JP2007185781A - 表面保護フィルム - Google Patents

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達彦 薄井
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Abstract

【課題】共押出多層積層法による良好な生産性、成膜性を保持しつつ、粘着力を高く設計してもブロッキングを抑制でき、使用されるまで表面保護フィルムの粘着面を清浄に保つことが可能であり、さらには、被着体に対し十分な粘着力を有し、かつ使用の際に剥離層をスムーズに剥離できる剥離性を有する表面保護フィルムを提供する。
【解決手段】ポリアミド系樹脂からなる剥離層(A)と、非晶性α−オレフィン系重合体及びプロピレン系重合体からなる粘着層(B)と、熱可塑性樹脂からなる基材層(C)とが、(A)/(B)/(C)の順に共押出積層されたことを特徴とする表面保護フィルム。
【選択図】なし

Description

本発明は、建築資材、電気・電子分野等をはじめとした各種樹脂板、ガラス板、鋼板の表面に貼着されて、保管、運搬、後加工の際に被着体を傷付き、汚染等から守る表面保護フィルムに関する。特に、粘着力を強く設計してもフィルムのブロッキングが防止でき、かつ使用されるまで粘着面を清浄に保ち、被着体を汚染することが無い表面保護フィルムに関する。
表面保護フィルムに対する基本的な要求性能としては、前記した各種被着体に対し、一様に貼り付けられる貼着作業性に優れること、被着体の保管、搬送等の間に浮きや剥がれが生じない適度な粘着力を有すること、被着体の保管中の環境変化や後加工による粘着力の経時変化が少なく、容易に剥離可能で剥離後に被着体の表面を汚染することがないことなどが挙げられる。しかし近年では、フラットパネルディスプレイ(FPD)に用いられる導光板等の光学関連部材に関し、表面保護フィルムを貼着した状態での外観検査の必要性から、表面保護フィルムの清浄性の要求が強くなってきている。また、光学関連部材は高機能化を図るため、表面に凹凸を形成される場合があり、より強い粘着力が求められている。
従来の表面保護フィルムとしては、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等からなるフィルム基材の片面にウレタン系、アクリル系、ゴム系等の樹脂を有機溶剤で溶解した粘着剤を塗工した後、乾燥して粘着層を形成した表面保護フィルムが知られている。しかし、この表面保護フィルムは、フィルム基材の製造工程と粘着剤の塗工工程の最低2工程を必要とするため、複雑な製造工程が必要となり、製造コストが高くなる問題があった。また、粘着剤を塗工後、乾燥する際に有機溶剤を大量に除去する必要があり環境負荷が高くなる問題もあった。
そこで、共押出多層積層法により、基材フィルム層と粘着層を同時に押出し、積層した自己粘着型表面保護フィルムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この自己粘着型表面保護フィルムは、1工程での製造が可能で製造コストを低減でき、有機溶剤を使用しないので環境負荷も低いという効果を奏する。しかし、自己粘着型表面保護フィルムは、フィルム成膜時やスリット時に粘着面が空気中にさらされるため、空気中の粉塵の粘着面への付着や、粘着面が機械のガイドロール等と接触することで塵、埃、その他異物の粘着面への付着が発生し、粘着面が汚染される問題があった。したがって、粘着面の清浄性が必要な用途向けの表面保護フィルムを製造するためには、フィルムの製造ライン全体のクリーンルーム化が必要となる問題があった。また、粘着力を強く設計した場合、フィルムをロール状に巻き取った後、使用するまでにブロッキングが進行し、過剰な巻き戻し力が必要となり作業性を悪化させる問題があった。
上記のブロッキングを抑制する方法として、共押出多層積層法により基材層と粘着層を同時に押し出し、冷却固化した後、ロールコーターやスプレーにより、基材層の表面に離型剤を塗工し、ブロッキングを抑制した表面保護シートが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、ロールコーター等で離型剤を塗工する場合は、通常の多層成膜装置に加え、塗工装置や乾燥装置等を必要とし、製造コスト面での問題が残り、離型剤に有機溶剤を用いた場合は、環境負荷の問題も残されたままであった。
