JPH0741874U - シールドフラット電線 - Google Patents

シールドフラット電線

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JPH0741874U
JPH0741874U JP7478893U JP7478893U JPH0741874U JP H0741874 U JPH0741874 U JP H0741874U JP 7478893 U JP7478893 U JP 7478893U JP 7478893 U JP7478893 U JP 7478893U JP H0741874 U JPH0741874 U JP H0741874U
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史朗 森岡
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株式会社共和
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Abstract

(57)【要約】 【目的】グランド線とシールドテープ層とを導電性イン
キを介して電気的に接続せしめることにより、シールド
テープ層とグランド線との間の接地抵抗が低くかつ安定
した、外部や近接部品等からの電気的雑音防止にきわめ
て大きな効果を有するシールドフラット電線をうること
を目的とする。 【構成】本シールドフラット電線8は、複数の導体1の
うち、所望の導体1の上のフィルム4aを剥離してグラ
ンド線2とし、このグランド線2上の凹部9と凹部9を
有する絶縁層4a上とに導電性インキ3を連続してコー
ティングし、その上から接着剤5を部分コートしたシー
ルドテープ層6を絶縁層4を包み込むように巻き付け加
熱加圧接着して、グランド線2と導電性インキ層3とシ
ールドテープ層6とを一体的に接合した構成を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば電卓、プリンター、複写機、ステレオ等の電子機器内の配線 等に使用するシールドフラット電線に関する。さらに詳しくは、シールドフラッ ト電線において、グランド線とシールドテープ層との電気的接続の改良に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、電子機器のインターフェース伝送線として、従来使用されてきた撚線、 同軸線等に置き代わってフラット電線が頻繁に使用されている。 しかしながら、これらのフラット電線は、前記の撚線、同軸線等に比較して、 雑音防止の遮蔽がなされていないために外部又は近接部品等からの電気雑音を防 止できない欠点がある。そこで特に雑音防止が必要な用途には、これらのフラッ ト電線にシールド層とグランド線を設け両者を電気的に接続せしめて、雑音防止 のできるシールドフラット電線として使用するのが普通である。
【0003】 そのための従来技術としては、例えば図3(実願平5−5737号),図4( 実公平3−55206号公報),図5,図6(実公平3−55206号公報), 図7(実開平2−59521号公報),図8(特開平4−30598号公報)等 に示される技術があった。
【0004】 分説すれば、図3,図4は、このような電気的接続方式の一つを示すシールド フラット電線の縦断面略図であって、間隔をおいて並行に配置した複数のテープ 状導体の上下に、プラスチックフィルムをラミネートした絶縁層14a,14b を具えかつ露出させた両端の導体部分に補強テープ層11を設けたフラット電線 において、図3は、複数の導体のうち所望の導体をグランド線12とし、その 一方もしくは両方の露出端末12aにドレンワイヤー13がハンダ付により、コ ネクター穴に他の導体と共に収まる厚さに、一体的に接合され、次いでハンダ 付されたこのドレンワイヤー13が絶縁層14aの上に配線され、金属箔と粘着 剤の2層構造よりなる金属箔テープ15で同層14a上に固定されると共に、 片面にプラスチックフィルム、他面に粘着剤を部分塗工した金属箔よりなるシー ルドテープ層19が粘着面を内側にして、かつ金属箔面を前記ドレンワイヤー1 3に接触するようにして、絶縁層14a,14bに巻き付けられている構成をし ている。
