JP4884820B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示装置に関し、特に、液晶材料を挟持する一方の基板に共通電極および絶縁層を介して前記共通電極と重なる画素電極を有し、かつ、前記画素電極がくし歯状電極部を有する液晶表示装置に適用して有効な技術に関するものである。
従来、液晶表示装置は、液晶材料(液晶層)に印加する電界の向きの観点から、縦電界方式と横電界方式に大別される。
前記縦電界方式の液晶表示装置は、液晶材料を挟持する一対の基板のうちの一方の基板に画素電極が配置され、他方の基板に前記画素電極と対向する共通電極(対向電極とも呼ばれる)が配置される。前記縦電界方式として一般的な方式は、TN方式やVA方式である。
一方、前記横電界方式の液晶表示装置は、液晶材料を挟持する一対の基板のうちの一方の基板に前記画素電極および前記共通電極が配置される。前記横電界方式の液晶表示装置は、前記縦電界方式の液晶表示装置に比べて広視野角化が容易であり、近年、液晶テレビなどに用いられるようになってきている。前記横電界方式として一般的な方式は、IPS方式である。
前記横電界方式の液晶表示装置は、1つの基板に前記画素電極および前記共通電極が配置されている。そのため、前記横電界方式の液晶表示装置では、前記画素電極と前記共通電極との電位差により発生する電界を前記液晶層に効率よく印加するための、前記各電極の配置方法や形状が種々提案されている。
前記横電界方式の液晶表示装置における前記画素電極と前記共通電極の配置方法の1つとして、たとえば、前記共通電極上に、絶縁層を介して前記画素電極を配置する方法がある。また、このような配置方法の場合、たとえば、前記共通電極の形状を平板状にし、前記画素電極の形状をくし歯状にする方法がある(たとえば、特許文献1を参照。)。
前記平板状の共通電極上に、絶縁層を介して前記くし歯状の画素電極が配置された基板を用いた液晶表示装置では、前記液晶層に、たとえば、正の誘電率異方性を持つ材料を用いる。
米国特許第6233034号明細書
ところで、前記横電界方式の液晶表示装置には、たとえば、前記縦電界方式の液晶表示装置に比べて応答時間が長いという問題がある。そのため、液晶テレビなどに用いたときの動画表示性能が低いという問題がある。
従来の横電界方式の液晶表示装置では、応答時間を短縮させる方法として、たとえば、液晶層に用いる液晶材料の粘度を低くする方法、あるいは液晶層を薄くしてセルギャップを狭くする方法がとられている。
しかしながら、液晶材料の粘度を低くする方法やセルギャップを狭くする方法には限界があり、動画表示性能をさらに向上させることが難しいという問題があった。
また、前記横電界方式の液晶表示装置では、たとえば、白表示などの高透過率での表示から、黒表示などの低透過率での表示に切り替えたときに、前記縦電界方式の液晶表示装置に比べて、所定の透過率に下がるまでの時間が長くなるという問題もあった。
すなわち、従来の横電界方式の液晶表示装置は、前記縦電界方式の液晶表示装置に比べて応答特性が低いという問題があった。
本発明の目的は、横電界方式の液晶表示装置の応答特性を向上させることが可能な技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面によって明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概略を説明すれば、以下の通りである。
(1) 一対の基板の間に、正の誘電率異方性を持つ液晶材料が挟持された液晶表示パネルを有し、前記一対の基板のうちの一方の基板に、平板状の共通電極と、絶縁層を介して前記共通電極と平面でみて重なる画素電極を有し、前記画素電極は、第1の方向に延在し、前記第1の方向と直交する第2の方向に並べて配置された複数本のくし歯状電極部を有する液晶表示装置であって、前記画素電極の各くし歯状電極部は、前記第2の方向に沿った幅が、前記第1の方向に延びる辺の長さよりも短い間隔で、複数回変動する液晶表示装置。
(2) 前記(1)の液晶表示装置において、前記各くし歯状電極部は、前記第1の方向に延びる2つの辺のうちの一方の辺に、前記第2の方向に突出する箇所、または後退する箇所を複数箇所有する液晶表示装置。
(3) 前記(1)の液晶表示装置において、前記各くし歯状電極部は、前記第1の方向に延びる2つの辺のそれぞれに、前記第2の方向に突出する箇所を複数箇所有し、隣接する2本のくし歯状電極部の、前記2本のくし歯状電極の間に形成されるスリットを介して対向する2つの辺の前記突出する箇所は、前記第1の方向でみた位置が同じである液晶表示装置。
(4) 前記(1)の液晶表示装置において、前記各くし歯状電極部は、前記第1の方向に延びる2つの辺のそれぞれに、前記第2の方向に突出する箇所を複数箇所有し、隣接する2本のくし歯状電極部の、前記2本のくし歯状電極の間に形成されるスリットを介して対向する2つの辺の前記突出する箇所は、前記第1の方向でみた位置が、1つの辺の前記突出する箇所の間隔よりも短い距離だけずれている液晶表示装置。
(5) 前記(1)の液晶表示装置において、前記各くし歯状電極部は、前記第1の方向に延びる2つの辺のそれぞれに、前記第2の方向に後退する箇所を複数箇所有し、隣接する2本のくし歯状電極部の、前記2本のくし歯状電極の間に形成されるスリットを介して対向する2つの辺の前記後退する箇所は、前記第1の方向でみた位置が同じである液晶表示装置。
(6) 前記(1)の液晶表示装置において、前記各くし歯状電極部は、前記第1の方向に延びる2つの辺のそれぞれに、前記第2の方向に後退する箇所を複数箇所有し、隣接する2本のくし歯状電極部の、前記2本のくし歯状電極の間に形成されるスリットを介して対向する2つの辺の前記後退する箇所は、前記第1の方向でみた位置が、1つの辺の前記後退する箇所の間隔よりも短い距離だけずれている液晶表示装置。
(7) 前記(1)の液晶表示装置において、前記各くし歯状電極部は、前記第1の方向に延びる2つの辺のそれぞれに、前記第2の方向に突出する箇所および後退する箇所を交互に有する液晶表示装置。
(8) 前記(7)の液晶表示装置において、隣接する2本のくし歯状電極部の、前記2本のくし歯状電極の間に形成されるスリットを介して対向する2つの辺の前記突出する箇所および前記後退する箇所は、前記第1の方向でみた前記突出する箇所同士の位置および前記後退する箇所同士の位置が同じである液晶表示装置。
(9) 前記(7)の液晶表示装置において、隣接する2本のくし歯状電極部の、前記2本のくし歯状電極の間に形成されるスリットを介して対向する2つの辺の前記突出する箇所および前記後退する箇所は、前記第1の方向でみた一方の辺の前記突出する箇所と他方の辺の前記後退する箇所の位置が同じである液晶表示装置。
(10) 一対の基板の間に、正の誘電率異方性を持つ液晶材料が挟持された液晶表示パネルを有し、前記一対の基板のうちの一方の基板に、平板状の共通電極と、絶縁層を介して前記共通電極と平面でみて重なる画素電極を有し、前記画素電極は、第1の方向に延在し、前記第1の方向と直交する第2の方向に並べて配置された複数本のくし歯状電極部を有する液晶表示装置であって、前記画素電極の各くし歯状電極部は、前記第2の方向でみた位置が、前記第1の方向に延びる辺の長さよりも短い間隔、かつ、前記第2の方向に沿った幅よりも短い距離で、複数回変動する液晶表示装置。
