JP4435646B2 - スパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明は内燃機関の着火用に使用されるスパークプラグに関する。
自動車エンジン等の内燃機関の着火用に使用されるスパークプラグは、電極の先端にPtやIr等を主体とする貴金属チップを溶接したタイプのものが多数提案されている。これは、スパークプラグの着火性向上のために、スパークプラグの発火部を燃焼室内部に突出させるようになっているため、発火部が高温に曝されるからである。
ところで最近は、エンジンヘッドの構造は複雑化する傾向にあり、スパークプラグが取付けられるバルブ周辺のスペースも減少している。そのため、スパークプラグの主体金具の取付ねじ部の外径を12mm以下にした小型のスパークプラグの需要が増えてきている。このように、主体金具の内径が縮小すると、絶縁体から突出した中心電極側面と主体金具内面との距離が従来のスパークプラグよりもが小さくなり、中心電極と主体金具との間で飛火する、いわゆる横飛びが発生しやすくなる問題がある。このような横飛びが発生すると、火花放電ギャップで火花放電が発生せず、着火性に影響が出る。そこで、このような横飛びを防止するためにさまざまな提案がなされている。
特開2000−243535
特許文献1のスパークプラグでは、高融点の貴金属チップで発火部を構成することで、中心電極の細径化による中心電極の熱引きが多少悪くなっても、発火部の消耗がそれほど進行しないことを見出した。そこで、中心電極を細径化することで中心電極側面と主体金具内面との距離を十分に確保し、横飛びの発生を低減していた。
しかしながら、最近の内燃機関では、更なる高出力化や燃費向上の目的で、燃焼室内が高温、高圧され、また希薄な燃料にて着火させる必要性が出てきた。ところが、この傾向に対して特許文献1のスパークプラグでは、横飛びを十分に解消することができない虞があった。
本発明の課題は、貴金属チップを発火部に使用した、取付ねじ部の外径が12mm以下のスパークプラグにおいて、横飛び防止を図り、小型でしかも着火性の優れたスパークプラグを提供することにある。
本発明のスパークプラグは、軸線方向に軸孔を有する絶縁体と、
該絶縁体の軸孔の先端側に自身の先端を突出するように配設され、純Niまたは85wt%以上のNiを含有するNi合金からなる電極母材と、該電極母材の先端に固着された貴金属チップとからなる中心電極と、
前記絶縁体の周囲を取り囲む主体金具と、
一端が該主体金具に接合され、他端部が前記貴金属チップと対向し、前記貴金属チップとの間に火花放電ギャップを形成する接地電極とを備え、
前記絶縁体の先端が前記主体金具の先端から突出するか、または前記主体金具の先端を含む仮想平面上に位置し、
前記主体金具の先端外径をM、前記主体金具の先端内径をD1、前記絶縁体の先端を含む仮想平面上における前記中心電極の外径をD2、前記主体金具の先端面を含む仮想平面上における前記絶縁体の外径をD3としたときに、
M≦10.1mm
0.5mm≦D2<1.4mm
D1/D2≧3.5
2.22≦D1/D3<3.33
D3≧D2+0.1mm
である。
主体金具の先端外径Mが10.1mm以下(ねじ径M12に相当する)のスパークプラグの場合、中心電極側面と主体金具内面との間の距離が、従来のスパークプラグ(先端外径Mが10.1mmよりも大きいスパークプラグ)よりも小さくなり、中心電極と主体金具との間で横飛びが発生する虞がある。そこで、本発明のスパークプラグのように、主体金具の先端面内径をD1、絶縁体の先端を含む仮想平面上における前記中心電極の外径をD2としたときに、D1/D2≧3.5となる構造とする。これにより、中心電極側面と、主体金具内面との間の距離が十分に確保でき、中心電極と主体金具の間で横飛びが発生するのを抑制することができる。なお、D1/D2<3.5であると、中心電極側面と、主体金具側面との間の距離が十分に確保できず、中心電極と主体金具との間で横飛びが起こる虞がある。さらに、より好ましくは、D1/D2≧5.0とすることがよい。
なお、主体金具の先端外径Mとは、主体金具の先端角部に形成された面取り部を除いた先端の外径をいい、本発明は、主体金具の外側面に取付ネジ部が形成されていない、いわゆるネジ無しプラグについても適用できる。
ところで、主体金具の先端外径Mが10.1mm以下のスパークプラグにおいて、D1/D2≧3.5となる構造をとるためには、絶縁体の先端を含む仮想平面上における中心電極の外径をD2としたときに、0.5mm≦D2<1.4mmとなることが望ましい。このようにD2を設定することで、主体金具の先端外径Mを10.1mm以下にしながら、容易にD1/D2≧3.5をとることができるためからである。