【0005】 又図4は、複数の導体のうち特定の導体16を2層構造として上層導体16A の端部を絶縁層14a上に折返し、該折り返された導体16aにアース処理用金 属箔17を接続し、さらに上記アース処理用金属箔17を覆って絶縁層14a, 14b上にシールドテープ層19を設けたものである。なお、図中11はコネク タ等への装着を容易にするための補強テープ層である。即ち、この例では、グラ ンド線16として平角導体を2本重ね、そのうち1本16Aを折曲げてシールド テープ層19に接触させる構造とすることにより、シールドテープ層19とグラ ンド線16とを電気的に接続したシールド付フラット電線を形成しているのであ る。
【0006】 次に、図5,図6は従来のシールドフラット電線の別の態様例の上面図及びそ の線VI−VIの断面略図を示す。 図において、21はこの例のフラット電線で、間隔をおいて並行に配置した複 数のテープ状導体22の上下より導体の両端を露出して2枚のポリエステルフィ ルム等のプラスチックフィルム23a,23bをラミネートした絶縁層23を具 えて構成されている。さらに上記露出された導体22の下面にはコネクタ等への 装着を容易にするための補強テープ層24が設けられており、上記絶縁層23上 にはポリエステルフィルムと金属箔と接着剤層の3層構造をもったシールドテー プ25が接着剤層を内側にして巻回されている。又26はアース処理用リード線 で、一端は上記シールドテープ25の内面の接着剤層を局部的に除去し、露出し た金属箔にハンダ付等により接続されており、他端には圧着した端子が取り付け られているのである。
【0007】 さらに、図7は、間隔をおいて平行に配列されたグランド線32および(又は )シグナル線を構成する複数の平角導体33に共通の絶縁層34を被覆したフラ ット電線において、該絶縁層34の外層に絶縁フィルム35付シールド層31を シールド層を内側にして設け、前記グランド線32とシールド層31とをスポッ ト溶接により直接金属的に接続させてなるシールドフラット電線の例である。
【0008】 また、図8は、電気的接続方式の更なる別の態様を示すシールド付フラット電 線の断面略図である。図に示すように、この例では導体43と並存するグランド 線42上の絶縁体44の被覆を剥ぐと共に、シールド層41の片面に導電性接着 剤45を設けることにより、シールド層41とグランド線42とを電気的に接続 してシールド付フラット電線を形成している。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これらのシールド付フラット電線は、例えば、図8のものでは 、シールド層41とグランド線42との電気的接続はシールド層41の片面に設 けられた導電性接着剤45の介在によりなされているが、完全な電気的接続をう るためにはシールド層41の片面に設けた導電性接着剤45の厚みをグランド線 42に十分接触できる程度に厚くせねばならず、この結果として、フラット電線 全体の厚みが厚くなりすぎて屈曲性に問題が生じる。又これを解決しようとして 導電性接着剤45の厚みを薄くした場合では、グランド線42とシールド層41 との接触が不完全となってシールド層41とグランド線42との間の接地抵抗値 がばらつき、その結果としてシールド効果がばらつくという問題点があった。 又図3,図4に示されたシールド付フラット電線では、シールドテープ層19 とグランド線16との電気的接続はドレンワイヤー13を介してなされるが、図 5では寸法精度の点で、図4のシールド電線では接地抵抗が50mΩ〜200m Ωとばらつくなどシールド効果の点で問題がある。
【0010】 さらに図5,図6においては、アース処理用リード線26を取り付けているた め、ユーザー側においてこのケーブルを機器に装着するとき、上記アース処理用 リード線26を機器に接続する工数が必要となる。 又シールドテープ25をフラット電線の絶縁層23上に巻回する工数や、アー ス処理用リード線26をフラット電線に取り付けるための工数が大きく、さらに はフラット電線全体の仕上がり厚さが厚くフラット電線のフレキシビリティを損 なうという問題点があった。
【0011】 また、図7はスポット溶接でグランド線32とシールド層31とを直接接続さ せるため、溶接時の熱でシグナル線である導体33及び絶縁層34を損傷させる ことが多く、実際の使用に供し難いという問題点をかかえている。