(11) 前記(10)の液晶表示装置において、前記各くし歯状電極部は、前記第1の方向に延びる2つの辺のうちの一方の辺に前記第2の方向に突出する箇所を複数箇所有し、他方の辺に前記第2の方向に後退する箇所を複数箇所有し、1本のくし歯状電極部の、前記第1の方向に延びる2つの辺の前記突出する箇所と前記後退する箇所は、第1の方向でみた位置が同じである液晶表示装置。
(12) 前記(11)の液晶表示装置において、隣接する2本のくし歯状電極部の、前記2本のくし歯状電極の間に形成されるスリットを介して対向する2つの辺は、一方の辺が第2の方向に突出する箇所を複数箇所有し、他方の辺が前記第2の方向に後退する箇所を複数箇所有する液晶表示装置。
(13) 前記(11)の液晶表示装置において、隣接する2本のくし歯状電極部の、前記2本のくし歯状電極の間に形成されるスリットを介して対向する2つの辺は、両方とも前記第2の方向に突出する箇所を複数箇所有するか、または前記第2の方向に後退する箇所を複数箇所有する液晶表示装置。
本発明の液晶表示装置は、液晶材料を挟持する一対の基板のうちの一方の基板に、平板状の共通電極と、絶縁層を介して前記共通電極と平面でみて重なる画素電極を有し、前記画素電極は、第1の方向に延在し、前記第1の方向と直交する第2の方向に並べて配置された複数本のくし歯状電極部を有する形状の横電界方式の液晶表示装置であることを前提にする。そして、本発明の液晶表示装置では、たとえば、前記画素電極の各くし歯状電極部の、前記第2の方向に沿った幅を、前記第1の方向に延びる辺の長さよりも短い間隔で、複数回変動させる。このようにすると、前記画素電極と前記共通電極との間に電位差が生じて電界が発生したときに、前記各くし歯状電極部の、前記第2の方向に沿った幅が変動する箇所の液晶分子の配向は、たとえば、スプレイ(splay)と呼ばれる変形やベンド(bend)と呼ばれる変形をする。
一般に、前記横電界方式の液晶表示装置では、電界が発生したときに、液晶分子の配向がツイスト(twist)と呼ばれる変形をすることで、液晶材料(液晶層)の偏向状態を変化させている。また、液晶材料の応答時間の長さは、液晶分子の配向が変形したときに生じる弾性エネルギーに反比例し、弾性エネルギーが小さいと応答時間が長く、弾性エネルギーが大きいと応答時間が短くなることが知られている。また、液晶分子の配向が変形したときに生じる弾性エネルギーは、前記ツイスト変形により生じる弾性エネルギーよりも、前記スプレイ変形または前記ベンド変形により生じる弾性エネルギーの方が大きいことが知られている。
そのため、本発明の液晶表示装置のように、前記画素電極の各くし歯状電極部に、前記第2の方向に沿った幅が変動する箇所を設け、その箇所での液晶分子の配向を、前記スプレイ変形または前記ベンド変形させることで、液晶分子の配向が変化したときに生じる弾性エネルギーが前記ツイスト変形のみの場合に比べて大きくなる。その結果、前記横電界方式の液晶表示装置の応答時間を、従来のものに比べて短縮することができる。
なお、前記画素電極の各くし歯状電極部の、前記第2の方向に沿った幅を、前記第1の方向に延びる辺の長さよりも短い間隔で複数回変動させるには、たとえば、前記各くし歯状電極部の前記第1の方向に延びる2つの辺のうちの一方の辺に、前記第2の方向に突出する箇所、または後退する箇所を複数箇所設ければよい。
また、前記各くし歯状電極部には、たとえば、前記第1の方向に延びる2つの辺のそれぞれに、前記第2の方向に突出する箇所を複数箇所設けてもよい。この場合、隣接する2本のくし歯状電極部の、前記2本のくし歯状電極の間に形成されるスリットを介して対向する2つの辺の前記突出する箇所は、たとえば、前記第1の方向でみた位置が同じであってもよいし、1つの辺の前記突出する箇所の間隔よりも短い距離だけずれていてもよい。
また、前記各くし歯状電極部には、たとえば、前記第1の方向に延びる2つの辺のそれぞれに、前記第2の方向に後退する箇所を複数箇所設けてもよい。この場合も、隣接する2本のくし歯状電極部の、前記2本のくし歯状電極の間に形成されるスリットを介して対向する2つの辺の前記後退する箇所は、たとえば、前記第1の方向でみた位置が同じであってもよいし、1つの辺の前記突出する箇所の間隔よりも短い距離だけずれていてもよい。
またさらに、前記各くし歯状電極部は、たとえば、前記第1の方向に延びる2つの辺のそれぞれに、前記第2の方向に突出する箇所および後退する箇所を交互に設けてもよい。この場合、隣接する2本のくし歯状電極部の、前記2本のくし歯状電極の間に形成されるスリットを介して対向する2つの辺の前記突出する箇所および前記後退する箇所は、前記第1の方向でみた前記突出する箇所同士の位置および前記後退する箇所同士の位置が同じであってもよいし、一方の辺の前記突出する箇所と他方の辺の前記後退する箇所の位置が同じであってもよい。
また、本発明の液晶表示装置では、たとえば、前記画素電極の各くし歯状電極部の、前記第2の方向でみた幅を変動させる代わりに、前記第2の方向でみた位置を、前記第1の方向に延びる辺の長さよりも短い間隔、かつ、前記第2の方向に沿った幅よりも短い距離で、複数回変動させてもよい。このようにしたときも、前記画素電極と前記共通電極との間に電位差が生じて電界が発生したときに、前記各くし歯状電極部の、前記第2の方向でみた位置が変動する箇所の液晶分子の配向は、たとえば、スプレイ(splay)と呼ばれる変形やベンド(bend)と呼ばれる変形をする。そのため、従来の横電界方式の液晶表示装置に比べて、応答時間を短くすることができる。
なお、前記画素電極の各くし歯状電極部の、前記第2の方向でみた位置を複数回変動させるには、たとえば、前記各くし歯状電極部の前記第1の方向に延びる2つの辺のうちの一方の辺に前記第2の方向に突出する箇所を複数箇所設け、他方の辺に前記第2の方向に後退する箇所を複数箇所設ければよい。またこのとき、1本のくし歯状電極部の、前記第1の方向に延びる2つの辺の前記突出する箇所と前記後退する箇所は、たとえば、第1の方向でみた位置が同じになるように設ける。
またこのとき、隣接する2本のくし歯状電極部の、前記2本のくし歯状電極の間に形成されるスリットを介して対向する2つの辺は、たとえば、一方の辺は第2の方向に突出する箇所が複数箇所設けられており、他方の辺は前記第2の方向に後退する箇所が複数箇所設けられているようにする。また、その他にも、隣接する2本のくし歯状電極部の、前記2本のくし歯状電極の間に形成されるスリットを介して対向する2つの辺は、たとえば、両方とも前記第2の方向に突出する箇所が複数箇所設けられていてもよいし、両方とも前記第2の方向に後退する箇所が複数箇所設けられていてもよい。
また、本発明の液晶表示装置は、従来の横電界方式の液晶表示装置に比べて応答時間を短くすることができる。そのため、たとえば、白表示などの高透過率での表示から、黒表示などの低透過率での表示に切り替えたときに、所定の透過率に下がるまでの時間を短くすることもできる。そのため、本発明の液晶表示装置は、従来の横電界方式の液晶表示装置に比べて、応答時間を大幅に短縮でき、動画表示性能を大幅に向上させることができる。
以下、本発明について、図面を参照して実施の形態(実施例)とともに詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは、同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
