JP4996111B2 - 配線・配管材支持具 - Google Patents

配線・配管材支持具 Download PDF

Info

Publication number
JP4996111B2
JP4996111B2 JP2006051591A JP2006051591A JP4996111B2 JP 4996111 B2 JP4996111 B2 JP 4996111B2 JP 2006051591 A JP2006051591 A JP 2006051591A JP 2006051591 A JP2006051591 A JP 2006051591A JP 4996111 B2 JP4996111 B2 JP 4996111B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
support
piping material
diameter
piping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006051591A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007231998A (ja
Inventor
玄二 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mirai Kogyo KK
Original Assignee
Mirai Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mirai Kogyo KK filed Critical Mirai Kogyo KK
Priority to JP2006051591A priority Critical patent/JP4996111B2/ja
Publication of JP2007231998A publication Critical patent/JP2007231998A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4996111B2 publication Critical patent/JP4996111B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

本発明は、既設の構造物に固定され、長尺材である配線・配管材などを支持する配線・配管材支持具に関する。
図6(a)は、本発明の背景技術となる配線・配管材支持具の一例の使用状態を示す外観斜視図、(b)本発明の背景技術となる配線・配管材支持具の他例の使用状態を示す側面図である。
図6(a)の配線・配管材支持具20は、特許文献1に記載されたものであり、既設の構造物である天井Wに固定される固定部11と、この固定部11に連結され、配線・配管材Pを支持可能な剛性を有する支持部12とを備え、この固定部11の天井Wへの固定が、これら両者の間に接着剤容器17からの接着剤を浸透させて行われるものである。
この配線・配管材支持具20は、また、支持部12に支持された配線・配管材Pの抜け出しを防止し保持する保持部16を備えている。
この保持部16は、固定部11側にその基端が連結され、その素材の弾性により、支持部12の開口を内側から閉止するように付勢されている。
つまり、この保持部16は、配線・配管材Pを支持部12に入れる際には、屈曲してその進入を許可し、一旦配線・配管材Pが支持部12に入って支持された状態では、配線・配管材P自身が揺動しても、支持部12からは抜け出さないように保持するものである。
この配線・配管材支持具20は、接着剤容器17により簡易に既設の構造物に固定でき、配線・配管材Pを保持するものではあるが、支持部12が剛性を有するものであるので、配線・配管材Pの太さに合わせて屈曲せず、配線・配管材Pと支持部12との間に隙間が生じる場合があることを避けることができず、また、複数の外径を有する配線・配管材Pのいずれをも隙間なく支持することはできないものであった。
図6(b)の配線・配管材支持具30は、特許文献2に記載されたものであり、既設の構造物である吊り下げボルトKに固定される固定部24と、この固定部24に連結され、配線・配管材Pを支持可能な支持部22と、支持部22の自由側の異なる位置に複数設けられた係合爪28と、固定部24から支持部22の係合爪28側に揺動可能に延び、異なる位置の係合爪28に係合する保持部26とを備えている。
支持部22は、薄い鋼板製であって、その主要部が支持する配線・配管材Pに対応して屈曲する程度の屈曲性を備え、一方、係合爪28の部分では、係合する保持部26との係合を維持する程度の剛性を備えている。
係合爪28は、支持部22の自由側の端部に設けられた係合爪28aと、その端部の係合爪28aから離れた位置に設けられた係合爪28bとを備えている。
このような構成で、この配線・配管材支持具30によれば、この図に示すように配線・配管材Pを支持した場合には、保持部26が端部の係合爪28aに係合して、配線・配管材Pを隙間なく支持することができ、また、より小径の配線・配管材Pを支持する場合にも、保持部26が端部の係合爪28aより離れた位置の係合爪28bに係合して、隙間が生じないようにすることができる。
しかしながら、この配線・配管材支持具30では、支持部22が屈曲性を備えているものなので、保持部26を係合爪28に係合させない状態では、支持部22単独で、配線・配管材Pを支え持つことができず、片方の手で配線・配管材Pを載せたまま支持部22をもち支えながら、保持部26を係合爪28に係合させる必要があり、作業性が悪く、その点での改良が望まれていた。
特開平11−22862号公報(図1) 実開平6−37679号公報(図2)
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、剛性のある支持部で配線・配管材を手放しで支持することができながら、異なる外径の配線・配管材のいずれをも隙間なく保持することができる配線・配管材支持具を提供することを目的とする。
請求項1記載の配線・配管材支持具は、構造物に固定可能な固定部と、前記固定部に連結され、大径の配線・配管材を支持可能な剛性を有する支持部と、前記支持部に支持させた小径の配線・配管材を前記支持部内で保持する保持部とを備えた、少なくとも2種類の径の配線・配管材を支持可能な配線・配管材支持具であって、