【0012】 本考案は前記の諸々の問題点を一挙に解決できるシールドフラット電線を得る ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この考案に係るシールドフラット電線は、間隔をおいて並行に配列した複数の テープ状導体の上下に、2枚のプラスチックフィルムからなる絶縁層を、下面の フィルム層を残したあるいは残さない状態で、導体の両端を露出してラミネート した、かつ露出した導体の下面にコネクターへの装着を容易にするための補強テ ープ層を、直接又はフィルム層を介して設けたフラット電線において、 上記の複数の導体のうち、所望の導体をグランド線とし、その上部又は下部 に位置するフィルムが略導体幅で所望の長さに剥離され、 さらに該グランド線上の剥離凹部と該凹部を有する絶縁層上とに導電性イン キ層が連続してコーティングされた後、 片面にプラスチックフィルムを有し、他面に熱融着性接着剤を部分塗工した 金属箔よりなるシールドテープ層が接着剤面を内側にして、かつ金属箔を導電イ ンキに直接接触するようにして、絶縁層上に巻き付け、加熱加圧接着することに より、 前記グランド線とシールドテープ層が導電性インキを介して完全に電気的に 接続せしめられているシールドフラット電線、 を得て、前述の課題をすべて解決したものである。
【0014】
【作用】
この考案のシールドフラット電線は、シールドテープ層とグランド線が導電性 インキを介して、電気的に完全に接続せしめられるので、シールドテープ層とグ ランド線との間の接地抵抗値が低く、かつ安定し、外部又は近接部品等からの電 気雑音を極めて効果的にシールドするという働きを有する。又、この考案のシー ルドフラット電線は総厚をきわめて薄くすることができるのでフレキシブル性に とみ、繰り返し屈曲に十分耐えるなどの働きを有する。
【0015】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、本考案に係るシールドフラット電線の実施例の斜視図、図2は図1の 線II−IIの断面図である。 図において、8は本考案のシールドフラット電線であって、厚さ0.05mm 〜0.1mmのPET、ポリイミド等の2枚のプラスチックフィルム4a,4b からなる絶縁層4を、間隔をおいて並行に配列した複数のテープ状導体1の上下 面より、下面のフィルム層4bを残した状態(図1)で、あるいは残さない状態 (図省略)で導体の両端1aを露出してラミネートすることにより、構成されて いる。
【0016】 ここにおいて、挿抜型コネクター穴への挿抜部となる導体露出部1aには、装 着を容易にするためのポリイミドフィルム,PETフィルム等からなる補強テー プ層7が導体1の下面に、直接またはフィルム4bを介して設けられているが、 その厚みは略0.10mm〜0.20mmの範囲のものが選択されている。この 理由は、補強テープ層7は、それ自体、コネクター穴へ導体露出部1aと共に挿 入されるため、0.20mm厚以上の厚みを持つものでは、用いるコネクター穴 間隙によっては挿入ができなくなるからであり、0.10mm以下の厚さのもの では、薄すぎて挿抜時の容易さを助けるという補強テープ層7としての働きその ものを有し得ないからである。
【0017】 又、用いられる導体1には、幅が略0.3mm〜1.0mm厚さが0.05m m〜0.1mmのハンダメッキ平角銅線が、柔軟性付与等の店から好適に使用さ れる。
【0018】 さらに本考案のシールドフラット電線8は図1,図2に示すとおり、上述の複 数のテープ状導体1のうちから、所望の導体1(単数又は複数)が選択され、グ ランド線2とされている。そしてその上部又は下部に位置するプラスチックフィ ルム(図では上部プラスチックフィルム4a)が当該グランド線2幅で所望の長 さに剥離されている。さらに、この剥離により生じたグランド線2上の凹部9と 該凹部9を有する絶縁層4a上とには、導電性インキ3が連続してコーティング されている。又、最外層には、片面にプラスチックフィルム6bを有し、他面に 熱融着性接着剤5が線状に部分コートされている金属箔6aよりなるシールドテ ープ層6が接着剤5面を内側にして絶縁層4上に巻き付けられ加熱加圧接着によ り導電性インキ層3に一体的に接合せしめられている。
