20)により算出する。
MREStemp=1.4×PEVC×MRSOLD×MRSOLP・・・(20)
式(20)において、PEVCは、排気弁閉時期EVCにおけるシリンダ内圧力であり、EVC直前における排気圧力PEXにより近似する。同じく、MRSOLDは、排気の密度であり、排気のガス定数REX、及びEVCにおけるシリンダ内温度TEVCをもとに、下式(21)により算出する。
Figure 0005002987

式(21)で、REXは、目標当量比に基づいて算出することができ、本実施形態では、これを示すものとして係数KCONSTを採用することができる。TEVCは、EVC直前における排気温度TEXにより近似する。
式(20)において、MRSOLPは、排気の圧力であり、吸気マニホールドと排気マニホールドとの間の圧力比PINBYEX(=PIN/PEX)をもとに、下式(22)により算出する。SHEATRは、比熱比であり、目標当量比に基づいて算出することができる。
Figure 0005002987

また、式(19)において、ASUMOLは、前記オリフィスの積算開口面積であり、下式(23)に示すように、吸気弁5または排気弁6のうちリフト量の小さい方の弁が形成するクランク角Δθ毎の区間開口面積ASIITAを、オーバーラップ期間全体に渡り積算して算出する。
ASUMOL=Σ(ASIITA×θ)・・・(23)
他方、滞留ガス量算出部では、排気の温度TEX、圧力PEXをもとに、下式(24)により滞留ガス量MRESEVCを算出する。
MRESEVC=(PEVC×VEVC)/(REX×TEVC)・・・(24)
式(24)で、シリンダ内圧力PEVC、温度TEVCをEVC直前における排気圧力PEXおよび温度TEXにより近似することができ、ガス定数REXを目標当量比に基づいて算出することができるのは、上記のとおりである。また、VEVCは、排気弁閉時期EVCにおけるシリンダの容積であるが、本実施形態では排気弁6の弁特性が不変であるため、予め算出し、ECU14に記憶させておく。
以上のようにして算出される吹き返しガス量MRESOL及び滞留ガス量MRESEVCをもとに、対象シリンダc1について下式(25)により第1の内部EGRガス量MRES1を算出する。
MRES1=MRESOL1+MRESEVC1・・・(25)
また、MRESOL,MRESEVCをもとに、連通シリンダについて下式(26)により第2の内部EGRガス量MRES2を算出する。
MRES2=MRESOL2+MRESEVC2
=MRESOL1×OLRATIO+MRESEVC2・・・(26)
(26)式で、OLRATIOは、オーバーラップ開口面積比であり、連通シリンダについて算出される、バルブオーバラップ期間中のクランク角θivcまでの積算開口面積SIGMAAと、対象シリンダについて算出される、オーバーラップ期間全体に亘る積算開口面積ASUMOLとの比として、下式(27)により算出する。
OLRATIO=SIGMAA/ASUMOL・・・(27)
図11は、オーバーラップ期間中における吸気弁5および排気弁6の弁特性を示しており、斜線で示す部分の面積がSIGMAAに相当する。
図12は、クランク角θivcにおける対象シリンダ及び連通シリンダのピストン位置を示しており、4気筒エンジンの場合を(a)に、6気筒エンジンの場合を(b)に示している。4気筒エンジンの場合は、対象シリンダc1が吸気弁閉時期IVCにあるθivcにおいて、連通シリンダc4が排気弁閉時期EVCを過ぎているため、OLRATIOは1に設定される。他方、6気筒エンジンの場合は、θivcにおいて、2つの連通シリンダc2、c3のうち、一方がEVCを通り過ぎているが、他方がオーバーラップ期間中にあるため、連通シリンダc2については、OLRATIOは1に、連通シリンダc3については、OLRATIOは1未満の値に設定される。なお、オーバーラップ期間が存在しない場合は、吹き返しガス量MRESOLが0となり、内部EGRガス量として滞留ガス量MRESEVCが出力される。
そして、対象シリンダの内部EGRガス量MRES1と、連通シリンダの内部EGRガス量MRES2とを加算し、総内部EGRガス量MRESTTLを算出する。
図7に戻って、上記のように算出した総内部EGRガス量MRESTTL[g]を、前記マニホールド内総ガス量MAMANI[g]の算出の際に加算する一方、シリンダ吸入総ガス量MACYL0[g]から対象シリンダの内部EGRガス量MRES1[g]を減算し、この減算した値から更にシリンダ吸入EGRガス量MECYL[g]を減算することによってシリンダ吸入空気量MACYL[g]を算出する。また、前記内部EGRガス量MRES1を減算したシリンダ吸入総ガス量を時間当たりのシリンダ吸入総ガス流量QCYL[kg/h]に換算して収支計算を行う。
このようにすれば、内部EGRガス量を質量として算出しつつマニホールド内空気量MAMANIの収支計算に反映させることとしたので、内部EGRガスによる吸気マニホールド内の状態(主に密度)の変化を考慮して、シリンダ内のガスの密度、ひいてはシリンダ吸入空気量QCYLをより正確に算出することができる。
また、各内部EGRガス量MRES1,MRES2を吹き返しガス量MRESOL及び滞留ガス量MRESEVCの合計として扱うことにしたので、内部EGRガス量を正確に算出することができると共に、オーバーラップ期間中にある連通シリンダに関する内部EGRガス量の的確な評価が可能となる。
本発明の一実施形態に係るエンジンの構成を示す断面図 同上実施形態における燃料噴射制御を示すブロック図 シリンダ吸入EGRガス量算出部を示す制御ブロック図 シリンダ吸入空気量算出部の第1の例を示す制御ブロック図 シリンダ吸入空気量算出部の第2の例を示す制御ブロック図 シリンダ吸入空気量算出部の第3の例を示す制御ブロック図 シリンダ吸入空気量算出部の第3の例を示す制御ブロック図 同上の第3の例におけるシリンダ実効容積及び実効マニホールド容積算出の構成を示す図。 吸気弁閉時期における吸気マニホールド内及び各シリンダ内のガスの状態を示す図。 内部EGRガス量算出の構成を示す図。 吸気弁閉時期IVCのクランク角θivcでオーバーラップ期間中にある連通シリンダに関する積算開口面積SIGMAAを示す図。 同上クランク角θivcにおける対象シリンダ及び連通シリンダの各ピストンの位置を示す図。
符号の説明
1 エンジン(内燃機関)
5 吸気弁
6 排気弁
7 吸気通路
8 マニホールド部
11 燃料噴射弁
12 EGR通路
13 EGR弁
14 コントロールユニット
15 クランク角センサ
16 アクセルペダルセンサ
17 エアフローメータ
18 温度センサ
19 排気圧力センサ

