JP2010217704A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作像部に用いられる感光体、いわゆる、像担持体や中間転写体さらには転写部材の寿命を延ばすことができる構成を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】黒トナー、特殊トナーおよび補色関係にある色のトナーを用いた作像モードを選択可能な画像形成装置において、黒トナーを用いる画像の一次転写部、フルカラートナーを用いる画像の一次転写部および特殊トナーを用いる画像の一次転写部を独立して一次転写部材である中間転写体に対して接離可能に設け、各一次転写部での像担持体3に中間転写体2の離間状態に拘わらず、この一次転写部に隣接して接触状態にある像担持体3に対する中間転写体2の進入角度を中間転写体2の展張方向である水平方向に一致させて転写圧を変化させないことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関し、さらに詳しくは、転写行程に用いられる転写部材と中間転写体との接離機構に関する。
複写機やファクシミリ装置あるいはプリンタや印刷機等の画像形成装置においては、像担持体である感光体に形成された静電潜像をトナーにより可視像処理し、可視像が転写されて担持されている記録用紙やOHPフィルムなどのシート状記録媒体(以下、記録シートという)を定着装置に供して定着することにより
複写物や印刷出力を得るようになっている。
感光体に形成される画像は、モノクロ画像のみでなく、フルカラー画像が対象となる場合もある。
フルカラー画像を形成する場合の転写工程では、複数の感光体を並置した作像部に対して記録シートを移動させる過程で各色の画像を順次転写する構成の他に、ベルトなどの中間転写体を用いて1次転写を行い、1次転写により得られた重畳画像を記録シートに対して一括転写する2次転写を行う構成がある(例えば、特許文献1)。
ところで、1次転写に用いられる転写部材としては、中間転写体に用いられるベルトを挟んで感光体と対向する転写ローラなどが用いられる。転写時には、その転写ローラをベルトに接触させて転写バイアスを印加することにより感光体側に担持されているトナー像をベルト側に転写するようになっている。
しかし、転写部材が常時ベルトに接触していると、ベルトと転写部材との間の速度差などが原因となってベルト表面に細かい傷ができることがある。このようなベルトを用いて印字処理が繰り返されると、経時において表面に生じている傷が積み重なって全面傷となり画像不良やクリーニングブレードの先端部を傷つけるという不具合がある。
そこで、フルカラー画像形成方式として知られている、例えばタンデム方式の画像形成装置においては、複数の作像部に有する感光体に対向する転写部材のうちで、作像に用いられない作像部に有する転写部材をベルトから離してベルトを感光体から離すようにした構成が提案されている(例えば、特許文献2,3)。
特許文献2には、ベルトの駆動速度の立ち上がりに応じてではあるが、非作像時に各作像部の転写部材全てを対象としてベルトと共に感光体に対し接離させるようにした構成が開示されている。
特許文献3には、使用頻度の高い作像部での転写部材は常時ベルト当接させた状態とし、他の色の作像部に設けられている転写部材が、非使用時にベルトと共に感光体から離されるようにした構成が開示されている。
一方、近年では、従来のフルカラー画像形成時に用いられていたトナーの種類として、補色関係にあるシアン、イエロー、マゼンタおよびブラックの各トナーに加えて、画像に光沢を持たせるためのトナーとして透明な特殊トナーを用いることが提案されてきている(例えば、特許文献4)。
透明トナーを用いる作像モードには、上述した光沢を持つフルカラートナー像を形成する場合の他に、黒色トナーとを組み合わせる光沢モノクロモードがあり、画像形成装置では、これら作像モードに対して、従来から実行されている通常のフルカラーモードおよびモノクロモードの4モードが考えられる。
しかし、従来用いられていた色のトナーに新たなトナーを加えた、総計5箇所の作像部を、これに対向する中間転写体の転写面が移動する方向に沿って並置した場合には、次の理由により感光体や転写部材の寿命を延ばすことが期待できない虞がある。
本発明の目的は、上記従来の画像形成装置、特に中間転写体として複数の作像部間を移動可能な転写面を有する部材を用いて感光体に対する接離を行わせる機構における問題に鑑み、作像部に用いられる感光体、いわゆる、像担持体や中間転写体さらには転写部材の寿命を延ばすことができる構成を備えた画像形成装置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明は次の構成よりなる。
