JP4904525B2 - 表面保護フィルム - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂板、金属板をはじめ、光学用分野で使用される導光板、偏光板、位相差板等の各種光学フィルム等の表面に貼り合わせ(仮着させて)使用する表面保護フィルムに関し、特に、印刷加工や熱成形等の高温加工に供した際にも粘着力が昂進したり、逆に粘着力の低下やめくれ等の変化が生ずることのない、或いは、被着体との貼り合わせ(仮着)後の切断や研磨等の加工に際しても、浮きが生ずることなく被着体に安定して密着する特徴を有し、かつ、被着体表面を汚染したり、傷付けや凹み等、変形させたりすることのない特徴を有する表面保護フィルムに関するものである。
表面保護フィルムは過酷な使用条件に耐える粘着機能を保持しながら、表面保護機能を終えた際には、容易に剥離できる軽度の密着力であることが要求され、しかも被着体を汚染してはならず、表面保護フィルムの痕跡を被着体に残さないことが要求される。光学用に供する場合は、特に汚染しないことが厳しく要求される。
一方、表面保護フィルムは通常、ロール状で供されるが、粘着層と背面層間の滑り性、耐ブロッキング性に優れ(巻き出し容易性)、被着体に貼り込む際の作業性が安定していることも要求される。更に、被着体に貼り合わせた状態で、印刷加工や熱成形等の高温加工、或いは、打ち抜きや絞り加工、切断や研磨等の各種加工が施されるが、かかる加工性にも優れることが要求される。
上述の如く、表面保護フィルムは材料特性として、活性と不活性な裏腹な機能を同時に満足させる必要があり、これらの要求特性を満足させるべく、種々数多くの提案がなされてきている。
表面保護フィルムの高温加工における粘着昂進を防ぐための手段としては、粘着層にエチレン−α−オレフィン共重合体を用いる提案が数多くなされている(特許文献1,2,3)。
しかしながら、従来の技術に於いては、粘着機能性に重点がおかれ、かかる加工性や取り扱い性に対して、十分に検討なされていないのが実態であり、一部の要求特性を満足することはできても、複数の交錯している特性を同時に満足するには至らぬものであった。
即ち、高温下での粘着昂進防止として、粘着層にエチレン−α−オレフィン共重合体を使用することを提案しているものの、表面保護フィルムの多機能を満足するにはポリマの適正要件が不十分であり、特に、背面層については、その要件が全く特定されていないため、滑り性や耐ブロッキング性等のハンドリング性を始め、各種の加工に対し、浮き防止や被着体への傷つけ防止機能等を十分に発現することはできないものであった(特許文献1,2)。かかる問題を解決せんとハンドリング性をも考慮した総合的な機能を持たせるべく提案されたが、背面層構成を規定してはいるが、実態は無機粒子が添加された低密度ポリエチレンから構成されてなり、被着体の片面に仮着してロール状に巻き取ったり、一定サイズにカットし積載した場合など、保護フィルムが傷付き易いばかりでなく、被着体を傷つけたり、また、切断時に浮きが生じたり、或いは、背面の耐熱性不十分で、印刷加工時、特に120℃以上の高温処理が施される場合、フィルム背面同士が融着する等の問題があった(特許文献3)。表面保護フィルムの巻き出し容易性を改善する方法としては、基材層を構成する熱可塑性樹脂に無機粒子を添加することなどが提案されているが、ハンドリング性を改善すべく無機粒子の添加の提案も同様の問題を孕んでいた(特許文献4)。
更に、保護フィルムを被着体に貼合わせた状態で、打ち抜きや絞り加工、切断や研磨加工が施されるが、かかる二次加工性改良として、基材層構成として特定のポリエチレン組み合わせを規定した提案(特許文献5)や、切断加工や研磨加工時の切口等周辺部の浮きによる切屑侵入や付着問題を改善すべく、高密度ポリエチレンを用いる方法(特許文献6)や高密度ポリエチレンとエチレン・プロピレン共重合体で基材層を構成する方法(特許文7)等が提案されている。これらはいずれも加工性を改善せんと提案されたものであるが、背面層の構成樹脂に高密度ポリエチレンを使用しているため、走行ロールとの擦過により、高密度ポリエチレンが脱落し、白粉となってロールに付着するのみならず、保護フィルムにも転写し、引いては被着体への汚染或いは傷付けや凹みを生じせしめる等の重要問題があった。
しかるに、上記の如く、基材層に高弾性な高密度ポリエチレン等を用いると、ロール表面との擦過により白粉発生の問題が生じ、該白粉がロール表面のみならず、保護フィルムにも付着し、結果として被着体に圧痕が生じるなど別の新たな問題が生じるため、かかる改善策として、特定密度範囲のポリエチレンで基材層を構成する提案もなされている(特許文献8)。背面層を低密度ポリエチレンで構成すると、白粉発生防止には効果は認められるものの、表面保護フィルムの背面層そのものが非常に傷付きやすいばかりか、ブロッキングし易く、取り扱い時のハンドリング性不良や高温下でのカールなど、上記の各種加工適正が十分に達成されないとの問題を有していた。
上述の如く、表面保護フィルムには数多くの要求特性が必要とされるが、従来技術による表面保護フィルムは、一部の要求特性を満足することはできても、一長一短の面があり、複数の交錯している特性を同時に満足するものが未だ見出されていないのが実状であった。
特開平3−47886号公報 特開平4−55488号公報 特開平8−323942号公報 特開昭55−165974号公報 特開昭54−133578号公報 特公昭55−1190号公報 特公平1−57671号公報 特開平4−325244号公報
本発明は、少なくとも粘着層、中間層及び背面層からなる複合構成において、総合的な適正要件をとりまとめたものであり、広範囲な使用条件、例えば、加熱加工や熱成形において粘着力が昂進することがない、また或いは、切断や研磨等の加工において、切断周辺部の浮きが生じることなく被着体に安定して密着する特性を有し、かつ、被着体を汚染、変形させない特性を有するのみならず、フィルムのハンドリングが容易で、その持てる機能を最大限に活用することができる表面保護フィルムを提供せんとするものである。
表面保護フィルムは実用において、多種多様の使用条件があり、各々の使用条件において工業的に円滑かつ容易に取り扱うことができて、はじめて目的を達成し得るものであり、そのためには、粘着に係る機能に止まらず、表面保護フィルムの各種の加工性や取り扱いに関する性能も極めて重要なものである。粘着層と背面層間の相互関係、例えば、滑り性、ブロキング性などを適正化すると共に、被着体と仮着され、例えばロール状に巻き取られる場合や、一定サイズに切断され、積載される場合においても、被着体を傷つけたり、被着体との間に浮きが生じたりしないなどの機能をも備えなければならない。
本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、滑り性やブロッキング性で代表されるハンドリング性をはじめ、良好な耐熱性、切断等の各種多様な加工性適正のいずれをも満足すべき表面保護フィルムを提供せんとするものである。
特に、被着体の片面に仮接されて、段積みされたり、或いはロール状に巻き上げられる場合においても、被着体への傷つきもなく、フィルム自体の耐傷性も良好な表面保護フィルムを提供せんとするものである。
本発明は、かかる課題を解決するために、次のような手段を採用するものである。
すなわち、本発明の表面保護フィルムは、粘着層と背面層と中間層の少なくとも3層複合形態からなり、該粘着層は、密度が0.910〜0.925g/cmのエチレン・α−オレフィン共重合体からなり、該背面層は、プロピレン系樹脂90〜99重量%、低密度ポリエチレン10〜1重量%からなり、中間層は前記粘着層及び背面層を構成する樹脂とは異なるポリオレフィン系樹脂から主としてなることを特徴とする。
また、本発明の表面保護フィルムの別の対応として、粘着層と背面層と中間層の少なくとも3層複合形態からなり、該粘着層は、酢酸ビニル含有量10〜20重量%からなるエチレン・酢酸ビニル共重合体からなり、該背面層は、プロピレン系樹脂90〜99重量%、低密度ポリエチレン10〜1重量%からなり、中間層は前記粘着層及び背面層を構成する樹脂とは異なるポリオレフィン系樹脂から主としてなることを特徴とするものである。
また、好ましくは、本発明の表面保護フィルムは、前記粘着層の表面粗さがJIS B0601−1994に規定される算術平均粗さ(Ra)として0.25μm以下であって、かつ、前記背面層の表面粗さが前記算術平均粗さ(Ra)で0.30μm以下からなることを特徴とする。
更に好ましくは、前記プロピレン系樹脂の230℃、荷重2.16kg/cm下でのメルトフローレート(以下230℃下MFRと称す)が3〜15g/10分の範囲であって、かつ、低密度ポリエチレンの190℃、荷重2.16kg/cm下でのメルトフローレート(以下190℃下MFR)が0.5〜5g/10分からなることを特徴とするものである。
また、本発明の表面保護フィルムは、前記記載の各構成層の厚み比率が粘着層:背面層:中間層=15〜40:4〜15:81〜45からなることを特徴とする。
また、好ましくは、前記中間層が、密度0.95g/cm以上の高密度ポリエチレンと前記粘着層構成樹脂及び背面層構成樹脂との混合樹脂組成からなることを特徴とするものである。
本発明によれば、前記課題を解決し、被着体との貼合わせ時のフィルム巻き出し時には容易に巻き戻すことができ、印刷加工や成形加工等の加熱処理が施される場合においても、粘着昂進することなく、かつ、支持体や金型、或いはフィルム同士の融着等のない良好な耐熱性を有し、或いは、切断加工等の加工においても切り口に浮きが生じ端部剥離することなく、ロール等との擦過においても優れた耐性を有し、かつ、被着体を傷つけることのない表面保護フィルムを再現性よく提供することができる。特に、被着体への片面への仮着には好ましく適用できるものである。
以下、本発明を詳しく説明する。
本発明は、前記課題、つまり、粘着力、密着性、再密着性、多種多様な加工特性、加えて、ブロッキング性で代表されるハンドリング性(表面特性)のいずれをも満足する表面保護フィルムについて鋭意検討し、特定な粘着層、中間層、背面層からなる複合形態にすることで、かかる課題を一挙に解決することを究明したものである。
先ず、本発明の粘着層の要件は次の通りである。
本発明の粘着層は、特に120℃以上の高温処理が施されても粘着昂進しない特性を要求される場合、密度が0.910〜0.925g/cmのエチレン−α−オレフィン共重合体から構成することを骨子とするものである。かかるエチレン−α−オレフィン共重合体を構成するコモノマーであるα−オレフィンの化学構造は特に限定されるものでないが、ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチル・ペンテン−1、オクテン−1等を挙げることができるが、中でもヘキセン−1を用いると強度の高い粘着層が得られるので好ましい。融点は主ピークが100〜120℃の範囲のものを使用するのが好ましい。この範囲の下限を下回ると被着体表面を汚染し易くなり、逆にこの範囲の上限を越えると被着体に対する密着力が低下したり、熱成形への追随性が悪くなる。密度や融点はα−オレフィンの短鎖分岐の状態やそれによる結晶状態などにより決まる。エチレン−α−オレフィン共重合体の構造因子は、その平均分子量、分子量分布の他に短鎖分岐種、短鎖分岐度及び組成分布などがあるが、密度、融点の要件はコモノマー量10モル%までで得ることが出来る。エチレン−α−オレフィン共重合体は複数の融点ピークを示すこともあるが、本発明では示差走査熱量計を用いた示差走査熱量測定(DSC)曲線から求められる融点の主ピークを指す。エチレン−α−オレフィン共重合体は従来のマルチサイト触媒による合成方法に加え、シングルサイト触媒(カミンスキー触媒、メタロセン触媒)を用いた合成方法もある。いずれも本発明において有用することができる。
他の成分として、他のポリオレフィン、オレフィン共重合体のポリマや脂肪族化合物ないしは環式化合物を含んでもよいが、必要最小限量に止めるのが好ましい。必要以上に配合すると被着体汚染の原因となる。
本発明のもう一つの要件としては、40〜70℃程度の温度範囲で被着体に仮着され、かつ、70℃程度までの温度しか負荷されない用途や加工条件下で使用される場合においては、即ち、極端な高温下での粘着昂進特性を必要としない場合、かかる温度範囲で適度な粘着力が得られる酢酸ビニル含有量10〜17重量%からなるエチレン・酢酸ビニル共重合体を粘着層の構成樹脂として用いることを骨子とする。酢酸ビニル含有量が上記範囲内であれば、温度による粘着昂進も少なく、また、被着体への仮着後の経時による粘着昂進も少ないが、上記範囲を下回ると粘着力が弱すぎ、被着体への密着性が乏しく浮きが生じ易くなり、逆に17%を越えると温度や経時による粘着昂進が急激に大きくなり、特に夏場の長期保管などで被着体から剥離できなくなる等の問題を生じさせることがある。
尚、上記エチレン−α−オレフィン共重合体及びエチレン・酢酸ビニル共重合体は、一般的にポリエチレン等の他のオレフィン樹脂と比較すると熱安定性に劣るため、押出成形するために酸化防止剤などの熱安定剤を500〜3,000ppm添加するのは好ましい方法である。但し、添加し過ぎると被着体を汚染する恐れがあるため、最小必要量に限定するのが好ましい。酸化防止剤としては、フェノール系、芳香族アミン系、チオエーテル系、リン系などがあり、少量配合で効果を高めるため、2種以上のものを併用するのが好ましい。例えば、フェノール系とリン系の併用は好ましい方法である。
また、粘着層には、粘着力を高めるため、被着体に対する濡れ効果を向上する材料を配合してもよい。かかる材料としては、ガラス転移温度30〜100℃、軟化温度30〜150℃のポリテルペン等が挙げられる。ポリテルペンの構造ユニットとしては、α−ピネン、β−ピネン、ジペンテンがあり、また、水添化物(水添テルペン樹脂)がある。変性物としては、テルペンスチレン樹脂、テルペンフェノール樹脂がある。また、ロジン類としては、ロジン、重合ロジン、水添ロジン、ロジン変性物、誘導体としてロジン或いは水添ロジンのグリセリンエステル、ペンタエリスリットエステルを挙げることができる。中でも、エチレン−α−オレフィン共重合体に対しては、被着体を汚染しないことからテルペンフェノール樹脂が好ましく、また、エチレン・酢酸ビニル共重合体に対しては、水添ロジンを好ましく用いることができる。
次ぎに本発明の背面層の要件は次の通りである。
即ち、本発明の表面保護フィルムの背面層は、プロピレン系樹脂90〜99重量%、低密度ポリエチレン10〜1重量%から構成することが肝要である。プロピレン系樹脂としては、ホモポリプロピレン、エチレンとプロピレンとのランダム若しくはブロック共重合体を挙げることができるが、耐熱性をはじめ、滑り性やフィルムのハンドリング性、耐傷付き性の点からホモポリプロピレンが最も好ましい。エチレン−プロピレン共重合体を用いる場合、エチレン含有量は1〜7モル%の範囲のものが好ましい。
また少量配合する低密度ポリエチレンは密度範囲0.910〜0.929g/cmの低密度ポリエチレンが好ましい。かかるこれより密度が高くなると、金属ロールやゴムロールとの擦過において、樹脂が脱落し易く白粉発生の要因ともなり、また、低い場合は、所望する滑り特性やハンドリング性が得られ難くなる。
尚、前記プロピレン系樹脂の230℃下MFRは3〜15g/10分の範囲が好ましく、低密度ポリエチレンの190℃下MFRは0.5〜5g/10分の範囲が好ましく、前記プロピレン樹脂の230℃下MFRとの差が大きい程、良好な滑り性やハンドリング性効果が顕著に発現されるため好ましい。かかる本発明の背面構成を骨子とすることにより、一般的に滑り性を発現させるために背面層に無機化合物の微粒子などが添加されるが、本発明では、かかる無機粒子などを配合することなく、良好な滑り性やブロッキング性が発現でき、かかる無機粒子による被着体への傷付け防止を達成し得たのである。
かかる構成によって形成される本発明の背面層の表面粗度は、中心線平均粗さ0.1〜0.30μで、粘着層側が中心線平均粗さ0.05〜0.25μの表面形状を有する構造からなるのが好ましい。かかる平滑な表面状態を形成することにより、安定した粘着力と優れたフィルムのハンドリング機能を同時に満足することができる。かかる表面粗さは、通常用いられている表面形状測定機により測定した粗さプロフィル(粗さ曲線)を解析し、求めることができる。
次に、本発明の複合形態は以下の通りである。
本発明の表面保護フィルムは、少なくとも前記粘着層と背面層との間に前記粘着層及び背面層を構成する樹脂とは異なるオレフィン系樹脂から主としてなる中間層を有した3層積層フィルムの構成となすことを骨子とする。
かかる中間層を主として構成するポリオレフィン系樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等を挙げることができるが、密度0.95g/cm以上の高密度ポリエチレンから主として構成することで、高弾性で腰のあるフィルムが得られることから特に好ましい。
本発明の表面保護フィルムにおいて、上記中間層は、上述のポリオレフィン系樹脂に粘着層樹脂及び/又は背面層樹脂を添加・混合して用いてもよい。一般に溶融共押出法で製膜した場合、端部の厚み不均一な部分はスリット工程等でスリットされ、除去されているが、かかる部分を中間層に用いることで、使用原料の量を低減でき、好ましい方法である。
なお、中間層には、その物性を阻害しない範囲内において、タルク、ステアリン酸アミド、ステアリン酸カルシウム等の充填剤や滑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、帯電防止剤、核剤等を適宜添加してもよい。また、これらを単独もしくは2種類以上併用して添加しても良い。
さて、本発明の表面保護フィルムの製造方法について説明する。
本発明の表面保護フィルムの製造方法は特に限定されず、例えば、背面層構成樹脂として、ホモポリプロピレン90〜99重量%と低密度ポリエチレン1〜10重量%からなる混合樹脂組成物と、粘着層構成樹脂として、α−オレフィン共重合体、或いは、エチレン・酢酸ビニル共重合体からなる樹脂組成物と、中間層構成樹脂として、主として高密度ポリエチレンからなる樹脂組成物とをそれぞれ個別の押出機から溶融押出し、口金内で積層一体化せしめ、所謂3層共押出することにより背面層、中間層、粘着層とを積層一体化して成形した後、コイル状に巻取ることにより、表面保護フィルムを製造する方法、上記背面層、中間層、粘着層をそれぞれ個別に溶融押出した後に、ラミネート法により上記粘着層を背面層及び/又は中間層に積層一体化する方法等が挙げられる。なお、前者においては、インフレーション法、Tダイ法等の公知の方法が用いられ、後者においては、ドライラミネーションあるいはTダイによる溶融押出法又は押出コーティング法を用いることができるが、厚み精度に優れること及び表面形状の制御の面から、Tダイ法による熱溶融共押出法が品質上、経済上の点から好ましい。
本発明の表面保護フィルムの厚みは、被着体の厚み及び被着体の要求品質レベルにより異なるが、一般的には成形性、使いやすさの観点から20〜100μmの範囲で適宜選択できる。
なお、粘着層、中間層、背面層、それぞれ各層の厚み比率も上記記載の如く、要求レベルに応じて適宜調整されればよいが、一例を挙げれば、粘着剤層:中間層:背面層=15〜40:81〜45:4〜15の範囲で適宜調整するのが好ましい。
以下、本発明を実施例に基づいて更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。尚、実施例、比較例の「部」及び「%」は、特に断らない限り質量基準である。また、各種物性値の測定方法、及び評価方法を以下に示す。
(1)表面粗さ
表面粗さは、(株)東京精密製の表面粗さ形状測定機(サーフコム1400A)を用い、JIS B0601−1994に準拠し、フィルム横方向に測定長さ4mmで、長手方向(マシン方向)に約1mm間隔で10回測定して平均し、算術平均粗さ(Ra)を求めた(単位はμm)。
(2)試料サンプルの貼り付け
温度23℃、湿度50%の条件下で24時間、保管・調整した試料サンプルを被着体に、ロールプレス機((株)安田精機製作所製特殊圧着ローラ)を用い、貼込圧力9,100N/m、貼込速度300cm/分で貼り付けた。しかる後、温度23℃、湿度50%条件下で24時間保管した後、各測定と評価に用いた。
(3)粘着力
引張試験機((株)オリエンテック“テンシロン”万能試験機)を用い、引張速度300mm/分、剥離角度180°にて粘着力を測定した。
(4)密着性
被着体と試料サンプルの密着状態を肉眼観察し、次の判定を行った。
○:完全に密着している
△:ごく1部が密着不良で試料フィルムが1部(面積比30%以内)浮いている
×:面積比70%以上の部分でフィルムが被着体から浮いている
(5)汚染性
被着体より試料フィルムを剥がした後、暗室内で被着体表面にスポット光を当てて、表面の汚染状態を肉眼観察し、次の判定を行った。
○:汚染なし
△:軽度の汚染がある
×:汚染している
実施例1
各層の構成樹脂を次ぎのように準備した。
粘着層樹脂として、リン系酸化防止剤1000ppmを含有する密度0.922g/cm、融点115.9℃、190℃下MFR5.0g/10分のエチレン・ヘキセン−1共重合体(直鎖状低密度ポリエチレン)を用い、背面層樹脂として、融点163℃、230℃下MFR7.5g/10分のホモポリプロピレン98重量%に、密度0.92g/cm、190℃下MFR2.0g/10分の低密度ポリエチレン2重量%からなる樹脂組成物をヘンシェルミキサにて均一に混合のした樹脂組成物を、中間層として、密度0.961g/cm、融点137.0℃、190℃下MFR7.5g/10分の高密度ポリエチレンを用い、φ90mm(粘着層用)とφ65mm(背面層用)とφ115mm(中間層用)との3台の押出機を有する口金幅2400mmのTダイ型複合製膜機を用い、上記準備した樹脂組成物をそれぞれの押出機に導入し、粘着層厚み比率20%、背面層厚み比率5%、中間層厚み比率75%となるよう各押出機の吐出量を調整し、複合Tダイから押出温度200℃にて押出し、フィルム厚み32μmの3層積層フィルムを製膜し、一旦、ロール状に巻き取った。
次いで、ロール状に巻き取ったフィルムを、スリット機に掛けて幅1000mm、長さ2,000mのサイズに仕上げ、ロール状に巻き上げたフィルムサンプルを得た。
得られたフィルムサンプルの表面粗さ及び、被着体として平滑な表面粗さ(Ra)0.02μm、厚み2.0mmのポリカーボネート板(以下PC板と称す)を用いて粘着特性をそれぞれ測定したところ、粘着層の表面粗さ(Ra)0.08μm、背面層の表面粗さ(Ra)0.12μmと両面とも平滑であり、PC板に対する粘着力は0.08N/50mm、密着性も頗る良好なものであった。
しかる後、広幅貼合機を用い、表面粗さ(Ra)0.02μm、厚さ0.5mmのPCシートの片面に本フィルムを貼り合わせ(仮着し)、ロール状に巻き上げた。得られた貼り合わせ品の粘着性を評価したところ、上記評価同様に、被着体であるPCシートとの密着性は良好で、粘着力は0.09N/50mmであった。
かかる片面仮着させた表面保護フィルム付きロール状のPCシートを夏場1ケ月保管した後、表面保護フィルムを仮着させたまま、PCシートの反対面を多色印刷加工に供したが、かかる多色印刷加工中に浮きが生じたり、フィルムが剥がれたり、熱付与により、ロールにシワが入るようなトラブルも生じなかった。
また、印刷後のPCシートを検査したが、PCシートには全く傷付きは認められなかった。尚、本フィルムを用済み後、剥離したが、容易に剥離でき、かつ、PCシート表面への汚染も認められなかった。
比較例1
背面層樹脂として、密度0.923g/cm、190℃下MFR5.5g/10分の低密度ポリエチレン99.2重量%、滑剤として平均粒子径2.0μのソジウムカルシウムアルミノシリケート0.8重量%を用いる以外は実施例1と同様にして厚み32μmの積層フィルムを共押出しにて製膜した。得られたフィルムの、粘着層表面粗さ(Ra)0.06μm、背面層の表面粗さ(Ra)0.10μmと両面とも平滑であり、PC板に対する粘着力も0.09N/50mm、密着性も良好なものであった。
次いで、実施例1と同様、表面粗さRa0.02μmの平滑なPCシートの片面に本フィルムを仮着し、ロール状に巻き上げた。1週間後、印刷加工に供すため、該ロール状物を巻き戻したところ、PCシートとフィルム背面層とが、巻き締まりにより擦れて発生したものと考えられるが、本比較例のフィルムが仮着されていない面に無数の擦り傷が入っているのが確認された。この現象は特に巻き芯部になる程、酷い状態であった。
尚、PCシートに傷が付いていたが、多色印刷加工を実施したところ、3色目の印刷加工から浮きが生じはじめると共に熱付与によりロールにシワが入り易くなり、5色目の印刷加工ではフィルムが剥がれ出したため、以降の印刷加工は断念した。
実施例2
実施例1で得られたフィルムを用い、被着体として表面粗さ(Ra)0.01μm、厚み80μmのトリアセテート(以下TACと称す)フィルムの片面に貼り合わせたところ、TACフィルムに対する粘着力は0.10N/50mm、密着性も良好なものであった。
また、TCA面と本フィルムの背面層とを擦りつけたが、TAC面への傷付きは認められなかった。
また、かかる片面貼り合わせたサンプルを10枚積載し、荷重10kg/cmを負荷したまま1日保管した後、フィルムを剥がしTAC面を観察したが、面は平滑であり、汚染性の評価もしたが、汚染は認められなかった。
比較例2
背面層樹脂として、密度0.923g/cm、190℃下MFR5.5g/10分の低密度ポリエチレン80重量%、190℃下MFR2.0g/10分の低密度ポリエチレン重量4%、230℃下MFR30g/10分のエチレン含有量5重量%のエチレン−プロピレン共重合体16%からなる樹脂組成物を用いる以外は実施例1と同様にして厚み32μmの積層フィルムを共押出しにて製膜し、ロール状に巻き取った後、スリット機に掛けて幅1000mm、長さ2,000mのサイズに仕上げ、再度、ロール状に巻き上げフィルムサンプルを得た。得られたフィルムの、粘着層表面粗さ(Ra)0.28μm、背面層の表面粗さ(Ra)0.34μmと表面をやや粗らしたこともあり、ロールサンプルのフィルム巻き出し性については、特に張力を掛けずとも容易に巻き出すことが出来るものであった。
実施例2と同様、TACフィルムとの貼り合わせ評価を行ったところ、粘着力は0.07N/50mm、密着性もまずまずで、TAC面とフィルム背面を擦りつけたが、TAC面への傷つきは認められなかった。
しかしながら、実施例2と同様、片面貼り合わせたサンプルを10枚積載し、荷重10kg/cmを負荷したまま1日保管させた後、フィルムを剥がしたところ、TAC面にフィルムの表面粗れ(凹凸)模様が転写していることが確認され、TAC本来の平滑な表面が失われていた。
実施例3
粘着層樹脂として、酸化防止剤を1200ppm含有する酢酸ビニル含有量15重量%、190℃下MFR6.0g/10分のエチレン・酢酸ビニル共重合体を用い、背面層樹脂としては、実施例1と同様、230℃下MFR7.5g/10分のホモポリプロピレン98重量%に、密度0.92g/cm、190℃下MFR2.0g/10分の低密度ポリエチレン2重量%からなる樹脂組成物を、また、中間層も実施例1と同様、190℃下MFR7.5g/10分の高密度ポリエチレンを用い、φ90mm(粘着層用)とφ65mm(背面層用)とφ115mm(中間層用)との3台の押出機を有する口金幅2400mmのTダイ型複合製膜機を用い、上記準備した樹脂組成物をそれぞれの押出機に導入し、粘着層厚み比率25%、背面層厚み比率5%、中間層厚み比率70%となるよう各押出機の吐出量を調整し、複合Tダイから押出温度200℃にて押出し、フィルム厚み90μmの3層積層フィルムを製膜、ロール状に巻き取った。
次いで、ロール状に巻き取ったフィルムを、スリット機に掛けて幅1000mm、長さ1,000mのサイズに仕上げ、ロール状に巻き上げたフィルムサンプルを得た。
得られたフィルムサンプルの粘着層の表面粗さ(Ra)0.11μm、背面層の表面粗さ(Ra)0.12μmと両面とも平滑であった。また、背面同士の滑り性を評価したところ、静摩擦係数0.57、動摩擦係数0.55であり、適度な滑り性を有するものであった。
しかる後、被着体として、表面粗さ(Ra)0.02μm、厚さ6mmのポリメチルメタクリレート板(以下PMMA板と称す)を用い、該PMMA板両面に本フィルムを45℃の温度で、かつ、0.5%伸長させた状態で仮着し、評価用サンプル片を作成した。
貼込み1日後、回転丸鋸を用い、評価用サンプルを切断し、切断状態を観察したが、切り口に浮きや剥がれが生じることなく、端部における密着性は良好なものであった。
かかる評価用サンプルを多数重ね合わせ、荷崩れ性を評価したが、前記記載の通り、適度な摩擦抵抗を有しており、簡単には荷崩れし難いものであった。
また、貼り込み後、3ケ月保管しておいたが、経時による粘着昂進も少なく、容易に剥離できるものであった。
比較例3
粘着層樹脂として、酸化防止剤を1500ppm含有する酢酸ビニル含有量20重量%、190℃下MFR3.5g/10分のエチレン・酢酸ビニル共重合体を用い、背面層樹脂として、背面層樹脂として、密度0.923g/cm、190℃下MFR5.5g/10分の低密度ポリエチレン80重量%、190℃下MFR2.0g/10分の低密度ポリエチレン重量4%、230℃下MFR30g/10分のエチレン含有量5重量%のエチレン−プロピレン共重合体16%からなる樹脂組成物を用いる以外は実施例3と同様の方法で、粘着層厚み比率25%、背面層厚み比率5%、中間層厚み比率70%となるよう各押出機の吐出量を調整し、複合Tダイから押出温度200℃にて押出し、フィルム厚み90μmの3層積層フィルムを製膜、幅1000mm、長さ1,000mのサイズに仕上げ、ロール状に巻き上げたフィルムサンプルを得た。
しかる後、被着体として、実施例3と同様に、表面粗さ(Ra)0.02μm、厚さ6mmのPMMA板を用い、該被着体の両面に本フィルムを45℃の温度で、かつ、0.5%伸長させた状態で仮着し、評価用サンプル片を作成した。貼込み1日後、回転丸鋸を用い、評価用サンプルを切断し、切断状態を観察したところ、切断端面から5mmの範囲で浮きが生じており、かかる端部剥離面に切り粉が付着していた。かかる切り粉により荷重を負荷したところ、PMMA板に傷付きが認められた。
また、実施例3と同様、貼り込み後、3ケ月保管しておいたとこと、経時により粘着力が3倍に昂進しており、剥離するのが困難であった。
本発明の表面保護フィルムは、合成樹脂板、金属板、被覆塗装鋼板、各種銘板等の加工時や運搬時の汚れ付着防止、傷付き防止のみならず、近年、液晶ディスプレイ等の薄型ディスプレイに多用して用いられる合成樹脂からなる各種光学フィルムや光学用樹脂板の加工時や運搬時の表面の汚れや傷付きを防止するため表面保護フィルムとして好ましく用いることができる。特に、被着体への片面仮着で、ロール状として取り扱われる際には、最適である。

Claims (6)

  1. 粘着層と背面層と中間層の少なくとも3層複合形態を有し、該粘着層は密度が0.910〜0.925g/cmのエチレン・α−オレフィン共重合体であり、該背面層はプロピレン系樹脂90〜99重量%、低密度ポリエチレン10〜1重量%からなり、中間層は主として前記粘着層及び背面層を構成する樹脂とは異なるポリオレフィン系樹脂からなることを特徴とする表面保護フィルム。
  2. 粘着層と背面層と中間層の少なくとも3層複合形態を有し、該粘着層は酢酸ビニルを10〜15重量%含有するエチレン・酢酸ビニル共重合体からなり、該背面層はプロピレン系樹脂90〜99重量%、低密度ポリエチレン10〜1重量%からなり、中間層は主として前記粘着層及び背面層を構成する樹脂とは異なるポリオレフィン系樹脂からなることを特徴とする表面保護フィルム。
  3. 前記粘着層の表面粗さがJIS B0601−1994に規定される算術平均粗さ(Ra)として0.25μm以下であって、かつ、前記背面層の表面粗さが前記算術平均粗さ(Ra)で0.30μm以下である請求項1または2に記載の表面保護フィルム。
  4. 前記プロピレン系樹脂の230℃、荷重2.16kg/cm下でのメルトフローレートが3〜15g/10分の範囲であって、かつ、低密度ポリエチレンの190℃、荷重2.16kg/cm下でのメルトフローレートが0.5〜5g/10分である請求項1〜3のいずれかに記載の表面保護フィルム。
  5. 前記記載の各構成層の厚み比率が粘着層:背面層:中間層=15〜40:4〜15:81〜45からなる請求項1〜4のいずれかに記載の表面保護フィルム。
  6. 前記中間層が、密度0.95g/cm以上の高密度ポリエチレンと前記粘着層構成樹脂及び背面層構成樹脂との混合樹脂組成からなる請求項1〜5のいずれかに記載の表面保護フィルム。
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