JP2005063705A - スパークプラグ - Google Patents

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Shinichi Hiramatsu
伸一 平松
Masahiro Ishikawa
雅啓 石川
Yoshihiro Matsubara
佳弘 松原
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Abstract

【課題】接地電極の腐食、消耗及び起き上がりを防止し、スパークプラグの長寿命化を実現する。
【解決手段】内部に熱伝導性に優れた金属芯材11Dを備えた接地電極11は、その長手方向に直交する断面が略長方形に形成され、側面視略「逆への字」形状に形成され、その一端部11Aを主体金具5のねじ部5Bの先端部5Dに2つ以上の溶接方法を組み合わせた溶接方法で溶接されている。この接地電極11は、他端部11Bの内面11Eを中心電極2の先端面2Bと平行に所定間隙を開けて折り曲げられている。この折り曲げ角は、接地電極11の中心電極2側の内周面の曲率の最大部分での接線11Fと、中心電極2の先端面2Bの平面2Bを水平に延設した仮想平面2Cとの交差角の内、小さい角θ1が0〜45度に成っている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関用のスパークプラグに関し、詳細には、接地電極が表面金属層よりも熱伝導性に優れた金属芯材を備えたスパークプラグに関する。
【0002】
【従来技術】
従来、内燃機関には点火のためのスパークプラグが用いられているが、内燃機関の高出力化、高効率化、長時間の連続運転等により、スパークプラグの接地電極に対する熱負荷が増大し、接地電極が消耗し易くなってきている。この問題を解決するために、接地電極の温度低減を目的として、内部に当該接地電極の表面金属層よりも熱伝導性に優れた金属を埋設した複合接地電極を備えたスパークプラグが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載のスパークプラグでは、角棒状に形成された接地電極の芯材としてNiを主成分とした合金を用い、当該芯材をCuで被覆し、その外側の表面金属層をNiを主成分とした合金で被覆した3層構造としている。そして、この接地電極は、略L字型に折り曲げられて、その先端部が中心電極と対向するように形成されている。このスパークプラグでは、接地電極の内部にCuで被覆した接地電極を設けているので接地電極の温度が低減し耐消耗性に優れるという面で非常に効果がある。また、芯材をNiを主成分とした合金とすることで折り曲げられた接地電極が、熱負荷により中心電極から離間する方向に移動する現象(以下「起き上がり」という。)が発生するのを抑制し、火花放電間隙が広がってしまうのを抑制した。火花放電間隙が広がってしまうと、火花放電が起きなくなり、失火の原因となる。
【0003】
【特許文献1】
特許第3337698号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の特許文献1に記載のスパークプラグでは、接地電極の表面金属層をNiを主成分とした合金で被覆しているので、高負荷で長時間運転される内燃機関(ガスエンジン等)に当該スパークプラグが使用されると、熱負荷により電極が消耗して耐久性能が十分でない虞があった。また、接地電極を略L字状に折り曲げているので、高負荷で長時間運転される内燃機関に当該スパークプラグが使用されると、抑制されていた起き上がりが発生して中心電極と接地電極との間の火花放電間隙が広がってしまう虞があった。
【0005】
そこで、特開平5−74549号公報のように筒状の主体金具の先端部に一端部が接合され他端部が中心電極に対向するように当該主体金具の先端部から斜めに延設された接地電極を備えたスパークプラグも提案されている。このスパークプラグでは、接地電極の折損防止のために、芯材にNi、Ni合金、Cu、又はCu合金が用いられ、その芯材を覆う表面金属層に貴金属であるPt、Pd、Ir又はこれらの合金が用いられている。このスパークプラグは、接地電極の耐熱性及び耐消耗性に優れている。また、接地電極が主体金具から斜めに延設されているので起き上がりが発生せず、火花放電間隙が広がってしまうのを抑制できる。
【0006】
しかしながら、このスパークプラグでは、接地電極が主体金具の先端部から中心電極の先端部に向けて斜めに延設されているので、接地電極と対向する側の中心電極の先端部の角と接地電極との間で火花放電が行われ、当該中心電極の先端部の角が偏消耗してしまうという問題点があった。