前記支持部は、大径の配線・配管材を前記支持部内に配置可能な開口部を備え、
前記保持部は前記支持部の開口部の一方側から他方側へ延出形成され、前記開口部からの大径の配線・配管材の前記支持部への配置を阻害しない位置と、小径の配線・配管材が支持された状態で、当該小径の配線・配管材と前記支持部との間に形成された隙間に進入されて、当該隙間を埋め得る位置とに変移可能とされ前記変移可能な保持部と、剛性を有する支持部とには、前記保持部の前記隙間を埋め得る位置において、その位置を維持するべく互いに係合させる内係合部がそれぞれ備えられていることを特徴とする。
請求項1記載の配線・配管材支持具は、更に、保持部と支持部とに、前記保持部が小径の配線・配管材と前記支持部との間に形成された隙間に進入され当該隙間を埋める位置において、その位置を維持するべく前記保持部と前記支持部とを係合させる内係合部がそれぞれ備えられていることを特徴とする。
請求項2記載の配線・配管材支持具は、請求項1に従属し、内係合部が係合した状態で、小径の配線・配管材が前記保持部と前記支持部とに押圧されて揺動しないことを特徴とする。
請求項3記載の配線・配管材は、請求項2に従属し、内係合部が係合し、小径の配線・配管材が前記保持部と前記支持部とに押圧されて揺動しない状態で、前記内係合部の係合状態も前記小径の配線・配管材に押されて維持されることを特徴とする。
請求項5記載の配線・配管材支持具は、請求項1から4のいずれかに従属し、保持部は、支持部に大径の配線・配管材が支持された状態で、前記支持部の開口部の他方側に架け渡される長さとされ、前記保持部の内側と、前記支持部の外側に、前記保持部と前記支持部とを係合させる外係合部がそれぞれ備えられていることを特徴とする。
請求項1記載の配線・配管材支持具は、更に、保持部は、支持部に大径の配線・配管材が支持された状態で、前記支持部の開口部の他方側に架け渡される長さとされ、前記保持部の内側と、前記支持部の外側に、前記保持部と前記支持部とを係合させる外係合部がそれぞれ備えられていることを特徴とする。
請求項5記載の配線・配管材支持具は、請求項1から4のいずれかに従属し、支持部には、内係合部と外係合部との内の少なくともいずれか一方が複数箇所設けられていることを特徴とする。
請求項6記載の配線・配管材支持具は、請求項1から5のいずれかに従属し、保持部が支持部の開口部の一方側から、薄肉の段々状に延出形成されていることを特徴とする。
請求項7記載の配線・配管材支持具は、請求項6に従属し、薄肉の段々状に延出形成された保持部は、支持部に大径の配線・配管材を保持し、前記支持部の開口部に架け渡された際には、その段々状の内側が前記大径の配線・配管材に当接することを特徴とする。
請求項1記載の配線・配管材支持具によれば、剛性のある支持部で大径の配線・配管材を手放しで支持することができながら、保持部により小径の配線・配管材を抜け出しなく支持することができる。また、内係合部を係合させると小径の配線・配管材の場合であっても、支持部と保持部により隙間なく支持される。
請求項1記載の配線・配管材支持具によれば、更に、内係合部を係合させると小径の配線・配管材の場合であっても、支持部と保持部により隙間なく支持される。
請求項2記載の配線・配管材支持具によれば、請求項1の効果に加え、内係合部が係合した状態で、小径の配線・配管材が保持部と支持部とに押圧されて揺動しないので、小径の配線・配管材のがたつきを防止することができる。
請求項3記載の配線・配管材によれば、請求項2の効果に加え、内係合部の係合状態も小径の配線・配管材に押されて維持されるので、その係合状態がより確実に保持される。
請求項4記載の配線・配管材支持具によれば、請求項1から3のいずれかの効果に加え、支持部は、大径の配線・配管材を隙間なくかつ揺動することなく支持するので、大径の配線・配管材が支持部で支持された状態でがたつくことがなく、抜け出しもない。
なお、上述の請求項1の効果とこの請求項4の効果が相まって、本発明の目的である、「剛性のある支持部で配線・配管材を手放しで支持することができながら、異なる外径の配線・配管材のいずれをも隙間なく保持することができる」という点が達成される。
請求項1記載の配線・配管材支持具によれば、更に、保持部は、支持部に大径の配線・配管材が支持された状態で、前記支持部の開口部の他方側に架け渡される長さとされ、外係合部が備えられているので、支持部による大径の配線・配管材のがたつきのない支持・保持をより確実なものとすることができる。
請求項7記載の配線・配管材支持具によれば、請求項1から6のいずれかの効果に加え、前記保持部は、開口部の他方側まで架け渡される長さとされ、前記保持部の先端部分の内側と前記支持部の開口部の他方側とには、前記保持部が開口部を覆う状態で、互いに係合しあう仮止め部が設けられているので、保持部が開口部を覆う状態で、仮止め部を構成する保持部の仮止め突起と支持部の仮止め溝とが係合して、その状態が維持され、小径の配線・配管材PSが支持部から抜け出すのを防止することができる。
請求項6記載の配線・配管材支持具によれば、請求項1から5のいずれかの効果に加え、保持部が支持部の開口部の一方側から、薄肉の段々状に延出形成されているので、保持部全体として、その段々の進行方向への伸縮性と、その進行方向に直交方向への段々による弾性を有する厚みと、全体としての可撓性、屈曲性とを確保して、上述したような保持部の作用効果を確実に発揮する。
請求項7記載の配線・配管材支持具によれば、請求項6の効果に加え、薄肉の段々状に延出形成された保持部は、支持部に大径の配線・配管材を保持し、前記支持部の開口部に架け渡された際には、その段々状の内側が前記大径の配線・配管材に当接するので、支持部におけるがたつきのない大径の配線・配管材の支持をより確実なものとすることができる。
以下に、本発明の実施の形態(実施例)について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の配線・配管材支持具の一例を示すもので、(a)はその正面図、(b)はその左側面図、(c)はその右側面図、(d)はその上面図、(e)は(a)のAA断面図、(f)は(a)のB部詳細図である。
この配線・配管材支持具10は、既設の構造体であるボルト体Kに固定され、長尺材である配線・配管材などを支持するものであり、構造体Kに固定可能な固定部1と、この固定部1に連結され、大径の配線・配管材を支持可能な剛性を有する支持部2と、支持部2に支持させた小径の配線・配管材を支持部内で保持するための保持部3とを備えている。