本発明の液晶表示装置は、液晶材料を挟持する一対の基板のうちの一方の基板に、平板状の共通電極と、絶縁層を介して前記共通電極と平面でみて重なる画素電極を有し、前記画素電極は、第1の方向に延在し、前記第1の方向と直交する第2の方向に並べて配置された複数本のくし歯状電極部を有する形状の横電界方式の液晶表示装置であることを前提にする。そして、たとえば、前記画素電極の各くし歯状電極部の、前記第2の方向に沿った幅または位置を、前記第1の方向に延びる辺の長さよりも短い間隔で、複数回変動させることで、応答時間を短縮し、応答特性や動画表示性能を向上させる。
図1乃至図7は、本発明による実施例1の液晶表示装置で用いる液晶表示パネルの概略構成を示す模式図である。
図1は、液晶表示パネルの概略構成を示す模式平面図である。図2は、図1のA−A’線における模式断面図である。図3は、実施例1の液晶表示パネルのTFT基板における1画素の構成例を示す模式平面図である。図4は、図3のB−B’線における模式断面図である。図5は、図3のC−C’線における模式断面図である。図6は、図3に示した領域AR1の画素電極の構成例を示す模式平面図である。図7は、図3に示した領域AR1の画素電極の実際の構成例を示す模式平面図である。
実施例1の液晶表示装置は、たとえば、図1および図2に示すように、第1の基板1および第2の基板2の一対の基板で、液晶材料(液晶層)3を挟持した液晶表示パネルを有する。
第1の基板1は、たとえば、ガラス基板上に映像信号線,走査信号線,TFT素子,画素電極,共通電極(対向電極とも呼ばれる),および配向膜などが形成された基板である。以下、第1の基板1のことをTFT基板1と呼ぶ。
第2の基板2は、TFT基板1と対向する基板であり、たとえば、ガラス基板上に配向膜などが形成された基板である。また、カラー表示が可能な液晶表示パネルの場合、第2の基板2には、たとえば、カラーフィルタが形成される。以下、第2の基板2のことを対向基板2と呼ぶ。
また、実施例1の液晶表示装置において、液晶材料3は、正の誘電率異方性を持つ。また、TFT基板1と対向基板2は、その間隔があらかじめ定められた距離になるように環状のシール材4で接着されており、液晶材料3は、TFT基板1,対向基板2,およびシール材4で囲まれた空間に封入されている。
また、実施例1の液晶表示装置において、TFT基板1の1画素の構成は、たとえば、図3乃至図5に示すようになっている。TFT基板1の構成について大まかに説明すると、まず、ガラス基板100の表面に複数本の走査信号線101が設けられており、走査信号線101の上には、第1の絶縁層102を介して走査信号線101と立体的に交差する複数本の映像信号線103が設けられている。そして、2本の隣接する走査信号線101と、2本の隣接する映像信号線103とで囲まれた領域が1つの画素領域になる。なお、カラー表示が可能な液晶表示パネルの場合、前記1つの画素領域はサブ画素と呼ばれ、複数のサブ画素を1つの単位として液晶表示パネルの1ドットが構成される。つまり、RGBカラー表示が可能な液晶表示パネルの場合、対向基板2にR(赤)のカラーフィルタが配置されたサブ画素、G(緑)のカラーフィルタが配置されたサブ画素、B(青)のカラーフィルタが配置されたサブ画素によって液晶表示パネルの1ドットが構成される。
また、走査信号線101は、その一部がTFT素子のゲートとして機能する信号線であり、走査信号線101の所定領域の上には、第1の絶縁層102を介して半導体層104が配置されている。また、映像信号線103は、その一部がTFT素子のドレインとして機能する信号線であり、半導体層104が配置された領域の近傍に分岐したドレイン電極部103aを有する。このドレイン電極部103aは、半導体層104の上まで延在している。また、第1の絶縁層102の上には、映像信号線103および半導体層104とともに、ソース電極105が配置されている。
映像信号線103および半導体層104ならびにソース電極105の上には、第2の絶縁層106を介して画素電極107が配置されている。画素電極107は、スルーホールTH1によってソース電極105と電気的に接続されている。またこのとき、画素電極107は、走査信号線101の延在方向(x方向)に沿って延在し、映像信号線103の延在方向(y方向)に並べて配置された複数本のくし歯状電極部107aを有する。
また、画素電極107の上には、配向膜108が配置されている。
また、実施例1の液晶表示装置におけるTFT基板1は、たとえば、ガラス基板100の表面に、平板状の共通電極109が配置されている。共通電極109は、第1の絶縁層102および第2の絶縁層106を介して、画素電極107と平面で見て重なるように配置されている。また、実施例1のTFT基板1は、走査信号線101と並んで配置された共通信号線110を有し、走査信号線101の延在方向に並んだ各画素領域の共通電極109は、共通信号線110によって電気的に接続されている。また、実施例1のTFT基板1は、共通電極109の、共通信号線110と接続した端部の反対側の端部に電気的に接続された導電パッド111およびブリッジ配線112によって、映像信号線103の延在方向に並んだ各画素領域の共通電極109が電気的に接続されている。なお、ブリッジ配線112は、たとえば、画素電極107と同じ層に形成されており、スルーホールTH2,TH3によって共通信号線110および導電パッド111と電気的に接続されている。
また、実施例1の液晶表示装置におけるTFT基板1の画素電極107は、たとえば、図6に示すように、くし歯状電極部107aのx方向に沿った辺に、y方向に突出する箇所(以下、突出部という)107bが複数箇所設けられている。つまり、実施例1のTFT基板1の画素電極107は、くし歯状電極部107aのy方向に沿った幅Wが、x方向の辺の長さよりも短い距離で複数回変動している。なお、図6に示した例では、前記突出部107bの形状は矩形状であるが、前記画素電極107はエッチングで形成するので、実際には、たとえば、図7に示すように、前記突出部107bは、先端側が細くなった山形形状になる。また、図7に示したような山形形状の突出部を有するくし歯状電極の形状は、以下のようなパラメータで記述する。まず、1つのくし歯状電極部の電極幅をW、2つのくし歯状電極部の間に形成される開口部(スリット)を介して対向する2つの辺に設けられた突出部の間隔をLとする。また、突出部のy方向の高さ(凸部振幅)をa、凸部振幅の半分の高さにおける突出部の幅(凸部幅)をb、くし歯状電極部の1つの辺に設けられた突出部の間隔(凸部ピッチ)をpとする。
以下、実施例1の液晶表示装置の作用および効果について説明するが、その前に、まず、液晶層に電界を印加したときの液晶分子の配向の変形について簡単に説明する。
図8は、液晶層に電界を印加したときの液晶分子の配向の変形の種類を説明するための模式図である。なお、図8には、3種類の液晶分子の配向の変形を示しており、上段がスプレイ(splay)と呼ばれる変形の特徴を示す図、中段がツイスト(twist)と呼ばれる変形の特徴を示す図、下段がベンド(bend)と呼ばれる変形の特徴を示す図である。
一般の液晶表示装置において、画素電極と共通電極の間に電位差が生じて電界が発生し、その電界が液晶層に印加されると、液晶層の中の液晶分子は、電界(電気力線)の方向または電界と垂直な方向に配向する。たとえば、TN方式やIPS方式の場合、液晶分子は電界の方向に配向する。また、VA方式の場合、電界と垂直な方向に配向する。
このとき、液晶分子の配向の変形の形態は、3種類に大別される。1つめは、スプレイと呼ばれる変形で、たとえば、電界が印加されていない状態では、図8の上段左側に示すように平行に並んでいる液晶分子301が、電界を印加すると、図8の上段右側に一方の液晶分子301の間隔が広がるように配向する変形である。