【0007】
また、接地電極の消耗の抑制、長寿命化を目的として接地電極のすべてを貴金属を主成分とした合金から構成することもできるが、この場合には熱負荷の非常に厳しいエンジン条件下で長時間使用されると、接地電極の加熱により接地電極に異常な腐食が生じるという問題点があった。特に、火花放電間隙が狭い構造のスパークプラグの場合には、この腐食によって接地電極と中心電極との間にブリッジが生じるという問題点があった。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、接地電極の耐熱性を向上させて接地電極の腐食、消耗を防止しつつ起き上がりや中心電極の先端部の偏消耗も抑制でき、スパークプラグの長寿命化を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上記の課題を解決するために請求項1に記載の発明のスパークプラグは、軸線方向に貫通した貫通孔に中心電極が挿設された絶縁碍子と、当該絶縁碍子を保持する主体金具と、当該主体金具の先端部に一端部が接合され他端部が前記中心電極に対向する接地電極とを備え、前記接地電極の他端部の内面と前記中心電極の先端部との間に火花放電間隙を形成したスパークプラグであって、前記接地電極の表面を覆う貴金属又はその合金からなる表面金属層と、前記接地電極の内部に設けられ前記表面金属層より熱伝導性に優れた金属芯材と、前記中心電極の前記先端部に、当該中心電極の軸線方向と直交する方向に形成された平面からなる火花放電面とを備え、当該火花放電面と前記内面とは平行に形成され、前記接地電極の前記中心電極側の内周面の曲率の最大部分での接線と、前記内面を水平に延設した仮想平面との交差角の内、小さい角が0〜45度であることを特徴とする。
【0010】
この構成の発明では、接地電極の表面を貴金属又はその合金からなる表面金属層で覆っているので接地電極の耐消耗性を高めることができる。また、接地電極の内部に表面金属層より熱伝導性に優れた金属芯材を埋設しているので、接地電極から主体金具への放熱が促進され、接地電極の加熱を防止でき、耐消耗性に効果がある。また、接地電極の腐食を防止することもできる。さらに、中心電極の軸線方向と直交する方向に形成された平面からなる火花放電面と接地電極の他端部の内面とは平行に形成され、接地電極の中心電極側の内周面の曲率の最大部分での接線と、前記内面を水平に延設した仮想平面との交差角の内、小さい角が0〜45度であるので、接地電極の折り曲げ角度が従来よりも大きくなく、熱負荷の大きいエンジン条件下で長時間使用されても、接地電極の起き上がりが生じない。また、火花放電面と接地電極の内面とは平行になっているので、火花放電により、中心電極の先端部角が偏消耗することがない。従って、接地電極の耐熱性を向上し、接地電極の腐食、消耗を防止しつつ起き上がりや中心電極の先端部の偏消耗も抑制でき、スパークプラグの長寿命化を図ることができる。
【0011】
また、請求項2に記載の発明のスパークプラグは、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記貴金属は、Pt,Ir,Rh,W,Ru,Reの少なくとも一つであることを特徴とする。
【0012】
この構成の発明では、請求項1に記載の発明の作用・効果に加えて、接地電極の表面をPt,Ir,Rh,W,Ru,Re又はその合金からなる表面金属層で覆っているので、接地電極の消耗を防止できる。
【0013】
また、請求項3に記載の発明のスパークプラグは、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、前記金属芯材は、Cu,Ni,Fe,Au,Ag又はその合金の少なくとも一つから構成されていることを特徴とする。
【0014】
この構成の発明では、請求項1又は2に記載の発明の作用・効果に加えて、接地電極の金属芯材は、Cu,Ni,Fe,Au,Ag又はその合金の少なくとも一つから構成されているので、接地電極から主体金具への放熱が促進され、接地電極の加熱を防止でき、耐消耗性に効果がある。又、接地電極の腐食も防止できる。なお、金属芯材は、表面金属層よりも熱伝導率の優れたものを使用する。
【0015】
また、請求項4に記載の発明のスパークプラグは、請求項1乃至3の何れかに記載の発明の構成に加えて、前記接地電極は、前記金属芯材内に設けられ前記金属芯材と異なる金属からなる内部金属材を有し、前記金属芯材は前記内部金属材及び前記表面金属層よりも熱伝導性に優れることを特徴とする。
【0016】
