JP4906489B2 - 成形機 - Google Patents

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Description

本発明は、射出成形機やダイカストマシンなどの成形機に係り、特に、型開閉系メカニズムにおけるタイバーの配置構造にかかわる技術に関する。
型開閉用駆動源を搭載したテールストックと固定側金型が取り付けられた固定ダイプレートとの間に掛け渡されて、テールストックと固定ダイプレートとを連結するためのタイバーの本数は、従来は4本であることが一般的であり、概略矩形形状を呈するテールストックおよび固定ダイプレートの4隅に、タイバーの両端がそれぞれ固定されるようになっていた。ところが、このような4本タイバーの構成をとると、テールストックおよび固定ダイプレート、並びに、この両者の間でタイバーに挿通・案内されて前後進する可動ダイプレートが概略矩形のものとなるため、テールストック、固定ダイプレート、可動ダイプレートの重量軽減(型開閉系メカニズムの重量軽減)を図ることが難しい。
そこで、タイバーの数を3本にして、これら3本のタイバーを等角度間隔で配置、すなわち、正3角形の各頂点にタイバーを配置することで、テールストック、固定ダイプレート、可動ダイプレートの重量の軽減を図るようにした、型開閉系メカニズムも知られている。図8は、このような従来の3本タイバー構成の型開閉系メカニズムを示す図で、同図において、101は、概略3角形の固定ダイプレート、102は、固定ダイプレート101における金型取り付け領域、103は、金型取り付け領域102の中心点、104は、固定ダイプレート101に対して正3角形配置され、金型取り付け領域102の中心点103からの距離が全て同一であるタイバーであり、Lcは、金型交換の都合上などから要求される確保必要寸法である。
このような3本タイバーの構成をとると、テールストックや固定ダイプレートや可動ダイプレートの重量の軽減が可能となり、タイバーの本数も4本から3本に削減できる。また、各タイバーと金型取り付け領域の中心点との距離が同一でかつ各タイバーが正3角形の各頂点に配置されているので、型締め時に荷重(引っ張り荷重)を受けて弾性変形(伸び変形)する各タイバーの及ぼす力が、金型取り付け領域の中心点に対して均衡に作用する。
ところで近時、型開閉系メカニズムの大幅な小型化と軽量化の要求とが一部にあって、前記した確保必要寸法Lcは維持しつつ、図8に示した3本タイバー構成の型開閉系メカニズムよりも、より一層の小型化を図った、3本タイバー構成の型開閉系メカニズムを実現することが求められている。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、可及的な小型化と軽量化を図った3本タイバー構成の型開閉系メカニズムを実現し、また、この実現に際し、型締め時に金型に及ぼす応力の不均衡を可及的に低減可能とすることにある。
本発明は上記した目的を達成するために、型開閉用駆動源を搭載したテールストックと、該テールストックと対向配置され固定側金型が取り付けられた固定ダイプレートと、可動側金型が取り付けられて前記テールストックと前記固定ダイプレートとの間で前後進可能な可動ダイプレートと、前記テールストックと前記固定ダイプレートにその両端をそれぞれ固定された、第1、第2、第3のタイバーとを備えた成形機において、
前記第1、第2、第3のタイバーの軸中心を、頂角が60°未満の鋭角2等辺3角形の各頂点に配置するとともに、前記3本のタイバーのうち前記鋭角2等辺3角形の頂角に対応する第1のタイバーの軸中心と、前記固定ダイプレートにおける金型取り付け領域の中心点とを結ぶ線分の延長上に、前記3本のタイバーのうち前記鋭角2等辺3角形の2つの底角に対応する第2、第3のタイバーの軸中心同士を結ぶ線分の中点を位置付け、
前記第2、第3のタイバーの軸中心同士を結ぶ線分の中点と前記金型取り付け領域の中心点とを結ぶ線分の長さL1を、前記第1のタイバーの軸中心と前記金型取り付け領域の中心点とを結ぶ線分の長さL2よりも短く設定し、
前記第2、第3のタイバーの軸中心同士を結ぶ線分の中点と前記金型取り付け領域の中心点とを結ぶ線分の長さL1を、該線分方向における金型寸法の半分を超える長さに設定する。
また、前記第2、第3のタイバーの少なくとも一部には、前記第1のタイバーの径よりも、その径を所定量だけ細くした部分を設ける。
たことを特徴とする成形機。
また、前記可動ダイプレートは、前記第1、第2、第3のタイバーに挿通・案内されて前後進可能とされ、前記可動ダイプレートが前後進する範囲において、前記第1、第2、第3のタイバーの径は同径とされる。