また、本発明のスパークプラグは、絶縁体の先端が主体金具の先端から突出するか、または主体金具の先端を含む仮想平面上に位置し、主体金具の先端面を含む仮想平面上における絶縁体の外径をD3としたとき、2.22≦D1/D3<3.33、D3≧D2+0.1mmとなることを特徴とする。D3<D2+0.1mmになると、絶縁体の厚みが薄くなり、絶縁体の耐電圧が不十分となり、絶縁破壊等が生じやすくなる問題がある。
なお、特許文献1のスパークプラグでも本発明のように、貴金属チップで発火部を構成し、中心電極を細径化することで中心電極側面と主体金具内面との距離を十分に確保し、横飛びの発生を低減することができるように考えている。しかし、特許文献1のスパークプラグは、更なる高温、高圧によって、横飛びが起こりやすい状況となったときに、中心電極の細径化による中心電極の熱引きを考慮していないため、中心電極を単純に細径化することが困難となる。しかし、本発明のスパークプラグは、中心電極が、純Niまたは85wt%以上のNiを含有するNi合金からなる電極母材と、該電極母材の先端に固着された貴金属チップとからなる。このように、中心電極の先端に貴金属チップを構成し、更に電極母材として純Niまたは85wt%以上のNiを含有するNi合金を用いることで、中心電極の耐熱性が確保され、発火部の消耗が抑制される。よって、上記のように絶縁体の先端を含む仮想平面上における中心電極の外径D2を0.5mm≦D2<1.4mmとすることができ、さらには横飛びが抑制することができる。
なお、中心電極が、85wt%未満のNiを含有するNi合金からなる電極母材では、十分に中心電極の耐熱性が確保されず、発火部の消耗抑制の効果を得ることができない。
また、別の本発明のスパークプラグは、軸線方向に軸孔を有する絶縁体と、
該絶縁体の軸孔の先端側に自身の先端を突出するように配設され、電極母材と、該電極母材の先端に固着された貴金属チップとからなる中心電極と、
前記絶縁体の周囲を取り囲む主体金具と、
一端が該主体金具に接合され、他端部が前記貴金属チップと対向し、前記貴金属チップとの間に火花放電ギャップを形成する接地電極とを備えるスパークプラグであって、
前記電極母材は、内部に設けられる純金属の熱伝導率が90W・mK以上となる金属を90wt%以上含有した芯と、前記芯の周囲を取り囲み、絶縁体先端での膜厚が5μm以上となる熱伝導率が前記芯よりも小さい純NiまたはNi合金からなる外皮層とからなり、
前記絶縁体の先端が前記主体金具の先端から突出するか、または前記主体金具の先端を含む仮想平面上に位置し、
前記主体金具の先端外径をM、前記主体金具の先端内径をD1、前記絶縁体の先端を含む仮想平面上における前記中心電極の外径をD2、前記主体金具の先端面を含む仮想平面上における前記絶縁体の外径をD3としたときに、
M≦10.1mm
0.5mm≦D2<1.4mm
D1/D2≧3.5
2.22≦D1/D3<3.33
D3≧D2+0.1mm
である。
主体金具の先端外径Mが10.1mm以下(ねじ径M12に相当する)のスパークプラグの場合、中心電極側面と主体金具内面との間の距離が、従来のスパークプラグ(先端外径Mが10.1mmよりも大きいスパークプラグ)よりも小さくなり、中心電極と主体金具との間で横飛びが発生する虞がある。そこで、本発明のスパークプラグのように、主体金具の先端面内径をD1、絶縁体の先端を含む仮想平面上における前記中心電極の外径をD2としたときに、D1/D2≧3.5となる構造とする。これにより、中心電極側面と、主体金具内面との間の距離が十分に確保でき、中心電極と主体金具の間で横飛びが発生するのを抑制することができる。なお、D1/D2<3.5であると、中心電極側面と、主体金具側面との間の距離が十分に確保できず、中心電極と主体金具との間で横飛びが起こる虞がある。さらに、より好ましくは、D1/D2≧5.0とすることがよい。
ところで、主体金具の先端外径Mが10.1mm以下のスパークプラグにおいて、D1/D2≧3.5となる構造をとるためには、絶縁体の先端を含む仮想平面上における中心電極の外径をD2としたときに、0.5mm≦D2<1.4mmとなることが望ましい。このようにD2を設定することで、主体金具の先端外径Mを10.1mm以下にしながら、容易にD1/D2≧3.5をとることができるためからである。