また、他のブロッキングを抑制する方法として、基材層の片面に粘着層を設け、もう一方の片面に離型層を設けた3層構成の表面保護フィルムを共押出し成形により形成した表面保護フィルムが提案されている(例えば、特許文献3参照。)。この表面保護フィルムにおいては、離型層に含まれる脂肪酸アミドが離型層表面にブリードアウトすることにより、ブロッキングをある程度抑制される。しかしながら、離型層表面にブリードアウトした脂肪酸アミドが、粘着層の粘着面を汚染するので、この表面保護フィルムを被着体に貼着した際に、被着体の表面を汚染する問題があった。また、脂肪酸アミドが粘着面を汚染することによる粘着力の低下を生じる問題もあった。
そこで、粘着面の汚染を防止する方法として、粘着層が基材層と剥離層の間に配置された表面保護フィルムを多層共押出サーキュラーダイにより共押出して製造する方法が提案されている(例えば、特許文献4参照。)。この表面保護フィルムでは、粘着層の粘着面が剥離層によって保護されるので、ブロッキングの抑制、粉塵による粘着面の汚染は防止できる。しかしながら、多層共押出サーキュラーダイではなく、より広幅のフィルムを製造できるT−ダイを用いた多層共押出での製造においては、粘着層と剥離層に用いる樹脂の溶融時の流動性の相違により、フィルムの外観不良、各層の厚さが不均一になる等の成膜不良を生じる問題があった。また、粘着層としてスチレンとジエン系炭化水素からなるランダム共重合体の水素添加物、その混合物又はエチレン−酢酸ビニル共重合体混合物を用いるので、表面保護フィルムの粘着力が不十分である問題や、使用する際に剥離層をスムーズに剥離できない問題もあった。
特開2002−265704 特開2003−041216 特開2002−285116 特開2005−111769
本発明の課題は、共押出多層積層法による良好な生産性、成膜性を保持しつつ、粘着力を高く設計してもブロッキングを抑制でき、使用されるまで表面保護フィルムの粘着面を清浄に保つことが可能であり、さらには、被着体に対し十分な粘着力を有し、かつ使用の際に剥離層をスムーズに剥離できる剥離性を有する表面保護フィルムを提供することである。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究した結果、ポリアミド系樹脂からなる剥離層と、非晶性α−オレフィン系重合体及びプロピレン系重合体からなる粘着層と、熱可塑性樹脂からなる基材層とを、共押出積層法により積層して得られた表面保護フィルムは、粘着力を高く設計してもブロッキングを防止でき、表面保護フィルムが使用されるまで粘着面を清浄に保つことが可能であり、さらには、被着体に対し十分な粘着力を有し、かつ使用の際に剥離層をスムーズに剥離できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、ポリアミド系樹脂からなる剥離層(A)と、非晶性α−オレフィン系重合体及びプロピレン系重合体からなる粘着層(B)と、熱可塑性樹脂からなる基材層(C)とが、(A)/(B)/(C)の順に共押出積層されたことを特徴とする表面保護フィルムを提供するものである。
本発明の表面保護フィルムは、ブロッキングが防止でき、剥離層をスムーズに剥離できる剥離性を有するため、表面保護フィルムを使用する際の作業性が良好となる。また、本発明の表面保護フィルムにおいては、被着体に貼着される粘着面上には、フィルム成膜時に剥離層が共押出法により積層されるため、粘着面は使用されるまで空気中から隔離されるのでフィルムの粘着面の清浄性に優れ、清浄性が要求される導光板等の光学関連部材を被着体とした用途にも好適に用いることができ、さらには、表面に凹凸を有する被着体に対しても実用的な粘着力を有するので、高機能化を図るため表面に凹凸を形成した光学関連部材にも適用できる。
以下に本発明を詳細に説明する。本発明の表面保護フィルムは、ポリアミド系樹脂からなる剥離層(A)と、非晶性α−オレフィン系重合体及びプロピレン系重合体からなる粘着層(B)と、熱可塑性樹脂からなる基材層(C)とが、(A)/(B)/(C)の順に共押出積層されたものである。
