JP4983876B2 - タイヤ騒音低減装置及びそれを備えた空気入りタイヤ - Google Patents

タイヤ騒音低減装置及びそれを備えた空気入りタイヤ Download PDF

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Description

本発明は、空気入りタイヤで発生する空洞共鳴音を低減するための装置及びそれを備えた空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、製造コストの低減と耐久性の向上との両立を可能にしたタイヤ騒音低減装置及びそれを備えた空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤにおいて、騒音を発生させる原因の一つにタイヤ内部に充填された空気の振動による空洞共鳴音がある。この空洞共鳴音は、タイヤを転動させたときにトレッド部が路面の凹凸によって振動し、トレッド部の振動がタイヤ内部の空気を振動させることによって生じるものである。
このような空洞共鳴現象による騒音を低減する手法として、多孔質材料からなる吸音材を空気入りタイヤのトレッド部の内面にその全周にわたって設置することが提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
ここで、多孔質材料からなる吸音材を帯状に加工し、帯状の吸音材を空気入りタイヤのトレッド部の内面に沿って配置した場合、その両端部の少なくとも一方がタイヤ内面と直接接触することになる。例えば、帯状の吸音材の両端部を互いに突き合わせた場合、それら両端部がいずれもタイヤ内面と直接接触し、帯状の吸音材の両端部を互いに重ね合わせた場合、それら両端部の一方がタイヤ内面と直接接触することになる。このように帯状の吸音材の端部がタイヤ内面に接触した状態にあると、タイヤ回転時に吸音材の端部がタイヤ内面と擦れるため、その部分を起点として吸音材が破損し易いという欠点がある。
一方、帯状の吸音材の替わりに、タイヤ周方向の端部を持たない環状の吸音材を形成することが可能であり、この場合、吸音材が破損し難いという利点がある。しかしながら、このような環状の吸音材はタイヤサイズ毎に加工する必要があるので、タイヤ騒音低減装置の製造コストが大幅に増加するという問題がある。
特開昭62−50203号公報 特許第3727024号公報
本発明の目的は、製造コストの低減と耐久性の向上とを両立させることを可能にしたタイヤ騒音低減装置及びそれを備えた空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を解決するための本発明のタイヤ騒音低減装置は、帯状に加工された多孔質材料からなる吸音材を空気入りタイヤのトレッド部の内面にタイヤ周方向に沿って配置するようにしたタイヤ騒音低減装置において、前記吸音材をタイヤ周方向の少なくとも一部で2層以上に積層するように巻回してなる環状体を構成し、該環状体の周上の少なくとも1箇所に該環状体の中心側から径方向外向きに見たときの前記吸音材の内側の層と外側の層とが入れ替わる交差部を設け、前記吸音材の長手方向の両端部を該吸音材の最外側の層よりも内側に配置したことを特徴とするものである。
また、上記目的を解決するための本発明の空気入りタイヤは、上記タイヤ騒音低減装置を空洞部内に備えたことを特徴とするものである。
本発明では、吸音材を空気入りタイヤのトレッド部の内面にタイヤ周方向に沿って延在するように巻回してなる環状体を構成し、該環状体の周上の少なくとも1箇所に吸音材の内側の層と外側の層とが入れ替わる交差部を設け、吸音材の両端部を該吸音材の最外側の層よりも内側に配置したことにより、これら吸音材の両端部がタイヤ内面に対して直接接触しなくなるので、タイヤ内面との擦れによる吸音材の破損が生じ難い。そのため、タイヤ騒音低減装置の耐久性を向上することができる。