なお、この図1(a)、(c)では、支持具10の固定部1が固定される構造体K(ボルト体)を二点鎖線の想像線で示している。
この配線・配管材支持具10は、上記各部の以下のような構成により、配線・配管材を手放しで支持すると共に、小径の配線・配管材を抜け出しなく、支持することができる点を特徴としている。
つまり、支持部2は、大径の配線・配管材を支持部2内に配置可能な開口部5を備え、
保持部3は支持部2の開口部5の一方側(この例では固定部1との連結側)から他方側(この例では自由端側)へ延出形成されている。
また、この保持部3は、その屈曲性と一定の厚みにより、図2(b)に示すように、開口部5からの配線・配管材Pの支持部2への配置を阻害しない位置と、図3(c)に示すように、小径の配線・配管材PSが支持された状態で、この小径の配線・配管材PSと支持部2との間に形成された隙間に進入されて、当該隙間を埋め得る位置とに変移可能とされていることを特徴とする。
このような基本的構成を持つ配線・配管材支持具10の各部のより具体的な構成について、以下、説明する。
配線・配管材支持具10は、この例のものでは、全体が同一の合成樹脂、より具体的にはPOM(PolyOxyMethylene、ポリオキシメチレン(アセタール))で一体成形され、各部の形状を上述したその部分の有するべき機能に応じて変化させている。
固定部1は、厚肉矩形の平板状の基柱部1aと、基柱部1aの上下部分に、間に空間部分を隔てて、右勝手、左勝手にコの字状に水平方向(図1(a)の右方向)に延出された一対の巻き掛け部1bと、それぞれの巻き掛け部1bの内側部分であって、そこに収容される構造体Kに当接する内周部1cとを備えている。
支持部2は、固定部1の基柱部1aと同じ肉厚矩形で、この基柱部1aから下方へと円環を形成するように伸び出す受け部2aと、この受け部2aの外周側に設けられた補強リブ部2bと、後述する内係合部6を設けるために薄肉となる受け部2aの厚さを確保するための補強肉部2cとを備えている。
このような構成の支持部2は、補強リブ部2bで補強された円環状の受け部2a(図1(e)参照)で大径の配線・配管材PB(図2(b)参照)を、その剛性によりしっかり支持し、人が手でこの支持部2を支える必要はない。
なお、補強リブ部2bは、受け部2aだけで剛性が確保できる場合には、無くともよいものである。
保持部3は、全体として、固定部1の基柱部1a、支持部2の受け部2aに比べ、厚さが3分の1程度の薄肉で構成され、また、支持部2の円環半径に比べより大きい半径の円環状となり、基柱部1aから受け部2aとは反対方向に直線状に延出された基部3aと、この基部3aに連続し、段々状に形成された段々部3bと、この段々部3bから連続し直線状の先端部3cとを備えている。
基部3aは、図1(f)に示すように、基部3aからなだらかな円弧部分を経て延出されており、この延出部分では屈曲しにくい構成となっている。
一方、この延出部分から、次に連続する段々部3bに連結する部分までの主要部分は、薄肉の直線状となっており、この部分で、保持部3全体として、上述した二つの位置への変移を可能とする屈曲性を確保している。
段々部3bは薄肉のまままで、ちょうど、段ボール紙の中芯のような段々形状となっており、その段々の進行方向への伸縮性と、その進行方向に直交方向への段々による弾性を有する厚みと、全体としての可撓性、屈曲性とを確保している。
先端部3cは、その先端部分の外側に内係合部6を構成する外係合突起6aと、その先端部分の内側に外係合部7を構成する内係合突起7aとを備えている。先端部3cは、また、その段々部3bとの連結部付近に、つまり、基端側に仮止め部8を構成する仮止め突起8aを備えている。
開口部5は、円環状の受け部2aの半円から更に余分に、この受け部2aに収容される配線・配管材Pの外周にそって延びる開口側の両端部分を指すものである。
この開口部5の自由端側の外側には補強突起2bはなく、その先端側から順に、仮止め部8を構成し、上記仮止め突起8aが嵌まり込む仮止め溝8bと、外係合部7を構成し、上記内係合突起7aと係合する係合凹所7bとが備えられている。
開口部5の自由端側の内側で、受け部2aに達する部分には、内係合部6を構成し、上記外係合突起6aに係合する係合凹所6bが備えられている。
上述した内係合部6、外係合部7、仮止め部8については、その構成と効果とを、図2、3でより詳しく説明する。
図2は、図1の配線・配管材支持具の使用方法の一例を説明するもので、(a)はその支持具を構造物に固定した状態を示す図、(b)はその支持具に大径の配線・配管材を支持するため近くに位置させた状態を示す図、(c)は大径の配線・配管材をその支持部に嵌め込む直前の状態を示す図、(d)は大径の配線・配管材をその支持部に嵌め込み後保持部をセットした状態を示す図である。
これより、すでに説明した部分と同じ部分については同じ符号を伏して重複説明を省略する。また、各部分の集合体について別個の符号がある場合については、煩雑さを避けるために、集合体の符号だけを示すようにすること、個々の部分については説明に必要な部分だけ必要な符号を示すことがある。
本発明の配線・配管材支持具10は、まず、既設の構造物である、コンクリート製建築物の上面から垂下したボルト体Kに固定する必要がある。その際は、固定部1の上下の巻き掛け部1bの開口側がボルト体Kを挟んでそれぞれボルト体に当接するようにする。
具体的には、図2(a)の上の巻き掛け部1bの開口側がボルト体Kの裏側に当接し、下の巻き掛け部1bがボルト体Kの表側に当接するように配線・配管材支持具10を前後に傾け、それぞれの巻き掛け部1b内にボルト体Kが収容されるようにすると、図2(a)の状態となる。
この際、巻き掛け部1bの内周部1c(図1(d)参照)は、ボルト体Kの外径より適度に小径となっており、巻き掛け部1bをその弾性力に抗してボルト体Kに巻き掛けた際には、巻き掛け部1bの弾性反発力によって、配線・配管材支持具10は、図2(a)の状態でボルト体Kに強力に固定される。
次に、配線・配管材支持具10の支持部2に嵌め込むべき大径の配線・配管材PB(P)を用意し、開口部5付近に位置させる。この際、図2(b)に示すように、保持部3は、主にその基部3aの可撓性、屈曲性により、大径の配線・配管材PBを開口部5付近に位置させることが可能な程度に屈曲する。