また、本発明のスパークプラグは、絶縁体の先端が主体金具の先端から突出するか、または主体金具の先端を含む仮想平面上に位置し、主体金具の先端面を含む仮想平面上における絶縁体の外径をD3としたとき、2.22≦D1/D3<3.33、D3≧D2+0.1mmとなることを特徴とする。D3<D2+0.1mmになると、絶縁体の厚みが薄くなり、絶縁体の耐電圧が不十分となり、絶縁破壊等が生じやすくなる問題がある。
なお、特許文献1のスパークプラグでも本発明のように、貴金属チップで発火部を構成し、中心電極を細径化することで中心電極側面と主体金具内面との距離を十分に確保し、横飛びの発生を低減することができるように考えている。しかし、特許文献1のスパークプラグは、更なる高温、高圧によって、横飛びが起こりやすい状況となったときに、中心電極の細径化による中心電極の熱引きを考慮していないため、中心電極を単純に細径化することが困難となる。しかし、本発明のスパークプラグは、中心電極が、内部に設けられる純金属の熱伝導率が90W・mK以上となる金属を90wt%以上含有した芯と、前記芯の周囲を取り囲み、絶縁体先端での膜厚が5μm以上となる熱伝導率が前記芯よりも小さい純NiまたはNi合金からなる外皮層とからなる電極母材と、該電極母材の先端に固着された貴金属チップとからなる。このように、中心電極の先端に貴金属チップを構成し、更に電極母材として前記電極母材は、内部に設けられる純金属の熱伝導率が90W・mK以上となる金属を90wt%以上含有した芯と、前記芯の周囲を取り囲み、絶縁体先端での膜厚が5μm以上となる熱伝導率が前記芯よりも小さい純NiまたはNi合金からなる外皮層とからなるものを用いることで、中心電極の耐熱性が確保され、発火部の消耗が抑制される。よって、上記のように絶縁体の先端を含む仮想平面上における中心電極の外径D2を0.5mm≦D2<1.4mmとすることができ、さらには横飛びが抑制することができる。なお、純金属の熱伝導率は、理科年表(2002年度版)に記載されている。
また、絶縁体先端での外皮層の膜厚が5μm未満であると、外皮層が薄すぎて、熱膨張の大きい芯材が外皮材を破って露出してしまい、電極母材自身の耐消耗性が低下する。さらに、外皮層の膜厚は、85wt%未満のNi合金の場合、5〜500μmが良い。膜厚が500μmを越えると、耐熱性が確保できず、耐消耗性が低下する。
また、本発明のスパークプラグは、絶縁体の先端が主体金具の先端から後端側に位置し、絶縁体の先端の外径をD4としたとき、D1/D4>1.8であることがよい。このように、D1/D4>1.8とすることで、絶縁体外面と主体金具とで形成される隙間を大きくすることができ、中心電極と主体金具の間で横飛びが発生するのを更に抑制することができる。なお、D1/D4≦1.8になると、絶縁体外面と主体金具との間隙が小さすぎて、上記効果を十分に得ることができない。一方、D4≧D2+0.1mmとなることが良い。D4<D2+0.1mmになると、絶縁体の厚みが薄くなり、絶縁体の耐電圧が不十分となり、絶縁破壊等が生じやすくなる問題がある。さらに、より好ましくは、D1/D4>2.0とすることがよい。なお、絶縁体の先端の外径D4は、図3に示すように、絶縁体の先端側端面を含む仮想平面と絶縁体の側面を先端側に延長した仮想側面とが交わる仮想線の径とする。
また、本発明のスパークプラグは、貴金属チップが、Ir及びPtのいずれかを主成分に構成することができる。これらの金属元素は、中心電極の温度が上昇しやすい環境下においても、発火部の耐消耗性を良好なものとすることができる。
また、本発明のスパークプラグは、貴金属チップがIrを主成分として、Pt、Rh、Ni、Ru、Pd、W及びReの1種または2種以上を添加したIr合金を主体に構成されているとよい。貴金属チップにIrを主体に構成する場合は、Irが高温域において酸化・揮発しやすい性質を有しているため、そのまま発火部に使用すると、火花消耗よりも酸化・揮発による消耗が問題となる欠点がある。そこで、貴金属チップを、Irを主成分として、W、Pt、Rh、Ru、Pd及びReの1種または2種以上を添加したIr合金を主体に構成することで、このようなIrの酸化揮発を効果的に抑制することができ、発火部の耐消耗性を良好なものとすることができる。
さらに、貴金属チップを、Irを主成分として、Rhを添加したIr合金を主体で構成する場合には、酸化・揮発による消耗、火花消耗を抑制することができるが、発火部の側面をえぐるような形態で、発火部に異常な消耗が発生する虞がある。そこで、上記Irを主成分としてRhを添加したIr合金にさらに、Niを添加したIr合金を主体に構成することで、酸化・揮発による消耗、火花消耗を抑制しつつ、さらに、異常消耗をも抑制することができる。