しかも、本発明では、タイヤ騒音低減装置に帯状の吸音材を用いているため、それを巻回して得られる環状体の周長を調整することにより、各種のタイヤサイズに適用することができる。そのため、環状に加工された吸音材を用いる場合に比べてタイヤ騒音低減装置の製造コストを大幅に低減することができる。
本発明において、吸音材の交差部に対応する部位には幅方向の寸法を減少させた一対の狭幅部を形成し、交差部において一対の狭幅部を吸音材の幅方向の互いにずれた位置に配置することが好ましい。これにより、交差部において吸音材の内側の層と外側の層との入れ替えを円滑に行うことができる。
一対の狭幅部のうち一方の狭幅部の幅Daと他方の狭幅部の幅Dbは吸音材の最大幅Dに対して0.7≦(Da+Db)/D≦1.0の関係にすることが好ましい。また、一対の狭幅部のうち一方の狭幅部の幅Daと他方の狭幅部の幅Dbは0.8≦Da/Db≦1.2の関係にすることが好ましい。これにより、タイヤ騒音低減装置の耐久性を良好に維持しながら、交差部において吸音材の内側の層と外側の層との入れ替えを円滑に行うことができる。
一対の狭幅部の互いに向かい合う部位には吸音材の長手方向と平行に延びる直線部を設け、該直線部の長さを吸音材の厚さの3倍〜30倍にすることが好ましい。直線部の長さを十分に確保することにより、環状体としての周長の調整範囲を大きくし、共通の吸音材でより多くのタイヤサイズに対応することが可能になる。また、環状体の外周長は空気入りタイヤのトレッド部の最大内周長の85%〜99%にすることが好ましい。これにより、タイヤ騒音低減装置の耐久性の改善効果を高めることができる。
吸音材の積層された複数の層は留め具を用いて互いに固定することができる。この場合、留め具の固定状態での厚さは吸音材の積層された複数の層の総厚さの5%〜95%にすることが好ましい。これにより、タイヤ騒音低減装置の耐久性の改善効果を高めることができる。また、吸音材の積層された複数の層は互いに接着することも可能である。この場合、留め具を用いる場合に比べて加工コストが高くなるものの耐久性は高くなる。
環状体を周上の任意の位置から角度30度ずつ分割したとき、環状体の中心軸を挟んで対向する一対の分割部分の質量差はその重い方の分割部分の質量に対して10%以下にすることが好ましい。これにより、タイヤ騒音低減装置に起因する質量アンバランスを小さくすることができる。
吸音材を構成する多孔質材料の密度は7kg/m3 〜40kg/m3 であり、該多孔質材料の密度(kg/m3 )に対する引裂強さ(N/cm)の比は0.3〜0.9であることが好ましい。これにより、タイヤ騒音低減装置の耐久性の改善効果を高めることができる。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示す斜視断面図である。 本発明の実施形態からなるタイヤ騒音低減装置を示す斜視図である。 図2のタイヤ騒音低減装置に用いる帯状の吸音材を示す平面図である。 本発明の他の実施形態からなるタイヤ騒音低減装置を示す斜視図である。 図4のタイヤ騒音低減装置の要部を示す断面図である。 本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ騒音低減装置を示す斜視図である。 本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ騒音低減装置を示す斜視図である。 本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ騒音低減装置を示す斜視図である。 本発明のタイヤ騒音低減装置における質量分布を説明するための説明図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示し、図2は本発明の実施形態からなるタイヤ騒音低減装置を示し、図3は図2のタイヤ騒音低減装置に用いる帯状の吸音材を示すものである。図1において、空気入りタイヤは、トレッド部1と、左右一対のビード部2と、これらトレッド部1とビード部2とを互いに連接するサイドウォール部3とを備えている。そして、トレッド部1の内面には図2示すタイヤ騒音低減装置4が装着されている。