更に、大径の配線・配管材PBを開口部5に近接させた状態が図2(c)であり、この図2(c)の状態では、開口部5の開口幅より、大径の配線・配管材PBの外径の方が大きいことが解る。
したがって、この開口部5を通過させて、図2(d)に示すように支持部2内に大径の配線・配管材PBが収容支持されるようにするためには、大径の配線・配管材PBを一定の力で、支持部2の弾性に抗して押し込むことが必要である。
なお、この際、支持部2が弾性変形するのと同時に、大径の配線・配管材PBも弾性変形するので、必要な力は、双方の弾性が関与した力となる。
その結果、一旦、図2(d)の状態となった場合、例え保持部3の内側と支持部2の外側との間の外係合部7(内係合突起7aと係合凹所7b)による係合が図2(a)に示すように達成されていなくとも、大径の配線・配管材PBは支持部2に弾性力によって強力に支持され、抜け出さないようになっている。
また、支持部2(受け部2a)の内径は、この状態で、大径の配線・配管材PBを隙間なく締め付ける内径となっており、大径の配線・配管材PBは支持部2の中でがたついたりしない。
一方、この支持部2による大径の配線・配管材PBの支持、保持状態をより確実なものとする場合には、図2(d)に示すように上記外係合部7(内係合突起7aと係合凹所7b)の係合がされるようにすれば良い。
この際、保持部3の段々部3bは、その内側が支持部2に収容支持された大径の配線・配管材PBの外径に当接するようになっており、より確実に大径の配線・配管材PBのがたつきを防止し、その抜け出しを防止し保持する。
また、外係合部7の内係合突起7aと係合凹所7bとは、それぞれ保持部3の先端部3cの内側、開口部5の外側の上記のような係合を達成するような位置に設けられている。
更に、この際、保持部3の先端部3cに内側に設けられた仮止め突起8aが、開口部5に抵触しない位置となっている点にも留意されたい。
図3は、図1の配線・配管材支持具の使用方法の他例を説明するもので、(a)は小径の配線・配管材をその支持部に嵌め込む直前の状態を示す図、(b)は小径の配線・配管材をその支持部に嵌め込み後保持部で仮止めした状態を示す図、(c)は保持部を支持部の内側に進入させた状態を示す図、(d)は保持部を更に内進入させて支持部にセットした状態を示す図である。
この場合も、まず、図2(a)で説明した通り、配線・配管材支持具10をボルト体Kに固定しておき、ついで、図3(a)に示すように、小径の配線・配管材PSを配線・配管材支持具10の開口部5付近に位置させる。
この際、小径の配線・配管材PSの外径は、配線・配管材支持具10の開口部5の開口幅より小さいので、小径の配線・配管材PSは、この状態から抵抗を受けることなく容易に、図3(b)に示すように支持部2内に収容される。
この図3(b)の状態では、図から解るように、支持部2内で小径の配線・配管材PSの周りには隙間があり、小径の配線・配管材PSは支持部2内で動くことが可能である。
しかしながら、この際、図3(b)に示すように、保持部3が開口部を覆う状態で、仮止め部8を構成する保持部3の仮止め突起8aと支持部2の仮止め溝8bとが係合して、その状態が維持され、小径の配線・配管材PSが支持部2から抜け出すのを防止することができる。
なお、仮止め部8の仮止め突起8aと仮止め溝8bとは、それぞれ、保持部3の先端部3cの内側と、開口部5の先端部分の外側との、上記のような係合を達成するような位置に設けられている。
続いて、仮止め部8による仮止めを解除して、保持部3の先端部3cを、支持部2の自由端側の開口部5と収容された小径の配線・配管材PSとの間の隙間に進入させて手を放すと、図3(c)のような状態となる。
この図3(c)の状態では、保持部3の先端部3cは、保持部3全体の弾性力によって開口部5の自由端側の内側に当接し、この状態を保持しようとするので、続く図3(d)のように、内係合部6の係合をさせなくとも、支持部2と保持部3に囲まれた小径の配線・配管材PSは、抜け出すことがない。
また、この図3(c)の状態では、図3(b)の状態に比べれば、支持部2、保持部3と小径の配線・配管材PSとの間の隙間はより小さくなっているが、まだ、隙間は残存しており、小径の配線・配管材PSはまだ動くことが可能な状態である。
ただ、この図3(c)の状態でも、配線・配管材Pの外径が、小径のものPSよりは大きく、大径のものPBよりは小さい場合、ちょうど、隙間なく、支持されることが可能な場合がある。
つまり、支持する配線・配管材Pの外径によっては、この配線・配管材支持具10は、この状態で、その配線・配管材Pを隙間なく、支持し保持することができる場合がある。
さて、更に、保持部3の先端部3cを進入させると、保持部3の外係合突起6aと支持部2の係合凹所6bとで構成される内係合部6が係合し、図3(d)の状態となる。
この図3(d)の状態では、小径の配線・配管材PSは、保持部3の段々部3bと支持部2の受け部2aとに当接して支持、保持されており、この部分では隙間がなく、がたつくことがない。
また、内係合部6の外係合突起6aと係合凹所6bとは、それぞれ保持部3の先端部3cの外側、開口部5(支持部2)の内側の上記のような係合を達成するような位置に設けられている。
図4は、図1の配線・配管材支持具の使用方法の他例を説明するもので、(a)はその支持具で支持されるべき二連タイプの配線・配管材を示す図、(b)は(a)の二連タイプの配線・配管材をその支持部で支持後保持部で仮止めした状態を示す図、(c)は多数本の配線・配管材を支持した状態を示す図、(b)は(c)と同様の配線・配管材をより多数本支持した状態を示す図である。
図4(a)の二連タイプの配線・配管材PWは、冷暖房機の冷媒配管POの被覆管として用いられるものであって発泡性材料を素材とし、柔軟性のあるものである。
本発明の配線・配管材支持具10によれば、図4(b)に示すように、このような二連タイプの配線・配管材PWについても、仮止め部8(保持部3の仮止め突起8aと支持部2の仮止め溝8b)によって、抜け止め支持が可能である。
また、本発明の配線・配管材支持具10は、図4(c)、(d)に示すように、多数本用いられる配線・配管材P′の支持にも用いることでき、その場合にも、保持部3と外係合部7により、図4(c)に示すように、より多数本、この例では、7本の配線・配管材P′を隙間、がたつき無く支持することができる。