この構成の発明では、請求項1乃至3の何れかに記載の発明の作用・効果に加えて、接地電極の金属芯材の中に、当該金属芯材と異なる金属からなる内部金属材を有し、金属芯材は内部金属材及び表面金属層よりも熱伝導性に優れた金属を用いているので、金属芯材が表面金属層よりも熱伝導性に優れる金属のみから構成されたものに比べて、金属芯材の中に、熱膨張率が当該金属芯材よりも表面金属層を構成する金属に近いもの又は表面金属層を構成する金属と同じものが設けられているので、金属芯材と表面金属層の熱膨張率の違いによる接地電極の起き上がりを効果的に防止できる。
【0017】
また、請求項5に記載の発明のスパークプラグは、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の構成に加えて、前記主体金具への前記接地電極の接合面に前記金属芯材が存在しないことを特徴とする。
【0018】
この構成の発明では、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の作用・効果に加えて、主体金具への接地電極の接合面に金属芯材が存在しないので、接地電極を主体金具へ溶接するときに接合面での溶接温度の低下を招くことなく、接地電極の主体金具への接合強度を高めることができる。また、接地電極の主体金具への接合強度が高いので、製造工程で接地電極を屈曲させたときに、接地電極と主体金具との接合箇所に亀裂による隙間が生じることを防止できる。
【0019】
また、請求項6に記載の発明のスパークプラグは、請求項1乃至5の何れかに記載の発明の構成に加えて、前記接合面と、前記金属芯材を前記接合面に延設した仮想平面に投影した正射影像とは重ならないことを特徴とする。
【0020】
この構成の発明では、請求項1乃至5の何れかに記載の発明の作用・効果に加えて、接合面と、金属芯材を接合面に延設した仮想平面に投影した正射影像とは重ならない、即ち、接地電極と主体金具の接合面近傍に金属芯材が無いので、接地電極と主体金具との溶接時に接合面の溶接温度が低下することなく、接合面の強度の低下を防止できる。
【0021】
また、請求項7に記載の発明のスパークプラグは、請求項1乃至6の何れかに記載の発明の構成に加えて、前記金属芯材を前記火花放電面を水平に延設した仮想平面に投影した正射影像が前記火花放電面に少なくとも一部重なっていることを特徴とする。
【0022】
この構成の発明では、請求項1乃至6の何れかに記載の発明の作用・効果に加えて、金属芯材を火花放電面を水平に延設した仮想平面に投影した正射影像が火花放電面に少なくとも一部重なっている、即ち、熱伝導性に優れた金属芯材を接地電極の火花放電部まで封入しているので、接地電極の先端部の温度低減を図ることができる。
【0023】
また、請求項8に記載の発明のスパークプラグは、請求項1乃至7の何れかに記載の発明の構成に加えて、前記接地電極と前記主体金具とは、抵抗溶接、レーザー溶接、アーク溶接のうち少なくとも2つ以上の溶接方法により接合されていることを特徴とする。
【0024】
この構成の発明では、請求項1乃至7の何れかに記載の発明の作用・効果に加えて、接地電極と記主体金具とは、抵抗溶接、レーザー溶接、アーク溶接のうち少なくとも2つ以上の溶接方法により接合されているので、接合強度が低い貴金属を使用した場合でも、接地電極と記主体金具との接合強度を高めることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の形態の内燃機関用のスパークプラグ100について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態のスパークプラグ100の部分断面図である。図1に示すように、スパークプラグ100は、概略、絶縁体を構成する絶縁碍子1と、絶縁碍子1の長手方向略中央部に設けられ当該絶縁碍子1を保持する主体金具5と、絶縁碍子1内に軸線方向に保持された中心電極2と、主体金具5の先端部5Dに一端部を溶接され、他端部を中心電極2の先端面2Bに対向する接地電極11と、中心電極2の上端部に設けられた端子金具4とから構成されている。
【0026】
次に、このスパークプラグ100の絶縁体を構成する絶縁碍子1について説明する。絶縁碍子1は、周知のようにアルミナ等を焼成して形成されており、その後端部(図1に於ける上部)には、沿面距離を稼ぐためのコルゲーション1Aが形成されている。また、絶縁碍子1の先端部(図1に於ける下部)には、内燃機関の燃焼室に曝される脚長部1Bが設けられている。さらに、絶縁碍子1の軸中心には中心貫通孔1Cが形成され、この中心貫通孔1Cには、インコネル(商標名)600又は601等のニッケル系合金等からなる電極母材2Aを少なくとも表層部に有する中心電極2が保持されている。この中心電極2の先端面2Bは、絶縁碍子1の先端面から突出しており、この先端面2Bは、中心電極2の軸線方向と直交する平面に形成されている。また、中心電極2は中心貫通孔1Cの内部に設けられたシール体12、セラミック抵抗3を経由して上方の端子金具4に電気的に接続され、端子金具4には高圧ケーブル(図示外)がプラグキャップ(図示外)を介して接続され高電圧が印加されるようになっている。