タイヤ騒音低減装置4は、帯状に加工された多孔質材料からなる吸音材5をタイヤ周方向の少なくとも一部で2層以上に積層するように巻回してなる環状体6から構成されている。吸音材5の多孔質材料としては連続気泡を有するウレタンフォームを用いると良い。また、吸音材5は一体物であることが望ましいが、複数の部材を繋ぎ合わせたものであっても良い。
図2に示すように、環状体6の周上の少なくとも1箇所には吸音材5の内側の層と外側の層とが入れ替わる交差部6Xが設けられている。このようにして巻回された吸音材5の内側の層と外側の層とが交差部6Xを介して入れ替わることにより、吸音材5の長手方向の両端部51,53が吸音材5の最外側の層よりも内側に配置されている。吸音材5の両端部51,53は図示のように互いに離間していても良いが、これら両端部51,53を互いに突き合わせるように配置したり、或いは、両端部51,53を互いに重なるように配置することも可能である。
図3に示すように、吸音材5の交差部6Xに対応する部位には幅方向の寸法を減少させた一対の狭幅部5a,5bが形成されている。つまり、吸音材5は一方の端部51と中央部52との間に狭幅部5aを備え、中央部52と一方の端部53との間に狭幅部5bを備えている。環状体6の交差部6Xにおいて、一対の狭幅部5a,5bは吸音材5の幅方向の互いにずれた位置に配置されている。そのため、吸音材5の内側の層と外側の層とは交差部6Xにおいて互いに干渉することなく円滑に入れ替わることができる。
交差部6Xは、環状体6中に複数箇所設けることも可能であるが、その設置数が偶数であると両端部51,53の一方が吸音材5の最外側の層になってしまう。そのため、環状体6には奇数箇所の交差部6Xを設けるようにする。
上記タイヤ騒音低減装置4においては、吸音材5を巻回してなる環状体6を構成し、該環状体6の周上の少なくとも1箇所に吸音材5の内側の層と外側の層とが入れ替わる交差部6Xを設け、吸音材5の両端部51,53を吸音材5の最外側の層よりも内側に配置するようにしたので、これら吸音材5の両端部51,53がタイヤ内面に対して直接接触しなくなる。その結果、タイヤ内面との擦れによる吸音材5の破損を防止し、タイヤ騒音低減装置4の耐久性を向上することができる。
しかも、タイヤ騒音低減装置4に帯状の吸音材5を用いているため、その吸音材5の巻回状態に基づいて環状体6の周長を適宜調整することができ、各種のタイヤサイズに適用することができる。そのため、環状に加工された吸音材を用いる場合に比べて、タイヤ騒音低減装置4の製造コストを大幅に低減することができる。
上記タイヤ騒音低減装置4において、一方の狭幅部5aの幅Daと他方の狭幅部5bの幅Dbは、吸音材5の最大幅Dに対して、0.7≦(Da+Db)/D≦1.0、より好ましくは、0.75≦(Da+Db)/D≦0.98の関係にすると良い。これにより、タイヤ騒音低減装置4の耐久性を良好に維持しながら、交差部6Xにおいて吸音材5の内側の層と外側の層との入れ替えを円滑に行うことができる。(Da+Db)/Dの値が大き過ぎると、狭幅部5a,5bが互いに当接するため耐久性が低下し、逆に小さ過ぎると吸音材5の強度が局部的に低くなるため耐久性が低下する。
また、一方の狭幅部5aの幅Daと他方の狭幅部5bの幅Dbは、0.8≦Da/Db≦1.2、より好ましくは、Da/Db=1.0の関係にすると良い。これにより、タイヤ騒音低減装置4の耐久性を良好に維持しながら、交差部6Xにおいて吸音材5の内側の層と外側の層との入れ替えを円滑に行うことができる。Da/Dbの値が上記範囲から外れると一対の狭幅部5a,5bの強度差が大きくなるため耐久性が低下する。
図3に示すように、一対の狭幅部5a,5bの互いに向かい合う部位にはそれぞれ吸音材5の長手方向と平行に延びる直線部5La,5Lbを設け、該直線部5La,5Lbの長さLa,Lbを吸音材5の厚さの3倍〜30倍にすると良い。直線部5La,5Lbの長さLa,Lbを十分に確保することにより、環状体6としての周長の調整範囲を大きくし、共通の吸音材5でより多くのタイヤサイズに対応することが可能になる。長さLa,Lbが吸音材5の厚さの3倍未満であると狭幅部5a,5bの変形量が大きくなるため耐久性が低下し、逆に30倍を超えると交差部6Xでの質量不足が大きくなるため質量アンバランスを生じ、また、環状体6の一体性が低下するため耐久性が低下する。
