JP4953630B2 - スパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明はスパークプラグに関する。更に詳しくは、高い耐久性を発揮するスパークプラグに関する。
一般的なスパークプラグとして、電極(中心電極又は外側電極)本体の先端に貴金属チップ(以下、チップとも言う)を溶接して長寿命化させたものが知られている。このようなスパークプラグでは、電極本体にニッケルを主成分とするニッケル合金が通常使用されているが、ニッケルを主成分とする電極本体に単純にチップを溶接しただけでは、使用時にチップが電極本体から剥離し、耐久性が低下するおそれがある。このため、チップにもニッケルを含有させて剥離を抑制する技術が下記特許文献1において開示されている。また、下記特許文献2では、チップをニッケル含有量が少ない部分とニッケル含有量が多い部分との2層構造のものとし、ニッケル含有量が多い部分を電極本体に溶接する技術が開示されている。
特開昭58−26480号公報 特開昭61−135081号公報
ところで、近年、従来に比べて、より過酷な使用条件においても電極消耗を抑える(耐消耗性)性能がスパークプラグに要求されている。この要求に対しては、上記特許文献1及び上記特許文献2に開示されているように、チップ中のニッケルの含有量を調整するだけでは対処できなくなりつつある。
つまり、チップの剥離を防止するだけの目的であれば、チップに電極本体の主成分であるニッケルを多く含有させることで解決する。しかし、チップにニッケルの含有量が多くなるに従い、チップの融点の低下等を生じ、チップの耐消耗性が低下する傾向にある。このため、より過酷な使用条件では、十分な耐久性を得ることが困難な場合があることが分かった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、チップのニッケル含有量を増加させることなく、チップの剥離を防止しつつ、且つ、十分な耐消耗性を得ることができるスパークプラグを提供することを目的とする。
そこで、本発明者らは、チップの剥離を防止できるよう外側電極の電極本体部を構成する電極材料を見直した。その結果、後述するように電極本体部を構成する成分がチップへ移行する量及びその際の成分バランス等を考慮して、チップの剥離を防止しつつ、且つ十分な耐消耗性を得ることができる電極本体部が存在することを知見し、これに基づき本発明を完成させた。
即ち、本発明は、以下に示す通りである。
(1)電極本体部及び該電極本体部に接合されたチップを備える外側電極と、火花放電ギャップを介して該チップと対向する中心電極と、を具備するスパークプラグにおいて、
上記電極本体部は、Crを13〜18質量%、Cを0.03〜0.08質量%、Moを2〜3質量%、Niを68質量%以上、かつ、Si、Al、Mn及びTiを合計で0.75質量%以下含むニッケル合金からなり、
上記チップは、Niを4質量%以下含有する白金合金からなることを特徴とするスパークプラグ。
(2)Si、Al、Mn及びTiの各元素の含有量が0.35質量%以下であることを特徴とする上記(1)に記載のスパークプラグ。
(3)上記ニッケル合金の硬度が185〜220Hvであることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のスパークプラグ。
(4)上記ニッケル合金は、900℃での引張強さが120MPaより大きいことを特徴とする上記(1)乃至(3)の何れか一項に記載のスパークプラグ。
(5)上記外側電極は、負極として用いられることを特徴とする上記(1)乃至(4)の何れか一項に記載のスパークプラグ。
本発明のスパークプラグによれば、過酷な条件で使用される場合であってもチップの剥離を防止しつつ、且つ十分な耐消耗性を得ることができる。
また、ニッケル合金の硬度が所定範囲にある場合は、加工性、特に冷間加工性に優れるため、高い精度で外側電極の加工及び位置合わせを行うことができ、結果的に高いチップの剥離を防止しつつ、且つ十分な耐消耗性を得ることができる。
さらに、本発明者らは、近年要求されている使用条件のなかでも、スパークプラグの外側電極を負極側で用いる場合、熱サイクル条件によっては、従来の仕様ではチップの剥離のおそれがあることが分かった。
火花放電による電極消耗は負極側の方が多いため、負極用電極の方が各種特性はより高い耐消耗性を備えるように調整される必要がある。従来のスパークプラグでは中心電極が負極側となり、外側電極が正極側となるのが当たり前であったため、中心電極には十分な考慮が成されている。しかし、近年、複数の気筒のうち、一部の気筒は、従来通りに中心電極に負電源が接続されるが、他の気筒では、外側電極に負電源が接続される等のシステムが開発されている。即ち、スパークプラグは取り付ける気筒によって外側電極を負極側として用いる場合があり、従来想定されていたよりも過酷な条件で使用される場合が生じている。しかし、本発明のスパークプラグを用いることで、チップの剥離を防止しつつ、かつ十分な耐消耗性を得ることができる。
[図1]本発明品(実施例1)の外側電極のチップ周辺の断面を20倍に拡大した説明図である。
[図2]比較例品(比較例9)の外側電極のチップ周辺の断面を20倍に拡大した説明図である。
[図3]図1(実施例1)内の四角範囲を400倍に拡大して示した説明図である。
[図4]図2(比較例9)内の四角範囲を400倍に拡大して示した説明図である。
[図5]実施例1の外側電極の判断面の一部を400倍に拡大して示した説明図である。
[図6]比較例9の外側電極の一部を400倍に拡大して示した説明図である。
[図7]本発明のスパークプラグの一例を模式的に示す一部断面図である。
[図8]本発明のスパークプラグの電極近傍の一例を拡大して示す説明図である。
[図9]本発明のスパークプラグの電極近傍の他例を拡大して示す説明図である。
[図10]本発明のスパークプラグの更に他例の電極近傍を拡大して示す説明図である。
[図11]実施例でチップの残存率の測定を行う際のスパークプラグを説明する説明図である。
符号の説明
100;スパークプラグ、10;外側電極、11;外側電極の電極本体部、12;外側電極チップ、20;中心電極、21;中心電極チップ、221及び222;導電性ガラス、23;抵抗体、24;端子電極、30;補助電極、40;絶縁碍子、50;主体金具、51;内燃機関取付用ネジ部、52;加締め部、611及び612;シール材、62;タルク、P1;中心電極の先端面、P2;中心電極の側面、P3;半断面。
本発明について、以下詳細に説明する。
[1]スパークプラグ
(1)電極材料(ニッケル合金及び白金合金)
本発明のスパークプラグは、外側電極の電極本体部が、Crが13〜18質量%、Cが0.03〜0.08質量%、Moが1〜3.5質量%、Niが68質量%以上であるニッケル合金からなる。
上記「ニッケル合金」は、外側電極の電極本体部を構成する。ニッケル合金中に含有される元素のうち、上記「Cr」は、電極本体部に酸化膜を形成させることができる。このCrの含有量は、13〜18質量%(好ましくは15〜17質量%)である。13質量%未満であるとCrを含有する効果が得られ難く、耐酸化性が低下し、使用時に次第に電極本体部とチップとの界面から酸化が進行し易くなる傾向にある。このため、チップが電極本体部から剥離し易くなる。一方、18質量%を超えると、電極本体部が硬くなり加工性が低下する傾向にある。また、熱伝導率が過度に低下し、電極本体部からの十分な熱引きが得られないためにチップの温度も上昇し易くなり耐消耗性(例えば、実施例に示す残存率等)が低下することとなる。尚、Crの含有量は、波長分散型X線分光器を用いた電子プローブマイクロアナライザー分析(以下、単に「WDS分析」という)によるものである。
また、上記「C」は、電極本体部の高温強度を向上させることができ、熱応力によるチップの剥離防止に対して有効である。このCの含有量は、0.03〜0.08質量%(好ましくは0.04〜0.07質量%)である。0.03質量%未満であるとCを含有することによる高温強度向上の効果が得られ難くなる傾向にある。一方、0.08質量%を超えると電極本体部が硬くなり、加工性(特に冷間加工性)が低下する傾向にある。尚、Cの含有量は、赤外線吸収分析によるものである。
更に、上記「Mo」は、電極本体部の高温強度及び耐高温酸化性を向上させることができる。このMoの含有量は、2〜3質量%である。質量%未満であるとMoを含有することによる高温強度向上の効果(熱応力によるチップの剥離を防止)が得られ難くなる傾向にある。また、チップ内部へニッケル合金を構成する成分が十分に拡散されず、溶接によってチップを接合する場合の接合強度を十分に確保できなくなる傾向にある。一方、質量%を超えるとニッケル合金が硬くなり、加工性(特に冷間加工性)が低下する傾向にある。尚、Moの含有量は、WDS分析によるものである。
更に、上記「Ni」は、このニッケル合金の主成分となるものであり、68質量%以上(好ましくは72質量%以上、82質量%以下)含有されるものである。尚、Niの含有量は、WDS分析によるものである。
また、電極本体部におけるSi、Al、Mn及びTiの合計含有量が0.75質量%以下である。通常、脱酸剤の残滓であるこれらの元素を含有すると、接合時にチップとニッケル合金との界面で塑性変形しない酸化物を形成する。また、使用中にも保護性酸化被膜内においてこの酸化物が形成される。これは熱応力によりチップが剥離する原因となっていると考えられる。これらの合計含有量が0.75質量%を越えると他元素による耐酸化性の効果が得られ難くなる傾向にあり、使用時に次第に電極本体部とチップとの界面から酸化が進行し、チップが電極本体部から剥離し易くなる。更に、これらのSi、Al、Mn及びTi各々の含有量が0.35質量%以下であることが好ましい。尚、これらのSi、Al、Mn及びTiの含有量は、原子吸光分析によるものである。
このニッケル合金には、上記のNi、Cr、C、Mo、Si、Al、Mn及びTi以外にも他の元素が含有されていてもよい。他の元素としてはFeが挙げられる。Feは、ニッケル合金を加工製造するうえで添加効果のある元素である。Feの含有量は特に限定されないが、5〜12質量%(より好ましくは6〜10質量%)とすることが好ましい。この範囲であればFeを含有する効果、特に十分な高温強度を得ることができる。尚、Feの含有量は、WDS分析によるものである。
また、他の元素としてはNb、Ta及びW等も挙げられる。
これら他の元素の含有量は、合計で2質量%以下(0質量%を含まない)とすることが好ましい。2質量%を超えると本発明において必要とされるニッケル合金としての性能が十分に発揮され難くなるためである。
これら他の元素(Fe、Nb、Ta及びW等)は1種のみが含有されてもよく、2種以上が含有されてもよい。
また、このニッケル合金は、上記の組成範囲において、25℃における硬度が185〜220Hv(より好ましくは200〜220Hv)である。この範囲であれば、溶接による接合強度が特に高く得られ、また、加工性(特に冷間加工性)にも特に優れるため、精度よい外側電極が形成できる。従って、結果的に得られるスパークプラグはチップの剥離を防止しつつ、且つ十分な耐消耗性を得ることができる。
さらに、このニッケル合金は、上記の組成範囲において、900℃での引張強さが125MPa以上であることが好ましい。この範囲であれば、得られる外側電極がチップの剥離を防止しつつ、かつ十分な耐消耗性を得ることができる。
一方、チップは、Niの含有量が4質量%以下含有されている白金合金からなる。Niは前述のようにその含有により、電極本体部を構成するニッケル合金との接合性を向上することができるからである。4質量%を越えると、チップの耐熱性が低下しがちであり、十分な耐消耗性が得られない場合があるため好ましくない。尚、Niの含有量は、WDS分析によるものである。
また、この白金合金には、通常、pt及びNi以外にも他の元素を含有する。他の貴金属元素としては、各種貴金族元素(Ir、Ru及びRh等)が挙げられる。これらの他の元素は1種のみが含有されてもよく、2種以上が含有されてもよい。また、これら他の元素の含有量は、合計で40質量%以下(0質量%を含まない)とすることが好ましい。40質量%を超えると本発明において必要とされる白金合金としての性能が十分に発揮され難くなるためである。
これら他の元素のなかでもIrは、Ptと全率固溶し、Pt合金の融点を上げるという効果が得られる。このIrの含有量は特に限定されないが、5〜30質量%(より好ましくは10〜25質量%)とすることが好ましい。この範囲であればIrを含有する効果を十分に得ることができると共に、良好な加工性を得られる。尚、Irの含有量は、WDS分析によるものである。
また、この白金合金は、上記の組成範囲において、25℃における硬度が200〜500Hv(より好ましくは250〜400Hv)であることが好ましい。この範囲であれば、溶接による接合強度が特に高く得られるからである。
このように電極本体部を構成する所定のニッケル合金の場合に、チップの剥離が防止され、且つ十分な耐消耗性が得られる。この原因は、特にMoを所定量含有することはあると考えられる。電極本体部を構成するニッケル合金の成分は、使用中高温になると拡散係数が大きくなり、チップを構成する白金合金内へ次第に拡散されることが観察される。Moはその原子半径が大きく、しかもNiに固溶するため、ニッケル合金の格子にひずみを生じさせ、添加元素の拡散スピードを更に上げていると考えられる。
また、同時にこの拡散状態が変わることで、電極本体部とチップとの界面に差違を生じることも観察された。その差違とは、主にMoが十分に含有されない場合は、使用時に電極本体部とチップとの界面で熱応力によって次第に隙間を生じチップの剥離に至ることが分かった(図2、図4及び図6参照)。一方、Moを所定範囲で含有する場合には、チップ内(例えば、電極本体部とチップとの界面からチップ方向に20〜30μm近傍)に粒界割れ(多数の微細な割れ)を生じ、その後は、大きな変化を生じることなく、チップの剥離が認められなかった(図1、図3及び図5参照)。従って、Moが各添加元素の拡散スピードを上げることでこの粒界割れが形成されて、熱応力をうまく吸収していることが本発明品においてチップの剥離が防止されている一因として考えることができる。
この粒界割れの大きさ及び数等は特に限定されないが、通常、その長さは10〜50μm程度であり、50μm四方に約1〜5本程度が認められることで、十分にチップの剥離を防止できる。
(2)電極近傍の構造
本発明のスパークプラグは、電極本体部及び電極本体部に接合された貴金属チップを備える外側電極と、この貴金属チップとの間に火花放電ギャップを介してこれと対向する中心電極と、を具備する。
上記「外側電極」は、ニッケル合金からなる電極本体部(11)と、白金合金からなるチップ(12)とを備える。この外側電極(10)は、1つのみ(例えば、図7及び図8)を備えてもよく、2つ以上(例えば、図9)を備えてもよい。更には、図10のように、本発明の外側電極(10)を1つ備え、別の材料からなる補助電極(30)を備えてもよい。
上記「電極本体部」は、チップ(12)を支持する部分であり、通常、後述する主体金具(50)(図7〜10参照)から延設されている。尚、電極本体部と主体金具とは別体形成された後に接合されていてもよく、一体的に形成されていてもよい。
上記「チップ」は、外側電極(10)の電極本体部(11)の先端部に中心電極(20)と対向して配置されている。チップ(12)は、1つの本体部に対して1ヶ所のみを有してもよく、2ヶ所以上を有してもよい。また、このチップ(12)は、中心電極(20)と火花放電ギャップ(G)を介して対向されている。上記「対向」とは、中心電極(後述する中心電極チップ(21)を有する場合には中心電極チップ)とチップ(外側電極チップ)との間を空間(火花放電ギャップ)以外を介することなく仮想直線で結ぶことができる位置関係にあることを意味する。換言すれば、中心電極及びチップ各々の表面でいずれの位置においても、その間に配置された異物に阻まれて直接的に仮想直線で結ぶことがでもできない位置関係にある場合を除く意味である。この配置関係が除かれれば、相互の位置関係は特に限定されず、例えば、図8に示すようにチップは中心電極の先端面(P1)と対向(少なくとも一部で対面)されてもよく、図9に示すように中心電極の側面(P2)と対向(少なくとも一部で対面)されてもよい。
このチップ(外側電極チップ)の形状は特に限定されず、円板形状、直方体形状及び立方体形状等とすることができる。また、その大きさは、内燃機関の仕様により適宜のものとすることが好ましいが、最も大きな面の表面積(最も広い中心電極に対向している面)が0.5mm以上(上限は特に限定されないが3mm以下程度)であることが好ましい。また、その厚さは特に限定されないが、耐消耗性の観点から0.2mm以上(上限は特に限定されないが0.6mm以下程度)であることが好ましい。
上記「火花放電ギャップ」は、中心電極(21)とチップ(12)との間に隔てられている空間である。この火花放電ギャップ(G)の間隔は、内燃機関の仕様等により適宜とすることが好ましいが、通常、0.5〜1.5mm程度である。
上記「中心電極」は、耐熱性金属等からなる一体物とすることができるが、通常は、外側電極(10)と同様にその先端部に貴金属を主成分とするチップ(21)(以下、外側電極のチップと区別するために「中心電極チップ」という)を備える。中心電極チップの形状は特に限定されず、円柱形状、四角柱形状、立方体形状、円板形状及び直方体形状等とすることができる。また、この中心電極チップを構成する材料は、電極チップとしての機能を発揮できればよく、特に限定されないが、通常、貴金属を主成分とする。なかでも、Ir及びPtを主成分とすることが好ましい。Irを主成分とするイリジウム合金としては、Ir以外にRh、Pt、Ru及びNi等のうちの1種又は2種以上を含有するものが挙げられる。更に、Ptを主成分とする白金合金としては、前記外側電極のチップを構成する白金合金と同様のものを用いることができる。
(3)スパークプラグの構造
本発明のスパークプラグは、これまでに述べた上記電極近傍の構造を有すること以外、その構造は特に限定されず、公知の構造を適宜採用することができる。即ち、例えば、図7に示すように、絶縁碍子(40)の貫通孔内に、中心電極(20)及び端子電極(24)等を備えることができる。また、この絶縁碍子(40)の外周には炭素鋼(JIS−G3507)等により形成された主体金具(50)を備えることができる。この主体金具(50)からは前述のように外側電極(10)を延設することができる。
(4)スパークプラグの使用
本発明のスパークプラグの使用については特に限定されない。即ち、スパーク時の極性等についても特に限定されない。従って、従来と同様に、外側電極を接地電極(正極)のみとして使用することができる。しかし、本発明のスパークプラグは、特に、この外側電極を負極側として用いる場合に、特にその性能(耐剥離性、耐消耗性等)を発揮できる。
例えば、外側電極を負極として使用し、400時間に渡って回転数5000rpmを保持し、外側電極のチップ(12)の最高温度が950℃に達する場合であっても、外側電極チップ部は剥離することなく、後述する残存率を50%以上(更には60%以上、特に65%以上)に保持することができる。
以下、実施例及び図を用いて本発明を更に詳しく説明する。
[1]スパークプラグの評価
(1)スパークプラグの製造
先端に白金合金からなるチップがレーザー溶接されてなる中心電極(20)、導電性ガラス(221)、抵抗体(23)、導電性ガラス(222)及び端子電極(24)の各々がこの順に絶縁碍子(40)の貫通孔内に組み付けられた組立体を用意した。この組立体を外周に内燃機関取付ネジ部(51)が螺刻された筒状の主体金具(50)内に挿通し、パッキング材を介して係止した。その後、パッキング材(611及び612)及びタルク(62)を介して主体金具(50)の後端部の加締め部(52)を加締めて、主体金具(50)内に組立体を固定した。
次いで、断面が1.6m×2.8mmの矩形に成形された外側電極(10)の電極本体部(11)となる下記表1に示す各ニッケル合金からなる棒状体の一端面を、主体金具(50)の環状端面に電気抵抗溶接により接合した。その後、主体金具(50)に接合された電極本体部(11)の他端に下記表1に示す各白金合金からなる直径1.0mm、高さ0.5mmのチップを電気抵抗溶接により接合した。この電気抵抗溶接は、34kg/cmで加圧しながら、60Hzの交流を用いて電流値900Aにて、10サイクル通電して行った。その後、外側電極チップ(12)と中心電極チップ(21)とが対向するように外側電極の本体部(11)を曲げ加工機により曲げて、火花放電ギャップ(G)を成形してスパークプラグ(100)を得た。
Figure 0004953630
表中の「*」は本発明外であることを示す。
(2)冷間加工性の評価
上記(1)において火花放電ギャップを形成する際に、外側電極(10)の電極本体部(11)となる棒状体を曲げ加工により塑性変形させた後に、下記式により算出されるばらつき(Cp)を用いて下記基準により評価し、その結果を表2に示した。また、この評価では各実施例及び比較例共に30本のスパークプラグを用いて行った。
ばらつき(Cp)=図面公差/(6×標準偏差)
評価基準: Cp≧1.67のスパークプラグ ・・・「○」
1.33≦Cp<1.67のスパークプラグ・・・「△」
Cp<1.33のスパークプラグ ・・・「×」
Figure 0004953630
(3)外側電極チップ部の溶接強度評価
上記(2)の冷間加工性を評価した後、火花放電ギャップを0.9mmに調整した。その後、4気筒の2.0リットルのガソリンエンジンに各スパークプラグを取り付けて下記耐久試験を施した後、外側電極チップ部の溶接強度を下記の基準により評価し、表2に併記した。耐久試験は、回転数を5000rpmに1分間保持した後、アイドリングを1分間行うサイクルを200時間に渡って各スパークプラグに対して行った。また、スパークプラグへ電力を供給する電源には負電極を用いた。即ち、外側電極は正電極として機能させた。尚、外側電極チップ部(12)における最高温度は950℃(5000rpm時)であり、最低温度は400°C(アイドリング時)であった。
評価基準:チップ(12)が残っているスパークプラグ ・・・「○」
チップ(12)の一部が剥離したスパークプラグ・・・「△」
チップ(12)が完全に剥離したスパークプラグ・・・「×」
(4)耐久試験後のチップ部の残存量評価
上記(2)の冷間加工性を評価した後、火花放電ギャップを0.9mmに調整した。次いで、6気筒の2.0リットルのガソリンエンジンに各スパークプラグを取り付けて下記耐久試験を施した。その後、外側電極を図11に示すようにチップ部が略半裁される半断面(P3)が表れるように切断し、表れたチップ(12)の断面積を算出した。次いで、耐久前におけるチップ部断面積(0.39mm)に対する残存率「S」を算出し、このSについて下記の基準により評価し、表2に併記した。耐久試験は、回転数を5000rpmに保持して400時間に渡って各スパークプラグに対して行った。また、スパークプラグへ電力を供給する電源には正電極を用いた。即ち、外側電極は負電極として機能させた。尚、中心電極チップ部(21)における最高温度は850℃であり、外側電極チップ部(12)における最高温度は950℃であった。
判定基準: S≧65%のスパークプラグ ・・・「○」
50%≦S<65%のスパークプラグ・・・「△」
S<50%のスパークプラグ ・・・「×」
(5)本体部とチップ部との界面の評価
上記(3)による外側電極チップの溶接強度評価と同じ耐久試験を50時間に渡って表1の実施例1のスパークプラグ及び比較例9のスパークプラグに対して課した。その後、各スパークプラグの外側電極を上記(4)におけると同様の半断面が表れるように切断した。次いで、酸溶液内で半断面表面の電極本体部を電解エッチングして、外側電極の電極本体部(11)と外側電極のチップ(12)との境界を視認できるようにした。その後、このエッチング後の半断面を各々20倍に拡大して得られた画像による説明図を図1(実施例1)及び図2(比較例9)に示した。また、各図1及び図2内の四角枠で囲まれた部分を400倍まで拡大した画像による説明図を各々図3(実施例1)及び図4(比較例9)に示した。
(6)実施例の効果
表1及び表2より、比較例1は、Crの含有量が下限値未満であるため、溶接強度試験においてチップ部の剥離が認められた。比較例2は、Crの含有量が上限値を超えるため、冷間加工性が低下し、放電ギャップのばらつきが大きくなった。また、熱伝導率が低下するために残存率の低下が認められた。比較例3は、Cの含有量が下限値未満であるため、高温強度向上の効果が得られず、溶接強度試験においてチップ部の剥離が認められた。比較例4は、Cの含有量が上限値を超えるため、冷間加工性が低下し、放電ギャップのばらつきが大きくなった。比較例5は、Moの含有量が下限値未満であるため、溶接強度試験においてチップ部の剥離が認められた。比較例6は、Moの含有量が上限値を超えるため、冷間加工性が低下し、放電ギャップのばらつきが大きくなった。比較例7は、Si、Al、Mn及びTiの合計含有量が上限値を超えるため、耐酸化性の効果が得られず、溶接強度試験においてチップ部の剥離が認められた。比較例8は、チップ部にNiの含有量が上限値を超える白金合金を用いたため、溶接強度は十分に得られたが、チップ部の残存率が低下した。比較例9は、Moが含有されず、Si、Al、Mn及びTiの合計含有量が上限値を超えるため、耐酸化性の効果が得られず、溶接強度試験においてチップ部の剥離が認められた。比較例10は、チップ部にNiの含有量が上限値を超える白金合金を用いたため、溶接強度は十分に得られたが、チップ部の残存率が低下した。尚、比較例9及び比較例10で用いたニッケル合金は、インコネル(登録商標)であり、従来多用されているものである。
