JP4943412B2 - 多方向スライドスイッチ - Google Patents

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Description

この発明はキートップをスライド操作することにより、そのスライド方向のスイッチが押下操作される多方向スライドスイッチに関する。
図20はこの種の多方向スライドスイッチの従来例として特許文献1に記載されている構成を示したものであり、この例では多方向スライドスイッチは下ケース11上に、スイッチ基板12と摺動シート13とつまみ保持部材14とスライドつまみ15と上ケース16とを取り付けて構成されている。図21及び図22はスライドつまみ15及びつまみ保持部材14の詳細をそれぞれ示したものである。
スライドつまみ15は図21に示したように略円板状の基部15aの上面中央に柱状のつまみ部15bを立設し、基部15aの外周から90°間隔に4本の平板帯状の突出部15cを突出し、各突出部15cの先端面を押圧部15dとし、さらに基部15aの下面中央にスイッチ押圧部15e(図20参照)を突出して構成されている。つまみ部15bの上端面には操作つまみ(図示せず)取り付け用の穴15fが設けられている。押圧部15dは突出部15cの先端面を傾斜面として構成されている。また、スイッチ押圧部15eの根元には4つの係合部15g(図20参照)が突出されている。
つまみ保持部材14は図22に示したようにスライドつまみ15を取り付けるつまみ取り付け部14aと、つまみ取り付け部14aの外周を囲む枠体14bと、つまみ取り付け部14aと枠体14bとを連結する可撓性を有する4本のアーム部14cとを有し、シリコーンゴム等の弾性体によって形成されている。
つまみ取り付け部14aは円板状とされ、その中央にはスライドつまみ15のスイッチ押圧部15e及び係合部15gが嵌合する挿入部14dが設けられている。
枠体14bは矩形状とされ、その4隅に支持部14eが設置され、各支持部14e間が平板帯状で可撓性を有する連結部14fによって連結されている。連結部14fの中間にはスイッチ押圧部14gが設けられ、スイッチ押圧部14gの下面には導電体14h(図20参照)が設けられている。スイッチ押圧部14gの内側面にはスライドつまみ15の押圧部15dによって押圧される押圧面14iが形成され、押圧面14iは押圧部15dの傾斜面と同一方向に傾斜する傾斜面となっている。
アーム部14cは薄板帯状とされ、中間において上下方向に湾曲されている。アーム部14cはつまみ取り付け部14aと各支持部14e間を、各支持部14eに対して対角線状に連結している。
スライドつまみ15は図20に示したように、スイッチ押圧部15eがつまみ保持部材14の挿入部14dに挿入され、基部15aがつまみ取り付け部14a上に接着されて固定されている。
スイッチ基板12は一対の接点パターン12a,12b上に可動接点板(反転板)12cを配置してなる押釦スイッチ12dを中央に有し、その周囲に一対ずつの接点パターンからなるスイッチ12eを有するものとされている。スイッチ12eはつまみ保持部材14の各スイッチ押圧部14gに対向する位置に設けられている。
スイッチ基板12は下ケース11上に載置され、さらに摺動シート13及びスライドつまみ15が取り付けられたつまみ保持部材14が載置され、その上に上ケース16が被せられている。スライドつまみ15のつまみ部15bは上ケース16に設けられているつまみ挿通ガイド部16aを挿通し、外部に突出されている。
この例では、つまみ部15bをX軸方向又はY軸方向に押圧すると、つまみ部15bはスライド移動し、その方向の突出部15cの先端の押圧部15dが、これと対向するスイッチ押圧部14gの押圧面14iに当接し、両側の連結部14fが撓むことでスイッチ押圧部14gは下方向に移動する。これにより、スイッチ押圧部14gの下面の導電体14hがスイッチ基板12の一対の接点パターンに当接し、スイッチ12eがONとなる。
つまみ部15bへの押圧を解除すると、撓んでいた4本のアーム部14cの弾性復元力によってスライドつまみ15は元の位置に復帰し、スイッチ12eはOFFとなる。
一方、つまみ部15bを押下すると、可動接点板12cが押圧されて反転し、これにより中央に設けられている押釦スイッチ12dがONとなる。
特開2007−335190号公報
ところで、上記のような構成とされた多方向スライドスイッチではスライドつまみ15に取り付けられる操作つまみをスライド操作する際に、例えば操作つまみにねじるような力(回転させるような力)が加わると、操作つまみ及びスライドつまみ15は回転してしまい、これによりスライドつまみ15の突出部15cの先端の傾斜面とされた押圧部15dがつまみ保持部材14に設けられている押圧面14iに面全体で良好に当接せず、片当たりするといった状況が生じ、最悪、押圧部15dが押圧面14iに当たらなくなるといった状況が生じうる。
このような状況が生じると、押圧面14iを押せず、つまりスイッチ押圧部14gを押下させることができず、スイッチ12eが機能しなくなる。