【0027】
次に、主体金具5について説明する。図1に示すように、主体金具5は、絶縁碍子1を保持し、図示外の内燃機関にスパークプラグ100を固定するためのものである。絶縁碍子1は主体金具5に囲まれて支持されている。主体金具5は低炭素鋼材で形成され、図示外のスパークプラグレンチが嵌合する工具係合部である六角部5Aと、図示外の内燃機関の気筒の上部に螺合するねじ部5Bとを備えている。このねじ部5Bの規格の一例としては、M14等が用いられる。主体金具5は、かしめ部5Cをかしめることにより、段部53に絶縁硝子1が板パッキン8を介して支持されて主体金具5と絶縁碍子1とが一体にされる。かしめによる密閉を完全なものとするため、主体金具5と絶縁碍子1との間に環状のリング部材6,7が介在され、リング部材6,7の間にはタルク(滑石)9の粉末が充填されている。また、主体金具5の中央部には、鍔部51が形成され、ねじ部5Bの後端(図1に於ける上部)、即ち、鍔部51の座面52にはガスケット10が嵌挿されている。尚、六角部5Aの対辺寸法は、一例として16mmであり、主体金具5の座面52から先端部5Dまでの長さは、一例として19mmである。
【0028】
また、ねじ部5Bの先端部5Dには、自身の長手方向と直交する横断面が略長方形であり、屈曲された角棒状の外形を呈する接地電極11が溶接により接合されている。尚、接地電極11の構造の詳細は後述する。この接地電極11は中心電極2の先端面2Bと軸方向に対向し、中心電極2と接地電極11との対向面の隙間が火花放電間隙を形成している。
【0029】
次に、図2乃至図4を参照して、接地電極11の構造を説明する。図2は、第1の実施の形態のスパークプラグ100の接地電極11の近傍の部分断面図であり、図3は、第2の実施の形態のスパークプラグ100の接地電極11の部分断面図であり、図4は、第1の実施の形態の接地電極11の斜視図である。図2及び図4に示すように、接地電極11は、その長手方向に直交する側面が略長方形に形成され、側面視略「逆への字」形状に折り曲げられて形成されている。また、この接地電極11は、その一端部11Aをねじ部5Bの先端部5Dに溶接されている。この溶接には、抵抗溶接、レーザー溶接、アーク溶接のうち少なくとも2つ以上の溶接方法を組み合わせた溶接が行われる。例えば、抵抗溶接を行った後に、レーザー溶接の一例であるヤグレーザーによる溶接を行う。また、抵抗溶接を行った後に、アーク溶接を行っても良い。さらに、レーザー溶接を行った後にアーク溶接を行っても良い。また、抵抗溶接を行った後に、レーザー溶接の一例であるヤグレーザーによる溶接を行い、さらに、アーク溶接を行っても良い。
【0030】
上記の方法で溶接された接地電極11は、図2に示すように、他端部11Bの内面11Eを中心電極2の先端面2Bと平行に所定間隙を開けて折り曲げられている。この折り曲げ角は、接地電極11の中心電極2側の内周面の曲率の最大部分での接線11Fと、中心電極2の先端面2Bの平面を水平に延設した仮想平面2Cとの交差角の内、小さい角θ1が0〜45度に成るようにしている。尚、小さい角θ1が0度となる場合は、図3に示す第2の実施の形態のように、真っ直ぐな角棒状の接地電極11の一端部11Aが主体金具5のねじ部5Bの先端部5Dから凸設されている電極保持部5Gのスパークプラグ100の長手方向の端面(図3に於ける下面)に溶接され、当該接地電極11がスパークプラグ100の長手方向と直交する方向に延設されている場合である。即ち、中心電極2の先端面2Bと接地電極11全体とが平行になっている。尚、この小さい角θ1を0〜45度に形成している理由については後述する。
【0031】
次に、接地電極11の構造の詳細について説明する。図2に示すように、接地電極11の外周部は、貴金属又はその合金からなる表面金属層11Cから構成されている。この表面金属層11Cを構成する金属の一例としては、本実施の形態では、耐消耗性に優れたPt−Ir合金を用いている。また、この表面金属層11Cとしては、Pt,Ir,Rh,W,Ru,Re等の貴金属の少なくとも一つ又は、これらの合金の少なくとも一つを用いても良い。表面金属層11Cにこれらの貴金属及びその合金を用いるのは、耐消耗性を高めるためである。
【0032】