上記の各比較例に対して、実施例1〜は、本体部として用いるニッケル合金及びチップ部として用いる白金合金のいずれもが本発明の範囲内であるために、溶接強度、残存量及び冷間加工性共にバランスのよい優れた結果となった。実施例4では、硬度が220Hvを超えるために、冷間加工性が多少低下し、僅かなばらつきが認められたが、使用できる範囲である。また、実施例5は、硬度が185Hv未満であるために、溶接強度に多少の低下が認められたが、使用上は問題が無い程度である。実施例1〜3、6、7は、硬度が好ましい範囲内にあるため、チップの剥離を防止でき、且つ十分な耐消耗性を得ることができた。更に、優れた加工性が得られた。そして、実施例1〜は、900℃での引張強さが125MPa以上であるため、チップの剥離を防止しつつ、かつ十分な耐消耗性を得ることができる。
一方、図1〜図6は剥離具合を視認するための説明図である。図5は、実施例1の外側電極の判断面の一部を400倍に拡大して示した説明図である。また、図6は、比較例9の外側電極の一部を400倍に拡大して示した説明図である。これらの説明図から分かるように、図5では粒界割れ(S1)が認められる。一方、図6では剥離(S2)が認められる。しかし、これらの説明図からは外側電極の電極本体部(11)と外側電極のチップ(12)との境界は視認できないため、前述のようにエッチングを行った。その結果、図1〜図4に示すようにその境界が視認できるものとなる。
図2より、比較例9では、電極本体部(11)からチップ(12)が浮き上がっていることが分かる。これに対して、図1より、本発明品である実施例1のスパークプラグでは電極本体部(11)とチップ(12)とがしっかりと接合されていることが分かる。尚、図1における黒帯状域は、その成分に起因してエッチング時にオーバーエッチングされた境域であり、図5からも分かるとおり剥離ではない。また、図3より、電極本体部(11)とチップ(12)との界面を観察すると、図4では認められないチップ(12)内の粒界割れ(2ヶ所)が認められることが分かる。この粒界割れ(S1)は、境界(本体部とチップ部との)に認められるものではなく、チップ部(12)内に認められるものである。これに対して、図4では電極本体部(11)とチップ(12)との境界に剥離によるスケール部(空隙部分)が認められる。これらの結果、及び比較例9では、溶接強度試験においてチップが剥離していることを考慮すると、この図3に認められる粒界割れ(S1)は、チップ(12)の剥離を防止している要因と考えることができる。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2004年1月27日出願の日本特許出願(特願2004−019015)、に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
本発明はスパークプラグ関連分野において広く利用できる。即ち、レジスタープラグ、多極型プラグ及び農林業機械用プラグ等として利用できる。また、GHPプラグ及びガスエンジン用プラグ等として利用できる。

Claims (5)

  1. 電極本体部及び該電極本体部に接合されたチップを備える外側電極と、火花放電ギャップを介して該チップと対向する中心電極と、を具備するスパークプラグにおいて、
    上記電極本体部は、Crを13〜18質量%、Cを0.03〜0.08質量%、Moを2〜3質量%、Niを68質量%以上、かつ、Si、Al、Mn及びTiを合計で0.75質量%以下含むニッケル合金からなり、
    上記チップは、Niを4質量%以下含有する白金合金からなることを特徴とするスパークプラグ。
  2. Si、Al、Mn及びTiの各元素の含有量が0.35質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグ。
  3. 上記ニッケル合金の硬度が185〜220Hvであることを特徴とする請求項1又は2に記載のスパークプラグ。
  4. 上記ニッケル合金は、900℃での引張強さが120MPaより大きいことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のスパークプラグ。
  5. 上記外側電極は、負極として用いられることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のスパークプラグ。
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