JP5440284B2 - アナログポインティングキー構造 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話端末、PDA、ゲームコントローラ等の電子機器の操作装置に用いて好適なアナログポインティングキー構造に関する。
近年、携帯電話端末や携帯ミュージックプレイヤーなどではWEB閲覧などのパーソナルコンピュータと同様の機能が搭載されており、一般的な方向キーだけではなく、パーソナルコンピュータ用のマウスのように表示画面上でポインタが連続的に移動する、アナログ的な動きをするポインティングデバイスの搭載が求められている。
このようなものとしては、剛体キートップと、表面に前記剛体キートップが固定され、前記剛体キートップを囲繞する位置に前記表面に沿った方向に前記剛体キートップが変位することを許容し、かつ、該変位を復元可能な弾性復帰部が設けられた支持部材と、該支持部材に固定されて前記剛体キートップを囲繞し、かつ、前記剛体キートップと前記弾性復帰部との間に位置するリング状磁石部材と、前記剛体キートップと連動する前記リング状磁石部材の変位による磁束密度の変化を検出する磁気センサとを備えたアナログポインティングキー構造が知られている。
このようなアナログポインティングキー構造を備えたデバイスにおいて、例えば特許文献1には、剛体キートップを前記表面に沿った方向に移動させる際、その可動範囲を規制するため、剛体キートップ側に円盤状のストッパプレートを設けるとともに、デバイスの筐体側に、ストッパプレートの外周側を囲繞するよう、複数の突起を設けた構成が開示されている。このような構成においては、突起にストッパプレートが突き当たることで、剛体キートップの可動範囲が規制される。
特開2009−252628号公報
しかし、上記したような構成においては、以下に示すような課題が存在する。
まず、剛体キートップを、指でスライドさせる程度の静荷重で移動させる場合は、突起がストッパプレートの過剰な移動を有効に規制する。しかし、上記アナログポインティングキー構造を備えたデバイスを落下させた場合等に、衝撃荷重が作用した場合、慣性により剛体キートップおよびストッパプレートが移動し、突起に衝突することがある。このとき、図8(a)に示すように、ストッパプレート100が突起101の角部に点接触すると、荷重が接触部分に集中する。すると、特に、薄い板金で形成されたストッパプレート100が塑性変形してしまう可能性がある。
また、図8(b)に示すように、剛体キートップを前記表面に沿った方向に移動させて操作した場合、その操作方向によっては、ストッパプレート100を囲繞するよう設けられた複数の突起101のうち、互いに隣接する二つの突起101の間にストッパプレート100が入り込んでしまう可能性がある。特に、剛体キートップを回転させるように操作した場合、ストッパプレート100が二つの突起101、101の間に入り混んでしまうと、剛体キートップの動きが滑らかな動きにならず、操作者が違和感を感じることもある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、耐久性に優れ、しかも操作性に優れたアナログポインティングキー構造を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明は、剛体キートップと、表面に剛体キートップが固定され、剛体キートップを囲繞する位置の少なくとも一部に表面に沿った方向に剛体キートップが変位することを許容し、かつ、該変位を復元可能な弾性復帰部が設けられた支持部材と、該支持部材に固定されて剛体キートップを囲繞し、かつ、少なくともその一部が剛体キートップと弾性復帰部との間に位置するリング状磁石部材と、剛体キートップと連動するリング状磁石部材の変位による磁束密度の変化を検出する磁気センサと、剛体キートップが操作されたときに剛体キートップとともに移動する円盤状のストッパプレートと、剛体キートップが当該剛体キートップの表面に沿った方向に変位したときに、剛体キートップの変位を規制するため、ストッパプレートの外周側に、周方向に間隔を隔てて設けられた複数の突起と、互いに隣接する突起どうしの間を結ぶ円周上に内周部が接するリング部材と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ストッパプレートの外周側に設けられた複数の突起と、リング部材とにより、ストッパプレートの外周側の全周が囲まれる。これにより、落下時等にストッパプレートが突起に点接触して変形したり、突起の間にストッパプレートの一部が入り込むのを防ぐことができるので、耐久性に優れ、しかも操作性が良好なものとすることができる。
