JP4890682B2 - 固体撮像装置およびその作製方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体撮像装置およびその作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、固体撮像素子の受光面の電極にリード線を接続して、受けた光を光電変換した電気信号を取り出して被写体の映像を撮影する固体撮像装置が知られており、この固体撮像装置は、固体撮像素子の受光面に対面するように透明板を配置して保護するように組立作製されている。
【0003】
この種の固体撮像装置としては、図23および図24に示すような構造を有するものがあり、この固体撮像装置100は、固体撮像素子(CCD)101の受光面101aから引き出して外周に配設された電極パッド101bにリード線102の先端部(所謂、内部リード端子)を接続するとともに、そのリード線102の後端部(所謂、外部リード端子)を固体撮像素子101の受光面101aの背面側から引出可能な状態にされており、この固体撮像素子101は、受光面101aを保護する光学ガラス(透明板)103と共に、金属からなる薄肉の収容容器104内に全体を収めて封止材105により充填密封することにより組立作製されている。
【0004】
リード線102は、固体撮像素子101の複数の電極パッド101bに先端部をバンプ106を介して圧接された状態で超音波熱圧着などの接合方法により電気的・機械的に接続されており、このリード線102の先端部は、その固体撮像素子101の周縁から側面に至るように(後端部が受光面101aの背面側に延長されるように)外周角部の近傍でほぼ直角に曲げられている。
【0005】
光学ガラス103は、固体撮像素子101の外形と略同等のサイズに設定されており、リード線102の先端部(上面)に載置されて、対面する受光面101aを中心で覆うように位置決めされている。この光学ガラス103は、受光面101aを囲うように受光面101aの周縁に塗布された接着剤107によりリード線102の先端部と共に固体撮像素子101に接合固定されており、その受光面101aとの間に空間距離として0.1mm前後に設定された密閉空間108を形成するとともに、固体撮像素子101の受光面101a上の集光用のオンチップレンズ(不図示)の効果を引き出している。
【0006】
このように固体撮像装置100は、固体撮像素子101と光学ガラス103とをリード線102の先端部を介して積層する構造を採用し、これらを収容容器104内に収容封止して作製されている。この固体撮像装置100は、電極パッド101bに接続したリード線102を固体撮像素子101の周縁近くで折り曲げて側面近傍に沿わせることにより受光面101aの背面側から外部に引き出して径方向を縮小した構造体とし、内視鏡などのように制御部と分離したカメラヘッド分離型のビデオカメラ等に用いられている。
【0007】
そして、リード線102は、固体撮像素子101にリードフレーム方式またはフィルムキャリア方式のいずれかにより接続するのが一般的である。なお、図中、絶縁板109は、そのリード線102に固着(粘着や接合)されている。
【0008】
ここで、固体撮像素子101は、シリコン基板から作製されるが、そのシリコン基板自体に電位があり、リード線102と接触すると短絡して誤動作してしまう。特に、この固体撮像素子101の受光面101a側の周縁から側面に至る外周角部はリード線102と接触し易い部位であることから、固体撮像素子101へのリード線102の接続には次のような工夫がなされている。
【0009】
まず、リード線102をリードフレーム方式により供給するときには、そのリード線102は、例えば、鉄ニッケル系の合金で、厚さが約150μm程度もあることから剛質である。このため、リード線102をバンプ106に接合した後に曲げようとすると、自身の曲げ応力により電極パッド101bや、バンプ106とリード線102との接合部が破壊してしまうとともに、仮に、うまく曲げることができたとして、図25に示すように、固体撮像素子101の外周角部にリード線102が接触してしまう。
【0010】
このことから、リード線102の先端部をほぼ直角に曲げたものを用意することにより、これを図26(a)に示すように固体撮像素子101の側面に沿うように案内して位置決めし、図26(b)に示すようにその先端部がバンプ106に圧接する状態とした後に、超音波熱圧着などにより電気的・機械的に接続することができる。この工程により、リード線102の接続後の曲げ工程を省略することができ、接続状態の品質を確保すると共に固体撮像素子101の外周角部との短絡を防止することができるようにしている。
【0011】
一方、リード線102をフィルムキャリア方式により供給するときには、リード線102は、絶縁フィルム(絶縁板)109上に形成する銅箔により作製するため、その厚みが約30μmで軟質で柔軟であることから、リードフレーム方式の場合のように予め先端部を曲げておく必要はなく、固体撮像素子101に接続した後に折り曲げればよい。
【0012】
具体的には、図27の工程図(a)〜(d)に示すように、リード線102は、フィルムキャリアのまま(直線状態のまま)固体撮像素子101の電極パッド101b上に形成したバンプ106に接続されて(a)、固体撮像素子101の受光面101aの周囲と共に接着剤107を塗布された後に(b)、図28に示すように、その上に光学ガラス103が載置されることにより、リード線102の先端部を挟む状態で固体撮像素子101と光学ガラス103の間を接着剤107が隙間なく行き渡って密着固着させることができ(c)、この後に、光学ガラス103の周縁まで固着されているリード線102を固体撮像素子101の側面近傍を沿うようにほぼ直角に曲げて(d)、作製するようになっている。
【0013】
また、リード線102をフィルムキャリア方式により供給する場合には、上述した固体撮像装置100のように光学ガラス103をリード線102の先端部上に直接載置するのではなく、固体撮像素子101に接続するリード線102の先端部を保持する絶縁フィルム(絶縁板)を介して光学ガラス103を固着させるようにしてもよい。
【0014】
具体的には、図29、図30に示すように、固体撮像素子101の受光面101aが露出するように開口するとともに外周を固体撮像素子101の外形とほぼ同等サイズに形成した額縁状の絶縁フィルム(絶縁板)119にリード線102の先端部を保持させたフィルムキャリアを準備して、固体撮像素子101の電極パッド101bにリード線102の先端部を接続した後に、そのリード線102を保持する絶縁フィルム119の上に光学ガラス103を載置して固体撮像素子101に接合するように固体撮像装置200を構成してもよい。
【0015】
この固体撮像装置200は、このように光学ガラス103とリード線102との間に絶縁フィルム(絶縁板)119を介在させることにより、固体撮像素子101の受光面101aと光学ガラス103内面までの空間118の間隔を、上述の固体撮像装置100の場合の約0.1mmよりも広い0.2mm前後に設定することができるとともに、光学ガラス103周縁より外方までリード線102の固着位置を持ち出して固体撮像素子101の側面近傍を沿うようにリード線102を折り曲げることができる。
【0016】
なお、この固体撮像装置200は、絶縁フィルム119に形成したリード線102の先端部にも、電極パッド(不図示)を形成して、固体撮像素子101の電極パッド101b上に形成したボールバンプ106に接続するようになっており、絶縁フィルム119は、一般的な接着剤117により光学ガラス103と接着接合した後に、固体撮像素子101およびリード線102を接続するので、例えば、エポキシ樹脂内に直径1〜10μmの金粒子を分散させた所謂、異方性導電材料(導電接着材)120を用いて、その金粒子により確実に導通を得るとともに空間118を密閉状態に封止するようになっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の固体撮像装置においては、固体撮像素子101の受光面101aと光学ガラス103内面との空間距離が約0.1mmと狭く、これら間に絶縁フィルム119を介在させるにしても、約0.2mm程度にしかならないため、薄型化の必要な機器には有効であるが、その必要のない機器においては、本来必要のない空間距離が狭いという構成になっている。
【0018】
このような構成では、撮像光を透過しない異物や傷などの不透過な欠陥が受光面101aに近接する光学ガラス103などにあると、その受光面101aから欠陥までの間隔が短ければ短いほど、固体撮像素子101の特性から、撮像画像に顕著に映し出されて画像欠陥となってしまう。具体的には、例えば、1/4インチで40万画素程度の固体撮像素子の場合には、前述の空間距離であれば、2μm前後の微細な塵や傷が画像欠陥となる。このことから、光学ガラス103の製作工程や組立工程における光学的欠陥の品質管理を厳しくしなければならず、また、高品質の要求から歩留まりが低下し、高価なものになってしまうという問題があった。
【0019】
これを回避するには、空間距離108、118をできるだけ広げて欠陥が撮像画像に影響しないようにすることが考えられるが、例えば、前述の空間距離108を1mmに広げてレンズ絞りをF16とした場合には、光学的欠陥の大きさとしては10μm前後のものまでを許容することができるように設定できるが、この固体撮像装置100、200では、流動性を有する接着剤107、117、120を固体撮像素子101の受光面101aの周縁に幅狭(例えば、約0.3mm)に塗布して光学ガラス103を固着していることから、接着剤107、117、120を高く塗布するにしても限界があり、また、この接着剤107、120により折り曲げるリード線102の先端部を固着させることにより、固体撮像素子101の外周角部と接触して短絡してしまうことを防止しているため、この構造を採用する限り、接着剤107、117によりリード線102の固着位置(折曲位置)を規制する必要がある。
【0020】
このような問題を解消するために、本発明の発明者は、固体撮像素子と光学ガラス(透明板)の間に、これらの間隔を任意な設定を可能にする取付部材を介在させることを発明したが、この取付部材はリード線と別個に固体撮像素子に接続できるようにして、取付部材による位置決め精度を確保することが課題となる。また、リード線自体も他の部材とは別個に固体撮像素子に接続可能にすることにより、設計上の自由度を向上させることもでき、コスト低減に寄与することもできると考えられる。
【0021】
そこで、本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、固体撮像素子にリード線を単独で接続可能にすることにより、設計上の自由度を向上させて、例えば、透明板内面と固体撮像素子の受光面との間の任意の空間距離を設定する取付部材を採用可能にして、小型で信頼性の高い低価格な固体撮像装置を作製可能にするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明の固体撮像装置は、固体撮像素子の受光面から引き出された電極に接続することにより光電変換された電気信号を取り出すリード線を、前記固体撮像素子の側面近傍に沿うように折り曲げて前記受光面の背面側から外部に引き出す構造を有する固体撮像装置において、
【0023】
上記課題を解決するため、前記リード線は、前記固体撮像素子の前記受光面側から前記側面に至る角部に対応する位置で折り曲げられた折曲部を有し、前記折曲部は、前記固体撮像素子の前記受光面側から離隔する方向に湾曲する湾曲形状に形成されることにより、前記側面に近傍に沿う方向に前記リード線を延長させる構成とするために、例えば、前記固体撮像素子を第1保持手段で保持した後に、前記固体撮像素子の電極に接続された前記リード線を前記固体撮像素子の側面近傍に沿うように屈曲させ、次いで、前記リード線の後端側を第2保持手段で保持して、この後に、前記第1、第2保持手段を互いに近接する方向に相対移動させることにより、前記リード線の折曲部および湾曲部を形成する折曲工程と湾曲工程とを採用することが好適である。
また、この方式は、前記固体撮像素子の電極と前記リード線の先端部の接続強度として規定の強度を満たさないものが混入した場合、前記湾曲工程で発生するリード線の湾曲応力を利用し、前記接合部が破断する設定を前記リード線の形状、あるいは前記湾曲工程の湾曲条件に任意に仕込むことができるため、前記湾曲作業自体が前記接合部の品質評価を兼ねるといった利点を有する。
【0024】
または、前記固体撮像素子の前記受光面側の周縁部に絶縁体を配置し、前記固体撮像素子の前記受光面側から前記側面に至る角部に対応する位置で折り曲げられた前記リード線の折曲部と前記固体撮像素子の前記周縁部との間に前記絶縁体を介在させた構成としたり、
【0025】
または、前記リード線は、前記固体撮像素子の前記受光面側から前記側面に至る角部に対応する位置に他よりも強度を弱くした折曲部を形成され、前記折曲部は、前記折曲部以外よりも幅狭にして強度を弱く形成するなどして前記固体撮像素子の前記角部の近傍で非接触に沿うように折れ曲がる構成とするのも好ましい。
【0026】
これらの構成のいずれかを採用することにより、固体撮像素子の受光面側から側面に至る角部(以下、外周角部ともいう)に対応する位置のリード線に設けられる折曲部が、例えば、固体撮像素子とリード線とを相対移動させるだけの容易に加工で湾曲形状に形成されることにより、または、その周縁部に配置された絶縁体が介在することにより、あるいは、折曲部以外よりも強度を弱くされて優先的に折れ曲がることにより、その外周角部に極端に近接することなく、固体撮像素子の側面に近傍に沿う方向にリード線を延長させることができ、電極以外で接触しての短絡を発生させることなく、リード線単独で固体撮像素子の電極に先端部を接続することができる。したがって、リード線の設計上の自由度を向上させることができ、このため、光学ガラス内面と固体撮像素子の受光面との間の任意の空間距離を設定する後述の取付部材を採用する場合には、その取付部材も自由に設計することができ、小型で信頼性の高い安価な固体撮像装置を提供することができる。
【0027】
ここで、前記接続工程では、前記固体撮像素子の前記電極に接続するためのバンプ(Bump)を前記先端部に予め形成されている前記リード線を準備してもよく、また、前記リード線の前記先端部に接続するためのバンプ(Bump)を前記電極に予め形成した前記固体撮像素子を準備してもよく、このバンプはこれらの一方または双方に形成してもよい。
さらに、電極接続用のバンプを介在させず、前記固体撮像素子の電極と前記リード線の先端部を直接接続してもよい。
また、前記リード線の材質は銅またはアルミニウムが望ましい。この場合、少なくとも前記バンプの形成工程が省略でき、作業工数が削減できる。
そして、この接続工程では、前記固体撮像素子の前記電極と前記リード線の先端部を個別に、あるいは一括に接続してもよい。個別に接続する場合には、別個の接続作業で前記固体撮像素子の前記電極と前記リード線の先端部を接合することができる一方、一括に接続する場合には、短い作業タクトで前記固体撮像素子の前記電極と前記リード線の先端部を接合することができる。
【0028】
そして、前記リード線は、前記接続工程および前記折曲工程においては、TAB(Tape Automated Bonding)フィルム上に形成されたものを供給するのが簡易で好適であり、このTABフィルムとしては、リード線間を保持する保持部がリード線を折り曲げられたときに固体撮像素子の側面よりも背面側に位置して外部に露出するように設定するのが好ましく、このリード線は外方に位置する取付部材の固体撮像素子と平行な外面に沿うように再度折り曲げて、薄型構造に組み立てることもできる。
【0029】
また、本発明の固体撮像装置としては、上記構成と相まって上記課題を解決するように、固体撮像素子の受光面に対面する透明板との間に、その透明板を受光面から離隔する位置に位置決めして固体撮像素子に取り付ける取付部材を介装するのが好適であり、この固体撮像装置を作製する場合には、取付部材と透明板の位置関係を位置決めする第1位置決め工程と、リード線を接続された固体撮像素子と取付部材との位置関係を位置決めする第2位置決め工程と、取付部材と透明板とを位置決めされた位置関係に接合固定する第1接合工程と、固体撮像素子と取付部材とを位置決めされた位置関係に接合固定する第2接合工程とのうちの第1、第2接合工程を、同時に、または、第1、第2接合工程の順に、あるいは、第2、第1接合工程の順に行えばよい。この場合には、取付部材を介在させて固体撮像素子と透明板とを接合することができ、その取付部材の厚さ分だけ、固体撮像素子の受光面と透明板の内面との間の間隔を広く設定することができる。したがって、撮像映像に影響しない光学的欠陥の大きさの許容範囲を大きくすることができ、品質管理の緩和や歩留まりの向上を実現して安価な固体撮像装置を提供することができる。
【0030】
さらに、取付部材は、固体撮像素子および透明板の対向面に直接接触して位置決めする構成とし、また、第2位置決め工程においては、固体撮像素子を保持して予め設定されている位置で取付部材に対面する状態にした後に、固体撮像素子の保持を解除して、固体撮像素子の対向面に取付部材を直接接触させることによって、透明板を取付部材に接合したときに、その透明板と固体撮像素子との間隔が取付部材の厚さに応じた距離になるように位置決めする構成とすることにより、取付部材の厚さにより固体撮像素子と透明板との相対的な位置関係を容易に位置決め可能にして、これらの間の間隔を取付部材の作製精度に設定可能にすることができる。
【0031】
また、取付部材は、量産および少量生産でも安価に作製可能に、金型成形あるいは切削加工の可能な、金属などの導電性材料や、有機材料などにより作製するのが好適であり、導電性材料を採用する場合には、固体撮像素子などとの導通を回避するように、少なくとも固体撮像素子との接合面に絶縁性を持たせたり、また、そのまま絶縁性材料により作製するのが適当である。この場合には、アースとすることができるように、導電性材料により作製するときには全体に絶縁性を持たせるのではなく一部を露出させたり、絶縁性材料により作製する場合には外部に露出する外面に金属めっきを形成するのが便利である。
【0032】
この取付部材は、透明板と熱膨張係数の近い材質を選択して作製するのが、温度変化により封止機能が損なわれるのを未然に防止することができて好ましく、また、その透明板としては、光学ガラスあるいは光学フィルタを採用するのが好ましい。
【0033】
さらに、取付部材は、固体撮像素子の電極に接合するリード線の先端部の接続状態などを視認(確認)可能に内方に位置させる枠形状に形成するのが好ましく、この場合には、リード線を固体撮像素子の側面近傍に沿うように折り曲げて受光面の背面側から外部に引き出すことができるように、また固体撮像素子を密閉する状態で封止可能に、その固体撮像素子の側面部を覆う枠形状にするとともに、その固体撮像素子と直接接触する部位およびそのリード線を非接触に通過させる空間を形成するのが好ましい。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。図1〜図7は本発明に係る固体撮像装置およびその作製方法の第1実施形態を示す図である。
【0035】
まず、固体撮像装置の構成を説明する。
【0036】
図1〜図3において、固体撮像装置10は、中央に受光面11aを形成されて両側辺側にその受光面11aから引き出した電極パッド11bを並設されている固体撮像素子11と、その電極パッド11bに先端部を接続されるリード線12と、その受光面11aに対面する状態で固体撮像素子11に位置決め固定されて保護カバーとして機能する光学ガラス13と、受光面11aが外部に望む状態で固体撮像素子11を収容するように枠形状に形成されて、この固体撮像素子11と光学ガラス13との間に介装されることにより、これらの双方の対向面に接合される収容容器(取付部材)14と、を組み立てて作製されており、光学ガラス13を介する入射光を固体撮像素子11が受光面11aで光電変換した電気信号を電極パッド11bに接続したリード線12により取り出して、例えば、被写体映像を撮影・録画などする装置に送出する。
【0037】
この固体撮像装置10は、固体撮像素子11にリード線12および光学ガラス13を、上述した従来技術の固体撮像装置100、200と略同様に組付して作製されている。
【0038】
リード線12は、絶縁フィルム19上に導電材料からなる厚膜を形成したフィルムキャリア方式により作製供給されるものであり、先端部を固体撮像素子11の複数の電極パッド11bに形成されたバンプ16に電気的・機械的に接続された後に、接着剤などにより補強されることなく、その固体撮像素子11の周縁から側面に至る外周角部の近傍でほぼ直角に折り曲げられた状態にされて、後端部が受光面11aの背面側に延長されている。なお、本実施形態では、後述するように、リード線12の先端部は接着剤などが介在することなく固体撮像素子11のバンプ16に直接接続するので、金粒子の分散する異方性導電材料を用いることなく電気的・機械的に接続することができる。
【0039】
光学ガラス13は、固体撮像素子11の外形と略同等サイズの大きめに作製されるとともに、固体撮像素子11の受光面11aに対面する集光用のオンチップレンズ(不図示)を形成されて、その受光面11aを空間18を介して中心で覆うように位置決めされている。なお、本実施形態では、光学ガラス13により固体撮像素子11の受光面11a前面の空間18を気密に閉止(封止)するが、これに限るものではなく、例えば、赤外カットフィルタ、水晶フィルタなどの単品部品の透明板を用いてもよく、また、赤外カットフィルタと水晶フィルタ等の複合部品としてもよいことはいうまでもない。
【0040】
一方、収容容器14は、固体撮像素子11の受光面11aに隣接する周縁から側面の背面側に至るまで一定間隔で対向する内面を有する枠形状に形成されており、その受光面11aの周縁に対面するように内向きに形成されたツバ部14aを固体撮像素子11と光学ガラス13との間に介在させて受光面11aの前面に形成する空間18の間隔を任意に、例えば0.2mm程度から数mmまで設定することができる。
【0041】
そして、収容容器14は、リード線12が変形や短絡してしまうことなく非接触に延在することができるように、絶縁フィルム19上に形成した厚膜の厚さに応じて、例えば0.2mm程度の隙間(経路)を画成するように内面を作製されており、この収容容器14は、光学ガラス13には対向面間に接着剤15を塗布されて接着接合される一方、固体撮像素子11には折り曲げたリード線12の配索経路を画成する空間を確保するように相対位置(位置関係)を位置決めされた状態で、その空間内にエポキシ樹脂等の封止材17が充填されて接合封止されている。
【0042】
したがって、収容容器14は、固体撮像素子11を収容すると共に、その固体撮像素子11および光学ガラス13の双方に接合固定されることにより、固体撮像素子11に対して光学ガラス13を位置決めして受光面11aから光学ガラス13内面までの空間18の間隔を任意に設定することができる。なお、この場合には、収容容器14は、封止材17を充填する空間を固体撮像素子11の全周に画成するが、その組み付け方法については後述する。
【0043】
ここで、収容容器14は、金型を作製するまでもない少量生産の場合には、切削加工などの機械加工しやすい材料を選択する一方、量産時には成形加工可能な材料を選べばよく、また、使用環境や用途に応じて材質を選択設定するのが好ましい。
【0044】
具体的には、収容容器14として、金属などの導電材料を選択する場合には、リード線12との短絡事故が発生しないように、少なくとも内面に絶縁性を持たせる方が好ましく、例えば、アルミニウムにより収容容器14を形成す場合には、所謂アルマイト処理を施すことにより、絶縁性を確保する。また、導電性材料に限らず、セラミックなどの無機材料やエポキシ樹脂などの有機材料の絶縁性材料により収容容器14を作製してもよい。この収容容器14の材質を選択する際に、温度変化の激しい環境で使用する場合には、温度サイクルにより気密性の品質に問題が生じないようにするために、光学ガラス13や固体撮像素子11と熱膨張係数の近い材料を選択して接合状態が劣化しないように配慮するのが好ましい。
【0045】
さらに、収容容器14の材料を選択するにしても、外観色は乱反射した光が固体撮像素子11の受光面11aに入射しないように反射しにくい黒色にするのが好ましく、また、外面を絶縁した導電性材料により作製したときにはその一部を露出させたり、絶縁性材料により作製したときには外面にめっきを施すなどして、外部に露出する部位に導通部分を形成してアースを取れるようにするのが便利である。この収容容器14を金属により作製したり、その外面にめっきを施すなどした場合には、耐湿性を向上させることができる。
【0046】
また、収容容器14のツバ部14aは、固体撮像素子11の外形よりやや狭く、また、受光面11aより広い面積で開口するように形成することによって、その受光面11aの側辺に配設された電極パッド11bとリード線12の先端部との接続状態を目視して確認することができるように設定されている。
【0047】
次に、固体撮像装置10の作製方法を図4から図6に示す工程図を用いて説明する。
【0048】
まず、図4(a)に示すように、受光面11aおよび電極パッド11b(不図示)を形成した固体撮像素子11およびリード線12を構成する厚膜を絶縁フィルム19上に形成するとともにそのリード線12の先端にバンプ16を形成した所謂、TAB(Tape Automated Bonding)フィルムを準備して、固体撮像素子11を位置決めするとともに絶縁フィルム19を移送することによりリード線12のバンプ16を受光面11a側の電極パッド11bに対面するように位置合わせする(準備工程)。このとき、リード線12先端にバンプ16を形成する際には、電解メッキで成長させた金バンプ16をリード線12に転写する転写バンプ法や、リード線12の先端をエッチングで突起状にするメサバンプ法を用いればよい。なお、本実施形態では、バンプをリード線12側に形成する場合とバンプを形成しないリード線の接続を説明するが、固体撮像素子11の電極パッド11b上に予め形成するようにしてもよく、この場合には、ワイヤボンディング法を用いてボールバンプを形成してもよい。
【0049】
次いで、図4(b)に示すように、固体撮像素子11の電極パッド11bにリード線12先端のバンプ16を近接させ、この状態のまま複数のリード線12を個別に加熱されたボンディングツール301を圧接して超音波接合する所謂、シングルポイント方式で接続した後に(接続工程)、リード線12を保持する絶縁フィルム19をリール状のTABフィルム本体(図示せず)から図4(c)に示すような形状に切断する。
なお、前述のボンディングツール301は、図4(b’)に示すような複数のリード線12を一括で接続できる一括接続方式の加熱されたボンディングツール301’を用いて接続してもよい。接合する電極数が多いとき、この方式の方が作業タクトを短くでき、効果的である。
また、固体撮像素子の電極パッドにリード線の先端部を接続する構造として、図4(b”)に示すように接続用のバンプを介させず、固体撮像素子11の電極パッド11bにリード線12”の先端部を加熱されたボンディングツール301を圧接して超音波接合するか、前述のように複数のリード線を一括接続する図4(b’)に示すようなボンディングツール301’で接合してもよい。このバンプを介在しない接続構造は、後述のリード線の湾曲工程でリード線と固体撮像素子の外周角部を離隔し絶縁することによりなし得るものである。さらに、このバンプを不要とした接続方式の場合は、バンプ形成の手間が省け、簡便な作製工程とすることができる。
上記TABフィルムのリード線12、12’は、銅素地にニッケル下地の金メッキが施され、特に図4(b”)で説明したリード線12”は金メッキの厚みを1μm以上とすることが接合品質を確保する上で望ましい。また、リード線12”の素地をアルミニウムとしニッケル下地の金メッキを施したTABフィルムを用いてもよい。リード線の素材は、アルミニウムの方がブリンネル硬度で15程度と銅よりも軟質であり、接合部の金、アルミニウムの化合物の生成が容易となり接合品質がより安定化される。
【0050】
次いで、図5(d1)に示す切断されたTABフィルムを、さらに破線で示す範囲を切り出すように切断し、図5(d2)に示すような形状にする。その後、図5(d3)に示すように、受光面11aを下向の状態にして、固体撮像素子11のリード線12のない両側面を素子ホルダ302(図中には斜線で示す)により狭持固定させた後に、切断された絶縁フィルム19にフォーミング治具303を接触させて上昇させることにより、保持されているリード線12を押し上げて、破線で示すようにほぼ直角に折り曲げる。この際、図5(d)で示すように、折り曲げられたリード線12は固体撮像素子11の周縁から側面に至る外周角部に接触、あるいは近接状態となる(折曲工程前段)。
【0051】
次いで、図5(d5)に示すように、その固体撮像素子11の両側方で折り曲げられているリード線12のそれぞれを、固体撮像素子11側の絶縁フィルム19を両サイドから挟むようにフィルムホルダ304で保持固定した後に、素子ホルダ302とフィルムホルダ304の一方または双方を垂直方向に所定量上下動させて相対移動させることにより、固体撮像素子11の受光面11aの周縁から側面に至る外周角部に対応する位置のリード線12を、バンプ16との接続位置から離隔方向に湾曲するR形状部(折曲部)にした後に、固体撮像素子11の側面近傍に沿う方向に延長させて延在する状態にする(折曲工程後段)。この状態では、リード線12は、受光面11aの背面側に延在するように折り曲げても固体撮像素子11の外周角部に近接して接触する恐れがなく、固体撮像素子11から確実に一定間隔で離隔させた絶縁状態にすることができる。この離隔間隔は、環境などに応じて任しに設定すればよく、例えば、本実施形態の場合には、10〜30μm程度にすればよい。
なお、このリード線12の湾曲工程は、固体撮像素子11の電極パッド11bとの接合部からリード線12を引き剥がす応力が発生する。この応力は、固体撮像素子11とリード線12の離隔距離の設定とリード線12先端部(外周角部周辺部)のサイズで調整が可能であり、例えば、リード線12の厚みが35μm、幅が45μm程度で、固体撮像素子11とリード線12の離隔距離を20μmとすれば、その接合部に15g程の引き剥がし応力が発生する。つまり、この固体撮像素子11とリード線12先端部のサイズを可変とすることで湾曲応力を自由に設定できる。従って、工程で何らかの不具合が発生し接合強度が規定値に満たない場合には、この湾曲工程で接合部が破壊されるようにすることができ、製品の品質を確保(保証)することができる。
【0052】
次いで、図6(e)に示すように、リード線12間に吸着コレット305を挿し込んで固体撮像素子11の受光面11aの背面側を吸着固定すると共に、ツバ部14aの外面側に光学ガラス13を位置決めして(第1位置決め工程)、例えば、紫外線硬化熱硬化併用型の接着剤15をディスペンス法や転写法などにより塗布して硬化させることにより予め接合しておいた収容容器14を(第1接合工程)、その光学ガラス13が接する状態で光を透過する受け台306上に設置固定する。
【0053】
次いで、吸着コレット305に吸着された固体撮像素子11を収容容器14のツバ部14aの反対側(開口端側)から近接させた位置で、X/Y方向および回転θ方向の位置調整を行った後に、吸着コレット305を降下させて固体撮像素子11を収容容器14内の中程に位置決めする(第2位置決め工程)。
【0054】
そして、この状態を維持したまま、図6(f)に示すように、受け台306および光学ガラス13を介して紫外線を収容容器14と固体撮像素子11に向けて照射しつつ、固体撮像素子11と収容容器14との間に形成されている隙間にディスペンサ307から封止材17を注入することにより、固体撮像素子11と収容容器14を接合して空間18を気密に封止し、この後に、オーブン等で固体撮像素子11と収容容器14の間の封止材17全体を熱硬化させて接合を完了する(第2接合工程)。
【0055】
このとき、図7に示すように、封止材17は、固体撮像素子11側面と収容容器14内面の隙間に合う2箇所のディスペンサ307から同時に注入されて回り込むことにより全周に行き渡るとともに、本実施形態においては、収容容器14は不透明のものを採用することから、その収容容器14のツバ部14aから固体撮像素子11の受光面11の周縁側にはみ出て露出したときに紫外線照射により硬化して、固体撮像素子11の電極パッド11bに接続されたバンプ16の手前までのリード線12先端部を内包する状態で保持固定することができる。
【0056】
この場合、固体撮像素子11と収容容器14との間の隙間で画成してリード線12を内包する経路は、固体撮像素子11を吸着固定する吸着コレット305先端および収容容器14を接合した光学ガラス13を設置固定する受け台306上面を基準に、その固体撮像素子11の厚さと、収容容器14のツバ部14aの厚さとによって決定される。このことから、リード線12に無用な負荷を封止作業時に加えて固体撮像素子11に接触短絡させてしまわないように、これらの機械的精度や加工精度を設定すればよく、また、固体撮像素子11の受光面11aから光学ガラス13の内面までの空間18の間隔は、これらを考慮して、収容容器14のツバ部14aの厚さを調整することにより任意の距離に設定することができる。なお、このように吸着コレット305先端および受け台306上面を基準に、位置決め封止作業が行われるため、固体撮像装置10としての光軸精度は、これらの機械的な精度に加えて固体撮像素子11の厚さ方向の加工精度で決まることから、±20μm程度の光軸精度を得ることができ、さらに、高精度な光軸精度が要求される場合には、固体撮像素子11の受光面11aの位置を非接触に検出する検出器を接続して位置調整を行うことにより、その光軸精度を±5μm以内にすることも可能である。
【0057】
このように本実施形態においては、収容容器14のツバ部14aを介装させて固体撮像素子11に光学ガラス13を接合固定しているので、そのツバ部14aの厚さを任意に設定することにより、受光面11a前面に画成する空間18の光学ガラス13までの間隔を広く設定することができ、撮像映像に影響しない光学的欠陥の大きさの許容範囲を大きくすることのできる空間18を形成することができる。したがって、光学ガラス13の品質管理を緩和し、また、光学的欠陥による不良を低減して歩留まりを向上させることができ、固体撮像装置10を安価に提供することができる。
【0058】
この収容容器14は、ツバ部14aが固体撮像素子11と光学ガラス13の間に介在する枠形状に形成すればよいので、接続するリード線12の先端部を視認可能に固体撮像素子11を収容する容器とすることができ、その作製も少量生産または量産などの都合に応じて切出加工あるいは成形加工などを用いて安価な方法を採用すればよく、その材質や電気的特性などの構成も必要な機能に応じて適宜選択設計すればよい。
【0059】
一方、リード線12は、収容容器14を用いる組立構造を採用するので、その収容容器14により押されて変形などしないようにすればよく、固体撮像素子11との接続をフィルムキャリア方式により行うことによって、硬質のリードフレームによらずに固体撮像素子11にリード線12を接続することができ、固体撮像素子11の外周角部に対応する位置など任意の位置で容易に折曲作業を行うことができ、また、その折曲部も外周角部に近接させない湾曲形状に容易に形成して信頼性を向上させることができる。
【0060】
次に、図8〜図14は本発明に係る固体撮像装置およびその作製方法の第2実施形態を示す図である。なお、本実施形態は上述実施形態と略同様に構成されているので、同様な構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する。
【0061】
まず、固体撮像装置の構成を説明する。
【0062】
図8〜図10において、固体撮像装置20は、固体撮像素子11と、リード線12と、光学ガラス13と、を収容容器24を用いて組み立てて作製するようになっており、収容容器24は、上述実施形態と同様に、受光面11aが外部に望む状態で固体撮像素子11を収容するように枠形状に形成されて、この固体撮像素子11と光学ガラス13との間に介装されることにより、光学ガラス13には接着剤15により接合される一方、固体撮像素子11には封止材17により接合されている。
【0063】
収容容器24は、図11に示すように、固体撮像素子11のリード線12を接続されている受光面11aの側辺側の周縁に対しては上述実施形態と同様に一定間隔で対面するように内向きに形成されたツバ部24aを有する一方、リード線12を接続されていない受光面11aの側辺側の周縁に対しては直接接触するように形成されたツバ部24bが設けられている。
【0064】
この収容容器24は、これらツバ部24a、24bが固体撮像素子11と光学ガラス13の間に介在して位置決めすることにより受光面11aから光学ガラス13内面までの間の空間18の間隔を任意に設定することができるとともに、ツバ部24bが固体撮像素子11の周縁に直接接触する一方、ツバ部24aが固体撮像素子11の周縁との間の間隔を保持することにより、変形や短絡させることなくリード線12を非接触に延在させることのできる、例えば、絶縁フィルム19上に形成する厚膜の厚さに応じた、0.2mm程度の隙間(経路としての逃げ部)を画成するように作製されている。
【0065】
なお、ツバ部24bは、受光面11aの側辺の全長にわたって形成する必要はなく、組立作業中にツバ部24aを固体撮像素子11の周縁から浮かせた状態に維持することができればよく、例えば、図11に示すように、一部を切り欠いて接合強度を確保するようにしてもよい。
【0066】
次に、固体撮像装置20の作製方法を図4から図6に示す工程図を用いて説明する。
【0067】
まず、上述実施形態において説明した準備工程、接続工程、折曲工程により、折り曲げたリード線12を接続された状態の固体撮像素子11を作製し(図4〜図5を参照)、この後には、図12(e)に示すように、リード線12間に吸着コレット305を挿し込んで固体撮像素子11の受光面11aの背面側を吸着固定すると共に、ツバ部24a、24bの外面側が接する状態で収容容器24を受け台306上に設置固定し、次いで、吸着コレット305に吸着された固体撮像素子11を収容容器24のツバ部24a、24bの反対側から近接させた位置で、X/Y方向およびθ方向の位置調整を行い、次いで、吸着コレット305を降下させて固体撮像素子11が収容容器24のツバ部24bに近接する位置で一旦停止した後に、吸着コレット305の吸引を切って(保持解除し)、受光面11aの周縁が収容容器24のツバ部24bの内面に直接接触する状態で固体撮像素子11を位置決めする(第2位置決め工程)。
【0068】
次いで、この状態を維持したまま、図12(f)に示すように、受け台306を介して紫外線を収容容器14と固体撮像素子11に向けて照射しつつ、固体撮像素子11と収容容器14との間に形成されている隙間にディスペンサ307から封止材17を注入して、固体撮像素子11と収容容器14を接合し、この後に、オーブン等で固体撮像素子11と収容容器14の間の封止材17全体を熱硬化させて接合を完了する(第2接合工程)。
【0069】
このとき、封止材17は、上述実施形態と同様に、固体撮像素子11側面と収容容器14内面の隙間にディスペンサ307から注入されて全周に回り込むことにより収容容器24のツバ部から露出したときに紫外線照射により硬化してリード線12を内包する状態で固体撮像素子11を収容容器24内に接合固定するが、本実施形態では、固体撮像素子11が何の外力を加えられることなく自重により収容容器24のツバ部24bの内面に載置されて直接接触するので、図13に示すように、固体撮像素子11の受光面11a周縁と収容容器24のツバ部24b内面との間には、封止材17の流入する力で固体撮像素子11が微小に、例えば、20μm程度浮き上がってその封止材17が入り込むことにより強固に接合することができ、収容容器24を金属により作製する場合には絶縁耐圧を向上させることができるとともに収容容器24の表面に形成する酸化被膜などの絶縁膜を省いてむくのまま使用可能にすることもできる。なお、ここでは、収容容器24のツバ部24b内面との間に封止材17が流入して固体撮像素子11が微小に浮き上がるが、固体撮像素子11が浮き上がらないように押さえて封止材17を注入してもよいことはいうまでもない。
【0070】
また、固体撮像素子11および光学ガラス13は、収容容器24のツバ部24a、24bの内面と外面とに接合して、相対的な位置関係を位置決めされているので、固体撮像素子11の受光面11aから光学ガラス13の内面までの空間18の間隔は、収容容器24のツバ部24bの厚さを調整することにより任意の距離に設定することができ、固体撮像素子11の受光面11aの光軸の精度は、その加工精度で設定することができる。
【0071】
さらに、この第2位置決め工程および第2接合工程では、固体撮像素子11の受光面11aの光軸は、収容容器24のツバ部24bの内面との直接接触により設定されるので、固体撮像素子11の保持と、封止材17の注入とを分離して別個に行うことができ、上述実施形態よりも調整時間を短くして組立タクトを短縮することができる。
【0072】
なお、この固体撮像装置20の作製工程では、固体撮像素子11を収容容器24に接合した後に受け台306から取り外して、図12(g)に示すように、その収容容器24のツバ部24a、24bの外面に接着剤15を塗布して光学ガラス13を位置決めし固着接合している(第1位置決め工程、第1接合工程)。この作製工程では、上述実施形態に対して、第1、第2位置決め工程および第1、第2接合工程の順序を逆にするが、同様に工程を進めてもよいことは言うまでもなく、また、同時に行って、同時に硬化・接合させるようにしてもよい。
【0073】
このように本実施形態においては、上述実施形態による作用効果に加えて、収容容器24は、固体撮像素子11の受光面11aの周縁と光学ガラス13の内面とに直接接触して位置決めすることができるので、固体撮像素子11と光学ガラス13との間の間隔を任意に設定することができると共に、その加工精度により高精度に設定することができ、また、固体撮像素子11の受光面11aの光軸精度も収容容器24の加工精度で高精度に設定することができる。
【0074】
また、収容容器24のツバ部24b上に固体撮像素子11を自重で載置するだけとすることにより、固体撮像素子11の受光面11aの周縁と収容容器24のツバ部24bの内面との間に封止材17を入り込ませて微小な絶縁・封止膜を形成することができる。したがって、固体撮像素子11と収容容器24とを強固に接合して封止品質を向上させることができると共に、絶縁耐圧を確保して収容容器24の材質の制限を解消することができ、コストの削減および信頼性の向上を図ることができる。
【0075】
なお、本実施形態の他の態様としては、上述実施形態でも同様に、収容容器24には、四角形状の角部を残しているが、図14に示すように、その角部をR加工して対角線距離を短縮し、より小型化を図ってもよい。一方、外形の大きさにこだわらない固体撮像装置を組立作製する場合には、収容容器の外面に外部装置の雌ねじに螺合可能な雄ねじを形成してもよい。
【0076】
次に、図15は本発明に係る固体撮像装置およびその作製方法の第3実施形態を示す図である。なお、本実施形態は上述実施形態と略同様に構成されているので、同様な構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する。
【0077】
図15において、絶縁体31は、例えば、固体撮像素子11の受光面11aに対面形成する不図示のマイクロレンズなどの絶縁材料により作製し、固体撮像素子11の外周角部のバンプ16よりもエッジ側に配設されている。例えば、固体撮像素子11と収容容器14、24との間に形成される隙間が上述実施形態で説明した程度である場合には、10μm以上の厚み(高さ)に形成すればよい。
【0078】
この絶縁体31は、リード線12が固体撮像素子11にバンプ16を介して接続された後に、そのまま折り曲げフォーミングされた場合にも、そのリード線12の折曲部と固体撮像素子11の間に介在するように設定されており、固体撮像素子11の外周角部に接触・短絡させることなく、リード線12を固体撮像素子11の側面近傍に延在する状態に導くことができる。
【0079】
このため、上述実施形態で説明した組立作製方法における折曲工程を、リード線12の折曲部を湾曲形状にすることのない一般的な作業とすることができる。
【0080】
このように本実施形態においては、上述実施形態による作用効果に加えて、組立作製工程を簡易化することができるとともに、リード線12に湾曲形状の折曲部を形成する必要がないので、リード線12の硬度(強度)などの制限を緩和することができる。
【0081】
次に、図16〜図18は本発明に係る固体撮像装置およびその作製方法の第4実施形態を示す図である。なお、本実施形態は上述実施形態と略同様に構成されているので、同様な構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する。
【0082】
図16および図17において、リード線42は、上述実施形態と同様に接続工程においてフィルムキャリア方式で供給するように、TABフィルムの絶縁フィルム19上に導電材料の厚膜を形成して作製されており、このリード線42は、固体撮像素子11の外周角部に対応する部位を幅狭に形成して折曲部42aをくびれ形状にすることにより他の個所よりも強度を低くして優先的に折れ曲がるように設定されている。
【0083】
このため、折曲工程において、リード線42を折り曲げフォーミングする際には、その折曲部42aが優先的に折れ曲がることにより、図18に示すように、固体撮像素子11の外周角部に接触・短絡させることなく、リード線12を固体撮像素子11の側面近傍に延在する状態に導くことができ、第2接合工程においては封止材17内に内包される。
【0084】
このことから、上述実施形態で説明した組立作製方法における折曲工程を、リード線12の折曲部を湾曲形状にすることのない一般的な作業とすることができる。また、リード線42は、折曲部42aを形成することによって、折り曲げる際に生じる曲げ応力を緩和して、設計通りの形状に容易にフォーミングすることができ、リード線42を接続するバンプ16付近に加わる負荷を軽減することができる。
【0085】
なお、このリード線42としては、例えば、固体撮像素子11と収容容器14、24との間に形成される隙間が上述実施形態で説明した程度である場合に、バンプ16に接続する先端部が約100μm幅のときには、固体撮像素子11の外周角部のエッジより約75μm離隔した位置から約50μmの長さで延在する約40μm幅の折曲部42aを形成し、この折曲部42aより後端部側は、先端部側の幅と同等かそれ以上の幅に設定して補強するなどしてもよい。
【0086】
このように本実施形態においては、上述実施形態による作用効果に加えて、組立作製工程を簡易化することができるとともに、リード線12に湾曲形状の折曲部を形成する必要がないので、リード線12の硬度(強度)などの制限を緩和することができる。
【0087】
なお、本実施形態の他の態様としては、図19に示すように、リード線42の先端部にバンプ46を一体形成するメサバンプ方式のリード線にも適用してもよいことはいうまでもない。
【0088】
次に、図20は本発明に係る固体撮像装置およびその作製方法の第5実施形態を示す図である。なお、本実施形態は上述第1実施形態を用いる場合を一例に特徴部分を説明する。
【0089】
図20において、固体撮像装置10は、固体撮像素子11に接続したリード線12を折り曲げて受光面11aの背面側まで引き出したときに、リード線12を保持する絶縁フィルム19が収容容器14から外部に露出(例えば、上述実施形態の寸法では0.3mm程度露出)するように設定されたTABフィルムを用いて組立作製されており、上述の各種工程を経て組み立てた後には、幅狭に形成した回路基板51の一端側に、受光面11aが直角となる姿勢で固体撮像素子11を取り付けて、不図示の電極パッドに屈曲させたリード線12の後端部をはんだ付けなどして電気的に接続されている。
【0090】
したがって、この固体撮像装置10では、収容容器14から外部に露出するリード線12を容易に折曲・屈曲させることができ、絶縁フィルム19により邪魔されることなく、回路基板51に接続することができる。なお、本実施形態のように、固体撮像素子11に接続するリード線12の先端から絶縁フィルム19までの距離がある場合には、その距離に応じて、リード線12の先端部の位置が接続作業中などにばらつかないように、リード線12自体を厚めに、また、幅広に形成して補強するのが好ましい。
【0091】
このように本実施形態においては、上述実施形態により安価に、かつ信頼性高く、また、小型に組立作製した固体撮像装置10を、容易に内視鏡などのような小型のカメラヘッドに取り付けることができる。
【0092】
本実施形態の他の態様としては、図21に示すように、同様に作製した固体撮像装置10のリード線12を、互いに離隔するように容易に再度折り曲げて、固体撮像素子11の受光面11aの背面と平行になるように拡開させた後に(再折曲工程)、回路基板52の一面側に固体撮像素子11が水平となる姿勢で設置してリード線12の後端部をはんだ付けなどして電気的に接続されている。このとき、収容容器14の下端部では絶縁フィルム19がリード線12との間に介在して、絶縁性を確保することができる。
【0093】
また、図22に示すように、収容容器14から露出するリード線12のうち、固体撮像素子11の受光面11aの一側辺側を、同様に固体撮像素子11の背面と平行になるように容易に再度折り曲げて拡開させる一方、他辺側のリード線12は、回路基板53の一端側から裏面側に回り込むように容易に再度折り曲げた後に(再折曲工程)、回路基板53の一端部で固体撮像素子11が水平となる姿勢でリード線12の後端部を回路基板53の両面側にはんだ付けなどして電気的に接続されている。
【0094】
このように、固体撮像装置10にあっては、回路基板への取付形態が異なる場合にも共通使用することができ、量産化を可能にしてコストをより削減することができる。
なお、本発明に係わる固体撮像素子は、CCDに限らず、CMOSなどの光電変化素子全般に対応できるものである。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、固体撮像素子の電極に先端部を接続するリード線に、容易に湾曲形状に加工した折曲部などを形成することにより、その固体撮像素子の外周角部に接触するおそれなく、固体撮像素子の側面近傍に沿うようにリード線を延長させることができるとともに、電極以外で短絡してしまうことことなく、単独でリード線を固体撮像素子に接続することができる。したがって、他の部材に接合固定させるなど補強することなく、リード線の接続を自由に設計することができる。この結果、小型で信頼性の高い安価な固体撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固体撮像装置およびその作製方法の第1実施形態を示す図であり、その構成を説明する上面図である。
【図2】図1におけるA−A縦断面図である。
【図3】図1におけるB−B縦断面図である。
【図4】その作製方法を説明する工程図である。
【図5】図4に続く工程図である。
【図6】図5に続く工程図である。
【図7】その一接合工程を説明する平面図である。
【図8】本発明に係る固体撮像装置およびその作製方法の第2実施形態を示す図であり、その構成を説明する上面図である。
【図9】図8におけるA−A縦断面図である。
【図10】図8におけるB−B縦断面図である。
【図11】その接合状態を説明する固体撮像素子の透視上面図である。
【図12】その作製方法を説明する工程図である。
【図13】その一接合工程を説明する一部拡大縦断面図である。
【図14】その他の態様を示す横断面図である。
【図15】本発明に係る固体撮像装置およびその作製方法の第3実施形態を示す図であり、その要部構成を説明する縦断面図である。
【図16】本発明に係る固体撮像装置およびその作製方法の第4実施形態を示す図であり、その要部構成を説明する縦断面図である。
【図17】その構成を説明する一部拡大平面図である。
【図18】その構成を説明する一部拡大側面図である。
【図19】その他の態様を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図20】本発明に係る固体撮像装置およびその作製方法の第5実施形態を示す図であり、その構成を説明する縦断面図である。
【図21】その他の態様を示す縦断面図である。
【図22】その他の態様を示す縦断面図である。
【図23】従来技術を示す図であり、その構成を説明する上面図である。
【図24】図23におけるA−A縦断面図である。
【図25】その課題を説明する一部拡大縦断面図である。
【図26】その作製方法の一部を説明する工程図である。
【図27】その他の作製方法を説明する工程図である。
【図28】その接合工程を説明する上面図である。
【図29】その他の従来技術を示す図であり、その構成を説明する上面図である。
【図30】図29におけるA−A縦断面図である。
【符号の説明】
10、20 固体撮像装置
11a 受光面
11b 電極パッド
12、42 リード線
13 光学ガラス
14、24 収容容器
14a、24a、24b ツバ部
15 接着剤
16、46 バンプ
17 封止材
18 空間
19 絶縁フィルム
31 絶縁体
42a 折曲部
51〜53 回路基板

Claims (3)

  1. 固体撮像素子の受光面から引き出された電極に接続することにより光電変換された電気信号を取り出すリード線を、前記固体撮像素子の側面近傍に沿うように折り曲げて前記受光面の背面側から外部に引き出す構造を有する固体撮像装置であって、
    前記リード線は、前記固体撮像素子の前記受光面側から前記側面に至る角部に対応する位置で折り曲げられた折曲部を有し、前記折曲部は、前記固体撮像素子の前記受光面側から前方方向に湾曲する湾曲形状を有することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記固体撮像素子の電極と前記電気信号を取り出す前記リード線の先端部の接続は、接続用のバンプが存在しない接続構造としたことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 上記請求項1または2のいずれかに記載の固体撮像装置の作製方法であって、
    前記リード線の先端部を前記固体撮像素子の電極に接続する接続工程と、前記電極に接続した前記リード線を前記固体撮像素子の側面近傍に沿うように折り曲げる折曲工程と、前記固体撮像素子の外周角部に対応する位置で折り曲げられた折曲部を受光面側から前方方向に湾曲させる湾曲工程と、を備え、
    前記折曲工程および前記湾曲工程では、前記固定撮像素子を第1保持手段で保持した後、前記リード線を前記固体撮像素子の側面近傍に沿うように屈曲させ、次いで、前記リード線の後端部を第2保持手段で保持して、この後に、前記第1、第2保持手段で保持して、この後に、前記第1、第2保持手段が互いに近接する方向に相対移動させることにより、前記リード線の前記折曲部および湾曲部を形成することを特徴とする固体撮像装置の作製方法
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