また、接地電極11の内部には、その長手方向に沿って、接地電極11の熱を主体金具5に放熱するための金属芯材11Dが埋設され、この金属芯材11Dは、接地電極11と主体金具5のねじ部5Bの先端部5Dとの接合面5Eには露出しないように接地電極11の内部に埋設されている。即ち、当該接合面5Eには、金属芯材11Dが存在しないようになっている。また、接合面5Eと、金属芯材11Dを接合面5Eに延設した仮想平面5Fに投影した正射影像とは重ならないようになっている。即ち、図2において、金属芯材11Dが、接合面5Eの垂直方向の仮想領域に存在しないようになっている。さらに、金属芯材11Dを中心電極2の先端面2Bを水平に延設した仮想平面2Cに投影した正射影像が中心電極2の先端面2Bに少なくとも一部重なっており、好ましくは、全部重なっている。
【0033】
次に、金属芯材11Dの材質について説明する。金属芯材11Dの材質は、表面金属層11Cよりも熱伝導性に優れるものが使用されている。具体的には、Cu,Ni,Fe,Au,Ag又はその合金の少なくとも一つの内、表面金属層11Cに用いられるの金属よりも熱伝導性に優れるものを選択して用いる。以下、表面金属層11Cに用いられる貴金属のPt,Ir,Rh,W,Ru,Reと、金属芯材11Dに用いられるCu,Ni,Fe,Au,Agの熱伝導率について表1を参照して説明する。
【0034】
【表1】
Figure 2005063705
表1に示すように、Ptの熱伝導率は、71.4(W/m・K)であり、Irの熱伝導率は、146(W/m・K)であり、Rhの熱伝導率は、150(W/m・K)であり、Wの熱伝導率は、178(W/m・K)であり、Ruの熱伝導率は、117(W/m・K)であり、Reの熱伝導率は、47.9(W/m・K)であり、Cuの熱伝導率は、398(W/m・K)であり、Niの熱伝導率は、90.5(W/m・K)であり、Feの熱伝導率は、80.3(W/m・K)であり、Auの熱伝導率は、315(W/m・K)であり、Agの熱伝導率は、427(W/m・K)である。
【0035】
例えば、表面金属層11CにPt合金を使用した場合には、Ptより熱伝導率の高い(熱伝導性に優れる)Cu,Ag,Au,Ni,Feを金属芯材11Dとして使用する。又、表面金属層にIr合金を使用した場合には、Irよりも熱伝導率の高いCu,Au,Agを金属芯材として使用する。このCu製の金属芯材11Dにより、接地電極11の熱を主体金具5に伝導する所謂「熱引き」が向上し、接地電極11の加熱が防止できる。又、接地電極の異常な腐食を抑制することもできる。
【0036】
[実施例1]次に、図2、図4及び図5を参照して、接地電極11の中心電極2側の内周面の曲率の最大部分での接線11Fと、中心電極2の先端面2Bの平面2Bを水平に延設した仮想平面2Cとの交差角の内、小さい角θ1が0〜45度に成るようにしている理由について説明する。図5は、実施例1の接地電極11の余角θ1の角度と起き上がり量を示すグラフである。
【0037】
発明者は、接地電極11の折曲角度である余角θ1をどの範囲に定めたら接地電極11を高温に晒した場合にも接地電極11の起き上がり量が少なくなるかを調べる試験を行った。この試験では、実施例1として、図2に示す第1の実施の形態及び図3に示す第2の実施の形態の構成を有するスパークプラグ100の接地電極11を、図4に示すように、幅2.2mm、厚さ1.0mm、長さ9mmとして、金属芯材11DをCuとし、表面金属層11CをPt−Ir合金から構成した。この構成の接地電極11の余角θ1を0度、15度、30度、45度、60度と変化させて、起き上がり量を各角度で各々2回測定する試験を行った。
余角θ1が0度の場合は第2の実施の形態の構成を有するスパークプラグ100を用い、他は、第1の実施の形態の構成を有するスパークプラグ100を用いた。試験の条件は、実施例1のプラグを2.0Lの6気筒エンジンに装着して、5000rpmの全開(スロットル100%)を1分とアイドリング1分とを交互に繰り返し、合計で100時間エンジンを運転した。このときに接地電極11の外側の温度は950℃であった。そして、試験前の接地電極11の先端部の位置に対して、試験後の接地電極11の先端部の位置を比較し、接地電極11の他端部11Bが中心電極2の先端面2Bから離間する方向へ移動する量である「起き上がり量」を測定した。
【0038】