本発明の実施形態における、アナログポインティングキー構造の分解斜視図である。 本発明の実施形態における、キーシートの分解斜視図である。 本発明の実施形態における、キーシートの一部断面図である。 本発明の実施形態における、キーラバーの斜視図である。 本発明の実施形態における、図3とは異なる箇所におけるアナログポインティングキー構造の断面図である。 ストッパプレートの変位量を規制する突起およびリング部材を示す斜視図である。 決定キートップを操作したときにストッパプレートの変位が突起およびリング部材により規制される状態を示す図である。 従来の突起により、決定キートップを操作したときにストッパプレートの変位が規制される状態を示す図である。
図1は、本発明の実施の形態に係るアナログポインティングキー構造Aの分解斜視図である。
図1に示すように、アナログポインティングキー構造Aは、シート状に形成されたキーシート1と、メタルドームシート(スイッチングシート)14と、フレキシブル基板(基板)16とが重ねられて、これをフロントケース24に装着することにより概略構成されている。なお、フロントケース24は、インサート板金(プレート部材)19と樹脂とが一体的に成型されたものである。
図2は、キーシート1の分解斜視図であり、図3は、アナログポインティングキー構造Aの一部断面図である。
図2に示すように、キーシート1は、キーユニット2と、方向キー25と、目隠しプレート4と、決定キートップ(剛体キートップ)3と、引き剥がし防止プレート26と、リング状磁石部材5と、キーラバー(支持部材)6と、ストッパプレート10と、を備えている。
キーユニット2は、シート状に成型された部材であり、円孔2aと、複数個のボタン2cとが形成されている。円孔2aは、決定キートップ3および方向キー25が露出するように構成されている。ボタン2cは、キーユニット2の厚さ方向に押下及び復帰となるよう、弾性変形可能とされている。
図2および図3に示すように、決定キートップ3は、硬質樹脂を略円盤形状に成型した部材であり、操作者の指等と接触して操作を直接的に受ける凸形状のトップ部3aと、トップ部3aの外周側に形成されたフランジ部3bとを有している。この決定キートップ3は、その裏面側が、接着剤等によりで引き剥がし防止プレート26に貼付されている。
引き剥がし防止プレート26は、硬質樹脂等を略円盤形状に成型した部材であり、決定キートップ3の外径よりも大きな外径を有している。
方向キー25は、薄型でかつ高剛性を有した金属板を略円環状に成型した部材であり、キーユニット2の円孔2aよりも大きな外径を有するとともに、決定キートップ3のフランジ部3bの外径よりも小さく、かつトップ部3aの外径よりも大きな内径を有した孔25aが形成されている。決定キートップ3は、トップ部3aが、方向キー25の孔25aの内側に露出するよう配置される。
図4は、キーラバー6の斜視図である。
図2、図4に示すように、キーラバー6は、ゴム状弾性体からなるシート状で、キーユニット2と略同大に成型された部材である。図3、図4に示すように、キーラバー6は、引き剥がし防止プレート貼付部7と、リング状磁石固定部9と、蛇腹部(弾性復帰部)8と、方向キー貼付部27を備えている。
引き剥がし防止プレート貼付部7は、引き剥がし防止プレート26にほぼ対応した大きさの円形平面であり、キーラバー6の中央部に成型されている。
リング状磁石固定部9は、引き剥がし防止プレート貼付部7からキーラバー6の厚さ方向に窪んで同方向の断面が略U字状に成型された部位であり、引き剥がし防止プレート貼付部7を囲繞する位置に環状に成型されている。
蛇腹部8は、キーラバー6の厚さ方向の断面が蛇腹状に成型された部位であって、リング状磁石固定部9を囲繞する位置に環状に成型された部位である。この蛇腹部8は、引き剥がし防止プレート貼付部7の面に沿って作用する荷重を受けたときに弾性変形して伸縮できるようになっている。
方向キー貼付部27は、円環状に成型された部位であり、蛇腹部8を囲繞している。この方向キー貼付部27には、方向キー25の外周部25bが接着材で固着されている。
また、図4に示すように、キーラバー6には、各ボタン2cと対応する位置にボタン押し子6cが突設されている。
キーラバー6には、方向キー25の外周縁部と対応した位置にも方向キー押し子6dが突設されている。方向キー押し子6dは、周方向に等間隔で、例えば四つ設けられている。
