JP4902432B2 - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4902432B2
JP4902432B2 JP2007154067A JP2007154067A JP4902432B2 JP 4902432 B2 JP4902432 B2 JP 4902432B2 JP 2007154067 A JP2007154067 A JP 2007154067A JP 2007154067 A JP2007154067 A JP 2007154067A JP 4902432 B2 JP4902432 B2 JP 4902432B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
toner
forming apparatus
transfer
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007154067A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008304842A (ja
Inventor
博臣 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2007154067A priority Critical patent/JP4902432B2/ja
Priority to US12/155,646 priority patent/US8095042B2/en
Publication of JP2008304842A publication Critical patent/JP2008304842A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4902432B2 publication Critical patent/JP4902432B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • G03G15/0142Structure of complete machines
    • G03G15/0178Structure of complete machines using more than one reusable electrographic recording member, e.g. one for every monocolour image
    • G03G15/0194Structure of complete machines using more than one reusable electrographic recording member, e.g. one for every monocolour image primary transfer to the final recording medium
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/16Transferring device, details
    • G03G2215/1676Simultaneous toner image transfer and fixing
    • G03G2215/1695Simultaneous toner image transfer and fixing at the second or higher order transfer point

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリまたはそれらの複合機などの画像形成装置及びその制御方法に関する。より具体的には、そのうち特に、転写定着体である像担持体上のトナーを加熱して融解することにより転写すると同時に定着して、転写定着手段を通過する用紙・OHPフィルム等の記録媒体に画像を記録する電子写真方式の画像形成装置及びその制御方法に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置では、感光体上に静電潜像を形成し、それを乾式トナーで現像してトナー画像を形成した後、そのトナー像を静電的に転写し、定着することにより用紙等の記録媒体に画像を記録する画像形成装置が広く用いられている。ところが、この種の画像形成装置においては、記録媒体の表面に凹凸があることから、記録媒体と感光体が完全に密着せずにそれらの間に不均一なギャップを生じ、転写電界が乱れたり、トナー同士のクーロン反発力を招いたり、また画像形成装置まわりの温度や湿度などの設置環境条件によって記録媒体の含水率が変化し、それによって記録媒体の電気抵抗が変化するために画像が乱れたりするなどの問題がある。また、記録媒体の表面に凹凸は定着画像の光沢ムラの原因となる。特にベタ部分の多いカラー画像では、上述のように紙抵抗や凹凸による画像の乱れや光沢ムラが極力ない画像が望まれている。
これらの問題を解決するために、従来の画像形成装置の中には、例えば、特許文献1に示されているように、感光体から中間転写体に多色のトナー像を重ねて静電的に1次転写し、中間転写体上でトナーを加熱溶融して後、その溶融したトナー像を所定の転写同時定着部において記録媒体に2次転写すると同時に定着し、カラー画像を得るようにしたものが提案されている。記録媒体にトナー像を転写と同時に定着をおこなう転写定着手段によれば、紙の抵抗や凹凸による画像劣化のない、均一な高光沢の定着画像を得ることができる。
しかし、このような画像形成装置では、トナー加熱時間と同じだけ中間転写体も加熱され、しかも内面側から層厚み方向全体に加熱されるために、トナーを加熱溶融して2次転写領域通過後の第2の像担持体が再び一次転写領域に入ることにより、中間転写体によって感光体が加熱されて、トナーの固着などの問題が発生していた。
このような問題をも解決するために、冷却ファンを用いて中間転写体を途中で冷却することや、ヒートシンクなどによって温度上昇防止を図る策も提案されている。しかし、中間転写体が直接加熱される転写定着方式を用いた画像形成装置では、上記のような冷却手段を用いても中間転写体の温度を十分に低減させることが難しく、感光体の物理的特性の変化やトナー固着による画像劣化が問題となり、さらに加熱冷却の激しいヒートサイクルが繰り返されることになり、中間転写体の耐久性や画像形成装置の熱効率の観点から非常に不利である問題があった。また、冷却装置のコスト高や冷却装置による消費電力の増大にもつながる問題もあった。
そこで、さらにこのような問題をも解決するために、中間転写体を直接加熱しない画像形成装置も考案されている。例えば、特許文献2には、電子写真方式による画像形成装置において、中間転写体に形成された未定着トナー像を転写定着手段の転写定着体に転写し、転写定着体上で未定着トナーを加熱して融解させることにより、転写定着体に圧接する加圧ローラとの間に形成するニップ部(以下、「転写定着ニップ」という)においてトナー像を転写と同時に定着することによって、転写定着手段を通過する記録媒体に定着画像を形成することが示されている。