尚、図5に示すグラフでは、余角θ1の各角度での起き上がり量の測定値の平均によりグラフを描いた。図5に示すように、接地電極11の余角θ1が0度の場合には、起き上がり量の平均が、0mmであり、接地電極11の余角θ1が15度の場合には、起き上がり量の平均が、0.005mmであり、接地電極11の余角θ1が30度の場合には、起き上がり量の平均が、0.010mmであり、接地電極11の余角θ1が45度の場合には、起き上がり量の平均が、0.015mmであり、接地電極11の余角θ1が60度の場合には、起き上がり量の平均が、0.09mmである。この結果から、接地電極11の余角θ1が0〜45度の場合には、接地電極11の起き上がり量は、0.015mm以下で問題とならないが、接地電極11の余角θ1が60度の場合には、接地電極11の起き上がり量が、0.09mmにもなり、火花放電間隙が広がってしまい、火花放電が弱くなったり、火花放電が起きなくなったりして、失火の原因となる。従って、上記の試験の結果により、接地電極11の余角θ1は、0〜45度の範囲が良いことが判明した。
【0039】
次に、図6を参照して、上記の実施例1のスパークプラグ100を用いて、行った耐久試験の結果を説明する。図6は、実施例1のスパークプラグ100、比較例1のスパークプラグ(図示外)及び比較例2のスパークプラグ(図示外)を用いて行った耐久試験の結果を示すグラフである。比較例1のスパークプラグは、Ni合金の接地電極の先端部に貴金属チップを溶接したものであり、他の構造は実施例1のスパークプラグ100と同様である。また、比較例2のスパークプラグは、接地電極全てを貴金属とし、他の構造は実施例1のスパークプラグ100と同様である。実施例1のスパークプラグ100、比較例1のスパークプラグ及び比較例2のスパークプラグを発電機用24Lの6気筒エンジンに装着して耐久試験を行った。
【0040】
図6に示すように、耐久試験の結果、比較例1のスパークプラグは約250時間で接地電極の貴金属チップが剥離した。また、比較例2のスパークプラグは、約300時間で接地電極が腐食した。これに対して、実施例1のスパークプラグ100では、1000時間でも接地電極に問題が生じなかった。
【0041】
以上説明したように、本実施の形態のスパークプラグ100では、接地電極11の表面金属層11Cを貴金属又は貴金属の合金とし、接地電極11の内部に表面金属層11Cよりも熱伝導性の高い金属芯材11Dを埋設しているので、接地電極11から主体金具5への放熱性を高めて、接地電極11が加熱により腐食するのを防止できる。また、接地電極11の中心電極2側の内周面の曲率の最大部分での接線11Fと、中心電極2の先端面2Bの平面を水平に延設した仮想平面2Cとの交差角の内、小さい角θ1を0〜45度としているので、熱膨張率の異なる複数の金属から構成された接地電極11が高温に長時間晒された場合に接地電極11が中心電極2の先端面2Bから離間する方向へ移動する起き上がりが生じにくくなる。
【0042】
尚、本発明は、上記の第1の実施の形態に限られず、各種の変形が可能である。以下、図7及び図8を参照して、第3及び第4の実施の形態のスパークプラグ100の接地電極11について説明する。図7は、第3の実施の形態のスパークプラグ100の接地電極11の部分断面図であり、図8は、第4の実施の形態のスパークプラグ100の接地電極11の部分断面図である。尚、第3及び第4の実施の形態のスパークプラグ100の主要構造は、第1の実施の形態のスパークプラグ100と同じであり、異なる点は、接地電極11の構造と接地電極11と主体金具5の先端部5Dとの取付け構造である。従って、以下の第1の実施の形態のスパークプラグ100と同じ点の説明は省略し、異なる点を説明する。
【0043】
まず、図7を参照して、第3の実施の形態のスパークプラグ100の接地電極11の構造を説明する。図7に示すように、第3の実施の形態の接地電極11は、真っ直ぐな角棒状に形成され、その一端部11Aを主体金具5の先端部5Dからスパークプラグ100の軸線方向と平行に凸設された電極保持部5Gの中心電極2側の側面に溶接されている。従って、接地電極11は、主体金具5の先端部5Dから凸設された電極保持部5Gの中心電極2に対向する側面からスパークプラグ100の長手方向と直交する方向に延設され、接地電極11の他端部11Bの内面11Eが中心電極2の先端面2Bと所定の間隙を開けて対向する状態となっている。
【0044】
この接地電極11の表面も、第1の実施の形態と同様に、貴金属又はその合金からなる表面金属層11Cから構成され、この接地電極11の内部には、表面金属層11Cよりも熱伝導性に優れる金属又はその合金から成る金属芯材11Dが埋設されている。そして、金属芯材11Dは、接地電極11と主体金具5のねじ部5Bの先端部5Dとの接合面5Eには露出してない、即ち、当該接合面5Eには、金属芯材11Dが存在しないようになっている。また、この第3の実施の形態では、接地電極11の余角θ1は、0度となっている。
【0045】
次に、図8を参照して、第4の実施の形態のスパークプラグ100の接地電極11の構造を説明する。図8に示すように、第4の実施の形態のスパークプラグ100の接地電極11の外観形状は、第1の実施の形態の接地電極11と同様であり、主体金具5の先端部5Dへの取り付け構造も同様である。第4の実施の形態のスパークプラグ100の接地電極11が第1の実施の形態と異なるのは、接地電極11の内部の構造である。具体的には、第4の実施の形態のスパークプラグ100の接地電極11は、内部から内部金属層11G、金属芯材11D、表面金属層11Cの三層構造となっている。まず、接地電極11の外周部は、第1の実施の形態と同様に、貴金属又はその合金からなる表面金属層11Cから構成されている。この表面金属層11Cを構成する金属の一例としては、Pt−Ir合金を用いる。また、この表面金属層11Cとしては、Pt,Ir,Rh,W,Ru,Re等の貴金属の少なくとも一つ又は、これらの合金の少なくとも一つを用いても良い。
【0046】
次に、この第4の実施の形態のスパークプラグ100の接地電極11の金属芯材11Dについて説明する。接地電極11の内部には、第1の実施の形態の接地電極11と同様に、金属芯材11Dが接地電極11の長手方向に沿って埋設されている。この金属芯材11Dも第1の実施の形態と同様に、接地電極11と主体金具5のねじ部5Bの先端部5Dとの接合面5Eには露出してない、即ち、当該接合面5Eには、金属芯材11Dが存在しないようになっている。また、接合面5Eと、金属芯材11Dを接合面5Eに延設した仮想平面5Fに投影した正射影像とは重ならないようになっている。即ち、図8において、金属芯材11Dが、接合面5Eの垂直方向の仮想領域に存在しないようになっている。さらに、金属芯材11Dを中心電極2の先端面2Bを水平に延設した仮想平面2Cに投影した正射影像が中心電極2の先端面2Bに少なくとも一部重なり、好ましくは、全部重なっている。
【0047】
第4の実施の形態のスパークプラグ100の接地電極11の金属芯材11Dの材質は、第1の実施の形態と同様に、表面金属層11Cよりも熱伝導性に優れるものを使用する。具体的には、Cu,Ni,Fe,Au,Ag又はその合金の少なくとも一つの内、用いられる表面金属層11Cの金属よりも熱伝導性に優れるものを選択して用いる。
【0048】
次に、内部金属層11Gについて説明する。この内部金属層11Gは、図8に示すように、金属芯材11Dの内部に設けられ、この内部金属層11Gは、金属芯材11Dとは異なる金属から構成されている。そして、金属芯材11Dの方が、内部金属層11Gよりも熱伝導性に優れている。内部金属層11Gに用いる金属の一例としては、貴金属のPt,Ir,Rh,W,Ru,Re又はこれらの合金を用いることができる。
【0049】
この第4の実施の形態のように、接地電極11を、内部から内部金属層、金属芯材、表面金属層の三層構造とし、前記金属芯材は内部金属層及び表面金属層よりも熱伝導性に優れる金属を用いることにより、接地電極11から主体金具5への放熱効果を高める共に、熱伝導性の高い(良い)金属芯材と熱伝導性の低い(悪い)表面金属層との組み合わせによる熱膨張率の違いによる接地電極11の起き上がりを、金属芯材よりも熱伝導性の低い、即ち、熱膨張率が表面金属層と同じ又は近い内部金属層により食い止めることができる。
【0050】
次に、金属芯材11Dの長さを短くした場合の例を図9及び図10を参照して説明する。図9は、第5の実施の形態のスパークプラグ100の接地電極11の部分断面図であり、図10は、第6の実施の形態のスパークプラグ100の接地電極11の部分断面図である。尚、第5の実施の形態のスパークプラグ100の主要構造は、第1の実施の形態とスパークプラグ100と同じであり、異なる点は、接地電極11の金属芯材11Dの長さである。また、第6の実施の形態のスパークプラグ100の主要構造は、第2の実施の形態とスパークプラグ100と同じであり、異なる点は、接地電極11の金属芯材11Dの長さである。従って、以下の異なる点を説明する。
【0051】
図9及び図10に示すように、第5及び第6の実施の形態の接地電極11の金属芯材11Dは、必ずしも接地電極11の他端部11B側の内部まで延設されている必要はなく、金属芯材11Dを中心電極2の先端面2Bを水平に延設した仮想平面2Cに投影した正射影像が中心電極2の先端面2Bに少なくとも一部重なっている状態で有ればよい。この構成の接地電極11でも熱を主体金具5に逃がして、接地電極11の加熱を防止できる。又、接地電極11の接合面5Eと、金属芯材11Dを接合面5Eに延設した仮想平面5Fに投影した正射影像とが必ずしも重ならなければならない必要はなく図9、図10のように一部が重なっているものでも良い。このようなものであっても接地電極の熱を主体金具に逃がして、接地電極11の加熱を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態のスパークプラグ100の部分断面図である。
