JP2005063936A - 操作装置 - Google Patents

操作装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005063936A
JP2005063936A JP2004045082A JP2004045082A JP2005063936A JP 2005063936 A JP2005063936 A JP 2005063936A JP 2004045082 A JP2004045082 A JP 2004045082A JP 2004045082 A JP2004045082 A JP 2004045082A JP 2005063936 A JP2005063936 A JP 2005063936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressing force
operating
movable plate
operated
operation member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2004045082A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Nishijima
章夫 西島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2004045082A priority Critical patent/JP2005063936A/ja
Publication of JP2005063936A publication Critical patent/JP2005063936A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

【課題】 一の操作部材で異なる検出手段を動作させることができ、しかも操作感を向上できる操作装置を提供する。
【解決手段】 操作部材10の裏側には複数の接点が並列に設けられたメンブレンシート20が設けられ、このメンブレンシート20が剛体で形成された可動板26に固定され、前記可動板26が筐体2にヒンジ部26a,26bを介して回動自在に支持されている。また可動板26の裏側には、スイッチ30が設けられたベース基板31が設けられている。操作部材10が第1の押圧力で操作されると前記接点が入力され、また操作部材10が第2の押圧力で操作されると前記可動板26が回動させられて前記スイッチ30が入力されるとともにクリック感触が操作者に伝達される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、一の操作部材で2種類の検出手段が動作させられる操作装置に係り、特に押圧力に応じて2種類の異なる操作信号が出力可能な操作装置に関する。
一の操作部材で複数の検出手段が動作させられる操作装置としては下記特許文献1及び2に示すものがある。
下記特許文献1に示すものは、回転可能且つ押圧自在に支持された操作部材を有し、この操作部材の裏側にロータリーエンコーダで形成された第1の検出手段とスイッチ素子で形成された第2の検出手段が設けられている。操作部材を回転させると前記第1の検出手段によって出力が切り替えられ、また操作部材を押圧すると前記第1の検出手段の出力はそのままで前記第2の検出手段のみ出力が切り替えられる。
下記特許文献2に示すものは、同一操作面上において押圧操作可能な入力モードと座標データを入力可能なモードとを行うことができる平面型入力装置を有している。この平面型入力装置の裏側にはドーム状の金属板が設けられ、前記操作面が押圧操作可能なモードで押圧操作されたときに操作者に操作感触が与えられるようになっている。
特開2002−170462号公報 特開2002−123363号公報
前記特許文献1及び2に示す操作装置にはいずれもドーム状の部材が設けられ、また特許文献1では前記部材によって操作者が操作部材を押圧操作したときにその操作者に操作感触が与えられるようになっている。しかし、特許文献1に示すものは構造が複雑であり装置の小型化や薄型化を図ることが困難であり、また特許文献2に示すものは操作面上で2種類の入力モードが実行されるため、入力モードの切り替えの制御が複雑になる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、一の操作部材で2種類の検出手段が動作させられる装置において、小型のものに搭載でき、しかも操作性が損なわれることがなく、さらには制御が簡単な操作装置を提供することを目的とする。
本発明は、撓み変形可能な軟質な操作部材と、前記操作部材を第1の押圧力で操作したときに出力が切り替えられる第1の検出手段と、前記操作部材を前記第1の押圧力よりも大きい第2の押圧力で操作したときに出力が切り替えられる第2の検出手段を有し、