ここで、キーラバー6において、決定キートップ3を操作したときに弾性変形する、蛇腹部8よりも内側の領域と、それ以外の周囲のゴム硬度を互いに異ならせることもできる。この場合、少なくとも、蛇腹部8と、方向キー25を支持する部分とで、ゴム硬度を異ならせる。これにより、決定キートップ3を操作した時と、それ以外の方向キー25等を操作した時とで、それぞれの移動荷重を適宜調整することができる。
図2、図3に示したように、リング状磁石部材5は、円環状の永久磁石からなり、リング状磁石固定部9に収容かつ固定されている。このリング状磁石部材5は、その内径が方向キー25の孔25aの径よりも小さく形成されると共にその外径が孔25aの径よりも大きく形成されている。また、このリング状磁石部材5の外径と内径は、その差が決定キートップ3のスライド可能な長さよりも大きく構成されている。
ここで、リング状磁石部材5のホールIC(磁気センサ)17(後述)による差磁束検出に影響ない範囲で、リング状磁石部材5の外径をなるべく縮小するのが好ましい。これにより、キーラバー6の蛇腹部8の径を小さくすることができ、方向キー25の移動荷重の調整範囲を広げることが可能になる。
ストッパプレート10は、図2、図3に示すように、略円盤形状に形成された部材であり、中央に位置する押し子部11と、この押し子部11を囲繞するバネ部12と、この押し子部11を囲繞するように環状に形成された外環固定部12aとを備えている。
押し子部11は、略円盤形状に形成されたものであり、図3に示すように、メタルドームシート14に対向する側に形成された押し子円面11aと、この押し子円面11aの中央からメタルドームシート14の方向に突設されたキートップ押し子11bとを備えている。この押し子部11は、押し子円面11aと反対側に形成される荷重受面11cが、キーラバー6における引き剥がし防止プレート貼付部7の裏面7bに固着されている。
バネ部12は、押し子部11を囲繞するように配置されており、押し子部11と外環固定部12aとを接続している。このバネ部12は、決定キートップ3の押下時には撓み、クリック感に影響の出ない撓み荷重に設定されると共に、決定キートップ3のスライド操作によって厚さ方向と直交する方向に荷重が加わっても容易に変形がなされないように設定されている。
外環固定部12aは、円環状に形成されたものであり、バネ部12に接続されると共に、メタルドームシート14と対向するリング状磁石固定部9に固着されている。
目隠しプレート4は、図2、図3に示すように、略円環状の部材であり、決定キートップ3の外径より大きく、かつ引き剥がし防止プレート26の外径より小さな内径と、方向キー25の孔25aの内径よりも大きな外径とを有する。この目隠しプレート4は、リング状磁石部材5に形成された円環平面5aに貼付されている。このような目隠しプレート4は、方向キー25の孔25aから露出するリング状磁石部材5の内周側の一部を被覆して、決定キートップ3と方向キー25との隙間からリング状磁石部材5が視認されないようにしている。
図1に戻って、メタルドームシート14は、略矩形状に形成されたものであり、フレキシブル基板16上に実装された電子部品のスイッチング機能を有するメタルドーム14aを、各ボタン2c(各ボタン押し子6c)と決定キートップ3(キートップ押し子11b)との位置に応じて配列させたものである。
このメタルドームシート14には、断面矩形となった八つのシート逃げ孔15が、決定キートップ3を囲繞するように、周状に等間隔で設けられている。このメタルドームシート14は、フレキシブル基板16に貼付されている。
フレキシブル基板16は、略矩形状に形成されたものであり、複数の電子部品が実装されている。この実施形態では、リング状磁石部材5によって作用する磁力を検出するホールIC17がフレキシブル基板16のフロントケース24側に実装されている。具体的には、四つのホールIC17が決定キートップ3を囲繞するように周状に等間隔で設けられている。
また、このフレキシブル基板16には、シート逃げ孔15と同大同形状に形成された八つの基板逃げ孔18が、四つのホールIC17を囲繞するように、シート逃げ孔15に対応する位置に周状に等間隔に設けられている。このようなフレキシブル基板16は、フロントケース24に収容・固着されている。
フロントケース24は、インサート板金19を樹脂と一体的にインサート成型したものである。
インサート板金(プレート部材)19は、板金絞り加工により形成されるもので、キーシート貼付面23と、このキーシート貼付面23から窪んで形成されてフレキシブル基板16を収容するフレキシブル基板収容部20と、このフレキシブル基板収容部20に形成された四つの逃げ孔21及び周状に突設された八つの突起部22とを備えている。
なお、フレキシブル基板収容部20は、キーシート貼付面23との段差を設けてフレキシブル基板16を収容することができるのであれば、板金に限らず、例えば、キーシート貼付面23と一体に樹脂成形により形成する等、他の構造としてもよい。
逃げ孔21は、フレキシブル基板収容部20に収容されたフレキシブル基板16に実装された四つのホールIC17の位置に対応して周状に四つ形成されており、図3に示すようにホールIC17を収容している。
突起部22は、フレキシブル基板収容部20において、四つのホールIC17を囲繞するように周状に、略直交方向に突出して形成されたものである。突起部22は、図5に示すように、シート逃げ孔15と基板逃げ孔18とを挿通している。これにより、図6に示すように、突起部22は、メタルドームシート14の表面から突出している。
ここで、前記の方向キー押し子6dは、突起部22よりも外周側に設けられている。つまり、方向キー25の外径は、八つの突起部22により形成される円の径よりも大きく設定されている。
このような構成により、フレキシブル基板収容部20にフレキシブル基板16が貼付されている。
さらに、図6に示すように、メタルドームシート14のキーシート1側の表面には、環状に配置された複数の突起部22の外周側に、リング部材50が設けられている。リング部材50は、環状で、その内周部に、複数の突起部22が収まる凹部51、51、…が形成されている。リング部材50は、各凹部51に、メタルドームシート14の表面から突出した突起部22を嵌め込んだ状態において、互いに隣接する突起部22、22間に内径部52が臨む。この内径部52は、突起部22の内周側22aと同一の曲率半径で形成されており、互いに隣接する突起部22、22の内周側22a、22aを結ぶ円周上に内径部52が位置する。これにより、突起部22の内周側22aとリング部材50の内径部52とにより、周方向に連続する円形の内壁面55が形成されている。
これにより、ストッパーリング10は、その外周側全周が、突起部22の内周側22aとリング部材50の内径部52とからなる内壁面55により囲まれることになる。
このようなリング部材50は、樹脂等により形成することができる。また、リング部材50を透明または半透明の樹脂により形成し、リング部材50の外周側に図示しないLED等の光源を配置することもできる。このようにすると、光源から照射される光がリング部材50に入射し、決定キートップ3の裏面側を照明することも可能である。
次に、上記の構成からなるアナログポインティングキー構造Aの動作について、図を用いて説明する。図5は、図4とは異なる箇所におけるアナログポインティングキー構造Aの断面図である。
まず、図5に示すように、操作者が適度な荷重を加えて決定キートップ3を厚さ方向と直交する方向(キーラバー6の表面6aに沿った方向)にスライド移動させると、キーラバー6における蛇腹部8のうち、スライド方向の蛇腹部8が縮小し、スライド方向と反対方向の蛇腹部8が伸長する。この際、リング状磁石部材5は、ストッパプレート10を介して決定キートップ3と連動して、決定キートップ3と同様の変位量だけ同方向にスライド移動する。
リング状磁石部材5がスライド移動するとリング状磁石部材5と四つのホールIC17(図3参照)の相対的な位置関係が変化し、リング状磁石部材5と各ホールIC17の厚さ方向のオーバーラップ量が変化するため、四つのホールIC17で差磁束を検出し、決定キートップ3の位置が読み取られる。すなわち、ホールIC17は、このリング状磁石部材5の位置に基づいた磁束密度を検知信号としてフレキシブル基板16に供給する。
決定キートップ3をさらに同方向にスライド移動させていくとストッパプレート10の周縁が突起部22の内周側22aおよびリング部材50の内径部52からなる内壁面55に突き当たって、決定キートップ3の可動範囲が制限される。
この際にも、ホールIC17は、この変位量に応じた検知信号をフレキシブル基板16に供給し続ける。また、ストッパプレート10の周縁が突起部22の内周側22aおよびリング部材50の内径部52に突き当たる位置まで決定キートップ3をスライド移動させたとしても、リング状磁石部材5は目隠しプレート4により被覆されており、上方から視認されない。
操作者が荷重を取り除くと、蛇腹部8による復帰弾性力により蛇腹部8の変形が復元されると共に決定キートップ3の位置が基準の位置に復帰する。
一方、操作者が厚さ方向に決定キートップ3を押し込み操作すると、引き剥がし防止プレート貼付部7の周縁及びバネ部12が厚さ方向に撓み、決定キー押し子11bが厚さ方向に変位する。この際、この押し込み操作は、クリック感に影響のない良好なものである。
そして、この決定キー押し子11bの変位をメタルドームシート14が検知すると、メタルドームシート14が押下信号をフレキシブル基板16に供給する。
操作者が押し込み操作を止めるとバネ部12の復帰弾性力により、決定キートップ3の変位がすばやく解消されて基準の位置に戻る。操作者は、決定キートップ3の厚さ方向の変位が解消された状態で、上記と同様に再度決定キートップ3をスライド操作する。この際、決定キートップ3の厚さ方向の変位が解消されているので、スライド操作に伴って決定キートップ3のキートップ押し子11bがメタルドームシートに干渉することはない。
以上説明した通り、本発明に係るアナログポインティングキー構造Aによれば、ストッパーリング10は、その外周側全周が、突起部22の内周側22aとリング部材50の内径部52とにより周方向に連続して囲まれているので、ユーザが決定キートップ3を強い力で操作したり、アナログポインティングキー構造Aを落下させた場合等において、衝撃荷重が作用し、慣性により決定キートップ3およびストッパプレート10が移動しても、ストッパプレート10は、突起部22の内周側22aとリング部材50の内径部52とにより形成された円形の内壁面55に衝突する。すると、ストッパプレート10と特定の一つの突起部22に点接触により衝突する場合に比較し、図7(a)に示すように、ストッパプレート10は内壁面55に線接触的に衝突するため、ストッパプレート10や突起部22が塑性変形してしまうのを防ぐことができる。
また、決定キートップ3を、周方向に回転させるように操作しても、図7(b)に示すように、互いに隣接する突起部22、22間にはリング部材50の内径部52が位置するために、決定キートップ3が突起部22、22間に入り混むのを防ぐことができる。これにより、決定キートップ3の動きを滑らかなものとすることができ、操作者が違和感を感じることもなく、操作性に優れたものとすることができる。
このようにして、耐久性に優れ、しかも操作性が良好で実用性に優れたアナログポインティングキー構造Aを実現することができる。
また、引き剥がし防止プレート26が設けられているため、ユーザが決定キートップ3を強い力で操作しても、決定キートップ3が引き剥がされてしまうのを防止することができ、アナログポインティングキー構造Aを備えた製品の耐久性を高めることができる。また、引き剥がし防止プレート26により、決定キートップ3と磁石隠しプレート4の隙間を隠すことができるので、製品の外観を向上させることができる。
また、方向キー25の外径は、八つの突起部22およびリング部材50の内径部52により形成される円形の内壁面55の径よりも大きく設定され、通常は、キーラバー6において、方向キー25の外周縁部と対応した位置に方向キー押し子6dが形成される。しかも、インサート板金19の突起部22およびリング部材50の内側にストッパプレート10が可動する構造になっているため、突起部22の内側には方向キー25用のメタルドーム及び方向キー押し子6dを配置できず、これらはインサート板金19の突起部22の外側に配置する必要がある。その結果、方向キー25の外径は一般的なシートタイプのキーよりも大きくなってしまい、その分、周囲のキーの面積が小さくなってしまう。
これに対し、方向キー25を薄型かつ高剛性の金属素材によって形成することで、キー押下時に方向キー25自体のたわみを防止することができるので、方向キー25の押し子6dを方向キー25の外周部に対応した位置に配置しなくても方向キー25のキークリックを達成できるようにした。このようにして方向キー25のたわみが防止できるため、方向キー25の押し子の位置の自由度が高まり、方向キー25の小径化を図ることができる。
また、アナログポインティングキー構造Aによれば、ストッパプレート10を備えて、決定キートップ3を押し込み操作しても押し込み操作を止めると決定キートップ3の変位がすばやく解消されて即座に基準の位置に戻る。そして、次の押し込み操作又はスライド操作が即座に行われる。
なお、上述した実施の形態において示した動作手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上述した実施の形態では、決定キートップ3の形状は略円盤形状のとしたが、他の形状にしてもよい。また、その材質は、硬質樹脂に限られず、金属等で構成してもよい。
また、上述した実施の形態では、磁気センサとしてホールIC17を用いたが、ホール素子、磁気抵抗効果素子、磁気抵抗効果IC等であってもよい。
ここで、各構成要素の固定は接着剤・両面接着テープなどでの固定を用いているが、金属同士のスポット溶接や、金属物へネジ切りをし、ネジでの固定等でも良い。
また、ストッパプレート10の動作範囲を規制する突起部22は、フロントケース24にインサートしている板金により形成したが、板金を有さない筐体を使用する場合、フレキシブル基板16上に、突起部22と同等の機能を発揮する突起物を設けることにより、板金切り起こし突起の代替とすることが可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
1…キーシート
2…キーユニット
2a…円孔
3…決定キートップ(剛体キートップ)
4…目隠しプレート
5…リング状磁石部材
6…決定キーラバー(支持部材)
7…引き剥がし防止プレート貼付部
8…蛇腹部(弾性復帰部)
10…ストッパプレート
14…メタルドームシート(スイッチングシート)
16…フレキシブル基板(基板)
17…ホールIC(磁気センサ)
19…インサート板金(プレート部材)
22…突起部
24…フロントケース
25…方向キー
25a…孔
25b…外周部
26…引き剥がし防止プレート
27…方向キー貼付部
50…リング部材
51…凹部
52…内径部
55…内壁面
A…アナログポインティングキー構造

Claims (3)

  1. 剛体キートップと、
    表面に前記剛体キートップが固定され、前記剛体キートップを囲繞する位置の少なくとも一部に前記表面に沿った方向に前記剛体キートップが変位することを許容し、かつ、該変位を復元可能な弾性復帰部が設けられた支持部材と、
    該支持部材に固定されて前記剛体キートップを囲繞し、かつ、少なくともその一部が前記剛体キートップと前記弾性復帰部との間に位置するリング状磁石部材と、
    前記剛体キートップと連動する前記リング状磁石部材の変位による磁束密度の変化を検出する磁気センサと、
    前記剛体キートップが操作されたときに前記剛体キートップとともに移動する円盤状のストッパプレートと、
    前記剛体キートップが当該剛体キートップの表面に沿った方向に変位したときに、前記剛体キートップの変位を規制するため、前記ストッパプレートの外周側に、周方向に間隔を隔てて設けられた複数の突起と、
    互いに隣接する突起どうしの間を結ぶ円周上に内周部が接するリング部材と、
    を備えることを特徴とするアナログポインティングキー構造。
  2. 前記リング部材が透明または半透明な材料から形成され、
    前記リング部材の近傍に、当該リング部材に入射させる光を発する光源が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のアナログポインティングキー構造。
  3. 前記剛体キートップの周囲に設けられ、一以上の操作キーを有したキーシートと、
    前記磁気センサが実装されるとともに、前記操作キーの操作によってスイッチングされる電子部品が実装された基板と、
    前記キーシートと前記基板との間に設けられ、前記操作キーの操作に応じて弾性変形することで前記基板上に設けられた電子部品をスイッチングするスイッチングシートと、
    前記突起が形成されたプレート部材とが積層され、
    前記突起は、前記基板および前記スイッチングシートに形成された逃げ孔を貫通して前記スイッチングシートの前記剛体キートップ側に突出し、
    前記リング部材は、前記スイッチングシートの前記剛体キートップ側において、前記突起に嵌め込まれることで設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のアナログポインティングキー構造。
JP2010055790A 2010-03-12 2010-03-12 アナログポインティングキー構造 Expired - Fee Related JP5440284B2 (ja)

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