JP2014206639A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高速でありながら透過率を向上することができる液晶表示装置を提供する。【解決手段】第1のくし歯状電極は、X方向に延在する複数の第1の電極部E1と、複数の第1の電極部E1のそれぞれの一端を連結しY方向に延在する第2の電極部E2を有する。第2のくし歯状電極は、X方向に延在する複数の第3の電極部E3と、複数の第3の電極部E3のそれぞれの一端を連結しY方向に延在する第4の電極部E4を有する。該第1のくし歯状電極の電極E1間に該第2のくし歯状電極の電極E3が入り込むように構成され、くし歯状電極E3の両側にスリット1を有する。くし歯状電極E3の両側のスリット1で液晶の回転方向が反対となるように、くし歯状電極の長手方向に液晶を配向させる。【選択図】図6
Description
本開示は、液晶表示装置に関し、例えば、高速液晶表示モードに適用可能である。
液晶表示装置は、光源の透過光量を調節することで画像を表示する非発光型のディスプレイである。液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)は、薄型,軽量,低消費電力といった特徴を有する。現在、広視野角を達成できる代表的な液晶表示方式としてIPS(In Plane Switching)方式が挙げられる。IPS方式は、横電界によって液晶分子が面内方向で回転することで、実効的な光軸を面内で回転させ、透過率を制御する液晶駆動方式である。横電界を印加するためには、様々な方法が提案されており、最も一般的な方法は、画素電極と共通電極を同一基板に形成し、くし歯(ストライプ)状電極を用いる方法である。くし歯状電極による横電界印加は、画素電極と共通電極の両方をくし歯状にする方法と、画素電極をくし歯状にし絶縁層を介してべた平面状の共通電極を配置する方法(IPS−Pro(Provectus)またはFFS(Fringe Field Switching))などがある(特許文献1、特許文献2)。
本願発明者らは、IPS−Pro方式において高速液晶表示モードを検討していたが、次のような問題があることを見出した。
画素電極を、くし歯状電極を対向させて形成したスリット構造にし、ラビング角度をゼロにすることにより、くし歯状電極のスリットの両側で液晶の回転方向が反対となるために高速化が可能である。しかしながら、透過率が低いという問題がある。
画素電極を、くし歯状電極を対向させて形成したスリット構造にし、ラビング角度をゼロにすることにより、くし歯状電極のスリットの両側で液晶の回転方向が反対となるために高速化が可能である。しかしながら、透過率が低いという問題がある。
本開示のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、液晶表示装置の画素電極は1対のくし歯状電極を有し、一方のくし歯状電極の電極間に他方のくし歯状電極が入り込むように構成され、くし歯状電極の長手方向に液晶配向するようにされる。
すなわち、液晶表示装置の画素電極は1対のくし歯状電極を有し、一方のくし歯状電極の電極間に他方のくし歯状電極が入り込むように構成され、くし歯状電極の長手方向に液晶配向するようにされる。
上記の液晶表示装置によれば、高速でありながら透過率を向上することができる。
以下、実施例、変形例、比較例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施例、変形例、比較例を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
以下の説明では、液晶配向(液晶の初期配向)はラビング法を用いているが、光配向などの他の配向処理方法を用いてもよい。
本願発明者らは、本開示に先立ってIPS−Pro方式において高速液晶表示モードを検討していたが、問題があることを見出した。その問題点について以下説明する。
まず、一般的なIPS−Pro構造の液晶表示装置について説明する。図1は一般的なIPS−Pro構造の液晶表示装置における1画素の断面を模式的に示した図である。液晶表示装置は、主に第1の基板SUB1と第2の基板SUB2と液晶層LCLからなり、第1の基板SUB1と第2の基板SUB2は、液晶層LCLを挟持する。第1の基板SUB1および第2の基板SUB2は、液晶層LCLに近接する面上に液晶層LCLの配向状態を安定化するために、第1の配向膜AL1および第2の配向膜AL2を備える。また、第2の基板SUB2の液晶層LCLに近接する面上には、液晶層LCLに電圧を印加するための手段を備える。なお、第1の基板SUB1には第1の偏光板PL1が、第2の基板SUB2には第2の偏光板PL2が取り付けられている。
第1の基板SUB1は、ガラス製である。第1の基板SUB1と液晶層LCLの間には、第1の配向膜AL1、平坦化膜LL、カラーフィルタCF、ブラックマトリクスBMが順次積層されている。第1の配向膜AL1は、ポリイミド系の有機高分子膜であり、水平配向膜である。平坦化膜LLはアクリル系樹脂であり、透明性に優れ、下地の凹凸を平坦化し、かつ溶剤の浸透を防ぐ機能を有する。カラーフィルタCFは赤色,緑色,青色を呈するストライプ状の各部分が繰り返し配列された平面構造を有する。ブラックマトリクスは黒色顔料を含むレジストからなり、画素境界部に対応するように格子状の平面分布構造を有する。また、第1の基板SUB1に対して、液晶層LCLが配置された側とは反対側に、帯電防止用の裏面電極BEが配置される。裏面電極BEは、ベタ平面状の平面分布を示し、ITO(Indium Tin Oxide、インジウム錫酸化物)製である。
第2の基板SUB2は、第1の基板SUB1と同様にガラス製である。第2の基板SUB2と液晶層LCLの間には、主に第2の配向膜AL2、画素電極PE、層間絶縁膜PCIL、共通電極CE、アクティブ素子(不図示)、走査配線GL、ソース配線SLを備える。第2の配向膜AL2は、第1の配向膜AL1と同様に、ポリイミド系の有機高分子膜からなる水平配向膜である。画素電極PEと共通電極CEは、いずれも透明性と導電性に優れたITOである。両者は、窒化珪素(SiN)製の層間絶縁膜PCILによって隔たれている。画素電極PEの平面形状はくし歯状であるのに対し、共通電極CEは空孔部(コンタクトホール)を有するものの、各画素のほぼ全面に渡って分布している。
本開示は図1中の画素電極構造が最も重要であるため、今後は画素電極PE、層間絶縁膜PCIL、共通電極CEのみを記載する。なお、以下の本開示に先立って検討したIPS−Pro技術(比較例)および実施例に係る液晶表示装置の画素電極の形状および液晶配向方向が、図1における液晶表示装置の画素電極の形状および液晶配向方向と異なるが、その他の構造は図1と同じである。なお、図1は、図2におけるS1−S2断面に対応するものであるが、画素電極PEの形状および液晶配向方向が異なっている。
図2は比較例に係る液晶表示装置の画素構造の平面図である。図2に示すように画素電極PEの平面形状は長方形状であり、スリット1とコンタクトホールCHを有する。画素電極PEはスリット1によって1対のくし歯状電極を構成している。画素電極PEの各くし歯状電極部の長手方向(X方向)は、走査線GLの延在方向(X方向)と平行になるように形成される。また、図2において左右1対のくし歯電極が略半ピッチずれた状態となるように形成されている。画素電極PEより下層にある共通電極CEは、図示されていないが、コンタクトホールCH部で空孔部を有するものの、各画素のほぼ全面に渡って分布している。画素電極PEの長手方向(Y方向)に沿ってその外側にソース線SLが延在している。また、画素電極PEの短手方向(X方向)に沿ってその外側に走査線GLが延在している。アクティブ素子の薄膜トランジスタTFTは共通電極CEより下層にある。