一方、より小数本、この例では、4本の配線・配管材P′を、図4(d)に示すように、保持部3と内係合部6により、隙間、がたつき無く支持することができ、結果、多数本の配線・配管材P′を支持する場合にも、全体を纏めた状態の大径、小径に対応することができる。
つまり、本発明の配線・配管材支持具10は、多種の径の配線・配管材Pへの対応性が良い、また、多数本用いる場合の配線・配管材P′への対応性も良い、ということが言える。
図5は、本発明の配線・配管材支持具の他例の使用方法を説明するもので、(a)は、その他例の支持具で支持されるべき二連タイプの配線・配管材を示す図、(b)は(a)の二連タイプの配線・配管材をその支持部で支持した状態を示す図、(c)はその他例
の支持具で支持されるべき二連タイプの配線・配管材の他例を示す図、(d)は(c)の二連タイプの配線・配管材をその支持部で支持した状態を示す図である。
図5(b)、(d)に示す配線・配管材支持具10Aは、図1の配線・配管材支持具10に比べ、支持部2Aが、より扁平あるいは縦長の、例えば、図5(a)に示すような二連タイプの配線・配管材PWを支持するために好適なように、より扁平あるいは縦長のU字状あるいは楕円状となっている点が異なっている。保持部3Aもまた、この支持部2Aに対応したものとなっている。
つまり、本発明の支持具は、図1の配線・配管材支持具10のような支持部2、保持部3が円形に対応したものだけでなく、支持対象に併せて種々の形状とすることができるものである。
一方、内係合部6、外係合部7は、この例では、図1の配線・配管材支持具10と共通のものとなっているが、支持及び保持の状況に合わせて、適合したものとしてもよい。
図5(a)の二連タイプの配線・配管材PWは、図4(a)のものと同じものであるが、図5(b)を見ると、図4(b)に比べ、この図の配線・配管材支持具10Aを用いることで、同じ二連タイプの配線・配管材PWを、よりしっかりと係合する外係合部7での係合と保持部3Aとにより配線・配管材PWをよりがっしりと隙間無く、がたつき無く支持することができているのが解る。
また、より扁平のこの配線・配管材支持具10Aにおいても、図5(c)に示すより小径の二連タイプの配線・配管材PW′(内部に、より小径の冷媒配管PO′を貫通可能。)を内係合部6と保持部3Aとによって、図5(d)に示すように、しっかりと隙間なく、がたつき無く支持することができる。
つまり、このような配線・配管材支持具10Aによれば、大径小径と径の異なる、円形形状でない配線・配管材をそれぞれ隙間なく、がたつき無く支持することができる。
以上、説明した所より、本発明の配線・配管材支持具は、以下のような構成、作用効果を持っている。
(1)この配線・配管材支持具10は、支持部2は剛性のある構造とされ、一方、保持部3は、基部3aと段々部3bとにより、屈曲性と一定の厚みを備え、図2(b)に示すように、開口部5からの配線・配管材Pの支持部2への配置を阻害しない位置と、図3(c)と(d)に示すように、小径の配線・配管材PSが支持された状態で、この小径の配線・配管材PSと支持部2との間に形成された隙間に進入されて、当該隙間を埋め得る位置とに変移可能とされている。
したがって、この配線・配管材支持具10によれば、配線・配管材Pは、剛性のある支持部2で受け止められるので、作業者は手放しで、続くべき、保持部3の係合操作などを行うことができる。
また、大径の配線・配管材PBについては、保持部3が大きく開いて支持部2への配置に支障がなく、支持部2で支持され、小径の配線・配管材PSについては、支持部2と小径の配線・配管材PSとの間の隙間に進入して、この隙間を埋める状態を保持するので、小径の配線・配管材PSの抜け出しが防止される。
つまり、この配線・配管材支持具10によれば、剛性のある支持部で配線・配管材を手放しで支持することができながら、小径の配線・配管材を抜け出しなく支持することができる。
なお、本発明の配線・配管材支持具の基本的な技術的思想は、支持部を剛性のあるものとしながら、保持部を一定の厚みと屈曲性のあるものとして、大径の配線・配管材については、保持部がその進入を邪魔しないようにして支持部で支持可能とし、一方、小径の配線・配管材の際に生じる隙間については、保持部を進入させることで、その隙間を埋めるという点にあり、これにより剛性のある支持部を備えながら、異なる径の配線・配管材への対応を可能とし、また、以下の種々の発明展開の基礎を成している。
(2)この配線・配管材支持具10によれば、保持部3と支持部2とに、保持部3が小径の配線・配管材PSと支持部2との間に形成された隙間に進入され当該隙間を埋める位置において、その位置を維持するべく保持部3と支持部2とを係合させる内係合部6(保持部3の外係合突起6aと支持部2の係合凹所6b)がそれぞれ備えられているので、この内係合部6を係合させると小径の配線・配管材PSの場合であっても、支持部2と保持部3により隙間なく支持される(図3(d))。
(3)この配線・配管材支持具10によれば、内係合部6が係合した状態で、小径の配線・配管材PSが保持部3と支持部2とに押圧されて揺動しないので(図3(d))、小径の配線・配管材PSのがたつきを防止することができる。
(4)この配線・配管材支持具10によれば、内係合部6が係合し、小径の配線・配管材PSが保持部3と支持部2とに押圧されて揺動しない状態で、内係合部6(保持部3の外係合突起6aと支持部2の係合凹所6b)の係合状態も小径の配線・配管材PSに押されて維持されるので(図3(d))、その係合状態がより確実に保持される。
(5)この配線・配管材支持具10によれば、支持部2は、大径の配線・配管材PBを隙間なくかつ揺動することなく支持するので(図2(d))、大径の配線・配管材PBが支持部2で支持された状態でがたつくことがなく、抜け出しもない。
なお、上述の(1)、(2)の作用効果とこの(5)の作用効果が相まって、本発明の目的である、「剛性のある支持部で配線・配管材を手放しで支持することができながら、異なる外径の配線・配管材のいずれをも隙間なく保持することができる」という点が達成される。
(6)この配線・配管材支持具10によれば、保持部3は、支持部2に大径の配線・配管材PBが支持された状態で、支持部2の開口部5の他方側に架け渡される長さとされ、保持部3の内側と、支持部2の外側に、保持部3と支持部2とを係合させる外係合部7(保持部3側の内係合突起7aと、支持部2側の係合凹所7b)がそれぞれ備えられているので(図2(d))、支持部2による大径の配線・配管材PBのがたつきのない支持・保持をより強固なものとすることができる。