また、スイッチ押圧部14gはシリコーンゴム等の弾性体よりなるつまみ保持部材14に一体形成されており、スイッチ押圧部14gは弾性体であるため、スライドつまみ15の押圧部15dから押圧力が加わると、スイッチ押圧部14gは弾性変形し、自身の弾性変形によって押圧力を吸収してしまうため、スイッチ押圧部14gを押下させ、スイッチ12eをONさせるためにはかなりの大きさの押圧力(荷重)が必要となる。
この場合、スイッチ12eのON状態でスライドつまみ15の突出部15cの先端側はスイッチ押圧部14gと上ケース16との間に大きな力で挟まれることになり、よってスライドつまみ15を中央に復帰させるためにはアーム部14cの弾性復元力を大きくする必要がある。
しかしながら、アーム部14cの弾性復元力を大きくすべく、例えばその厚さを厚くしたり、あるいは幅を広くすることは小型・薄型化の阻害要因となり、さらに操作つまみのスライド操作時に大きな操作力が必要となるため、操作感が損なわれ、軽快に操作できないといった問題が生じる。
この発明の目的はこのような問題に鑑み、つまみにねじるような力が加わっても常に良好にスイッチを操作することができ、かつ軽快に操作することができる多方向スライドスイッチを提供することにある。
請求項1の発明によれば、円周上に配列されて基板上に構成された複数の周辺スイッチを有し、キートップをスライド操作することにより、そのスライド方向の周辺スイッチが押下操作される構成とされた多方向スライドスイッチは、複数の周辺スイッチを囲む枠状とされて前記基板上に搭載されたベースと、そのベース内に位置し、キートップに取り付けられてキートップと連動するつまみと、周辺スイッチ上にそれぞれ配置された剛体のプッシャと、ベースに周縁部が固定されてベースの上面を覆い、中央に取り付け穴が形成された弾性部材とを具備し、つまみは円板部と、その円板部の中央に突設され、前記取り付け穴に嵌合されてキートップに固定される軸部とよりなり、キートップをスライド操作することにより、つまみがスライド動作し、前記円板部の周面がプッシャに設けられている傾斜面に当接して押圧することでプッシャが押下されて周辺スイッチが押下操作され、つまみへの操作力を解除すると、前記弾性部材の弾性復元力によりつまみが元の位置に復帰する構造とされる。
請求項2の発明では請求項1の発明において、ベースの枠内に、その枠から突出して枠の周方向に延伸する複数のヒンジが形成され、それらヒンジの遊端にプッシャがそれぞれ形成されているものとされる。
請求項3の発明では請求項2の発明において、各プッシャ間に前記円板部の周面が突き当たる突部が前記枠から突出されて形成されているものとされる。
請求項4の発明では請求項2の発明において、ヒンジの遊端と前記枠との間にストッパが配置される。
請求項5の発明では請求項1の発明において、プッシャはリング部材の内周面に配列されて突出形成され、リング部材はベースの枠内に収容される。
請求項6の発明では請求項5の発明において、各プッシャ間に前記円板部の周面が突き当たる突部がリング部材から突出されて形成されているものとされる。
請求項7の発明では請求項1の発明において、前記軸部が位置し、軸部がスライド動作可能な大きさの開口を有するインナプレートが前記円板部と前記弾性部材との間に設けられ、つまみがスライド動作する際、インナプレートと摺接する突部が前記円板部の周縁に形成されているものとされる。
請求項8の発明では請求項7の発明において、つまみがスライド動作する際、前記軸部の周面が前記開口の内周面に突き当たる。
請求項9の発明では請求項1の発明において、複数の周辺スイッチは、複数の周辺固定接点パターンが形成された前記基板と、それら周辺固定接点パターンと対向する周辺可動接点パターンが形成された可撓性シートとがスペーサを介して積層されてなるメンブレンスイッチによって構成される。
請求項10の発明では請求項9の発明において、キートップの押下操作により操作される中央スイッチを具備し、中央スイッチは前記基板上に形成された中央固定接点パターンと、その中央固定接点パターン上に搭載されたドーム形状をなす中央可動接点板とよりなり、中央可動接点板を押下する押し子が前記円板部の下面に突出形成されているものとされる。
請求項11の発明では請求項10の発明において、中央可動接点板は可撓性シート及びスペーサに形成された穴に位置され、つまみがスライド動作する際、押し子が摺接する摺動シートが中央可動接点板上に前記穴を覆うように配置されているものとされる。
請求項12の発明では請求項1の発明において、周辺スイッチは前記基板上に形成された周辺固定接点パターンと、その周辺固定接点パターン上に搭載されたドーム形状をなす周辺可動接点板とよりなる。
請求項13の発明では請求項12の発明において、キートップの押下操作により操作される中央スイッチが設けられ、中央スイッチは前記基板上に形成された中央固定接点パターンと、その中央固定接点パターン上に搭載されたドーム形状をなす中央可動接点板とよりなり、中央可動接点板を押下する押し子が前記円板部の下面に突出形成されているものとされる。
この発明によれば、つまみは円板部を具備し、その円板部の周面で周辺スイッチ上に配置されたプッシャを押圧する構造となっているため、例えばキートップのスライド操作時にキートップにねじるような力が加わり、それによりつまみが回転したとしても、常に確実にプッシャを押圧することができ、よって常に良好に周辺スイッチを操作することができる。
また、プッシャは従来例のような弾性体ではなく、剛体とされているため、押圧力を吸収することはなく、よって小さな押圧力で押下操作することができ、その点で周辺スイッチを軽快に操作することができる。
この発明の実施形態を図面を参照して実施例により説明する。
図1はこの発明による多方向スライドスイッチの第1の実施例の外観を示したものであり、図2はその断面構造を示したものである。また、図3及び図4は各部に分解し、それぞれ斜め上方及び斜め下方から見た状態を示したものである。
この例では多方向スライドスイッチはキートップ21とトップカバー22と弾性部材23とインナプレート24とつまみ25とベース26と摺動シート27と中央可動接点板28と可撓性シート31と外側スペーサ32と内側スペーサ33と導電テープ34と基板35とベースプレート29とによって構成されている。まず、図3及び図4を参照して各部の構成を説明する。
キートップ21は円板状とされ、その下面には1段高い円形の段部21aが形成され、さらに段部21aの中央に取り付け軸21bが突設されている。段部21aの回りには段部21aより若干高いリング状部21cが形成され、リング状部21cはその周方向2箇所が切り欠かれている。なお、キートップ21の天面にはへこみ(図2参照)が形成されている。
トップカバー22は金属板よりなり、上板部22aの中央には円形の開口22bが形成されている。また、互いに対向する側壁部22cにはそれぞれ2箇所に係止窓22dが形成されている。
弾性部材23は例えばシリコーンゴム等のゴム材よりなるもので、円形部23aと、その円形部23aの円周の互いに対向する位置から突出延長された一対の延長部23bとよりなる。円形部23aの中央には円形の取り付け穴23cが貫通形成されており、この取り付け穴23cを囲んで湾曲部23d(図2参照)がリング状に設けられている。円形部23aの周縁下面には周方向に長い一対の突起23eと、その突起23eより短い4つの突起23fが図4に示したように配列されて形成されている。また、延長部23bが形成されている部分にはそれぞれ穴23gが貫通形成され、この穴23gが形成されている部分の下面には1段高い段部23hが設けられている。
インナプレート24は金属板よりなるもので、円形の開口24aを有するリング状とされ、その周縁には周方向に長い一対の切欠き24bと、その切欠き24bより短い4つの切欠き24cが形成されている。これら切欠き24b,24cは弾性部材23の突起23e,23fの位置・大きさに対応して形成されている。また、外周の互いに180°をなす位置には各一対の係止片24dが突出形成されており、各係止片24dの先端には直角に折り曲げられて爪24eが形成されている。
つまみ25は円板部25aと、その円板部25aの上面中央に突設された軸部25bとよりなり、軸部25bは先端側が小径部25c、基端側が大径部25dとされた段付き軸とされている。小径部25cの先端面には取り付け穴25eが形成されている。円板部25aの周面はその下面側角部に大きく面取りが施されたような曲面形状とされており、円板部25aの上面周縁には全周に渡って突部25fが形成されている。また、円板部25aの下面中央には下面から突出する押し子25gが一体形成されている。
ベース26は全体として枠状をなし、その枠を構成する枠部26aは円環形状とされている。枠部26a内にはヒンジ26bが等角間隔(90°間隔)で4本形成されている。ヒンジ26bは枠部26aの内周面から突出された支持部26cから枠部26aの周方向に延伸されて円弧状をなすように形成されており、その遊端にはそれぞれプッシャ26dが形成されている。プッシャ26dは枠部26aの中心を向くように、ヒンジ26bの遊端部分の内周面から内向きに突出されて形成されており、その上面は枠部26aの中心に向かって下がる傾斜面26eとされている。
枠部26aの内周面にはさらに突部26fが4つ突出形成されている。これら突部26fは各プッシャ26d間に位置するように形成されており、その先端面は枠部26aと同心の円筒面とされている。また、枠部26aの上面には弾性部材23の突起23e,23fの位置・大きさと対応して切欠き26g,26hが形成されている。
一方、ベース26の枠部26aの外周の互いに対向する位置には延長部26i,26jが突出延長されて形成されており、これら延長部26i,26jの側壁面にはトップカバー22の4つの係止窓22dの位置と対応して係止突起26kがそれぞれ形成され、さらに係止突起26kに隣接して各係止突起26kの外側に係止段部26mが形成されている。また、延長部26i,26jにはインナプレート24の4つの係止片24dの爪24eの位置と対応して溝26nがそれぞれ形成されている。さらに、溝26nの底面と同一底面をなす凹部26pが延長部26i,26jの各中央部に形成され、これら凹部26pに弾性部材23の一対の穴23gと対応してボス26qがそれぞれ突設されている。また、一方の延長部26iには凹部26pの底面がさらに外側に延長されてなる板面を有する突出部26rが延長部26iより幅狭とされて形成されている。なお、延長部26i,26jの下面にもそれぞれボス26sが突設されている。
摺動シート27はPET(ポリエチレンテレフタレート)シートや表面にテフロン(登録商標)加工が施されたシートとされ、円形形状とされる。
中央可動接点板28はドーム形状をなす金属板よりなる。
可撓性シート31は円形部31aと、その円形部31aの円周の互いに対向する位置から突出延長された延長部31b,31cとよりなり、外形形状はベース26の外形形状と対応する形状とされている。円形部31aの中央には円形の穴31dが形成されており、延長部31b,31cにはベース26の下面に突設されているボス26sと対応して穴31eがそれぞれ形成されている。
可撓性シート31の円形部31aの下面には穴31dの回りに周辺可動接点パターン41がリング状に形成されており、また延長部31bの下面には接続パターン42が形成されている。
外側スペーサ32はリング状をなし、その外周の互いに対向する位置には可撓性シート31の延長部31b,31cと対応して延長部32a,32bが形成されている。延長部32aは延長部31bの幅広部分に対応して形成されており、その端縁には長円切欠き32cが形成されている。一方、延長部32bには穴32dが形成されており、これら長円切欠き32c、穴32dは可撓性シート31の一対の穴31eと対応して形成されている。
内側スペーサ33は外側スペーサ32より小径のリング状とされ、その中央の穴(開口)の大きさは可撓性シート31の穴31dの大きさと一致されている。
導電テープ34は方形形状をなす。導電テープ34には例えば異方性導電フィルム(ACF)が用いられる。
基板35はこの例ではフレキシブルプリント配線板(FPC)とされ、基部35aと、基部35aから延長されたケーブル部35bとよりなる。基部35aは可撓性シート31の外形と対応する形状とされ、その中央には中央固定接点パターン51が形成されている。中央固定接点パターン51は円形パターン51aと円形パターン51aを囲むリング状パターン51bとよりなる。
中央固定接点パターン51の回りには円周上に90°間隔で配列されて4つの周辺固定接点パターン52が形成されており、これら周辺固定接点パターン52は略方形状に形成されている。また、基部35aの、可撓性シート31の延長部31bと対応する部分には接続パターン53が形成されている。接続パターン53はこの例では図3に示したように細幅のパターンが繰り返し折り返されて延長されたようなパターンとされる。接続パターン53をこのようなパターンとすることにより、導電テープ34として異方性導電フィルムを用い、接続パターン42,53を接続する場合に樹脂材(粘着材)の逃げを確保することができる。
基部35aには一対の穴35cが形成されており、これら穴35cは可撓性シート31の一対の穴31eと対応して形成されている。なお、この基板35及び上述した可撓性シート31においては引き出しパターン等の詳細図示は省略している。
ベースプレート29は金属板よりなり、底板部29aは基板35の基部35aと対応する形状とされる。底板部29aにはベース26の下面に突設されている一対のボス26sと対応して穴29b,29cが形成されている。また、底板部29aの4隅には底板部29aから曲げ起こされてL字形状をなす係止片29dがそれぞれ形成されている。
上記のような構成において、キートップ21、つまみ25及びベース26は例えばABSやPC等の硬質樹脂製とされ、トップカバー22、インナプレート24及びベースプレート29を構成する金属板にはステンレス板等が使用される。また、可撓性シート31には例えばPETシートが用いられ、基板35にはPI(ポリイミド)フィルムが用いられる。外側スペーサ32及び内側スペーサ33には例えばフィルム基材の両面粘着テープが使用される。
次に、各部の組み立てについて、さらに図5〜10を参照して説明する。
基板35上に外側スペーサ32、内側スペーサ33及び導電テープ34を挟んで可撓性シート31を積層固定する。内側スペーサ33は中央固定接点パターン51の回りに位置され、外側スペーサ32は4つの周辺固定接点パターン52の回りに位置される。また、基板35及び可撓性シート31の両接続パターン53,42は導電テープ34を介して接続導電される。各周辺固定接点パターン52上には空隙を介して周辺可動接点パターン41が位置し、即ちメンブレンスイッチよりなる周辺スイッチ61が4つ形成される。
この周辺スイッチ61が構成された基板35がベースプレート29上に搭載され、さらにその上にベース26が図5に示したように搭載される。ベース26の下面に形成されている一対のボス26sは可撓性シート31の穴31e、外側スペーサ32の長円切欠き32c及び穴32d、基板35の穴35c及びベースプレート29の穴29b,29cを順次、挿通して外部に突出される。ベース26はベースプレート29の4つの係止片29dが係止段部26mにそれぞれ引っ掛けられることにより、それら係止片29dによって固定される。
可撓性シート31の中央の穴31d内には図5では隠れて見えないが、中央可動接点板28が配置され、さらにその上に摺動シート27が配されて穴31dが蓋される。中央可動接点板28はその周縁部が中央固定接点パターン51のリング状パターン51b上に搭載され、中央固定接点パターン51と中央可動接点板28とによって中央スイッチ62(図2参照)が構成される。
次に、図6に示したようにつまみ25が摺動シート27上に配されて、ベース26の枠部26a内の中央に位置され、さらに図7に示したようにインナプレート24が取り付けられる。インナプレート24はその4つの係止片24dの先端に形成されている爪24eがそれぞれベース26の溝26nに嵌め込まれることによってベース26に取り付けられる。つまみ25の軸部25bはインナプレート24の開口24aに位置し、開口24aより突出される。
次に、図8に示したように弾性部材23がベース26の上面を覆うように取り付けられる。弾性部材23の下面に形成されている一対の段部23hはベース26の凹部26pにそれぞれ収容され、凹部26pに形成されているボス26qが弾性部材23の穴23gに挿入されて位置決めされる。また、弾性部材23の下面に形成されている突起23e,23fはインナプレート24の切欠き24b,24cを介してベース26の切欠き26g,26hにそれぞれ収容され、このようにして弾性部材23は周縁部がベース26に固定される。
次に、トップカバー22が弾性部材23を覆うように取り付けられる。ベース26の4つの係止突起26kは図9に示したようにトップカバー22の係止窓22dにそれぞれ係合され、これら係止突起26kによってトップカバー22がベース26に取り付け固定される。
最後に、キートップ21がつまみ25に取り付けられる。この取り付けはキートップ21の取り付け軸21bをつまみ25の取り付け穴25eに例えば圧入固定することによって行われ、これにより図1及び図10に示した多方向スライドスイッチが完成する。
上記のようにして組み立てられた多方向スライドスイッチは図2に示したように周辺スイッチ61及び中央スイッチ62がベース26の枠部26a内に位置し、各周辺スイッチ61上にはプッシャ26dが可撓性シート31と当接してそれぞれ位置される。また、中央スイッチ62上にはつまみ25の下面に形成されている押し子25gが摺動シート27を介して位置される。
つまみ25の円板部25aの上面周縁に形成されている突部25fは、円板部25aと弾性部材23との間に配設されているインナプレート24の下面に当接されている。つまみ25の軸部25bの先端側小径部25cは弾性部材23の取り付け穴23cに嵌合されており、弾性部材23の取り付け穴23cを囲む部分の下面(内面)は段付き軸とされた軸部25bの段部に当接されている。また、弾性部材23の湾曲された(冗長をもたされた)湾曲部23dはトップカバー22の開口22bに位置して外部に露出されている。
次に、この多方向スライドスイッチの動作について説明する。
図11に示したようにキートップ21を矢印方向にスライド操作すると、つまみ25はキートップ21と連動してスライド動作し、円板部25aの周面がプッシャ26dの傾斜面26eに当接し、傾斜面26eに乗り上げて傾斜面26eを押圧する。この傾斜面26eへの押圧力の分力によりプッシャ26dには下方に押す力が作用する。プッシャ26dは片持ち梁状とされたヒンジ26bの遊端に形成されているため、ヒンジ26bが撓み、これによりプッシャ26dは下方へ変位し、つまり押下されて周辺スイッチ61を押下操作する。メンブレンスイッチよりなる周辺スイッチ61は押下操作により周辺可動接点パターン41と周辺固定接点パターン52とが接触導通することでスイッチがONとなる。
キートップ21への操作力を解除すると、図11に示したように弾性変形していた弾性部材23の弾性復元力により、キートップ21及びつまみ25は図2に示した元の位置に復帰し、周辺スイッチ61はOFFとなる。
一方、中央スイッチ62の操作はキートップ21を押下操作することによって行われる。ドーム形状をなす中央可動接点板28は押し子25gによって押下されることにより反転し、これにより中央固定接点パターン51の円形パターン51aとリング状パターン51bとが中央可動接点板28を介して導通し、スイッチがONとなる。
キートップ21への押下操作力を解除すると、中央可動接点板28は元の状態に反転復帰し、これによりつまみ25及びキートップ21が押し上げられて元の位置に復帰し、中央スイッチ62はOFFとなる。
上記のような構成とされた多方向スライドスイッチによれば、つまみ25は円板部25aを備え、その円板部25aの周面で周辺スイッチ61上に配置されたプッシャ26dを押圧し、押下操作する構造となっており、よって例えばキートップ21のスライド操作時にキートップ21にねじるような力(回転させるような力)が加わり、これに伴い、つまみ25が回転したとしても常に確実にプッシャ26dを押圧することができ、つまり常に良好に周辺スイッチ61を操作することができる。
また、プッシャ26dは剛体とされ、可撓性を持たされたヒンジ26bの遊端に形成されて押下操作可能とされているため、図20〜22に示した従来の弾性体よりなるスイッチ押圧部14g(プッシャ)のように、自身が弾性変形して押圧力を吸収してしまうといったことは発生せず、よって従来に比し、小さな押圧力(荷重)で周辺スイッチ61をON操作することができ、軽快に操作することができる。
さらに、この例では図20〜22に示した従来例と異なり、つまみ25を復帰させる弾性部材23とプッシャ26dとは別体であって、弾性部材23はつまみ25の上に配され、その取り付け穴23cにつまみ25の軸部25bが嵌合される構造となっているため、弾性部材23はつまみ25が回転したとしてもその影響を受けることはなく、常に良好に機能する。
加えて、この例では小さな押圧力で周辺スイッチ61をON操作できる分、つまみ25を復帰させる力も小さくて済み、この点でもスライド操作時の操作力が小さくて済むため、軽快な操作が可能となり、かつ弾性部材23に要求される弾性復元力は小さくて済むため、弾性部材23の構成も容易となる。
なお、この例では中央可動接点板28が位置する可撓性シート31の穴31dは摺動シート27によって蓋され、つまみ25がスライド動作する際に押し子25gはこの摺動シート27と摺接する構造となっており、一方、円板部25aの上面周縁に形成されている突部25fはインナプレート24の内面と摺接する構造となっている。このような構造によりつまみ25は水平に良好にスライド動作し、かつインナプレート24によって突部25fが押さえられるため、スライド動作時に例えばつまみ25が傾いたり、あるいはプッシャ26d押圧時につまみ25が浮き上がるといったことを防止することができる。
また、つまみ25の軸部25bが位置するインナプレート24の開口24aはつまみ25(軸部25b)がスライド動作可能な大きさとされており、つまみ25のスライド動作時に軸部25bの大径部25dの周面が開口24aの内周面に突き当たることにより、つまみ25の過大なスライドが規制されるものとなっている。
同様に、この例ではつまみ25のスライド動作時にベース26の枠部26aから突出形成されて各プッシャ26d間に位置する突部26fにつまみ25の円板部25aの周面が突き当たるものとなっており、これによってもつまみ25の過大なスライドが規制されるものとなっている。なお、このようなつまみ25の過大なスライドを規制する構造はいずれか一方だけでもよい。また、この例のように2つの構造を設ける場合、例えばつまみ25の軸部25bの周面がインナプレート24の開口24aの内周面に先に突き当たるようにする。
一方、プッシャ26dがつまみ25によって押圧される際、押圧力の水平方向の分力によりプッシャ26dには後退させる方向(外側に移動して枠部26aに近づく方向)の力が加わることになり、これによりプッシャ26dが後退すると、操作性が悪化し、操作感触が悪くなるといった恐れがある。
この問題を回避するためにはプッシャ26dの後退を抑制できるようにすればよく、例えば図2中に二点鎖線で示したように枠部26aとヒンジ26bの遊端との間にストッパ71を設ければよい。なお、このストッパ71はベース26に一体形成してもよく、あるいは弾性部材23に一体形成してもよい。
次に、この発明による多方向スライドスイッチの第2の実施例について、図12〜15を参照して説明する。
図12及び図13は各部に分解し、それぞれ斜め上方及び斜め下方から見た状態を示したものであり、この例では前述した第1の実施例とプッシャの支持構造が異なるものとなっており、これに伴い、ベースの形状が異なり、かつ新たにリング部材を具備するものとなっている。
リング部材81はリング部81aとプッシャ81bと突部81cとよりなり、樹脂製とされる。リング部81aは第1の実施例におけるヒンジ26bと同様、可撓性を有するものとされ、このリング部81aの内周面にプッシャ81bが90°間隔で配列されて4つ突出形成されている。各プッシャ81bはリング部81aの中心を向くように形成されており、その上面には第1の実施例におけるプッシャ26dと同様、傾斜面81dが形成されている。
突部81cは第1の実施例においてつまみ25の過大なスライドを規制すべく、ベース26に形成されている突部26fと対応するもので、リング部81aの内周面に4つ突出形成されている。これら突部81cは各プッシャ81b間に位置するようにプッシャ81bと45°ずれて形成されている。なお、突部81c及び突部81cが形成されている部分のリング部81aは厚さが大とされて下面側に段部81eが構成されており、これら4つの段部81eの下面に対し、段部81e間に位置してプッシャ81bを支持するリング部81aは浮いた状態となっている。また、各段部81eの下面には位置決め凹部81fが形成されている。
ベース26′は第1の実施例におけるベース26に対し、プッシャ26d、ヒンジ26b、支持部26c及び突部26fがない形状とされ、新たに位置決め凸部26tを具備している。位置決め凸部26tは枠部26aの内周面に4つ配列されて突出形成されている。
リング部材81は図14に示したようにベース26′の枠部26a内に収容されて取り付けられ、この後、図15に示したようにつまみ25が配置される。リング部材81はその4つの位置決め凹部81fがベース26′の位置決め凸部26tに係合されることにより、ベース26′に位置決めされて保持される。
この第2の実施例によれば、プッシャ81bを支持するリング部81aの外周側には図14に示したようにベース26′の枠部26aが位置するため、プッシャ81bがつまみ25によって押圧される際にプッシャ81bは後退せず、よって良好な操作感触を得ることができる。なお、第1の実施例に対し、部品点数が増える点では不利となる。
次に、この発明による多方向スライドスイッチの第3の実施例について説明する。
図16は断面構造を示したものであり、図17は各部に分解して示したものである。また、図18及び図19はそれぞれ組み立て途中の状態を示したものである。
この例では周辺スイッチをメンブレンスイッチではなく、中央スイッチと同様、ドーム形状をなす可動接点板を用いたスイッチ(メタルドームスイッチ)としたものである。基板35′には中央固定接点パターン51と同様、円形パターン54aと円形パターン54aを囲むリング状パターン54bとよりなる周辺固定接点パターン54が中央固定接点パターン51を囲む円周上に90°間隔で配列されて4つ形成されている。
各周辺固定接点パターン54上には周辺可動接点板91が配置され、これら周辺可動接点板91と周辺固定接点パターン54とによって周辺スイッチ63(図16参照)が構成される。図17中、92は片面粘着シートを示し、この片面粘着シート92を周辺可動接点板91及び中央可動接点板28上に被せることで、それら周辺可動接点板91及び中央可動接点板28が基板35′上に位置決めされる。
この例においてもキートップ21をスライド操作し、つまみ25をスライドさせると、プッシャ26dが押下され、これにより周辺可動接点板91が反転してスイッチがONとなる。なお、この例ではプッシャ26dが形成されている部分においてストッパ71′を設け、枠部26aとの間の空間にこのストッパ71′が位置するようにしており、これによりつまみ25によって押圧された際のプッシャ26dの後退を抑制できるようにしている。なお、ストッパ71′は弾性部材23に一体形成されている。
以上、説明した各実施例ではいずれも中央スイッチ62を具備するものとしているが、用途に応じて中央スイッチ62のない構成とすることもできる。
また、いずれも90°間隔で配置された4つの周辺スイッチ61(63)を具備し、4方向操作可能なスライドスイッチとしているが、これに限らず、例えば周辺スイッチ61を円周上に8つ配列することにより、8方向操作可能なスライドスイッチとすることもできる。プッシャ26d(81b)はつまみ25の円板部25aの周面によって押圧される構造を採用しているため、このような8方向のスライドスイッチも容易に構成することができる。なお、この場合、つまみ25の過大なスライドを規制する突部26f(81c)はなしとし、つまみ25のスライド規制はインナプレート24の開口24aの内周面につまみ25の軸部25bが突き当たることによって行うものとする。
Aはこの発明による多方向スライドスイッチの第1の実施例を示す平面図、Bはその側面図、Cはその正面図。 図1AのD−D線拡大断面図。 図1に示した多方向スライドスイッチの分解斜視図。 図1に示した多方向スライドスイッチの分解斜視図。 図1に示した多方向スライドスイッチの組み立て途中の状態を示す斜視図(その1)。 図1に示した多方向スライドスイッチの組み立て途中の状態を示す斜視図(その2)。 図1に示した多方向スライドスイッチの組み立て途中の状態を示す斜視図(その3)。 図1に示した多方向スライドスイッチの組み立て途中の状態を示す斜視図(その4)。 図1に示した多方向スライドスイッチの組み立て途中の状態を示す斜視図(その5)。 図1に示した多方向スライドスイッチの斜視図。 図1に示した多方向スライドスイッチがスライド操作された状態を示す断面図。 この発明による多方向スライドスイッチの第2の実施例の構成を示す分解斜視図。 この発明による多方向スライドスイッチの第2の実施例の構成を示す分解斜視図。 図12に示した多方向スライドスイッチの組み立て途中の状態を示す斜視図(その1)。 図12に示した多方向スライドスイッチの組み立て途中の状態を示す斜視図(その2)。 この発明による多方向スライドスイッチの第3の実施例を示す断面図。 図16に示した多方向スライドスイッチの分解斜視図。 図16に示した多方向スライドスイッチの組み立て途中の状態を示す斜視図(その1)。 図16に示した多方向スライドスイッチの組み立て途中の状態を示す斜視図(その2)。 多方向スライドスイッチの従来例を示す断面斜視図。 図20におけるスライドつまみの斜視図。 図20におけるつまみ保持部材の斜視図。

Claims (13)

  1. 円周上に配列されて基板上に構成された複数の周辺スイッチを有し、キートップをスライド操作することにより、そのスライド方向の周辺スイッチが押下操作される構成とされた多方向スライドスイッチであって、
    前記複数の周辺スイッチを囲む枠状とされて前記基板上に搭載されたベースと、
    そのベース内に位置し、前記キートップに取り付けられて前記キートップと連動するつまみと、
    前記周辺スイッチ上にそれぞれ配置された剛体のプッシャと、
    前記ベースに周縁部が固定されて前記ベースの上面を覆い、中央に取り付け穴が形成された弾性部材とを具備し、
    前記つまみは円板部と、その円板部の中央に突設され、前記取り付け穴に嵌合されて前記キートップに固定される軸部とよりなり、
    前記キートップをスライド操作することにより、前記つまみがスライド動作し、前記円板部の周面が前記プッシャに設けられている傾斜面に当接して押圧することで前記プッシャが押下されて前記周辺スイッチが押下操作され、
    前記つまみへの操作力を解除すると、前記弾性部材の弾性復元力により前記つまみが元の位置に復帰する構造とされていることを特徴とする多方向スライドスイッチ。
  2. 請求項1記載の多方向スライドスイッチにおいて、
    前記ベースの枠内に、その枠から突出して枠の周方向に延伸する複数のヒンジが形成され、
    それらヒンジの遊端に前記プッシャがそれぞれ形成されていることを特徴とする多方向スライドスイッチ。
  3. 請求項2記載の多方向スライドスイッチにおいて、
    前記各プッシャ間に前記円板部の周面が突き当たる突部が前記枠から突出されて形成されていることを特徴とする多方向スライドスイッチ。
  4. 請求項2記載の多方向スライドスイッチにおいて、
    前記ヒンジの遊端と前記枠との間にストッパが配置されていることを特徴とする多方向スライドスイッチ。
  5. 請求項1記載の多方向スライドスイッチにおいて、
    前記プッシャはリング部材の内周面に配列されて突出形成され、
    前記リング部材は前記ベースの枠内に収容されていることを特徴とする多方向スライドスイッチ。
  6. 請求項5記載の多方向スライドスイッチにおいて、
    前記各プッシャ間に前記円板部の周面が突き当たる突部が前記リング部材から突出されて形成されていることを特徴とする多方向スライドスイッチ。
  7. 請求項1記載の多方向スライドスイッチにおいて、
    前記軸部が位置し、前記軸部がスライド動作可能な大きさの開口を有するインナプレートが前記円板部と前記弾性部材との間に設けられ、
    前記つまみがスライド動作する際、前記インナプレートと摺接する突部が前記円板部の周縁に形成されていることを特徴とする多方向スライドスイッチ。
  8. 請求項7記載の多方向スライドスイッチにおいて、
    前記つまみがスライド動作する際、前記軸部の周面が前記開口の内周面に突き当たることを特徴とする多方向スライドスイッチ。
  9. 請求項1記載の多方向スライドスイッチにおいて、
    前記複数の周辺スイッチは、複数の周辺固定接点パターンが形成された前記基板と、それら周辺固定接点パターンと対向する周辺可動接点パターンが形成された可撓性シートとがスペーサを介して積層されてなるメンブレンスイッチによって構成されていることを特徴とする多方向スライドスイッチ。
  10. 請求項9記載の多方向スライドスイッチにおいて、
    前記キートップの押下操作により操作される中央スイッチを具備し、
    前記中央スイッチは、前記基板上に形成された中央固定接点パターンと、その中央固定接点パターン上に搭載されたドーム形状をなす中央可動接点板とよりなり、
    前記中央可動接点板を押下する押し子が前記円板部の下面に突出形成されていることを特徴とする多方向スライドスイッチ。
  11. 請求項10記載の多方向スライドスイッチにおいて、
    前記中央可動接点板は前記可撓性シート及び前記スペーサに形成された穴に位置され、
    前記つまみがスライド動作する際、前記押し子が摺接する摺動シートが前記中央可動接点板上に前記穴を覆うように配置されていることを特徴とする多方向スライドスイッチ。
  12. 請求項1記載の多方向スライドスイッチにおいて、
    前記周辺スイッチは、前記基板上に形成された周辺固定接点パターンと、その周辺固定接点パターン上に搭載されたドーム形状をなす周辺可動接点板とよりなることを特徴とする多方向スライドスイッチ。
  13. 請求項12記載の多方向スライドスイッチにおいて、
    前記キートップの押下操作により操作される中央スイッチが設けられ、
    前記中央スイッチは、前記基板上に形成された中央固定接点パターンと、その中央固定接点パターン上に搭載されたドーム形状をなす中央可動接点板とよりなり、
    前記中央可動接点板を押下する押し子が前記円板部の下面に突出形成されていることを特徴とする多方向スライドスイッチ。
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