また、貴金属チップを上記のIr合金をベースとして構成する場合に、Irの酸化揮発を防止する目的で、Y、Zr及びLaから選ばれる1種又は2種以上の元素の酸化物、炭化物、窒化物及びホウ化物の1種又は2種以上を配合することができる。例えば、Y、Zr及びLaから選ばれる1種又は2種以上の元素の酸化物(複合酸化物を含む)を0.1〜15重量%の範囲内で含有させることができる。これにより、Ir成分の酸化・揮発による消耗がさらに効果的に抑制される。上記酸化物の含有量が0.1重量%未満になると、当該酸化物添加によるIrの酸化・揮発防止効果が十分に得られなくなる。一方、酸化物の含有量が15重量%を超えると、チップの耐熱衝撃性が低下し、例えばチップを電極に溶接等により固着する際に、ひびわれ等の不具合を生ずることがある。なお、上記酸化物としては、Y2O3が好適に使用されるが、このほかにもLa2O3、ZrO2等を好ましく使用することができる。
また、本発明のスパークプラグは、主体金具の先端内面に、面取り部が設けられている。これにより、中心電極の外径と主体金具の先端面内径との距離が長くなり、横飛びを更に抑制することができる。
また、本発明のスパークプラグは、電極母材中の芯と貴金属チップとの軸方向に最短距離が、2mm以下となっている。これにより、貴金属チップの熱を中心電極の芯に有効に伝えることができ、貴金属チップの耐消耗性が向上する。
(実施形態1)
以下、本発明のいくつかの実施の形態を図面を用いて説明する。図1及び図2に示す本発明の一例たる抵抗体入りスパークプラグ100は、筒状の主体金具1、先端部が突出するようにその主体金具1に嵌め込まれた絶縁体2、発火部31を突出させた状態で絶縁体2の内側に設けられた中心電極3、発火部31(中心電極3)の側面と対向するように配置された接地電極4等を備えている。接地電極4は、その先端面が発火部31の側面とほぼ平行に対向するように曲げられており、発火部31と対向する位置に発火部32が形成されている。そして、これら発火部31と発火部32との間が火花ギャップgとなっている。一方、接地電極4の後端部は、主体金具1に対して溶接等により固着・一体化されている。
主体金具1は炭素鋼等で形成され、図1に示すように、その外周面には、スパークプラグ100を図示しないエンジンブロックに取付けるためのねじ部12が形成されている。このねじ部の先端外径Mは、例えば6.5(ねじ呼びでは、M8)〜10.1(ねじ呼びではM12)mmである。さらに、主体金具には、内面から周方向に突出する突出部1と、突出部1と前記主体金具の内面とを結ぶ後端側段部1を有している。この後端側段部1と後述する絶縁体2の段部2aとがパッキン63を介して係合することで、絶縁体2を主体金具1に固着する。
中心電極3は、発火部31と電極母材3aとからなる。電極母材3aは、純Niまたは85wt%以上のNiを含有するNi合金からなる。具体的には、95wt%Ni合金である。一方、中心電極3の電極母材3aは先端側が縮径されるとともにその先端面が平坦に構成され、ここに上記発火部31を構成する円板状の貴金属チップを重ね合わせ、さらにその接合面外縁部に沿ってレーザー溶接、電子ビーム溶接、抵抗溶接等により溶接部Wを形成してこれを固着することにより発火部31が形成される。また、発火部32は、発火部31に対応する位置において接地電極4に同様のチップを位置合わせし、その接合面外縁部に沿って同様に溶接部Wを形成してこれを固着することにより形成される。上記発火部31及び発火部32は、Pt、Ir及びWを主成分とする金属にて構成される。具体的には、Pt−Ir、Pt−Rh等のPt合金や、Ir−5wt%Pt、Ir−20Rh、Ir−Rh−Ni、Ir−Rh−Ni−Pt、Ir−Ru−Rh−Ni等のIr合金が挙げられる。なお、発火部32を省略する構成としてもよい。なお本明細書でいう「発火部」とは、接合されたチップのうち、溶接による組成変動の影響を受けていない部分(例えば、溶接により接地電極ないし中心電極の材料と合金化した部分を除く残余の部分)を指すものとする。このように、中心電極の先端に貴金属チップを構成し、更に電極母材に純Niまたは85wt%以上のNiを含有するNi合金を用いることで、さらに中心電極の耐熱性が確保され、発火部の消耗が抑制される。よって、後述するように中心電極の外径を径小にすることができる。
そして、前記絶縁体の先端を含む仮想平面上における前記中心電極の外径をD2としたときに、0.5mm≦D2<1.4mmとされている。このようにD2を設定することで、後述するD1/D2≧3.5を容易にとることができるためからである。