2つめは、ツイストと呼ばれる変形で、たとえば、電界が印加されていない状態では図8の中段左側に示すように平行に並んでいる液晶分子301が、電界を印加すると、図8の中段右側に示すようにねじれるように配向する変形である。
3つめは、ベンドと呼ばれる変形で、たとえば、電界が印加されていない状態では、図8の下段左側に示すように直線状に並んでいる液晶分子301が、電界を印加すると、図8の下段右側に示すように曲がるように配向する変形である。
従来のIPS方式の液晶表示装置では、液晶分子301の配向の変形は、前記ツイストの変形が支配的である。そのため、ツイスト変形に関連する弾性定数をk22とすると、横電界方式の液晶表示装置における立ち上がり応答時間trIPSおよび立ち下がり応答時間tfIPSは、たとえば、下記(式1)および(式2)のように表される(たとえば、参照文献:液晶,5,pp327-335(2001)を参照)。
Figure 0004884820
また、たとえば、ECB方式の液晶表示装置では、液晶分子301の配向の変形は、前記スプレイの変形が支配的である。このとき、スプレイ変形に関連する弾性定数をk11とすると、ECB方式の液晶表示装置における立ち上がり応答時間trECBおよび立ち下がり応答時間tfECBは、前記参照文献によると下記(式3)および(式4)のように表される。
Figure 0004884820
また、たとえば、VA方式の液晶表示装置では、液晶分子301の配向の変形は、前記ベンドの変形が支配的である。このとき、ベンド変形に関連する弾性定数をk33とすると、VA方式の液晶表示装置における立ち上がり応答時間trVAおよび立ち下がり応答時間tfVAは、前記参照文献によると下記(式5)および(式6)のように表される。
Figure 0004884820
また、たとえば、TN方式の液晶表示装置のように、特定の変形が支配的にならずに、前記スプレイ、ツイスト、ベンドのそれぞれの配向の変形が起こる場合もある。このとき、TN方式における液晶分子301の配向の変形に関する弾性定数をKとすると、弾性定数Kは、前記参照文献によるとK=k11+(k33−2・k22)/4で表される。そして、TN方式の液晶表示装置における立ち上がり応答時間trTNおよび立ち下がり応答時間tfTNは、前記参照文献によると下記(式7)および(式8)のように表される。
Figure 0004884820
また、前記参照文献によれば、ツイスト変形に関連する弾性定数k22は、スプレイ変形に関連する弾性定数k11やベンド変形に関連する弾性定数k33の1/2から1/3程度である。また、立ち上がり応答時間および立ち下がり応答時間は、前記(式1)から(式8)を見て明らかなように、弾性定数の大きさに反比例し、弾性定数が大きいほど応答時間が短くなる。そのため、ツイスト変形が支配的であるIPS方式の液晶表示装置は、TN方式やVA方式、ECB方式の液晶表示装置に比べて、立ち上がり応答時間および立ち下がり応答時間がそれぞれ2倍から3倍長くなっていた。
そこで、実施例1の液晶表示装置では、画素電極107のくし歯状電極部107aの形状を、たとえば、図7に示したような突出部107bを有する形状にすることで、スプレイ変形やベンド変形を誘起し、立ち上がり応答時間および立ち下がり応答時間を短くする。
図9および図10は、実施例1の液晶表示装置の作用効果を説明するための模式図である。図9は、実施例1の液晶表示装置において液晶層に印加される電界を示す模式断面図である。図10は、従来の液晶表示装置と実施例1の液晶表示装置における液晶分子の配向の変形を比較するための模式平面図である。なお、図10は、上段に示した図が、従来の液晶表示装置における液晶分子の配向の変形の様子を示す模式平面図であり、下段に示した図が、実施例1の液晶表示装置における液晶分子の配向の変形の様子を示す模式平面図である。
実施例1の液晶表示装置は、たとえば、図9に示すように、平板状の共通電極109の上に、絶縁層102,106を介して画素電極107(くし歯状電極部107a)が配置されている。そして、画素電極107の上には、配向膜(図示しない)を介して液晶層3が配置されている。
このとき、くし歯状電極部107a(画素電極107)と共通電極109との間に電位差が生じると、図9に示すような電界E(電気力線5)が発生する。またこのとき、電気力線5は、くし歯状電極部107aの端部に集中するので、この領域の上にある液晶分子301の配向を大きく変形させることができる。そこで、くし歯状電極部107aに突出部がない従来の液晶表示装置と、実施例1の液晶表示装置のそれぞれで、くし歯状電極部107aの端部における液晶分子301の配向の変形の様子を調べてみると、たとえば、図10に示すようになる。
くし歯状電極部107aに突出部がない従来の液晶表示装置の場合、液晶層に電界を印加していない状態では、図10の上段左側に示すように、たとえば、くし歯状電極部107の延在方向(x方向)に対して5度から20度程度傾いた方向に液晶分子が配向している。これは、配向膜に施したラビングの方向6a,6bとほぼ一致しする方向である。なお、TFT基板1の配向膜のラビング方向6aと対向基板2の配向膜のラビング方向6bは、反対方向(反平行)である。
そして、くし歯状電極部107aに突出部がない従来の液晶表示装置の場合、液晶層に電界を印加すると、液晶分子301がねじれて(ツイストして)、図10の上段右側に示すような配向に変形する。従来の液晶表示装置の場合、くし歯状電極部107aの端部(辺)が単調な直線状であるため、x方向の各位置でみた電界(電気力線5)の方向は、ほぼ同じ方向を向いている。そのため、くし歯状電極部107aの端部全域において、液晶分子301の配向は、同じように変形する。
一方、実施例1の液晶表示装置の場合、液晶層に電界を印加していない状態では、図10の下段左側に示すように、たとえば、くし歯状電極部107aの延在方向(x方向)とほぼ平行に液晶分子301を配向させる。これは、配向膜に施したラビングの方向6a,6bとほぼ一致する方向である。
そして、実施例1の液晶表示装置の場合、液晶層に電界を印加すると、液晶分子301の配向は、図10の下段右側に示すような配向に変形する。実施例1の液晶表示装置の場合、くし歯状電極部107aの突出部107bの近傍では、くし歯状電極部107aの辺の向きがx方向とは異なる方向になるので、突出部107bの周辺では、辺の向きに合わせて電気力線5の方向が変化し、液晶分子301の配向が変化する。そのため、たとえば、図10の下段右側に示した領域AR2や領域AR3のように突出部107bの上に位置する液晶分子301はスプレイ変形をする。また、図10の下段右側に示した領域AR4のように2つの突出部107bの間にある液晶分子はベンド変形をする。つまり、この部分での液晶分子301の配向の変形に関する弾性定数には、ツイスト変形に関連する弾性定数k22に加え、スプレイ変形に関連する弾性定数k11およびベンド変形に関連する弾性定数k33が付加され、従来のIPS方式の液晶表示装置における弾性定数よりも大きくなる。その結果、弾性定数と反比例する立ち上がり応答時間および立ち下がり応答時間は短くなる。
図11は、実施例1の別の効果を説明するための相対透過率の時間変化を示すグラフ図である。
従来の横電界方式の液晶表示装置は、前述のように、縦電界方式の液晶表示装置に比べて応答時間が長くなるという問題があった。そして、その問題に関連して、高透過率の状態から低透過率の状態に切り替える時に、所定の透過率まで低下する時間が長くなるという問題があった。