前記剥離層(A)に用いるポリアミド系樹脂としては、例えば、ポリアミド系の樹脂としては、ポリアミド6、ポリアミド12、ポリアミド66、ポリアミド610、ポリアミド11、ポリアミド46、ポリアミド412、ポリアミドMXD−6等が挙げられ、これらのポリアミドを共重合した共重合ポリアミドも挙げられる。これらのポリアミド系樹脂は、単独で用いても、2種以上を併用しても良い。これらのポリアミド系樹脂を剥離層(A)に用いることで、粘着層(B)との易剥離性に優れた表面保護フィルムを得ることができる。特に、ポリアミド系樹脂の中でも、ポリアミド6、ポリアミド6とポリアミド66とを共重合した6−66共重合ポリアミドは、易剥離性に優れるので好ましい。
また、前記剥離層(A)と粘着層(B)との剥離強さ(剥離速度300mm/分、剥離角度180°)は、5.0N/25mm以下が好ましく、2.0N/25mm以下がより好ましい。剥離強さが5.0N/25mm以下であると、剥離層の剥がし出しが容易で、その後もスムーズに剥離することが可能となり、貼着作業性に優れる。
前記粘着層(B)に用いる樹脂は、非晶性α−オレフィン系重合体及びプロピレン系樹脂である。
前記粘着層(B)に用いる非晶性α−オレフィン系重合体は、炭素原子数3〜20のα−オレフィンに基づく単量体単位を含有する重合体であって、示差走査熱量計(DSC)の−100〜200℃の測定範囲で、結晶の融解熱量が1J/g以上の融解ピーク、結晶化熱量が1J/g以上の結晶化ピークのいずれも観測されない重合体である。
前記炭素原子数3〜20のα−オレフィンは、直鎖状、分岐状のいずれのものでもよく、例えば、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、へプテン−1、オクテン−1、ノネン−1、デセン−1、ウンデセン−1、ドデセン−1、トリデセン−1、テトラデセン−1、ペンタデセン−1、ヘキサデセン−1、ヘプタデセン−1、オクタデセン−1、ナノデセン−1、エイコセン−1等の直鎖状のα−オレフィン;3−メチルブテン−1、3−メチルペンテン−1、4−メチルペンテン−1、2−エチル−1−ヘキセン、2,2,4−トリメチルペンテン−1等の分岐状のα−オレフィンなどが挙げられる。また、非晶性α−オレフィン系重合体は、これらのα−オレフィンを2種以上含有する重合体が好ましく、プロピレンに基づく単量体単位と炭素数4〜20のα−オレフィンに基づく単量体単位とを1種以上含有する重合体がより好ましい。また、非晶性α−オレフィン系重合体には、上記のα−オレフィン以外の単量体を含有していても良い。このような単量体としては、例えば、エチレン、ポリエン化合物、環状オレフィン、ビニル芳香族化合物等が挙げられる。非晶性α−オレフィン系重合体の中でも、非晶性プロピレン−ブテン−1共重合体、非晶性プロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体が好ましい。これらの非晶性α−オレフィン系重合体は、単独で用いても、2種以上を併用しても良い。
前記非晶性プロピレン−ブテン−1共重合体中のプロピレンに基づく単量体単位は、非晶性プロピレン−ブテン−1共重合体の全単量体単位を100質量%とすると、70質量%以上が好ましく、より好ましくは80質量%以上で、さらに好ましくは90質量%以上ある。プロピレンに基づく単量体単位がこの範囲であれば、耐熱性が向上する。
前記非晶性プロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体中のプロピレンに基づく単量体単位は、非晶性プロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体の全単量体単位を100質量%とすると、50質量%以上が好ましく、より好ましくは60質量%以上である。プロピレンに基づく単量体単位がこの範囲であれば、耐熱性が向上する。また、非晶性プロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体中のエチレンに基づく単量体単位は、10質量%以上が好ましく、より好ましくは20質量%以上である。エチレンに基づく単量体単位がこの範囲であれば、前記粘着層が比較的柔らかいものになり、被着体表面に凹凸がある場合でも、その凹凸に追従する形で密着するため、十分な粘着力が得られる。
また、前記非晶性α−オレフィン系重合体の極限粘度[η]は0.1〜10.0dl/gが好ましく、より好ましくは0.7〜7.0dl/gである。さらに、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比で表される分子量分布(Mw/Mn)は、1より大きく4以下であることが好ましく、2〜3であることがより好ましい。非晶性α−オレフィン系重合体の極限粘度、分子量分布がこの範囲であると、耐熱性、透明性、粘着性が向上し、表面保護フィルムを貼着した被着体を長期保管したり、高温環境にさらされたりしても非晶性α−オレフィン系重合体(B1)中の低分子量成分が被着体表面に移行して被着体を汚染することがない。また、非晶性α−オレフィン系重合体は、オレフィン系重合体であることから、エチレン−酢酸ビニル共重合体を粘着層に用いた場合のように、脱酢酸等の樹脂の変質による経時的な粘着力の増加がなく、長期にわたり安定した粘着力を維持することができる。
前記非晶性α−オレフィン系重合体の製造方法としては、例えば、気相重合法、溶液重合法、スラリー重合法、塊状重合法等を用いて、メタロセン系触媒により重合する方法が挙げられる。より好ましい製造方法としては、特開2002−348417号公報に開示された製造方法が挙げられる。
一方、前記粘着層(B)に用いるプロピレン系重合体としては、例えば、プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレン共重合体、ポリプロピレン−ブテン−1共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体等が挙げられる。これらのプロピレン系重合体は、単独で用いても、2種以上を併用しても良い。また、これらのプロピレン系重合体は、結晶性であることが好ましく、MFR(230℃、21.18Nで測定した値。)が0.5〜30.0g/10分で、融点が120〜165℃であるものが好ましく、より好ましくは、MFRが2.0〜15.0g/10分で、融点が130〜165℃のものである。MFR及び融点がこの範囲であれば、粘着力の経時的な変化が少なく、フィルムの成膜性が向上する。また、粘着層(B)にプロピレン系重合体を配合することにより、被着体の表面状態、被着体の材質、用途等による要求特性に応じた粘着力に調整することができる。
前記非晶性α−オレフィン系重合体とプロピレン系重合体との配合比率は、質量基準で非晶性α−オレフィン系重合体:プロピレン系重合体=30〜95:70〜5が好ましい。非晶性α−オレフィン系重合体とプロピレン系重合体との配合比率が、この範囲であれば、十分な粘着力が得られ、フィルム製造時に原料として用いるこれらの樹脂ペレット同士が粘着力によりブロッキングすることがなく取り扱いが良好となる。また、非晶性α−オレフィン系重合体とプロピレン系重合体との配合比率を調整することで、要求される粘着力に応じたものにすることができ、約0.1〜7.0N/25mm程度の粘着力に調整することができる。
また、本発明の表面保護フィルムにおいて、被着体への貼着における機械適性、粘着力の均一性を十分なものにするために、フィルムの外観、厚さ等の均一性を高めることが好ましい。フィルムの外観、厚さ等の均一性を高めるためには、前記剥離層(A)に用いるポリアミド系樹脂の相対粘度η(JIS K6810に準拠して、96質量%硫酸溶媒で測定した値)と、粘着層(B)に用いる非晶性α−オレフィン系重合体及びプロピレン系重合体からなる樹脂組成物のメルトフローレート(以下、「MFR」という。;JIS K7210に準拠して、測定温度230℃、荷重21.18Nで測定した値)を特定の範囲とすることが好ましい。ポリアミド系樹脂の相対粘度ηは、2.5〜5.0の範囲が好ましく、3.0〜4.5の範囲がより好ましい。一方、前記非晶性α−オレフィン系重合体及びプロピレン系重合体からなる樹脂組成物のMFRは、1.0〜20.0g/10分の範囲が好ましく、2.0〜15.0g/10分の範囲がより好ましい。
さらに、共押出多層積層法により、積層フィルムを製造する際には、剥離層に用いる前記ポリアミド系樹脂の粘度と、粘着層に用いる前記非晶性α−オレフィン系重合体及びプロピレン系重合体からなる樹脂組成物の粘度とのバランスを取ることで、積層フィルムの成膜性が向上するので好ましい。具体的には、前記ポリアミド系樹脂の相対粘度ηの値と、前記非晶性α−オレフィン系重合体及びプロピレン系重合体からなる樹脂組成物のMFRの値の積が、10〜50の範囲であることが好ましい。前記ポリアミド系樹脂の相対粘度ηと、前記非晶性α−オレフィン系重合体及びプロピレン系重合体からなる樹脂組成物のMFRがそれぞれ上記の範囲であり、かつこれら2つの値の積が上記の範囲であれば、フィルムの外観、厚さ等の均一性をより高めることができ、より高い精度で均一性が要求される光学関連部材用途においても十分に使用することができる表面保護フィルムを得ることができる。
基材層(C)に用いられる樹脂としては、熱可塑性樹脂で粘着層(B)と十分な密着性を保持できるものであれば特に限定されないが、ポリオレフィン系樹脂であることが好ましい。このポリオレフィン系樹脂としては、例えば、プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体等のプロピレン系重合体、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン等のエチレン系重合体などが挙げられる。これらのプロピレン系重合体及びエチレン系重合体は、単独で用いても、2種以上を併用しても良い。また、これらの熱可塑性樹脂の中でも、プロピレン単独重合体を用いると、表面保護フィルムの耐熱性を向上できるので好ましい。
また、基材層(C)には、本発明の効果を損なわない範囲で、滑剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、防曇剤、着色剤等の添加剤を適宜添加して、機能性の付与を図っても良い。また、よりブロッキングを防止するために、スチレン系樹脂ビーズ、(メタ)アクリル酸エステル系樹脂ビーズ、ポリウレタン系樹脂ビーズ等の有機ビーズ;シリカ、疎水化処理シリカ、球状シリカ、軟質炭酸カルシウム、酸化チタン、タルク等の無機微粒子;シリコーン系樹脂などのブロッキング防止剤を添加しても良い。
本発明の表面保護フィルムは、上記のように剥離層(A)、粘着層(B)及び基材層(C)からなる3層から構成されるが、基材層(C)の上にさらに表面層(D)を設けても良い。表面層に用いる樹脂としては、熱可塑性樹脂であれば特に限定はないが、表面保護フィルムの表面への要求特性に応じて、適宜樹脂の種類を選択すると良い。また、表面層(D)には、基材層(C)と同様に各種添加剤やブロッキング防止剤を添加しても良い。
また、基材層(C)に用いる熱可塑性樹脂のMFR(C)は、粘着層(B)で用いる非晶性α−オレフィン系重合体及びプロピレン系重合体からなる樹脂組成物のMFR(B)とほぼ同等の値であることが好ましい。具体的には、MFR(B)とMFR(C)との絶対値の差が0〜10の範囲が好ましく、0〜6の範囲がより好ましい。2種のこの
本発明の表面保護フィルムにおいて、前記粘着層(A)の厚さは、3〜30μmが好ましく、より好ましくは5〜25μmである。粘着層(A)の厚さがこの範囲であれば、粘着特性及び積層フィルムの成膜性が良好となる。また、前記剥離層(B)の厚さは5〜50μmが好ましく、より好ましくは10〜40μmである。剥離層(B)の厚さがこの範囲であると、積層フィルムの成膜性、剥離層の剥離性、及び剥離後の巻き取り作業性が良好となる。一方、前記基材層(C)の厚さは、表面保護フィルムに要求される特性に応じて適宜設定できるが、通常は、10〜100μmが好ましい。基材層(C)の厚さがこの範囲であると、要求特性に応じた設計が容易であり、積層フィルムの成膜性も良好となる。さらに、基材層(C)の上に前記表面層(D)を設ける場合は、表面層(D)の厚さは3〜30μmが好ましく、より好ましくは5〜20μmである。表面層の厚さがこの範囲であれば、積層フィルムの成膜性が良好となる。
本発明の表面保護フィルムの製造方法としては、共押出積層法であれば特に限定されるものではないが、例えば、3台以上の押出機を用いて各樹脂層に用いる樹脂を溶融し、共押出ダイス法、フィードブロック法等の共押出法により溶融状態で積層した後、インフレーション、T−ダイ・チルロール法等の方法を用いてフィルム状に加工する方法が挙げられる。これらの方法の中でも、高い厚み精度や広幅化によって効率的にフィルムの製造が可能なT−ダイ・チルロール法がより好ましい。
本発明の表面保護フィルムの使用方法としては、表面保護フィルムの先端部において粘着層(B)と剥離層(A)とを引き剥がし、各々別々に繰り出して、剥離層(A)はローラー等へ巻き取り、粘着層(B)は通常の方法を用いて被着体へ貼着させる方法が挙げられる。また、粘着層(B)と易剥離層(A)を引き剥がしながら被着体に貼着することが困難な場合は、別工程で事前に剥離層(B)を粘着層(B)から引き剥がし、連続して粘着層(B)及び基材層(A)からなる表面保護フィルム部分を巻き取って、あらかじめ通常の製品ロール状に仕上げても良い。この場合は、フィルムの粘着面の清浄性を保つために、ロール巻き取り部を局所的に小規模なクリーンルームとすることが好ましい。
以下に実施例及び比較例を挙げて、本発明を具体的に説明する。
(実施例1)
剥離層用樹脂として、6−66共重合ポリアミド(密度1.14g/cm、融点198℃、相対粘度η(96質量%硫酸溶媒):4.1)を用い、粘着層用樹脂として、非晶性α−オレフィン系重合体組成物(住友化学株式会社製「タフセレンH3002B」、非晶性プロピレン−ブテン−1共重合体/プロピレン単独重合体=95/5の樹脂組成物、MFR(230℃、21.18N):3.0g/10分;以下、「非晶性α−オレフィン系重合体組成物(1)」という。)を用い、基材層用樹脂として、プロピレン単独重合体、密度0.90g/cm、MFR(230℃、21.18N):8.0g/10分;以下、「HOPP」という。)を用いて、と、剥離層用押出機(口径40mm)、粘着層用押出機(口径40mm)及び基材層用押出機(口径50mm)にそれぞれ供給し、共押出法により押出温度260℃でT−ダイから剥離層の厚さが20μm、粘着層の厚さが10μm、基材層の厚さが50μmになるように押出し、40℃の水冷金属冷却ロールで冷却した後、ロールに巻き取り、表面保護フィルムを得た。得られたフィルムは、物理的性質を安定化するため、35℃の熟成室で48時間熟成させた。
(実施例2)
剥離層用樹脂として、6−66共重合ポリアミド(密度1.14g/cm、融点198℃、相対粘度η(96質量%硫酸溶媒):4.1)を用い、粘着層用樹脂として、非晶性α−オレフィン系重合体組成物(住友化学株式会社製「タフセレンH3004」、非晶性プロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体/プロピレン単独重合体=95/5の樹脂組成物、MFR(230℃、21.18N):3.0g/10分;以下、「非晶性α−オレフィン系重合体組成物(2)」という。)を用い、基材層用樹脂として、プロピレン単独重合体、密度0.90g/cm、MFR(230℃、21.18N):8.0g/10分;以下、「HOPP」という。)を用いて、と、剥離層用押出機(口径40mm)、粘着層用押出機(口径40mm)及び基材層用押出機(口径50mm)にそれぞれ供給し、共押出法により押出温度260℃でT−ダイから剥離層の厚さが20μm、粘着層の厚さが10μm、基材層の厚さが50μmになるように押出し、40℃の水冷金属冷却ロールで冷却した後、ロールに巻き取り、表面保護フィルムを得た。得られたフィルムは、物理的性質を安定化するため、35℃の熟成室で48時間熟成させた。
(実施例3)
剥離層用樹脂として、ポリアミド6(密度1.14g/cm、融点220℃、相対粘度η(96質量%硫酸溶媒):3.3)を用い、粘着層用樹脂として、実施例1で用いた非晶性α−オレフィン系重合体組成物(1)50質量部及び結晶性プロピレン−ブテン−1共重合体、密度0.90g/cm、MFR(230℃、21.18N):20.0g/10分)50質量部を混合した樹脂組成物(MFR(230℃、21.18N):13.0g/10分;以下、「非晶性α−オレフィン系重合体組成物(3)」という。)を用い、基材層用樹脂として、プロピレン単独重合体、密度0.90g/cm、MFR(230℃、21.18N):8.0g/10分;以下、「HOPP」という。)を用いて、剥離層用押出機(口径40mm)、粘着層用押出機(口径40mm)及び基材層用押出機(口径50mm)にそれぞれ供給し、共押出法により押出温度260℃でT−ダイから剥離層の厚さが15μm、粘着層の厚さが10μm、基材層の厚さが50μmになるように押出し、40℃の水冷金属冷却ロールで冷却した後、ロールに巻き取り、表面保護フィルムを得た。得られたフィルムは、物理的性質を安定化するため、35℃の熟成室で48時間熟成させた。
(比較例1)
剥離層用樹脂として、実施例1で用いたポリアミド6を用い、粘着層用樹脂として、エチレン−酢酸ビニル共重合体、密度:0.945g/cm、MFR(190℃、21.18N):5.0g/10分、酢酸ビニル含有量:20質量%;以下、「EVA」という。)を用い、基材層用樹脂として、中密度ポリエチレン、密度:0.937g/cm、MFR(190℃、21.18N);7.0g/10分;以下、「MDPE」という。)を用いて、剥離層用押出機(口径40mm)、粘着層用押出機(口径40mm)及び基材層用押出機(口径50mm)にそれぞれ供給し、共押出法により押出温度260℃でT−ダイから剥離層の厚さが15μm、粘着層の厚さが15μm、基材層の厚さが45μmになるように押出し、40℃の水冷金属冷却ロールで冷却した後、ロールに巻き取り、表面保護フィルムを得た。得られたフィルムは、物理的性質を安定化するため、35℃の熟成室で48時間熟成させた。
(比較例2)
剥離層用樹脂として、実施例1で用いた6−66共重合ポリアミドを用い、粘着層用樹脂として、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロック共重合体(株式会社クラレ製「セプトン2063」、MFR(230℃、21.18N):7.0g/10分;以下、「SEPS」という。)及び粘着付与剤(荒川化学工業株式会社製「アルコンP−100」)を混合した樹脂組成物を用い、基材層用樹脂として、低密度ポリエチレン、密度0.922g/cm、MFR(190℃、21.18N)が4.5g/10分;以下、「LDPE」という。)を用いて、剥離層用押出機(口径40mm)、粘着層用押出機(口径40mm)及び基材層用押出機(口径50mm)にそれぞれ供給し、共押出法により押出温度260℃でT−ダイから剥離層の厚さが20μm、粘着層の厚さが10μm、基材層の厚さが50μmになるように押出し、40℃の水冷金属冷却ロールで冷却した後、ロールに巻き取り、表面保護フィルムを得た。得られたフィルムは、物理的性質を安定化するため、35℃の熟成室で48時間熟成させた。
(比較例3)
剥離層を設けなかった以外は比較例3と同様にして、表面保護フィルムを得た。
上記の実施例1〜3及び比較例1〜4で得られた表面保護フィルムに関して、以下の測定及び評価を行った。
(1)フィルムの成膜性の評価
表面保護フィルムの外観を目視で観察し、以下の基準によってフィルムの成膜性を評価した。
○:均一で一様なフィルムの外観を有しているもの。
×:周期的なムラ、鱗状又はスジ状のムラが発生しているもの。
(2)全フィルムの厚さの均一性の評価
表面保護フィルム(トリムを切り落とした幅600mmのもの)の押し出し方向と直交する線上のフィルムの両端を含め5cm間隔で合計13ヶ所の全フィルム厚さをダイヤルゲージで測定して、測定した厚さの設定値からのずれを算出し、以下の基準によって全フィルムの厚さの均一性を評価した。
○:厚さのずれが設定値に対して±10%以下である。
×:厚さのずれが設定値に対して±10%を超える。
(3)剥離層の厚さの均一性の評価
表面保護フィルム(トリムを切り落とした幅600mmのもの)の剥離層を剥離して、その剥離層の押し出し方向と直交する線上のフィルムの両端を含め5cm間隔で合計13ヶ所の厚さをダイヤルゲージで測定して、測定した厚さの設定値からのずれを算出し、以下の基準によって剥離層の厚さの均一性を評価した。
○:厚さのずれが設定値に対して±10%以下である。
×:厚さのずれが設定値に対して±10%を超える。
(4)剥離層の剥離性の評価
表面保護フィルムを長さ180mm×幅25mmの大きさの試験片に切り出し、試験片の角部において表裏両側から粘着テープを貼り付け、次いでそれらを引き離して粘着層から剥離層を長手方向に60mm剥離した。この試験片の一部剥離した剥離層と剥離層を剥離した残りの部分(粘着層及び基材層)とを、それぞれエアチャックでつかみ、引張試験機(株式会社エー・アンド・ディー製)を用いて、300mm/分の速度で180°方向に剥離して剥離強さを測定した。なお、剥離強さは、測定チャートにおける振幅の中心値とした。測定した剥離強さから、以下の基準によって剥離層の剥離性を評価した。
○:剥離力が5N/25mm以下である。
×:剥離力が5N/25mmを超える。
(5)粘着性の評価
表面保護フィルムを長さ180mm×幅25mmの大きさの試験片に切り出し、試験片の角部において表裏両側から粘着テープを貼り付け、次いでそれらを引き離して粘着層から剥離層を剥離した。剥離層を剥離したフィルムを23℃、50%RHの恒温室において、JIS Z0237の粘着力評価方法に準拠して、アクリル板(三菱レイヨン株式会社製「アクリライト」、鏡面仕上げ品、長さ150mm×幅50mm×厚さ2mm)に貼着した。フィルムが貼着されたアクリル板を恒温室中で1時間放置した後、アクリル板の一方の端からフィルムを長手方向に20mm剥離した。剥離したフィルムの端部に、あらかじめ長さ150mm×幅25mmの大きさに切り出しておいた二軸延伸ポリエステルフィルム(厚さ100μm)をテープで接続した。接続した二軸延伸ポリエステルフィルムと、表面保護フィルムを20mm剥離した一方のアクリル板のみの部分とを、それぞれエアチャックでつかみ、引張試験機(株式会社エー・アンド・ディー製)を用いて、300mm/分の速度で180°方向に剥離して粘着力を測定した。測定した粘着力から、以下の基準によって粘着性を評価した。
○:粘着力が0.5N/25mm以上である。
×:粘着力が0.5N/25mm未満である。
(6)耐ブロッキング性の評価
表面保護フィルムを長さ100mで巻き取ってロール状にした後、幅100mmでスリットし、40℃の乾燥器中で7日間保管した。次いで、乾燥器より取り出し、23℃、50%RHの恒温室内に1時間放置後、ロール状の試料からフィルムを巻き戻す際の荷重をプッシュプルゲージで測定し、ブロッキング力とした。得られたブロッキング力から、以下の基準によって耐ブロッキング性を評価した。
○:ブロッキング力が1N/100mm未満である。
×:ブロッキング力が1N/100mmを超える。
実施例1〜3及び比較例1〜3で得られた表面保護フィルムの層構成(各層に用いた樹脂の種類及び比率と、各層の厚さ)と、上記で得られた測定結果とを表1及び2に示す。なお、実施例1〜3の粘着層の樹脂組成中の括弧内の値は、非晶性α−オレフィン系重合体組成物(1)〜(3)中に含有される樹脂の比率を示したものである。
Figure 2007185781
Figure 2007185781
表1に示した結果から、実施例1〜3の本発明の表面保護フィルムは、良好なフィルムの成膜性を有しており、外観、全フィルムの厚さ、剥離層の厚さの均一性も優れていることが分かった。また、4〜6N/25mm程度の高い粘着力に設計しても、ブロッキングすることなく良好な取り扱いが可能で、剥離層の剥離性も良好であることが分かった。さらに、粘着層の表面(粘着面)はフィルムの成膜時に剥離層で被覆され、使用するまで空気中にさらされることがないため、粉塵等の異物が粘着面に付着することがなく極めて高い清浄性を保つことができ、光学関連部材等の用途の要求特性の厳しい分野にも好適に用いることができることが分かった。
表2に示した結果から、比較例1〜3の表面保護フィルムには、下記の問題があることが分かった。
比較例1は、粘着層にEVAを用い、剥離層にポリアミド6を用いた表面保護フィルムの例である。この比較例1の表面保護フィルムは、鱗状のムラやスジ状のムラがフィルム全面に発生し、フィルムの成膜性に問題があり、全フィルムの厚さ、剥離層の厚さの均一性も不十分であることが分かった。また、粘着層の表面(粘着面)にもムラが発生しており、粘着力が不十分であることが分かった。
比較例2は、粘着層にSEPSを用いて粘着力を高く設計した表面保護フィルムの例である。この比較例2の表面保護フィルムは、フィルムの成膜性は良好であったが、剥離層を剥がす際の剥離強さが10N/25mmと非常に高く、表面保護フィルムを使用時の剥離層を剥がす際の作業性に問題があることが分かった。
比較例3は、粘着層にSEPSを用いて粘着力を高く設計して、基材層及び粘着層の2層構成の表面保護フィルムの例である。この比較例3の表面保護フィルムは、フィルムの成膜性は良好であったが、剥離層を設けていないため、ブロッキング力が14N/100mmと非常に高く、耐ブロッキング性に問題があり、広幅のフィルムを用いた場合、フィルムの巻き戻しが困難となることが分かった。


Claims (4)

  1. ポリアミド系樹脂からなる剥離層(A)と、非晶性α−オレフィン系重合体及びプロピレン系重合体からなる粘着層(B)と、熱可塑性樹脂からなる基材層(C)とが、(A)/(B)/(C)の順に共押出積層されたことを特徴とする表面保護フィルム。
  2. 前記非晶性α−オレフィン系重合体が、非晶性プロピレン−ブテン−1共重合体又は非晶性プロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体である請求項1記載の表面保護フィルム。
  3. 前記プロピレン系重合体が、プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1又は2記載の表面保護フィルム。
  4. 前記ポリアミド系樹脂が、6−66共重合ポリアミド又はポリアミド6である請求項1〜3のいずれか1項記載の表面保護フィルム。

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