環状体6の外周長は、吸音材5の巻回状態に基づいて調整可能であるが、空気入りタイヤのトレッド部1の最大内周長(タイヤ赤道位置での内周長)の85%〜99%、より好ましくは、90%〜98%にすると良い。これにより、タイヤ騒音低減装置4の耐久性の改善効果を高めることができる。環状体6の外周長が小さ過ぎるとタイヤ回転時にタイヤ騒音低減装置4がタイヤ内で動き易く擦れを生じ易くなるため耐久性が低下し、逆に大き過ぎると吸音材5が過度に圧縮されるため耐久性が低下する。
タイヤ騒音低減装置4において、吸音材5の積層された複数の層は、環状体6の形状安定性を確保し、タイヤ騒音低減装置4の耐久性の改善効果を高めるために、留め具や接着剤等の固定手段を用いて互いに固定することが望ましい。
吸音材5の積層された複数の層を互いに接着する場合、層間の少なくとも一部を接着すれば良い。接着剤としては、化学反応に基づいてウレタンフォーム等の多孔質材料を接着可能な一般的な接着剤のほか、溶融可能な樹脂からなるホットメルト接着剤を使用することができる。吸音材5の積層された複数の層を互いに接着した場合、加工コストが高いものの、耐久性が高いという利点がある。
一方、吸音材5の積層された複数の層を留め具を用いて互いに固定する場合、その留め具として、ハトメ、ステープル、ピン、フック、面ファスナー等を用いることができる。留め具の位置、個数、間隔は吸音材5の耐久性や形状を考慮して適宜選択することができる。また、環状体6の質量バランスを考慮して留め具を設置することが好ましい。吸音材5の積層された複数の層を留め具を用いて互いに固定した場合、加工コストが低いという利点がある。
図4は本発明の他の実施形態からなるタイヤ騒音低減装置を示し、図5は図4のタイヤ騒音低減装置の要部を示すものである。図4及び図5において図2と同一物には同一符号を付してその部分の詳細な説明は省略する。図4では、吸音材5の積層された複数の層がハトメ(筒状リベット)7からなる複数の留め具を用いて互いに固定されている。このように吸音材5の積層された複数の層をハトメ7からなる留め具を用いて互いに固定することにより、タイヤ騒音低減装置4の耐久性を更に高めることができる。
図5に示すように、ハトメ7からなる留め具の固定状態での厚さT1は、吸音材5の積層された複数の層の総厚さT0の5%〜95%、より好ましくは、5%〜80%にすると良い。これにより、留め具がタイヤ内面Sに接触しないようになるため耐久性の点で有利である。厚さT1が大き過ぎると留め具がタイヤ内面Sに接触し易くなり、それが耐久性を低下させる要因となる。
図6〜図8はそれぞれ本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ騒音低減装置を示すものである。図6〜図8において図2と同一物には同一符号を付してその部分の詳細な説明は省略する。図6では、帯状の吸音材5の両端部51,52が円弧状に加工されている。このように吸音材5の両端部51,52は種々の形状に加工することができる。例えば、両端部51,52の直角の角部を斜めに切り落とすような面取り加工を施しても良い。
図7においては、吸音材5の交差部6Xに対応する部位に幅方向の寸法を減少させた一対の狭幅部5a,5bが形成されているが、狭幅部5aは吸音材5の幅方向に分割されて2つの帯部を形成している。そして、狭幅部5aの2つの帯部は吸音材5の幅方向両端部に配置され、狭幅部5bが吸音材5の幅方向中央部に配置されている。つまり、吸音材5には狭幅部5aの2つの帯部間に孔が形成されており、その孔に狭幅部5bが挿入されている。吸音材5が可撓性を有する限りにおいて、このような形態が可能である。
図8においては、吸音材5が狭幅部を有していない。つまり、吸音材5が一定の幅を有する帯材である。吸音材5はタイヤ周方向の少なくとも一部で2層以上に積層するように巻回されて環状体6を構成しているが、単に吸音材5を巻回した場合、両端部51,53の一方が内側の層となり、他方が外側の層となる。そこで、交差部6Xにおいて吸音材5を折り曲げて両端部51,53のうち外側の層となっているものを内側の層となるように折り返すことにより、吸音材5の両端部51,53の双方を吸音材5の最外側の層よりも内側に配置している。このような形態では、吸音材5を環状体6に加工する際の作業性を高めるために、吸音材5の折り曲げ部分に予め折り目を設けておくことが好ましい。
図9は本発明のタイヤ騒音低減装置における質量分布を説明するための説明図である。上述した各実施形態において、タイヤ騒音低減装置の質量分布は周上にて均一であることが好ましい。より具体的には、図9に示すように、環状体6を周上の任意の位置から角度30度ずつ12個の分割部分D1〜D12に分割したとき、環状体6の中心軸Oを挟んで対向する一対の分割部分(例えば、分割部分D1,D7)の質量差はその重い方の分割部分の質量に対して10%以下にすると良い。これにより、タイヤ騒音低減装置4に起因する質量アンバランスを小さくすることができる。
タイヤ騒音低減装置4の質量アンバランスを小さくする手法として、交差部6Xと対向する位置に質量調整領域を設定することができる。例えば、環状体6の交差部6Xでは吸音材5の質量が小さくなるため、それと対向する位置に偏在する質量が交差部6Xでの質量と釣り合うように吸音材5の両端部51,53の長さを調整すると良い。また、質量調整領域において、吸音材5の幅や厚さを減じても良い。留め具を使用する場合、それらの位置、個数、間隔を調整することも有効である。
上述した各実施形態において、吸音材5を構成する多孔質材料の密度は7kg/m3 〜40kg/m3 であると良い。多孔質材料の密度を上記範囲にすることにより、良好な吸音特性を発揮することができる。また、多孔質材料の密度(kg/m3 )に対する引裂強さ(N/cm)の比は0.3〜0.9であると良い。多孔質材料の密度に対する引裂強さの比を上記範囲にすることにより、タイヤ騒音低減装置の耐久性の改善効果を高めることができる。なお、密度はJIS K7222に準拠して測定される見掛け密度であり、引裂強さはJIS K6400−5に準拠して切り込みなしアングル形試験片を用いて測定される引裂強さである。
帯状に加工された多孔質材料からなる吸音材を空気入りタイヤのトレッド部の内面にタイヤ周方向に沿って配置するようにしたタイヤ騒音低減装置において、吸音材をタイヤ周方向の少なくとも一部で2層に積層するように巻回してなる環状体を構成し、該環状体の周上の1箇所に吸音材の内側の層と外側の層とが入れ替わる交差部を設け、吸音材の長手方向の両端部を該吸音材の最外側の層よりも内側に配置すると共に、環状体の構造、吸音材の層間固定手段、多孔質材料の密度、多孔質材料の密度に対する引裂強さの比を表1のように設定した実施例1〜6のタイヤ騒音低減装置を製作した。
これら実施例1〜6において、環状体の外周長は空気入りタイヤのトレッド部の最大内周長の95%にした。図2及び図4の構成について、(Da+Db)/D=0.95、Da/Db=1.0とした。
比較のため、帯状に加工された多孔質材料からなる吸音材をタイヤ周方向に沿って2周巻回してなる環状体を構成し、吸音材の一方の端部をタイヤ内面に対して接触する位置に配置した従来例のタイヤ騒音低減装置を製作した。
これら従来例及び実施例1〜6のタイヤ騒音低減装置をそれぞれタイヤサイズ215/60R16の空気入りタイヤに装着し、その空気入りタイヤをリムサイズ16×6.5Jのホイールに組付けて直径1701mmのドラムを備えたドラム試験機に装着し、空気圧210kPa、荷重4.0N、速度81km/hの条件で走行試験を実施し、吸音材が損傷するまでの走行距離を測定した。評価結果は、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど耐久性が優れていることを意味する。
この表1から判るように、実施例1〜6のタイヤ騒音低減装置はいずれも従来例に比べて耐久性が優れていた。勿論、これら実施例1〜6のタイヤ騒音低減装置は、帯状の吸音材を巻回して得られる環状体の周長を調整することで各種のタイヤサイズに適用可能であるため、汎用性があり、低コストで提供することが可能である。
1 トレッド部
2 ビード部
3 サイドウォール部
4 タイヤ騒音低減装置
5 吸音材
5a,5b 狭幅部
6 環状体
6X 交差部
7 ハトメ(留め具)

Claims (12)

  1. 帯状に加工された多孔質材料からなる吸音材を空気入りタイヤのトレッド部の内面にタイヤ周方向に沿って配置するようにしたタイヤ騒音低減装置において、前記吸音材をタイヤ周方向の少なくとも一部で2層以上に積層するように巻回してなる環状体を構成し、該環状体の周上の少なくとも1箇所に該環状体の中心側から径方向外向きに見たときの前記吸音材の内側の層と外側の層とが入れ替わる交差部を設け、前記吸音材の長手方向の両端部を該吸音材の最外側の層よりも内側に配置したことを特徴とするタイヤ騒音低減装置。
  2. 前記吸音材の前記交差部に対応する部位に幅方向の寸法を減少させた一対の狭幅部を形成し、前記交差部において前記一対の狭幅部を前記吸音材の幅方向の互いにずれた位置に配置したことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ騒音低減装置。
  3. 前記一対の狭幅部のうち一方の狭幅部の幅Daと他方の狭幅部の幅Dbを前記吸音材の最大幅Dに対して0.7≦(Da+Db)/D≦1.0の関係にしたことを特徴とする請求項2に記載のタイヤ騒音低減装置。
  4. 前記一対の狭幅部のうち一方の狭幅部の幅Daと他方の狭幅部の幅Dbを0.8≦Da/Db≦1.2の関係にしたことを特徴とする請求項3に記載のタイヤ騒音低減装置。
  5. 前記一対の狭幅部の互いに向かい合う部位に前記吸音材の長手方向と平行に延びる直線部を設け、該直線部の長さを前記吸音材の厚さの3倍〜30倍にしたことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のタイヤ騒音低減装置。
  6. 前記環状体の外周長を前記空気入りタイヤのトレッド部の最大内周長の85%〜99%にしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のタイヤ騒音低減装置。
  7. 前記吸音材の積層された複数の層を留め具を用いて互いに固定したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のタイヤ騒音低減装置。
  8. 前記留め具の固定状態での厚さを前記吸音材の積層された複数の層の総厚さの5%〜95%にしたことを特徴とする請求項7に記載のタイヤ騒音低減装置。
  9. 前記吸音材の積層された複数の層を互いに接着したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のタイヤ騒音低減装置。
  10. 前記環状体を周上の任意の位置から角度30度ずつ分割したとき、前記環状体の中心軸を挟んで対向する一対の分割部分の質量差をその重い方の分割部分の質量に対して10%以下にしたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のタイヤ騒音低減装置。
  11. 前記吸音材を構成する多孔質材料の密度が7kg/m3 〜40kg/m3 であり、該多孔質材料の密度(kg/m3 )に対する引裂強さ(N/cm)の比が0.3〜0.9であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のタイヤ騒音低減装置。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載のタイヤ騒音低減装置を空洞部内に備えたことを特徴とする空気入りタイヤ。
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