従来の横電界方式(IPSモード)の液晶表示装置と、TN方式(TNモード)の液晶表示装置について、相対透過率の時間変化を調べると、たとえば、図11に示したようになる。なお、図11は、ほぼ同等の応答を示すTNモードの液晶表示装置とIPSモードの液晶表示装置の応答曲線を重ねて示した図である。
図11に示した応答曲線のうち、たとえば、相対透過率が低透過率(0%)の状態から高透過率(100%)の状態に切り替えたときに、透過率が100%になるまでの応答時間を比較すると、点線で示したTNモードの応答時間に比べて、実線で示したIPSモードの応答時間のほうが長くなるが、その時間差は0.1秒程度で比較的短い。
一方、相対透過率が低透過率(0%)の状態から高透過率(100%)の状態に切り替えたときに、透過率が100%になるまでの応答時間を比較すると、点線で示したTNモードの応答時間に比べて、実線で示したIPSモードの応答時間のほうが0.2秒から0.3秒長くなる。特に、相対透過率が10%程度になってから0%になるまでの時間が長い。つまり、従来のIPSモードの液晶表示装置は、たとえば、白表示から黒表示に切り替えるときに、TNモードの液晶表示装置に比べて黒表示になるまでの時間が長くなるという問題があった。
この表示の切り替えに関する問題は、液晶層に電界を印加して液晶分子の配向を変形させたときの弾性エネルギーの大きさ(増加量)と関係している。液晶分子の配向を変形させたときの弾性エネルギーfelaは、スプレイ変形に関連する弾性率をk11,ツイスト変形に関連する弾性率をk22,ベンド変形に関連する弾性率をk33とすると、下記(式9)のように表される。
Figure 0004884820
また、従来の横電界方式(IPSモード)の液晶表示装置の場合、液晶分子の配向の変形は、ツイスト変形が支配的であるため、前記(式9)は、下記(式10)のように近似できる。
Figure 0004884820
また、前述のように、ツイスト変形に関連する弾性率k22は、スプレイ変形に関連する弾性率k11やベンド変形に関連する弾性率k33の1/2から1/3程度である。そのため、ベンド変形が支配的なVA方式の液晶表示装置や、スプレイ変形およびツイスト変形ならびにベンド変形が組み合わさっているTN方式の液晶表示装置に比べで弾性エネルギーが小さい。その結果、従来の横電界方式の液晶表示装置では、弾性エネルギーの増加にともなう復元力が小さく、電界の印加により変形した液晶分子の配向が電界を印加していない元の状態に戻るまでの時間が長くなると考えられる。
一方、実施例1の液晶表示装置では、画素電極のくし歯状電極部107aに突出部107bを設け、突出部107bの周辺の液晶分子301の配向に、スプレイ変形やベンド変形を誘起している。そのため、実施例1の液晶表示装置における弾性エネルギーは、前記(式9)のように表され、従来の横電界方式の液晶表示装置に比べて、液晶分子301の配向の変形による弾性エネルギーの増加量が大きくなる。その結果、液晶分子の配向の復元力が大きくなり、電界の印加により変形した液晶分子の配向が電界を印加していない元の状態に戻るまでの時間を短くすることができると考えられる。
以上のようなことから、実施例1の横電界方式の液晶表示装置は、従来の横電界方式の液晶表示装置に比べて応答時間を短縮でき、動画表示性能を向上させることができる。
また、本願発明者らは、実施例1の液晶表示装置において、画素電極107のくし歯状電極部107aに、たとえば、図7に示したような突出部107bを設けたときの、くし歯状電極部107aの形状と応答特性、透過率の関係について調べている。具体的には、図7に示した1つのくし歯状電極部107aの電極幅W,2つのくし歯状電極部107aの間に形成される開口部(スリット)を介して対向する2つの辺に設けられた突出部107bの間隔L,突出部107bのy方向の高さ(凸部振幅)a,凸部振幅の半分の高さにおける突出部107bの幅(凸部幅)b,くし歯状電極部107aの1つの辺に設けられた突出部107bの間隔(凸部ピッチ)pの値を変えたときの応答時間および透過率を調べて比較している。その結果の一例を表1に示す。
Figure 0004884820
なお、応答時間および透過率は、コンピュータ・シミュレーションにより調べており、シミュレーションに使用したモデルでは、共通電極109の膜厚を140nm,画素電極107の膜厚を77nm,共通電極109と画素電極107の間に介在する第1の絶縁層102および第2の絶縁層106の総厚を700nm,配向膜108の膜厚を100nmにしている。また、液晶材料3は、誘電率異方性Δεを4.0,複屈折異方性Δnを0.103,回転粘性率γ1を67(mPa・s),NI点を70.5℃,液晶層の厚さ(セルギャップ)を4.0μmにしている。
また、表1には、比較のための、突出部を設けていない従来の横電界方式の液晶表示装置における応答時間と透過率も示している。
表1に示したように、電極幅Wおよび突出部107bの間隔Lを従来の値と合わせ、従来と同じようにラビング角度を10度にした場合、凸部振幅aおよび凸部幅bがそれぞれ2μmの突出部107bを、4μmの間隔(凸部ピッチp=4μm)で設けた場合、従来の横電界方式の液晶表示装置に比べて、応答時間は短くなるが、透過率は変化しない。
また、電極幅Wを固定して、凸部振幅aおよび凸部幅bを大きくし、突出部107bの間隔Lを狭くしていくと、応答時間はさらに短くなるが、それに合わせて透過率が低くなる。
つまり、実施例1の液晶表示装置において、画素電極のくし歯状電極部107aに設ける突出部107bの形状は、3つの形状パラメータa,b,p−bと、立ち下がり応答特性および透過率の関係を考慮した上で決めることが望ましい。
図12は、実施例1の液晶表示装置の第1の変形例を説明するための模式図である。なお、図12は、図7と同様に、図3に示した領域AR1における画素電極の構成のみを示した模式平面図である。
実施例1の液晶表示装置では、たとえば、図7に示したように、画素電極107のくし歯状電極部107aの延在方向(x方向)に沿った辺に、y方向に突出する突出部107bを設けることでくし歯状電極部107aのy方向の幅を変動させ、液晶分子の配向にスプレイ変形やベンド変形を誘起している。しかしながら、液晶分子の配向にスプレイ変形やベンド変形を誘起させる方法には、突出部107bを設ける方法に限らず、たとえば、図12に示すように、電極幅Wのくし歯状電極部107aに、y方向に後退する凹部107cを設ける方法もある。くし歯状電極部107aに凹部107cを設けた場合も、くし歯状電極部107aのx方向に沿った辺の向きが凹部107cで変化し、突出部107bを設けた場合と同様のスプレイ変形やベンド変形が誘起され、凹部107cを設けていない従来の横電界方式の液晶表示装置に比べて応答時間が短くなると考えられる。
そこで、本願発明者らは、画素電極のくし歯状電極部107aに、図12に示したような凹部107cを設けたときの、くし歯状電極部107aの形状と応答特性、透過率の関係について、1つのくし歯状電極部107aの電極幅W,2つのくし歯状電極部107aの間に形成される開口部(スリット)を介して対向する2つの辺に設けられた凹部107cの間隔L,凹部107cのy方向の後退量(凹部振幅)a,凹部振幅の半分の高さにおける凹部107cの幅(凹部幅)b,くし歯状電極部107aの1つの辺に設けられた凹部107cの間隔(凹部ピッチ)pの値を変えたときの応答時間および透過率を調べて比較している。その結果の一例を表2に示す。
Figure 0004884820
なお、応答時間および透過率は、コンピュータ・シミュレーションにより調べており、シミュレーションに使用したモデルでは、共通電極109の膜厚を140nm,画素電極107の膜厚を77nm,共通電極109と画素電極107の間に介在する第1の絶縁層102および第2の絶縁層106の総厚を700nm,配向膜108の膜厚を100nmにしている。また、液晶材料3は、誘電率異方性Δεを4.0,複屈折異方性Δnを0.103,回転粘性率γ1を67(mPa・s),NI点を70.5℃,液晶層の厚さ(セルギャップ)を4.0μmにしている。
また、表2には、比較のための、突出部を設けていない従来の横電界方式の液晶表示装置における応答時間と透過率も示している。
表2に示したように、電極幅Wおよび凹部107cの間隔Lを従来の値と合わせ、従来と同じようにラビング角度を10度にした場合、凹部振幅aおよび凹部幅bがそれぞれ2μmの突出部を4μmの間隔で設けた場合、従来の横電界方式の液晶表示装置に比べて、応答時間は短くなるが、透過率は変化しない。
また、電極幅Wを固定して、凹部振幅aおよび凹部幅bを大きくし、凹部107cの間隔Lを狭くしていくと、応答時間はさらに短くなるが、それに合わせて透過率が低くなる。
つまり、画素電極のくし歯状電極部107aに、図12に示したような凹部107cを設けた場合も、突出部107bを設けた場合と同様に、応答時間を短縮でき、横電界方式の液晶表示装置の動画表示性能を向上させることができる。
図13は、実施例1の液晶表示装置の第2の変形例を説明するための模式図である。図14は、実施例1の液晶表示装置の第3の変形例を説明するための模式図である。なお、図13および図14は、図7と同様に、図3に示した領域AR1における画素電極の構成のみを示した模式平面図である。
実施例1の液晶表示装置では、たとえば、図7に示すように、画素電極107のくし歯状電極部107aの延在方向(x方向)に沿った2つの辺のそれぞれに突出部107bを設けているが、これに限らず、たとえば、図13に示すように、画素電極107のくし歯状電極部107aの延在方向(x方向)に沿った2つの辺のうちの一方の辺のみに突出部107bを設けてもよいことはもちろんである。また、同様に、たとえば、図14に示すように、画素電極107のくし歯状電極部107aの延在方向(x方向)に沿った2つの辺のうちの一方の辺のみに凹部107cを設けてもよいことはもちろんである。このとき、各くし歯状電極部107aの形状は、たとえば、図13および図14に示すように、隣接する2本のくし歯状電極部107aの間に形成されるスリットを介して対向する2つの辺のうち、一方の辺のみに突出部107bまたは凹部107cが設けられているような形状にすることが望ましい。
図15は、実施例1の液晶表示装置の第4の変形例を説明するための模式図である。なお、図15は、図7と同様に、図3に示した領域AR1における画素電極の構成のみを示した模式平面図である。
実施例1の液晶表示装置では、たとえば、図7に示すように、隣接する2本のくし歯状電極部107aの間に形成されるスリットを介して対向する2つの突出部107bは、x方向でみた位置が同じであるが、これに限らず、たとえば、図15に示すように、隣接する2本のくし歯状電極部107aの間に形成されるスリットを介して対向する2つの突出部107bのx方向でみた位置が、1つの辺の突出部107bの間隔pよりも短い距離δpだけずれていてもよい。なお、この突出部のx方向でみた位置のずれδpは、たとえば、1つの辺の突出部の間隔pの半分(p/2)であることが望ましいが、これに限らず、任意の距離だけずれていてもよい。
本願発明者らは、画素電極107のくし歯状電極部107aに、図15に示したような突出部107bを設けたときの、くし歯状電極部107aの形状と応答特性、透過率の関係について、1つのくし歯状電極部107aの電極幅W,2つのくし歯状電極部107aの間に形成される開口部(スリット)を介して対向する2つの辺に設けられた突出部107bの間隔L,突出部107bのy方向の高さ(凸部振幅)a,凸部振幅の半分の高さにおける突出部107bの幅(凸部幅)b,くし歯状電極部107aの1つの辺に設けられた突出部107bの間隔(凸部ピッチ)p,スリットを介して対向する2つの突出部107bのx方向でみた位置のずれδpの値を変えたときの応答時間および透過率を調べて比較している。その結果の一例を表3に示す。
Figure 0004884820
なお、応答時間および透過率は、コンピュータ・シミュレーションにより調べており、シミュレーションに使用したモデルでは、共通電極109の膜厚を140nm,画素電極107の膜厚を77nm,共通電極109と画素電極107の間に介在する第1の絶縁層102および第2の絶縁層106の総厚を700nm,配向膜108の膜厚を100nmにしている。また、液晶材料3は、誘電率異方性Δεを4.0,複屈折異方性Δnを0.103,回転粘性率γ1を67(mPa・s),NI点を70.5℃,液晶層の厚さ(セルギャップ)を4.0μmにしている。
また、表2には、比較のための、突出部を設けていない従来の横電界方式の液晶表示装置における応答時間と透過率も示している。
表3に示した結果からもわかるように、スリットを介して対向する2つの突出部107bのx方向でみた位置を距離δpだけずらしても、ずらしていない場合と同様に、応答時間を短縮でき、横電界方式の液晶表示装置の動画表示性能を向上させることができる。
図16は、実施例1の液晶表示装置の第5の変形例を説明するための模式図である。なお、図16は、図7と同様に、図3に示した領域AR1における画素電極の構成のみを示した模式平面図である。
実施例1の液晶表示装置は、たとえば、図7に示したように、画素電極のくし歯状電極部のx方向に沿った2つの辺に突出部107bのみを設けている。また、たとえば、図12に示した第1の変形例では、くし歯状電極部107aのx方向に沿った2つの辺に凹部107cのみを設けている。しかしながら、実施例1の液晶表示装置では、これら突出部107bのみまたは凹部107cのみの形状に限らず、たとえば、図16に示すように、1つのくし歯状電極部107aの2つの辺のそれぞれに、突出部107bおよび凹部107cを交互に設けてもよい。このとき、1つのくし歯状電極部107aの2つの辺に設ける突出部107bおよび凹部107cは、たとえば、突出部107b同士のx方向でみた位置および凹部107c同士のx方向でみた位置が同じになるようにする。また、スリットを介して対向する2つの辺の突出部107bおよび凹部107cは、たとえば、一方の辺の突出部107bと他方の辺の凹部107cのx方向でみた位置が同じになるようにする。
本願発明者らは、画素電極107のくし歯状電極部107aに、図16に示したような突出部107bおよび凹部107cを設けたときの、くし歯状電極部107aの形状と応答特性、透過率の関係について、1つのくし歯状電極部107aの電極幅W,2つのくし歯状電極部107aの間に形成される開口部(スリット)を介して対向する2つの辺に設けられた突出部107bと凹部107cの間隔L,突出部107bおよび凹部107cのy方向の高さ(凸部振幅および凹部振幅)a,振幅aの半分の高さにおける突出部107bおよび凹部107cの幅(凸部幅および凹部幅)b,くし歯状電極部107bの1つの辺に設けられた突出部107bと凹部107cの間隔(ピッチ)pの値を変えたときの応答時間および透過率を調べて比較している。その結果の一例を表4に示す。
Figure 0004884820
