JP2006296083A - ケーブル用クランプ - Google Patents

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JP2006296083A
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Makoto Kato
誠 加藤
Kenji Ohashi
健二 大橋
Tetsuya Ogino
哲也 荻野
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Daiwa Kasei Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】ケーブルが長さ方向へずれ動くことを抑えることが可能であるにもかかわらず、ケーブルをセットするときの操作荷重を下げ、かつ、ケーブルの外径の違いを吸収可能とする。
【解決手段】ケーブルを所定の箇所に保持するためのケーブル用クランプであって、連続するケーブル22の一部を受け入れて支持することが可能なケーブル受承部12を有するクランプ本体10と、このクランプ本体におけるケーブル受承部12内の壁面から張り出した係止片14(15)とを備えている。この係止片は、クランプ本体10に対してケーブル22の長さ方向へ弾性によって撓むことが可能で、かつ、ケーブル22に作用する引っ張り力に対してはケーブルの外周に食い込んで、引っ張り力を受け止めるように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば車両用ドアの内部に配線されるワイヤハーネス(ケーブル)を、その長さ方向の所定箇所で保持するために用いられるケーブル用クランプに関する。
この種のクランプは、連続するワイヤハーネスの一部を受け入れて支持することが可能な受承部を有する樋形状をしており、かつ、受承部内の壁面にずれ止め用のリブが形成されている。そこで、ワイヤハーネスを受承部内にセットする際は、ワイヤハーネスの圧縮変形を利用し、その外周にリブを食い込ませる。これにより、ワイヤハーネスがクランプに対して長さ方向へずれ動くことを防止している。
なお、特許文献1には、リブを利用したコルゲートチューブ(ケーブル)のずれ止め用クランプに関する技術が開示されている。
特開2002−78164号公報
上記の技術では、クランプの受承部内にワイヤハーネスをセットするとき、このワイヤハーネスをリブの間に強引に押し込む必要があり、ワイヤハーネスをセットするための操作荷重が大きくなる。また、リブの間に押し込むことができるワイヤハーネスの外径は限られており、ワイヤハーネスの径に応じたサイズのクランプを用意しなければならない。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、ワイヤハーネスなどのケーブルが長さ方向へずれ動くことを抑えることが可能であるにもかかわらず、ケーブルをセットするときの操作荷重を下げ、かつ、ケーブルの外径の違いを吸収可能とすることである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、ケーブルを所定の箇所に保持するためのケーブル用クランプであって、連続するケーブルの一部を受け入れて支持することが可能なケーブル受承部を有するクランプ本体と、このクランプ本体におけるケーブル受承部内の壁面から張り出した係止片とを備えている。この係止片は、クランプ本体に対してケーブルの長さ方向へ弾性によって撓むことが可能で、かつ、ケーブルに作用する引っ張り力に対してはケーブルの外周に食い込んで、引っ張り力を受け止めるように構成されている。
これにより、クランプ本体のケーブル受承部内にセットされた後のケーブルが引っ張り力を受けて長さ方向へずれ動くことを抑えるのは勿論のこと、ケーブルをケーブル受承部内にセットするときの操作荷重が小さく、かつ、ケーブルの外径の違いを吸収することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載されたケーブル用クランプであって、係止片が、ケーブルの長さ方向に沿った二箇所にそれぞれ設けられ、これらの係止片は、ケーブルに作用する引っ張り力を受け止める方向が互いに反対方向に設定されている。
これにより、ケーブルに作用する引っ張り力がいずれの方向であっても、それを受け止めることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載されたケーブル用クランプであって、係止片は、クランプ本体のケーブル受承部内において、ケーブルの両側に位置する壁面からそれぞれ張り出して対をなしている。
これにより、ケーブルに作用する引っ張り力を受け止める機能が高まる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、クランプの使用状態を表した斜視図である。図2は、図1の左側面図である。図3は、図1の平面図である。これらの図面で示すクランプ本体10は、樹脂による一体成形品であって、全体として樋形状をしている。すなわち、クランプ本体10は、所定の間隔をおいて対向する2枚の縦壁10a,10bを備えており、これらの縦壁10a,10bの間は、上面および両側面が開放されたケーブル受承部12となっている。
クランプ本体10は、例えば車両用ドアにおけるドアトリム20(図2,3)の裏面(ドアパネル側の面)にワイヤハーネス22を保持するためのもので、一方の縦壁10aがドアトリム20の裏面に樹脂溶着などの手段で接着される。この状態での他方の縦壁10bは、ドアトリム20の裏面から張り出した状態に位置する。そこで、ケーブル受承部12に、その上側からワイヤハーネス22を挿入することにより、ワイヤハーネス22の一部がドアトリム20側に保持されることとなる。