【0019】 ここにおいて、本考案に用いられる導電性インキ3とその塗布量は特に重要で ある。即ち、本考案に用いる導電性インキ3は銀粉、電解銅粉、アルミ粉、黒鉛 、又はこれらのブレンド物等の導電性粒子と無機または有機の所望の顔料と塩化 ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、スチレン・ブ タジエン・スチレン樹脂、スチレン樹脂、ウレタン樹脂又はこれらのブレンド物 等のバインダーと要すれば酸化防止剤、消泡剤を固形分としブチルセルソルブア セテート(エチレングリコールモノブチルエーテル)を主溶剤とするものが用い られるがこれらの固形分比は50%〜70%、バインダー含有量として要求する 体積抵抗率により異なるが、全固形分に対して25%〜60%、導電性粒子含量 としては70%〜35%が適当であった。
【0020】 この理由は、本導電性インキ3はシールド効果を安定保持するため体積抵抗率 が略1×10-3Ω−cm以上有することが望ましく、このためには導電性粒子は 全固形分に対して少なくとも35%以上が必要であった。一方導電性粒子を全固 形分に対して70%以上にすると体積抵抗率は満足するものの、バインダー含有 量が相対的に少なくなり、コーティングしたインキ皮膜がもろくて硬いものとな り、屈曲時のシールド効果を満足しないものとなった。
【0021】 一方、固形分比を50%〜70%とするのは、コーティングしやすく、かつ所 望の皮膜厚さを得るためのインキ粘度とするためであって、固形分が70%以上 ではコーティングに対し、粘度が高くなり過ぎてコーティング皮膜が厚くなりす ぎ、かつ塗布ムラが生じ、50%以下では粘度が低すぎて、コーティングされた 導電性インキ層厚が薄くなり望まれる皮膜厚みを得られないからである。
【0022】 一方、導電性インキ3の塗布厚は10μm〜70μmが適当であった。この理 由は10μmより薄ければ抵抗値が増加してシールド効果を減少させるし、70 μmより厚くなった場合には当該テープ電線8のフレキシブル性を損なうおそれ があったからである。
【0023】 次に片面にプラスチックフィルム層6b、他面に部分塗工された熱融着性接着 剤5を有する3層構造の金属箔テープ6aからなるシールドテープ層6が、接着 剤5面を内側にして、かつ金属箔テープ6a面を前記導電性インキ層に直接接触 するようにして若干の緊張下に絶縁層4に巻き付けられ、プレスによる加熱加圧 接着加工して仕上げられる。
【0024】 ここにおいて、シールドテープ層6を構成する金属箔テープ6aには厚さ略5 μm〜15μmのアルミ箔、鉄箔、銅箔等が用いられる。また、金属箔テープ6 aの片面に設けられるプラスチックフィルム6bは厚さ5μm〜15μmのポリ エステルフィルム、ポリイミドフィルム等が用いられる。また金属箔テープ6a の他面に部分塗工される接着剤5は必ずしも導電性を有する必要はなく、通常の ポリエステル、EVA、アクリル、エポキシ、SBS、SIS、SEBS、PV C等のホットメルト型の接着剤の中から適宜選択された接着剤が部分塗工により 塗工されている。尚部分塗工について、図では長手方向の線状塗工を示したが、 必ずしもこれに限定する必要はなく、点状でよく、又垂直方向の線状又は点状で もよい。要は部分塗工については、シールドテープ層6を直接導電性インキ3に 接触させることができればよく、またシールドテープ層6にフレキシブル性を与 えることができればよいのである。 一方、シールドテープ層6の総厚は、10μm〜30μm(0.01mm〜0 .03mm)が好適に使用される。この理由は30μm以上では、絶縁層に巻き 付けられたときにシールドテープ層6の厚みが厚すぎ、フレキシブル性に欠ける からであり、10μm以下では、十分なシールド効果が得られないからである。
【0025】 このようにして得られる本考案シールドフラット電線8は、導電性インキ層3 に一体的に接合したグランド線2とシールドテープ層6とが導電性インキ層3を 介して電気的に完全に接続せしめられるので、シールドテープ層6とグランド線 2間の接地抵抗値が0〜20mΩに安定保持される。 又、挿抜型コネクターに装着する場合は、導体1(信号線)とグランド線2( アース線)が共に、コネクターに直接接続できるのでコネクターを介してのアー ス処理が簡単にできる。