この画像形成装置によると、直接的に中間転写体を加熱することがないために、中間転写体への熱移動を抑制できるので、感光体の物理的特性の変化やトナー固着を低減させて、高画質の定着画像を形成することができる。また、感光体や中間転写体の耐久性を向上させることができる。また、転写定着方式によりトナーを加熱する時間を長くできるために、低温定着が可能で、かつウォームアップ時間を短くできるために省エネルギー性を向上させることができる。
特許第3042414号公報 特開2004−145260号公報
しかしながら、上記のように転写定着手段を有する画像形成装置において、ベルトや感光体の熱処理は未だに大きな課題であり、各部品の耐久性や画像品質に悪影響を及ぼしていた。
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、感光体や中間転写体などの像担持体の耐久性を確保し、省エネルギーかつ高画質の定着画像を形成可能とする画像形成装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために提供する本発明は、以下の通りである。
(1) 複数色のトナー像Aが転写される転写定着体と、該転写定着体上のトナー像Aを加熱する加熱手段と、前記転写定着体とニップを形成する加圧手段とを備え、前記転写定着体上の加熱により融解したトナー像Aを、前記ニップを通過する記録媒体上に転写すると同時に定着させる画像形成装置において、前記トナー像Aとは別の色のトナー像Bが形成される像坦持体と、該像坦持体上のトナー像Bを前記ニップ通過前の記録媒体上に転写する転写手段とを備え、前記転写定着体と加圧手段とを未定着のトナー像Bを前記記録媒体に定着させる定着手段として兼用することを特徴とする画像形成装置。
(2) 前記トナー像Aはマゼンタ、シアン、イエローのトナーからなり、前記トナー像Bはブラックのトナーからなることを特徴とする前記(1)に記載の画像形成装置。
(3) トナー像Cが形成される複数の第1の像担持体と、該複数の第1の像坦持体それぞれと当接しそれぞれの前記トナー像Cが重ねあわされて前記トナー像Aとして転写される第2の像担持体とを備え、前記転写定着体は該第2の像坦持体と当接してトナー像Aが転写されることを特徴とする前記(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(4) 複数色のトナー像Cが重ねて形成されて前記トナー像Aとされる1つの第1の像坦持体と、該第1の像坦持体と当接し前記トナー像Aが転写される第2の像担持体とを備え、前記転写定着体は該第2の像坦持体と当接してトナー像Aが転写されることを特徴とする前記(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(5) 前記第2の像担持体は、前記転写定着体から離間可能であることを特徴とする前記(3)または(4)に記載の画像形成装置。
(6) 前記第1の像担持体は、前記第2の像担持体から離間可能であることを特徴とする前記(3)または(4)に記載の画像形成装置。
(7) 色の異なるトナー像Cが形成される複数の第1の像担持体を備え、前記転写定着体は該第1の像坦持体それぞれと当接しそれぞれの前記トナー像Cが重ねあわされて前記トナー像Aとして転写されることを特徴とする前記(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(8) 色の異なるトナー像Cが重ねて形成されて前記トナー像Aとされる第1の像坦持体を備え、前記転写定着体は該第1の像坦持体と当接してトナー像Aが転写されることを特徴とする前記(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(9) 前記第1の像担持体は、前記転写定着体から離間可能であることを特徴とする前記(7)または(8)に記載の画像形成装置。
(10) 前記(5)に記載の画像形成装置を用いる画像形成装置の制御方法であって、前記トナー像Bの作像中に、前記第2の像担持体を前記転写定着体から離間することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
(11) 前記第2の像担持体を前記転写定着体から離間している間に、該第2の像坦持体の冷却、前記第2の像坦持体のクリーニング、前記トナー像Aの濃度調整、前記トナー像Aの色ずれ調整の少なくともいずれか1つを行うことを特徴とする前記(10)に記載の画像形成装置の制御方法。
本発明は、記録媒体に転写と定着を同時におこなう転写定着方式と従来の記録媒体上のトナーを定着する定着方式を併用する画像形成装置とすることにより、感光体や中間転写体などの像担持体の耐久性を確保し、省エネルギーかつ高画質の定着画像を形成可能とする。
図1に、従来の転写同時定着(転写定着)方式の画像形成装置としてのタンデム型のカラー複写機の構成を示す。
カラー複写機1は、装置本体中央部に位置する画像形成部100Zと、該画像形成部100Zの下方に位置する給紙部400と、画像形成部100Zの上方に位置する図示しない画像読取部を有している。
画像形成部100Zには、水平方向に延びる転写面を有する中間転写体としての中間転写ベルト20が配置されており、該中間転写ベルト20の上面には、色分解色と補色関係にある色の画像を形成するための構成が設けられている。すなわち、補色関係にある色のトナー(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)による像を担持可能な像担持体としての感光体10Y、10C、10M、10Kが中間転写ベルト20の転写面に沿って並置されている。
各感光体10Y、10C、10M、10Kはそれぞれ同じ方向(反時計回り方向)に回転可能なドラムで構成されており、その周りには、回転過程において画像形成処理を実行する帯電装置11、光書き込み手段としての書き込み装置14、現像装置12、1次転写装置25、及びクリーニング装置13が配置されている。各符号に付記しているアルファベットは、感光体10と同様、トナーの色別に対応している。各現像装置12には、それぞれのカラートナーが収容されている。
中間転写ベルト20は、駆動ローラ21,22と、従動ローラ24に掛け回されて感光体10Y、10C、10M、10Kとの対峙位置において同方向に移動可能な構成を有している。従動ローラ24と対向する位置には、中間転写ベルト20の表面をクリーニングするクリーニング装置27が設けられている。
画像形成に当たっては、まず感光体10Yの表面が帯電装置11Yにより一様に帯電され、画像読取部からの画像情報に基づいて感光体10Y上に静電潜像が形成される。該静電潜像はイエローのトナーを収容した現像装置12Yによりトナー像として可視像化され、該トナー像は所定のバイアスが印加される1次転写装置25Yにより中間転写ベルト20上に1次転写される。他の感光体10C、10M、10Kでもトナーの色が異なるだけで同様の画像形成がなされ、それぞれの色のトナー像が中間転写ベルト20上に順に転写されて重ね合わせられる。また転写後感光体10上に残留したトナーはクリーニング装置13により除去され、また、転写後図示しない除電ランプにより感光体10の電位が初期化され、次の作像工程に備えられる。