したがって、複数個のクランプ本体10をドアトリム20裏面の必要箇所にそれぞれ設けておき、これらの各クランプ本体10でワイヤハーネス22を保持することにより、ワイヤハーネス22がドアトリム20の裏面に沿って配線される。なお、ケーブル受承部12へのワイヤハーネス22のセットを容易にするため、縦壁10bの上端縁は、ケーブル受承部12の開放面積を広げる方向へ曲げられている。なお、ワイヤハーネス22はケーブルの一例であって、ケーブルには単線あるいはチューブなども含まれる。
クランプ本体10のケーブル受承部12内には、2枚で対をなす二組の係止片14,15と、1枚の押さえ片18とが設けられている。二組の係止片14,15のうち、図3においてケーブル受承部12の左端寄りに位置する一対の係止片14は、個々に縦壁10a,10bの内面から斜め左方向へ一体に張り出している。これらの両係止片14は、それぞれの弾性により、その自由状態から左方向へは容易に撓むことができる。また、図3においてケーブル受承部12の右端寄りに位置する一対の係止片15は、個々に縦壁10a,10bの内面から斜め右方向へ一体に張り出している。これらの両係止片15は、それぞれの弾性により、その自由状態から右方向へは容易に撓むことが可能である。
このように2枚で対をなす二組の係止片14,15は、ケーブル受承部12内においてワイヤハーネス22の長さ方向に沿った二箇所に設けられている。なお、各係止片14,15の先端側上縁は、それぞれ斜面14a,15aとなっている。押さえ片18は、二組の係止片14,15のほぼ中間に位置し、縦壁10bの内面から斜め下方向へ一体に張り出している。この押さえ片18は、その弾性によって上下方向へ撓むことができる。
つづいて、クランプ本体10にワイヤハーネス22を保持するための手順について説明する。クランプ本体10のケーブル受承部12に対し、その上側からワイヤハーネス22を挿入する。このとき、押さえ片18は上側へ撓めておくか、逆に下側へ押し撓めながらワイヤハーネス22を通過させる。一方、2枚で対をなす二組の係止片14,15は、ワイヤハーネス22によって撓められる。つまり、ケーブル受承部12の左端寄りに位置する一対の係止片14は、相互の間にワイヤハーネス22が浸入することによって個々に左方向へ撓められる。また、ケーブル受承部12の右端寄りに位置する一対の係止片15は、相互の間にワイヤハーネス22が浸入することによって個々に右方向へ撓められる。なお、ワイヤハーネス22は係止片14,15の斜面14a,15aに案内されて、それぞれの間にスムースに浸入する。
以上によってワイヤハーネス22は、その長さ方向の二箇所が二組の係止片14,15でそれぞれ把持され、かつ、1枚の押さえ片18でケーブル受承部12の底面に押し付けられた状態となる。これにより、ワイヤハーネス22における長さ方向の一部が、クランプ本体10にセットされた状態で保持される。そして、二組の係止片14,15のうち、一対の係止片14は、ワイヤハーネス22に図3の右方向への引っ張り力が働いたときに、ワイヤハーネス22の外周に食い込んで、その引っ張り力を受け止める。これに対し、一対の係止片15は、ワイヤハーネス22に左方向への引っ張り力が働いたときに、ワイヤハーネス22の外周に食い込んで、その引っ張り力を受け止める。
このように、2枚で対をなす二組の係止片14,15は、ワイヤハーネス22に作用する引っ張り力を受け止める方向が互いに反対方向に設定されている。したがって、左右いずれの方向の引っ張り力に対しても、それぞれの力を受け止めてクランプ本体10に対するワイヤハーネス22のずれ動きを抑えることができる。しかも、二組の係止片14,15のうち、一対の係止片14はワイヤハーネス22によって左方向へ容易に撓められ、一対の係止片15は右方向へ容易に撓められる。このため、ワイヤハーネス22をケーブル受承部12にセットするときの操作荷重が小さくて済み、作業性が向上するとともに、ワイヤハーネス22を傷つけることが少ない。また、係止片14,15の撓みによってワイヤハーネス22の外径の違いを吸収でき、一種類のクランプで外径の異なる多種類のワイヤハーネスに対応できる。
ワイヤハーネス22に作用する引っ張り力が一方向しか考えられない場合は、二組の係止片14,15の一組を廃止してもよい。例えば、ワイヤハーネス22に対して図3の右方向への引っ張り力しか作用しないときには、その引っ張り力を受け止める係止片14だけを残し、他方の係止片15は廃止することができる。また、二組の係止片14,15のそれぞれを、2枚から1枚にすることも可能である。例えばケーブル受承部12における一方の縦壁10aにのみ、係止片14,15を設け、他方の縦壁10bの係止片14,15を廃止する。この場合でも、ワイヤハーネス22に作用する引っ張り力の程度によっては充分にワイヤハーネス22のずれ動きを抑えることができる。
クランプの使用状態を表した斜視図 図1の左側面図 図1の平面図
符号の説明
10 クランプ本体
12 ケーブル受承部
14,15 係止片
22 ワイヤハーネス(ケーブル)

Claims (3)

  1. ケーブルを所定の箇所に保持するためのケーブル用クランプであって、
    連続するケーブルの一部を受け入れて支持することが可能なケーブル受承部を有するクランプ本体と、このクランプ本体におけるケーブル受承部内の壁面から張り出した係止片とを備え、この係止片は、クランプ本体に対してケーブルの長さ方向へ弾性によって撓むことが可能で、かつ、ケーブルに作用する引っ張り力に対してはケーブルの外周に食い込んで、引っ張り力を受け止めるように構成されているケーブル用クランプ。
  2. 請求項1に記載されたケーブル用クランプであって、
    係止片が、ケーブルの長さ方向に沿った二箇所にそれぞれ設けられ、これらの係止片は、ケーブルに作用する引っ張り力を受け止める方向が互いに反対方向に設定されているケーブル用クランプ。
  3. 請求項1又は2に記載されたケーブル用クランプであって、
    係止片は、クランプ本体のケーブル受承部内において、ケーブルの両側に位置する壁面からそれぞれ張り出して対をなしているケーブル用クランプ。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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