【0026】 また、上記の他、本考案は導体1が箔状であり、絶縁層4、シールドテープ層 6共に極めて薄いテープが使用でき、ドレンワイヤー等を用いる必要もないので 本体シールド部の仕上がり厚さを0.3mm以下に抑えることができるのでフレ キシビリティに富み、さらに金属箔テープ6aの厚さ、材質の選択、導電性イン キ3の処理加工も容易でシールド特性のすぐれたフラット電線8とすることがで きる。
【0027】
【実験例】
図1,図2に示す本考案シールドフラット電線(実験例1,実験例2)と、図 8の参考例のシールド電線を表1に示す条件で作成した。
【0028】
【表1】
【0029】 以上作成されたサンプルについて、行った評価結果は表2の通りであった。
【0030】
【表2】
【0031】 表2から認められるように本考案シールドテープは、 仕上がり厚さが0.3mm以下と薄く、柔軟性にすぐれていた。 シールド層間の接地抵抗値に関し、常態及び屈曲後のテストにおいて接地抵 抗が0〜20mΩと極めて低くかつ安定した性能を有していた。
【0032】
【考案の効果】
本考案のシールドフラット電線は、薄く柔軟性に富むため使用が容易である他 、グランド線とシールドテープ層とが電気的に完全に接続せしめられるので、シ ールド層とグランド線との間の接地抵抗が低く、安定したシールドフラット電線 とすることができ、外部や近接部品等からの電気的雑音防止に極めて大きな効果 を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案シールドフラット電線の一実施例を示す
斜視図である。
【図2】図1の線II−IIの断面図である。
【図3】シールドフラット電線の従来例を示す斜視図で
ある。
【図4】シールドフラット電線の従来例を示す斜視図で
ある。
【図5】従来のシールドフラット電線の他例を示す平面
図である。
【図6】図5の線VI−VIの断面図である。
【図7】従来のシールドフラット電線の更なる他例を示
す横断面図である。
【図8】従来のシールドフラット電線の更なる他例を示
す横断面図である。
【符号の説明】
1 導体 1a 導体の端末部 2 グランド線 2a グランド線の端末部 3 導電性インキ層 3a 凹部 4 絶縁層 4a 上部プラスチックフィルム 4b 下部プラスチックフィルム 5 熱融着性接着剤 6 シールドテープ層 6a 金属箔テープ 6b プラスチックフィルム層 7 補強テープ層 8 シールドフラット電線

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】間隔をおいて並行に配列した複数のテープ
    状導体の上下に、2枚のプラスチックフィルムからなる
    絶縁層を、下面のフィルム層を残したあるいは残さない
    状態で、導体の両端を露出してラミネートし、かつ露出
    した導体の下面に、コネクターへの装着を容易にするた
    めの補強テープ層を、直接又はフィルム層を介して設け
    たフラット電線において、上記複数の導体のうち、所望
    の導体をグランド線とし、その上部又は下部に位置する
    フィルムが略導体幅で所望の長さに剥離され、さらに該
    グランド線上の剥離凹部と該凹部を有する絶縁層上とに
    導電性インキ層が連続して設けられ、さらに片面にプラ
    スチックフィルムを有し、他面に熱融着性接着剤を部分
    塗工した金属箔よりなるシールドテープ層が接着剤面を
    内側にしてかつ金属箔を前記導電性インキに直接接触す
    るようにして絶縁層に巻き付けられ、加熱加圧接着され
    た、前記グランド線とシールドテープ層が、導電性イン
    キを介して電気的に接続せしめられるフラット電線であ
    ることを特徴とするシールドフラット電線。
  2. 【請求項2】仕上がり総厚さが0.3mm以下であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のシールドフラット電
    線。
  3. 【請求項3】剥離凹部と該凹部を有する絶縁層上に連続
    して設けられる導電性インキ層が塗布厚10μm〜70
    μm、体積抵抗率1×10-3Ω−cmの導電性インキ塗
    工層であることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載のシールドフラット電線。
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