ついで感光体10Y、10C、10M、10Kから中間転写ベルト20上に1次転写されたトナー像は、図示しないバイアス印加手段により駆動ローラ22に印加されるバイアス(AC、パルスなどの重畳を含む)により転写定着ローラ30に静電気力で2次的に転写される。
ついで中間転写ベルト20から転写定着ローラ30に転写されたトナー像はニップで用紙Sに定着されるまで、転写定着ローラ30上において加熱手段33により単独で加熱され、溶融される。ついで、ニップで溶融されたトナー像は用紙Sに転写と同時に定着されて画像が形成される。
このような転写定着方式のメリットとして、記録媒体の凹凸や電気抵抗の影響を受けずに定着画像を形成可能であることが挙げられる。また、転写定着方式では、転写定着体上でトナー像がフィルム化した状態で記録媒体に転写定着されるため、均一で高光沢のベタ画像を得ることができる。
ところでカラー画像は、ベタ比率が高く、記録媒体に対する画像面積被覆率が大きいため、記録媒体の影響を受けにくく均一高光沢な画質が求められる。一方、モノクロモードでは、オフィス文書に代表されるベタ比率が少なく、線や文字が多い画像が多く印刷される。また、オフィス文書等では、画像が光に反射して読みづらいなどの理由から、カラー画像のような高光沢画像が必ずしも求められるとは限らない。現在、市場に存在するコピー機やプリンタなどのカラー電子写真機において、モノクロ(ブラック単色)モードの使用頻度が未だに高く、例えばモノクロモードとカラーモードの使用頻度はそれぞれ50%程度である。
本発明は、以上の背景を受けてなされたものであり、従来の定着方式と、直接的に中間転写体を加熱することがない転写定着方式を併用し、転写定着手段が記録媒体上の未定着トナーを定着する定着手段を兼ねる構成としたものである。
以下に、本発明に係る画像形成装置の構成について説明する。
図2は、この発明による画像形成装置の例であり、第1の実施形態であるタンデム型カラー複写機における要部構成を示すものである。ここでは、複数の第1の像坦持体がタンデムで配置され、転写定着ローラで3次転写定着を行う例を示す。
図2に示すカラー複写機において、符号100は作像手段、200は中間転写手段、300は転写定着手段、400は記録媒体搬送手段である。作像手段100の上に設置されている画像読取手段は、図示省略してなる。
作像手段100には、イエロー、マゼンタ、シアンの3つのカラー作像ステーションを備える。各作像ステーションは、それぞれ同一構成であり、ともに反時計まわりに回転する第1の像担持体であるドラム状の感光体10を平行に並べて設置してある。3つのカラー作像ステーションの下には、別途ブラックの作像ステーションを備える。各感光体10のまわりには帯電装置11、現像装置12、1次クリーニング装置13などを配置してなるが、現像装置12にはそれぞれ異なる色のカラートナーを収容している。各作像ステーションには、共通の1つの書込み装置14を設ける。なお、図においては、符号にY、C、M、Kを付し、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの別を示す。すなわち、転写定着方式に用いるトナーはイエロー、マゼンタ、シアンであり、定着方式に用いるトナーはブラックである。また、転写定着方式、定着方式に用いるトナーはそれぞれ1色または2色以上の有色トナーであり、特開2005−258043号公報に記載されているような、透明トナーを転写定着する方式とは異なる。また、この例では、トナーは、マイナスに帯電している場合である。
中間転写手段200には、第2の像担持体であるベルト状の中間転写体20を、駆動ローラ21、2次転写ローラ22、冷却ローラ23、従動ローラ24に掛けまわして、図中時計まわりに走行可能に備えてなる。中間転写体20は、トナーが転写されやすいように、フッ素樹脂系材料であるPFAやPTFEなどをコーティングして表面に離型層を形成している。
そして、各カラー作像ステーションの感光体10Y、10M、10Cには、1次転写位置でそれぞれ中間転写体20を挟んで1次転写ローラ25Y、25M、25Cを押し当てる。Y,M,Cとは別途設けられるKの感光体の対向には記録媒体Sにトナーを転写するために1次転写ローラ25Kを押し当てる。また、二次転写ローラ22の下流には、中間転写体20の表面をクリーニングする2次クリーニング装置26を設ける。2次クリーニング装置26では、クリーニング部材としてクリーニングブレード27を使用し、先端を、中間転写体20の走行方向に対してカウンタ方向に向けてその表面に押し当ててなる。もちろん、クリーニング部材としては、クリーニングブレードに限らず、クリーニングブラシやクリーニングローラを使用することもできる。
転写定着手段300には、ローラ状の転写定着体(定着回転体)30に加圧手段である加圧ローラ31を付勢部材32で押し当てて構成してなる。そして、転写定着体30には、2次転写ローラ22を不図示の付勢部材を用いて中間転写体20を介して押圧して2次転写位置P2に2次転写ニップを形成するとともに、付勢部材32を用いて加圧ローラ31を押し当てて3次転写位置P3に3次転写ニップを形成する。転写定着体30は、アルミニウム等よりなる金属パイプ製の芯金と、その表面に設けるシリコーンゴムなどからなる弾性層と、その表面にフッ素樹脂系材料であるPFAやPTFEなどをコーティングして形成する離型層とからなる。この転写定着体30の弾性層または離型層には、抵抗調整剤として、イオン導電性材料またはカーボンなどの電子導電性材料を分散している。
そして、この例では、図中反時計まわりに回転する転写定着体30のまわりであって、2次転写位置P2の下流で、3次転写位置P3の上流に、転写定着体30が担持するトナー像を加熱する加熱手段33を配置する。加熱手段33は、ハロゲンヒータ34と、その輻射熱を反射して転写定着体30上のトナー像を効率よく加熱するための反射板35とで構成する。また、転写定着体30のまわりであって、3次転写位置P3の下流で、2次転写位置P2の上流に、3次クリーニング装置36を配置する。
なお、図2に示す例では、加熱手段33を転写定着体30のまわりに配置したが、円筒状に形成した転写定着体の内部に配置して内側から加熱するようにしてもよい。また、金属からなる発熱層を設けて転写定着体を構成し、3次転写位置P3の上流で転写定着体に近付けて励磁コイルを設ける構成とし、励磁コイルに通電して発熱層を発熱することにより誘導加熱により転写定着体を加熱するようにしてもよい。
記録媒体搬送手段400には、記録媒体Sを積載収容する給紙トレイ40と、給紙トレイ40内の記録媒体Sを上から順に1枚ずつ分離して送り出す給紙コロ41と、給紙コロ41で送り出した記録媒体Sを案内するガイド板42と、ガイド板42で案内する記録媒体Sを搬送する搬送ローラ対43と、搬送ローラ対43で搬送する記録媒体Sの先端を突き当てていったん停止し、転写定着体30が担持するトナー像にタイミングを合わせて3次転写位置P3に向けて送り出すレジストローラ対44などで構成する。
ところで、いまこのカラー複写機を用いてコピーをとるときは、不図示の自動原稿搬送手段の原稿台上に原稿をセットする。または、自動原稿搬送手段を開いて、図示省略する画像読取手段のコンタクトガラス上に原稿をセットし、自動原稿搬送手段を閉じてそれで押さえる。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、自動原稿搬送手段に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス上へと移動してから、画像読取手段を駆動して原稿内容を読み取る。コンタクトガラス上に原稿をセットしたときは、そのまま原稿内容を読み取る。
また、不図示のスタートスイッチを押すと、カラー画像作像時には、適宜のタイミングで個々の作像ステーションの感光体10Y、10M、10C、10Kをそれぞれ回転させる。そして、各感光体10Y、10M、10C、10Kの表面を帯電装置11Y、11M、11C、11Kで一様にマイナス帯電し、画像読取手段からの画像情報に基づいて書込み装置14により書込みを行って感光体10Y、10M、10C、10K上にそれぞれ静電潜像を形成する。その後、現像装置12Y、12M、12C、12Kによりトナーを付着して各感光体10Y、10M、10C、10K上にそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する。
また適宜のタイミングで不図示の駆動モータで中間転写手段200の駆動ローラ21を回転駆動して2次転写ローラ22、冷却ローラ23、従動ローラ24を従動回転し、中間転写体20を回転搬送する。そして、中間転写体20の搬送とともに、各感光体10Y、10M、10Cで担持するカラートナー像(トナー像C)を1次転写位置で1次転写ローラ25Y、25M、25Cにより順次1次転写し、イエロー、マゼンタ、シアントナー像を重ねて中間転写体20上に合成カラー画像(トナー像A)を形成する。
1次転写後に感光体10Y、10M、10C10K上に残留した1次転写残トナーは、1次クリーニング装置13Y、13M、13C、13Kによりそれぞれ除去する。1次クリーニング後の感光体10Y、10M、10C、10Kの表面は、不図示の除電ランプにより除電してそれぞれ初期化し、帯電装置11Y、11M、11C、11Kからはじまる再度の画像形成に備える。13Kによって除去された1次転写残トナーは、不図示の搬送経路を通って現像装置12Kにリサイクルされる。
また適宜のタイミングで不図示の駆動モータで転写定着手段300の転写定着体30を回転駆動して加圧ローラ31を従動回転する。そして、中間転写体20で担持する合成カラー画像を2次転写位置P2で2次転写ローラ22により転写定着体30に2次転写する。定着回転体30上のトナーは、加熱手段33により所定の温度まで加熱して融解する。
2次転写位置P2通過後の中間転写体20は、冷却ローラ23により熱を奪って冷却してから、2次転写後に中間転写体20上に残留した2次転写残トナーを2次クリーニング装置26により除去して後、再び1次転写位置へと戻す。
また適宜のタイミングで不図示の駆動モータで記録媒体搬送手段400の給紙コロ41を回転して給紙トレイ40内の記録媒体Sを送り出し、ガイド板42で案内しながら搬送ローラ対43で搬送し、記録媒体Sの先端をレジストローラ対44に突き当てて止める。そして、転写定着体30で担持するトナー像にタイミングを合わせてレジストローラ対44を回転し、記録媒体Sを感光体10Kと1次転写ローラ25Kが成す転写ニップに向けて送り出し、感光体10Kで担持するトナー像(トナー像B)を記録媒体に静電的に転写する。さらに、Kトナー(トナー像B)を保持した記録媒体Sは、3次転写位置P3に向けて送り出され、転写定着体30で担持するカラートナー像(トナー像A)を3次転写位置P3で記録媒体Sに3次転写すると同時に圧接して定着し、記録媒体Sに画像を記録して矢示方向に排出する。
モノクロモードの際は、転写定着体30と中間転写体20とを不図示の接離手段によって、離間させ、感光体10K上のトナー像(トナー像B)をレジストローラ対44から送られてきた記録媒体Sに静電的に転写し、その後、転写定着体30によってトナー像を定着し、矢印方向に排出する。またモノクロモードの際は、感光体10Y、10M、10Cおよび駆動ローラ21を静止させても良いし、中間転写体20上に濃度調整パターンや色ずれ調整パターンを作像して、プロセスコントロールを実行しても良い。また、中間転写体20を駆動ローラ21によって回転させ、冷却ローラ23による冷却モードおよび、2次クリーニング装置26によるクリーニングモードをおこなっても良い。冷却モードおよびクリーニングモードの際は、不図示の接離手段によって感光体10Y、10M、10Cを中間転写体20から離間させる。
3次転写後に転写定着体30上に残留した3次転写残トナーは、3次クリーニング装置36により除去する。
ここで、図2の本発明の画像形成装置における定着方式と転写定着方式を組み合わせることによるメリットを、図1の従来の画像形成装置(タンデム型カラー複写機)と対比して以下に示す。その際、一般的に用いられるK(ブラック)、M(マゼンダ)、C(シアン)、Y(イエロー)のトナーを用いたカラーモード印刷、K(ブラック)のトナーを用いたモノクロモード印刷の場合を例として示す。
(1)耐久性
図1の画像形成装置では、使用頻度の高いK単色(モノクロ)モード印刷時においても、中間転写体が熱によるダメージを受けてしまうのに対し、本発明の画像形成装置(図2)では、K単色(モノクロ)モード印刷時において、転写定着体30と第2の像坦持体(中間転写体20)を離間することで、中間転写体20および感光体10が熱源(転写定着手段)からの熱ダメージを受けることがなく、耐久性に富む。
(2)Blackの画質選択
Black画像に関しては、本発明の画像形成装置では、文書などは低画質、低光沢モードとしてK単色を従来の定着モードで出力し、ベタ画像が多い画像は、高画質、均一高光沢モードとして、C,M,Yの3色を転写定着モードで出力してBlack画像を得ることができる。
(3)K単色作像中に中間転写ベルトのメンテナンス
本発明の画像形成装置(図2)ではK作像中(モノクロモード印刷中)は、第2の像坦持体(中間転写体20)を転写定着体30から離間する制御を行うことにより、第2の像坦持体(中間転写体20)のクリーニングや冷却、およびカラー(トナー像A)のカラー濃度調整や色ずれ調整をおこなうことができる。逆に、カラー作像時には、Kの感光体10Kのクリーニングや濃度調整をおこなうことができ、時間効率のよい作像シーケンスを達成できる。
(4)ジャムや強制電源オフ時のクリーニング負荷低減
転写定着手段を用いた画像形成装置の特有の課題として、記録媒体のジャム時や停電など強制的に電源がオフされた場合、従来の定着方式とは異なり大量のベタトナー像が転写定着体30に融解して付着し、そのトナー像のクリーニングが非常に困難ということがある。図2では、少なくともK単色モードで印刷時には、転写定着方式を用いないために、転写定着体30のクリーニング負荷が低減される。
(5)K単色ファーストプリントタイムの短縮
図1のような従来の転写定着手段では、使用頻度の高いモノクロモードのファーストプリントタイムを短縮するために、Kステーションをベルト移動方向の最下流に(転写定着体30側に)配置することが多い。しかし、直接的に中間転写体を加熱することがない転写定着方式ではどうしても、Kトナーの移動距離が大きくなるために、ファーストプリントタイムが遅くなってしまう。これに対して、本発明の画像形成装置(図2)のように、転写定着方式とは別にKステーションのみを従来の転写後に定着という方式をとり、Kステーションのニップ部から定着ニップ(転写定着手段のニップ部)までの距離を1次転写位置−2次転写位置P2−3次転写位置P3を経由する距離よりも短くすることで、モノクロモードのファーストプリントタイムを短縮することができる。
(6)Kステーションでのトナーリサイクル
感光体上のクリーニングされたトナーは、クリーニング部から廃トナー容器へ搬送されて中間転写のクリーニングされたトナーとともに廃トナー容器に貯められる。しかし、クリーニングされたトナーを廃トナーとして捨てていると、ある割合のトナーを無駄にすることになる。そのため、モノクロ機では、クリーニング部で回収したトナーを再び利用している。図1のような従来の転写定着手段では、使用頻度の高いモノクロモードのファーストプリントタイムを短縮するために、Kステーションをベルト移動方向の最下流に配置することが多い。そのため、カラーモードでは、上流のカラーステーション(CMY)のトナーがK感光体に逆転写してしまうことから、Kトナーのリサイクルが困難である(逆にKトナーのリサイクルを優先すると、K単色ファーストプリントタイムの短縮が困難となる)。カラー機において、Kトナーは他のCMYなどのカラートナーに比べて消費量が多いためにKトナーのリサイクルをすることは、コスト削減に大きく影響する。これに対して、本発明の画像形成装置(図2)のように転写定着方式とは別にKステーションのみを従来の転写後に定着という方式をとることで、カラーモードにおいてもKトナーのリサイクルが可能となる。
つぎに、図3に、本発明に係る画像形成装置の第1の実施形態のバリエーションを示す。ここでは、複数の第1の像坦持体がタンデムで配置され、転写定着ベルトで3次転写定着を行う例を示している。
図2に示す例では、転写定着手段300の転写定着体30として円筒形状のローラを使用したが、図3では転写定着体30Aを、複数のローラに掛けまわした無端ベルト状のものとしている。この無端ベルト状の転写定着体30Aは、基材と、その上の弾性層と、さらにその上の離型層とで構成するとよい。なお、転写定着体30A以外の構成は図2に示す画像形成装置のものと同じである。
図3の画像形成装置においても、図2の画像形成装置と同様に本発明の効果が得られる。
つぎに、図4に、本発明に係る画像形成装置の第1の実施形態のほかのバリエーションを示す。ここでは、イメージオンイメージ(IOI)方式の単数の第1の像坦持体が配置され、転写定着ローラで3次転写定着を行う例を示している。
図2に示す例では、カラー作像ステーションの感光体10Y、10M、10Cが中間転写体20Aに対してタンデムで配置されていたが、図4では帯電手段11Y,11M,11Cと、現像手段12Y,12M,12Cによって複数色のトナー像を単数の感光体10CMYに重ねて形成するイメージオンイメージ(IOI)現像方式が用いられている。また、これに伴い、1次転写ローラ25も1つであり、中間転写体20Aも配置が変更されている。それ以外の構成は図2に示す画像形成装置のものと同じである。
図4の画像形成装置においても、図2の画像形成装置と同様に本発明の効果が得られる。また、イメージオンイメージ現像方式を採用することで、さらなる小スペース化とファーストプリントタイムの高速化を図ることができる。
つぎに、本発明に係る画像形成装置の第2の実施形態について説明する。
図5は、この発明による画像形成装置の例であり、第2の実施形態であるタンデム型カラー複写機における要部構成を示すものである。ここでは、複数の第1の像坦持体がタンデムで配置され、中間転写体が転写定着体を兼ねて2次転写定着を行う例を示す。
図5に示すカラー複写機において、符号100Bは作像手段、200Bは中間転写手段、300Bは転写定着手段、400は記録媒体搬送手段である。作像手段100Bの上に設置されている画像読取手段は、図示省略している。
作像手段100Bは、図2における作像手段100と基本的構成は同じであるが、中間転写手段200B及び転写定着手段300Bに対応して、配置が変更されている。
中間転写手段200Bには、第2の像担持体であるベルト状の中間転写体20Bを、従動ローラ21B、中間転写体20B上のトナー像を加熱するためのハロゲンヒータ34を内蔵した駆動される転写定着ローラ30Bに掛けまわして、図中時計まわりに走行可能に備えてなる。中間転写体20Bは、トナーが転写されやすいように、フッ素樹脂系材料であるPFAやPTFEなどをコーティングして表面に離型層を形成している。
そして、各カラー作像ステーションの感光体10Y、10M、10Cには、1次転写位置でそれぞれ中間転写体20Bを挟んで1次転写ローラ25Y、25M、25Cを押し当てる。Y,M,Cとは別途設けられるKの感光体10Kの対向には記録媒体Sにトナーを転写するために1次転写ローラ25Kを押し当てる。また、転写定着ローラ30Bの下流には、中間転写体20Bの表面をクリーニングする2次クリーニング装置26を設ける。
転写定着手段300Bでは、転写定着ローラ30Bと中間転写体20Bとが図2でいう転写定着体30の役目を果たす。すなわち、転写定着ローラ30Bに中間転写体20Bを挟んで加圧手段である加圧ローラ31を付勢して押し当てて構成してなり、転写定着ローラ30Bは、中間転写体20を介して押圧される位置に2次転写ニップを形成する。
なお、記録媒体搬送手段400は図2のものと同じである。
ところで、いまこのカラー複写機を用いてコピーをとるときは、不図示の自動原稿搬送手段の原稿台上に原稿をセットする。または、自動原稿搬送手段を開いて、図示省略する画像読取手段のコンタクトガラス上に原稿をセットし、自動原稿搬送手段を閉じてそれで押さえる。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、自動原稿搬送手段に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス上へと移動してから、画像読取手段を駆動して原稿内容を読み取る。コンタクトガラス上に原稿をセットしたときは、そのまま原稿内容を読み取る。
また、不図示のスタートスイッチを押すと、カラー画像作像時には、適宜のタイミングで個々の作像ステーションの感光体10Y、10M、10C、10Kをそれぞれ回転させる。そして、各感光体10Y、10M、10C、10Kの表面を帯電装置11Y、11M、11C、11Kで一様にマイナス帯電し、画像読取手段からの画像情報に基づいて書込み装置14により書込みを行って感光体10Y、10M、10C、10K上にそれぞれ静電潜像を形成する。その後、現像装置12Y、12M、12C、12Kによりトナーを付着して各感光体10Y、10M、10C、10K上にそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する。
また適宜のタイミングで不図示の駆動モータで中間転写手段200Bの転写定着ローラ30Bを回転駆動して従動ローラ21Bを従動回転し、中間転写体20Bを回転搬送する。そして、中間転写体20Bの搬送とともに、各感光体10Y、10M、10Cで担持するカラートナー像(トナー像C)を1次転写位置で1次転写ローラ25Y、25M、25Cにより順次1次転写し、イエロー、マゼンタ、シアントナー像を重ねて中間転写体20上に合成カラー画像(トナー像A)を形成する。
1次転写後に感光体10Y、10M、10C10K上に残留した1次転写残トナーは、1次クリーニング装置13Y、13M、13C、13Kによりそれぞれ除去する。1次クリーニング後の感光体10Y、10M、10C、10Kの表面は、不図示の除電ランプにより除電してそれぞれ初期化し、帯電装置11Y、11M、11C、11Kからはじまる再度の画像形成に備える。13Kによって除去された1次転写残トナーは、不図示の搬送経路を通って現像装置12Kにリサイクルされる。
また転写定着ローラ30Bの回転駆動に伴って加圧ローラ31は従動回転しており、中間転写体20上に形成された合成カラー画像(トナー像A)は、転写定着ローラ30Bに到達する。この転写定着ローラ30Bはハロゲンヒータ34により加熱されていることから、トナー像Aは融解される。
また適宜のタイミングで不図示の駆動モータで記録媒体搬送手段400の給紙コロ41を回転して給紙トレイ40内の記録媒体Sを送り出し、ガイド板42で案内しながら搬送ローラ対43で搬送し、記録媒体Sの先端をレジストローラ対44に突き当てて止める。そして、中間転写体20Bで担持するトナー像Aにタイミングを合わせてレジストローラ対44を回転し、記録媒体Sを感光体10Kと1次転写ローラ25Kが成す転写ニップに向けて送り出し、感光体10Kで担持するトナー像(トナー像B)を記録媒体に静電的に転写する。さらに、Kトナー(トナー像B)を保持した記録媒体Sは、2次転写位置であるニップ位置に向けて送り出され、中間転写体20Bで担持する融解したカラートナー像(トナー像A)を2次転写位置(ニップ位置)で記録媒体Sに2次転写すると同時に圧接して定着し、記録媒体Sに画像を記録して矢示方向に排出する。
ニップ位置通過後の中間転写体20Bは、必要に応じて冷却されてから、中間転写体20B上に残留した転写定着残トナーを2次クリーニング装置26により除去して後、再び1次転写位置へと戻す。
なおモノクロモードの際は、不図示の接離手段によって感光体10Y、10M、10Cを中間転写体20Bから離間させ、感光体10Y、10M、10Cを静止させても良い。
本実施形態では、従来の定着方式と、直接的に中間転写体を加熱する転写定着方式を併用し、記録媒体上のトナーを定着する定着手段が、転写定着手段(中間転写体)を兼ねることを示している。中間転写体が転写定着手段(中間転写体)を兼ねるため、K単色(モノクロ)モード印刷時にも中間転写体が温められ、直接的に中間転写体を加熱しない転写定着方式と比較すると耐久性は落ちるが、Kのファーストプリントタイムの短縮、コストおよび省スペース面でメリットがある。また、第1の実施形態で示した本発明特有のメリットうち以下のメリットについてはこの実施形態においても得ることができる。
・Blackの画質選択
・ジャムや強制電源オフ時のクリーニング負荷低減
・Kステーションでのトナーリサイクル
つぎに、図6に、本発明に係る画像形成装置の第2の実施形態のほかのバリエーションを示す。ここでは、イメージオンイメージ(IOI)方式の単数の第1の像坦持体が配置され、転写定着ベルトで2次転写定着を行う例を示している。
図5に示す例では、カラー作像ステーションの感光体10Y、10M、10Cが中間転写体20Bに対してタンデムで配置されていたが、図6では帯電手段11Y,11M,11Cと、現像手段12Y,12M,12Cによって複数色のトナー像を単数の感光体10CMYに重ねて形成するイメージオンイメージ(IOI)現像方式が用いられている。また、感光体10CMYに形成されたトナー像Aは1次転写ローラ25により図3と同様の転写定着ベルト30Aに1次転写される。また、感光体10Kに対する作像手段100Dを独立して持つ構成となっている。それ以外の構成は図5に示す画像形成装置のものと同じである。
図6の画像形成装置においても、図5の画像形成装置と同様に本発明の効果が得られる。また、感光体一つに対して、複数の現像手段を有する、いわゆるイメージオンイメージ現像方式を採用することで、さらなる小スペース化とファーストプリントタイムの高速化を図ることができる。
なお、これまで本発明を図面に示した実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
従来の転写定着手段を具備する画像形成装置の構成を示す概略図である。 本発明に係る画像形成装置の第1の実施形態における構成を示す概略図である。 本発明に係る画像形成装置の第1の実施形態の変形例1を示す概略図である。 本発明に係る画像形成装置の第1の実施形態の変形例2を示す概略図である。 本発明に係る画像形成装置の第2の実施形態における構成を示す概略図である。 本発明に係る画像形成装置の第2の実施形態の変形例を示す概略図である。
符号の説明
10,10Y,10M,10C,10K,10CMY 感光体
11,11Y,11M,11C,11K 帯電装置
12,12Y,12M,12C,12K 現像装置
13,13Y,13M,13C,13K 一次クリーニング装置
14,14Y,14M,14C,14K 書込み装置
20,20A,20B 中間転写体
21 駆動ローラ
22 2次転写ローラ
23 冷却ローラ
24 従動ローラ
25,25Y,25M,25C,25K 一次転写ローラ
26 二次クリーニング装置
27 クリーニングブレード
30,30A 転写定着体
30B 転写定着ローラ
31 加圧ローラ
32 付勢部材
33 加熱手段
34 ハロゲンヒータ
35 反射板
36 三次クリーニング装置
40 給紙トレイ
41 給紙コロ
42 ガイド板
43 搬送ローラ対
44 レジストローラ対
100,100A,100B,100C,100D,100Z 作像手段
200,200A,200Z 中間転写手段
300,300A,300B,300C,300Z 転写定着手段
400 記録媒体搬送手段
P2 2次転写位置
P3 3次転写位置
S 記録媒体

Claims (11)

  1. 複数色のトナー像Aが転写される転写定着体と、該転写定着体上のトナー像Aを加熱する加熱手段と、前記転写定着体とニップを形成する加圧手段とを備え、前記転写定着体上の加熱により融解したトナー像Aを、前記ニップを通過する記録媒体上に転写すると同時に定着させる画像形成装置において、
    前記トナー像Aとは別の色のトナー像Bが形成される像坦持体と、該像坦持体上のトナー像Bを前記ニップ通過前の記録媒体上に転写する転写手段とを備え、前記転写定着体と加圧手段とを未定着のトナー像Bを前記記録媒体に定着させる定着手段として兼用することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー像Aはマゼンタ、シアン、イエローのトナーからなり、前記トナー像Bはブラックのトナーからなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. トナー像Cが形成される複数の第1の像担持体と、該複数の第1の像坦持体それぞれと当接しそれぞれの前記トナー像Cが重ねあわされて前記トナー像Aとして転写される第2の像担持体とを備え、前記転写定着体は該第2の像坦持体と当接してトナー像Aが転写されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 複数色のトナー像Cが重ねて形成されて前記トナー像Aとされる1つの第1の像坦持体と、該第1の像坦持体と当接し前記トナー像Aが転写される第2の像担持体とを備え、前記転写定着体は該第2の像坦持体と当接してトナー像Aが転写されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2の像担持体は、前記転写定着体から離間可能であることを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の像担持体は、前記第2の像担持体から離間可能であることを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
  7. 色の異なるトナー像Cが形成される複数の第1の像担持体を備え、前記転写定着体は該第1の像坦持体それぞれと当接しそれぞれの前記トナー像Cが重ねあわされて前記トナー像Aとして転写されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  8. 色の異なるトナー像Cが重ねて形成されて前記トナー像Aとされる第1の像坦持体を備え、前記転写定着体は該第1の像坦持体と当接してトナー像Aが転写されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1の像担持体は、前記転写定着体から離間可能であることを特徴とする請求項7または8に記載の画像形成装置。
  10. 請求項5に記載の画像形成装置を用いる画像形成装置の制御方法であって、
    前記トナー像Bの作像中に、前記第2の像担持体を前記転写定着体から離間することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  11. 前記第2の像担持体を前記転写定着体から離間している間に、該第2の像坦持体の冷却、前記第2の像坦持体のクリーニング、前記トナー像Aの濃度調整、前記トナー像Aの色ずれ調整の少なくともいずれか1つを行うことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置の制御方法。
JP2007154067A 2007-06-11 2007-06-11 画像形成装置及びその制御方法 Expired - Fee Related JP4902432B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007154067A JP4902432B2 (ja) 2007-06-11 2007-06-11 画像形成装置及びその制御方法
US12/155,646 US8095042B2 (en) 2007-06-11 2008-06-06 Image forming apparatus and method of controlling same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007154067A JP4902432B2 (ja) 2007-06-11 2007-06-11 画像形成装置及びその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008304842A JP2008304842A (ja) 2008-12-18
JP4902432B2 true JP4902432B2 (ja) 2012-03-21

Family

ID=40096005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007154067A Expired - Fee Related JP4902432B2 (ja) 2007-06-11 2007-06-11 画像形成装置及びその制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8095042B2 (ja)
JP (1) JP4902432B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7796906B2 (en) * 2006-03-15 2010-09-14 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having first and second image processing units and corresponding conveyance paths
US8121505B2 (en) * 2008-09-12 2012-02-21 Xerox Corporation Hybrid printing system
DE102008063319A1 (de) * 2008-12-30 2010-07-08 Eastman Kodak Company Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen einer Folie
JP5549254B2 (ja) * 2009-07-16 2014-07-16 株式会社リコー 画像形成装置
JP5251909B2 (ja) * 2010-03-19 2013-07-31 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 定着ローラ、定着装置及び画像形成装置
JP5804360B2 (ja) 2011-07-04 2015-11-04 株式会社リコー 画像形成装置
US8962133B2 (en) * 2011-12-12 2015-02-24 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic member, intermediate transfer member, image forming apparatus, and method for manufacturing electrophotographic member
US20150063836A1 (en) * 2013-08-29 2015-03-05 Lexmark International, Inc. Fuser Member Conditioning Systems and Methods
US9298144B2 (en) 2013-12-26 2016-03-29 Lexmark International, Inc. Backup belt assembly for a fusing system
JP2016012115A (ja) 2014-06-05 2016-01-21 株式会社リコー 現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP2019015757A (ja) * 2017-07-03 2019-01-31 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
US10915043B2 (en) * 2018-09-04 2021-02-09 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus
JP7472460B2 (ja) * 2019-10-08 2024-04-23 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP7501022B2 (ja) * 2020-03-19 2024-06-18 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0694300B2 (ja) 1989-07-07 1994-11-24 日立プラント建設株式会社 油揚げ生地の振分け装置
JP2962882B2 (ja) * 1991-07-22 1999-10-12 三洋電機株式会社 画像形成装置
JP2000127476A (ja) * 1998-10-22 2000-05-09 Sharp Corp 画像記録方法および装置
JP2003154828A (ja) 2001-11-22 2003-05-27 Toyota Motor Corp タイヤ空気圧検出装置
JP2003186281A (ja) * 2001-12-14 2003-07-03 Hitachi Printing Solutions Ltd 電子写真装置
JP4026401B2 (ja) * 2002-04-26 2007-12-26 富士ゼロックス株式会社 定着装置及びそれを用いた画像形成装置
JP2004145260A (ja) 2002-07-04 2004-05-20 Ricoh Co Ltd 定着装置・画像形成装置・記録媒体の再生方法
JP2005258043A (ja) 2004-03-11 2005-09-22 Fuji Xerox Co Ltd 記録シート、定着装置、画像形成装置
JP2006047960A (ja) 2004-07-09 2006-02-16 Ricoh Co Ltd 定着装置及びこれを用いた画像形成装置
US7228088B2 (en) * 2005-01-21 2007-06-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Color image forming apparatus and color image forming method
JP4778752B2 (ja) * 2005-08-29 2011-09-21 株式会社リコー 画像形成装置
US7613419B2 (en) * 2005-08-30 2009-11-03 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image forming method characterized by a particular nip time
JP4834485B2 (ja) 2005-09-16 2011-12-14 株式会社リコー 転写定着装置及び画像形成装置
JP4672516B2 (ja) * 2005-10-13 2011-04-20 株式会社リコー 転写定着装置および画像形成装置
US7643767B2 (en) 2006-03-02 2010-01-05 Ricoh Co., Ltd. Transfer-fixing unit and image forming apparatus for enhanced image quality
US7711301B2 (en) 2006-03-10 2010-05-04 Ricoh Company, Ltd. Image transfer device for image forming apparatus
JP4707188B2 (ja) 2006-03-17 2011-06-22 株式会社リコー 画像形成装置及びトナー
JP2007322794A (ja) 2006-06-01 2007-12-13 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、及びこれに用いられる定着装置
JP4834502B2 (ja) 2006-09-19 2011-12-14 株式会社リコー 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8095042B2 (en) 2012-01-10
US20080304879A1 (en) 2008-12-11
JP2008304842A (ja) 2008-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4902432B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP5768507B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5358959B2 (ja) 画像形成装置
JP6561600B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4968867B2 (ja) 画像形成装置
JP6634847B2 (ja) 画像形成装置
JP6597272B2 (ja) 画像形成システムおよび除電電流変更方法
JP4948262B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2010217704A (ja) 画像形成装置
JP6684466B2 (ja) 画像形成装置
JP7342575B2 (ja) 画像形成装置
JP6187116B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4614323B2 (ja) 画像転写装置、および画像形成装置
JP2012098654A (ja) 複連式画像形成装置
JP5326286B2 (ja) 画像形成装置
JP4934350B2 (ja) 定着装置、画像形成装置
JP5089128B2 (ja) 画像形成装置
JP6098753B1 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2012137787A (ja) 画像形成装置
JP2015172659A (ja) 転写装置及び画像形成装置
US8913934B2 (en) Cold pressure transfix in a simplified printer
JP2004004258A (ja) 画像形成装置
JP2017161628A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2004212594A (ja) 定着装置、および画像形成装置
JP2004109155A (ja) カラー画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111227

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4902432

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150113

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees