JP4948467B2 - 多層記録媒体のデータ記録方法 - Google Patents

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本発明は、複数の記録層を有する多層記録媒体のデータ記録方法に関する。
近年、CDやDVDの如き光ディスクは、音楽、動画およびソフトウェアの頒布、ハードディスクのバックアップ、デジタルビデオレコーディングなどの幅広い分野で普及している。今後更なるビデオ記録の長時間化やディスクの小型化、映像のハイビジョン化に対応し、いっそうの記録密度の向上が望まれている。光ディスクの記録密度を向上させる基本技術として、記録光源の短波長化、光ヘッド用レンズの高解像度化が挙げられる。次世代光ディスクでは、記録光源に青紫レーザ(波長:405nm)を採用し、直径12cmで1層あたり約25GB、記録層の2層化で約50GBの記憶容量の確保が可能となっている。また、更なる記録密度向上の手段として、光ディスクの記録層の総数を増やす多層化技術が注目されている。多層化技術とは、光の透過性を利用した光ディスク特有の技術であり、光スポットの焦点位置を光軸方向に移動させ任意の記録層に焦点を合わせることによって選択的に記録/再生を行う技術である。
特許文献1には、複数の記録層を有する光ディスクにおいて、複数の記録層に情報を記録・再生する際の順序を示す順序情報を所定領域に記録し、かかる順序情報に従って、ビーム照射面から近い記録層から順に記録することが記載されている。
特許文献2には、2層以上の記録層を有する記録媒体に対して記録を行う際には、特定の記録層を全て記録済み状態にしてから他の記録層に対する記録を行うことが記載されている。
特許文献3には、複数の記録層を有する記録媒体において、記録層の最上層から最下層の順又は最下層から最上層の順で光スポットを移動させて情報記録を行うことが記載されている。
特開2000−293947号公報 特開2003−16648号公報 特開2005−11529号公報
多層ディスクでは、再生を行う層から得られる再生信号に、近接する他の記録層からの再生信号が混入する層間クロストークが問題となる。光ディスクの分野においては、今後、更なる大容量化、高密度化が進み、記録層の層間隔はこれまで以上に狭くなっていくものと考えられ、層間クロストークの問題はより深刻になるものと考えられる。一方、光ディスクの大容量化が実現すると、その記録層の全てを使い切るという使用方法のみならず、一部の記録層に対してのみ記録を行うといった使用方法も考えられる。具体的には、スーパーハイビジョン動画を収録できる大容量の多層ディスクに、テキストファイルや音楽ファイルなど比較的容量の少ないデータを記録するといった使い方である。そうすると、例えば10層の記録層を持つ多層ディスクであっても、そのうちの5層分の容量しか使用しない、といった状況が考えられる。
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、複数の記録層、特に3層以上の記録層を有する多層記録媒体において、その一部の層に対してのみ記録を行う場合において層間クロストークの影響を低減することができる多層記録媒体のデータ記録方法および記録装置を提供することを目的とする。
本発明の多層記録媒体のデータ記録方法は、3層以上の記録層を有する多層記録媒体の前記記録層毎にデータ記録を行う多層記録媒体のデータ記録方法であって、データ記録済みの記録層の各々との間に少なくとも1層の未記録層を挟むようにデータ記録を行うことを特徴としている。
また、本発明の多層記録媒体の記録再生装置は、3層以上の記録層を有する多層記録媒体の前記記録層毎にデータ記録を行う多層記録媒体の記録装置であって、データ記録済みの記録層の各々との間に少なくとも1層の未記録層を挟むようにデータ記録を行うことを特徴としている。
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する。図1に本発明の記録方法によるデータ記録の対象となる多層ディスク10の断面構造の一例を示す。多層ディスク10は、トラックガイドとして機能するグルーブ21が形成された第1トラックガイド層G1と、グルーブ22が形成された第2トラックガイド層G2とが互いに隣接して形成されている。第1および第2トラックガイド層の上方には、ディスクの厚み方向において互いに等間隔で離間している記録層L0〜L9が設けられている。各記録層の間には、光透過性を有するスペーサ層S1が設けられ、最上部に位置する記録層L0の上方には光透過性を有するカバー層C1が設けられている。各記録層L0〜L9は例えばアゾ系の有機色素からなる記録材料を含む。各記録層に対するデータ記録は、記録再生装置(図示せず)から発せられる記録再生用ビームB1を目的の記録層に合焦させ、有機色素に化学変化を生ぜしめることにより行われる。各記録層に記録されたデータの読み取りは、かかる有機色素の化学変化による反射率変化に基づいて行われる。
図2に多層ディスク10を上方から眺めたときのデータ記録方向を示す。第1トラックガイド層G1に形成されているグルーブ21は、多層ディスク10の外周から内周に向かう順方向のスパイラル状となっている。一方、第2トラックガイド層G2に形成されているグルーブ22は、多層ディスク10の内周から外周に向かう逆方向のスパイラル状となっている。多層ディスク10には、データ記録再生装置(図示せず)から第1又は第2トラックガイド層に焦点を結ぶサーボ用ビームB2と、記録層L0〜L9のいずれかに焦点を結ぶ記録再生用ビームB1が照射される。記録再生用ビームB1のトラッキング制御は、サーボ用ビームB2の反射光に基づいて行われる。すなわち、サーボ用ビームB2を第1又は第2トラックガイド層に形成されたグルーブに追従させ、記録再生用ビームB1の焦点位置をこれに伴ってトラック方向に移動させる。従って、サーボ用ビームB2が第1トラックガイド層G1に合焦している場合には、記録層に対する記録方向は図2(a)に示す如く、順方向スパイラル状となる。サーボ用ビームB2が第2トラックガイド層G2に合焦している場合には、記録層に対する記録方向は図2(b)に示す如く、逆方向スパイラル状となる。ここで、いずれかの記録層に対するデータ記録が完了し、他の記録層に対して記録を開始するいわゆる層間ジャンプを行う際にサーボ用ビームB2の焦点を第1トラックガイド層G1から第2トラックガイド層G2へ、又は第1トラックガイド層G2から第2トラックガイド層G1へ切り替えを行い、記録方向を反転させる。これにより、層間ジャンプを行った際のヘッドの移動量を最小限に抑えることができ、データ記録再生処理を速やかに行うことが可能となる。つまり、ある記録層に対してディスクの外周から内周に向けて順スパイラル方向で記録を行い、記録領域の最内周に達すると次の記録層に焦点位置を移動させるが、次の記録層に対してはディスクの内周から外周に向かう逆スパイラル方向でデータ記録がなされるので、ヘッドのトラック方向の移動は不要となり、層間ジャンプ後に速やかに記録再生を行うことができる。
ここで層間クロストークは、ある記録層に対して記録/再生を行う場合に、その層に近接する他の記録層の記録状態の影響を受けて記録マークが歪んだり、再生信号にノイズが入ることに起因するものである。層間クロストークは、記録済み層の直近の記録層に対して記録/再生を行う場合にその影響が最も大きくなり、反対に、記録済み層から離れた記録層に対してデータ記録/再生を行う場合にはその影響が小さい。従って、従来の記録方法のように最下層から最上層に向けて、或いは最上層から最下層に向けて記録層の並び順に順次記録していくような記録方法は、層間クロストークの影響を最も受け易いといえる。そこで、本発明の記録方法では、ある記録層に対してデータ記録を行う場合には、既に記録済みとなった記録層との間に常に1層以上の未記録層が存在するように記録していくことを原則とする。
図3(a)〜(e)に上記原則に従った記録方法の具体例を示す。(a)〜(e)は、多層ディスクへの記録手順の各ステップを示し、各図は、多層ディスクの記録層を模式的に表したものある。図中において実線部分は多層ディスクの記録済み層を示し、破線部分は未記録層を示している。また、各図の右側に付された番号は記録順序を示している。多層ディスクは、例えばL0〜L9の10層の記録層を有しているものとする。まず、1番目に記録する層は、どの層であっても構わない。ここでは最初に記録層L9にデータ記録を行うものとする(図3(a))。次に、2番目にどの層へデータ記録を行うかを上記原則に従って選択する。2番目に記録する層は、「既に記録済みとなった記録層との間に1層以上の未記録層が存在する」という条件を満たす記録層L0〜L7が対象となる。尚、図中の各記録層を示す符号(L0〜L9)に付された丸印は、上記の条件を満たし、次のステップでの記録対象となる層を示している。ここでは、2番目に記録層L3にデータ記録を行うものとする(図3(b))。この際、記録済み層L9との間には、5層の未記録層が存在しているので、記録済み層L9との間で生じる層間クロストークの影響は記録層の並び順に記録を行う従来のものと比べ低減される。同様に、3番目にデータ記録を行うべき記録層は、上記原則によれば記録層L0、L1、L5〜L7である。ここでは、3番目に記録層L7にデータ記録を行うものとする(図3(c))。この際、記録済み層L9との間には1層の未記録層が存在し、記録済み層L3との間には3層の未記録層が存在しているので、これらの層との間で生じる層間クロストークの影響は記録層の並び順に記録を行う従来のものと比べ低減される。次に、4番目にデータ記録を行うべき記録層は、上記原則によれば記録層L0、L1、L5である。ここでは、4番目に記録層L5にデータ記録を行うものとする(図3(d))。この際、最も近い記録済み層L3およびL7との間にはそれぞれ1層の未記録層が存在しているので、これらの層との間で生じる層間クロストークの影響は記録層の並び順に記録を行う従来のものと比べ低減される。次に5番目にデータ記録を行うべき記録層は、上記の条件によれば記録層L0、L1である。ここでは、5番目に記録層L0にデータ記録を行うものとする(図3(e))。この際、最も近い記録済み層L3との間には2層の未記録層が存在しているので、記録済み層L3との間で生じる層間クロストークの影響は記録層の並び順に記録を行う従来のものと比べ低減される。以上の5つの記録層に対して記録が完了すると、上記の条件を満たす記録層は存在せず、どの層を選択しても層間クロスの影響はほぼ同一であると考えられるので、以降はどのような順序で記録しても構わない。すなわち、本発明の記録方法は、複数の記録層のうちの一部の記録層に対して記録を行い、一部の記録層に記録されたデータを再生する状況において、その効果を発揮する。例えば、10層の記録層のうち5層の記録層に対して連続的に又は断続的に記録を行う場合に上記の条件で記録を行うことにより記録時においては記録マークの歪み等を抑えることができ、再生時においては他の記録済み層からの迷光に起因して発生するノイズを低減することができる。尚、各記録層に対して実際にどのような順序で記録を行ったかという情報は、多層ディスクの所定領域に記録しておく必要がある。記録再生装置は、再生時においてかかる記録順序に関する情報を読取り、記録順序と同一の順序で再生を行う。
次に、図4に上記原則に従った本発明の記録方法の第2実施例を示す。図4は、多層ディスクの記録層を模式的に表したものであり、実線部分は多層ディスクの記録済み層を示し、破線部分は未記録層を示している。また、各図の右側に付された番号は記録順序を示している。本実施例では、最下部に位置する記録層L9から記録を開始する。その後は、1層おきに下層から上層に向けてL7、L5、L3、L1の順で記録していく。このように下層から上層に向けて1層おきに記順次記録していく場合でも、既に記録済みとなった記録層との間に1層以上の未記録層が存在するという条件を満たし、層間クロストークの影響は記録層の並び順に記録を行う従来のものと比べ低減される。尚、1番目に記録する層は最上部の記録層L0であっても構わない。この場合、上層から下層に向けて1層おきにL2、L4、L6、L8の順で記録していくことになる。尚、本実施例の記録方法は、かかる方法で記録を行うべき旨の指示が記述されたプログラムを記録再生装置に組み込み、層間ジャンプを行う際にかかるプログラムに基づいて記録層を指定することにより実現される。
次に、上記原則に従った本発明の記録方法の第3実施例について説明する。層間クロストークは、上記したように、記録済み層の直近の記録層に対して記録/再生を行う場合にその影響が最も大きくなり、反対に、記録済み層から離れた記録層に対して記録/再生を行う場合にはその影響が小さい。かかる点を考慮して、本実施例の記録方法は層間クロストークの影響を最小とするべく、上記の「既に記録済みとなった記録層との間に常に1層以上の未記録層が存在するように記録していく」という条件に加え、記録済み層の各々からの距離が最も大きいものとなる未記録層を選択して記録していくというものである。かかる記録方法の具体例について図5および図6を参照しつつ説明する。
図5は、本実施例に係る記録方法のフローチャート図である。まず、1番目にデータ記録を行う記録層として、最上部の記録層L0又は最下部の記録層L9を選択する。ここでは最下部の記録層L9を選択することとする(ステップS1)。1番目の記録層にデータ記録が終了したら2番目にデータ記録を行うべき記録層として、ステップS1で選択した記録層から最も遠端部に位置する記録層、すなわち、最上部の記録層L0を選択する(ステップS2)。2番目の記録層にデータ記録が完了したら、3番目にデータ記録を行うべき記録層を選択するに際して、未記録層毎に既に記録済みとなった記録層のうち最寄の記録層との間に存在する未記録層の数(以下層数Aと称する)を計数する(ステップS3)。
ここで、図6を参照して具体的に説明する。図6(a-1)は、ステップS2まで完了した時点での多層ディスクの記録状態を示したものであり、実線が記録済み層、破線が未記録層を示しており、記録層L0とL9が記録済みとなっていることが理解できる。図6(a-2)は、かかる状態における記録層毎の層数Aを計数した結果を示したものである。詳述すると、記録層L1から見た最寄の記録済み層は記録層L0であり、記録層L1と記録層L0との間に存在する未記録層の数(層数A)は0である。記録層L2から見た最寄の記録済み層は記録層L0であり、記録層L2と記録層L0との間に存在する未記録層の数(層数A)は1である。記録層L3から見た最寄の記録済み層は記録層L0であり、記録層L3と記録層L0との間に存在する未記録層の数(層数A)は2である。記録層L4から見た最寄の記録済み層は記録層L0であり、記録層L4と記録層L0との間に存在する未記録層の数(層数A)は3である。記録層L5から見た最寄の記録済み層は記録層L9であり、記録層L5と記録層L9との間に存在する未記録層の数(層数A)は3である。記録層L6から見た最寄の記録済み層は記録層L9であり、記録層L6と記録層L9との間に存在する未記録層の数(層数A)は2である。記録層L7から見た最寄の記録済み層は記録層L9であり、記録層L7と記録層L9との間に存在する未記録層の数(層数A)は1である。記録層L8から見た最寄の記録済み層は記録層L9であり、記録層L8と記録層L9との間に存在する未記録層の数(層数A)は0である。このようにして、未記録層毎に最寄の記録済み層との間に存在する未記録層の数(層数A)を求めていく。
次に、未記録層毎に求めた層数Aのうち値が最も大きいものに対応する未記録層を3番目にデータ記録を行うべき記録層として選択する(ステップS4)。本実施例の場合、記録層L4およびL5に対応する層数Aが3と最も大きいので、これらのうちのいずれかを3番目にデータ記録を行う記録層として選択する。ここでは、より下方に位置する記録層L5を優先的に選択することとする。
次に、全ての記録層について記録が完了したか否かの判断を行い、未記録状態の層が存在する場合は、ステップS3とステップS4の処理を繰り返し実行する。図6(b-1)は、3層のデータ記録が完了した時点での多層ディスクの記録状態を示したものであり、記録層L0、L5、L9が記録済みとなっていることが理解できる。この場合においても同様に、未記録層毎に層数Aを求め、そのうち最大値をとるものを次に記録を行うべき記録層として選択する。図6(b-2)より記録層L2、L3およびL7に対応する層数Aが1と最も大きいので、これらのうちのいずれかを4番目にデータ記録を行う層として選択する。ここでは、より下方に位置する記録層L7を優先的に選択することとする。
図6(c-1)は、4層のデータ記録が完了した時点での多層ディスクの記録状態を示したものであり、記録層L0、L5、L7、L9が記録済みとなっていることが理解できる。この場合においても同様に、未記録層毎に層数Aを求め、そのうち最大値をとるものを次に記録を行うべき記録層として選択する。図6(c-2)より記録層L2およびL3に対応する層数Aが1と最も大きいので、これらのうちのいずれかを5番目にデータ記録を行う層として選択する。ここでは、より下方に位置する記録層L3を優先的に選択することとする。
図6(c-1)は、5層のデータ記録が完了した時点での多層ディスクの記録状態を示したものであり、記録層L0、L3、L5、L7、L9が記録済みとなっていることが理解できる。5層の記録が完了した時点においては、図6(c-2)より明らかなように、全ての未記録層に対応する層数Aは0であり、以降の記録については、本発明の記録方法に係る「既に記録済みとなった記録層との間に常に1層以上の未記録層が存在するように記録していく」という原則を満たすことはできないので、本発明の記録方法による記録処理はここまでで終了し、残りの未記録層については、例えばより下方に位置する記録層から順次記録していくというようなルールに従って記録を行っていく。
尚、各記録層に対して実際にどのような順序で記録を行ったかという情報は、多層ディスクの所定領域に記録しておく必要がある。記録再生装置は、再生時においてかかる記録順序に関する情報を読取り、記録順序と同一の順序で再生を行う。
ここで5層の記録層に対して記録が完了した時点での多層ディスクの状態を上記第1実施例の記録方法で記録されたもの(図3(e))と比較すると、記録済み層は全く同一である。しかしながら、2層目又は3層目を記録する際には、本実施例の記録方法によれば、記録済み層からの距離が最も遠い未記録層を選択して記録していくこととしているので、層間クロストークの影響が更に小さくなり、記録マークのひずみ等の発生をより効果的に防止することができる。また、2層目又は3層目の記録が完了した時点で再生を行う場合でも、各記録済み層間の距離は最大限に離間しているので、上記第1実施例の場合と比較して再生品質の向上を期待できる。尚、本実施例の記録方法は、図5のフローチャートによって示される手順を記述したプログラムを記録再生装置に組み込み、層間ジャンプを行う際にかかるプログラムに基づいて記録層を指定することにより実現される。
次に、図1に示す構造とは異なる構造の多層ディスクを使用する場合の実施例について説明に示す。すなわち、多層ディスクの構造としては、図1に示すものの他、記録層毎にトラックガイドを有する構成が想定される。かかる構成の多層ディスクにおいても層間ジャンプを行ったときに速やかに記録再生処理を開始できるように、図7に示すように、各記録層には順方向スパイラル状のトラックガイドと逆方向スパイラル状のトラックガイドが交互に積層されることが考えられる。このような構造の多層ディスクの場合には、1番目にデータ記録を行うべき記録層として最下部に位置する記録層L9を選択し、その後は2層おきに下層から上層に向けて記録層を選択する。つまり、L9、L6、L3、L0の順で間に2層の未記録層を挟んで順次記録していくのである。かかる順序でデータ記録を行うことにより、順方向スパイラルのトラックガイドを有する層と逆方向スパイラルのトラックガイドを有する層が交互に記録対象となるので、層間ジャンプ後の記録再生処理を速やかに行うことができ、かつ層間クロストークに影響も低減できる。尚、この場合においても各記録層に対して実際にどのような順序で記録を行ったかという情報は、多層ディスクの所定領域に記録しておく必要がある。記録再生装置は、再生時においてかかる記録順序に関する情報を読取り、記録順序と同一の順序で再生を行う。また、記録順序は最上層からL0、L3、L6、L9の順であってもよい。また、記録層の総数が更に多い場合には、4層おき、6層おきに記録していくこととしてもよい。
本発明の記録方法によってデータ記録がなされるべき多層ディスクの断面構造図である。 多層ディスクの上面図であり、記録方向を示す図である。 多層ディスクの各記録層を模式的に示した図であり、本発明の記録方法の実施例を示す図である。 多層ディスクの各記録層を模式的に示した図であり、本発明の記録方法の第2実施例を示す図である。 本発明の記録方法の第3実施例に係る記録手順を示すフローチャート図である。 本発明の記録方法の第3実施例を示す図である。 順方向スパイラル状のトラックガイドと逆方向スパイラル状のトラックガイドが交互に積層された記録層を有する多層ディスクに対する記録方法を示す図である。
符号の説明
10 多層ディスク
21、22 グルーブ
L0〜L9 記録層
G1 第1トラックガイド層
G2 第2トラックガイド層

Claims (5)

  1. 3層以上の記録層を有する多層記録媒体の前記記録層毎にデータ記録を行う多層記録媒体のデータ記録方法であって、
    データ記録済みの記録層の各々との間に少なくとも1層の未記録層を挟むようにデータ記録を行うことを特徴とする多層記録媒体のデータ記録方法。
  2. 前記記録層の積層方向において順次記録することを特徴とする請求項1に記載の多層記録媒体のデータ記録方法。
  3. データ記録済みの記録層のいずれか1を基準として最大数の未記録層を挟む未記録層のいずれかを次にデータ記録を行う記録対象として選択することを特徴とする請求項1に記載の多層記録媒体のデータ記録方法。
  4. 前記記録層のうちの前記積層方向における最外位置にある層に対して優先的にデータ記録をなすことを特徴とする請求項2又は3に記載の多層記録媒体のデータ記録方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1に記載のデータ記録方法により前記多層記録媒体にデータ記録を行うことを特徴とする多層記録媒体の記録装置。
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