なお、応答時間および透過率は、コンピュータ・シミュレーションにより調べており、シミュレーションに使用したモデルでは、共通電極109の膜厚を140nm,画素電極107の膜厚を77nm,共通電極109と画素電極107の間に介在する第1の絶縁層102および第2の絶縁層106の総厚を700nm,配向膜108の膜厚を100nmにしている。また、液晶材料3は、誘電率異方性Δεを4.0,複屈折異方性Δnを0.103,回転粘性率γ1を67(mPa・s),NI点を70.5℃,液晶層の厚さ(セルギャップ)を4.0μmにしている。
また、表4には、比較のための、突出部を設けていない従来の横電界方式の液晶表示装置における応答時間と透過率も示している。
表4に示した結果からもわかるように、突出部107bおよび凹部107cを交互に設けた場合も、突出部107bのみを設けた場合、あるいは凹部107cのみを設けた場合と同様に、応答時間を短縮でき、横電界方式の液晶表示装置の動画表示性能を向上させることができる。
図17は、実施例1の液晶表示装置の第6の変形例を説明するための模式図である。なお、図17は、図7と同様に、図3に示した領域AR1における画素電極の構成のみを示した模式平面図である。
ここまでの説明において、実施例1の液晶表示装置は、たとえば、画素電極107のくし歯状電極部107aのx方向に沿った2つの辺に突出部107bあるいは凹部107cを設けることで、1つのくし歯状電極部107aのy方向の幅を複数回変動させている。しかしながら、くし歯状電極部107bの形状は、このように幅を変動させる形状に限らず、たとえば、y方向でみた位置がx方向の辺の長さよりも短い間隔で複数回変動するような形状にしてもよい。そのような形状としては、たとえば、図17に示すように、1つのくし歯状電極部107aの2つの辺のうちの、一方の辺には突出部107bを設け、他方の辺には凹部107bを設け、かつ、突出部107bと凹部107cのx方向でみた位置が同じになるような形状が考えられる。この形状の場合、くし歯状電極部107aの電極幅をWとすると、突出部107bおよび凹部107cが設けられた位置でのy方向でみた幅もWになる。
くし歯状電極の形状が、図17に示したような形状の場合も、突出部107bおよび凹部107cの周辺では、液晶分子の配向にスプレイ変形やベンド変形が誘起されるので、従来の横電界方式の液晶表示装置に比べて応答時間を短縮し、動画表示性能を向上させることができる。
また、詳細な説明は省略するが、実施例1の液晶表示装置におけるくし歯状電極部107aの形状は、図7および図12から図17に示したような形状を基本的な形状として、それを元にした種々の形状が適用できることはもちろんである。
図18および図19は、本発明による実施例2の液晶表示装置で用いる液晶表示パネルの画素電極の概略構成を示す模式図である。図18は、実施例2の液晶表示装置の画素電極の概略構成を示す模式平面図である。図19は、図18に示した領域AR5の画素電極の構成例を示す模式平面図である。
実施例1で挙げた液晶表示装置の画素電極107は、くし歯状電極部107aが、走査信号線101の延在方向(x方向)に延在し、映像信号線103の延在方向(y方向)に並んで配置されている。しかしながら、くし歯状電極部107aを有する画素電極107におけるくし歯状電極部107aの延在方向は、x方向に限らず、x方向に対して斜め方向に延在している場合もある。実施例2では、くし歯状電極部107aの延在方向が、x方向に対して斜め方向に延在している画素電極107の構成例について説明する。
なお、実施例2の液晶表示装置において、実施例1の液晶表示装置と異なる点は、画素電極107の形状(構成)のみである。そのため、液晶表示装置や液晶表示パネルの概略構成、TFT基板1の1画素の構成などの説明は省略する。
くし歯状電極部107aの延在方向がx方向に対して斜め方向に延在している画素電極107には、たとえば、図18に示すように、概略くの字型のくし歯状電極部107aがy方向に並んで配置されているものがある。この場合、各くし歯状電極部107aを、x方向でみた中心線M1で2つにわけて考えると、中心線M1より左側の領域では、u1方向に延在するくし歯状電極部107aが、u1方向と直交するv1方向に並んで配置されているとみることができる。また、中心線M1より右側の領域では、u2方向に延在するくし歯状電極部107aが、u2方向と直交するv2方向に並んで配置されているとみることができる。
そして、図18に示したような画素電極107の場合、中心線M1より左側の領域では、たとえば、図19に示すように、各くし歯状電極部107aのu1方向に沿った辺に突出部107bを設ける。またこのとき、各くし歯状電極部107aに設ける突出部107bは、たとえば、スリットを介して対向する2つの突出部107bの、u1方向でみた位置が同じ位置になるようにする。このようにすれば、図19に示したくし歯状電極部107aのu1方向およびv1方向が、図7に示したくし歯状電極部107aのx方向およびy方向と一致する。また、図示は省略するが、中心線M1より右側の領域については、各くし歯状電極107aの形状を、図19を左右反転させた形状にすることで、くし歯状電極部107aのu2方向およびv2方向が、図7に示したくし歯状電極部107aのx方向およびy方向と一致する。そのため、実施例2の液晶表示装置においても、従来の横電界方式の液晶表示装置に比べて応答時間を短縮し、動画表示性能を向上させることができる。
また、図示および詳細な説明は省略するが、実施例2の液晶表示装置においても、各くし歯状電極部107aに突出部107bを設ける代わりに、凹部107cを設けてもよいことはもちろんである。
図20は、実施例2の液晶表示装置の第1の変形例を説明するための模式図である。図21は、実施例2の液晶表示装置の第2の変形例を説明するための模式図である。なお、図20および図21は、図19と同様に、図18に示した領域AR5における画素電極の構成のみを示した模式平面図である。
実施例2の液晶表示装置における画素電極107の形状は、本質的には実施例1の液晶表示装置における画素電極107の形状と等価であり、くし歯状電極部107aの延在方向が異なるだけである。そのため、実施例2の画素電極においても、たとえば、図20に示すように、くし歯状電極部107aのu1方向に沿った2つの辺のうちの一方の辺のみに突出部107bを設けてもよいことはもちろんである。また、図示は省略するが、くし歯状電極部107aのu1方向に沿った2つの辺のうちの一方の辺のみに凹部107cを設けてもよいことはもちろんである。
また、くし歯状電極部107aのu1方向に沿った2つの辺の両方に突出部107bを設ける場合、たとえば、図21に示すように、スリットを介して対向する2つの辺の突出部107bのu1方向でみた位置がδpだけずれていてもよいことはもちろんである。
またさらに、図示および詳細な説明は省略するが、実施例2の液晶表示装置においても、くし歯状電極部107aのu1方向に沿った2つの辺の形状が、図12から図17に示したような形状のいずれか、あるいはそれを元にした別の形状であってもよいことはもちろんである。
図22は、実施例2の画素電極の形状の第1の応用例を説明するための模式図である。図23は、実施例2の画素電極の形状の第2の応用例を説明するための模式図である。
実施例2の液晶表示装置における画素電極107の形状において特徴となる点は、くし歯状電極部107aの延在方向が走査信号線101の延在方向(x方向)とは異なる点である。そして、くし歯状電極部107aの延在方向を、走査信号線101の延在方向(x方向)に対して斜め方向にした画素電極107の形状は、図18に示したような形状に限らず、種々の形状が提案されている。
くし歯状電極部107aの延在方向を、走査信号線101の延在方向(x方向)に対して斜め方向にした画素電極107には、たとえば、図22に示したように、各くし歯状電極部107aがu2方向に単調に延在する形状のものがある。このような形状の場合も、各くし歯状電極部107aの延在方向(u2方向)を実施例1で挙げたくし歯状電極部107aの延在方向(x方向)、u2方向と直交するv2方向を実施例1で挙げたくし歯状電極部107aの配置方向(y方向)とみなし、突出部107bまたは凹部107cを設けることで、従来の横電界方式の液晶表示装置に比べて応答時間を短縮し、動画表示性能を向上させることができる。
また、各くし歯状電極部107aが走査信号線101の延在方向(x方向)に対して斜め方向に単調に延在する画素電極107には、たとえば、図23に示すように、y方向でみた中心線M2を境にして、中心線M2より上側の領域ではくし歯状電極部107aがu2方向に延在し、中心線M2より下側の領域ではくし歯状電極部107aがu1方向に延在する形状のものもある。この場合も、中心線M2より上側の領域と、下側の領域のそれぞれで、くし歯状電極部107aの延在方向(u2方向またはu1方向)に沿った辺に突出部107bまたは凹部107cを設けることで、従来の横電界方式の液晶表示装置に比べて応答時間を短縮し、動画表示性能を向上させることができる。
図24は、実施例2の液晶表示装置の第3の変形例を説明するための模式図である。なお、図24は、図19と同様に、図18に示した領域AR5における画素電極の構成のみを示した模式平面図である。
実施例2の液晶表示装置では、各くし歯状電極部107aが走査信号線101の延在方向(x方向)に対して斜め方向であるu1方向またはu2方向に延在する画素電極107を例に挙げている。このとき、各くし歯状電極部107aに設ける突出部107bは、たとえば、図19に示したように、延在方向(u1方向)と直交するv1方向に突出させており、かつ、突出部107bのu1方向でみた位置が同じ位置になるように設けている。
しかしながら、実施例2の液晶表示装置では、前述のような構成に限らず、たとえば、図24に示すように、u1方向に延在するくし歯状電極部107aに、y方向に突出し、かつ、x方向でみた位置が同じ位置になるような突出部107bを設けてもよい。
以上、本発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であることはもちろんである。
液晶表示パネルの概略構成を示す模式平面図である。 図1のA−A’線における模式断面図である。 実施例1の液晶表示パネルのTFT基板における1画素の構成例を示す模式平面図である。 図3のB−B’線における模式断面図である。 図3のC−C’線における模式断面図である。 図3に示した領域AR1の画素電極の構成例を示す模式平面図である。 図3に示した領域AR1の画素電極の実際の構成例を示す模式平面図である。 液晶層に電界を印加したときの液晶分子の配向の変形の種類を説明するための模式図である。 実施例1の液晶表示装置において液晶層に印加される電界を示す模式断面図である。 従来の液晶表示装置と実施例1の液晶表示装置における液晶分子の配向の変形を比較するための模式平面図である。 実施例1の別の効果を説明するための相対透過率の時間変化を示すグラフ図である。 実施例1の液晶表示装置の第1の変形例を説明するための模式図である。 実施例1の液晶表示装置の第2の変形例を説明するための模式図である。 実施例1の液晶表示装置の第3の変形例を説明するための模式図である。 実施例1の液晶表示装置の第4の変形例を説明するための模式図である。 実施例1の液晶表示装置の第5の変形例を説明するための模式図である。 実施例1の液晶表示装置の第6の変形例を説明するための模式図である。 実施例2の液晶表示装置の画素電極の概略構成を示す模式平面図である。 図18に示した領域AR2の画素電極の構成例を示す模式平面図である。 実施例2の液晶表示装置の第1の変形例を説明するための模式図である。 実施例2の液晶表示装置の第2の変形例を説明するための模式図である。 実施例2の画素電極の形状の第1の応用例を説明するための模式図である。 実施例2の画素電極の形状の第2の応用例を説明するための模式図である。 実施例2の液晶表示装置の第3の変形例を説明するための模式図である。
符号の説明
1…TFT基板(第1の基板)
100…ガラス基板
101…走査信号線
102…第1の絶縁層
103…映像信号線
103a…ドレイン電極部
104…半導体層
105…ソース電極
106…第2の絶縁層
107…画素電極
107a…くし歯状電極部
107b…突出部
107c…凹部
108…配向膜
109…共通電極
110…共通信号線
111…導電パッド
112…ブリッジ配線
2…対向基板(第2の基板)
3…液晶材料(液晶層)
4…シール材
5…電気力線
TH1,TH2,TH3…スルーホール

Claims (3)

  1. 一対の基板の間に、正の誘電率異方性を持つ液晶材料が挟持された液晶表示パネルを有し、
    前記一対の基板のうちの一方の基板に、平板状の共通電極と、絶縁層を介して前記共通電極と平面でみて重なる画素電極を有し、
    前記画素電極は、第1の方向に延在し、前記第1の方向と直交する第2の方向に並べて配置された複数本のくし歯状電極部を有する液晶表示装置であって、
    前記画素電極の各くし歯状電極部は、前記第2の方向に沿った幅が、前記第1の方向に延びる辺の長さよりも短い間隔で、複数回変動し、
    前記各くし歯状電極部は、前記第1の方向に延びる2つの辺のそれぞれに、前記第2の方向に突出する箇所を複数箇所有し、
    隣接する2本のくし歯状電極部の、前記2本のくし歯状電極部の間に形成されるスリットを介して対向する2つの辺の前記突出する箇所は、前記第1の方向でみた位置が、1つの辺の前記突出する箇所の間隔よりも短い距離だけずれていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記対向する2つの辺の前記突出する箇所は、前記第1の方向でみた位置が、前記1つの辺の前記突出する箇所の前記間隔の半分の距離だけずれていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 一対の基板の間に、正の誘電率異方性を持つ液晶材料が挟持された液晶表示パネルを有し、
    前記一対の基板のうちの一方の基板に、平板状の共通電極と、絶縁層を介して前記共通電極と平面でみて重なる画素電極を有し、
    前記画素電極は、第1の方向に延在し、前記第1の方向と直交する第2の方向に並べて配置された複数本のくし歯状電極部を有する液晶表示装置であって、
    前記画素電極の各くし歯状電極部は、前記第2の方向に沿った幅が、前記第1の方向に延びる辺の長さよりも短い間隔で、複数回変動し、
    前記各くし歯状電極部は、前記第1の方向に延びる2つの辺のそれぞれに、前記第2の方向に突出する箇所および後退する箇所を交互に有し、
    隣接する2本のくし歯状電極部の、前記2本のくし歯状電極部の間に形成されるスリットを介して対向する2つの辺の前記突出する箇所および前記後退する箇所は、前記第1の方向でみた一方の辺の前記突出する箇所と他方の辺の前記後退する箇所の位置が同じであることを特徴とする液晶表示装置。
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