(1)黒トナー像を担持する第1の像担持体と、カラートナー像を担持する第2の像担持体と、特殊トナー像を担持する第3の像担持体と、これら各像担持体と対向する位置に設けられて各像担持体間を移動可能な中間転写体と、前記第1の像担持体上の黒トナー像を前記中間転写体に転写する第1の一次転写部と、前記第2の像担持体上のカラートナー像を前記中間転写体に転写する第2の一次転写部と、前記第3の像担持体上の特殊トナー像を前記中間転写体に転写する第3の一次転写部とを備えた画像形成装置において、
黒トナー像のみ形成する第1の作像モードと、黒トナー像とカラートナー像とを形成する第2の作像モードと、黒トナー像と特殊トナー像とを形成する第3の作像モードと、黒トナー像とカラートナー像と特殊トナー像とを形成する第4の作像モードとが設定可能であり、
前記第1の一次転写部と前記第2の一次転写部と前記第3の一次転写部とがそれぞれ独立して前記中間転写体に対して接離可能に設けられ、選択された作像モードに対応する転写部が前記中間転写体に接触されることを特徴とする画像形成装置。
(2)前記第1の一次転写部は前記中間転写体の移動方向最下流側に配置され、前記第3の一次転写部が前記中間転写体の移動方向最上流側に配置され、前記第2の一次転写部は前記中間転写体の移動方向で前記最上流側と最下流側との間に配置されていることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記中間転写体の移動方向において前記第1の一次転写部下流側および前記第3の一次転写部上流側には前記中間転写体に張力を付加する第1,第2の張架部材が設けられ、該第1,第2の張架部材は前記一次転写部で設定される接離時期と同時に前記中間転写体に接離することを特徴とする(2)に記載の画像形成装置。
(4)前記中間転写体の移動方向において前記第3の一次転写部と該第3の一次転写部の下流側で隣接する第2の一次転写部との間には、該中間転写体に対して接離可能であって該中間転写体に張力を付加する第3の張架部材が設けられ、該第3の張架部材は、前記第1の張架部材と第3の一次転写部との接離動作と相反する動作により該中間転写体に接離し、前記中間転写体に接触した際には前記第3の一次転写部に隣接する第2の一次転写部に対する該中間転写体の進入角度が一定となる位置に位置決めされることを特徴とする(3)に記載の画像形成装置。
(5)前記中間転写体の移動方向において最上流に位置する一次転写部の下流側に隣接する一次転写部の上流側には前記中間転写体を前記像担持体に対して接離させる押圧部材が設けられ、該押圧部材は、最上流および最下流に位置する第1,第3の一次転写部において像担持体と中間転写体とが接触する時に該中間転写体を押圧することにより、前記第1,第3の一次転写部間に位置する第2の一次転写部での像担持体と中間転写体との接触を解消する方向に変位可能であることを特徴とする(2)乃至(4)のいずれかに記載の画像形成装置。
(6)前記押圧部材は、前記中間転写体に転写されたトナーと同極性のバイアスが印加可能であることを特徴とする(5)に記載の画像形成装置。
(7)前記中間転写体の移動方向において前記最上流の一次転写部と前記第3の張架部材との間には第4の張架部材が設けられ、前記最下流の一次転写部とこれの上流側で隣接する一次転写部との間には第5の張架部材がそれぞれ設けられていることを特徴とする(4)に記載の画像形成装置。
(8)前記張架部材およびまたは前記押圧部材は、表面に短繊維の植毛が施されていることを特徴とする(3)乃至(7)のいずれかに一つに記載の画像形成装置。
(9)前記張架部材が樹脂製ローラで構成されていることを特徴とする(1)乃至(4)のいずれかまたは請求項7または8に記載の画像形成装置。
(10)前記押圧部材が回転可能なゴムローラで構成されていることを特徴とする(5),(6),(8)のいずれかに記載の画像形成装置。
(11)前記中間転写体の移動方向最上流に位置する第3の一次転写部は、特殊トナーとして透明トナーを用いたトナー像を転写対象としていることを特徴とする(1)乃至(5)のいずれかに記載の画像形成装置。
本発明によれば、中間転写体に像担持体からのトナー像を転写する一次転写部が各作像モードに対応するように設けられ、これら転写部がそれぞれ独立して像担持体と中間転写体とを接離できるようになっているので、接触が継続されることが原因となる一次転写部や像担持体への損傷を防止して中間転写体、像担持体さらには転写部材の寿命を延ばすことができる。特に、像担持体から中間転写体を離す際には、押圧部材を用いることにより確実に離間させることができる。
また本発明によれば、各一次転写部の接離動作に応じて張架部材を中間転写体に対して接離することができるので、離間状態にある一次転写部に隣接して接触状態にある一次転写部での中間転写体の進入角度を変化させないようにして転写圧を適正に維持することもでき、これにより転写に用いられる部材の寿命を延ばすと共に、転写不良を防止することができる。
本発明による画像形成装置の全体構成を説明するための模式図である。 本発明による画像形成装置の第1実施例を説明するための要部拡大図である。 本発明による画像形成装置の第2実施例を説明するための要部拡大図である。 本発明による画像形成装置の第3実施例を説明するための要部拡大図である。 本発明による画像形成装置の第4実施例を説明するための要部拡大図である。 本発明による画像形成装置の第5実施例を説明するための要部拡大図である。