【図2】図2は、第1の実施の形態のスパークプラグ100の接地電極11の近傍の部分断面図である。
【図3】図3は、第2の実施の形態のスパークプラグ100の接地電極11の近傍の部分断面図である。
【図4】図4は、実施例1の接地電極11の斜視図である。
【図5】図5は、実施例1の接地電極11の余角θ1の角度と起き上がり量を示すグラフである。
【図6】図6は、実施例1のスパークプラグ100、比較例1及び比較例2を用いて行った耐久試験の結果を示すグラフである。
【図7】図7は、第3の実施の形態のスパークプラグ100の接地電極11の近傍の部分断面図である。
【図8】図8は、第4の実施の形態のスパークプラグ100の接地電極11の近傍の部分断面図である。
【図9】図9は、第5の実施の形態のスパークプラグ100の接地電極11の近傍の部分断面図である。
【図10】図10は、第6の実施の形態のスパークプラグ100の接地電極11の近傍の部分断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁碍子
2 中心電極
2B 先端面
4 端子金具
5 主体金具
5A 六角部
5B ねじ部
5D 先端部
5E 接合面
5G 電極保持部
11 接地電極
11A 一端部
11B 他端部
11C 表面金属層(第3層)
11D 金属芯材(第2層)
11E 内面
11G 内部金属層(第1層)
100 スパークプラグ

Claims (8)

  1. 軸線方向に貫通した貫通孔に中心電極が挿設された絶縁碍子と、当該絶縁碍子を保持する主体金具と、当該主体金具の先端部に一端部が接合され他端部が前記中心電極に対向する接地電極とを備え、前記接地電極の他端部の内面と前記中心電極の先端部との間に火花放電間隙を形成したスパークプラグであって、
    前記接地電極の表面を覆う貴金属又はその合金からなる表面金属層と、
    前記接地電極の内部に設けられ前記表面金属層より熱伝導性に優れた金属芯材と、
    前記中心電極の前記先端部に、当該中心電極の軸線方向と直交する方向に形成された平面からなる火花放電面とを備え、
    当該火花放電面と前記内面とは平行に形成され、
    前記接地電極の前記中心電極側の内周面の曲率の最大部分での接線と、前記内面を水平に延設した仮想平面との交差角の内、小さい角が0〜45度であることを特徴とするスパークプラグ。
  2. 前記貴金属は、Pt,Ir,Rh,W,Ru,Reの少なくとも一つであることを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグ。
  3. 前記金属芯材は、Cu,Ni,Fe,Au,Ag又はその合金の少なくとも一つから構成されてていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスパークプラグ。
  4. 前記接地電極は、前記金属芯材内に設けられ前記金属芯材と異なる金属からなる内部金属材を有し、
    前記金属芯材は前記内部金属材及び前記表面金属層よりも熱伝導性に優れることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のスパークプラグ。
  5. 前記主体金具への前記接地電極の接合面に前記金属芯材が存在しないことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のスパークプラグ。
  6. 前記接合面と、前記金属芯材を前記接合面に延設した仮想平面に投影した正射影像とは重ならないことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のスパークプラグ。
  7. 前記金属芯材を前記火花放電面を水平に延設した仮想平面に投影した正射影像が前記火花放電面に少なくとも一部重なっていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のスパークプラグ。
  8. 前記接地電極と前記主体金具とは、抵抗溶接、レーザー溶接、アーク溶接のうち少なくとも2つ以上の溶接方法により接合されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のスパークプラグ。
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