絶縁体2は、例えばアルミナあるいは窒化アルミニウム等のセラミック焼結体により構成され、その内部には自身の軸方向に沿って中心電極3を嵌め込むための貫通孔6を有している。貫通孔6の一方の端部側に端子金具8が挿入・固定され、同じく他方の端部側に中心電極3が挿入・固定されている。また、該貫通孔6内において端子金具8と中心電極3との間に抵抗体15が配置されている。この抵抗体15の両端部は、導電性ガラスシール層16、17を介して中心電極3と端子金具13とにそれぞれ電気的に接続されている。
一方、主体金具1の先端面内径をD1、絶縁体2の先端を含む仮想平面上における中心電極3の外径をD2としたときに、D1/D2≧3.5としている。主体金具1の先端外径Mが10.1mm以下のスパークプラグの場合、中心電極3側面と主体金具1内面との間の距離Mが、従来のスパークプラグ(先端外径Mが10.1mmよりも大きいスパークプラグ)よりも小さくなり、中心電極3と主体金具1との間で横飛びが発生する虞がある。そこで、本発明のスパークプラグ100ように、主体金具1の先端面内径をD1、絶縁体2の先端を含む仮想平面上における中心電極3の外径をD2としたときに、D1/D2≧3.5となる構造とする。これにより、中心電極3側面と、主体金具1内面との間の距離が十分に確保でき、中心電極3と主体金具1の間で横飛びが発生するのを抑制することができる。
さらに、主体金具の先端面を含む仮想平面上における絶縁体の外径をD3としたとき、2.22≦D1/D3<3.33である。
参考形態
次に、本発明の参考形態を図面とともに説明する。
図3に示すスパークプラグ200は、上述したスパークプラグ100の絶縁体2の先端が主体金具1の先端から突出した形態に替わり、絶縁体2の先端が主体金具1の先端より後端側に位置する形態である。なお、図3については、図2と同一部分は同一符号で示しており、上記位置関係以外については、実施形態1と同様の構成であり、絶縁体と主体金具との位置関係について主に説明する。
参考形態のスパークプラグ2は、絶縁体2の先端が主体金具1の先端から後端側に位置しており、絶縁体2の先端の外径をD4としたとき、D1/D4>1.8である。このように、D1/D4>1.8とすることで、絶縁体外面と主体金具との間隙を大きくすることができ、中心電極と主体金具の間で横飛びが発生するのを更に抑制することができる。なお、主体金具の先端内径をD1、絶縁体の先端を含む仮想平面上における中心電極の外径をD2としたときに、0.5mm≦D2<1.4mm、D1/D2≧3.5となっているのは、言うまでもない。
(実施形態
次に、本発明の実施形態を図面とともに説明する。
図4に示すスパークプラグ300は、上述したスパークプラグ100の中心電極3が異なる形態である。なお、図4については、図2と同一部分は同一符号で示しており、上記位置関係以外については、実施形態1と同様の構成であり、絶縁体と主体金具との位置関係について主に説明する。
中心電極330は、発火部31と外皮層330aと芯330bからなる。外皮層330aは、Ni合金からなり、具体的には、INCONEL600(INCO社の商標)等のNi合金である。そして、外皮層は絶縁体先端での膜厚が5μm以上となる。また、中心電極3の先端には、発火部31を構成する円板状の貴金属チップを重ね合わせ、さらにその接合面外縁部に沿ってレーザー溶接、電子ビーム溶接、抵抗溶接等により溶接部Wを形成してこれを固着することにより発火部31が形成される。なお、発火部31を構成する貴金属チップは、前記に記載した材料からなる。
一方、芯3bは、純金属の熱伝導率が90W・mK以上となる金属を90wt%以上含有しており、具体的には、98wt%Cu合金等や、純Ni等の芯からなる。このように、中心電極の先端に貴金属チップを構成し、更に電極母材として内部に設けられる純金属の熱伝導率が90W・mK以上となる金属を90wt%以上含有した芯と、前記芯の周囲を取り囲み、絶縁体先端での膜厚が5μm〜250μmとなるNi合金からなる外皮層とからなるものを用いることで、中心電極の耐熱性が確保され、発火部の消耗が抑制される。
なお、上記のような中心電極330は、従来のように、外皮層330aをカップ状に形成しておき、その凹部に芯330bを挿入し、その後、押し出し成形等により、中心電極330を形成しても良いし、芯330bと外皮層330aとのクラッド材を押し出し成形等により、中心電極330を形成しても良い。
参考形態
次に、本発明の参考形態を図面とともに説明する。