以下、図面により本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明による画像形成装置1の構成を示す図である。
図1に示す画像形成装置1は、色分解に対応した色の画像を形成可能な像担持体としての感光体を複数並置したタンデム方式の構成を備え、各感光体上で形成されたトナー像を中間転写体に重畳転写したうえでその重畳画像を記録用紙などのシートに対して一括転写することで多色画像を形成可能なカラープリンタである。本発明では、画像形成装置として、カラープリンタに限らず、カラー複写機、ファクシミリ装置および印刷機なども含まれること勿論である。
図1において、カラープリンタ1には、画像形成部1Aが縦方向の中央部に配置され、その下方に給紙部1Bが、さらに画像形成部1Aの上方に原稿載置台1C1を備えた原稿走査部1Cがそれぞれ配置されている。
画像形成部1Aには、水平方向に展張面を有する中間転写体として中間転写ベルト2で構成された転写手段が配置されており、中間転写ベルト2の上位には、色分解色と補色関係にある色の画像を形成するための構成が設けられている。
画像形成部1Aには、補色関係にある色のトナー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)による画像および透明トナーによる光沢画像を形成可能な作像部が配置されており、各作像部には画像を担持可能な感光体3B、3C、3M、3Y、3T(透明トナー)が中間転写体2の展張面に沿って並置されている。なお、以下の説明において、全ての感光体に共通する内容の場合には感光体を符号3により示す。
各感光体3B、3C、3M、3Y、3Tは、それぞれ同じ方向(図1では、反時計方向)に回転可能なドラムで構成されており、その周辺には、回転過程において画像形成処理を実行する帯電装置4,書き込み装置5,現像装置6,転写バイアス印加手段の一つである一次転写装置7,およびクリーニング装置8が配置されている(便宜上、感光体3Bを対象として、各装置の符号にBを付して示してある)。
中間転写ベルト2は、各感光体を備えた作像部からのトナー像を順次転写される一次転写部に相当しており、複数のローラ2A〜2C(一部のローラには符号が付けてない)に掛け回されて感光体との対峙位置において同方向に移動可能な構成を備え、感光体と対向する転写面の移動方向両端に位置するローラ2A、2Bとは別のローラ2Cは、中間転写ベルト2を挟んで2次転写装置9に対峙している。中間転写ベルト2は、その設置スペースの関係で、符号2Aで示すローラと符号2Bで示すローラとに掛け回された転写面の一部が水平方向に延長されており、ローラの一つで迂回された部分には、張力を付与するためのテンションローラ2Dを備えている。
2次転写装置9は、帯電駆動ローラ9Aおよび従動ローラ9Bに掛け回されて2次転写装置9が位置する2次転写位置において中間転写ベルト2と同方向に移動可能な転写ベルト9Cを備えている。2次転写装置9では、転写ベルト9Cが帯電駆動ローラ9Aにより帯電されることで記録シートを静電吸着しながら搬送することができ、搬送過程において中間転写ベルト2に重畳された多色画像を一括転写によってあるいは担持されている単一色の画像をそれぞれ記録シートに転写することができる。
2次転写位置には給紙部1Bから記録シートが給送されるようになっている。
給紙部1Bは、複数の給紙カセット1B1と、給紙カセット1B1から繰り出される記録シートの搬送路に配置された複数の搬送ローラ1B2と、2次転写位置前方に位置するレジストローラ1B3とを備えている。本実施例では、給紙部1Bには、給紙トレイ1B1から繰り出される記録シートの搬送路に加えて給紙カセット1B1内に収容されていない種類の記録シートを2次転写位置に向け給送できる構成が備えられている。このための構成として、画像形成部1Aの壁面の一部を起倒可能に設けた手差しトレイ1A1と繰り出しコロ1A2とが用いられている。
給紙カセット1B1からレジストローラ1B3に向けた記録シートの搬送路途中には、手差しトレイ1A1から繰り出された記録シートの搬送路が合流し、いずれの搬送路から給送される記録シートもレジストローラ1B3によってレジストタイミングが設定されるようになっている。
書き込み装置5(図1では、便宜上、黒画像形成のための書込光を符号5Bで示してある)は、原稿走査部1Cに有する原稿載置台1C1上の原稿を走査することにより得られる画像情報あるいは図示しないコンピュータから出力される画像情報により書き込み光が制御されて感光体3B、3C、3M、3Yに対して画像情報に応じた静電潜像を形成するようになっている。
原稿走査部1Cには、原稿載置台1C1上の原稿を露光走査するスキャナ1C2が備えられており、さらに原稿載置台1C1の上面には、自動原稿給送装置1C3が配置されている。自動原稿給送装置1C3は、原稿載置台1C1上に繰り出される原稿を反転可能な構成を備え、原稿の表裏各面での走査が行えるようになっている。
書き込み装置5により形成された感光体3(図1において符号3B、3C、3M、3Yで示す部材)上の静電潜像は、現像装置6(図1では、便宜上、符号6Bで示してある)によって可視像処理され、中間転写ベルト2に一次転写される。中間転写ベルト2に対して各色のトナー像が重畳転写されると、2次転写装置9により記録シートに対して一括して2次転写される。
2次転写された記録シートは、表面に担持している未定着画像が定着装置11によって定着される。定着装置11は、詳細を図示しないが加熱ローラにより加熱される定着ベルトと定着ベルトに対向当接する加圧ローラとを備えたベルト定着構造を備えており、定着ベルトと加圧ローラとの当接領域、つまりニップ領域を設けることにより熱ローラ定着方式の構造に比べて記録シートへの加熱領域を広げることができるようになっている。
定着装置11を通過した記録シートは、定着装置11の後方に配置されている搬送路切り換え爪12によって搬送方向が切り換えられるようになっており、排紙トレイ13に向けた搬送路と、反転搬送路RPとに搬送方向が選択される。
以上のような構成を備えたカラープリンタ1では、原稿載置台1C1上に載置された原稿を露光走査することにより、あるいはコンピュータからの画像情報により、一様帯電された感光体3に対して静電潜像が形成され、静電潜像が現像装置6によって可視像処理された後、トナー像が中間転写ベルト2に一次転写される。
中間転写ベルト2に転写されたトナー像は、単一色画像の場合にはそのまま給紙部1Bから繰り出された記録シートに対して転写され、多色画像の場合には一次転写が繰り返されることで重畳された上で記録シートに対して一括して2次転写される。2次転写後の記録シートは定着装置11により未定着画像を定着された後、排紙トレイ13あるいは、反転されて再度レジストローラ1B3に向けて給送される。
図1において、中間転写ベルト2は、詳細を図示しないが、PVDF(フッ化ビニルデン)、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PI(ポリイミド)、PC(ポリカーボネート)等を単層または複数層に構成し、カーボンブラック等の導電性材料を分散させ、その体積抵抗率を10〜1012Ωcm、かつ表面抵抗率を10〜1013Ωcmの範囲となるよう調整されている。なお、必要に応じ該中間転写ベルト10の表面に離型層をコートしても良い。コートに用いる材料としては、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PTFE(ポリ四フッ化エチレン)、PVDF(フッ化ビニルデン)、PEA(パ−フルオロアルコキシフッ素樹脂)、FEP(四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体)、PVF(フッ化ビニル)等のフッ素樹脂が使用できるが、これに限定されるものではない。
中間転写ベルト2の製造方法は注型法、遠心成形法等があり、必要に応じてその表面を研磨しても良い。
中間転写ベルト2の体積抵抗率が上述した範囲を超えると、転写に必要なバイアスが高くなるため、電源コストの増大を招くため好ましくない。また、転写工程、転写紙剥離工程などで中間転写ベルト2の帯電電位が高くなり、かつ自己放電が困難になるため除電手段を設ける必要が生じる。また、体積抵抗率および表面抵抗率が上記範囲を下回ると、帯電電位の減衰が早くなるため自己放電による除電には有利となるが、転写時の電流が面方向に流れるためトナー飛び散りが発生してしまう。したがって、本実施形態における中間転写ベルト2の体積抵抗率および表面抵抗率は上記範囲内が好ましい。なお、体積抵抗率および表面抵抗率の測定は高抵抗抵抗率計(三菱化学社製:ハイレスタIP)にHRSプローブ(内側電極直径5.9mm,リング電極内径11mm)を接続し、中間転写ベルト2の表裏に100V(表面抵抗率は500V)の電圧を印加して10秒後の測定値を用いた。
中間転写ベルト2は、少なくとも一対のローラである支持ローラ2A、2Bおよびバックアップ機能を有するローラ2Dそして2次転写位置に設けられている転写ローラ2Dにそれぞれ掛け回されて駆動ローラ2Aが時計方向に回転設定されることで図1において中間転写ベルト2の内部に示す矢印方向に移動することができるようになっている。
支持ローラ2Aおよび2B間で移動するベルトの転写面が各作像ユニットの感光体3B、3Y、3C、3M、3Tに対向している。中間転写ベルト2を挟んで各感光体と対向する位置には、感光体上の可視像を静電転写するための転写部材に相当する転写ローラ7(図1では、黒色トナーを対象として符号7Bで示してある)がそれぞれ配置されている。
本実施形態に用いられる転写ローラ7は、発泡樹脂剤を金属製(鉄、SUS、AI等)の芯金に塗布したものである。発泡樹脂剤の肉厚は2mm〜10mmである。なお、転写部材としては、公知であるブレード状やブラシ状のものも用いることができる。
以上のような構成の画像形成装置を対象として本発明の特徴を以下に説明する。
本実施例の特徴は、複数の作像モードに応じて選択される一次転写部が独立して感光体と中間転写ベルト2との接離関係を設定されていることにある。
まず、本実施例で選択される作像モードで用いられるトナーについて説明すると、本実施例では、フルカラー画像形成に用いられるトナーに加えて画像の光沢性、転写性を向上させる目的で透明トナーが特殊トナーとして用いられるようになっている。このような機能拡大用トナーとしては、色域を増やすために白トナー、ライトシアントナー、ライトマゼンタトナーなどが選択される場合もある。
次に本実施例で選択される作像モードについて説明すると、本実施例では、次の作像モードが設定されている。
つまり、モノクロ画像として得られる黒トナー像のみを形成する第1の作像モードと、黒トナー像とカラートナー像とを形成する第2の作像モードと、黒トナー像と特殊トナー像とを形成する第3の作像モードと、黒トナー像とカラートナー像と特殊トナー像とを形成する第4の作像モードである。
本実施例では、上述した作像モードを実行するための作像部を次のようなブロック化によって構成している。
黒トナー像を形成する感光体(図1では、3Bが相当)からトナー像を中間転写体である中間転写ベルト2に転写する第1の一次転写部と、黒トナーおよび特殊トナー以外の通常のフルカラー画像に用いられるトナーによる画像(以下、便宜上、カラートナー像ともいう)を形成する感光体(図1では、3B,3Y,3M,3Cが相当)からのトナー像を中間転写ベルト2に転写する第2の一次転写部と、特殊トナー像を形成する感光体(図1では、3Tが相当)から中間転写ベルト2に一次転写する第3の一次転写部とに区分されている。
各一次転写部の配置構成としては、中間転写ベルト2の移動方向において、最下流側に第1の一次転写部(黒トナー像対象)が、そして最上流側に第3の一次転写部(特殊トナー像対象)が設定され、これら第1,第3の一次転写部間に第2の一次転写部が設定されている。
図2は、本発明による画像形成装置の第1実施例における転写装置周辺の構成を説明するための模式図である。
図2において、第3の一次転写部は、中間転写ベルト2の移動方向最上流に位置して特殊トナー像を中間転写ベルト2に転写する部分であり、感光体3Tに対して一次転写装置7Tが図示しない機構により中間転写ベルト2に対して接離可能に設けられている。
第1の一次転写部は、中間転写ベルト2の移動方向最下流に位置して黒トナー像を中間転写ベルト2に転写する部分であり、第3の一次転写部と同様に、図示しない機構により一次転写装置7Bが中間転写ベルト2に対して接離可能に設けられている。
第2の一次転写部は、中間転写ベルト2の移動方向において第1,第3の一次転写部間に位置して、カラートナー像を中間転写ベルト2に順次転写する部分であり、共通の支持部材100によって各作像部の一次転写装置7Y,7M,7Cが中間転写ベルト2に対して接離可能に設けられている。
本実施例においては、選択された作像モードに応じてその作像モードを実行するために選択された一次転写部のいずれかあるいは複数が独立して中間転写ベルト2に対して接離制御されるようになっている。
つまり、上述した第1の作像モード(黒トナー像のみ)の場合には、中間転写ベルト2の移動方向最下流に位置する第1の一次転写部での一次転写装置7Bのみが中間転写ベルト2に当接し、他のトナーを用いる一次転写部での一次転写装置は中間転写ベルト2から離間される。
第2の作像モード(黒トナー像とカラートナー像とが対象)では、上述した第1の一次転写部および第2の一次転写部での一次転写装置7B,7Y,7M,7Cがそれぞれ中間転写ベルト2に当接し、第3の一次転写部での一次転写装置7Tが中間転写ベルト2から離間されている。
第3の作像モード(黒トナー像と特殊トナー像とが対象)では、上述した第1の一次転写部および第3の一次転写部での一次転写装置7B,7Tがそれぞれ中間転写ベルト2に当接し、第2の一次転写部での一次転写装置7Y,7M.7Cが中間転写ベルト2から離間されている。
第4の作像モード(黒トナー像とカラートナー像と特殊トナー像とが対象)では、上述した第1,第2および第3の一次転写部での一次転写装置7B,7Y,7M.7C,7Tがそれぞれ中間転写ベルト2に当接する。
以上のような実施例においては、作像モードに対応した一次転写部のみが選択されて中間転写ベルト2に接触するようになっているので、不使用状態にある一次転写部での感光体3と中間転写ベルト2との接触が避けられる。これにより、不用意な接触が継続された場合にも発生するベルトの損傷が防止されて転写に係る部材の寿命を延ばすことができる。
なお、図4に示した構成においては、一次転写装置7も中間転写ベルト2から離間する構成を前提としているが、これに限らず、これら両者を常時当接させて中間転写ベルト2と感光体3との接離関係を設定するだけでも一次転写部に用いられる装置である感光体3への不用意な接触による寿命の短命化が防がれる。
次に本発明による画像形成装置に関する第2実施例について説明する。
本実施例の特徴は、各一次転写部での中間転写ベルト2の進入角度を一致させる点にある。
図3において、第1の一次転写部および第3の一次転写部には、それぞれ中間転写ベルト2に張力を付加する第1,第2の張架部材101,102が設けられている。なお、第2の一次転写部での一次転写装置7の支持機構は図示していないが、図2に示した構成と同様なものとして説明する。
第1の張架部材101は、中間転写ベルト2の移動方向において第1の一次転写部に設けられている一次転写装置7Bの下流側に、そして、第2の張架部材102は、第3の一次転写部に設けられている一次転写装置7Tの上流側にそれぞれ配置されている。
これら第1,第2の張架部材101,102は、一次転写装置7B,7Tを揺動側に支持して揺動可能な揺動レバー101A、102Aの揺動端側に支持された樹脂製ローラあるいは短繊維を植毛したローラで構成されている。
本実施例では、作像モードに応じて先に説明した第1実施例と同様に各一次転写部が選択されて一次転写装置7および中間転写ベルト2が感光体3に対して接離制御される。
ここで、本実施例での特徴の一つである、一次転写部での中間転写ベルトの進入角度を適正化する理由について説明すると次の通りである。
まず、各一次転写部での中間転写ベルト2の進入角度について説明すると、中間転写ベルト2の移動方向における第2の一次転写部は各色のトナー像を転写するために用いられる一次転写装置7Y,7M,7Cが共通して支持されており、これら一次転写部間では中間転写ベルト2の転写面が、図3(A)に示すように水平方向に延長されていることからいずれの一次転写部に対しても中間転写ベルト2の進入角度が一致している。
しかし、中間転写ベルト2の移動方向最上流および最下流の一次転写部において中間転写ベルト2の進入角度が傾斜していると、図3(C)に示すように、本来、水平方向での進入角度を前提とした場合の一次転写装置7と感光体および中間転写ベルト2との間での転写圧F(3(B)参照)が、水平方向に延長されている場合の転写圧(F=F0)から中間転写ベルト2が傾斜している分、小さくなる(F=F0−F1)。このため、感光体3に対する転写圧により設定される転写条件が所定条件と異なってしまい、適正な転写が行えなくなる。
そこで、本実施例では、中間転写ベルト2の転写面が水平方向から外れる位置である第1,第3の一次転写部を対象として、中間転写ベルト2をこれの進入角度が第2の一次転写部と同じ状態となるように中間転写ベルト2の進入状態を適正化するようになっている。
次に、上記進入角度の適正化を行うため構成に関する本発明の第3実施例について説明する。
図4に示す実施例は、離間状態にある一次転写部に隣接する一次転写部での中間転写ベルト2の進入角度を当接状態にある一次転写部でのそれに一致させる点を特徴としている。
図4には、離間状態にある一次転写部とこれに隣接して当接状態にある一次転写部の対象として、第3の一次転写部(ベルトの移動方向最上流)と第2の一次転写部(ベルトの移動方向で最下流と最上流との一次転写部間)が示されている。
図4に示す構成は、第2の一次転写部と第1の一次転写部とが用いられてフルカラー画像を形成する場合を対象としている。従って、この作像モードでは、第3の一次転写部が中間転写ベルト2から離間した状態にある。
第3の一次転写部には、図3に示した構成に用いられた揺動レバー102Aの揺動端の一方、つまり、支軸を挟んで第1の張架部材102と反対側の揺動端に支持された第3の張架部材103が設けられている。
第3の張架部材103は、中間転写ベルト02の移動方向において最上流に位置する第3の一次転写部の下流側で、第3の一次転写部に隣接する第2の一次転写部の上流側に配置されており、第1,第2の張架部材101,102と同様に、樹脂製ローラあるいは短繊維を植毛したローラで構成されている。
第3の張架部材103は、第2の張架部材102と相反する動作を行う。つまり、中間転写ベルト2を感光体3Tから離間させる際に第1の張架部材102が感光体3T側から離れると、中間転写ベルト2と当接する向きに揺動する。これにより、第3の一次転写部側で感光体3Tから中間転写ベルト2が離れた場合でも、第2の一次転写部の入り口側での中間転写ベルト2の進入角度は、第2の一次転写部での転写面の延長(移動)方向である水平方向に設定されるようになっている。
このような構成においては、図3に示した構成と同様に、中間転写ベルト2の進入角度が進入しようとする一次転写部での延長方向と一致させることができるので、転写圧を適正化して転写不良を防止することができる。
次に本発明による画像形成装置に係る第4実施例について説明する。
本実施例の構成を説明する前に、本実施例により解決する課題について説明すると次の通りである。
各作像部間を移動する中間転写体としてのベルトは、各作像部間を転写面が移動する方向の両端に位置するローラなどに掛けられており、このローラに掛けられているベルトの位置がレベル的にベルトに対する感光体の当接位置に一致していることが多い。このため、例えば、延長方向最上流側と最下流側とに位置する作像部のみを用いて光沢画像等の画像を得るような場合でも、上述した各部材の配置位置関係によって作像に用いられない作像部での感光体もそのままベルトに接触したままとなる。
そこで、本実施例では、感光体から離間状態を設定された中間転写ベルトが、離間状態にある一次転写部と不用意に接触するのを確実に防止する点を特徴としている。以下、このための構成を説明する。なお、図5に示す実施例は、図4に示した第3の張架部材103を備えた構成を対象として示されている。
図5において、纏めて接離可能に設けられている第2の一次転写部に有する一次転写装置7Y,7M,7Cは、感光体2と反対側に位置する接離部材200によって接離方向に移動できるようになっている。
接離部材200は、第2の一次転写部に有する一次転写装置7Y,7M,7Cの支軸を図5において昇降させる構成を備え、中間転写ベルト2の展張方向に長手方向を有するブラケットで構成されている。
接離部材200を昇降させる構成としては次の構成が用いられる。
その構成は、接離部材200の一部に設けられた開口と、開口内で回転可能に嵌合させてある偏心カム201とが用いられる。この構成においては、偏心カム201の回転位相に応じて一次転写装置7Y,7M,7Cが、図5において昇降することにより一次転写装置を介して中間転写ベルト2が感光体3に対して接離させる方向に移動することができるようになっている。
接離部材200には、上述した一次転写装置を接離させる構成の他に、中間転写ベルト2を感光体3から離れる向きに押し下げるための押圧部材104が設けられている。
押圧部材104は、中間転写ベルト2の移動方向において第3の一次転写部の下流側で、第3の一次転写部に隣接する第2の一次転写部の上流側において中間転写ベルト2の感光体3側の表面に対向できる位置に対応させて接離部材200に設けられている。
押圧部材104は、第3およびこれに隣接する第2の一次転写部での中間転写ベルト2と感光体3との接触を妨げない位置において中間転写ベルト2を感光体2から離間させる方向に押圧することができ、押圧した際には、第2の転写部での感光体3と中間転写ベルト2との接触を解消するようになっている。
このような構成においては、中間転写ベルト2の移動方向最上流側と最下流側とに位置する第3,第1の一次転写部を用いた作像モード(黒トナー像と特殊トナー像とを形成する第3の作像モード)を実行する際に、第2の一次転写部での中間転写ベルト2と感光体3との接触を押圧部材104によって解除し、第2の一次転写部での感光体2と中間転写ベルト2との不用意な接触が避けられるようになっている。
本実施例では、中間転写ベルト2におけるトナー像転写面に接触する押圧部材104の構成として、トナー像の乱れを起こす原因となる電気的極性に着目して、一次転写装置7と同じ材質を用いてトナーと同極性のバイアス印加を行うようになっている。これにより、押圧部材104へのトナーの転移を防止しながら中間転写ベルトの離間状態を確保することができる。
次に、本発明による画像形成装置に係る第5実施例について説明する。
本実施例の特徴は、第1,第3の一次転写部での中間転写ベルト2の進入角度および進出角度を第2の一次転写部での進入、進出角度と一致させる点にある。
図6において、中間転写ベルト2の移動方向において最上流に位置する第3の一次転写部の下流側でこの一次転写部に隣接する第2の一次転写部の上流側に相当する位置、および中間転写ベルト2の移動方向最下流に位置する第1の一次転写部の上流側でこの一次転写部に隣接する第2の転写部の下流側に相当する位置には、それぞれ第4、第5の張架部材105,106が設けられている。
第4の張架部材105は、揺動レバー102Aにおいて第2の張架部材と同じ揺動端側に支持され、第5の張架部材106は、揺動レバー106Aの揺動端に支持されている。
本実施例において第3の一次転写部では、第2,第4の張架部材102,105により感光体3に対する中間転写ベルト2の進入角度および進出角度が第2の一次転写部の離間状態に拘わらず中間転写ベルト2の延長方向である水平方向に一致させることができ、また、第1の一次転写部では、第5の張架部材106により中間転写ベルト2の進入角度が第2の一次転写部の離間状態に拘わらず中間転写ベルト2の展張方向である水平方向に一致させることができるようになっている。
このような構成により、第2の一次転写部が感光体から中間転写ベルト2を離した状態にあるときでも、第1,第3の一次転写部を用いる作像モード、いわゆる、黒トナー像と特殊トナー像とを中間転写ベルト2に一次転写する際の進入角度および進出角度の変化をなくして、転写圧の変化を防止することにより転写不良を防ぐことができる
1 画像形成装置
2 中間転写ベルト
100 第2の一次転写部に用いられる支持部材
101 第1の張架部材
101A、102A 揺動レバー
102 第2の張架部材
103 第3の張架部材
104 押圧部材
105 第4の張架部材
106 第5の張架部材
特開2006−078679号公報 特開2008−129448号公報 特開2008−308853号公報 特開2002−207334号公報

Claims (11)

  1. 黒トナー像を担持する第1の像担持体と、カラートナー像を担持する第2の像担持体と、特殊トナー像を担持する第3の像担持体と、これら各像担持体と対向する位置に設けられて各像担持体間を移動可能な中間転写体と、前記第1の像担持体上の黒トナー像を前記中間転写体に転写する第1の一次転写部と、前記第2の像担持体上のカラートナー像を前記中間転写体に転写する第2の一次転写部と、前記第3の像担持体上の特殊トナー像を前記中間転写体に転写する第3の一次転写部とを備えた画像形成装置において、
    黒トナー像のみ形成する第1の作像モードと、黒トナー像とカラートナー像とを形成する第2の作像モードと、黒トナー像と特殊トナー像とを形成する第3の作像モードと、黒トナー像とカラートナー像と特殊トナー像とを形成する第4の作像モードとが設定可能であり、
    前記第1の一次転写部と前記第2の一次転写部と前記第3の一次転写部とがそれぞれ独立して前記中間転写体に対して接離可能に設けられ、選択された作像モードに対応する転写部が前記中間転写体に接触されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の一次転写部は前記中間転写体の移動方向最下流側に配置され、前記第3の一次転写部が前記中間転写体の移動方向最上流側に配置され、前記第2の一次転写部は前記中間転写体の移動方向で前記最上流側と最下流側との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記中間転写体の移動方向において前記第1の一次転写部下流側および前記第3の一次転写部上流側には前記中間転写体に張力を付加する第1,第2の張架部材が設けられ、該第1,第2の張架部材は前記一次転写部で設定される接離時期と同時に前記中間転写体に接離することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記中間転写体の移動方向において前記第3の一次転写部と該第3の一次転写部の下流側で隣接する第2の一次転写部との間には、該中間転写体に対して接離可能であって該中間転写体に張力を付加する第3の張架部材が設けられ、該第3の張架部材は、前記第1の張架部材と第3の一次転写部との接離動作と相反する動作により該中間転写体に接離し、前記中間転写体に接触した際には前記第3の一次転写部に隣接する第2の一次転写部に対する該中間転写体の進入角度が一定となる位置に位置決めされることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記中間転写体の移動方向において最上流に位置する一次転写部の下流側に隣接する一次転写部の上流側には前記中間転写体を前記像担持体に対して接離させる押圧部材が設けられ、該押圧部材は、最上流および最下流に位置する第1,第3の一次転写部において像担持体と中間転写体とが接触する時に該中間転写体を押圧することにより、前記第1,第3の一次転写部間に位置する第2の一次転写部での像担持体と中間転写体との接触を解消する方向に変位可能であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記押圧部材は、前記中間転写体に転写されたトナーと同極性のバイアスが印加可能であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記中間転写体の移動方向において前記最上流の一次転写部と前記第3の張架部材との間には第4の張架部材が設けられ、前記最下流の一次転写部とこれの上流側で隣接する一次転写部との間には第5の張架部材がそれぞれ設けらていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  8. 前記張架部材およびまたは前記押圧部材は、表面に短繊維の植毛が施されていることを特徴とする請求項3乃至7のいずれかに一つに記載の画像形成装置。
  9. 前記張架部材が樹脂製ローラで構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかまたは請求項7または8に記載の画像形成装置。
  10. 前記押圧部材が回転可能なゴムローラで構成されていることを特徴とする請求項5,6,8のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記中間転写体の移動方向最上流に位置する第3の一次転写部は、特殊トナーとして透明トナーを用いたトナー像を転写対象としていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
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