Claims (7)

  1. エンジンの吸気マニホールド内に占める燃焼に寄与しない不燃ガスの量と、吸気マニホールド内のガスの総量と、シリンダ内に吸入されるガスの総量とを周期的に算出更新しつつ、これらの算出値に基づいてシリンダ内に吸入される不燃ガスの量を計測するシリンダ吸入ガス量計測装置であって、
    前記吸気マニホールド内のガスの総量を、
    前記吸気マニホールド内に占める燃焼に寄与しない不燃ガスと、
    前記燃焼に寄与しない不燃ガスを含まない吸気マニホールド内の空気の量と、
    バルブオーバーラップ期間中に排気通路から吸気通路に吹き返す排気の量及び排気行程時にシリンダから排出されずにシリンダ内に滞留する排気の量の合計である内部EGRガスと、
    を加算することにより計測することを特徴とするエンジンのシリンダ吸入ガス量計測装置。
  2. 前記吸気マニホールド内に占める不燃ガスの量を吸気マニホールド内のガスの総量で除算した比に、シリンダ内に吸入されるガスの総量を乗算することにより、シリンダ内に吸入される不燃ガスの量を計測することを特徴とする請求項1に記載のエンジンのシリンダ吸入ガス量計測装置。
  3. 吸気マニホールド内に流入する不燃ガスの量と、吸気マニホールドから流出してシリンダへ流入する不燃ガスの量との収支計算によって、前記吸気マニホールド内に占める不燃ガスの量を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンのシリンダ吸入ガス量計測装置。
  4. 前記シリンダ内に吸入されるガスの総量から前記内部EGRガスを減算し、当該減算した値から前記シリンダ内に吸入される不燃ガスの量を減算することによりシリンダ内に吸入される空気の量を算出することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のエンジンのシリンダ吸入ガス量計測装置。
  5. 前記シリンダ内に吸入されるガスの総量は、吸気マニホールドにおけるガスの総量の収支演算に基づいて算出することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のエンジンのシリンダ吸入ガス量計測装置。
  6. 前記吸気マニホールドに流入する不燃ガスは、外部EGRガスまたは総ての不燃ガス成分と空気とが混合したガスであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のエンジンのシリンダ吸入ガス量計測装置。
  7. 前記不燃ガスの量の算出において、不燃ガスを同一温度、同一圧力における空気の質量相当量を用いて算出することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載のエンジンのシリンダ吸入ガス量計測装置。
JP2006062576A 2006-03-08 2006-03-08 エンジンのシリンダ吸入ガス量計測装置 Expired - Fee Related JP5002987B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006062576A JP5002987B2 (ja) 2006-03-08 2006-03-08 エンジンのシリンダ吸入ガス量計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006062576A JP5002987B2 (ja) 2006-03-08 2006-03-08 エンジンのシリンダ吸入ガス量計測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007240310A JP2007240310A (ja) 2007-09-20
JP5002987B2 true JP5002987B2 (ja) 2012-08-15