図5に示すスパークプラグ400は、上述したスパークプラグ300の絶縁体2の先端が主体金具1の先端から突出した形態に替わり、絶縁体2の先端が主体金具1の先端より後端側に位置する形態である。なお、図5については、図4と同一部分は同一符号で示しており、上記位置関係以外については、実施形態と同様の構成であり、絶縁体と主体金具との位置関係について主に説明する。
参考形態のスパークプラグ2は、絶縁体2の先端が主体金具1の先端から後端側に位置しており、絶縁体2の先端の外径をD4としたとき、D1/D4>1.8である。このように、D1/D4>1.8とすることで、絶縁体と主体金具との間隙を大きくすることができ、中心電極と主体金具の間で横飛びが発生するのを更に抑制することができる。なお、主体金具の先端内径をD1、絶縁体の先端を含む仮想平面上における中心電極の外径をD2としたときに、0.5mm≦D2<1.4mm、D1/D2≧3.5となっているのは、言うまでもない。
なお、中心電極3、330は、基端側部分を先端側部分よりも大径に形成することができる。これにより、中心電極3の熱引きが向上し、発火部の耐消耗性を更に良好なものとすることができる。なお、図6において、中心電極3の基端側部分が先端側部分よりも大径となるように、電極外周面をテーパ面上に形成しているが、外周面に段部を形成することで、径の略一様な大径の基端部と小径の先端部とを形成するようにしてもよい。また、図6は中心電極3を使用しているが、中心電極330でも同様である。
また、図6において、主体金具の先端内面に、面取り部11が設けられている。面取り部11を設けることで、中心電極3の外径D2と主体金具1の先端面内径D1との距離が長くなり、横飛びを更に抑制することができる。
本発明の効果を確認するために、以下の各種実験を行った。
図2、図4に示す形状のスパークプラグの各種試験品を以下のように用意した。まず、絶縁体2の材質として焼結アルミナセラミックを、中心電極3の電極母材としてNi85wt%のNi合金、Ni85wt%のNi合金又はNi95wt%のNi合金、また中心電極330として、98wt%Cu合金の芯と、95wt%Ni合金の外皮層を、発火部31,32を形成するための貴金属チップの材質としてIr−5wt%Ptを、それぞれ選定した。なお、各貴金属チップの高さ、0.4mm、直径0.6mmの円柱状とした。また、図2に示す各部の寸法をM:8.45mm(ねじ呼びではM10に相当する)、D1:6mm、D3:4.2mm、g:0.9mmに設定した。また、比較例として、中心電極の材質としてINCONEL600を使用し、絶縁体の材質、貴金属チップの材質及び各部寸法を上記のようにしたスパークプラグも作製した。なお、外皮層の絶縁体先端での膜厚は300μmである。
そして、図2におけるD2の寸法を表1のように設定したスパークプラグを、排気量2000cc、6気筒のDOHC型ガソリンエンジンに取り付け、エンジン回転数5600rpmでスロットル全開状態にて50時間連続運転で行い、運転終了後のギャップ増加量を測定した。結果も表1に示す。なお、ギャップ増加量が0.1mm未満のものを◎、ギャップ増加量が0.1以上0.3未満のものを○とし、◎、○のものを合格とし、0.3以上0.4未満のものを△とし、0.4以上のものを不合格とした。
表1によると、中心電極の径が1.5mmのスパークプラグ(試料1、5、7)については、ギャップ増加量が0.3mm未満であった。それに対して、中心電極の径を細くする(中心電極の径1.0mm)と、INCO600で電極母材を形成する中心電極を用いたスパークプラグ(試料2)や、電極母材を80wt%のNi合金としたスパークプラグ(試料3)は、ギャップ増加量が0.5mm以上となったのに対して、電極母材を85wt%のNi合金としたスパークプラグ(試料4)や電極母材を95wt%のNi合金としたスパークプラグ(試料6)、さらには、内部に設けられる純金属の熱伝導率が90W・mK以上となる金属(今回はCu)を90wt%以上含有した芯と、前記芯の周囲を取り囲み、絶縁体先端での膜厚が5μm以上となるNi合金からなる外皮層とからなる電極母材を形成する中心電極を用いたのスパークプラグ(試料8)はギャップ増加量が0.3mm未満と、発火部の消耗が抑制される。つまり、中心電極を85wt%以上のNiを含有するNi合金からなる電極母材と、該電極母材の先端に固着された貴金属チップとからなるもの又は、内部に設けられる純金属の熱伝導率が90W・mK以上となる金属を90wt%以上含有した芯と、前記芯の周囲を取り囲み、絶縁体先端での膜厚が5μm以上となるNi合金からなる外皮層とからなる電極母材と、該電極母材の先端に固着された貴金属チップとからなるものとすることで、中心電極の耐熱性が確保され、発火部の消耗が抑制される。
次に、図2及び図4に示す形状のスパークプラグの各種試験品を以下のように用意した。絶縁体2の材質として焼結アルミナセラミックを、中心電極3の電極母材として、Ni含有率95wt%のNi合金(試料9〜12)または中心電極330として98wt%Cuからなるの芯と、INCONEL600からなるの外皮層を(試料13〜16)、発火部31,32を形成するための貴金属チップの材質としてIr−5wt%Ptを、それぞれ選定した。そして、図2に示す各部の寸法をM:8.45mm、D3:4.2mm、g:0.9mmとし、D1、D2については、以下の表2のように設定した。
上記の各種試験品を、排気量2000cc、6気筒のDOHC型試験用ガソリンエンジンに取り付け、エンジン回転数700rpmのアイドリング状態にて運転を行うとともに、接地電極4を除去した参照用プラグで横飛び波形を計測し、試験プラグでテストを行った時に、参照用プラグと同じ波形が出たら「横飛び」と判定し、1000発計測した中で何回この波形が表れるかを調べることにより横飛び発生率を調べた。そして、横飛びの発生率が0以上10%未満のものを○、10%以上25%未満ものを△、25%以上のものを×とした。結果については、表2に示す。
試料9、13のものは横飛びが25%以上となっているのに対して、試料10、11、12、14、15、16は横飛びが25%未満となっている。さらに、試料11、12、15、16は横飛びが10%未満となっている。つまりD1/D2≧3.5とすることで、中心電極側面と、主体金具内面との間の距離が十分に確保でき、中心電極と主体金具の間で横飛びが発生するのを抑制することができる。そして、D1/D2≧5.0とすることで、さらに効果的に横飛びが生ずるのを抑制できる。
次に、図2及び図4に示す形状のスパークプラグの各種試験品を以下のように用意した。実施例2と同様の材質を用いた絶縁体及び中心電極を選定し、図2に示す各部の寸法をM:8.45mm、D2:1.0mm、g:0.9mmとし、D1、D3については、以下の表3のように設定した。
そして、上記試験と同様に、排気量2000cc、6気筒のDOHC型試験用ガソリンエンジンに取り付け、エンジン回転数700rpmのアイドリング状態にて運転を行うとともに、接地電極4を除去した参照用プラグで横飛び波形を計測し、試験プラグでテストを行った時に、参照用プラグと同じ波形が出たら「横飛び」と判定し、1000発計測した中で何回この波形が表れるかを調べることにより横飛び発生率を調べた。なお、中心電極3の電極母材として、Ni含有率95wt%のNi合金(試料17〜20)または中心電極330として98wt%Cuからなるの芯と、INCONEL600からなるの外皮層を(試料21〜24)使用している。そして、横飛びの発生率が0以上10%未満のものを○、10%以上25%未満ものを△、25%以上のものを×とした。結果については、表3に示す。
また、上記の各種試験品を、排気量2000cc、4気筒のDOHC型試験用ガソリンエンジンに取り付け、JIS D 1606(2001年)の規定に基づいて、くすぶり汚損試験を行った。JIS D 1606に規定されている所定の運転パターンを1サイクルとし、それぞれのサンプルについて、絶縁抵抗が10MΩに到達するまでのサイクル数を調査した。サイクル数が8サイクル以上のものを○、サイクル数が5サイクル〜7サイクルのものを△、5サイクル未満のものを×とした。結果を表3に示す。
試料17、21のものは横飛びが25%以上となっているのに対して、試料18、19、20、22、23、24は横飛びが25%未満となっている。さらに、試料19、20、23、24は横飛びが10%未満となっている
一方、試料17、18、19、21、22、23のものはサイクル数が5未満となっているのに対して、試料20、24はサイクル数が5以上となっている。つまり、D3≧D2+0.1mmとすることで、絶縁体の対汚損性が向上する。
なお、本発明においては、上述した具体的な実施形態に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施形態とすることができる。例えば、本発明のスパークプラグ100において、中心電極3と溶接する溶接部Wは、図2のように接合面外周縁に設けたが、これに限られず、貴金属チップの径方向において連続して形成されてもよい。それにより、より強固に貴金属チップを中心電極3に溶接することができる。