(7)この配線・配管材支持具10については、支持部2には、内係合部6(係合凹所6b)と外係合部7(係合凹所7b)との内の少なくともいずれか一方を複数箇所設けること、つまり、係合凹所6bを複数箇所設けるか、係合凹所7bを複数箇所設けるか、係合凹所6bと係合凹所7bとの双方をそれぞれ複数箇所設けるかを選択的に採用することができ、その場合、それぞれの複数箇所に対応して、より多くの外径を持つ配線・配管材Pに対応することができる。
(8)この配線・配管材支持具10によれば、配線・配管材支持具10を同一素材で生成しながら、保持部3が支持部2の開口部5の一方側から、薄肉の段々状に延出形成されていること、つまり、段々部3bを備えているので(図1(a))、その基部3aと相まって、保持部3全体として、その段々の進行方向への伸縮性と、その進行方向に直交方向への段々による弾性を有する厚みと、全体としての可撓性、屈曲性とを確保して、上述したような保持部3の作用効果を確実に発揮する。
(9)この配線・配管材支持具10によれば、薄肉の段々状に延出形成された、つまり、段々部3bを備えている保持部3は、支持部2に大径の配線・配管材PBを保持し、支持部2の開口部5に架け渡された際には、その段々状(段々部3b)の内側が大径の配線・配管材PBに当接するので(図2(d))、支持部2におけるがたつきのない大径の配線・配管材PBの支持をより確実なものとすることができる。
(10)この配線・配管材支持具10によれば、保持部3の仮止め突起8aと支持部2の仮止め溝8bとから構成される仮止め部8を備えているので、図3(b)で説明したように、簡易に支持部2に収容支持された小径の配線・配管材PSの抜け出しを防止することができる。
(11)内係合部6(外係合突起6aと内係合凹所6b)、外係合部7(内係合突起7aと外係合凹所7b)とは、図1(a)、(b)などから解るように、それぞれ、支持部2、保持部3の幅中心部分で僅かに段違いの二段構造となっており、これらの係合がなされた状態では、支持部2と保持部3との間にその幅方向に相互に移動させる力が働いても、その段違い部分が当接してこの係合が外れない。
つまり、このような段違いの二段構造の内係合部6、外係合部7を備えた配線・配管材支持具10によれば、これらの係合がなされた状態では、支持部2と保持部3との間にその幅方向に相互に移動させる力が働いても、この係合が外れないという効果を発揮する。
(12)本発明の配線・配管材支持具の支持対象とする配線・配管材は、一本のものに限られず、二本、三本などの結合体で全体としての外径が異なるもの、また、多数本(それぞれの外径が同一でも異なっていても良い。)が集束され、その本数によって全体としての外径が異なるものにも対応可能である。
(13)本発明の配線・配管材支持具は、その支持部の形状が、支持対象とする配線・配管材の形状に対応して、円形形状でなく、楕円形状、U字形状やその他の形状であってもよく、その場合にも、外径が異なる少なくとも2種類以上の配線・配管材を隙間無く、がたつき無く支持することができる。
なお、上記では、本発明の二つの実施例について説明したが、本発明の配線・配管材支持具の技術的範囲には、これらの実施例のものに限定されず、上述した種々の変形例や、それらの組み合わせ、及び、上述した技術的思想を中核として含むものが含まれるものである。
また、配線・配管材支持具10の素材は、上記のものに限定されず、上記に説明したような形状とでき、剛性、弾性を確保できるものであれば、他の合成樹脂や金属、軽合金などであってもよい。また、部分的に材質、素材を異なるものとしてもよい。特に、支持部と保持部を異なる好適な素材で製造し、保持部がその基部において、支持部に嵌め込まれ、あるいは取り付けられる様にしたものであってもよい。
本発明の配線・配管材支持具は、剛性のある支持部で配線・配管材を手放しで支持することができながら、異なる外径の配線・配管材のいずれをも隙間なく保持することができることが要請される産業上の分野に用いることができる。
本発明の配線・配管材支持具の一例を示すもので、(a)はその正面図、(b)はその左側面図、(c)はその右側面図、(d)はその上面図、(e)は(a)のAA断面図、(f)は(a)のB部詳細図 図1の配線・配管材支持具の使用方法の一例を説明するもので、(a)はその支持具を構造物に固定した状態を示す図、(b)はその支持具に大径の配線・配管材を支持するため近くに位置させた状態を示す図、(c)は大径の配線・配管材をその支持部に嵌め込む直前の状態を示す図、(d)は大径の配線・配管材をその支持部に嵌め込み後保持部をセットした状態を示す図 図1の配線・配管材支持具の使用方法の他例を説明するもので、(a)は小径の配線・配管材をその支持部に嵌め込む直前の状態を示す図、(b)は小径の配線・配管材をその支持部に嵌め込み後保持部で仮止めした状態を示す図、(c)は保持部を支持部の内側に進入させた状態を示す図、(d)は保持部を更に内進入させて支持部にセットした状態を示す図 図1の配線・配管材支持具の使用方法の他例を説明するもので、(a)はその支持具で支持されるべき二連タイプの配線・配管材を示す図、(b)は(a)の二連タイプの配線・配管材をその支持部で支持後保持部で仮止めした状態を示す図、(c)は多数本の配線・配管材を支持した状態を示す図、(b)は(c)と同様の配線・配管材をより多数本支持した状態を示す図 本発明の配線・配管材支持具の他例の使用方法を説明するもので、(a)は、その他例の支持具で支持されるべき二連タイプの配線・配管材を示す図、(b)は(a)の二連タイプの配線・配管材をその支持部で支持した状態を示す図、 (c)はその他例の支持具で支持されるべき二連タイプの配線・配管材の他例を示す図、(d)は(c)の二連タイプの配線・配管材をその支持部で支持した状態を示す図 (a)は、本発明の背景技術となる配線・配管材支持具の一例の使用状態を示す外観斜視図、(b)本発明の背景技術となる配線・配管材支持具の他例の使用状態を示す側面図
符号の説明
1 固定部
2、2A 支持部
3、3A 保持部
5 開口部
6 内係合部
7 外係合部
8 仮止め部
10 配線・配管材支持具
10A 配線・配管材支持具
K 構造物
P 配線・配管材
PB 大径の配線・配管材
PS 小径の配線・配管材
PW 二連タイプの配線・配管材
P′ 他数本用いられる配線・配管材

Claims (7)

  1. 構造物に固定可能な固定部と、前記固定部に連結され、大径の配線・配管材を支持可能な剛性を有する支持部と、前記支持部に支持させた小径の配線・配管材を前記支持部内で保持する保持部とを備えた、少なくとも2種類の径の配線・配管材を支持可能な配線・配管材支持具であって、
    前記支持部は、大径の配線・配管材を前記支持部内に配置可能な開口部を備え、
    前記保持部は前記支持部の開口部の一方側から他方側へ延出形成され、前記開口部からの配線・配管材の前記支持部への配置を阻害しない位置と、小径の配線・配管材が支持された状態で、当該小径の配線・配管材と前記支持部との間に形成された隙間に進入されて、当該隙間を埋め得る位置とに変移可能とされ、
    前記保持部と前記支持部とに、前記保持部が小径の配線・配管材と前記支持部との間に形成された隙間に進入され当該隙間を埋める位置において、その位置を維持するべく前記保持部と前記支持部とを係合させる内係合部がそれぞれ備えられ、
    保持部は、支持部に大径の配線・配管材が支持された状態で、前記支持部の開口部の他方側に架け渡される長さとされ、前記保持部の内側と、前記支持部の外側に、前記保持部と前記支持部とを係合させる外係合部がそれぞれ備えられていることを特徴とする配線・配管材支持具。
  2. 内係合部が係合した状態で、小径の配線・配管材が前記保持部と前記支持部とに押圧されて揺動しないことを特徴とする請求項1記載の配線・配管材支持具。
  3. 内係合部が係合し、小径の配線・配管材が前記保持部と前記支持部とに押圧されて揺動しない状態で、前記内係合部の係合状態も前記小径の配線・配管材に押されて維持されることを特徴とする請求項2記載の配線・配管材。
  4. 支持部は、大径の配線・配管材を隙間なくかつ揺動することなく支持することを特徴とする請求項1から3のいずれか記載の配線・配管材支持具。
  5. 支持部には、内係合部と外係合部との内の少なくともいずれか一方が複数箇所設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか記載の配線・配管材支持具。
  6. 保持部が支持部の開口部の一方側から、薄肉の段々状に延出形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか記載の配線・配管材支持具。
  7. 薄肉の段々状に延出形成された保持部は、支持部に大径の配線・配管材を保持し、前記支持部の開口部に架け渡された際には、その段々状の内側が前記大径の配線・配管材に当接することを特徴とする請求項6記載の配線・配管材支持具。
JP2006051591A 2006-02-28 2006-02-28 配線・配管材支持具 Active JP4996111B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006051591A JP4996111B2 (ja) 2006-02-28 2006-02-28 配線・配管材支持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006051591A JP4996111B2 (ja) 2006-02-28 2006-02-28 配線・配管材支持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007231998A JP2007231998A (ja) 2007-09-13
JP4996111B2 true JP4996111B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=38552807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006051591A Active JP4996111B2 (ja) 2006-02-28 2006-02-28 配線・配管材支持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4996111B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5762711B2 (ja) * 2010-09-30 2015-08-12 株式会社屋根技術研究所 電線保持具