Family

ID=38585996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006062576A Expired - Fee Related JP5002987B2 (ja) 2006-03-08 2006-03-08 エンジンのシリンダ吸入ガス量計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5002987B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5052390B2 (ja) * 2008-04-10 2012-10-17 トヨタ自動車株式会社 燃費計測方法および燃費計測システム
JP5077078B2 (ja) * 2008-06-02 2012-11-21 日産自動車株式会社 アイドルストップ車両の制御装置
JP5923993B2 (ja) * 2012-01-23 2016-05-25 いすゞ自動車株式会社 筒内残留ガス量の推定装置及び、推定方法
JP5850155B2 (ja) * 2012-07-18 2016-02-03 日産自動車株式会社 内燃機関の制御装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10212979A (ja) * 1997-01-31 1998-08-11 Hitachi Ltd エンジン制御方法
JP4321294B2 (ja) * 2004-02-18 2009-08-26 日産自動車株式会社 内燃機関のシリンダ吸入空気量算出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007240310A (ja) 2007-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7025041B2 (en) Cylinder intake air quantity determination device
CN104011356B (zh) 内燃机的控制装置
US7861690B2 (en) Device and method for controlling internal combustion engine
CN101087939B (zh) 用于运行内燃机的方法
JP4277535B2 (ja) 内燃機関の内部egr量推定装置
JP2005307847A (ja) 内燃機関の空気量算出装置
US20110172898A1 (en) Internal combustion engine system control device
US7270095B2 (en) Apparatus and method for controlling internal combustion engine
JP4114574B2 (ja) 内燃機関の吸気量制御装置及び吸気量制御方法
JP5648040B2 (ja) 内燃機関の内部egr量算出装置
JP5002987B2 (ja) エンジンのシリンダ吸入ガス量計測装置
JP4154972B2 (ja) 内燃機関の内部egr量推定装置
JP2014013024A (ja) 内燃機関の内部egr量算出装置
JP3988650B2 (ja) 内燃機関の内部egr量推定装置
JP3945509B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2014005819A (ja) 内燃機関の内部egr量算出装置
US6912997B2 (en) Method and arrangement for determining a fuel wall film mass
JP5303349B2 (ja) 内燃機関のegr制御装置
JP4765703B2 (ja) 可変動弁機構の制御装置
JP4055647B2 (ja) エンジンの点火時期制御装置
JP4155036B2 (ja) 内燃機関の内部egr量推定装置
JP4000972B2 (ja) 内燃機関の筒内ガス状態取得装置
JP2019090330A (ja) エンジンの吸気圧力推定装置
JP5509632B2 (ja) エンジンの制御装置
JP6456273B2 (ja) 内燃機関の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080324

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080331

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120507

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5002987

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees