JP4855572B2 - 平型シールドハーネス及び平型シールドハーネスの製造方法 - Google Patents

平型シールドハーネス及び平型シールドハーネスの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ノイズに対するシールド機能を備えた平型シールドハーネスに関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体としての自動車には、搭載される種々のランプや種々のモータなどの電子機器にバッテリなどの電源から電力を供給したり制御装置から制御信号を送ったりするためにワイヤハーネスが配索されている。ワイヤハーネスは、複数の電線などを備えている。前述したワイヤハーネスを構成する電線として、たとえば、図6及び図7に示された平型ハーネス101を用いることがある。
【0003】
図6及び図7に例示された平型ハーネス101は、互いに平行な複数の電線102と、一つのドレイン線103と、金属膜104と、シース105と、を備えている。電線102は、それぞれ、導電性を有する芯線110と、この芯線110を被覆する被覆部111と、を備えている。芯線110は、断面丸形に形成されており、銅または銅合金を含んでいる。被覆部111は、絶縁性を有する合成樹脂からなる。複数の電線102は、互いに平行(即ち並行)である。このため、芯線110は、互いに平行である。
【0004】
ドレイン線103は、複数の電線102と平行である。ドレイン線103は、断面丸形に形成されており、銅または銅合金などの導電性を有する金属からなる。金属膜104は、たとえば、銅または銅合金などの導電性を有する金属からなり、薄膜状に形成されている。金属膜104は、全ての電線102の被覆部111を覆っている。金属膜104は、全ての電線102の被覆部111を覆って、前記ドレイン線103に接触している。
【0005】
シース105は、絶縁性を有する合成樹脂からなり、前記電線102とドレイン線103と金属膜104を覆っている。前記平型ハーネス101は、前記電線102とドレイン線103とが並設されているとともに、これらの電線102とドレイン線103とがシース105に覆われて、帯状に形成されている。
【0006】
前記平型ハーネス101は、外部からのノイズが、各電線102の芯線110に侵入しようとすると、このノイズが前記金属膜104に伝わる。そして、前記ノイズは、ドレイン線103を介して、平型ハーネス101外に逃がされる。こうして、平型ハーネス101の金属膜104は、各電線102の芯線110に外部からのノイズが侵入することを防止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述した構成の平型ハーネス101を用いて前述したワイヤハーネスを組み立てる際には、各電線102が芯線110と被覆部111とを備えた所謂被覆電線となっており、ドレイン線103が芯線のみからなる所謂裸電線となっている。このため、シース105を除去した後に、各電線102の被覆部111を取り除く際などに、前記ドレイン線103には加工などを施す必要がない。このため、各電線102の被覆部111を取り除く際などに、ドレイン線103が曲がって、各電線102の芯線110と平行にならなくなることが多い。
【0008】
各電線102の芯線110は、互いに平行であるため、周知の圧接装置、圧着装置または挿入装置などを用いて、一括して端子金具を取り付けてコネクタハウジング内に挿入するなどの加工を施すことができる。しかしながら、前記ドレイン線103は、各電線102の芯線110と平行でないため、前述した圧接装置、圧着装置または挿入装置などを用いて、端子金具と接続することが困難となる。
【0009】
このため、従来から、前記ドレイン線103には、作業員が手作業で端子金具を取り付けたり、取り付けた端子金具毎コネクタハウジング内に挿入してきた。このように、従来の平型ハーネス101では、ワイヤハーネスに組み立てられる際にかかる所要工数が増大して、コストが高騰する傾向となっていた。
【0010】
さらに、前記ドレイン線103と薄い金属膜104とを接触させて、電線102の芯線110に侵入しようとするノイズを逃がしている。このため、薄い金属膜104とドレイン線103との接触が不安定となることが多い。したがって、各電線102の芯線110に侵入しようとするノイズを確実に平型ハーネス101外に逃がすことが困難となる。
【0011】
したがって、本発明の目的は、電線の芯線に侵入しようとするノイズを確実に外部に逃がすことができ、かつ組み立てるワイヤハーネスのコストの高騰を抑制できる平型シールドハーネス及び該平型シールドハーネスの製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の平型シールドハーネスは、互いに並行でかつそれぞれ導電性を有する複数の芯線と、絶縁性を有しかつ前記複数の芯線の全てを被覆する被覆部と、を有する平型ハーネスと、体層を有する導体薄膜シートと、導電性を有しかつ前記導体層とは別体の金属片と、を備え、前記導体薄膜シートが前記平型ハーネスの外周に巻かれ、前記金属片が前記導体薄膜シートの外側に重ねられているとともに、前記金属片と前記導体薄膜シートの前記導体層と前記平型ハーネスの一つの芯線とが互いに接合していることを特徴としている。
【0013】
請求項2に記載の本発明の平型シールドハーネスは、請求項1に記載の平型シールドハーネスにおいて、前記導体薄膜シートは、前記導体層に積層された絶縁層を有しているとともに、前記導体層が内側に位置しかつ前記絶縁層が外側に位置した状態で、前記平型ハーネスの外周に巻かれていることを特徴としている。
【0014】
請求項3に記載の本発明の平型シールドハーネスの製造方法は、請求項2に記載の平型シールドハーネスの製造方法において、前記金属片に前記導体薄膜シートの前記導体層に積層された絶縁層を重ね、前記平型ハーネスの一つの芯線を前記導体薄膜シートの導体層に重ねて、超音波溶着を行うことで、前記金属片と導体薄膜シートの導体層と前記一つの芯線とを互いに接合することを特徴としている。
【0015】
請求項4に記載の本発明の平型シールドハーネスの製造方法は、請求項3に記載の平型シールドハーネスの製造方法において、超音波溶着を行う際には、帯板状のチップと平坦な平坦面を有するアンビルとを用いるとともに、前記平坦面に前記金属片を重ねかつ当該金属片に前記導体薄膜シートの前記絶縁層を重ねるとともにこの導体薄膜シートの前記導体層に前記平型ハーネスを重ねて、前記チップ前記平型ハーネス接触させて、前記アンビルと前記チップとの間に順に重ねられた前記金属片と前記導体薄膜シートと前記平型ハーネスを挟んだ状態で、前記金属片と導体薄膜シートの導体層と前記一つの芯線とを互いに接合することを特徴としている。
【0016】
請求項1に記載した本発明の平型シールドハーネスによれば、平型ハーネスの外周に導体薄膜シートを巻き、該導体薄膜シートの導体層と一つの芯線とを接合している。このため、該一つの芯線をドレイン線として用いることができる。一つの芯線と導体薄膜シートの導体層とが接合しているので、該一つの芯線と前記導体層とを確実に電気的に接続できる。
【0017】
また、導体薄膜シートの外側に重ねた金属片を、前記導体層と前記一つの芯線とに接合している。このため、前記導体層と前記一つの芯線との接合箇所の機械的な強度を向上させることができる。
【0018】
請求項2に記載した本発明の平型シールドハーネスによれば、導体薄膜シートが、絶縁層が外側に位置した状態で、平型ハーネスに巻かれている。このため、導体薄膜シート即ちドレイン線として用いられる一つの芯線と、平型シールドハーネス外の他の電線または電子機器とが、短絡することを防止できる。
【0019】
請求項3及び請求項4に記載した本発明の平型シールドハーネスの製造方法によれば、平型ハーネスに導体薄膜シートを巻いた後、超音波溶着を行うので、導体薄膜シートに電線を取り付ける際に、平型ハーネスの被覆部の一部を除去する必要が生じない。
【0020】
また、超音波溶着を行って、導体層と芯線とを接合させるので、導体薄膜シートを平型ハーネスの芯線に取り付ける際に、導体薄膜シートと平型ハーネスとは別体の部品などを用いる必要がない。このため、部品点数が増加することを防止できる。
【0021】
さらに、超音波溶着を行って、導体層と一つの芯線とを接合させるので、これらの導体層と芯線とを確実に金属結合できる。また、一つの芯線を、前記導体層に加えて金属片にも接合している。このため、導体層と前記一つの芯線との接合箇所の機械的な強度を向上でき、導体層と前記一つの芯線とを確実に電気的に接続できる。
【0022】
また、請求項4に記載した本発明の平型シールドハーネスの製造方法では、平坦面に金属片を重ねて超音波溶着を行うので、超音波溶着後に、前記金属片が変形してしまうことを防止できる。このため、前記導体層と前記一つの芯線との接合箇所の機械的な強度を向上させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態にかかる平型シールドハーネスを、図1ないし図5を参照して説明する。平型シールドハーネス1は、図1ないし図3に示すように、平型ハーネス3と、導体薄膜シートとしてのアルミラミネートシート(以下ALSと呼ぶ)2と、金属片9と、を備えている。
【0024】
平型ハーネス3は、複数の芯線10と、これらの芯線10を被覆する被覆部11と、を備えて、帯状に形成されている。芯線10は、導電性を有する金属からなる複数の導線が撚られて形成されており、断面形状が丸形に形成されている。即ち、芯線10が撚線である。芯線10は、可撓性を有している。芯線10は、少なくとも銅または銅合金を含んでいる。複数の芯線10は、図3に示すように、互いに並設されている。これらの芯線10は、互いに平行(即ち並行)である。
【0025】
被覆部11は、絶縁性を有する合成樹脂からなる。被覆部11は、互いに平行な状態で、全ての芯線10を被覆している。被覆部11は、芯線10を機械的に接続して、平型ハーネス3を帯状に形成している。被覆部11は、芯線10を相互に絶縁状態に保って、被覆している。
【0026】
ALS2は、薄い導体層4と、該導体層4に積層された薄い絶縁層7と、を備えて、比較的薄いシート状に形成されている。導体層4は、導電性を有する金属からなる。導体層4は、可撓性を有している。導体層4は、少なくともアルミニウムまたはアルミニウム合金を含んでいる。絶縁層7は、第1絶縁層5と、第2絶縁層6と、を備えている。
【0027】
第1絶縁層5は、絶縁性を有する合成樹脂からなりかつ導体層4に積層されている。第1絶縁層5は、可撓性を有しかつ例えばポリエチレンテレフタレート(Polyethyleneterephthalate:PET)などからなる。第2絶縁層6は、絶縁性を有する合成樹脂からなりかつ第1絶縁層5に積層されている。第2絶縁層6は、可撓性を有しかつ例えばポリ塩化ビニル(Polyvinylchloride:PVC)などからなる。
【0028】
金属片9は、平面形状が矩形状でかつ厚みが一定に形成されている。金属片9は、形状及び寸法を任意に設定できる。金属片9は、図示例では、その長手方向に沿った全長が平型ハーネス3の全長より十分に短い。金属片9は、図示例では、その幅が、前記芯線10の直径と略等しい。
【0029】
平型シールドハーネス1は、内側に導体層4が位置しかつ外側に絶縁層7が位置した状態でALS2が平型ハーネス3の外周に巻かれているとともに、金属片9がALS2の外側即ち絶縁層7に重ねられて、構成されている。ALS2の一部分2a(図2及び図3などに示す)に位置する導体層4が、複数の芯線10のうち一つの芯線10と、金属片9と、金属結合した状態で接合している。なお、以下、この一つの芯線を符号10aで示し、他の芯線を符号10bで示す。
【0030】
即ち、一つの芯線10aは導体層4と電気的に接続している。平型シールドハーネス1は、ALS2の一部分2aに位置する導体層4と一つの芯線10aと金属片9とが、スポット溶接や超音波溶着(超音波溶接または超音波接合ともいう)などの周知に溶接方法によって互いに固定されて得られる。
【0031】
なお、図示例では、ALS2の一部分2aに位置する導体層4と一つの芯線10aと金属片9とは、超音波溶着を行う超音波溶着機によって接合されている。また、前記一部分2aは、導体層4と一つの芯線10aとの接合箇所を示している。
【0032】
前記超音波溶着機は、図4及び図5に示すように、チップ(工具ホーンともいう)20と、このチップ20に相対するアンビル21と、図示しない発振機と、振動子と、コーンと、ホーンなどを備えている。チップ20は、帯板状に形成されている。アンビル21は、平坦でかつ溶着対象物を載置可能な平坦面21aを備えている。
【0033】
超音波溶着機は、平坦面21a上に互いに溶着する溶着対象物を載置し、該溶着対象物をチップ20とアンビル21との間に挟む。超音波溶着機は、これらのチップ20とアンビル21とを互いに近づける方向に加圧した状態で、発振機で振動子を振動させてこの振動をコーン、ホーン経由でチップ20に伝える。超音波溶着機は、チップ20とアンビル21との間に挟んだ溶着対象物に超音波振動を加えて該対象物を溶着させる。
【0034】
前記平型シールドハーネス1を製造する際には、まず、平坦面21aに金属片9を重ね、該金属片9上に更にALS2を載置する。このとき、金属片9には絶縁層7が接触する状態で、ALS2を載置する。即ち、金属片9には、ALS2の絶縁層7が重ねられる。金属片9上に一つの芯線10aが位置する状態で、平型ハーネス3をALS2に載置する。即ち、一つの芯線10aを導体層4に重ねる。
【0035】
前記チップ20を前記一つの芯線10a上に位置する状態で、図4に示すように、平型ハーネス3に接触させる。チップ20とアンビル21との間に、金属片9とALS2と平型ハーネス3の前記一つの芯線10aとを挟む。
【0036】
そして、チップ20とアンビル21とを互いに近づける方向に加圧する。被覆部11が合成樹脂などからなるため、チップ20の先端部が接触する被覆部11の一部分が凹む。発振機で振動子を振動させてこの振動をコーン、ホーン経由でチップ20に伝える。チップ20とアンビル21とを互いに近づける方向に加圧したまま、発振機の振動をチップ20に伝える。
【0037】
チップ20の先端部が接触する被覆部11の一部分が凹んでいるので、チップ20とともに平型ハーネス3が振動する。平型ハーネス3とALS2との間に、前述した振動が生じて、まず、被覆部11と絶縁層7とが溶ける。
【0038】
チップ20とアンビル21とが互いに近づく方向に加圧されているので、被覆部11と絶縁層7とが溶けると、前記一つの芯線10aと導体層4との間から被覆部11が除去され、前記一つの芯線10aと導体層4とが接触する。互いに接触すると、前記一つの芯線10aと導体層4とは溶融しない状態で固相のまま互いに金属結合する。
【0039】
また、チップ20とアンビル21とが互いに近づく方向に加圧されているので、被覆部11と絶縁層7とが溶けると、導体層4と金属片9との間から絶縁層7が除去され、導体層4と金属片9とが接触する。一つの芯線10aと導体層4とが金属結合すると、チップ20と平型ハーネス3とともに導体層4が振動する。導体層4と金属片9との間に前述した振動が生じて、導体層4と金属片9とは溶融しない状態で固相のまま互いに金属結合する。
【0040】
即ち、前記一つの芯線10aと導体層4と金属片9とは、図5に示すように、いわゆる超音波溶着(超音波溶接または超音波接合ともいう)によって互いに接合される。その後、内側に導体層4が位置し外側に絶縁層7が位置した状態でALS2を平型ハーネス3の外周に巻く。ALS2の端部を互いに重ねる。周知の接着剤、両面に粘着面が形成された両面テープまたは一方の面に粘着面が形成されたテープなどを用いて、ALS2の重なる端部を互いに固定する。そして、前記一つの芯線10aと導体層4と金属片9とが互いに接合した前述した構成の平型シールドハーネス1を得る。
【0041】
このように得られた平型シールドハーネス1は、ワイヤハーネスを構成する電線などとして用いられる。前記導体層4と接合された一つの芯線10aは、所望のアース回路などと接続される。平型シールドハーネス1は、他の芯線10bに侵入しようとするノイズを、前記ALS2及び導体層4及び該導体層4に接合した一つの芯線10aを介して、前記アース回路即ち平型シールドハーネス1外へ逃がす。こうして、平型シールドハーネス1のALS2は、導体層4が接合されていない他の芯線10bを電気的にシールドする。
【0042】
本実施形態によれば、平型ハーネス3の外周にALS2を巻き、超音波溶着を行って、一つの芯線10aと導体層4とを接合する。そして、該一つの芯線10aをドレイン線として用いることができる。該ドレイン線としての用いることのできる一つの芯線10aの端末処理などを他の芯線10bと同様に行うことができる。
【0043】
このため、ドレイン線として用いることのできる一つの芯線10aを他の芯線10bと同時に一括して、端子金具と接続してコネクタハウジング内に挿入できる。したがって、ドレイン線として用いる芯線10などに手作業などで端子金具を取り付けたりするなどの作業を行う必要が生じないので、ワイヤハーネスの組立にかかる工数を抑制できる。したがって、該ワイヤハーネスのコストの高騰を抑制できる。
【0044】
超音波溶着によって導体層4と一つの芯線10aとを接合するので、該超音波溶着の際に、前記一部分2aに位置する被覆部11が溶けて、導体層4と一つの芯線10aとの間から除去される。このため、平型ハーネス3の被覆部11の一部を除去する必要が生じない。したがって、平型シールドハーネス1の組立にかかる工数の増加をより一層抑制できる。したがって、平型シールドハーネス1及び該平型シールドハーネス1を備えたワイヤハーネスのコストの高騰をより一層抑制できる。
【0045】
また、超音波溶着によって導体層4と芯線10とが互いに接合されているので、導体層4と芯線10とを接合する際に、ALS2と平型ハーネス3とは別体の部品などを用いる必要が生じない。このため、平型シールドハーネス1の部品点数の増加を抑制できる。したがって、平型シールドハーネス1及び該平型シールドハーネス1を備えたワイヤハーネスのコストの高騰を一層抑制できる。
【0046】
平型ハーネス3の一つの芯線10aが導体層4と金属結合して接合している。このため、前記一つの芯線10aと導体層4とを確実に電気的に接続できる。したがって、一つの芯線10aをドレイン線としてより確実に用いることが可能となり、他の芯線10bに侵入しようとするノイズを、前記一つの芯線10aを介して、外部に逃がすことができる。
【0047】
また、導体層4が内側に位置しかつ絶縁層7が外側に位置した状態で、ALS2を平型ハーネス3の外周に巻いている。このため、ALS2、即ちドレイン線として用いられる一つの芯線10aと、平型シールドハーネス1外の他の電線または電子機器とが、短絡することを防止できる。
【0048】
さらに、一部分2aに位置する導体層4と芯線10とを接合した後、さらに、ALS2を巻くことによって、接合箇所2aを外部に露出させないようにすることができる。この場合、前記導体層4と芯線10との接合が剥がれることを防止でき、ノイズを、前記一つの芯線10aを介して、より確実に外部に逃がすことができる。
【0049】
さらに、平型ハーネス3の芯線10が断面丸形に形成されているので、チップ20とアンビル21とを互いに近づける力が、ALS2と平型ハーネス3とが互いに接触する箇所に集中することとなる。このため、溶けた被覆部11が、導体層4と一つの芯線10aとの間から速やかに除去される。導体層4と一つの芯線10aとが確実に接合する。したがって、前記一つの芯線10aを介して、他の芯線10bに侵入しようとするノイズを、平型シールドハーネス1の外部に確実に逃がすことができる。
【0050】
また、前記一つの芯線10aは、前記導体層4を介して金属片9とも接合されている。このため、一つの芯線10aと導体層4との接合箇所2aの機械的な強度をより一層向上させることができる。このため、一つの芯線10aと導体層4とをより一層確実に電気的に接続できる。したがって、他の芯線10bに侵入しようとするノイズを、平型シールドハーネス1の外部により一層確実に逃がすことができる
【0051】
前述した超音波溶着を施す際に、平坦面21aに金属片9を重ねる。このため、超音波溶着を施した後に、金属片9が湾曲するなどの変形することを防止できる。このため、一つの芯線10aと導体層4との接合箇所2aの機械的な強度をより一層確実に向上でき、一つの芯線10aと導体層4とをより一層確実に電気的に接続できる。したがって、他の芯線10bに侵入しようとするノイズを、前記ALS2及び前記一つの芯線10aを介して、より一層確実に外部に逃がすことができる。
【0052】
また、前述した実施形態では、導体薄膜シートとしてアルミニウムまたはアルミニウム合金などからなる導体層4を有するALS2を用いている。しかしながら、本発明では、銅または銅合金などの、アルミニウムまたはアルミニウム合金以外の金属からなる導体層を有する導体薄膜シートを用いても良いことは勿論である。
【0053】
さらに、前述した実施形態では、断面形状が丸形の芯線10を複数並設した平型ハーネス3を用いている。しかしながら、本発明では、平型ハーネスとして、断面形状が矩形状の導体を複数並設したフレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable:FFC)やフレキシブルプリントサーキット(Flexible Printed Circuit:FPC)などの所謂フラットケーブルを用いても良いことは勿論である。
【0054】
また、前述した実施形態では、芯線10は撚線である。しかしながら、本発明では、少なくとも前記導体層4が接合される一つの芯線10aを一本の導線即ち単線で形成しても良い。この場合、前記一つの芯線10aが一本の導線からなるので、該芯線10aと導体層4との接合箇所2aの機械的な強度がより向上することとなり、該一つの芯線10aを通してノイズをより一層確実に外部に逃がすことができる。なお、他の芯線10bが一本の導線からなっても良いことは勿論である。
【0055】
さらに、前述した実施形態では、芯線10aと導体層4との接合箇所2aを一箇所だけ設けた例を図示している。しかしながら、本発明では、前記芯線10aと導体層4とを固定するための機械的な強度を向上させるために、前記接合箇所2aを複数設けても良いことは勿論である。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の本発明は、平型ハーネスの外周に導体薄膜シートを巻き、該導体薄膜シートの導体層と一つの芯線とを接合しているため、該一つの芯線をドレイン線として用いることができる。このため、ドレイン線として用いることのできる一つの芯線に、他の芯線と同様に端子金具を接続したり、コネクタハウジング内に挿入できる。
【0057】
このため、ドレイン線として用いることのできる一つの芯線と他の芯線とを、周知の圧接装置や圧着装置などを用いて、一括して端子金具を取り付けることが可能となり、前記一つの芯線に手作業などを施す必要がなくなる。したがって、本請求項の平型シールドハーネスを用いてワイヤハーネスを組み立てると、該ワイヤハーネスのコストの高騰を抑制できる。
【0058】
前記一つの芯線と導体薄膜シートの導体層とが接合しているので、該一つの芯線と前記導体層とを確実に電気的に接続することができる。また、導体薄膜シートの外側に重ねられた金属片に前記導体層と前記一つの芯線とが接合して、前記導体層と前記一つの芯線との接合箇所の機械的な強度が向上している。
【0059】
このため、前記一つの芯線と前記導体層とをより確実に電気的に接続することができる。したがって、他の芯線に侵入しようとするノイズを、前記導体薄膜シート及び前記一つの芯線を介して、外部に逃がすことができる。
【0060】
請求項2に記載の本発明は、導体薄膜シートが、絶縁層が外側に位置した状態で、平型ハーネスに巻かれている。したがって、他の芯線に侵入しようとするノイズを外部に確実に逃がすことができかつワイヤハーネスのコストの高騰を抑制できることにくわえ、導体薄膜シート即ちドレイン線として用いられる一つの芯線と、平型シールドハーネス外の他の電線または電子機器とが、短絡することを防止できる。
【0061】
請求項3及び請求項4に記載の本発明は、平型ハーネスに導体薄膜シートを巻いた後、超音波溶着を行うので、導体薄膜シートに電線を取り付ける際に、平型ハーネスの被覆部の一部を除去する必要が生じない。このため、組立にかかる所要工数が増加することをより確実に防止できる。したがって、本請求項の製造方法で得た平型ハーネスを用いてワイヤハーネスを組み立てると、該ワイヤハーネスのコストの高騰をより確実に抑制できる。
【0062】
また、超音波溶着を行って、導体層と一つの芯線とを接合させるので、導体薄膜シートを平型ハーネスの芯線に取り付ける際に、導体薄膜シートと平型ハーネスとは別体の部品などを用いる必要がない。このため、部品点数が増加することを防止できる。したがって、本請求項の製造方法で得た平型ハーネスを用いてワイヤハーネスを組み立てると、該ワイヤハーネスのコストの高騰をより一層確実に抑制できる。
【0063】
さらに、超音波溶着を行って、導体層と一つの芯線とを接合させるので、これらの導体層と一つの芯線とを確実に金属結合できる。また、一つの芯線と導体層と金属片とを接合してこれらの接合箇所の機械的な強度を向上させている。このため、導体層と前記一つの芯線とを確実に電気的に接続できる。したがって、他の芯線に侵入しようとするノイズを、前記導体薄膜シート及び前記一つの芯線を介して、外部に逃がすことができる。
【0064】
また、請求項4に記載の本発明は、金属片が変形することを防止できるので、一つの芯線と導体層との接合箇所の機械的な強度を確実に向上できる。このため、導体層と前記一つの芯線とをより確実に電気的に接続できる。したがって、他の芯線に侵入しようとするノイズを、前記導体薄膜シート及び前記一つの芯線を介して、より確実に外部に逃がすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる平型シールドハーネスを示す斜視図である。
【図2】図1中の矢印II方向からみた図である。
【図3】図1中のIII−III線に沿った断面図である。
【図4】同実施形態の平型ハーネスの一つの芯線と導体薄膜シートの導体層とを接合する前の状態を示す断面図である。
【図5】同実施形態の平型ハーネスの一つの芯線と導体薄膜シートの導体層とを接合した後の状態を示す断面図である。
【図6】従来の平型ハーネスを示す平面図である。
【図7】図6中のVII−VII線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 平型シールドハーネス
2 ALS(導体薄膜シート)
3 平型ハーネス
4 導体層
7 絶縁層
9 金属片
10 芯線
10a 一つの芯線
11 被覆部
20 チップ
21 アンビル
21a 平坦面

Claims (4)

  1. 互いに並行でかつそれぞれ導電性を有する複数の芯線と、絶縁性を有しかつ前記複数の芯線の全てを被覆する被覆部と、を有する平型ハーネスと、
    導体層を有する導体薄膜シートと、
    導電性を有しかつ前記導体層とは別体の金属片と、を備え、
    前記導体薄膜シートが前記平型ハーネスの外周に巻かれ、前記金属片が前記導体薄膜シートの外側に重ねられているとともに、前記金属片と前記導体薄膜シートの前記導体層と前記平型ハーネスの一つの芯線とが互いに接合していることを特徴とする平型シールドハーネス。
  2. 前記導体薄膜シートは、前記導体層に積層された絶縁層を有しているとともに、前記導体層が内側に位置しかつ前記絶縁層が外側に位置した状態で、前記平型ハーネスの外周に巻かれていることを特徴とする請求項1記載の平型シールドハーネス。
  3. 前記金属片に前記導体薄膜シートの前記導体層に積層された絶縁層を重ね、前記平型ハーネスの一つの芯線を前記導体薄膜シートの導体層に重ねて、超音波溶着を行うことで、前記金属片と導体薄膜シートの導体層と前記一つの芯線とを互いに接合することを特徴とする請求項2に記載の平型シールドハーネスの製造方法。
  4. 超音波溶着を行う際には、帯板状のチップと平坦な平坦面を有するアンビルとを用いるとともに、
    前記平坦面に前記金属片を重ねかつ当該金属片に前記導体薄膜シートの前記絶縁層を重ねるとともにこの導体薄膜シートの前記導体層に前記平型ハーネスを重ねて、前記チップを前記平型ハーネスに接触させて、前記アンビルと前記チップとの間に順に重ねられた前記金属片と前記導体薄膜シートと前記平型ハーネスを挟んだ状態で、前記金属片と導体薄膜シートの導体層と前記一つの芯線とを互いに接合することを特徴とする請求項3に記載の平型シールドハーネスの製造方法。
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