JP4776521B2 - コルゲートチューブを保持する保持具 - Google Patents

コルゲートチューブを保持する保持具 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、電線等の細長い物品を束に収容して配管することのできる蛇腹形状のコルゲートチューブを保持する保持具に関し、特に、コルゲートチューブの端部を保持する保持具に関する。
蛇腹形状のコルゲートチューブは、内部に電線の束やワイヤハーネス等の細長い物品を収容して、それらの物品を保護するとともに、レイアウトに従って撓めて配管するのに用いられる。コルゲートチューブの端部は、例えば、特開平9−130941号公報(特許文献1)に記載のように、ボックス形状の保持具によって保持される。
特開平9−130941号公報 実開平5−025920号公報 特開平11−008922号公報 特開2000−013950号公報
特許文献1に記載のコルゲートチューブ端部の保持具は、コルゲートチューブの端部を側壁の穴から挿入すると、その端部が、底壁と弾性保持片との間に挿入されて底壁と弾性保持片との間に挟持されて、保持具に保持される。特許文献1のボックス形状の保持具には、側壁に複数の穴及び弾性保持片が形成されており、それぞれの穴にコルゲートチューブの端部を挿入すると、それらのコルゲートチューブが保持具に保持されるので、それら複数のコルゲートチューブが相互に接続される。特許文献1の保持具は、コルゲートチューブを保持するのは底部と一対の壁部とであり、上部が開放しているので、コルゲートチューブの端部の保持が十分ではない。
特許文献2に記載のプロテクタは、底壁と一対の側壁とが電線の長手方向に長く形成されて内部に電線を収容する本体と、本体上部の開放部分を閉じるカバーとから構成され、カバーは、本体上部を閉じて電線を底壁に押付けて保持できる構成になっている。詳細には、本体の側壁は、底壁から上部に向かう上下方向に複数の段部が形成されて上下方向に伸縮することができ、カバーには、側壁に形成された係止筒部に挿入されて係合する連結片が形成されて、本体への押込み位置を調整できる構成にされ、電線束の太さにかかわらず、本体底壁に電線束を押付けて保持できる。しかし、特許文献2のプロテクタは、コルゲートチューブの端部を保持する保持具ではない。
特許文献3に記載のプロテクタは、コルゲートチューブに収容された電線束を収容する本体と、本体上部の開放部を閉じるカバーとから成り、本体にはコルゲートチューブを仮止め保持する構成があって、作業者は、コルゲートチューブを持たずに、カバーを連結できる。しかし、特許文献3のプロテクタは、電線束を保持するもので、コルゲートチューブを保持する保持具ではなく、コルゲートチューブの端部を保持する構成もない。
特許文献4は、コルゲートチューブの端部を保持するチューブ形状の固定具を記載している。特許文献4の固定具は、端部にコルゲートチューブの端部を挿入するとコルゲートチューブの外面が固定具の上部の係止爪と下部の弾性係止爪とに係合し、コルゲートチューブが固定具に容易に保持される。特許文献4の固定具は、チューブ形状に形成されていて、例えば上部が開放している本体にコルゲートチューブを収容して開放部をカバーで閉じる構成の保持具ではない。例えば、交換や保守等の場合にコルゲートチューブを取外すには固定具全体を破壊せねばならない。
従って、本発明の目的は、コルゲートチューブの端部を仮止め保持できる本体と本体開放部を閉じるカバーを備え、仮止め保持したコルゲートチューブを本体に対して位置ずれすることなく開放部をカバーで閉じることのできる、コルゲートチューブの端部の保持具を提供することにある。
かかる目的を達成する、本発明に係る、蛇腹形状のコルゲートチューブの端部を保持する保持具は、コルゲートチューブの端部を保持する本体と、本体に連結されて、コルゲートチューブの端部を本体から脱落しないように覆うカバーとから構成され、本体は、コルゲートチューブの端部を受け入れて端部の外周面を支持する形状に形成されたホルダー部を有し、ホルダー部の内面には、ホルダー部の端部に向けて軸方向に延びる弾性保持片が形成され、弾性保持片は、コルゲートチューブの端部の内面に挿入されて端部の蛇腹の谷に弾性的に係合してコルゲートチューブを本体に仮止め保持するように形成されており、カバーは、ホルダー部に仮止め保持されたコルゲートチューブ端部をカバーが覆うように、カバーを本体に連結するための連結片を有し、連結片は、コルゲートチューブ外面をカバーがホルダー部内面に押圧する位置まで前記本体に押込むことができ、連結片は、その押込み位置をコルゲートチューブの外径の大きさに合わせて調整できる構成である、ことを特徴とする。
上記のように、コルゲートチューブの端部を仮止め保持できる本体を備え、仮止め保持した状態においてコルゲートチューブを本体から位置ずれすることなく、カバーを閉じることができ、カバーによってコルゲートチューブを確実に保持することができ、カバーの押込み位置が調整できるので異なる直径のコルゲートチューブを保持でき、例えば、複数の異なる直径のコルゲートチューブの端部を相互に簡単に接続することができる。
上記保持具において、ホルダー部は、コルゲートチューブ端部を保持する底部と底部から立ち上がる一対の壁部によってU字形状に形成される。弾性保持片は、ホルダー部の底部からコルゲートチューブ端部の内面の蛇腹の山の高さに等しいかやや高く立ち上がり且つその高さのままホルダー部端部に向けて延びる断面L字型に形成され、弾性保持片先端にはコルゲートチューブ端部内面の蛇腹の谷に嵌合する係合爪が形成されている。カバーの連結片は、本体のホルダー部の壁部に形成された連結片係止穴に挿入される細長い脚部として形成され、連結片には、連結片係止穴に形成された係止爪に係止する係止突部が長手方向に複数段形成されて、連結片が連結片係止穴に押込まれる位置が、コルゲートチューブの外径の大きさに依存して調整される。本体には、ホルダー部の壁部に隣接して壁部と平行に立設されたガイドバーが形成されており、カバーには、ガイドバーを受入れて、カバーがガイドバーに沿って移動するように規制するガイド凹部が形成されており、ガイドバーとガイド凹部とによって連結片が本体に連結されるのを滑らかに案内する。本体には、パネル等の被取付部材に取付けるための固定部が形成されている。カバーには、カバーが本体に連結されてホルダー部に保持されたコルゲートチューブの端部を押込んだ状態にあるとき、コルゲートチューブ端部の外面の蛇腹の谷に弾性的に嵌合する第2の弾性保持片が形成されている。本体には、ホルダー部が、保持されるコルゲートチューブの軸方向に整列して2個形成されており、一のコルゲートチューブの端部が一方のホルダー部に保持され且つ別のコルゲートチューブの端部が他方のホルダー部に保持されて、両コルゲートチューブを連結するコネクタとなる。
図1は、本発明の1実施形態に係る保持具1に、1つの蛇腹形状のコルゲートチューブ2を取付ける操作を示している。図1において、保持具1は、本体3とカバー5との2部品によって構成されており、コルゲートチューブ2の端部6を保持する。本体3及びカバー5は、それぞれ、硬質の合成樹脂の一体成形品で形成される。図1において、説明の便宜のために、コルゲートチューブ2は、主として端部6の部分だけが示されているが、実際にはもっと長く形成され、例えば、電線の束が、収容されて保護されるとともに、例えば、自動車のボデーパネル等へのレイアウトに従って配管される。また、図1において、コルゲートチューブ2は1つだけ示されているが、本体3の右側においても、別のコルゲートチューブの端部を取付けることができる構成であり、保持具1は、左側のコルゲートチューブ2と右側のコルゲートチューブとを連結する、コルゲートチューブのコネクタとして機能する。なお、図2〜図5は、本体3を単独で種々の方向から見た図を示す。図6〜図8には、本体3とコルゲートチューブ2の端部6及びカバー5との関係が示されている。
図1〜図5を参照して本体3について説明する。本体3は、蛇腹形状のコルゲートチューブ2の端部6を保持するホルダー部7を有する。図示の実施形態において、ホルダー部7は、保持されるコルゲートチューブ2の軸方向に整列して2個形成されている。一のコルゲートチューブ2の端部6が一方のホルダー部7に保持され、別のコルゲートチューブ(図示せず)の端部が他方のホルダー部7に保持されて、保持具1が両コルゲートチューブを連結するコネクタとなる。各ホルダー部7は、コルゲートチューブ2の端部6を受け入れて端部6の外周面を支持する形状に形成されている。実施形態において、各ホルダー部7は、コルゲートチューブ端部6を保持する底部9と底部9から立ち上がる一対の壁部10によって、図5に示すように、側面から見てU字形状に形成される。ホルダー部7の内面には、ホルダー部7の端部に向けて軸方向に延びる第1の弾性保持片11が形成されている。弾性保持片11は、コルゲートチューブ2の端部6の内面に挿入されて端部6の蛇腹の谷に弾性的に係合してコルゲートチューブ2を本体3に仮止め保持するように形成されている。図示の実施形態において、弾性保持片11は、ホルダー部7の底部9からコルゲートチューブ端部6の内面の蛇腹の山の高さに等しいかやや高く立ち上がり且つその高さのままホルダー部7の端部に向けて延びる断面L字型に形成され(図6、7参照)、弾性保持片11の先端にはコルゲートチューブ端部内面の蛇腹の谷に弾性的に嵌合する係合爪13が形成されている。
実施形態において、各ホルダー部7の底部9の端部には、コルゲートチューブ2の外面の蛇腹の谷に嵌合する周方向に部分的に延びる突条14が形成されて、コルゲートチューブ2の軸方向の移動を阻止し、弾性保持片11の仮止め保持及びカバー5を閉じた後の本止め保持を強化する。更に、各ホルダー部7には、壁部10のそれぞれの外面に、カバー5の連結片25(後述)を受入れる連結片係止穴15を形成する筒状の係止部17が形成されている。実施形態において、係止部17は、本体3の端部外面の位置に、4個形成されている。各係止部17には、連結片係止穴15の中に突出する、弾性の係止爪18が形成されている。
本体3は、2つのホルダー部7の中間に、両ホルダー部7をコルゲートチューブ2の軸方向に整列して連結するベース部19を有する。ベース部19には、パネル等の被取付部材に取付けるための固定部21が形成されている。固定部21は、実施形態においては、パネル等の被取付部材の取付穴に挿入して固定される形状の固定手段として形成されている。固定部21は、例えば、図示の錨脚形状の固定手段以外にも、被取付部材の取付穴に押込んで固定される他の形状の固定手段でもよく、被取付部材に固定されたボタン型スタッド(Tスタッドとも呼ばれる)に係合して固定されるものであってもよい。実施形態において、ベース部19の固定部21の上部は、一方のホルダー部7に保持したコルゲートチューブ2に収容された電線束等が通って他方のホルダー部7に保持したコルゲートチューブにそのまま収容できるように、電線束を受入れる形状に形成されている。なお、実施形態において、固定部21の根元部分には、ベース部19から下方に斜めに延びる弾性片22が一対形成されて、固定部21が被取付部材の取付穴に挿入された後の固定を安定させて、確実に保持具1を被取付部材に固定する。
ベース部19には、ホルダー部7の壁部10に隣接して、壁部10と平行に立設されたガイドバー23が形成されている。実施形態において、ガイドバー23は、一対のホルダー部7の各壁部10に隣接して、合計4個形成されている。各ガイドバー23は、カバー5を本体3に連結するときに、カバー5を適正な姿勢に保つように案内するもので、必須ではないが、カバー5の連結操作を滑らかに且つ確実にする。各ガイドバー23の形状は図示のような半円筒状に形成してもよく、カバー5の案内をするものであれば、他の形状であってもよい。
カバー5について、図1及び図8を参照して説明する。カバー5は、本体3の開放上部を覆って、仮止めしたコルゲートチューブ2の端部6を本止め保持するともに、ベース部19においてはそこを通る電線束等を覆う。カバー5には、ホルダー部7に仮止め保持されたコルゲートチューブ2の端部6をカバー5が覆うように、カバー5を本体3に連結するための連結片25を有する。連結片25は、本体3のホルダー部7の外側に形成された係止部17の連結片係止穴15に挿入されて、係止爪18に係止する。連結片25は、係止部17に対応する位置に合わせて、4個形成されている。各連結片25は、連結片係止穴15に挿入される細長い脚部として形成されている。各連結片25は、係止部17の連結片係止穴15への押込み位置を、コルゲートチューブ2の端部6の外径の大きさに合わせて調整できる構成に形成されている。実施形態において、連結片25は、係止爪18に係止する面に、連結片係止穴15に形成された係止爪18に係止する係止突部26が長手方向に複数段形成されている。これによって、連結片25が連結片係止穴15に押込まれる位置が、コルゲートチューブ2の外径の大きさに依存して調整される。なお、係止突部26は、係止爪18との係止部分がラチェット歯に形成されるのが好ましく、これによって、押込み後の位置がそのまま保持されて、本止め保持が堅く維持される。連結片25の押込み位置が、図1の本体3の左側のコルゲートチューブ2の直径が、本体3の右側のコルゲートチューブ(図示せず)の直径と違っていても、両コルゲートチューブをホルダー部7の底部9に当接して保持することができ、保持具1は、異なる直径のコルゲートチューブを連結するコネクタとして機能できる。
カバー5には、カバー5が本体3に連結されて、ホルダー部7に保持されたコルゲートチューブ2の端部6を底部9に当接するように押込んだ状態にあるとき、コルゲートチューブ2の端部6の外面の蛇腹の谷に弾性的に嵌合する第2の弾性保持片27が形成されている。第2の弾性保持片27も、保持したコルゲートチューブ2が保持具1から抜け出るのを阻止する。更に、カバー5の端部には、コルゲートチューブ2の端部6の外面の蛇腹の谷に嵌合する第2の突条29が形成されているのが好ましく、コルゲートチューブ2の抜け止めを一層強化する。
カバー5には、本体3のベース部19に形成されたガイドバー23を受入れて、カバー5がガイドバー23に沿って移動するように規制するガイド凹部30が形成されている。ガイド凹部30は、ガイドバー23に位置を合わせて、4個形成されている。ガイドバー23とガイド凹部30とによって、連結片25が係止部17の連結片係止穴15に挿入されるのを滑らかに案内し、カバー5が本体3に連結されるのを滑らかにする。カバー5には、本体3のベース部19の上面に対応する位置に、ばね片31が形成されるのが好ましい。このばね片31によって、ベース部19の上面に配置される電線束等をベース部19押圧して一層確実に保持できる。
上記構成で成る保持具1にコルゲートチューブ2の端部6を保持させる操作を、図1、図6〜図8を参照して説明する。コルゲートチューブ2の端部6を、図1の矢印33に示すように、本体3のホルダー部7の端部に配置して、端部6の端縁が弾性保持片11とホルダー部7の底部9の間に入るように位置決めする。そのまま、図1の矢印33及び図6の矢印34に示すように、コルゲートチューブ2を軸方向にホルダー部7に押込むと、コルゲートチューブ端部6の内面の蛇腹の山及び谷が、弾性保持片11の係合爪13に係合しながらベース部19に向けて移動する。コルゲートチューブ端縁が、弾性保持片11の立ち上がり部分に当接すると軸方向の移動が止められ、弾性保持片11の係合爪13にコルゲートチューブ内面の蛇腹の谷に嵌合する。また、ホルダー部7の端部の突条14は、コルゲートチューブ内面の蛇腹の谷に嵌合する。この状態が、コルゲートチューブ2の仮止め保持状態であり、図6及び図7に示されている。なお、図1及び図6において、図示しないコルゲートチューブが、他のホルダー部7にも同様に仮止め保持できる。かかる仮止め保持状態において、弾性保持片11によって、コルゲートチューブ2は保持具1に位置ずれすることなく保持される。これによって、ワイヤハーネスを連結した状態に予め組み付ける作業の効率が向上する。
次に、図1の矢印35に示すように、カバー5が本体3に連結される。コルゲートチューブ2は本体3に位置ずれすることなく仮止め保持されているので、カバー5を本体3に位置決めして連結するだけで、コルゲートチューブ2を本体3ひいては保持具1に本止め保持できる。カバー5を本体3に連結するには、連結片25を本体3の係止部17の連結片係止穴15に位置決めし、カバー5のガイド凹部30を本体3のガイドバー23に合わせて、カバー5全体を本体3に向けて押込むだけでよい。その押込みによって、各連結片25は連結片係止穴15の中を移動し、ガイド凹部30はガイドバー23に沿って移動して、カバー5の下面がコルゲートチューブ2の上面に当接して、コルゲートチューブ2の下面をホルダー部7の底部9に当接させる。連結片25は、係止突部26が係止部17の係止爪18に係合しているので、カバー5の下面がコルゲートチューブ2の上面に当接しコルゲートチューブ2の下面がホルダー部7の底部9に当接した状態で固定され、これが本止め保持状態となり、コルゲートチューブ2は保持具1に確実に保持される。図8において、本止め保持状態においては、カバー5に形成された第2の弾性保持片27が、想像線(鎖線)で示す位置から実線で示す位置にコルゲートチューブ2によって撓められ、先端がコルゲートチューブ2の外面の蛇腹の谷に嵌合する。また、カバー5の端縁の第2の突条29もコルゲートチューブ2の外面の蛇腹の谷に嵌合する。これらによって、コルゲートチューブ2は、保持具1に一層強固に本止め保持される。
実施形態において、2つのホルダー部7が、ベース部19を間にして軸方向に整列して形成されているので、各ホルダー部7にコルゲートチューブ2の端部を保持させることによって、保持具1は、両コルゲートチューブを連結するコネクタとなる。その場合、カバーの押込み位置は、コルゲートチューブ2の直径にあわせて調整できるので、異なる直径のコルゲートチューブを確実に本止め保持できる。従って、異なる直径のコルゲートチューブの端部を相互に簡単に接続することができる。そのため、保持するコルゲートチューブの直径が異なっていても、保持具は同じ形状のもので共用できる。なお、実施形態においては、2つのホルダー部を設けたが、例えば、3つ又はそれ以上のホルダー部を設け、それに対応する数のコルゲートチューブを連結することもできる。
本発明の1実施形態に係る保持具の連結前の状態を仮止め保持前のコルゲートチューブとともに示す斜視図である。 図1の保持具の本体の平面図である。 図2の本体の正面図である。 図2の本体の底面図である。 図2の本体の側面図である。 図2の本体のA−A線断面図であって、コルゲートチューブを仮止め保持した状態で示す断面図である。 図6の円Bの拡大端面図である。 カバーを本体に連結してコルゲートチューブを本止め保持した状態にある保持具の、図6と同様の断面図である。
符号の説明
1 保持具
2 コルゲートチューブ
3 本体
5 カバー
6 コルゲートチューブの端部
7 ホルダー部
9 ホルダー部の底部
10 ホルダー部の壁部
11 (第1の)弾性保持片
13 係合爪
14 突条
15 連結片係止穴
17 係止部
18 係止爪
19 ベース部
21 固定部
22 弾性片
23 ガイドバー
25 連結片
26 係止突部
27 第2の弾性保持片
29 第2の突条
30 ガイド凹部
31 ばね片

Claims (9)

  1. 蛇腹形状のコルゲートチューブの端部を保持する保持具であって、
    前記コルゲートチューブの端部を保持する本体と、該本体とは別体で設けられ、該本体に連結されて、コルゲートチューブの端部を本体から脱落しないように覆うカバーとから構成され、
    前記本体は、コルゲートチューブの前記端部を受け入れて該端部の外周面を支持する形状に形成されたホルダー部を有し、該ホルダー部の内面には、該ホルダー部の端部に向けて軸方向に延びる弾性保持片が形成され、該弾性保持片の先端には、断面L字型の係合爪が形成され、該弾性保持片コルゲートチューブの前記端部の内面に挿入されることにより、該弾性保持片の先端に形成された前記係合爪が該端部の蛇腹の谷に弾性的に係合して該コルゲートチューブを本体に仮止め保持するように形成されており、
    前記カバーは、前記ホルダー部に仮止め保持されたコルゲートチューブ端部を該カバーが覆うように、カバーを前記本体に連結するための連結片を有し、該連結片は、前記本体のホルダー部の前記壁部に形成された連結片係止穴に挿入される細長い脚部として形成されており、該連結片には、前記連結片係止穴に形成された係止爪に係止する係止突部が長手方向に複数段形成されて、前記連結片が前記連結片係止穴に押込まれる位置が、コルゲートチューブの外径の大きさに合わせて調整できる構成であり、前記連結片を利用して前記カバーが前記本体に連結された際、前記弾性保持片の上部付近が前記カバーによって押圧されるようになっており、
    前記本体には、前記ホルダー部の壁部に隣接して該壁部と平行に前記カバーと前記本体の連結方向に沿って立設されたガイドバーが形成されており、前記カバーには、前記ガイドバーを受入れて、カバーが該ガイドバーに沿って移動するように規制するガイド凹部が形成されており、前記ガイドバーは、前記カバーのガイド凹部に対応して凸状に形成されており、前記カバーと本体の連結時に前記ガイドバーの凸部と前記ガイド凹部とを対応させることによって前記連結片が前記本体に連結されるのを滑らかに案内する、ことを特徴とする保持具。
  2. 請求項1に記載の保持具において、前記ホルダー部は、前記コルゲートチューブ端部を保持する底部と該底部から立ち上がる一対の壁部によってU字形状に形成されている、ことを特徴とする保持具。
  3. 請求項2に記載の保持具において、前記底部の端部には、前記コルゲートチューブの前記端部の蛇腹の谷に嵌合する周方向に部分的に延びる第1の突条が形成されている、ことを特徴とする保持具。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の保持具において、前記カバーの端部には、前記カバーが前記本体に連結されて前記ホルダー部に保持された前記コルゲートチューブの端部が前記底部に当接するように押込まれた状態にあるときに、前記コルゲートチューブの端部の蛇腹の谷に嵌合する第2の突条が形成されている、ことを特徴とする保持具。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の保持具において、前記弾性保持片は、前記ホルダー部の底部から前記コルゲートチューブ端部の内面の蛇腹の山の高さに等しいかやや高く立ち上がり且つその高さのままホルダー部端部に向けて延びるように形成されている、ことを特徴とする保持具。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の保持具において、前記カバーには、前記連結方向に沿って前記本体側に延びるばね片が形成されており、前記カバーと前記本体の連結時に、前記カバーのばね片は、前記本体において、該本体の軸方向における中央に位置する、ことを特徴とする保持具。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の保持具において、前記本体には、パネル等の被取付部材に取付けるための固定部が形成されている、ことを特徴とする保持具。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の保持具において、前記カバーには、該カバーが前記本体に連結されて前記ホルダー部に保持されたコルゲートチューブの端部を押込んだ状態にあるとき、該コルゲートチューブ端部の外面の蛇腹の谷に弾性的に嵌合する第2の弾性保持片が形成されている、ことを特徴とする保持具。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載の保持具において、前記本体には、前記ホルダー部が、保持されるコルゲートチューブの軸方向に整列して2個形成されており、一のコルゲートチューブの端部が一方のホルダー部に保持され、別のコルゲートチューブの端部が他方のホルダー部に保持されて、両コルゲートチューブを連結するコネクタとなる、ことを特徴とする保持具。
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