また、本発明のスパークプラグ100において、接地電極4を1つ設けていたが、これに限られず、複数であっても良い。それにより、スパークプラグの着火性が向上する。
また、本発明のスパークプラグ100において、中心電極の絶縁体先端面からの突出部において、先端側に向かって径小となるテーパ面を有し、さらにその先端側が径小な形状となっているが、これに限らず、絶縁体先端面より後端側から先端側に向かって径小となるテーパ面を有しても良い。
本発明のスパークプラグの実施形態1を示す正面断面図。 図1の要部を示す正面断面図。 参考形態の要部を示す正面断面図 実施形態の要部を示す正面断面図 参考形態の要部を示す正面断面図 基端部が先端部よりも太い中心電極を用いたスパークプラグの実施例を示す要部正面断面図。
符号の説明
1 主体金具
2 絶縁体
3 中心電極
4 接地電極
6 貫通孔
31 発火部(貴金属チップ)
100 スパークプラグ

Claims (7)

  1. 軸線方向に軸孔を有する絶縁体と、
    該絶縁体の軸孔の先端側に自身の先端を突出するように配設され、純Niまたは85wt%以上のNiを含有するNi合金からなる電極母材と、該電極母材の先端に固着された貴金属チップとからなる中心電極と、
    前記絶縁体の周囲を取り囲む主体金具と、
    一端が該主体金具に接合され、他端部が前記貴金属チップと対向し、前記貴金属チップとの間に火花放電ギャップを形成する接地電極とを備え、
    前記絶縁体の先端が前記主体金具の先端から突出するか、または前記主体金具の先端を含む仮想平面上に位置し、
    前記主体金具の先端外径をM、前記主体金具の先端内径をD1、前記絶縁体の先端を含む仮想平面上における前記中心電極の外径をD2、前記主体金具の先端面を含む仮想平面上における前記絶縁体の外径をD3としたときに、
    M≦10.1mm
    0.5mm≦D2<1.4mm
    D1/D2≧3.5
    2.22≦D1/D3<3.33
    D3≧D2+0.1mm
    であることを特徴とするスパークプラグ。
  2. 軸線方向に軸孔を有する絶縁体と、
    該絶縁体の軸孔の先端側に自身の先端を突出するように配設され、電極母材と、該電極母材の先端に固着された貴金属チップとからなる中心電極と、
    前記絶縁体の周囲を取り囲む主体金具と、
    一端が該主体金具に接合され、他端部が前記貴金属チップと対向し、前記貴金属チップとの間に火花放電ギャップを形成する接地電極とを備えるスパークプラグであって、
    前記電極母材は、内部に設けられる純金属の熱伝導率が90W・mK以上となる金属を90wt%以上含有した芯と、前記芯の周囲を取り囲み、絶縁体先端での膜厚が5μm以上となる熱伝導率が前記芯よりも小さい純NiまたはNi合金からなる外皮層とからなり、
    前記絶縁体の先端が前記主体金具の先端から突出するか、または前記主体金具の先端を含む仮想平面上に位置し、
    前記主体金具の先端外径をM、前記主体金具の先端内径をD1、前記絶縁体の先端を含む仮想平面上における前記中心電極の外径をD2、前記主体金具の先端面を含む仮想平面上における前記絶縁体の外径をD3としたときに、
    M≦10.1mm
    0.5mm≦D2<1.4mm
    D1/D2≧3.5
    2.22≦D1/D3<3.33
    D3≧D2+0.1mm
    であることを特徴とするスパークプラグ。
  3. 請求項1及び2のいずれか1項に記載のスパークプラグにおいて、
    前記貴金属チップは、Ir及びPtのいずれかを主成分に構成されていることを特徴とするスパークプラグ。
  4. 請求項に記載のスパークプラグにおいて、
    前記貴金属チップはIrを主成分として、Pt、Rh、Ni、Ru、Pd、W及びReの1種または2種以上を添加したIr合金を主体に構成されていることを特徴とするスパークプラグ。
  5. 請求項に記載のスパークプラグにおいて、
    前記貴金属チップには、前記Ir合金を主体として、Y、Zr及びLaから選ばれる1種又は2種以上の元素の酸化物、炭化物、窒化物及びホウ化物の1種又は2種以上を配合したものであることを特徴とする。
  6. 請求項1乃至に記載のスパークプラグにおいて、
    前記主体金具の先端側には面取り部が設けられていることを特徴とする。
  7. 請求項に記載のスパークプラグにおいて、
    前記電極母材中の芯と貴金属チップとの軸方向に最短距離は、2mm以下であるスパークプラグ。
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