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5942427Y2 (ja) * 1980-05-30 1984-12-11 松下電工株式会社 堅樋控具
JPS5744273U (ja) * 1980-08-27 1982-03-11
JPH07322448A (ja) * 1994-05-23 1995-12-08 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネス用コルゲート管のクランプリング
JPH11205966A (ja) * 1998-01-05 1999-07-30 Sumitomo Wiring Syst Ltd 線材束の保持具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007231998A (ja) 2007-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100417855C (zh) 管道或类似部件的紧固装置
JP5066731B2 (ja) 複数本のワイヤハーネスのクランプ
JP5244221B2 (ja) 長尺物用取付け具
US7055784B2 (en) Retaining clip for fixing at least one line to a support
JP5788663B2 (ja) ワイヤハーネス分岐部の保持具
JP5060362B2 (ja) 配線・配管材引出具
WO2012043306A1 (ja) 電線保持具
JP4906553B2 (ja) 長尺体支持具
CN108799271B (zh) 用于车辆附件的包括多用途联接件的驱动组件
JP4996111B2 (ja) 配線・配管材支持具
JP4423101B2 (ja) 線条体の固定板、ワイヤーハーネス保護用プロテクタ及び固定用クリップ
JP2003037373A (ja) ワイヤハーネス余長吸収装置
JP2006296083A (ja) ケーブル用クランプ
JP4776521B2 (ja) コルゲートチューブを保持する保持具
JP5300134B2 (ja) 保持具
JP5185094B2 (ja) 配線カバー、配線固定具、並びに鉄道車両の配線構造及び配線方法
JP4669345B2 (ja) 配線・配管材支持具、支持具取着体
JP2013050151A (ja) クランプ装置
JP2009127830A (ja) 配索配管用クランプ
JP4629539B2 (ja) パイプクランプ
JP4751729B2 (ja) ガス栓の取付構造
JP2006153049A (ja) クランプ
JP2010236559A (ja) 配管の車体への取付構造
JP2001336673A (ja) クランプ
JP2007312532A (ja) 配線ダクト

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080902

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110714

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110714

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120124

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120417

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120511

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4996111

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250