本発明では、第1、第2、第3のタイバーからなる3本のタイバーを、頂角が60°未満、例えば頂角が20°〜50°の鋭角2等辺3角形の各頂点に配置し、また、鋭角2等辺3角形の2つの底角に対応する第2、第3のタイバーの軸中心同士を結ぶ線分の中点と、固定ダイプレートにおける金型取り付け領域の中心点とを結ぶ線分の長さL1を、該線分方向における金型寸法の半分を超える長さに設定することで、つまり、上記の線分の長さL1を、概略、金型交換の都合上から要求される前記した確保必要寸法Lcにタイバーの半径寸法を加算した値とすることで、確保必要寸法Lcは維持しつつ、固定ダイプレートやテールストックや可動ダイプレートの主体面の面積を小さくすることが可能となり、以って、可及的な小型化と軽量化を図った3本タイバー構成の型開閉系メカニズムを実現することができる。
また、第1、第2、第3のタイバーを、頂角が60°未満の鋭角2等辺3角形の各頂点に配置した場合、各タイバーの形状を全て同一のものとすると、固定ダイプレート全体に対して及ぼす力が不均衡に作用し、固定ダイプレートの応力分布が不均衡なものとなることは否めない。つまり、第2、第3のタイバーの2本によって作用する力が、金型取り付け領域の中心点から見て反対側にある第1のタイバーの1本によって作用する力を上回って、これによって、固定ダイプレート全体に対して及ぼす力が不均衡に作用して、固定ダイプレートの応力分布が不均衡なものとなることは否めない。そこで、第2、第3のタイバーの少なくとも一部には、第1のタイバーの径よりも、その径を所定量だけ細くした部分を設けることで、第1のタイバーが弾性変形してこの弾性復元力により固定ダイプレートに作用する力と、第2、第3のタイバーが弾性変形してこの弾性復元力により固定ダイプレートに作用する力とのバランスを良好に改善でき、これによって、各タイバーが固定ダイプレート全体に対して及ぼす力の不均衡さを可及的に緩和することが可能となって、成形品質を良好なものに保証することができる。
また、第1、第2、第3のタイバーに挿通・案内される可動ダイプレートが前後進する範囲において、第1、第2、第3のタイバーの径は同径とされているので、第1のタイバーの径と第2、第3のタイバーの径とに一部差をつける構成としても、可動ダイプレートに装着する摺動ブッシュの共用化を図ることが可能となり、以って、ブッシュ調達の手間などを簡単にすることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は、縦型締めタイプ(縦型開閉タイプ)の射出成形機への適用例であるが、本発明は、横型締めタイプの射出成形機にも、あるいは、縦型締めタイプまたは横型締めタイプのダイカストマシンにも適用可能である。
図1〜図6は、本発明の一実施形態(以下、本実施形態と記す)による縦型締めタイプ(縦型開閉タイプ)の射出成形機に係り、図1は、本実施形態の射出成形機の型開閉メカニズムの簡略化した正面図、図2は、本実施形態の射出成形機の型開閉メカニズムの簡略化しかつ一部破断した側面図である。
図1、図2において、1は、図示せぬ適宜のフレーム部材に保持されたテールストック、2は、テールストック1と対向配置された固定ダイプレート、3Aは第1のタイバー、3Bは第2のタイバー、3Cは第3のタイバーであり、各タイバー3A、3B、3Cは全て同一長さとされている。そして、各タイバー3A、3B、3Cは、テールストック1と固定ダイプレート2との間に架け渡されて、その両端をそれぞれ止めナット(締め付けナット)4によってテールストック1および固定ダイプレート2に固定されて、テールストック1と固定ダイプレート2とを連結している。この第1、第2、第3のタイバー3A、3B、3Cの配置並び形状については、後述する。
5は、固定ダイプレート2に取り付けられた固定側金型、6は、各タイバー3A、3B、3Cにそれぞれ挿通・案内されて、テールストック1と固定ダイプレート2との間で前後進(ここでは上下動)可能な可動ダイプレート、7は、可動ダイプレート6に取り付けられた可動側金型、8は、可動ダイプレート6に穿設した貫通穴(摺動用の穴)に嵌め込み・固定されて、各タイバー3A、3B、3Cに対して摺動する摺動ブッシュ、9は、テールストック1に搭載された型開閉用サーボモータ(型締め用サーボモータ)、10は、型開閉用サーボモータ9の回転を直線運動に変換して可動ダイプレート6に伝達するボールネジ機構、10aは、テールストック1に回転可能に保持されたボールネジ機構10のネジ軸、10bは、ネジ軸10aに螺合されると共に、その端部を可動ダイプレート6に固定されたボールネジ機構10のナット体、11は、ネジ軸10aの端部に固定された被動プーリ、12は、型開閉用サーボモータ9の出力軸に固定された駆動プーリ、13は、駆動プーリ12の回転(型開閉用サーボモータ9の回転)を被動プーリ11に伝達するタイミングベルトである。
図1、図2に示す構成において、型閉じ・型締め時には、型開閉用サーボモータ9が所定方向に回転駆動されて可動ダイプレート6が前進し(上昇し)、これによって型閉じが進行して可動側金型7が固定側金型5にタッチし、この金型タッチ後も、型開閉用サーボモータ9が上記の所定方向にさらに所定量だけ回転駆動されることで、両金型5、7には所定の型締め力が付加される。そして、この型締めによって、第1、第2、第3のタイバー3A、3B、3Cには大きな引っ張り荷重が付加される。図1は、この型締め完了状態を示している。型開き時には、型開閉用サーボモータ9が先とは逆方向に回転駆動されて可動ダイプレート6が後退し(下降し)、これによって型開きが進行して可動側金型7が固定側金型5から離間し、可動ダイプレート6が所定量だけ後退した型開き完了位置に達すると、型開きが完了する。図2は、この型開き完了状態を示している。
本実施形態では、上金型としての固定側金型5の固定ダイプレート2への取り付けを(固定を)、固定ダイプレート2に設けた図示せぬ上側電磁石で行い、下金型としての可動側金型7の可動ダイプレート6への取り付けを(固定を)、可動ダイプレート6に設けた図示せぬ下側電磁石で行うようになっている。金型を取り付ける際には、下金型(可動側金型7)の上に上金型(固定側金型5)を載置した図示せぬ金型搭載テーブルを、可動ダイプレート6が最下降位置にある状態において、固定ダイプレート2と可動ダイプレート6との間の空間内で水平直線移動させ、金型搭載テーブルが所定位置に位置決めされた状態におく。金型搭載テーブルには、下金型(可動側金型7)の中央下側に対応して開口が設けられており、この開口を通じて可動ダイプレート6の上側突部を上昇させて、可動ダイプレート6の下側電磁石で下金型(可動側金型7)の下面を吸着・固定し、さらに可動ダイプレート6を上昇させることで、下金型(可動側金型7)と上金型(固定側金型5)とを金型搭載テーブルから持ち上げ、上金型(固定側金型5)が固定ダイプレート2にタッチすると、上側電磁石で上金型(固定側金型5)の上面を固定ダイプレート2に吸着・固定する。そして、成形運転時には、金型搭載テーブルを固定ダイプレート2と可動ダイプレート6との間の空間に位置付けておくようにする。金型を取り外す際には、可動ダイプレート6を上昇させて下金型(可動側金型7)と上金型(固定側金型5)とを密着させた後、上側電磁石を非吸着状態として、下金型(可動側金型7)の上に上金型(固定側金型5)を載置した状態で可動ダイプレート6を下降させ、下金型(可動側金型7)が金型搭載テーブル載置された状態で、下側電磁石を非吸着状態におくようにするようにされる。ここで、図示せぬ金型搭載テーブルには、下金型と上金型との対で構成される複数組の金型を搭載しておくと、金型の交換がきわめて迅速に行え、セル生産方式(cell production system;屋台生産方式)をとる生産現場などに用いて好適な射出成形機とすることができる。なお、このようなセル生産方式に用いる射出成形機については、本願出願人が先に特願2005−233343において提案している。
図3は、固定ダイプレート2と、第1、第2、第3のタイバー3A、3B、3Cとの配置関係を示す説明図である。図3において、21は、固定ダイプレート2における金型取り付け領域、22は、金型取り付け領域21の中心点である。
第1、第2、第3のタイバー3A、3B、3Cの軸中心と金型取り付け領域21の中心点22とをそれぞれ結ぶ線分の長さは同一長さに設定されており、すなわち、第1、第2、第3のタイバー3A、3B、3Cの軸中心は、金型取り付け領域21の中心点22を中心とする同一円上に位置しており、第1、第2、第3のタイバー3A、3B、3Cの軸中心は、頂角が60°未満の鋭角2等辺3角形23の各頂点にそれぞれ配置されている。この鋭角2等辺3角形23の頂角は、20°〜50°の範囲に、望ましくは25°〜40°の範囲に設定されており、本実施形態では頂角は30°となっている。鋭角2等辺3角形23の頂角に対応する位置には第1のタイバー3Aが配置され、鋭角2等辺3角形23の2つの底角にそれぞれ対応する位置には、第2のタイバー3Bと第3のタイバー3Cとがそれぞれ配置されている。図3から明らかなように、第1のタイバー3Aの軸中心と金型取り付け領域21の中心点22とを結ぶ線分の延長上に、第2、第3のタイバー3B、3Cの軸中心同士を結ぶ線分の中点が位置付けられ、第2、第3のタイバー3B、3Cの軸中心同士を結ぶ線分の中点と金型取り付け領域21の中心点22とを結ぶ線分の長さL1は、第1のタイバー3Aの軸中心と金型取り付け領域21の中心点22とを結ぶ線分の長さL2よりも短くなっており、上記の第2、第3のタイバー3B、3Cの軸中心同士を結ぶ線分の中点と金型取り付け領域21の中心点22とを結ぶ線分の長さL1は、該線分方向における金型寸法の半分を超える長さに設定されている。本実施形態では、長さL1は、金型交換の都合上などから要求される確保必要寸法Lcよりも、第2、第3のタイバー3B、3Cの半径寸法だけ長いものに設定されており、確保必要寸法Lcは、金型交換時に金型を搭載して水平移送される前記した図示せぬ金型搭載テーブルの移送を許容できる長さに設定されている。
上記したような第1、第2、第3のタイバー3A、3B、3Cの配置構成とすることで、確保必要寸法Lcは維持しつつ、固定ダイプレート2およびテールストック1の主体面の面積を小さくすることができ、また、これに合わせて可動ダイプレート6の主体面の面積も小さくすることができるので、可及的な小型化と軽量化を図った3本タイバー構成の型開閉系メカニズムを実現することができる。図3に示した確保必要寸法Lcと、前記した図8に示した確保必要寸法Lcとは、同一寸法で描いてあり、本実施形態では固定ダイプレート2が大幅に小型化されていることが判る。
ところで、上記したような第1、第2、第3のタイバー3A、3B、3Cの配置構成をとった場合には、各タイバー3A、3B、3Cの形状を全て同一のものとすると、型締め時に荷重(引っ張り荷重)を受けて弾性変形(伸び変形)する各タイバー3A、3B、3Cが、固定ダイプレート2全体に対して及ぼす力が不均衡に作用し、固定ダイプレート2の応力分布が不均衡なものとなることは否めない。つまり、第2、第3のタイバー3B、3Cの2本によって作用する力が、金型取り付け領域21の中心点22から見て反対側にある第1のタイバー3Aの1本によって作用する力を上回って、これによって、固定ダイプレート2全体に対して及ぼす力が不均衡に作用して、固定ダイプレート2の応力分布が不均衡なものとなる。
そこで、本実施形態では、図1、図2に示すように、第2、第3のタイバー3B、3Cには、第1のタイバー3Aの径と同径の部分3B−1、3C−1と、第1のタイバー3Aの径よりも細い部分3B−2、3C−2とを設けてある。このように、第2、第3のタイバー3B、3Cの少なくとも一部に、第1のタイバー3Aの径よりも、その径を所定量だけ細くした部分を設けることで、第1のタイバー3Aが弾性変形してこの弾性復元力により固定ダイプレート2に作用する力と、第2、第3のタイバー3B、3Cが弾性変形してこの弾性復元力により固定ダイプレート2に作用する力とのバランスを良好に改善でき、これによって、各タイバー3A、3B、3Cが固定ダイプレート2全体に対して及ぼす力の不均衡さを可及的に緩和することが可能となって、成形品質を良好なものに保証することができる。
図4は、本実施形態における固定ダイプレート2の型締め時の応力分布のシュミレーション計算結果を示しており、図7は、本実施形態と同様の第1、第2、第3のタイバー3A、3B、3Cの配置構成において、各タイバー3A、3B、3Cの形状を全て同一とした場合の、固定ダイプレート2の型締め時の応力分布のシュミレーション計算結果を示している。図4と図7との対比から明らかなように、本実施形態では、固定ダイプレート2の金型取り付け領域21での応力分布が略一様なものとなっており、したがって、金型に作用する応力が略一様なものとなって、成形品質を良好なものに保証することができることが判る。
図5は、図2のA−A線に沿った断端面図であり、図6は、図2のB−B線に沿った断端面図であり、図5では、可動ダイプレート6と金型取り付け領域21と鋭角2等辺3角形23とを併せてに示してあり、図6では、鋭角2等辺3角形23を併せて示してある。図5、図6に示すように、第2、第3のタイバー3B、3Cには、第1のタイバー3Aの径と同径の部分3B−1、3C−1と、第1のタイバー3Aの径よりも細い部分3B−2、3C−2とが設けられているが、図1、図2に示すように、各タイバー3A、3B、3Cに対して可動ダイプレート6が前後進する範囲においては、第2、第3のタイバー3B、3Cは第1のタイバー3Aの径と同径の部分3B−1、3C−1とされている。したがって、第1のタイバー3Aの径と第2、第3のタイバー3B、3Cの径とに一部差をつける構成としても、可動ダイプレート6に装着する摺動ブッシュ8の共用化を図ることが可能となり、ブッシュ調達の手間などを簡単にすることができる。
本発明の一実施形態に係る射出成形機における、型開閉メカニズムの簡略化した正面図である。 本発明の一実施形態に係る射出成形機における、型開閉メカニズムの簡略化しかつ一部破断した側面図である。 本発明の一実施形態に係る射出成形機における、固定ダイプレートと第1、第2、第3のタイバーとの配置関係を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る射出成形機における、固定ダイプレートの型締め時の応力分布を示す説明図である。 図2のA−A線に沿った断端面図である。 図2のB−B線に沿った断端面図である。 本発明の一実施形態と同様のタイバーの配置構成において、各タイバーの形状を全て同一とした場合の、固定ダイプレートの型締め時の応力分布を示す説明図である。 従来の3本タイバー構成の型開閉系メカニズムにおける、固定ダイプレートと各タイバーとの配置関係を示す説明図である。
符号の説明
1 テールストック
2 固定ダイプレート
3A 第1のタイバー
3B 第2のタイバー
3B−1 第1のタイバーの径と同径の部分
3B−2 第1のタイバーの径よりも細い部分
3C 第3のタイバー
3C−1 第1のタイバーの径と同径の部分
3C−2 第1のタイバーの径よりも細い部分
4 止めナット(締め付けナット)
5 固定側金型
6 可動ダイプレート
7 可動側金型
8 摺動ブッシュ
9 型開閉用サーボモータ(型締め用サーボモータ)
10 ボールネジ機構
10a ネジ軸
10b ナット体
11 被動プーリ
12 駆動プーリ
13 タイミングベルト
21 金型取り付け領域
22 金型取り付け領域の中心点
23 頂角が60°未満の鋭角2等辺3角形
Lc 確保必要寸法

Claims (5)

  1. 型開閉用駆動源を搭載したテールストックと、該テールストックと対向配置され固定側金型が取り付けられた固定ダイプレートと、可動側金型が取り付けられて前記テールストックと前記固定ダイプレートとの間で前後進可能な可動ダイプレートと、前記テールストックと前記固定ダイプレートにその両端をそれぞれ固定された、第1、第2、第3のタイバーとを備えた成形機において、
    前記第1、第2、第3のタイバーの軸中心を、頂角が60°未満の鋭角2等辺3角形の各頂点に配置するとともに、前記3本のタイバーのうち前記鋭角2等辺3角形の頂角に対応する第1のタイバーの軸中心と、前記固定ダイプレートにおける金型取り付け領域の中心点とを結ぶ線分の延長上に、前記3本のタイバーのうち前記鋭角2等辺3角形の2つの底角に対応する第2、第3のタイバーの軸中心同士を結ぶ線分の中点を位置付け、
    前記第2、第3のタイバーの軸中心同士を結ぶ線分の中点と前記金型取り付け領域の中心点とを結ぶ線分の長さL1を、前記第1のタイバーの軸中心と前記金型取り付け領域の中心点とを結ぶ線分の長さL2よりも短く設定し、
    前記第2、第3のタイバーの軸中心同士を結ぶ線分の中点と前記金型取り付け領域の中心点とを結ぶ線分の長さL1を、該線分方向における金型寸法の半分を超える長さに設定したことを特徴とする成形機。
  2. 請求項1に記載の成形機において、
    前記第2、第3のタイバーの少なくとも一部には、前記第1のタイバーの径よりも、その径を所定量だけ細くした部分を設けたことを特徴とする成形機。
  3. 請求項2に記載の成形機において、
    前記可動ダイプレートは、前記第1、第2、第3のタイバーに挿通・案内されて前後進可能とされ、前記可動ダイプレートが前後進する範囲において、前記第1、第2、第3のタイバーの径は同径とされたことを特徴とする成形機。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の成形機において、
    前記鋭角2等辺3角形の頂角は、20°〜50°であることを特徴とする成形機。
  5. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の成形機において、
    前記第1、第2、第3のタイバーの軸中心と前記金型取り付け領域の中心点とをそれぞれ結ぶ線分の長さは、同一であることを特徴とする成形機。
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