前記操作部材の裏側に前記第1の検出手段が設けられ、前記第1の検出手段の裏側に前記第2の検出手段が設けられ、前記操作部材が前記第1の押圧力で操作されたときには前記第1の検出手段のみの出力が切り替えられ、前記操作部材が前記第2の押圧力で操作されたときに前記第1の検出手段の動作力に基づいて前記第2の検出手段の出力が切り替えられることを特徴とするものである。
上記本発明では、第2の検出手段が動作する第2の押圧力を第1の検出手段が動作する第1の押圧力よりも高く設定することにより、双方の検出手段を押圧式のもので構成できる。
例えば、前記第1の検出手段は、撓み変形しにくい剛体で形成された可動板を有し、前記操作部材が前記第2の押圧力で操作されたときの前記可動板の動作力によって前記第2の検出手段の出力が切り替えられる。
また、前記第2の検出手段はオンオフ式のスイッチであり、前記スイッチは、前記操作部材が前記第2の押圧力で操作されたときに操作者に対して操作感触を与える機構を有していることが好ましい。このスイッチとしては、例えばタクトスイッチなどである。
また、前記可動板は筐体内において回動自在に支持されて、前記操作部材が押圧自在に支持されている構成にしてもよい。このように可動板を回動自在に支持すると、可動板の裏側に単一のスイッチしか設けられていない場合であっても可動板を確実に支持でき、スイッチ出力を確実に切り替えることができる。
また、前記操作部材は、直線状に形成されたものであってもよく、あるいは環状に形成されたものであってもよい。
また、前記スイッチがベース基板上に複数配置されている構成にしてもよい。スイッチを複数配置することで、これらスイッチだけで可動板を支持することができ、可動板を筐体に支持する機構を設ける必要がない。
さらには、前記スイッチが、前記操作部材の中心を通る軸に対して対称となるベース基板上の位置に複数個配置されていてもよく、この場合の個々のスイッチは、前記軸に対して互いに直角をなす位置に配置されているものが好ましい。
本発明は、一の操作部材で2種類の検出手段が動作させられる装置において、操作部材を押したことが操作者に確実に伝えることができるため操作性が損なわれることがない。またいずれの検出手段も押圧式のものであるため制御を簡単にできる。
図1は本発明の一例の操作装置の外観を示す平面図、図2は操作装置の筐体内に位置する構造を示す斜視図、図3は図2の3−3線での切断断面図、図4は図2の4−4線での切断断面図である。
図1に示すように、この操作装置1はX方向に細長い形状の操作部材10を有している。この操作部材10は、筐体2に形成された開口部2aから露出するように支持されている。前記開口部2aは、図1と図3に示すように操作部材10の表面の操作面10aとほぼ同じ寸法の開口面積で形成され、操作部材10が筐体2の裏側から挿入されている。
前記操作部材10はシリコーンゴムや合成ゴムなどの軟質な部材でZ方向に所定の厚み寸法で形成されている。なお、前記操作部材10の表面の操作面10aには、摩擦抵抗の低い部材が形成されて平滑な面とされて、指で操作したときに操作面10aをX1−X2方向へ滑らかに移動できるようになっている。
図2と図3に示すように前記操作部材10のZ2側となる裏面には板材11が設けられている。この板材11はPET(ポリエチレンテレフタレート)などで形成された合成樹脂シートであり、前記操作面10aの面積よりも広く形成され、前記操作部材10の周縁部からX−Y平面方向へ突出するフランジ11aを有している。このようにフランジ11aを有する板材11が前記操作部材10の下面(Z2側の面)に固定されて、操作部材10が筐体2の裏側から挿入するようにして組み付けられたときに、前記フランジ11aが筐体2の裏面2bで係止されて操作部材10が筐体2から抜け出るのが防止される。
図4に示すように、前記板材11のZ2側の面には長手方向(X方向)に沿って5個の突起12が直線状に等間隔で形成されている。前記各突起12は、例えば紫外線硬化型の樹脂をスクリーン印刷により形成されている。また前記突起12のX方向両側には支持突起13,13が前記と同様にして紫外線硬化型の樹脂で形成されて、この支持突起13,13を介してメンブレンシート20が固定されている。この突起12と支持突起13が同時に印刷で形成されることで製造工程を簡略化できる。
前記メンブレンシート20は、PETやポリイミド樹脂などの合成樹脂を用いて、上側シート21と下側シート22と、上側シート21と下側シート22との間に介装されるスペーサ23で構成されている。前記スペーサ23には、前記各突起12に対応する位置に貫通孔23aが形成され、この貫通孔23aが形成された上側シート21と下側シート22の対向面に電極24,25が形成されている。対向するひとつの電極24と電極25とで一の接点が構成されている。なお、前記メンブレンシート20にはその一部が側方へ延びて形成された帯状の引出し部28が形成されており(図2参照)、この引出し部28に前記接点から延びる導電パターンが形成されて、前記導電パターンが図示しない制御部と接続されている。
前記メンブレンシート20のZ2側の面には可動板26が固定されている。この可動板26は金属板や合成樹脂板などの剛体で形成され、容易に撓み変形しないものであり、前記可動板26により前記メンブレンシート20が容易に変形しないように補強されている。この可動板26は前記メンブレンシート20よりもX−Y平面に対して広く形成され、前記可動板26上に前記メンブレンシート20の全体(前記引出し部28は除く)が位置している。
図2に示すように、前記可動板26のX方向の両側にはY2方向に延びるヒンジ部26a,26bが一体に形成されている。このヒンジ部26a,26bはその基部に板状の支持部26a1,26b1と、先端部にX方向に軸を有する円柱状の回動部26a2,26b2を有し、この回動部26a2,26b2が筐体2内において回動自在に支持されている。すなわち、筐体2は例えば図3に示すように上側ケース2Aと下側ケース2Bとで構成され、筐体2内には前記上側ケース2Aと下側ケース2Bが組み合わされたときに前記回動部26a2,26b2を回動自在に支持する支持凹部27が形成されている。
図2と図3に示すように、前記可動板26の裏側には第2の検出手段としてのスイッチ30が設けられている。このスイッチ30は例えばタクトスイッチであり、前記操作部材10の真裏(真下)で且つX方向の中央部に対向して設けられている。このスイッチ30はZ1−Z2方向に進退自在に支持された被押圧部30aを有し、この被押圧部30aは押圧操作されたときにZ2方向へ押し下げられ、また押圧操作力を解除することで被押圧部30aがスイッチ30内に設けられた弾性部材(図示せず)の弾性復帰力によってZ1方向へ持ち上げられて被押圧部30aが元の位置(図3に示す状態)へ復帰する。またこのスイッチ30では、操作者が押圧操作したときに操作者にクリック感触などの操作感触が与えられるようになっている。
前記スイッチ30は、例えばガラスエポキシ基板などの剛体で形成されたベース基板31上に設けられている。ただし、これに限られるものではなく、スイッチ30が可撓性を有するフレキシブル基板に実装されており、このフレキシブル基板を剛性のある補強部材で固定したものであってもよい。
例えば、本実施の形態の操作装置として、操作部材10をシリコーンゴムで形成し、板材11をPETで形成すると、隣接する接点の間隔が10mm以下、さらには数mm程度の非常に小型のものであっても、操作部材10を局部的に撓み変形させることができるようになり、各接点を確実に入力できるようになる。また操作面10aをX方向へ押圧しながら移動させることにより各接点を連続的に入力できるようになり、また押圧力に基づいて同時に入力可能な接点の個数を変化させることができる。
また上記のように例示した操作装置1では、前記メンブレンシート20に対して、前記操作部材10を押圧操作したときに出力が切り替えられる押圧力が0.196N〜0.294N(ただし、Nはニュートン)に設定され、このときの押圧力が本実施の形態での第1の押圧力である。また前記スイッチ30では、前記操作部材10を押圧操作したときに出力が切り替えられる押圧力が1.47Nに設定され、このときの押圧力が本実施の形態での第2の押圧力である。ただし、前記第1の押圧力と第2の押圧力は上記した設定値に限定されるものではなく、操作部材10や板材11の弾性率やメンブレンシート20やスイッチ30の構成などに応じて適宜変更することができる。
図3と図4は非操作時の状態であり、スイッチ30の被押圧部30aの復帰力によって可動板26は水平姿勢が保たれ、操作部材10は上方へ持ち上げられている。この状態において前記操作部材10が前記第1の押圧力で押圧されると、具体的には操作面10aのX方向中央の突起12Aの真上に位置する操作面10a(S点)が押圧されると、前記突起12Aに対応する操作部材10及び板材11の領域が局部的に撓み変形させられて、前記突起12AがZ2方向へ押し下げられる。そして前記突起12Aの移動によって上側シート21が押圧されて電極24と電極25とが接触し、スイッチ出力が入力側に切り替えられる。なお、他の突起12に対応する位置において操作面10aが押圧されたときも前記と同様にして操作部材10及び板材11が局部的に変形させられてメンブレンシート20の接点がそれぞれ個別に入力状態に設定される。
また、操作部材10が操作されていないとき、または操作部材10が第1の押圧力で操作されているときに、操作部材10が第2の押圧力で操作されると、操作部材10を支持している可動板26が前記回動部26a2,26b2を支点として図3において反時計回り方向へ回動させられる。このとき可動板26は揺動させられて、このときの可動板26の動作力によってスイッチ30の被押圧部30aが押圧されて、スイッチ出力がオフからオンに切り替えられる。またこのスイッチ出力の切り替えと同時に操作者にクリック感触による操作感触が与えられる。また操作部材10に対する押圧力を解除することにより、被押圧部30aの弾性復帰力によって可動板26と操作部材10がそれぞれ初期状態に復帰する。
このように、第2の押圧力が前記第1の押圧力よりも十分に大きな押圧力で動作するように設定することで、第1の押圧力で操作部材10を操作しているときには不用意に前記スイッチ30が入力されてしまうことがない。よって、一の操作部材10を操作することにより、操作部材10の裏側に、押圧式という同形式の検出手段が二重に設けられているそれぞれの検出手段を確実に動作させることができる。また操作部材10を第2の押圧力で強く押したときにはクリック感を操作者に与えることができるため、操作したことを操作者が認識することができ、操作ミスを防止できる。
本実施の形態では、可動板26がヒンジ部26a,26bを介して筐体2に支持されているため、操作部材10の操作面10a上のいずれの位置を押圧操作したとしても前記可動板26を均等に動作させることができ、前記スイッチ30を確実に入力することができる。
本実施の形態の操作装置1では、図1と図3と図4に示すように、筐体2に形成された開口部2aの周縁部に凹部16が形成されている。この凹部16は、外側から内側に向かうにつれて深さ寸法が深くなるように斜めに切り欠かれ、操作部材10の操作面10aとともに、操作部材10の外周側面の一部が露出するようになっている。このように形成された凹部16が操作部材10の周囲に形成されていると、操作部材10の操作面10aを指で押圧操作したときに筐体2側に作用する押圧力が低減されて、操作部材10側に集中的に押圧力が作用する。したがって操作部材10を確実に押圧操作できるようになる。
前記操作装置1の使用例としては、表示画面にメニュー用のアイコンが複数個表示されているものにおいて、操作部材10の操作面10aをX方向に第1の押圧力を加えながら移動させることで前記アイコンの選択位置が順番に切り替えられ、さらにいずれかのアイコンが選択されている状態において操作部材10の操作面10aに第2の押圧力を与えることで前記操作で選択されたアイコンが決定されて、このアイコンに割り当てられている機能が実行される。また表示画面にマウスカーソルが表示されるものにおいて、操作面10aをX1方向に第1の押圧力で指を接触させながらスライド操作することにより、マウスカーソルを表示画面に対してX1方向へ移動させることができ、X2方向へスライドさせることにより、マウスカーソルをX2方向へ移動でき、このようなスライド操作によって、音量調節やメニュー選択など各種の操作が可能となる。
図5は、図2乃至図4に示した操作装置の変形例である。この操作装置15は、スイッチ30,30が複数個設けられている点と、可動板36にヒンジ部が設けられていない点において前記操作装置1と異なっているだけであり、その他の点は前記操作装置1と同様である。
前記操作装置15では、可動板36にヒンジ部が設けられておらず、この可動板36はメンブレンシート20よりも若干広い面積で形成されている(ただし引出し部28は除く)。また操作装置15には2つのスイッチ30,30が設けられ、前記スイッチ30,30はベース基板31上において操作部材10のX方向の両端に対向する位置に互いに離れた状態で設けられている。このようにベース基板31上の所定の位置にスイッチ30,30を互いに距離を置いて設置することで可動板36にヒンジ部を設ける必要がなくなり、2個のスイッチ30,30のみで可動板36を支持することができる。
また、この操作装置15は、前記操作装置1と同様に操作部材10の操作面10aが第1の押圧力で操作されたときには第1の検出手段としてのメンブレンシート20の接点のみが入力状態に切り替えられ、また操作面10aが第2の押圧力で操作されたときには可動板36が押し下げられて、可動板36の動作力によって第2の検出手段としてのスイッチ30,30の一方が入力状態に切り替えられる。また操作面10aのどの面を押圧操作しても、少なくともいずれかのスイッチを入力できる。
図6は、本発明の第2の実施の形態の操作装置を示す分解斜視図、図7は第2の実施の形態の変形例としての操作装置を示す分解斜視図である。
この操作装置40は、リング状に形成された操作部材45を有し、基本的な構造は前記操作装置1と同様である。この操作部材45は、シリコンーンゴムなどの軟質な部材で形成され、その表面の操作面45aに摩擦抵抗を低くする部材が形成されて操作面45aを指で滑らからにスライドさせることができるようになっている。そして操作部材45の裏面にはPETなどの合成樹脂シートで形成された板材46が固定され、前記板材46の外周縁部にフランジ46aが形成されている。そして板材46の下面には図示しない突起が周方向に沿って等間隔で形成されている。
前記突起が設けられた板材46の後方(Z2側)にはメンブレンシート47が設けられ、このメンブレンシート47が可動板48に固定されている。メンブレンシート47と可動板48は、前記操作装置1と同様にして形成されている。そして可動板48のさらに後方にはベース基板50が設けられ、このベース基板50上に第2の検出手段としてのスイッチ51が設けられている。このスイッチ51は前記と同様にタクトスイッチであり、前記操作部材45の中心に位置している。また前記ベース基板50には4個のネジ挿通孔50a,50a,50a,50aが形成され、各ネジ挿通孔50aは前記可動板48の周縁部よりも外側に位置している。
前記操作装置40が設置される筐体41側には、円形の開口部41aが形成されており、この開口部41aに筐体41の内側から前記操作部材45が挿入されるようにして装着される。また筐体41の内側の天井面には四角枠状の支持部材42が一体に形成され、この支持部材42の枠内に前記可動板48が挿入される。また前記支持部材42の外側に4個のネジ止め穴43がそれぞれ形成されており、ベース基板50の裏側から前記各ネジ挿入孔50aにネジが挿通されて前記ネジ止め穴43に螺着されて、ベース基板50が筐体41の裏側に固定される。
図6に示す実施の形態では、第1の押圧力と第2の押圧力が前記と同様な押圧力で動作するように設定されている。この操作装置40では、操作面45aに沿って周方向にスライド操作することで各種の機能を実行させることができる。また前記操作部材45が第1の押圧力で操作されると、メンブレンシート47の各接点のみが入力状態に切り替えられ、第2の押圧力で操作されると可動板48が揺動動作してスイッチ51が入力状態に設定される。第2の押圧力は第1の押圧力よりも十分に大きく設定されているため操作面45a上を軽く押す操作または軽く押しながらスライドさせる操作では前記スイッチ51の出力が切り替わることがなく、操作面45aを強く押し込む操作をして始めて前記スイッチ51の出力が切り替わる。またこの出力の切り換わりと同時に前記スイッチ51からは、操作者に対してクリック感による操作感触が与えられる。
また図6に示す実施の形態では、前記操作部材45の操作面45aが第2の押圧力で操作されると、前記可動板48は前記支持部材42によってX−Y平面方向への動作がほとんど規制されZ方向の動作のみが許容されるため、可動板48の裏側にスイッチ51が1個だけ搭載されているだけでも可動板48を安定して支持することができ、また第2の押圧力で押圧操作されたときに可動板48を安定して動作させることができる。
図6に示す実施の形態において、スイッチ51は1個に限らず、複数個のスイッチを設置してもよい。その一例としては、図7に示すように4個のスイッチ51A,51B,51C,51Dを、前記操作部材45よりも外側の位置で且つ前記環状の操作部材45の中心を通る軸O−Oに対し対称となるベース基板50上の位置に設置した構成である。図7に示すものでは、4個のスイッチ51A,51B,51C,51Dが、前記軸O−Oに対して直角となる可動板48の周縁部付近のX1側、X2側、Y1側及びY2側に設置されている。この場合の前記可動板48は図5に示す前記操作装置15と同様の構成である、すなわち、可動板48は4個のスイッチ51A,51B,51C,51Dの内部に設けられた各弾性部材(図示せず)の弾性復帰力によってZ1方向へ持ち上げられた状態で支持されている。
前記スイッチ51A,51B,51C,51Dは、コンピュータなどの表示画面上のX1、X2、Y1及びY2の各方向にそれぞれ対応している。例えば、前記環状の操作部材45のX1側(S1点)を前記第2の押圧力で押し続けると、前記スイッチ51Aのみが入力状態に切り替えられるため、表示画面内のマウスカーソルをX1方向へ移動させることができ、操作部材45のY2側(S2点)を前記第2の押圧力で押し続けると、前記スイッチ51Cのみが入力状態に切り替えられ、マウスカーソルをY1方向へ移動させることが可能とされている。さらには、操作部材45上の前記S1点とS2点の中間である点S3を前記第2の押圧力で押し続けると、前記マウスカーソルをX1方向およびY1方向、すなわち直交するX1軸およびY1軸に対して45度をなす斜め方向に移動させることが可能となっている。
なお、スイッチが押圧操作される操作部材45よりも外側に設置されると、操作部材45が押圧操作されたときにスイッチが操作部材45の真下に配置されているよりも、より少ない押圧力でスイッチを動作させることができる。
操作者に操作感触を与えるスイッチとしては、タクトスイッチに限られるものではなく、以下の図8または図9に示すものを用いることもできる。
図8に示すスイッチ52は、ベース基板31上に金属板でドーム状に形成された反転板32が設けられている。反転板32の内側のベース基板31上には、銅箔などで形成された一対の電極33,33が形成され、反転板32の上端部は可動板26の下面に接するようになっている。操作部材10に第2の押圧力が与えられて可動板26が押し下げられると、前記反転板32が図8において1点鎖線で示すように変形して、前記反転板32が前記電極33,33の双方に接触してスイッチ出力が切り替えられる。またこのとき反転板32の押圧時の変形による反転動作によって操作感触が発生させられる。また操作部材10に対する押圧操作力が解除されると、反転板32の復帰力によって元の状態に復帰させられる。
図9に示すスイッチ53は、ゴムなどの弾性部材により、中心に円柱状の被押圧部34aが、その周囲に円錐状の脚部34bが一体に形成されている。その内部に位置する前記被押圧部34aの先端にはカーボンなどを混入した導電性樹脂などで形成された導電体35が形成されている。前記導電体35と対向するベース基板31上には一対の電極37,37が形成されている。可動板26の動作力によって被押圧部34aが押し下げられると、前記脚部34bが撓み変形し、前記導電体35が双方の電極37,37に接触してスイッチ出力が切り替えられる。また操作部材10に対する操作力が解除されると、弾性復帰力によって元の状態に復帰させられる。
なお、本発明の操作部材の形状は、直線状や環状のものに限らず、四角形状や十字状など他の形状であってもよい。
本発明の第1の実施の形態の操作装置の外観を示す平面図、 操作装置の構造を示す斜視図、 図2の3−3線での切断断面図、 図2の4−4線での切断断面図、 本発明の操作装置の変形例を示す斜視図、 本発明の第2の実施の形態の操作装置を示す分解斜視図、 第2の実施の形態の変形例としての操作装置を示す分解斜視図、 操作装置に搭載されるスイッチの変形例を示す断面図、 操作装置に搭載されるスイッチの他の変形例を示す断面図、
符号の説明
1,40 操作装置
2,41 筐体
2a,41a 開口部
10,45 操作部材
10a,45a 操作面
11,46 板材
11a,46a フランジ
12 突起
20,47 メンブレンシート
26,36,48 可動板
26a,26b ヒンジ部
30,51,51A,51B,51C,51D,52,53 スイッチ
30a,51a 被押圧部
31,50 ベース基板
42 支持部材

Claims (9)

  1. 撓み変形可能な軟質な操作部材と、前記操作部材を第1の押圧力で操作したときに出力が切り替えられる第1の検出手段と、前記操作部材を前記第1の押圧力よりも大きい第2の押圧力で操作したときに出力が切り替えられる第2の検出手段を有し、
    前記操作部材の裏側に前記第1の検出手段が設けられ、前記第1の検出手段の裏側に前記第2の検出手段が設けられ、前記操作部材が前記第1の押圧力で操作されたときには前記第1の検出手段のみの出力が切り替えられ、前記操作部材が前記第2の押圧力で操作されたときに前記第1の検出手段の動作力に基づいて前記第2の検出手段の出力が切り替えられることを特徴とする操作装置。
  2. 前記第1の検出手段は、撓み変形しにくい剛体で形成された可動板を有し、前記操作部材が前記第2の押圧力で操作されたときの前記可動板の動作力によって前記第2の検出手段の出力が切り替えられる請求項1記載の操作装置。
  3. 前記第2の検出手段はオンオフ式のスイッチであり、前記スイッチは、前記操作部材が前記第2の押圧力で操作されたときに操作者に対して操作感触を与える機構を有している請求項1または2記載の操作装置。
  4. 前記可動板は筐体内において回動自在に支持されて、前記操作部材が押圧自在に支持されている請求項2または3記載の操作装置。
  5. 前記操作部材は、直線状に形成されたものである請求項1ないし4のいずれかに記載の操作装置。
  6. 前記操作部材は、環状に形成されたものである請求項1ないし4のいずれかに記載の操作装置。
  7. 前記スイッチがベース基板上に複数個配置されている請求項3ないし6のいずれかに記載の操作装置。
  8. 前記スイッチが、前記操作部材の中心を通る軸に対して対称となるベース基板上の位置に複数個配置されている請求項6記載の操作装置。
  9. 個々のスイッチは、前記軸に対して互いに直角をなす位置に配置されている請求項8記載の操作装置。
JP2004045082A 2003-07-29 2004-02-20 操作装置 Ceased JP2005063936A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004045082A JP2005063936A (ja) 2003-07-29 2004-02-20 操作装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003202888 2003-07-29
JP2004045082A JP2005063936A (ja) 2003-07-29 2004-02-20 操作装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005063936A true JP2005063936A (ja) 2005-03-10

Family

ID=34379854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004045082A Ceased JP2005063936A (ja) 2003-07-29 2004-02-20 操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005063936A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011043265A (ja) * 2009-08-19 2011-03-03 Toshiba Corp スイッチ機構及びスイッチ機構を用いた冷蔵庫
JP2016186859A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 株式会社フジクラ スイッチ
CN113196434A (zh) * 2019-01-17 2021-07-30 阿尔卑斯阿尔派株式会社 输入装置以及操作单元

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011043265A (ja) * 2009-08-19 2011-03-03 Toshiba Corp スイッチ機構及びスイッチ機構を用いた冷蔵庫
JP2016186859A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 株式会社フジクラ スイッチ
CN113196434A (zh) * 2019-01-17 2021-07-30 阿尔卑斯阿尔派株式会社 输入装置以及操作单元
CN113196434B (zh) * 2019-01-17 2023-10-31 阿尔卑斯阿尔派株式会社 输入装置以及操作单元
US11810738B2 (en) 2019-01-17 2023-11-07 Alps Alpine Co., Ltd. Input device employing a flex sensor and a switch outputting first and second signals

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7595712B2 (en) Pointing device
JP4302099B2 (ja) 電子機器
US7312790B2 (en) Input apparatus for performing input operation corresponding to indication marks and coordinate input operation on the same operational plane
US20060181506A1 (en) Handheld electronic device including a variable speed input apparatus and associated method
JPWO2007138982A1 (ja) 入力装置
US20110079450A1 (en) Small Device
EP1845437A1 (en) Directionality determination method for operation key in direction detection switch
US9799467B1 (en) Key structure
US8115120B2 (en) Electrical switch with multiple switching channels
JP2004079322A (ja) キーボード及びそれを有する電子機器
US9847188B2 (en) Key structure
JP2005063936A (ja) 操作装置
JP4729991B2 (ja) 電子機器
US20170330706A1 (en) Key structure
JP2009081082A (ja) 入力装置
JP4028491B2 (ja) 押圧センサ
JP4278555B2 (ja) タッチ式入力装置
JP4276584B2 (ja) 操作装置
JP4937994B2 (ja) 多方向スライド式スイッチ
JP2003256132A (ja) スクロール機能付きマウス
JP2008027159A (ja) 入力装置
JP2000036224A (ja) キーボード装置
JP2010086908A (ja) ポインティングデバイス
JP2007018822A (ja) 多方向入力装置
JP2000172429A (ja) スイッチ付きタブレット入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090609

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090729

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20090908

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20100126