図3は図2におけるDの領域を拡大した電極構造を示す図である。図3(a)は図3(b)におけるA−A’断面図、図3(b)は平面図である。画素電極PEは共通電極CEの上に層間絶縁膜PCILを介して配置されている。また、ラビング方向(液晶配向方向)は画素電極PEのくし歯電極部の長手方向である。図3(b)において上下1対のくし歯電極は半ピッチずれた状態となっている。上側のくし歯電極の先端を結んだ線と下側のくし歯電極の先端を結んだ線とは離れている。
図4は比較例に係る液晶表示装置の動作原理について説明した図面である。図4は図3におけるBの領域のみを記載した図面である。図4(a)は電界の向き、図4(b)は液晶の回転方向を示した図である。ラビング方向(液晶配向方向)は、画素電極PEのくし歯電極部の長手方向であり、液晶は正の誘電率異方性材料を使用している。そのため、くし歯電極間の液晶は右回転、左回転ともに等しいエネルギーとなるため回転方向が決まらない。しかしながら、図4(a)の電界の向きELが示すように、くし歯電極エッジもしくは付け根部分では電極に対して斜めの電界が発生する。図4(b)の液晶の回転方向LRが示すように、その斜め電界を基点として液晶の回転方向が決まる。つまり、くし歯電極の間で二つの異なる液晶の回転方向となる。このとき、従来のIPS−ProやFFSと比べて、同じ方向に回転する領域が小さくなるため、液晶配向のひずみが大きくなり、弾性力が増し高速に駆動することができる。
図5は比較例に係る液晶表示装置の透過率低減のメカニズムを説明した図面である。液晶の回転方向が異なる場合その境界でディスクリネーションが発生する。したがって、本開示に先立って検討したIPS−Pro技術に係る電極構造の場合、図5に示したように、電圧印加時にディスクリネーションライン(暗線発生箇所)DLが発生するはずである。ディスクリネーションラインDLが発生する箇所では、透過率が十分に得られない。
したがって、比較例に係る液晶表示装置では、高速化が可能であるが、透過率が低いという問題がある。
そこで、画素電極の構造を検討した。実施の形態に係る液晶表示装置は、べた平面形状の構造を有する共通電極と画素電極を具備し、画素電極は1対のくし歯状電極を有し、一方のくし歯状電極の電極間に他方のくし歯状電極が入り込むように構成され、くし歯状電極の長手方向に液晶配向(液晶の初期配向)するようにされる。実施の形態に係る液晶表示装置によれば、高速でありながら透過率を向上することができる。以下、実施の形態の一例について実施例を用いて詳細に説明する。
前述したように、実施例に係る液晶表示装置は、画素電極の形状および液晶配向方向が、図1における液晶表示装置の画素電極の形状および液晶配向方向と異なるが、その他の構造は図1と同じである。
図6は実施例に係る液晶表示装置の電極構造を示す図である。図6に示すように、1対のくし歯状電極が半ピッチずれて配置されているが、その先端がお互いのくし歯状電極間まで延びており、入れ子構造になっている。すなわち、一方のくし歯状電極間に他方のくし歯状電極が入り込んでいる。1対のくし歯状電極がちょうど半ピッチずれているのが、左右のバランスを考慮すると好ましいが、必ずしもちょうど半ピッチずれている必要はない。1対のくし歯状電極が入れ子構造になっていることが重要であり、くし歯状電極が1対以上画素内に存在していてもかまわない。画素電極PEの平面構造をより詳しく説明すると以下のようになる。
一方(第1)のくし歯状電極は、X方向に延在する複数の第1の電極部E1と、複数の第1の電極部E1のそれぞれの一端を連結しY方向に延在する第2の電極部E2を有する。他方(第2)のくし歯状電極は、X方向に延在する複数の第3の電極部E3と、複数の第3の電極部E3のそれぞれの一端を連結しY方向に延在する第4の電極部E4を有する。複数の第1の電極部E1および複数の第3の電極部E3のそれぞれは、長方形状である。第2の電極部E2と第4の電極部E4との間に、複数の第1の電極部E1と複数の第3の電極部E3が配置される。複数の第1の電極部E1の他端(先端)は第4の電極部E4に対向し、複数の第3の電極部E3の他端(先端)は第2の電極部E2に対向する。第1の電極部E1と第3の電極部E3が交互に配置される。第1の電極部E1の先端が、複数の第3の電極部E3の隣接する電極部で挟まれている。第3の電極部E3の先端が、複数の第1の電極部E1の隣接する電極部で挟まれている。1対のくし歯状電極は、比較例と同様に、長方形状の画素電極PEにスリットを入れることによって構成される。複数の第1の電極部E1および複数の第3の電極部E3は、同一方向に延在していればよく、必ずしもちょうどX方向に延在する必要はない。
実施例に係る画素電極構造により、比較例では液晶が動かなかった1対のくし歯状電極の間の液晶も動くことにより透過率が向上する。入れ子にする長さCは0以上であれば効果が得られる。入れ子構造にするために、比較例に比べて、くし歯状電極の間隔を広げるか、くし歯状電極の幅を狭くすればよい。
画素電極PEのくし歯状電極部分の形状以外は、比較例の構造と同じである。すなわち、図2、図3におけるくし歯状電極部分の形状以外の部分は、実施例の画素構造となる。ラビング方向(液晶配向方向)は、比較例と同様に画素電極PEのくし歯状電極の長手方向である。なお、画素電極PEの各くし歯状電極部の長手方向(X方向)は、走査線GLの延在方向(X方向)と平行になるように形成されるが、画素電極PEの各くし歯状電極部の長手方向は、それぞれ平行であればよく、必ずしも走査線GLの延在方向(X方向)と平行である必要はない。
図7は実施例に係る液晶表示装置の電極における電界の向きおよび発生するディスクリネーションの箇所を示した図面である。図7(a)は電界の向き、図7(b)は発生するディスクリネーションの箇所を示している。図7(b)と図5を比較することでわかるように、ディスクリネーション発生箇所が減少していることがわかる。これにより透過率を上昇させることができる。
図8は従来のIPS−Proの液晶表示装置と実施例に係る液晶表示装置とで電気光学応答についてシミュレーションした結果を示す図である。液晶材料の物性値は同じものを使用している。図8(a)は立ち下がり(off)の場合、図8(b)は立ち上がり(on)を示している。シミュレーション結果からも明らかなように実施例の電極構造にすることにより高速に駆動することができる。具体的には、図8(a)に示すように、100%−10%の応答で従来のIPS−Pro(図8においてはIPS−Proと表記)が約25msecであるのに対して、実施例は約6msecと高速化している。また、図8(b)に示すように、0%−90%の応答で従来のIPS−Proが約26msecであるのに対して、実施例は約10msecに高速化していることがわかる。図4(b)と同様に、くし歯状電極の間で二つの異なる液晶の回転方向となる。これによって、従来のIPS−ProやFFSと比べて、同じ方向に回転する領域が小さくなるため、液晶配向のひずみが大きくなり、弾性力が増し高速に駆動することができる。
図9は比較例に係る液晶表示装置の電極構造を用いた場合と、実施例に係る液晶表示装置の電極構造を用いた場合のセルを作製して、電圧−輝度を測定した結果を示す図である。図9からわかるように、実施例に係る液晶表示装置の電極構造を用いることによって輝度が約5%向上していることが確認できる。
実施例に係る液晶表示装置では、比較例と同様に、画素電極のくし歯状電極のスリットの両側で液晶の回転方向が反対になるために高速化することができる。言い換えると、画素電極のくし歯状電極の両側のスリットで液晶の回転方向が反対になるために高速化することができる。また、比較例では液晶が動かなかった所も実施例では液晶が動くことにより、透過率を向上することができる。
実施例に係る液晶表示装置では、高速応答が可能であるので、車載用液晶表示装置に適用することができる。また、動画性能が向上するので、スマートフォンやタブレット端末用の液晶表示装置に適用することができる。
<変形例1>
図10は変形例1に係る液晶表示装置の電極構造を示す図である。図10(a)は電界の向き、図10(b)は発生するディスクリネーションの箇所も示している。変形例1に係る液晶表示装置の画素電極構造は、図10に示すように入れ子構造の先端を突起構造にしている。突起構造とは、先端に向かうほど幅が狭くなっていく構造で、図10では三角形状となっている。図10(b)に示すように、1対のくし歯状電極間においてディスクリネーションは完全に発生しなくなることにより、透過率をさらに向上させることができる。変形例1に係る画素電極構造では、図10(a)に示すように、このとき入れ子構造箇所の電界が1対のくし歯状電極の間で連続的に変化することによりディスクリネーションの発生を抑制している。入れ子にする長さCは0以上であれば効果が得られる。実施例に係る画素電極構造では、図7(a)に示すように、くし歯状電極の先端部分では電界は連続的に変化していない。したがって、変形例1に係る液晶表示装置の画素電極構造の方が実施例に係る液晶表示装置の画素電極構造より透過率が大きくなる。
図10は変形例1に係る液晶表示装置の電極構造を示す図である。図10(a)は電界の向き、図10(b)は発生するディスクリネーションの箇所も示している。変形例1に係る液晶表示装置の画素電極構造は、図10に示すように入れ子構造の先端を突起構造にしている。突起構造とは、先端に向かうほど幅が狭くなっていく構造で、図10では三角形状となっている。図10(b)に示すように、1対のくし歯状電極間においてディスクリネーションは完全に発生しなくなることにより、透過率をさらに向上させることができる。変形例1に係る画素電極構造では、図10(a)に示すように、このとき入れ子構造箇所の電界が1対のくし歯状電極の間で連続的に変化することによりディスクリネーションの発生を抑制している。入れ子にする長さCは0以上であれば効果が得られる。実施例に係る画素電極構造では、図7(a)に示すように、くし歯状電極の先端部分では電界は連続的に変化していない。したがって、変形例1に係る液晶表示装置の画素電極構造の方が実施例に係る液晶表示装置の画素電極構造より透過率が大きくなる。
<変形例2>
図11は変形例2に係る液晶表示装置の電極構造と電界方向を示す図面ある。図11に示すように入れ子構造のくし歯状電極の先端を突起構造にして、先端を曲げている。突起構造は三角形状となっているが、三角形の1つの角は鈍角になっている。図11(a)は第1(上側)のくし歯状電極の先端と第2(下側)のくし歯状電極の先端が同じ方向に曲げた場合、図11(b)は第1のくし歯状電極の先端と第2くし歯状電極の先端が逆方向に曲げた場合を示している。変形例2に係る液晶表示装置の画素電極構造は、先端が曲がっている電極により、くし歯状電極間に発生するディスクリネーションが他に及ばないというピン止め効果が得られる。図11(b)の画素電極構造の方が図11(a)の画素電極構造よりも、電極先端の電界方向が揃っているので、ディスクリネーションのピン止め効果が大きい。
図11は変形例2に係る液晶表示装置の電極構造と電界方向を示す図面ある。図11に示すように入れ子構造のくし歯状電極の先端を突起構造にして、先端を曲げている。突起構造は三角形状となっているが、三角形の1つの角は鈍角になっている。図11(a)は第1(上側)のくし歯状電極の先端と第2(下側)のくし歯状電極の先端が同じ方向に曲げた場合、図11(b)は第1のくし歯状電極の先端と第2くし歯状電極の先端が逆方向に曲げた場合を示している。変形例2に係る液晶表示装置の画素電極構造は、先端が曲がっている電極により、くし歯状電極間に発生するディスクリネーションが他に及ばないというピン止め効果が得られる。図11(b)の画素電極構造の方が図11(a)の画素電極構造よりも、電極先端の電界方向が揃っているので、ディスクリネーションのピン止め効果が大きい。
以上、本発明者らによってなされた発明を実施の形態、実施例および変形例に基づき具体的に説明したが、本発明はこれまで記載した実施の形態、実施例および変形例に限定されるものではなく、種々変更可能であることはいうまでもない。
1・・・スリット
AL1、AL2・・・配向膜
C・・・入れ子の長さ
CE・・・共通電極
EL・・・電界方向
LCL・・・液晶層
PCIL・・・層間絶縁膜
PE・・・画素電極
AL1、AL2・・・配向膜
C・・・入れ子の長さ
CE・・・共通電極
EL・・・電界方向
LCL・・・液晶層
PCIL・・・層間絶縁膜
PE・・・画素電極
Claims (15)
- べた平面状の構造を有する共通電極と、前記共通電極の上に絶縁膜を介して配置される画素電極と、前記画素電極の上に配置される配向膜と、前記配向膜の上に配置される液晶層と、を具備し、
前記画素電極は1対のくし歯状電極を有し、一方のくし歯状電極の電極間に他方のくし歯状電極が入り込むように構成され、
くし歯状電極の長手方向に液晶配向するようにされる液晶表示装置。 - 前記画素電極は、スリットによって前記1対のくし歯状電極を構成するようにされる請求項1の液晶表示装置。
- 前記画素電極は、前記スリットとは異なる場所にコンタクトホールを有し、前記共通電極は空孔部を有し、前記空孔部は前記コンタクトホール付近にある請求項1および請求項2のいずれか1項の液晶表示装置。
- さらに、走査配線を有し、前記くし歯状電極の長手方向は前記走査配線の延在方向と平行である請求項1から請求項3のいずれか1項の液晶表示装置。
- さらに、ソース配線を有し、前記くし歯状電極の長手方向は前記ソース配線の延在方向と直交する方向である請求項1から請求項4のいずれか1項の液晶表示装置。
- 前記液晶層は正の誘電率異方性材料を使用している請求項1から請求項5のいずれか1項の液晶表示装置。
- 前記くし歯状電極の先端に突起を有する請求項1から請求項6のいずれか1項の液晶表示装置。
- 前記くし歯状電極の突起の先端を曲げている請求項7の液晶表示装置。
- べた平面状の構造を有する共通電極と、前記共通電極の上に絶縁膜を介して配置される画素電極と、前記画素電極の上に配置される配向膜と、前記配向膜の上に配置される液晶層と、を具備し、
前記画素電極は第1および第2のくし歯状電極を有し、
前記第1のくし歯状電極は、第1の方向に延在する複数の第1の電極部と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延在し、前記複数の第1の電極部を連結する第2の電極部と、を有し、
前記第2のくし歯状電極は、前記第1の方向に延在する複数の第3の電極部と、前記第2の方向に延在し、前記複数の第3の電極部を連結する第4の電極部と、を有し、
前記複数の第1の電極部の一つの電極部の先端が、前記複数の第3の電極部の隣接する電極部で挟まれるようにされ、前記複数の第3の電極部の一つの電極部の先端が、前記複数の第1の電極部の隣接する電極部で挟まれるようにされ、
前記第1の方向に液晶配向するようにされる液晶表示装置。 - 前記第1の方向と前記第2の方向は直交する請求項9の液晶表示装置。
- 前記画素電極は、スリットによって前記第1のくし歯状電極と前記第2のくし歯状電極を構成するようにされる請求項9および請求項10のいずれか1項の液晶表示装置。
- 前記画素電極は、前記スリットとは異なる場所にコンタクトホール孔を有し、前記共通電極は空孔部を有し、前記空孔部は前記コンタクトホール付近にある請求項9から請求項11のいずれか1項の液晶表示装置。
- さらに、走査配線を有し、前記走査配線の延在方向は前記第1の方向である請求項9から請求項12のいずれか1項の液晶表示装置。
- さらに、ソース配線を有し、前記ソース配線の延在方向は前記第2の方向である請求項9から請求項13のいずれか1項の液晶表示装置。
- 前記液晶層は正の誘電率異方性材料を使用している請求項9から請求項14のいずれか1項の液晶表示装置。
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